JP2004260749A

JP2004260749A - Foldable mobile terminal equipment

Info

Publication number: JP2004260749A
Application number: JP2003051753A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Tsuruta; 裕鶴田; Tomoyasu Takahashi; 友康高橋
Original assignee: Kyocera Corp
Current assignee: Kyocera Corp
Priority date: 2003-02-27
Filing date: 2003-02-27
Publication date: 2004-09-16
Anticipated expiration: 2023-02-27
Also published as: JP4571376B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide foldable mobile terminal equipment in which an operation of opening/closing one casing to the other casing can be effectively utilized as an operation to function programs. <P>SOLUTION: In the foldable mobile terminal equipment 30 which has a first casing 32 having a display part 11 and a second casing 34 having an operation part 16 and in which the first casing is disposed while being overlapped on the second casing to cover the operation part in a closed state, the first and second casings are linked to be rotated around a shaft 36 vertical to a surface having the operation part and the display screen 12 of the display part can be exposed outside even in the closed or opened state, the foldable mobile terminal equipment has a switch 40 disposed on the surface of the second casing except for the surface having the operation part, a number of rotation measuring part 46 for measuring the the number of rotation of the first casing that is rotated while the switch is inputted, and a control part 42 for starting a different program on the basis of the number of rotation. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機やＰＤＡ（ＰｅｒｓｏｎａｌＤｉｇｉｔａｌＡｓｓｉｓｔａｎｔｓ）等の携帯端末装置に関し、詳しくは、互いに重ね合わせ可能に連結された複数の筐体から構成される重ね型携帯端末装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
【特許文献１】特開平１１−２１５２１８号公報
【特許文献２】特開２００２−１４１９８４号公報
【特許文献３】特開２００２−１３５３８０号公報
【特許文献４】特開平７−２８８８６０号公報
【０００３】
従来、２つの筐体を折り畳むことが可能な折り畳み型携帯端末装置として、図１１に示すような折り畳み型携帯電話機２が一般的に知られている。この折り畳み型携帯電話機２は、一方の筐体４の内側面１０に出力情報を表示するＬＣＤ（液晶ディスプレイ）等の表示部１１がその表示面１２を見ることができるようにして設けられ、その上側にはスピーカー１３が設けられている。そして、他方の筐体６の内側面１４には、操作部１６及びマイク１５が設けられている。
【０００４】
操作部１６には、表示面１２に表示される項目を選択することができるように、上下左右の方向に指示することができる十字キー１８、数字や文字を入力することができるテンキー２０、その他各種のキーを配置することができるようになっている。
【０００５】
このような折り畳み型携帯電話機２は、それが持つ各種機能を利用したときや、操作部１６により何等かの操作をしたとき、また着信があったとき等には、これに対応する出力情報等を表示面１２に表示するようになっている。
【０００６】
しかしながら、このような折り畳み型携帯電話機２においては、一方の筐体４と他方の筐体６が互いに最も接近して折り畳まれているときには、これらが互いに離れるよう開いてからでなければ表示面１２に表示される画面を見ることができず、折り畳んだ状態では表示面１２に情報を出力しても閲覧することができないという問題があった。
【０００７】
このような、表示面１２を閲覧するために折り畳み型携帯電話機２の筐体４と筐体６を開く手間がかかって煩わしいという問題を解決するために、開いた場合だけでなく、折り畳んだ状態又はこれに相当する状態にした場合であっても、表示面１２が外側に向くようにしたものがある。
【０００８】
このような携帯端末装置としては、例えば前記特許文献１、特許文献２、及び特許文献３に記載されているような重ね型携帯端末装置がある。これらの重ね型携帯端末装置は、連結される２つの筐体を開いた状態では、図１１に示す折り畳み型携帯電話機２の姿勢と同様に、一方の筐体に設けられている表示面が外側を向いている。
【０００９】
しかしながら、このような特許文献に記載された重ね型携帯端末装置は、前記折り畳み型携帯電話機２とは異なり、２つの筐体の連結部で、一方の筐体を１８０度捻りながら折り畳んで重ねることができる構造になっているので、表示面が外側に向くようにして２つの筐体を重ねることができる。
【００１０】
また、他の従来の重ね型携帯端末装置としては、前記特許文献４に記載されているものがある。この従来の重ね型携帯端末装置は、表示面が設けられている一方の筐体と、操作部が設けられている他方の筐体が、表示面と操作部を同じ方向に向けて重ねた状態で、これらの２つの筐体の表示面や操作部の面に垂直な軸を中心に回動可能に互いの筐体の端部が連結されている。
【００１１】
この重ね型携帯端末装置は、一方の筐体が他方の筐体に対し、軸を中心として１８０°回動する動作により開くことができ、また、このように開かなくとも表示面が外側に向いたままで２つの筐体を重ねた状態にしておくことができるので、ユーザーは２つの筐体をわざわざ開かなくとも表示面に表示される画面を常に見ることができるようになっている。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような捻りや回動により一方の筐体を他方の筐体に対して開閉する操作は、重ね型携帯端末装置に備えられている各種機能のプログラムに対する操作としては有効に活用されていないという問題点があった。
【００１３】
すなわち、捻りや回動により一方の筐体を他方の筐体に対して開閉する操作は、テンキーや十字キー等の操作と全く異なる方法の操作であるため、ユーザーはテンキーや十字キー等と明確に区別して操作することができるという特性を有しているにもかかわらず、従来はあまり有効に活用されていなかった。
【００１４】
そこで本発明は、一方の筐体を他方の筐体に対して開閉する操作を、機能のプログラムに対する操作として有効に利用することができるようにした重ね型携帯端末装置を提供することを課題とするものである。
【００１５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の請求項１は、
少なくとも表示部を有する第１筐体と、少なくとも操作部を有する第２筐体とを有し、
前記第１筐体は閉状態にて前記操作部を覆うように前記第２筐体上に重ねて配置されると共に、
前記第１，第２筐体は前記操作部を有する面に垂直な軸を中心に回転可能に連結され、
前記表示部の表示面は閉状態及び開状態のいずれの状態でも外側に露出させることが可能な重ね型携帯端末装置であって、
前記第２筐体の操作部を有する面以外の面に配置される押しボタン等のスイッチと、
このスイッチが入力されている間に回転した前記第１筐体の第２筐体に対する回転数を計測する回転数計測部と、
この回転数計測部が計測した回転数に基づいて異なるプログラムを起動させる制御部とを有するようにしたものである。
【００１６】
また、本発明の請求項２は、
少なくとも表示部を有する第１筐体と、少なくとも操作部を有する第２筐体とを有し、
前記第１筐体は閉状態にて前記操作部を覆うように前記第２筐体上に重ねて配置されると共に、
前記第１，第２筐体は前記操作部を有する面に垂直な軸を中心に回動可能に連結され、
前記表示部の表示面は閉状態及び開状態のいずれの状態でも外側に露出させることが可能な重ね型携帯端末装置であって、
前記第２筐体の操作部を有する面以外の面に配置される押しボタン等のスイッチと、
このスイッチが入力されている間に回動した前記第１筐体の第２筐体に対する回動角度を計測する回動角度計測部と、
この回動角度計測部が計測した回動角度に基づいて異なるプログラムを起動させる制御部とを有するようにしたものである。
【００１７】
また、本発明の請求項３は、
少なくとも表示部を有する第１筐体と、少なくとも操作部を有する第２筐体とを有し、
前記第１筐体は閉状態にて前記操作部を覆うように前記第２筐体上に重ねて配置されると共に、
前記第１，第２筐体は前記操作部を有する面に垂直な軸を中心に回転可能に連結され、
前記表示部の表示面は閉状態及び開状態のいずれの状態でも外側に露出させることが可能な重ね型携帯端末装置であって、
前記第１筐体の前記第２筐体に対する角度の状態を検出する状態検出部と、
閉状態又は開状態から前記第１筐体が前記第２筐体に対して回転を開始したときに時間の計測を開始するタイマーと、
該タイマーが所定時間を計測するまでに前記状態検出部の検出経過に基づいて第１筐体の所定回転方向と所定回転数を判別した場合に、これに対応する所定プログラムを起動又は終了させる制御部とを有するようにしたものである。
【００１８】
このような本発明の請求項１及び請求項２に記載の重ね型携帯端末装置によれば、第１筐体を第２筐体に対して回転させることにより、種々のプログラムを起動させることができるようになるので、ユーザーはテンキーや十字キー等の操作部による操作と明確に区別して、その回転操作を有効利用することができる。
【００１９】
また、操作部による操作を行なわなくとも、第１筐体を回転させる操作により、表示部を見て直ぐにプログラムを起動させることができるようになるので操作性が向上する。また、第２筐体の操作部を有する面以外の面に配置された押しボタン等のスイッチを押し込んでスイッチを入力した状態で、第１筐体を回転させるようにするので誤動作を生じさせるおそれもない。
【００２０】
また、本発明の請求項３に記載の重ね型携帯端末装置によれば、第１筐体を第２筐体に対して回転させることにより、種々のプログラムを起動させることができるようになるので、ユーザーはテンキーや十字キーによる操作と明確に区別して、その回転操作を有効利用することができる。
【００２１】
さらに、操作部による操作を行なわなくとも、第１筐体を回転させる操作により、直ぐにプログラムを起動又は終了させることができるようになるので操作性が向上する。また、所定時間内に第１筐体を回転させるようにするので誤動作を生じさせるおそれもない。
【００２２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る重ね型携帯端末装置の実施の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
【００２３】
図１ないし図５は、本発明の第１の実施の形態に係る重ね型携帯電話機３０（重ね型携帯端末装置に相当）について説明するために参照する図である。これらの図に示す重ね型携帯電話機３０は、前記従来の折り畳み型携帯電話機２と同様の部分には同じ符号を付して説明し、従来と同様の構成についての重複する説明は省略するものとする。
【００２４】
この重ね型携帯電話機３０は、図１及び図２に示すように、第１筐体３２と第２筐体３４で構成され、第２筐体３４の操作部１６が配置される面に垂直の方向に設けられた軸３６により互いの端部が連結されている。
【００２５】
重ね型携帯電話機３０の第１筐体３２は、図１に示す矢印ａのように、第１筐体３２と第２筐体３４が互いに重ね合わされた閉じた状態から、軸３６を中心にして第２筐体３４に対して回転させることができようになっている。そして、第１筐体３２を第２筐体３４に対して１８０°の位置まで回転させることにより、図３に示すように、第２筐体３４に設けられた操作部１６が外側に見えるような、重ね型携帯電話機３０を開いた状態にすることができる。
【００２６】
なお、本発明では、図１及び図２に示すような状態を「重ねた状態」又は「閉状態」といい、図３に示すような状態を「開状態」ということとする。そして、「閉状態」から「開状態」にすることを「開動作」といい、「開状態」から「閉状態」にすることを「閉動作」ということとする。
【００２７】
そして、図１ないし図３に示すように、第２筐体３４の操作部１６が配置された面の背面側には、スイッチとしての押しボタン４０が設けらており、この押しボタン４０は、閉状態又は第１筐体３２の回転中であっても、操作することができるようになっている。
【００２８】
図４は、重ね型携帯電話機３０の回路を示すブロック図である。押しボタン４０は、押し込まれた状態が維持されている間、即ち、スイッチが入力されている間、その旨の信号を制御部４２に出力し続けるようになっている。
【００２９】
回転数計測部４６は、図１ないし図３において図示されていないが、例えば軸３６にエンコーダーを取り付けるか、或いは軸３６の外周に等間隔でスリットを入れ、軸３６に光を当てて光センサーで検知するなどすることにより、第１筐体３２の第２筐体３４に対する回転数を計測することができるようになっている。
【００３０】
制御部４２は、表示部１１、操作部１６、スピーカー１３、マイク１５、及びアンテナに接続された無線部４４等を制御して、各種の機能を実行するようになっている。
【００３１】
そして、制御部４２は、特に押しボタン４０が１回押し込まれた場合には、図５に示すような画面４８を表示部１１に表示させるように制御する。また、押しボタン４０が押し込まれて、その状態が維持されている間は、第１筐体３２の第２筐体３４に対する回転数を、回転数計測部４６に計測させるよう制御する。
【００３２】
次に、重ね型携帯電話機３０の動作について説明する。押しボタン４０を１回押し込むと、表示部１１には、図５に示すような画面４８が出力される。ユーザーはこの画面４８をみて、キーロックやマナーモード等のプログラムを起動させるためには、第１筐体３２を何回転させればよいかを知ることができるようになっている。ここで、本実施の形態においては、回転方向は問わないものとする。
【００３３】
そして、ユーザーは、押しボタン４０を押し込んだ状態を保持しながら、第１筐体３２を必要な回数だけ回転させる。押しボタン４０は、押し込まれた状態が保持されている間は、その旨の信号を制御部４２に出力し続ける。制御部４２は、この信号を受けると、回転数計測部４６に、第１筐体３２の第２筐体３４に対する回転数の計測を開始するように命令を出力するようになっている。
【００３４】
そして、押しボタン４６からユーザーの指が離れると、制御部４２は回転数計測部４６に、計測した回転数を出力させて、この回転数に基づいて対応するプログラムを起動する。
【００３５】
したがって、ユーザーは、例えばマナーモードを起動させようとする場合には、押しボタン４０を押し込んだ状態を維持しながら、第１筐体３２を第２筐体３４に対して時計回り方向または反時計周り方向に２回転させればよい。
【００３６】
なお、図５の画面４８に表示される、回転数ごとのプログラムは、ユーザーが異なるプログラムに変更することができるようになっていてもよく、このプログラムは、キーロック、マナーモード及び留守番電話に限られるものではない。
【００３７】
また、本実施の形態においては、回転数計測部４６が第１筐体３２の回転方向を問わずに計測するようになっていたが、いずれか一方向の回転のみを計測するようにしてもよい。
【００３８】
さらに、本実施の形態では、第１筐体３２が第２筐体３４に対して、完全に１回転した場合に、プログラムを起動させるようにしたが、１回転以内、或いは半回転以内の回転数において、プログラムを起動させるようにしても構わない。
【００３９】
このような重ね型携帯電話機３０によれば、第１筐体３２を第２筐体３４に対して回転させることにより、種々のプログラムを起動させることができるようになるので、ユーザーはテンキー２０や十字キー１８による操作と明確に区別して、その回転操作を有効利用することができる。
【００４０】
さらに、操作部１６による操作を行なわなくとも、第１筐体３２を回転させる操作により、表示部１１を見て直ぐにプログラムを起動させることができるようになるので操作性が向上する。また、第２筐体３４の背面に配置された押しボタン４０を押し込みながら、第１筐体３２を回転させるようにするので誤動作を生じさせるおそれもない。
【００４１】
次に、本発明の第２の実施の形態について説明する。図６ないし図８は、本実施の形態に係る重ね型携帯電話機５０（重ね型携帯端末装置に相当）について説明するために参照する図である。
【００４２】
この重ね型携帯電話機５０は、前記第１の実施の形態に係る重ね型携帯電話機３０と同様の部分には同じ符号を付して説明し、重ね型携帯電話機３０と同様の構成部分についての重複する説明は省略するものとする。
【００４３】
この重ね型携帯電話機５０は、前記第１の実施の形態に係る重ね型携帯電話機３０と異なり、図６に示すように、閉状態から反時計回り方向に１８０°だけ回動させることができる構造になっている。
【００４４】
そして、第１筐体３２の表示部１１が配置される面と反対側の面には、コの字型の切り込みによりその内側部分に形成される爪５２が、弾性変形可能に軸３６の近傍に設けられ、この爪５２の第２筐体３４に当接する面の先端側には半球形状の凸部５４が形成されるようになっている。
【００４５】
第１筐体３２の回動可能な角度の範囲（１８０°）を５等分した場合におけるその１つを単位角度として（３６°）、第２筐体３４の操作部１６が配置される面には、その単位角度ごとに、凸部５４が通過する位置に半球形状の凹部５６が形成され、その単位角度ごとに「カチッ」というクリック（ｃｌｉｃｋ）音が鳴るようにして、ユーザーがクリック感を得られるようになっている。
【００４６】
そのため、ユーザーは、このクリック感により、第１筐体３２をどの程度回動させたかについて、単位角度を目安として分かるようになっている。
【００４７】
なお、クリック感を得られるようにするための構造は、このようなものに限られるものではなく、また、単位角度は第１筐体３２の回動可能な角度を５等分したものに限られず、何等分であってもよい。
【００４８】
図７は、重ね型携帯電話機５０の回路を示すブロック図である。図６中においては図示されていないが、重ね型携帯電話機５０には、例えば軸３６にエンコーダーを取り付けるか、或いは軸３６の外周に等間隔でスリットを入れ、軸３６に光を当てて光センサーで検知するなどすることにより、第１筐体３２が第２筐体３４に対して回動した角度を、単位角度おきの数値として計測することができる回動角度計測部５８が設けてある。
【００４９】
次に、重ね型携帯電話機５０の動作について説明する。第２筐体３４の背面の押しボタン４０を１回押し込むと、表示部１１には、図８に示すような画面６０が出力される。ユーザーはこの画面６０を見て、キーロックやマナーモード等のプログラムを起動させるためには、第１筐体３２をどの程度だけ回動させればよいかを知ることができるようになっている。
【００５０】
ここで、画面６０においては、ユーザーが直感的に理解し易いように、回動させる単位角度の数を、１クリック、２クリック等のように表示している。また、本実施の形態についての以後の説明においても、このように記載することにする。
【００５１】
ユーザーは、押しボタン４０を押し込んだ状態を保持しながら、第１筐体３２を必要なクリック数だけ回動させる。押しボタン４０は押し込んだ状態が保持されている間は、その旨の信号を制御部４２に出力し続けるようになっている。制御部４２は、この信号を受けると、回動角度計測部５８に、第１筐体３２が第２筐体３４に対して回動したクリック数を計測開始させる命令を出力するようになっている。
【００５２】
そして、押しボタン４０からユーザーの指が離れると、制御部４２は回動角度計測部５８に、計測したクリック数を出力するように命令し、このクリック数に基づいて対応するプログラムを起動する。
【００５３】
なお、図８の画面６０に表示される、クリック数ごとのプログラムは、ユーザーが異なるプログラムに変更することができるようになっていてもよく、このプログラムは、キーロック、マナーモード及び留守番電話に限られるものではない。
【００５４】
また、本実施の形態においては、単位角度ごとにクリック感を得られるようにして、クリック数（単位角度の数）をカウントすることにより回動した角度を計測するような構成にしたが、クリック感を生じさせないようにして、押しボタン４０を押し込んだ状態を保持しながら第１筐体３２を実際に回動させた角度を計測し、これに基づいてプログラムを起動するようにしてもよい。
【００５５】
このような重ね型携帯電話機５０によれば、第１筐体３２を第２筐体３４に対して回転させることにより、種々のプログラムを起動させることができるようになるので、ユーザーはテンキー２０や十字キー１８による操作と明確に区別して、その回転操作を有効利用することができる。
【００５６】
さらに、操作部１６による操作を行なわなくとも、第１筐体３２を回動させる操作により、表示部１１を見て直ぐにプログラムを起動させることができるようになるので操作性が向上する。また、第２筐体３４の背面に配置された押しボタン４０を押し込みながら、第１筐体３２を回動させるようにするので誤動作を生じさせるおそれもない。
【００５７】
次に、本発明の第３の実施の形態について説明する。図９及び図１０は、本実施の形態に係る重ね型携帯電話機７０（重ね型携帯端末装置に相当）について説明するために参照する図である。
【００５８】
重ね型携帯電話機７０は、前記第１の実施の形態に係る重ね型携帯電話機３０（図１参照）と同様に第１筐体３２を第２筐体３４に対して１回転させることができるようになっている。ただし、第１の実施の形態に係る重ね型携帯電話機３０とは異なり、第２筐体３４の背面に押しボタンは設けられておらず、また、閉状態でも一定の操作をすることができるように、その側面に補助操作キー７２が設けられている。
【００５９】
図１０は、重ね型携帯電話機７０の回路を示すブロック図である。状態検出部７４は、図９中においては図示されていないが、例えば、第１筐体３２の軸３６の近傍に１つの磁石を配置し、第２筐体３４の軸３６の近傍に等間隔で４つのホールＩＣ又は磁気抵抗素子を配置して、磁気センサーを構成することにより、第２筐体３４に対する第１筐体３２の角度の状態を検出することができるようになっているものである。
【００６０】
具体的には、図９に示す４つの状態、すなわち、閉状態、開状態、第１筐体３２を閉状態から時計回り方向に９０°回動させた位置の左９０°状態、第１筐体３２を閉状態から反時計回り方向に９０°回動させた位置の右９０°状態を検出するようになっており、各状態ごとに異なる信号を制御部４２に出力するようになっている。
【００６１】
タイマー７６は、制御部４２から時間計測の開始命令を受けたときには、所定時間としての２秒までの時間計測を開始するようになっているものである。そして、制御部４２から計測終了の命令を受けたときには、時間の計測を終了してその計測値を制御部４２に出力する。また、制御部４２から計測終了の命令を受ける前に所定時間までの時間の計測を終了したときには、所定時間を計測値としてその計測値を制御部４２に出力するようになっている。
【００６２】
制御部４２は、表示部１１、操作部１６、スピーカー１３、マイク１５、及びアンテナに接続された無線部４４等を制御して、各種の機能を実行するようになっている。
【００６３】
特に、開状態又は閉状態であるときから、状態検出部７４がその状態を検出しなくなった場合には、制御部４２は、第２筐体３４に対して第１筐体３２が回転を開始したものと判断すると共に、タイマー７６に時間計測の開始の命令を出力するようになっている。
【００６４】
また、状態検出部７４の検出経過に基づいて、第１筐体３２が第２筐体３４に対して、時計回り方向と反時計回り方向のどちらに回転したかについて、また、１回転したかについて判断し、これが所定時間内にされたかについても判断することができるようになっている。
【００６５】
そして、第１筐体３２が、所定時間内に、時計回り方向または反時計回り方向に１回転したものと判断した場合には、所定のプログラムとして設定されている、補助操作キー７２についてのキーロックのプログラムを起動又は終了するようになっている。
【００６６】
次に、重ね型携帯電話機７０の動作について説明する。重ね型携帯電話機７０が閉状態にあるときには、状態検出部７４がこの状態を検出している。そして、ユーザーが閉状態から第１筐体３２を回転させ始めたときは、状態検出部７４が閉状態であることを検出できなくなることから、制御部４２は第１筐体３２が回転し始めたものと判断する。制御部４２は、このように判断したときには、タイマー７６に時間の計測を開始するように命令する。
【００６７】
ユーザーが第１筐体３２を２秒以内に時計回りに１回転させた場合には、状態検出部７４は再び閉状態になったっことを検出して、その旨の信号を制御部４２に出力する。タイマー７６は、所定時間としての２秒の計測を終了していないので、その旨の信号を制御部４２にまだ出力していない。制御部４２は、タイマー７６に計測終了の命令を出して、計測値を出力させる。
【００６８】
制御部４２は、第１筐体３２が回転を開始してから１回転して、状態検出部７４が再び閉状態を検出するまでに、左９０°状態、開状態、右９０°状態の順に検出したことに基づいて、時計回り方向に回転したと判断する。
【００６９】
したがって、制御部４２は、第１筐体３２が所定時間の２秒以内に時計回りに１回転したものと判断したので、キーロックのプログラムを起動して、補助操作キー７２が操作されても無効となるようにする。
【００７０】
また、ユーザーが第１筐体３２を所定時間の２秒以内に反時計回りに１回転した場合には、状態検出部７４、タイマー７６及び制御部４２が、上記と同様の動作をすることにより、キーロックのプログラムを終了して、補助操作キー７２の操作が有効となるようにする。
【００７１】
また、ユーザーが、第１筐体３２の回転を２秒以内にしなかった場合や、第１筐体３２が１回転させなかった場合には、キーロックのプログラムの起動又は終了は行われない。
【００７２】
なお、本実施の形態においては、第１筐体３２を所定時間内に１回転させることにより、キーロックのプログラムが起動又は終了するようにしたが、マナーモードや留守番電話等のような他のプログラムが起動するようにしてもよい。また、所定のプログラムを起動又は終了させるのに、第１筐体３２の回転数は１回転に限られず、その所定時間も２秒に限られない。
【００７３】
また、このように第１筐体３２を所定時間内に回転させることにより、起動又は終了させることのできるプログラム、所定時間、第１筐体３２の回転数や回転方向等を、ユーザーが設定することができるようにしてもよい。
【００７４】
このような重ね型携帯電話機７０によれば、第１筐体３２を第２筐体３４に対して回転させることにより、種々のプログラムを起動させることができるようになるので、ユーザーはテンキー２０や十字キー１８による操作と明確に区別して、その回転操作を有効利用することができる。
【００７５】
さらに、開状態にしてから操作部１６による操作を行なわなくとも、第１筐体３２を回転させる操作により、直ぐにプログラムを起動又は終了させることができるようになるので操作性が向上する。また、所定時間内に第１筐体３２を回転させるようにするので誤動作を生じさせるおそれもない。
【００７６】
なお、本発明に係る第１ないし第３の実施の形態においては２つの筐体により構成されている重ね型携帯端末装置について示したが、本発明は、重ね型携帯端末装置が３つ以上の筐体により構成されている場合であっても、同様の技術的思想に基づいて適用することができることはいうまでもない。
【００７７】
さらに、上記実施の形態においては携帯電話機について説明したが、本発明はＰＤＡ等の他の種類の携帯端末装置にも、同様に適用することができる。
【００７８】
また、本発明は、表示部を有する筐体と操作部を有する筐体がボールジョイント等を介して連結されることにより、前記特許文献１、特許文献２、及び特許文献３に記載されているような、折り畳み動作と共に、時計回り方向及び反時計回り方向の両方に捻り動作が可能となるように構成されて、常に表示面が外側を向くようにすることができる重ね型携帯端末装置にも適用することができる。
【００７９】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項１及び請求項２に記載の重ね型携帯端末装置によれば、第１筐体を第２筐体に対して回転させることにより、種々のプログラムを起動させることができるようになるので、ユーザーはテンキーや十字キー等の操作部による操作と明確に区別して、その回転操作を有効利用することができる。
【００８０】
また、操作部による操作を行なわなくとも、第１筐体を回転させる操作により、表示部を見て直ぐにプログラムを起動させることができるようになるので操作性が向上する。また、第２筐体の操作部を有する面以外の面に配置されたスイッチを入力しながら、第１筐体を回転させるようにするので誤動作を生じさせるおそれもない。
【００８１】
請求項３に記載の重ね型携帯電話機によれば、第１筐体を第２筐体に対して回転させることにより、種々のプログラムを起動させることができるようになるので、ユーザーはテンキーや十字キーによる操作と明確に区別して、その回転操作を有効利用することができる。
【００８２】
さらに、操作部による操作を行なわなくとも、第１筐体を回転させる操作により、直ぐにプログラムを起動又は終了させることができるようになるので操作性が向上する。また、所定時間内に第１筐体を回転させるようにするので誤動作を生じさせるおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る重ね型携帯電話機３０の閉じた状態を示す正面図である。
【図２】図１における重ね型携帯電話機３０の左側面図である。
【図３】図１における重ね型携帯電話機３０の開いた状態を示す正面図である。
【図４】図１における重ね型携帯電話機３０の回路を示すブロック図である。
【図５】図１における重ね型携帯電話機３０の表示部１１に表示される画面４８である。
【図６】本発明の第２の実施の形態に係る重ね型携帯電話機５０の開いた状態を示す正面図である。
【図７】図６における重ね型携帯電話機５０の回路を示すブロック図である。
【図８】図６における重ね型携帯電話機５０の表示部１１に表示される画面６０である。
【図９】本発明の第３の実施の形態に係る重ね型携帯電話機７０を示す正面図である。
【図１０】図９における重ね型携帯電話機７０の回路を示すブロック図である。
【図１１】従来の折り畳み型携帯電話機２を示す斜視図である。
【符号の説明】
２折り畳み型携帯電話機
４，６筐体
１０内側面
１１表示部
１２表示面
１３スピーカー
１４内側面
１５マイク
１６操作部
１８十字キー
２０テンキー
３０重ね型携帯電話機
３２第１筐体
３４第２筐体
３６軸
４０押しボタン
４２制御部
４４無線部
４６回転数計測部
４８画面
５０重ね型携帯電話機
５２爪
５４凸部
５６凹部
５８回動角度計測部
６０画面
７０重ね型携帯電話機
７２補助操作キー
７４状態検出部
７６タイマー[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a mobile terminal device such as a mobile phone and a PDA (Personal Digital Assistants), and more particularly, to a stacked mobile terminal device including a plurality of housings connected to each other so as to be overlapped with each other.
[0002]
[Prior art]
[Patent Document 1] JP-A-11-215218 [Patent Document 2] JP-A-2002-141984 [Patent Document 3] JP-A-2002-135380 [Patent Document 4] JP-A-7-288860 [0003] ]
Conventionally, a foldable mobile phone 2 as shown in FIG. 11 is generally known as a foldable mobile terminal device capable of folding two housings. The foldable mobile phone 2 is provided on an inner surface 10 of one housing 4 so that a display unit 11 such as an LCD (liquid crystal display) for displaying output information can see the display surface 12 thereof. A speaker 13 is provided on the upper side. An operation unit 16 and a microphone 15 are provided on the inner side surface 14 of the other housing 6.
[0004]
The operation unit 16 includes a cross key 18 capable of instructing up, down, left, and right directions so that an item displayed on the display surface 12 can be selected, a numeric keypad 20 capable of inputting numbers and characters, and the like. Various keys can be arranged.
[0005]
Such a foldable mobile phone 2 outputs output information or the like corresponding to when various functions of the foldable mobile phone 2 are used, when an operation is performed by the operation unit 16, or when an incoming call is received. Is displayed on the display surface 12.
[0006]
However, in such a foldable mobile phone 2, when the one housing 4 and the other housing 6 are folded closest to each other, they must be opened apart from each other before opening the display surface 12. There is a problem that the user cannot see the screen displayed on the display surface 12 and cannot output the information on the display surface 12 in the folded state.
[0007]
In order to solve such a problem that it takes time and effort to open the housing 4 and the housing 6 of the foldable mobile phone 2 in order to view the display surface 12, not only when the mobile phone is opened but also in a folded state. In some cases, the display surface 12 faces outward even in a state corresponding to this.
[0008]
As such a portable terminal device, there is, for example, an overlap type portable terminal device as described in Patent Document 1, Patent Document 2, and Patent Document 3. In these stacked mobile terminal devices, when the two housings to be connected are opened, the display surface provided on one of the housings faces outward, similarly to the attitude of the foldable mobile phone 2 shown in FIG. Is facing.
[0009]
However, unlike the foldable mobile phone 2, the lap-type portable terminal device described in such a patent document folds and overlaps one of the casings by twisting one of the casings by 180 degrees at a connecting portion of the two casings. The two housings can be overlapped so that the display surface faces outward.
[0010]
Another conventional stacked mobile terminal device is described in Patent Document 4 mentioned above. This conventional overlapped portable terminal device has a state in which one housing provided with a display surface and the other housing provided with an operation unit are overlapped with the display surface and the operation unit facing in the same direction. The ends of the two housings are connected so as to be rotatable about an axis perpendicular to the display surface of the two housings and the surface of the operation unit.
[0011]
In this stacked portable terminal device, one housing can be opened by an operation of rotating by 180 ° about an axis with respect to the other housing, and the display surface faces outward even without such opening. Since the two housings can be placed in an overlapped state while being left, the user can always see the screen displayed on the display surface without opening the two housings.
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
However, the operation of opening and closing one housing with respect to the other housing by twisting or rotating as described above is effectively utilized as an operation for a program of various functions provided in the stacked mobile terminal device. There was a problem that not.
[0013]
In other words, the operation of opening and closing one housing with respect to the other housing by twisting or rotating is an operation in a completely different manner from the operation of a numeric keypad, a cross key, or the like. Despite having the characteristic of being able to be operated in a different manner, it has not been used very effectively conventionally.
[0014]
Therefore, an object of the present invention is to provide an overlapped portable terminal device in which an operation of opening and closing one housing with respect to the other housing can be effectively used as an operation for a function program. Is what you do.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
Claim 1 of the present invention for solving the above-mentioned problems,
A first housing having at least a display portion, and a second housing having at least an operation portion,
The first housing is disposed on the second housing so as to cover the operation unit in a closed state, and
The first and second housings are rotatably connected around an axis perpendicular to a surface having the operation unit,
A display surface of the display unit is a lap type portable terminal device that can be exposed to the outside in any of a closed state and an open state,
A switch such as a push button disposed on a surface other than the surface of the second housing having the operation unit;
A rotation speed measurement unit that measures the rotation speed of the first housing rotated with respect to the second housing while the switch is being input;
And a control unit that starts a different program based on the rotation speed measured by the rotation speed measurement unit.
[0016]
Claim 2 of the present invention
A first housing having at least a display portion, and a second housing having at least an operation portion,
The first housing is disposed on the second housing so as to cover the operation unit in a closed state, and
The first and second housings are rotatably connected around an axis perpendicular to a surface having the operation unit,
A display surface of the display unit is a lap type portable terminal device that can be exposed to the outside in any of a closed state and an open state,
A switch such as a push button disposed on a surface other than the surface of the second housing having the operation unit;
A rotation angle measurement unit that measures a rotation angle of the first housing with respect to the second housing that is rotated while the switch is being input;
And a control unit for activating a different program based on the rotation angle measured by the rotation angle measurement unit.
[0017]
Claim 3 of the present invention is:
A first housing having at least a display portion, and a second housing having at least an operation portion,
The first housing is disposed on the second housing so as to cover the operation unit in a closed state, and
The first and second housings are rotatably connected around an axis perpendicular to a surface having the operation unit,
A display surface of the display unit is a lap type portable terminal device that can be exposed to the outside in any of a closed state and an open state,
A state detection unit that detects a state of an angle of the first housing with respect to the second housing;
A timer that starts measuring time when the first housing starts rotating with respect to the second housing from a closed state or an open state;
When the predetermined rotation direction and the predetermined rotation speed of the first housing are determined based on the detection progress of the state detection unit before the timer measures a predetermined time, a control for starting or terminating a predetermined program corresponding thereto. And a part.
[0018]
According to the stacked portable terminal device according to the first and second aspects of the present invention, various programs can be started by rotating the first housing with respect to the second housing. The user can clearly distinguish the operation from the operation unit such as a numeric keypad or a cross key, and can effectively use the rotation operation.
[0019]
Further, even if the operation by the operation unit is not performed, the program can be started immediately by looking at the display unit by the operation of rotating the first housing, so that the operability is improved. In addition, the first housing is rotated in a state where a switch such as a push button arranged on a surface other than the surface of the second housing having the operation unit is pressed and the switch is turned on, so that a malfunction may occur. Nor.
[0020]
According to the stacked portable terminal device of the third aspect of the present invention, various programs can be started by rotating the first housing with respect to the second housing. The user can effectively use the rotation operation by clearly distinguishing the operation from the numeric keypad or the cross key.
[0021]
Furthermore, the program can be started or terminated immediately by the operation of rotating the first housing without performing the operation by the operation unit, so that the operability is improved. In addition, since the first housing is rotated within the predetermined time, there is no possibility of causing a malfunction.
[0022]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the overlap type portable terminal device according to the present invention will be specifically described with reference to the drawings.
[0023]
FIG. 1 to FIG. 5 are diagrams referred to for describing an overlap type portable telephone 30 (corresponding to an overlap type portable terminal device) according to the first embodiment of the present invention. In the overlap type mobile phone 30 shown in these figures, the same parts as those of the conventional folding type mobile phone 2 are denoted by the same reference numerals, and the same configuration as the conventional one will not be described. I do.
[0024]
As shown in FIGS. 1 and 2, the stack type mobile phone 30 includes a first housing 32 and a second housing 34, and is perpendicular to a surface of the second housing 34 on which the operation unit 16 is arranged. The ends are connected by a shaft 36 provided in the direction.
[0025]
As shown by an arrow a in FIG. 1, the first housing 32 of the stacked mobile phone 30 moves from a closed state in which the first housing 32 and the second housing 34 are overlapped with each other about a shaft 36. It can be rotated with respect to the second housing 34. Then, by rotating the first housing 32 to a position of 180 ° with respect to the second housing 34, the operation unit 16 provided in the second housing 34 can be seen outside as shown in FIG. In addition, it is possible to keep the stacked mobile phone 30 in an open state.
[0026]
In the present invention, the state as shown in FIGS. 1 and 2 is referred to as “overlaid state” or “closed state”, and the state as shown in FIG. 3 is referred to as “open state”. Then, changing from the “closed state” to the “open state” is referred to as “opening operation”, and changing from the “open state” to the “closed state” is referred to as “closed operation”.
[0027]
As shown in FIGS. 1 to 3, a push button 40 as a switch is provided on the back side of the surface of the second housing 34 on which the operation unit 16 is arranged. It can be operated even in the closed state or while the first housing 32 is rotating.
[0028]
FIG. 4 is a block diagram showing a circuit of the overlap type mobile phone 30. The push button 40 keeps outputting a signal to that effect to the control unit 42 while the pressed state is maintained, that is, while the switch is being input.
[0029]
Although not shown in FIGS. 1 to 3, the rotation speed measuring unit 46 may be, for example, an encoder mounted on the shaft 36, or a slit may be formed in the outer periphery of the shaft 36 at regular intervals, and light may be applied to the shaft 36 to detect the light. , The number of rotations of the first housing 32 with respect to the second housing 34 can be measured.
[0030]
The control unit 42 controls the display unit 11, the operation unit 16, the speaker 13, the microphone 15, the wireless unit 44 connected to the antenna, and the like to execute various functions.
[0031]
The control unit 42 controls the display unit 11 to display a screen 48 as shown in FIG. 5 particularly when the push button 40 is pressed once. In addition, while the push button 40 is pressed down and the state is maintained, the control is performed such that the rotation speed measurement unit 46 measures the rotation speed of the first housing 32 with respect to the second housing 34.
[0032]
Next, the operation of the overlap type mobile phone 30 will be described. When the push button 40 is pressed once, a screen 48 as shown in FIG. The user can see the screen 48 to know how many rotations of the first housing 32 should be performed to activate a program such as a key lock or a manner mode. Here, in the present embodiment, the rotation direction does not matter.
[0033]
Then, the user rotates the first housing 32 a required number of times while holding the state where the push button 40 is pressed. The push button 40 continues to output a signal to that effect to the control unit 42 while the pressed state is maintained. Upon receiving this signal, the control unit 42 outputs an instruction to the rotation speed measurement unit 46 to start measuring the rotation speed of the first housing 32 with respect to the second housing 34.
[0034]
Then, when the user's finger is released from the push button 46, the control unit 42 causes the rotation speed measurement unit 46 to output the measured rotation speed, and starts a corresponding program based on the rotation speed.
[0035]
Therefore, when the user intends to activate the manner mode, for example, the first housing 32 is moved clockwise or counterclockwise with respect to the second housing 34 while maintaining the state where the push button 40 is pressed. What is necessary is just to make two rotations in the circumferential direction.
[0036]
Note that the program for each rotation speed displayed on the screen 48 of FIG. 5 may be changed by the user to a different program, and this program may be used for key lock, manner mode, and answering machine. It is not limited.
[0037]
Further, in the present embodiment, the rotation number measuring unit 46 measures the rotation regardless of the rotation direction of the first housing 32, but may measure only the rotation in any one direction. Good.
[0038]
Furthermore, in the present embodiment, the program is started when the first housing 32 makes one complete rotation with respect to the second housing 34, but the rotation is performed within one rotation or half a rotation. In terms of number, the program may be started.
[0039]
According to such a stack type mobile phone 30, since various programs can be started by rotating the first housing 32 with respect to the second housing 34, the user can use the numeric keypad 20 or the like. The rotation operation can be used effectively, clearly distinguished from the operation by the cross key 18.
[0040]
Furthermore, even if the operation by the operation unit 16 is not performed, the program can be started immediately by looking at the display unit 11 by the operation of rotating the first housing 32, so that the operability is improved. In addition, since the first housing 32 is rotated while pushing the push button 40 disposed on the back surface of the second housing 34, there is no possibility of causing a malfunction.
[0041]
Next, a second embodiment of the present invention will be described. FIGS. 6 to 8 are diagrams referred to for describing the overlap type mobile phone 50 (corresponding to the overlap type mobile terminal device) according to the present embodiment.
[0042]
In the overlap type mobile phone 50, the same parts as those of the overlap type mobile phone 30 according to the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the same components as those of the overlap type mobile phone 30 are described. The description of the operation will be omitted.
[0043]
The stacked mobile phone 50 is different from the stacked mobile phone 30 according to the first embodiment in that the stacked mobile phone 50 can be rotated by 180 ° counterclockwise from the closed state, as shown in FIG. It has become.
[0044]
On the surface of the first housing 32 opposite to the surface on which the display unit 11 is arranged, a claw 52 formed on the inner side of the U-shaped cut is elastically deformable near the shaft 36. And a hemispherical convex portion 54 is formed on the tip end side of the surface of the claw 52 that contacts the second housing 34.
[0045]
A surface on which the operation unit 16 of the second housing 34 is arranged, with one of the unit angles (36 °) obtained by dividing the rotatable angle range (180 °) of the first housing 32 into five equal parts. In each of the unit angles, a hemispherical concave portion 56 is formed at a position where the convex portion 54 passes, and a click sound is generated at each unit angle so that the user can feel a click. You can get.
[0046]
For this reason, the user can know how much the first housing 32 has been rotated by using the unit angle as a guide.
[0047]
Note that the structure for obtaining the click feeling is not limited to such a structure, and the unit angle is not limited to one obtained by dividing the rotatable angle of the first housing 32 into five equal parts. It does not matter, and may be any number.
[0048]
FIG. 7 is a block diagram showing a circuit of the overlap type mobile phone 50. Although not shown in FIG. 6, for example, an encoder is attached to the shaft 36 or slits are formed at equal intervals on the outer periphery of the shaft 36 so that For example, a rotation angle measurement unit 58 that can measure the angle of rotation of the first housing 32 with respect to the second housing 34 as a numerical value per unit angle by detecting the rotation angle is provided.
[0049]
Next, the operation of the overlap type mobile phone 50 will be described. When the push button 40 on the back of the second housing 34 is pressed once, a screen 60 as shown in FIG. By looking at this screen 60, the user can know how much the first housing 32 should be turned to activate a program such as a key lock or a manner mode. .
[0050]
Here, on the screen 60, the number of unit angles to be rotated is displayed as one click, two clicks, or the like so that the user can easily understand intuitively. In the following description of the present embodiment, such description will be made.
[0051]
The user rotates the first housing 32 by a necessary number of clicks while holding the state where the push button 40 is pressed. The push button 40 keeps outputting a signal to that effect to the control unit 42 while the pressed state is maintained. Upon receiving this signal, the control unit 42 outputs to the rotation angle measurement unit 58 a command to start measuring the number of clicks in which the first housing 32 has rotated with respect to the second housing 34. I have.
[0052]
When the user's finger is released from the push button 40, the control unit 42 instructs the rotation angle measurement unit 58 to output the measured number of clicks, and starts a corresponding program based on the number of clicks.
[0053]
The program for each number of clicks displayed on the screen 60 in FIG. 8 may be configured so that the user can change the program to a different program. This program is used for key lock, manner mode, and answering machine. It is not limited.
[0054]
Further, in the present embodiment, the click angle (the number of unit angles) is counted so as to obtain the click feeling for each unit angle, and the rotated angle is measured. It is also possible to measure the angle at which the first housing 32 is actually rotated while maintaining the state where the push button 40 is pushed in so as not to cause a feeling, and start the program based on the measured angle.
[0055]
According to such a stacked mobile phone 50, various programs can be started by rotating the first housing 32 with respect to the second housing 34, so that the user can use the numeric keypad 20 or the like. The rotation operation can be used effectively, clearly distinguished from the operation by the cross key 18.
[0056]
Furthermore, even if the operation by the operation unit 16 is not performed, the program can be started immediately by looking at the display unit 11 by the operation of rotating the first housing 32, so that the operability is improved. Further, since the first housing 32 is rotated while pressing the push button 40 arranged on the back surface of the second housing 34, there is no possibility of causing a malfunction.
[0057]
Next, a third embodiment of the present invention will be described. FIG. 9 and FIG. 10 are diagrams referred to for describing the overlap type mobile phone 70 (corresponding to an overlap type portable terminal device) according to the present embodiment.
[0058]
The stacked mobile phone 70 can rotate the first housing 32 one rotation with respect to the second housing 34 similarly to the stacked mobile phone 30 according to the first embodiment (see FIG. 1). It has become. However, unlike the stacked mobile phone 30 according to the first embodiment, no push button is provided on the back surface of the second housing 34, and a certain operation can be performed even in the closed state. In addition, an auxiliary operation key 72 is provided on the side surface.
[0059]
FIG. 10 is a block diagram showing a circuit of the overlap type mobile phone 70. Although not shown in FIG. 9, for example, one state magnet is disposed near the shaft 36 of the first housing 32, and the state detection unit 74 is equidistant near the shaft 36 of the second housing 34. By arranging four Hall ICs or magnetoresistive elements to form a magnetic sensor, the state of the angle of the first housing 32 with respect to the second housing 34 can be detected. is there.
[0060]
Specifically, there are four states shown in FIG. 9, namely, a closed state, an open state, a left 90 ° state where the first housing 32 is rotated clockwise by 90 ° from the closed state, and a first housing 32. A right 90 ° state at a position where the body 32 is rotated 90 ° counterclockwise from the closed state is detected, and a different signal is output to the control unit 42 for each state. .
[0061]
The timer 76 starts the time measurement up to two seconds as a predetermined time when receiving a time measurement start command from the control unit 42. Then, when receiving the measurement end command from the control unit 42, the time measurement is ended and the measured value is output to the control unit 42. Further, when the measurement of the time up to the predetermined time is completed before receiving the measurement end command from the control unit 42, the measurement value is output to the control unit 42 with the predetermined time as the measured value.
[0062]
The control unit 42 controls the display unit 11, the operation unit 16, the speaker 13, the microphone 15, the wireless unit 44 connected to the antenna, and the like to execute various functions.
[0063]
In particular, when the state detection unit 74 stops detecting the state from the open state or the closed state, the control unit 42 starts the rotation of the first housing 32 with respect to the second housing 34. At the same time, it is determined that the operation has been performed, and a command to start time measurement is output to the timer 76.
[0064]
Further, based on the detection progress of the state detection unit 74, whether the first housing 32 has rotated clockwise or counterclockwise with respect to the second housing 34, Is determined, and whether or not this is performed within a predetermined time can be determined.
[0065]
If it is determined that the first housing 32 has made one rotation in the clockwise or counterclockwise direction within the predetermined time, the key for the auxiliary operation key 72 set as the predetermined program is set. The lock program is started or terminated.
[0066]
Next, the operation of the overlap type mobile phone 70 will be described. When the overlap type mobile phone 70 is in the closed state, the state detection unit 74 detects this state. When the user starts rotating the first housing 32 from the closed state, the state detection unit 74 cannot detect that the first housing 32 is in the closed state. Judge that When the control unit 42 determines in this way, it instructs the timer 76 to start measuring time.
[0067]
When the user rotates the first housing 32 one clockwise within two seconds, the state detection unit 74 detects that the closed state has been returned again, and outputs a signal to that effect to the control unit 42. I do. Since the timer 76 has not finished measuring 2 seconds as the predetermined time, it has not yet output a signal to that effect to the control unit 42. The control unit 42 issues a measurement end command to the timer 76 to output the measurement value.
[0068]
The control unit 42 makes a 90-degree left, an open, and a right-90-degree order in order until the state detection unit 74 detects the closed state again by one rotation after the first housing 32 starts rotating. Based on the detection, it is determined that it has rotated clockwise.
[0069]
Therefore, the control unit 42 has determined that the first housing 32 has made one clockwise rotation within two seconds of the predetermined time, so that the key lock program is activated and the auxiliary operation key 72 is operated. Make it invalid.
[0070]
When the user rotates the first housing 32 one turn counterclockwise within two seconds of the predetermined time, the state detection unit 74, the timer 76, and the control unit 42 perform the same operations as described above. , The key lock program is terminated, and the operation of the auxiliary operation key 72 is enabled.
[0071]
In addition, when the user does not rotate the first housing 32 within two seconds or when the first housing 32 does not make one rotation, the key lock program is not activated or terminated.
[0072]
In the present embodiment, the key lock program is activated or terminated by rotating the first housing 32 once within a predetermined time. However, other modes such as a manner mode and an answering machine are used. The program may be started. Further, in order to start or end the predetermined program, the rotation speed of the first housing 32 is not limited to one rotation, and the predetermined time is not limited to two seconds.
[0073]
In addition, the user sets a program that can be started or terminated by rotating the first housing 32 within a predetermined time, a predetermined time, the number of rotations and a rotation direction of the first housing 32, and the like. You may be able to do it.
[0074]
According to such a stack type mobile phone 70, various programs can be activated by rotating the first housing 32 with respect to the second housing 34, so that the user can use the numeric keypad 20 or the like. The rotation operation can be used effectively, clearly distinguished from the operation by the cross key 18.
[0075]
Furthermore, even if the operation by the operation unit 16 is not performed after the open state, the program can be immediately started or terminated by the operation of rotating the first housing 32, so that the operability is improved. In addition, since the first housing 32 is rotated within a predetermined time, there is no possibility of causing a malfunction.
[0076]
In the first to third embodiments according to the present invention, the overlapped portable terminal device constituted by two housings has been described. However, the present invention relates to a case where the number of the overlapped portable terminal devices is three or more. Needless to say, even in the case of being constituted by a housing, it can be applied based on the same technical idea.
[0077]
Furthermore, in the above embodiment, the description has been given of the mobile phone, but the present invention can be similarly applied to other types of mobile terminal devices such as PDAs.
[0078]
Further, the present invention is described in Patent Document 1, Patent Document 2, and Patent Document 3 in which a housing having a display portion and a housing having an operation portion are connected via a ball joint or the like. Such a folding operation as well as a twisting operation in both the clockwise direction and the counterclockwise direction is configured to be possible, so that the overlapping type portable terminal device that can always have the display surface facing outward is also provided. Can be applied.
[0079]
【The invention's effect】
As described above, according to the stacked portable terminal device of the first and second aspects, various programs are activated by rotating the first housing with respect to the second housing. Therefore, the user can clearly distinguish the operation from the operation unit such as the numeric keypad and the cross key, and effectively use the rotation operation.
[0080]
Further, even if the operation by the operation unit is not performed, the program can be started immediately by looking at the display unit by the operation of rotating the first housing, so that the operability is improved. Further, since the first housing is rotated while inputting a switch arranged on a surface of the second housing other than the surface having the operation unit, there is no danger of malfunction.
[0081]
According to the stacked mobile phone of the third aspect, by rotating the first housing with respect to the second housing, various programs can be started, so that the user can use the numeric keypad or the cross key. The rotation operation can be effectively used by clearly distinguishing the operation from the key.
[0082]
Furthermore, the program can be started or terminated immediately by the operation of rotating the first housing without performing the operation by the operation unit, so that the operability is improved. In addition, since the first housing is rotated within the predetermined time, there is no possibility of causing a malfunction.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a closed state of an overlap type mobile phone 30 according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a left side view of the overlap type mobile phone 30 in FIG.
FIG. 3 is a front view showing an open state of the overlap type mobile phone 30 in FIG. 1;
FIG. 4 is a block diagram showing a circuit of the overlap type mobile phone 30 in FIG.
FIG. 5 is a screen 48 displayed on the display unit 11 of the overlap type mobile phone 30 in FIG.
FIG. 6 is a front view showing an open state of an overlap type mobile phone 50 according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a block diagram showing a circuit of the overlap type mobile phone 50 in FIG. 6;
8 is a screen 60 displayed on the display unit 11 of the overlap type mobile phone 50 in FIG.
FIG. 9 is a front view showing an overlap type mobile phone 70 according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a block diagram showing a circuit of the overlap type mobile phone 70 in FIG.
FIG. 11 is a perspective view showing a conventional foldable mobile phone 2;
[Explanation of symbols]
2 Foldable mobile phone 4, 6 Housing 10 Inner surface 11 Display unit 12 Display surface 13 Speaker 14 Inner surface 15 Microphone 16 Operation unit 18 Cross key 20 Numeric keypad 30 Stackable mobile phone 32 First housing 34 Second housing 36 Axis 40 Push button 42 Control unit 44 Wireless unit 46 Revolution number measurement unit 48 Screen 50 Overlap type mobile phone 52 Claw 54 Convex portion 56 Recess 58 Rotation angle measurement unit 60 Screen 70 Overlay type mobile phone 72 Auxiliary operation key 74 State detection unit 76 timer

Claims

A first housing having at least a display portion, and a second housing having at least an operation portion,
The first housing is disposed on the second housing so as to cover the operation unit in a closed state, and
The first and second housings are rotatably connected around an axis perpendicular to a surface having the operation unit,
A display surface of the display unit is a lap type portable terminal device that can be exposed to the outside in any of a closed state and an open state,
A switch arranged on a surface other than the surface of the second housing having the operation unit;
A rotation speed measurement unit that measures the rotation speed of the first housing rotated with respect to the second housing while the switch is being input;
A control unit for activating a different program based on the rotation speed measured by the rotation speed measurement unit.

A first housing having at least a display portion, and a second housing having at least an operation portion,
The first housing is disposed on the second housing so as to cover the operation unit in a closed state, and
The first and second housings are rotatably connected around an axis perpendicular to a surface having the operation unit,
A display surface of the display unit is a lap type portable terminal device that can be exposed to the outside in any of a closed state and an open state,
A switch arranged on a surface other than the surface of the second housing having the operation unit;
A rotation angle measurement unit that measures a rotation angle of the first housing with respect to the second housing that is rotated while the switch is being input;
A control unit that starts a different program based on the rotation angle measured by the rotation angle measurement unit.

A first housing having at least a display portion, and a second housing having at least an operation portion,
The first housing is disposed on the second housing so as to cover the operation unit in a closed state, and
The first and second housings are rotatably connected around an axis perpendicular to a surface having the operation unit,
A display surface of the display unit is a lap type portable terminal device that can be exposed to the outside in any of a closed state and an open state,
A state detection unit that detects a state of an angle of the first housing with respect to the second housing;
A timer that starts measuring time when the first housing starts rotating with respect to the second housing from a closed state or an open state;
When the timer determines a predetermined rotation direction and a predetermined rotation speed of the first housing based on the detection progress of the state detection unit until the timer measures a predetermined time, a control for starting or terminating a predetermined program corresponding thereto. And a stackable portable terminal device.

4. The lap type portable terminal device according to claim 3, wherein at least one of the predetermined time, the predetermined rotation speed, and the predetermined program can be changed.