JP2004274545A - コンテンツ配信システム、端末装置、及びコンテンツ送出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンテンツ送出装置において、各チャンネルで視聴可から不可又は視聴不可から可への視聴可否に関する変更があった場合に、端末装置毎に視聴可否制御情報を変更し、変更した視聴可否制御情報を含むEMM信号をネットワークに送出する。端末装置において、ユーザが選択した番組を含むトランスポートストリームが視聴可能かどうか予め記憶した視聴可否制御情報を参照して判断し、視聴不可と判断された場合(S12のNO)、自端末宛の前記EMM信号を前記ネットワークから取り出し(S16)、その取り出したEMM信号に含まれる視聴可否制御情報に従って前記選択した番組が視聴可能であるか否かを判断する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツ配信システム、端末装置、及びコンテンツ送出装置、より詳細には、衛星放送やケーブルテレビ放送等の放送システムにおいて、コンテンツ送出装置よりコンテンツ受信端末に対してコンテンツの視聴可否を制御することができるコンテンツ配信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、有料のデジタル放送などにおいては、放送センタ(放送事業者)から送出するコンテンツにスクランブルをかけることで、放送事業者との間で視聴契約を行っていない端末装置では、コンテンツを視聴できないようにする仕組みがあった。更には、例えばケーブルテレビ(CATV)放送などのように、他の放送事業者が放送したコンテンツを一度受信して、再度送信するような場合においては、再送信する事業者と契約していない端末装置では視聴者がコンテンツを視聴できないように、再送信する事業者が端末ごとに視聴可否を制御する仕組みも求められていた。
【0003】
図13は、衛星放送を受信してケーブルネットワークに再送信するCATV放送システムの一実施形態を示した図で、図中、101はコンテンツを送信する放送センタ、102は放送衛星、103はコンテンツを再送信するCATV局装置、104はCATV伝送路、105はコンテンツを受信するための1又は複数の端末装置、106は端末装置105と接続された表示装置である。放送センタ101から送信された放送電波は、放送衛星102で中継されて、CATV局装置103で受信される。CATV局装置103では、受信した放送をCATVネットワークに適した変調方式や周波数などに変換すると共に、その変調方式や周波数を記述したテーブルがコンテンツに多重して送られてきているので、このテーブルの内容を変更して、CATV伝送路104に送出する。CATV伝送路104はツリー型の構成となっており、CATV局装置103から送出されたCATV放送信号はCATV伝送路104を通じて複数の端末装置105に送られ、端末装置105で放送コンテンツが受信され、表示装置106にて表示される。
【0004】
このようなCATVネットワークにおいて、CATV事業者(再送信事業者)が視聴可否制御を行うための従来技術としては、例えば、下記の図14に示すような変調変換方式によるものがある(例えば、特許文献1参照)。
図14は、第1の従来技術であるCATV局装置103の内部構成例を示したブロック図で、CATV局装置103は、アンテナ103a,103b、チューナ103c、QAM変調器103d、周波数変換器103e、EMM部103f、視聴管理サーバ103g、混合部103hを有する。
【0005】
アンテナ103a,103bでは、放送衛星などから来た電波を受信し、受信した電波からチューナ103cで搬送波を1つだけ選択し、復調を行う。そしてQAM変調器103dにてケーブルテレビ放送に適した変調方式、例えば64QAM方式等で変調され、周波数変換器103eでCATV伝送路104用の周波数に変換された後に、混合部103hで他の周波数の変調波と混合されCATV伝送路104に送出される。
【0006】
また、ケーブルテレビの受信契約の情報は、視聴管理サーバ103gに蓄えられている。ここには、各端末装置105が固有に持っている端末装置番号と、端末装置が契約しているチャンネルや番組などについての情報が保存されている。
【0007】
EMM部103fでは、視聴管理サーバ103gに蓄えられている情報に基づいて、どの端末装置番号を持つ端末装置が、どのトランスポートストリームを受信契約しているか、つまりはどのトランスポートストリーム上のコンテンツを受信表示可能かといった各端末装置105の個別情報(EMM)を作成する。そして通常の番組コンテンツと同様に変調、周波数変換を行い混合部103hに送られる。
【0008】
図15は、従来のEMM信号に含まれる視聴可否制御情報の一例を示す図である。この場合、視聴可否制御情報には、端末装置番号と、その番号に対応する端末装置がコンテンツを視聴してよいか否かの情報がオリジナルネットワークID、TS_ID毎に記述されている。
また、図16は、視聴可否制御情報を変更するタイミングを表したタイミングチャートを示す図である。このように、変調変換方式においては、その視聴可否制御情報は番組の開始、終了時刻とは無関係に、ある端末装置のチャンネル視聴申し込みを処理したタイミングや、申し込み、解約についての処理を、例えば、1日に1回まとめて行った時点などに変更していた。そして各端末装置105では、この視聴可否制御情報を含んだEMMを、視聴者がコンテンツを視聴していない時間に受信し、不揮発性メモリ等に保存し、必要に応じて参照する。
【0009】
次に、第2の従来技術(再多重方式)のCATV局装置103を下記に示す図17に基づいて説明する。
図17は、第2の従来技術であるCATV局装置103の内部構成例を示したブロック図で、CATV局装置103は、アンテナ103a,103b、チューナ103c、QAM変調器103d、周波数変換器103e、視聴管理サーバ103g、混合部103h、デスクランブラ103i、多重部103j、スクランブラ103k、視聴管理制御部103l、視聴管理サーバ103gを有する。
アンテナ103a,103bで衛星などから来た電波を受信し、受信した電波からチューナ103cで搬送波を1つだけ選択し復調を行う。そしてデスクランブラ103iでコンテンツのスクランブルを一度解いた後、多重部103jへ送る。多重部103jでは、デスクランブルされた複数のコンテンツと、視聴管理制御部103lで生成されたECM、EMMなどを再度多重し直す。そして、スクランブラ103kでコンテンツにスクランブルをかけた後、前述の第1の従来技術で示した構成と同様に、変調、周波数変換された後、混合されてCATV伝送路104に送出される。この場合、EMMとECMはコンテンツと同じトランスポートストリームに多重化されているため、各端末装置105ではコンテンツ視聴中にもEMM、ECMを参照することができる。
【0010】
【特許文献1】
特開2001−285821号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第1の従来技術に示した伝送制御情報の場合には、端末装置において不揮発性メモリにすでに記憶されている視聴可否制御情報(トランスポートストリーム単位)を用いて視聴可否制御を行っているので、例えば番組単位で視聴契約を行うような場合に対応して、あるチャンネルの時間を区切って視聴の可否を制御できるようにはなっていない。また、上記第2の従来技術の場合には、CATV局装置において受信したコンテンツをデスクランブルしてトランスポートストリームに戻した後に、コンテンツを多重し直して再度スクランブルをかけたり、独自にEMM、ECMの作成などを行う必要があり、CATV局装置が大規模になり、設備費用が莫大になるなどの問題があった。
【0012】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、変調変換方式において、端末装置に記憶した視聴可否制御情報において視聴不可のコンテンツが選択された場合に、コンテンツ送出装置において変更された視聴可否制御情報を当該端末装置において取得できるようにすること、コンテンツ送出装置において視聴可否制御情報を変更するタイミングと、端末装置において前記変更された視聴可否制御情報を取得するタイミングとを規定できるようにすること、をその目的とし、これらにより、コンテンツ(番組)単位での視聴可否を制御できるようにすること、
また、コンテンツ送出装置から変更された視聴可否制御情報を送出する際に、各端末装置に対する視聴可否制御情報の送出頻度を変化させることにより、視聴時に前記変更された視聴可否制御情報を取得するまでの時間を短縮できるようにすること、を目的としてなされたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の技術手段は、コンテンツと該コンテンツに関する視聴可否を制御するための視聴可否制御情報とを異なるトランスポートストリームで送出するコンテンツ送出装置と、該送出された視聴可否制御情報を記憶すると共に該記憶した視聴可否制御情報に基づいて当該コンテンツの視聴可否を判断可能な端末装置とからなり、前記コンテンツ送出装置と端末装置とがネットワークを介して接続されたコンテンツ配信システムにおいて、前記コンテンツ送出装置は、端末装置毎の視聴可否制御情報に含まれる視聴可否に変更があった場合に該視聴可否を変更し、該変更した視聴可否制御情報を前記ネットワークに送出し、前記端末装置は、ユーザが選択したコンテンツが前記記憶した視聴可否制御情報において視聴不可のコンテンツであった場合、前記変更された視聴可否制御情報を前記ネットワークから取得し、該取得した視聴可否制御情報に従って当該コンテンツの視聴可否を判断することを特徴としたものである。
【0014】
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記端末装置は、各コンテンツの視聴に関する時間情報を登録したタイムテーブルを参照可能とし、ユーザが視聴予約したコンテンツが前記記憶した視聴可否制御情報において視聴不可のコンテンツであった場合、該コンテンツの視聴開始時刻もしくはその視聴開始時刻の所定時間前に、前記変更された視聴可否制御情報を前記ネットワークから取得できるようにしたことを特徴としたものである。
【0015】
第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記端末装置は、ユーザが選択したコンテンツが前記記憶した視聴可否制御情報において視聴不可であった場合で且つ前記ネットワークから取得した前記変更された視聴可否制御情報により視聴可能と判断された場合、前記選択したコンテンツの終了時刻もしくはその終了時刻の所定時間前に、次のコンテンツに対応した視聴可否制御情報を前記ネットワークから取得し、該取得した視聴可否制御情報に従って次のコンテンツの視聴可否を判断することを特徴としたものである。
【0016】
第4の技術手段は、コンテンツと該コンテンツに関する視聴可否を制御するための視聴可否制御情報とを異なるトランスポートストリームで送出するコンテンツ送出装置と、該送出された視聴可否制御情報を記憶すると共に該記憶した視聴可否制御情報に基づいて当該コンテンツの視聴可否を判断可能な端末装置とからなり、前記コンテンツ送出装置と端末装置とがネットワークを介して接続されたコンテンツ配信システムにおいて、前記コンテンツ送出装置は、送出するコンテンツを切り替える時刻と同じ時刻に、前記ネットワークに対して、前回送出した視聴可否制御情報を、次のコンテンツに対応した視聴可否制御情報へ切り替えて送出し、前記端末装置は、前記次のコンテンツに対応した視聴可否制御情報を前記ネットワークから取得し、該取得した視聴可否制御情報に従って次のコンテンツの視聴可否を判断することを特徴としたものである。
【0017】
第5の技術手段は、第4の技術手段において、前記コンテンツ送出装置は、送出するコンテンツを切り替える時刻の所定時間前に、前記ネットワークに対して、前回送出した視聴可否制御情報を、次のコンテンツに対応した視聴可否制御情報へ切り替えて送出することを特徴としたものである。
【0018】
第6の技術手段は、第4又は第5の技術手段において、前記コンテンツ送出装置は、各端末装置の視聴可否に関する変更情報を記憶する記憶手段を有し、該記憶した変更情報に基づいて前記各端末装置に応じた視聴可否制御情報の送出頻度を変化させることを特徴としたものである。
【0019】
第7の技術手段は、第6の技術手段において、前記コンテンツ送出装置は、前記変更情報として各端末装置の視聴可否に関する最終変更時刻を記憶し、該最終変更時刻に基づいて前記各端末装置に応じた視聴可否制御情報の送出頻度を変化させることを特徴としたものである。
【0020】
第8の技術手段は、第6の技術手段において、前記コンテンツ送出装置は、前記変更情報として各端末装置の視聴可否に関する最終変更理由を記憶し、該最終変更理由に基づいて前記各端末装置に応じた視聴可否制御情報の送出頻度を変化させることを特徴としたものである。
【0021】
第9に技術手段は、第6の技術手段において、前記コンテンツ送出装置は、前記変更情報として各端末装置の視聴可否に関する最終変更が「可から不可」への変更か、「不可から可」への変更であるかを記憶し、該情報に基づいて前記各端末装置に応じた視聴可否制御情報の送出頻度を変化させることを特徴としたものである。
【0022】
第10の技術手段は、第4乃至第9の技術手段のいずれか1において、前記コンテンツ送出装置は、端末装置に応じた視聴可否制御情報が変更された場合には、該変更された視聴可否制御情報を優先的に前記ネットワークに送出することを特徴としたものである。
【0023】
上記各技術手段によると、変調変換方式において、端末装置に記憶した視聴可否制御情報において視聴不可のコンテンツが選択された場合に、コンテンツ送出装置において変更された視聴可否制御情報を当該端末装置において取得すると共に、コンテンツ送出装置において視聴可否制御情報を変更するタイミングと、端末装置において前記変更された視聴可否制御情報を取得するタイミングとを規定することができるため、コンテンツ(番組)単位での視聴可否を容易に制御することができる。
また、コンテンツ送出装置から変更された視聴可否制御情報を送出する際に、各端末装置に対する視聴可否制御情報の送出頻度を変化させることにより、視聴時に前記変更された視聴可否制御情報を取得するまでの時間を短縮することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態である端末装置の内部構成例を示すブロック図で、図中、10は端末装置(コンテンツ受信装置)で、該端末装置10は、チューナ11、復調器12、DEMUX部13、音声処理部14、出力制御部15、音声出力端子16、映像出力端子17、不揮発性メモリ18、メモリ19、制御部20、EMM処理部21、映像処理部22、オンスクリーン作成部23を有する。この端末装置10は、後述するコンテンツ送出装置とCATV網等のネットワークを介して接続され、コンテンツ送出装置から送出されるコンテンツを受信し、表示することが可能である。尚、本発明の各実施形態における説明において、一度受信した放送を再送信するCATVを代表例として挙げるが、本発明は、このような再送信に限らず独自放送について適用しても良い。また、本発明の実施形態においては、トランスポートストリーム単位の視聴可否制御信号を代表例として示すものとするが、本発明はこれに限らず、編成チャンネル単位や、ネットワーク単位での視聴可否制御信号の場合についても適用することが出来る。ここで、編成チャンネル(サービス)とは、例えばコンテンツ送出事業者等が編成する、スケジュール化された放送番組の連続のことをいう。
【0025】
図1に示す端末装置10において、CATV伝送路から入力された放送信号は、まずチューナ11に入力されて周波数選択され、復調器12にて、復調処理が行われる。復調器12の出力は、トランスポートストリームとして、DEMUX部13に送られる。DEMUX部13では、トランスポートストリームがMPEGビデオデータ、MPEGオーディオデータ、EPGデータ、EMM情報、その他付属情報に分離される。DEMUX部13で分離されたMPEGビデオデータは映像処理部22にて復号された後、出力制御部15を介して映像出力端子17に出力される。また、MPEGオーディオデータは、音声処理部14にて復号された後、出力制御部15を介して音声出力端子16に出力される。
【0026】
図2は、端末装置が電源OFF操作されたときの動作例を説明するためのフロー図である。本例は、図1に示した端末装置10の構成に基づいて説明するものとする。まず、端末装置10に対して電源OFF操作が行われると、チューナ11でEMM信号が送られている搬送波を選択し(ステップS1)、復調器12で復調し、DEMUX部13にてEMM信号が取り出される(ステップS2)。この際、EMM信号に含まれる視聴可否制御情報は前述の図15に示した第1の従来技術のものと同じで、端末装置番号と、その番号に対応する端末装置がコンテンツを視聴してよいか否かの情報がオリジナルネットワークID、TS_ID毎に記述されている。そして、EMM処理部21において、自身の端末装置番号を手がかりにEMM信号から自端末に関する情報のみを取り出す(ステップS3、S4)。そして、自端末で視聴してよいトランスポートストリーム、視聴できないトランスポートストリームについての情報、つまり視聴可否制御情報を不揮発性メモリ18に記憶する(ステップS5)。そして端末装置10の電源をOFF状態にする(ステップS6)。
【0027】
図3は、端末装置10に対して選局操作が行われたときの動作例を説明するためのフロー図である。本例は、図1に示した端末装置10の構成に基づいて説明するものとする。まず、端末装置10に対して選局動作が行われると、ユーザにより選局指示されたチャンネルの番組を含んだトランスポートストリームが視聴可能か否かを確認するために、不揮発性メモリ18に保存された視聴可否制御情報を参照する(ステップS11)。そして、視聴可能かどうか判断し(ステップS12)、その結果、視聴可能であると判断された場合(ステップS12のYESの場合)、チューナ11にて選局動作を行い(ステップS13)、出力制御部15にて、音声信号、映像信号を夫々音声出力端子16、映像出力端子17に出力する(ステップS14)。
【0028】
また、上記ステップS12において、視聴不可と判断された場合には(ステップS12のNOの場合)、チューナ11にて、EMM信号が含まれる搬送波を選択し(ステップS15)、復調器12にて復調を行い、DEMUX部13にてEMM情報を抽出し、EMM処理部21にて自端末宛のEMM信号を取り出す(ステップS16)。そして、そのEMM信号に基づいて、選局指示された番組を含むトランスポートストリームが視聴可能であるか否かを判断する(ステップS17)。この際、後述するコンテンツ送出装置において、端末装置10のEMM信号に含まれる視聴可否制御情報に変更があった場合にその視聴可否制御情報を変更し、変更した視聴可否制御情報を含む変更EMM信号をネットワークに送出する。尚、視聴可否制御情報に変更がない場合は、変更はされず、従ってEMM信号も変更されない。端末装置10は、上記ステップS16において、変更された視聴可否制御情報をコンテンツ(番組)単位で取得することが可能となる。ここで、上記視聴可否制御情報の変更理由としは、例えば、無料番組開始、無料番組終了、有料番組申し込み、有料番組終了、有料チャンネル申し込み、有料チャンネル解約等が想定される。
【0029】
上記ステップS17において視聴可能であった場合には(ステップS17のYESの場合)、指示された選局動作をチューナ11にて行い(ステップS13)、出力制御部15にて、音声信号、映像信号を各々音声出力端子16、映像出力端子17に出力する(ステップS14)。
また、上記ステップS17において、視聴不可であった場合には(ステップS17のNOの場合)、出力制御部15にて、音声信号、映像信号の出力を停止し(ステップS18)、オンスクリーン作成部23にて視聴不可能であることを視聴者に伝えるための注意文(テロップ)を作成し、映像出力端子17に出力する(ステップS19)。
【0030】
次に、本発明の第2の実施形態について、下記の図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
図4は、端末装置10に対して録画または視聴の予約が行われている場合の動作例について説明するためのフロー図である。まず、端末装置10において、予約されたコンテンツの開始時刻のX分前になるまで待つ(ステップS21,S22)。ここで表記しているX分とは、視聴予約情報を再度取得する場合に必要な時間に基づいて予め決められた時間である。そして、開始時刻のX分前になると(ステップS22のYESの場合)、その時に電源状態がONであるかOFFであるかの情報をメモリ19に記憶する(ステップS23)。そして、電源状態がONであるかOFFであるか判断し(ステップS24)、電源状態がOFFであった場合(ステップS24のYESの場合)、電源状態をONに移行させる(ステップS25)。
【0031】
次に、ステップS26以降の処理については、上記図3に示した処理フローと同様であるが、端末装置10に対して選局動作が行われると、ユーザにより選局指示されたチャンネルの番組を含んだトランスポートストリームが視聴可能か否かを確認するために、不揮発性メモリ18に保存された視聴可否制御情報を参照する(ステップS26)。そして、その結果視聴可能かどうか判断し(ステップS27)、視聴可能であると判断された場合(ステップS27のYESの場合)、チューナ11にて選局動作を行い(ステップS28)、出力制御部15にて、音声信号、映像信号を夫々音声出力端子16、映像出力端子17に出力する(ステップS29)。そして、予約されたコンテンツが視聴可能であった場合には、そのコンテンツを出力もしくは録画しながら、コンテンツの終了時刻をチェックする(ステップS30,S31)。
【0032】
また、上記ステップS27において、視聴不可と判断された場合には(ステップS27のNOの場合)、チューナ11にて、EMM信号が含まれる搬送波を選択し(ステップS32)、復調器12にて復調を行い、DEMUX部13にてEMM情報を抽出し、EMM処理部21にて自端末宛のEMM信号を取り出す(ステップS33)。そして、そのEMM信号に基づいて、選局指示された番組を含むトランスポートストリームが視聴可能であるか否かを判断する(ステップS34)。
【0033】
上記ステップS34において視聴可能であった場合には(ステップS34のYESの場合)、指示された選局動作をチューナ11にて行い(ステップS28)、出力制御部15にて、音声信号、映像信号を各々音声出力端子16、映像出力端子17に出力する(ステップS29)。
また、上記ステップS34において、視聴不可であった場合には(ステップS34のNOの場合)、出力制御部15にて、音声信号、映像信号の出力を停止し(ステップS35)、オンスクリーン作成部23にて視聴不可能であることを視聴者に伝えるための注意文(テロップ)を作成し、映像出力端子17に出力する(ステップS36)。
【0034】
そして、上記ステップS31において、終了時刻が来た場合(ステップS31のYESの場合)、上記ステップS23にて記憶した電源状態を確認し(ステップS38)、電源状態がOFFであったならば(ステップS38のYESの場合)、端末装置10の電源状態をOFFに移行させる(ステップS39)。また、上記ステップS23にて記憶した電源状態がONであったならば、電源状態は変化させない。
【0035】
また、上記ステップS36において、予約されたコンテンツが視聴不可であった場合に、画面にその旨の注意文を表示し、予約エラーが発生したことをログに記憶する(ステップS37)。そして、上記ステップS38に移行し、電源状態がOFFであったならば(ステップS38のYESの場合)、端末装置10の電源状態をOFFに移行させる(ステップS39)。また、上記ステップS23にて記憶した電源状態がONであったならば、電源状態は変化させない。
【0036】
次に、本発明の第3の実施形態について下記の図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
図5は、端末装置10に対して選局操作が行われたときの他の動作例を説明するためのフロー図である。まず、端末装置10に対して選局動作が行われると、ユーザにより選局指示されたチャンネルの番組を含んだトランスポートストリームが視聴可能か否かを確認するために、不揮発性メモリ18に保存された視聴可否制御情報を参照する(ステップS41)。そして、視聴可能かどうか判断し(ステップS42)、その結果、視聴可能であると判断された場合(ステップS42のYESの場合)、チューナ11にて選局動作を行い(ステップS43)、出力制御部15にて、音声信号、映像信号を夫々音声出力端子16、映像出力端子17に出力する(ステップS44)。
【0037】
また、上記ステップS42において、視聴不可と判断された場合(ステップS42のNOの場合)、チューナ11にて、EMM信号が含まれる搬送波を選択し(ステップS45)、復調器12にて復調を行い、DEMUX部13にてEMM情報を抽出し、EMM処理部21にて自端末宛のEMM信号を取り出す(ステップS46)。そして、そのEMM信号に基づいて、選局指示された番組を含むトランスポートストリームが視聴可能であるか否かを判断する(ステップS47)。
【0038】
上記ステップS47において視聴可能であった場合には(ステップS47のYESの場合)、指示された選局動作をチューナ11にて行い(ステップS48)、出力制御部15にて、音声信号、映像信号を各々音声出力端子16、映像出力端子17に出力する(ステップS49)。
また、上記ステップS47において、視聴不可であった場合には(ステップS47のNOの場合)、出力制御部15にて、音声信号、映像信号の出力を停止し(ステップS50)、オンスクリーン作成部23にて視聴不可能であることを視聴者に伝えるための注意文(テロップ)を作成し、映像出力端子17に出力する(ステップS51)。
【0039】
次に、その番組がいつ終了するかを確認する(ステップS52,S53)。デジタル放送においては、EIT(Event Information Table)と呼ばれるテーブルで、番組の開始時刻と、番組長についての情報が放送されているので、この情報を基に番組の終了時刻を確認することができる。そして、番組終了時刻になると(ステップS53のYESの場合)、自端末の視聴可否制御情報を再度取得し(上記ステップS45,S46)、継続して視聴可能であった場合(上記ステップS47のYESの場合)、引き続きそのチャンネルの番組を出力する。また、上記ステップS47において視聴不可と判断された場合(ステップS47のNOの場合)、番組コンテンツの出力を停止し(ステップS50)、視聴不可であることをテロップにより視聴者に知らせる(ステップS51)。そして番組終了時刻になったら、再度EMM信号を取り直す。
【0040】
次に、本発明に係る第4の実施形態として、コンテンツ送出装置について説明する。
図6は、コンテンツ送出装置(以下、CATV局装置で代表する)におけるEMM部の機能を説明するための詳細図で、図中、31はEMM部で、該EMM部31は、番組情報管理部31a,時刻管理部31b,EMM作成部31cを有する。このEMM部31は、視聴管理サーバ及びQAM変調器と接続されている。CATV局装置のEMM作成部31cにおいて、視聴管理サーバに記憶されている契約情報を基にEMMを作成するが、例えば番組単位で視聴契約が行われているような場合には、番組情報管理部31aから番組の開始時刻,終了時刻の情報を入手する。そして、時刻管理部31bから与えられる現在時刻の情報を基にして、番組の開始時刻になるとその番組に対する視聴管理情報を含んだEMMに切り替え、QAM変調器へ出力する。
【0041】
図7は、CATV局から送出される、番組とEMMの切り替えタイミングの一例を説明するためのタイムチャートを示す図である。本例において、CATV局からはA,B,C,Dの4つの有料チャンネルが放送されている。そして、チャンネルA及びチャンネルBにおいては、放送の途中で一部無料放送が行われており(図中、横向きの破線部分)、この無料放送の時間だけはそのチャンネルを契約していない視聴者でも見ることができる。図中、横向きの実線部分は、有料放送の時間を示している。チャンネルC及びチャンネルDはこの時間には無料放送は行われておらず、契約を行っている視聴者のみが受信を許されている。
【0042】
このような放送を行おうとする場合、EMMは、まず全チャンネル有料番組時の信号(E1)を送信し、チャンネルAが無料放送に移行する時刻T1になると、EMMもチャンネルAの無料放送に対応したもの(E2)に切り替えられる。次に、チャンネルBが無料放送に移行する時刻T3に、再度EMMの情報がE3に切替えられ、そして時刻T5においてEMMはE4に切替えられる。図7に例示する放送において、EMMに含まれる情報のうち、端末ID:0x0001の端末装置に対する視聴可否制御情報の例を図8に示す。
図8は、本発明に係る視聴可否制御情報の一例を示す図である。本例において、端末ID:0x0001の端末は、チャンネルDのみ有料視聴契約を行っており、その他は契約していない場合の例について示している。
【0043】
次に、本発明に係る第5の実施形態として、コンテンツ送出装置について下記に示す図9に基づいて説明する。
図9は、CATV局から送出される、番組とEMMの切り替えタイミングの他の例を説明するためのタイムチャートを示す図である。この場合、上記第4の実施形態に示したコンテンツ送出装置と異なる点は、EMMを切り替えるタイミングである。上記第4の実施形態においては、放送チャンネルにおいて1つの番組が終了し、次の番組が始まるタイミング、つまり番組が切り替えられるタイミングでEMM信号を切り替えていたが、本実施形態においては、番組が切り替えられる前に、EMMの切り替えが行われる。これは、例えば、チャンネルAは時刻T1において、有料放送番組から無料放送番組に切り替わるが、時刻T1より時間tだけ早い時刻T11に、EMM信号がE1からE2に切り替えられている。
【0044】
図9に示すように、EMM情報が切り替わるタイミングは、全て番組が切り替わる時刻よりtだけ早い時刻になっているが、チャンネルや番組により、EMMを切り替えるタイミングを変化(例えば、あるときはt1だけ早く、またあるときはt2だけ早い)させても良いし、番組切替と同時の場合が混ざっていても構わない。このように番組切り替え時刻より早くEMMを切り替えることで、番組視聴予約が行われた場合など、番組が開始する前にEMM情報を取得することができるため、予約した番組を最初から視聴することができるなどのメリットがある。
【0045】
次に、本発明の第6の実施形態として、コンテンツ送出装置を下記に示す図10に基づいて説明する。前述した端末装置10においては、あるチャンネルの視聴が不可から可になった場合には、視聴可否制御信号を早く取得し、コンテンツを表示することが求められる。一方、視聴が不可であった場合には、視聴可否制御信号を取得した後も視聴が出来ないのであるから、それほど早く視聴可否制御信号を取得する必要がない。この第6の実施形態は、コンテンツ送出装置側において、視聴可否制御信号を早く取得する必要のある端末装置に対する視聴可否制御情報の送出頻度を、他の端末装置に対する情報よりも高くするものである。
【0046】
図10は、CATV局装置内のEMM部31の他の構成例について説明するための詳細図で、EMM部31は、番組情報管理部31a,時刻管理部31b,EMM作成部31c,最終変更記憶部31dを有する。このEMM部31は、視聴管理サーバ及びQAM変調器と接続されている。
EMM部31において、実際のEMMの作成はEMM作成部31cが行う。そして、作成するEMMに含まれる各端末装置10の視聴可否制御情報については、視聴管理サーバに蓄えられた契約情報などを基にしてEMM作成部31cにて決定される。EMMを送出、切り替えるタイミングは、各番組の開始時刻、終了時刻を番組情報管理部31aから得て、また現在の時刻情報は時刻管理部31bから得ることにより、いつどのタイミングでEMMの視聴可否制御情報を変更するかをEMM作成部31cが決定する。そして、最終変更記憶部31dでは、各端末装置の視聴可否制御情報の最後の変更について情報を保持している。例えば、端末ID:0001の端末装置に対し、前述の図9に示したタイムチャートで図8に示したようなEMM信号を送出するとする。この場合に現時刻がT4であったとすると、現在送出されているEMM信号はE3であり、最終の視聴可否制御情報の変更は時刻T13に行われている。従って、最終変更記憶部31dに記憶されている端末ID:0001の端末装置に関する情報としては、下記の図11に示すような情報となる。
【0047】
図11は、本発明に係る視聴可否制御情報の最終変更情報の一例について示した図である。ここで、変更理由としては、図11に示す無料放送開始以外に、無料放送終了、有料番組申し込み、有料チャンネル申し込み、有料番組終了、有料チャンネル解約等が考えられる。また、変更内容としては、不可→可以外に、その逆の可→不可がある。
【0048】
そして、最終変更記憶部31dに記憶された情報に基づいて、EMM作成部31cで送出する各端末装置の視聴可否制御情報の送出頻度を変化させる。
図12は、本発明に係る各端末装置の視聴可否制御情報の最終変更時刻からの経過時間と、その端末装置への情報送出頻度を示す図である。本例において、変化させる基準として、まず、最終変更時刻からの経過時間が考えられる。例えば、図12に示すように、最終変更時刻からの経過時間と、その端末装置に対する視聴可否制御情報の送出頻度についてのテーブルを予め作成しておき、それに応じて各端末装置への視聴可否制御情報の送出頻度を変化させることで、早急に視聴可否制御情報を受信する必要があると思われる端末装置に対し、視聴可否制御情報の待ち時間を短くすることが出来る。また、経過時間と送出頻度についてのテーブルを持つ代わりに、経過時間をパラメータとした送出頻度の算出式を端末装置側に持たせて、この算出式からの結果により頻度を変化させても良い。
【0049】
また、その他の変更基準としては、例えば番組単位の視聴申し込みなら頻度を高く、無料番組なら頻度を低くするとか、不可から可への変更の場合は頻度を高くし、可から不可への変更の場合は頻度を低くする、といったことも可能である。
【0050】
また、視聴可否制御情報が変更された端末装置について、単に視聴可否制御情報の送出頻度を高くするだけでなく、視聴可否制御情報の送出順序についても優先的に取り扱い、まず変更された端末装置についての視聴可否制御情報を優先して送出するといったことも可能である。
【0051】
これまで説明してきたような第1から第3の各実施形態の端末装置(コンテンツ受信装置)と、第4から第6の各実施形態のコンテンツ送出装置とをネットワークを介して接続したコンテンツ配信システムにおいて、EMM信号の中の視聴可否制御情報に番組単位の視聴可否制御情報を含まなくても、端末装置において必要なときにEMM情報を再度取得できる構成となっているため、従来のものに比べてEMMとして伝送する情報量を増加させること無く、かつ番組単位で視聴可否制御を行うことが出来るようになる。すなわち、上記EMM情報は、番組単位での視聴可否の変更に応じてその視聴可否制御情報が変更され、端末装置において上記変更したEMM情報を取得することで、番組単位での視聴可否の制御が可能となる。
【0052】
なお、上述したごとくの本発明の各実施形態における説明において、端末装置番号と表現しているのは、実際に端末装置本体に記憶されている番号はもちろんのこと、端末装置に装着される機器や、端末装置に挿入されるメモリカード等に記憶されている番号であっても良い。また、本発明の各実施形態における説明において、一度受信した放送を再送信するCATVを代表例として挙げているが、本発明は、再送信に限らず独自放送について適用しても良い。また、本発明の実施形態においては、トランスポートストリーム単位の視聴可否制御信号を代表例として示したが、本発明はこれに限らず、編成チャンネル単位や、ネットワーク単位での視聴可否制御信号の場合についても本発明を適用することが出来る。
【0053】
【発明の効果】
本発明によると、変調変換方式において、端末装置に記憶した視聴可否制御情報において視聴不可のコンテンツが選択された場合に、コンテンツ送出装置において変更された視聴可否制御情報を当該端末装置において取得すると共に、コンテンツ送出装置において視聴可否制御情報を変更するタイミングと、端末装置において前記変更された視聴可否制御情報を取得するタイミングとを規定することができるため、コンテンツ(番組)単位での視聴可否を容易に制御することができる。
【0054】
また、コンテンツ送出装置から変更された視聴可否制御情報を送出する際に、各端末装置に対する視聴可否制御情報の送出頻度を変化させることにより、視聴時に前記変更された視聴可否制御情報を取得するまでの時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である端末装置の内部構成例を示すブロック図である。
【図2】端末装置が電源OFF操作されたときの動作例を説明するためのフロー図である。
【図3】端末装置に対して選局操作が行われたときの動作例を説明するためのフロー図である。
【図4】端末装置に対して録画または視聴の予約が行われている場合の動作例について説明するためのフロー図である。
【図5】端末装置に対して選局操作が行われたときの他の動作例を説明するためのフロー図である。
【図6】コンテンツ送出装置(CATV局装置)におけるEMM部の機能を説明するための詳細図である。
【図7】CATV局から送出される、番組とEMMの切り替えタイミングの一例を説明するためのタイムチャートを示す図である。
【図8】本発明に係る視聴可否制御情報の一例を示す図である。
【図9】CATV局から送出される、番組とEMMの切り替えタイミングの他の例を説明するためのタイムチャートを示す図である。
【図10】CATV局装置内のEMM部の他の構成例について説明するための詳細図である。
【図11】本発明に係る視聴可否制御情報の最終変更情報の一例について示した図である。
【図12】本発明に係る各端末装置の視聴可否制御情報の最終変更時刻からの経過時間と、その端末装置への情報送出頻度を示す図である。
【図13】衛星放送を受信してケーブルネットワークに再送信するCATV放送システムの一実施形態を示した図である。
【図14】第1の従来技術であるCATV局装置の内部構成例を示したブロック図である。
【図15】従来のEMM信号に含まれる視聴可否制御情報の一例を示す図である。
【図16】視聴可否制御情報を変更するタイミングを表したタイミングチャートを示す図である。
【図17】第2の従来技術であるCATV局装置の内部構成例を示したブロック図である。
【符号の説明】
10,105…端末装置(コンテンツ受信装置)、11,103c…チューナ、12…復調器、13…DEMUX部、14…音声処理部、15…出力制御部、16…音声出力端子、17…映像出力端子、18…不揮発性メモリ、19…メモリ、20…制御部、21…EMM処理部、22…映像処理部、23…オンスクリーン作成部、31,103f…EMM部、31a…番組情報管理部、31b…時刻管理部、31c…EMM作成部、31d…最終変更記憶部、101…放送センタ、102…放送衛星、103…CATV局装置、103a,103b…アンテナ、103d…QAM変調器、103e…周波数変換器、103g…視聴管理サーバ、103h…混合部、103i…デスクランブラ、103j…多重部、103k…スクランブラ、103l…視聴管理制御部、104…CATV伝送路、106…表示装置。
Claims (21)
- コンテンツと該コンテンツに関する視聴可否を制御するための視聴可否制御情報とを異なるトランスポートストリームで送出するコンテンツ送出装置と、該送出された視聴可否制御情報を記憶すると共に該記憶した視聴可否制御情報に基づいて当該コンテンツの視聴可否を判断可能な端末装置とからなり、前記コンテンツ送出装置と端末装置とがネットワークを介して接続されたコンテンツ配信システムにおいて、前記コンテンツ送出装置は、端末装置毎の視聴可否制御情報に含まれる視聴可否に変更があった場合に該視聴可否を変更し、該変更した視聴可否制御情報を前記ネットワークに送出し、前記端末装置は、ユーザが選択したコンテンツが前記記憶した視聴可否制御情報において視聴不可のコンテンツであった場合、前記変更された視聴可否制御情報を前記ネットワークから取得し、該取得した視聴可否制御情報に従って当該コンテンツの視聴可否を判断することを特徴とするコンテンツ配信システム。
- 請求項1に記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記端末装置は、各コンテンツの視聴に関する時間情報を登録したタイムテーブルを参照可能とし、ユーザが視聴予約したコンテンツが前記記憶した視聴可否制御情報において視聴不可のコンテンツであった場合、該コンテンツの視聴開始時刻もしくはその視聴開始時刻の所定時間前に、前記変更された視聴可否制御情報を前記ネットワークから取得できるようにしたことを特徴とするコンテンツ配信システム。
- 請求項1又は2に記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記端末装置は、ユーザが選択したコンテンツが前記記憶した視聴可否制御情報において視聴不可であった場合で且つ前記ネットワークから取得した前記変更された視聴可否制御情報により視聴可能と判断された場合、前記選択したコンテンツの終了時刻もしくはその終了時刻の所定時間前に、次のコンテンツに対応した視聴可否制御情報を前記ネットワークから取得し、該取得した視聴可否制御情報に従って次のコンテンツの視聴可否を判断することを特徴とするコンテンツ配信システム。
- コンテンツと該コンテンツに関する視聴可否を制御するための視聴可否制御情報とを異なるトランスポートストリームで送出するコンテンツ送出装置と、該送出された視聴可否制御情報を記憶すると共に該記憶した視聴可否制御情報に基づいて当該コンテンツの視聴可否を判断可能な端末装置とからなり、前記コンテンツ送出装置と端末装置とがネットワークを介して接続されたコンテンツ配信システムにおいて、前記コンテンツ送出装置は、送出するコンテンツを切り替える時刻と同じ時刻に、前記ネットワークに対して、前回送出した視聴可否制御情報を、次のコンテンツに対応した視聴可否制御情報へ切り替えて送出し、前記端末装置は、前記次のコンテンツに対応した視聴可否制御情報を前記ネットワークから取得し、該取得した視聴可否制御情報に従って次のコンテンツの視聴可否を判断することを特徴とするコンテンツ配信システム。
- 請求項4に記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記コンテンツ送出装置は、送出するコンテンツを切り替える時刻の所定時間前に、前記ネットワークに対して、前回送出した視聴可否制御情報を、次のコンテンツに対応した視聴可否制御情報へ切り替えて送出することを特徴とするコンテンツ配信システム。
- 請求項4又は5に記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記コンテンツ送出装置は、各端末装置の視聴可否に関する変更情報を記憶する記憶手段を有し、該記憶した変更情報に基づいて前記各端末装置に応じた視聴可否制御情報の送出頻度を変化させることを特徴とするコンテンツ配信システム。
- 請求項6に記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記コンテンツ送出装置は、前記変更情報として各端末装置の視聴可否に関する最終変更時刻を記憶し、該最終変更時刻に基づいて前記各端末装置に応じた視聴可否制御情報の送出頻度を変化させることを特徴とするコンテンツ配信システム。
- 請求項6に記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記コンテンツ送出装置は、前記変更情報として各端末装置の視聴可否に関する最終変更理由を記憶し、該最終変更理由に基づいて前記各端末装置に応じた視聴可否制御情報の送出頻度を変化させることを特徴とするコンテンツ配信システム。
- 請求項6に記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記コンテンツ送出装置は、前記変更情報として各端末装置の視聴可否に関する最終変更が「可から不可」への変更か、「不可から可」への変更であるかを記憶し、該情報に基づいて前記各端末装置に応じた視聴可否制御情報の送出頻度を変化させることを特徴とするコンテンツ配信システム。
- 請求項4乃至9のいずれか1に記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記コンテンツ送出装置は、端末装置に応じた視聴可否制御情報が変更された場合には、該変更された視聴可否制御情報を優先的に前記ネットワークに送出することを特徴とするコンテンツ配信システム。
- 請求項1乃至10のいずれか1に記載のコンテンツ配信システムにおいて、前記視聴可否制御情報は、端末装置毎の固有番号,その固有番号に対応する端末装置がコンテンツを視聴できるかどうかを示す情報を少なくとも含み、トランスポートストリーム単位、又はチャンネル単位、又はネットワーク単位で構成されていることを特徴とするコンテンツ配信システム。
- コンテンツと該コンテンツに関する視聴可否を制御するための視聴可否制御情報とを異なるトランスポートストリームで送出するコンテンツ送出装置とネットワークを介して接続可能であり、該ネットワークに送出された視聴可否制御情報を記憶すると共に該記憶した視聴可否制御情報に基づいて当該コンテンツの視聴可否を判断可能な端末装置において、ユーザが選択したコンテンツが前記記憶した視聴可否制御情報において視聴不可のコンテンツであった場合、前記コンテンツ送出装置において変更された視聴可否制御情報を前記ネットワークから取得し、該取得した視聴可否制御情報に従って当該コンテンツの視聴可否を判断することを特徴とする端末装置。
- 請求項12に記載の端末装置において、各コンテンツの視聴に関する時間情報を登録したタイムテーブルを参照可能とし、ユーザが視聴予約したコンテンツが前記記憶した視聴可否制御情報において視聴不可のコンテンツであった場合、該コンテンツの視聴開始時刻もしくはその視聴開始時刻の所定時間前に、前記コンテンツ送出装置において変更された視聴可否制御情報を前記ネットワークから取得できるようにしたことを特徴とする端末装置。
- 請求項12又は13に記載の端末装置において、ユーザが選択したコンテンツが前記記憶した視聴可否制御情報において視聴不可であった場合で且つ前記コンテンツ送出装置において変更された視聴可否制御情報により視聴可能と判断された場合、前記選択したコンテンツの終了時刻もしくはその終了時刻の所定時間前に、次のコンテンツに対応した視聴可否制御情報を前記ネットワークから取得し、該取得した視聴可否制御情報に従って次のコンテンツの視聴可否を判断することを特徴とする端末装置。
- コンテンツと該コンテンツに関する視聴可否を制御するための視聴可否制御情報とを異なるトランスポートストリームでネットワークに送出するコンテンツ送出装置において、送出するコンテンツを切り替える時刻と同じ時刻に、前記ネットワークに対して、前回送出した視聴可否制御情報を、次のコンテンツに対応した視聴可否制御情報へ切り替えて送出することを特徴とするコンテンツ送出装置。
- 請求項15に記載のコンテンツ送出装置において、送出するコンテンツを切り替える時刻の所定時間前に、前記ネットワークに対して、前回送出した視聴可否制御情報を、次のコンテンツに対応した視聴可否制御情報へ切り替えて送出することを特徴とするコンテンツ送出装置。
- 請求項15又は16に記載のコンテンツ送出装置において、コンテンツを受信する端末装置と前記ネットワークを介して接続可能であり、各端末装置の視聴可否に関する変更情報を記憶する記憶手段を有し、該記憶した変更情報に基づいて前記各端末装置に応じた視聴可否制御情報の送出頻度を変化させることを特徴とするコンテンツ送出装置。
- 請求項17に記載のコンテンツ送出装置において、前記変更情報として各端末装置の視聴可否に関する最終変更時刻を記憶し、該最終変更時刻に基づいて前記各端末装置に応じた視聴可否制御情報の送出頻度を変化させることを特徴とするコンテンツ送出装置。
- 請求項17に記載のコンテンツ送出装置において、前記変更情報として各端末装置の視聴可否に関する最終変更理由を記憶し、該最終変更理由に基づいて前記各端末装置に応じた視聴可否制御情報の送出頻度を変化させることを特徴とするコンテンツ送出装置。
- 請求項17に記載のコンテンツ送出装置において、前記変更情報として各端末装置の視聴可否に関する最終変更が「可から不可」への変更か、「不可から可」への変更であるかを記憶し、該情報に基づいて前記各端末装置に応じた視聴可否制御情報の送出頻度を変化させることを特徴とするコンテンツ送出装置。
- 請求項15乃至20のいずれか1に記載のコンテンツ送出装置において、端末装置に応じた視聴可否制御情報が変更された場合には、該変更された視聴可否制御情報を優先的に前記ネットワークに送出することを特徴とするコンテンツ送出装置。
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