JP2004260504A - Antenna structure for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
【0001 】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用のアンテナ構造に関し、特に、リアウィンドウガラスとリアデフォッガ(ヒータ線)とアンテナ線条とを備えて構成される車両用アンテナ構造に関する。
【0002 】
【従来の技術】
図7において、近年、主に美観的な理由から、車両1の後部に設けられるリアウィンドウガラス2には、曇り止め用のリアデフォッガ3と共にラジオ受信用のアンテナ線条4が設けられている。そのアンテナ線条4とリアデフォッガ3は、導電性ペーストを用いてリアウィンドウガラス2にそれぞれ印刷されており、これらは一般的に上下に近接した状態で配置されている。
【0003 】
ところで、アンテナ線条4及びリアデフォッガ3が上下に近接した状態で配置されていると、リアデフォッガ3の電源線等を伝導して混入する電磁波ノイズが、結合又は輻射によりアンテナ線条4側に誘起され、ラジオ受信時の雑音妨害の原因となっていた。
【0004 】
AM放送波の場合、その波長に対してアンテナ線条4はその形状から十分な長さやアンテナ面積を得ることが困難であった。そのため受信効率が悪く、アンテナ誘起電圧も低かった。また、AM受信回路は、FM受信回路のようにノイズリミッターを備えてないため、相対的に電磁波ノイズに弱い傾向にあった。これらは電磁波ノイズの影響を受けやすくする一因であった。
【0005 】
尚、現在ではノイズを除去する機器やノイズフィルタを車両に搭載しているものもある(例えば特許文献1参照)。
【0006 】
【特許文献1】
特開平9−107218号公報 (第3頁、第1図)
【0007 】
【発明が解決しようとする課題】
上記ノイズを除去する機器や上記ノイズフィルタを車両に搭載して対策を行った場合、重量やコストや性能の面で必ずしも十分な満足は得られなかった。従って、本発明はこのような事情に鑑みてなされるもので、シンプル且つ軽量でしかも低コストであり、また、ラジオ受信時における電磁波ノイズの低減がなされ、特に微弱なAM放送受信時の感度不足を補うことが可能な車両用アンテナ構造を提供することを課題とする。
【0008 】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明の車両用アンテナ構造は、車両の後部に設けられるリアウィンドウガラスと、該リアウィンドウガラスに設けられる通電加熱式のリアデフォッガと、該リアデフォッガと共に前記リアウィンドウガラスに設けられるアンテナ線条と、を備えた車両用アンテナ構造であって、前記リアデフォッガと前記アンテナ線条との間のスペースに、ノイズ放射源となる前記リアデフォッガを電磁気的に隔離するシールドラインを設けたことを特徴としている。
【0009 】
請求項2記載の本発明の車両用アンテナ構造は、請求項1に記載の車両用アンテナ構造において、前記シールドラインを前記リアデフォッガと前記アンテナ線条とに対して近接した状態に配設したことを特徴としている。
【0010 】
請求項3記載の本発明の車両用アンテナ構造は、請求項2に記載の車両用アンテナ構造において、前記シールドラインと前記リアデフォッガとの間の間隔をd1、前記シールドラインと前記アンテナ線条との間の間隔をd2とした時、前記シールドラインをd1<d2となるように配設したことを特徴としている。
【0011 】
請求項4記載の本発明の車両用アンテナ構造は、請求項1ないし請求項3いずれか記載の車両用アンテナ構造において、前記シールドラインを前記リアデフォッガと前記アンテナ線条との間の方向に沿って幅広となるように形成したことを特徴としている。
【0012 】
請求項1に記載された本発明によれば、リアデフォッガとアンテナ線条との間に直接生じる電磁気的なC結合(容量結合)及びM結合(誘導結合)が解かれ、シールドラインとリアデフォッガとのC及びM結合が密になる。そして、これに電磁波ノイズが吸収され、アンテナ線条に誘起されるノイズが低減される。従って、ラジオ受信時における電磁波ノイズの低減がなされ、特に微弱なAM放送受信時の感度不足を補うことが可能になる。その他、シールドラインは、発明の実施の形態の欄において説明するが、極めてシンプル且つ軽量に構成される。また、低コストに抑えられるように構成される。
【0013 】
請求項2に記載された本発明によれば、シールドラインとリアデフォッガとの間隔が狭くなり、これらのC及びM結合がより一層密になる。従って、電磁波ノイズが効率よく吸収され、アンテナ線条に誘起されるノイズがより一層低減される。
【0014 】
請求項3に記載された本発明によれば、シールドラインとリアデフォッガとが近づき、これらのC及びM結合がより一層密になる。反面、アンテナ線条からシールドラインが離れ、アンテナインピーダンスへの悪影響が避けられる。また、アンテナ線条からシールドラインが離れると、アンテナの実効的な開口面積が広くなり、アンテナ誘起電圧の低下(受信感度の低下)が防止される。
【0015 】
請求項4に記載された本発明によれば、シールドラインの実効面積が広がり、電磁波ノイズが更に低減される。尚、シールドラインの実効面積を広げることについては発明の実施の形態の欄において説明する。
【0016 】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の車両用アンテナ構造の一実施の形態を示す図である。また、図2はシールドラインの他の例を示す図であり、図3〜図6は電磁界シミュレーションを用いることによる効果検証のグラフである。
【0017 】
図1において、本発明に係る車両用アンテナ構造11は、車両12の後部に設けられるリアウィンドウガラス13と、そのリアウィンドウガラス13に設けられる曇り止め用のリアデフォッガ14と、そのリアデフォッガ14と共にリアウィンドウガラス13に設けられるラジオ受信用のアンテナ線条15と、リアデフォッガ14及びアンテナ線条15の間のスペース16に設けられるシールドライン17と、を備えて構成されている。
【0018 】
ここで、リアデフォッガ14、アンテナ線条15、シールドライン17は、リアウィンドウガラス13の表面又は合わせガラス内のフィルム等に設けられているものとする。以下、各構成について説明する。
【0019 】
リアデフォッガ14は、通電加熱式のものであって、リアウィンドウガラス13の左右両側に配設されるバスバー18と、そのバスバー18に接続される複数条のヒータ線19とを備えて構成されている。すなわち、リアデフォッガ14は、既知のものと同様に構成されている。リアデフォッガ14は、リアウィンドウガラス13の略中央から下方にかけて配設されている。ヒータ線19には、電源及びアース部がそれぞれ接続されている。
【0020 】
アンテナ線条15は、AM放送波及びFM放送波受信用のものとして設けられており、リアウィンドウガラス13の上方に配置されている。アンテナ線条15は、既知のものと同様に構成されている。尚、アンテナ線条15と共に、リモコン用アンテナ等の他のアンテナを配設してもよいものとする。
【0021 】
シールドライン17は、特に限定するものではないが、例えばリアデフォッガ14及びアンテナ線条15と同様にパターン印刷によって設けられており、その一端(又は両端)がアース部に接続されている。シールドライン17は、上記アース部に対して接地抵抗が極力低くなるように接続されている(車両12のボディに対して最短距離で接地させることが好ましい)。
【0022 】
このようなシールドライン17は、リアデフォッガ14の上端及びアンテナ線条15の下端に対して平行に、且つこれらの間を分断するように、且つ近接した状態に配設されている。また、好ましくは、シールドライン17とリアデフォッガ14の上端との間の間隔をd1、シールドライン17とアンテナ線条15の下端との間の間隔をd2とすると、シールドライン17はd1<d2となるように配設されている。本形態においては、ノイズ放射源となるリアデフォッガ14に近い位置に配設されている。
【0023 】
シールドライン17は、リアデフォッガ14及びアンテナ線条15の間に挿入されて、電磁的に両者を隔離(遮蔽)するように構成されている。言い換えれば、シールドライン17は、リアデフォッガ14に対しての電磁気的なシールド用の部材として設けられている。
【0024 】
シールドライン17は、以上のことから分かるように極めてシンプル且つ軽量に構成されている。また、低コストに抑えられるように構成されている。
【0025 】
尚、上記シールドライン17に替えて図2に示されるようなシールドラインを設けてもよいものとする。すなわち、図2(a)のような幅広のシールドライン20をリアデフォッガ14とアンテナ線条15との間のスペース16に設けてもよいものとする。シールドライン20は、上記シールドライン17よりも太く形成されている。幅を広げる方向はリアデフォッガ14とアンテナ線条15との間の方向であり、その効果は図5に示されている。実効面積が広がるので効果的である。
【0026 】
図2(b)は、トリプルラインタイプのシールドライン21を示している。そのシールドライン21は、三つの線条21aを図示の如く組み合わせて形成されている。シールドライン21は、上記シールドライン17よりも幅方向が太くなるように形成されている。ここで、線条21aを二つ(ダブルラインタイプ)や四つ以上にして形成することも可能であるものとする。シールドラインの本数に関する効果は図3に示されている。実効面積が広がるので効果的である。
【0027 】
図2(c)は、格子状面タイプのシールドライン22を示している。そのシールドライン22は、複数の線条22aによって図示の如く形成されている。シールドライン22は、上記シールドライン17よりも幅方向が太くなるように形成されている。実効面積が広がるので効果的である。
【0028 】
図3ないし図6は電磁界シミュレーションを用いてシールドラインの効果を検証した結果を示している。
【0029 】
シミュレーションモデル概要は、
(1)アンテナ:L=1000mm 1φ、50Ω同軸給電 ×2
(2)アンテナ間の距離:30mm
(3)シールドライン:L=1000mm 1φを標準とし、本数、アンテナとの距離、幅、長さを変化させる。
(4)ガラス板:(x,y,z)=(1100,100,3)mm
(5)空気層:(x,y,z)=(1100,100,40)mm
とした。
そして、二本のアンテナ間にシールドラインを挿入した場合の伝達ロス及びシールド効果をシミュレートした。
【0030 】
図3ないし図6の効果検証結果は、伝達ロスの場合、負値が大きいほど減衰が大きいことを示している。また、シールド効果の場合は、値が大きいほど減衰が大きいことを示している。これらが電磁波ノイズの低減に効果的に作用する。
【0031 】
図3(a)において、シールドラインを一本挿入すると、シールドラインがない場合(グラフ中のwithout shieldの結果であり、従来の車両用アンテナ構造に相当)と比べて、減衰が大きいことが分かる。また、シールドラインを二本挿入すると、シールドラインを一本挿入した場合よりも減衰が大きいことが分かる。伝達ロスに関しての効果が得られている。
【0032 】
図3(b)において、シールドラインを一本挿入した場合よりも、シールドラインを二本挿入した場合の方が、減衰が大きいことが分かる。シールドラインの本数を増やすことで、一層、シールド効果が得られている。
【0033 】
図4ないし図6において、シールドラインの距離、シールドラインの幅、及びシールドラインの長さに関してその結果を見ると、図3と同様にシールドラインの存在による効果がシールドラインのない場合と比べて顕著に現れている。
【0034 】
以上をまとめると、シールドライン17の存在によって、リアデフォッガ14とアンテナ線条15との間に直接生じる電磁気的なC結合(容量結合)及びM結合(誘導結合)が解かれ、シールドライン17とリアデフォッガ14とのC及びM結合が密になる。そして、これにリアデフォッガ14の電源線等を伝導して混入する電磁波ノイズが吸収され、アンテナ線条15に誘起されるノイズが低減される。従って、ラジオ受信時における電磁波ノイズの低減がなされ、特に微弱なAM放送受信時の感度不足を補うことができる。
【0035 】
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0036 】
尚、リアデフォッガのパターンとシールドラインのパターンとを絶縁層(ガラスやフィルム)を挟んで上下に積層することや、交互に櫛状でパターンを描く方法を採用してもよいものとする。また、リアデフォッガを囲むようにしてシールドラインを設けてもよいものとする。
【0037 】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載された本発明によれば、ラジオ受信時における電磁波ノイズの低減がなされ、特に微弱なAM放送受信時の感度不足を補うことができるという効果を奏する。また、シンプル且つ軽量でしかも低コストにすることができるという効果を奏する。
【0038 】
請求項2に記載された本発明によれば、電磁波ノイズを更に低減することができるという効果を奏する。
【0039 】
請求項3に記載された本発明によれば、電磁波ノイズを更に低減することができるという効果を奏する。また、受信感度の低下防止に寄与することができるという効果を奏する。
【0040 】
請求項4に記載された本発明によれば、電磁波ノイズを更に低減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用アンテナ構造の一実施の形態を示す図であり、(a)は車両後部側の斜視図、(b)は車両用アンテナ構造を示す模式図である。
【図2】シールドラインの他の例を示す図であり、(a)は幅広タイプの模式図、(b)はトリプルラインタイプの模式図、(c)は格子状面タイプの模式図である。
【図3】電磁界シミュレーションを用いてシールドラインの本数の効果を検証したグラフであり、(a)は伝達ロスについてのグラフ、(b)はシールド効果についてのグラフである。
【図4】電磁界シミュレーションを用いてシールドラインの距離の効果を検証したグラフであり、(a)は伝達ロスについてのグラフ、(b)はシールド効果についてのグラフである。
【図5】電磁界シミュレーションを用いてシールドラインの幅の効果を検証したグラフであり、(a)は伝達ロスについてのグラフ、(b)はシールド効果についてのグラフである。
【図6】電磁界シミュレーションを用いてシールドラインの長さの効果を検証したグラフであり、(a)は伝達ロスについてのグラフ、(b)はシールド効果についてのグラフである。
【図7】従来例の車両用アンテナ構造を示す車両後部側の斜視図である。
【符号の説明】
11 車両用アンテナ構造
12 車両
13 リアウィンドウガラス
14 リアデフォッガ
15 アンテナ線条
16 スペース
17 シールドライン
18 バスバー
19 ヒータ線
20、21、22 シールドライン[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle antenna structure, and more particularly, to a vehicle antenna structure including a rear window glass, a rear defogger (heater wire), and an antenna wire.
[0002]
[Prior art]
In FIG. 7, recently, mainly for aesthetic reasons, a
[0003]
By the way, if the antenna wire 4 and the
[0004]
In the case of an AM broadcast wave, it is difficult to obtain a sufficient length and antenna area from the shape of the antenna wire 4 for the wavelength. Therefore, the receiving efficiency was low and the antenna induced voltage was low. Further, since the AM receiving circuit does not include the noise limiter unlike the FM receiving circuit, the AM receiving circuit tends to be relatively susceptible to electromagnetic noise. These factors contributed to the susceptibility to electromagnetic noise.
[0005]
At present, there is a vehicle equipped with a device for removing noise or a noise filter mounted on a vehicle (for example, see Patent Document 1).
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-9-107218 (
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
When measures were taken by mounting the above-mentioned noise removing device or the above-mentioned noise filter on a vehicle, sufficient satisfaction was not always obtained in terms of weight, cost and performance. Therefore, the present invention has been made in view of such circumstances, and is simple, lightweight, and low in cost. In addition, electromagnetic wave noise at the time of radio reception is reduced. It is an object to provide a vehicle antenna structure capable of compensating for the above.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a vehicle antenna structure including: a rear window glass provided at a rear portion of a vehicle; an electrically heated rear defogger provided on the rear window glass; An antenna wire provided on the rear window glass together with the defogger, wherein the rear defogger serving as a noise radiating source is electromagnetically provided in a space between the rear defogger and the antenna wire. It is characterized by the fact that a shield line is provided to isolate it.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, in the vehicle antenna structure according to the first aspect, the shield line is disposed in a state of being close to the rear defogger and the antenna wire. It is characterized by.
[0010]
A vehicle antenna structure according to a third aspect of the present invention is the vehicle antenna structure according to the second aspect, wherein a distance between the shield line and the rear defogger is d1, and the shield line and the antenna wire are disposed between the shield line and the rear defogger. Wherein the shield line is arranged so that d1 <d2 when the interval between the two is d2.
[0011]
A vehicle antenna structure according to a fourth aspect of the present invention is the vehicle antenna structure according to any one of the first to third aspects, wherein the shield line extends along a direction between the rear defogger and the antenna wire. It is characterized by being formed to be wide.
[0012]
According to the first aspect of the present invention, electromagnetic C-coupling (capacitive coupling) and M-coupling (inductive coupling) directly generated between the rear defogger and the antenna wire are released, and the shield line and the rear defogger are separated. And the C and M bonds with the substrate become dense. Then, the electromagnetic wave noise is absorbed by this, and the noise induced in the antenna wire is reduced. Therefore, the electromagnetic wave noise at the time of radio reception is reduced, and it is possible to compensate for the lack of sensitivity particularly at the time of reception of weak AM broadcast. In addition, as will be described in the section of the embodiment of the invention, the shield line is configured to be extremely simple and lightweight. Further, it is configured so that the cost can be reduced.
[0013]
According to the second aspect of the present invention, the distance between the shield line and the rear defogger is reduced, and the C and M couplings between them are further increased. Therefore, the electromagnetic wave noise is efficiently absorbed, and the noise induced in the antenna wire is further reduced.
[0014]
According to the third aspect of the present invention, the shield line and the rear defogger are brought closer to each other, and the C and M couplings between them are further increased. On the other hand, the shield line is separated from the antenna wire, and adverse effects on the antenna impedance can be avoided. Further, when the shield line is separated from the antenna wire, the effective opening area of the antenna is widened, and a decrease in antenna induced voltage (a decrease in reception sensitivity) is prevented.
[0015]
According to the fourth aspect of the present invention, the effective area of the shield line is widened, and the electromagnetic noise is further reduced. In addition, how to increase the effective area of the shield line will be described in the section of the embodiment of the present invention.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a view showing one embodiment of a vehicle antenna structure of the present invention. FIG. 2 is a diagram showing another example of the shield line, and FIGS. 3 to 6 are graphs of effect verification by using electromagnetic field simulation.
[0017]
In FIG. 1, a
[0018]
Here, it is assumed that the
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
Although not particularly limited, the
[0022]
Such a
[0023]
The
[0024]
As can be seen from the above, the
[0025]
Note that a shield line as shown in FIG. 2 may be provided instead of the
[0026]
FIG. 2B shows a triple line
[0027]
FIG. 2C shows a grid-like surface
[0028]
3 to 6 show the results of verifying the effect of the shield line using electromagnetic field simulation.
[0029]
The outline of the simulation model is
(1) Antenna: L = 1000mm 1φ, 50Ω coaxial feed × 2
(2) Distance between antennas: 30 mm
(3) Shield line: L = 1000 mm 1φ is standard, and the number, the distance to the antenna, the width, and the length are changed.
(4) Glass plate: (x, y, z) = (1100, 100, 3) mm
(5) Air layer: (x, y, z) = (1100, 100, 40) mm
And
Then, a transmission loss and a shield effect when a shield line was inserted between the two antennas were simulated.
[0030]
The effect verification results in FIGS. 3 to 6 show that in the case of transmission loss, the larger the negative value, the greater the attenuation. In the case of the shield effect, the larger the value, the greater the attenuation. These effectively work to reduce electromagnetic wave noise.
[0031]
In FIG. 3A, it can be seen that when one shield line is inserted, the attenuation is greater than when there is no shield line (result of the with shield in the graph, corresponding to a conventional vehicle antenna structure). . Also, it can be seen that when two shield lines are inserted, the attenuation is greater than when one shield line is inserted. The effect on the transmission loss is obtained.
[0032]
In FIG. 3B, it can be seen that the attenuation is larger when two shield lines are inserted than when one shield line is inserted. By increasing the number of shield lines, a further shielding effect is obtained.
[0033]
In FIG. 4 to FIG. 6, when the results regarding the distance of the shield line, the width of the shield line, and the length of the shield line are viewed, the effect due to the presence of the shield line is similar to that in FIG. Appears remarkably.
[0034]
Summarizing the above, electromagnetic C-coupling (capacitive coupling) and M-coupling (inductive coupling) directly generated between the
[0035]
In addition, it goes without saying that the present invention can be variously modified and implemented without departing from the gist of the present invention.
[0036]
The rear defogger pattern and the shield line pattern may be stacked one above the other with an insulating layer (glass or film) interposed therebetween, or alternatively, a method of alternately drawing a pattern in a comb shape may be adopted. Further, a shield line may be provided so as to surround the rear defogger.
[0037]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the electromagnetic wave noise at the time of radio reception is reduced, and the effect of compensating for the insufficient sensitivity at the time of weak AM broadcast reception can be achieved. In addition, there is an effect that it is simple, lightweight, and low in cost.
[0038]
According to the second aspect of the present invention, there is an effect that electromagnetic wave noise can be further reduced.
[0039]
According to the third aspect of the present invention, there is an effect that electromagnetic noise can be further reduced. Further, there is an effect that it is possible to contribute to prevention of a decrease in reception sensitivity.
[0040]
According to the present invention described in claim 4, there is an effect that electromagnetic noise can be further reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing one embodiment of a vehicle antenna structure according to the present invention, wherein (a) is a perspective view of a vehicle rear side, and (b) is a schematic view showing the vehicle antenna structure.
2A and 2B are diagrams showing another example of a shield line, wherein FIG. 2A is a schematic diagram of a wide type, FIG. 2B is a schematic diagram of a triple line type, and FIG. .
3A and 3B are graphs for verifying the effect of the number of shield lines by using an electromagnetic field simulation, wherein FIG. 3A is a graph for a transmission loss, and FIG. 3B is a graph for a shield effect.
4A and 4B are graphs for verifying the effect of the distance between shield lines using electromagnetic field simulation, wherein FIG. 4A is a graph for transmission loss and FIG. 4B is a graph for shield effect.
5A and 5B are graphs for verifying the effect of the width of a shield line using electromagnetic field simulation, wherein FIG. 5A is a graph for a transmission loss and FIG. 5B is a graph for a shield effect.
6A and 6B are graphs for verifying the effect of the length of the shield line using electromagnetic field simulation, wherein FIG. 6A is a graph for a transmission loss, and FIG. 6B is a graph for a shield effect.
FIG. 7 is a perspective view of a vehicle rear side showing a conventional vehicle antenna structure.
[Explanation of symbols]
11
Claims (4)
前記リアデフォッガと前記アンテナ線条との間のスペースに、ノイズ放射源となる前記リアデフォッガを電磁気的に隔離するシールドラインを設けた
ことを特徴とする車両用アンテナ構造。A vehicle antenna structure including a rear window glass provided at a rear portion of a vehicle, an electrically heated rear defogger provided on the rear window glass, and an antenna wire provided on the rear window glass together with the rear defogger. So,
An antenna structure for a vehicle, wherein a shield line for electromagnetically isolating the rear defogger serving as a noise radiation source is provided in a space between the rear defogger and the antenna wire.
前記シールドラインを前記リアデフォッガと前記アンテナ線条とに対して近接した状態に配設した
ことを特徴とする車両用アンテナ構造。The vehicle antenna structure according to claim 1,
An antenna structure for a vehicle, wherein the shield line is disposed close to the rear defogger and the antenna wire.
前記シールドラインと前記リアデフォッガとの間の間隔をd1、前記シールドラインと前記アンテナ線条との間の間隔をd2とした時、前記シールドラインをd1<d2となるように配設した
ことを特徴とする車両用アンテナ構造。The vehicle antenna structure according to claim 2,
When the distance between the shield line and the rear defogger is d1, and the distance between the shield line and the antenna wire is d2, the shield line is arranged to be d1 <d2. Characteristic vehicle antenna structure.
前記シールドラインを前記リアデフォッガと前記アンテナ線条との間の方向に沿って幅広となるように形成した
ことを特徴とする車両用アンテナ構造。The vehicle antenna structure according to any one of claims 1 to 3,
An antenna structure for a vehicle, wherein the shield line is formed to be wide along a direction between the rear defogger and the antenna wire.
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