JP2004274443A - 携帯端末装置、その制御方法、及びその制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯端末装置が、外部から提供される所定のアプリケーションソフトを読み込むことにより、装置内部のソフトウェア上で無線通信の通信規制を行う。
【解決手段】外部との無線通信を行う無線通信手段13と、外部入力されるアプリケーションソフトを読み取るアプリケーション読取手段14と、アプリケーション読取手段14により読み取られたアプリケーションソフトを記憶するアプリケーション記憶手段15と、所定の入力操作に応じて無線通信手段13の無線通信を停止させるとともに、アプリケーション記憶手段15に記憶されているアプリケーションソフトを起動させてオフライン動作を継続可能とする基本制御手段12とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】外部との無線通信を行う無線通信手段13と、外部入力されるアプリケーションソフトを読み取るアプリケーション読取手段14と、アプリケーション読取手段14により読み取られたアプリケーションソフトを記憶するアプリケーション記憶手段15と、所定の入力操作に応じて無線通信手段13の無線通信を停止させるとともに、アプリケーション記憶手段15に記憶されているアプリケーションソフトを起動させてオフライン動作を継続可能とする基本制御手段12とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯端末装置、その制御方法、及びその制御プログラムに関し、より詳しくは、無線による通話、及び電子メールなどの送受信機能を有する携帯端末装置、その制御方法、及びその制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機や、無線送受信手段を備えた携帯情報端末(以下、これらを「携帯端末装置」という。)が広く普及し、場所や時間を問わず通話および電子メールの送受信が実施可能となっている。
しかし、電車内、店内等のように身近に他人が居るような場所で、このような携帯端末装置の送受信を行うと、他人に不快感を与えることがある。また、送受信にともなう携帯端末装置の出力電波が、心臓ペースメーカ等の医療機器に誤動作を生じさせることもあり、病院等の公共機関においては施設内での使用が制限されている。
かかる状況を考慮し、従来、携帯端末装置に付属の通信切替ボタンを有し、これをクリックすることにより通信禁止モードに切り替わり、無線通信部のみの電源をオフ状態とさせることのできる携帯端末装置が提案されている。この携帯端末装置ではオフ状態となるのは無線通信部のみであるため、その他の機能についてはオフライン状態での使用が可能となっている。また、再度通信切替ボタンをクリックすれば、通信禁止モードは解除されて無線通信部の電源はオン状態となる。
このような技術を用いた携帯端末装置によれば、通信切替ボタンを操作するだけで簡単に通信状態を切り替えることができ、送受信にともなう出力電波による影響を回避することができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−64874号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の携帯端末装置によれば、無線通信部の電源をオフ状態にするといった、いわゆるハード的な操作によって無線通信を停止状態にさせているため、携帯端末装置ごとに上記ハード的な操作が実行できる構成を備える必要があり、汎用性に欠けるといった問題があった。
現在では携帯端末装置は大変普及している状態にあり、すでに市場に出回っている携帯端末装置のハード的な変更を行うことは不可能といえる。
【0005】
この発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであり、携帯端末装置が、外部から提供される所定のアプリケーションソフトを読み込むことにより、装置内部のソフトウェア上で無線通信の通信規制を行うことのできる携帯端末装置、その制御方法、及びその制御プログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の携帯端末装置は、外部との無線通信を行う無線通信手段と、外部入力されるアプリケーションソフトを読み取るアプリケーション読取手段と、アプリケーション読取手段により読み取られたアプリケーションソフトを記憶するアプリケーション記憶手段と、所定の入力操作に応じて無線通信手段の無線通信を停止させるとともに、アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションソフトを起動させてオフライン動作を継続可能とする基本制御手段とを備える構成としてある。
【0007】
携帯端末装置をこのような構成にすれば、携帯端末装置が、外部から提供されるアプリケーションソフトを読み込むことにより、携帯端末装置に対する所定の入力操作がなされると、装置内部のソフトウェア上で無線通信の発信規制を行うことができる。
したがって、すでに市場に出回っている携帯端末装置においても、ハード的な変更を行うことなく、アプリケーションソフトを装置内にインストールさせることにより無線通信の発信規制が実現可能であり、汎用性が高いといった利点もある。
【0008】
本発明の請求項2に記載の携帯端末装置は、請求項1に記載の携帯端末装置において、無線通信手段は、インターネットを介してアプリケーションソフトをダウンロードし、アプリケーション読取手段は、無線通信手段によりダウンロードされた前記アプリケーションソフトを読み取る構成としてある。
携帯端末装置をこのような構成にすれば、携帯端末装置の送受信機能を有効に利用してアプリケーションソフトを装置内に設定することができる。
このため、例えば、使用者がインターネットを通じて特定のインターネットプロバイダーにアクセスすれば、アプリケーションソフトをダウンロードすることができ、すでに市場に出回っている携帯端末装置においても容易に無線通信の発信規制が実現可能となる。
【0009】
本発明の請求項3に記載の携帯端末装置は、請求項1又は2に記載の携帯端末装置において、基本制御手段は、携帯端末装置を基本動作させる端末内臓プラグラムを有し、アプリケーションソフトは、端末内臓ソフトウェアに関するプラグインソフトからなり、基本制御手段は、プラグインソフトに基づいて端末内臓ソフトウェアを動作させることによりオフライン動作を継続可能とする構成としてある。
携帯端末装置をこのような構成にすれば、装置内に取り込むアプリケーションソフトはプラグインソフトであり、容量が比較的小さく、装置内への取り込みが容易であるとともに、インターネットなどを通じて簡単にダウンロードすることができる。
【0010】
本発明の請求項4に記載の携帯端末装置は、請求項1又は2に記載の携帯端末装置において、アプリケーションソフトは、Java(登録商標)アプリケーションソフトからなる構成としてある。
携帯端末装置をこのような構成にすれば、Java(登録商標)アプリケーションソフトは、特定のOSやマイクロプロセッサに依存することなく、基本的にはどのようなプラットフォームでも動作可能であるため、各種の携帯端末装置に対応可能であり、汎用性を高めることができる。
【0011】
本発明の請求項5に記載の携帯端末装置の制御方法は、外部との無線通信を行う無線通信ステップと、外部からアプリケーションソフトを読み取るアプリケーション読取ステップと、アプリケーション読取ステップで読み取られたアプリケーションソフトを記憶するアプリケーション記憶ステップと、所定の入力操作に応じて無線通信ステップの無線通信を停止させるとともに、アプリケーション記憶ステップで記憶されたアプリケーションソフトを起動させてオフライン動作を継続可能とする基本制御ステップとを含む携帯端末装置の制御方法としてある。
携帯端末装置の制御方法をこのような方法にすれば、携帯端末装置が、アプリケーション読取ステップによって外部から提供されるアプリケーションソフトを読み込むことにより、携帯端末装置に対する所定の入力操作がなされると、装置内部のソフトウェア上で無線通信の発信規制を行うことができる。
【0012】
本発明の請求項6に記載の携帯端末装置の制御プログラムは、外部との無線通信を行う無線通信ステップと、外部からアプリケーションソフトを読み取るアプリケーション読取ステップと、アプリケーション読取ステップで読み取られたアプリケーションソフトを記憶するアプリケーション記憶ステップと、所定の入力操作に応じて無線通信ステップの無線通信を停止させるとともに、アプリケーション記憶ステップで記憶されたアプリケーションソフトを起動させてオフライン動作を継続可能とする基本制御ステップとを携帯端末装置に実行させる制御プログラムとしてある。
携帯端末装置の制御プログラムをこのようなプログラムにすれば、携帯端末装置が、アプリケーション読取ステップによって外部から提供されるアプリケーションソフトを読み込むことにより、携帯端末装置に対する所定の入力操作がなされると、装置内部のソフトウェア上で無線通信の発信規制を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、本発明の実施形態に係る携帯端末装置ついて図1を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯端末装置の全体構成図である。
【0014】
図1に示すように、携帯端末装置10は、携帯電話機や携帯型パーソナルコンピュータなどからなり、入力操作読取手段11、基本制御手段12、無線通信手段13、アプリケーション読取手段14、アプリケーション記憶手段15、表示情報出力手段16を有している。
【0015】
入力操作読取手段11は、携帯端末装置10に備えられているプッシュボタンなどを操作することにより入力された情報を読み取り、この読み取った入力情報を基本制御手段12へ出力する。
基本制御手段12は、各種の機能制御を行うCPUなどからなり、携帯端末装置10の基本動作を制御する端末内臓プログラムを有する。すなわち、入力操作読取手段11により読み取られた入力情報に基づいて、携帯端末装置10のモニタ部に必要な情報を表示させたり、各種機能の切り替えや外部との無線通信(データの送受信)を実行させている。
無線通信手段13は、基本制御手段12による制御に基づいて、携帯端末装置10と、他の固定電話,携帯電話,パーソナルコンピュータ,或いはインターネットプロバイダーのサーバーとの間で、音声情報や画像データ、電子メールなどの送受信を行っている。
【0016】
アプリケーション読取手段14は、基本制御手段12からのアクセス指示に基づいて無線通信手段13がインターネットプロバイダーのサーバーからダウンロードしたアプリケーションソフトを読み取る。そして、このアプリケーションソフトをアプリケーション記憶手段15に記憶させる。
【0017】
なお、このアプリケーションソフトは、基本制御手段12が予め記憶している端末内臓ソフトウェア(端末装置内部にデフォルトとして組み込まれ、端末装置の基本制御を行うためのソフトウェア一式)に対して追加機能を提供するプラグインソフトからなる。このようなプラグインソフトは、容量が比較的小さいため装置内への取り込みが容易であるとともに、インターネットなどを通じて簡単にダウンロードできるといった利点がある。
【0018】
また、アプリケーションソフトにJava(登録商標)アプリケーションソフトを用いることもできる。Java(登録商標)アプリケーションソフトは、C言語など、既存の言語の欠点を踏まえて一から設計された言語Java(登録商標)を用いて作成されたソフトであり、特定のOSやマイクロプロセッサに依存することなく、基本的にはどのようなプラットフォームでも動作可能である。したがって、各種の携帯端末装置に対応可能であり、汎用性を高めることができる。
【0019】
アプリケーション記憶手段15は、RAMなどの記憶媒体からなり、アプリケーション読取手段14により読み取られたアプリケーションソフトを記憶する。表示情報出力手段16は、操作者に各種情報を提供するためのモニタ部などへ表示させる情報を出力している。
【0020】
次に、本実施形態の携帯端末装置における通信規制の設定動作について、図2を参照して説明する。
図2は、本実施形態に係る携帯端末装置における通信規制の設定動作を示すフローチャートである。
図2において、携帯端末装置10のプッシュボタンによりインターネットプロバイダーからアプリケーションソフトのダウンロード要求がなされると、入力操作読取手段11はこの入力情報を読み取り、基本制御手段12へ出力する。そして、基本制御手段12は入力情報に基づいて、無線通信手段13にインターネットプロバイダーへのアクセス指示を出力する。
【0021】
無線通信手段13は、基本制御手段12からのアクセス指示に基づいて、インターネット網を介してインターネットプロバイダーのサーバーへアクセスし、アプリケーションソフトをダウンロードする(ステップS21)。
次いで、アプリケーション読取手段14は、ダウンロードされたアプリケーションソフトを読み取り(アプリケーション読取ステップ、ステップS22)、このアプリケーションソフトをアプリケーション記憶手段15に記憶させる(アプリケーション記憶ステップ、ステップS23)。
【0022】
その後、携帯端末装置10は、通信規制の設定入力があったか否かを判断する(ステップS24)。すなわち、プッシュボタンによる所定操作があると、携帯端末装置10の入力操作読取手段11がこの所定操作を読み取って基本制御手段12へ出力することにより、通信規制の設定入力があったことが認識される。
ステップS24で、通信規制の設定がなされると、携帯端末装置10は、基本制御手段12が、携帯端末装置10の基本制御を行うために予め記憶している端末内蔵プログラムにおいて、外部端末などからの呼び出し信号に対する応答、及び位置情報の発信を停止させる(ステップS25)。
【0023】
以上のようにして、本実施形態に係る携帯端末装置10によれば、携帯端末装置10のハード的な変更を一切必要とすることなく、インターネットプロバイダーのサーバーからアプリケーションソフトをダウンロードすることにより、所定の入力操作がなされれば、端末内臓プログラム上で携帯端末装置10の通信規制を設定することができる。
したがって、すでに市場に出回っている携帯端末装置10においても、ハード的な変更を行う必要がなく通信規制を設定可能であるため、汎用性が高いといった利点もある。
【0024】
上記ステップS25における通信規制が設定された後、携帯端末装置10は、基本制御手段12の端末内臓プログラムが起動したか否かを判断する(ステップS26)。
ステップS26で、端末内臓プログラムが起動されたと判断されると、通信規制を維持した状態のまま、Java(登録商標)環境の提供を行うなどによりオフライン端末として動作を継続させる(ステップS27)。
したがって、携帯端末装置10は、通信規制を設定中であっても、例えば、予めダウンロードしていたJAVA(登録商標)アプリケーションソフトを用いることにより、ゲーム、ビジネスソフト等の利用を確保することができる。
【0025】
なお、上記実施形態に係る携帯端末装置は、携帯端末装置の制御プログラムに制御されるCPUにより実行することができる。携帯端末装置の制御プログラムは、例えば、記録媒体により提供される。記録媒体としては、例えば、半導体メモリのようなコンピュータで読み取り可能な任意の手段を使用することができる。
また、記録媒体に記録された携帯端末装置の制御プログラムは、記録媒体を直接コンピュータに装着して当該コンピュータに読み込ませることができ、また、通信回線を介してコンピュータに読み込ませるようにしても良い。
【0026】
以上、本発明の携帯端末装置について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る携帯端末装置は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、アプリケーション読取手段14は、無線通信によりダウンロードしたJAVA(登録商標)アプリケーションソフトを読み取っていたが、これに限るものではなく、携帯端末装置10が有するインターフェースを介し、このインターフェースにアプリケーションソフトを内蔵したPCカードを接続することによりアプリケーションソフトを直接読み取ることもできる。また、インターフェースが赤外線送受信部である場合には、赤外線を利用してアプリケーションソフトを読み取ることも可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、携帯端末装置が、外部から提供される所定のアプリケーションソフトを読み込むことにより、装置内部のソフトウェア上で無線通信の通信規制を行うことのできる携帯端末装置、その制御方法、及びその制御プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る携帯端末装置の全体構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る携帯端末装置における通信規制の設定動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 携帯端末装置
11 入力操作読取手段
12 基本制御手段
13 無線通信手段
14 アプリケーション読取手段
15 アプリケーション記憶手段
16 表示情報出力手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯端末装置、その制御方法、及びその制御プログラムに関し、より詳しくは、無線による通話、及び電子メールなどの送受信機能を有する携帯端末装置、その制御方法、及びその制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機や、無線送受信手段を備えた携帯情報端末(以下、これらを「携帯端末装置」という。)が広く普及し、場所や時間を問わず通話および電子メールの送受信が実施可能となっている。
しかし、電車内、店内等のように身近に他人が居るような場所で、このような携帯端末装置の送受信を行うと、他人に不快感を与えることがある。また、送受信にともなう携帯端末装置の出力電波が、心臓ペースメーカ等の医療機器に誤動作を生じさせることもあり、病院等の公共機関においては施設内での使用が制限されている。
かかる状況を考慮し、従来、携帯端末装置に付属の通信切替ボタンを有し、これをクリックすることにより通信禁止モードに切り替わり、無線通信部のみの電源をオフ状態とさせることのできる携帯端末装置が提案されている。この携帯端末装置ではオフ状態となるのは無線通信部のみであるため、その他の機能についてはオフライン状態での使用が可能となっている。また、再度通信切替ボタンをクリックすれば、通信禁止モードは解除されて無線通信部の電源はオン状態となる。
このような技術を用いた携帯端末装置によれば、通信切替ボタンを操作するだけで簡単に通信状態を切り替えることができ、送受信にともなう出力電波による影響を回避することができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−64874号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の携帯端末装置によれば、無線通信部の電源をオフ状態にするといった、いわゆるハード的な操作によって無線通信を停止状態にさせているため、携帯端末装置ごとに上記ハード的な操作が実行できる構成を備える必要があり、汎用性に欠けるといった問題があった。
現在では携帯端末装置は大変普及している状態にあり、すでに市場に出回っている携帯端末装置のハード的な変更を行うことは不可能といえる。
【0005】
この発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであり、携帯端末装置が、外部から提供される所定のアプリケーションソフトを読み込むことにより、装置内部のソフトウェア上で無線通信の通信規制を行うことのできる携帯端末装置、その制御方法、及びその制御プログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の携帯端末装置は、外部との無線通信を行う無線通信手段と、外部入力されるアプリケーションソフトを読み取るアプリケーション読取手段と、アプリケーション読取手段により読み取られたアプリケーションソフトを記憶するアプリケーション記憶手段と、所定の入力操作に応じて無線通信手段の無線通信を停止させるとともに、アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションソフトを起動させてオフライン動作を継続可能とする基本制御手段とを備える構成としてある。
【0007】
携帯端末装置をこのような構成にすれば、携帯端末装置が、外部から提供されるアプリケーションソフトを読み込むことにより、携帯端末装置に対する所定の入力操作がなされると、装置内部のソフトウェア上で無線通信の発信規制を行うことができる。
したがって、すでに市場に出回っている携帯端末装置においても、ハード的な変更を行うことなく、アプリケーションソフトを装置内にインストールさせることにより無線通信の発信規制が実現可能であり、汎用性が高いといった利点もある。
【0008】
本発明の請求項2に記載の携帯端末装置は、請求項1に記載の携帯端末装置において、無線通信手段は、インターネットを介してアプリケーションソフトをダウンロードし、アプリケーション読取手段は、無線通信手段によりダウンロードされた前記アプリケーションソフトを読み取る構成としてある。
携帯端末装置をこのような構成にすれば、携帯端末装置の送受信機能を有効に利用してアプリケーションソフトを装置内に設定することができる。
このため、例えば、使用者がインターネットを通じて特定のインターネットプロバイダーにアクセスすれば、アプリケーションソフトをダウンロードすることができ、すでに市場に出回っている携帯端末装置においても容易に無線通信の発信規制が実現可能となる。
【0009】
本発明の請求項3に記載の携帯端末装置は、請求項1又は2に記載の携帯端末装置において、基本制御手段は、携帯端末装置を基本動作させる端末内臓プラグラムを有し、アプリケーションソフトは、端末内臓ソフトウェアに関するプラグインソフトからなり、基本制御手段は、プラグインソフトに基づいて端末内臓ソフトウェアを動作させることによりオフライン動作を継続可能とする構成としてある。
携帯端末装置をこのような構成にすれば、装置内に取り込むアプリケーションソフトはプラグインソフトであり、容量が比較的小さく、装置内への取り込みが容易であるとともに、インターネットなどを通じて簡単にダウンロードすることができる。
【0010】
本発明の請求項4に記載の携帯端末装置は、請求項1又は2に記載の携帯端末装置において、アプリケーションソフトは、Java(登録商標)アプリケーションソフトからなる構成としてある。
携帯端末装置をこのような構成にすれば、Java(登録商標)アプリケーションソフトは、特定のOSやマイクロプロセッサに依存することなく、基本的にはどのようなプラットフォームでも動作可能であるため、各種の携帯端末装置に対応可能であり、汎用性を高めることができる。
【0011】
本発明の請求項5に記載の携帯端末装置の制御方法は、外部との無線通信を行う無線通信ステップと、外部からアプリケーションソフトを読み取るアプリケーション読取ステップと、アプリケーション読取ステップで読み取られたアプリケーションソフトを記憶するアプリケーション記憶ステップと、所定の入力操作に応じて無線通信ステップの無線通信を停止させるとともに、アプリケーション記憶ステップで記憶されたアプリケーションソフトを起動させてオフライン動作を継続可能とする基本制御ステップとを含む携帯端末装置の制御方法としてある。
携帯端末装置の制御方法をこのような方法にすれば、携帯端末装置が、アプリケーション読取ステップによって外部から提供されるアプリケーションソフトを読み込むことにより、携帯端末装置に対する所定の入力操作がなされると、装置内部のソフトウェア上で無線通信の発信規制を行うことができる。
【0012】
本発明の請求項6に記載の携帯端末装置の制御プログラムは、外部との無線通信を行う無線通信ステップと、外部からアプリケーションソフトを読み取るアプリケーション読取ステップと、アプリケーション読取ステップで読み取られたアプリケーションソフトを記憶するアプリケーション記憶ステップと、所定の入力操作に応じて無線通信ステップの無線通信を停止させるとともに、アプリケーション記憶ステップで記憶されたアプリケーションソフトを起動させてオフライン動作を継続可能とする基本制御ステップとを携帯端末装置に実行させる制御プログラムとしてある。
携帯端末装置の制御プログラムをこのようなプログラムにすれば、携帯端末装置が、アプリケーション読取ステップによって外部から提供されるアプリケーションソフトを読み込むことにより、携帯端末装置に対する所定の入力操作がなされると、装置内部のソフトウェア上で無線通信の発信規制を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、本発明の実施形態に係る携帯端末装置ついて図1を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯端末装置の全体構成図である。
【0014】
図1に示すように、携帯端末装置10は、携帯電話機や携帯型パーソナルコンピュータなどからなり、入力操作読取手段11、基本制御手段12、無線通信手段13、アプリケーション読取手段14、アプリケーション記憶手段15、表示情報出力手段16を有している。
【0015】
入力操作読取手段11は、携帯端末装置10に備えられているプッシュボタンなどを操作することにより入力された情報を読み取り、この読み取った入力情報を基本制御手段12へ出力する。
基本制御手段12は、各種の機能制御を行うCPUなどからなり、携帯端末装置10の基本動作を制御する端末内臓プログラムを有する。すなわち、入力操作読取手段11により読み取られた入力情報に基づいて、携帯端末装置10のモニタ部に必要な情報を表示させたり、各種機能の切り替えや外部との無線通信(データの送受信)を実行させている。
無線通信手段13は、基本制御手段12による制御に基づいて、携帯端末装置10と、他の固定電話,携帯電話,パーソナルコンピュータ,或いはインターネットプロバイダーのサーバーとの間で、音声情報や画像データ、電子メールなどの送受信を行っている。
【0016】
アプリケーション読取手段14は、基本制御手段12からのアクセス指示に基づいて無線通信手段13がインターネットプロバイダーのサーバーからダウンロードしたアプリケーションソフトを読み取る。そして、このアプリケーションソフトをアプリケーション記憶手段15に記憶させる。
【0017】
なお、このアプリケーションソフトは、基本制御手段12が予め記憶している端末内臓ソフトウェア(端末装置内部にデフォルトとして組み込まれ、端末装置の基本制御を行うためのソフトウェア一式)に対して追加機能を提供するプラグインソフトからなる。このようなプラグインソフトは、容量が比較的小さいため装置内への取り込みが容易であるとともに、インターネットなどを通じて簡単にダウンロードできるといった利点がある。
【0018】
また、アプリケーションソフトにJava(登録商標)アプリケーションソフトを用いることもできる。Java(登録商標)アプリケーションソフトは、C言語など、既存の言語の欠点を踏まえて一から設計された言語Java(登録商標)を用いて作成されたソフトであり、特定のOSやマイクロプロセッサに依存することなく、基本的にはどのようなプラットフォームでも動作可能である。したがって、各種の携帯端末装置に対応可能であり、汎用性を高めることができる。
【0019】
アプリケーション記憶手段15は、RAMなどの記憶媒体からなり、アプリケーション読取手段14により読み取られたアプリケーションソフトを記憶する。表示情報出力手段16は、操作者に各種情報を提供するためのモニタ部などへ表示させる情報を出力している。
【0020】
次に、本実施形態の携帯端末装置における通信規制の設定動作について、図2を参照して説明する。
図2は、本実施形態に係る携帯端末装置における通信規制の設定動作を示すフローチャートである。
図2において、携帯端末装置10のプッシュボタンによりインターネットプロバイダーからアプリケーションソフトのダウンロード要求がなされると、入力操作読取手段11はこの入力情報を読み取り、基本制御手段12へ出力する。そして、基本制御手段12は入力情報に基づいて、無線通信手段13にインターネットプロバイダーへのアクセス指示を出力する。
【0021】
無線通信手段13は、基本制御手段12からのアクセス指示に基づいて、インターネット網を介してインターネットプロバイダーのサーバーへアクセスし、アプリケーションソフトをダウンロードする(ステップS21)。
次いで、アプリケーション読取手段14は、ダウンロードされたアプリケーションソフトを読み取り(アプリケーション読取ステップ、ステップS22)、このアプリケーションソフトをアプリケーション記憶手段15に記憶させる(アプリケーション記憶ステップ、ステップS23)。
【0022】
その後、携帯端末装置10は、通信規制の設定入力があったか否かを判断する(ステップS24)。すなわち、プッシュボタンによる所定操作があると、携帯端末装置10の入力操作読取手段11がこの所定操作を読み取って基本制御手段12へ出力することにより、通信規制の設定入力があったことが認識される。
ステップS24で、通信規制の設定がなされると、携帯端末装置10は、基本制御手段12が、携帯端末装置10の基本制御を行うために予め記憶している端末内蔵プログラムにおいて、外部端末などからの呼び出し信号に対する応答、及び位置情報の発信を停止させる(ステップS25)。
【0023】
以上のようにして、本実施形態に係る携帯端末装置10によれば、携帯端末装置10のハード的な変更を一切必要とすることなく、インターネットプロバイダーのサーバーからアプリケーションソフトをダウンロードすることにより、所定の入力操作がなされれば、端末内臓プログラム上で携帯端末装置10の通信規制を設定することができる。
したがって、すでに市場に出回っている携帯端末装置10においても、ハード的な変更を行う必要がなく通信規制を設定可能であるため、汎用性が高いといった利点もある。
【0024】
上記ステップS25における通信規制が設定された後、携帯端末装置10は、基本制御手段12の端末内臓プログラムが起動したか否かを判断する(ステップS26)。
ステップS26で、端末内臓プログラムが起動されたと判断されると、通信規制を維持した状態のまま、Java(登録商標)環境の提供を行うなどによりオフライン端末として動作を継続させる(ステップS27)。
したがって、携帯端末装置10は、通信規制を設定中であっても、例えば、予めダウンロードしていたJAVA(登録商標)アプリケーションソフトを用いることにより、ゲーム、ビジネスソフト等の利用を確保することができる。
【0025】
なお、上記実施形態に係る携帯端末装置は、携帯端末装置の制御プログラムに制御されるCPUにより実行することができる。携帯端末装置の制御プログラムは、例えば、記録媒体により提供される。記録媒体としては、例えば、半導体メモリのようなコンピュータで読み取り可能な任意の手段を使用することができる。
また、記録媒体に記録された携帯端末装置の制御プログラムは、記録媒体を直接コンピュータに装着して当該コンピュータに読み込ませることができ、また、通信回線を介してコンピュータに読み込ませるようにしても良い。
【0026】
以上、本発明の携帯端末装置について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る携帯端末装置は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、アプリケーション読取手段14は、無線通信によりダウンロードしたJAVA(登録商標)アプリケーションソフトを読み取っていたが、これに限るものではなく、携帯端末装置10が有するインターフェースを介し、このインターフェースにアプリケーションソフトを内蔵したPCカードを接続することによりアプリケーションソフトを直接読み取ることもできる。また、インターフェースが赤外線送受信部である場合には、赤外線を利用してアプリケーションソフトを読み取ることも可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、携帯端末装置が、外部から提供される所定のアプリケーションソフトを読み込むことにより、装置内部のソフトウェア上で無線通信の通信規制を行うことのできる携帯端末装置、その制御方法、及びその制御プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る携帯端末装置の全体構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る携帯端末装置における通信規制の設定動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 携帯端末装置
11 入力操作読取手段
12 基本制御手段
13 無線通信手段
14 アプリケーション読取手段
15 アプリケーション記憶手段
16 表示情報出力手段
Claims (6)
- 外部との無線通信を行う無線通信手段と、
外部入力されるアプリケーションソフトを読み取るアプリケーション読取手段と、
前記アプリケーション読取手段により読み取られたアプリケーションソフトを記憶するアプリケーション記憶手段と、
所定の入力操作に応じて前記無線通信手段の無線通信を停止させるとともに、前記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションソフトを起動させてオフライン動作を継続可能とする基本制御手段と
を備える携帯端末装置。 - 請求項1に記載の携帯端末装置において、
前記無線通信手段は、インターネットを介して前記アプリケーションソフトをダウンロードし、
前記アプリケーション読取手段は、前記無線通信手段によりダウンロードされた前記アプリケーションソフトを読み取る
ことを特徴とする携帯端末装置。 - 請求項1又は2に記載の携帯端末装置において、
前記基本制御手段は、携帯端末装置を基本動作させる端末内臓ソフトウェアを有し、
前記アプリケーションソフトは、前記端末内臓ソフトウェアに関するプラグインソフトからなり、
前記基本制御手段は、前記プラグインソフトに基づいて前記端末内臓ソフトウェアを動作させることによりオフライン動作を継続可能とする
ことを特徴とする携帯端末装置。 - 請求項1又は2に記載の携帯端末装置において、
前記アプリケーションソフトは、Java(登録商標)アプリケーションソフトからなる
ことを特徴とする携帯端末装置。 - 外部との無線通信を行う無線通信ステップと、
外部からアプリケーションソフトを読み取るアプリケーション読取ステップと、
前記アプリケーション読取ステップで読み取られたアプリケーションソフトを記憶するアプリケーション記憶ステップと、
所定の入力操作に応じて前記無線通信ステップの無線通信を停止させるとともに、前記アプリケーション記憶ステップで記憶されたアプリケーションソフトを起動させてオフライン動作を継続可能とする基本制御ステップと
を含む携帯端末装置の制御方法。 - 外部との無線通信を行う無線通信ステップと、
外部からアプリケーションソフトを読み取るアプリケーション読取ステップと、
前記アプリケーション読取ステップで読み取られたアプリケーションソフトを記憶するアプリケーション記憶ステップと、
所定の入力操作に応じて前記無線通信ステップの無線通信を停止させるとともに、前記アプリケーション記憶ステップで記憶されたアプリケーションソフトを起動させてオフライン動作を継続可能とする基本制御ステップと
を携帯端末装置に実行させることを特徴とする携帯端末装置の制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003063259A JP2004274443A (ja) | 2003-03-10 | 2003-03-10 | 携帯端末装置、その制御方法、及びその制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003063259A JP2004274443A (ja) | 2003-03-10 | 2003-03-10 | 携帯端末装置、その制御方法、及びその制御プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004274443A true JP2004274443A (ja) | 2004-09-30 |
Family
ID=33124883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003063259A Pending JP2004274443A (ja) | 2003-03-10 | 2003-03-10 | 携帯端末装置、その制御方法、及びその制御プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004274443A (ja) |
-
2003
- 2003-03-10 JP JP2003063259A patent/JP2004274443A/ja active Pending
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