JP2004260801A - 非2進ウェーブレット変換を行う方法及び装置 - Google Patents

非2進ウェーブレット変換を行う方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 迅速な伝送及び復元のための非2進変換を用いた画像データ(180)圧縮技術を提供する。
【解決手段】 非2進ウェーブレット変換は、一般化されたモデルから導出することができ、又は特定非2進ウェーブレット変換は、必要に応じて圧縮された画像(146、148、150)の所望の画質をが高められるように構成することができる。非2進ウェーブレット変換は、異なるデータ次元(104、106)に対して区別的に適用して、非正方変換に対処することができる。さらに、非2進ウェーブレット変換をカスケードして、圧縮された画像(146、148、150)において新規な画像解像度を得ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般に、画像データ圧縮の分野に関する。より具体的には、本発明は、迅速な伝送及び復元のための画像データ圧縮技術に関する。
画像データの圧縮に関しては幅広い範囲への応用がある。デジタル化された画像は、比較的単純なデジタル化機器及びデジタルカメラ、並びに医療用診断用途において使用されるような複雑なイメージングシステムによって、様々な方法で生成することができる。画像データが生成される環境に関係なく、画像を記述するデジタルデータは、その後の再構成及び表示のために格納され、インターネットなどのネットワークにより様々な場所に伝送することができる。デジタル画像管理の目標には、画像データの格納のために割り当てられたメモリを効率的に使用すること、並びに再構成のため画像データを効率にかつ迅速に伝送することが含まれる。後者の目標は、比較的制限された帯域幅のネットワーク上で大きな又は複雑な画像が取り扱われることになっている場合に特に重要である。医療用診断イメージング分野においては、例えば、非常に大きな画像データのセットは、全詳細画像を迅速に伝送するために必要とされる極めて大きな帯域幅へのアクセスが制限されるユーザを含む、様々なユーザによる伝送及び観察のために利用可能とすることができる。
医用画像保管管理システム、すなわちPACSは、デジタル化された画像データの管理、特に医療用イメージングの分野において極めて重要な構成要素となった。このようなシステムは、多くの場合、医療用イメージングシステムのような種々のソースからデータを受け取るようになっている画像データの中央リポジトリとして機能する。画像データは格納され、ネットワークリンクを介して、放射線医、診断及び参照する内科医、及び他の専門医に対して利用可能にされる。PACSにおける改良は、利用可能な画像データ量において劇的な進歩をもたらし、施設内、及び中心記憶場所と遠隔クライアント間での多量のデータファイルのロード及び転送が円滑になった。
単純なインターネットブラウザから医療用診断用途におけるPACSまで、すべての画像取り扱いシステムをさらに改良するにあたっての主な課題は、画像を形成する大きなデータファイルの取り扱いである。医療用診断分野においては、画像診断装置に応じて、デジタル化されたデータを単一の検査で相当数の画像が収集及び処理される可能性があり、各画像は、再構成された画像の個別の画素、すなわちピクセルを定める大きなデータセットを表す。例えば、コンピュータ断層撮影(CT)イメージングシステムは、非常に短い検査時間枠において、関心のある生体組織に沿って数多くの別個の画像を生成することができる。理想的には、すべてのこのような画像はPACS上で一元的に格納され、観察及び診断のために放射線医に利用可能にされる。
種々の技術が提案され、現在、医療用画像データファイルのような大きなデータファイルを分析し圧縮するのに用いられている。画像データファイルは、典型的には、再構成された画像における個々のピクセルの強度又は他の特性である画像特性を表すデータのストリームを通常含む。医療用画像診断分野においては、これらの画像ファイルは、典型的には、X線システム、磁気共鳴イメージングシステム、コンピュータ断層撮影イメージングシステムなどの画像収集中又は符号化シーケンスの間に生成される。次に、画像データは、格納、伝送、及び表示において、ダイナミックレンジを調整するように、又は画像中に示される特定の特徴を強調するように処理される。
画像ファイルは生データ形式及び処理された形式で格納することができるが、多くの画像ファイルは極めて大きいものであり、相当なディスクスペース又は記憶スペースを占めることになる。また、イメージングシステムがますます複雑になっていることは、典型的にはイメージングシステムの有益なダイナミックレンジ、画像ピクセルのマトリックスサイズ、及び検査毎に収集される画像数の結果として、より多くのデータを含む極めて大きな画像ファイルの生成をもたらした。
利用可能なメモリの大きなセグメントを占めることに加えて、大きな画像ファイルは、1つの場所から別の場所への伝送が困難であるか又は時間がかかるものとなる可能性がある。例えば、典型的な医療用イメージング用途においては、スキャナ又は他のイメージング装置は、典型的には生データを生成し、該生データを少なくとも部分的にスキャナで処理することができる。データは次に、典型的にはプログラムされたコンピュータを含む他の画像処理回路に伝送され、ここで画像データはさらに処理されて強調される。最終的には、画像データは、後の読み出し及び分析のために、システムの近く又はPACS内のいずれかに格納される。これらのデータ伝送段階のすべてにおいて、大きな画像データファイルは、1つの装置から別の装置にアクセスし伝送される必要がある。
現在の画像取り扱い技術は、格納要件及び伝送時間を低減するためにPACS環境内で画像データを圧縮することを含む。既存の圧縮技術の1つの欠点は、利用可能なすべての細部にわたって再構成された画像をユーザが観察できないか又は観察することを望まない場合における、大きなデータファイルの格納、アクセス、及び伝送である。例えば、医療用イメージングにおいて、極めて詳細な画像を収集し格納することができるが、該画像を観察することを望む放射線医又は内科医は、該画像が格納された解像度で画像を表示することが可能なビューポートを持たない可能性がある。従って、比較的時間のかかる動作で遠隔の観察ステーションに画像全体を伝送することは、実際にはどのような利便性ももたらさず、画像の読影又は他の使用を遅くすることになる恐れがある。
2進ウェーブレット変換を利用する圧縮方式は、これらの懸念の一部に対処するものである。2進ウェーブレット変換を利用する圧縮方式は、多重解像度のフレームワーク内に組み込まれた解像度を活用し、従って、格納又は伝送される画像解像度においてさらに融通性のあるものとすることができる。残念ながら、2進ウェーブレット変換は、半分になるように動作するため、画像のような多次元のデータオブジェクトに均一に適用された場合には、画像の解像度は、それぞれ繰り返した後に各次元で半分に減少することになる。このことは、実施可能な有用な分解の数を制限し、さらに、アスペクト比、すなわち高さ/幅のような1つの変換された寸法に対する他方の寸法の比が、各分解レベルの後で一定の値として残るようになる。さらに、表示装置の解像度は、2進フレームワークにおける分解レベルの間にある場合があり、該表示装置に対して最適化されていない表示画像、並びにネットワーク環境において最適ではないデータ伝送をもたらすことになる。換言すると、多少なりとも最適ではない状態に圧縮されたデータは、観察ステーションに送ることができ、その結果、表示装置の最適な解像度では表示できない恐れがある。これらの問題は、一般に、2進ウェーブレット変換が、利用可能な分解レベルに関して融通性を制限することに起因して生じるものである。
従って、画像ファイルの迅速な圧縮及び復元を提供し、改良された圧縮比及び伝送時間が得られる、改良された画像データの圧縮及び復元技術が必要とされる。具体的には、圧縮された画像データファイルが、帯域幅及びクライアント側において望まれる又は利用可能な解像度に応じて、種々の解像度又はサイズで生成され伝送されるようにすることを可能にする技術が必要とされる。
本技術は、画像の圧縮に対して新規の方法を提供する。特に、非2進ウェーブレット変換が、知覚可能な分解レベルを増大させるように用いられ、その結果、圧縮技術の融通性が増大されるようになる。非2進ウェーブレット変換は、非正方圧縮セットに対処する区別的適用を含む、種々のデータ次元、すなわち高さ、幅、深さ、時間に適用することができる。さらに、非2進ウェーブレット変換をカスケードして2進解像度又は非2進解像度を生成することができ、又は区別的に適用して、圧縮後にアスペクト比が変化するようにすることができる。
本技術の一態様において、データポイントのセットを圧縮する方法が提供される。複数のデータポイントが1つ又はそれ以上のサブグループに群分けされる。1つ又はそれ以上の第1の係数が各サブグループについて計算される。各々の第1の係数は、それぞれのサブグループ内の2つ又はそれ以上のデータポイントを用いて計算される。1つ又はそれ以上の第2の係数が各サブグループについて計算される。各々の第2の係数は、1つ又はそれ以上の第1の係数及びそれぞれのサブグループ内の1つ又はそれ以上のデータポイントの少なくとも1つを用いて計算される。第1の係数の数は、第2の係数の数と等しくない。
本技術の別の態様においては、デジタルデータを圧縮し復元するためのコーデックが提供される。コーデックは、デジタル記録を含む複数のデータポイントを1つ又はそれ以上のサブグループに群分けするように構成された符号器を含む。該符号器はさらに、各サブグループについて1つ又はそれ以上の第1の係数を計算するように構成されている。各々の第1の係数は、それぞれのサブグループ内の2つ又はそれ以上のデータポイントを用いて計算される。符号器はさらに、各サブグループについて1つ又はそれ以上の第2の係数を計算するように構成されている。各々の第2の係数は、1つ又はそれ以上の第1の係数及びそれぞれのサブグループ内の1つ又はそれ以上のデータポイントの少なくとも1つを用いて計算される。第1の係数の数は、第2の係数の数と等しくない。コーデックはさらに、第1の係数及び第2の係数から複数のデータポイントを再構成するように構成された復号器を含む。
本技術の別の態様によれば、画像管理システムが提供される。このシステムは、1つ又はそれ以上の入力/出力インターフェース、1つ又はそれ以上のイメージングシステム、1つ又はそれ以上の画像格納システム、及び1つ又はそれ以上の遠隔クライアントの少なくとも1つに対して、1つ又はそれ以上のデータファイルを送受するように構成された1つ又はそれ以上のファイルサーバを含む。システムはさらに、データファイルを処理するように構成されたコーデックを含む。コーデックは、デジタル記録を含む複数のデータポイントを1つ又はそれ以上のサブグループに群分けするように構成された符号器を含む。符号器はさらに、各サブグループについて、1つ又はそれ以上の第1の係数を計算するように構成されている。各々の第1の係数は、それぞれのサブグループ内の2つ又はそれ以上のデータポイントを用いて計算される。符号器はさらに、各サブグループについて1つ又はそれ以上の第2の係数を計算するように構成されている。各々の第2の係数は、1つ又はそれ以上の第1の係数及びそれぞれのサブグループ内の1つ又はそれ以上のデータポイントの少なくとも1つを用いて計算される。第1の係数の数は、第2の係数の数と等しくない。コーデックはさらに、第1の係数及び第2の係数から複数のデータポイントを再構成するように構成された復号器を含む。
本技術の別の態様において、データポイントのセットを圧縮するために有形媒体が提供される。この有形媒体は、複数のデータポイントを1つ又はそれ以上のサブグループに群分けするルーチンを含む。さらに、この有形媒体は、各サブグループについて1つ又はそれ以上の第1の係数を計算するルーチンを含む。各々の第1の係数は、それぞれのサブグループ内の2つ又はそれ以上のデータポイントを用いて計算される。有形媒体はさらに、各サブグループについて1つ又はそれ以上の第2の係数を計算するルーチンを含む。各々の第2の係数は、1つ又はそれ以上の第1の係数及びそれぞれのサブグループ内の1つ又はそれ以上のデータポイントの少なくとも1つを用いて計算される。第1の係数の数は、第2の係数の数と等しくない。
本技術の別の態様においては、データポイントのセットを圧縮する方法が提供される。データポイントのセットにアクセスする。非2進ウェーブレット変換をデータポイントのセットに適用して、変換されたデータの第1のセットと変換されたデータの第2のセットがもたらされるようにする。
本技術の別の態様においては、デジタルデータを圧縮し復元するためのコーデックが提供される。コーデックは、データポイントのセットにアクセスし、非2進ウェーブレット変換を該データポイントのセットに適用して、変換されたデータの第1のセット及び変換されたデータの第2のセットがもたらされるようにされた符号器を含む。コーデックはさらに、非2進逆ウェーブレット変換を、変換されたデータの第1のセット及び変換されたデータの第2のセットに適用して、データポイントのセットが再構成されるように構成された復号器を含む。
本技術の別の態様においては、画像管理システムが提供される。このシステムは、1つ又はそれ以上の入力/出力インターフェース、1つ又はそれ以上のイメージングシステム、1つ又はそれ以上の画像格納システム、及び1つ又はそれ以上の遠隔クライアントの少なくとも1つに対して1つ又はそれ以上のデータファイルを送受するように構成された1つ又はそれ以上のファイルサーバを含む。システムはさらに、データファイルを処理するように構成されたコーデックを含む。コーデックはデータポイントのセットにアクセスし、非2進ウェーブレット変換を該データポイントのセットに適用して、変換されたデータの第1のセット及び変換されたデータの第2のセットがもたらされるように構成された符号器を含む。コーデックはさらに、非2進逆ウェーブレット変換を、変換されたデータの第1のセット及び変換されたデータの第2のセットに適用して、データポイントのセットが再構成されるように構成された復号器を含む。
本技術の別の態様においては、画像管理システムが提供される。このシステムは、1つ又はそれ以上の入力/出力インターフェース、1つ又はそれ以上のイメージングシステム、1つ又はそれ以上の画像格納システム、及び1つ又はそれ以上の遠隔クライアントの少なくとも1つに対して1つ又はそれ以上のデータファイルを送受するように構成された1つ又はそれ以上のファイルサーバを含む。システムはさらに、1つ又はそれ以上の非2進変換をデータファイル上で行うための手段を含む。
本技術の別の態様においては、データポイントのセットを圧縮するための有形媒体が提供される。有形媒体は、データポイントのセットにアクセスするためのルーチンを含む。有形媒体はさらに、非2進ウェーブレット変換をデータポイントのセットに適用して、変換されたデータの第1のセット及び変換されたデータの第2のセットがもたらされるようにされたルーチンを含む。
本技術の別の態様においては、データポイントを復元する方法が提供される。変換されたデータポイントの第1のセット及び変換されたデータポイントの第2のセットにアクセスする。非2進逆ウェーブレット変換を変換されたデータポイントの第1のセット及び変換されたデータポイントの第2のセットに適用して、変換されていないデータポイントのセットがもたらされるようにする。
本発明の上記及び他の利点は、以下の詳細な説明を読み、及び図面を参照することにより明らかになるであろう。
以下に述べられる技術は、一般に、データ符号化システムに関し、特に、データポイントのセットからなるデータが格納、伝送、又は表示のために符号化又は圧縮化されるシステムに関する。このような方法により処理することができるデータは、デジタル画像、デジタルビデオ、及びボリュームデータを含む。このようなデータの例は、セキュリティ検査すなわち手荷物検査、及び生体認証、医療用イメージング、非破壊材料試験、気象データ収集、及びデジタル写真及びフィルムに関連するものを含む、デジタル処理で取り込まれた画像又はビデオを含む。さらに、走査又は他の変換機構などによってデジタル形式に変換されているアナログ画像又はアナログビデオもまた、このようなデータの例である。これらの種々の異なる種類のデジタルデータは、以下に述べられる技術が可能であるが、単純化のために、以下の説明は医療用イメージングの状況で与えられる。しかしながら、医療用イメージング及び医療用イメージングシステムについての言及は、単に説明される一般的な技術を例示的に示すことを意図するものに過ぎず、技術的範囲及び外延を制限するものではないことを理解されたい。
例えば、図1は、画像データを受信、圧縮、及び復元する医用画像保管管理システム、すなわちPACS10の形態の例示的な画像データ管理システムを示す。図示される実施形態においては、PACS10は、参照番号12、14、及び16により示される幾つかの別々のイメージングシステムから画像データを受け取る。当業者には理解されるように、イメージングシステムは、磁気共鳴イメージング(MRI)システム、コンピュータ断層撮影(CT)システム、陽電子射出断層撮影(PET)システム、無線透視検査(RF)、コンピュータ放射線撮影法(CR)、超音波システムなどといった種々の種類及び診断装置とすることができる。さらに、これらのシステムは、既存のフィルム又はハードコピー画像に基づくデジタル化された画像データが得られるように設計された機器のような、処理ステーション又はデジタル化ステーションを含むことができる。さらに、画像データをPACSに供給するシステムは、PACSに対して例えば同じ建物又は施設といった近くに配置することができ、或いは、例えば外部の病院又は関連する建物といったPACSから完全に離れた場所に配置することができる。後者の場合においては、画像データは、オープン・ネットワーク、専用ネットワーク、仮想プライベートネットワークなどを含むいずれかの適切なネットワークリンクを介して伝送することができる。
PACS10は、画像データを受信及び処理して、該画像データを復元及び検査のために利用可能にするように設計された1つ又はそれ以上のファイルサーバ18を含む。サーバ18は、入力/出力インターフェース19を通して画像データを受け取る。画像データは、圧縮/復元インターフェース20を通してアクセスされるルーチンで圧縮することができる。以下にさらに述べられるように、インターフェース20は、記述画像データをサーバ18及び他のPACSの構成要素による参照のために利用可能であるように維持しながら、入ってくる画像データを迅速にかつ最適に圧縮するように機能する。所望される場合には、インターフェース20はさらに、サーバを介してアクセスされた画像データを復元するように機能することができる。インターフェース20においてデータを圧縮することにより、より多くのデータをシステム10上に格納することができ、或いは、該圧縮データを復元するように同様に構成することができるネットワーク上の場所に、該データを迅速にかつ効率的に伝送することができる。
また、サーバは、参照番号22で示される内部クライアントに連結され、各々のクライアントは通常、放射線医、内科医、又は臨床医がサーバから画像データにアクセスし、該画像データを復元し、要望の該画像データを観察又は出力することができるワークステーションを含む。クライアント22はさらに、検査シーケンスの観察後の放射線医の口述のような情報を入力することができる。同様に、サーバ18は、画像データにアクセスして復元し、プリンタ26又は他の周辺機器を介してハードコピー画像を出力するように設計された、プリンタインターフェース24のような1つ又はそれ以上のインターフェースと連結することができる。
サーバ28は、1つ又はそれ以上のファイルサーバ18を参照することにより、PACS内の画像データ及び他のワークフロー情報を関連付けることができる。現在考慮されている実施形態においては、データベースサーバ28は、特定の画像シーケンスに関する相互参照情報、参照又は診断する医師情報、患者情報、背景情報、作業リストの相互参照などを含むことができる。データベースサーバ28内の情報は、画像データファイルの格納及び該画像データファイルの相互の関連付けを容易にし、要求しているクライアントが、システム内に格納された画像データに迅速かつ正確にアクセスできるよう機能する。同様に、サーバ18は、バックアップ及び保管のために大量の画像データのリポジトリとして働く、光学記憶システムのような1つ又はそれ以上のアーカイブ30に連結される。サーバ18と該サーバ18に付随して短期間記憶システムを形成する何らかのメモリとの間、及びサーバ18とアーカイブ30との間で画像データを転送する技術は、例えば、放射線医による観察及び口述に続く、又は該画像ファイルを受け取り又は観察してから十分な時間が経った後に画像データを保管するといった、適切なデータ管理方式に従うものとすることができる。
図示される実施形態においては、PCASシステム又はPACS施設の他の構成要素は、上記構成要素を組み込んでさらに該システムの機能性を高めることができる。例えば、図1に示されるように、圧縮/復元ライブラリ32は、インターフェース20に連結されて圧縮及び復元ルーチンを実行する際に、該インターフェース20(その他のシステム構成要素)によるアクセスのために、圧縮ルーチン、アルゴリズム、ルックアップテーブルなどを格納(すなわち、種々のルーチン、ソフトウェアバージョン、符号表などを格納)するのに役立つ。実際には、インターフェース20はライブラリ32の一部とすることができる。ライブラリ32もまた、データを圧縮又は復元するように構成されて、圧縮及び復元ルーチン及びアルゴリズムのライブラリ又は記憶装置として同様に働く、クライアントステーション22又はプリンタインターフェース24といったシステムの他の構成要素と連結することができる。図1においては別々の部品として示されているが、ライブラリ32は、任意の適切なサーバ又はサーバ18中のメモリ装置内に含むことができることを理解されたい。さらに、以下に述べられる圧縮及び復元方法を定める符号は、インターフェース20及び/又はライブラリ32中に直接ロードすることができ、或いは、広域ネットワーク、オープンネットワークなどを含むネットワークリンクを介してロード又はアップデートすることができる。
付加的なシステムは、例えばサーバ28に直接、又はインターフェース19のようなインターフェースを介してPACSにリンクすることができる。図1に示される実施形態においては、放射線部門情報システム、すなわちRIS34が、サーバ18にリンクされ、データ、典型的にはデータベースサーバ28内、及び中央又は部門別情報システム、又はデータベース内の相互参照データの交換が容易になる。同様に、病院情報システムすなわちHIS36をサーバ28に連結して、同様に、データベース情報、ワークフロー情報などを交換することができる。所望の場合には、このようなシステムは、データ交換ソフトウェアを介してインターフェースをとることができ、或いは、部分的又は完全にPACSシステムと統合されて、該PACSデータベースと放射線部門又は病院データベース間のデータへのアクセスを形成するか、又は、単一の相互参照データベースを形成することができる。同様に、参照番号38で示される外部クライアントは、PACSとインターフェースを形成して、遠隔位置で画像を観察可能とすることができる。このような外部クライアントは、復元ソフトウェアを用いることができ、又はインターフェース20により既に復元された画像ファイルを受け取ることができる。この場合も同様に、該外部クライアントに対して、広域ネットワーク、仮想プライベートネットワークなどといった好適な接続のいずれかを通じてリンクすることができる。
図2は、データベースサーバ28を介してクライアント20、22、24、30に利用可能にされた相互参照データの種類を幾分詳細に示すものである。図2において全体が参照番号40で示されるデータベースのエントリは、患者データ42、特定の調査又は検査43に対する参照、実施された特定の手順44に対する参照、撮像された生体組織45に対する参照、及び該調査又は検査内での特定の画像列46に対するさらに別の参照を含む相互参照情報を含む。当業者には理解されるように、このような相互参照情報は、さらに、検査及び画像列の日時、診断名、指示名称、及び他の医師の名前、及びイメージが生成される病院又は部門などに関する情報を含むことができる。このデータベースはさらに、参照番号48に示される、特定の画像、ファイル名、及び該画像の位置を識別するアドレス情報を含む。PACSは種々の関連するメモリデバイス又は短期記憶システムを含み、これらの位置は、データベース内で相互参照することができ、本来はエンドユーザから隠される可能性があるが、画像ファイルは、該データベースにおける相互参照情報に基づく特定の格納位置から観察するために簡単にシステムによりアクセスされる。
以下にさらに完全に説明されるように、本技術の特定の態様によれば、記述情報を用いて、画像データを圧縮するのに使用される好ましい又は最適な圧縮ルーチンを識別するようにする。このような記述情報は、典型的には、さらに以下に詳述されるように、画像データストリングのヘッダ部分から利用可能である。しかしながら、データベース28から利用可能な情報はさらに、圧縮技術で用いられるアルゴリズムの選択を確実にするための基準として機能することができる。具体的には、データベースの参照は、イメージングシーケンスにおいて行われる手順、データに基づいて再構成された画像の観察可能な特定の生体組織又は他の特徴などのような記述情報を識別するために利用される。このような情報はさらに、RIS34及びHIS36から利用可能である。
図2はさらに、データベースエントリにより相互参照される例示的な画像ファイルを示す。図2に示されるように、画像ファイル50は、複数の画像データセット52、54、及び56を含む。典型的な画像ファイルにおいて、多数のこのような画像セットは、連続的なデータストリームにより定義することができる。各データセットは、以下に説明されるような圧縮アルゴリズムを含む特定の圧縮アルゴリズムにより圧縮することができる。
各画像データセットの中には、圧縮ヘッダ60と併せて記述ヘッダ58が設けられる。ヘッダ58及び60の後には、圧縮された画像データ62が続く。各々のデータセットの記述ヘッダ58は、DICOM準拠の記述データのような業界標準すなわち認識可能な記述情報を含むのが好ましい。当業者には理解されるように、このような記述情報は、典型的には、患者、画像、調査又は連続する調査の日付、画像データを生成するシステムの診断装置、並びに再構成された画像の観察可能な特定の生体組織又は特徴に関する付加的な情報を含む。以下にさらに完全に説明されるように、このような記述ヘッダデータは、圧縮された画像データ部分62内で、データを圧縮するのに用いられる最適な圧縮アルゴリズム又はルーチンを識別する本発明の技術において用いられることが好ましい。画像データを圧縮するのに用いられる特定のアルゴリズム又はルーチンを参照するデータは、次に、該画像データを復元する際に後で参照するため、圧縮ヘッダ60内に格納される。以下に述べられるように、付加的なデータは圧縮された画像データ内に格納されて、該画像データを復元するのに用いるために、圧縮ヘッダ60において識別されたアルゴリズムを相互参照する。具体的には、現在の好ましい実施形態において、圧縮ヘッダ60は、圧縮された画像データの小区域の長さの識別表示、並びに該小区域を最適に圧縮するように用いられる圧縮符号表の形態における特定の最適なアルゴリズムに対する参照を含む。
図3は、ここでは、本技術において圧縮及び復元することができる連続データストリームで組み立てられたデジタル化データパケットにより符号化されたデジタル画像として示されるデータ例を示す。全体が参照番号100により示される画像は、特定の生体組織特徴のような関心のある特徴102を含むことができる。医療診断用途においては、このような特徴は、MRIシステムの画像における軟組織、X線画像における骨などといった画像収集診断装置の物理的特性によって観察可能な患者の特定の生態組織又は部位を含むことができる。各々の画像は、個々のピクセル108の数と分布により定義される幅104及び高さ106を有するマトリックスからなる。画像マトリックスのピクセルは、行110及び列112により配置され、該ピクセルの様々な特性が、再構成された画像で観察する際の関心のある特徴を定義する。典型的な医療診断用途において、これらの特性はグレイレベルの強さすなわち色を含むことになる。デジタル化データストリームにおいて、各ピクセルはバイナリコードで表され、該バイナリコードは、画像の識別を助けるために、及び他の画像の調査との関連付けを助けるために記述ヘッダに追加される。上記のように、このような記述情報は、DICOM準拠データのような業界標準情報を含むことができる。
画像100を圧縮及び復元するのに用いることができる種類の画像符号化システムにおいて用いられる圧縮方式の1つの構成要素は、2進ウェーブレット変換(WT)である。特に、2進ウェーブレット変換は、WTが画像を相関解除して様々な周波数のサブバンドにすることにより高圧縮率を達成することができるといった多くの望ましい品質をもたらす。2進WTはさらに、レベルの異なる近似の画像を表すための多重解像度のフレームワークをもたらし、実施に応じて「可逆」又は「非可逆」の、すなわち不完全又は完全な再構成のいずれかが可能である。2進WTにより、同じビットストリームから2進解像度、すなわち1/2の因数で解像度に組み込まれたものとして知られる特性で画像の近似を再構成することができる。これらの種々の特性のために、2進WTは、業界及び学会において圧縮標準の一構成要素として普及した。
例えば、2進WTは、一つには、関心のある非常に小さい又は微細な特徴についての情報を失わない完全な再構成が可能であることに起因して、種々の医療用イメージング分野において広く用いられている。さらに、2進WTは、本来であればかなり大きな、8から16の間のビット深度を有して、典型的には256×256から2000×2000ピクセルの範囲のサイズであり、幾つかのイメージング診断装置では最大25,000×25,000ピクセルの画像を生成する、医療用画像ファイルの許容可能な圧縮を可能にする。さらに、コンピュータ断層撮影法のような多くの医療用イメージング診断装置は、イメージングシーケンスにおいて最大1000の画像又は「スライス」を取得することができる。大きなファイルサイズの各画像と合成されて生成された多数の画像は、2進WTにより得られる、解像度に組み込まれた特徴をもった良好な圧縮の必要性を示す。さらに、2進WTは異なる解像度で画像を再構成する能力をもたらすので、復号器における待ち時間が減り、エンドユーザは、ビットストリーム全体が復号されるのを待つことなく画像を評価することが可能になる。
しかしながら、2進WTにも特定の制限がある。特に、2進WTは、ウェーブレット変換の2進性質に起因して利用可能な異なる解像度の数に制限がある。2進WTは、2進因数、すなわち各々の変換された寸法が半分に低減される解像度をもたらす。得られた解像度の数は、分解レベル(L)の数に等しく、その結果、圧縮された2次元画像を、解像度1(元の解像度)、1/2、1/4、1/8、1/16、...、(1/2)Lで再構成することができる。例えば、512×512ピクセルの画像の場合には、同じ圧縮されたビットストリームから、すなわち組み込まれた解像度から元の画像の近似を256×256、128×128、64×64以下同様で得ることができる。
このように分解レベル又は解像度の数が制限されていることは、表示装置又はプリンタが、上の例の場合では768×768又は1024×768といった利用可能な2進解像度とは異なる解像度を有する場合に問題となる可能性がある。この問題に対処する1つの方法は、利用可能な分解レベルを増大させることである。しかしながら、より高い分解レベル(1/2)Lでは非常に小さくなる場合があるため、この方法は一般には十分なものではない。例えば、512×512ピクセル画像の場合においては、L=5であるときに、最小の復号可能画像は16×16であるが、これは人間の目で知覚するには小さすぎる。さらに、各2進分解はピクセル数を75%ずつ減少させ、結果として各分解後に画像における実際の情報が少なくなる。それよりもむしろ、多数の知覚可能な解像度を有し、特により微細な又は構成可能な解像度を有することが望ましい。このことは、1つのレベルから次のレベルへの情報の削減をより緩やかに、すなわち75%より少なくすることが可能になり、かつ特別に出力装置により対応される解像度で画像を該装置に送ることが可能となり、このようにして、画像の伝送に必要とされる帯域幅利用に関して出力品質が最適化される。
一般化ウェーブレット変換
このような技術の1つは、より知覚可能な組み込まれた解像度をもたらすことができる、非2進を含む一般化ウェーブレット変換を用いることを含む。従って、これらの一般化された変換は、元の画像から非2進解像度で画像の再構成を可能にする一方で、依然として2進WTの多重解像度のフレームワークを有する。特に、この一般化ウェーブレット変換のフレームワーク内では、如何なる分解レベルにおいても、如何なるデータ次元の所望の解像度も組み込まれた方法により取得することができる。解像度はビットストリームに組み込まれて、不可逆(完全ではない)又は可逆(完全な)の再構成をもたらすようにすることができる。実際には、次元は別々に処理される。例えば、2次元画像においては、各行は、列データの処理の前に処理することができる。
この一般化されたWTシステムについての以下の説明においては、Nは、デジタル画像の場合における行又は列のピクセルのようなデータポイントの合計数を表し、nは、ある画像の場合において一度に取り扱うピクセルのようなデータポイントの数を表す。例えば、768×768画像を仮定すると、Nは、行を処理する場合に768になり、列を処理する場合に768になる。しかしながら、nの値は、所望の結果に基づいて、オペレータ又は自動化されたルーチンにより決定することができる。この一般化された方式により再生することができる2進の結果においては、nは2に等しく設定され、すなわち、データポイントは2の群で取り扱われる。非2進結果は、以下に説明される近似係数kの選択された数が1/2に等しいk/nの比を生成しない場合には、3又は4といった、2以外の数をnに用いることにより取得することができる。
例えば、768×768ピクセル画像で、nが3の場合、各行又は各列を備える768ピクセルは、3の群、すなわち各3ピクセルの256の群で処理することができる。同様に、nの値が4の場合には、処理において各4ピクセルの192の群になる。単純化のためにこれらの例においては、N及びnの値は、N/nが整数となるように付与された。しかしながら、これは必ずしも必要ではない。N/nが整数でない場合においては、パディング、拡張、又は当該技術分野で既知の他の技術を用いて、一様に整除できないことに関連するどのような不一致にも対処することができる。
ここで図4を参照すると、ピクセル108で表される12のデータポイントのセットからなる一般化された順変換の例が提供されている。ピクセル108は、それぞれの画像の行110又は列112からとることができる。ピクセル108は、最初に、圧縮前の元の状態114にある。ピクセル108は、段階116に示されるように、各nピクセルのzの数の群に分けられる。この例においては、n=4の場合には、ピクセルが群分けされた状態118で、各4ピクセルの3つの群がもたらされ、すべてのnピクセルは、z処理群120の1つに置かれている。
オペレータ又は自動化された手段により選択された値に基づいて、k近似係数及びn−k詳細係数が、nデータポイントのセットの分解の一レベルにおいて各処理群120について計算される。k近似係数は、元のn係数のより低い解像度表現を構成する。n−k詳細係数は、k近似係数を与える元のnデータポイントを再生成するのに必要な付加的な情報を含む。この一般化されたフレームワークの中では、n=2及びk=1であるときに、2進変換が生じる。しかしながら、一般化された実施においては、kは0より大きくnより小さい任意の値であってよい。n−k詳細係数は、以下の方程式により各処理群120の選択されたn−kデータポイントを処理することにより計算することができる。
Figure 2004260801
ここで、xiは選択されたデータポイントを表し、Yiは、ここでは詳細係数である、結果としてもたらされる係数を表す。βjについての値は、より低い解像度での信号の種々のモーメントの保存のような、所望の圧縮画像品質によって種々の方法により求めることができる。例えば、信号の平均が低解像度信号で保存されることになる場合には、以下に詳述されるそれぞれの値βj及びajは、協働して平均を保存するように決定することができる。例えば、ajの近似値と関連して信号の平均を保存するβjの値は、以下の方程式により与えられる。
Figure 2004260801
他の場合においては、βjの値は、異なるフィルタ又は低解像度画像を生成するように選択することができる。
n−kの選択されたデータポイントは、処理群120の中のいずれのデータポイントであってもよい。一実施形態においては、第1又は第3のような同じそれぞれのデータポイントは、各処理群120の中で選択される。例えば、再び図4を参照すると、k=3であると仮定した場合、n−kすなわち1である詳細係数は、詳細係数計算段階122で示されるように、各処理群の中でピクセル108のような利用可能なデータポイントのいずれかから計算することができる。この例においては、各処理群における第3のデータポイントは、選択されたポイント124であるが、上述のように、いずれのn−kデータポイントも各群120から選択してもよい。各々の選択されたポイント124は、方程式(1)により処理されて、詳細係数処理データ128に示されるように、それぞれの詳細係数126を生成するようになる。
詳細係数126を利用して、近似係数計算段階130において選択されなかった残りのポイントと関連する近似係数を求めることができる。k近似係数は、以下の方程式により、各処理群120において前に選択されなかった未処理kデータポイントを処理することにより計算することができる。
Figure 2004260801
ここで、Yiにより表される結果としてもたらされる係数は、この場合においては、近似係数を表す。βjの値と同様に、αjの値は、より低い解像度での信号の種々のモーメントの保存といった、所望の圧縮画像の品質に応じて、種々の方法により求めることができる。例えば、信号の平均が保存される場合に、αjが対応するβjを与える方程式(2)と関連して用いられるときには、αjは以下の方程式により計算することができる。
Figure 2004260801
しかしながら、他の画質を強調する場合には、αjは、異なるように計算するか、又は所望の圧縮された画質をもたらす値を指定することができる。
前に選択されていないkデータポイント132の処理後に、それぞれの近似係数134が、近似係数処理データ136に存在し、元のデータセット114は分解の1つのレベルを受ける。特に、与えられた例においては、元のデータポイント114は非2進の、3−4(k=3、n=4)の順変換を介する分解の1つのレベル受け、元のデータポイントの数に等しい変換係数の数、すなわち、この例においては12をもたらすようになる。しかしながら、結果としてもたらされる係数の数は、元のデータポイントの数と等しい必要はない。特に、セット120から生成された近似係数と詳細係数との合計が、該セット120における元のデータポイントの数を超えることがあるという点で冗長である非2進変換を用いることができる。図5において、一般化された順変換を用いる分解レベルが、より一般的な方法により示される。
近似係数134及び詳細係数126は、分解の各ラウンドの後に、段階138で再編成して、表示又はさらに別の分解が行われるようにすることができる。例えば、再び図4を参照すると、結果としてもたらされる近似係数134及び詳細係数126は、再編成された処理データセット140が形成されるように維持されている順番で連続して群分けすることができる。
付加的なレベルの分解は、所望の順変換を現在の分解レベルの近似係数134に適用することにより達成することができる。例えば、同じn及びkが各々の分解レベルについて利用される場合には、NデータポイントのLレベルの分解後に、おおよそN.(k/n)Lの近似係数がもたらされる。しかしながら、n及びkは一定に保持される必要はなく、構成可能な高い分解レベルは、後続する分解レベルのためにn及びkを変更することにより取得することができる。
例えば、図6を参照すると、図4の分解の第1のレベルによりもたらされる再編成された処理データのセット140を、さらに分解することができる。後続の分解においては、前の近似係数は、新しいデータポイントの最初のセットを含む。同じ非2進3−4順変換をこの分解の第2のレベルについて用いることができ、さらにn及びkの他の値も用いることができる。例えば、図6に示されるように、nに3、kに2を用いることができ、近似係数134に6、及び詳細係数126に3が結果としてもたらされる。同様に、この一般化された順変換から、付加的な分解を近似係数134に行うことができる。
図4の3−4順変換及び図6の2−3順変換のカスケード適用は、単一の2進変換が図4の最初のデータのセットに適用された場合に結果として得られるような、近似係数134に6が得られることは注目すべきである。換言すると、別の非2進順変換を連続的に適用すると、2進画像解像度を結果としてもたらすことができる。しかしながら、付加的な解像度レベルは、元の解像度と、ここでは図4の解像度の3/4である2進解像度の間で利用可能である。明らかに、非2進順変換の他の組み合わせもまた、2進解像度をもたらすことができる。さらに、2進順変換は、非2進順変換が先行するか又は後続して、圧縮データの本来は利用不可能な解像度、すなわち任意の解像度が生成されるようになる。非2進変換と2進変換、並びに非2進変換と非2進変換をカスケードする能力は、これらの変換を既存の圧縮方式内で極めて融通性をもたせ利用できるようにする。
上述のように、多次元のデータポイントのセットを処理する場合において、各次元は別々に処理することができる。例えば、画像100を構成する行110及び列112は、別々に処理することができ、一般的にはどちらを先に処理してもよい。画像110の行110及び列112の処理において、n及びkは同じ値を用いてもよいし、特に、該画像100が正方形ではないが、代わりに長方形であるか、又は正方形の元の画像から長方形の圧縮画像が望まれる場合には、異なる値を用いてもよい。さらに、デジタルビデオにおいては、第3の次元である時間の次元がさらに存在する場合がある。ビデオは、一般化された順変換を用いて、行110及び列112に加えて時間的に圧縮することができる。行110及び列112の説明と同様に、他の次元で用いられた同じn及びkの値を用いて時間の次元でビデオを圧縮することができ、或いは異なる値を用いることができる。
ここで図7を参照すると、正方形の画像100に対して一般化された順変換を適用した結果のサンプルが示されている。非2進順変換が3回適用され、同じn及びkが、各順変換並びに行及び列の両方に用いられた。しかしながら、上述のように、異なるn及びkの値を行及び列に、又は後続の順変換に用いることができる。さらに、各順変換の後に、段階138で行われたように、近似係数134及び詳細係数126が再構成されて連続する群にされた。
文字L及びHは、「低い」及び「高い」周波数を表し、それぞれ、上述の変換工程により生成された近似係数と詳細係数とに対応する。最初の文字は、画像の水平方向、すなわち行110の周波数を表し、第2の文字は、該画像の垂直方向、すなわち列112の周波数を表す。文字の後に続く数字は分解レベルを表し、一般化された順変換が、行110に沿って一度、及び列112に沿って一度、いずれかの順番で適用され、分解の1つのレベルを構成している。分解の1つのレベルが均一な次元のサブバンドを生成する2進変換とは異なり、この例において用いられるような非2進変換は、n及びkの値により決定される異なる次元のサブバンドを生成する。
例えば、再び図7を参照すると、元の画像100は順変換を受けておらず、従ってLL0で表示付けされている。しかしながら、1回の非2進順変換の後、第1の分解された画像146は4つのサブバンドに分割される。LL1サブバンドは、水平及び垂直の近似係数134に含まれる画像情報に対応する。HH1サブバンドは、水平及び垂直の詳細係数126に含まれる情報に対応し、LH1及びHL1のサブバンドは、この情報のそれぞれの組み合わせに対応する。上述のように、近似係数134を構成するLL1のサブバンドは、第2の順変換を受けて第2の分解された画像148を生成し、これはLL1が4つのそれぞれのサブバンドLL2、HH2、HL2、及びLH2に分解された結果、元の画像100が7個の周波数サブバンドに分割される。LL2サブバンドはさらに、非2進順変換を受けて、第3の分解された画像150を生成することができ、該画像150は、LL2がLL3、HH3、LH3、及びHL3に分解されたことに起因して、10個の周波数サブバンドを有する。この例においては、LL0、LL1、LL2、及びLL3は、エンドユーザにより観察が可能な元の画像100の異なる解像度を表す。すなわち、LL0、LL1、LL2、及びLL3は、観察可能な画像情報を含む各分解レベルの水平方向及び垂直方向それぞれの近似係数134を含む。
各LL及びHHサブバンドのそれぞれを用いて、対応する逆変換を適用することにより、前の分解レベルのLLサブバンドの再構成が可能であることは注目すべきである。例えば、それぞれの近似係数134及び詳細係数126を含むLL3及びHH3を用いて、対応する非2進逆ウェーブレット変換を適用することによりLL2を再構成することができる。同様に、LL2及びHH2を用いて、LL1を再構成することができ、以下同様である。この方法により、元の画像を種々の周波数サブバンドから再構成することができる。
特に、画像を再構成するため、又は分解前のレベルに戻るためには、それぞれの順変換の段階を逆にすることにより逆変換を行う。すなわち、選択されていないデータポイント132は詳細係数126及び近似係数134から再構成される。次に、選択されたデータポイント124は、選択されていないデータポイント132及び詳細係数126から再構成することができる。この再構成の1つのレベルの一般化された表示が、図5の順変換に対応する逆変換を示す図8に示される。近似係数からデータポイントを再構成するためのそれぞれの逆方程式、すなわち、方程式(3)に対応する逆変換は、以下のように与えることができる。
Figure 2004260801
同様に、詳細係数からデータポイントを再構成するためのそれぞれの逆方程式、すなわち、方程式(1)に対応する逆変換は、以下のように与えることができる。
Figure 2004260801
上の説明は、一般に、一般化された順変換工程の浮動小数点化の実施に関係するものであるが、整数化実施を同様に用いることができ、これはリフティングにより実施することができる。リフティングによる整数化実施は、演算処理及びメモリ要件が低く、適切に構成されたハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより実施することができる。このような整数化実施は、丸め誤差に起因して浮動小数点化の実施では不可能な場合がある、可逆性の、すなわち完全な再構成をもたらす。
一般化ウェーブレット変換の整数化実施は、種々の方法により達成することができる。例えば、このような1つの整数化実施において、一般化された順変換からも得られる詳細係数126は、以下の方程式により計算することができる。
Figure 2004260801
ここで、
Figure 2004260801
は、フロア演算を示す。同様に、近似係数134は、以下の方程式により求めることができる。
Figure 2004260801
方程式(8)の整数化実施に対応する近似係数からデータポイントを再構成するそれぞれの逆変換は、以下のように示すことができる。
Figure 2004260801
同様に、詳細係数からデータポイントを再構成するためのそれぞれの逆方程式、すなわち、方程式(7)に対応する逆変換は、以下のように与えることができる。
Figure 2004260801
代替的な実施においては、一般化された順変換から得られる詳細係数126は、以下の方程式により計算することができる。
Figure 2004260801
対応する近似係数134は、以下の方程式により求めることができる。
Figure 2004260801
方程式(12)の整数化実施に対応する近似係数からデータポイントを再構成するそれぞれの逆変換は、以下のように示すことができる。
Figure 2004260801
同様に、詳細係数からデータポイントを再構成するそれぞれの逆方程式、すなわち、方程式(11)に対応する逆変換は、以下のように与えることができる。
Figure 2004260801
浮動小数点化実施及び整数化実施の両方に関する上述の説明を考慮すると、以下の例が例示のために提供される。例えば、3−5のウェーブレット変換、すなわちk=3、n=5のウェーブレット変換において、詳細係数がY3及びY4であると仮定すると、順変換により生成された詳細係数は、以下のように表すことができる。
3=x3−(x0+x1+x2)/3,
4=x4−(x0+x1+x2)/3
近似係数は、同様に、以下のように表すことができる。
0=x0+(Y3+Y4)/5,
1=x1+(Y3+Y4)/5,
2=x2+(Y3+Y4)/5
近似係数のそれぞれの逆変換は、以下のように表すことができ、
0=Y0−(Y3+Y4)/5,
1=Y1−(Y3+Y4)/5,
2=Y2−(Y3+Y4)/5
であり、詳細係数の逆変換は、以下のように表すことができる。
3=Y3+(x0+x1+x2)/3,
4=Y4+(x0+x1+x2)/3
同様に、3−4ウェーブレット変換において、詳細係数がY3であると仮定すると、詳細係数は以下のように表すことができる。
3=x3−(x0+x1+x2)/3
近似係数は、同様に以下のように表すことができる。
0=x0+(Y3/4),
1=x1+(Y3/4),
2=x2+(Y3/4)
近似係数のそれぞれの逆変換は以下のように表すことができ、
0=Y0−(Y3/4),
1=Y1−(Y3/4),
2=Y2−(Y3/4)
であり、詳細係数の逆変換は、以下のように表すことができる。
3=Y3+(x0+x1+x2)/3
上記例は網羅的であることを意図するものではなく、一般化されたWTフレームワークの演算、特に非2進変換の生成を示すために提供される。これらの種々の一般化された変換を画像管理システム10のようなシステムで実施することができる方法を次に説明する。
上述の順変換及び逆変換は、浮動小数点又は整数ベースのいずれであっても、データストリームを符号化及び復号化するように構成された符号器/復号器(コーデック)を用いることにより、画像管理システム10のようなシステムで実施することができる。この種類の汎用コーデック152が図9に示される。コーデックは、典型的には、いずれか又は両方が、圧縮/復元インターフェース20又はクライアントのような画像管理システム10の構成要素において、或いはワークステーション又はイメージングステーションのような独立型イメージングシステムにおいて存在することができる、符号器154と復号器156とからなる。特に、ネットワーク環境において、画像100の圧縮及び復元にそれぞれ利用される符号器154及び復号器156は、実際には、該ネットワーク環境内の異なる構成要素上に存在することができる。このようにして、所望の解像度で画像を再構成するのに必要とされる正確な量の圧縮データを、符号器から別の位置にある復号器に伝送することができる。
再び図9を参照すると、デジタル画像100のような入力データ158が符号器154により受け取られ、そこで圧縮構成要素160が、データ158に関して1つ又はそれ以上の一般化された順変換を実行する。圧縮構成要素160は、回路、実行可能ルーチン、又は何らかの等価機構からなるものとすることができる。量子化構成要素161は、結果として得られるビットストリームを量子化するために存在することができる。可逆の実施においては、量子化は1になる。また、エントロピー符号器162が符号器154に含まれている場合には、このデータは、該エントロピー符号器162によってエントロピー符号化することができる。エントロピー符号器162はさらに、変換された係数によりもたらされたビットストリームを圧縮することができる。エントロピー符号器162、及び以下に説明される対応するエントロピー復号器は、ハフマン法、算術圧縮法、ランレングス法といった他の既知の画像圧縮方式において用いられるものとすることができる。
結果として得られた圧縮データ164は、復元するために符号器154の近くにあるか又は遠位にある復号器156に伝送される。復号器156において、圧縮データ164は、エントロピー符号器162が圧縮中に用いられていた場合には、エントロピー復号器166に通すことができる。さらに、圧縮データが量子化されていた場合には、復号器156内に存在することができる適切に構成された構成要素167により該データを逆量子化することができる。次に、係数は、1つ又はそれ以上の対応する一般化された逆変換を実行して再構成データを生成する、復号器156の復元構成要素168により逆変換することができる。復元構成要素168は、回路、実行可能ルーチン、又はこれらの機構の何らかの組み合わせからなるものとすることができる。一実施形態において、汎用コーデック152は、「可逆性の」、又は完全な再構成コーデックであり、再構成データ170が、入力データ158とビット毎に適合するようになっている。
特定非2進ウェーブレット変換
上述の方法は、一般化されたフレームワーク内での多重解像度非2進ウェーブレット変換を生成するのに有用とすることができるが、同様に他の方法を用いて、特定非2進ウェーブレット変換を生成してもよい。これらの代替的な方法を最適化し、圧縮画質の改善又は他の望ましい特徴が得られるようにすることができる。一般化された方法と同様に、以下に説明する非2進変換は、元の信号の多重解像度表示を取得し、効率的な方法により同じ圧縮されたビットストリームから該信号を非2進解像度で再構成する。特定非2進ウェーブレット変換は、元の信号を元の解像度で完全に又は不完全に再構成するように構成することができる。一般化された方法と同様に、以下に説明する非2進変換は、2進変換又は非2進変換でカスケードして、付加的な解像度を生成することができる。非2進変換はさらに、データセットの異なる次元、すなわち、行、列、時間に対して区別的に適用して、共通の分解レベルで各次元について望ましい解像度を達成することができる。
特定非2進ウェーブレット変換は、1つのレベルから次のレベルにおけるピクセル数の減少が、2進ウェーブレット変換で見られた75%よりも少ないように構成することができる。これにより、2進WTよりも視覚的に知覚可能な解像度の数をより大きくすることが可能となる。さらに、特定非2進ウェーブレット変換は、リフティングによる整数化実施として容易に実施することができ、計算上集中しない。
種々の非2進ウェーブレット変換は、以下の説明と一致した形で構成することができるが、特定非2進ウェーブレット変換の構成及びその使用を示すために、2つの例を詳述する。第1の例は、元の画像の多重解像度表示に基づいて、2/3解像度毎に元の画像の近似を再構成するもので、従って、Xフォーム−2/3と呼ばれる。Xフォーム−2/3は、9レベルの分解を通して、すなわち342×342、228×228、152×152、102×102、68×68、46×46、32×32、22×22、及び16×16の解像度で、512×512ピクセルの元の画像の近似を再構成することができる。同じ画像の2進ウェーブレット変換は勿論、圧縮されたビットストリームから5レベルの分解、すなわち、256×256、128×128、64×64、及び16×16の解像度しか生成しない。利用可能な組み込まれた解像度の利用可能な数が増加すること、及びこの増加に伴う自由度は、勿論、特定非2進ウェーブレット変換によりもたらされる利点の1つである。
ここで図10を参照すると、順方向Xフォーム−2/3変換が示されている。行、列、又はより大きなデータセットの他の次元の一部を含むことができる初期データポイント180のサブセットが示される。近似係数計算段階182において、近似係数184を、
Figure 2004260801
及び
Figure 2004260801
のように計算することができる。
近似係数184は、この例においては、因数3/4によるスケーリング後の2/3番目の解像度信号を表す低域通過構成要素を表す。フロア演算は、
Figure 2004260801
により示される。高域通過構成要素、すなわち詳細係数186は、詳細係数計算段階188により、
Figure 2004260801
のように計算することができる。
詳細係数Y1186を用いて、図11に示されるXフォーム−2/3逆変換により元のデータポイント180を再構成することができる。特にx1は、
Figure 2004260801
のように計算される。
残りの元のデータポイント180は、次に、
Figure 2004260801
及び
Figure 2004260801
であるように再構成することができる。
順方向のXフォーム−2/3変換の方程式により、該Xフォーム−2/3順変換は、3つの元の信号180、すなわちx0、x1、及びx2の近似補間を行うことが分かる。方程式(15)、(16)、及び(17)の一般形は、以下のそれぞれの方程式により与えられる。
(21) Y0=σ*x0+(1−σ)*x1
(22) Y2=σ*x2+(1−σ)*x1
(23) Y1=x1−λ*(Y0)−λ*(Yx2
δ=3/4及びλ=1/2を選択することにより、
0=(3/4)*x0+(1−3/4)*x1
=(3/4)*x0+(1/4)*x1
=(3/4)*{x0+(1/3)*x1
2=(3/4)*x2+(1−3/4)*x1
=(3/4)*x2+(1/4)*x1
=(3/4)*{x2+(1/3)*x1
及び
1=x1−(1/2)*Y0−(1/2)*Y2
が得られる。
整数ベースの処理を容易にするために、因数3/4を省いて、Y0及びY2を整数にすることができる。補償のために、これらの係数は、復号器で因数3/4だけスケールアップすることができる。一実施形態においては、復号器において用いられるスケール因数は、さらに圧縮画質を改善するために、この段階において省かれた因数とは異なるものとすることができる。例えば、スケール因数2/3を、代わりに、復号器で用いることができる。さらに、Y0及びY2から因数3/4を省いたことを考慮して、詳細係数Y1をさらに調整して、以下のように補償する。
1=x1−(3/8)*Y0−(3/8)*Y2
δ及びλの選択に関して、δ=3/4を選択する誘因は、x0がx1よりもY0に近く、従って、Y0に対する寄与が75%であるということである。同様の論証がY2についても考えられる。Y1は、完全な、すなわち可逆性の再構成が得られるように選択することができる。Xフォーム−2/3変換及びそのそれぞれの逆変換を多次元のデータセットに適用すること、又はカスケード様式とすることは、一般化ウェーブレット変換に関して先に説明されたものと同じ形で行われる。
特定非2進ウェーブレット変換の第2の例により、3/4解像度毎に最初の信号の多重解像度表示を取得する変換が提供される。この変換は、ここではXフォーム−3/4と呼ばれ、2進ウェーブレット変換により4レベルが得られるのに比較すると、512×512ピクセル画像について14レベルの分解、すなわち、384×384、288×288、216×216、162×162、123×123、93×93、72×72、54×54、42×42、33×33、27×27、21×21、18×18、及び15×15の分解が得られる。
ここで図12を参照すると、順方向のXフォーム−3/4変換が示される。行、列、又はより大きなデータセットの他の次元の一部を含むことができる初期データポイント180のサブセットが示される。近似係数計算段階182において、近似係数184を、
Figure 2004260801
Figure 2004260801
Figure 2004260801
のように計算することができる。
近似係数184は、この例においては、元の信号の3/4の解像度の近似を表す。高域通過構成要素、すなわち詳細係数186は、詳細係数計算段階188により、
(27) Y3=x1−x2
のように計算することができる。
この例においては、Y1及びY3はx1及びx2のハール変換であり、ここでY1は低域通過係数通であり、Y3は高域通過係数である。Y0及Y2は、補正因数
Figure 2004260801
を含み、これは、
Figure 2004260801
と等しいものである。Y1はx1及びx2の低域通過情報を含む。
詳細係数Y3186を用いて、図13に示されるXフォーム3/4逆変換により、元のデータポイント180を再構成することができる。特に、x2
Figure 2004260801
のように計算することができる。
残りの元のデータポイント180は、次に、
(29) x1=Y3+x2
Figure 2004260801
Figure 2004260801
のように再構成することができる。
Xフォーム2/3とは異なり、如何なるスケーリングもここでは必要とされない。Xフォーム2/3と同様に、カスケード手法により、又は一般化ウェーブレット変換モデルについて上述と同様の手法でデータセットの間で相違するようにXフォーム3/4を適用することができる。
上記に提供された特定非2進ウェーブレット変換の例、すなわちXフォーム2/3及びXフォーム3/4は、この種類の非2進変換を網羅するものではないが、このような変換の構成及び使用法を例示することを意図するものである。前述の一般化ウェーブレット変換モデルに適合しないこの種類の様々な他の2進変換は、これらの例にしたがって様式化することができる。上述の一般化変換と同様に、特定非2進変換は、図9に示され、図9に関連して説明される種類の汎用コーデックにより実施することができる。
上述の一般化変換技術及び特定変換技術の両方は、既存の圧縮方式と同程度の複雑さを有することから、既存の画像管理システム上で実施することができる。さらに、一般化変換技術及び特定変換技術の両方によってもたらされる任意の解像度レベルに起因して、これらの技術は、帯域幅が制限される場合があるインターネット又はイントラネットのいずれかのネットワーク上で用いるのに非常に好適であり、対象とする表示装置の解像度に従って圧縮された画像を伝送するのが好ましい。医療用イメージングにおいて、一般化変換技術及び特定変換技術は、ネットワークの帯域幅制約が厳しい可能性がある遠隔放射線診断において有用とすることができる。しかしながら、圧縮されたビデオ又は画像の伝送が制限された帯域幅上で行われるようなどのような状況においても、上述の技術には利便性がある。
本発明は、種々の修正及び代替的な形態を容易に行うことができるが、特定の実施形態を図面において例証として示し、本明細書において詳細に説明してきた。しかしながら、本発明は、開示された特定の形態に限定されることを意図するものではないことを理解すべきである。逆に、本発明は、添付の特許請求の範囲により定義される本発明の精神及び範囲内に含まれる全ての修正、均等技術、及び代替技術を含むべきである。
、図示される例において、本技術の特定の態様に従って画像データを受け取り格納する、画像アーカイビング及び通信システムすなわちPACSの例示的な画像管理システムの概略図。 多数の画像データセット、圧縮データ、及び記述情報を含むファイルに格納された画像データを参照するデータベースのコンテンツの概略図。 図1のシステム上で受け取られ、圧縮され、及び格納された典型的な種類の画像の図。 一般化非2進順変換を受けているデータのサブセットの状態図。 一般化非2進順変換の状態図。 別の一般化非2進順変換を受けている図4によりもたらされたセットの状態図。 多数の分解レベルを通る非2進順変換を介して生成された周波数サブバンドの図。 図5の一般化非2進順変換に対応する一般化非2進逆ウェーブレット変換の状態図。 非2進ウェーブレット変換を実施するように構成された例示的なコーデックの概略図。 特定非2進順変換を受けているデータのサブセットの状態図。 図10の特定非2進順変換に対応する特定非2進逆ウェーブレット変換の状態図。 別の特定非2進順変換を受けているデータのサブセットの状態図。 図12の特定非2進順変換に対応する特定非2進逆ウェーブレット変換の状態図。
符号の説明
12、14、16 イメージングシステム
18 ファイルサーバ
20 圧縮/復元インターフェース
22 クライアント
24 プリンタインターフェース
26 プリンタ
28 DBサーバ
30 アーカイブ
32 ライブラリ
34 放射線部門情報システム
36 病院情報システム
38 外部クライアント

Claims (12)

  1. データポイント(180)のセットにアクセスし、
    非2進ウェーブレット変換(182、188)を、前記データポイント(180)のセットに適用して、変換されたデータの第1のセットと変換されたデータの第2のセットがもたらされるようにする、
    ことを含むデータポイント(180)のセットを圧縮する方法
  2. 前記データポイント(180)のセットが、デジタル画像(100)及びデジタルビデオの1つを含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記変換されたデータの第1のセットが、1つ又はそれ以上の近似係数(184)のセットを含み、前記変換されたデータの第2のセットが1つ又はそれ以上の詳細係数(186)のセットを含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記1つ又はそれ以上の近似係数(184)を再編成して、前記1つ又はそれ以上の近似係数(184)が逐次的かつ連続的になるようにすることをさらに含む請求項3に記載の方法。
  5. 前記1つ又はそれ以上の近似係数(184)を表示することをさらに含む請求項4に記載の方法。
  6. 第2の非2進ウェーブレット変換(182、188)を、前記変換されたデータの第1のセット及び前記変換されたデータの第2のセットの1つに適用することをさらに含む請求項1に記載の方法。
  7. 前記第2の非2進ウェーブレット変換(182、188)が、前記非2進ウェーブレット変換(182、188)と同じである請求項6に記載の方法。
  8. 画像管理システム(10)であって、
    1つ又はそれ以上の入力/出力インターフェース(19)、1つ又はそれ以上のイメージングシステム(12、14、16)、1つ又はそれ以上の画像格納システム(30)、及び1つ又はそれ以上の遠隔クライアント(22、34、36、38)の少なくとも1つに対して1つ又はそれ以上のデータファイル(50)を送受するように構成された1つ又はそれ以上のファイルサーバ(18)と、
    前記データファイル(50)を処理するように構成されたコーデック(152)と、
    を備え、前記コーデック(152)が、
    データポイント(180)のセットにアクセスし、非2進ウェーブレット変換(182、188)を該データポイント(180)のセットに適用して、変換されたデータの第1のセット及び変換されたデータの第2のセットがもたらされるように構成された符号器(154)と、
    非2進逆ウェーブレット変換を、前記変換されたデータの第1のセット及び前記変換されたデータの第2のセットに適用して、データポイント(180)のセットが再構成されるように構成された復号器(156)と、
    を有することを特徴とする画像管理システム。
  9. 前記符号器(154)及び前記復号器(156)の両方が前記ファイルサーバ(18)、前記1つ又はそれ以上の入力/出力インターフェース(19)、前記1つ又はそれ以上のイメージングシステム(12、14、16)、前記1つ又はそれ以上の画像格納システム(30)、及び1つ又はそれ以上の遠隔クライアント(22、34、36、38)の1つに配置された請求項8に記載の画像管理システム(10)。
  10. 前記符号器(154)及び前記復号器(156)が互いに離れた位置にある請求項8に記載の画像管理システム(10)。
  11. 前記変換されたデータの第1のセットが1つ又はそれ以上の近似係数(184)のセットを含み、前記変換されたデータの第2のセットが1つ又はそれ以上の詳細係数(186)のセットを含む請求項8に記載の画像管理システム(100)。
  12. 前記符号器(154)が、前記近似係数(184)を再編成して、該近似係数(184)が逐次的かつ連続的になるようにさらに構成された請求項11に記載の画像管理システム(100)。
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