JP2004270340A - 取水設備 - Google Patents

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JP2004270340A
JP2004270340A JP2003063764A JP2003063764A JP2004270340A JP 2004270340 A JP2004270340 A JP 2004270340A JP 2003063764 A JP2003063764 A JP 2003063764A JP 2003063764 A JP2003063764 A JP 2003063764A JP 2004270340 A JP2004270340 A JP 2004270340A
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小林峯男
Hideaki Yoneyama
米山英明
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Abstract

【課題】清掃などの維持管理のし易い取水設備を提供すること。
【解決手段】水中に配置する取水口2と取水した水を送水する送水設備からなる取水設備において、水中に露出する取水口2と、前記取水口の下方に接続する接続部3と、前記接続部に繋がる送水管4と、からなり、前記取水口または前記接続部に止水手段を設けたことを特徴とするものである。ここで、前記接続部を塔状構造物3aにし、前記塔状構造物の内側に、内面壁から突出する栓留め部52を設け、前記取水口の上方から下降させた栓体51、または前記塔状構造物の下方から上昇させた栓体51を、前記栓留め部に係止することによって止水をおこなう構造とすることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、火力発電所や原子力発電所の復水器冷却用水、石油化学工業の熱交換器冷却用水、または生活用水などの各種用水の採取に必要な取水設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
取水設備aは、取水地点となる海中、河川中または湖沼などに設置されているが、水以外にもゴミや生物を取り込むため、定期的に清掃をおこなう必要がある。
特に、発電所の取水設備aは、海中に設置されることが多く、取水口bや送水管などの送水設備cの内部にまで、フジツボ、カキ、ムラサキイガイ、ヒドラ、セルプラ、ホヤ、コケムシ、アオサ、アオノリ、シオミドロ、付着珪藻、付着バクテリア等の貝類d、藻類および微生物が付着して繁茂する(図3参照)。
これら付着生物は、流体抵抗の増加や、熱伝導性の低下など設備機器の能力低下をもたらすために、定期的に清掃して除去する必要がある。
これらの生物の付着を抑えるために、取水した水と接触する部分に防汚剤を塗布する方法が従来から実施されていた(特許文献1参照)。また、取水される水と一緒に洗浄剤を流し込むことによって清掃する方法もある。
また、付着した生物を直接除去する方法として、ダイバーが水中作業によって除去する方法や、遠隔操作によって作業機械を操作して除去する方法などがおこなわれている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−45512号公報(第2−3頁)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記した従来の取水設備の清掃においては、次のような問題点がある。
<イ>洗浄剤を流し込む方法では、洗浄剤が水中に混入して周辺環境に影響を与えるおそれがある。
<ロ>ダイバーや作業機械によって水中作業をおこなう方法では、作業性が悪く、効率、効果及び安全性の面で問題がある。
【0005】
【発明の目的】
本発明は上記したような従来の問題を解決するためになされたもので、清掃などの維持管理のし易い取水設備を提供することを目的とする。
また、維持管理のために周辺環境に悪影響を与えることのない取水設備を提供することを目的とする。
また、取水口の支持構造を別途設ける必要のない取水設備を提供することを目的とする。
本発明は、これらの目的の少なくとも一つを達成するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本発明の取水設備は、水中に配置する取水口と取水した水を送水する送水設備からなる取水設備において、水中に露出する取水口と、前記取水口の下方に接続する接続部と、前記接続部に繋がる送水管と、からなり、前記取水口または前記接続部に止水手段を設けたことを特徴とするものである。
ここで、前記接続部を塔状構造物にすることができる。さらに、前記塔状構造物の内側に、内面壁から突出する栓留め部を設け、前記取水口の上方から下降させた栓体、または前記塔状構造物の下方から上昇させた栓体を、前記栓留め部に係止することによって止水をおこなう構造とすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0008】
<イ>取水設備
取水設備1は、水を取り込むための取水口2と、取り込んだ水を所定の施設まで送水するための送水設備から構成する。
取水設備1は、工業用水、生活用水又は農業用水などの各種用水を採取するために設けられる。例えば、火力発電所や原子力発電所の復水器冷却用水、または石油化学工業の熱交換器冷却用水などとして使用する用水を採取するために設ける。
【0009】
<ロ>取水口
取水口2は、淡水や海水を取り込むための開口部である。取水口2には、大きなゴミや生物が流入しないように、フィルターを取り付ける。
取水口2は、海、河川または湖沼の水中に配置する。例えば、水底に堆積した泥や砂などを吸い込まないように、水底から少し離れた位置に配置する。
取水口2は、例えば水車状の円盤を横向きにして、側面に複数の開口部が配置されるようにして設ける。開口部から流れ込んだ水は、中央に流れ込んで、後述する接続部3に流れ出す。
【0010】
<ハ>送水設備
送水設備は、取水口2から取り込んだ水を送水するための設備である。
送水設備は、例えば取水口2の下方に設けた接続部3と、その接続部3に繋がる送水管4で構成する。
接続部3としては、例えば塔状に構築した立坑を使用することができる。すなわち、接続部3を、一部を水底から露出させ、他の部分を水底地盤に埋設した塔状構造物3aとして構築する。塔状構造物3aの上面は開放しておき、取水口2から取り込んだ水が流入するようにしておく。塔状構造物3aの底は閉塞し、取り込んだ水が地盤によって混濁したり、漏洩したりしないようにする。また、塔状構造物3aの側面には穴を開設し、その穴に送水管4を接続する。取水口2から流入して塔状構造物3aの内部に流れ込んだ水は、送水管4に送られる。塔状構造物3aは、地盤に埋設されており自立できるため、取水口2も塔状構造物3aの上部に設置して支持させればよい。塔状構造物3aは、ケーソン工法によって構築できる。
【0011】
なお、送水設備を端部が折れ曲がった管材(図3の送水設備c参照)だけで構成する場合は、折れ曲がって取水口2に接続するまでの管材が接続部3になる。この場合は、取水口2を所定の高さで支持するために、別途、杭eなどを打設する必要がある。
【0012】
<ニ>止水手段
止水手段5は、接続部3及び送水管4に流入する水を一時的に止め、接続部3及び送水管4内を水中状態から気中状態に変えるための手段である。
止水手段5は、取水口2に設けることもできるが、接続部3の上部に設けてもよい。例えば、塔状構造物3aの内側の上部に、内面壁から突出する栓留め部52を設ける。栓留め部52は環状に設ける。
そして、栓留め部52に係止するための栓体51を、塔状構造物3aの上方から下降させたり、塔状構造物3aの底部から上昇させたりして、栓体51と栓留め部52を係止させて止水をおこなう。栓体51と栓留め部52の間には、パッキンなどの止水部材を介在させて、確実に止水をおこなう。
なお、栓体51の外周側面が塔状構造物3aの内壁面に密着している場合は、栓留め部52は環状でなくとも断続的に配置した凸部であればよい。
また、止水手段5は、上記の構造に限定されるものではなく、ゲートなどを接続部3の上面や取水口2の内部に設け、ゲートを閉鎖することで止水をおこなうこともできる。
【0013】
【実施例】
図1,2を参照しながら、本発明の取水設備の止水方法の実施例について説明する。
取水口2を設けた円盤状構造物の中央には、予め塔状構造物3aまで貫通する穴であって、栓体51が通過可能な貫通穴21を形成しておく。
そして、清掃などのために取水設備1を止水するときに、栓体51を取水口2の上方までクレーン船などで運搬する。栓体51は、上面に取り付けた棒体53を介してワイヤロープ54に繋ぎ、クレーン船から吊り下げる。
次に、栓体51を貫通穴21に向けて下降させる(図1参照)。貫通穴21を通過した栓体51は、塔状構造物3aに侵入し、栓留め部52に引っ掛かって止まる。こうして取水口2からの水の流入は阻止できる。止水が完了して、接続部3及び送水管4の水が流れ出せば、接続部3及び送水管4の内部は気中状態になる。このため、送水管4の排出口から、容易に送水管4の内部及び接続部3の内部に作業員が入り込むことができる。作業員は、気中で作業がおこなえるため、安全かつ、効率的に清掃作業をおこなうことができる。また、作業性が良いため、確実に清掃をおこなうことができる。
【0014】
【発明の効果】
本発明の取水設備は、以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。
<イ>送水設備に流入する水を簡単に止水できる。このため、清掃などの維持管理がし易い。
<ロ>薬剤などを水域に混入することがない。このため、維持管理のために周辺環境に悪影響を与えることがない。
<ハ>接続部に自立性の塔状構造物を使用した場合、取水口を支持するための杭等の支持部材を、別途設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取水設備の実施例の説明図。
【図2】取水設備の止水状態の実施例の断面図。
【図3】従来の取水設備の実施例の断面図。
【符号の説明】
1・・・取水設備
2・・・取水口
3・・・接続部
3a・・塔状構造物
4・・・送水管
51・・栓体
52・・栓留め部

Claims (3)

  1. 水中に配置する取水口と取水した水を送水する送水設備からなる取水設備において、
    水中に露出する取水口と、
    前記取水口の下方に接続する接続部と、
    前記接続部に繋がる送水管と、からなり、
    前記取水口または前記接続部に止水手段を設けたことを特徴とする、
    取水設備。
  2. 前記接続部が塔状構造物であることを特徴とする、請求項1記載の取水設備。
  3. 請求項2記載の取水設備において、
    前記塔状構造物の内側に、内面壁から突出する栓留め部を設け、前記取水口の上方から下降させた栓体、または前記塔状構造物の下方から上昇させた栓体を、前記栓留め部に係止することによって止水をおこなう構造としたことを特徴とする、
    取水設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017048661A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 有限会社手島通商 海水および真水の供給装置

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