JP2004268905A - 光信号継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性の高い信号伝送を可能にする光伝送継ぎ手を提供する。
【解決手段】互いに連結された二つの車両用の光信号継手と、そのような信号継手を備えた導電性継手が記述される。信号継手は、それぞれ各車両に搭載され、それらの間で光信号が伝送される第1及び第2継手部材10,12を備える。第1継手部材10は、伝送すべき光信号を生成する送信装置38を備える。第2継手部材12は、伝送された光信号を検出する受信装置40を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、互いに連結された二つの車両、特に、互いに連結されたレール車(鉄道など、レール上を走行する乗り物)用の光信号継手に係り、一方の車両に搭載された第1継手部材と、他方の車両に搭載された第2継手部材とを備え、それら部材間で光信号が伝送されるものである。本発明は更に、そのような信号継手を少なくとも1つ有する、レール車用の導電性継手(conductive coupling)に関する。
信号及びデーターを伝送する車両の技術において、従来の電気信号コンダクタ(導手)と比較していくつかの実質的な利点を有する光コンダクタが多く使用されるようになっている。これら利点の中には、大きな伝送バンド幅(帯域幅)を有すること、および電磁気外乱(妨害)場に対して妨害感受性が小さいことがある。このような光学信号継手は、信号が1つの車両内のみを伝送されるのではなく、互いに連結された2つの車両間(列車の各車両間など)をも伝送される場合に必要である。
上記のような光学信号継手は、例えば、レール車用の中間バッファ継手が開示されている特許文献1から知ることができる。導電性継手は、異なる物体間において、列車のある車両から他の車両へとブレーキ及び駆動電流を制御するインパルス(impulses)を伝送するために作用する中間バッファー継手に属する。導電継手は、一つのワゴン(車両)にそれぞれ備えられた2つの接触キャリヤーから成る。そして、キャリヤー中には複数の電気接点と共に、光コンダクタ(導体)が配置されている。2つの光コンダクターのうち少なくとも1つは弾力的に付勢されており、車両の継手の接触キャリヤーが互いの方向に移動すると、2つの光コンダクタはそれらの端面で互いに押し付けられる。互いに押し付けられたこれら光コンダクタを介して、一方の車両から他方の車両へと光信号を伝送することができる。
独国特許発明第2854962(DE2854962C2) 独国特許発明第2922937(DE2922937C2) 独国特許出願公開第10052020(DE10052020A1)
しかしながら、このような光学信号継手では、重大な伝送ミスが発生する場合がある。この理由は、2つの光コンダクタの光軸が互いに傾斜すること、及び転位移動(ずれ)することにより光信号が湾曲し、これによって、光信号が一方の光コンダクタから他方のコンダクタへと伝送されるときに極度に減じられるからである。しかしながら、このような光軸の転位移動あるいは傾斜を回避することは、互いに連結された車両においては困難である。なぜなら、2つの継手部材が互いに堅固に連結されておらず、かつ比較的大きな機械的応力を受けるからである。信頼性の低い信号伝送の他の理由として、そのような信号継手の摩耗及び汚染に対する感受性があるが、これについても、車両に用いる場合のラフな条件を考慮すれば回避することは困難である。
これらの問題点を回避するための光信号継手が、特許文献2に提案されている。この光信号継手では、光コンダクタがそれらの端面で互いに押し付けられず、代わりに、光はレンズピースの補助によって一方の光コンダクタから他方のコンダクタへと大気を通して伝送される。しかしながら、そのような信号継手は比較的複雑で高価となる。また、期待された信頼性を提供できない場合もある。
上記の問題を考慮して、特許文献3に開示されているものが近年提案された。これは、荒い(ラフな)条件下で適用される場合において、光コンダクタの従来の光継手(結合)を完全に廃止し、代わりとして、最初に第一の光コンダクタ内に導かれた光信号を電気信号に変換し、これら信号を通常の電気継手により伝送し、電気信号を再び光信号に変換し、それら光信号を第二の光コンダクタに送るものである。この解決策では、上述した光信号継手の利点、すなわち、大きな伝送バンド幅、電磁気妨害(かく乱)場に対する低い感受性を全て失うことになる。なぜなら、車両の連結部分(連結部近傍)は通常、高電流の信号が伝送され、強い電磁気かく乱場が直接生み出されるため、光信号継手を、かく乱場に対して敏感な(感受性の高い)電気継手に置き換えることは有益ではない。また、車両の継手部分では信号継手用のスペースが制限されるため、高い伝送バンド幅を有する光信号継手の方が電気継手よりも有効である。
本発明の課題は、互いに連結された車両間で信頼の高い信号伝送を確実にできる光信号継手を提供することにある。
この課題は、上述した種類の光信号継手において、第1継手部材が伝送すべき光信号を作成する送信装置を備えると共に、第2継手部材が伝送された光信号を検出する受信装置を備えることにより解決される。
2つの光コンダクタのパッシブ継手としてその本質を表現できる従来の信号継手と比較すると、本発明の信号継手は、伝送すべき光信号が信号継手内でのみ生成され、伝送された光信号もまた信号継手内で検出される、アクティブ要素を有する。
光信号は信号継手のみを通るので、それら光信号を、信号継手専用の光特性に適合させることが可能である。その結果、信号伝送の信頼性が大きく向上する。例えば、汚染、摩耗、湿気、機械的(寸法的)な不正確さにより、信号継手において予期されたよりも大きな伝送信号の減衰が生じた場合、第1継手で生成される信号はそれに応じて強く生成され、それにより増加した減衰が補正される。
このように補正可能であるため、信号継手による光減衰(それは、信号継手の光学的(オプティックス)な品質要求(quality requirements)を低下させる)をある程度許容することができる。従って、製造コストは、送信及び受信装置の設備コストと等しいかそれ以上の程度まで削減できる。
また、第1継手部材内で非常に強い光信号を生成し、車両が互いに近接しているが連結はされておらず、光伝導要素の端面同士がまだ係合していない状態でも、それら光信号を第2継手部材により受信できるようにすることも可能である。非連結状態での信号伝送は、例えば、継手がカーブを進行しているときなどに有用である。この場合、車両に対するホイールの位置に関する情報を伝送しても良い。これにより、カーブの曲率に関する情報を与えて、進行する継手の機械的な継手部材のポジショニングを補助する。
一方の車両から他方の車両への信号伝送において、本発明の信号継手を使用した場合の信号通路は、絶えず3つの部分に分けられる(分類できる)。信号源から第1継手部材までの部分と、第2継手部材から信号の到達点までの部分と、第1継手部材の送信装置内で光信号として生成された信号が、信号継手を通過する経路である中間部分である。信号が不完全な(欠点のある)状態で到達点に到達した場合、3つの部分のどこに欠点の源が存在するのかを比較的容易に判定できる。例えば、送信装置で作成された光信号に制御信号を加え(伴わせ)、受信装置により正確な信号が伝送されたかどうかを判定することができる。また、信号を送信及び受信装置中で改善することができ、それによって信号伝送の信頼性が向上する。
従来の光信号継手では、外乱は全ての3つの部分に蓄積する。そのため、僅かな伝送エラーが生じるだけでなく、外乱の源が信号通路のどの部分に存在するのかを判定すること、あるいは、エラーの原因が一つの外乱源ではなく複数の外乱源の組み合わせなのかを判定することは困難である。
本発明の信号継手の更なる長所は、従来の信号継手よりも広い範囲で使用可能なことである。上述したように、従来の光信号継手は本質的に、連結された車両が有する2つの光コンダクタを接続するように作用するが、本発明の信号継手では、一般的な種類の信号を、それらが個々の車両内において、光信号、電気信号、水圧信号又は空気(空圧)信号のどの状態で存在しているかに関わらず、伝送することができる。なぜなら、車両内に存在する信号がどの状態(電気信号、光信号、水圧信号、空圧信号)であっても、第1継手部材の送信装置内で、特に光信号継手を通過するように意図された光信号に変換されるからである。その光信号は第2継手部材の受信装置によって検出され、その後、元の信号(電気信号、光信号、水圧信号、空圧信号)に復元され、他の車両へ伝送される。
第1継手部材は、送信装置における信号生成をコントロールするマイクロプロセッサを備えることが好ましい。それに加えて、又はその代わりに、第2継手部材が、受信装置で検出された信号を処理するマイクロプロセッサを備えることが好ましい。信号生成及び信号処理のためのマイクロプロセッサを使用することによって、光信号継手の信頼性及び柔軟性(適応性)が更に向上する。なぜなら、マイクロプロセッサによって、異なる物体間で信号を検査(判定)及び改良(改善)することができるからである。更に、光信号継手によれば、構造の異なる2つの車両を、信号が異なる方法で処理及び/又は伝送されるように連結することができる。信号はマイクロプロセッサにより伝送される。信号は、信号継手内のマイクロプロセッサにより、個々の車両に要求される形式へと変更される。
好適な例では、第1継手部材のマイクロプロセッサが、複数の独立した信号を多重化信号へと組み合わせるようにプログラムされ、第2継手部材のマイクロプロセッサが、多重化信号を複数の独立した信号へと分割するようにプログラムされる。この場合、複数の異なる信号を信号継手により同時に伝送できるため、信号継手の数を低減できる。
光信号継手の更に好適な例では、第1及び第2継手部材の光伝導要素のうち一方が球状の凹型端面を有し、他方がその凹型端面と同じ曲率半径を有する球状の凸型端面を有し、それら光伝導要素の少なくとも一方が弾力的に付勢され、2台の車両が互いに連結されたときに、光伝導要素がそれらの端面で互いに押し付けられる。連結された状態では、一方の継手部材の凸型端面が他方の継手部材の凹型端面に正確に整合し、それら端面の間に、光信号を減じてしまうエアギャップが生じることはない。
一方又は両方の光伝導要素を付勢することによる圧力によって、凸型端面が凹型端面の窪み内に押圧され、2つの継手部材が自動的に互いにセンタリング(芯合わせ)される。従って、この信号継手によれば、光伝導要素の光軸の機械的な変位を防止できる。従来の信号継手では、この変位により光信号の減衰が引き起こされてしまう。
また、球状の端面は、それら端面同士が互いにリフトされる(離間する)ことなく、光伝導要素の光軸が互いに傾斜することを可能にする。そのように傾斜する場合、球状の凸型端面は球状の凹型端面上を、ソケット継手のソケット継手ヘッドのようにスライドする。このとき、端面同士の間にエアギャップ(隙間)が形成されることはない。これは、平らな端面を備え、信号継手が互いに傾斜すると必ず、伝送された信号の許容不可な減衰を引き起こすエアギャップが形成される従来の信号継手と比較して大きな利点である。
継手部材が互いに傾くことにより減衰が起こるかどうかは、信号継手がレール車間で光信号を伝送するために使用される場合、特に重要となる。従来のレール車用の信号継手は、継手部材同士を直線的に導く(ガイドする)ことにより、継手同士が傾くことを防止するものである。しかしながら、高い機械的負荷がかかるために実際には確実に防止できず、伝送された光信号の大きな減衰を引き起こしてしまうことがある。上述した改良された信号継手では、直線状にガイドするという主旨(principal)は完全になくなる。なぜなら、継手部材同士が比較的大きく傾斜しても、信号の減衰は許容範囲となるからである。つまり、改良された信号継手は、規定の範囲において「傾斜可能」である。
改良された信号継手の光伝導要素はそれぞれ、光不透過スリーブと、そのスリーブ中に収容された透過コアとを備えることが好ましい。継手部材が連結されると、光不透過スリーブは、日光から保護(シールド)された光トンネルを形成する。従って、端面部分のスリーブの壁厚が薄すぎなければ、光伝導要素が互いに傾斜しても、日光は透過コア内には侵入しない。スリーブの端部の壁厚は、端面の曲率半径の少なくとも1/10(1/10以上)、より好ましくは少なくとも1/5(1/5以上)であることが望ましい。
更に好適な例では、光不透過スリーブが導電性を有し、2つの継手部材の光伝導要素の端面同士が互いに押圧されることにより、対応するスリーブ間に、一方の継手部材から他方の継手部材へと電気信号を伝送可能な電気的接点が形成される。それにより、信号伝送用の、第2の独立したチャンネルが形成され、光信号継手の信頼性が更に向上する。
光伝導要素がそれぞれ光不透過スリーブと透過コアとを備える場合、通常は、各球状端面は、スリーブにより形成される部分と、透過コアにより形成される部分とを有する。例えば、コア及びスリーブが円筒状(円状)である場合、コアにより形成される端面部分はボール(球状)セグメントの形状を有し、通常の場合、この部分(ボールセグメント)はスリーブにより形成される環状の部分と滑らかに連続する。
上述した更に好適な例(電気信号がスリーブ内を通して伝送されるもの)では、耐食性の接触(接点)を得るために、スリーブにより形成される端面部分が硬質金(Au合金、hard gold)でメッキされることが好ましい。
スリーブ間の良好な電気接触を確保するためには、スリーブが若干、透過コアを越えて延出することが、それが可能である場合は有効である。この場合、光伝導要素同士が互いに係合する面である端面は、上述した通常の場合とは異なり、環状かつ球状部分を有するスリーブの球状端面によってのみ形成される。このため、この説明では、そのような球状部分も「球状の面」として言及される。従って、球状のスリーブ端部は、上述した「球状端面」の特殊なケースとして扱われる。
継手部材間を光信号として伝送される信号の少なくとも1部分は、2つの継手部材のスリーブを通る電気信号として更に伝送されることが好ましい。光信号の伝送が妨害される、又は完全に失敗した場合において、リザーブ内に予備の電気信号を有する。異なる方法によるこの二重伝送は、安全に関する信号(例えば、連結されたレール車両のブレーキ信号など)の場合、非常に重要である。このような信号は、欠点を含んだ信号や、不完全な信号が伝送されることは絶対に回避しなければならない。
信号継手の第1及び/又は第2継手部材は、軸方向の一端にスリーブ状に形成された部分を有するハウジングを備えることが好ましい。スリーブ状部分の内部には、光伝導要素が、スライド可能に、かつ軸方向一端側に弾性的に付勢されて収容される。ハウジングの軸方向の他端には、接触キャリヤー内に設置(取り付け)されるように設計された接続ピンが形成される。
光伝導要素のスリーブが導電性を有する場合、光伝導要素のスリーブと、それと付随する部材のハウジングのスリーブ状部分との間に、電気信号が伝送可能な電気的すり接触を設けることが好ましい。そうすれば、ハウジングを、電気信号を受信し、さらに伝送するために使用できる。
接続ピンは、互いに隔離(絶縁)された2つの部分を備えることが好ましい。接続ピンが接触キャリヤーに取り付けられると、一方の部分がグランド電位と接触し、他方の部分が電気信号コンダクタと接触する。
車両用の光信号継手は、通常、特殊な(専用の)コンダクタ継手に一体的に設けられる。それらの半分は小さな機械的な遊びを有する。しかしながら、上述した信号継手は、継手部材同士の変位に対する感受性が通常の継手と比較して非常に小さいので、継手部材用の特殊なコンダクタ継手は必ずしも必要でない。代わりに、継手部材は、機械的な継手の継手ヘッド(連結ヘッド)に直接設けることもできる。図示する光信号継手によれば、継手ヘッド間に通常存在する遊びが、その遊びが機能に影響を及ぼすことがないようにできる。
本発明は更に、互いに連結可能な二つのレール車のコンダクタを接続するための導電性継手に関する。二つの接触キャリヤーがレール車にそれぞれ取り付けられ、送信装置を備えた信号継手部材が一方の接触キャリヤー内に少なくとも一つ配置され、受信装置を備えた信号継手部材が他方の接触キャリヤー内に少なくとも一つ配置され、それら継手部材が共に上述したタイプのいずれか一つの光信号継手を形成(構成)する。
この場合、各接触キャリヤー内に、送信装置を備えた信号継手部材と、受信装置を備えた信号継手部材との両方が設けられ、それらによって上述したような光信号継手が二つ形成されることが好ましい。そうすれば、導電性継手の両側から、光信号を反対側へ伝送することが可能である。この場合、各接触キャリヤーの継手部材の送信及び受信装置は、送信装置における信号生成をコントロールすると共に、受信装置で検出された信号を処理する共通のマイクロプロセッサと接続されることが好ましい。
互いに連結された車両間で信頼の高い信号伝送を確実にできるという効果を奏する。
図1は、本発明の一実施形態に係る信号継手の第一継手部材(接続部材)10の長手方向に沿った断面図であり、(a)が各部品を展開した状態を、(b)が組み立てられた状態を示している。図2は、同じ信号継手の第二継手部材(接続部材)12の長手方向に沿った断面図であり、(a)が各部品を展開した状態を、(b)が組み立てられた状態を示している。第一及び第二継手部材10,12は、構成部材の多くが同様であるので、それら同様の部材は同一の参照番号で示す。
継手部材10,12は各々、スリーブ状部分16を備えたハウジング14を有し、そのスリーブ状部分16内には光伝導要素(light conducting element)18が軸方向にスライド可能に支持される。光伝導要素(光伝送要素)18は、スプリング20の付勢力に対向して、ハウジング14のスリーブ状部分16内へと押し込むことが可能である。スプリング20の代わりに、スリーブ状部分16中に収容(捕集)した気体により光伝導要素18を付勢することも可能である。光伝導要素18はそれぞれ、光不透過(オペーク)スリーブ22と、そのスリーブ22内に収容された透過コア24とを備える。
第一継手部材10の光伝導要素18は、ハウジング14のスリーブ状部分16から間隔を隔てて位置する球状の凹型端面26を有する(図1参照)。また、第二継手部材12の光伝導要素18は、球状の凹型端面26の曲率半径と等しい曲率半径を有する球状の凸型端面26’を有する。球状凹型端面26及び球状凸型端面26’は、透過コア24に形成されるだけでなく、光伝導要素18のスリーブ22の軸方向端部にも連続的に形成される。
従って、第一及び第二継手部材10,12の球状端面26,26’は、透過コア24により形成された部分26a,26’aと、スリーブ22により形成された部分26b,26’bとを有している。つまり、部分26b,26’bは環状の球面部である。しかしながら、以下の記述では、このような球状部分をたんに「球状面」という。
スリーブ22にはガイド溝27が形成され、そのガイド溝27にはガイドピン28が収容される。このため、光伝導要素18の移動は、ガイドピン28と係合するガイド溝27の一端部により制限される。
スリーブ状のハウジング部分16の内側スペースは、2つの円筒状の部分により構成される。1つは小径部(内方部)30であり、他方は小径部30よりも大きな直径を有する大径部(外方部)32である。円筒状の内側スペース部分30,32の間には、ハウジング14の内壁に形成された肩部34が形成される。外側内部スペース部分(大径部)32内には、光伝導要素18とスプリング20とが配置される。スプリング20は、その一端が光伝導要素18と係合し、他端が肩部34の隣に位置する金属リング36と係合する。
内側内部スペース部分(小径部)30内には、第一継手部材10では送信装置38(図1参照)が、第二継手部材12では受信装置40(図2参照)が収容される。送信装置38及び受信装置40はそれぞれ、ハウジング14のスリーブ状部分16に接合された接地結線(ground connection)42を有している。また、送信装置38及び受信装置40はそれぞれ、信号ターミナル44を有している。
ハウジング14は、光伝導要素18から遠い側の端部において、接地コネクタ部分48と、信号コネクタ部分50と、接地コネクタ部分48と信号コネクタ部分50との間に位置し、それら接地コネクタ部分48と信号コネクタ部分50とを電気的に分離する絶縁ピース52とを有する中空接続ピン46を備える。信号コネクタ44は、接続ピン(コネクタピン)46の中空スペースを通って案内され、信号コネクタ部分50と接合される。内側内部スペース部分(小径部)30とコネクタピン46の中空スペースは、図1及び図2においてハッチングで示すポッタント(pottant)材料で満たされる。コネクタピン46の接地コネクタ部分48には外部ねじ54が形成されており、これにより継手部材10,12がコンタクト(接触)キャリヤの接地電位ソケット内に螺合できるようになっている。
図3(a)では、第一継手部材10と第二継手部材12とが接続された状態で示される。この状態では、光伝導要素18の端面26,26’は互いに押し付けられ、送信装置38により第一継手部材10の光伝導要素18の透過コア24内に送られた光信号は、端面26,26’を介して第二継手部材12の光伝導要素18の透過コア22内へと伝送され、受信装置40により検出される。また、光伝導要素18の光不透過スリーブ22は、日光(daylight)から保護(シールド)された光トンネルを形成する。この光トンネルは、送信装置38と受信装置40とを接続する。
2つの光伝導要素18がそれぞれ、対応する継手部材10,12のハウジング14内でスライド可能であるので、継手部材10,12は、信号継手の機能を損なうことなく、互いに離間および近接する方向にある程度移動できる。例えば、図3(b)に示す継手部材10,12は、図3(a)の状態から、互いに近接する方向に若干移動している。このとき、光伝導要素18同士の位置関係は変化していない。従って、光の伝導(伝送)は妨害されない(乱されない)。従って、図示する信号継手は、継手の接続方向(光伝導要素18の中心軸によって形成される光軸に沿う方向)における、2つの継手部材10,12の相対的な配置(位置関係)に対する所定の許容量を保証(確保)する。更に、スプリング圧により付勢された端面26,26’は、光伝導要素18,18の光軸が互いに変位する(ずれる)ことを防止する。このことは、継手部材を互いに適切な方向に方向付けし、かつその方向を維持することを助長する。
図3(c)では、2つの継手部材10,12が、同様に、接続された状態で示される。図3(a)及び図3(b)と違う点は、この場合、継手部材10,12が互いに一線状に整列されておらず、互いに傾斜している点である。これは、光伝導要素18の光軸(それぞれ対応する透過コア24の対称軸(symmetry axis)と一致する)が、互いに所定の角度で起立していることを意味する。端面26,26’は、それらが球状であるため、この傾斜(起立)にかかわらず互いの間にギャップが生じることなく位置する。その結果、端面26,26’を通る経路における光の減衰は、リミット(上限)内に維持される。従って、信号継手は、その機能に影響を及ぼすことなく、ある程度の角度で曲げることが可能である。このことは、従来使用されていた平らな端面と比較して、大きな利点である。平らな端面では、継手が傾斜すると端面同士が互いにリフト(離反)され、一方の継手部材から他方の継手部材への光伝送が極度に減じられてしまう。
図3(c)では、信号継手がその限界(最大)角度で曲がっている状態を示している。このときの継手部材同士の傾斜角は約11゜である。これ以上傾斜すると、日光が光トンネル内に入り、光信号を歪めてしまうだろう。日光が光トンネル内に侵入する限界角度は、端面26,26’における光不透過スリーブの壁の厚さと、端面26,26’の曲率半径との関係により決定される。図例では、端面26における第1継手部材10の光不透過スリーブ22の壁厚は、第2継手部材12の光不透過スリーブ22の壁厚よりも薄い。従って、端面26における第1継手部材10の光不透過スリーブ22の壁厚が、限界角の値の決定因である。第1継手部材10の光不透過スリーブ22の壁厚は、球状端面26,26’の曲率半径の約1/5の値と等しい。
図3(a)〜図3(c)から分かるように、2つの継手部材10,12は、スリーブ22により形成される球状端面部分26b,26’bで互いに係合する。従って、これらスリーブ22が電気的伝導性を有すれば、2つのスリーブ22を介して2つの継手部材10,12間で電気信号を伝送することもできる。このため、端面部分26b,26’bは、硬質な金(hard gold)でめっきされることが好ましい。
このように電気信号をも伝送可能であるため、信号伝送の信頼性は更に増加する。特に、安全リザーブ(reserve)として、光信号又はその光信号の中で最も重要な部分を、「予備の(冗長、redundant)」電気信号としてスリーブ22を通して付加的に伝送することが望ましい。電気信号をスリーブ22に導き、その電気信号を再びスリーブ22外へと伝送するために、図示しない継手の変形例では、接地されていないハウジング14(この点が図1〜図3に示したものとは異なる)を介して信号を伝達することが可能である。スリーブ状のハウジング部分16とスリーブ22との間には、図示しないすり接点(ワイピング接点、sliding contact)を用いることができる。
図4は、送信装置38の機能的な概略図である。図から分かるように、入力電圧Vinは、接地コネクション42と、基準レジスタ(scaling resistor)56を通る信号コネクション44との間に供給され、コンデンサ58とレジスタ60とを備えた高域フィルタ(ハイパスフィルタ)を通って、発光ダイオード62に供給される。発光ダイオード(LED)62は供給された電圧に対応する光を発する。供給電圧(入力電圧)Vinと発光ダイオード62の放射強度(radiated power )Sとの関係が、図4の右側のダイアグラムに概略的に示される。図の横座標は時間であり、縦座標は、未定義のユニットにおける入力電圧Vinと放射強度Sとを示す。
図5は、受信装置40の機能的な概略図である。受信装置40は、入力された光の強度(輝度)に応じた電圧を生産するフォトダイオード64を備える。この電圧は、オペアンプ66、レジスタ68及びコンデンサ70により第1回路区間で適切に増幅され、オペアンプ72により出力電圧Voutへと反転(invert)される。受信した放射強度S’(LED62から放射された放射強度に減衰係数を乗じたもの)と受信装置40の出力信号(電圧)Voutとの関係が、図5の右側のダイアグラムに概略的に示される。図の横座標は時間であり、縦座標は未定義のユニットにおける受信放射強度S’と出力電圧Voutとを示す。
送信装置38及び受信装置40は、受信装置40の出力信号Voutが、伝送される光信号に起こりうる減衰にもかかわらず、入力電圧Vinと一致するように設計される。従って、継手部材10,12間を伝送される光信号が、所定の減衰を受けたとしても、有効に伝達される電気信号Voutはオリジナルの信号(入力信号)Vinに対して減じられない。
電気入力信号Vinは、例えば、同軸ケーブルを介して2台の車両内を伝送され、適切な信号継手内で送信装置38により光信号に変換される電気高周波信号であっても良い。しかしながら、アクティブ要素38,40を備えた信号継手は、車内で光信号が既に光コンダクタを介して伝送される場合、他の使用に用いても良い。これら信号は、第1継手部材10内で最初に電気信号に変換され、その後、送信装置38に供給される。受信装置40の出力信号Voutは、その後、第2継手部材12内で光信号に再び変換され、それに続く光コンダクタに供給される。
図6は、自動レール車継手と共に使用した光継手の部分断面図である。自動レール車継手は、牽引された部材をしばしば連結したり連結解除したりする必要がある場合に使用される。そのため、導電性継手は、その電気的・光的接触(接点)が、牽引部材の自動継手と共に、自動的に連結されるように設計される。
導電性継手は、電気接点(図示せず)の列に沿った2つの接触キャリヤー74,76を備える。上述した信号継手の継手部材10,12も使用される。継手部材10,12は、コネクター・ピン46のネジ54によって接触キャリヤー74,76内に挿入され、それによって、ネジ54はグランド電位にさらされる。同時に、第1継手部材10の信号コネクタ部分50は、概略的に示された第1信号処理ユニット78と電気的に接触し、また、第2継手部材12の信号コネクタ部分50は、概略的に示された第2信号処理ユニット80と電気的に接触する。
継手部材10,12は非常に容易に取り付け及び取り外しできることが理解されるだろう。このことは、従来の光信号継手と比較して大きな利点となる。従来の光信号継手の継手部材は光コンダクタと接続され、取り付け又は交換が非常に困難であり、特に接触キャリヤー74,76の前方端部から取り付け又は交換することができない
図示した形態では、第1信号処理ユニット78には、同軸ケーブル82から電気信号が、光コンダクタ84から光信号が供給される。光コンダクタ84の光信号は、コンバーターユニット86内で電気信号に変換され、電気信号コンダクタ(同軸ケーブル)82の電気信号と共に制御ユニット88に伝送される。制御ユニット88では、2つの入力電気信号が多重化信号へと処理され、その多重化信号は第1継手部材の信号コネクタ部分50に伝送される。このため制御ユニット88はマイクロプロセッサ(図示せず)を有する。マイクロプロセッサは、産業PC、又はいわゆるフィールドプログラム可能なゲートアレイ(field programmable gate array:FPGA)を備えている。通常のマイクロプロセッサと比較すると、FPGAは、複数のコマンドを同時に処理できるという長所を持つ。この能力は、複雑な状況(involved circumstances)での純粋な(genuine)マルチタスキングに必要とされる。
制御ユニット88は更にデータ・コンダクタ90と接続されており、このデータ・コンダクタ90を介して信号処理のための更なる情報を伝達できるようになっている。例えば、データ・コンダクタ90を介して、既に伝送された信号が完全には受信されておらず、再度送信されること、などを伝えることができる。
送信装置38による電気多重化信号の光信号への変換、及びそれらの第1継手部材10から第2継手部材12への伝送は、上述した方法でなされる。受信装置40中で生成された電気信号は、第2継手部材12の信号コネクタ50から第2信号処理ユニット80の制御ユニット92に達する。制御ユニット92では、多重化信号は個々の信号に分割される。電気コンダクタ82からのオリジナル入力信号は、電気コンダクタ94によってさらに伝送される。光コンダクタ84からのオリジナル入力信号は、コンバーターユニット96内で再び光信号に変換され、光コンダクタ98に供給される。
更にデータ・コンダクタ100によって、制御ユニット92からの信号がさらに伝送される場合がある。例えば、信号エラーが受信された場合の障害申告(リポート)などである。制御ユニット92は同様に産業PC又はFPGA(図示せず)を備える。
信号処理ユニット78,80は、継手部材10,12のハウジング14を包含することができる。さらに、信号処理ユニット78,80は各々、伝送可能継手部材(第1継手部材10と同様のもの)及び受信可能継手部材(第2継手部材12と同様のもの)と接続されても良い。信号は継手の両面から反対側に伝送されることが可能である。また、信号処理ユニット78,80は互いに両方向(双方向)に伝達(連絡)可能である。
継手部材10,11は、図6に示す接触キャリヤーに配列可能なだけでなく、機械的なレール車継手の継手ヘッド、例えば、自動中間バッファー継手(図示せず)等に設けることも可能である。機械的な公差に対する光信号継手の上述した無感受性は、この配置を可能にする。それは、従来の光信号継手の場合には機能しないだろう。従って、多くの場合、個別の(独立した)コンダクタ継手は省略できる。
(a)は(本発明の一実施形態の)信号継手の第一継手部材の展開断面図であり、(b)は組み立てた状態の断面図である。 (a)は(本発明の一実施形態の)信号継手の第二継手部材の展開断面図であり、(b)は組み立てた状態の断面図である。 (a)は、図1及び図2に示す継手部材が連結された状態を示す断面図である。(b)は、図3(a)に示す連結された継手部材の断面図であり、継手部材同士の間隔が光軸方向に狭められた状態を示している。(c)は、図3(a)に示す連結された継手部材の断面図であり、継手部材の光軸が互いに傾斜した状態を示している。 第一継手部材の送信装置の機能的な概略図である。 第二継手部材の受信装置の機能的な概略図である。 信号継手の継手部材をそれぞれ使用する2つの接触キャリヤーを備えた列車用のコンダクタ継手の部分断面図である。
符号の説明
10 第1継手部材
12 第2継手部材
14 ハウジング
16 スリーブ状ハウジング部分
18 光伝導要素
20 スプリング
22 光不透過スリーブ
24 透過コア
26,26’ 球状端面
27 ガイド溝
28 ガイドピン
30 内側内部スペース部分
32 外側内部スペース部分
34 肩部
36 金属リング
38 送信装置
40 受信装置
42 接地結線
44 信号コネクタ
46 コネクタピン
48 接地コネクタ部分
50 信号コネクタ部分
52 絶縁ピース
54 外部ねじ
56 レジスタ
58 コンデンサ
60 レジスタ
62 発光ダイオード
64 フォトダイオード
66 オペアンプ
68 レジスタ
70 コンデンサ
72 オペアンプ
74 接触キャリヤー
76 接触キャリヤー
78 信号処理ユニット
80 信号処理ユニット
82 電気信号コンダクタ
84 光コンダクタ
86 信号コンバーター
88 制御ユニット
90 データ・コンダクタ
92 制御ユニット
94 電気信号コンダクタ
96 信号コンバーター
98 光コンダクタ
100 データ・コンダクタ

Claims (19)

  1. 互いに連結された二つの車両、特に互いに連結されたレール車用の光信号継手であって、一方の車両に固定された第1継手部材(10)と、他方の車両に固定された第2継手部材(12)とを備え、それら継手部材間を光信号が伝送される光信号継手において、上記第1継手部材(10)が、伝送すべき光信号を生成する送信装置(38)を備え、上記第2継手部材(12)が、伝送された光信号を検出する受信装置(40)を備えることを特徴とする光信号継手。
  2. 上記第1継手部材(10)が、送信装置(38)における上記信号の生成をコントロールするマイクロプロセッサを備える請求項1記載の光信号継手。
  3. 上記第2継手部材(12)が、上記受信装置(40)により検出された上記信号を処理するマイクロプロセッサを備える請求項1又は2記載の光信号継手。
  4. 上記第1継手部材(10)の上記マイクロプロセッサが、複数の独立した信号を組み合わせて多重化信号へとするようにプログラムされ、上記第2継手部材(12)のマイクロプロセッサが、上記多重化信号を複数の独立した信号に分割するようにプログラムされる請求項2及び3記載の光信号継手。
  5. 上記送信装置(38)が、上記光信号を生成するための少なくとも一つのLED(62)を有する請求項1〜4いずれか一つに記載の光信号継手。
  6. 上記受信装置(40)が、上記光信号を検出するためのフォトダイオード(64)を有する請求項1〜5いずれか一つに記載の光信号継手。
  7. 上記第1及び第2継手部材(10、12)各々が光伝導要素(18)を有し、それら光伝導要素の一方が球状の凹型端面(26)を有し、他方が凹型端面(26)と同一の曲率半径を有する球状の凸型端面(26’)を有し、それら光伝導要素の少なくとも一方が弾性的に付勢され、上記二つの車両が互いに連結されると、上記光伝導要素(18)同士がそれらの端面(26、26’)で互いに押し付けられる請求項1〜6いずれか一つに記載の光信号継手。
  8. 上記光伝導要素(18)がそれぞれ、光不透過スリーブ(22)と、スリーブ(22)中に収容される透過コア(24)を備えた請求項7記載の光信号継手。
  9. 上記端面(26、26’)部分における上記スリーブ(22)の壁厚が、上記端面(26、26’)の曲率半径の少なくとも1/10、好ましくは1/5と等しい値を有する請求項8記載の光信号継手。
  10. 上記光不透過スリーブ(22)が導電性を有すると共に、上記端面(26、26b、26’、26’b)が互いに押し付けられ、上記第1及び第2継手部材(10、12)の上記光伝導要素(18)が、対応するスリーブ(22)間に、一方の継手部材(10、12)から他方の継手部材(12、10)へと電気信号を伝送可能な電気的接点が形成される請求項8又は9記載の光信号継手。
  11. 各スリーブ(22)の上記端面(26、26’)の一部分(26b、26’b)が、硬質金でメッキされる請求項10記載の光信号継手。
  12. 上記継手部材(10、12)間を光信号として伝送される信号の少なくとも1部分が、2つの継手部材(10、12)のスリーブ(22)を介して電気信号として更に伝送される請求項10又は11記載の光信号継手。
  13. 上記第1及び第2継手部材(10、12)の各々がハウジング(14)を有し、そのハウジング(14)の軸方向の一端にスリーブ状の部分(16)が形成され、そのスリーブ状の部分(16)内に上記光伝導要素(18)が軸方向にスライド可能に支持され、その光伝導要素(18)は上記軸方向の一端側に弾性的に付勢され、上記ハウジング(14)の軸方向の他端には、接触キャリヤー(74、76)内に配置されるように設計された接続ピン(46)が形成される請求項7〜12いずれか一つに記載の光信号継手。
  14. 上記光伝導要素(18)のスリーブ(22)と、各継手部材(10、12)のハウジング(14)のスリーブ状部分(16)との間に電気的すり接触が設けられ、上記スリーブ状部分(16)と上記スリーブ(22)との間で電気信号が伝送可能である請求項10〜13いずれか一つに記載の光信号継手。
  15. 互いに絶縁された2つの部分(48、50)を有する接続ピン(46)を備え、上記接続ピン(46)が上記接触キャリヤー(74、76)に取り付けられると、上記二つの部分の一方がグランド電位と接触し、他方が電気信号コンダクタと接触する請求項13又は14記載の光信号継手。
  16. 上記継手部材(10、12)が、レール車用の機械的継手の継手ヘッド内に配置される請求項1〜15いずれか一つに記載の光信号継手。
  17. 互いに連結された二つのレール車のコンダクタを接続するための導電性継手であって、各レール車に接触キャリヤー(74、76)が設けられた導電性継手において、送信装置(38)を備えた信号継手部材(10)が一方の接触キャリヤー(74)に少なくとも一つ配置され、受信装置(40)を備えた信号継手部材(12)が他方の接触キャリヤー(76)に少なくとも一つ配置され、それら継手部材(10、12)により請求項1〜11いずれか一つに記載の光信号継手が形成される導電性継手。
  18. 各接触キャリヤー(74、76)にそれぞれ、送信装置(38)を備えた信号継手部材(10)と、受信装置(40)を備えた信号継手部材(12)の両方が配置され、それら継手部材同士により請求項1〜11いずれか一つに記載の光信号継手が二つ形成される請求項17記載の導電性継手。
  19. 各接触キャリヤー(74、76)の上記継手部材(10、12)の上記送信装置(38)及び上記受信装置(40)が、上記送信装置(38)における信号生成をコントロールすると共に、受信装置(40)により検出された信号を処理する共通のマイクロプロセッサに接続された請求項18記載の導電性継手。
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