JP2004270815A - 防振装置 - Google Patents

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JP2004270815A
JP2004270815A JP2003062920A JP2003062920A JP2004270815A JP 2004270815 A JP2004270815 A JP 2004270815A JP 2003062920 A JP2003062920 A JP 2003062920A JP 2003062920 A JP2003062920 A JP 2003062920A JP 2004270815 A JP2004270815 A JP 2004270815A
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Noritoshi Yoneyama
憲寿 米山
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Abstract

【課題】部品点数及び組立工程数を増加させることなく、ダイヤフラム又はダイヤフラム及び受圧面積の十分に広いメンブランを設ける。
【解決手段】防振装置10には、本体部36の外周部から上方へ延出して上側円筒部16の内周面を被覆する薄膜状の内周被覆部40、2個の開口部32をそれぞれ閉止する隔壁状のメンブラン44及び上側円筒部16の外周面を被覆する薄膜状の外周被覆部42がそれぞれゴム製の弾性体34と一体的に加硫成形されると共に、外筒金具14の内周面を被覆する薄膜状の内周被覆部58、2個の開口部56をそれぞれ閉止する隔壁状のダイヤフラム62及び外筒金具14の外周面を被覆する薄膜状の外周被覆部60がそれぞれ弾性体34と一体的に成形されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般産業機械、自動車におけるエンジンマウント等として用いられ、エンジン等の振動発生部からの振動を吸収して車体等の振動受部への振動伝達を抑制する防振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、車両の振動発生部となるエンジンと振動受部となる車体との間にはエンジンマウントとしての防振装置が配設されており、この防振装置はエンジンが発生する振動を吸収し、車体側への振動伝達を抑制する。このような防振装置としては、装置内部に弾性体及び一対の液室が設けられると共に、制限通路を通して一対の液室が互いに連通された液体封入式のものが知られている。この液体封入式の防振装置によれば、搭載されたエンジンが作動して振動が発生した場合には、弾性体の制振機能及び、一対の液室間を連通するオリフィス内の液体の粘性抵抗等で振動を吸収し、車体側への振動伝達を抑制する。
【0003】
上記のような従来の液体封入式の防振装置としては、例えば、特許文献1に示されるようなものがある。この特許文献1記載の防振装置110は、図6に示されるように、薄肉円筒状の内筒金具120が設けられると共に、この内筒金具120の内周側に略円柱状の上部取付金具116が設けられており、これらの金具116,120との間にゴム製の弾性体118がそれぞれ加硫接着されて配置されている。内筒金具120はカップ状のホルダ金具114内へ嵌挿されており、その上部側に配置されたストッパ金具112の下端部がストッパ金具112の上端部にかしめられることによりホルダ金具114内に固定されている。
【0004】
内筒金具120内には、薄膜状に形成されたゴム製のダイヤフラム122が配置されており、このダイヤフラム122と弾性体118との間に液室124が設けられている。この液室124は隔壁部材130により受圧液室124Aと副液室124Bとに区画されている。また隔壁部材130の外周部には溝状のオリフィス132が形成されており、このオリフィス132は受圧液室124Aと副液室124Bとを互いに連通させている。これにより、防振装置110では、振動入力時にオリフィス132を介して液室124A,124B内の液体が互いに流通することにより、液体の粘性抵抗等によって振動が吸収される。またダイヤフラム122は、受圧液室124Aから副液室124B内への液体の流入時に外側へ膨出するように弾性変形することにより、副液室124B内の過度の液圧上昇を抑制する。これにより、副液室124B内の液圧上昇により受圧液室124Aから副液室124Bへの液体の流入が抑制されることが防止される。
【0005】
また、防振装置110では、隔壁部材130に略円形の開口部130Aが形成されており、この開口部130Aには、肉厚が略一定のプレート状に形成されたゴム製のメンブラン134が配置されている。このメンブラン134は、その外周部が開口部130Aの内周縁部に全周に亘り接着されて開口部130Aを閉止している。これにより、防振装置110では、オリフィス132が比較的低い周波数域の振動、例えばシエイク振動に対応して設けられている場合でも、エンジンから比較的高い周波数域の振動、例えばアイドル振動が入力する時にも、受圧液室124A内の液体へ伝達される高い周波数域の振動によりメンブラン134が弾性変形することで受圧液室124A内の液圧上昇が抑制される。この結果、防振装置110は、エンジンから比較的高い周波数域の振動が入力した時でも動ばね定数が小さいままに維持され、高い周波数域の振動も効果的に吸収できる。
【0006】
【特許文献1】
特願平11−153178号公報(図1、図8)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したような従来の防振装置110では、ゴム製のダイヤフラム124及びメンブラン134がそれぞれ独立した一部品として設けられていることから、防振装置110の製造時には、ゴム製の弾性体118の加硫成形工程とは別の加硫成形工程でダイヤフラム122及びメンブラン134をそれぞれ製造し、これらのダイヤフラム122及びメンブラン134を内筒金具120及び隔壁部材134へ固定する組付作業が必要になる。このとき、ダイヤフラム122は薄膜状に成形されており、内筒金具120へ直接的に接着等により固定することが難しいため、円筒状の支持リング135を介して内筒金具120へかしめにより固定される。
【0008】
また、図6に示されるように、メンブラン134を直接的に接着等により隔壁部材130に固定した場合には、防振装置110が衝撃荷重等を受けるような高負荷の条件下で使用されるときに、受圧液室124Aからの高い液圧によりメンブラン134が隔壁部材130から剥離し、更に剥離の進行により脱落するおそれもある。このため、メンブランの剥離、脱落等を防止するため、防振装置には、例えば、外筒金具内における隔壁部材の下側に固定金具を配置し、この固定金具によりメンブランの外周縁部を隔壁部材との間に挟み付けて固定すると共に、外筒金具をかしめることにより固定金具を固定したものもある(例えば、特許文献1の図1参照)。
【0009】
従って、上記のようなダイヤフラム及びメンブランを備えた防振装置では、広い周波数域の振動を効果的に抑制できるようになるが、装置の構成部品の点数が多くなると共に、部品点数の増加に伴って組立工程の工程数も増加するので、ダイヤフラム及びメンブランを備えていないものと比較し、製造コストが大幅に上昇するという問題がある。
【0010】
また、図6に示されるように、メンブラン134を隔壁部材130の開口部130Aに配置した場合には、メンブラン134における液圧を受ける部分の面積(受圧面積)が隔壁部材130のサイズ(図6では隔壁部材130の外径)に応じて制限される。このことから、メンブランの受圧面積を設計上の要求から広くしたい場合でも、この要求よりも受圧面積が狭いメンブランしか設けることができなくなる場合もある。
【0011】
本発明の目的は、上記事実を考慮して、部品点数及び組立工程数を増加させることなく、ダイヤフラム又はダイヤフラム及び受圧面積の十分に広いメンブランを設けることができる防振装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る防振装置は、振動発生部及び振動受部の一方に連結され、筒状に形成された第1の取付部材と、振動発生部及び振動受部の他方に連結され、前記第1の取付部材の内周側に配置された第2の取付部材と、前記第1の取付部材と前記第2の取付部材との間に配置され、第1の取付部材と第2の取付部材とを弾性的に連結した弾性体と、前記第1の取付部材の内周側に配置されると共に液体が充填され、内壁の少なくとも一部が前記弾性体により形成された受圧液室と、前記第1の取付部材の外周側に配置されると共に液体が充填された副液室と、前記受圧液室と前記副液室との間に配置され、受圧液室と副液室とを互いに連通させる制限通路が設けられた隔壁部材と、前記副液室の内壁における一部を形成するように前記弾性体と一体的に成形され、前記副液室と装置の外部空間との間で弾性変形可能とされた隔壁状のダイヤフラムと、を有することを特徴とする。
【0013】
上記請求項1に係る防振装置によれば、ダイヤフラムが、弾性体と一体的に成形されると共に、副液室の内壁における一部を形成して副液室と装置の外部空間との間で弾性変形可能とされることにより、ダイヤフラムが副液室内の液圧変化に応じて液室の内容積を拡縮するように弾性変形可能となるので、受圧液室内から副液室内への多量の液体が流入しても副液室内の液圧が過度に上昇を抑制することを抑制できる。この結果、例えば、振動発生部から大振幅の振動が入力した際に、受圧液室内から多量の液体が副液室内に流入しても、受圧液室内から副液室内への液体の流入が抑制されて、制限通路に目詰まりが発生することを効果的に防止できるので、受圧液室内の液圧上昇に伴う動ばね定数の上昇を抑制して入力振動を効果的に吸収できる。
【0014】
また本発明に係る防振装置では、ダイヤフラムが弾性体と一体的に成形されていることにより、ダイヤフラムを独立した一部品として製造し、装置へ組み付ける必要がなくなるので、ダイヤフラムを設置することによる装置の部品点数及び組立工程数の増加を防止し、装置のコスト上昇を効果的に抑制できる。
【0015】
また本発明の請求項2に係る防振装置は、請求項1記載の防振装置において、前記第1の取付部材に設けられ、前記受圧液室及び副液室へそれぞれ面して開口する第1の開口部と、前記第1の開口部を閉止すると共に、前記液室の内壁における他の一部を形成するように前記弾性体と一体的に成形され、前記受圧液室と前記副液室との間で弾性変形可能とされた隔壁状のメンブランと、を有することを特徴とする。
【0016】
上記本発明の請求項2に係る防振装置によれば、弾性体と一体的に成形されたメンブランが、第1の取付部材に設けられた第1の開口部を閉止すると共に、液室の内壁における一部を形成し、受圧液室と副液室との間で弾性変形形可能とされていることにより、メンブランが液室内の液圧変化に応じて液室の内容積を拡縮するように弾性変形可能となるので、液室の内壁の一部を形成する弾性体が入力振動により弾性変形しても液室内の液圧が上昇することを抑制できる。この結果、例えば、振動発生部から高周波数域の振動が入力した時でも、液圧上昇に伴う動ばね定数の上昇を抑制できるので入力振動を効果的に吸収できる。
【0017】
また本発明に係る防振装置では、メンブランが弾性体と一体的に成形されていることにより、メンブランを独立した一部品として製造し、装置へ組み付ける必要がなくなるので、メンブランを設置することによる装置の部品点数及び組立工程数の増加を防止し、装置のコスト上昇を効果的に抑制できるようなる。このとき、弾性体と共にメンブランを第1の取付部材等へ加硫接着するようにすれば、弾性体及びメンブランの成形及び接着を同時にできるので、メンブランの装置への組付作業を極めて簡単に行えるようになる。
【0018】
また本発明に係る防振装置では、第1の取付部材に設けられる開口部の開口面積及び設置個数の一方又は双方を増減することより、メンブランの受圧面積が広い範囲で調整可能になるので、設計上の要求等に応じてメンブランの受圧面積を容易に最適化できるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係る防振装置について図面を参照して説明する。
【0020】
(第1の実施形態)
図1〜図3には本発明の第1の実施形態に係る防振装置が示されている。なお、図中の符号Sは装置の軸心を示し、この軸心Sに沿った方向を装置の軸方向として以下の説明を行う。
【0021】
図1に示されるように、防振装置10には、それぞれ薄肉円筒状に形成された内筒金具12及び外筒金具14が同心状に設けられている。内筒金具12には、上部側に上側円筒部16が形成されると共に、下部側に上側円筒部16よりも小径とされた下側円筒部18が一体的に形成されており、これら円筒部16,18の中間部には、下側円筒部18の上端部から外周側へ延出する段差部20が形成されている。また内筒金具12には、下端部に下側円筒部18よりも小径とされた円筒状の縮径部24が一体的に形成されている。
【0022】
防振装置10には、内筒金具12の内周側にロッド状のインナー金具26が同軸的に配置されている。このインナー金具26には、下部側に外径一定の丸棒状とされた連結部28が設けられると共に、上部側に連結部28に対して外径が略テーパ状に拡径する接合部30が一体的に形成されている。インナー金具26は、軸方向に沿って接合部30の上端面が上側円筒部16の中間に位置し、かつ連結部28の下部側が内筒金具12の下端から突出するように配置されている。またインナー金具26内の下部側には雌ねじ部32が形成されており、この雌ねじ部32の入口部はインナー金具26の下端面へ開口している。
【0023】
防振装置10には、内筒金具12の内周面とインナー金具26の外周面との間にゴム製の弾性体34が配置されている。この弾性体34は下側円筒部18とインナー金具26の上部側とにそれぞれ加硫接着されており、内筒金具12とインナー金具26とを弾性的に連結している。弾性体34は、下側円筒部18とインナー金具26における接合部30との間に掛け渡された肉厚状の部分が吸振主体である本体部36とされている。この本体部36は、軸方向に沿った断面形状が下方へ向かって開いた略ハ字状とされている。
【0024】
図3に示されるように、内筒金具12の上側円筒部16には、軸心Sを中心とする周方向を長手方向とする略長方形の開口部38が形成されている。この開口部38は上側円筒部16に2個形成されており、これらは上側円筒部16における周方向に沿って互いに180°異なる部位にそれぞれ配置されている。これらの開口部38は、内筒金具12内の空間及び内筒金具12と外筒金具14との間に形成された空間にそれぞれ面して開口している。
【0025】
図1に示されるように、防振装置10には、本体部36の外周部から上方へ延出して上側円筒部16の内周面を被覆する薄膜状の内周被覆部40、2個の開口部32をそれぞれ閉止する隔壁状のメンブラン44及び上側円筒部16の外周面を被覆する薄膜状の外周被覆部42がそれぞれゴム製の弾性体34と一体的に形成されている。ここで、メンブラン44は、後述する受圧液室84内の液圧を受けて受圧液室84と副液室86との間で弾性変形可能とされている。
【0026】
図3に示されるように、外筒金具14には、下部側に略一定の曲率半径を有する外周円筒部46及び、この外周円筒部46の下端を閉止する底板部52が一体的に設けられている。ここで、外周円筒部46には、その上端部に外周側へ延出するフランジ部48が形成されると共に、フランジ部48の外周端から上方へ突出する円筒状のかしめ部50が形成されている。また底板部52には、その中心部に円形の嵌合穴54が穿設されている。
【0027】
外筒金具14には、図3に示されるように、外周円筒部46が周方向を長手方向とする略長方形に切り欠かれると共に、この外周円筒部46の切欠部に接合されるように底板部52の外周端から一定の幅の部分が切り欠かれて、開口部56が形成されている。ここで、開口部56は外筒金具14に2個形成されており、これらは外筒金具14における周方向に沿って互いに180°異なる部位にそれぞれ配置されている。これらの開口部56は、内筒金具12と外筒金具14との間に形成された空間と装置外部の空間とにそれぞれ面して開口している。
【0028】
図1に示されるように、内筒金具12は、嵌合穴54を通して下側円筒部18を外筒金具14の下方へ突出させると共に、段差部20を嵌合穴54の周縁部へ当接させている。これにより、内筒金具12と外筒金具14とは軸方向及び径方向に沿って所定の位置関係となるように位置決めされる。防振装置10には、内筒金具12に密着した外周被覆部42の下端部から延出して外筒金具14の内周面を被覆する薄膜状の内周被覆部58、2個の開口部56をそれぞれ閉止する隔壁状のダイヤフラム62及び外筒金具14の外周面を被覆する薄膜状の外周被覆部60がそれぞれゴム製の弾性体34と一体的に形成されている。ここで、ダイヤフラム62は、後述する副液室86内の液圧を受けて副液室86内と装置の外部空間との間で弾性変形可能とされている。
【0029】
防振装置10には、内筒金具12及び外筒金具14の上端側を閉止する隔壁部材64が設けられている。この隔壁部材64は、図2に示されるように、軸方向に沿ってオリフィス板66及び薄肉円板状の閉止板68を備えている。
【0030】
オリフィス板66には、中心側に軸方向に沿って扁平な円筒状に形成された本体部70が設けられると共に、この本体部70の外周側の上端部から延出する環状のフランジ部72が一体的に設けられている。本体部70には、その外周側に周方向に沿って延在する外周溝部74が設けられると共に、この外周溝部74の内周側に隣接して内周溝部76が同心状に設けられている。これらの溝部74,76は、その径方向に沿った断面形状がそれぞれ上方へ向って開いたコ字状となるように形成されている。ここで、図1に示されるように、フランジ部72の外径は、外筒金具14におけるかしめ部50の内径よりも僅かに小径とされている。
【0031】
図1に示されるように、隔壁部材100は、オリフィス板66におけるフランジ部72の外周縁部及び閉止板68のの外周縁部が外筒金具14のフランジ部48上に載置され、この状態でかしめ部50が内周側へかしめられることにより、内筒金具12及び外筒金具14へ固定されている。ここで、内筒金具12における上側円筒部16の軸方向に沿った寸法は、外筒金具14における外周円筒部46よりも所定の長さだけ短くされている。
【0032】
一方、オリフィス板66における本体部70の厚さは、上側円筒部16と外周円筒部46との軸方向に沿った寸法差と略等しくなっている。これにより、オリフィス板66の本体部70の底面部を内筒金具12の上端部へ圧接させると、オリフィス板66のフランジ部72の外周縁部が外筒金具14のフランジ部48に圧接する。このとき、本体部70は内筒金具12に密着した内周被覆部40を介して内筒金具12の上端部へ圧接し、フランジ部72は外筒金具14に密着した内周被覆部58を介してフランジ部48に圧接する。これらの内周被覆部40,58は、それぞれ本体部70と内筒金具12との間及びフランジ部72とフランジ部48との間をシールして液洩れを止する。
【0033】
防振装置10では、隔壁部材64により上端側が閉止された内筒金具12の内部空間が受圧液室84とされると共に、内筒金具12と外筒金具14との間に形成された内部空間が副液室86とされている。ここで、受圧液室84は、その内壁の一部が弾性体34及びメンブラン44により形成されており、副液室86は、その内壁の一部がダイヤフラム62により形成されている。
【0034】
閉止板68は、オリフィス板66のフランジ部72の外径と一致する外径を有しており、オリフィス板66の上面部に密着することで溝部74,76の上部側を閉止している。またオリフィス板66の本体部70には、内周溝部74と受圧液室84とを連通する連通穴78、内周溝部74と外周溝部76とを連通する連通穴80及び外周溝部76と副液室86とを連通する連通穴82が穿設されている。図2に示されるように、オリフィス板66には、溝部74,76内における周方向中間部にそれぞれ仕切板88,90が設置されている。これらの仕切板88,90により、溝部74,76はそれぞれ周方向中間部で分断されて有端状とされている。
【0035】
防振装置10では、隔壁部材64における溝部74,76及び連通穴78,80,82が受圧液室84と副液室86とを互いに連通するオリフィス91を構成している。ここで、連通穴78,80,82C及び溝部74,76内の仕切板88,90は、一方の液室84,86内からオリフィス91内へ流入した液体が内周溝部74及び外周溝部76をそれぞれ1周近くに亘って流通した後でなければ、他方の液室84,86へは流出しないように設置されている。
【0036】
図1に示されるように、内部に弾性体34、インナー金具26等が配置された内筒金具12は、下側円筒部18が上方へ向って開口したカップ状に形成されたホルダ金具92内へ嵌挿されている。ホルダ金具92は、その内径が下側円筒部18の外径に対応する寸法とされている。これにより、内筒金具12の下側円筒部18がホルダ金具92内へ嵌挿されると、下側円筒部18の外周面がホルダ金具92の内周面に密着する。
【0037】
ホルダ金具92の上端部には、外周側へ延出するフランジ部94が形成されており、このフランジ部94は内筒金具12の段差部20へ当接して内筒金具12を軸方向に沿って位置決めしている。またホルダ金具92には、底板部に円形の開口部96が形成されており、この開口部96を通してインナー金具26の下端部付近が下方へホルダ金具92の下方へ突出している。ここで、内筒金具12は、ホルダ金具92が内周側へかしめられることにより固定されている。
【0038】
図2に示されるように、ホルダ金具92の外周面には、略L字状に屈曲した一対の脚部98がそれぞれ溶接等により固着されている。これらの脚部98には、それぞれ下端部に軸方向へ貫通する取付穴100が穿設されている。また防振装置10には、脚部98の下側に平板状の連結板102が介装されており、この連結板102には、脚部98の取付穴100と対応する部位に取付穴104(図1参照)が穿設されており、この取付穴104と脚部98の取付穴100とは互いに一致する。防振装置10では、脚部98及び連結板102の取付穴100,104にはそれぞれ上方からボルト(図示省略)の軸部が挿入され、この軸部が振動受部である車体(図示省略)側に設けられたねじ穴にねじ込まれることにより、一対の脚部98が連結板102を介して車体上へ締結固定され、内筒金具12が車体へ連結される。
【0039】
図1に示されるように、防振装置10には、ボルト108によりインナー金具26の下端部に連結されるアーム状のブラケット金具106が設けられている。ブラケット金具106の基端部には軸方向に沿って貫通する挿通穴107が穿設されており、この挿通穴107内には、下方からボルト108の軸部が挿入されている。このボルト108は、軸部の先端部がインナー金具26の雌ねじ部32内へねじ込まれることで、ブラケット金具106の基端部をインナー金具26の下端部に締結固定している。これにより、ブラケット金具106は、図2に示されるようにインナー金具26の下端部から外周側へ延出するように支持される。ブラケット金具106には、その先端部に軸方向へ貫通する連結穴(図示省略)が穿設されており、この連結穴内に挿入されるボルトを介して、ブラケット金具106は振動発生部であるエンジンに連結される。
【0040】
次に、上記のように構成された本実施の形態に係る防振装置10の製造方法について説明する。先ず、内筒金具12及び外筒金具14をそれぞれプレス加工等により成形すると共に、インナー金具26を研削等により成形し、これらの内筒金具12、外筒金具14及びインナー金具26を加硫成形用のモールド内にセットした後、このモールド内へ溶融状態の原料ゴム、加硫剤等を注入し、金具12,14,26をインサートコアとして弾性体34を加硫成形すると共に、被覆部40,42、メンブラン44、被覆部58,60及びダイヤフラム62をそれぞれ加硫成形する。これらの弾性体34、被覆部40,42、メンブラン44、被覆部58,60及びダイヤフラム62は、加硫成形と同時に内筒金具12、外筒金具14及びインナー金具26へそれぞれ加硫接着される。これにより、図2に示されるように、内筒金具12とインナー金具26とが弾性体34により弾性的に連結され、かつ外筒金具14が内周被覆部58により内筒金具12に仮止めされた部品が製造される。
【0041】
次に、液体中にて、隔壁部材64を外筒金具14内へ嵌挿すると共に、隔壁部材64の本体部70を内筒金具12の上端部へ突き当てた後、外筒金具14のかしめ部50を内周側へかしめる。これにより、隔壁部材64が内筒金具12及び外筒金具14に固定されると共に、内筒金具12内には液体が充填された受圧液室84が構成され、内筒金具12と外筒金具14との間には液体が充填された副液室86が構成され、これらの液室84,86がオリフィス91により互いに連通する。
【0042】
上記のようにして、内部に受圧液室84が構成され外筒金具14との間に副液室86が構成された内筒金具12はホルダ金具92内へ嵌挿されてかしめにより固定される。次いで、インナー金具26にボルト108を介してブラケット金具106が連結されることにより防振装置10の製造が完了する。この防振装置10は、前述したように一対の脚部98が連結板102を介してそれぞれ車体へ連結されると共に、ブラケット金具106の先端部がエンジンへ連結される。
【0043】
次に、上記のように構成された本実施形態に係る防振装置10の作用を説明する。本実施形態の防振装置10では、ブラケット金具106の先端部に連結されたエンジンが作動すると、エンジンからの振動によりブラケット金具106及びインナー金具26が内筒金具12に対して相対変位する。これにより、インナー金具26と内筒金具12との間に介在する弾性体34の本体部36が弾性変形する。このとき、弾性体34の本体部36は吸振主体として機能して内部摩擦に基づく吸振作用によってエンジンからの振動を吸収する。
【0044】
また防振装置10では、弾性体34の変形により受圧液室84の内容積が拡縮し、この受圧液室84の拡縮に伴って受圧液室84と副液室86との間で液体がオリフィス91を通して相互に流通する。このとき、比較的低い周波数域の振動、例えばシェイク振動等の入力時には、入力振動に共振して液体がオリフィス91を通して受圧液室84と副液室86との間で流入及び流出する液柱共振が生じる。これにより、オリフィス91内の空間に生ずる液体の圧力変化、流動する液体の粘性抵抗等により振動エネルギが吸収されるので、特にシェイク振動等の比較的低い周波数域の振動については液室84,86間の液柱共振によって効果的に吸収できる。このとき、ダイヤフラム62は、受圧液室84から副液室86内への液体の流入時に外側へ膨出するように弾性変形することにより、副液室86内の過度の液圧上昇を抑制する。これにより、副液室86内の液圧上昇により受圧液室84内から副液室86内への液体の流入が抑制されることが防止される。
【0045】
一方、エンジンから比較的高い周波数域の振動、例えばアイドル振動等が入力する時には、オリフィス91に目詰まりが発生して液柱共振により振動を効果的に吸収できなくなる。このときには、受圧液室84内の液体へ伝達される高い周波数域の振動によりメンブラン44が受圧液室84内の容積を拡縮するように弾性変形する。これにより、受圧液室84内の液圧上昇が抑制されることから、エンジンから比較的高い周波数域の振動が入力した時でも、受圧液室84内の液体の液圧上昇に伴う動ばね定数の上昇を抑制できるので、高い周波数域の振動も効果的に吸収できる。
【0046】
以上説明した本発明の第1の実施形態に係る防振装置10によれば、副液室86と装置の外部空間との間で弾性変形可能とされたダイヤフラム62が弾性体34と一体的に成形されていることにとより、ダイヤフラム62を独立した一部品として製造し、装置へ組み付ける必要がなくなるので、ダイヤフラム62を設置することによる装置の部品点数及び組立工程数の増加を防止し、装置のコスト上昇を効果的に抑制できる。
【0047】
また防振装置10では、受圧液室84と副液室86との間で弾性変形可能とされたメンブラン44が弾性体34と一体的に成形されていることにより、メンブラン44を独立した一部品として製造し、装置へ組み付ける必要がなくなるので、メンブラン44を設置することによる装置の部品点数及び組立工程数の増加を防止し、装置のコスト上昇を効果的に抑制できるようなる。このとき、弾性体34と共にメンブラン44及びダイヤフラム62が内筒金具12及び外筒金具14へ同時に加硫接着できるので、メンブラン44及びダイヤフラム62の装置への組付作業を極めて簡単に行えるようになる。
【0048】
また本発明に係る防振装置10では、内筒金具12に設けられる開口部38の開口面積及び設置個数の一方又は双方を増減することより、メンブラン44の受圧面積を広い範囲で調整できるので、設計上の要求等に応じてメンブラン44の受圧面積を容易に最適化できるようになる。
【0049】
(第2の実施形態)
図4〜図5には本発明の第2の実施形態に係る防振装置が示されている。なお、この第2の実施形態に係る防振装置200では、第1の実施形態に係る防振装置10と構成及び作用が共通の部分については同一符合を付して説明を省略する。
【0050】
防振装置200には、図4に示されるように、第1の実施形態の防振装置10には存在する外筒金具14が独立した一部品として存在しておらず、この外筒金具14に代わる部材として、一対のダイヤフラム支持部202が内筒金具12と一体的に設けられている。ダイヤフラム支持部202は、図5に示されるように、内筒金具12の上端部から外周側へ延出する略矩形のプレート状とされており、その中心部には略半円状の開口部204が形成されている。また一対のダイヤフラム支持部202は、内筒金具12における周方向に沿って互いに180°異なる部位にそれぞれ配置されている。また内筒金具12には、その上端部における一対のダイヤフラム支持部202間にそれぞれ外周側へ延出するリブ状のフランジ部206が形成されている。
【0051】
図4に示されるように、防振装置200には、内筒金具12に密着した外周被覆部42の下端部から延出する一対のダイヤフラム208が一対のダイヤフラム支持部202にそれぞれ対応して設けられている。これら一対のダイヤフラム208は、上方へ向って開口した袋状となるようにゴム製の弾性体34と一体的に形成されている。またダイヤフラム208には、ダイヤフラム支持部202の外面を覆う被覆部210が一体的に形成されている。これにより、ダイヤフラム62は、その上端部がダイヤフラム支持部202に連結され、ダイヤフラム支持部202により吊下げられた状態で支持される。
【0052】
図4に示されるように、防振装置200には、内筒金具12及びダイヤフラム208の上端側を閉止する隔壁部材212が設けられている。この隔壁部材212は、軸方向に沿ってオリフィス板214及び薄肉円板状の閉止板216を備えている。
【0053】
オリフィス板214には、中心側に軸方向に沿って扁平な円筒状に形成された本体部218が設けられると共に、この本体部218の外周側の上端部から延出する環状のフランジ部220が一体的に設けられている。本体部218には、その外周側に周方向に沿って延在する外周溝部222が設けられると共に、この外周溝部222の内周側に内周溝部224が同心状に設けられている。これらの溝部222,224は、その径方向に沿った断面形状がそれぞれ上方へ向って開いたコ字状となるように形成されている。ここで、閉止板216の外径はフランジ部220の外径と一致しており、本体部218の外径は、内筒金具12における一対のダイヤフラム支持部202の外周端間の寸法と一致している。
【0054】
図4に示されるように、隔壁部材212では、閉止板216がオリフィス板214上に載置されており、この隔壁部材212のオリフィス板214の本体部218は内筒金具12及びダイヤフラム支持部202上に載置されている。また防振装置200には、隔壁部材212の外周側に嵌挿される筒状のかしめ部材226が設けられている。かしめ部材226には、その上端部に閉止板216の外周端とオリフィス板214のフランジ部220をかしめ固定する上端かしめ部228が設けられると共に、下端部に隔壁部材212をダイヤフラム支持部202及び内筒金具12のフランジ部206にかしめ固定する下端かしめ部230が設けられている。
【0055】
防振装置200では、かしめ部材226により閉止板216とオリフィス板214とがかしめ固定されることにより、隔壁部材212の溝部222,224の上面側が閉止され、またかしめ部材226により隔壁部材212がダイヤフラム支持部202及び内筒金具12にかしめ固定されることにより、内筒金具12の上面側が閉止されて内筒金具12内に主液室84が構成されると共に、一対のダイヤフラム208の上面側が閉止されて一対のダイヤフラム208内にそれぞれ副液室86が構成される。
【0056】
オリフィス板214の本体部218には、内周溝部224と受圧液室84とを連通する連通穴232、内周溝部224と外周溝部222とを連通する連通穴234及び外周溝部222と副液室86とを連通する連通穴236がそれぞれ穿設されている。またオリフィス板214には、第1の実施形態のオリフィス板66と同様に、溝部222,224内における周方向中間部にそれぞれ仕切板(図示省略)が設置されている。これらの仕切板により、溝部222,224はそれぞれ周方向中間部で分断されて有端状とされている。
【0057】
防振装置200では、隔壁部材212における溝部222,224及び連通穴232,234,236が受圧液室84と副液室86とを互いに連通するオリフィス91を構成している。ここで、連通穴232,234,236及び溝部222,224内の仕切板は、一方の液室84,86内からオリフィス91内へ流入した液体が内周溝部124及び外周溝部122をそれぞれ1周近くに亘って流通した後でなければ、他方の液室84,86へは流出しないように設置されている。
【0058】
第2の実施形態の防振装置200では、以上説明した内筒金具12、ダイヤフラム支持部202及びダイヤフラム208以外の部分については、基本的に第1の実施形態の防振装置10と共通の構成とされている。また防振装置200の製造方法についても、弾性体34、メンブラン44及びダイヤフラム208を加硫成形する際に、インサートコアから外筒金具が省略され、内筒金具12及びインナー金具26のみをインサートコアとする点以外は、基本的に第1の実施形態の防振装置10と共通の工程を経て製造することができる。
【0059】
以上説明した本発明の第2の実施形態に係る防振装置200によれば、第1の実施形態の防振装置10により得られる効果と同様の効果を得られると共に、防振装置10と比較して構成部品から外筒金具12を省略できるので、装置の部品点数及び製造工程数をそれぞれ減少して装置の製造コストを低減できる。
【0060】
なお、本発明の実施形態に係る防振装置10,200では、ホルダ金具92を振動受部である車体へ連結し、インナー金具26を振動発生部であるエンジンへ連結したが、これとは逆に、ホルダ金具92をエンジンへ連結し、ブラケット金具106を車体へ連結するようにしても良い。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の防振装置によれば、部品点数及び組立工程数を増加させることなく、ダイヤフラム又はダイヤフラム及び受圧面積の十分に広いメンブランを設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る防振装置の構成を示す側面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る防振装置を分解した状態の側面断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る防振装置における内筒金具及び外筒金具を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る防振装置の構成を示す側面断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る防振装置における内筒金具を示す斜視図である
【図6】従来の液体封入式の防振装置を示す側面断面図である。
【符号の説明】
10 防振装置
12 内筒金具(第1の取付部材)
14 外筒金具(外殻部材)
26 インナー金具(第2の取付部材)
34 弾性体
36 本体部(弾性体)
44 メンブラン
62 ダイヤフラム
64 隔壁部材
84 受圧液室
86 副液室
91 オリフィス(制限通路)
200 防振装置
202 ダイヤフラム支持部
208 ダイヤフラム
212 隔壁部材

Claims (3)

  1. 振動発生部及び振動受部の一方に連結され、筒状に形成された第1の取付部材と、
    振動発生部及び振動受部の他方に連結され、前記第1の取付部材の内周側に配置された第2の取付部材と、
    前記第1の取付部材と前記第2の取付部材との間に配置され、第1の取付部材と第2の取付部材とを弾性的に連結した弾性体と、
    前記第1の取付部材の内周側に配置されると共に液体が充填され、内壁の少なくとも一部が前記弾性体により形成された受圧液室と、
    前記第1の取付部材の外周側に配置されると共に液体が充填された副液室と、
    前記受圧液室と前記副液室との間に配置され、受圧液室と副液室とを互いに連通させる制限通路が設けられた隔壁部材と、
    前記副液室の内壁における一部を形成するように前記弾性体と一体的に成形され、前記副液室と装置の外部空間との間で弾性変形可能とされた隔壁状のダイヤフラムと、
    を有することを特徴とする防振装置。
  2. 前記第1の取付部材に設けられ、前記受圧液室及び副液室へそれぞれ面して開口する第1の開口部と、
    前記第1の開口部を閉止すると共に、前記液室の内壁における他の一部を形成するように前記弾性体と一体的に成形され、前記受圧液室と前記副液室との間で弾性変形可能とされた隔壁状のメンブランと、
    を有することを特徴とする請求項1記載の防振装置。
  3. 前記第1の取付部材の外周側に配置されると共に、該第1の取付部材との間に前記副液室となる空間を区画する外殻部材と、
    前記外殻部材に設けられ、前記副液室及び装置の外部空間へそれぞれ面して開口する第2の開口部とを有し、
    前記ダイヤフラムを、前記第2の開口部を閉止するように設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の防振装置。
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