JP2004267995A - 汚水中の夾雑物除去・脱水装置 - Google Patents

汚水中の夾雑物除去・脱水装置 Download PDF

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JP2004267995A JP2003066243A JP2003066243A JP2004267995A JP 2004267995 A JP2004267995 A JP 2004267995A JP 2003066243 A JP2003066243 A JP 2003066243A JP 2003066243 A JP2003066243 A JP 2003066243A JP 2004267995 A JP2004267995 A JP 2004267995A
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Takuya Ando
卓也 安東
Terukazu Araoka
輝一 新阜
Hidemi Osagawa
秀実 長川
Suehiro Yoshikawa
末宏 吉川
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Abstract

【課題】スクリュー式脱水機にスクリーン機能を持たせ、これにより直接汚水を流入させ、筒状ケーシングのスクリーン部にて夾雑物(ごみ)を捕捉し、そのまま脱水できるようにした汚水中の夾雑物除去・脱水装置を提供すること。
【解決手段】筒状ケーシング2の内部に回転可能に配設したスクリュー7の先端側に抵抗体4を設け、筒状ケーシング2内に、その一端側上部から導入された夾雑物を加圧しながら脱水を行うようにした脱水装置において、筒状ケーシング2の周面に小孔及び/又はスリット2Sを設けることでスクリーン部Sを構成し、このスクリーン部Sに夾雑物を含んだ汚水を流入させて、汚水中の夾雑物を捕捉除去し、かつスクリュー7の回転によって捕捉した夾雑物を脱水、処理する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、汚水中の夾雑物除去・脱水装置、特に、下水処理において、汚水中に含まれる夾雑物の除去と、その除去した夾雑物(ごみまたはし渣)の脱水とを一連にして行い、衛生的に処理できるようにした汚水中の夾雑物除去・脱水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、下水処理設備などの前処理工程において、汚水中の夾雑物を除去し、ごみとして捕捉されたものを衛生的に処理する手段として、例えば図4に示すように、スクリーン機構A(夾雑物除去装置)と脱水機構B(し渣脱水装置)とをフロー中に備えるように構成するか、又はこれら2つの機構A、Bを単純に組み合わせてユニット化したスクリーンユニット等を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の汚水中の夾雑物除去とその脱水は、スクリーン機構Aと脱水機構Bとを単純に組み合わせてユニット化しているとはいえ、実際には捕捉と脱水との2つの機構を箱詰めにしているだけのものが多く、それぞれのフローが別々となって装置自身の構造が複雑となり、かつ機構が個別化されているため、動力もそれぞれ必要となり、その分スペースも大きくなり、さらに動力なども増加するため、トラブルの発生率が高くなるという問題があった。
さらに、ユニット化しているため、どちらか一方に不具合が生じれば全体が使用不可能となり、機器のメンテナンス性が悪いという問題もあった。
【0004】
本発明は、上記従来の汚水中の夾雑物除去とその脱水装置の有する問題点に鑑み、従来のスクリュー式脱水機にスクリーン機能を持たせ、これにより直接汚水を流入させ、筒状ケーシングのスクリーン部にて夾雑物(ごみ)を捕捉し、そのまま脱水できるようにした汚水中の夾雑物除去・脱水装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の汚水中の夾雑物除去・脱水装置は、筒状ケーシングの内部に回転可能に配設したスクリューの先端側に抵抗体を設け、前記筒状ケーシング内に、その一端側上部から導入された夾雑物を加圧しながら脱水を行うようにした脱水装置において、筒状ケーシングの周面に小孔及び/又はスリットを設けることでスクリーン部を構成し、このスクリーン部に夾雑物を含んだ汚水を流入させて、汚水中の夾雑物を捕捉除去し、かつスクリューの回転によって捕捉した夾雑物を脱水、処理するようにしたことを特徴とする。
【0006】
本発明の汚水中の夾雑物除去・脱水装置は、スクリュー式脱水機の筒状ケーシング部に多数の小孔及び/又はスリットを設けることで、スクリーン機能を持たせることができるので、筒状ケーシングの投入口に直接汚水を流入させるだけで、筒状ケーシングのスクリーン部で夾雑物(ごみ)を捕捉除去し、そのままスクリューを回転させることで脱水性能を落とすことなく、捕捉夾雑物は加圧脱水されるため、従来のように捕捉と脱水の機構を個別に配置する必要がなくなり、さらに動力も一つで済むようになるので、装置自体もコンパクトで、メンテナンスも簡易となる。
【0007】
また、スクリュー外周に、スクリーン内面の清掃を行うようにしたチップ構造体を設けることができる。
【0008】
これにより、スクリュー外周にチップ構造体を設けているので、筒状ケーシング内でスクリューを回転させるだけで、スクリーン部内面の清掃を同時に行うことができ、スクリーンの目詰まりを生じさせることなく、連続的に汚水中の夾雑物除去、脱水処理が行うことができる。
【0009】
また、この場合、スクリュー外周に、スクリーン内面の清掃を行うようにしたブラシ構造体を設けることができる。
【0010】
これにより、スクリュー外周にブラシ構造体を設けているので、筒状ケーシング内でスクリューを回転させるだけで、この簡単なブラシ構造体にてスクリーン部内面の清掃を同時に行うことができ、スクリーンの目詰まりを生じさせることなく、連続的に汚水中の夾雑物除去、脱水処理が行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の汚水中の夾雑物除去・脱水装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1は、本発明の汚水中の夾雑物除去・脱水装置の全形を示す一部破断した正面図で、該図において1は、スクリュー式脱水機で、これは筒状ケーシング2の内部にスクリュー7を配設し、筒状ケーシング2の一端部、例えば基端側上部に形成した汚水の投入口3より夾雑物を含む汚水を該筒状ケーシング2内に流入するようにするとともに、スクリュー及びその先端側に背圧抵抗体4を設け、これによりスクリュー7を、筒状ケーシング基端側外部に配設したモータ、減速機等からなる駆動体8よりスクリュー軸6を介して回転駆動することにより、筒状ケーシング2内で、特に、スクリーン部で捕捉された夾雑物を加圧しながら脱水できるようにする。
【0013】
また、スクリュー式脱水機1の円筒筒状ケーシング部2の周面に、多数の小孔及び/又はスリット2Sを設けてスクリーン部Sを形成する。この小孔及び/又はスリット2Sの形状に関しては、夾雑物(ごみ)の捕捉目的や通水能力に応じて自由に設定できるものとし、特に、限定されるものではないが、例えば円筒筒状ケーシング部2において投入口3の下部位置では多量の汚水が濾過されて流水されるようスリットの数を多くしたり、スリット幅を大とし、この投入口3の下部位置を過ぎた位置の脱離水排水部では、夾雑物の加圧脱水時に漏出する脱離汚水のみを通水するだけで良いため、流出汚水量も少なくなるので、スリットの数及びその幅を、投入口3の下部位置のスクリーン部よりも少なく、かつスリット幅を小とすることができる。
【0014】
次に、本発明の作用につい説明する。
筒状ケーシング2の上部に開口するようにして設けた投入口3から投入又は流入されると、夾雑物を含んだ汚水は、筒状ケーシング2に小孔又はスリットを形成したスクリーン部Sよりそのまま下部に流れ落ち、夾雑物だけがスクリーン内部に残される。
【0015】
この筒状ケーシング部の内部ではスクリュー7がごみ搬送のため駆動体8にて回転駆動されているので、このスクリュー7の回転作用によって筒状ケーシング2内を終端側に向かって移送され、またスクリュー及びその先端側に設けた背圧抵抗体4により、加圧されることから脱水が行われる。
このとき、筒状ケーシング部の内表面は、夾雑物が接触しつつ搬送されることから、スリット表面を清掃するものとなり、ごみによる目詰まりを防止し、通水能力を確保することができる。
【0016】
このようにスクリュー7の回転作用によって、筒状ケーシング部にて捕捉、除去された夾雑物は筒状ケーシング部内部を加圧されながら移送されることにより、加圧脱水される。そして、筒状ケーシング部の終端部に達すると開口した排出口より脱水された夾雑物は外部へ排出される。
【0017】
ここで、筒状ケーシング部内部の清掃能力を向上させるために、耐磨耗性のある樹脂製のチップ構造体又はブラシ構造体5を、スクリュー7の外周部に設置することができる。
なお、本発明の装置は汚水流入管及び流出管を備えた筒状ケーシングで、本装置全体を取り囲むことが望ましく、スクリーン機構部にバイパス管路等が存在する箇所では、オーバフロー管も設置し、万が一の時にも汚水が溢れ出ることなく、全体フローに影響を与えないようにすることも可能である。
【0018】
汚水中の夾雑物除去及びその脱水処理にあたり、従来のスクリュー式脱水機の筒状ケーシング部に、スクリーン機能を追加させ、一度に夾雑物の除去と、夾雑物(し渣)の脱水を行うことができ、従来から問題であったスクリーン機構と脱水機構の個別化による装置複雑化、動力増加の問題が解決でき、さらに省スペース化、低コスト化にも貢献できる。また、これに関連して故障のポテンシャルが激減し、シンプルかつ長寿命の装置化が期待できる。
【0019】
【発明の効果】
本発明の汚水中の夾雑物除去・脱水装置によれば、スクリュー式脱水機の筒状ケーシング部に多数の小孔及び/又はスリットを設けることで、スクリーン機能を持たせることができるので、筒状ケーシングの投入口に直接汚水を流入させるだけで、筒状ケーシングのスクリーン部で夾雑物(ごみ)を捕捉除去し、そのままスクリューを回転させることで脱水性能を落とすことなく、捕捉夾雑物は加圧脱水されるため、従来のように捕捉と脱水の機構を個別に配置する必要がなくなり、さらに動力も一つで済むようになるので、装置自体もコンパクトで、メンテナンスも簡易となる。
【0020】
また、スクリュー外周にチップ構造体を設けているので、筒状ケーシング内でスクリューを回転させるだけで、スクリーン部内面の清掃を同時に行うことができ、スクリーンの目詰まりを生じさせることなく、連続的に汚水中の夾雑物除去、脱水処理が行うことができる。
【0021】
また、スクリュー外周にブラシ構造体を設けているので、筒状ケーシング内でスクリューを回転させるだけで、この簡単なブラシ構造体にてスクリーン部内面の清掃を同時に行うことができ、スクリーンの目詰まりを生じさせることなく、連続的に汚水中の夾雑物除去、脱水処理が行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の汚水中の夾雑物除去・脱水装置の実施例を示す構造の概略図である。
【図2】本発明のスクリュー部断面図である。
【図3】本発明を適用した実施例の前処理フロー図である。
【図4】従来の汚水処理における前処理フロー図である。
【符号の説明】
1 スクリュー式脱水機
2 筒状ケーシング(円筒筒状ケーシング)
2S 小孔及び/又はスリット
3 汚水流入口
4 抵抗体
5 樹脂製のチップ構造体又はブラシ構造体
6 スクリューの駆動軸
7 スクリュー
8 駆動体
S スクリーン部

Claims (3)

  1. 筒状ケーシングの内部に回転可能に配設したスクリューの先端側に抵抗体を設け、前記筒状ケーシング内に、その一端側上部から導入された夾雑物を加圧しながら脱水を行うようにした脱水装置において、筒状ケーシングの周面に小孔及び/又はスリットを設けることでスクリーン部を構成し、このスクリーン部に夾雑物を含んだ汚水を流入させて、汚水中の夾雑物を捕捉除去し、かつスクリューの回転によって捕捉した夾雑物を脱水、処理するようにしたことを特徴とする汚水中の夾雑物除去・脱水装置。
  2. スクリュー外周に、スクリーン内面の清掃を行うようにしたチップ構造体を設けたことを特徴とする請求項1記載の汚水中の夾雑物除去・脱水装置。
  3. スクリュー外周に、スクリーン内面の清掃を行うようにしたブラシ構造体を設けたことを特徴とする請求項1記載の汚水中の夾雑物除去・脱水装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008279484A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Hitachi Plant Technologies Ltd スクリュープレス脱水機
CN103908817A (zh) * 2014-03-31 2014-07-09 中国农业科学院油料作物研究所 一种新型餐厨废弃物渣液分离装置
WO2020057038A1 (zh) * 2018-09-17 2020-03-26 北京环境工程技术有限公司 一种挤压分离、提纯设备

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