JP2004268994A - キャッパーヘッド - Google Patents
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Abstract
【解決手段】サーボモータ2の回転出力は摺動係合部3を経てねじ機構4に伝達され、ねじ軸17はキャッピングのため回転しながら降下する。ねじ軸17の降下ストロークは摺動係合部3によって許容される。キャッピング時、回転するチャック7と出力軸31とのストロークがねじ機構4による降下ストロークと異なっていても、ストローク差吸収部5は、回転を伝達するスプラインと組み合わされたスプリング23が軸方向に撓むことによって、そのストローク差を吸収する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、チャックによって把持されたキャップを回転させながら容器の口部に自動的に螺着させるキャッパーヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、キャップを容器の口部に螺着させるキャッパーヘッドとして、図4に示すものがある。図4に示すキャッパーヘッド40は、図示しないフレームに固定された固定歯車41と、固定歯車41に噛み合い固定歯車41の回りを自転しながら公転する遊星歯車42と、遊星歯車42の出力軸43と係合し遊星歯車42の回転を伝達するが、図示しない回転フレームに対して軸方向に自由に相対移動可能に支持されたスライド式軸受44と、スライド式軸受44の出力側に連結されて巻締めトルクの上限を制限するトルクリミッタ45と、トルクリミッタ45の出力側に連結されてキャップ(図示せず)を回転するチャック46とを備えている。遊星歯車42は、固定歯車41に対して軸方向移動可能に噛み合っており、スライド式軸受44、トルクリミッタ45及びチャック46と共に回転フレームに対して昇降可能である。トルクリミッタ45としては、例えば、トルク管理が容易で塵埃の発生が殆どない磁気式のリミッタが挙げられる。キャップの巻締めに伴ってチャック46を降下させるため、スライド式軸受44には、固定歯車41に取り付けられている昇降用カム48に係合するカムフォロワ47が備わっている。
【0003】
上記のように構成されたキャッパーヘッド40によれば、図示しない駆動手段によって遊星歯車42を固定歯車41の回りに公転させると、遊星歯車42と共にスライド式軸受44が公転していることにより昇降用カム48とそれに係合しているカムフォロワ47とのカム作用によって、遊星歯車42、スライド式軸受44、トルクリミッタ45及びチャック46が昇降し、チャック46に保持されているキャップが容器の口部に接近・離間する。キャップが容器の口部にねじ係合を開始すると、固定歯車41との噛合いによって遊星歯車42は、スライド式軸受44、トルクリミッタ45及びチャック46と共に公転しつつ自転し、この自転の回転数でチャック46はキャップを回転して容器の口部に巻き締める。このときの遊星歯車42の回転数は、固定歯車41とのギヤ比で定まる一定回転数である。キャップは、容器の口部に巻き締める程度と巻締めねじのピッチとに応じて口部の回りで降下するが、チャック46の上部に緩衝部があり、巻締め必要回転数(約3回転分)以上の回転によるストローク差を吸収する。従って、チャック46は、キャップの巻締め時におけるキャップの沈込みに対応して下降するので、ねじの損傷や巻締めミスをすることなくキャッピング動作を実行する。
【0004】
別の従来のキャッパーヘッドの例が図5に示されている。図5に示すキャッパーヘッド50においては、図4に示すキャッパーヘッド40と共通する要素には同じ符号を付すことで再度の説明を省略する。キャッパーヘッド50は、キャッパーヘッド40と比較して、遊星歯車42及びトルクリミッタ45が用いられる代わりに、サーボモータ51を用いている点で相違している。サーボモータ51の回転は、その駆動軸52、スライド式軸受44を経てチャック46に伝達され、キャップを容器の口部に巻き締める。図示しない駆動手段によって、昇降用カム48のカム軸線49回りにサーボモータ51、スライド式軸受44及びチャック46を一体的に公転させる。この公転運動に応じて、スライド式軸受44の外側部材に設けられているカムフォロワ47と昇降用カム48とのカム作用によって、サーボモータ51からスライド式軸受44を経てチャック46までが、キャップの巻締めに対応して容器の口部に接近・離間する。
【0005】
図4に示すキャッパーヘッド40においては、遊星歯車42の回転数はチャック46の回転数でもあるので、キャップを巻き締めるときの回転数も公転数に対して一定である。また、チャック46の昇降ストローク及びそのタイミングは、昇降用カム48のカム形状に依存している。チャック46の降下量は容器やキャップの仕様によって定まるため、昇降用カム48のカム形状を予め定める必要がある。一方、図5に示すキャッパーヘッド50では、サーボモータ51によってチャック46を回転させるので、チャック46の回転数はサーボモータ51によって任意に変更可能である。また、締め付けトルクは運転中もサーボモータ51によって任意に変更可能である。
【0006】
上記のような従来のキャッパーヘッドにおいては、チャックの昇降用として昇降用カムが用いられているが、カムとカムフォロワは耐摩耗性の材料を加工して形成するため加工コストが高くなり、キャッパーヘッドや巻締め装置の製造コストの上昇が避けられない。また、固定歯車と遊星歯車及びカムとカムフォロワの接触部分が外部に露出しているので、騒音や塵埃の点で改善の余地がある。カムフォロワが昇降用カムのカム溝内を滑らかに走行するには、接触部に潤滑材としてグリースが使用されるが、粘度の高いグリースを使用しても、装置の運転中にグリースが飛散することを完全に防止することは困難であり、内容物が充填された容器を扱うために清浄に維持されるべき周囲環境を汚す可能性がある。更に、キャップのねじピッチを含む仕様の変更があったときには昇降ストローク及びそのタイミングを変更しなくてはならないが、こうした変更に対応するには、固定歯車や昇降用カムを取り換える必要がある。
【0007】
モータによって回転駆動される回転体を構成する回転テーブル上において、周方向等間隔位置に容器把持機構を設け、各容器把持機構の直上位置にそれぞれトルクモータとそのトルクモータによって回転駆動される栓把持機構とをガイド杆によって昇降可能に取り付け、外部に固定したカム機構とのカム作用によってトルクモータと栓把持機構とを一体的に昇降させ、トルクモータの駆動軸と栓把持機構を回転させる回転軸とをキー結合させることにより回転軸の昇降を許容しつつトルクモータの回転を伝達可能とするキャッパが提案されている(特許文献1参照)。このキャッパによれば、トルクモータによる駆動トルクを回転体の回転位置に応じて制御することも提案されている。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−324396号公報(段落[0002]〜[0003]、[0007];図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、キャップを容器の口部に巻き締めるキャッパーヘッドにおいて、固定歯車や昇降用カムのように、外部に露出し且つ製造コストが高い歯車やカム及びカムフォロワに依ることなく、内部の機構に工夫を凝らすことによって、チャックを回転させながら降下させるためための簡素な機構を得る点で解決すべき課題がある。
【0010】
この発明の目的は、従来のキャッパーヘッドのように、昇降ストローク及びそのタイミングを定めるために、固定歯車及び昇降用カムを用いることなく、構造が簡素であって、外部環境を汚すことがないキャッパーヘッドを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明によるキャッパーヘッドは、モータ出力軸に回転を出力するサーボモータ、前記モータ出力軸によって回転されると共に当該回転に基づくねじ作用によって軸方向変位をするねじ出力軸を有するねじ機構、及び前記ねじ出力軸に連結され容器の口部に巻き締められるキャップを保持可能なチャックから成っている。
【0012】
このキャッパーヘッドによれば、サーボモータを稼働させるときにモータ出力軸に回転が出力される。モータ出力軸の回転はねじ機構に伝達されるが、ねじ機構においては、ねじ出力軸は、モータ出力軸の回転によって回転をすると共にねじ作用によって当該回転が変換された軸方向変位をする。ねじ出力軸には、チャックが連結されているので、チャックがキャップを保持しつつ回転することによって、キャップが容器の口部に巻き締められる。また、ねじ出力軸の軸方向変位によって、キャップが巻き締められながら沈み込むというチャックの巻締め動作を確保することができる。
【0013】
このキャッパーヘッドにおいて、前記ねじ機構は、前記ねじ出力軸とねじ係合して前記ねじ作用を与える固定ナットと、前記ねじ出力軸を前記モータ出力軸に対して前記軸方向変位を許容しつつ前記回転を伝達可能に係合する摺動係合部とを備えることができる。ねじ機構をこのように構成することによって、ねじ出力軸は、モータ出力軸の回転を受けて回転するときに、ねじ係合する固定ナットとのねじ作用によって軸方向に変位する。ねじ出力軸が軸方向に変位するときにも、摺動係合部によってモータ出力軸に対する係合を維持しているので、モータ出力軸の回転は支障なくねじ出力軸に伝達される。従って、ねじ出力軸は、モータ出力軸に対して互いに軸方向に摺動可能でありながら、回転については伝達をし続けることができる。
【0014】
このキャッパーヘッドにおいて、前記ねじ出力軸は、前記サーボモータからの回転を前記キャップを巻き締める方向には伝達するが、巻き戻す方向には伝達しない一方向クラッチ部を備えることができる。容器の口部に巻き締められたキャップが、キャッパーヘッドの戻り動作で巻き戻されることは避けなければならない。上記のように構成されたキャッパーヘッドによれば、サーボモータの回転出力の回転方向がキャップの巻き締める方向であるときには、ねじ出力軸に設けられた一方向クラッチ部が回転を伝達してキャップを巻き締めるが、サーボモータの回転出力の回転方向がキャップの巻き戻し方向であるときには、一方向クラッチ部がその回転を伝達しない。従って、チャックは回転することなくねじ出力軸と共に上昇するので、容器の口部に巻き締めたキャップがキャッパーヘッドの戻り動作で巻き戻されることがない。
【0015】
このキャッパーヘッドにおいて、前記ねじ出力軸は、前記両ピッチの差に基づく前記ねじ出力軸と前記チャックとのストローク差を吸収するストローク差吸収部を備えることができる。ねじピッチを含むキャップの仕様は、容器に応じて変更される場合がある。この場合でも、キャッパーヘッドとしては、昇降ストローク及びそのタイミングを変更することなく済ますことができれば好都合である。そのため、ねじ出力軸のねじのピッチをキャップの巻締め用のねじのピッチよりも、通常、大きく設定しておき、ねじ出力軸とチャックの回転時に両ピッチの差に基づく伝達経路上のストローク差を、ストローク差吸収部で吸収することが好ましい。また、キャップの巻締め開始時に、キャップの雌ねじ部の端部が容器口部の雄ねじ部の端部と噛み合いを始めるとき、雄ねじ部のねじ山の上を通るか、下を通るかによって最大1ピッチだけ軸方向にずれることがあるが、この場合にも、ストローク差吸収部は、この軸方向のずれを吸収可能である。このように、ねじピッチを含むキャップの仕様が変更された場合や、キャップの雌ねじ部と容器口部の雄ねじ部との噛み合わせ開始時のずれがある場合でも、対応可能な汎用性の高いキャッパーヘッドが得られる。ストローク差吸収部としては、例えば、ばねの弾性変形によって吸収するのが好ましい。
【0016】
このキャッパーヘッドにおいて、前記ねじ機構を収容する固定のケース、前記ねじ出力軸が貫通して延びる前記ケースの出口をシールするシール部材、及び前記ねじ出力軸の前記ケース外側に延びる部分に設けられており前記チャックの洗浄時に薬液の侵入を防止するため前記ねじ出力軸の上昇により前記シール部材に当接する邪魔部材を備えることができる。キャップを把持するチャックは、ねじ機構を収容する固定のケースの外部に曝されているので、汚れが付着する可能性があり、定期的に薬液等で清掃することが望まれる。ねじ出力軸が貫通して延びるケースの出口は、シール部材でシールされていても、噴射される薬液の圧力等でシールを通ってケース内部に侵入する虞がある。そこで、ケースの外側に延びるねじ出力軸の部分に邪魔部材を備え、サーボモータの規定以上の戻り回転を行うことによって、邪魔部材がねじ出力軸の上昇によってシール部材に当接させることが好ましい。シール部材の外側が邪魔部材で圧接して覆われた状態となるので、噴射される薬液がシール部材を通ってケースの内部に侵入することを防止することができる。
【0017】
このキャッパーヘッドにおいて、前記キャッパーヘッドは、複数の前記容器を周方向に隔置した位置で把持して公転するターレットに対して、前記各容器の直上位置を占める状態で同期して公転させることができる。キャッパーヘッドは、直下に搬送されてくる個々の容器に対して単独で作動させてもよいが、列を連ねて搬送されてくる多数の容器に対して、複数のキャッパーヘッドが順次キャップを巻き締めることができるようにしてよい。このキャッパーヘッドは、複数の容器を周方向に隔置した位置で把持して公転するターレットにおいて各容器の直上位置を占める状態でターレットと同期して公転させている従来配置を変更することなく、そのままターレットに適用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面に基づいて、この発明によるキャッパーヘッドの実施例を説明する。図1はこの発明によるキャッパーヘッドの一実施例を示す概略斜視図、図2は図1に示すキャッパーヘッドの縦断面図である。
【0019】
図1に示すように、キャッパーヘッド1は、上方から、公転回転されるサーボモータ2、サーボモータ2のモータ出力軸の回転については伝達するが、係合部分が軸方向に移動するのが許容されて全体として伸長可能な摺動係合部3、摺動係合部3の出力側に連結されたねじ機構4、ねじ機構4のねじ出力軸4aに連結されたチャック7から成っている。ねじ出力軸4aには、ストローク差吸収部5、ストローク差吸収部5の出力側に連結された一方向クラッチ部6が設けられており、チャック7は一方向クラッチ部6の出力側に連結されている。図2に示すように、サーボモータ2に取り付けられた筒状をした固定のケース9が、摺動係合部3、ねじ機構4、ストローク差吸収部5及び一方向クラッチ部6を収容している。ケース9は、キャッパーヘッド1の摺動係合部3からチャック7の直上部までを覆っており、機械的な噛み合い等に起因して生じる塵埃等の異物が外部に飛散するのを防止し、周囲の清浄な環境を維持している。
【0020】
サーボモータ2は、トルク管理が容易なモータであって、チャック7の回転用として用いられている。サーボモータ2は、図示しない回転機構によって、容器を把持した状態で回転するターレットの回転軸線の回りに公転回転する(図1の矢印A参照)。サーボモータ2は、両方向に回転可能であり(図1の矢印B参照)、例えば、右回転でチャック7を回転しながら下降させてキャップを容器の口部に巻き締めることができ(図1の矢印B1参照)、左回転で後述する一方向クラッチ部6の作用によってチャック7にトルクを伝達することなくチャック7を持ち上げることが可能である(昇降を図1の矢印Lで示す)。
【0021】
図2に示すように、摺動係合部3は、サーボモータ2のモータ出力軸10と一体的に結合され且つ下方部分の内側にスプライン内歯12が形成されている入力側部材としての筒軸11と、一部が筒軸11の内部に延びてスプライン内歯12と噛み合うスプライン外歯14が形成されている出力側部材としてのスプライン軸13とから成っている。筒軸11は、モータ出力軸10に対してキー15によって固定されており、モータ出力軸10と一体回転する。スプライン内歯12が形成されている内歯部分11bは、図示のように筒状軸11の本体部分11aに対してねじによって固定することができる。スプライン軸13は、スプライン外歯14がスプライン内歯12と噛み合っており、常にサーボモータ2の出力回転を伝達可能であるが、後述するねじ機構4の作動時に軸方向移動が許容される。
【0022】
摺動係合部3の出力側に連結されたねじ機構4は、ケース9に固定されたナット16と、ねじ出力軸4aの一部を構成し且つナット16に螺合するねじ軸17とを備えている。ねじ軸17は、摺動係合部3から延びるスプライン軸13と一体構造とすることができ、部品点数の減少が図られる。ねじ機構4は、ナット16を、ねじ軸17のねじ溝に接触しつつ転動する転動体が内部に循環可能に組み込まれているボールナットとし、ねじ軸17が回転運動をするときに、その回転運動に加えてボールを介した滑らかなねじ変換動作によって、ねじ軸17に軸方向運動を与えるボールねじ機構とすることができる。このときのねじ軸17の軸方向運動は、摺動係合部3によって許容される。
【0023】
ねじ軸17は更に下方に延びて、ストローク差吸収部5に至っている。ストローク差吸収部5は、ねじ軸17の下側に延び且つスプライン外歯24が形成された入力側スプライン部材としての軸端部18と、軸端部18を取り囲む筒軸部19と、筒軸部19に固定され且つ軸端部18のスプライン外歯24と噛み合うスプライン内歯25が形成されているアダプタ20と、アダプタ20の内方で軸端部18に取り付けられたばね受け21と筒軸部20の底面22との間に圧縮状態に設けられたスプリング23とを備えている。従って、ねじ軸17の回転は、スプライン外歯24とスプライン内歯25とのスプライン嵌合によって筒軸部19にそのまま伝達される。ストローク差吸収部5は、キャップCの巻締め時、ねじ軸17、即ち、サーボモータ2のモータ出力軸10の1回転当たり、ねじ機構4のねじ作動によってねじ軸17に生じるストロークと、チャック7がキャップCを巻き締めるときにキャップCと容器の口部とのねじ係合によって生じるキャップCのストロークとの差を吸収する機能を果たす。両ストロークは、通常、下降ストロークであって、ねじ軸17に生じるストロークの方がキャップCのストロークよりも大きい値に設定されている。両ストロークの差は、スプリング23が軸方向の弾性変形によって撓むことにより吸収される。キャップCの巻締めが完了してキャッパーヘッド1に作用する負荷が解消されると、ストローク差吸収部5は、スプリング23の復元力によって、ストローク差が生じる前の状態に回復する。
【0024】
キャップCの巻締め開始時の現象として、キャップCに形成されている雌ねじ部の端部が容器の口部に形成されている雄ねじ部の端部と噛み合い係合を始めるとき、極端なケースとして、雄ねじのねじ山の下を通って直ちに有効な巻締めが開始される場合と、ねじ山の上を通って巻締めが1回転分無効となる場合とがある。この雄ねじ部及び雌ねじ部の係合或いは通過の態様に応じて、最初の1回転で、最大1ピッチだけ軸方向にずれる可能性がある。この場合、ストローク差吸収部5は上記の軸方向のずれを吸収することができる。
【0025】
ストローク差吸収部5に後続する一方向クラッチ部6は、筒軸部20に取り付けられたカップ状のアウタ部材27と、アウタ部材27の内部に収容されてキャッパーヘッド1の出力軸(ねじ出力軸4aの一部を構成する)31と一体に結合されたインナ部材28と、アウタ部材27とインナ部材28との間に介装されてアウタ部材27の回転を伝達するクラッチ部材29とを備えている。一方向クラッチ部6の断面図が、図3に示されている。クラッチ部材29は、アウタ部材27が一方向(矢印Dで示す)、即ち、巻締め方向に回転するとき、アウタ部材27とインナ部材28とに係合してその回転を伝達し、逆方向(矢印Eで示す)の回転時には傾斜してアウタ部材27とインナ部材28との係合が外れて空転し、トルクを伝達しない。逆方向回転時に出力軸31を回転させないことにより、巻き締めたキャップCを巻き戻すことを防ぐことができる。インナ部材28は、軸受30によってアウタ部材27からの抜け落ちを防止されている。
【0026】
出力軸31やキャップCを把持するチャック7は、摺動係合部3、ねじ機構4、及びストローク差吸収部5等を収容するケース9の外部に曝されているので、汚れが付着する可能性があり、定期的に薬液等で清掃することが望まれる。一方向クラッチ部6の下方には、ケース9との間にシール部8が設けられる。シール部8は、出力軸31が貫通して延びるケース9の出口32に設けられており出力軸31とケース9の出口32との間をシールするOリングのようなシール部材33を備えている。シール部材33のみでは、薬液がその噴射圧力でケース9の出口32からケース9の内部に侵入する虞がある。そこで、シール部8は、出力軸31のケース9外側に延びる部分に、出力軸31の上昇によりシール部材33に当接する邪魔部材34を備えている。シール部材33に対向する邪魔部材34の先端部分は円錐状頭部35となっており、円錐状頭部35はシール部材33の円錐凹状の形状に相補的な凸状に形成されている。定期洗浄時等、サーボモータ2に通常以上の戻り回転を行うことにより、出力軸31と共に邪魔部材34が円錐状頭部35をシール部材33に当接させるまで上昇する。シール部材33の外側は邪魔部材34で覆われると共に、シール部材33は出力軸31と出口32とに対して強く圧接される。従って、噴射薬液がシール部材33に浴びせられる機会が無くなると共に、シール部材33の周りを通ってケース9の内部に侵入することを未然に防止することができる。なお、出力軸31とチャック7との洗浄時には、ケース9の先端に取り付けられているカバー36は取り外される。
【0027】
キャッパーヘッド1の一連の作用について説明する。キャッパーヘッド1は、図示しない回転機構によって公転回転される。その公転回転中に、チャック7を回転するためにサーボモータ2が駆動される。モータ出力軸10の回転(例えば、右回転)は、摺動係合部3において筒軸11から、筒軸11とスプライン軸13とのスプライン嵌合を介して、スプライン軸13に伝達され、ねじ機構4において、スプライン軸13と一体のねじ軸17に入力される。ねじ機構4のナット16はケース9に固定されているので、ねじ軸17が回転するとき、ねじ軸17は下降ストロークで軸方向に移動する。ねじ軸17のこの移動は、摺動係合部3において、スプライン軸13が筒軸11に対して軸方向変位することにより許容され且つ吸収される。ねじ軸17の軸方向変位をしながらの回転は、ストローク差吸収部5において軸端部18とアダプタ20とのスプライン嵌合を介してそのまま筒軸部20を経て一方向クラッチ部6に伝達される。一方向クラッチ部6では、アウタ部材27の右回転はクラッチ部材29が係合状態となってインナ部材28に伝達され、キャッパーヘッド1の出力軸31と出力軸31に連結されているチャック7に伝達されて、チャック7に保持されているキャップCを軸方向変位させながら回転させて、キャップCを容器の口部に巻き締める。
【0028】
キャップCの容器の口部への巻締めに応じて、キャップC、チャック7及び出力軸31は、キャップのねじピッチに応じて降下方向に軸方向変位する。ストローク差吸収部5において、ねじ軸17の軸方向変位量はねじ機構4のねじピッチで決定され、出力側のアダプタ20の軸方向変位量はキャップCのねじピッチで決定されるので、両者の軸方向変位量は一般的には異なっている。例えば、ねじ機構4のねじ軸17において、ねじリードが10mmであるとするとき、キャップCと容器の口部とのねじリードは、例えば3mm(又は、6mm或いは9mm)であり、一般には一致しない。サーボモータ2の1回転当たり、ねじ軸17は10mmのストロークで降下するが、チャック7は3mmのストロークで降下する。このストローク差を放置しておくとキャップCと容器の口部のねじは破壊される虞があるが、キャッパーヘッド1によれば、ストローク差吸収部5において、軸端部18が10mmのストロークで降下するのに対して、筒軸部19が3mmのストロークで降下し、7mmのストローク差はスプリング23が弾性変形で撓むことによって吸収される。ストローク差を許容する中で、軸端部18とアダプタ20とは、スプライン外歯24とスプライン内歯25との噛み合いによってスプライン嵌合をしており、回転力を伝達する。従って、キャップCと容器の口部とを、ねじを破壊することなく巻き締めていくことができる。
【0029】
キャップCの巻き締め完了後、サーボモータ2を逆回転(左回転)させると、摺動係合部3を介してねじ機構4のねじ軸17が回転しながら上昇し、ストローク差吸収部5も回転しながら上昇する。一方向クラッチ部6においては、アウタ部材27は回転するがクラッチ部材29は非係合状態となってインナ部材26は回転しないので、チャック7は回転することなく上昇のみを行う。キャップCの外周面がテーパ付けの円錐面であると、チャック7が上昇するだけでチャック7とキャップCとの係合が外れる場合がある。しかしながら、キャップCの外周面がテーパなしの円筒面であると、チャック7が上昇しても、直ちにはキャップCとの係合が外れない。この場合、一方向クラッチ部6が出力軸31を回転させないで上昇する。従って、チャック7は逆転することがないので、巻き締めたキャップCが巻き戻されることがない。
【0030】
駆動原として、サーボモータ2を用いることにより、速度及びトルク制御が容易であるので、チャック7を任意の速度、任意のタイミング、任意のストロークで作動させることができる。
【0031】
【発明の効果】
この発明によるキャッパーヘッドは、上記のように、サーボモータとチャックとの間に、摺動係合部、ねじ機構を備えているので、チャックは、従来と同様に、サーボモータの駆動力で回転しながらキャップのねじピッチに応じて降下していく。チャックのこうした作動を得るために、キャッパーヘッドは、昇降ストローク及びそのタイミングを定める固定歯車及び昇降用カムを用いていないので、キャッパーヘッドの構造を簡単に且つ低コストで実現することができる。また、ねじ出力軸にストローク差吸収部を設けた場合には、仕様によってキャップのねじピッチが変更されたり、巻締め開始時に雄ねじ部と雌ねじ部とねじ山の係合の仕方によって軸方向にずれが生じても、ねじ機構で与えられるストロークとチャックに生じるストロークとの間の差は、ストローク差吸収部において自動的に吸収される。サーボモータは、巻締めの速度やトルクのみを考慮して駆動すればよい。このように、ねじピッチを含むキャップの仕様が変更された場合でも、従来のキャッパーヘッドでは必要であった、昇降ストローク及びそのタイミングを定める固定歯車及び昇降用カムの取換えは、必要がなく、汎用性の高いキャッパーヘッドを提供することができる。更に、ねじ出力軸に一方向クラッチ部を設けた場合には、キャップの外周面がテーパなしの円筒面であって、チャックの上昇開始時にチャックとの係合が直ちに外れなくても、巻き締めたキャップの巻戻しを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるキャッパーヘッドの一実施例を示す概略斜視図である。
【図2】図1に示すキャッパーヘッドの縦断面図である。
【図3】図2に示すキャッパーヘッドに用いられる一方向クラッチ部の断面図である。
【図4】固定歯車と遊星歯車とを用いた従来のキャッパーヘッドの一例を示す斜視図である。
【図5】サーボモータを用いた従来のキャッパーヘッドの別の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 キャッパーヘッド 2 サーボモータ
3 摺動係合部 4 ねじ機構 4a ねじ出力軸
5 ストローク差吸収部 6 一方向クラッチ部
7 チャック 8 シール部
9 ケース 10 モータ出力軸
11 筒軸 12 スプライン内歯
13 スプライン軸 14 スプライン外歯
16 ナット 17 ねじ軸
18 軸端部 19 筒軸部
20 アダプタ 21 ばね受け
22 底面 23 スプリング
24 スプライン外歯 25 スプライン内歯
27 アウタ部材 28 インナ部材
29 クラッチ部材 30 軸受
31 出力軸 32 出口
33 シール部材 34 邪魔部材
35 円錐状頭部 C キャップ
Claims (6)
- モータ出力軸に回転を出力するサーボモータ、前記モータ出力軸によって回転されると共に当該回転に基づくねじ作用によって軸方向変位をするねじ出力軸を有するねじ機構、及び前記ねじ出力軸に連結され容器の口部に巻き締められるキャップを保持可能なチャックから成るキャッパーヘッド。
- 前記ねじ機構は、前記ねじ出力軸とねじ係合して前記ねじ作用を与える固定ナットと、前記ねじ出力軸を前記モータ出力軸に対して前記軸方向変位を許容しつつ前記回転を伝達可能に係合する摺動係合部とを備えていることから成る請求項1に記載のキャッパーヘッド。
- 前記ねじ出力軸は、前記サーボモータからの回転を前記キャップを巻き締める方向には伝達するが、巻き戻す方向には伝達しない一方向クラッチ部を備えることから成る請求項1に記載のキャッパーヘッド。
- 前記ねじ出力軸は、前記両ピッチの差に基づく前記ねじ出力軸と前記チャックとのストローク差を吸収するストローク差吸収部を備えることから成る請求項1〜3のいずれか1項に記載のキャッパーヘッド。
- 前記ねじ機構を収容する固定のケース、前記ねじ出力軸が貫通して延びる前記ケースの出口をシールするシール部材、及び前記ねじ出力軸の前記ケース外側に延びる部分に設けられており前記チャックの洗浄時に薬液の侵入を防止するため前記ねじ出力軸の上昇により前記シール部材に当接する邪魔部材を備えていることから成る請求項1に記載のキャッパーヘッド。
- 前記キャッパーヘッドは、複数の前記容器を周方向に隔置した位置で把持して公転するターレットに対して、前記各容器の直上位置を占める状態で同期して公転されることから成る請求項1に記載のキャッパーヘッド。
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