JP2004277334A

JP2004277334A - Detergent having cleansing function

Info

Publication number: JP2004277334A
Application number: JP2003070372A
Authority: JP
Inventors: Norio Sato; 範雄佐藤
Original assignee: Pola Chemical Industries Inc
Current assignee: Pola Chemical Industries Inc
Priority date: 2003-03-14
Filing date: 2003-03-14
Publication date: 2004-10-07

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a detergent medicinal form removing both oily stains and aqueous stains with one agent. <P>SOLUTION: The detergent contains (1) a monofatty acid ester of a polyglycerol and (2) one or two or more kinds of fatty acid soaps. A fatty acid ester of the polyglycerol having characteristics as a hydrophilic surfactant is preferred as the fatty acid ester of the polyglycerol, concretely a form having 5-15 average degree of polymerization of the glycerol and at least ≥4, preferably 8-10 free hydroxy groups present therein is preferred. A decaglycerol skeleton is especially preferred. A lauric acid residue, a myristic acid residue, a palmitic acid residue, a stearic acid residue, a behenic acid residue, an oleic acid residue, an isostearic acid residue, etc., can preferably be exemplified as the fatty acid residue. The lauric acid residue is especially preferred. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は洗浄料に関し、更に詳細には、クレンジング機能を有する水性洗浄料に好適な、洗浄料に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、化粧の分野に於ける化粧落とし、或いは、汚れ落としは「ダブル洗顔」と言われる方法がとられていた。即ち、油性汚れをクレンジング化粧料などの油性洗浄料を用いて油剤の溶媒効果によって落とし、しかる後に、水性の汚れや油性洗浄の残り分を水性洗顔料により、分散、ミセル化して洗い流すという方法である。かかるダブル洗顔を行う為には、油性洗浄料と水性洗顔料の２種の化粧料を用い、２段階に分けて洗浄を行う為、多大な手間が必要であり、この簡略化が長年望まれてきている。簡略については、２種のアプローチが存し、１つは、油性洗浄料に、水への馴染みを持たせ、油性洗浄後水ですすぎ落とす、所謂、「ウォッシュ・オフ」クレンジング技術であり、（例えば、特許文献１〜３）もう一方は、水性洗浄料に油性汚れ落とし効果を備えさせる技術である。後者の技術としては、水性洗浄料にレシチンと油剤とを含有させる方法（例えば、特許文献４）や吸水性高分子と界面活性剤とを顆粒に加工し、これを水の存在下皮膚に擦過することにより、脂汚れを吸水性高分子の膨潤化過程で高分子中に吸着させ、水性汚れを界面活性剤により洗い流す技術（例えば、特許文献５）等が存する。しかしながら、前者の技術においては、脂汚れと油性洗浄料を水で洗い流すことは出来るが、水性汚れの除去は充分であるとは言い難い面が存し、後者の技術においては、油性成分による界面活性剤の界面活性能力の低下による汚れ落とし能力の低下は否めないし、固体を使用することによる安全性上の懸念もぬぐえなかった。言い換えれば、一剤で油性汚れ、水性汚れの両方を落とせる洗浄剤剤形の開発が望まれていた。
【０００３】
一方、洗浄料分野に於いて、１）ポリグリセリンのモノ脂肪酸エステルと２）１種乃至は２種以上の脂肪酸石鹸とを含有するものは、存しておらず、加えて、かかる構成を取る洗浄料が、一剤で油性汚れ、水性汚れの両方を落とせる性質を有していることも全く知られていなかった。
【０００４】
【特許文献１】
特開２０００−２６２３８号公報
【特許文献２】
特開平１０−２５１１２４号公報
【特許文献３】
特開平０９−２５５５２０号公報
【特許文献４】
特開２００１−３０２４５１号公報
【特許文献５】
特開２００１−４８７４６号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この様な状況下為されたものであり、一剤で油性汚れ、水性汚れの両方を落とせる洗浄剤剤形を提供することを課題とする。
【０００６】
【課題の解決手段】
本発明者らは、この様な状況に鑑みて、一剤で油性汚れ、水性汚れの両方を落とせる洗浄剤剤形を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、１）ポリグリセリンのモノ脂肪酸エステルと２）１種乃至は２種以上の脂肪酸石鹸とを含有する洗浄料が、かかる性質を有していることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示す技術に関するものである。
（１）１）ポリグリセリンのモノ脂肪酸エステルと２）１種乃至は２種以上の脂肪酸石鹸とを含有することを特徴とする、洗浄料。
（２）ポリグリセリンのモノ脂肪酸エステルが、デカグリセリンのモノ脂肪酸エステルであることを特徴とする、（１）に記載の洗浄料。
（３）ポリグリセリンの脂肪酸エステルの脂肪酸残基が、ラウリン酸残基であることを特徴とする、（１）又は（２）に記載の洗浄料。
（４）脂肪酸石鹸として、ラウリン酸石鹸を含有することを特徴とする、（１）〜（３）何れか１項に記載の洗浄料。
（５）脂肪酸石鹸が脂肪酸カリウム石鹸であることを特徴とする、（１）〜（４）何れか１項に記載の洗浄料。
（６）洗顔料であることを特徴とする、（１）〜（５）何れか１項に記載の洗浄料。
（７）クレンジング効果を有する水性洗浄料であることを特徴とする、（１）〜（７）何れか１項に記載の洗浄料。
【０００７】
【発明の実施の形態】
（１）本発明の洗浄料の必須成分であるポリグリセリンの脂肪酸エステル
本発明の洗浄料は、ポリグリセリンの脂肪酸エステルを必須成分として含有する。かかるポリグリセリンの脂肪酸エステルとしては、親水性の界面活性剤としての特性を有するものが好ましく、具体的には、グリセリンの平均重合度が５〜１５であって、フリーの水酸基が少なくとも４つ以上、好ましくは８〜１０存在する形態が好ましい。デカグリセリン骨格が特に好ましい。又、脂肪酸残基としては、ラウリン酸残基、ミリスチン酸残基、パルミチン酸残基、ステアリン酸残基、ベヘン酸残基、オレイン酸残基、イソステアリン酸残基等が好適に例示でき、ラウリン酸残基が特に好ましい。これは、ラウリン酸残基である時に、油性汚れの除去効果が顕著である為である。特に好ましいポリグリセリンの脂肪酸エステルとしては、デカグリセリンモノラウレートが例示できる。本発明の洗浄用の化粧料組成物に於いては、この様なポリグリセリンの脂肪酸エステルは唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。かかるポリグリセリンの脂肪酸エステルの、本発明の化粧料組成物に於ける、好適な含有量は、総量で０．５〜２．５重量％であり、更に好ましくは１〜２．３重量％である。これは多すぎると、洗浄後にベタツキ、ぬるつきなどの感触的に好ましくない現象が現れる場合があり、少なすぎると洗浄力を損なう場合があるからである。かかるポリグリセリンの脂肪酸エステルは製剤中の脂肪酸石鹸及び脂肪酸が過剰に結晶析出するのを防ぎ、この様な溶状を取ることにより、油性汚れを容易に皮膚より離脱せしめ、水と混合した場合に於いて、脂肪酸石鹸が速やかに泡立つのを助け、コシの強い優れた泡立ちを提供する作用を有する。かかる成分を含有することにより、石鹸の溶状が改善され、本発明の洗浄料は、僅かに結晶によるパール感を呈することある、半透明状乃至は白濁状のジェルの性状を示す。
【０００８】
（２）本発明の洗浄料の必須成分である脂肪酸石鹸
本発明の洗浄料は、脂肪酸石鹸を必須成分として含有することを特徴とする。脂肪酸石鹸の構成脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等が好適に例示できる。又、石鹸を構成するアルカリとしては、ナトリウム石鹸、カリウム石鹸、トリエタノール石鹸、アルギニン石鹸などが好適に例示でき、カリウム石鹸が特に好ましい。これらの石鹸は唯一種を含有させることも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。好ましい形態を例示すれば、洗浄料全量に対して、ステアリン酸１０〜２０重量％、更に好ましくは１３〜１７重量％とミリスチン酸１０〜２０重量％、更に好ましくは１１〜１５重量％を、ラウリン酸１〜１０重量％、更に好ましくは３〜８重量％を含有し、中和率７０〜９０％、更に好ましくは８０〜８５％で、水酸化カリウムで中和した成分を含有する形態が例示できる。特に、ラウリン酸カリウムを含有させる形態は、前記のデカグリセリンモノラウレートとの相性が極めて良い為、好適である。
【０００９】
（３）本発明の洗浄用化粧料組成物の好ましい成分
本発明の洗浄用化粧料組成物は、好ましい態様において、グリセリン及び／又はジグリセリンを１０〜２０重量％、更に好ましくは、１３〜１８重量％含有する。かかるグリセリン及び／又はジグリセリンの構成としては、グリセリンを大半が占める形態が好ましく、グリセリン１３〜１８重量％に対して、ジグリセリンを７〜１重量％含有する形態が特に好ましい。かかるグリセリン及び／又はジグリセリンは、前記ポリグリセリンの脂肪酸エステルの、製剤中の脂肪酸石鹸及び脂肪酸が結晶と析出するのを防ぎ、この様な溶状を取ることにより、油性汚れとを皮膚より脱離させ、水と混合した場合に於いて、脂肪酸石鹸が速やかに泡立つのを助け、コシの強い優れた泡立ちを提供する作用を、増強する作用を有する。かかるグリセリン及び／又はジグリセリン以外に、更に、多価アルコールとして、ソルビトール及び／又はマルチトールを５〜１５重量％、より好ましくは７〜１２重量％含有すると、洗い上がりのしっとり感が更に向上し好ましい。
【００１０】
（４）本発明の洗浄料
本発明の洗浄料は、前記必須成分を含有し、好ましい成分を好ましい態様において含有する。本発明の洗浄料としては、洗浄用の組成物であれば特段の限定無く使用することが出来、洗顔料などに好適に適用される。更に硫酸系アニオン界面活性剤や、アマイドタイプの界面活性剤、ベタイン系の両性界面活性剤などを含有させて、ボディーシャンプーやオールインワンシャンプーに適用することも出来る。かかる形態に於ける、硫酸系アニオン界面活性剤や、アマイドタイプの界面活性剤、ベタイン系の両性界面活性剤などの脂肪酸石鹸、ポリグリセリンの脂肪酸エステル以外の界面活性剤の含有量は、５〜３０重量％が好ましい。更に、本発明の洗浄料を、エアゾール容器などにガスとともに充填して、泡として吐出させることも出来、この様な技術も本発明の技術分野に属する派生技術である。特に好ましいものは、泡立ちが良く、油汚れに対する洗浄性も高いと言う特質を生かした、クレンジング機能を有する洗顔料に適用することである。
【００１１】
本発明の洗浄料では、前記に説明を加えた成分以外に、通常化粧料で使用される任意成分を含有することが出来る。かかる任意成分としては、例えば、スクワラン、流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、マイクロクリスタリンワックス、固形パラフィンなどの炭化水素類、ジメチコン、フェメチコン、シクロメチコン、アモジメチコン、ポリエーテル変性シリコーンなどのシリコーン類、ホホバ油、カルナウバワックス、モクロウ、ミツロウ、ゲイロウ、オレイン酸オクチルドデシル、イソプロピルミリステート、ネオペンチルグリコールジイソステアレート、リンゴ酸ジイソステアレートなどのエステル類、ホホバアルコール、ベヘニルアルコール、セタノール、オレイルアルコール、オクタデシルアルコールなどの高級アルコール類、ヒマシ油、椰子油、水添椰子油、椿油、小麦胚芽油、イソステアリン酸トリグリセライド、イソオクタン酸トリグリセライド、オリーブオイル等のトリグリセライド類、１，３−ブタンジオール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、１，２−ペンタンジオール、１，２−ヘキシレングリコール、イソプレングリコールなどの、グリセリンとジグリセリン以外の多価アルコール、ソルビタンセスキオレート、ソルビタンモノオレート、ソルビタントリオレート、ソルビタンセスキステアレート、ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンステアレート、ポリオキシエチレンオレート、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステル、ポリエキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポリグリセリン脂肪酸エステル以外の非イオン界面活性剤、結晶セルロースや架橋型メチルポリシロキサン、ポリエチレン粉末、アクリル樹脂粉体等の有機粉体類、タルク、マイカ、セリサイト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化鉄、紺青、群青、チタンマイカ、チタンセリサイト、シリカ等の表面処理されていても良い粉体類、アクリル酸・メタクリル酸アルキルコポリマー及び／又はその塩、カルボキシビニルポリマー及び／又はその塩、キサンタンガムやヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース及び／又はその塩などの増粘剤、レチノール、レチノイン酸、トコフェロール、リボフラビン、ピリドキシン、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステル塩などのビタミンやグリチルリチン酸塩、グリチルレチン、ウルソール酸、オレアノール酸などのテルペン類、エストラジオール、エチニルエストラジオール、エストリオールなどのステロイド類などの有効成分、フェノキシエタノール、パラベン類、ヒビテングルコネート、塩化ベンザルコニウム等の防腐剤、ジメチルアミノ安息香酸エステル類、桂皮酸エステル類、ベンゾフェノン類などの紫外線吸収剤などが好ましく例示できる。これらの内、特に好ましいものとしては、洗顔料の剤形においては、適度な硬度（粘度）を出す為の増粘剤、泡の性状を安定化する為の高級アルコールが例示できる。増粘剤としては、カルボキシメチルセルロース及び／又はその塩が好適に例示でき、その好適な含有量としては、０．０５〜２重量％が好ましく例示でき、高級アルコールとしては、セチルアルコール、ベヘニルアルコール及びホホバアルコールから選択される１種乃至は２種以上が好ましく、この３成分を含有する形態が特に好ましい。又、それらの含有量は、総量で洗浄料全量に対して、０．２〜１重量％が好ましい。本発明の洗浄料は、これら必須成分、好ましい成分、任意成分を常法に従って処理することにより、製造することが出来る。
【００１２】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例に限定を受けないことは言うまでもない。
【００１３】
＜実施例１＞
以下に示す処方に従って、本発明の洗浄用の化粧料組成物である化粧料１を作成した。即ち、イ、ロの成分を８０℃に加熱し、減圧攪拌下イにロを加え、減圧のまま攪拌冷却し、本発明の洗浄料１を作成した。（中和率８１．２５％）同時に、デカグリセリンモノオレートを水に置換した比較例１、デカグリセリンモノオレートをＰＯＥ（１０）ステアレートに置換した比較例２も作成した。これらの洗浄料に関して、下記に処方を示すリップカラーを用いて、化粧落とし効果を調べた。即ち、リップカラー０．１ｇを下腕内側部の２ｃｍ×４ｃｍの部位に一様に塗布し、洗浄料０．０５ｇをそこにおいて５回擦過した後、温水流下軽く５回擦過した。タオルで水分をぬぐった後、部位と周囲の皮膚の色差を測定した。色差はミノルタ株式会社製の色差計で測定した。標準例として、下記に示すクレンジング料０．０５ｇで処置した後、比較例２の洗浄料０．０５ｇでの処置も行った。結果を表１に示す。これより、本発明の化粧料は、クレンジング機能を有する水性洗浄料という特質を有していることがわかる。又、本発明の洗浄料はポリオキシエチレン付加の非イオン性界面活性剤が存在しなくても、優れたクレンジング機能、洗浄機能を備えていることがわかる。
イ
ステアリン酸１５重量部
ミリスチン酸１２重量部
ラウリン酸５重量部
セチルアルコール０．３重量部
ベヘニルアルコール０．２重量部
ダイズレシチン０．１重量部
ホホバアルコール０．１重量部
デカグリセリンモノラウレート１重量部
ロ
水３７重量部
水酸化カリウム７重量部
グリセリン１２重量部
ジグリセリン５重量部
カルボキシメチルセルロースナトリウム０．３重量部
ソルビトール１０重量部
【００１４】
（評価の為のリップカラー）
マイクロクリスタリンワックス１０重量部
ポリエチレン５重量部
架橋型メチルポリシロキサン５重量部
固形パラフィン５重量部
モクロウ５重量部
カルナウバワックス５重量部
ヒマシ油２０重量部
水添ヤシ油１０重量部
スクワラン１５重量部
色素２０重量部
【００１５】
（標準例のクレンジング料）
スクワラン３０重量部
セチルイソオクタネート３０重量部
マイクロクリスタリンワックス２重量部
ステアリン酸１重量部
ステアリルアルコール２重量部
ＰＯＥ（４５）ステアリン酸エステル２重量部
ソルビタンセスキステアレート３重量部
１０％苛性カリ水溶液０．２重量部
１，３−ブタンジオール５重量部
水２４．８重量部
【００１６】
【表１】

【００１７】
＜実施例２〜７＞
デカグリセリンモノラウレートを他のポリグリセリン脂肪酸エステルに置換して、同様に検討を行った。結果を表２に示す。これより本発明の洗浄料が何れもクレンジング機能を有する水性洗浄料という特質を有していることがわかる。又、ポリグリセリンの脂肪酸エステルの脂肪酸部分としては、ラウリン酸が好適であることもわかる。
イ
ステアリン酸１５重量部
ミリスチン酸１２重量部
ラウリン酸５重量部
セチルアルコール０．３重量部
ベヘニルアルコール０．２重量部
ダイズレシチン０．１重量部
ホホバアルコール０．１重量部
表２記載のポリグリセリン脂肪酸エステル１重量部
ロ
水３７重量部
水酸化カリウム７重量部
グリセリン１２重量部
ジグリセリン５重量部
カルボキシメチルセルロースナトリウム０．３重量部
ソルビトール１０重量部
【００１８】
【表２】

【００１９】
＜実施例８＞
洗浄料１のラウリン酸を等量のミリスチン酸に置換して、同様の検討を行った。このもののΔＥは０．７９であり、ポリグリセリンのモノラウリン酸エステルとラウリン酸カリウムの相乗効果が確認された。
イ
ステアリン酸１５重量部
ミリスチン酸１６．５重量部
セチルアルコール０．３重量部
ベヘニルアルコール０．２重量部
ダイズレシチン０．１重量部
ホホバアルコール０．１重量部
デカグリセリンモノラウレート１重量部
ロ
水３７．５重量部
水酸化カリウム７重量部
グリセリン１２重量部
ジグリセリン５重量部
カルボキシメチルセルロースナトリウム０．３重量部
ソルビトール１０重量部
【００２０】
【発明の効果】
本発明によれば、一剤で油性汚れ、水性汚れの両方を落とせる洗浄剤剤形を提供することができる。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a cleaning agent, and more particularly, to a cleaning agent suitable for an aqueous cleaning agent having a cleansing function.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in the field of makeup, makeup removal or dirt removal has been performed by a method called "double face washing". That is, the oily dirt is removed by the solvent effect of the oil agent using an oily detergent such as a cleansing cosmetic, and thereafter, the remaining part of the aqueous dirt and the oily wash is dispersed by an aqueous face wash, and the micelles are washed off. is there. In order to perform such a double face wash, two types of cosmetics, an oil-based cleanser and an aqueous facial cleanser, are used, and the washing is performed in two stages. This requires a great deal of labor, and this simplification has been desired for many years. Is coming. For simplicity, there are two approaches, one is the so-called "wash-off" cleansing technique, in which the oil-based cleaning agent is made familiar with water and rinsed with water after the oil-based cleaning, For example, Patent Documents 1 to 3) Another technique is to provide an aqueous cleaning agent with an effect of removing oily dirt. As the latter technique, a method in which lecithin and an oil agent are contained in an aqueous detergent (for example, Patent Document 4), or a water-absorbing polymer and a surfactant are processed into granules, which are rubbed on the skin in the presence of water Thus, there is a technique (for example, Patent Document 5) in which fat stains are adsorbed in the polymer in the process of swelling the water-absorbing polymer and the water stains are washed out with a surfactant. However, in the former technique, grease stains and oily detergents can be washed away with water, but removal of aqueous stains cannot be said to be sufficient. It was undeniable that the surface active ability of the activator had decreased the ability to remove dirt, and the use of solids did not eliminate safety concerns. In other words, it has been desired to develop a detergent formulation that can remove both oil-based stains and water-based stains with one agent.
[0003]
On the other hand, in the field of detergents, there is no composition containing 1) polyglycerol monofatty acid ester and 2) one or more fatty acid soaps, and in addition, it has such a constitution. It was not known at all that the cleaning agent had a property of removing both oily stains and aqueous stains with one agent.
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2000-26238 A [Patent Document 2]
JP-A-10-251124 [Patent Document 3]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 09-255520 [Patent Document 4]
JP 2001-302451 A [Patent Document 5]
JP 2001-48746 A
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made under such circumstances, and it is an object of the present invention to provide a cleaning agent dosage form that can remove both oily soil and aqueous soil with one agent.
[0006]
[Means for solving the problem]
In view of such a situation, the present inventors have intensively studied for a detergent formulation which can remove both oily stain and aqueous stain with one agent. As a result, 1) polyglycerol monofatty acid ester And 2) they found that a detergent containing one or more fatty acid soaps had such properties, and completed the invention. That is, the present invention relates to the following technology.
(1) A cleaning agent comprising: 1) a monofatty acid ester of polyglycerin; and 2) one or more fatty acid soaps.
(2) The cleaning agent according to (1), wherein the monofatty acid ester of polyglycerin is a monofatty acid ester of decaglycerin.
(3) The detergent according to (1) or (2), wherein the fatty acid residue of the fatty acid ester of polyglycerin is a lauric acid residue.
(4) The cleaning agent according to any one of (1) to (3), further comprising a lauric acid soap as the fatty acid soap.
(5) The cleaning agent according to any one of (1) to (4), wherein the fatty acid soap is a fatty acid potassium soap.
(6) The detergent according to any one of (1) to (5), which is a face wash.
(7) The cleaning agent according to any one of (1) to (7), which is an aqueous cleaning agent having a cleansing effect.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(1) Fatty acid ester of polyglycerin which is an essential component of the detergent of the present invention The detergent of the present invention contains a fatty acid ester of polyglycerin as an essential component. As such a fatty acid ester of polyglycerin, those having properties as a hydrophilic surfactant are preferable. Specifically, glycerin has an average degree of polymerization of 5 to 15, and has at least 4 or more free hydroxyl groups. And preferably 8 to 10 are present. A decaglycerin skeleton is particularly preferred. As the fatty acid residue, lauric acid residue, myristic acid residue, palmitic acid residue, stearic acid residue, behenic acid residue, oleic acid residue, isostearic acid residue and the like can be preferably exemplified. Acid residues are particularly preferred. This is because when the lauric acid residue is used, the effect of removing oily soil is remarkable. As a particularly preferred fatty acid ester of polyglycerin, decaglycerin monolaurate can be exemplified. In the cosmetic composition for cleaning of the present invention, such a fatty acid ester of polyglycerin may contain only one kind or a combination of two or more kinds. The preferable content of the fatty acid ester of polyglycerin in the cosmetic composition of the present invention is 0.5 to 2.5% by weight, more preferably 1 to 2.3% by weight. is there. This is because if the amount is too large, undesired phenomena such as stickiness and looseness may occur after washing, and if the amount is too small, the washing power may be impaired. Such a fatty acid ester of polyglycerin prevents the fatty acid soap and fatty acid in the preparation from being excessively crystallized out, and by taking such a solution, oily dirt can be easily removed from the skin and mixed with water. In addition, it has an action of helping the fatty acid soap to foam quickly and providing excellent lather. By containing such a component, the solubility of the soap is improved, and the detergent of the present invention exhibits a translucent or cloudy gel which may give a slight pearly feeling due to crystals.
[0008]
(2) Fatty acid soap which is an essential component of the detergent of the present invention The detergent of the present invention is characterized by containing a fatty acid soap as an essential component. As the constituent fatty acids of the fatty acid soap, lauric acid, myristic acid, palmitic acid, stearic acid, behenic acid, oleic acid, linoleic acid, linolenic acid and the like can be preferably exemplified. As the alkali constituting the soap, sodium soap, potassium soap, triethanol soap, arginine soap and the like can be preferably exemplified, and potassium soap is particularly preferable. These soaps can contain only one kind or two or more kinds in combination. In a preferred embodiment, 10-20% by weight of stearic acid, more preferably 13-17% by weight and 10-20% by weight of myristic acid, more preferably 11-15% by weight, based on the total amount of the detergent, Examples include a form containing 1 to 10% by weight of an acid, more preferably 3 to 8% by weight, a neutralization ratio of 70 to 90%, more preferably 80 to 85%, and a component neutralized with potassium hydroxide. it can. In particular, a form containing potassium laurate is preferable because it has extremely good compatibility with the above-mentioned decaglycerin monolaurate.
[0009]
(3) Preferred components of the cleaning cosmetic composition of the present invention In a preferable embodiment, the cleaning cosmetic composition of the present invention contains glycerin and / or diglycerin in an amount of 10 to 20% by weight, more preferably 13 to 18%. % By weight. As a configuration of such glycerin and / or diglycerin, a form in which most of glycerin is occupied is preferable, and a form in which diglycerin is contained in 7 to 1% by weight based on 13 to 18% by weight of glycerin is particularly preferable. Such glycerin and / or diglycerin prevents the fatty acid soap of the polyglycerin from precipitating the fatty acid soap and the fatty acid in the formulation with crystals, and by taking such a solution, removes oily dirt from the skin. When mixed with water, it has the effect of helping the fatty acid soap to foam quickly, and enhancing the action of providing excellent foaming with strong stiffness. In addition to the glycerin and / or diglycerin, when sorbitol and / or maltitol are contained as a polyhydric alcohol in an amount of 5 to 15% by weight, more preferably 7 to 12% by weight, the moist feeling after washing is further improved. preferable.
[0010]
(4) Cleaning agent of the present invention The cleaning agent of the present invention contains the above essential components, and contains preferable components in a preferable embodiment. The cleaning agent of the present invention can be used without particular limitation as long as it is a composition for cleaning, and is suitably applied to facial cleansing and the like. Further, it can be applied to a body shampoo or an all-in-one shampoo by containing a sulfate-based anionic surfactant, an amide-type surfactant, a betaine-based amphoteric surfactant, or the like. In such a form, the content of a surfactant other than a fatty acid soap such as a sulfate-based anionic surfactant, an amide-type surfactant, a betaine-based amphoteric surfactant, and a fatty acid ester of polyglycerin is 5 to 5. 30% by weight is preferred. Further, the cleaning agent of the present invention can be filled together with a gas into an aerosol container or the like and discharged as a foam. Such a technology is also a derivative technology belonging to the technical field of the present invention. It is particularly preferable to apply the present invention to a face wash having a cleansing function, which makes use of the characteristics of good foaming and high detergency against oil stains.
[0011]
The cleaning agent of the present invention may contain optional components usually used in cosmetics, in addition to the components described above. Such optional components include, for example, squalane, liquid paraffin, light liquid isoparaffin, heavy liquid isoparaffin, microcrystalline wax, hydrocarbons such as solid paraffin, dimethicone, femethicone, cyclomethicone, amodimethicone, and polyether-modified silicone. Silicones, jojoba oil, carnauba wax, mokuro, beeswax, gay wax, octyldodecyl oleate, isopropyl myristate, neopentyl glycol diisostearate, diisostearate malate, etc., jojoba alcohol, behenyl alcohol, cetanol , Higher alcohols such as oleyl alcohol and octadecyl alcohol, castor oil, coconut oil, hydrogenated coconut oil, camellia oil, wheat germ oil, isostearic acid triglyceride And triglycerides such as isooctanoic acid triglyceride and olive oil; glycerin and diglycol such as 1,3-butanediol, dipropylene glycol, polyethylene glycol, 1,2-pentanediol, 1,2-hexylene glycol and isoprene glycol; Polyhydric alcohols other than glycerin, sorbitan sesquiolate, sorbitan monooleate, sorbitan triolate, sorbitan sesquistearate, sorbitan monostearate, polyoxyethylene sorbitan monooleate, polyoxyethylene sorbitan monostearate, polyoxyethylene stearate, Polyoxyethylene oleate, polyoxyethylene glyceryl fatty acid ester, polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene cured castor Non-ionic surfactants other than polyglycerin fatty acid esters such as, organic powders such as crystalline cellulose and cross-linked methylpolysiloxane, polyethylene powder, acrylic resin powder, talc, mica, sericite, magnesium carbonate, calcium carbonate, Powders which may be surface-treated such as titanium dioxide, iron oxide, navy blue, ultramarine, titanium mica, titanium sericite, silica, etc., acrylic acid / alkyl methacrylate copolymer and / or salt thereof, carboxyvinyl polymer and / or Thickeners such as salts thereof, xanthan gum, hydroxypropylcellulose, carboxymethylcellulose and / or its salts, vitamins and glycyls such as retinol, retinoic acid, tocopherol, riboflavin, pyridoxine, ascorbic acid, and ascorbic acid phosphate salts. Lithate, glycyrrhetin, ursolic acid, oleanolic acid and other terpenes, estradiol, ethinyl estradiol, active ingredients such as steroids such as estriol, phenoxyethanol, parabens, hibitene gluconate, preservatives such as benzalkonium chloride, Preferred examples include UV absorbers such as dimethylaminobenzoate, cinnamate and benzophenone. Of these, particularly preferred examples of the facial cleanser dosage form include a thickener for providing an appropriate hardness (viscosity) and a higher alcohol for stabilizing foam properties. As the thickener, carboxymethylcellulose and / or its salt can be preferably exemplified, and its preferable content is preferably 0.05 to 2% by weight, and as the higher alcohol, cetyl alcohol, behenyl alcohol and jojoba One or more selected from alcohols are preferable, and a form containing these three components is particularly preferable. Further, their content is preferably 0.2 to 1% by weight based on the total amount of the detergent. The detergent of the present invention can be produced by treating these essential components, preferred components, and optional components according to a conventional method.
[0012]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples, but it goes without saying that the present invention is not limited to such Examples.
[0013]
<Example 1>
According to the following formulation, Cosmetic 1 which is a cosmetic composition for cleaning of the present invention was prepared. That is, the components (a) and (b) were heated to 80 ° C., (b) was added to (a) under agitation under reduced pressure, and the mixture was agitated and cooled while maintaining the reduced pressure to prepare a cleaning agent 1 of the present invention. (Neutralization ratio 81.25%) At the same time, Comparative Example 1 in which decaglycerin monooleate was replaced with water and Comparative Example 2 in which decaglycerin monooleate was replaced with POE (10) stearate were also prepared. With respect to these detergents, the effect of removing makeup was examined using the lip color shown below. That is, 0.1 g of a lip color was uniformly applied to a 2 cm × 4 cm area on the inner side of the lower arm, and 0.05 g of a cleaning agent was rubbed there 5 times, and then gently rubbed 5 times under a flow of warm water. After wiping off the water with a towel, the color difference between the site and the surrounding skin was measured. The color difference was measured with a color difference meter manufactured by Minolta Co., Ltd. As a standard example, after treatment with 0.05 g of the cleansing agent shown below, treatment with 0.05 g of the cleaning agent of Comparative Example 2 was also performed. Table 1 shows the results. This indicates that the cosmetic of the present invention has the characteristic of an aqueous cleaning agent having a cleansing function. Further, it can be seen that the cleaning agent of the present invention has excellent cleansing function and cleaning function even without the presence of a polyoxyethylene-added nonionic surfactant.
Istearic acid 15 parts by weight Myristic acid 12 parts by weight Lauric acid 5 parts by weight Cetyl alcohol 0.3 parts by weight Behenyl alcohol 0.2 parts by weight Soy lecithin 0.1 parts by weight Jojoba alcohol 0.1 parts by weight Decaglycerin monolaurate 1 part by weight Water 37 parts by weight potassium hydroxide 7 parts by weight glycerin 12 parts by weight diglycerin 5 parts by weight sodium carboxymethylcellulose 0.3 part by weight sorbitol 10 parts by weight
(Lip color for evaluation)
Microcrystalline wax 10 parts by weight Polyethylene 5 parts by weight Cross-linked methylpolysiloxane 5 parts by weight Solid paraffin 5 parts by weight Mokuro 5 parts by weight carnauba wax 5 parts by weight Castor oil 20 parts by weight hydrogenated coconut oil 10 parts by weight Squalane 15 parts by weight pigment 20 parts by weight
(Standard cleansing fee)
30 parts by weight squalane 30 parts by weight cetyl isooctanoate 30 parts by weight microcrystalline wax 2 parts by weight stearic acid 1 part by weight stearyl alcohol 2 parts by weight POE (45) stearic acid ester 2 parts by weight sorbitan sesquistearate 3 parts by weight 10% caustic potassium aqueous solution 0. 2 parts by weight 1,3-butanediol 5 parts by weight Water 24.8 parts by weight
[Table 1]

[0017]
<Examples 2 to 7>
The same examination was conducted by replacing decaglycerin monolaurate with another polyglycerin fatty acid ester. Table 2 shows the results. This shows that all of the cleaning agents of the present invention have the characteristic of an aqueous cleaning agent having a cleansing function. Also, it can be seen that lauric acid is suitable as the fatty acid moiety of the fatty acid ester of polyglycerin.
Istearic acid 15 parts by weight Myristic acid 12 parts by weight Lauric acid 5 parts by weight Cetyl alcohol 0.3 parts by weight Behenyl alcohol 0.2 parts by weight Soy lecithin 0.1 parts by weight Jojoba alcohol 0.1 parts by weight Polyglycerin fatty acid described in Table 2 Esters 1 parts by weight Water 37 parts by weight Potassium hydroxide 7 parts by weight Glycerin 12 parts by weight Diglycerin 5 parts by weight Sodium carboxymethyl cellulose 0.3 parts by weight Sorbitol 10 parts by weight
[Table 2]

[0019]
Example 8
A similar study was performed by replacing lauric acid in detergent 1 with an equal amount of myristic acid. The ΔE of this product was 0.79, and a synergistic effect of monoglycolic acid of polyglycerin and potassium laurate was confirmed.
Istearic acid 15 parts by weight Myristic acid 16.5 parts by weight Cetyl alcohol 0.3 parts by weight Behenyl alcohol 0.2 parts by weight Soy lecithin 0.1 parts by weight Jojoba alcohol 0.1 parts by weight Decaglycerin monolaurate 1 part by weight Water 37.5 parts by weight Potassium hydroxide 7 parts by weight Glycerin 12 parts by weight Diglycerin 5 parts by weight Sodium carboxymethylcellulose 0.3 part by weight Sorbitol 10 parts by weight
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the cleaning agent dosage form which can remove both an oily soil and an aqueous soil with one agent can be provided.

Claims

A cleaning agent comprising: 1) a monofatty acid ester of polyglycerin; and 2) one or more fatty acid soaps.

The cleaning agent according to claim 1, wherein the monofatty acid ester of polyglycerin is a monofatty acid ester of decaglycerin.

The cleaning agent according to claim 1, wherein the fatty acid residue of the fatty acid ester of polyglycerin is a lauric acid residue.

The cleaning agent according to any one of claims 1 to 3, wherein lauric acid soap is contained as the fatty acid soap.

The cleaning agent according to any one of claims 1 to 4, wherein the fatty acid soap is a fatty acid potassium soap.

The cleaning agent according to any one of claims 1 to 5, wherein the cleaning agent is a face wash.

The cleaning agent according to any one of claims 1 to 7, wherein the cleaning agent is an aqueous cleaning agent having a cleansing effect.