JP2004277561A

JP2004277561A - Sealing material for preventing leakage of fine particle

Info

Publication number: JP2004277561A
Application number: JP2003070738A
Authority: JP
Inventors: Tokuichi Maeda; 徳一前田; Yoshinori Sawara; 義徳佐原
Original assignee: Toyobo Co Ltd
Current assignee: Toyobo Co Ltd
Priority date: 2003-03-14
Filing date: 2003-03-14
Publication date: 2004-10-07

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a sealing material capable of sufficiently sealing fine particles such as fine toner within a housing, wherein the sealing material has good properties to hold a raised fabric in contact with a movable body, is excellent in slip properties and abrasion resistance, and has adequate sealing properties even for fine particles with a particle size of 10 μm or less. <P>SOLUTION: The sealing material is mounted in a predetermined gap between a movable body and a housing which covers the movable body without preventing the moving of the movable body to inhibit the leakage of fine particles from the housing which are scattering in the housing. The sealing material has pile yarn which forms a raised fiber, a base fabric supporting the same and a coating layer on the back surface of the base fabric. The raised fabric has a raised fiber density of 20,000-35,000 pieces/cm<SP>2</SP>and are angled in a direction at right angles to the rotating direction of the movable body, wherein the raised fiber angle is from 5° to 70° to the rotating direction of the movable body. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は微細粉粒体のもれ防止用シール材に関し、詳しくは、電子写真複写機などの分野で複写機から微細トナーのもれを防止するシール材であり、たとえば電子写真複写機や事務機器用プリンターなどにおけるマグネットローラとハウジングの隙間において、該隙間から微細トナーの飛散もれを防ぐ役割を果たすシール材に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、電子写真複写機や事務機器用プリンターの現像室（現像器ともいわれる。）は、適宜にハウジングで被われており、同現像室のトナーは帯電付着したマグネットローラから感光体のローラに付与されてトナーの像を形成する。次いで像の形成された感光体に用紙が重ねられ、感光体表面のトナーが用紙に転写される。マグネットローラの軸受け側の両端部に対応するハウジング部位にはシール材が取付けられ、マグネットローラの両端部とハウジングとの隙間がシールされ、トナーの飛散もれを防止するようになっている。
【０００３】
ところで、従来のシール材としては、（イ）フッ素繊維のフェルト層に羊毛・合成繊維フェルト又はスポンジを接着した積層構造体、（ロ）フッ素繊維のベルベット積層体、（ハ）フッ素繊維のベルベット層にスポンジ層を接着した積層構造体、あるいは（ニ）フッ素繊維のパイル積層構造体が用いられている。
【０００４】
しかしながら、前記した（イ）の積層構造体のシール材は、摺動部分がフェルト層のため、繊維のほつれ、抜け落ち、および復元性に乏しく、長期間使用するとシール性が低下し、トナー漏れが生ずる問題があった。また、ハウジングの曲面に貼付けた場合、摺動部材にシワが生じて隙間ができ、トナーが漏れる場合があった。
【０００５】
前記（ロ）のベルベット積層体のシール材は、ハウジングとロール間のシールをするためには立毛の長さが５ｍｍ以上であることが必要であり、ポリテトラフルオロエチレン繊維などを用いる場合にはコスト高が問題であった。
【０００６】
前記（ハ）の積層構造体よりなるシール材は、現像室のトナーが１０μｍ以下の微細トナーの場合には、シール材にてシールしても、微細トナーが漏れる問題があった。また、最近では、鮮明画像を得るために電子写真複写機や事務機器用プリンターのトナーは、粒径が１０μｍ以下の微細トナーが用いられるようになり、微細トナーが漏れる問題が高まっている。
【０００７】
また、前記（ニ）の積層構造体よりなるシール材は、回転方向に対し、平行に毛倒ししている為、現像室のトナーが１０μｍ以下の微細トナーの場合には、シール材にてシールしたにもかかわらず、微細トナーが繊維に沿って漏れる問題があった。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、上記した従来のシール材における各問題点を解決しようとするものであり、ハウジング内において微細トナー等の微細な粉粒体と接触するマグネットローラ等の可動体の機能を損なうことなく、可動体に接触する立毛繊維の保持性が良好で抜け落ちず、滑り性及び耐磨耗性に優れ、粒径が１０μｍ以下の微細粉粒体であっても充分なシール性を有するシール材を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は以下の構成を採用するものである。
第１の発明は、可動体と該可動体を覆うハウジングとの間で該可動体の可動を妨げることなく所定の隙間に取付けられ、ハウジング内で飛散する微細粉粒体のハウジングからのもれを防止するシール材であって、立毛を形成するパイル糸とそれを支える基布及び基布裏面にコーティング層を有し、前記立毛が、立毛密度２０，０００〜３５，０００本／ｃｍ^２で可動体の回転方向に対して直角の方向に毛倒しされてなり、該毛倒し角度が可動体の回転方向に対して５度から７０度であることを特徴とする微細粉粒体のもれ防止用のシール材である。
第２の発明は、第１の発明において、パイル糸がポリエチレン繊維であることを特徴とする微細粉粒体のもれ防止用のシール材である。
【００１０】
【発明の実施の形態】
本発明におけるシール材は、微細粉粒体に接触する可動体と該可動体のハウジングとの所定の隙間において、可動体あるいはハウジング面のいずれかに接着して取付けられ、かつ該可動体の可動を妨げることがないように取付けられる。
シール材は、少なくとも立毛を形成するパイル糸とそれを支える基布と基布裏面で立毛の抜けを防ぐコーティング層を有する構成である。必要によりコーティング層の下にクッション層を設けることができる。
【００１１】
立毛は、可動体の回転方向に対して直角の方向に、角度が５度から７０度になるように毛倒しされている。毛倒しの角度が回転方向に対して、平行である（角度が０度）と、繊維に沿って微細粉粒体のもれが生じる。
【００１２】
立毛は基布に対し一定方向に斜めに毛倒しされている。毛倒しはパイル織した織物、すなわち直立の立毛を有する基布を、ブラッシング加工することにより容易になされる。例えば、溝深さ１〜３ｍｍの多数の溝を有する溝ローラと、フットローラの間に、立毛側を溝ローラー側にして通すことにより毛倒しされた立毛状態に加工することができる。なお、毛倒しのブラッシングはこの形式のものに限定するものではない。
【００１３】
立毛密度は、２０，０００〜３５，０００本／ｃｍ^２であり、２０，０００本／ｃｍ^２より少ないと、もれが発生する場合があり、３５，０００本／ｃｍ^２より多いと、立毛の長さは１〜４ｍｍが好ましく、２〜３ｍｍがより好ましい。
【００１４】
基布の地組織及びコーティング層は柔軟性があることが好ましく、パイル糸により可動体とハウジングの隙間がふさがれ、パイル糸群は微細粉粒体をパイル糸内に取り込むことができるため微細粉粒体のもれ防止が可能となり、また、パイル糸が低磨耗係数と耐磨耗性有することにより、長期の使用に耐えることができる。
【００１５】
パイル糸すなわち、立毛の素材としては、柔軟性を必要とし、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、アラミド、フッ素樹脂、ポリテトラフルオロエチレン（ＰＴＦＥ）、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体（ＦＥＰ）、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体（ＰＦＡ）、テトラフルオロエチレン共重合体（ＥＴＦＥ）等の繊維を用いることができる。
【００１６】
立毛は、低摩擦係数と耐磨耗性と適度な耐熱性を有する繊維が好ましい。ポリエチレン繊維、特に高強力ポリエチレン繊維は、低比重であり、かつ摩擦係数が低いので好ましい材質である。ポリエチレン繊維を使用すると、微細粉粒体の捕捉性が増し、特に１０μｍ以下の微細粉粒体のシール性が良好となるので好ましい。
【００１７】
基布に使用する緯糸及び経糸は複写機の温度、たとえば６０℃に長時間保持しても耐え得る耐熱性と、接着剤で接着可能な材質であることが望ましい。この好ましい材質としては、綿、ポリエステル、ポリプロピレン、アクリル、ナイロン及びウレタン等である。
【００１８】
毛倒し加工した立毛を有する基布は、裏面にコーティング層が形成される。コーティング層は硬化した層が柔軟性（可撓性）を有することが好ましく、水系エマルジョンタイプ樹脂、ゴム系溶剤型接着剤、ホットメルト型接着剤、あるいは接着性樹脂等が使用される。これらの接着剤は基布の繊維間に含浸して、立毛を強固に保持させる。また基布の裏面側にはスチレン−ブタジエンゴム（ＳＢＲ）、エチレン−酢酸ビニル（ＥＶＡ）、ポリメタクリル酸メチル（ＰＭＭＡ）等のラテックスコーティングを施してもよい。コーティング層にラテックスコーティングを使用する場合は、該コーティング層とクッション層が接着剤を介して接合されてもよいが、ラテックスをそのまま接着剤として使用することもできる。これらの接着剤としては、一般の接着剤、ゴム糸、接着剤、アクリル糸、接着剤、感圧接着剤が用いられる。
【００１９】
コーティング層の下面には、クッション層が接合することができる。このクッション層はへたりに対する耐久性、長期のたとえば６０℃の高温に耐える耐熱性及び接着剤で接着可能な材質が好ましい。このためクッション層の材質は、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリプロピレンなどの樹脂、ＥＰＤＭ（エチレンプロピレンゴム）、クロロプレンなどの合成ゴム、あるいは天然ゴム、またオレフィン系、スチレン系などの熱可塑性エラストマー等であることが望ましく、かつ可動体に対して十分密着し、かつ回転を阻害しないための柔軟性と弾力性を得るため３〜３０倍程度の発泡体であることが望ましい。なお、試験によればクッション層の反発物性は２５％圧縮荷重が０．１〜０．６ｋｇ／ｃｍ^２程度が好ましい。
【００２０】
本発明のシール材は、電子写真複写機の現像室における可動体、すなわちマグネットローラのシールに用いられる。すなわち、現像室の近傍は、感光体のローラ及び用紙が設置された構造よりなり、現像室のハウジング内においてマグネットローラは、水平状に設置され、両端の支軸で現像室のハウジングの軸受けに回転駆動可能に軸受けされていて、複写時のローラ面には微細トナーが帯電付着され回転され、微細トナーが感光体に付与されるようになっている。なお、感光体の微細トナーの像は用紙に転写される。
【００２１】
前記マグネットローラの両端部に対応するハウジング部分は、マグネットローラより大径の円形凹部（凹曲面）とされていて、シール材はマグネットローラの端部外周と該円形凹部の周面との隙間を塞ぐべく立毛を微細トナーの接触する方向（マグネットローラの回転方向）に向けて円形凹部内に取付けられる。シール材の取付けはその取付け用接着剤を円形凹部の周面に接着することによりなされる。クッション層は柔軟かつ弾力性を有することにより円形凹部の曲面に対応させ易くクッション層の接着に都合がよい。なお、取付け接着剤にはアクリルフォーム、ポリウレタンフォーム、合成ゴム、エラストマーを芯材とした両面テープ、または芯材なしの両面テープのいずれかを使用することにより、シール材のシワを防ぐことができ、マグネットローラの回転をスムースになし得る。
【００２２】
現像室のマグネットローラは通常と同様に使用して電子写真複写が行われるが、シール材はそのクッション層が円形凹部の周面に接着支持され、摺動部となる弾性を有する立毛がマグネットローラの端部に接触状態とされていることによりマグネットローラの回転を妨げることなく隙間をシールし微細トナーのハウジング外へのもれを防止することができる。
【００２３】
【実施例】
次に、本発明の実施例について図を用いて説明する。
なお、本実施例では、シール材は解像度の高い画像を得るために、粒径１０μｍ以下の微細トナーを用いた電子写真複写機の現像室におけるマグネットローラに適用する場合で示している。図１はシール材１の斜視状態を示す斜視図であり、図２はシール材１の一例の断面構造を示す模式図である。
【００２４】
このシール材１は立毛３を有する基布２と、基布２裏面のコーティング層５と、柔軟でかつ弾力性を有するクッション層６とが接合された構造よりなり、クッション層６の下面には上記構造を適用部分に固定するために取付け用接着層７が設けられている。
図２に示すように、平織組織の基布２は緯糸２ａと経糸２ｂを有し、基布２の片面にパイル糸（ポリエチレン繊維）がパイル織され、かつ立毛３が形成されている。
【００２５】
図１及び図２に示すように、立毛３は基布２に対し一定方向に斜めに毛倒しされる。毛倒しはパイル織した織物、すなわち図３（イ）に示す直立の立毛３を有する基布２を、ブラッシング加工する。すなわち、溝深さ１〜３ｍｍの多数の溝を有する溝ローラと、フットローラの間に、立毛３側を溝ローラー側にして通すことにより図３（ロ）に示す毛倒しされた立毛３の状態の基布２に加工する。
【００２６】
基布２に使用する緯糸２ａ及び経糸２ｂは複写機の温度、たとえば６０℃に長時間保持しても耐え得る耐熱性と、接着剤で接着可能な材質であり、本実施例の態様の基布２は経糸２ｂがポリエステル繊維、緯糸２ａがポリエステル繊維である。
【００２７】
本実施例の基布は、立毛３に高強度ポリエチレン繊維（商品名「ダイニーマ」東洋紡績社製）１６５ｄｔｅｘ、１４０フィラメントを用い、基布２の経糸２ａに、ポリエステル２３０ｄｔｅｘ、４８フィラメントを緯糸ｂに、ポリエステルの紡績糸の番手２０／２を使用し、パイル織機で表１の条件にて織った織物からなり、マグネットローラの回転方向に対して立毛の毛倒し角度は、１０度とした。
【００２８】
【表１】

【００２９】
毛倒し加工した立毛３を有する基布２は、裏面に水系エマルジョンタイプ樹脂の接着剤をコーティングしてコーティング層５を形成させ、該コーティング層５がまだ未硬化の状態でクッション層６を重ねることによりクッション層６を接着させた。なお、コーティング層５にラテックスコーティングを使用する場合は、図２に示すシール材１Ａのようにコーティング層５とクッション層６が接着層５ａで接合してもよい。
【００３０】
クッション層６の材質はポリウレタンフォームで、クッション層６の反発物性は、厚さ２ｍｍでかつ２５％圧縮荷重が０．５ｋｇ／ｃｍ^２である。クッション層６を適用部位に取付け固定するための取付け用接着剤層７はアクリル系の感圧接着剤を用いた。
【００３１】
実施例のシール材１の摩擦係数（動摩擦係数）は試験の結果、表２に示す通りであった。なお、試験は滑り速度１０００ｍｍ／ｍｉｎにて行った。表１中における比較例１（従来品）のシール材は、ポリテトラフルオロエチレンよりなる厚さ１．０ｍｍのフェルトを摺動部とし、これに厚さ１．５ｍｍの羊毛フェルトのクッション層をアクリル系接着剤にて接着した構成（前記した従来（イ）の積層体構造、図示せず）である。比較例２のシール材は、パイル糸に単糸繊度６．６ｄｔｅｘ、繊維断面積の扁平率が１．１で平均分子量１００万の高分子量ポリエチレン繊維を使い、パイル密度４，９００本／ｃｍ^２の立毛とし、以下、実施例のシール材１と同じ加工を施したものである。
【００３２】
また、実施例及び比較例のそれぞれのシール材について、電子写真複写機の現像室のハウジング内でマグネットローラの両端部の所定の位置に取付けて、１００回の複写操作後のトナーのもれを調べた。その結果を表２に示した。なお、評価基準は以下のとおりである。
◎：全くもれが認められなかった。
○：僅かにもれが認められた。
△：かなりのもれが認められた。
【表２】

【００３３】
表２の結果より、実施例のシール材１および比較例２のシール材は比較例１のシール材すなわち、従来品よりシール性が良好なことが認められた。このことによれば、ポリエチレン繊維を用いた実施例のシール材は、従来品のフェルトと異なり、立毛繊維が特定範囲の密度で、かつ毛倒し角度が１０度に毛倒しされているため、微細トナーを捕捉し易く、高いシール性が得られることがわかる。また荷重が高くしても、摩擦係数が高くならないので、シール性をあげるためにマグネットローラへの密着力を上げることが可能である。
【００３４】
ハウジングとマグネットローラの隙間に取付けたシール材１の立毛３はマグネットローラの回転方向に対し１０度に毛倒ししてあるため、マグネットローラの回転に関連してシール材１側へ送られる微細トナーは、立毛３に包み込まれ、微細トナーの隙間からの漏れが防がれる。立毛３に包み込まれた微細トナーと立毛３で強固なシール層ができ、後からシール材１側へ送られる微細トナーを押しもどすことにより、微細トナーのシール性が良い。
【００３５】
前記した第１の実施形態のシール材１は、図１、図２に示すように、基布２のコーティング層５の下面にクッション層６及び取付け用接着層７を取付けた構成としたが、第２の実施形態のシール材１Ｂは図４に示すように、基布２の下面に軟質のコーティング層５を設け、クッション層６及び取付け用接着層７を設けない構成よりなる。適用場所によっては、この構成のシール材１Ｂで微細トナーのもれ防止をすることができる。この図４の構成のシール材１Ｂとした場合は構造を簡単になし得て製造し易い利点がある。
【００３６】
前記の各シール材は電子写真複写機や事務器用プリンターのマグネットローラに適用してマグネットローラとハウジングとの隙間からの微細トナーの飛散防止を示したが、本発明のシール材はこのマグネットローラの場合に限るものではなく、たとえば電子写真複写機や事務器用プリンタのクリーニング部や微細粉粒体（粉末あるいは顆粒）の薬剤を包装する包装機等の粉粒体送りローラに適用して、該送りローラとハウジングとの隙間からの薬剤の飛散を防止するなどの、微細粉粒体のもれ防止用のシール材として広く使用することができる。
【００３７】
【発明の効果】
本発明によれば、繊維をパイル織したパイル糸を立毛とし、パイル織の基布裏面に柔軟性のコーティング層を接着してなり、かつ立毛密度が特定の範囲で特定の方向に毛倒しされてなるので、可動体に接触する立毛は保持性良好であるのみならず、ハウジング内の微粉トナー等の微粉粒体のシール性を十分になし得る。
すなわち、微細粉粒体を立毛内に効率的に包み込み、微細粉粒体の漏れを防止することができる。シール材の立毛は、低摩擦係数と耐摩擦性を有する繊維よりなるので摺動性が良く、また、立毛は適度な柔軟性を有するので、可動部材の可動機能には支障を生じない。これらの効果が発揮されるため、１０μｍ以下の微細粉粒体のもれを防止できる電子写真複写機や事務機器用プリンターなどが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のシール材の一例の斜視図である。
【図２】本発明のシール材の一例の断面構造を示す模式図である。
【図３】直立の立毛（イ）及び本発明の毛倒しした立毛（ロ）の状態を示す模式図である。
【図４】本発明のシール材の一例の断面構造を示す模式図である。
【符号の説明】
１，１Ａ，１Ｂ・・・シール材、２・・・基布、２ａ・・・経糸、
２ｂ・・・緯糸、３・・・立毛、５・・・コーティング層
５ａ・・・接着層、６・・・クッション層、７・・・取付け用接着層[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a sealing material for preventing leakage of fine particles, and more particularly, to a sealing material for preventing leakage of fine toner from a copying machine in the field of an electrophotographic copying machine. BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a sealing material that plays a role in preventing fine toner from scattering and leaking from a gap between a magnet roller and a housing in an apparatus printer or the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a developing chamber (also called a developing unit) of an electrophotographic copying machine or a printer for office equipment is appropriately covered with a housing, and toner in the developing chamber is applied to a roller of a photoreceptor from a charged magnet roller. To form a toner image. Next, the paper is superimposed on the photoconductor on which the image is formed, and the toner on the surface of the photoconductor is transferred to the paper. Sealing materials are attached to housing portions corresponding to both end portions of the magnet roller on the bearing side, and a gap between both end portions of the magnet roller and the housing is sealed to prevent toner from leaking.
[0003]
By the way, as a conventional sealing material, (a) a laminated structure in which a wool / synthetic fiber felt or a sponge is adhered to a felt layer of a fluorine fiber, (b) a velvet laminate of a fluorine fiber, and (c) a velvet layer of a fluorine fiber A laminated structure in which a sponge layer is adhered to the above, or a pile laminated structure of (d) a fluorine fiber is used.
[0004]
However, the sealing material of the laminated structure (a) described above has poor sliding, falling and falling off of the fiber and poor restorability because the sliding portion is a felt layer. There was a problem that arose. Further, when affixed to the curved surface of the housing, wrinkles are generated in the sliding member, a gap is formed, and toner may leak.
[0005]
The sealing material of the velvet laminate of (b) requires a nap length of 5 mm or more in order to seal between the housing and the roll. In the case of using polytetrafluoroethylene fiber or the like, High cost was a problem.
[0006]
When the toner in the developing chamber is a fine toner having a particle size of 10 μm or less, the sealing material having the laminated structure (c) has a problem that the fine toner leaks even if the sealing material is used for sealing. Recently, fine toner having a particle size of 10 μm or less has been used as a toner for electrophotographic copying machines and printers for office equipment in order to obtain clear images, and the problem of leakage of fine toner has been increasing.
[0007]
In addition, since the sealing material made of the laminated structure of the above (d) is brushed in parallel to the rotation direction, when the toner in the developing chamber is fine toner of 10 μm or less, the sealing material is used for sealing. However, there is a problem that the fine toner leaks along the fibers.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the present invention is to solve the above-mentioned problems in the conventional sealing material, and impairs the function of a movable body such as a magnet roller in contact with fine particles such as fine toner in a housing. Without sticking, the nap fibers that come into contact with the movable body have good holding properties, do not fall off, are excellent in slipperiness and abrasion resistance, and have sufficient sealing properties even with fine powder having a particle size of 10 μm or less. To provide materials.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention employs the following configurations.
According to a first aspect of the present invention, a fine powder or a granular material that is attached to a predetermined gap between a movable body and a housing that covers the movable body without hindering the movement of the movable body and scatters in the housing from the housing. A pile material that forms nap, a backing that supports the pile, and a coating layer on the back of the base, wherein the nap has a nap density of 20,000 to 35,000 yarns / cm ² . The fine powder or granules are characterized in that the hair is bent in a direction perpendicular to the rotation direction of the movable body, and the hair bending angle is 5 to 70 degrees with respect to the rotation direction of the movable body. It is a sealing material for prevention.
According to a second aspect, in the first aspect, the sealing material for preventing leakage of the fine powder is characterized in that the pile yarn is a polyethylene fiber.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The sealing material according to the present invention is attached to any one of the movable body and the housing surface in a predetermined gap between the movable body in contact with the fine powder and the housing of the movable body, and the movable body is movable. It is mounted so that it does not disturb.
The sealing material has at least a pile yarn that forms the nap, a base cloth that supports the pile yarn, and a coating layer that prevents the nap from coming off on the back surface of the base cloth. If necessary, a cushion layer can be provided below the coating layer.
[0011]
The napped hair is tipped in a direction perpendicular to the rotating direction of the movable body so that the angle is 5 to 70 degrees. If the angle of the hair down is parallel to the rotation direction (the angle is 0 degree), leakage of the fine particles occurs along the fiber.
[0012]
The napped hair is slanted in a certain direction with respect to the base cloth. Overturning is facilitated by brushing a pile-woven fabric, i.e., a base fabric having upright nap. For example, by passing the napping side with the napping side between the groove roller having a large number of grooves having a groove depth of 1 to 3 mm and the foot roller, it is possible to process the hair into a napped napped state. The brushing of the hair is not limited to this type.
[0013]
Piloerection density was 20,000～35,000 present / cm ^2, when less than 20,000 / cm ^2, may leak occurs, when it is more than 35,000 / cm ^2, piloerection Is preferably 1 to 4 mm, more preferably 2 to 3 mm.
[0014]
It is preferable that the ground structure and the coating layer of the base fabric have flexibility. The gap between the movable body and the housing is closed by the pile yarn, and the pile yarn group can take in the fine powder material into the pile yarn. The body yarn can be prevented from leaking, and the pile yarn has a low abrasion coefficient and abrasion resistance, so that it can withstand long-term use.
[0015]
A pile yarn, that is, a material for raised hair, needs to have flexibility. For example, polyethylene, polypropylene, polyamide, aramid, fluororesin, polytetrafluoroethylene (PTFE), and tetrafluoroethylene-hexafluoropropylene copolymer (FEP) And fibers such as tetrafluoroethylene-perfluoroalkylvinyl ether copolymer (PFA) and tetrafluoroethylene copolymer (ETFE).
[0016]
The nap is preferably a fiber having a low coefficient of friction, abrasion resistance and moderate heat resistance. Polyethylene fibers, especially high-strength polyethylene fibers, are preferred materials because of their low specific gravity and low coefficient of friction. The use of polyethylene fibers is preferred because the ability to capture fine particles increases, and in particular, the sealability of fine particles of 10 μm or less is improved.
[0017]
It is desirable that the weft and the warp used for the base fabric be made of a material that can withstand heat even at a copying machine temperature of, for example, 60 ° C. for a long time, and that can be bonded with an adhesive. Preferred materials include cotton, polyester, polypropylene, acrylic, nylon, urethane and the like.
[0018]
In the base fabric having the raised hairs that have been subjected to the hair shaping process, a coating layer is formed on the back surface. As the coating layer, it is preferable that the cured layer has flexibility (flexibility), and an aqueous emulsion type resin, a rubber type solvent type adhesive, a hot melt type adhesive or an adhesive resin is used. These adhesives are impregnated between the fibers of the base fabric to firmly hold the nap. A latex coating such as styrene-butadiene rubber (SBR), ethylene-vinyl acetate (EVA), or polymethyl methacrylate (PMMA) may be applied to the back side of the base fabric. When a latex coating is used for the coating layer, the coating layer and the cushion layer may be bonded via an adhesive, but the latex may be used as an adhesive as it is. As these adhesives, general adhesives, rubber threads, adhesives, acrylic threads, adhesives, and pressure-sensitive adhesives are used.
[0019]
A cushion layer can be joined to the lower surface of the coating layer. The cushion layer is preferably made of a material having durability against settling, heat resistance to withstand a long-term high temperature of, for example, 60 ° C., and a material which can be bonded with an adhesive. For this reason, the material of the cushion layer may be a resin such as polyurethane, polystyrene or polypropylene, a synthetic rubber such as EPDM (ethylene propylene rubber) or chloroprene, or a natural rubber, or a thermoplastic elastomer such as olefin or styrene. Desirably, it is desirable that the foam is about 3 to 30 times the foam to sufficiently adhere to the movable body and to obtain flexibility and elasticity so as not to hinder rotation. According to tests, the rebound resilience of the cushion layer is preferably such that a 25% compression load is about 0.1 to 0.6 kg / cm ² .
[0020]
The sealing material of the present invention is used for sealing a movable member in a developing chamber of an electrophotographic copying machine, that is, a magnet roller. That is, the vicinity of the developing chamber has a structure in which a roller of a photoreceptor and a sheet are installed, and a magnet roller is horizontally installed in a housing of the developing chamber, and is supported by bearings at both ends on bearings of the housing of the developing chamber. The roller is rotatably driven, and fine toner is charged and adhered to the roller surface at the time of copying and is rotated, so that the fine toner is applied to the photoconductor. The image of the fine toner on the photoreceptor is transferred to paper.
[0021]
A housing portion corresponding to both ends of the magnet roller is a circular concave portion (concave curved surface) having a larger diameter than the magnet roller, and the sealing material is used to remove a gap between the outer periphery of the end portion of the magnet roller and the peripheral surface of the circular concave portion. In order to close the nap, the nap is mounted in the circular recess in the direction in which the fine toner contacts (the direction of rotation of the magnet roller). The attachment of the sealing material is performed by adhering the attaching adhesive to the peripheral surface of the circular recess. Since the cushion layer has flexibility and elasticity, it can easily correspond to the curved surface of the circular concave portion, which is convenient for bonding the cushion layer. By using either double-sided tape with acrylic foam, polyurethane foam, synthetic rubber, or elastomer as the core material, or double-sided tape without the core material, the wrinkles of the sealing material can be prevented. The rotation of the magnet roller can be made smooth.
[0022]
Electrophotographic copying is performed by using the magnet roller in the developing chamber in the same manner as usual, but the sealing material has a cushion layer adhered and supported on the peripheral surface of the circular concave portion, and the elastic raised hair serving as the sliding portion is made of the magnet roller. Is in a state of contact with the end of the magnetic roller, the gap is sealed without hindering the rotation of the magnet roller, and leakage of fine toner out of the housing can be prevented.
[0023]
【Example】
Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
In this embodiment, the sealing material is applied to a magnet roller in a developing room of an electrophotographic copying machine using a fine toner having a particle diameter of 10 μm or less in order to obtain a high-resolution image. FIG. 1 is a perspective view illustrating a perspective state of the sealing material 1, and FIG. 2 is a schematic diagram illustrating a cross-sectional structure of an example of the sealing material 1.
[0024]
The sealing material 1 has a structure in which a base cloth 2 having a nap 3, a coating layer 5 on the back surface of the base cloth 2, and a soft and elastic cushion layer 6 are joined. A mounting adhesive layer 7 is provided for fixing the above structure to the application portion.
As shown in FIG. 2, the plain fabric 2 has a weft 2 a and a warp 2 b, and a pile yarn (polyethylene fiber) is pile-woven on one side of the fabric 2, and a nap 3 is formed.
[0025]
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, the nap 3 is slanted in a certain direction with respect to the base cloth 2. The hair is brushed by pile-weaving a woven fabric, that is, a base cloth 2 having upright standing naps 3 shown in FIG. That is, by passing the nap 3 on the groove roller side between the groove roller having a large number of grooves having a groove depth of 1 to 3 mm and the foot roller, the nap 3 shown in FIG. It is processed into the base fabric 2 in the state.
[0026]
The weft 2a and the warp 2b used for the base fabric 2 are made of a heat-resistant material that can withstand a copier temperature, for example, 60 ° C. for a long time, and a material that can be bonded with an adhesive. In the cloth 2, the warp 2b is a polyester fiber and the weft 2a is a polyester fiber.
[0027]
The base fabric of this example uses high-strength polyethylene fiber (trade name “Dyneema” manufactured by Toyobo Co., Ltd.) 165 dtex and 140 filaments for the nap 3, and the polyester 230 dtex and 48 filaments for the warp 2 a of the base fabric 2 and the weft b. The piled loom was made of a woven fabric using a spun yarn count of 20/2 and a pile loom under the conditions shown in Table 1, and the angle of the nap was set to 10 degrees with respect to the rotation direction of the magnet roller.
[0028]
[Table 1]

[0029]
The base fabric 2 having the brushed nap 3 is coated with a water-based emulsion type resin adhesive on the back surface to form a coating layer 5, and the cushion layer 6 is overlaid with the coating layer 5 still uncured. Thus, the cushion layer 6 was bonded. When a latex coating is used for the coating layer 5, the coating layer 5 and the cushion layer 6 may be joined by an adhesive layer 5a as in a sealing material 1A shown in FIG.
[0030]
The material of the cushion layer 6 is a polyurethane foam, and the cushion layer 6 has a rebound resilience of 2 mm in thickness and a 25% compressive load of 0.5 kg / cm ² . An acrylic pressure-sensitive adhesive was used for the mounting adhesive layer 7 for mounting and fixing the cushion layer 6 to the application site.
[0031]
As a result of the test, the coefficient of friction (dynamic friction coefficient) of the sealing material 1 of the example was as shown in Table 2. The test was performed at a sliding speed of 1000 mm / min. The sealing material of Comparative Example 1 (conventional product) in Table 1 uses a felt made of polytetrafluoroethylene having a thickness of 1.0 mm as a sliding part, and a 1.5 mm-thick wool felt cushion layer formed on the sliding part. This is a configuration (the above-mentioned conventional (a) laminate structure, not shown) bonded with a system adhesive. The sealing material of Comparative Example 2 uses a high-molecular-weight polyethylene fiber having a single-fiber fineness of 6.6 dtex, a flatness of fiber cross-sectional area of 1.1, and an average molecular weight of 1,000,000 as the pile yarn, and a pile density of 4,900 / cm ^2. The same processing as that of the sealing material 1 of the embodiment is performed.
[0032]
Further, each of the sealing materials of the example and the comparative example was attached to a predetermined position at both ends of the magnet roller in the housing of the developing room of the electrophotographic copying machine, and the leakage of toner after 100 times of copying operation was confirmed. Examined. The results are shown in Table 2. The evaluation criteria are as follows.
A: No leakage was observed.
：: Slight leakage was observed.
Δ: considerable leakage was observed.
[Table 2]

[0033]
From the results in Table 2, it was confirmed that the sealing material of Example and the sealing material of Comparative Example 2 had better sealing properties than the sealing material of Comparative Example 1, ie, the conventional product. According to this, the sealing material of the example using polyethylene fibers is different from the conventional felt in that the nap fibers have a specific range of density and the down angle is 10 degrees. It can be seen that the toner is easily captured and high sealing properties can be obtained. Further, even if the load is increased, the coefficient of friction does not increase, so that the adhesion to the magnet roller can be increased in order to improve the sealing performance.
[0034]
Since the nap 3 of the sealing material 1 attached to the gap between the housing and the magnet roller is bent at an angle of 10 degrees with respect to the rotation direction of the magnet roller, the fine toner sent to the sealing material 1 side in association with the rotation of the magnet roller Is wrapped in the nap 3 and leakage of the fine toner from the gap is prevented. The fine toner wrapped in the nap 3 and the nap 3 form a strong seal layer, and the fine toner, which is sent to the sealing material 1 later, is pushed back, so that the sealing property of the fine toner is good.
[0035]
The sealing material 1 according to the first embodiment has a configuration in which the cushion layer 6 and the mounting adhesive layer 7 are attached to the lower surface of the coating layer 5 of the base fabric 2 as shown in FIGS. As shown in FIG. 4, the sealing material 1 </ b> B of the second embodiment has a configuration in which a soft coating layer 5 is provided on the lower surface of the base fabric 2, and a cushion layer 6 and an attachment adhesive layer 7 are not provided. Depending on the application place, leakage of fine toner can be prevented by the sealing material 1B having this configuration. In the case of the sealing material 1B having the configuration shown in FIG. 4, there is an advantage that the structure can be easily formed and the manufacturing is easy.
[0036]
Each of the above-mentioned sealing materials was applied to a magnet roller of an electrophotographic copying machine or a printer for office equipment to prevent scattering of fine toner from a gap between the magnet roller and the housing. The present invention is not limited to this case. For example, the present invention is applied to a cleaning unit of an electrophotographic copying machine or a printer for office equipment, or a powder and granule feeding roller of a packaging machine for packing a medicine of fine powder and granules (powder or granules). It can be widely used as a sealing material for preventing leakage of fine particles, such as preventing scattering of a medicine from a gap between a roller and a housing.
[0037]
【The invention's effect】
According to the present invention, pile yarn obtained by pile-weaving fibers is used as nap, and a flexible coating layer is adhered to the back of the pile woven base fabric, and the nap density is overturned in a specific direction within a specific range. As a result, the raised hairs in contact with the movable body can not only have good holding properties but also sufficiently seal the fine particles such as the fine toner in the housing.
That is, the fine particles can be efficiently wrapped in the napped hair, and leakage of the fine particles can be prevented. The nap of the sealing material is made of a fiber having a low coefficient of friction and abrasion resistance, so that it has good slidability. Moreover, since the nap has appropriate flexibility, it does not hinder the movable function of the movable member. Since these effects are exhibited, an electrophotographic copying machine, a printer for office equipment, and the like, which can prevent leakage of fine particles of 10 μm or less can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an example of a sealing material of the present invention.
FIG. 2 is a schematic view showing a cross-sectional structure of an example of a sealing material of the present invention.
FIG. 3 is a schematic diagram showing a state of an upright standing hair (a) and a downturned standing hair (b) of the present invention.
FIG. 4 is a schematic diagram showing a cross-sectional structure of an example of the seal material of the present invention.
[Explanation of symbols]
1, 1A, 1B ... sealing material, 2 ... base cloth, 2a ... warp,
2b ... weft, 3 ... nap, 5 ... coating layer 5a ... adhesive layer, 6 ... cushion layer, 7 ... mounting adhesive layer

Claims

A seal material that is attached to a predetermined gap between the movable body and the housing that covers the movable body without hindering the movement of the movable body, and that prevents fine powder particles scattered in the housing from leaking from the housing. There is a pile yarn forming a nap, a base cloth supporting the nap, and a coating layer on a back surface of the base cloth, and the nap has a nap density of 20,000 to 35,000 yarns / cm ² in a rotating direction of the movable body. A sealing material for preventing leakage of fine particles, wherein the sealing material is bent in a direction perpendicular to the direction, and the bending angle is 5 to 70 degrees with respect to the rotation direction of the movable body.

2. The sealing material according to claim 1, wherein the pile yarn is a polyethylene fiber.