JP2004282455A - 電波感応素子を用いたスイッチング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】待機電力を消費することなく、リモコン送信機からの電波の検出により電気機器へ電源供給回路の接続を行う。
【解決手段】離隔した電波発生器50からの電波により導通する電波感応素子10と、電波感応素子の導通により通電して発光する発光素子20と、発光素子20からの受光により導通する受光素子21と、受光素子21の導通により通電してオン作動する電源スイッチ30と、上記電波感応素子10を非導通とする切断手段とからなる。また、電源スイッチ30のオン作動後の所定時間後に電波感応素子10を非導通にする。さらに、離隔した電波発生器50からの電波により導通する電波感応素子を介して、受光素子と電源スイッチを接続し、かつ電波感応素子を非導通とする切断手段を設けてもよい。
【選択図】 図1
【解決手段】離隔した電波発生器50からの電波により導通する電波感応素子10と、電波感応素子の導通により通電して発光する発光素子20と、発光素子20からの受光により導通する受光素子21と、受光素子21の導通により通電してオン作動する電源スイッチ30と、上記電波感応素子10を非導通とする切断手段とからなる。また、電源スイッチ30のオン作動後の所定時間後に電波感応素子10を非導通にする。さらに、離隔した電波発生器50からの電波により導通する電波感応素子を介して、受光素子と電源スイッチを接続し、かつ電波感応素子を非導通とする切断手段を設けてもよい。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本願発明は、待機電力を消費することなくリモコン送信機からの電波の検出により電気機器へ電源供給するとともに遠隔制御を行う電波感応素子を用いたスイッチング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、多くの電気製品が電波、赤外線により遠隔操作できるようになっているが、遠隔操作を行うには、電波等を発信する発信機器と、電気製品本体に設けられた受信回路とが必要である。例えば、フォトダイオードからなるリモコン受光素子は、リモコン信号を受けて光電変換により電圧信号を発生させる。この電圧信号は波形整形回路を経由して信号識別を行うマイコンに入力される。マイコンは本体電源オン信号と識別すればリレー駆動回路のリレーをオンすることで本体電源を入れる。
【0003】
上記のような従来技術における本体側の待機電力としては、波形整形回路、マイコン、リレー駆動回路が消費するDC電力消費に加えて、DC電力を供給するトランスや整流ダイオードなどにも電力損失があるため、待機電力をゼロにできないという原理上の問題があった。最近、省エネルギー等の観点から、遠隔操作による本体電源のオン/オフに関する新技術として、待機電力をゼロとする特許文献1〜3に示す提案がなされている。
【0004】
【特許文献1】特開2002−218679 段落番号0017−0020および図1。
【特許文献2】特開2000−324560 段落番号0013−0022および図2。
【特許文献3】特開2000−175124 段落番号0020−0022および図1。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1と2で開示されている発明は、リモコン受信部とは別に設けた無電源検波器でマイクロ波から電気エネルギーを作り、その電気エネルギーをコンデンサに蓄えて待機電力としている。この待機電力をリモコン受信部の電源として利用することで、電源からの電力供給を行うことなく、本体電源の制御およびリモコンによる各種操作を行っている。
【0006】
特に、特許文献1では、デコーダの電源として必要とされる1V/0.1mAを得るために、無電源検波器をアレイ型にしているため部品点数が多くなる問題があった。また、周波数の高い電波(マイクロ波)を使用するため、回路内のインピーダンスが無視できず、周波数の同調が困難であると考えられる。さらに、マイクロ波送電は装置が大掛かりで、家電用には不向きであると考えられる。また、マイクロ波が人体に及ぼす影響が未確認であり(電子レンジからのマイクロ波は厳重に遮断されている)、使用している自己保持型半導体リレーは数pAオーダのリーク電流があり、待機電力を完全にゼロとすることはできない。
【0007】
特許文献3で開示されている発明は、リモコンの赤外線を受光素子で電気変換してコンデンサ回路に充電し、所定の電圧に達した時点でトランジスタが作動して電源スイッチが入る方式なので、マイクロ波のような健康被害の恐れはない。
しかし、波長はマイクロ波より更に短いため指向性が高い。このために、受光素子に一定時間継続して赤外線を当てて、トランジスタ作動に必要な電気エネルギーを充電するにはそれなりの時間が必要である(赤外線の照射方向のコントロールを正確に行わないと、効率よく充電が行われないためリモコン操作可能となるまでの時間が大幅に伸びてしまうと考えられる。)。また、リーク電流により待機電力は完全にゼロではないことから太陽電池で消費電力を補っているが、夜間等には充電できず問題である。
【0008】
【目的】
そこで、本願発明では待機電力を消費することなく、リモコン送信機からの電波の検出により電気機器へ電源供給を行う、新規な、電波感応素子を用いたスイッチング装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、電波感応素子を用いたスイッチング装置は以下のように構成している。すなわち、請求項1では、離隔した電波発生器(50)からの電波により導通する電波感応素子(10)と、該電波感応素子(10)の導通により通電して発光する発光素子(20)と、該発光素子(20)からの受光により導通する受光素子(21)と、該受光素子(21)の導通により通電してオン作動する電源スイッチ(30)と、上記電波感応素子(10)を非導通とする切断手段と、からなることを特徴とする。
【0010】
電波感応素子とは、飛来する電波を検出するための電気回路用素子であり、コヒーラ等の検波素子では、電波が飛来すると端子間のショットキー障壁が低下して導通状態になることを利用している。
【0011】
請求項2では、請求項1における電源スイッチ(30)のオン作動後の所定時間後に電波感応素子(10)を非導通にすることを特徴とする。
請求項3では、請求項1又は2における受光素子と電源スイッチとを、離隔した電波発生器(50)からの電波により導通する電波感応素子(62)を介して接続し、かつ該電波感応素子(62)を非導通とする切断手段を設けたことを特徴とする。
【0012】
なお、特許請求の範囲および本明細書において用いる符号は、発明の理解を容易とするために付したものであり、これにより本願発明を限定するものではない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本願発明に係る電波感応素子を用いたスイッチング装置について、図面に基づき詳細に説明する。図1は実施例1におけるスイッチング装置の回路説明図であり、図2は実施例2におけるスイッチング装置の回路説明図である。
[実施例1]
実施例1の電波感応素子を用いたスイッチング装置S1(以下、「スイッチング装置」)は、電波感応回路1、受光スイッチ回路3、制御部4、リモコン送信機5とから主に構成している。
【0014】
電波感応回路1は、リモコン送信機5内の電波発生器50からの電波に感応して電波検出を行うものである。実施例1の電波感応回路1は、電波感応素子10、発光素子20としてのLEDおよび通電手段としての電池11を直列に組み合わせて閉回路を構成している。電波感応素子10が電波に感応して導通すると電波感応回路1が閉じて導通するので、電池11の駆動電圧により発光素子20が発光する。発光素子20は後述する受光スイッチ回路3の受光素子21と組み合わせて光電変換を行うフォトカプラ2を構成している。
【0015】
また、電波感応回路1には、導電状態の電波感応素子10を非導電状態にする切断手段を配設している。実施例1における切断手段としては、電波感応素子10を非導電状態にするために、電池11で作動するモータ駆動のバイブレータ12を電波感応素子10に接触させて配置している。このバイブレータ12を作動させるスイッチ12aは、後述する受光スイッチ回路3による電気機器Eへの商用電源Cの供給後に作動するようにしてある。
【0016】
受光スイッチ回路3は、受光素子21、商用電源Cに接続した電源スイッチとしての自己保持型リレー30、および通電手段としての電池31を直列に組み合わせて閉回路を構成している。実施例1の受光スイッチ回路3における受光素子21としてはフォトトランジスタを用いている。電波感応回路1の電波感応素子10が電波に感応して電波感応回路1が導通すると発光素子20が発光し、受光素子21が発光素子20の発光を検出してオン作動して導通する。これにより、受光スイッチ回路3が導通して通電手段である電池31の駆動電圧により自己保持型リレー30が作動して、電気機器Eに対して商用電源Cの供給を行う。
【0017】
制御部4は、後述するリモコン送信機5の操作信号を受信する操作信号受信部40からの操作信号をデコードして、電気機器Eの遠隔操作および商用電源Cの遮断を行うものである。電気機器Eの遠隔操作については、リモコン送信機5からの操作信号送信による遠隔操作(電気機器がテレビであればチャンネル選択や音量調整など)と同様であるので詳細な説明は省略する。制御部4による電気機器Eへの商用電源Cの遮断は、操作信号受信部40を経由してリモコン送信機5から遮断操作信号を受信した制御部4が、この操作信号をデコードして、遮断操作部41に対して自己保持型リレー30の遮断命令をすることにより行う。
【0018】
リモコン送信機5は電波発生器50を内蔵しており、800〜1400KHz間の特定周波数であって電波出力が3〜10mWの衝撃電波を0.2〜1秒間発信する。また、リモコン送信機5には電気機器Eの操作信号送信部51を有している。
【0019】
[実施例1の作用]
上記構成を有する実施例1の電波感応素子を用いたスイッチング装置S1は以下のように作用する。まず、電気機器Eに電源投入するためにリモコン送信機5の電波発生器50から電波送信を行うと、電波感応素子10が電波に感応して導通することで電波感応回路1が導通して、電池11の駆動電圧により発光素子20が発光する。
【0020】
発光素子20が発光すると、受光スイッチ回路3では、受光素子21がオン作動して導通することにより、受光スイッチ回路3が導通して電池31の駆動電圧により自己保持型リレー30が作動して電気機器Eに対して商用電源Cの供給を行う。受光スイッチ回路3による電気機器Eへの商用電源Cの供給開始後には、バイブレータ12のスイッチ12aが閉じることで電波感応素子10を非導通状態にするから、電波感応回路1が電波感応前の非導通状態に戻る。電波感応回路1が非導通状態に戻ると、受光素子21がオフ作動して非導通となるから受光スイッチ回路3も電波感応前の非導通状態に戻る。一方、受光スイッチ回路3が非導通状態となった後も自己保持型リレー30は商用電源Cに対してオンの導通状態を維持するので、電気機器Eへの商用電源Cの供給は維持される。
【0021】
商用電源Cが供給された電気機器Eの制御部4は、リモコン送信機5の操作信号送信部51からの操作信号を操作信号受信部40が受信すると、これをデコードして所定の操作を行う。また、リモコン送信機5の操作信号送信部51から電気機器Eの電源遮断を命令する遮断操作信号を受信した制御部4は、これをデコードして遮断操作部41に対して自己保持型リレー30の遮断操作の命令をすることで、遮断操作部41が自己保持型リレー30をオフ作動させるので、電気機器Eは商用電源Cから完全に遮断されて電源オフとなる。
【0022】
[実施例2]
実施例2の電波感応素子を用いたスイッチング装置S2(以下、「スイッチング装置」)は、電波感応回路1、受光スイッチ回路6、制御部4、リモコン送信機5とから主に構成しており、実施例1と同じ構成要素については、実施例1と同一符号を付し詳細な説明を省略する。
受光スイッチ回路6は、受光素子21、商用電源Cに接続した電源スイッチとしての自己保持型リレー60、通電手段としての電池61、および電波感応素子62を直列に組み合わせて閉回路を構成している。この電波感応素子62は、電波感応回路1のバイブレータ12に接触させて配置しており、電波感応素子10および電波感応素子62の双方を非導電状態にするバイブレータ12を共有する構成としている。
実施例2では、受光スイッチ回路6に電波感応素子62を加えることで、オフ作動時における受光素子21のリーク電流による電池61の電力消費をカットできるから、待機電力を完全にゼロとすることが可能となる。
【0023】
[実施例2の作用]
上記構成を有する実施例2のスイッチング装置S2は以下のように作用する。まず、電気機器Eの電源投入するためにリモコン送信機5の電波発生器50から電波送信を行うと、電波感応回路1の電波感応素子10が導通すると電波感応回路1が導通するので発光素子20が発光する。
【0024】
このとき受光スイッチ回路6では、受光素子21が発光素子20の発光を検出してオン作動すると共に、電波に感応して導通した電波感応素子62により受光スイッチ回路6が導通して通電手段である電池61の駆動電圧により自己保持型リレー60が作動して、電気機器Eに対して商用電源Cの供給を行う。
受光スイッチ回路6による電気機器Eへの商用電源Cの供給開始後には、バイブレータ12のスイッチ12aが閉じることでバイブレータ12の振動により、電波感応素子10および電波感応素子62の双方が非導通状態となる。
【0025】
電波感応回路1の電波感応素子10が非導通状態となると、電波感応回路1が電波感応前の非導通状態に戻る。このとき受光スイッチ回路6では、受光素子21がオフ作動して非導通状態となるが、電波感応素子62は既に非導通状態となっているので、電波感応前の完全な非導通状態に戻る。電波感応素子62が非導通状態になると、受光素子21のオフ作動時に流れるリーク電流による電池61の電力消費は生じないから、受光スイッチ回路6の待機電力は完全にゼロとなる。一方、受光スイッチ回路6が非導通状態となった後も自己保持型リレー60は商用電源Cに対してオンの導通状態を維持するので、電気機器Eへの商用電源Cの供給は維持される。
【0026】
商用電源Cが供給された電気機器Eの制御部4は、リモコン送信機5の操作信号送信部51からの操作信号を操作信号受信部40が受信すると、これをデコードして所定の操作を行う。また、リモコン送信機5の操作信号送信部51から電気機器Eの電源遮断を命令する遮断操作信号を受信した制御部4は、これをデコードして遮断操作部41に対して自己保持型リレー60の遮断操作の命令をすることで、遮断操作部41が自己保持型リレー60をオフ作動させるので、電気機器Eは商用電源Cから完全に遮断されて電源オフとなる。
【0027】
【他の実施形態の可能性】
本願発明の上記実施形例は以下のように構成を変更することも可能である。
実施例1では、電波感応素子10に1以上の電波感応素子を並列接続すると共に、各電波感応素子に対する切断手段については、電波感応素子10の切断手段と共用あるいは個別に切断手段を設けてもよい。これにより、複数の電波感応素子の中で一つでも電波に感応すれば発光素子を導通させることが可能となる。
実施例2では、電波感応素子10および電波感応素子62の双方を非導電状態にするバイブレータ12を共用しているが、電波感応素子62のみを非導電状態にするバイブレータを別個配置しても良い。
【0028】
また、通電手段を二次電池やコンデンサとした場合には、受光スイッチ回路3、6による電気機器への電源供給中に、通電手段に充電することで交換不要とすることも可能である。なお、通電手段を二次電池やコンデンサとした場合において、長期間に渡り電気機器Eを使用していない場合には、通電手段の放電により電波発生器50で電気機器Eの電源投入ができなくなるので、電気機器Eの電源投入を手動で行い、商用電源Cから通電手段に充電するようにすればよい。通電手段を一次電池とした場合には放電状態になれば交換が必要となる。
【0029】
加えて、電源スイッチとして自己保持型リレー30、60を使用する代わりに、ソフト信号処理により、オン信号、オフ信号を保持させる方式、例えばフリップ・フロップ回路を用いても良い。つまり、電波によって電源スイッチが入ったあとは、電波感応回路1と受光スイッチ回路3、6の回路消費電力をカットするために断路状態にする必要がある。そのために、電源オン信号を、別途組み込まれたフリップ・フロップ回路に入力して信号保持させることで、電源スイッチのオン状態を維持させるソフトスイッチを使用しても良い。
【0030】
さらに、商用電源からの電気機器Eの完全遮断後に、電気機器Eのメモリー記録内容や時計機能を維持するために一次電池を利用する場合には、放電状態になれば交換が必要となるが、二次電池やコンデンサとした場合には電気機器Eへの商用電源Cの供給中に充電することで交換不要となる。また、受光スイッチ回路3、6による電気機器Eへの電源供給が行われても、一定時間以内にリモコン送信機5からの操作信号が制御部4に送信されない場合には、制御部4により自己保持型スイッチを遮断して自動的に電気機器Eの電源をオフ操作等してもよい。
【0031】
【効果】
本願発明に係る電波感応素子を用いたスイッチング装置によれば、電波感応素子による電波検出により、商用電源を用いた待機電力を消費することなく、自己保持型のスイッチのオン作動を維持して電気機器への商用電源の供給を行い、リモコン操作信号により自己保持型のスイッチのオフ作動させることが可能である。従って、本願発明のスイッチング装置を利用することで極めて省エネルギーな電気機器用の待機電源装置を提供できることとなり、その産業的効果は極めて顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるスイッチング装置の回路説明図である。
【図2】実施例2におけるスイッチング装置の回路説明図である。
【符号の説明】
S1 スイッチング装置(実施例1)
S2 スイッチング装置(実施例2)
1 電波感応回路
10 電波感応素子
11 電池
12 バイブレータ
12a スイッチ
2 フォトカプラ
20 発光素子
21 受光素子
3 受光スイッチ回路(実施例1)
30 自己保持型リレー
31 電池
4 制御部
40 操作信号受信部
41 遮断操作部
5 リモコン送信機
50 電波発生器
51 操作信号送信部
6 受光スイッチ回路(実施例2)
60 自己保持型リレー
61 電池
62 電波感応素子
C 商用電源
E 電気機器
【産業上の利用分野】
本願発明は、待機電力を消費することなくリモコン送信機からの電波の検出により電気機器へ電源供給するとともに遠隔制御を行う電波感応素子を用いたスイッチング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、多くの電気製品が電波、赤外線により遠隔操作できるようになっているが、遠隔操作を行うには、電波等を発信する発信機器と、電気製品本体に設けられた受信回路とが必要である。例えば、フォトダイオードからなるリモコン受光素子は、リモコン信号を受けて光電変換により電圧信号を発生させる。この電圧信号は波形整形回路を経由して信号識別を行うマイコンに入力される。マイコンは本体電源オン信号と識別すればリレー駆動回路のリレーをオンすることで本体電源を入れる。
【0003】
上記のような従来技術における本体側の待機電力としては、波形整形回路、マイコン、リレー駆動回路が消費するDC電力消費に加えて、DC電力を供給するトランスや整流ダイオードなどにも電力損失があるため、待機電力をゼロにできないという原理上の問題があった。最近、省エネルギー等の観点から、遠隔操作による本体電源のオン/オフに関する新技術として、待機電力をゼロとする特許文献1〜3に示す提案がなされている。
【0004】
【特許文献1】特開2002−218679 段落番号0017−0020および図1。
【特許文献2】特開2000−324560 段落番号0013−0022および図2。
【特許文献3】特開2000−175124 段落番号0020−0022および図1。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1と2で開示されている発明は、リモコン受信部とは別に設けた無電源検波器でマイクロ波から電気エネルギーを作り、その電気エネルギーをコンデンサに蓄えて待機電力としている。この待機電力をリモコン受信部の電源として利用することで、電源からの電力供給を行うことなく、本体電源の制御およびリモコンによる各種操作を行っている。
【0006】
特に、特許文献1では、デコーダの電源として必要とされる1V/0.1mAを得るために、無電源検波器をアレイ型にしているため部品点数が多くなる問題があった。また、周波数の高い電波(マイクロ波)を使用するため、回路内のインピーダンスが無視できず、周波数の同調が困難であると考えられる。さらに、マイクロ波送電は装置が大掛かりで、家電用には不向きであると考えられる。また、マイクロ波が人体に及ぼす影響が未確認であり(電子レンジからのマイクロ波は厳重に遮断されている)、使用している自己保持型半導体リレーは数pAオーダのリーク電流があり、待機電力を完全にゼロとすることはできない。
【0007】
特許文献3で開示されている発明は、リモコンの赤外線を受光素子で電気変換してコンデンサ回路に充電し、所定の電圧に達した時点でトランジスタが作動して電源スイッチが入る方式なので、マイクロ波のような健康被害の恐れはない。
しかし、波長はマイクロ波より更に短いため指向性が高い。このために、受光素子に一定時間継続して赤外線を当てて、トランジスタ作動に必要な電気エネルギーを充電するにはそれなりの時間が必要である(赤外線の照射方向のコントロールを正確に行わないと、効率よく充電が行われないためリモコン操作可能となるまでの時間が大幅に伸びてしまうと考えられる。)。また、リーク電流により待機電力は完全にゼロではないことから太陽電池で消費電力を補っているが、夜間等には充電できず問題である。
【0008】
【目的】
そこで、本願発明では待機電力を消費することなく、リモコン送信機からの電波の検出により電気機器へ電源供給を行う、新規な、電波感応素子を用いたスイッチング装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、電波感応素子を用いたスイッチング装置は以下のように構成している。すなわち、請求項1では、離隔した電波発生器(50)からの電波により導通する電波感応素子(10)と、該電波感応素子(10)の導通により通電して発光する発光素子(20)と、該発光素子(20)からの受光により導通する受光素子(21)と、該受光素子(21)の導通により通電してオン作動する電源スイッチ(30)と、上記電波感応素子(10)を非導通とする切断手段と、からなることを特徴とする。
【0010】
電波感応素子とは、飛来する電波を検出するための電気回路用素子であり、コヒーラ等の検波素子では、電波が飛来すると端子間のショットキー障壁が低下して導通状態になることを利用している。
【0011】
請求項2では、請求項1における電源スイッチ(30)のオン作動後の所定時間後に電波感応素子(10)を非導通にすることを特徴とする。
請求項3では、請求項1又は2における受光素子と電源スイッチとを、離隔した電波発生器(50)からの電波により導通する電波感応素子(62)を介して接続し、かつ該電波感応素子(62)を非導通とする切断手段を設けたことを特徴とする。
【0012】
なお、特許請求の範囲および本明細書において用いる符号は、発明の理解を容易とするために付したものであり、これにより本願発明を限定するものではない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本願発明に係る電波感応素子を用いたスイッチング装置について、図面に基づき詳細に説明する。図1は実施例1におけるスイッチング装置の回路説明図であり、図2は実施例2におけるスイッチング装置の回路説明図である。
[実施例1]
実施例1の電波感応素子を用いたスイッチング装置S1(以下、「スイッチング装置」)は、電波感応回路1、受光スイッチ回路3、制御部4、リモコン送信機5とから主に構成している。
【0014】
電波感応回路1は、リモコン送信機5内の電波発生器50からの電波に感応して電波検出を行うものである。実施例1の電波感応回路1は、電波感応素子10、発光素子20としてのLEDおよび通電手段としての電池11を直列に組み合わせて閉回路を構成している。電波感応素子10が電波に感応して導通すると電波感応回路1が閉じて導通するので、電池11の駆動電圧により発光素子20が発光する。発光素子20は後述する受光スイッチ回路3の受光素子21と組み合わせて光電変換を行うフォトカプラ2を構成している。
【0015】
また、電波感応回路1には、導電状態の電波感応素子10を非導電状態にする切断手段を配設している。実施例1における切断手段としては、電波感応素子10を非導電状態にするために、電池11で作動するモータ駆動のバイブレータ12を電波感応素子10に接触させて配置している。このバイブレータ12を作動させるスイッチ12aは、後述する受光スイッチ回路3による電気機器Eへの商用電源Cの供給後に作動するようにしてある。
【0016】
受光スイッチ回路3は、受光素子21、商用電源Cに接続した電源スイッチとしての自己保持型リレー30、および通電手段としての電池31を直列に組み合わせて閉回路を構成している。実施例1の受光スイッチ回路3における受光素子21としてはフォトトランジスタを用いている。電波感応回路1の電波感応素子10が電波に感応して電波感応回路1が導通すると発光素子20が発光し、受光素子21が発光素子20の発光を検出してオン作動して導通する。これにより、受光スイッチ回路3が導通して通電手段である電池31の駆動電圧により自己保持型リレー30が作動して、電気機器Eに対して商用電源Cの供給を行う。
【0017】
制御部4は、後述するリモコン送信機5の操作信号を受信する操作信号受信部40からの操作信号をデコードして、電気機器Eの遠隔操作および商用電源Cの遮断を行うものである。電気機器Eの遠隔操作については、リモコン送信機5からの操作信号送信による遠隔操作(電気機器がテレビであればチャンネル選択や音量調整など)と同様であるので詳細な説明は省略する。制御部4による電気機器Eへの商用電源Cの遮断は、操作信号受信部40を経由してリモコン送信機5から遮断操作信号を受信した制御部4が、この操作信号をデコードして、遮断操作部41に対して自己保持型リレー30の遮断命令をすることにより行う。
【0018】
リモコン送信機5は電波発生器50を内蔵しており、800〜1400KHz間の特定周波数であって電波出力が3〜10mWの衝撃電波を0.2〜1秒間発信する。また、リモコン送信機5には電気機器Eの操作信号送信部51を有している。
【0019】
[実施例1の作用]
上記構成を有する実施例1の電波感応素子を用いたスイッチング装置S1は以下のように作用する。まず、電気機器Eに電源投入するためにリモコン送信機5の電波発生器50から電波送信を行うと、電波感応素子10が電波に感応して導通することで電波感応回路1が導通して、電池11の駆動電圧により発光素子20が発光する。
【0020】
発光素子20が発光すると、受光スイッチ回路3では、受光素子21がオン作動して導通することにより、受光スイッチ回路3が導通して電池31の駆動電圧により自己保持型リレー30が作動して電気機器Eに対して商用電源Cの供給を行う。受光スイッチ回路3による電気機器Eへの商用電源Cの供給開始後には、バイブレータ12のスイッチ12aが閉じることで電波感応素子10を非導通状態にするから、電波感応回路1が電波感応前の非導通状態に戻る。電波感応回路1が非導通状態に戻ると、受光素子21がオフ作動して非導通となるから受光スイッチ回路3も電波感応前の非導通状態に戻る。一方、受光スイッチ回路3が非導通状態となった後も自己保持型リレー30は商用電源Cに対してオンの導通状態を維持するので、電気機器Eへの商用電源Cの供給は維持される。
【0021】
商用電源Cが供給された電気機器Eの制御部4は、リモコン送信機5の操作信号送信部51からの操作信号を操作信号受信部40が受信すると、これをデコードして所定の操作を行う。また、リモコン送信機5の操作信号送信部51から電気機器Eの電源遮断を命令する遮断操作信号を受信した制御部4は、これをデコードして遮断操作部41に対して自己保持型リレー30の遮断操作の命令をすることで、遮断操作部41が自己保持型リレー30をオフ作動させるので、電気機器Eは商用電源Cから完全に遮断されて電源オフとなる。
【0022】
[実施例2]
実施例2の電波感応素子を用いたスイッチング装置S2(以下、「スイッチング装置」)は、電波感応回路1、受光スイッチ回路6、制御部4、リモコン送信機5とから主に構成しており、実施例1と同じ構成要素については、実施例1と同一符号を付し詳細な説明を省略する。
受光スイッチ回路6は、受光素子21、商用電源Cに接続した電源スイッチとしての自己保持型リレー60、通電手段としての電池61、および電波感応素子62を直列に組み合わせて閉回路を構成している。この電波感応素子62は、電波感応回路1のバイブレータ12に接触させて配置しており、電波感応素子10および電波感応素子62の双方を非導電状態にするバイブレータ12を共有する構成としている。
実施例2では、受光スイッチ回路6に電波感応素子62を加えることで、オフ作動時における受光素子21のリーク電流による電池61の電力消費をカットできるから、待機電力を完全にゼロとすることが可能となる。
【0023】
[実施例2の作用]
上記構成を有する実施例2のスイッチング装置S2は以下のように作用する。まず、電気機器Eの電源投入するためにリモコン送信機5の電波発生器50から電波送信を行うと、電波感応回路1の電波感応素子10が導通すると電波感応回路1が導通するので発光素子20が発光する。
【0024】
このとき受光スイッチ回路6では、受光素子21が発光素子20の発光を検出してオン作動すると共に、電波に感応して導通した電波感応素子62により受光スイッチ回路6が導通して通電手段である電池61の駆動電圧により自己保持型リレー60が作動して、電気機器Eに対して商用電源Cの供給を行う。
受光スイッチ回路6による電気機器Eへの商用電源Cの供給開始後には、バイブレータ12のスイッチ12aが閉じることでバイブレータ12の振動により、電波感応素子10および電波感応素子62の双方が非導通状態となる。
【0025】
電波感応回路1の電波感応素子10が非導通状態となると、電波感応回路1が電波感応前の非導通状態に戻る。このとき受光スイッチ回路6では、受光素子21がオフ作動して非導通状態となるが、電波感応素子62は既に非導通状態となっているので、電波感応前の完全な非導通状態に戻る。電波感応素子62が非導通状態になると、受光素子21のオフ作動時に流れるリーク電流による電池61の電力消費は生じないから、受光スイッチ回路6の待機電力は完全にゼロとなる。一方、受光スイッチ回路6が非導通状態となった後も自己保持型リレー60は商用電源Cに対してオンの導通状態を維持するので、電気機器Eへの商用電源Cの供給は維持される。
【0026】
商用電源Cが供給された電気機器Eの制御部4は、リモコン送信機5の操作信号送信部51からの操作信号を操作信号受信部40が受信すると、これをデコードして所定の操作を行う。また、リモコン送信機5の操作信号送信部51から電気機器Eの電源遮断を命令する遮断操作信号を受信した制御部4は、これをデコードして遮断操作部41に対して自己保持型リレー60の遮断操作の命令をすることで、遮断操作部41が自己保持型リレー60をオフ作動させるので、電気機器Eは商用電源Cから完全に遮断されて電源オフとなる。
【0027】
【他の実施形態の可能性】
本願発明の上記実施形例は以下のように構成を変更することも可能である。
実施例1では、電波感応素子10に1以上の電波感応素子を並列接続すると共に、各電波感応素子に対する切断手段については、電波感応素子10の切断手段と共用あるいは個別に切断手段を設けてもよい。これにより、複数の電波感応素子の中で一つでも電波に感応すれば発光素子を導通させることが可能となる。
実施例2では、電波感応素子10および電波感応素子62の双方を非導電状態にするバイブレータ12を共用しているが、電波感応素子62のみを非導電状態にするバイブレータを別個配置しても良い。
【0028】
また、通電手段を二次電池やコンデンサとした場合には、受光スイッチ回路3、6による電気機器への電源供給中に、通電手段に充電することで交換不要とすることも可能である。なお、通電手段を二次電池やコンデンサとした場合において、長期間に渡り電気機器Eを使用していない場合には、通電手段の放電により電波発生器50で電気機器Eの電源投入ができなくなるので、電気機器Eの電源投入を手動で行い、商用電源Cから通電手段に充電するようにすればよい。通電手段を一次電池とした場合には放電状態になれば交換が必要となる。
【0029】
加えて、電源スイッチとして自己保持型リレー30、60を使用する代わりに、ソフト信号処理により、オン信号、オフ信号を保持させる方式、例えばフリップ・フロップ回路を用いても良い。つまり、電波によって電源スイッチが入ったあとは、電波感応回路1と受光スイッチ回路3、6の回路消費電力をカットするために断路状態にする必要がある。そのために、電源オン信号を、別途組み込まれたフリップ・フロップ回路に入力して信号保持させることで、電源スイッチのオン状態を維持させるソフトスイッチを使用しても良い。
【0030】
さらに、商用電源からの電気機器Eの完全遮断後に、電気機器Eのメモリー記録内容や時計機能を維持するために一次電池を利用する場合には、放電状態になれば交換が必要となるが、二次電池やコンデンサとした場合には電気機器Eへの商用電源Cの供給中に充電することで交換不要となる。また、受光スイッチ回路3、6による電気機器Eへの電源供給が行われても、一定時間以内にリモコン送信機5からの操作信号が制御部4に送信されない場合には、制御部4により自己保持型スイッチを遮断して自動的に電気機器Eの電源をオフ操作等してもよい。
【0031】
【効果】
本願発明に係る電波感応素子を用いたスイッチング装置によれば、電波感応素子による電波検出により、商用電源を用いた待機電力を消費することなく、自己保持型のスイッチのオン作動を維持して電気機器への商用電源の供給を行い、リモコン操作信号により自己保持型のスイッチのオフ作動させることが可能である。従って、本願発明のスイッチング装置を利用することで極めて省エネルギーな電気機器用の待機電源装置を提供できることとなり、その産業的効果は極めて顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるスイッチング装置の回路説明図である。
【図2】実施例2におけるスイッチング装置の回路説明図である。
【符号の説明】
S1 スイッチング装置(実施例1)
S2 スイッチング装置(実施例2)
1 電波感応回路
10 電波感応素子
11 電池
12 バイブレータ
12a スイッチ
2 フォトカプラ
20 発光素子
21 受光素子
3 受光スイッチ回路(実施例1)
30 自己保持型リレー
31 電池
4 制御部
40 操作信号受信部
41 遮断操作部
5 リモコン送信機
50 電波発生器
51 操作信号送信部
6 受光スイッチ回路(実施例2)
60 自己保持型リレー
61 電池
62 電波感応素子
C 商用電源
E 電気機器
Claims (3)
- 離隔した電波発生器(50)からの電波により導通する電波感応素子(10)と、
該電波感応素子(10)の導通により通電して発光する発光素子(20)と、
該発光素子(20)からの受光により導通する受光素子(21)と、
該受光素子(21)の導通により通電してオン作動する電源スイッチ(30)と、
上記電波感応素子(10)を非導通とする切断手段と、
からなることを特徴とした電波感応素子を用いたスイッチング装置。 - 電源スイッチ(30)のオン作動後の所定時間後に電波感応素子(10)を非導通にすることを特徴とした請求項1記載の電波感応素子を用いたスイッチング装置。
- 受光素子と電源スイッチとを、離隔した電波発生器(50)からの電波により導通する電波感応素子(62)を介して接続し、かつ該電波感応素子(62)を非導通とする切断手段を設けたことを特徴とした請求項1又は2記載電波感応素子を用いたスイッチング装置。
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---|---|---|---|
JP2003071731A JP2004282455A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | 電波感応素子を用いたスイッチング装置 |
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JP2003071731A JP2004282455A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | 電波感応素子を用いたスイッチング装置 |
Publications (1)
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JP (1) | JP2004282455A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011002717A3 (en) * | 2009-07-02 | 2011-02-24 | Sony Corporation | Zero standby power laser controlled device |
-
2003
- 2003-03-17 JP JP2003071731A patent/JP2004282455A/ja active Pending
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WO2011002717A3 (en) * | 2009-07-02 | 2011-02-24 | Sony Corporation | Zero standby power laser controlled device |
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