JP2004282468A - Facsimile machine and its control method - Google Patents

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JP2004282468A JP2003071919A JP2003071919A JP2004282468A JP 2004282468 A JP2004282468 A JP 2004282468A JP 2003071919 A JP2003071919 A JP 2003071919A JP 2003071919 A JP2003071919 A JP 2003071919A JP 2004282468 A JP2004282468 A JP 2004282468A
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Hirotaka Kawabata
広隆 川畑
Yoshihiro Maei
佳博 前井
Kazutaka Saito
一孝 齋藤
Yoshiharu Sagiya
喜春 鷺谷
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To enable a user to easily recognize that the opposite terminal can receive a fax via an IP network, and to facilitate the shift to a FAX transmission via the IP network with less communication charge. <P>SOLUTION: A calling side facsimile machine makes a call via a public network (step S501), acquires a DIS sent from a receiving terminal (step S503) while performing a FAX protocol with the receiving terminal (step S502), and determines whether the receiving terminal (opposite party) has "T.38 IPfax receiving capability" (step S504). When the opposite party is determined to have the "T.38 IPFAX receiving capability" (YES in step S504), the calling facsimile machine displays a message to the effect that the opposite party has the "T.38 IPFAX receiving capability", for example, on a display panel of an operating/displaying part 12 (step S511). <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ＩＰ網および公衆網に接続されるファクシミリ装置及びその制御方法に係わり、詳しくは、公衆網からの発呼時に相手先がＩＰ網経由の通信能力があることが判明した場合に当該相手先通信能力をユーザ等に報知する制御、及び公衆網からの着呼時に自装置が持つＩＰ網経由の通信能力を発呼側に通知する制御に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ファクシミリ装置の中には、ＩＰ網及び公衆電話網の両方に接続され、ＩＰ網や公衆網経由でファクシミリ（ＦＡＸ）通信を行えるものがある。
【０００３】
この種のファクシミリ装置の運用に際しては、送信側で、相手機がＩＰ網経由でのＦＡＸ受信が可能であることを知るためには、全ての相手先についてＩＰ網経由のＦＡＸ受信能力（ＩＰ−ＦＡＸ受信能力）があるかどうかとＩＰ網接続の有無を例えば電話等により確認する方法があった。
【０００４】
この確認には、電話をかける手間や時間を要するが、当該確認を怠ると、ＩＰ網を経由することによる通信コスト軽減のメリットを享受できなかった。
【０００５】
また、この種の従来のファクシミリ装置の中には、例えば、下記特許文献１、２のように、発呼後、ＦＡＸプロトコルの中で相手機のＩＰ−ＦＡＸ受信能力が判明した場合に、ＩＰ網経由の通信に自動的に設定変更するものがあった。
【０００６】
しかしながら、これら従来装置では、相手機がＩＰ網経由のＦＡＸ受信に必要な設定を正しく行なっているかどうかを確認することなくＩＰ網経由に設定変更して再発呼を行っているため、上記設定が未完了の場合には、通信トラブルが発生する危険性が高かった。
【０００７】
更に、この種のファクシミリ装置では、着呼を受けた場合、発呼側とのＦＡＸプロトコルを実施する中で、自装置のＩＰ−ＦＡＸ受信能力を無条件で発呼側に通知するものが一般的であった。
【０００８】
かかる従来のファクシミリ装置では、例えば、不特定多数に公開されている代表ＦＡＸ番号などへの着信があった場合も、ＩＰ−ＦＡＸ受信能力がある旨及びインターネットアドレスが通知されるため、ダイレクトメール（ＤＭ）業者等にＩＰ網経由のＦＡＸ通信の宛先情報が知られてしまい、送信側のコスト負担の無いＩＰ網経由で大量のＤＭ等が送り付けられる危険もあった。
【０００９】
【特許文献１】
特開平１１−２９８７０７号公報
【特許文献２】
特開平１１−２８９４４２号公報
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、ＩＰ網及び公衆電話網に接続される従来のファクシミリ装置では、送信側で全ての相手先に電話をかけるなどして相手端末のＩＰ網経由ＦＡＸ受信能力やＩＰ網への接続の有無等を確認する必要があり、通信コストの負担の少ないＩＰ網経由のＦＡＸ送信へ移行し難いという問題点があった。
【００１０】
また、発呼後、ＦＡＸプロトコル実施中に相手端末のＩＰ網経由ＦＡＸ受信能力が判明した場合に、ＩＰ網経由の通信に自動的に設定変更する従来装置では、相手端末のＩＰ網経由ＦＡＸ受信設定状況に無関係に設定変更して再発呼するため、相手端末の設定状態によって通信トラブルが発生する危険性が高いという問題点があった。
【００１１】
また、着呼を受けた場合、発呼側とのＦＡＸプロトコル中で、自装置のＩＰ網経由ＦＡＸ受信能力やＩＰ網経由の宛先情報を無条件で発呼側に通知する従来装置では、不特定多数に公開されている代表ＦＡＸ番号などへの着呼を通じてＩＰ網経由ＦＡＸ通信の宛先情報が知られてしまう結果、発呼側のコスト負担の無いＩＰ網経由送信で大量のＤＭ等が送り付けられる危険があるという問題点もあった。
【００１２】
本発明は上記問題点を解消し、送信側から全ての相手端末ユーザに電話等により問い合わせることなく、相手端末がＩＰ網経由ＦＡＸ受信が可能であることを知ることができ、通信コスト負担の少ないＩＰ網経由のＦＡＸ送信への移行を効率良く行えるファクシミリ装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【００１３】
また、本発明の別の目的は、公衆網から発呼して相手端末がＩＰ網経由ＦＡＸ受信能力が有ることが判明した後、相手端末がＩＰ網経由ＦＡＸ受信が行える状態に設定されていない等の理由によりＩＰ網経由ＦＡＸ送信が行えなくなる等の通信トラブルを回避できるファクシミリ装置及びその制御方法を提供することにある。
【００１４】
更に、本発明の別の目的は、不特定多数に公開されている代表ＦＡＸ番号などへの着呼を通じてＤＭ業者等に着呼側のＩＰ網経由ＦＡＸ通信の宛先情報が漏洩するのを防止し、送信側のコスト負担の無いＩＰ網経由ＦＡＸ送信機能を使ってＤＭ等が送り付けられる危険を回避できるファクシミリ装置及びその制御方法を提供することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１記載の発明は、公衆網を経由してファクシミリ通信を行う第１の通信手段と、ＩＰ網を経由してファクシミリ通信を行う第２の通信手段と、前記第１の通信手段により、前記公衆網経由で発呼した後、相手端末から送られてくる手順信号に基づき、該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があるか否かを判定する判定手段と、相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力がある場合、その旨を報知する報知手段を具備することを特徴とする。
【００１６】
請求項２記載の発明は、公衆網を経由してファクシミリ通信を行う第１の通信手段と、ＩＰ網を経由してファクシミリ通信を行う第２の通信手段と、前記第１の通信手段により、前記公衆網経由で発呼した後、相手端末から送られてくる手順信号に基づき、該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されているか否かを判定する判定手段と、相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されている場合、その旨を報知する報知手段を具備することを特徴とする。
【００１７】
請求項３記載の発明は、公衆網を経由してファクシミリ通信を行う第１の通信手段と、ＩＰ網を経由してファクシミリ通信を行う第２の通信手段と、公衆網経由の宛先情報またはＩＰ網経由の宛先情報が記憶された簡易ダイヤルを用いて、前記公衆網またはＩＰ網経由で発呼する発呼制御手段と、前記簡易ダイヤルを用い、前記第１の通信手段により、前記公衆網経由で発呼した後、相手端末から送られてくる手順信号に基づき、該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されているか否かを判定する判定手段と、相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されている場合、前記簡易ダイヤルに対応して記憶される宛先情報を、前記公衆網経由の宛先番号から前記ＩＰ網経由の宛先番号に書き換える書換手段と、相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、該相手端末のＩＰ網経由の宛先情報が付加されていない場合、当該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力がある旨を報知する報知手段を具備することを特徴とする。
【００１８】
請求項４記載の発明は、公衆網を経由してファクシミリ通信を行う第１の通信手段と、ＩＰ網を経由してファクシミリ通信を行う第２の通信手段と、公衆網経由の宛先情報またはＩＰ網経由の宛先情報が記憶された簡易ダイヤルを用いて、前記公衆網またはＩＰ網経由で発呼する発呼制御手段と、前記簡易ダイヤルを用い、前記第１の通信手段により、前記公衆網経由で発呼した後、相手端末から送られてくる手順信号に基づき、該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されているか否かを判定する判定手段と、相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されている場合、該ＩＰ網経由の宛先番号を用い、前記第２の通信手段により、前記ＩＰ網経由で発呼した後、相手端末と正しく接続されたか否かを確認する接続確認手段と、前記相手端末とＩＰ網経由で正しく接続された場合、当該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されている旨を報知する報知手段とを具備することを特徴とする。
【００１９】
請求項５記載の発明は、上記請求項４記載の発明において、前記相手端末とＩＰ網経由で正しく接続された場合、該相手端末に対応して記憶される宛先情報を、前記公衆網経由の宛先番号から前記ＩＰ網経由の宛先番号に書き換える書換手段とを更に具備することを特徴とする。
【００２０】
請求項６記載の発明は、上記請求項４または５記載の発明において、前記接続確認手段は、前記第２の通信手段により、ＳＩＰ（ＲＦＣ３２６１）のＯＰＴＩＯＮＳメソッドを用いて相手端末に発呼した後の通信結果に基づいて該相手端末との接続確認を行うことを特徴とする。
【００２１】
請求項７記載の発明は、上記請求項１〜４のいずれか記載の発明において、前記報知手段は、相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力がある旨のメッセージを生成し、該メッセージを装置本体表示部に表示する表示制御手段から成ることを特徴とする。
【００２２】
請求項８記載の発明は、上記請求項１〜４のいずれか記載の発明において、前記報知手段は、相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力がある旨を示すメッセージを含む電子メールを生成し、予め登録された宛先に送信する電子メール送信制御手段から成ることを特徴とする。
【００２３】
請求項９記載の発明は、上記請求項１〜４のいずれか記載の発明において、前記報知手段は、相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があることを示すメッセージを生成して該相手端末の宛先番号と共に記憶し、次回、同じ相手端末に対する発呼指示がなされた場合、前記メッセージを装置本体表示部に表示する再発呼後メッセージ表示制御手段から成ることを特徴とする。
【００２４】
請求項１０記載の発明は、上記請求項１〜４のいずれか記載の発明において、前記報知手段は、相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があることを示す情報を当該相手端末の宛先番号に関連付けて記憶した通信管理レポートを生成し、該通信レポートを装置本体の表示部に表示するかまたは記録するかの少なくともいずれか一方を実施する手段から成ることを特徴とする。
【００２５】
請求項１１記載の発明は、上記請求項１〜４のいずれか記載の発明において、前記報知手段は、相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があることを示す情報を当該相手端末の宛先番号に関連付けて記憶した送信レポートを生成し、該送信レポートを装置本体の表示部に表示するかまたは記録するかの少なくともいずれか一方を実施する手段から成ることを特徴とする。
【００２６】
請求項１２記載の発明は、公衆網を経由してファクシミリ通信を行う第１の通信手段と、ＩＰ網を経由してファクシミリ通信を行う第２の通信手段と、ＩＰ網経由のファクシミリ受信に必要なパラメータ設定状況を含む自装置の設定、動作環境を監視する監視手段と、前記第１の通信手段による前記公衆網経由での着呼受付け時、前記監視手段の監視結果に応じて、自端末のＩＰ網経由ファクシミリ受信能力を発呼端末に通知するか否かを制御する受信能力通知制御手段とを具備することを特徴とする。
【００２７】
請求項１３記載の発明は、上記請求項１２記載の発明において、前記監視手段は、ＩＰ網経由のファクシミリ受信に必要なパラメータの設定状況を監視する設定状況監視手段から成り、前記受信能力通知制御手段は、前記パラメータが設定されている場合、自装置にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力が有る旨を通知する手段から成ることを特徴とする。
【００２８】
請求項１４記載の発明は、上記請求項１２記載の発明において、前記監視手段は、自装置が接続される網及びゲートサーバを含む周辺装置の動作が異常かどうかを監視する周辺装置異常監視手段から成り、前記受信能力通知制御手段は、前記周辺装置の異常が検出された後、正常動作に戻るまでの間、自装置にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力が無い旨を通知する手段から成ることを特徴とする。
【００２９】
請求項１５記載の発明は、上記請求項１２記載の発明において、前記監視手段は、自装置がＩＰ網に対する接続時間が限られるネットワークに接続されているか否かを監視する常時接続設定監視手段から成り、前記受信能力通知制御手段は、前記接続時間が限られるネットワークに接続されている場合、自装置にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力が無い旨を通知する手段から成ることを特徴とする。
【００３０】
請求項１６記載の発明は、上記請求項１２記載の発明において、前記監視手段は、複数の着信番号毎にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力の通知を行うことが設定されているどうか、及びどの着信番号に着呼があったかを監視する着信番号設定／判別手段から成り、前記受信通知制御手段は、前記通知を行うことが設定されている特定の着信番号への着信時にのみ、自装置にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力が有る旨を通知する手段から成ることを特徴とする。
【００３１】
請求項１７記載の発明は、上記請求項１２記載の発明において、前記監視手段は、公衆網に接続可能な複数のポート毎にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力の通知を行うことが設定されているどうか、及びどのポートに着呼があったかを監視するポート設定／判別手段から成り、前記受信通知制御手段は、前記通知を行うことが設定されている特定のポートへの着信時にのみ、自装置にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力が有る旨を通知する手段から成ることを特徴とする。
【００３２】
請求項１８記載の発明は、公衆網とＩＰ網の両方にファクシミリ送信を行えるファクシミリ装置の制御方法において、前記公衆網経由で発呼した後、相手端末から送られてくる手順信号に基づき、該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があるか否かを判定し、相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力がある場合、その旨を報知することを特徴とする。
【００３３】
請求項１９記載の発明は、公衆網とＩＰ網の両方にファクシミリ送信を行えるファクシミリ装置の制御方法において、前記公衆網経由で発呼した後、相手端末から送られてくる手順信号に基づき、該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されているか否かを判定し、相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されている場合、その旨を報知することを特徴とする。
【００３４】
請求項２０記載の発明は、公衆網経由の宛先情報またはＩＰ網経由の宛先情報が記憶された簡易ダイヤルを用いて前記公衆網またはＩＰ網経由で発呼する機能を有し、前記公衆網とＩＰ網の両方にファクシミリ送信を行えるファクシミリ装置の制御方法において、前記簡易ダイヤルを用い、前記公衆網経由で発呼した後、相手端末から送られてくる手順信号に基づき、該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されているか否かを判定し、相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されている場合、前記簡易ダイヤルに対応して記憶される宛先情報を、前記公衆網経由の宛先番号から前記ＩＰ網経由の宛先番号に書換え、相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、該相手端末のＩＰ網経由の宛先情報が付加されていない場合、当該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力がある旨を報知することを特徴とする。
【００３５】
請求項２１記載の発明は、公衆網経由の宛先情報またはＩＰ網経由の宛先情報が記憶された簡易ダイヤルを用いて前記公衆網またはＩＰ網経由で発呼する機能を有し、前記公衆網とＩＰ網の両方にファクシミリ送信を行えるファクシミリ装置の制御方法において、前記簡易ダイヤルを用い、前記公衆網経由で発呼した後、相手端末から送られてくる手順信号に基づき、該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されているか否かを判定し、相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されている場合、該ＩＰ網経由の宛先番号を用いて前記ＩＰ網経由で発呼した後、相手端末と正しく接続されたか否かを確認し、前記相手端末とＩＰ網経由で正しく接続された場合、当該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されている旨を報知することを特徴とする。
【００３６】
請求項２２記載の発明は、上記請求項２１記載の発明において、前記相手端末とＩＰ網経由で正しく接続された場合、該相手端末に対応して記憶される宛先情報を、前記公衆網経由の宛先番号から前記ＩＰ網経由の宛先番号に書き換えることを特徴とする。
【００３７】
請求項２３記載の発明は、上記請求項２１または２２記載の発明において、前記ＩＰ網経由での発呼は、ＳＩＰ（ＲＦＣ３２６１）のＯＰＴＩＯＮＳメソッドを用いて行い、該発呼後の通信結果に基づいて相手端末との接続確認を行うことを特徴とする。
【００３８】
請求項２４記載の発明は、上記請求項１８〜２１記載の発明において、前記相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力がある旨の報知は、前記報知内容を装置本体表示部に表示する方法、前記報知内容を含む電子メールを予め登録された宛先に送信する方法、前記報知内容と相手端末の宛先番号と共に記憶し、次回、同じ相手端末に対する発呼指示がなされた場合、前記報知内容を装置本体表示部に表示する方法、前記相手端末の宛先番号に関連付けて該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があることを示す情報が付加された通信管理レポートを装置本体の表示部に表示するかまたは記録する方法、及び前記相手端末の宛先番号に関連付けて該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があることを示す情報が付加された送信レポートを装置本体の表示部に表示するかまたは記録する方法のうちの少なくともいずれか１つの方法により行うことを特徴とする。
【００３９】
請求項２５記載の発明は、公衆網とＩＰ網の両方からファクシミリ受信が行えるファクシミリ装置の制御方法において、前記ＩＰ網経由のファクシミリ受信に必要なパラメータ設定状況を含む自装置の設定、動作環境を監視し、前記公衆網経由での着呼受付け時、前記監視結果に応じて、自端末のＩＰ網経由ファクシミリ受信能力を発呼端末に通知するか否かを制御することを特徴とする。
【００４０】
請求項２６記載の発明は、上記請求項２５記載の発明において、前記ＩＰ網経由のファクシミリ受信に必要なパラメータの設定状況を監視し、前記パラメータが設定されている場合、自装置にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力が有る旨を通知することを特徴とする。
【００４１】
請求項２７記載の発明は、上記請求項２５記載の発明において、自装置が接続される網及びゲートサーバを含む周辺装置の動作が異常かどうかを監視し、前記周辺装置の異常が検出された後、正常動作に戻るまでの間、自装置にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力が無い旨を通知することを特徴とする。
【００４２】
請求項２８記載の発明は、上記請求項２５記載の発明において、自装置がＩＰ網に対する接続時間が限られるネットワークに接続されているか否かを監視し、前記接続時間が限られるネットワークに接続されている場合、自装置にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力が無い旨を通知することを特徴とする。
【００４３】
請求項２９記載の発明は、上記請求項２５記載の発明において、複数の着信番号毎にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力の通知を行うことが設定されているどうか、及びどの着信番号に着呼があったかを監視し、前記通知を行うことが設定されている特定の着信番号への着信時にのみ、自装置にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力が有る旨を通知することを特徴とする。
【００４４】
請求項３０記載の発明は、上記請求項２５記載の発明において、公衆網に接続可能な複数のポート毎にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力の通知を行うことが設定されているどうか、及びどのポートに着呼があったかを監視し、前記通知を行うことが設定されている特定のポートへの着信時にのみ、自装置にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力が有る旨を通知することを特徴とする。
【００４５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【００４６】
図１は、本発明に係るファクシミリ装置のシステム構成を示すブロック図である。
【００４７】
このファクシミリ装置１０は、装置全体の制御処理を行なう中央処理装置（ＣＰＵ）１１、タッチパネル等で構成され、使用者がこの装置を動作させるための各種操作（発呼操作等）を行なったり、各種情報を表示するための操作／表示部１２、送信原稿やコピー原稿を読み取る読取部１３、受信した画像データや読取った画像データを記録紙に記録して出力する記録部１４、画像データに対する符号化、復号化、拡大、縮小等の処理を行う画像処理部１５、受信した画像データあるいは読み取った画像データを格納する画像蓄積部１６、制御プログラムが使用するワークエリア（装置の動作を制御するシステムデータや各種情報を記憶する）となるＲＡＭ１７、ファクシミリ全体を制御するプログラム（ＲＯＭ）を有するシステム制御部１８、ＩＴＵ−Ｔ勧告Ｔ．３７手順に従ってＳｔｏｒｅ＆Ｆｏｒｗａｒｄ型通信プロトコルを制御するＴ．３７伝送制御部１９、ＩＴＵ−Ｔ勧告Ｔ．３８手順に従ってリアルタイム型通信プロトコルを制御するＴ．３８伝送制御部２０、ＩＰ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）網４０に接続され、インターネットを開始して種々のデータを送受する通信制御を行うＩＰ網制御部２１、ＩＰ網制御部２１内に設けられ、ＩＥＴＦ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｅｎｇｉｎｅｅｒｉｎｇ Ｔａｓｋ Ｆｏｒｃｅ）のＲＦＣ３２６１（ＳＩＰ：Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｉｎｉｔｉａｔｉｏｎ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）及びＲＦＣ２３２７（ＳＤＰ：Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）に規定された手順を使用してリアルタイム型インターネットＦＡＸ Ｔ３８における呼の確立、維持あるいは終了の制御を行なうＳＩＰ呼制御部２２、ＩＴＵ−Ｔ勧告Ｔ．３０手順に従ってファクシミリプロトコルを制御するＧ３ＦＡＸ伝送制御部２３、Ｇ３ＦＡＸ伝送制御部２３の伝送制御の下でアナログ公衆回線網（ＰＳＴＮ）にて呼の確立、網接続の制御を行なうＰＳＴＮ呼／網制御部２４、Ｇ４ファクシミリプロトコルを制御するＧ４ＦＡＸ伝送制御部２５、Ｇ４ＦＡＸ伝送制御部２５の伝送制御の下でデジタル公衆回線網（ＩＳＤＮ）にて呼の確立、網接続の制御を行なうＩＳＤＮ呼／網制御部２６、上述した装置各部の間で相互にデータのやり取りするシステムバス２７を備えて構成される。
【００４８】
図２は、本発明に係わるファクシミリ装置１０が接続されるネットワークの構成を示す概念図である。
【００４９】
図２において、ファクシミリ装置１０Ａ，１０Ｂは、いずれも、図１に示す構成を有するファクシミリ１０を用いたものである。
【００５０】
ファクシミリ装置１０Ａ，１０Ｂは、それぞれ、ＩＰ網４０及び公衆網５０の両方に接続される。この場合、ＩＰ網４０への接続はＩＰ網制御部２１を介してなされ、公衆電話網（以下、公衆網と略称する）５０への接続はＰＳＴＮ呼／網制御部２４またはＩＳＤＮ呼／網制御部２６によりなされる（図１参照）。
【００５１】
ファクシミリ装置１０Ａは、例えば、社内ＬＡＮ等のＬＡＮ３０を介してＩＰ網４０に接続される。ＬＡＮ３０には、例えばＰＣ（パーソナルコンピュータ）を用いた管理者端末３５や、ＬＡＮ３０とＩＰ網４０との間でデータの変換等の処理を行うゲートサーバ３６が接続されている。
【００５２】
同様に、ファクシミリ装置１０ＢもＬＡＮ３０を介してＩＰ網４０に接続される。この場合も、ファクシミリ装置１０Ｂ側のＬＡＮ３０に管理者端末３５やゲートサーバ３６が接続されても良いが、図２では当該接続部分の図示は省略している。
【００５３】
図２に示すネットワーク環境において、ファクシミリ装置１０Ａと１０Ｂとは、それぞれ、ＩＰ網制御部２１の制御下で、ＩＰ網４０を経由して互いに相手端末とＴ．３７方式（ストア・アンド・フォワード方式）またはＴ．３８方式（リアルタイム転送方式）のファクシミリ通信を行なうことができると共に、ＰＳＴＮ呼／網制御部２４またはＩＳＤＮ呼／網制御部２６の制御下で、公衆網５０（ＰＳＴＮ網またはＩＳＤＮ網）を介して互いに相手端末とＧ３またはＧ４ファクシミリ通信を行なうことができる。
【００５４】
この他、ファクシミリ装置１０Ａ，１０Ｂは、ＩＰ網４０に接続される別の相手端末（図示せず）とＴ．３７方式またはＴ．３８方式のファクシミリ通信が可能であり、更には、公衆網５０に接続される他の相手端末（図示せず）とＧ３またはＧ４ファクシミリ通信が可能である。
【００５５】
ここで、図２のネットワーク環境において、ファクシミリ装置１０Ａからファクシミリ装置１０Ｂに公衆網５０経由で発呼する場合を考えてみる。
【００５６】
この場合、発呼側のファクシミリ装置（以下、発呼端末という）１０Ａでは、ユーザが、操作／表示部１２のテンキーや短縮ダイヤル等を用いて着呼側のファクシミリ装置（以下、着呼端末という）１０Ｂの宛先番号（公衆網経由のダイヤル番号）を入力し、次いで送信スタートボタンを押下する発呼操作を行う。
【００５７】
上記発呼操作により、発呼端末１０Ａのシステム制御部１８は、入力された宛先番号から公衆網５０経由の発呼操作であることを認識し、例えば、ＰＳＴＮ呼／網制御部２４に発呼開始を指示し、公衆網５０に発呼するように制御する。
【００５８】
発呼後、発呼端末１０Ａと着呼端末１０Ｂとは、それぞれ、Ｇ３ＦＡＸ伝送制御部２３の制御下でＴ．３０のファクシミリ通信手順に従ってファクシミリ通信を行う。
【００５９】
図３は、発呼端末１０Ａと着呼端末１０Ｂにおける公衆網５０経由のファクシミリ通信手順を示す図である。
【００６０】
図３に示すように、ＩＴＵ−Ｔ勧告 Ｔ．３０のファクシミリ通信手順は、フェーズＡ（呼の確立）、フェーズＢ（プリメッセージ手順）、フェーズＣ（メッセージ伝送）、フェーズＤ（ポストメッセージ手順）、フェーズＥ（呼の解放）から成る。
【００６１】
ＩＴＵ−Ｔ勧告 Ｔ．３０には、ファクシミリ通信におけるデジタル識別信号（ＤＩＳ）が定義されており、Ｔ．３８方式のリアルタイムインターネットファクシミリ通信能力（以下、Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ通信能力と略称する）を示すビットが当該ＤＩＳのＦＩＦ Ｂｉｔ３に定義されている。
【００６２】
これにより、着呼端末１０Ｂは、Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ通信能力を有する場合、フェーズＡにて発呼端末１０Ａから呼出信号（Ｃａｌｌｉｎｇ）を受信した後、当該Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ通信能力があることを示すビットを付加したＤＩＳを発呼端末１０Ａに送信することにより、Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力を有すること発呼端末１０Ａに伝えることができる。
【００６３】
ここで、着呼端末１０Ｂとしては、図１に示すようなＴ．３８伝送制御部２０を備える（Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ通信能力を有する）ファクシミリ装置１０を用いることを前提としている。
【００６４】
従って、着呼端末１０Ｂは、発呼端末１０Ａからの着呼に対して、Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ通信能力を有することを示すビットを付加したＤＩＳを発呼端末１０Ａに送信する。
【００６５】
その際、着呼端末１０Ｂに、ＩＰ網における宛先情報を通知する機能が備わっている場合には、同じフェーズＢの中で、発呼端末１０ＡからＤＣＳ／ＴＣＦを受信した後、ＣＳＡを用いて上記ＩＰ網における宛先情報を発呼端末１０Ａに通知することもできる。
【００６６】
ＩＰ網における宛先情報とは、ＩＰ網において相手機端末を一意に特定できる情報のことを示し、ＳＩＰ ＵＲＬ、ＳＩＰアドレス、０５０で始まるＩＰ電話番号、端末のＩＰアドレス、ゲートサーバ（ＳＩＰサーバ・ゲートキーパ・ゲートウェイサーバ・プロキシサーバ）のＩＰアドレス、またはこれらの複合情報が考えられる。
【００６７】
一方、発呼端末１０Ａは、フェーズＢで、着呼端末１０Ｂから送られてくるＤＩＳ中の上記特定ビットを見て、当該ビットが付加されている場合には、着呼端末１０ＡがＴ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力が有ることを知ることができる。
【００６８】
その後、更に、ＣＳＡが受信された場合には、その中に付加されるＩＰ網における宛先情報を知ることもできる。
【００６９】
そこで、発呼端末１０Ａは、公衆網５０経由で発呼後、着呼端末１０Ａから送られてくるＤＩＳ中の上記ビット判定に基づき、着呼端末１０ＡがＴ３８ ＩＰＦＡＸ受信能力を有ることが判明した場合には、着呼端末１０Ｂ（相手端末）がＴ３８ ＩＰＦＡＸ受信能力を有することをユーザや管理者に対して報知する制御を行なう。
【００７０】
これにより、ユーザは、相手端末がＩＰ網４０経由のリアルタイムＦＡＸ通信能力があることを上記報知内容から知ることができ、その後は、公衆網５０を経由する場合よりも通信コストの面で有利なＩＰ網５０経由でのＴ．３８方式リアルタイムＦＡＸ通信に移行することができる。
【００７１】
このように、本発明に係わるファクシミリ装置１０（図１参照）では、図２における発呼端末１０Ａのように、公衆網経由で発呼した後に相手端末のＴ．３８ＩＰＦＡＸ通信能力をユーザに報知する制御、あるいは、図２における着呼端末１０Ｂのように、着呼時に自端末のＴ．３８ ＩＰＦＡＸ通信能力を発呼側に通知する制御を行うが、これらの制御機能については、例えば、システム制御部１８に持たせることができる。
【００７２】
図４は、本発明に係わるファクシミリ装置１０のシステム制御部１８の機能構成を示すブロック図である。
【００７３】
図４に示すように、システム制御部１８は、選択発信制御部１８１、相手先通信能力判定部１８２、相手先通信能力報知制御部１８３、通信能力通知制御部１８４、設定／動作環境監視部１８５、登録ダイヤル書換部１８６を具備する。
【００７４】
選択発信制御部１８１は、発呼操作時に入力される宛先番号に応じてＩＰ網４０または公衆網５０のいずれかを選択し、該当する網経由で発呼する制御を行う。
【００７５】
相手先通信能力判定部１８２は、公衆網５０経由で発呼した後、ＦＡＸプロトコル実施中に相手端末から送られてくるＤＩＳや、ＮＳＦ等の通信能力手順信号を解析して相手端末にＴ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力があるかどうかを判定する。
【００７６】
相手先通信能力報知制御部１８３は、相手先通信能力判定部１８２での判定結果に基づき、相手端末にＴ３８−ＩＰＦＡＸ受信能力がある場合にはその旨を報知する制御を行なう。
【００７７】
通信能力通知制御部１８４は、公衆網５０からの着呼時、後述する設定／動作環境監視部１８５での周辺装置等の動作監視結果等に基づき、相手端末に対して自装置の通信能力（Ｔ３８−ＩＰＦＡＸ受信能力）を通知すべきどうかを判定し、通知すべきと判定された場合に限り、該通信能力を相手端末に通知する制御を行う。
【００７８】
設定／動作環境監視部１８５は、ＩＰ網経由でＦＡＸ受信するために必要な各種パラメータの設定状況や、自装置が接続される網やゲートサーバ（ＳＩＰサーバ・ゲートキーパ・ゲートウェイサーバ・プロキシサーバ等）等の動作異常等、自装置の置かれた設定／動作環境を監視し、その監視結果を、自装置の通信能力を通知すべきかどうかの判定条件として通信能力通知制御部１８４に送出する。
【００７９】
登録ダイヤル書換部１８６は、短縮ダイヤル及びワンタッチダイヤル等の簡易ダイヤルに対応して公衆網経由の宛先情報またはＩＰ網経由の宛先情報を記憶しておき、該簡易ダイヤルを用いた発呼操作時、この時に記憶されている例えば公衆網経由の宛先情報を用いて公衆電話網経由で発呼した後、相手端末にＴ３８−ＩＰＦＡＸ受信能力があり、かつこの相手端末のＩＰ網における宛先情報が付加されていることが判明した場合、上記簡易ダイヤルに対応して記憶される宛先情報を、それまでの公衆網経由の宛先番号から、今回付加されていることを確認したＩＰ網経由の宛先番号に書き換える制御を行なう。
【００８０】
かかる構成を有するシステム制御部１８において、相手先通信能力報知制御部１８３が、着呼端末にＴ３８−ＩＰＦＡＸ受信能力がある旨をユーザ等に報知する制御、並びに通信能力通知制御部１８４が、自装置の通信能力を発呼端末に通知する制御には、種々のバリエーションがあり、これらバリエーションついては、以下に述べる各実施例の説明の中で明らかにしていく。
【００８１】
まず、本発明に係わるファクシミリ装置の送信動作について各実施例を挙げながら説明する。
【００８２】
なお、以下の説明において、各実施例に係わるファクシミリ装置は、例えば、図２に示したネットワーク中のファクシミリ装置１０Ａに相当し、ファクシミリ装置１０Ｂ等、同ネットワーク内の着呼側のファクシミリ装置に対して公衆網５０経由で送信動作を行うものとする。
【００８３】
この場合、各実施例に係わるファクシミリ装置の基本的な構成は、図１及び図４に示す如くであり、システム制御部１８における相手先通信能力報知制御部１８３等の制御機能のみが異なるものである。
【００８４】
第１の実施例：
図５は、第１の実施例に係わるファクシミリ装置（便宜的に、１０Ａ−１と呼称する。）の送信動作を示すフローチャートである。
【００８５】
なお、この送信動作に際して、ファクシミリ装置１０Ａ−１は、公衆網経由の宛先番号が予め登録されている短縮ダイヤル（例えば、短縮番号００１）を用い、公衆網経由で相手端末に発呼するものとする。
【００８６】
図５に示すように、このファクシミリ装置（発呼端末）１０Ａ−１は、操作／表示部１２で、上記短縮ダイヤルにより相手端末（着呼端末）の公衆網経由の宛先番号を入力し、送信スタートボタンを押下する発呼操作がなされると、システム制御部１８（選択発信制御部１８１）が、例えば、ＰＳＴＮ呼／網制御部２４に発呼開始を指示し、公衆網５０を経由して発呼する（ステップＳ５０１）。
【００８７】
発呼後、発呼端末１０Ａ−１と着呼端末とは、それぞれ、Ｇ３ＦＡＸ伝送制御部２３の制御の下にＴ．３０のファクシミリ通信手順（ＦＡＸプロトコル：図３参照）を開始する（ステップＳ５０２）。
【００８８】
このＦＡＸプロトコルの実行中、発呼端末１０Ａ−１では、相手先通信能力判定部１８２が着呼端末から送られてくる通信能力通知手順信号（この例では、ＤＩＳ）を取得し（ステップＳ５０３）、このＤＩＳ中の特定のビットが付加されているか否かによって、着呼端末（相手先）に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」があるか否かを判定する（ステップＳ５０４）。
【００８９】
ここで、上記特定ビットが付加されておらず、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が無いと判定された場合（ステップＳ５０４ＮＯ）、システム制御部１８は、ＦＡＸプロトコルを継続する（ステップＳ５０５）と共に、この間、相手端末からＤＣＮが送られてくることにより、通信が終了したと判断した場合（ステップＳ５０６ＹＥＳ）に、通信を中断（ステップＳ５０７）して送信動作を終了する。
【００９０】
これに対し、上記特定ビットが付加されていることにより、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ると判定された場合（ステップＳ５０４ＹＥＳ）、システム制御部１８（相手先通信能力報知制御部１８３）は、例えば、操作／表示部１２の表示パネル上に、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨のメッセージを表示する（ステップＳ５１１）。
【００９１】
上記メッセージの表示後は、ＦＡＸプロトコルを継続し（ステップＳ５０５）、着呼端末から送られてくるＤＣＮにより、通信が終了したと判断（ステップＳ５０６ＹＥＳ）した後、通信を中断（ステップＳ５０７）して送信動作を終了する。
【００９２】
図６は、ステップＳ５１１での相手先通信能力報知メッセージの表示例を示す図である。
【００９３】
この例では、短縮番号００１の短縮ダイヤルを用いて公衆網５０経由で例えばファクシミリ装置１０Ｂに発呼し、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ることを認識したことにより、操作／表示部１２の表示パネル（相手先通信能力報知画面１２１）上に、“短縮Ｎｏ．００１の宛先は、インターネット経由で通信が可能であることと、インターネット経由の宛先番号の確認を促す旨”の内容のメッセージが表示されている。
【００９４】
このように、第１の実施例では、公衆網５０経由でファクシミリ通信を実施した際、発呼側ファクシミリ装置は、着呼側ファクシミリ装置からの通信能力通知手順信号に基づき、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ることを認識した場合、この時の宛先はインターネット経由で通信が可能である旨のメッセージを装置パネルに表示してユーザに報知するものである。
【００９５】
なお、図５の例では、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨のメッセージをＦＡＸ通信中に実施することで、現在通信中の宛先がＩＰ網経由でもファクシミリ通信可能であることを報知しているが、通信終了後に、該通信終了後の宛先に対応付けて、当該宛先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨のメッセージを表示するようにしても良い。
【００９６】
また、図５の例では、ＤＩＳを用いて相手先のＴ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力を判定したが、これに限らず、例えば、ＮＳＦ（非標準機能）等の種々の通信能力通知手順信号を用いて上記判定を行うようにしても良い。この点は、以下の各実施例についても同様である。
【００９７】
また、図５の例では、短縮ダイヤルを用いて発呼することを前提としたが、これに限らず、通常のダイヤル入力に関しても本発明を適用できる。
【００９８】
この場合に表示パネルに表示する「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」有りの旨のメッセージとしては、例えば、図６の示すメッセージ中の宛先に関する情報を“短縮Ｎｏ．００１”に変えて今回入力したダイヤル番号を表示すれば良い。
【００９９】
第２の実施例：
図７は、第２の実施例に係わるファクシミリ装置（便宜的に、１０Ａ−２と呼称する。）の送信動作を示すフローチャートである。
【０１００】
本実施例のファクシミリ装置１０Ａ−２は電子メール通信機能を有する。そして、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」がある旨を通知する管理端末３５（図１参照）の電子メールアドレス（例えば、Ａｄｍｉｎ＠ｘｘｘ．ｃｏ．ｊｐ）が自装置のメールアドレス（例えば、ｉＦＡＸ１＠ｘｘｘ．ｃｏ．ｊｐ）と共に、ＲＡＭ１７等の記憶手段に予め記憶されている。
【０１０１】
このファクシミリ装置（発呼端末）１０Ａ−２では、操作／表示部１２で、短縮ダイヤル（例えば、短縮番号００１）により相手端末（着呼端末）の公衆網経由の宛先番号を入力し、送信スタートボタンを押下する発呼操作がなされると、公衆網５０を経由して発呼し（ステップＳ７０１）、着呼端末との間でＴ．３０のファクシミリ通信手順（ＦＡＸプロトコル：図３参照）を開始する（ステップＳ７０２）。
【０１０２】
このＦＡＸプロトコルの実行中、発呼端末１０Ａ−２では、相手先通信能力判定部１８２が着呼端末から送られてくる通信能力通知手順信号（この例では、ＤＩＳ）を取得し（ステップＳ７０３）、この通信能力手順通信号中の特定のビットが付加されているか否かによって、着呼端末（相手先）に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」があるか否かを判定する（ステップＳ７０４）。
【０１０３】
ここで、上記特定ビットが付加されておらず、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が無いと判定された場合（ステップＳ７０４ＮＯ）、システム制御部１８は、ＦＡＸプロトコルを継続する（ステップＳ７０５）と共に、この間、相手端末からＤＣＮが送られてくることにより、通信が終了したと判断した場合（ステップＳ７０６ＹＥＳ）に、通信を中断（ステップＳ７０７）して送信動作を終了する。
【０１０４】
これに対し、上記特定ビットが付加されていることにより、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ると判定された場合（ステップＳ７０４ＹＥＳ）、システム制御部１８（相手先通信能力報知制御部１８３）は、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨を通知するための電子メールを生成し（ステップＳ７１１）、該電子メールを、予め記憶されている管理端末３５のメールアドレスを用いて当該管理端末３５に送信する（ステップＳ７１２）。
【０１０５】
上記電メールの送信後は、ＦＡＸプロトコルを継続し（ステップＳ７０５）、着呼端末から送られてくるＤＣＮにより、通信が終了したと判断（ステップＳ７０６ＹＥＳ）した後、通信を中断（ステップＳ７０７）して送信動作を終了する。
【０１０６】
図８は、ステップＳ７１１，Ｓ７１２の処理を経て送られてくる電子メールを受信した管理端末３５における当該電子メールの表示例を示す図である。
【０１０７】
この例では、発呼端末１０Ａ−２で、短縮番号００１の短縮ダイヤルを用いて公衆網５０経由でファクシミリ装置１０Ｂに発呼し、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ることを認識したことにより該発呼端末１０Ａ−２から送られてくる相手先通信能力通知メールを受信した管理端末３５において、その表示部（相手先通信能力通知メール表示画面３５１）上に、自端末の電子メールアドレス（Ａｄｍｉｎ＠ｘｘｘ．ｃｏ．ｊｐ）及び送信元の電子メールアドレス（ｉＦＡＸ１＠ｘｘｘ．ｃｏ．ｊｐ）と共に、“短縮Ｎｏ．００１の宛先は、インターネット経由で通信が可能であることと、インターネット経由の宛先番号の確認を促す旨”の電子メール内容が表示されている。
【０１０８】
このように、第２の実施例では、公衆網５０経由でファクシミリ通信を実施した際、発呼側ファクシミリ装置は、着呼側ファクシミリ装置からの通信能力通知手順信号に基づき、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ることを認識した場合、この時の宛先はインターネット経由で通信が可能である旨を電子メールを用いて装置管理者に通知するものである。
【０１０９】
なお、図７の例では、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨の電子メールをＦＡＸ通信中に管理者端末３５に送信することで、現在通信中の宛先がＩＰ網経由でもファクシミリ通信可能であることを装置管理者に通知しているが、通信終了後に、当該通信の宛先に対応付けて上記電子メールの送信を行うようにしても良い。
【０１１０】
また、図７においては、短縮ダイヤルを用いて発信することを前提としたが、これに限らず、通常のダイヤル入力に関しても本発明を適用できる。
【０１１１】
第３の実施例：
図９は、第３の実施例に係わるファクシミリ装置（便宜的に、１０Ａ−３と呼称する）の送信動作を示すフローチャートである。
【０１１２】
このファクシミリ装置（発呼端末）１０Ａ−３では、操作／表示部１２で、短縮ダイヤルにより相手端末（着呼端末）の公衆網経由の宛先番号を入力し、送信スタートボタンを押下する発呼操作がなされると、公衆網５０を経由して発呼する（ステップＳ９０１）。
【０１１３】
次いで、システム制御部１８（相手先通信能力報知制御部１８３）は、この時の宛先が、後述するステップＳ９１５の処理において「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」有りとして既に記憶されている宛先かどうかをチェックする（ステップＳ９０２）。
【０１１４】
ここで、「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」有りとして既に記憶されている宛先と同じ宛先でない場合（ステップＳ９０２ＮＯ）、システム制御部１８は、着呼端末（例えば、ファクシミリ装置１０Ｂ）との間でＴ．３０のファクシミリ通信手順（ＦＡＸプロトコル：図３参照）を開始する（ステップＳ９０３）。
【０１１５】
このＦＡＸプロトコルの実行中、発呼端末１０Ａ−３では、相手先通信能力判定部１８２が着呼端末から送られてくる通信能力通知用の手順信号（この例では、ＤＩＳ）を取得し（ステップＳ９０４）、この通信能力手順通信号中の特定のビットが付加されているか否かによって、着呼端末（相手先）に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」があるか否かを判定する（ステップＳ９０５）。
【０１１６】
ここで、上記特定ビットが付加されておらず、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が無いと判定された場合（ステップＳ９０５ＮＯ）、システム制御部１８は、ＦＡＸプロトコルを継続する（ステップＳ９０６）と共に、この間、相手端末からＤＣＮが送られてくることにより、通信が終了したと判断した場合（ステップＳ９０７ＹＥＳ）に、通信を切断（ステップＳ９０８）して送信動作を終了する。
【０１１７】
これに対し、上記特定ビットが付加されていることにより、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ると判定された場合（ステップＳ９０５ＹＥＳ）、システム制御部１８（相手先通信能力報知制御部１８３）は、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨をこの時の宛先番号と関連付けて例えばＲＡＭ１７に記憶する（ステップＳ９１５）。
【０１１８】
その後は、ＦＡＸプロトコルを継続し（ステップＳ９０６）、着呼端末から送られてくるＤＣＮにより、通信が終了したと判断（ステップＳ９０７ＹＥＳ）した後、通信を中断（ステップＳ９０８）して送信動作を終了する。
【０１１９】
一方、上記ステップ９０２において、「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」有りとして既に記憶されている宛先と同じであると判定された場合（ステップＳ９０２ＹＥＳ）、システム制御部１８（相手先通信能力報知制御部１８３）は、例えば、操作／表示部１２の表示パネル上に、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨のメッセージを表示する（ステップＳ９２５）。
【０１２０】
上記メッセージの表示後は、ＦＡＸプロトコルを実施し（ステップＳ９２６）、着呼端末から送られてくるＤＣＮにより、通信が終了したと判断（ステップＳ９０７ＹＥＳ）した後、通信を中断（ステップＳ９０８）して送信動作を終了する。
【０１２１】
本実施例において、ステップＳ９２５で実施する、相手先通信能力報知メッセージの表示例としては、例えば、図６に示した相手先通信能力報知画面１２１と同内容のメッセージを表示する例が挙げられる。
【０１２２】
このように、第３の実施例では、公衆網５０経由でファクシミリ通信を実施した際、発呼側ファクシミリ装置は、着呼側ファクシミリ装置からの通信能力通知手順信号に基づき、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ることを認識した場合、その旨を宛先番号と関連付けて記憶しておき、次回、同じ宛先に送信指示がなされた場合、当該宛先はインターネット経由で通信が可能である旨のメッセージを装置パネルに表示してユーザに報知するものである。
【０１２３】
なお、図９の例では、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨のメッセージを表示する制御をＦＡＸ通信中に実施しているが、通信終了後に当該メッセージ表示を行って、当該宛先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨をユーザに報知するようにしても良い。
【０１２４】
また、図９の例では、短縮ダイヤルを用いて発信することを前提としたが、これに限らず、通常のダイヤル入力に関しても本発明を適用できる。
【０１２５】
第４の実施例：
図１０は、第４の実施例に係わるファクシミリ装置（便宜的に、１０Ａ−４と呼称する）の送信動作を示すフローチャートである。
【０１２６】
このファクシミリ装置（発呼端末）１０Ａ−４は、操作／表示部１２で、短縮ダイヤル等により相手端末（着呼端末）の公衆網経由の宛先番号を入力し、送信スタートボタンを押下する発呼操作がなされると、公衆網５０を経由して発呼し（ステップＳ１００１）、着呼端末との間でＴ．３０のファクシミリ通信手順（ＦＡＸプロトコル：図３参照）を開始する（ステップＳ１００２）。
【０１２７】
このＦＡＸプロトコルの実行中、発呼端末１０Ａ−４では、相手先通信能力判定部１８２が着呼端末から送られてくる通信能力通知用の手順信号（この例では、ＤＩＳ）を取得し（ステップＳ１００３）、この通信能力手順通信号中の特定のビットが付加されているか否かによって、着呼端末（相手先）に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」があるか否かを判定する（ステップＳ１００４）。
【０１２８】
ここで、上記特定ビットが付加されていることにより、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ると判定された場合（ステップＳ１００４ＹＥＳ）、システム制御部１８（相手先通信能力報知制御部１８３）は、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨をこの時の通信ＬＯＧと関連付けて例えばＲＡＭ１７に記憶し（ステップＳ１０１５）、次いで、ＦＡＸプロトコルを継続する（ステップＳ１００６）。
【０１２９】
これに対し、上記特定ビットが付加されておらず、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が無いと判定された場合（ステップＳ１００４ＮＯ）、システム制御部１８は、ＦＡＸプロトコルを継続する（ステップＳ１００５）と共に、この間、相手端末からＤＣＮが送られてくることにより、通信が終了したと判断した場合（ステップＳ１００６ＹＥＳ）に、通信を中断（ステップＳ１００７）する。
【０１３０】
引き続き、システム制御部１８（相手先通信能力報知制御部１８３）は、上記ステップＳ１０１５において、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨と関連付けて記憶された通信ＬＯＧがあるか否かを確認する（ステップＳ１００８）。
【０１３１】
ここで、記憶された通信ＬＯＧがある場合（ステップＳ１００８ＹＥＳ）、相手先通信能力報知制御部１８３は、上記Ｓ１０１５で記憶された情報を基に、当該通信の宛先（相手先）に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨を示す情報と当該通信の成否等の情報とを含む通信レポートを生成し、これを記録部１４に転送して印字出力させる（ステップＳ１００９）。
【０１３２】
図１１は、ステップＳ１００９における通信レポートの印字出力例を示す図である。
【０１３３】
この例は、発呼端末１０Ａ−４が、短縮ダイヤル００２で登録された公衆網経由宛先番号“０１２−３４５−６７９０”のファクシミリ装置に公衆網５０経由で発呼した際に、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ることが判明してその旨が通信結果と共に記憶された時の当該通信終了後における通信管理レポート１４１の出力例である。
【０１３４】
この通信管理レポート１４１には、短縮ダイヤル００２対応の通信に関して、該通信の宛先（０１２−３４５−６７９０）と、当該宛先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨（ＩＰ ＦＡＸ可）、並びにこの時の通信結果（良好）とが併せ印字されている。
【０１３５】
このように、第４の実施例では、公衆網５０経由でファクシミリ通信を実施した際、発呼側ファクシミリ装置は、着呼側ファクシミリ装置からの通信能力通知手順信号に基づき、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ることを認識した場合、その旨を通信ＬＯＧを関連付けて記憶しておき、通信管理レポートに当該宛先がＩＰ網経由でファクシミリ受信が可能である旨を印字するものである。
【０１３６】
なお、図１０の例では、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る場合に、その旨の情報を含む通信管理レポートを当該通信の終了時点で印字出力するようにしているが、通信終了時から任意時間経過後、通信レポートの印字出力指令を与えられた時に通信管理レポートを出力するようにしても良い。
【０１３７】
また、本実施例に係わる通信管理レポートは、印字出力するのに限らず、操作／表示部１２の表示パネルに表示する方法も併用できる。
【０１３８】
第５の実施例：
図１２は、第５の実施例に係わるファクシミリ装置（便宜的に、１０Ａ−５と呼称する）の送信動作を示すフローチャートである。
【０１３９】
このファクシミリ装置（発呼端末）１０Ａ−５は、操作／表示部１２で、短縮ダイヤル等により相手端末（着呼端末）の公衆網経由の宛先番号を入力し、送信スタートボタンを押下する発呼操作がなされると、公衆網５０を経由して発呼し（ステップＳ１２０１）、着呼端末との間でＴ．３０のファクシミリ通信手順（ＦＡＸプロトコル：図３参照）を開始する（ステップＳ１２０２）。
【０１４０】
このＦＡＸプロトコルの実行中、発呼端末１０Ａ−５では、相手先通信能力判定部１８２が着呼端末から送られてくる通信能力通知用の手順信号（この例では、ＤＩＳ）を取得し（ステップＳ１２０３）、この通信能力手順通信号中の特定のビットが付加されているか否かによって、着呼端末（相手先）に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」があるか否かを判定する（ステップＳ１２０４）。
【０１４１】
ここで、上記特定ビットが付加されていることにより、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ると判定された場合（ステップＳ１２０４ＹＥＳ）、システム制御部１８（相手先通信能力報知制御部１８３）は、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨をこの時の送信ＬＯＧと関連付けて例えばＲＡＭ１７に記憶し（ステップＳ１２１５）、次いで、ＦＡＸプロトコルを継続する（ステップＳ１２０６）。
【０１４２】
これに対し、上記特定ビットが付加されておらず、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が無いと判定された場合（ステップＳ１２０４ＮＯ）、システム制御部１８は、ＦＡＸプロトコルを継続する（ステップＳ１２０５）と共に、この間、相手端末からＤＣＮが送られてくることにより、通信が終了したと判断した場合（ステップＳ１２０６ＹＥＳ）に、通信を中断（ステップＳ１２０７）する。
【０１４３】
引き続き、システム制御部１８（相手先通信能力報知制御部１８３）は、上記ステップＳ１２１５において、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨と関連付けて記憶された送信ＬＯＧがあるか否かを確認する（ステップＳ１２０８）。
【０１４４】
ここで、記憶された送信ＬＯＧがある場合（ステップＳ１２０８ＹＥＳ）、相手先通信能力報知制御部１８３は、上記Ｓ１２１５で記憶された情報を基に、当該通信の宛先（相手先）に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨を示す情報と当該通信の成否等の情報とを含む送信レポートを生成し、これを記録部１４に転送して印字出力させる（ステップＳ１２０９）。
【０１４５】
図１３は、ステップＳ１２０９における送信レポートの印字出力例を示す図である。
【０１４６】
この例は、発呼端末１０Ａ−５が、短縮ダイヤル００１で登録された公衆網経由宛先番号“０１２−３４５−６７８９”のファクシミリ装置に公衆網５０経由で発呼した際に、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ることが判明してその旨が送信結果と共に記憶された時の当該通信終了後における送信レポート１４２の出力例である。
【０１４７】
この送信レポート１４２には、短縮ダイヤル００２、宛先番号（０１２−３４５−６７９０）の宛先への画像送信結果（良好）と、この時の送信画像の一部と、当該宛先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨のメッセージとが併せ印字されている。
【０１４８】
このように、第５の実施例では、公衆網５０経由でファクシミリ通信を実施した際、発呼側ファクシミリ装置は、着呼側ファクシミリ装置からの通信能力通知手順信号に基づき、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ることを認識した場合、その旨を送信ＬＯＧを関連付けて記憶しておき、送信レポートに当該宛先がＩＰ網経由でファクシミリ受信が可能である旨を印字するものである。
【０１４９】
なお、図１２の例では、送信レポートを記録部１４で印字出力する例を挙げたが、これに限らず、操作／表示部１２の表示パネルに表示する方法も併用できる。
【０１５０】
第６の実施例：
図１４は、第６の実施例に係わるファクシミリ装置（便宜的に、１０Ａ−６と呼称する）の送信動作を示すフローチャートである。
【０１５１】
このファクシミリ装置（発呼端末）１０Ａは、操作／表示部１２で、短縮ダイヤル（例えば、短縮番号００１）により相手端末（着呼端末）の公衆網経由の宛先番号を入力し、送信スタートボタンを押下する発呼操作がなされると、公衆網５０を経由して発呼し（ステップＳ１４０１）、着呼端末との間でＴ．３０のファクシミリ通信手順（ＦＡＸプロトコル：図３参照）を開始する（ステップＳ１４０２）。
【０１５２】
このＦＡＸプロトコルの実行中、発呼端末１０Ａ−６では、相手先通信能力判定部１８２が着呼端末から送られてくる通信能力通知用の手順信号（この例では、ＤＩＳ）を取得し（ステップＳ１４０３）、この通信能力手順通信号中の特定のビットが付加されているか否かによって、着呼端末（相手先）に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」があるか否かを判定する（ステップＳ１４０４）。
【０１５３】
ここで、上記特定ビットが付加されておらず、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が無いと判定された場合（ステップＳ１４０４ＮＯ）、システム制御部１８は、ＦＡＸプロトコルを継続する（ステップＳ１４０５）と共に、この間、相手端末からＤＣＮが送られてくることにより、通信が終了したと判断した場合（ステップＳ１４０６ＹＥＳ）に、通信を中断（ステップＳ１４０７）して送信動作を終了する。
【０１５４】
これに対し、上記特定ビットが付加されていることにより、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ると判定された場合（ステップＳ１４０４ＹＥＳ）、システム制御部１８（相手先通信能力判定部１８２）は、次いで、当該フェーズＢの中で相手端末からＣＳＡ（図３参照）を用いてＩＰ網における宛先情報が通知されたか否かを判定する（ステップＳ１４１５）。
【０１５５】
ここで、相手端末からＩＰ網における宛先情報が通知されなかった場合（ステップＳ１４１５ＮＯ）、システム制御部１８はステップＳ１４０５移行の処理に進む。
【０１５６】
これに対して、相手端末からＩＰ網における宛先情報が通知された場合（ステップＳ１４１５ＹＥＳ）、システム制御部１８（相手先通信能力報知制御部１８３）は、例えば、操作／表示部１２の表示パネル上に、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨のメッセージを表示する（ステップＳ１４１６）。
【０１５７】
上記メッセージの表示後は、ＦＡＸプロトコルを継続し（ステップＳ１４０５）、着呼端末から送られてくるＤＣＮにより、通信が終了したと判断（ステップＳ１４０６ＹＥＳ）した後、通信を中断（ステップＳ１４０７）して送信動作を終了する。
【０１５８】
図１５は、ステップＳ１４１６での相手先通信能力報知メッセージの表示例を示す図である。
【０１５９】
この例では、短縮番号００１の短縮ダイヤルを用いて公衆網５０経由で例えばファクシミリ装置１０Ｂに発呼し、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ることが判明し、更に、ＩＰにおける宛先情報の通知を受けることにより、操作／表示部１２の表示パネル（相手先通信能力報知画面１２２）上に、“短縮Ｎｏ．００１の宛先は、インターネット経由で通信が可能である旨と、該宛先のＩＰ網における宛先情報”の内容のメッセージが表示されている。
【０１６０】
なお、この相手先通信能力報知画面１２２に関しては、例えば、後述する第９の実施例に係わる相手先通信能力報知画面１２５のように、“短縮ダイヤルの登録番号をＩＰ網における宛先情報へと変更することを促す旨”の内容のメッセージと、変更する／変更しないのボタン等を表示し、短縮ダイヤルの登録変更を簡単に行えるようにしても良い。
【０１６１】
このように、第６の実施例では、公衆網５０経由でファクシミリ通信を実施した際、発呼側ファクシミリ装置は、着呼側ファクシミリ装置からの通信能力通知手順信号に基づき、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ることが判明し、更にこの相手先からＩＰ網における宛先情報が通知された場合に限り、この時の宛先はインターネット経由で通信が可能である旨のメッセージとそのＩＰ網における宛先情報を装置パネルに表示してユーザに報知するものである。
【０１６２】
なお、図１４の例では、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨のメッセージをＦＡＸ通信中に実施することで、現在通信中の宛先がＩＰ網経由でもファクシミリ通信可能であることを報知しているが、通信終了後に、該通信終了後の宛先に対応付けて、当該宛先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨のメッセージを表示するようにしても良い。
【０１６３】
また、図１４においては、短縮ダイヤルを用いて発信することを前提としたが、これに限らず、通常のダイヤル入力に関しても本発明を適用できる。
【０１６４】
第７の実施例：
図１６は、第７の実施例に係わるファクシミリ装置（便宜的に、１０Ａ−７と呼称する）の送信動作を示すフローチャートである。
【０１６５】
このファクシミリ装置（発呼端末）１０Ａ−７は、操作／表示部１２で、短縮ダイヤル（例えば、短縮番号００１）により相手端末（着呼端末）の公衆網経由の宛先番号を入力し、送信スタートボタンを押下する発呼操作がなされると、公衆網５０を経由して発呼し（ステップＳ１６０１）、着呼端末との間でＴ．３０のファクシミリ通信手順（ＦＡＸプロトコル：図３参照）を開始する（ステップＳ１６０２）。
【０１６６】
このＦＡＸプロトコルの実行中、発呼端末１０Ａ−７では、相手先通信能力判定部１８２が着呼端末から送られてくる通信能力通知用の手順信号（この例では、ＤＩＳ）を取得し（ステップＳ１６０３）、この通信能力手順通信号中の特定のビットが付加されているか否かによって、着呼端末（相手先）に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」があるか否かを判定する（ステップＳ１６０４）。
【０１６７】
ここで、上記特定ビットが付加されておらず、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が無いと判定された場合（ステップＳ１６０４ＮＯ）、システム制御部１８は、ＦＡＸプロトコルを継続する（ステップＳ１６０５）と共に、この間、相手端末からＤＣＮが送られてくることにより、通信が終了したと判断した場合（ステップＳ１６０６ＹＥＳ）に、通信を中断（ステップＳ１６０７）して送信動作を終了する。
【０１６８】
これに対し、上記特定ビットが付加されていることにより、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ると判定された場合（ステップＳ１６０４ＹＥＳ）、システム制御部１８（相手先通信能力判定部１８２）は、次いで、当該フェーズＢの中で相手端末からＣＳＡ（図３参照）を用いてＩＰ網における宛先情報が通知されたか否かを判定する（ステップＳ１６１５）。
【０１６９】
ここで、相手端末からＩＰ網における宛先情報が通知された場合（ステップＳ１６１５ＹＥＳ）、次いで、相手先通信能力判定部１８２は、当該ＩＰ網における宛先情報が適切かどうかをチェックし（ステップＳ１６１６）、不適切な場合には、ステップＳ１６０５移行の処理に進む。
【０１７０】
これに対して、相手端末からＩＰ網における宛先情報が通知されなかった場合（ステップＳ１６１５ＮＯ）、あるいはＩＰ網における宛先情報は通知されたが、不適切であった場合（ステップＳ１６１６ＹＥＳ）、相手先通信能力報知制御部１８３は、例えば、操作／表示部１２の表示パネル上に、相手先に「Ｔ．３８ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨と、相手先にＩＰ網における宛先情報の設定状況等の確認を促す旨を含むメッセージを表示する（ステップＳ１６１７）。
【０１７１】
上記メッセージの表示後は、ＦＡＸプロトコルを継続し（ステップＳ１６０５）、着呼端末から送られてくるＤＣＮにより、通信が終了したと判断（ステップＳ１６０６ＹＥＳ）した後、通信を中断（ステップＳ１６０７）して送信動作を終了する。
【０１７２】
図１７は、ステップＳ１６１７での相手先通信能力報知メッセージの表示例を示す図である。
【０１７３】
この例では、短縮番号００１の短縮ダイヤルを用いて公衆網５０経由で例えばファクシミリ装置１０Ｂに発呼し、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ることが判明したが、ＩＰ網における宛先情報が通知されなかったり不適切であることにより、操作／表示部１２の表示パネル（相手先通信能力報知画面１２３）上に、“短縮Ｎｏ．００１の宛先は、インターネット経由で通信が可能である旨と、該宛先にＩＰ網における宛先情報等を確認するように促す旨”の内容のメッセージが表示されている。
【０１７４】
このように、第７の実施例では、公衆網５０経由でファクシミリ通信を実施した際、発呼側ファクシミリ装置は、着呼側ファクシミリ装置からの通信能力通知手順信号に基づき、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ることが判明したが、この相手先からＩＰ網における宛先情報が通知されなかったりあるいはＩＰ網における宛先情報が不適切だった場合に限り、この時の宛先はインターネット経由で通信が可能である旨と相手先への確認を要する旨を含むメッセージ装置パネルに表示してユーザに報知するものである。
【０１７５】
なお、図１６の例では、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有る旨並びに要確認の旨のメッセージをＦＡＸ通信中に実施することで、現在通信中の宛先がＩＰ網経由でもファクシミリ通信可能であることを報知しているが、通信終了後に、該通信終了後の宛先に対応付けて当該メッセージを表示するようにしても良い。
【０１７６】
また、図１６の例では、短縮ダイヤルを用いて発信することを前提としたが、これに限らず、通常のダイヤル入力に関しても本発明を適用できる。
【０１７７】
第８の実施例：
図１８は、第８の実施例に係わるファクシミリ装置（便宜的に、１０Ａ−８と呼称する）の送信動作を示すフローチャートである。
【０１７８】
このファクシミリ装置（発呼端末）１０Ａは、操作／表示部１２で、短縮ダイヤル（例えば、短縮番号００１）により相手端末（着呼端末）の公衆網経由の宛先番号を入力し、送信スタートボタンを押下する発呼操作がなされると、公衆網５０を経由して発呼し（ステップＳ１８０１）、着呼端末（例えば、ファクシミリ装置１０Ｂ）との間でＴ．３０のファクシミリ通信手順（ＦＡＸプロトコル：図３参照）を開始する（ステップＳ１８０２）。
【０１７９】
このＦＡＸプロトコルの実行中、発呼端末１０Ａ−８では、相手先通信能力判定部１８２が着呼端末から送られてくる通信能力通知用の手順信号（この例では、ＤＩＳ）を取得し（ステップＳ１８０３）、この通信能力手順通信号中の特定のビットが付加されているか否かによって、着呼端末（相手先）に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」があるか否かを判定する（ステップＳ１８０４）。
【０１８０】
ここで、上記特定ビットが付加されていることにより、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ると判定された場合（ステップＳ１８０４ＹＥＳ）、次いで、相手先通信能力判定部１８２は、当該フェーズＢの中で相手端末からＣＳＡ（図３参照）を用いてＩＰ網における宛先情報が通知されたか否かを判定する（ステップＳ１８１５）。
【０１８１】
ここで、相手端末からＩＰ網における宛先情報が通知されなかった場合（ステップＳ１８１５ＮＯ）、システム制御部１８はステップＳ１８０５移行の処理に進む。
【０１８２】
また、相手端末からＩＰ網における宛先情報が通知された場合（ステップＳ１８１５ＹＥＳ）、相手先通信能力報知制御部１８３は、当該ＩＰ網における宛先情報（ＩＰ網経由の宛先情報）を公衆網経由の宛先番号と関連付けて例えばＲＡＭ１７に記憶し（ステップＳ１８１６）、ステップＳ１８０５移行の処理に進む。
【０１８３】
一方、上記特定ビットが付加されておらず、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が無いと判定された場合（ステップＳ１８０４ＮＯ）、システム制御部１８は、ＦＡＸプロトコルを継続する（ステップＳ１８０５）と共に、この間、相手端末からＤＣＮが送られてくることにより、通信が終了したと判断した場合（ステップＳ１８０６ＹＥＳ）に、通信を中断（ステップＳ１８０７）して送信動作を終了する。
【０１８４】
送信動作の終了後、相手先通信能力報知制御部１８３は、上記ステップＳ１８１６において、ＩＰ網における宛先情報が記憶されているか否かをチェックする（ステップＳ１８０８）。
【０１８５】
ここで、宛先情報が記憶されていない場合（ステップＳ１８０８ＮＯ）、処理を終了する。
【０１８６】
また、宛先情報が記憶されている場合（ステップＳ１８０８ＹＥＳ）、相手先通信能力報知制御部１８３は、この記憶された宛先情報を用いてＩＰ網経由で相手端末に発呼（ステップＳ１８０９）するように制御する。
【０１８７】
なお、この時の発呼手順としては、後で詳述するように、ＳＩＰ（ＲＦＣ３２６１）のＯＰＴＩＯＮＳメソッドを利用する。
【０１８８】
発呼後、相手先通信能力報知制御部１８３は、相手端末との通信手順を監視することにより、相手端末と接続できたか否かをチェックする（ステップＳ１８１０）。
【０１８９】
ここで、相手先と接続できなかった場合（ステップＳ１８１０ＮＯ）、ステップＳ１８０９での発呼に対応した次のフェーズの処理へと移行する。
【０１９０】
また、相手端末と接続できた場合（ステップＳ１８１０ＹＥＳ）、相手先通信能力報知制御部１８３は、登録ダイヤル書換部１８６に短縮ダイヤルの書換えを指示し、登録ダイヤル書換部１８６はこの指示に従い、公衆網経由での発呼（ステップＳ１８０１）に用いた短縮ダイヤル（００１）に今まで記憶されていた公衆網経由の宛先番号を、該発呼後のＦＡＸプロトコル中に取得したＩＰ網経由の宛先番号（ステップＳ１８１６で記憶したＩＰ網における宛先情報）へ書換える処理を行なう（ステップＳ１８１１）。
【０１９１】
上記登録ダイヤルの書換え後、登録ダイヤル書換部１８６から書換終了通知を受けた相手先通信能力報知制御部１８３は、例えば、操作／表示部１２の表示パネル上に、今回の公衆網経由の発呼で用いた短縮ダイヤル（００１）の登録番号を公衆網経由の宛先情報からＩＰ網経由の宛先情報に書換えた旨のメッセージを表示し（ステップＳ１８１２）、その後、ステップＳ１８０９での発呼に対応した次のフェーズの処理へと移行する。
【０１９２】
図１９は、ステップ１８０９での発呼に係わる通信手順を示すものである。
【０１９３】
図１９に示すように、ステップＳ１８０９において、本実施例のファクシミリ装置（発呼端末）１０Ａ−８は、ＩＰ網経由の宛先情報が記憶されているとの判定結果が得られた場合（ステップＳ１８０８）、相手先通信能力報知制御部１８３がＩＰ網制御部２１に発呼指示を与え、該指示に基づいてＳＩＰ呼制御部２２がＳＩＰ（ＲＦＣ３２６１）のＯＰＴＩＯＮＳメソッドを利用して相手端末（着呼端末）に発呼する。
【０１９４】
この通信手順において、発呼端末１０Ａ−８は、自端末から送信した“ＯＰＴＩＯＮＳ”のデータＤａに対して、着呼端末から送られてくる“２００ ＯＫ”のデータＤｂをＳＩＰ呼制御部２２で受信すると、該データＤｂを基にＳＩＰ呼制御部２２が接続が完了したことを認識し、その旨をシステム制御部１８に通知する。
【０１９５】
システム制御部１８では、相手先通信能力報知制御部１８３が上記通知を受け取り、相手端末と接続できたと判定する（ステップＳ１８１０ＹＥＳ）ことにより、上述した短縮ダイヤルの書換え（ステップＳ１８１１１）を経て、当該短縮ダイヤルを書換えた旨のメッセージ表示を行う（ステップＳ１８１２）。
【０１９６】
図２０は、ステップＳ１８１２における短縮ダイヤル書換完了報知メッセージの表示例を示す図である。
【０１９７】
この例では、短縮ダイヤル００１に登録された公衆網経由の宛先番号（０３３−１２３４−５６７８）を用いて公衆網５０経由で例えばファクシミリ装置１０Ｂに発呼し、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ることが判明しかつそのＩＰ網における宛先情報（０５０−１２３−４５６７８）の取得に成功した後、更に、このＩＰ網における宛先情報を用いてＩＰ網経由で同じ相手端末と接続できたことを認識した結果、操作／表示部１２の表示パネル（相手先通信能力報知画面１２４）上に、“短縮Ｎｏ．００１の宛先は、公衆網経由の宛先番号（０３３−１２３４−５６７８）が登録されているところ、インターネット経由（宛先番号：０５０−１２３−４５６７８）で通信可能なため、書換えを行いました。”という主旨の短縮ダイヤル書換完了報知メッセージが表示されている。
【０１９８】
このように、第８の実施例では、短縮ダイヤルを用いて公衆網５０経由でファクシミリ通信を実施した際、発呼側ファクシミリ装置は、着呼側ファクシミリ装置からの通信能力通知手順信号に基づき、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ることが判明しかつＩＰ網経由の宛先情報を受信した場合、該ＩＰ網経由の宛先情報を公衆網経由の宛先情報と関連付けて記憶しておき、その後、ＩＰ網経由の宛先情報を用いて発呼して相手端末と接続できることを確認した場合に限り、当該短縮ダイヤルの登録情報を公衆網経由の宛先情報からＩＰ網経由の宛先情報に書換え、必要に応じて、その書換え完了の旨を示すメッセージを装置パネルに表示してユーザに報知するものである。
【０１９９】
第９の実施例：
図２１は、第９の実施例に係わるファクシミリ装置（便宜的に、１０Ａ−９と呼称する）の送信動作を示すフローチャートである。
【０２００】
このファクシミリ装置（発呼端末）１０Ａ−９は、操作／表示部１２で、短縮ダイヤル（例えば、短縮番号００１）により相手端末（着呼端末）の公衆網経由の宛先番号を入力し、送信スタートボタンを押下する発呼操作がなされると、公衆網５０を経由して発呼し（ステップＳ２１０１）、着呼端末（例えば、ファクシミリ装置１０Ｂ）との間でＴ．３０のファクシミリ通信手順（ＦＡＸプロトコル：図３参照）を開始する（ステップＳ２１０２）。
【０２０１】
このＦＡＸプロトコルの実行中、発呼端末１０Ａ−９では、相手先通信能力判定部１８２が着呼端末から送られてくる通信能力通知用の手順信号（この例では、ＤＩＳ）を取得し（ステップＳ２１０３）、この通信能力手順通信号中の特定のビットが付加されているか否かによって、着呼端末（相手先）に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」があるか否かを判定する（ステップＳ２１０４）。
【０２０２】
ここで、上記特定ビットが付加されていることにより、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ると判定された場合（ステップＳ２１０４ＹＥＳ）、次いで、相手先通信能力判定部１８２は、当該フェーズＢの中で相手端末からＣＳＡ（図３参照）を用いてＩＰ網における宛先情報が通知されたか否かを判定する（ステップＳ２１１５）。
【０２０３】
ここで、相手端末からＩＰ網における宛先情報が通知されなかった場合（ステップＳ２１１５ＮＯ）、システム制御部１８はステップＳ２１０５移行の処理に進む。
【０２０４】
また、相手端末からＩＰ網における宛先情報が通知された場合（ステップＳ２１１５ＹＥＳ）、相手先通信能力報知制御部１８３は、当該ＩＰ網における宛先情報（ＩＰ網経由の宛先情報）を公衆網経由の宛先番号と関連付けて例えばＲＡＭ１７に記憶し（ステップＳ２１１６）、ステップＳ２１０５移行の処理に進む。
【０２０５】
一方、上記特定ビットが付加されておらず、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が無いと判定された場合（ステップＳ２１０４ＮＯ）、システム制御部１８は、ＦＡＸプロトコルを継続する（ステップＳ２１０５）と共に、この間、相手端末からＤＣＮが送られてくることにより、通信が終了したと判断した場合（ステップＳ２１０６ＹＥＳ）に、通信を中断（ステップＳ２１０７）して送信動作を終了する。
【０２０６】
送信動作の終了後、相手先通信能力報知制御部１８３は、上記ステップＳ２１１６において、ＩＰ網における宛先情報が記憶されているか否かをチェックする（ステップＳ２１０８）。
【０２０７】
ここで、宛先情報が記憶されていない場合（ステップＳ２１０８ＮＯ）、処理を終了する。
【０２０８】
また、宛先情報が記憶されている場合（ステップＳ２１０８ＹＥＳ）、相手先通信能力報知制御部１８３は、この記憶された宛先情報を用いてＩＰ網経由で相手端末に発呼（ステップＳ２１０９）するように制御する。
【０２０９】
なお、この時の発呼手順としては、第８の実施例で述べたように。ＳＩＰ（ＲＦＣ３２６１）のＯＰＴＩＯＮＳメソッド（図１９参照）を利用する。
【０２１０】
発呼後、相手先通信能力報知制御部１８３は、相手端末との通信手順を監視することにより、相手端末と接続できたか否かをチェックする（ステップＳ２１１０）。
【０２１１】
ここで、相手先と接続できなかった場合（ステップＳ２１１０ＮＯ）、ステップＳ２１０９での発呼に対応した次のフェーズの処理へと移行する。
【０２１２】
また、相手端末と接続できた場合（ステップＳ２１１０ＹＥＳ）、相手先通信能力報知制御部１８３は、例えば、操作／表示部１２の表示パネル上に、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ることとそのＩＰ網における宛先情報が分かる態様のメッセージを表示すると共に、短縮ダイヤルの登録情報を変更するか否かの選択を指示するためのボタン等を併せ表示する（ステップＳ２１１１）。
【０２１３】
引き続き、相手先通信能力報知制御部１８３は、上記表示を基に、登録変更指示ボタンによって短縮ダイヤルの登録変更を行うことが指示されたか否かを監視する（ステップＳ２１１２）。
【０２１４】
ここで、登録変更を行うことが指示された場合（ステップＳ２１１２ＹＥＳ）、相手先通信能力報知制御部１８３は、登録ダイヤル書換部１８６に短縮ダイヤルの書換えを指示し、登録ダイヤル書換部１８６はこの指示に従い、公衆網経由での発呼（ステップＳ２１０１）に用いた短縮ダイヤル（００１）に今まで記憶されていた公衆網経由の宛先番号を、該発呼後のＦＡＸプロトコル中に取得したＩＰ網経由の宛先番号（ステップＳ２１１６で記憶したＩＰ網における宛先情報）へ書換える処理を行なう（ステップＳ２１１３）。
【０２１５】
上記登録ダイヤルの書換え後、登録ダイヤル書換部１８６から書換終了通知を受けたシステム制御部１８は、ステップＳ２１０９での発呼に対応した次のフェーズの処理へと移行する。
【０２１６】
図２２は、ステップＳ２１１１における相手先通信能力報知メッセージの表示例を示す図である。
【０２１７】
この例では、短縮ダイヤル００１を用いて公衆網５０経由で例えばファクシミリ装置１０Ｂに発呼し、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ることが判明しかつそのＩＰ網における宛先情報（０５０−１２３−４５６７８）の取得に成功した後、更に、このＩＰ網における宛先情報を用いてＩＰ網経由で同じ相手端末と接続できたことを認識した結果、操作／表示部１２の表示パネル（相手先通信能力報知画面１２５）上に、“短縮Ｎｏ．００１の宛先は、インターネット経由（宛先番号：０５０−１２３−４５６７８）で通信可能であり、宛先変更を勧めます。”という主旨のメッセージが表示されている。
【０２１８】
併せて、相手先通信能力報知画面１２５には、“変更する”ボタンと、“変更しない”ボタンが表示される。
【０２１９】
ここで、“変更する”ボタンを押下すると、登録ダイヤル書換部１８６に書換え指示が与えられ、この指示に従い、登録ダイヤル書換部１８６が、当該短縮ダイヤル（００１）に今まで記憶されていた公衆網経由の宛先番号から、今回の通信で取得したＩＰ網経由の宛先番号（ステップＳ１４１５で取得したＩＰ網における宛先情報）へ書換える処理を行なう。
【０２２０】
このように、第９の実施例では、短縮ダイヤルを用いて公衆網５０経由でファクシミリ通信を実施した際、発呼側ファクシミリ装置は、着呼側ファクシミリ装置からの通信能力通知手順信号に基づき、相手先に「Ｔ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力」が有ることが判明しかつＩＰ網経由の宛先情報を受信した場合、該ＩＰ網経由の宛先情報を公衆網経由の宛先情報と関連付けて記憶しておき、その後、ＩＰ網経由の宛先情報を用いて発呼して相手端末と接続できることを確認した場合に限り、今回通信した宛先が上記接続確認に用いたＩＰ網経由の宛先番号を用いてＩＰ網経由でファクシミリ通信が可能である旨を表示し、併せて、今回用いた短縮ダイヤルの登録情報を公衆網経由の宛先情報からＩＰ網経由の宛先情報に書換えるか否かの選択指示を与える情報を装置パネルに表示してユーザに報知するものである。
【０２２１】
上記第１〜第９の実施例で述べたように、本発明のファクシミリ装置によれば、発呼側としての動作時、公衆網経由で発呼した後、相手端末から送られてくる手順信号に基づき、該相手端末にＴ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力があることがあることが判明した場合、その旨を報知するようにしたため、送信側では、相手端末がＴ．３８ ＩＰＦＡＸ受信が可能であることを上記報知内容から簡単に知ることができ、該当する宛先にのみＩＰ網経由のＦＡＸ送信方法を確認することにより、通信コスト負担の少ないＩＰ網経由のＦＡＸ送信へ極めて効率良く移行できる。
【０２２２】
上記報知制御方法としては、報知内容（相手端末がＴ．３８ ＩＰＦＡＸ受信が可能であること、または相手端末のＩＰ網における宛先情報若しくは両者）を装置本体表示部に表示する方法（第１、第６〜第９の実施例）、上記報知内容を含む電子メールを予め登録された宛先に送信する方法（第２の実施例）、上記報知内容と相手端末の宛先番号と共に記憶し、次回、同じ相手端末に対する発呼指示がなされた場合、報知内容を装置本体表示部に表示する方法（第３の実施例）、相手端末の宛先番号に関連付けて該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があることを示す情報が付加された通信管理レポート、送信レポートを装置本体の表示部に表示するかまたは記録する方法（第４及び第５の実施例）がある。
【０２２３】
これらの方法は、互いに阻害要因とならない限り、複数の報知方法を併用することが可能である。
【０２２４】
また、第８及び第９の実施例によれば、例えば、短縮ダイヤル等の簡易ダイヤルを用いて公衆網経由で発呼した後、相手端末にＴ．３８ ＩＰＦＡＸ受信能力が有りかつＩＰ網における宛先情報が付加されていることが判明した場合、該宛先情報を用いてＩＰ網経由で発呼して相手端末と正しく接続されたことを確認した後に、相手端末がＴ．３８ ＩＰＦＡＸ受信可能であることを報知しているため、宛先の書換えが簡単に行えるだけに留まらず、相手端末のＩＰ網経由の宛先情報を送信側ユーザに正確に伝えることができ、その後、該宛先情報を用いてＩＰ網経由ＦＡＸ送信を行った時、相手端末がＩＰ網経由ＦＡＸ受信が行える状態に設定されていない等の理由によりＩＰ網経由ＦＡＸ送信が行えなくなる等の通信トラブルを回避できる。
【０２２５】
また、第８及び第９の実施例によれば、相手端末とＩＰ網経由で正しく接続された場合に、簡易ダイヤルに記憶される宛先情報を、それまでの公衆網経由の宛先番号からＩＰ網経由の宛先番号に書き換えるようにしたため、送信側の簡易ダイヤルの登録内容が誤って書換えられることを防止でき、この点でも、その後の送信側からのＩＰ網経由ＦＡＸ送信に際しての通信トラブルを回避するのに有用である。
【０２２６】
次に、本発明に係わるファクシミリ装置の受信動作について各実施例を挙げながら説明する。
【０２２７】
なお、以下の説明において、各実施例に係わるファクシミリ装置は、例えば、図２に示したネットワーク中のファクシミリ装置１０Ｂに相当し、ファクシミリ装置１０Ａ等、同ネットワーク内の発呼側のファクシミリ装置からの着呼を受けてＩＰ網４０または公衆網５０経由で受信動作を行うものとする。
【０２２８】
この場合、各実施例に係わるファクシミリ装置の基本的な構成は、図１及び図４に示す如くであり、システム制御部１８における通信能力通知制御部１８４や設定／動作環境監視部１８５等の制御機能のみが異なるものである。
【０２２９】
第１０の実施例：
図２３は、第１０の実施例に係わるファクシミリ装置（便宜的に、１０Ｂ−１と呼称する）のＩＰ網経由受信パラメータの設定画面の表示例を示す図である。
【０２３０】
このファクシミリ装置１０Ｂ−１では、表示／操作部１２での所定の操作に応じて図２３（ａ）に示すような初期画面１２６ａを表示させ、該画面１２６ａ上で、自装置のＩＰアドレスやＩＰ電話番号、あるいはゲートサーバ（ＳＩＰサーバ・ゲートキーパ・ゲートウェイサーバ・プロキシサーバなど）のＩＰ等、ＩＰ網４０を経由してＴ．３８ ＩＰ−ＦＡＸ受信を行うために必要な各種パラメータを設定することができる。
【０２３１】
図２３（ｂ）に示す設定中画面１２６ｂは、上記各種パラメータを設定中の状態を示したものであり、この状態において、ファクシミリ装置１０Ｂ−１の例えばＲＡＭ１７内には、ＩＰアドレス（１１１．２２２．１１１．１），ゲートサーバＩＰ（１１１．２２２．１１１．９），ＩＰ電話番号（０５０−１２３４−５６７８）が設定される。
【０２３２】
このファクシミリ装置１０Ｂ−１では、上記ＩＰ網経由ＦＡＸ受信パラメータの設定状態を設定／動作環境監視部１８５で監視し、システム制御部１８内の通信能力通知制御部１８４は、着呼時、設定／動作環境監視部１８５での監視結果（ＩＰ網経由ＦＡＸ受信パラメータの設定状態）に基づいて発呼側へ自装置のＴ．３８ＩＰＦＡＸ受信能力通知制御を行なう。
【０２３３】
図２４は、第１０の実施例に係わるファクシミリ装置１０Ｂ−１の受信動作を示すフローチャートである。
【０２３４】
このファクシミリ装置１０Ｂ−１では、公衆網５０経由でのＦＡＸ着呼があると、例えば、ＰＳＴＮ呼／網制御部２４がその着呼に応答し、Ｇ３ＦＡＸ伝送制御部２３がＴ．３０に規定されたＦＡＸプロトコル（図３における着呼端末の動作参照）開始の準備に入る。
【０２３５】
その際、ＦＡＸ着呼（Ｃａｌｌｉｎｇ）を認識すると（ステップＳ２４０１ＹＥＳ）、通信能力通知制御部１８４が、設定／動作環境監視部１８５の監視結果を取り込んで、ＩＰ網経由ＦＡＸ受信パラメータ（Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信パラメータ）が設定されているかどうかをチェックする（ステップＳ２４０２）。
【０２３６】
ここで、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信パラメータが設定されていない場合（ステップＳ２４０２ＮＯ）、通信能力通知制御部１８４は、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信パラメータ有りを示す特定のビットを付加しないＤＩＳを送信することにより、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力無しの旨を発呼端末に通知し（ステップ２４１０）、その後、ＦＡＸプロトコルを続行する（ステップＳ２４２０）。
【０２３７】
これに対して、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信パラメータが設定されている場合（ステップＳ２４０２ＹＥＳ）、通信能力通知制御部１８４は、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信パラメータ有りを示す特定のビットを付加したＤＩＳを送信することにより、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力有りの旨を発呼端末に通知する（ステップ２４０３）。
【０２３８】
次いで、通信能力通知制御部１８４は、自端末にＩＰ網における宛先情報通知機能があるかどうかをチェックし（ステップＳ２４０４）、当該機能があれば（ステップＳ２４０４ＹＥＳ）、ＲＡＭ１７から読み出したＩＰ網における宛先情報を設定したＣＳＡを送出することにより発呼端末に当該ＩＰ網における宛先情報を通知し（ステップＳ２４０５）、その後、ＦＡＸプロトコルを続行する（ステップＳ２４２０）。
【０２３９】
図２５は、第１０の実施例に係わるファクシミリ装置１０Ｂ−１の着呼応答手順を示す図である。
【０２４０】
着呼端末として動作する本実施例のファクシミリ装置１０Ｂ−１は、ＩＰ網経由ＦＡＸ受信パラメータが未設定の場合、図２５（ａ）に示すように、ＤＩＳを用いて“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力無し”を通知し、その後の手順においてもＣＳＡを付加しないように動作する。
【０２４１】
これに対し、ＩＰ網経由ＦＡＸ受信パラメータが設定されている場合、ファクシミリ装置１０Ｂ−１は、図２５（ｂ）に示すように、ＤＩＳを用いて“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力有り”を通知し、更に、その後の手順ではＩＰ網における宛先情報を設定したＣＳＡを付加するように動作する。
【０２４２】
このように、第１０の実施例では、公衆網５０経由でファクシミリ着呼を受けた際、着呼側ファクシミリ装置は、自装置にＩＰ網経由ＦＡＸ受信に必要なパラメータが設定されている場合に限り、発呼側ファクシミリ装置に“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力有り”の通知を行うものである。
【０２４３】
かかる構成によれば、着呼側にたとえ“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力”あっても、この受信を受ける環境が整っていない（ＩＰ網経由ＦＡＸ受信パラメータ未設定）場合には、“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信無し”が発呼側に通知されることにより、該発呼側が当該環境下で着呼側にＩＰ網経由で発呼して通信不能に至るといったトラブルを回避できる。
【０２４４】
第１１の実施例：
図２６は、第１１の実施例に係わるファクシミリ装置（便宜的に、１０Ｂ−２と呼称する）のＩＰ網経由受信環境監視形態を示す概念図である。
【０２４５】
このファクシミリ装置１０Ｂ−２では、例えば、設定／動作環境監視部１８５において、Ｔ．３８ ＩＰ−ＦＡＸ受信を行うために必要な各種周辺装置（ファクシミリ装置１０Ｂ−２が接続される社内ＬＡＮ３０や、ゲートサーバ〔ＳＩＰサーバ・ゲートキーパ・ゲートウェイサーバ・プロキシサーバ）３６等〕の動作状態を監視する。
【０２４６】
特に、図２６では、ファクシミリ装置１０Ｂ−２が、設定／動作環境監視部１８５によって、ＩＰアドレス（１１１．２２２．１１１．１）を持つゲートサーバ（ＳＩＰサーバ・ゲートキーパ・ゲートウェイサーバ・プロキシサーバ）３６の動作状態を定期的に監視している様子を示している。
【０２４７】
このファクシミリ装置１０Ｂ−２では、社内ＬＡＮ３０やゲートサーバ３６（ＳＩＰサーバ・ゲートキーパ・ゲートウェイサーバ・プロキシサーバ）等、自装置がＴ．３８ ＩＰ−ＦＡＸ受信を行うために必要な周辺装置の動作が異常かどうかを監視し、通信能力通知制御部１８４は、着呼時、設定／動作環境監視部１８５での監視結果（周辺装置の動作状態）に基づいて発呼側へ自装置のＴ．３８ＩＰＦＡＸ受信能力通知制御を行なう。
【０２４８】
図２７は、第１１の実施例に係わるファクシミリ装置１０Ｂ−２の受信動作を示すフローチャートである。
【０２４９】
このファクシミリ装置１０Ｂ−２では、公衆網５０経由でのＦＡＸ着呼（Ｃａｌｌｉｎｇ：図３参照）があると（ステップＳ２７０１ＹＥＳ）、通信能力通知制御部１８４が、設定／動作環境監視部１８５の監視結果を取り込んで、ＩＰ網経由ＦＡＸ受信を行うために必要な周辺装置に異常があるかどうかをチェックする（ステップＳ２７０２）。
【０２５０】
ここで、上記周辺装置に異常がない場合（ステップＳ２７０２ＮＯ）、通信能力通知制御部１８４は、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信パラメータ有りを示す特定のビットを付加しないＤＩＳを送信することにより、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力無しの旨を発呼端末に通知し（ステップ２７１０）、その後、ＦＡＸプロトコルを続行する（ステップＳ２７２０）。
【０２５１】
これに対して、上記周辺装置に異常が発生している場合（ステップＳ２７０２ＹＥＳ）、通信能力通知制御部１８４は、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信パラメータ有りを示す特定のビットを付加したＤＩＳを送信することにより、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力有りの旨を発呼端末に通知する（ステップ２７０３）。
【０２５２】
次いで、通信能力通知制御部１８４は、自端末にＩＰ網における宛先情報通知機能があるかどうかをチェックし（ステップＳ２７０４）、当該機能があれば（ステップＳ２７０４ＹＥＳ）、ＲＡＭ１７から読み出したＩＰ網における宛先情報を設定したＣＳＡを送出することにより発呼端末に当該ＩＰ網における宛先情報を通知し（ステップＳ２７０５）、その後、ＦＡＸプロトコルを続行する（ステップＳ２７２０）。
【０２５３】
なお、この第１１の実施例に係わるファクシミリ装置１０Ｂ−２の着呼応答手順については、図２５に示す、第１０の実施例に係わる着呼応答手順を援用して説明できる。
【０２５４】
すなわち、本実施例のファクシミリ装置１０Ｂ−２は、図２５における着呼端末として動作する時、ＩＰ網経由ＦＡＸ受信を行うために必要な周辺装置が異常の場合には、図２５（ａ）に示すように、ＤＩＳを用いて“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力無し”を通知し、その後の手順においてもＣＳＡを付加しないように動作する。
【０２５５】
これに対し、ＩＰ網経由ＦＡＸ受信を行うために必要な周辺装置が正常動作している場合、ファクシミリ装置１０Ｂ−２は、図２５（ｂ）に示すように、ＤＩＳを用いて“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力有り”を通知し、更に、その後の手順ではＩＰ網における宛先情報を設定したＣＳＡを付加するように動作する。
【０２５６】
このように、第１１の実施例では、公衆網５０経由でファクシミリ着呼を受けた際、着呼側ファクシミリ装置は、ＩＰ網経由ＦＡＸ受信を行うために必要な周辺装置が正常動作していれば、発呼側ファクシミリ装置に“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力有り”の通知を行い、上記周辺装置が異常であれば、“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力無し”の通知を行うものである。
【０２５７】
本実施例においても、着呼側にたとえ“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力”あっても、この受信を受ける環境が整っていない（周辺装置が異常）場合には、“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信無し”が発呼側に通知されることにより、該発呼側が当該環境下で着呼側にＩＰ網経由で発呼して通信不能にいたるといったトラブルを回避できる。
【０２５８】
第１２の実施例：
図２８は、第１２の実施例に係わるファクシミリ装置（便宜的に、１０Ｂ−３と呼称する）のＩＰ網経由受信パラメータの設定画面の表示例を示す図である。
【０２５９】
このファクシミリ装置１０Ｂ−３では、表示／操作部１２での所定の操作に応じて図２８（ａ）に示す画面１２７ａあるいは図２８（ｂ）に示す画面２７ｂを表示させ、該画面１２７ａあるいは１２７ｂ上で、自装置のＩＰアドレスやＩＰ電話番号、ゲートサーバ（ＳＩＰサーバ・ゲートキーパ・ゲートウェイサーバ・プロキシサーバなど）のＩＰアドレス、ＩＰ網接続方法等、ＩＰ網４０を経由してＴ．３８ ＩＰ−ＦＡＸ受信を行うために必要な各種パラメータを設定することができる。
【０２６０】
特に、画面１２７ａは、ＩＰ網接続方法として、常時接続を指定した場合の設定画面であり、画面１２７ｂは、ＩＰ網接続方法として、ダイヤルアップ（Ｄｉａｌ
Ｕｐ）接続を指定した場合の設定画面である。
【０２６１】
これら画面１２７ａ，画面１２７ｂに表示された指定内容に応じて、ファクシミリ装置１０Ｂ−３の例えばＲＡＭ１７内には、ＩＰアドレス（１１１．２２２．１１１．１），ゲートサーバＩＰ（１１１．２２２．１１１．９），ＩＰ電話番号（０５０−１２３４−５６７８）、ＩＰ網接続方法（常時接続またはダイヤルアップ接続）が設定される。
【０２６２】
このファクシミリ装置１０Ｂ−３では、上記ＩＰ網経由ＦＡＸ受信パラメータのうちの特にＩＰ網接続方法の設定状態を設定／動作環境監視部１８５で監視し、システム制御部１８内の通信能力通知制御部１８４は、着呼時、設定／動作環境監視部１８５での監視結果（常時接続かダイヤルアップ接続）に応じて発呼側へ自装置のＴ．３８ＩＰＦＡＸ受信能力通知制御を行なう。
【０２６３】
図２９は、第１２の実施例に係わるファクシミリ装置１０Ｂ−３の受信動作を示すフローチャートである。
【０２６４】
このファクシミリ装置１０Ｂ−３では、公衆網５０経由でのＦＡＸ着呼（Ｃａｌｌｉｎｇ：図３参照）があると（ステップＳ２９０１ＹＥＳ）、通信能力通知制御部１８４が、設定／動作環境監視部１８５の監視結果を取り込んで、ＩＰ網接続方法が常時接続環境（常時接続設定）かどうかをチェックする（ステップＳ２９０２）。
【０２６５】
ここで、ダイヤルアップ接続設定がなされている等、常時接続環境にない場合（ステップＳ２９０２ＮＯ）、通信能力通知制御部１８４は、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信パラメータ有りを示す特定のビットを付加しないＤＩＳを送信することにより、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力無しの旨を発呼端末に通知し（ステップ２９１０）、その後、ＦＡＸプロトコルを続行する（ステップＳ２９２０）。
【０２６６】
これに対して、常時接続環境にある場合（ステップＳ２９０２ＹＥＳ）、通信能力通知制御部１８４は、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信パラメータ有りを示す特定のビットを付加したＤＩＳを送信することにより、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力有りの旨を発呼端末に通知する（ステップ２９０３）。
【０２６７】
次いで、通信能力通知制御部１８４は、自端末にＩＰ網における宛先情報通知機能があるかどうかをチェックし（ステップＳ２９０４）、当該機能があれば（ステップＳ２９０４ＹＥＳ）、ＲＡＭ１７から読み出したＩＰ網における宛先情報を設定したＣＳＡを送出することにより発呼端末に当該ＩＰ網における宛先情報を通知し（ステップＳ２９０５）、その後、ＦＡＸプロトコルを続行する（ステップＳ２９２０）。
【０２６８】
なお、この第１２の実施例に係わるファクシミリ装置１０Ｂ−３の着呼応答手順についても、図２５に示す、第１０の実施例に係わる着呼応答手順を援用して説明できる。
【０２６９】
すなわち、本実施例のファクシミリ装置１０Ｂ−３は、図２５における着呼端末として動作する時、ＩＰ網接続方法が常時接続環境でない（ダイヤルアップ接続設定）場合には、図２５（ａ）に示すように、ＤＩＳを用いて“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力無し”を通知し、その後の手順においてもＣＳＡを付加しないように動作する。
【０２７０】
これに対し、ＩＰ網接続方法が常時接続環境の場合、ファクシミリ装置１０Ｂ−３は、図２５（ｂ）に示すように、ＤＩＳを用いて“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力有り”を通知し、更に、その後の手順ではＩＰ網における宛先情報を設定したＣＳＡを付加するように動作する。
【０２７１】
このように、第１２の実施例では、公衆網５０経由でファクシミリ着呼を受けた際、着呼側ファクシミリ装置は、自装置のＩＰ網接続方法に関して常時接続設定がなされていれば、発呼側ファクシミリ装置に“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力有り”の通知を行い、ダイヤルアップ接続設定がなされる等、常時接続環境にない場合には、発呼側ファクシミリ装置に“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力無し”の通知を行うものである。
【０２７２】
かかる構成によれば、着呼側にたとえ“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力”あっても、この受信を受ける環境が整っていない（常時接続環境にない）場合には、“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信無し”が発呼側に通知されることにより、該発呼側が当該環境下で着呼側にＩＰ網経由で発呼して通信不能に至るといったトラブルを回避できる。
【０２７３】
第１３の実施例：
図３０は、第１３の実施例に係わるファクシミリ装置（便宜的に、１０Ｂ−４と呼称する）のＩＰ網経由受信パラメータの設定画面の表示例を示す図である。
【０２７４】
このファクシミリ装置１０Ｂ−４では、表示／操作部１２での所定の操作に応じて図３０に示す画面１２８を表示させ、該画面１２８上で、自装置のＩＰアドレスやＳＩＰ ＵＲＬ、ＩＰ電話番号、ゲートサーバ（ＳＩＰサーバ・ゲートキーパ・ゲートウェイサーバ・プロキシサーバなど）のＩＰといったＩＰ網経由受信パラメータを設定できる他、モデムダイヤルイン設定に関して、着信番号毎に、自装置の通信能力を通知するか否かを設定することができる。
【０２７５】
特に、この画面１２８の例では、モデムダイヤルイン設定に関して、着信番号１（０３３−４４４−５５５５）への着呼に際してはＩＰ網ＦＡＸ受信能力を通知し、着信番号２（０３３−４４４−５５５６）への着呼に際してはＩＰ網ＦＡＸ受信能力を通知しないような設定（例えば、ＲＡＭ１７内）がなされている。
【０２７６】
このファクシミリ装置１０Ｂ−４では、上記ＩＰ網経由ＦＡＸ受信パラメータ設定画面１２８で設定される、着信番号毎にＩＰ網ＦＡＸ受信能力を通知するかどうかの設定（着信番号対ＩＰ網ＦＡＸ受信能力通知設定）内容と、どの着信番号に着呼があったかを設定／動作環境監視部１８５で監視し、システム制御部１８内の通信能力通知制御部１８４は、着呼時、設定／動作環境監視部１８５での監視結果（着信番号対ＩＰ網ＦＡＸ受信能力通知設定内容と、どの着信番号に着呼があったか）に応じて発呼側へ自装置のＴ．３８ＩＰＦＡＸ受信能力通知制御を行なう。
【０２７７】
つまり、本実施例のファクシミリ装置１０Ｂ−４には、モデムダイヤルインなどの複数の着信番号を設定する機能と、着信番号毎にＩＰ網ＦＡＸ受信能力の通知を行うことが設定されているどうかとどの番号に着呼があったかを判別する機能とから成る着信番号設定／判別手段が備わる。
【０２７８】
図３１は、第１３の実施例に係わるファクシミリ装置１０Ｂ−４の受信動作を示すフローチャートである。
【０２７９】
このファクシミリ装置１０Ｂ−４では、公衆網５０経由での着呼（Ｃａｌｌｉｎｇ：図３参照）があると（ステップＳ３１０１ＹＥＳ）、設定／動作環境監視部１８５が該着呼のあった着信番号をキーに着信番号対ＩＰ網ＦＡＸ受信能力通知設定を検索し（ステップＳ３１０２）、該検索結果を通信能力通知制御部１８４に通知する。
【０２８０】
通信能力通知制御部１８４は、設定／動作環境監視部１８５の監視結果（検索結果）を取り込んで、当該着信番号への着呼に際してＩＰ網ＦＡＸ受信能力を通知するか通知しないかを判定する（ステップＳ３１０３）。
【０２８１】
ここで、ＩＰ網ＦＡＸ受信能力を通知しないと判定された場合（ステップＳ３１０３ 通知しない）、通信能力通知制御部１８４は、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信パラメータ有りを示す特定のビットを付加しないＤＩＳを送信することにより、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力無しの旨を発呼端末に通知し（ステップ３１１０）、その後、ＦＡＸプロトコルを続行する（ステップＳ３１２０）。
【０２８２】
これに対して、ＩＰ網ＦＡＸ受信能力を通知すると判定された場合（ステップＳ３１０３ 通知する）、通信能力通知制御部１８４は、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信パラメータ有りを示す特定のビットを付加したＤＩＳを送信することにより、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力有りの旨を発呼端末に通知する（ステップ３１０４）。
【０２８３】
次いで、通信能力通知制御部１８４は、自端末にＩＰ網における宛先情報通知機能があるかどうかをチェックし（ステップＳ３１０５）、当該機能があれば（ステップＳ３１０５ＹＥＳ）、ＲＡＭ１７から読み出したＩＰ網における宛先情報を設定したＣＳＡを送出することにより発呼端末に当該ＩＰ網における宛先情報を通知し（ステップＳ３１０６）、その後、ＦＡＸプロトコルを続行する（ステップＳ３１２０）。
【０２８４】
なお、この第１３の実施例に係わるファクシミリ装置１０Ｂ−４の着呼応答手順についても、図２５に示す、第１０の実施例に係わる着呼応答手順を援用して説明できる。
【０２８５】
すなわち、本実施例のファクシミリ装置１０Ｂ−４は、図２５における着呼端末として動作する時、着呼のあった着信番号に対してＩＰ網ＦＡＸ受信能力を通知しないとの設定がなされている場合には、図２５（ａ）に示すように、ＤＩＳを用いて“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力無し”を通知し、その後の手順においてもＣＳＡを付加しないように動作する。
【０２８６】
これに対し、着呼のあった着信番号に対してＩＰ網ＦＡＸ受信能力を通知するとの設定がなされている場合には、ファクシミリ装置１０Ｂ−４は、図２５（ｂ）に示すように、ＤＩＳを用いて“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力有り”を通知し、更に、その後の手順ではＩＰ網における宛先情報を設定したＣＳＡを付加するように動作する。
【０２８７】
このように、第１３の実施例では、公衆網５０経由でファクシミリ着呼を受けた際、着呼側ファクシミリ装置は、着呼のあった着信番号に対してＩＰ網ＦＡＸ受信能力を通知することが設定されているかあるいは設定されていないかに応じて、発呼側ファクシミリ装置に“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力有り”の通知を行うか、あるいは“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力無し”の通知を行うものである。
【０２８８】
かかる構成によれば、着呼側にたとえ“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力”あっても、“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力有り”を通知する設定がなされている着信番号以外への着呼に際して、“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力無し”が発呼側に通知されることになる。
【０２８９】
これにより、例えば、代表ＦＡＸ番号等は、“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力”を通知しないように予め設定しておくことで、ＤＭ業者等がＩＰ網を経由して通信コスト負担なしで、ＤＭを送り付けられる危険を防ぐことができる。
【０２９０】
第１４の実施例：
図３２は、第１４の実施例に係わるファクシミリ装置（便宜的に、１０Ｂ−５と呼称する）のＩＰ網経由受信パラメータの設定画面の表示例を示す図である。
【０２９１】
このファクシミリ装置１０Ｂ−４では、表示／操作部１２での所定の操作に応じて図３２に示す画面１２９を表示させ、該画面１２８上で、自装置のＩＰアドレスやＳＩＰ ＵＲＬ、ＩＰ電話番号、ゲートサーバ（ＳＩＰサーバ・ゲートキーパ・ゲートウェイサーバ・プロキシサーバなど）のＩＰといったＩＰ網経由受信パラメータを設定できる他、ポート（ｃｈ：チャネル）毎に、自装置のＩＰ網経由ＦＡＸ受信能力を通知するか否かを指定するＩＰ網ＦＡＸ受信能力通知設定が行える。
【０２９２】
特に、この画面１２９の例では、ＩＰ網ＦＡＸ受信能力通知設定に関して、ｃｈ１とｃｈ３への着呼に際してはＩＰ網ＦＡＸ受信能力を通知し、ｃｈ２への着呼に際してはＩＰ網ＦＡＸ受信能力を通知しないような設定（例えば、ＲＡＭ１７内）がなされている。
【０２９３】
このファクシミリ装置１０Ｂ−５では、上記ＩＰ網経由ＦＡＸ受信パラメータ設定画面１２９で設定される、ポート毎にＩＰ網ＦＡＸ受信能力を通知するかどうかの設定（ポート対ＩＰ網ＦＡＸ受信能力通知設定）内容と、どのポートに着呼があったかを設定／動作環境監視部１８５で監視し、システム制御部１８内の通信能力通知制御部１８４は、着呼時、設定／動作環境監視部１８５での監視結果（ポート対ＩＰ網ＦＡＸ受信能力通知設定内容と、どのポートに着呼があったか）に応じて発呼側へ自装置のＴ．３８ＩＰＦＡＸ受信能力通知制御を行なう。
【０２９４】
図３３は、第１４の実施例に係わるファクシミリ装置１０Ｂ−５の受信動作をすフローチャートである。
【０２９５】
このファクシミリ装置１０Ｂ−５では、公衆網５０経由での着呼（Ｃａｌｌｉｎｇ：図３参照）があると（ステップＳ３３０１ＹＥＳ）、設定／動作環境監視部１８５が該着呼のあったポート番号をキーにポート対ＩＰ網ＦＡＸ受信能力通知設定を検索し（ステップＳ３３０２）、該検索結果を通信能力通知制御部１８４に通知する。
【０２９６】
通信能力通知制御部１８４は、設定／動作環境監視部１８５の監視結果（検索結果）を取り込んで、ＩＰ網ＦＡＸ受信能力を通知するか通知しないかを判定する（ステップＳ３３０３）。
【０２９７】
ここで、ＩＰ網ＦＡＸ受信能力を通知しないと判定された場合（ステップＳ３１０３ 通知しない）、通信能力通知制御部１８４は、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信パラメータ有りを示す特定のビットを付加しないＤＩＳを送信することにより、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力無しの旨を発呼端末に通知し（ステップ３３１０）、その後、ＦＡＸプロトコルを続行する（ステップＳ３３２０）。
【０２９８】
これに対して、ＩＰ網ＦＡＸ受信能力を通知すると判定された場合（ステップＳ３３０３ 通知する）、通信能力通知制御部１８４は、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信パラメータ有りを示す特定のビットを付加したＤＩＳを送信することにより、Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力有りの旨を発呼端末に通知する（ステップ３３０４）。
【０２９９】
次いで、通信能力通知制御部１８４は、自端末にＩＰ網における宛先情報通知機能があるかどうかをチェックし（ステップＳ３３０５）、当該機能があれば（ステップＳ３３０５ＹＥＳ）、ＲＡＭ１７から読み出したＩＰ網における宛先情報を設定したＣＳＡを送出することにより発呼端末に当該ＩＰ網における宛先情報を通知し（ステップＳ３３０６）、その後、ＦＡＸプロトコルを続行する（ステップＳ３３２０）。
【０３００】
なお、この第１４の実施例に係わるファクシミリ装置１０Ｂ−４の着呼応答手順についても、図２５に示す、第１０の実施例に係わる着呼応答手順を援用して説明できる。
【０３０１】
すなわち、本実施例のファクシミリ装置１０Ｂ−５は、図２５における着呼端末として動作する時、着呼のあったポート番号に対してＩＰ網ＦＡＸ受信能力を通知しないとの設定がなされている場合には、図２５（ａ）に示すように、ＤＩＳを用いて“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力無し”を通知し、その後の手順においてもＣＳＡを付加しないように動作する。
【０３０２】
これに対し、着呼のあったポート番号に対してＩＰ網ＦＡＸ受信能力を通知するとの設定がなされている場合には、ファクシミリ装置１０Ｂ−５は、図２５（ｂ）に示すように、ＤＩＳを用いて“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力有り”を通知し、更に、その後の手順ではＩＰ網における宛先情報を設定したＣＳＡを付加するように動作する。
【０３０３】
このように、第１４の実施例では、公衆網５０経由でファクシミリ着呼を受けた際、着呼側ファクシミリ装置は、着呼のあったポート番号に対してＩＰ網ＦＡＸ受信能力を通知することが設定されているかあるいは設定されていないかに応じて、発呼側ファクシミリ装置に“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力有り”の通知を行うか、あるいは“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力無し”の通知を行うものである。
【０３０４】
かかる構成によれば、着呼側にたとえ“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力”あっても、“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力有り”を通知する設定がなされているポート番号以外への着呼に際して、“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力無し”が発呼側に通知されることになる。
【０３０５】
これにより、例えば、代表ＦＡＸ番号等は、“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力”を通知しないように予め設定しておくことで、ＤＭ業者等がＩＰ網を経由して通信コスト負担なしで、ＤＭを送り付けられる危険を防ぐことができる。
【０３０６】
上記第１０〜第１４の実施例で述べたように、本発明のファクシミリ装置によれば、着呼側としての動作時、着呼に際して、ＩＰ−ＦＡＸ受信を行うために必要な各種パラメータ設定状況（第１０の実施例）、ＩＰ−ＦＡＸ受信を行うために必要な社内ＬＡＮ３０やゲートサーバ（ＳＩＰサーバ・ゲートキーパ・ゲートウェイサーバ・プロキシサーバ）３６等の各種周辺装置の動作異常（第１１の実施例）、ＩＰ網接続方法が常時接続環境にあるかどうか（第１２の実施例）、着信番号毎に、着呼時に自装置の通信能力を通知するか否かの設定（第１３の実施例）、ポート番号毎に、着呼時に自装置の通信能力を通知するか否かの設定（第１４の実施例）といった通信／設定環境を監視し、その監視結果に応じて、Ｔ．３８ＩＰＦＡＸ受信能力を発呼側に通知するか通知しないかの制御を行うものである。
【０３０７】
かかる構成によれば、着呼側にたとえ“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力”あっても、通信／設定環境としてＴ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信に適した環境が整っていない場合には、“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力無し”が発呼側に通知されることになる。
【０３０８】
これにより、例えば、ＩＰ−ＦＡＸ受信パラメータが未設定の時（第１０の実施例）、ＩＰ−ＦＡＸ受信用の各種周辺装置の動作異常時（第１１の実施例）、ＩＰ網接続方法が常時接続環境にない時（第１２の実施例）などにおいては、“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信無し”が発呼側に通知される結果、該発呼側が当該環境下で着呼側にＩＰ網経由で発呼して通信不能に陥るといった通信トラブルを回避できる。
【０３０９】
また、ＩＰ網ＦＡＸ受信能力を通知することを設定していない着信番号への着呼時（第１３の実施例）、ＩＰ網ＦＡＸ受信能力を通知することを設定していないポート番号への着呼時（第１４の実施例）には、着呼側にたとえ“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力”あっても、“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力有り”が通知されることがない。
【０３１０】
これにより、例えば、代表ＦＡＸ番号等は、“Ｔ．３８ＩＰ−ＦＡＸ受信能力”を通知しないように予め設定しておくことで、ＤＭ業者等がＩＰ網を経由して通信コスト負担なしで、ＤＭを送り付けられる危険を防ぐことができる。
【０３１１】
なお、本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
【０３１２】
例えば、上記実施例では、通信端末装置としてファクシミリ装置の例を挙げたが、本発明は、ファクシミリ装置以外にも、例えば、プリンタ、コピア、ＦＡＸなどのマルチファンクション機能を有する装置等、ＩＰ網４０と公衆網５０の両方に接続される通信端末装置全般に適用できる。
【０３１３】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、公衆網経由で発呼した後、相手端末から送られてくる手順信号に基づき、該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があるか否かを判定し、相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力がある場合、その旨を報知するようにしたため、送信側では、相手端末がＩＰ網経由ＦＡＸ受信が可能であることを上記報知内容から簡単に知ることができ、該当する宛先にのみＩＰ網経由のＦＡＸ送信方法を確認することにより、通信コスト負担の少ないＩＰ網経由のＦＡＸ送信へ極めて効率良く移行できる。
【０３１４】
また、本発明によれば、例えば、短縮ダイヤル等の簡易ダイヤルを用いて公衆網経由で発呼した後、相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力が有りかつＩＰ網経由の宛先情報が付加されていることが判明した場合、該宛先情報を用いてＩＰ網経由で発呼して相手端末と正しく接続されたことを確認した後に、相手端末がＩＰ網経由ＦＡＸ受信が可能であることを報知するようにしたため、相手端末のＩＰ網経由の宛先情報を送信側ユーザに正確に伝えることができ、その後、該宛先情報を用いてＩＰ網経由ＦＡＸ送信を行った時、相手端末がＩＰ網経由ＦＡＸ受信が行える状態に設定されていない等の理由によりＩＰ網経由ＦＡＸ送信が行えなくなる等の通信トラブルを回避できる。
【０３１５】
また、その際、相手端末とＩＰ網経由で正しく接続された場合に、簡易ダイヤルに記憶される宛先情報を、それまでの公衆網経由の宛先番号からＩＰ網経由の宛先番号に書き換えるようにしたため、送信側の簡易ダイヤルの登録内容が誤って書換えられることを防止でき、この点でも、その後の送信側からのＩＰ網経由ＦＡＸ送信に際しての通信トラブルを回避するのに有用である。
【０３１６】
更に、本発明によれば、ＩＰ網経由のファクシミリ受信に必要なパラメータ設定状況を含む自装置の設定、動作環境を監視し、公衆網経由での着呼受付け時、上記監視結果に応じて、自端末のＩＰ網経由ファクシミリ受信能力を発呼端末に通知するか否かを制御するようにしたため、例えば、宛先番号（着信番号やポート等）毎に、ＩＰ網経由ＦＡＸ受信能力の通知を行うことが設定されているどうかや、どの宛先番号に着呼があったかを上記監視の対象とすることにより、特定の宛先番号（不特定多数に公開されている代表ＦＡＸ番号等）への着呼を通じてＤＭ業者等に着呼側のＩＰ網経由ＦＡＸ通信の宛先情報が漏洩することを防止できる。
【０３１７】
また、この場合には、例えば、ＩＰ網経由のＦＡＸ通信宛先情報を公開するか非公開とするかを特定の宛先番号毎に設定でき、宛先番号の使用目的により、よりきめの細かい情報の管理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るファクシミリ装置のシステム構成を示すブロック図。
【図２】本発明に係わるファクシミリ装置が接続されるネットワーク構成を示す概念図。
【図３】発呼端末と着呼端末における公衆網経由のファクシミリ通信手順を示す図。
【図４】システム制御部の機能構成を示すブロック図。
【図５】第１の実施例に係わるファクシミリ装置の送信動作を示すフローチャート。
【図６】第１の実施例に係わる相手先通信能力報知メッセージの表示例を示す。
【図７】第２の実施例に係わるファクシミリ装置の送信動作を示すフローチャート。
【図８】管理端末における電子メールの表示例を示す図。
【図９】第３の実施例に係わるファクシミリ装置の送信動作を示すフローチャート。
【図１０】第４の実施例に係わるファクシミリ装置の送信動作を示すフローチャート。
【図１１】通信レポートの印字出力例を示す図。
【図１２】第５の実施例に係わるファクシミリ装置の送信動作を示すフローチャート。
【図１３】送信レポートの印字出力例を示す図。
【図１４】第６の実施例に係わるファクシミリ装置の送信動作を示すフローチャート。
【図１５】第６の実施例に係わる相手先通信能力報知メッセージの表示例を示す図。
【図１６】第７の実施例に係わるファクシミリ装置の送信動作を示すフローチャート。
【図１７】第７の実施例に係わる相手先通信能力報知メッセージの表示例を示す図。
【図１８】第８の実施例に係わるファクシミリ装置の送信動作を示すフローチャート。
【図１９】第８の実施例に係わるＩＰ網経由発呼時の通信手順を示す図。
【図２０】第８の実施例に係わる短縮ダイヤル書換完了報知メッセージの表示例を示す図。
【図２１】第９の実施例に係わるファクシミリ装置の送信動作を示すフローチャート。
【図２２】第９の実施例に係わる相手先通信能力報知メッセージの表示例を示す図。
【図２３】第１０の実施例に係わるＩＰ網経由受信パラメータ設定画面の表示例を示す図。
【図２４】第１０の実施例に係わるファクシミリ装置の受信動作を示すフローチャート。
【図２５】第１０の実施例に係わるファクシミリ装置の着呼応答手順を示す図。
【図２６】第１１の実施例に係わるＩＰ網経由受信環境監視形態を示す概念図。
【図２７】第１１の実施例に係わるファクシミリ装置の受信動作を示すフローチャート。
【図２８】第１２の実施例に係わるＩＰ網経由受信パラメータ設定画面の表示例を示す図。
【図２９】第１２の実施例に係わるファクシミリ装置の受信動作を示すフローチャート。
【図３０】第１３の実施例に係わるＩＰ網経由受信パラメータ設定画面の表示例を示す図。
【図３１】第１３の実施例に係わるファクシミリ装置の受信動作を示すフローチャート。
【図３２】第１４の実施例に係わるＩＰ網経由受信パラメータ設定画面の表示例を示す図。
【図３３】第１４の実施例に係わるファクシミリ装置の受信動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
１０，１０Ａ，１０Ｂ，１０Ｂ−２…ファクシミリ装置、１１…中央処理装置（ＣＰＵ）、１２…操作／表示部、１２１，１２２，１２３，１２４，１２５…相手先通信能力報知画面、１２６ａ，１２６ｂ，１２７ａ，１２７ｂ，１２８，１２９…ＩＰ網経由ＦＡＸ受信パラメータ設定画面、１３…読取部、１４…記録部、１４１…通信管理レポート、１４２…送信レポート、１５…画像処理部、１６…画像蓄積部、１７…ＲＡＭ（ランダム・アクセス・メモリ）、１８…システム制御部、１８１…選択発信制御部、１８２…相手先通信能力判定部、１８３…相手先通信能力報知制御部、１８４…通信能力通知制御部、１８５…設定／動作環境監視部、１８６…登録ダイヤル書換部、１９…Ｔ．３７伝送制御部、２０…Ｔ．３８伝送制御部、２１…ＩＰ網制御部、２２…ＳＩＰ呼制御部、２３…Ｇ３ＦＡＸ伝送制御部、２４…ＰＳＴＮ呼／網制御部、２５…Ｇ４ＦＡＸ伝送制御部、２６…ＩＳＤＮ呼／網制御部、２７…システムバス、３０…ＬＡＮ、３５…管理者端末、３５１…相手先通信能力通知メール表示画面、３６…ゲートサーバ（ＳＩＰサーバ・ゲートキーパ・ゲートウェイサーバ・プロキシサーバ）、４０…ＩＰ（インターネット プロトコル）網、５０…公衆電話網（公衆網）[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a facsimile apparatus connected to an IP network and a public network and a control method therefor, and more particularly, to a facsimile apparatus when a call destination from a public network is determined to have communication capability via the IP network. The present invention relates to a control for notifying a user or the like of the communication capability of the other party and a control for notifying the calling side of the communication capability of the own device via the IP network when receiving a call from the public network.
[0002]
[Prior art]
Some facsimile apparatuses are connected to both an IP network and a public telephone network, and can perform facsimile (FAX) communication via an IP network or a public network.
[0003]
In the operation of this type of facsimile machine, on the transmitting side, in order to know that the other party is capable of receiving a fax via the IP network, the fax receiving capability (IP- For example, there is a method of confirming whether or not there is a facsimile reception capability and whether or not there is an IP network connection by, for example, a telephone.
[0004]
This confirmation requires time and effort to make a telephone call, but if the confirmation is neglected, the advantage of reducing the communication cost through the IP network cannot be enjoyed.
[0005]
Also, some conventional facsimile machines of this type include, for example, as described in Patent Documents 1 and 2 below, when an IP-FAX reception capability of a partner machine is determined in a FAX protocol after a call is made, Some communication via the network automatically changed the setting.
[0006]
However, in these conventional devices, the setting is changed via the IP network and the call is re-established without confirming whether or not the other party has correctly set the necessary settings for FAX reception via the IP network. If not completed, there is a high risk that a communication trouble will occur.
[0007]
Further, in this type of facsimile apparatus, when an incoming call is received, a facsimile apparatus that unconditionally notifies the calling side of the IP-FAX receiving capability of the own apparatus while executing a facsimile protocol with the calling side. It was a target.
[0008]
In such a conventional facsimile apparatus, for example, even when there is an incoming call to a representative facsimile number that is disclosed to an unspecified number of people, the fact that there is IP-FAX reception capability and the Internet address are notified, so that direct mail ( The destination information of the FAX communication via the IP network is known to the DM) traders and the like, and there is a danger that a large amount of DM or the like is sent via the IP network without burden on the transmitting side.
[0009]
[Patent Document 1]
JP-A-11-298707
[Patent Document 2]
JP-A-11-289442
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the conventional facsimile apparatus connected to the IP network and the public telephone network, the transmitting side makes a call to all the destinations, and the facsimile receiving capability of the destination terminal via the IP network and the connection to the IP network. It is necessary to check the presence or absence of a fax, and there is a problem that it is difficult to shift to FAX transmission via an IP network with a small communication cost.
[0010]
In addition, if the FAX receiving capability via the IP network of the partner terminal is found during the FAX protocol execution after the call is made, the conventional device that automatically changes the setting to the communication via the IP network can receive the fax via the IP network of the partner terminal. Since the setting is changed and the call is made again irrespective of the setting status, there is a problem that there is a high possibility that a communication trouble will occur depending on the setting status of the partner terminal.
[0011]
In addition, when a call is received, a conventional device that unconditionally notifies the calling device of its own device's FAX receiving capability via the IP network and destination information via the IP network in the FAX protocol with the calling device is unacceptable. The destination information of the FAX communication via the IP network is known through the incoming call to the representative FAX number etc. which is disclosed to a specific large number, and as a result, a large amount of DM etc. is sent by the transmission via the IP network without the cost burden on the calling side. There was also a problem that there was a danger of being injured.
[0012]
The present invention solves the above-mentioned problem, and can know that a partner terminal can receive a fax via an IP network without inquiring all users of the partner terminal by telephone or the like from the transmitting side, thereby reducing the communication cost burden. An object of the present invention is to provide a facsimile apparatus capable of efficiently switching to facsimile transmission via an IP network and a control method therefor.
[0013]
Another object of the present invention is not to set a state in which a partner terminal can receive a fax via an IP network after a call is made from a public network and the partner terminal has a capability of receiving a fax via the IP network. It is an object of the present invention to provide a facsimile apparatus and a control method therefor that can avoid communication troubles such as the inability to perform fax transmission via an IP network due to the above reasons.
[0014]
Further, another object of the present invention is to prevent leakage of destination information of FAX communication via the IP network on the called side to a DM company or the like through an incoming call to a representative FAX number or the like disclosed to an unspecified majority. It is another object of the present invention to provide a facsimile apparatus and a control method therefor that can avoid the danger of sending a DM or the like by using a FAX transmission function via an IP network without burdening the transmission side.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, the invention according to claim 1 includes a first communication unit that performs facsimile communication via a public network, a second communication unit that performs facsimile communication via an IP network, A determination is made by the first communication means as to whether or not the destination terminal has a facsimile reception capability via an IP network based on a procedure signal sent from the destination terminal after calling via the public network. Means, and, if the partner terminal has a facsimile reception capability via the IP network, a notifying means for notifying that fact.
[0016]
According to a second aspect of the present invention, a first communication unit for performing facsimile communication via a public network, a second communication unit for performing facsimile communication via an IP network, and the first communication unit include: After making a call via the public network, based on the procedure signal sent from the partner terminal, whether the partner terminal has facsimile reception capability via the IP network and whether a destination number via the IP network is added And a notifying means for notifying, when the partner terminal has a facsimile receiving capability via the IP network and a destination number via the IP network has been added, to that effect.
[0017]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a first communication means for performing facsimile communication via a public network, a second communication means for performing facsimile communication via an IP network, and destination information or IP address via a public network. A call control means for making a call via the public network or the IP network using a simple dial in which destination information via the network is stored, and a call control means for making a call via the public network using the simple dial and the first communication means. After the call is made in step 2, a determination is made based on a procedure signal sent from the partner terminal whether the partner terminal has facsimile reception capability via the IP network and a destination number via the IP network is added. Means, and the destination terminal has a facsimile reception capability via the IP network and a destination number via the IP network is added, the destination information stored in correspondence with the simple dial is transmitted via the public network. Rewriting means for rewriting the destination number to the destination number via the IP network; and a facsimile receiving capability via the IP network at the partner terminal, and when the destination information of the partner terminal via the IP network is not added, A notifying means for notifying that there is facsimile reception capability via an IP network is provided.
[0018]
According to a fourth aspect of the present invention, there are provided a first communication means for performing facsimile communication via a public network, a second communication means for performing facsimile communication via an IP network, and destination information or IP address via a public network. A call control means for making a call via the public network or the IP network using a simple dial in which destination information via the network is stored, and a call control means for making a call via the public network using the simple dial and the first communication means. After the call is made in step 2, a determination is made based on a procedure signal sent from the partner terminal whether the partner terminal has facsimile reception capability via the IP network and a destination number via the IP network is added. Means and the destination terminal have a facsimile reception capability via the IP network and a destination number via the IP network is added, and the destination number via the IP network is used, and the IP address is transmitted by the second communication means. Connection confirmation means for confirming whether or not the connection has been correctly established with the partner terminal after making a call via the network, and, if the partner terminal has been correctly connected via the IP network, the partner terminal has a facsimile reception capability via the IP network. And a notifying means for notifying that a destination number via the IP network has been added.
[0019]
According to a fifth aspect of the present invention, in the fourth aspect of the present invention, when correctly connected to the partner terminal via an IP network, the destination information stored in correspondence with the partner terminal is transmitted via the public network. Rewriting means for rewriting a destination number to a destination number via the IP network.
[0020]
According to a sixth aspect of the present invention, in the invention of the fourth or fifth aspect, the connection confirmation unit is configured to use the second communication unit after calling the other terminal using the OPTIONS method of SIP (RFC3261). The connection confirmation with the partner terminal is performed based on the communication result of (1).
[0021]
According to a seventh aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the notifying unit generates a message indicating that the partner terminal has a facsimile reception capability via an IP network, and transmits the message to an apparatus. It is characterized by comprising display control means for displaying on the main body display section.
[0022]
The invention according to claim 8 is the invention according to any one of claims 1 to 4, wherein the notifying unit generates an e-mail including a message indicating that the other terminal has a facsimile reception capability via an IP network. , An electronic mail transmission control means for transmitting to an address registered in advance.
[0023]
According to a ninth aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first to fourth aspects, the notifying means generates a message indicating that the other terminal has a facsimile reception capability via an IP network, and And a message display control means for displaying the message on the apparatus main body display unit when a call instruction is issued to the same terminal the next time.
[0024]
According to a tenth aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first to fourth aspects, the notifying means stores information indicating that the other terminal has facsimile reception capability via an IP network by a destination number of the other terminal. Generating a communication management report stored in association with the communication report, and displaying and / or recording the communication report on a display unit of the apparatus main body.
[0025]
According to an eleventh aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first to fourth aspects, the notifying means stores information indicating that the other terminal has facsimile reception capability via an IP network by a destination number of the other terminal. A transmission report stored in association with the transmission report, and at least one of displaying and recording the transmission report on a display unit of the apparatus main body.
[0026]
According to a twelfth aspect of the present invention, a first communication means for performing facsimile communication via a public network, a second communication means for performing facsimile communication via an IP network, and facsimile reception via an IP network are required. Monitoring means for monitoring the setting and operation environment of the own device including the parameter setting status, and receiving the incoming call via the public network by the first communication means, and controlling the own terminal according to the monitoring result of the monitoring means. Receiving capability notification control means for controlling whether or not to notify the calling terminal of the facsimile receiving capability via the IP network.
[0027]
According to a thirteenth aspect of the present invention, in the invention of the twelfth aspect, the monitoring means comprises a setting status monitoring means for monitoring a setting status of a parameter necessary for facsimile reception via an IP network, and wherein the reception capability notification control is performed. The means is characterized in that when the parameter is set, the means notifies the own apparatus that the apparatus has a facsimile reception capability via the IP network.
[0028]
According to a fourteenth aspect of the present invention, in the twelfth aspect of the invention, the monitoring means monitors whether or not the operation of a peripheral device including a network to which the own device is connected and a gate server is abnormal. The receiving capability notification control means comprises means for notifying the own device that there is no facsimile receiving capability via the IP network until the operation returns to the normal operation after the abnormality of the peripheral device is detected. Features.
[0029]
According to a fifteenth aspect of the present invention, in accordance with the twelfth aspect of the present invention, the monitoring means includes a constant connection setting monitoring means for monitoring whether or not the own device is connected to a network having a limited connection time to an IP network. The receiving ability notification control means is characterized by comprising means for notifying the own apparatus that there is no facsimile receiving capability via the IP network when connected to the network having a limited connection time.
[0030]
According to a sixteenth aspect of the present invention, in the invention of the twelfth aspect, the monitoring means is set to notify the facsimile receiving capability via the IP network for each of a plurality of called numbers, and The receiving notification control means includes a receiving number setting / discriminating means for monitoring whether an incoming call is made to the own apparatus via the IP network only when receiving an incoming call to a specific receiving number set to perform the notification. It is characterized by comprising means for notifying that there is facsimile reception capability.
[0031]
According to a seventeenth aspect of the present invention, in the twelfth aspect of the present invention, the monitoring means is set to notify a facsimile reception capability via an IP network for each of a plurality of ports connectable to a public network. , And a port setting / determination unit that monitors which port has received an incoming call. The reception notification control unit transmits the IP to its own device only when an incoming call arrives at a specific port set to perform the notification. It is characterized by comprising means for notifying that there is facsimile reception capability via a network.
[0032]
The invention according to claim 18 is a control method for a facsimile apparatus capable of performing facsimile transmission to both a public network and an IP network, wherein the call is transmitted via the public network and then, based on a procedure signal transmitted from a partner terminal, It is characterized in that it is determined whether or not the partner terminal has facsimile reception capability via the IP network, and if the partner terminal has facsimile reception capability via the IP network, the fact is notified.
[0033]
The invention according to claim 19 is a control method for a facsimile apparatus capable of performing facsimile transmission to both a public network and an IP network, wherein the call is transmitted via the public network and then, based on a procedural signal transmitted from a partner terminal. It is determined whether the partner terminal has a facsimile reception capability via the IP network and a destination number via the IP network is added, and the partner terminal has a facsimile reception capability via the IP network and the destination via the IP network. When a number is added, the fact is notified.
[0034]
The invention according to claim 20 has a function of making a call via the public network or the IP network using a simple dial in which destination information via the public network or destination information via the IP network is stored. In a method of controlling a facsimile apparatus capable of performing facsimile transmission to both of the IP networks, a call is made via the public network using the simple dial, and based on a procedure signal sent from the partner terminal, the IP network is transmitted to the partner terminal. It is determined whether or not there is a facsimile receiving capability via the IP network and a destination number via the IP network is added, and if the destination terminal has a facsimile receiving capability via the IP network and the destination number via the IP network is added. If there is, the destination information stored corresponding to the simplified dial is rewritten from the destination number via the public network to the destination number via the IP network, There is Akushimiri reception capability, when the destination information via the IP network the partner terminal is not added, characterized by notifying that to the other party terminal is a facsimile reception capability over the IP network.
[0035]
The invention according to claim 21 has a function of making a call via the public network or the IP network using a simple dial in which destination information via the public network or destination information via the IP network is stored. In a method of controlling a facsimile apparatus capable of performing facsimile transmission to both of the IP networks, a call is made via the public network using the simple dial, and based on a procedure signal sent from the partner terminal, the IP network is transmitted to the partner terminal. It is determined whether or not there is a facsimile receiving capability via the IP network and a destination number via the IP network is added, and if the destination terminal has a facsimile receiving capability via the IP network and the destination number via the IP network is added. If a call is made via the IP network using the destination number via the IP network, it is checked whether or not the connection has been correctly established with the partner terminal. When it is continued, there is a facsimile reception capability over the IP network to the destination terminal, and characterized by notifying the destination number via the IP network is added.
[0036]
According to a twenty-second aspect of the present invention, in the invention according to the twenty-first aspect, when correctly connected to the partner terminal via an IP network, the destination information stored corresponding to the partner terminal is transmitted via the public network. It is characterized in that the destination number is rewritten to the destination number via the IP network.
[0037]
In the invention according to claim 23, in the invention according to claim 21 or 22, the call via the IP network is performed using an OPTIONS method of SIP (RFC3261), and based on a communication result after the call. To check the connection with the partner terminal.
[0038]
According to a twenty-fourth aspect of the present invention, in the invention of the eighteenth to twenty-first aspects, the notification that the partner terminal has facsimile reception capability via an IP network is a method of displaying the notification content on a display unit of the apparatus. A method of transmitting the e-mail including the notification content to a pre-registered destination, storing the notification content and the destination number of the partner terminal, and when the next time a call instruction is issued to the same partner terminal, the notification content is stored in the device. A method for displaying on a main body display unit, a communication management report added with information indicating that the other terminal has a facsimile reception capability via an IP network in association with a destination number of the other terminal is displayed on a display unit of the apparatus main body. Or information indicating that the destination terminal has facsimile reception capability via the IP network in association with the destination or destination number of the destination terminal. And carrying out at least any one of the ways in which either or records to display the signal report on a display unit of the apparatus main body.
[0039]
According to a twenty-fifth aspect of the present invention, in a method of controlling a facsimile apparatus capable of performing facsimile reception from both a public network and an IP network, the setting and operation environment of the own apparatus including a parameter setting status required for facsimile reception via the IP network are described. And monitoring whether or not to notify the calling terminal of its own terminal's facsimile receiving capability via the IP network in accordance with the monitoring result when receiving an incoming call via the public network.
[0040]
According to a twenty-sixth aspect of the present invention, in the invention according to the twenty-fifth aspect, a setting status of a parameter required for facsimile reception via the IP network is monitored, and when the parameter is set, the device is connected to the IP device via the IP network. The facsimile reception capability is notified.
[0041]
According to a twenty-seventh aspect, in the twenty-seventh aspect, the operation of the peripheral device including the network to which the own device is connected and the gate server is monitored to determine whether the operation is abnormal, and the abnormality of the peripheral device is detected. Thereafter, until returning to a normal operation, the self apparatus is notified that there is no facsimile reception capability via the IP network.
[0042]
According to a twenty-eighth aspect of the present invention, in the twenty-seventh aspect, the device monitors whether or not the own device is connected to a network having a limited connection time to the IP network, and is connected to the network having a limited connection time. In this case, the apparatus is informed that the apparatus does not have facsimile reception capability via the IP network.
[0043]
According to a twenty-ninth aspect of the present invention, in the above-mentioned twenty-fifth aspect, whether notification of facsimile reception capability via the IP network is set for each of a plurality of called numbers, and to which called number a call is received And notifies the own device that it has the facsimile reception capability via the IP network only at the time of an incoming call to a specific incoming call number set to perform the notification.
[0044]
The invention according to claim 30 is the invention according to claim 25, wherein whether or not notification of facsimile reception capability via an IP network is set for each of a plurality of ports connectable to a public network, and to which port It is characterized by monitoring whether there is an incoming call and notifying the own device that it has the facsimile reception capability via the IP network only at the time of an incoming call to a specific port set to perform the notification.
[0045]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0046]
FIG. 1 is a block diagram showing a system configuration of a facsimile apparatus according to the present invention.
[0047]
The facsimile apparatus 10 includes a central processing unit (CPU) 11 for performing control processing of the entire apparatus, a touch panel, and the like. The user performs various operations (calling operation and the like) for operating the apparatus, and performs various operations. An operation / display unit 12 for displaying information, a reading unit 13 for reading a transmission original or a copy original, a recording unit 14 for recording and outputting received image data and read image data on recording paper, and encoding for image data , An image processing unit 15 that performs processing such as decoding, enlargement, and reduction, an image storage unit 16 that stores received image data or read image data, and a work area (a system data that controls the operation of the apparatus). And a system controller 1 having a program (ROM) for controlling the entire facsimile. , ITU-T Recommendation T. T.37 controlling the Store & Forward type communication protocol according to the T.37 procedure. 37 transmission control unit 19, ITU-T Recommendation T.37. T.38 that controls a real-time communication protocol according to the T.38 procedure 38, a transmission control unit 20, connected to an IP (Internet Protocol) network 40, and an IP network control unit 21 for performing communication control for starting and receiving the Internet and transmitting and receiving various data, and provided in the IP network control unit 21; Establish or maintain a call in the real-time Internet FAX T38 using a procedure defined in RFC3261 (SIP: Session Initiation Protocol) and RFC2327 (SDP: Session Description Protocol) of the Internet Engineering Task Force, or establish or maintain a call in the real-time Internet FAX T38. Call control unit 22, ITU-T Recommendation T. A G3 FAX transmission control unit 23 that controls a facsimile protocol according to 30 procedures, and a PSTN call / network control unit that establishes a call in an analog public switched telephone network (PSTN) under the transmission control of the G3 FAX transmission control unit 23 and controls network connection. 24, a G4 FAX transmission control unit 25 for controlling a G4 facsimile protocol, and an ISDN call / network control unit for establishing a call and controlling network connection in a digital public network (ISDN) under transmission control of the G4 FAX transmission control unit 25 26, a system bus 27 for exchanging data between the above-described units.
[0048]
FIG. 2 is a conceptual diagram showing a configuration of a network to which the facsimile machine 10 according to the present invention is connected.
[0049]
In FIG. 2, each of the facsimile apparatuses 10A and 10B uses the facsimile 10 having the configuration shown in FIG.
[0050]
The facsimile apparatuses 10A and 10B are connected to both the IP network 40 and the public network 50, respectively. In this case, the connection to the IP network 40 is made via the IP network control unit 21, and the connection to the public telephone network (hereinafter abbreviated as public network) 50 is made to the PSTN call / network control unit 24 or the ISDN call / network control. This is performed by the unit 26 (see FIG. 1).
[0051]
The facsimile apparatus 10A is connected to the IP network 40 via a LAN 30 such as an in-house LAN. Connected to the LAN 30 are, for example, an administrator terminal 35 using a PC (personal computer) and a gate server 36 that performs processing such as data conversion between the LAN 30 and the IP network 40.
[0052]
Similarly, the facsimile machine 10B is also connected to the IP network 40 via the LAN 30. In this case as well, the administrator terminal 35 and the gate server 36 may be connected to the LAN 30 of the facsimile apparatus 10B, but the connection is not shown in FIG.
[0053]
In the network environment shown in FIG. 2, the facsimile apparatuses 10A and 10B mutually communicate with each other via the IP network 40 and the T.C. 37 system (store-and-forward system) or T.37 system. Facsimile communication of the 38 system (real-time transfer system) can be performed, and under the control of the PSTN call / network control unit 24 or the ISDN call / network control unit 26, via the public network 50 (PSTN network or ISDN network). G3 or G4 facsimile communication can be performed with the partner terminal.
[0054]
In addition, the facsimile apparatuses 10A and 10B communicate with another terminal (not shown) connected to the IP 37 system or T.37 system. 38 facsimile communication is possible, and further, G3 or G4 facsimile communication with another terminal (not shown) connected to the public network 50 is possible.
[0055]
Here, consider the case where a call is made from the facsimile machine 10A to the facsimile machine 10B via the public network 50 in the network environment of FIG.
[0056]
In this case, in the calling-side facsimile apparatus (hereinafter referred to as a calling terminal) 10A, the user can use a ten-key pad, abbreviated dial, or the like of the operation / display unit 12 to call the called-side facsimile apparatus (hereinafter referred to as a called terminal). ) Input the destination number of 10B (dial number via the public network), and then perform a calling operation of pressing the transmission start button.
[0057]
By the calling operation, the system control unit 18 of the calling terminal 10A recognizes the calling operation via the public network 50 from the input destination number, and makes a call to the PSTN call / network control unit 24, for example. The start is instructed, and control is performed so as to call the public network 50.
[0058]
After the outgoing call, the calling terminal 10A and the called terminal 10B respectively receive the T.30 under the control of the G3 FAX transmission control unit 23. Facsimile communication is performed according to 30 facsimile communication procedures.
[0059]
FIG. 3 is a diagram showing a facsimile communication procedure via the public network 50 between the calling terminal 10A and the called terminal 10B.
[0060]
As shown in FIG. The 30 facsimile communication procedures include phase A (call establishment), phase B (pre-message procedure), phase C (message transmission), phase D (post-message procedure), and phase E (release of call).
[0061]
ITU-T Recommendation 30 defines a digital identification signal (DIS) in facsimile communication. A bit indicating a 38-system real-time Internet facsimile communication capability (hereinafter abbreviated as T.38 IPFAX communication capability) is defined in FIF Bit 3 of the DIS.
[0062]
As a result, the called terminal 10B sets T. In the case of having IPFAX communication capability, after receiving a calling signal (Calling) from the calling terminal 10A in phase A, the T.38. By transmitting to the calling terminal 10A a DIS to which a bit indicating that there is IPFAX communication capability is added, to the calling terminal 10A. 38 It is possible to inform the calling terminal 10A that it has the IPFAX reception capability.
[0063]
Here, as the called terminal 10B, as shown in FIG. It is assumed that the facsimile apparatus 10 having the T.38 transmission control unit 20 (having the T.38 IPFAX communication capability) is used.
[0064]
Therefore, the incoming call terminal 10B responds to the incoming call from the outgoing call terminal 10A by T. 38 sends a DIS to the calling terminal 10A with a bit indicating that it has IPFAX communication capability.
[0065]
At this time, if the called terminal 10B has a function of notifying the destination information in the IP network, in the same phase B, after receiving the DCS / TCF from the calling terminal 10A, using the CSA The destination information in the IP network can also be notified to the calling terminal 10A.
[0066]
The destination information in the IP network refers to information capable of uniquely identifying the terminal of the other party in the IP network, and includes a SIP URL, a SIP address, an IP telephone number starting with 050, a terminal IP address, a gate server (SIP server / gatekeeper). (Gateway server / proxy server) IP address, or a combination thereof.
[0067]
On the other hand, the calling terminal 10A looks at the specific bits in the DIS sent from the called terminal 10B in phase B, and if the bits are added, the called terminal 10A 38 We can know that we have IPFAX reception capability.
[0068]
Thereafter, when the CSA is received, it is also possible to know the destination information in the IP network added therein.
[0069]
Then, after the calling terminal 10A made a call via the public network 50, it was found that the called terminal 10A has T38 IPFAX reception capability based on the bit determination in the DIS sent from the called terminal 10A. In this case, control is performed to notify the user or the administrator that the called terminal 10B (the other terminal) has the T38 IPFAX reception capability.
[0070]
Thereby, the user can know from the above-mentioned notification contents that the other party terminal has the real-time FAX communication capability via the IP network 40, and thereafter, is more advantageous in terms of communication cost than the case where the communication is via the public network 50. T. via the IP network 50 It is possible to shift to 38-mode real-time fax communication.
[0071]
As described above, in the facsimile apparatus 10 (see FIG. 1) according to the present invention, as in the case of the calling terminal 10A in FIG. Control for notifying the user of the 38 IPFAX communication capability, or the T.38 of the own terminal at the time of receiving a call as in the case of the called terminal 10B in FIG. 38 A control for notifying the calling side of the IPFAX communication capability is performed. These control functions can be provided in the system control unit 18, for example.
[0072]
FIG. 4 is a block diagram showing a functional configuration of the system control unit 18 of the facsimile apparatus 10 according to the present invention.
[0073]
As shown in FIG. 4, the system control unit 18 includes a selective transmission control unit 181, a destination communication capability determination unit 182, a destination communication capability notification control unit 183, a communication capability notification control unit 184, and a setting / operation environment monitoring unit 185. , A registration dial rewriting unit 186.
[0074]
The selective transmission control unit 181 performs control to select either the IP network 40 or the public network 50 according to the destination number input at the time of a call operation, and to make a call via the corresponding network.
[0075]
After making a call via the public network 50, the other party communication capability determination unit 182 analyzes a communication capability procedure signal such as DIS or NSF sent from the other terminal during execution of the FAX protocol, and sends the T.30 to the other terminal. 38 It is determined whether or not there is IPFAX reception capability.
[0076]
The other party communication capability notification control unit 183 performs control to notify, when the other terminal has T38-IPFAX reception capability, that fact based on the determination result of the other party communication capability determination unit 182.
[0077]
When receiving a call from the public network 50, the communication capability notification control unit 184 transmits the communication capability of its own device to the partner terminal based on the result of operation monitoring of peripheral devices and the like by the setting / operation environment monitoring unit 185 described later. T38-IPFAX reception capability) is determined, and control is performed to report the communication capability to the partner terminal only when it is determined that notification should be performed.
[0078]
The setting / operating environment monitoring unit 185 sets various parameters necessary for FAX reception via an IP network, and a network or a gate server (SIP server, gatekeeper, gateway server, proxy server, etc.) to which the apparatus is connected. It monitors the setting / operating environment where the own device is placed, such as an operation abnormality such as, and sends the monitoring result to the communication capability notification control unit 184 as a condition for determining whether to notify the communication capability of the own device.
[0079]
The registration dial rewriting unit 186 stores destination information via the public network or destination information via the IP network corresponding to simple dials such as speed dials and one-touch dials. After calling via the public telephone network using the destination information via the public network stored at this time, for example, the destination terminal has T38-IPFAX reception capability and the destination information of the destination network in the IP network is added. If it is determined that the destination information is stored, the destination information stored corresponding to the simple dial is rewritten from the destination number via the public network up to that time to the destination number via the IP network confirmed to be added this time. Perform control.
[0080]
In the system control unit 18 having such a configuration, the communication capability notification control unit 183 notifies the user or the like that the called terminal has the T38-IPFAX reception capability, and the communication capability notification control unit 184 performs the control. There are various variations in the control for notifying the calling terminal of the communication capability of the device, and these variations will be clarified in the description of each embodiment described below.
[0081]
First, the transmission operation of the facsimile apparatus according to the present invention will be described with reference to each embodiment.
[0082]
In the following description, the facsimile apparatus according to each embodiment corresponds to, for example, the facsimile apparatus 10A in the network shown in FIG. 2, and the facsimile apparatus 10B and the like on the called side in the same network. The transmission operation is performed via the public network 50.
[0083]
In this case, the basic configuration of the facsimile apparatus according to each embodiment is as shown in FIGS. 1 and 4, and only the control function of the system control unit 18 such as the communication capability notification control unit 183 is different. is there.
[0084]
First embodiment:
FIG. 5 is a flowchart showing a transmission operation of the facsimile apparatus (referred to as 10A-1 for convenience) according to the first embodiment.
[0085]
In this transmission operation, the facsimile machine 10A-1 uses a speed dial (for example, speed number 001) in which a destination number via the public network is registered in advance, and calls the destination terminal via the public network. I do.
[0086]
As shown in FIG. 5, the facsimile machine (calling terminal) 10A-1 uses the operation / display unit 12 to input the destination number of the partner terminal (calling terminal) via the public network by the speed dial and transmit When a call operation for pressing the start button is performed, the system control unit 18 (selection transmission control unit 181) instructs, for example, the PSTN call / network control unit 24 to start a call, via the public network 50. A call is made (step S501).
[0087]
After the outgoing call, the calling terminal 10A-1 and the called terminal respectively receive the T.30 under the control of the G3 FAX transmission control unit 23. The facsimile communication procedure of 30 (FAX protocol: see FIG. 3) is started (step S502).
[0088]
During the execution of the FAX protocol, in the calling terminal 10A-1, the destination communication capability determination unit 182 acquires the communication capability notification procedure signal (DIS in this example) sent from the called terminal (step S503). It is determined whether or not the called terminal (the other party) has "T.38 IPFAX reception capability" based on whether or not a specific bit in the DIS is added (step S504).
[0089]
Here, when it is determined that the specific bit is not added and the destination does not have “T.38 IPFAX reception capability” (step S504: NO), the system control unit 18 continues the FAX protocol (step S505). At the same time, when it is determined that the communication has been terminated by the DCN being sent from the partner terminal (step S506 YES), the communication is interrupted (step S507) and the transmission operation is terminated.
[0090]
On the other hand, when it is determined that the destination has “T.38 IPFAX reception capability” due to the addition of the specific bit (YES in step S504), the system controller 18 (the destination communication capability notification controller). 183) displays, on the display panel of the operation / display unit 12, for example, a message indicating that the other party has "T.38 IPFAX reception capability" (step S511).
[0091]
After the above message is displayed, the FAX protocol is continued (step S505), and it is determined by the DCN sent from the called terminal that the communication has been completed (step S506 YES), and then the communication is interrupted (step S507). The transmission operation ends.
[0092]
FIG. 6 is a diagram illustrating a display example of the communication capability notification message of the other party in step S511.
[0093]
In this example, a call is made to, for example, the facsimile machine 10B via the public network 50 using the abbreviated dial of the abbreviated number 001, and operation / display is performed by recognizing that the other party has "T.38 IPFAX reception capability". On the display panel of the unit 12 (the destination communication capability information screen 121), the message "The destination of the abbreviated No. 001 can communicate via the Internet and prompts confirmation of the destination number via the Internet" Message is displayed.
[0094]
As described above, in the first embodiment, when facsimile communication is performed via the public network 50, the calling facsimile apparatus notifies the other party of “T” based on the communication capability notification procedure signal from the called facsimile apparatus. .38 IPFAX reception capability ", the destination at this time is a message indicating that communication is possible via the Internet is displayed on the device panel to notify the user.
[0095]
In the example shown in FIG. 5, a message indicating that the other party has “T.38 IPFAX reception capability” is executed during FAX communication, so that the currently communicating destination can perform facsimile communication via the IP network. However, after the communication is completed, a message indicating that the destination has “T.38 IPFAX reception capability” may be displayed in association with the destination after the communication is completed.
[0096]
Further, in the example of FIG. 38 Although the IPFAX reception capability is determined, the present invention is not limited to this. For example, the above-described determination may be performed using various communication capability notification procedure signals such as NSF (non-standard function). This point is the same for the following embodiments.
[0097]
Further, in the example of FIG. 5, it is assumed that a call is made using a speed dial, but the present invention is not limited to this, and the present invention can be applied to a normal dial input.
[0098]
In this case, the message indicating that there is “T.38 IPFAX reception capability” displayed on the display panel is, for example, the information regarding the destination in the message shown in FIG. Just display the number.
[0099]
Second embodiment:
FIG. 7 is a flowchart showing the transmission operation of the facsimile apparatus (referred to as 10A-2 for convenience) according to the second embodiment.
[0100]
The facsimile apparatus 10A-2 of the present embodiment has an e-mail communication function. Then, the e-mail address (for example, Admin@xxx.co.jp) of the management terminal 35 (see FIG. 1) for notifying that the other party has “T.38 IPFAX reception capability” is replaced with the mail address of the own device (for example, , IFAX1@xxx.co.jp) in advance in a storage means such as the RAM 17.
[0101]
In the facsimile apparatus (calling terminal) 10A-2, the operation / display unit 12 inputs the destination number of the partner terminal (called terminal) via the public network by abbreviated dialing (for example, abbreviated number 001), and starts transmission. When a call operation for pressing the button is performed, a call is made via the public network 50 (step S701), and T.P. 30. A facsimile communication procedure (FAX protocol: see FIG. 3) is started (step S702).
[0102]
During execution of the FAX protocol, in the calling terminal 10A-2, the destination communication capability determination unit 182 acquires the communication capability notification procedure signal (DIS in this example) sent from the called terminal (step S703). It is determined whether or not the called terminal (the other party) has "T.38 IPFAX reception capability" based on whether or not a specific bit in the communication capability procedure communication signal is added (step S704).
[0103]
Here, when it is determined that the specific bit is not added and the destination does not have “T.38 IPFAX reception capability” (NO in step S704), the system control unit 18 continues the FAX protocol (step S705). At the same time, when it is determined that the communication has been terminated by the DCN being sent from the partner terminal (step S706 YES), the communication is interrupted (step S707) and the transmission operation is terminated.
[0104]
On the other hand, when it is determined that the destination has “T.38 IPFAX reception capability” due to the addition of the specific bit (YES in step S704), the system control unit 18 (the destination communication capability notification control unit). 183) generates an e-mail for notifying that the other party has “T.38 IPFAX reception capability” (step S711), and replaces the e-mail with the mail address of the management terminal 35 stored in advance. And transmits it to the management terminal 35 (step S712).
[0105]
After the transmission of the e-mail, the FAX protocol is continued (step S705), and it is determined by the DCN sent from the called terminal that the communication has been completed (step S706 YES), and then the communication is interrupted (step S707). To end the transmission operation.
[0106]
FIG. 8 is a diagram showing a display example of the e-mail on the management terminal 35 that has received the e-mail sent through the processing of steps S711 and S712.
[0107]
In this example, the calling terminal 10A-2 uses the abbreviated dial of the abbreviated number 001 to call the facsimile apparatus 10B via the public network 50, and recognizes that the other party has "T.38 IPFAX reception capability". As a result, the management terminal 35 that has received the destination communication capability notification mail sent from the calling terminal 10A-2 displays its own electronic device information on its display unit (the destination communication capability notification mail display screen 351). Along with the e-mail address (Admin@xxx.co.jp) and the electronic mail address of the transmission source (iFAX1@xxx.co.jp), the destination of the shortened No. 001 can be communicated via the Internet, The content of the e-mail prompting the user to confirm the destination number via the server is displayed.
[0108]
As described above, in the second embodiment, when facsimile communication is performed via the public network 50, the calling facsimile apparatus notifies the other party of "T" based on the communication capability notification procedure signal from the called facsimile apparatus. .38 IPFAX reception capability ", the destination at this time is to notify the device administrator using an e-mail that communication is possible via the Internet.
[0109]
In the example of FIG. 7, an e-mail indicating that the destination has "T.38 IPFAX reception capability" is transmitted to the administrator terminal 35 during the facsimile communication, so that the currently communicating destination can be transmitted via the IP network. Although the apparatus manager is notified that facsimile communication is possible, the electronic mail may be transmitted after the communication is completed in association with the destination of the communication.
[0110]
In FIG. 7, it is assumed that the call is transmitted using the speed dial. However, the present invention is not limited to this, and the present invention can be applied to a normal dial input.
[0111]
Third embodiment:
FIG. 9 is a flowchart showing the transmission operation of the facsimile apparatus (referred to as 10A-3 for convenience) according to the third embodiment.
[0112]
In the facsimile apparatus (calling terminal) 10A-3, the operation / display unit 12 inputs the destination number of the partner terminal (called terminal) via the public network by abbreviated dialing, and presses the transmission start button. Is performed, a call is made via the public network 50 (step S901).
[0113]
Next, the system control unit 18 (the destination communication capability notification control unit 183) determines whether the destination at this time is a destination already stored as having “T.38 IPFAX reception capability” in the process of step S915 described later. Check (step S902).
[0114]
Here, if the destination is not the same as the destination already stored as having “T.38 IPFAX reception capability” (step S902: NO), the system control unit 18 transmits the T.38 to the called terminal (for example, the facsimile apparatus 10B). . The facsimile communication procedure of 30 (FAX protocol: see FIG. 3) is started (step S903).
[0115]
During the execution of the FAX protocol, in the calling terminal 10A-3, the destination communication capability determination unit 182 acquires the communication capability notification procedure signal (DIS in this example) sent from the called terminal (step S1). S904), it is determined whether or not the called terminal (the other party) has "T.38 IPFAX reception capability" based on whether or not a specific bit in the communication capability procedure communication signal is added (step S905). ).
[0116]
Here, when it is determined that the specific bit is not added and the destination does not have “T.38 IPFAX reception capability” (NO in step S905), the system control unit 18 continues the FAX protocol (step S906). At the same time, if it is determined that the communication has been terminated by the DCN being sent from the partner terminal (YES in step S907), the communication is disconnected (step S908) and the transmission operation ends.
[0117]
On the other hand, if it is determined that the destination has “T.38 IPFAX reception capability” due to the addition of the specific bit (YES in step S905), the system control unit 18 (the destination communication capability notification control unit) 183) stores the fact that the other party has “T.38 IPFAX reception capability” in the RAM 17, for example, in association with the destination number at this time (step S915).
[0118]
Thereafter, the FAX protocol is continued (step S906), and it is determined that the communication has been completed by the DCN sent from the called terminal (step S907 YES), and then the communication is interrupted (step S908) and the transmission operation is ended. I do.
[0119]
On the other hand, if it is determined in step 902 that the destination is the same as the destination already stored as having “T.38 IPFAX reception capability” (step S902 YES), the system control unit 18 (the communication capability notification control unit 183 of the other party) ) Displays, for example, on the display panel of the operation / display unit 12, a message indicating that the other party has “T.38 IPFAX reception capability” (step S925).
[0120]
After the above message is displayed, the FAX protocol is executed (step S926), and it is determined that the communication is completed by the DCN sent from the called terminal (YES in step S907), and then the communication is interrupted (step S908). The transmission operation ends.
[0121]
In the present embodiment, as an example of the display of the communication capability notification message of the other party performed in step S925, for example, an example in which a message having the same content as that of the communication capability notification screen 121 shown in FIG. 6 is displayed.
[0122]
As described above, in the third embodiment, when the facsimile communication is performed via the public network 50, the calling facsimile apparatus transmits “T” to the other party based on the communication capability notification procedure signal from the called facsimile apparatus. .38 IPFAX reception capability "is stored in association with the destination number, and the next time a transmission instruction is issued to the same destination, the destination can communicate via the Internet. A message to the effect is displayed on the device panel to notify the user.
[0123]
In the example of FIG. 9, control for displaying a message indicating that the other party has “T.38 IPFAX reception capability” is performed during FAX communication. However, after the communication is completed, the message is displayed and the corresponding message is displayed. The user may be notified that the destination has “T.38 IPFAX reception capability”.
[0124]
Further, in the example of FIG. 9, it is assumed that the call is transmitted using the speed dial. However, the present invention is not limited to this, and the present invention can be applied to a normal dial input.
[0125]
Fourth embodiment:
FIG. 10 is a flowchart showing a transmission operation of the facsimile apparatus (referred to as 10A-4 for convenience) according to the fourth embodiment.
[0126]
The facsimile apparatus (calling terminal) 10A-4 uses the operation / display unit 12 to input the destination number of the partner terminal (calling terminal) via the public network by abbreviated dialing or the like, and press the transmission start button. When the operation is performed, a call is made via the public network 50 (step S1001), and T.P. 30. A facsimile communication procedure (FAX protocol: see FIG. 3) is started (step S1002).
[0127]
During the execution of the FAX protocol, in the calling terminal 10A-4, the destination communication capability determination unit 182 acquires the communication capability notification procedure signal (DIS in this example) sent from the called terminal (step S1). S1003), it is determined whether or not the called terminal (the other party) has “T.38 IPFAX reception capability” based on whether or not a specific bit in the communication capability procedure communication signal is added (step S1004). ).
[0128]
Here, if it is determined that the destination has “T.38 IPFAX reception capability” due to the addition of the specific bit (YES in step S1004), the system controller 18 (the destination communication capability notification controller 183). ) Stores the fact that the other party has “T.38 IPFAX reception capability” in the RAM 17 in association with the communication LOG at this time (step S1015), and then continues the FAX protocol (step S1006).
[0129]
On the other hand, when it is determined that the specific bit is not added and the destination does not have “T.38 IPFAX reception capability” (NO in step S1004), the system control unit 18 continues the FAX protocol (step S1004). Along with S1005), when it is determined that the communication has been completed by the DCN being sent from the partner terminal (YES in step S1006), the communication is interrupted (step S1007).
[0130]
Subsequently, in step S1015, the system control unit 18 (the communication capability notification control unit 183) determines whether or not there is a communication LOG stored in association with the fact that the communication destination has “T.38 IPFAX reception capability”. Is confirmed (step S1008).
[0131]
Here, when there is the stored communication LOG (step S1008 YES), the other party communication capability information control unit 183 sets “T.38” as the destination (the other party) of the communication based on the information stored in S1015. A communication report including information indicating that there is “IPFAX reception capability” and information on the success or failure of the communication is generated, transferred to the recording unit 14 and printed out (step S1009).
[0132]
FIG. 11 is a diagram illustrating a printout example of the communication report in step S1009.
[0133]
In this example, when the calling terminal 10A-4 calls the facsimile apparatus having the destination number via the public network “012-345-6790” registered by the speed dial 002 via the public network 50, “ This is an output example of the communication management report 141 after the end of the communication when it is determined that the “T.38 IPFAX reception capability” is present and the fact is stored together with the communication result.
[0134]
In the communication management report 141, regarding the communication corresponding to the speed dial 002, the destination of the communication (012-345-6790), the fact that the destination has "T.38 IPFAX reception capability" (IP FAX is possible), and The communication result (good) at this time is also printed.
[0135]
As described above, in the fourth embodiment, when facsimile communication is performed via the public network 50, the calling facsimile apparatus transmits a "T" to the other party based on the communication capability notification procedure signal from the called facsimile apparatus. .38 IPFAX reception capability "is stored in association with the communication LOG, and the communication management report prints that the facsimile can be received at the destination via the IP network. is there.
[0136]
In the example of FIG. 10, when the other party has “T.38 IPFAX reception capability”, a communication management report including information to that effect is printed out at the end of the communication. The communication management report may be output when a communication report print output command is given after an elapse of an arbitrary time from the end.
[0137]
In addition, the communication management report according to the present embodiment is not limited to being printed out, and a method of displaying the communication management report on the display panel of the operation / display unit 12 can also be used.
[0138]
Fifth embodiment:
FIG. 12 is a flowchart illustrating a transmission operation of the facsimile apparatus (for convenience, referred to as 10A-5) according to the fifth embodiment.
[0139]
The facsimile apparatus (calling terminal) 10A-5 uses the operation / display unit 12 to input a destination number of the partner terminal (called terminal) via the public network by abbreviated dialing or the like, and press a transmission start button. When the operation is performed, a call is made via the public network 50 (step S1201), and T.P. 30. A facsimile communication procedure (FAX protocol: see FIG. 3) is started (step S1202).
[0140]
During the execution of the FAX protocol, in the calling terminal 10A-5, the destination communication capability determination unit 182 acquires the communication capability notification procedure signal (DIS in this example) transmitted from the called terminal (step S1). S1203), it is determined whether or not the called terminal (the other party) has "T.38 IPFAX reception capability" based on whether or not a specific bit in the communication capability procedure communication signal is added (step S1204). ).
[0141]
Here, if it is determined that the destination has “T.38 IPFAX reception capability” due to the addition of the specific bit (YES in step S1204), the system control unit 18 (the destination communication capability notification control unit 183). ) Stores the fact that the destination has “T.38 IPFAX reception capability” in the RAM 17 in association with the transmission LOG at this time (step S1215), and then continues the FAX protocol (step S1206).
[0142]
On the other hand, if the specific bit is not added and it is determined that the destination does not have “T.38 IPFAX reception capability” (NO in step S1204), the system control unit 18 continues the FAX protocol (step S1204). At the same time as S1205), when it is determined that the communication has been completed by the DCN being sent from the partner terminal (YES in step S1206), the communication is interrupted (step S1207).
[0143]
Subsequently, in step S1215, the system control unit 18 (the other party communication capability notification control unit 183) determines whether or not there is a transmission LOG stored in association with the fact that the other party has “T.38 IPFAX reception capability”. Is confirmed (step S1208).
[0144]
Here, if there is a stored transmission LOG (YES in step S1208), based on the information stored in step S1215, the destination communication capability notification control unit 183 sets “T.38” as the destination of the communication (the destination). A transmission report including information indicating that there is “IPFAX reception capability” and information on the success or failure of the communication is generated, transferred to the recording unit 14 and printed out (step S1209).
[0145]
FIG. 13 is a diagram illustrating a print output example of the transmission report in step S1209.
[0146]
In this example, when the calling terminal 10A-5 calls the facsimile apparatus with the destination number via the public network "012-345-6789" registered by the speed dial 001 via the public network 50, " This is an output example of the transmission report 142 after the end of the communication when it is determined that the “T.38 IPFAX reception capability” is present and the fact is stored together with the transmission result.
[0147]
The transmission report 142 includes an image transmission result (good) to the destination with the speed dial 002 and the destination number (012-345-6790), a part of the transmission image at this time, and “T.38 IPFAX” in the destination. A message indicating that there is "reception capability" is also printed.
[0148]
As described above, in the fifth embodiment, when the facsimile communication is performed via the public network 50, the calling facsimile apparatus transmits “T” to the other party based on the communication capability notification procedure signal from the called facsimile apparatus. .38 IPFAX reception capability "is stored in association with the transmission LOG, and the fact that the destination is capable of facsimile reception via the IP network is printed on the transmission report. .
[0149]
In the example of FIG. 12, an example in which the transmission report is printed out by the recording unit 14 has been described. However, the present invention is not limited to this.
[0150]
Sixth embodiment:
FIG. 14 is a flowchart showing a transmission operation of the facsimile apparatus (referred to as 10A-6 for convenience) according to the sixth embodiment.
[0151]
The facsimile apparatus (calling terminal) 10A uses the operation / display unit 12 to input the destination number of the destination terminal (called terminal) via the public network by abbreviated dialing (for example, abbreviated number 001), and press the transmission start button. When the call operation for pressing is performed, a call is made via the public network 50 (step S1401), and T.P. The facsimile communication procedure of 30 (FAX protocol: see FIG. 3) is started (step S1402).
[0152]
During the execution of the FAX protocol, in the calling terminal 10A-6, the destination communication capability determination unit 182 acquires a communication capability notification procedure signal (DIS in this example) transmitted from the called terminal (step S1). S1403), it is determined whether or not the called terminal (the other party) has "T.38 IPFAX reception capability" based on whether or not a specific bit in the communication capability procedure communication signal is added (step S1404). ).
[0153]
Here, when it is determined that the specific bit is not added and the destination does not have “T.38 IPFAX reception capability” (NO in step S1404), the system control unit 18 continues the FAX protocol (step S1405). At the same time, when it is determined that the communication has been terminated by the DCN being sent from the partner terminal (step S1406 YES), the communication is interrupted (step S1407) and the transmission operation is terminated.
[0154]
On the other hand, if it is determined that the destination has “T.38 IPFAX reception capability” due to the addition of the specific bit (YES in step S1404), the system control unit 18 (the destination communication capability determination unit 182). ) Then determines whether the destination information in the IP network has been notified from the partner terminal using CSA (see FIG. 3) in the phase B (step S1415).
[0155]
Here, if the destination information in the IP network has not been notified from the partner terminal (step S1415 NO), the system control unit 18 proceeds to the process of step S1405.
[0156]
On the other hand, if the destination terminal notifies the destination information in the IP network (step S1415 YES), the system control unit 18 (the destination communication capability notification control unit 183), for example, displays on the display panel of the operation / display unit 12. Then, a message indicating that the other party has "T.38 IPFAX reception capability" is displayed (step S1416).
[0157]
After the message is displayed, the FAX protocol is continued (step S1405), and it is determined that the communication has been completed by the DCN sent from the called terminal (step S1406 YES), and then the communication is interrupted (step S1407). The transmission operation ends.
[0158]
FIG. 15 is a diagram illustrating a display example of the communication capability notification message of the other party in step S1416.
[0159]
In this example, a call is made to, for example, the facsimile apparatus 10B via the public network 50 using the abbreviated dial of the abbreviated number 001, and it is found that the destination has "T.38 IPFAX reception capability". Upon receiving the notification of the information, the destination of the shortened No. 001 is displayed on the display panel (the destination communication capability notification screen 122) of the operation / display unit 12 to the effect that communication via the Internet is possible. Of the destination information in the IP network.
[0160]
Note that, regarding the destination communication capability notification screen 122, for example, as in a destination communication capability notification screen 125 according to a ninth embodiment described below, "change the registration number of the speed dial to the destination information in the IP network. A message with the message "Prompt to do" and a button to change / do not change may be displayed so that the registration of the speed dial can be easily changed.
[0161]
As described above, in the sixth embodiment, when facsimile communication is performed via the public network 50, the calling facsimile apparatus transmits "T" to the other party based on the communication capability notification procedure signal from the called facsimile apparatus. .38 IPFAX reception capability ", and only when the destination notifies the destination information on the IP network, the destination at this time is a message indicating that communication is possible via the Internet and the IP address of the message. The destination information on the network is displayed on the device panel to notify the user.
[0162]
In the example of FIG. 14, by executing a message indicating that the destination has “T.38 IPFAX reception capability” during FAX communication, the currently communicating destination can perform facsimile communication even via the IP network. However, after the communication is completed, a message indicating that the destination has “T.38 IPFAX reception capability” may be displayed in association with the destination after the communication is completed.
[0163]
In FIG. 14, it is assumed that the call is transmitted using the speed dial. However, the present invention is not limited to this, and the present invention can be applied to a normal dial input.
[0164]
Seventh embodiment:
FIG. 16 is a flowchart showing the transmission operation of the facsimile apparatus (referred to as 10A-7 for convenience) according to the seventh embodiment.
[0165]
The facsimile apparatus (calling terminal) 10A-7 uses the operation / display unit 12 to input the destination number of the partner terminal (called terminal) via the public network by abbreviated dialing (for example, abbreviated number 001) and start transmission. When a call operation of pressing the button is performed, a call is made via the public network 50 (step S1601), and T.P. The facsimile communication procedure of 30 (FAX protocol: see FIG. 3) is started (step S1602).
[0166]
During the execution of the FAX protocol, in the calling terminal 10A-7, the destination communication capability determination unit 182 obtains the communication capability notification procedure signal (DIS in this example) sent from the called terminal (step S1). S1603), it is determined whether or not the called terminal (the other party) has "T.38 IPFAX reception capability" based on whether or not a specific bit in the communication capability procedure communication signal is added (step S1604). ).
[0167]
Here, when it is determined that the specific bit is not added and the destination does not have “T.38 IPFAX reception capability” (NO in step S1604), the system control unit 18 continues the FAX protocol (step S1605). At the same time, if it is determined that the communication has been terminated by the DCN being sent from the partner terminal (step S1606 YES), the communication is interrupted (step S1607) and the transmission operation is terminated.
[0168]
On the other hand, when it is determined that the destination has “T.38 IPFAX reception capability” due to the addition of the specific bit (YES in step S1604), the system control unit 18 (the destination communication capability determination unit 182). ) Determines whether or not the destination information in the IP network has been notified from the partner terminal using CSA (see FIG. 3) in the phase B (step S1615).
[0169]
Here, when the destination information in the IP network is notified from the partner terminal (step S1615 YES), the partner communication capability determination unit 182 checks whether the destination information in the IP network is appropriate (step S1616). If inappropriate, the process proceeds to step S1605.
[0170]
On the other hand, when the destination information on the IP network is not notified from the partner terminal (step S1615NO), or when the destination information on the IP network is notified but inappropriate (step S1616YES), the destination communication is performed. For example, the capability notification control unit 183 confirms on the display panel of the operation / display unit 12 that the other party has “T.38 IPFAX reception capability” and that the other party confirms the setting status of the destination information in the IP network. A message including a prompt is displayed (step S1617).
[0171]
After the message is displayed, the FAX protocol is continued (step S1605), and it is determined that the communication has been completed by the DCN sent from the called terminal (step S1606 YES), and then the communication is interrupted (step S1607). The transmission operation ends.
[0172]
FIG. 17 is a diagram illustrating a display example of the communication capability notification message of the other party in step S1617.
[0173]
In this example, a call is made to, for example, the facsimile apparatus 10B via the public network 50 using the abbreviated dial of the abbreviated number 001, and it has been found that the other party has "T.38 IPFAX reception capability". Since the information is not notified or is inappropriate, the destination of “abbreviated No. 001 can communicate via the Internet on the display panel of the operation / display unit 12 (destination communication capability notification screen 123). And a message "prompting the destination to confirm the destination information and the like in the IP network".
[0174]
As described above, in the seventh embodiment, when the facsimile communication is performed via the public network 50, the calling facsimile apparatus transmits “T” to the other party based on the communication capability notification procedure signal from the called facsimile apparatus. .38 IPFAX reception capability ", but only when the destination information on the IP network is not notified from this destination or when the destination information on the IP network is inappropriate, the destination at this time is via the Internet. Is displayed on a message device panel including a message indicating that communication is possible and a message indicating that confirmation with the other party is required to notify the user.
[0175]
In the example of FIG. 16, a message indicating that the other party has “T.38 IPFAX reception capability” and a message indicating that confirmation is required is performed during FAX communication. Although it is notified that communication is possible, the message may be displayed after the communication is completed, in association with the destination after the communication is completed.
[0176]
In the example of FIG. 16, it is assumed that the call is transmitted using the speed dial. However, the present invention is not limited to this, and the present invention can be applied to a normal dial input.
[0177]
Eighth embodiment:
FIG. 18 is a flowchart showing the transmission operation of the facsimile apparatus (referred to as 10A-8 for convenience) according to the eighth embodiment.
[0178]
The facsimile apparatus (calling terminal) 10A uses the operation / display unit 12 to input the destination number of the destination terminal (called terminal) via the public network by abbreviated dialing (for example, abbreviated number 001), and press the transmission start button. When the call operation of pressing down is performed, a call is made via the public network 50 (step S1801), and the T.50 is called between the called terminal (for example, the facsimile machine 10B). The facsimile communication procedure of 30 (FAX protocol: see FIG. 3) is started (step S1802).
[0179]
During the execution of the FAX protocol, in the calling terminal 10A-8, the destination communication capability determination unit 182 acquires the communication capability notification procedure signal (DIS in this example) sent from the called terminal (step S10). S1803), it is determined whether or not the called terminal (the other party) has “T.38 IPFAX reception capability” based on whether or not a specific bit in the communication capability procedure communication signal is added (step S1804). ).
[0180]
Here, when it is determined that the other party has “T.38 IPFAX reception capability” due to the addition of the specific bit (YES in step S1804), then the other party communication capability determination unit 182 determines It is determined whether the destination information in the IP network is notified from the partner terminal in B using the CSA (see FIG. 3) (step S1815).
[0181]
Here, when the destination information in the IP network is not notified from the partner terminal (step S1815 NO), the system control unit 18 proceeds to the process of step S1805.
[0182]
If the destination terminal notifies the destination information on the IP network (step S1815 YES), the destination communication capability notification control unit 183 transmits the destination information on the IP network (the destination information via the IP network) to the destination via the public network. For example, it is stored in the RAM 17 in association with the number (step S1816), and the process proceeds to step S1805.
[0183]
On the other hand, if the specific bit is not added and it is determined that the other party does not have “T.38 IPFAX reception capability” (NO in step S1804), the system control unit 18 continues the FAX protocol (step S1805). At the same time, when it is determined that the communication has been terminated by the DCN being sent from the partner terminal (step S1806 YES), the communication is interrupted (step S1807) and the transmission operation ends.
[0184]
After the end of the transmission operation, the other party communication capability information control unit 183 checks in step S1816 whether or not destination information in the IP network is stored (step S1808).
[0185]
Here, if the destination information is not stored (step S1808 NO), the process ends.
[0186]
If the destination information is stored (step S1808 YES), the destination communication capability information control unit 183 uses the stored destination information to call the destination terminal via the IP network (step S1809). Control.
[0187]
As a calling procedure at this time, an OPTIONS method of SIP (RFC3261) is used as described later in detail.
[0188]
After the call is made, the other party communication capability information control unit 183 checks whether or not the connection with the other terminal has been established by monitoring the communication procedure with the other terminal (step S1810).
[0189]
Here, if the connection with the destination cannot be established (step S1810 NO), the process proceeds to the next phase corresponding to the call in step S1809.
[0190]
If the connection with the partner terminal can be established (step S1810: YES), the partner communication capability notification control unit 183 instructs the registration dial rewriting unit 186 to rewrite the abbreviated dial, and the registration dial rewriting unit 186 follows this instruction, and The destination number via the public network that has been stored in the abbreviated dial (001) used for the outgoing call (step S1801) until now is transmitted to the destination number via the IP network acquired during the FAX protocol after the outgoing call. A process of rewriting the destination information in the IP network stored in step S1816) is performed (step S1811).
[0191]
After the rewriting of the registration dial, upon receiving the rewriting completion notification from the registration dial rewriting unit 186, the other party's communication capability notification control unit 183 transmits the current call via the public network on the display panel of the operation / display unit 12, for example. A message indicating that the registration number of the abbreviated dial (001) used in step (1) has been rewritten from the destination information via the public network to the destination information via the IP network is displayed (step S1812). Move to the next phase of processing.
[0192]
FIG. 19 shows a communication procedure relating to a call in step 1809.
[0193]
As shown in FIG. 19, in step S1809, the facsimile apparatus (calling terminal) 10A-8 of the present embodiment obtains a determination result that destination information via the IP network is stored (step S1808). ), The destination communication capability notification control unit 183 gives an outgoing call instruction to the IP network control unit 21, and based on the instruction, the SIP call control unit 22 uses the OPTIONS method of SIP (RFC3261) to receive the incoming call. Terminal).
[0194]
In this communication procedure, the calling terminal 10A-8 uses the SIP call control unit 22 to transmit the "200 OK" data Db transmitted from the called terminal to the "Options" data Da transmitted from the own terminal. Upon reception, the SIP call control unit 22 recognizes that the connection has been completed based on the data Db, and notifies the system control unit 18 to that effect.
[0195]
In the system control unit 18, the destination communication capability notification control unit 183 receives the above notification and determines that the connection with the destination terminal has been established (step S1810 YES), and the shortened dial is rewritten (step S18111) as described above. A message indicating that the dial has been rewritten is displayed (step S1812).
[0196]
FIG. 20 is a diagram showing a display example of the abbreviated dial rewriting completion notification message in step S1812.
[0197]
In this example, a call is made to, for example, the facsimile machine 10B via the public network 50 using the destination number via the public network (033-1234-4678) registered in the speed dial 001, and "T.38 IPFAX reception" is sent to the other party. Capability is found, and the destination information (050-123-45678) in the IP network is successfully obtained, and further, the same destination terminal can be connected via the IP network using the destination information in the IP network. As a result of recognizing that the destination of the shortened No. 001 is displayed on the display panel of the operation / display unit 12 (the destination communication capability notification screen 124), the destination number via the public network (033-1234-5678) is displayed. Since it is registered, it can be communicated via the Internet (destination number: 050-123-45678), so it was rewritten. " The contracted dial rewriting completion notification message is displayed.
[0198]
As described above, in the eighth embodiment, when facsimile communication is performed via the public network 50 using abbreviated dialing, the calling facsimile apparatus receives a communication capability notification procedure signal from the called facsimile apparatus, If it is determined that the destination has “T.38 IPFAX reception capability” and the destination information via the IP network is received, the destination information via the IP network is stored in association with the destination information via the public network. Then, only when it is confirmed that a call can be made by using the destination information via the IP network to connect to the destination terminal, the registration information of the speed dial is rewritten from the destination information via the public network to the destination information via the IP network. If necessary, a message indicating the completion of the rewriting is displayed on the device panel to notify the user.
[0199]
Ninth embodiment:
FIG. 21 is a flowchart showing a transmission operation of the facsimile apparatus (referred to as 10A-9 for convenience) according to the ninth embodiment.
[0200]
The facsimile apparatus (calling terminal) 10A-9 uses the operation / display unit 12 to input the destination number of the destination terminal (called terminal) via the public network by abbreviated dialing (for example, abbreviated number 001) and start transmission. When a call operation for pressing the button is performed, a call is made via the public network 50 (step S2101), and a call is made between the called terminal (for example, the facsimile machine 10B) and the T.30. A facsimile communication procedure of 30 (FAX protocol: see FIG. 3) is started (step S2102).
[0201]
During the execution of the FAX protocol, in the calling terminal 10A-9, the destination communication capability determination unit 182 acquires the communication capability notification procedure signal (DIS in this example) sent from the called terminal (step S10). S2103), it is determined whether or not the called terminal (the other party) has “T.38 IPFAX reception capability” based on whether or not a specific bit in the communication capability procedure communication signal is added (step S2104). ).
[0202]
Here, if it is determined that the destination has “T.38 IPFAX reception capability” due to the addition of the specific bit (YES in step S2104), then the destination communication capability determination unit 182 determines It is determined whether the destination information in the IP network is notified from the partner terminal in B using the CSA (see FIG. 3) (step S2115).
[0203]
Here, when the destination information in the IP network has not been notified from the partner terminal (step S2115 NO), the system control unit 18 proceeds to the process of step S2105.
[0204]
If the destination terminal notifies the destination information in the IP network (YES in step S2115), the destination communication capability notification control unit 183 transmits the destination information in the IP network (the destination information via the IP network) to the destination via the public network. For example, it is stored in the RAM 17 in association with the number (step S2116), and the process proceeds to step S2105.
[0205]
On the other hand, when the specific bit is not added and it is determined that the other party does not have “T.38 IPFAX reception capability” (NO in step S2104), the system control unit 18 continues the FAX protocol (step S2105). At the same time, if it is determined that the communication has been terminated by the DCN being sent from the partner terminal (YES in step S2106), the communication is interrupted (step S2107) and the transmission operation ends.
[0206]
After the end of the transmission operation, the other party communication capability information control unit 183 checks in step S2116 whether or not destination information in the IP network is stored (step S2108).
[0207]
Here, if the destination information is not stored (step S2108: NO), the process ends.
[0208]
If the destination information is stored (YES in step S2108), the destination communication capability notification control unit 183 calls the destination terminal via the IP network using the stored destination information (step S2109). Control.
[0209]
The calling procedure at this time is as described in the eighth embodiment. The OPTIONS method of SIP (RFC3261) (see FIG. 19) is used.
[0210]
After the call is made, the other party communication capability information control unit 183 checks whether or not the connection with the other terminal has been established by monitoring the communication procedure with the other terminal (step S2110).
[0211]
Here, if the connection with the destination cannot be established (NO in step S2110), the processing shifts to the next phase corresponding to the call in step S2109.
[0212]
When the connection with the partner terminal is possible (YES in step S2110), the partner communication capability notification control unit 183 has “T.38 IPFAX reception capability” on the display panel of the operation / display unit 12, for example. In addition to displaying a message in a form that allows the user to know the destination information in the IP network, a button for instructing whether or not to change the speed dial registration information is also displayed (step S2111).
[0213]
Subsequently, based on the above display, the other party's communication capability notification control unit 183 monitors whether or not the registration change instruction button has been instructed to change the registration of the speed dial (step S2112).
[0214]
Here, when the registration change is instructed (step S2112 YES), the other party communication capability information control unit 183 instructs the registration dial rewriting unit 186 to rewrite the abbreviated dial, and the registration dial rewriting unit 186 sends the instruction. The destination number via the public network previously stored in the speed dial (001) used for the call via the public network (step S2101) via the IP network acquired during the FAX protocol after the call (Step S2113) to rewrite the destination number (destination information in the IP network stored in step S2116).
[0215]
After the rewriting of the registration dial, the system control unit 18 that has received the rewriting completion notification from the registration dial rewriting unit 186 shifts to processing in the next phase corresponding to the call in step S2109.
[0216]
FIG. 22 is a diagram illustrating a display example of the communication capability notification message of the other party in step S2111.
[0219]
In this example, a call is made to the facsimile apparatus 10B via the public network 50 using the speed dial 001, it is determined that the other party has “T.38 IPFAX reception capability”, and the destination information (050 -123-45678), and furthermore, by using the destination information in the IP network, to recognize that the same partner terminal can be connected via the IP network, the display panel (operator / display unit 12) A message indicating that the destination of the shortened No. 001 is communicable via the Internet (destination number: 050-123-45678 and recommends a destination change) is displayed on the destination communication capability notification screen 125). Have been.
[0218]
In addition, a “change” button and a “do not change” button are displayed on the communication capability notification screen 125.
[0219]
Here, when the “change” button is pressed, a rewriting instruction is given to the registration dial rewriting unit 186, and in accordance with the instruction, the registration dial rewriting unit 186 causes the registration dial rewriting unit 186 to store the public network previously stored in the speed dial (001). The process of rewriting the destination number via the IP network to the destination number via the IP network acquired in the current communication (the destination information in the IP network acquired in step S1415) is performed.
[0220]
As described above, in the ninth embodiment, when facsimile communication is performed via the public network 50 using abbreviated dialing, the calling facsimile apparatus performs the following based on the communication capability notification procedure signal from the called facsimile apparatus. If it is determined that the destination has “T.38 IPFAX reception capability” and the destination information via the IP network is received, the destination information via the IP network is stored in association with the destination information via the public network. Then, only when it is confirmed that a call can be made using the destination information via the IP network to be able to connect to the partner terminal, the destination communicated this time is the IP network using the destination number via the IP network used for the connection confirmation. To indicate that facsimile communication is possible via the Internet, and to indicate whether or not to rewrite the registration information of the speed dial used this time from the destination information via the public network to the destination information via the IP network Is displayed on the device panel to notify the user.
[0221]
As described in the first to ninth embodiments, according to the facsimile apparatus of the present invention, during operation as a calling side, a procedure signal transmitted from a partner terminal after calling via a public network is established. On the other party terminal based on T. When it is determined that there is a possibility of receiving IPFAX reception capability, this fact is notified. 38 It is possible to easily know from the above notification that IP FAX reception is possible, and to check the FAX transmission method via the IP network only for the applicable destination, to enable FAX transmission via the IP network with low communication cost burden. You can migrate very efficiently.
[0222]
As the above-mentioned notification control method, a method of displaying the content of notification (that the other terminal can receive T.38 IPFAX, or destination information of the other terminal in the IP network, or both) on the apparatus main body display unit (first and second methods) Sixth to ninth embodiments), a method of transmitting an e-mail containing the above-mentioned notification contents to a pre-registered destination (second embodiment), storing the above-mentioned notification contents and the destination number of the partner terminal, When an outgoing call instruction is issued to the partner terminal, a method of displaying the notification content on the display unit of the apparatus body (third embodiment), the facsimile reception capability via the IP network is provided to the partner terminal in association with the destination number of the partner terminal. There is a method (fourth and fifth embodiments) of displaying or recording a communication management report and a transmission report to which information indicating the presence is added on the display unit of the apparatus main body.
[0223]
These methods can use a plurality of notification methods in combination as long as they do not interfere with each other.
[0224]
Further, according to the eighth and ninth embodiments, for example, after a call is made via a public network using a simplified dial such as a speed dial, a T.D. 38 When it is determined that the terminal has the IPFAX reception capability and that the destination information in the IP network is added, after making a call via the IP network using the destination information and confirming that the terminal is correctly connected to the destination terminal, If the partner terminal is T. 38, because it is notified that IPFAX reception is possible, not only can the destination be easily rewritten, but also the destination information via the IP network of the partner terminal can be accurately transmitted to the transmitting user. When FAX transmission via the IP network is performed using the destination information, communication troubles such as the FAX transmission via the IP network not being able to be performed because the partner terminal is not set to receive FAX via the IP network can be avoided. .
[0225]
Further, according to the eighth and ninth embodiments, when the terminal is correctly connected to the partner terminal via the IP network, the destination information stored in the simple dial is converted from the previous destination number via the public network to the IP network. By rewriting to the destination number via the network, it is possible to prevent the registered contents of the simple dial on the transmitting side from being erroneously rewritten, and also in this regard, it is possible to avoid a communication trouble at the time of facsimile transmission from the transmitting side via the IP network. Useful for
[0226]
Next, the receiving operation of the facsimile apparatus according to the present invention will be described with reference to each embodiment.
[0227]
In the following description, the facsimile apparatus according to each embodiment corresponds to, for example, the facsimile apparatus 10B in the network shown in FIG. 2, and is transmitted from a facsimile apparatus on the calling side in the same network, such as the facsimile apparatus 10A. It is assumed that a receiving operation is performed via the IP network 40 or the public network 50 in response to the incoming call.
[0228]
In this case, the basic configuration of the facsimile apparatus according to each embodiment is as shown in FIGS. 1 and 4, and the control of the communication capability notification control unit 184 and the setting / operation environment monitoring unit 185 in the system control unit 18. Only the functions are different.
[0229]
Tenth embodiment:
FIG. 23 is a diagram showing a display example of a setting screen of a reception parameter via the IP network of the facsimile apparatus (referred to as 10B-1 for convenience) according to the tenth embodiment.
[0230]
In the facsimile apparatus 10B-1, an initial screen 126a as shown in FIG. 23A is displayed according to a predetermined operation on the display / operation unit 12, and the IP address and the IP address of the apparatus are displayed on the screen 126a. T. via a IP network 40 such as a telephone number or an IP of a gate server (SIP server, gatekeeper, gateway server, proxy server, etc.). 38 Various parameters necessary for performing IP-FAX reception can be set.
[0231]
The setting screen 126b shown in FIG. 23B shows a state in which the various parameters are being set. In this state, the IP address (111.222) is stored in, for example, the RAM 17 of the facsimile apparatus 10B-1. .111.1), a gate server IP (111.221.111.9), and an IP telephone number (050-1234-5678).
[0232]
In the facsimile apparatus 10B-1, the setting / operating environment monitoring unit 185 monitors the setting status of the FAX reception parameter via the IP network, and the communication capability notification control unit 184 in the system control unit 18 sets / receives the incoming call. Based on the result of monitoring by the operating environment monitoring unit 185 (the setting state of the FAX reception parameter via the IP network), T.O. 38 IPFAX reception capability notification control is performed.
[0233]
FIG. 24 is a flowchart illustrating the reception operation of the facsimile apparatus 10B-1 according to the tenth embodiment.
[0234]
In the facsimile apparatus 10B-1, when a facsimile call is received via the public network 50, for example, the PSTN call / network control unit 24 responds to the call, and the G3 FAX transmission control unit 23 transmits the T. Preparation for starting the FAX protocol (see the operation of the called terminal in FIG. 3) specified in 30 is started.
[0235]
At this time, upon recognizing the FAX incoming call (Calling) (step S2401 YES), the communication capability notification control unit 184 fetches the monitoring result of the setting / operation environment monitoring unit 185, and receives the FAX reception parameter (T.38IP- It is checked whether the FAX reception parameter is set (step S2402).
[0236]
Here, T. If the IP-FAX reception parameter has not been set (step S2402: NO), the communication capability notification control unit 184 sets the T.38 IP-FAX reception parameter to T.38. By transmitting a DIS that does not add a specific bit indicating the presence of the IP. Inform the calling terminal that there is no 38IP-FAX reception capability (step 2410), and then continue the FAX protocol (step S2420).
[0237]
On the other hand, T.A. If the IP-FAX reception parameter has been set (step S2402: YES), the communication capability notification control unit 184 sets the T.38 IP-FAX reception parameter to T.38. By transmitting a DIS to which a specific bit indicating the existence of the IP-FAX reception parameter is added, T.38 is transmitted. The calling terminal is notified of the 38 IP-FAX reception capability (step 2403).
[0238]
Next, the communication capability notification control unit 184 checks whether or not the terminal itself has a destination information notification function in the IP network (step S2404). If the function is present (step S2404 YES), the destination in the IP network read from the RAM 17 is checked. By transmitting the CSA in which the information is set, the calling terminal is notified of the destination information in the IP network (step S2405), and thereafter, the FAX protocol is continued (step S2420).
[0239]
FIG. 25 is a diagram showing an incoming call response procedure of the facsimile apparatus 10B-1 according to the tenth embodiment.
[0240]
When the facsimile apparatus 10B-1 of the present embodiment that operates as the called terminal has not set the FAX reception parameter via the IP network, as shown in FIG. 25A, it uses the DIS to receive "T.38 IP-FAX reception". Not available "and operates so as not to add CSA in subsequent procedures.
[0241]
On the other hand, when the FAX reception parameter via the IP network is set, the facsimile apparatus 10B-1 notifies the user of "T.38 IP-FAX reception capability available" using DIS, as shown in FIG. Then, in a subsequent procedure, the operation is performed to add a CSA in which destination information in the IP network is set.
[0242]
As described above, in the tenth embodiment, when a facsimile call is received via the public network 50, the called facsimile apparatus sets the parameters required for receiving fax via the IP network in its own apparatus. As long as this is done, a notification of “T.38 IP-FAX reception capability available” is sent to the calling facsimile machine.
[0243]
According to such a configuration, even if the called side has "T.38 IP-FAX reception capability", if the environment for receiving the reception is not established (FAX reception parameter via IP network is not set), "T.38 IP-FAX reception capability" is not set. By notifying the calling side of "38 No IP-FAX reception", it is possible to avoid a trouble such that the calling side makes a call to the called side via the IP network in the environment and communication becomes impossible.
[0244]
Eleventh embodiment:
FIG. 26 is a conceptual diagram illustrating a reception environment monitoring mode via an IP network of a facsimile apparatus (referred to as 10B-2 for convenience) according to the eleventh embodiment.
[0245]
In the facsimile apparatus 10B-2, for example, the setting / operation environment monitoring unit 185 uses 38 Monitors the operation status of various peripheral devices (in-house LAN 30 to which facsimile device 10B-2 is connected, gate server [SIP server / gatekeeper / gateway server / proxy server) 36, etc.) necessary for performing IP-FAX reception. I do.
[0246]
In particular, in FIG. 26, the facsimile apparatus 10B-2 uses the setting / operating environment monitoring unit 185 to control the gate server (SIP server / gatekeeper / gateway server / proxy server) 36 having the IP address (111.22.111.1). 1 shows a state in which the operation state of is periodically monitored.
[0247]
In the facsimile apparatus 10B-2, the own apparatus such as the in-house LAN 30 and the gate server 36 (SIP server / gatekeeper / gateway server / proxy server) is the T.100. 38 The communication capability notification control unit 184 monitors whether or not the operation of the peripheral device necessary for performing the IP-FAX reception is abnormal. (Operating state) to the calling side based on T. 38 IPFAX reception capability notification control is performed.
[0248]
FIG. 27 is a flowchart illustrating the reception operation of the facsimile apparatus 10B-2 according to the eleventh embodiment.
[0249]
In the facsimile apparatus 10B-2, when there is a facsimile call (Calling: see FIG. 3) via the public network 50 (step S2701 YES), the communication capability notification control unit 184 causes the setting / operation environment monitoring unit 185 to monitor the result. Then, it is checked whether there is an abnormality in a peripheral device necessary for performing FAX reception via the IP network (step S2702).
[0250]
Here, if there is no abnormality in the peripheral device (step S2702 NO), the communication capability notification control unit 184 sets the T.100 to T.30. By transmitting a DIS that does not add a specific bit indicating the presence of the IP. Inform the calling terminal that there is no 38IP-FAX reception capability (step 2710), and then continue the FAX protocol (step S2720).
[0251]
On the other hand, if an abnormality has occurred in the peripheral device (YES in step S2702), the communication capability notification control unit 184 sets the T.100 to T.30. By transmitting a DIS to which a specific bit indicating the existence of the IP-FAX reception parameter is added, T.38 is transmitted. The calling terminal is notified of the fact that it has 38IP-FAX receiving capability (step 2703).
[0252]
Next, the communication capability notification control unit 184 checks whether or not the terminal has a destination information notification function in the IP network (step S2704). If the function is present (step S2704 YES), the destination in the IP network read from the RAM 17 is determined. By sending the CSA in which the information is set, the calling terminal is notified of the destination information in the IP network (step S2705), and thereafter, the FAX protocol is continued (step S2720).
[0253]
The call response procedure of the facsimile apparatus 10B-2 according to the eleventh embodiment can be described with reference to the call response procedure according to the tenth embodiment shown in FIG.
[0254]
That is, when the facsimile apparatus 10B-2 of the present embodiment operates as the called terminal in FIG. 25, if a peripheral device necessary for performing FAX reception via the IP network is abnormal, the facsimile apparatus 10B-2 shown in FIG. As shown in the figure, "T.38 IP-FAX reception capability is not available" is notified by using DIS, and the operation is performed so that CSA is not added even in the subsequent procedure.
[0255]
On the other hand, when the peripheral device necessary for performing the FAX reception via the IP network is operating normally, the facsimile device 10B-2 uses the DIS to transmit “T.38IP” as shown in FIG. "FAX reception capability available", and in a subsequent procedure, it operates to add a CSA in which destination information in the IP network is set.
[0256]
As described above, in the eleventh embodiment, when a facsimile call is received via the public network 50, the called-side facsimile apparatus normally operates in a peripheral device necessary for performing FAX reception via the IP network. For example, a notification of "T.38 IP-FAX reception capability" is sent to the calling facsimile machine, and if the peripheral device is abnormal, a notification of "T.38 IP-FAX reception capability not available" is sent.
[0257]
Even in the present embodiment, even if the called party has “T.38 IP-FAX reception capability”, if the environment for receiving the reception is not prepared (peripheral device is abnormal), “T.38 IP-FAX reception capability” is set. By notifying the calling side of "absence", it is possible to avoid a trouble that the calling side makes a call to the called side via the IP network in the environment and communication becomes impossible.
[0258]
Twelfth embodiment:
FIG. 28 is a diagram showing a display example of a setting screen of reception parameters via the IP network of the facsimile apparatus (referred to as 10B-3 for convenience) according to the twelfth embodiment.
[0259]
In the facsimile apparatus 10B-3, a screen 127a shown in FIG. 28A or a screen 27b shown in FIG. 28B is displayed in accordance with a predetermined operation on the display / operation unit 12, and the screen 127a or 127b is displayed. The IP address of the own device, the IP telephone number, the IP address of a gate server (SIP server, gatekeeper, gateway server, proxy server, etc.), the IP network connection method, etc. 38 Various parameters necessary for performing IP-FAX reception can be set.
[0260]
In particular, the screen 127a is a setting screen in the case where the permanent connection is designated as the IP network connection method, and the screen 127b is a dial-up (Dial-up) as the IP network connection method.
(Up) Setting screen when connection is specified.
[0261]
In accordance with the designated contents displayed on these screens 127a and 127b, for example, in the RAM 17 of the facsimile machine 10B-3, the IP address (111.221.111.1) and the gate server IP (111.222.111. 9), an IP telephone number (050-1234-5678) and an IP network connection method (permanent connection or dial-up connection) are set.
[0262]
In the facsimile apparatus 10B-3, the setting / operating environment monitoring unit 185 particularly monitors the setting state of the IP network connection method among the facsimile reception parameters via the IP network, and the communication capability notification control unit 184 in the system control unit 18. At the time of an incoming call, the T.D. 38 IPFAX reception capability notification control is performed.
[0263]
FIG. 29 is a flowchart showing the receiving operation of the facsimile apparatus 10B-3 according to the twelfth embodiment.
[0264]
In the facsimile apparatus 10B-3, when there is a facsimile call (Calling: see FIG. 3) via the public network 50 (step S2901 YES), the communication capability notification control unit 184 causes the setting / operation environment monitoring unit 185 to monitor the result. It is checked whether the IP network connection method is a constant connection environment (constant connection setting) (step S2902).
[0265]
Here, when the communication environment notification control unit 184 does not exist in the constant connection environment such as when dial-up connection setting is performed (NO in step S2902), the communication capability notification control unit 184 sets the T.100. By transmitting a DIS that does not add a specific bit indicating the presence of the IP. Inform the calling terminal that there is no 38IP-FAX reception capability (step 2910), and then continue the FAX protocol (step S2920).
[0266]
On the other hand, when the communication environment is in the constant connection environment (step S2902: YES), the communication capability notification By transmitting a DIS to which a specific bit indicating the existence of the IP-FAX reception parameter is added, T.38 is transmitted. The calling terminal is notified of the fact that it has 38IP-FAX receiving capability (step 2903).
[0267]
Next, the communication capability notification control unit 184 checks whether or not the terminal itself has a destination information notification function in the IP network (step S2904). If the function is present (step S2904 YES), the destination in the IP network read from the RAM 17 is determined. By transmitting the CSA in which the information is set, the calling terminal is notified of the destination information in the IP network (step S2905), and then the FAX protocol is continued (step S2920).
[0268]
The call response procedure of the facsimile apparatus 10B-3 according to the twelfth embodiment can also be described with reference to the call response procedure according to the tenth embodiment shown in FIG.
[0269]
That is, when the facsimile apparatus 10B-3 of this embodiment operates as the called terminal in FIG. 25, if the IP network connection method is not in a constant connection environment (dial-up connection setting), it is shown in FIG. As described above, the “T.38 IP-FAX reception capability is not available” is notified using the DIS, and the CSA is not added in the subsequent procedure.
[0270]
On the other hand, if the IP network connection method is a constant connection environment, the facsimile apparatus 10B-3 notifies the user of "T.38 IP-FAX reception capability" using DIS, as shown in FIG. Further, in the subsequent procedure, it operates to add a CSA in which destination information in the IP network is set.
[0271]
As described above, in the twelfth embodiment, when a facsimile call is received via the public network 50, the called facsimile apparatus makes a call if the constant connection setting is made with respect to its own IP network connection method. When the T.38 IP-FAX reception capability is notified to the facsimile machine of the calling side and the dial-up connection setting is made, or when the connection facsimile apparatus is not in the constant connection environment, the TAX facsimile apparatus of the calling side receives the "T.38 IP-FAX reception capability". No capability "is notified.
[0272]
According to such a configuration, even if the called side has “T.38 IP-FAX reception capability”, if the environment for receiving the reception is not established (it is not in a constant connection environment), the “T.38 IP-FAX reception capability” is not set. By notifying the calling side of "no reception", it is possible to avoid a trouble that the calling side makes a call to the called side via the IP network in the environment and communication becomes impossible.
[0273]
Thirteenth embodiment:
FIG. 30 is a diagram showing a display example of a setting screen of reception parameters via the IP network of the facsimile apparatus (referred to as 10B-4 for convenience) according to the thirteenth embodiment.
[0274]
In the facsimile apparatus 10B-4, a screen 128 shown in FIG. 30 is displayed according to a predetermined operation on the display / operation unit 12, and the IP address, SIP URL, IP telephone number, In addition to being able to set reception parameters via the IP network such as the IP of a gate server (SIP server, gatekeeper, gateway server, proxy server, etc.), for modem dial-in settings, whether or not to notify the communication capability of its own device for each incoming number Can be set.
[0275]
In particular, in the example of this screen 128, regarding the modem dial-in setting, when receiving a call to the called number 1 (033-444-5555), the IP network FAX reception capability is notified, and the called number 2 (033-444-5556) is notified. A setting is made (for example, in the RAM 17) so as not to notify the IP network FAX reception capability when an incoming call is made to.
[0276]
In the facsimile apparatus 10B-4, a setting as to whether or not to notify the IP network FAX receiving capability for each called number, which is set on the FAX receiving parameter via IP network setting screen 128 (called number to IP network FAX receiving capability notification setting) The setting / operation environment monitoring unit 185 monitors the contents and the incoming call number to which the incoming call has been received, and the communication capability notification control unit 184 in the system control unit 18 uses the setting / operation environment monitoring unit 185 when receiving the call. To the calling side in accordance with the monitoring result of the received number (the received number-to-IP network FAX reception capability notification setting contents and which called number received the call). 38 IPFAX reception capability notification control is performed.
[0277]
That is, the facsimile apparatus 10B-4 of the present embodiment has a function of setting a plurality of called numbers such as modem dial-in and a setting of notifying the IP network FAX receiving capability for each called number. There is provided a called number setting / determining means comprising a function of determining which number receives a call.
[0278]
FIG. 31 is a flowchart showing the receiving operation of the facsimile apparatus 10B-4 according to the thirteenth embodiment.
[0279]
In the facsimile apparatus 10B-4, when there is an incoming call via the public network 50 (Calling: see FIG. 3) (step S3101 YES), the setting / operation environment monitoring unit 185 uses the incoming call number of the incoming call as a key. A search is made for a notification of the incoming call number versus IP network FAX reception capability (step S3102), and the search result is notified to the communication capability notification control unit 184.
[0280]
The communication capability notification control unit 184 fetches the monitoring result (search result) of the setting / operation environment monitoring unit 185 and determines whether to notify or not notify the IP network FAX reception capability when receiving a call to the called number ( Step S3103).
[0281]
Here, if it is determined that the IP network FAX reception capability is not notified (step S3103, no notification is made), the communication capability notification control unit 184 sets the T.100 to the IP address. By transmitting a DIS that does not add a specific bit indicating the presence of the IP. Inform the calling terminal that there is no 38IP-FAX reception capability (step 3110), and then continue the FAX protocol (step S3120).
[0282]
On the other hand, if it is determined that the IP network FAX reception capability is to be notified (step S3103 is notified), the communication capability notification control unit 184 sets the T.100 to the IP address. By transmitting a DIS to which a specific bit indicating the existence of the IP-FAX reception parameter is added, T.38 is transmitted. The calling terminal is notified of the 38 IP-FAX reception capability (step 3104).
[0283]
Next, the communication capability notification control unit 184 checks whether or not the own terminal has a destination information notification function in the IP network (step S3105). If the function is present (step S3105 YES), the destination in the IP network read from the RAM 17 is checked. By transmitting the CSA in which the information has been set, the calling terminal is notified of the destination information in the IP network (step S3106), and then the FAX protocol is continued (step S3120).
[0284]
The call response procedure of the facsimile apparatus 10B-4 according to the thirteenth embodiment can also be described with reference to the call response procedure according to the tenth embodiment shown in FIG.
[0285]
That is, when the facsimile apparatus 10B-4 of the present embodiment operates as the called terminal in FIG. 25, it is set not to notify the IP network FAX receiving capability to the called number of the called party. As shown in FIG. 25 (a), "T.38 IP-FAX reception capability is not available" is notified using DIS, and the operation is performed so that CSA is not added even in the subsequent procedure.
[0286]
On the other hand, if the setting is made to notify the IP network FAX reception capability to the called number of the incoming call, the facsimile machine 10B-4, as shown in FIG. Is used to notify "T.38 IP-FAX reception capability", and in a subsequent procedure, it operates to add a CSA in which destination information in the IP network is set.
[0287]
As described above, in the thirteenth embodiment, when a facsimile call is received via the public network 50, the called facsimile apparatus notifies the called number of the called party of the IP network FAX reception capability. Is notified to the calling facsimile machine of "T.38 IP-FAX reception capability available" or a notification of "T.38 IP-FAX reception capability not available", depending on whether or not is set. Is what you do.
[0288]
According to such a configuration, even if the called party has “T.38 IP-FAX receiving capability”, when receiving a call to a destination number other than the called number for which “T.38 IP-FAX receiving capability available” is set. , "No T.38 IP-FAX reception capability" is notified to the calling side.
[0289]
Thus, for example, the representative FAX number or the like is set in advance so as not to notify the “T.38 IP-FAX reception capability”, so that the DM company or the like can perform DM communication without burdening communication costs via the IP network. The risk of being sent out can be prevented.
[0290]
Fourteenth embodiment:
FIG. 32 is a diagram illustrating a display example of a setting screen of a reception parameter via the IP network of the facsimile apparatus (referred to as 10B-5 for convenience) according to the fourteenth embodiment.
[0291]
In the facsimile apparatus 10B-4, a screen 129 shown in FIG. 32 is displayed according to a predetermined operation on the display / operation unit 12, and the IP address, SIP URL, IP telephone number, In addition to being able to set reception parameters via the IP network such as the IP of the gate server (SIP server, gatekeeper, gateway server, proxy server, etc.), whether to notify the FAX reception capability of the own apparatus via the IP network for each port (ch: channel) An IP network FAX reception capability notification setting for designating whether or not to perform the setting can be performed.
[0292]
In particular, in the example of the screen 129, regarding the setting of the IP network FAX reception capability notification, the IP network FAX reception capability is reported when the calls to ch1 and ch3 are received, and the IP network FAX reception capability is reported when the call is received to ch2. Settings are made so as not to be performed (for example, in the RAM 17).
[0293]
In the facsimile apparatus 10B-5, the setting of whether or not to notify the IP network FAX receiving capability for each port set on the FAX receiving parameter via IP network setting screen 129 (port versus IP network FAX receiving capability notification setting) The setting / operation environment monitoring unit 185 monitors which port has received the call, and the communication capability notification control unit 184 in the system control unit 18 monitors the result of the setting / operation environment monitoring unit 185 when the call is received. To the calling side in accordance with the contents of the port-to-IP network FAX reception capability notification setting and which port received the call. 38 IPFAX reception capability notification control is performed.
[0294]
FIG. 33 is a flowchart showing the receiving operation of the facsimile apparatus 10B-5 according to the fourteenth embodiment.
[0295]
In the facsimile apparatus 10B-5, when there is an incoming call (Calling: see FIG. 3) via the public network 50 (step S3301 YES), the setting / operation environment monitoring unit 185 uses the port number of the incoming call as a key. A search is made for the port-to-IP network FAX reception capability notification setting (step S3302), and the search result is notified to the communication capability notification control unit 184.
[0296]
The communication capability notification control unit 184 fetches the monitoring result (search result) of the setting / operation environment monitoring unit 185 and determines whether to notify the IP network FAX receiving capability or not (step S3303).
[0297]
Here, if it is determined that the IP network FAX reception capability is not notified (step S3103, no notification is made), the communication capability notification control unit 184 sets the T.100 to the IP address. By transmitting a DIS that does not add a specific bit indicating the presence of the IP. Inform the calling terminal that there is no 38IP-FAX reception capability (step 3310), and then continue the FAX protocol (step S3320).
[0298]
On the other hand, when it is determined that the IP network FAX reception capability is to be notified (in step S3303, notification), the communication capability notification control unit 184 determines whether the T.400 has been notified. By transmitting a DIS to which a specific bit indicating the existence of the IP-FAX reception parameter is added, T.38 is transmitted. The terminal notifies the calling terminal that it has the 38IP-FAX reception capability (step 3304).
[0299]
Next, the communication capability notification control unit 184 checks whether or not the terminal itself has a destination information notification function in the IP network (step S3305). If the function is present (step S3305 YES), the destination in the IP network read from the RAM 17 is checked. By transmitting the CSA in which the information has been set, the calling terminal is notified of the destination information in the IP network (step S3306), and then the FAX protocol is continued (step S3320).
[0300]
The call response procedure of the facsimile apparatus 10B-4 according to the fourteenth embodiment can also be described with reference to the call response procedure according to the tenth embodiment shown in FIG.
[0301]
That is, when the facsimile machine 10B-5 of the present embodiment operates as the called terminal in FIG. 25, it is set not to notify the IP network FAX receiving capability to the called port number. As shown in FIG. 25 (a), "T.38 IP-FAX reception capability is not available" is notified using DIS, and the operation is performed so that CSA is not added even in the subsequent procedure.
[0302]
On the other hand, if the setting is made to notify the IP network FAX reception capability to the port number of the incoming call, the facsimile apparatus 10B-5 sets the DIS as shown in FIG. Is used to notify "T.38 IP-FAX reception capability", and in a subsequent procedure, it operates to add a CSA in which destination information in the IP network is set.
[0303]
As described above, in the fourteenth embodiment, when a facsimile call is received via the public network 50, the called facsimile apparatus notifies the port number on which the call was received of the IP network FAX reception capability. Is notified to the calling facsimile machine of "T.38 IP-FAX reception capability available" or a notification of "T.38 IP-FAX reception capability not available", depending on whether or not is set. Is what you do.
[0304]
According to such a configuration, even when the called party has “T.38 IP-FAX receiving capability”, when receiving a call to a port number other than the port number set to notify “T.38 IP-FAX receiving capability”. , "No T.38 IP-FAX reception capability" is notified to the calling side.
[0305]
Thus, for example, the representative FAX number or the like is set in advance so as not to notify the “T.38 IP-FAX reception capability”, so that the DM company or the like can perform DM communication without burdening communication costs via the IP network. The risk of being sent out can be prevented.
[0306]
As described in the tenth to fourteenth embodiments, according to the facsimile apparatus of the present invention, at the time of operation as a called side, at the time of an incoming call, various parameter setting states necessary for performing IP-FAX reception (Tenth Embodiment) An abnormal operation of various peripheral devices such as an in-house LAN 30 and a gate server (SIP server / gatekeeper / gateway server / proxy server) 36 necessary for performing IP-FAX reception (eleventh embodiment) ), Whether the IP network connection method is in a constant connection environment (twelfth embodiment), setting whether or not to notify the communication capability of the own device at the time of incoming call for each called number (thirteenth embodiment) The communication / setting environment is monitored for each port number, such as setting whether or not to notify the communication capability of the own device when receiving a call (the fourteenth embodiment). It controls whether or not to notify the calling side of the 38 IPFAX reception capability.
[0307]
According to such a configuration, even if the called party has "T.38 IP-FAX reception capability", T.38 is set as the communication / setting environment. If an environment suitable for 38IP-FAX reception is not established, "T.38IP-FAX reception capability lack" is notified to the calling side.
[0308]
Thus, for example, when the IP-FAX reception parameter is not set (the tenth embodiment), when the operation of various peripheral devices for the IP-FAX reception is abnormal (the eleventh embodiment), the IP network connection method is always set. When there is no connection environment (the twelfth embodiment) or the like, "T.38 IP-FAX is not received" is notified to the calling side, and as a result, the calling side transmits to the called side via the IP network in the environment. Communication troubles, such as making a call and making communication impossible, can be avoided.
[0309]
When a call is received to a destination number for which notification of the IP network FAX reception capability is not set (the thirteenth embodiment), a call is received to a port number for which notification of the IP network FAX reception capability is not set. At the time of a call (the fourteenth embodiment), even if the called party has "T.38 IP-FAX receiving capability", "T.38 IP-FAX receiving capability available" is not notified.
[0310]
Thus, for example, the representative FAX number or the like is set in advance so as not to notify the “T.38 IP-FAX reception capability”, so that the DM company or the like can perform DM communication without burdening communication costs via the IP network. The risk of being sent out can be prevented.
[0311]
The present invention is not limited to the embodiment described above and shown in the drawings, but can be implemented by appropriately modifying it without departing from the scope of the invention.
[0312]
For example, in the above embodiment, an example of a facsimile apparatus is given as an example of a communication terminal apparatus. However, the present invention is not limited to the facsimile apparatus. The present invention can be applied to all communication terminal devices connected to both the public network and the public network 50.
[0313]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, after a call is made via a public network, based on a procedure signal sent from a partner terminal, it is determined whether or not the partner terminal has facsimile reception capability via the IP network. If the destination terminal has a facsimile reception capability via the IP network, the fact is notified so that the transmitting side can easily determine from the above-described notification that the destination terminal can receive a fax via the IP network. By knowing and confirming the facsimile transmission method via the IP network only to the corresponding destination, it is possible to extremely efficiently shift to the facsimile transmission via the IP network with a low communication cost burden.
[0314]
Further, according to the present invention, for example, after a call is made via a public network using a simplified dial such as a speed dial, the destination terminal has facsimile reception capability via an IP network and destination information via an IP network is added. If it is determined that the destination terminal information is used, a call is made via the IP network using the destination information to confirm that the terminal has been correctly connected to the destination terminal, and then the destination terminal is notified that facsimile reception via the IP network is possible. As a result, the destination information of the partner terminal via the IP network can be accurately conveyed to the transmitting user. Thereafter, when the fax transmission via the IP network is performed by using the destination information, the partner terminal transmits via the IP network. It is possible to avoid a communication trouble such as a failure to perform FAX transmission via the IP network due to a reason that FAX reception is not set.
[0315]
Also, at this time, when the terminal is correctly connected via the IP network to the partner terminal, the destination information stored in the simple dial is rewritten from the previous destination number via the public network to the destination number via the IP network. In addition, it is possible to prevent the registered contents of the simple dial on the transmitting side from being erroneously rewritten, and this is also useful for avoiding a communication trouble at the time of facsimile transmission from the transmitting side via the IP network.
[0316]
Furthermore, according to the present invention, the setting of its own device, including the parameter setting status necessary for facsimile reception via the IP network, and the operating environment are monitored, and when an incoming call is received via the public network, according to the monitoring result, Since it is controlled whether or not to notify the calling terminal of the facsimile reception capability via the IP network of the own terminal, for example, the facsimile reception capability via the IP network is notified for each destination number (called number, port, etc.). Is set as a target and the destination number of the incoming call is monitored, so that the call can be made to a specific destination number (such as a representative FAX number that is disclosed to an unspecified majority). It is possible to prevent the destination information of the fax communication via the IP network on the called side from leaking to the DM company or the like.
[0317]
In this case, for example, it is possible to set, for each specific destination number, whether the facsimile communication destination information via the IP network is made public or non-public, and more fine-grained information management is performed depending on the purpose of use of the destination number. Becomes possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a system configuration of a facsimile apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a conceptual diagram showing a network configuration to which a facsimile apparatus according to the present invention is connected.
FIG. 3 is a diagram showing a facsimile communication procedure between a calling terminal and a called terminal via a public network.
FIG. 4 is a block diagram showing a functional configuration of a system control unit.
FIG. 5 is a flowchart showing a transmission operation of the facsimile apparatus according to the first embodiment.
FIG. 6 shows a display example of a communication capability notification message of the other party according to the first embodiment.
FIG. 7 is a flowchart illustrating a transmission operation of the facsimile apparatus according to the second embodiment.
FIG. 8 is a diagram showing a display example of an electronic mail on the management terminal.
FIG. 9 is a flowchart illustrating a transmission operation of the facsimile apparatus according to the third embodiment.
FIG. 10 is a flowchart illustrating a transmission operation of the facsimile apparatus according to the fourth embodiment.
FIG. 11 is a diagram showing a printout example of a communication report.
FIG. 12 is a flowchart illustrating a transmission operation of the facsimile apparatus according to the fifth embodiment.
FIG. 13 is a diagram showing a printout example of a transmission report.
FIG. 14 is a flowchart illustrating a transmission operation of the facsimile apparatus according to the sixth embodiment.
FIG. 15 is a diagram showing a display example of a communication capability notification message of the other party according to the sixth embodiment.
FIG. 16 is a flowchart illustrating a transmission operation of the facsimile apparatus according to the seventh embodiment.
FIG. 17 is a diagram showing a display example of a communication capability notification message of the other party according to the seventh embodiment.
FIG. 18 is a flowchart illustrating a transmission operation of the facsimile apparatus according to the eighth embodiment.
FIG. 19 is a diagram showing a communication procedure when making a call via an IP network according to the eighth embodiment.
FIG. 20 is an exemplary view showing a display example of a speed dial rewriting completion notification message according to the eighth embodiment;
FIG. 21 is a flowchart illustrating a transmission operation of the facsimile apparatus according to the ninth embodiment.
FIG. 22 is a view showing a display example of a communication capability notification message of the other party according to the ninth embodiment.
FIG. 23 is a view showing a display example of a reception parameter setting screen via an IP network according to the tenth embodiment.
FIG. 24 is a flowchart showing a receiving operation of the facsimile apparatus according to the tenth embodiment.
FIG. 25 is a diagram showing an incoming call response procedure of the facsimile apparatus according to the tenth embodiment.
FIG. 26 is a conceptual diagram showing a reception environment monitoring mode via an IP network according to an eleventh embodiment.
FIG. 27 is a flowchart showing a receiving operation of the facsimile apparatus according to the eleventh embodiment.
FIG. 28 is a diagram showing a display example of a reception parameter setting screen via an IP network according to the twelfth embodiment.
FIG. 29 is a flowchart showing a receiving operation of the facsimile apparatus according to the twelfth embodiment.
FIG. 30 is a view showing a display example of a reception parameter setting screen via an IP network according to the thirteenth embodiment.
FIG. 31 is a flowchart showing a receiving operation of the facsimile apparatus according to the thirteenth embodiment.
FIG. 32 is a view showing a display example of a reception parameter setting screen via an IP network according to the fourteenth embodiment.
FIG. 33 is a flowchart showing a receiving operation of the facsimile apparatus according to the fourteenth embodiment.
[Explanation of symbols]
10, 10A, 10B, 10B-2: facsimile machine, 11: central processing unit (CPU), 12: operation / display unit, 121, 122, 123, 124, 125 ... destination communication capability notification screen, 126a, 126b, 127a, 127b, 128, 129 FAX reception parameter setting screen via IP network, 13 reading unit, 14 recording unit, 141 communication management report, 142 transmission report, 15 image processing unit, 16 image storage unit, 17 RAM (random access memory), 18 system control unit, 181 selective transmission control unit, 182 destination communication capability determination unit, 183 destination communication capability notification control unit, 184 communication capability notification control unit 185 ... setting / operating environment monitoring unit 186 ... registered dial rewriting unit 19 ... T. 37 transmission control unit, 20 ... T. 38 transmission control unit, 21 ... IP network control unit, 22 ... SIP call control unit, 23 ... G3 FAX transmission control unit, 24 ... PSTN call / network control unit, 25 ... G4 FAX transmission control unit, 26 ... ISDN call / network control unit , 27: System bus, 30: LAN, 35: Administrator terminal, 351: Destination communication capability notification mail display screen, 36: Gate server (SIP server / gatekeeper / gateway server / proxy server), 40: IP (Internet protocol) ) Network, 50 ... public telephone network (public network)

Claims (30)

公衆網を経由してファクシミリ通信を行う第１の通信手段と、
ＩＰ網を経由してファクシミリ通信を行う第２の通信手段と、
前記第１の通信手段により、前記公衆網経由で発呼した後、相手端末から送られてくる手順信号に基づき、該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があるか否かを判定する判定手段と、
相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力がある場合、その旨を報知する報知手段
を具備することを特徴とするファクシミリ装置。First communication means for performing facsimile communication via a public network;
Second communication means for performing facsimile communication via an IP network;
A determination is made by the first communication means as to whether or not the destination terminal has a facsimile reception capability via an IP network based on a procedure signal sent from the destination terminal after calling via the public network. Means,
A facsimile apparatus comprising: a notifying unit for notifying, when a partner terminal has a facsimile reception capability via an IP network, that fact. 公衆網を経由してファクシミリ通信を行う第１の通信手段と、
ＩＰ網を経由してファクシミリ通信を行う第２の通信手段と、
前記第１の通信手段により、前記公衆網経由で発呼した後、相手端末から送られてくる手順信号に基づき、該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されているか否かを判定する判定手段と、
相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されている場合、その旨を報知する報知手段
を具備することを特徴とするファクシミリ装置。First communication means for performing facsimile communication via a public network;
Second communication means for performing facsimile communication via an IP network;
After the first communication means makes a call via the public network, the other terminal has a facsimile reception capability via the IP network and a destination via the IP network based on a procedure signal sent from the other terminal. Determining means for determining whether a number has been added;
A facsimile apparatus comprising: a notifying unit for notifying, when a partner terminal has a facsimile receiving capability via an IP network and a destination number via an IP network is added. 公衆網を経由してファクシミリ通信を行う第１の通信手段と、
ＩＰ網を経由してファクシミリ通信を行う第２の通信手段と、
公衆網経由の宛先情報またはＩＰ網経由の宛先情報が記憶された簡易ダイヤルを用いて、前記公衆網またはＩＰ網経由で発呼する発呼制御手段と、
前記簡易ダイヤルを用い、前記第１の通信手段により、前記公衆網経由で発呼した後、相手端末から送られてくる手順信号に基づき、該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されているか否かを判定する判定手段と、
相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されている場合、前記簡易ダイヤルに対応して記憶される宛先情報を、前記公衆網経由の宛先番号から前記ＩＰ網経由の宛先番号に書き換える書換手段と、
相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、該相手端末のＩＰ網経由の宛先情報が付加されていない場合、当該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力がある旨を報知する報知手段
を具備することを特徴とするファクシミリ装置。First communication means for performing facsimile communication via a public network;
Second communication means for performing facsimile communication via an IP network;
Calling control means for making a call via the public network or the IP network using a simple dial in which destination information via the public network or destination information via the IP network is stored;
Using the simple dial, by the first communication means, after making a call via the public network, based on a procedure signal sent from the partner terminal, the partner terminal has a facsimile reception capability via the IP network, Determining means for determining whether a destination number via an IP network is added,
If the destination terminal has a facsimile reception capability via the IP network and a destination number via the IP network is added, the destination information stored in correspondence with the simple dial is converted from the destination number via the public network to the destination number. Rewriting means for rewriting to a destination number via an IP network;
If the partner terminal has a facsimile reception capability via the IP network and the destination information of the partner terminal via the IP network is not added, a notifying means for notifying that the partner terminal has the facsimile reception capability via the IP network is provided. A facsimile machine comprising: 公衆網を経由してファクシミリ通信を行う第１の通信手段と、
ＩＰ網を経由してファクシミリ通信を行う第２の通信手段と、
公衆網経由の宛先情報またはＩＰ網経由の宛先情報が記憶された簡易ダイヤルを用いて、前記公衆網またはＩＰ網経由で発呼する発呼制御手段と、
前記簡易ダイヤルを用い、前記第１の通信手段により、前記公衆網経由で発呼した後、相手端末から送られてくる手順信号に基づき、該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されているか否かを判定する判定手段と、
相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されている場合、該ＩＰ網経由の宛先番号を用い、前記第２の通信手段により、前記ＩＰ網経由で発呼した後、相手端末と正しく接続されたか否かを確認する接続確認手段と、
前記相手端末とＩＰ網経由で正しく接続された場合、当該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されている旨を報知する報知手段と
を具備することを特徴とするファクシミリ装置。First communication means for performing facsimile communication via a public network;
Second communication means for performing facsimile communication via an IP network;
Calling control means for making a call via the public network or the IP network using a simple dial in which destination information via the public network or destination information via the IP network is stored;
Using the simple dial, by the first communication means, after making a call via the public network, based on a procedure signal sent from the partner terminal, the partner terminal has a facsimile reception capability via the IP network, Determining means for determining whether a destination number via an IP network is added,
If the other terminal has a facsimile reception capability via the IP network and a destination number via the IP network is added, the destination number via the IP network is used, and the second communication means uses the destination number via the IP network. Connection confirmation means for confirming whether or not the connection has been correctly established with the partner terminal after calling;
When the terminal is correctly connected to the destination terminal via the IP network, the destination terminal has a notifying means for notifying that the destination terminal has a facsimile reception capability via the IP network and a destination number via the IP network is added. A facsimile machine characterized by the above. 前記相手端末とＩＰ網経由で正しく接続された場合、該相手端末に対応して記憶される宛先情報を、前記公衆網経由の宛先番号から前記ＩＰ網経由の宛先番号に書き換える書換手段と
を更に具備することを特徴とする請求項４記載のファクシミリ装置。Rewriting means for rewriting the destination information stored corresponding to the destination terminal from the destination number via the public network to the destination number via the IP network, if the destination terminal is correctly connected via the IP network. 5. The facsimile apparatus according to claim 4, comprising: 前記接続確認手段は、
前記第２の通信手段により、ＳＩＰ（ＲＦＣ３２６１）のＯＰＴＩＯＮＳメソッドを用いて相手端末に発呼した後の通信結果に基づいて該相手端末との接続確認を行う
ことを特徴とする請求項４または５記載の通信端末装置。The connection confirmation means,
6. A connection confirmation with the partner terminal based on a communication result after calling the partner terminal by using an OPTIONS method of SIP (RFC3261) by the second communication means. The communication terminal device according to claim 1. 前記報知手段は、
相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力がある旨のメッセージを生成し、該メッセージを装置本体表示部に表示する表示制御手段
から成る
ことを特徴とする請求項１〜４のいずれか記載のファクシミリ装置。The notifying means,
5. The facsimile apparatus according to claim 1, further comprising display control means for generating a message indicating that the other terminal has a facsimile reception capability via an IP network and displaying the message on a display unit of the apparatus. apparatus. 前記報知手段は、
相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力がある旨を示すメッセージを含む電子メールを生成し、予め登録された宛先に送信する電子メール送信制御手段
から成る
ことを特徴とする請求項１〜４のいずれか記載のファクシミリ装置。The notifying means,
5. An electronic mail transmission control means for generating an electronic mail including a message indicating that a partner terminal has a facsimile receiving capability via an IP network and transmitting the generated electronic mail to a destination registered in advance. The facsimile machine according to any one of the above. 前記報知手段は、
相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があることを示すメッセージを生成して該相手端末の宛先番号と共に記憶し、次回、同じ相手端末に対する発呼指示がなされた場合、前記メッセージを装置本体表示部に表示する再発呼後メッセージ表示制御手段
から成る
ことを特徴とする請求項１〜４のいずれか記載のファクシミリ装置。The notifying means,
A message indicating that the partner terminal has a facsimile reception capability via the IP network is generated and stored together with the destination number of the partner terminal. When a call instruction is issued to the same partner terminal next time, the message is displayed on the apparatus main body. 5. The facsimile apparatus according to claim 1, further comprising a message display control means for displaying a post-recall call message on a unit. 前記報知手段は、
相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があることを示す情報を当該相手端末の宛先番号に関連付けて記憶した通信管理レポートを生成し、該通信レポートを装置本体の表示部に表示するかまたは記録するかの少なくともいずれか一方を実施する手段
から成る
ことを特徴とする請求項１〜４のいずれか記載の通信端末装置。The notifying means,
Generates a communication management report in which information indicating that the partner terminal has facsimile reception capability via the IP network is associated with the destination number of the partner terminal, and the communication report is displayed or recorded on a display unit of the apparatus main body. 5. The communication terminal device according to claim 1, further comprising means for performing at least one of the following. 前記報知手段は、
相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があることを示す情報を当該相手端末の宛先番号に関連付けて記憶した送信レポートを生成し、該送信レポートを装置本体の表示部に表示するかまたは記録するかの少なくともいずれか一方を実施する手段
から成る
ことを特徴とする請求項１〜４のいずれか記載の通信端末装置。The notifying means,
Generates a transmission report in which information indicating that the partner terminal has facsimile reception capability via the IP network is stored in association with the destination number of the partner terminal, and displays or records the transmission report on the display unit of the apparatus main body. 5. The communication terminal device according to claim 1, further comprising means for performing at least one of the above. 公衆網を経由してファクシミリ通信を行う第１の通信手段と、
ＩＰ網を経由してファクシミリ通信を行う第２の通信手段と、
ＩＰ網経由のファクシミリ受信に必要なパラメータ設定状況を含む自装置の設定、動作環境を監視する監視手段と、
前記第１の通信手段による前記公衆網経由での着呼受付け時、前記監視手段の監視結果に応じて、自端末のＩＰ網経由ファクシミリ受信能力を発呼端末に通知するか否かを制御する受信能力通知制御手段と
を具備することを特徴とするファクシミリ装置。First communication means for performing facsimile communication via a public network;
Second communication means for performing facsimile communication via an IP network;
Monitoring means for monitoring the setting of its own device, including the parameter setting status necessary for facsimile reception via the IP network, and the operating environment;
When the first communication means accepts an incoming call via the public network, it controls whether or not to notify the calling terminal of the facsimile receiving capability via the IP network of the own terminal according to the monitoring result of the monitoring means. A facsimile apparatus comprising: a reception capability notification control unit. 前記監視手段は、
ＩＰ網経由のファクシミリ受信に必要なパラメータの設定状況を監視する設定状況監視手段
から成り、
前記受信能力通知制御手段は、
前記パラメータが設定されている場合、自装置にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力が有る旨を通知する手段
から成る
ことを特徴とする請求項１２記載のファクシミリ装置。The monitoring means,
A setting status monitoring means for monitoring the setting status of parameters required for facsimile reception via the IP network,
The receiving capability notification control means,
13. The facsimile apparatus according to claim 12, further comprising means for notifying the apparatus that it has facsimile reception capability via an IP network when the parameter is set. 前記監視手段は、
自装置が接続される網及びゲートサーバを含む周辺装置の動作が異常かどうかを監視する周辺装置異常監視手段
から成り、
前記受信能力通知制御手段は、
前記周辺装置の異常が検出された後、正常動作に戻るまでの間、自装置にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力が無い旨を通知する手段
から成る
ことを特徴とする請求項１２記載のファクシミリ装置。The monitoring means,
A peripheral device abnormality monitoring means for monitoring whether the operation of the peripheral device including the network and the gate server to which the own device is connected is abnormal,
The receiving capability notification control means,
13. The facsimile apparatus according to claim 12, comprising means for notifying the own apparatus that there is no facsimile reception capability via an IP network until the operation returns to a normal operation after the abnormality of the peripheral apparatus is detected. 前記監視手段は、
自装置がＩＰ網に対する接続時間が限られるネットワークに接続されているか否かを監視する常時接続設定監視手段
から成り、
前記受信能力通知制御手段は、
前記接続時間が限られるネットワークに接続されている場合、自装置にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力が無い旨を通知する手段
から成る
ことを特徴とする請求項１２記載のファクシミリ装置。The monitoring means,
Constant connection setting monitoring means for monitoring whether the own device is connected to a network having a limited connection time to the IP network,
The receiving capability notification control means,
13. The facsimile apparatus according to claim 12, further comprising means for notifying the own apparatus that there is no facsimile reception capability via an IP network when the apparatus is connected to a network having a limited connection time. 前記監視手段は、
複数の着信番号毎にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力の通知を行うことが設定されているどうか、及びどの着信番号に着呼があったかを監視する着信番号設定／判別手段
から成り、
前記受信通知制御手段は、
前記通知を行うことが設定されている特定の着信番号への着信時にのみ、自装置にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力が有る旨を通知する手段
から成る
ことを特徴とする請求項１２記載のファクシミリ装置。The monitoring means,
A destination number setting / discrimination means for monitoring whether notification of facsimile reception capability via the IP network is set for each of a plurality of destination numbers, and which destination number has received an incoming call;
The reception notification control means,
13. The facsimile apparatus according to claim 12, further comprising means for notifying the own apparatus that it has a facsimile reception capability via an IP network only when an incoming call is made to a specific called number set to perform the notification. . 前記監視手段は、
公衆網に接続可能な複数のポート毎にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力の通知を行うことが設定されているどうか、及びどのポートに着呼があったかを監視するポート設定／判別手段
から成り、
前記受信通知制御手段は、
前記通知を行うことが設定されている特定のポートへの着信時にのみ、自装置にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力が有る旨を通知する手段
から成る
ことを特徴とする請求項１２記載のファクシミリ装置。The monitoring means,
Port setting / discriminating means for monitoring whether notification of facsimile reception capability via the IP network is set for each of a plurality of ports connectable to the public network, and which port receives an incoming call;
The reception notification control means,
13. The facsimile apparatus according to claim 12, further comprising means for notifying the own apparatus that it has facsimile reception capability via an IP network only when an incoming call arrives at a specific port set to perform the notification. 公衆網とＩＰ網の両方にファクシミリ送信を行えるファクシミリ装置の制御方法において、
前記公衆網経由で発呼した後、相手端末から送られてくる手順信号に基づき、該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があるか否かを判定し、
相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力がある場合、その旨を報知する
ことを特徴とするファクシミリ装置の制御方法。In a control method of a facsimile apparatus capable of performing facsimile transmission to both a public network and an IP network,
After making a call via the public network, based on a procedure signal sent from the partner terminal, determine whether the partner terminal has facsimile reception capability via the IP network,
A method for controlling a facsimile apparatus, wherein when a partner terminal has a facsimile reception capability via an IP network, the fact is notified. 公衆網とＩＰ網の両方にファクシミリ送信を行えるファクシミリ装置の制御方法において、
前記公衆網経由で発呼した後、相手端末から送られてくる手順信号に基づき、該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されているか否かを判定し、
相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されている場合、その旨を報知する
ことを特徴とするファクシミリ装置の制御方法。In a control method of a facsimile apparatus capable of performing facsimile transmission to both a public network and an IP network,
After making a call via the public network, based on the procedure signal sent from the partner terminal, whether or not the partner terminal has facsimile reception capability via the IP network and whether a destination number via the IP network is added. Is determined,
A method for controlling a facsimile apparatus, wherein when a partner terminal has a facsimile reception capability via an IP network and a destination number via an IP network is added, the fact is notified. 公衆網経由の宛先情報またはＩＰ網経由の宛先情報が記憶された簡易ダイヤルを用いて前記公衆網またはＩＰ網経由で発呼する機能を有し、前記公衆網とＩＰ網の両方にファクシミリ送信を行えるファクシミリ装置の制御方法において、
前記簡易ダイヤルを用い、前記公衆網経由で発呼した後、相手端末から送られてくる手順信号に基づき、該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されているか否かを判定し、
相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されている場合、前記簡易ダイヤルに対応して記憶される宛先情報を、前記公衆網経由の宛先番号から前記ＩＰ網経由の宛先番号に書換え、
相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、該相手端末のＩＰ網経由の宛先情報が付加されていない場合、当該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力がある旨を報知する
ことを特徴とするファクシミリの制御方法。It has a function of making a call via the public network or the IP network using a simple dial in which destination information via the public network or destination information via the IP network is stored, and performs facsimile transmission to both the public network and the IP network. In the control method of the facsimile machine which can be performed,
After making a call via the public network using the simple dial, based on a procedure signal sent from the partner terminal, the partner terminal has facsimile reception capability via the IP network, and the destination number via the IP network is Determine whether or not it has been added,
If the destination terminal has a facsimile reception capability via the IP network and a destination number via the IP network is added, the destination information stored in correspondence with the simple dial is converted from the destination number via the public network to the destination number. Rewrite to destination number via IP network,
If the partner terminal has a facsimile reception capability via the IP network and the destination information of the partner terminal via the IP network is not added, it is notified that the partner terminal has the facsimile reception capability via the IP network. Facsimile control method. 公衆網経由の宛先情報またはＩＰ網経由の宛先情報が記憶された簡易ダイヤルを用いて前記公衆網またはＩＰ網経由で発呼する機能を有し、前記公衆網とＩＰ網の両方にファクシミリ送信を行えるファクシミリ装置の制御方法において、
前記簡易ダイヤルを用い、前記公衆網経由で発呼した後、相手端末から送られてくる手順信号に基づき、該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されているか否かを判定し、
相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されている場合、該ＩＰ網経由の宛先番号を用いて前記ＩＰ網経由で発呼した後、相手端末と正しく接続されたか否かを確認し、
前記相手端末とＩＰ網経由で正しく接続された場合、当該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があり、かつＩＰ網経由の宛先番号が付加されている旨を報知する
ことを特徴とするファクシミリ装置の制御方法。It has a function of making a call via the public network or the IP network using a simple dial in which destination information via the public network or destination information via the IP network is stored, and performs facsimile transmission to both the public network and the IP network. In the control method of the facsimile machine which can be performed,
After making a call via the public network using the simple dial, based on a procedure signal sent from the partner terminal, the partner terminal has facsimile reception capability via the IP network, and the destination number via the IP network is Determine whether or not it has been added,
If the destination terminal has a facsimile reception capability via the IP network and a destination number via the IP network is added, a call is made via the IP network using the destination number via the IP network, and then the destination terminal is contacted with the destination terminal. Check if the connection is correct,
A facsimile device for notifying that the other party terminal has a facsimile reception capability via the IP network and a destination number via the IP network is added when the other party terminal is correctly connected via the IP network. How to control the device. 前記相手端末とＩＰ網経由で正しく接続された場合、該相手端末に対応して記憶される宛先情報を、前記公衆網経由の宛先番号から前記ＩＰ網経由の宛先番号に書き換える
ことを特徴とする請求項２１記載のファクシミリ装置の制御方法。When correctly connected to the destination terminal via the IP network, the destination information stored corresponding to the destination terminal is rewritten from the destination number via the public network to the destination number via the IP network. A method for controlling a facsimile apparatus according to claim 21. 前記ＩＰ網経由での発呼は、ＳＩＰ（ＲＦＣ３２６１）のＯＰＴＩＯＮＳメソッドを用いて行い、該発呼後の通信結果に基づいて相手端末との接続確認を行う
ことを特徴とする請求項２１または２２記載のファクシミリ装置の制御方法。23. The call originating via the IP network using an OPTIONS method of SIP (RFC3261), and confirming connection with a partner terminal based on a communication result after the call. A method for controlling a facsimile apparatus as described in the above. 前記相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力がある旨の報知は、
前記報知内容を装置本体表示部に表示する方法、前記報知内容を含む電子メールを予め登録された宛先に送信する方法、前記報知内容と相手端末の宛先番号と共に記憶し、次回、同じ相手端末に対する発呼指示がなされた場合、前記報知内容を装置本体表示部に表示する方法、前記相手端末の宛先番号に関連付けて該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があることを示す情報が付加された通信管理レポートを装置本体の表示部に表示するかまたは記録する方法、及び前記相手端末の宛先番号に関連付けて該相手端末にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力があることを示す情報が付加された送信レポートを装置本体の表示部に表示するかまたは記録する方法のうちの少なくともいずれか１つの方法により行う
ことを特徴とする請求項１８〜２１のいずれか記載のファクシミリ装置の制御方法。The notification that the partner terminal has facsimile reception capability via the IP network is:
A method of displaying the content of the notification on the display unit of the apparatus, a method of transmitting an e-mail including the content of the notification to a pre-registered destination, storing the content of the notification and the destination number of the partner terminal, and When a call instruction is issued, a method of displaying the notification content on the display unit of the apparatus main body, information indicating that the other party terminal has a facsimile reception capability via the IP network is added in association with the destination number of the other party terminal. A method of displaying or recording the communication management report on the display unit of the apparatus main body, and information indicating that the partner terminal has facsimile reception capability via the IP network in association with the destination number of the partner terminal. The method according to claim 1, wherein the transmission report is displayed or recorded on a display unit of the apparatus main body by at least one of the methods. Control method for a facsimile apparatus according to any one of 8 to 21. 公衆網とＩＰ網の両方からファクシミリ受信が行えるファクシミリ装置の制御方法において、
前記ＩＰ網経由のファクシミリ受信に必要なパラメータ設定状況を含む自装置の設定、動作環境を監視し、
前記公衆網経由での着呼受付け時、前記監視結果に応じて、自端末のＩＰ網経由ファクシミリ受信能力を発呼端末に通知するか否かを制御する
ことを特徴とするファクシミリ装置の制御方法。In a control method of a facsimile apparatus capable of performing facsimile reception from both a public network and an IP network,
Monitor the settings of its own device, including the parameter setting status required for facsimile reception via the IP network, the operating environment,
A method for controlling a facsimile apparatus, comprising: controlling whether or not to notify a calling terminal of a facsimile receiving capability via an IP network of its own terminal according to the monitoring result when an incoming call is received via the public network. . 前記ＩＰ網経由のファクシミリ受信に必要なパラメータの設定状況を監視し、
前記パラメータが設定されている場合、自装置にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力が有る旨を通知する
ことを特徴とする請求項２５記載のファクシミリ装置の制御方法。Monitor the setting status of the parameters required for facsimile reception via the IP network,
26. The control method for a facsimile apparatus according to claim 25, wherein when the parameter is set, the apparatus is notified that the apparatus has facsimile reception capability via an IP network. 自装置が接続される網及びゲートサーバを含む周辺装置の動作が異常かどうかを監視し、
前記周辺装置の異常が検出された後、正常動作に戻るまでの間、自装置にＩＰ網経由のファクシミリ受信能力が無い旨を通知する
ことを特徴とする請求項２５記載のファクシミリ装置の制御方法。Monitor whether the operation of the peripheral device including the network and the gate server to which the own device is connected is abnormal,
26. The facsimile apparatus control method according to claim 25, wherein, after the abnormality of the peripheral device is detected, the self-device is notified that there is no facsimile reception capability via the IP network until the operation returns to the normal operation. . 自装置がＩＰ網に対する接続時間が限られるネットワークに接続されているか否かを監視し、
前記接続時間が限られるネットワークに接続されている場合、自装置にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力が無い旨を通知する
ことを特徴とする請求項２５記載のファクシミリ装置の制御方法。Monitoring whether the own device is connected to a network having a limited connection time to the IP network,
26. The control method for a facsimile apparatus according to claim 25, wherein when the apparatus is connected to a network having a limited connection time, the apparatus is notified that the apparatus has no facsimile reception capability via an IP network. 複数の着信番号毎にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力の通知を行うことが設定されているどうか、及びどの着信番号に着呼があったかを監視し、
前記通知を行うことが設定されている特定の着信番号への着信時にのみ、自装置にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力が有る旨を通知する
ことを特徴とする請求項２５記載のファクシミリ装置の制御方法。It monitors whether notification of facsimile reception capability via the IP network is set for each of a plurality of called numbers, and which called number has received a call,
26. The control method for a facsimile apparatus according to claim 25, wherein the facsimile apparatus is notified of the fact that the apparatus has facsimile reception capability via an IP network only when an incoming call is made to a specific called number set to perform the notification. . 公衆網に接続可能な複数のポート毎にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力の通知を行うことが設定されているどうか、及びどのポートに着呼があったかを監視し、
前記通知を行うことが設定されている特定のポートへの着信時にのみ、自装置にＩＰ網経由ファクシミリ受信能力が有る旨を通知する
ことを特徴とする請求項２５記載のファクシミリ装置の制御方法。It monitors whether the notification of the facsimile reception capability via the IP network is set for each of a plurality of ports that can be connected to the public network, and which port receives the call,
26. The control method for a facsimile apparatus according to claim 25, wherein the facsimile apparatus is notified of the fact that the apparatus has facsimile reception capability via an IP network only when an incoming call arrives at a specific port set to perform the notification.
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US7872773B2 (en) 2005-01-26 2011-01-18 Huawei Technologies Co., Ltd. Method for ensuring reliable transmission of DCN signal by a gateway

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