JP2004282950A - Acアダプタの待機電力遮断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ACアダプタの待機電力を自動的に遮断し、DC機器への待機電力を供給可能なACアダプタの待機電力遮断装置を得る。
【解決手段】AC電源1からACアダプタ3へのラインに挿入された開閉スイッチSW1と、開閉スイッチSW1に接続された充電回路20、二次充電電池21、放電回路22と、ACアダプタ3からDC機器4へのラインに挿入された切換スイッチと、DC機器4への供給電流Idが閾値Ith以下の場合に各スイッチSW1、SW2を動作させ、供給電流Idが閾値Ithを超えた場合に各スイッチSW1、SW2を復帰させる電流監視回路24とを備え、閾値Ithは、DC機器4のOFF時の消費電流に対応し、電流監視回路24は、各スイッチの開放時に、切換スイッチSW2を放電回路側に接続する。
【選択図】 図1
【解決手段】AC電源1からACアダプタ3へのラインに挿入された開閉スイッチSW1と、開閉スイッチSW1に接続された充電回路20、二次充電電池21、放電回路22と、ACアダプタ3からDC機器4へのラインに挿入された切換スイッチと、DC機器4への供給電流Idが閾値Ith以下の場合に各スイッチSW1、SW2を動作させ、供給電流Idが閾値Ithを超えた場合に各スイッチSW1、SW2を復帰させる電流監視回路24とを備え、閾値Ithは、DC機器4のOFF時の消費電流に対応し、電流監視回路24は、各スイッチの開放時に、切換スイッチSW2を放電回路側に接続する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、DC機器に電力を供給するACアダプタとAC電源との間に挿入されて、前記ACアダプタを介して前記AC電源から前記DC機器に供給される待機電力を自動的に遮断するACアダプタの待機電力遮断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ACアダプタを介して給電されるDC機器(家電や充電器など)においては、ACアダプタをコンセントに接続するのみで、DC機器がOFF状態であってもACアダプタにより常に待機電力が消費されることはよく知られている。
この種の待機電力は、全消費電力の約10%を占めていることから、待機電力を遮断することは、省エネ対策において重要視されている。
【0003】
従来の待機電力遮断装置としては、個別スイッチ付きの電源タップが知られており、各機器毎のコンセントを手動でON/OFFしている。
また、自動的な待機電力遮断装置としては、エアコンの室外機に用いられるプレヒート機器への給電を、室内機OFF時に動作するタイマによって自動的に遮断するものが提案されている(たとえば、非特許文献1参照)。
【0004】
【非特許文献1】
公開技報2000−3839号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のACアダプタの待機電力遮断装置は以上のように、個別スイッチ付きのタップを用いた場合には、通常、タップそのものが人目に付かない(邪魔にならない)場所に設置されるので、ON/OFF操作が容易でないという問題点があった。
また、非特許文献1は、ACアダプタなどの待機電力の遮断に関しては全く考慮されていないという問題点があった。
【0006】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、供給電流の減少によりDC機器のOFF状態を検知して、AC電源からACアダプタへの待機電力を自動的に遮断するACアダプタの待機電力遮断装置を得ることを目的とする。
また、この発明は、二次充電電池を内蔵することにより、待機電力遮断期間中であっても、一定時間にわたってDC機器への待機電力を供給することのできるACアダプタの待機電力遮断装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るACアダプタの待機電力遮断装置は、DC機器に電力を供給するACアダプタとAC電源との間に挿入されて、ACアダプタを介してAC電源からDC機器に供給される待機電力を遮断するACアダプタの待機電力遮断装置であって、AC電源からACアダプタへの電力供給ラインに挿入された常閉の開閉スイッチと、開閉スイッチを介してAC電源に接続された充電回路と、充電回路により充電される二次充電電池と、二次充電電池の出力端子に接続された放電回路と、ACアダプタからDC機器への電力供給ラインに挿入された常閉の切換スイッチと、DC機器への供給電流を検出する電流検出器と、供給電流が所定の閾値以下を示す場合に開閉スイッチおよび切換スイッチを動作させ、供給電流が閾値を超えた場合に開閉スイッチおよび切換スイッチを復帰させる電流監視回路とを備え、閾値は、DC機器のOFF状態における消費電流に対応するように設定され、電流監視回路は、供給電流が閾値以下を示す場合に、開閉スイッチおよび切換スイッチを開放するとともに、切換スイッチを介して放電回路をDC機器側の出力端子に接続するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図1および図2はこの発明の実施の形態1による接続状態を示すブロック構成図であり、図1は通常のACアダプタ駆動時の状態、図2はACアダプタの待機電力遮断時の状態をそれぞれ示している。
図1において、商用のAC電源1には、待機電力遮断装置2が接続されており、ACアダプタ3のAC入力端子は、待機電力遮断装置2内のAC電力供給ラインを介してAC電源1に接続されている。
また、ACアダプタ3のDC出力端子は、待機電力遮断装置2内のDC出力ラインを介して、DC機器4の入力端子に接続されている。
【0009】
待機電力遮断装置2は、DC機器4に電力を供給するACアダプタ3とAC電源1との間に挿入されて、ACアダプタ3を介してAC電源1からDC機器4に供給される待機電力を遮断するために、AC電源1からACアダプタ3へのAC電力供給ラインに挿入された常閉の開閉スイッチSW1と、開閉スイッチSW1を介してAC電源1に接続された充電回路20と、充電回路20により充電される二次充電電池21と、二次充電電池21の出力端子に接続された放電回路22と、ACアダプタ3からDC機器4への電力供給ラインに挿入された常閉の切換スイッチSW2と、DC機器4への供給電流Idを検出する電流検出器23と、供給電流Idが所定の閾値Ith以下を示す場合に各スイッチSW1およびSW2を動作させる電流監視回路24と、閾値Ithを可変設定するための閾値調整回路25とを備えている。
【0010】
電流監視回路24は、二次充電電池21から給電されて駆動し、供給電流Idが所定の閾値Ith以下を示す場合に、開閉スイッチSW1および切換スイッチSW2を開放するとともに、切換スイッチSW2を介して放電回路22をDC機器4側の出力端子に接続し(図2参照)、供給電流Idが閾値Ithを超えた場合に、開閉スイッチSW1および切換スイッチSW2を図1の状態に復帰させるようになっている。
閾値Ithは、DC機器4のOFF時の消費電流に対応する電流値(0mA〜20mA程度)に設定されている。
【0011】
待機電力遮断装置2の外部には、閾値調整回路25を操作するためのボリュームつまみからなる閾値操作部5と、二次充電電池21の放電完了(充電電力量なし)時に開閉スイッチSW1を外部から閉成させるためのボタンからなるスイッチ操作部6と、二次充電電池21の充電量を示す充電表示手段となる表示灯7(ネオンランプなど)とが設けられている。
【0012】
次に、図1および図2を参照しながら、この発明の実施の形態1による動作について説明する。
まず、図1のように、AC電源1とACアダプタ3との間、および、ACアダプタ3とDC機器4との間に、待機電力遮断装置2を挿入し、それぞれを電気的に接続する。
このとき、DC機器4がON状態であれば、供給電流Idが閾値Ithよりも大きいので、待機電力遮断装置2内の各スイッチSW1およびSW2は、閉成されており、ACアダプタ3を介したAC電源1からDC機器4への電力供給が継続される。
【0013】
一方、DC機器4がOFFされると、供給電流Idが閾値Ith以下になるので、電流監視回路24は、図2のように、各スイッチSW1およびSW2を開放し、切換スイッチSW2を放電回路22側に接続させる。
したがって、ACアダプタ3がAC電源1から切り離され、ACアダプタ3での待機電力の消費は回避される。また、DC機器4が待機電力を消費しても、二次充電電池21の充電電力が放電回路22を介してDC機器4に供給されるので、二次充電電池21が放電完了するまでの一定時間にわたって、DC機器4への待機電力を保証することができる。
この場合、閾値Ithは、DC機器4の待機電力に対応するように、たとえば15mA程度に設定される。
一方、DC機器4が待機電力を消費しない場合には、閾値Ithは、たとえば0mAに設定されてもよい。
【0014】
その後、DC機器4が再度ONされると、供給電流Idが閾値Ithを超えるので、電流監視回路24は、各スイッチSW1およびSW2を閉成して、図1の通常状態に復帰させる。
したがって、DC機器4には、AC電源1からACアダプタ3を介した給電が行われる。
このとき、表示灯7が消灯していて、二次充電電池21が放電完了状態を示す場合には、スイッチ操作部6を手動操作して一定時間だけ強制的に開閉スイッチSW1を閉成させ、AC電源1から待機電力遮断装置2内の電流監視回路24への給電を行う。
これにより、電流監視回路24の駆動電力が確保され、ACアダプタ3を介したDC機器4への給電が再開可能となる。
【0015】
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1では、DC機器4の待機電力の有無および待機電力量に応じて、閾値Ithを可変設定するための閾値調整回路25を設けたが、DC機器4の待機電力が0の場合または待機電力量が既知の値に固定されている場合には、閾値調整回路25を省略することができる。
また、DC機器4の待機電力が0の場合には、スイッチ操作部6を省略することができ、さらに表示灯7を省略してもよい。
【0016】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、DC機器に電力を供給するACアダプタとAC電源との間に挿入されて、ACアダプタを介してAC電源からDC機器に供給される待機電力を遮断するACアダプタの待機電力遮断装置であって、AC電源からACアダプタへの電力供給ラインに挿入された常閉の開閉スイッチと、開閉スイッチを介してAC電源に接続された充電回路と、充電回路により充電される二次充電電池と、二次充電電池の出力端子に接続された放電回路と、ACアダプタからDC機器への電力供給ラインに挿入された常閉の切換スイッチと、DC機器への供給電流を検出する電流検出器と、供給電流が所定の閾値以下を示す場合に開閉スイッチおよび切換スイッチを動作させ、供給電流が閾値を超えた場合に開閉スイッチおよび切換スイッチを復帰させる電流監視回路とを備え、閾値は、DC機器のOFF状態における消費電流に対応するように設定され、電流監視回路は、供給電流が閾値以下を示す場合に、開閉スイッチおよび切換スイッチを開放するとともに、切換スイッチを介して放電回路をDC機器側の出力端子に接続するようにしたので、AC電源からACアダプタへの待機電力を自動的に遮断するとともに、待機電力遮断期間中であっても一定時間にわたってDC機器への待機電力を供給することのできるACアダプタの待機電力遮断装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による通常接続状態を示すブロック構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1による待機電力遮断時の状態を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 AC電源、2 待機電力遮断装置、3 ACアダプタ、4 DC機器、5閾値操作部、6 スイッチ操作部、7 表示灯、20 充電回路、21 二次充電電池、22 放電回路、23 電流検出器、24 電流監視回路、25 閾値調整回路、Id 供給電流、Ith 閾値、SW1 開閉スイッチ、SW2 切換スイッチ。
【発明の属する技術分野】
この発明は、DC機器に電力を供給するACアダプタとAC電源との間に挿入されて、前記ACアダプタを介して前記AC電源から前記DC機器に供給される待機電力を自動的に遮断するACアダプタの待機電力遮断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ACアダプタを介して給電されるDC機器(家電や充電器など)においては、ACアダプタをコンセントに接続するのみで、DC機器がOFF状態であってもACアダプタにより常に待機電力が消費されることはよく知られている。
この種の待機電力は、全消費電力の約10%を占めていることから、待機電力を遮断することは、省エネ対策において重要視されている。
【0003】
従来の待機電力遮断装置としては、個別スイッチ付きの電源タップが知られており、各機器毎のコンセントを手動でON/OFFしている。
また、自動的な待機電力遮断装置としては、エアコンの室外機に用いられるプレヒート機器への給電を、室内機OFF時に動作するタイマによって自動的に遮断するものが提案されている(たとえば、非特許文献1参照)。
【0004】
【非特許文献1】
公開技報2000−3839号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のACアダプタの待機電力遮断装置は以上のように、個別スイッチ付きのタップを用いた場合には、通常、タップそのものが人目に付かない(邪魔にならない)場所に設置されるので、ON/OFF操作が容易でないという問題点があった。
また、非特許文献1は、ACアダプタなどの待機電力の遮断に関しては全く考慮されていないという問題点があった。
【0006】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、供給電流の減少によりDC機器のOFF状態を検知して、AC電源からACアダプタへの待機電力を自動的に遮断するACアダプタの待機電力遮断装置を得ることを目的とする。
また、この発明は、二次充電電池を内蔵することにより、待機電力遮断期間中であっても、一定時間にわたってDC機器への待機電力を供給することのできるACアダプタの待機電力遮断装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るACアダプタの待機電力遮断装置は、DC機器に電力を供給するACアダプタとAC電源との間に挿入されて、ACアダプタを介してAC電源からDC機器に供給される待機電力を遮断するACアダプタの待機電力遮断装置であって、AC電源からACアダプタへの電力供給ラインに挿入された常閉の開閉スイッチと、開閉スイッチを介してAC電源に接続された充電回路と、充電回路により充電される二次充電電池と、二次充電電池の出力端子に接続された放電回路と、ACアダプタからDC機器への電力供給ラインに挿入された常閉の切換スイッチと、DC機器への供給電流を検出する電流検出器と、供給電流が所定の閾値以下を示す場合に開閉スイッチおよび切換スイッチを動作させ、供給電流が閾値を超えた場合に開閉スイッチおよび切換スイッチを復帰させる電流監視回路とを備え、閾値は、DC機器のOFF状態における消費電流に対応するように設定され、電流監視回路は、供給電流が閾値以下を示す場合に、開閉スイッチおよび切換スイッチを開放するとともに、切換スイッチを介して放電回路をDC機器側の出力端子に接続するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図1および図2はこの発明の実施の形態1による接続状態を示すブロック構成図であり、図1は通常のACアダプタ駆動時の状態、図2はACアダプタの待機電力遮断時の状態をそれぞれ示している。
図1において、商用のAC電源1には、待機電力遮断装置2が接続されており、ACアダプタ3のAC入力端子は、待機電力遮断装置2内のAC電力供給ラインを介してAC電源1に接続されている。
また、ACアダプタ3のDC出力端子は、待機電力遮断装置2内のDC出力ラインを介して、DC機器4の入力端子に接続されている。
【0009】
待機電力遮断装置2は、DC機器4に電力を供給するACアダプタ3とAC電源1との間に挿入されて、ACアダプタ3を介してAC電源1からDC機器4に供給される待機電力を遮断するために、AC電源1からACアダプタ3へのAC電力供給ラインに挿入された常閉の開閉スイッチSW1と、開閉スイッチSW1を介してAC電源1に接続された充電回路20と、充電回路20により充電される二次充電電池21と、二次充電電池21の出力端子に接続された放電回路22と、ACアダプタ3からDC機器4への電力供給ラインに挿入された常閉の切換スイッチSW2と、DC機器4への供給電流Idを検出する電流検出器23と、供給電流Idが所定の閾値Ith以下を示す場合に各スイッチSW1およびSW2を動作させる電流監視回路24と、閾値Ithを可変設定するための閾値調整回路25とを備えている。
【0010】
電流監視回路24は、二次充電電池21から給電されて駆動し、供給電流Idが所定の閾値Ith以下を示す場合に、開閉スイッチSW1および切換スイッチSW2を開放するとともに、切換スイッチSW2を介して放電回路22をDC機器4側の出力端子に接続し(図2参照)、供給電流Idが閾値Ithを超えた場合に、開閉スイッチSW1および切換スイッチSW2を図1の状態に復帰させるようになっている。
閾値Ithは、DC機器4のOFF時の消費電流に対応する電流値(0mA〜20mA程度)に設定されている。
【0011】
待機電力遮断装置2の外部には、閾値調整回路25を操作するためのボリュームつまみからなる閾値操作部5と、二次充電電池21の放電完了(充電電力量なし)時に開閉スイッチSW1を外部から閉成させるためのボタンからなるスイッチ操作部6と、二次充電電池21の充電量を示す充電表示手段となる表示灯7(ネオンランプなど)とが設けられている。
【0012】
次に、図1および図2を参照しながら、この発明の実施の形態1による動作について説明する。
まず、図1のように、AC電源1とACアダプタ3との間、および、ACアダプタ3とDC機器4との間に、待機電力遮断装置2を挿入し、それぞれを電気的に接続する。
このとき、DC機器4がON状態であれば、供給電流Idが閾値Ithよりも大きいので、待機電力遮断装置2内の各スイッチSW1およびSW2は、閉成されており、ACアダプタ3を介したAC電源1からDC機器4への電力供給が継続される。
【0013】
一方、DC機器4がOFFされると、供給電流Idが閾値Ith以下になるので、電流監視回路24は、図2のように、各スイッチSW1およびSW2を開放し、切換スイッチSW2を放電回路22側に接続させる。
したがって、ACアダプタ3がAC電源1から切り離され、ACアダプタ3での待機電力の消費は回避される。また、DC機器4が待機電力を消費しても、二次充電電池21の充電電力が放電回路22を介してDC機器4に供給されるので、二次充電電池21が放電完了するまでの一定時間にわたって、DC機器4への待機電力を保証することができる。
この場合、閾値Ithは、DC機器4の待機電力に対応するように、たとえば15mA程度に設定される。
一方、DC機器4が待機電力を消費しない場合には、閾値Ithは、たとえば0mAに設定されてもよい。
【0014】
その後、DC機器4が再度ONされると、供給電流Idが閾値Ithを超えるので、電流監視回路24は、各スイッチSW1およびSW2を閉成して、図1の通常状態に復帰させる。
したがって、DC機器4には、AC電源1からACアダプタ3を介した給電が行われる。
このとき、表示灯7が消灯していて、二次充電電池21が放電完了状態を示す場合には、スイッチ操作部6を手動操作して一定時間だけ強制的に開閉スイッチSW1を閉成させ、AC電源1から待機電力遮断装置2内の電流監視回路24への給電を行う。
これにより、電流監視回路24の駆動電力が確保され、ACアダプタ3を介したDC機器4への給電が再開可能となる。
【0015】
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1では、DC機器4の待機電力の有無および待機電力量に応じて、閾値Ithを可変設定するための閾値調整回路25を設けたが、DC機器4の待機電力が0の場合または待機電力量が既知の値に固定されている場合には、閾値調整回路25を省略することができる。
また、DC機器4の待機電力が0の場合には、スイッチ操作部6を省略することができ、さらに表示灯7を省略してもよい。
【0016】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、DC機器に電力を供給するACアダプタとAC電源との間に挿入されて、ACアダプタを介してAC電源からDC機器に供給される待機電力を遮断するACアダプタの待機電力遮断装置であって、AC電源からACアダプタへの電力供給ラインに挿入された常閉の開閉スイッチと、開閉スイッチを介してAC電源に接続された充電回路と、充電回路により充電される二次充電電池と、二次充電電池の出力端子に接続された放電回路と、ACアダプタからDC機器への電力供給ラインに挿入された常閉の切換スイッチと、DC機器への供給電流を検出する電流検出器と、供給電流が所定の閾値以下を示す場合に開閉スイッチおよび切換スイッチを動作させ、供給電流が閾値を超えた場合に開閉スイッチおよび切換スイッチを復帰させる電流監視回路とを備え、閾値は、DC機器のOFF状態における消費電流に対応するように設定され、電流監視回路は、供給電流が閾値以下を示す場合に、開閉スイッチおよび切換スイッチを開放するとともに、切換スイッチを介して放電回路をDC機器側の出力端子に接続するようにしたので、AC電源からACアダプタへの待機電力を自動的に遮断するとともに、待機電力遮断期間中であっても一定時間にわたってDC機器への待機電力を供給することのできるACアダプタの待機電力遮断装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による通常接続状態を示すブロック構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1による待機電力遮断時の状態を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 AC電源、2 待機電力遮断装置、3 ACアダプタ、4 DC機器、5閾値操作部、6 スイッチ操作部、7 表示灯、20 充電回路、21 二次充電電池、22 放電回路、23 電流検出器、24 電流監視回路、25 閾値調整回路、Id 供給電流、Ith 閾値、SW1 開閉スイッチ、SW2 切換スイッチ。
Claims (4)
- DC機器に電力を供給するACアダプタとAC電源との間に挿入されて、前記ACアダプタを介して前記AC電源から前記DC機器に供給される待機電力を遮断するACアダプタの待機電力遮断装置であって、
前記AC電源から前記ACアダプタへの電力供給ラインに挿入された常閉の開閉スイッチと、
前記開閉スイッチを介して前記AC電源に接続された充電回路と、
前記充電回路により充電される二次充電電池と、
前記二次充電電池の出力端子に接続された放電回路と、
前記ACアダプタから前記DC機器への電力供給ラインに挿入された常閉の切換スイッチと、
前記DC機器への供給電流を検出する電流検出器と、
前記供給電流が所定の閾値以下を示す場合に前記開閉スイッチおよび前記切換スイッチを動作させ、前記供給電流が前記閾値を超えた場合に前記開閉スイッチおよび前記切換スイッチを復帰させる電流監視回路とを備え、
前記閾値は、前記DC機器のOFF状態における消費電流に対応するように設定され、
前記電流監視回路は、前記供給電流が前記閾値以下を示す場合に、前記開閉スイッチおよび前記切換スイッチを開放するとともに、前記切換スイッチを介して前記放電回路を前記DC機器側の出力端子に接続することを特徴とするACアダプタの待機電力遮断装置。 - 前記閾値を可変設定するための閾値調整回路を備えたことを特徴とする請求項1に記載のACアダプタの待機電力遮断装置。
- 前記電流監視回路は、前記二次充電電池から給電されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のACアダプタの待機電力遮断装置。
- 前記二次充電電池の充電量を示す充電表示手段と、
前記開閉スイッチを外部から閉成させるためのスイッチ操作部と
を備えたことを特徴とする請求項3に記載のACアダプタの待機電力遮断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003073652A JP2004282950A (ja) | 2003-03-18 | 2003-03-18 | Acアダプタの待機電力遮断装置 |
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JP2003073652A JP2004282950A (ja) | 2003-03-18 | 2003-03-18 | Acアダプタの待機電力遮断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004282950A true JP2004282950A (ja) | 2004-10-07 |
Family
ID=33289499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003073652A Pending JP2004282950A (ja) | 2003-03-18 | 2003-03-18 | Acアダプタの待機電力遮断装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2004282950A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2010098577A3 (ko) * | 2009-02-24 | 2010-11-18 | Kim Chang Ho | 대기전력을 차단하기 위한 휴대폰 충전장치 |
JP2013511953A (ja) * | 2009-11-20 | 2013-04-04 | フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド | 接続イベントに応答して電力を供給するためのシステムおよび方法 |
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-
2003
- 2003-03-18 JP JP2003073652A patent/JP2004282950A/ja active Pending
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