JP2004259126A - 製品販売収支管理装置、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】製品の利益目標を達成するための具体的な施策を算出する製品販売収支管理装置、及びプログラムを提供する。
【解決手段】販売管理データベース11により製品の販売価格を管理し、在庫管理データベース12により製品の売上数を管理し、調達管理データベース13により製品の調達価格を管理すると共に、売上算出処理部14が、製品の販売価格と製品の売上数とから製品の売上額を製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出する。また、製品別利益算出処理部16が、算出された売上額と製品の調達価格とから、製品別利益額を販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出する。一方、次期目標値算出処理部19は、製品の当期の販売価格と売上数に基づくシミュレーションにより、製品の次期の利益額が、利益算出手段により算出された製品の前期の利益額を上回るように製品の次期の目標調達価格を算出する。
【選択図】 図1
【解決手段】販売管理データベース11により製品の販売価格を管理し、在庫管理データベース12により製品の売上数を管理し、調達管理データベース13により製品の調達価格を管理すると共に、売上算出処理部14が、製品の販売価格と製品の売上数とから製品の売上額を製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出する。また、製品別利益算出処理部16が、算出された売上額と製品の調達価格とから、製品別利益額を販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出する。一方、次期目標値算出処理部19は、製品の当期の販売価格と売上数に基づくシミュレーションにより、製品の次期の利益額が、利益算出手段により算出された製品の前期の利益額を上回るように製品の次期の目標調達価格を算出する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、製品の販売における収支を管理するための製品販売収支管理装置、及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、予算を管理するためのシステムには、予算の管理単位である上位の予算科目の期末残高を算出するために、下位の予算科目毎に期末までの予算支出を予測するか否かの設定と、予測方法を区分する情報の設定とを可能にし、科目コード毎に予算支出額を予測すると共に、上位予算科目の予算金額から下位予算科目の予測支出額を減算して期末残高を予測するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、例えば予算残高と予算使用額とを比較し、予算の使用を認めるか否かの判定を行う判定手段と、予算の使用が認められた時に、その予算使用額により予算使用実績データを更新する更新手段を備え、予算を管理するものもある(例えば、特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−285162号公報
【特許文献2】
特開2002−269328号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、自動車のように多数の部品から構成されている工業製品の部品を販売する事業者は、多数の部品について、その調達先や調達価格、あるいは販売価格、販売地域等の膨大な部品情報を管理すると共に、部品販売に係わる予算や実績に対しこの部品情報に基づく分析を行って、常に事業が正しい方向に向かっているかを管理しなければならない。
しかし、従来の予算管理システムでは、正確な予測残高を算出すること、すなわち未来の結果を予測することはできるものの、未来の目的に対し、その目的を達成するための施策を求めることはできないという問題があった。具体的には、例えば上記の部品の販売において、次期の利益目標を達成するためにこれから何をすれば良いか、すなわち未来の結果を利益目標に近づけるために、部品の価格設定をどのように設定すれば良いか、具体的な目標値を算出してくれるものがなかった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、製品の販売における利益目標を達成するための具体的な施策を算出する製品販売収支管理装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明に係る製品販売収支管理装置は、少なくとも前期を含む当期までの製品の販売価格の実績を記憶する販売管理データベース(例えば実施の形態の販売管理データベース11)と、少なくとも前期を含む当期までの前記製品の売上数の実績を記憶する在庫管理データベース(例えば実施の形態の在庫管理データベース12)と、少なくとも前期を含む当期までの前記製品の調達価格の実績を記憶する調達管理データベース(例えば実施の形態の調達管理データベース13)と、前期の販売価格と売上数、及び調達価格の実績から、前記製品の前期の利益額を算出する利益算出手段(例えば実施の形態の売上算出処理部14及び製品別利益算出処理部16)と、前記製品の当期の販売価格と売上数の実績に基づくシミュレーションにより、前記製品の次期の利益額が、前記利益算出手段により算出された前記製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標調達価格を算出するか、または、前記製品の当期の販売価格と調達価格の実績に基づくシミュレーションにより、前記製品の次期の利益額が、前記利益算出手段により算出された前記製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標売上数を算出する次期目標値算出手段(例えば実施の形態の次期目標値算出処理部19)とを備えたことを特徴とする。
【0007】
以上の構成を備えた製品販売収支管理装置は、販売管理データベースにより、製品の販売価格の実績を管理し、在庫管理データベースにより、製品の売上数の実績を管理し、調達管理データベースにより、製品の調達価格の実績を管理すると共に、まず、利益算出手段が、前期の販売価格と売上数、及び調達価格の実績から、製品の前期の利益額を算出する。一方、次期目標値算出手段が、製品の当期の販売価格と売上数の実績は、次期の販売価格と売上数の実績でもあると仮定したシミュレーションに基づいて、製品の次期の利益額が、利益算出手段により算出された製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標調達価格を算出するか、製品の当期の販売価格と調達価格の実績は、次期の販売価格と調達価格の実績でもあると仮定したシミュレーションに基づいて、製品の次期の利益額が、利益算出手段により算出された製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標売上数を算出することにより、当期の販売価格を維持しながら前期の利益額を確保するにはどうすれば良いかを容易に把握することができる。
【0008】
請求項2の発明に係る製品販売収支管理装置は、請求項1に記載の製品販売収支管理装置において、前記製品の販売価格、売上数、及び調達価格の実績は、予め設定された前記製品の管理項目毎に管理され、前記目標値算出手段が、前記管理項目毎の目標調達価格、または目標売上数を算出することを特徴とする。
【0009】
以上の構成を備えた製品販売収支管理装置は、目標値算出手段が、製品の管理項目毎の目標調達価格、または目標売上数を算出するので、製品によって異なる管理項目毎に、その目標調達価格、または目標売上数を容易に把握することができる。
【0010】
請求項3の発明に係る製品販売収支管理装置は、請求項2に記載の製品販売収支管理装置において、前記管理項目が、少なくとも製品名、販売地域、年代、値引有無、販売店のいずれかを含むことを特徴とする。
【0011】
以上の構成を備えた製品販売収支管理装置は、少なくとも製品毎に分類された目標調達価格または目標売上数、販売地域毎に分類された製品の目標調達価格または目標売上数、年代毎に分類された製品の目標調達価格または目標売上数、値引の有無により分類された製品の目標調達価格または目標売上数、販売店毎に分類された製品の目標調達価格または目標売上数のいずれかを容易に把握することができる。
【0012】
請求項4の発明に係る製品販売収支管理プログラムは、少なくとも前期を含む当期までの製品の販売価格の実績を記憶する販売管理データベースから、販売価格の実績を読み出す販売価格取得処理と、少なくとも前期を含む当期までの前記製品の売上数の実績を記憶する在庫管理データベースから、売上数の実績を読み出す売上数取得処理と、少なくとも前期を含む当期までの前記製品の調達価格の実績を記憶する調達管理データベースから、調達価格の実績を読み出す調達価格取得処理と、前期の販売価格と売上数、及び調達価格の実績から、前記製品の前期の利益額を算出する利益算出処理と、前記製品の当期の販売価格と売上数の実績に基づくシミュレーションにより、前記製品の次期の利益額が、前記利益算出処理により算出された前記製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標調達価格を算出するか、または、前記製品の当期の販売価格と調達価格の実績に基づくシミュレーションにより、前記製品の次期の利益額が、前記利益算出手段により算出された前記製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標売上数を算出する目標値算出処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】
請求項1に記載の製品販売収支管理装置、及び請求項4に記載の製品販売収支管理プログラムによれば、製品の当期の販売価格と売上数の実績は、次期の販売価格と売上数の実績でもあると仮定したシミュレーションに基づいて、製品の次期の利益額が、利益算出手段により算出された製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標調達価格を算出するか、製品の当期の販売価格と調達価格の実績は、次期の販売価格と調達価格の実績でもあると仮定したシミュレーションに基づいて、製品の次期の利益額が、利益算出手段により算出された製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標売上数を算出することにより、当期の販売価格を維持しながら前期の利益額を確保するにはどうすれば良いかを容易に把握することができる。
【0014】
従って、製品販売の事業運営において、例えば当期の販売価格によって、もし当期の収益額が減少したとしても、当期の販売価格を維持しながら前期の利益額を確保するにはどうすれば良いかを容易に把握し、その目標に向かって事業運営を行うことで、事業を適切な方向へ導くことができるという効果が得られる。
【0015】
請求項2に記載の製品販売収支管理装置によれば、製品の管理項目毎の目標調達価格、または目標売上数を算出するので、製品によって異なる管理項目毎に、その目標調達価格、または目標売上数を容易に把握することができる。また、請求項3に記載の製品販売収支管理装置によれば、少なくとも製品毎に分類された目標調達価格または目標売上数、販売地域毎に分類された製品の目標調達価格または目標売上数、年代毎に分類された製品の目標調達価格または目標売上数、値引の有無により分類された製品の目標調達価格または目標売上数、販売店毎に分類された製品の目標調達価格または目標売上数を容易に把握することができる。
【0016】
従って、製品の管理項目毎に、より詳細に分類された製品の目標調達価格または目標売上数を把握することで、更に細かい目標管理と事業運営を行い、事業を適切な方向へ導くことができるという効果が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による製品販売収支管理装置を用いた製品販売管理システムの構成を示すブロック図である。
図1において、符号1は、本実施の形態の製品販売収支管理装置であって、通信網2を介して、担当者端末3−1〜3−n(nは1以上の整数)と接続されており、担当者端末3−1〜3−nとの間で入出力される情報を利用して製品販売に関わる収支管理を行う。
また、通信網2は、有線あるいは無線の通信網であって、製品販売収支管理装置1と担当者端末3−1〜3−nとの間の情報の送受信を行う通信網である。
なお、担当者端末3−1〜3−nは、通信網2で接続されていれば、物理的にどの場所に設置されても良い。
【0018】
次に、図面を用いて製品販売収支管理装置1を更に説明すると、製品販売収支管理装置1は、図1に示すように、販売管理データベース11と、在庫管理データベース12と、調達管理データベース13と、売上算出処理部14と、売上データベース15と、製品別利益算出処理部16と、製品別利益データベース17と、販売口座データベース18と、次期目標値算出処理部19と、事業管理データベース20と、項目別分析部21とを備えている。
【0019】
ここで、販売管理データベース11は、営業部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから入力された過去の製品の販売価格の実績を、当期の実績まで、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に記憶するデータベースである。具体的に販売管理データベース11には、営業部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから、国内販売担当者や海外販売担当者により、値引率や値引額と共に、製品の販売価格が随時入力されて実績として記憶される。
【0020】
また、在庫管理データベース12は、物流部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから入力された過去の製品の売上数の実績を、当期の実績まで、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に記憶するデータベースである。具体的に在庫管理データベース12には、物流部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから、入荷担当者や出荷担当者により、入荷数や出荷数と共に、製品の売上数が随時入力されて実績として記憶される。
【0021】
また、調達管理データベース13は、調達部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから入力された過去の製品の調達価格の実績を、当期の実績まで、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に記憶するデータベースである。具体的に調達管理データベース13には、調達部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから、国内調達担当者や海外調達担当者により、見積もり額と共に、製品の調達価格が随時入力されて実績として記憶される。
【0022】
一方、売上算出処理部14は、販売管理データベース11に記憶された製品の販売価格の実績と、在庫管理データベース12に記憶された製品の売上数の実績とから製品の売上額を、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出する処理部である。
また、売上データベース15は、売上算出処理部14により算出された製品の売上額を、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に記憶するデータベースである。
【0023】
また、製品別利益算出処理部16は、売上算出処理部14により算出された売上額と、調達管理データベース13に記憶された製品の調達価格の実績とから、製品毎の利益額、すなわち製品別利益額を、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出する処理部である。
そして、製品別利益データベース17は、製品別利益算出処理部16により算出された製品別利益額を、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に記憶するデータベースである。
また、販売口座データベース18は、製品の仕様や製品の調達先、販売区分等を記憶したデータベースである。
【0024】
更に、次期目標値算出処理部19は、販売管理データベース11に記憶された製品の当期の販売価格の実績と、在庫管理データベース12に記憶された製品の当期の売上数の実績とに基づくシミュレーションにより、製品の次期の利益額が、売上算出処理部14及び製品別利益算出処理部15により算出された製品の前期の利益額を上回るように、販売口座データベース18に記憶された製品について、次期の目標調達価格を、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出する処理部である。
【0025】
また、事業管理データベース20は、次期目標値算出処理部19により算出された製品の次期の目標調達価格を、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に記憶するデータベースである。
また、項目別分析部21は、上述の製品の販売価格、売上数、売上額、調達価格、利益額、仕様、調達先、販売区分、次期の目標調達価格を、例えば製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に分析表示する処理部である。
【0026】
なお、販売管理データベース11と、在庫管理データベース12と、調達管理データベース13と、売上データベース15と、製品別利益データベース17と、販売口座データベース18と、事業管理データベース20は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせによるコンピュータ読み取り、書き込み可能な記録媒体を含んで構成されるものとする。
【0027】
また、売上算出処理部14と、製品別利益算出処理部16と、次期目標値算出処理部19と、項目別分析部21は、それぞれ、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、メモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、上記の各部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
【0028】
更に、製品販売収支管理装置1には、入力装置や表示装置、更には出力装置等(いずれも図示せず)が接続されるものとする。ここで、入力装置とはキーボード、マウス等の入力デバイスのことをいう。表示装置とはCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置や液晶表示装置等の画像表示装置とスピーカ等の音声表示装置のことをいう。また、出力装置はプリンタ等の出力デバイスのことをいう。
【0029】
次に、本実施の形態の動作について図面を参照して説明する。
図2は、本実施の形態の製品販売収支管理装置の動作を示すフローチャートである。ここでは、具体的に製品として自動車(4輪車)や2輪車等の工業製品の部品を販売する場合を例にとって説明する。
図2において、まず営業部門の国内販売担当者や海外販売担当者は、営業部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから、販売管理データベース11へ、値引率や値引額と共に、製品の販売価格を製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に随時入力する(ステップS1)。
【0030】
同様に、平行して物流部門の入荷担当者や出荷担当者は、物流部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから、在庫管理データベース12へ、入荷数や出荷数と共に、製品の売上数を製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に随時入力する(ステップS2)。
同様に、平行して調達部門の国内調達担当者や海外調達担当者は、調達部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから、調達管理データベース13へ、見積もり額と共に、製品の調達価格を製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に随時入力する(ステップS3)。
【0031】
一方、売上算出処理部14は、予め設定された期末が到来したか否かを判定し(ステップS4)、もし予め設定された期末が到来していない場合(ステップS4のNO)、ステップS1からステップS3へ戻り、上述のデータ収集を繰り返す。
ステップS4において、予め設定された期末が到来していた場合、売上算出処理部14は、販売管理データベース11に記憶された製品の販売価格の実績と、在庫管理データベース12に記憶された製品の売上数の実績とから製品の売上額を、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出し、売上データベース15へ記憶する(ステップS5)。
【0032】
また、製品別利益算出処理部16は、売上算出処理部14により算出された売上額と、調達管理データベース13に記憶された製品の調達価格の実績とから、製品毎の利益額、すなわち製品別利益額を、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出し、製品別利益データベース17へ記憶する(ステップS6)。
【0033】
次に、次期目標値算出処理部19は、販売管理データベース11に記憶された製品の当期の販売価格の実績と、在庫管理データベース12に記憶された製品の当期の売上数の実績とに基づくシミュレーションにより、製品の次期の利益額が、売上算出処理部14及び製品別利益算出処理部15により算出された製品の前期の利益額を上回るように、販売口座データベース18に記憶された製品について、次期の目標調達価格を、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出し、事業管理データベース20へ記憶する(ステップS7)。
【0034】
具体的に、次期目標値算出処理部19が行う製品の当期の販売価格と売上数の実績に基づくシミュレーションについて説明すると、製品の当期の販売価格の実績をA、製品の当期の売上数の実績をB、売上算出処理部14及び製品別利益算出処理部15により算出された製品の前期の利益額をCと表した場合、下記(1)式から製品の次期の目標調達価格xを求める。
B×(A−x)≧C ・・・(1)
すなわち、「x≦A−C/B」として製品の次期の目標調達価格xを得る。
【0035】
ここで、例えばある製品について、A=9円、B=150個、C=200円とすると、x≦7.66・・・円となる。従って、この製品の次期の目標調達価格を7.6円以下とすることにより、製品の当期の販売価格と売上数を維持して前期の利益額を上回る利益をあげることが期待できるようになる。
【0036】
また、営業部門の国内販売担当者や海外販売担当者は、営業部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから、同様に、物流部門の入荷担当者や出荷担当者は、物流部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから、同様に、調達部門の国内調達担当者や海外調達担当者は、調達部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから、それぞれ項目別分析部21へ分析条件を入力することにより(ステップS8)、上述の製品の販売価格、売上数、売上額、調達価格、利益額、仕様、調達先、販売区分、次期の目標調達価格を、例えば製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に分析表示することができる(ステップS9)。
【0037】
具体的には、例えば図3に示すように、製品別の次期の目標調達価格を販売地域別に比較し、A部品については、他地域と比較し、アジア地域において次期の目標調達価格を下げなければ、アジア地域での利益がでないので、重点的な取り組みが必要であるとか、B部品については、他地域と比較し、国内において次期の目標調達価格を下げなければ、国内において利益がでないので、重点的な取り組みが必要であるという分析結果を把握することで、更に細かい目標管理と事業運営を行い、事業を適切な方向へ導くことができるという効果が得られる。
【0038】
また、例えば販売促進の効果を狙って任意の地域だけ値引きを行い、当期の販売価格の設定を希望価格より下げて販売を行ったような場合に、値引きを行った地域について、次期の目標調達価格として明らかに他地域と異なる数値が算出されることにより、販売価格の設定の戻し忘れを発見することができるという効果も得られる。
【0039】
なお、次期目標値算出処理部19は、販売管理データベース11に記憶された製品の当期の販売価格の実績と、調達管理データベース13に記憶された製品の当期の調達価格の実績とに基づくシミュレーションにより、製品の次期の利益額が、売上算出処理部14及び製品別利益算出処理部15により算出された製品の前期の利益額を上回るように、販売口座データベース18に記憶された製品について、次期の目標売上数を、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出するようにしても良い。
【0040】
具体的には、例えば製品の当期の販売価格の実績をA、製品の当期の調達価格の実績をD、売上算出処理部14及び製品別利益算出処理部15により算出された製品の前期の利益額をCと表した場合、下記(2)式から製品の次期の目標売上数yを求めても良い。
y×(A−D)≧C ・・・(2)
すなわち、「y≧C/(A−D)」として製品の次期の目標売上数yを得る。
従って、この製品の次期の売上数をy個以上とすることにより、製品の当期の販売価格と調達価格を維持して前期の利益額を上回る利益をあげることが期待できるようになる。
【0041】
また、上述の実施の形態の製品販売収支管理装置1は、全ての構成要素を単一の装置の中に備える必要はなく、通信網2に接続された複数の装置に分かれて構成されても良い。また、製品販売収支管理装置1の扱う「期」は、1年を半分に分けた上期・下期単位、月単位、日単位、時間単位等、任意に選択できるものとする。例えば「期」が月単位であれば、前期は前月で、当期は今月、次期は来月のことであり、期末とは月末のことである。
【0042】
更に、上述の実施の形態の製品販売収支管理装置1は、その機能を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、上述の各処理部における機能を実現しても良い。
【0043】
また、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。更に「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0044】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0045】
以上説明したように、本実施の形態の製品販売収支管理装置1では、販売管理データベース11により、製品の販売価格の実績を管理し、在庫管理データベース12により、製品の売上数の実績を管理し、調達管理データベース13により、製品の調達価格の実績を管理すると共に、まず、売上算出処理部14が、製品の販売価格の実績と、製品の売上数の実績とから製品の売上額を、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出する。また、製品別利益算出処理部16が、算出された売上額と、製品の調達価格の実績とから、製品毎の利益額、すなわち製品別利益額を、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出する。
【0046】
一方、次期目標値算出処理部19が、製品の当期の販売価格と売上数の実績は、次期の販売価格と売上数の実績でもあると仮定したシミュレーションに基づいて、製品の次期の利益額が、利益算出手段により算出された製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標調達価格を算出するか、製品の当期の販売価格と調達価格の実績は、次期の販売価格と調達価格の実績でもあると仮定したシミュレーションに基づいて、製品の次期の利益額が、利益算出手段により算出された製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標売上数を算出し、製品販売収支管理装置1の利用者は、項目別分析部21により、製品の販売価格、売上数、売上額、調達価格、利益額、仕様、調達先、販売区分、次期の目標調達価格または目標売上数を、例えば製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に分析表示することにより、製品毎に分類された目標調達価格または目標売上数、販売地域毎に分類された製品の目標調達価格または目標売上数、年代毎に分類された製品の目標調達価格または目標売上数、値引の有無により分類された製品の目標調達価格または目標売上数、販売店毎に分類された製品の目標調達価格または目標売上数により、当期の販売価格を維持しながら前期の利益額を確保するにはどうすれば良いかを容易に把握することができる。
【0047】
従って、製品販売の事業運営において、例えば当期の販売価格によって、もし当期の収益額が減少したとしても、当期の販売価格を維持しながら前期の利益額を確保するにはどうすれば良いかを容易に把握し、その目標に向かって事業運営を行うことで、事業を適切な方向へ導くことができるという効果が得られる。また、より詳細に分類された製品の次期の目標調達価格または目標売上数を把握することで、更に細かい目標管理と事業運営を行い、事業を適切な方向へ導くことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の製品販売収支管理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態の製品販売収支管理装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】同実施の形態の製品販売収支管理装置の項目別分析部から出力される次期の目標調達価格の算出及び分析結果の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 製品販売収支管理装置
2 通信網
3−1〜3−n 担当者端末
11 販売管理データベース
12 在庫管理データベース
13 調達管理データベース
14 売上算出処理部(利益算出手段)
15 売上データベース
16 製品別利益算出処理部(利益算出手段)
17 製品別利益データベース
18 販売口座データベース
19 次期目標値算出処理部(次期目標値算出手段)
20 事業管理データベース
21 項目別分析部
【発明の属する技術分野】
この発明は、製品の販売における収支を管理するための製品販売収支管理装置、及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、予算を管理するためのシステムには、予算の管理単位である上位の予算科目の期末残高を算出するために、下位の予算科目毎に期末までの予算支出を予測するか否かの設定と、予測方法を区分する情報の設定とを可能にし、科目コード毎に予算支出額を予測すると共に、上位予算科目の予算金額から下位予算科目の予測支出額を減算して期末残高を予測するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、例えば予算残高と予算使用額とを比較し、予算の使用を認めるか否かの判定を行う判定手段と、予算の使用が認められた時に、その予算使用額により予算使用実績データを更新する更新手段を備え、予算を管理するものもある(例えば、特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−285162号公報
【特許文献2】
特開2002−269328号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、自動車のように多数の部品から構成されている工業製品の部品を販売する事業者は、多数の部品について、その調達先や調達価格、あるいは販売価格、販売地域等の膨大な部品情報を管理すると共に、部品販売に係わる予算や実績に対しこの部品情報に基づく分析を行って、常に事業が正しい方向に向かっているかを管理しなければならない。
しかし、従来の予算管理システムでは、正確な予測残高を算出すること、すなわち未来の結果を予測することはできるものの、未来の目的に対し、その目的を達成するための施策を求めることはできないという問題があった。具体的には、例えば上記の部品の販売において、次期の利益目標を達成するためにこれから何をすれば良いか、すなわち未来の結果を利益目標に近づけるために、部品の価格設定をどのように設定すれば良いか、具体的な目標値を算出してくれるものがなかった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、製品の販売における利益目標を達成するための具体的な施策を算出する製品販売収支管理装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明に係る製品販売収支管理装置は、少なくとも前期を含む当期までの製品の販売価格の実績を記憶する販売管理データベース(例えば実施の形態の販売管理データベース11)と、少なくとも前期を含む当期までの前記製品の売上数の実績を記憶する在庫管理データベース(例えば実施の形態の在庫管理データベース12)と、少なくとも前期を含む当期までの前記製品の調達価格の実績を記憶する調達管理データベース(例えば実施の形態の調達管理データベース13)と、前期の販売価格と売上数、及び調達価格の実績から、前記製品の前期の利益額を算出する利益算出手段(例えば実施の形態の売上算出処理部14及び製品別利益算出処理部16)と、前記製品の当期の販売価格と売上数の実績に基づくシミュレーションにより、前記製品の次期の利益額が、前記利益算出手段により算出された前記製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標調達価格を算出するか、または、前記製品の当期の販売価格と調達価格の実績に基づくシミュレーションにより、前記製品の次期の利益額が、前記利益算出手段により算出された前記製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標売上数を算出する次期目標値算出手段(例えば実施の形態の次期目標値算出処理部19)とを備えたことを特徴とする。
【0007】
以上の構成を備えた製品販売収支管理装置は、販売管理データベースにより、製品の販売価格の実績を管理し、在庫管理データベースにより、製品の売上数の実績を管理し、調達管理データベースにより、製品の調達価格の実績を管理すると共に、まず、利益算出手段が、前期の販売価格と売上数、及び調達価格の実績から、製品の前期の利益額を算出する。一方、次期目標値算出手段が、製品の当期の販売価格と売上数の実績は、次期の販売価格と売上数の実績でもあると仮定したシミュレーションに基づいて、製品の次期の利益額が、利益算出手段により算出された製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標調達価格を算出するか、製品の当期の販売価格と調達価格の実績は、次期の販売価格と調達価格の実績でもあると仮定したシミュレーションに基づいて、製品の次期の利益額が、利益算出手段により算出された製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標売上数を算出することにより、当期の販売価格を維持しながら前期の利益額を確保するにはどうすれば良いかを容易に把握することができる。
【0008】
請求項2の発明に係る製品販売収支管理装置は、請求項1に記載の製品販売収支管理装置において、前記製品の販売価格、売上数、及び調達価格の実績は、予め設定された前記製品の管理項目毎に管理され、前記目標値算出手段が、前記管理項目毎の目標調達価格、または目標売上数を算出することを特徴とする。
【0009】
以上の構成を備えた製品販売収支管理装置は、目標値算出手段が、製品の管理項目毎の目標調達価格、または目標売上数を算出するので、製品によって異なる管理項目毎に、その目標調達価格、または目標売上数を容易に把握することができる。
【0010】
請求項3の発明に係る製品販売収支管理装置は、請求項2に記載の製品販売収支管理装置において、前記管理項目が、少なくとも製品名、販売地域、年代、値引有無、販売店のいずれかを含むことを特徴とする。
【0011】
以上の構成を備えた製品販売収支管理装置は、少なくとも製品毎に分類された目標調達価格または目標売上数、販売地域毎に分類された製品の目標調達価格または目標売上数、年代毎に分類された製品の目標調達価格または目標売上数、値引の有無により分類された製品の目標調達価格または目標売上数、販売店毎に分類された製品の目標調達価格または目標売上数のいずれかを容易に把握することができる。
【0012】
請求項4の発明に係る製品販売収支管理プログラムは、少なくとも前期を含む当期までの製品の販売価格の実績を記憶する販売管理データベースから、販売価格の実績を読み出す販売価格取得処理と、少なくとも前期を含む当期までの前記製品の売上数の実績を記憶する在庫管理データベースから、売上数の実績を読み出す売上数取得処理と、少なくとも前期を含む当期までの前記製品の調達価格の実績を記憶する調達管理データベースから、調達価格の実績を読み出す調達価格取得処理と、前期の販売価格と売上数、及び調達価格の実績から、前記製品の前期の利益額を算出する利益算出処理と、前記製品の当期の販売価格と売上数の実績に基づくシミュレーションにより、前記製品の次期の利益額が、前記利益算出処理により算出された前記製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標調達価格を算出するか、または、前記製品の当期の販売価格と調達価格の実績に基づくシミュレーションにより、前記製品の次期の利益額が、前記利益算出手段により算出された前記製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標売上数を算出する目標値算出処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】
請求項1に記載の製品販売収支管理装置、及び請求項4に記載の製品販売収支管理プログラムによれば、製品の当期の販売価格と売上数の実績は、次期の販売価格と売上数の実績でもあると仮定したシミュレーションに基づいて、製品の次期の利益額が、利益算出手段により算出された製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標調達価格を算出するか、製品の当期の販売価格と調達価格の実績は、次期の販売価格と調達価格の実績でもあると仮定したシミュレーションに基づいて、製品の次期の利益額が、利益算出手段により算出された製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標売上数を算出することにより、当期の販売価格を維持しながら前期の利益額を確保するにはどうすれば良いかを容易に把握することができる。
【0014】
従って、製品販売の事業運営において、例えば当期の販売価格によって、もし当期の収益額が減少したとしても、当期の販売価格を維持しながら前期の利益額を確保するにはどうすれば良いかを容易に把握し、その目標に向かって事業運営を行うことで、事業を適切な方向へ導くことができるという効果が得られる。
【0015】
請求項2に記載の製品販売収支管理装置によれば、製品の管理項目毎の目標調達価格、または目標売上数を算出するので、製品によって異なる管理項目毎に、その目標調達価格、または目標売上数を容易に把握することができる。また、請求項3に記載の製品販売収支管理装置によれば、少なくとも製品毎に分類された目標調達価格または目標売上数、販売地域毎に分類された製品の目標調達価格または目標売上数、年代毎に分類された製品の目標調達価格または目標売上数、値引の有無により分類された製品の目標調達価格または目標売上数、販売店毎に分類された製品の目標調達価格または目標売上数を容易に把握することができる。
【0016】
従って、製品の管理項目毎に、より詳細に分類された製品の目標調達価格または目標売上数を把握することで、更に細かい目標管理と事業運営を行い、事業を適切な方向へ導くことができるという効果が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による製品販売収支管理装置を用いた製品販売管理システムの構成を示すブロック図である。
図1において、符号1は、本実施の形態の製品販売収支管理装置であって、通信網2を介して、担当者端末3−1〜3−n(nは1以上の整数)と接続されており、担当者端末3−1〜3−nとの間で入出力される情報を利用して製品販売に関わる収支管理を行う。
また、通信網2は、有線あるいは無線の通信網であって、製品販売収支管理装置1と担当者端末3−1〜3−nとの間の情報の送受信を行う通信網である。
なお、担当者端末3−1〜3−nは、通信網2で接続されていれば、物理的にどの場所に設置されても良い。
【0018】
次に、図面を用いて製品販売収支管理装置1を更に説明すると、製品販売収支管理装置1は、図1に示すように、販売管理データベース11と、在庫管理データベース12と、調達管理データベース13と、売上算出処理部14と、売上データベース15と、製品別利益算出処理部16と、製品別利益データベース17と、販売口座データベース18と、次期目標値算出処理部19と、事業管理データベース20と、項目別分析部21とを備えている。
【0019】
ここで、販売管理データベース11は、営業部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから入力された過去の製品の販売価格の実績を、当期の実績まで、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に記憶するデータベースである。具体的に販売管理データベース11には、営業部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから、国内販売担当者や海外販売担当者により、値引率や値引額と共に、製品の販売価格が随時入力されて実績として記憶される。
【0020】
また、在庫管理データベース12は、物流部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから入力された過去の製品の売上数の実績を、当期の実績まで、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に記憶するデータベースである。具体的に在庫管理データベース12には、物流部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから、入荷担当者や出荷担当者により、入荷数や出荷数と共に、製品の売上数が随時入力されて実績として記憶される。
【0021】
また、調達管理データベース13は、調達部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから入力された過去の製品の調達価格の実績を、当期の実績まで、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に記憶するデータベースである。具体的に調達管理データベース13には、調達部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから、国内調達担当者や海外調達担当者により、見積もり額と共に、製品の調達価格が随時入力されて実績として記憶される。
【0022】
一方、売上算出処理部14は、販売管理データベース11に記憶された製品の販売価格の実績と、在庫管理データベース12に記憶された製品の売上数の実績とから製品の売上額を、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出する処理部である。
また、売上データベース15は、売上算出処理部14により算出された製品の売上額を、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に記憶するデータベースである。
【0023】
また、製品別利益算出処理部16は、売上算出処理部14により算出された売上額と、調達管理データベース13に記憶された製品の調達価格の実績とから、製品毎の利益額、すなわち製品別利益額を、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出する処理部である。
そして、製品別利益データベース17は、製品別利益算出処理部16により算出された製品別利益額を、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に記憶するデータベースである。
また、販売口座データベース18は、製品の仕様や製品の調達先、販売区分等を記憶したデータベースである。
【0024】
更に、次期目標値算出処理部19は、販売管理データベース11に記憶された製品の当期の販売価格の実績と、在庫管理データベース12に記憶された製品の当期の売上数の実績とに基づくシミュレーションにより、製品の次期の利益額が、売上算出処理部14及び製品別利益算出処理部15により算出された製品の前期の利益額を上回るように、販売口座データベース18に記憶された製品について、次期の目標調達価格を、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出する処理部である。
【0025】
また、事業管理データベース20は、次期目標値算出処理部19により算出された製品の次期の目標調達価格を、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に記憶するデータベースである。
また、項目別分析部21は、上述の製品の販売価格、売上数、売上額、調達価格、利益額、仕様、調達先、販売区分、次期の目標調達価格を、例えば製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に分析表示する処理部である。
【0026】
なお、販売管理データベース11と、在庫管理データベース12と、調達管理データベース13と、売上データベース15と、製品別利益データベース17と、販売口座データベース18と、事業管理データベース20は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせによるコンピュータ読み取り、書き込み可能な記録媒体を含んで構成されるものとする。
【0027】
また、売上算出処理部14と、製品別利益算出処理部16と、次期目標値算出処理部19と、項目別分析部21は、それぞれ、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、メモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、上記の各部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
【0028】
更に、製品販売収支管理装置1には、入力装置や表示装置、更には出力装置等(いずれも図示せず)が接続されるものとする。ここで、入力装置とはキーボード、マウス等の入力デバイスのことをいう。表示装置とはCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置や液晶表示装置等の画像表示装置とスピーカ等の音声表示装置のことをいう。また、出力装置はプリンタ等の出力デバイスのことをいう。
【0029】
次に、本実施の形態の動作について図面を参照して説明する。
図2は、本実施の形態の製品販売収支管理装置の動作を示すフローチャートである。ここでは、具体的に製品として自動車(4輪車)や2輪車等の工業製品の部品を販売する場合を例にとって説明する。
図2において、まず営業部門の国内販売担当者や海外販売担当者は、営業部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから、販売管理データベース11へ、値引率や値引額と共に、製品の販売価格を製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に随時入力する(ステップS1)。
【0030】
同様に、平行して物流部門の入荷担当者や出荷担当者は、物流部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから、在庫管理データベース12へ、入荷数や出荷数と共に、製品の売上数を製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に随時入力する(ステップS2)。
同様に、平行して調達部門の国内調達担当者や海外調達担当者は、調達部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから、調達管理データベース13へ、見積もり額と共に、製品の調達価格を製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に随時入力する(ステップS3)。
【0031】
一方、売上算出処理部14は、予め設定された期末が到来したか否かを判定し(ステップS4)、もし予め設定された期末が到来していない場合(ステップS4のNO)、ステップS1からステップS3へ戻り、上述のデータ収集を繰り返す。
ステップS4において、予め設定された期末が到来していた場合、売上算出処理部14は、販売管理データベース11に記憶された製品の販売価格の実績と、在庫管理データベース12に記憶された製品の売上数の実績とから製品の売上額を、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出し、売上データベース15へ記憶する(ステップS5)。
【0032】
また、製品別利益算出処理部16は、売上算出処理部14により算出された売上額と、調達管理データベース13に記憶された製品の調達価格の実績とから、製品毎の利益額、すなわち製品別利益額を、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出し、製品別利益データベース17へ記憶する(ステップS6)。
【0033】
次に、次期目標値算出処理部19は、販売管理データベース11に記憶された製品の当期の販売価格の実績と、在庫管理データベース12に記憶された製品の当期の売上数の実績とに基づくシミュレーションにより、製品の次期の利益額が、売上算出処理部14及び製品別利益算出処理部15により算出された製品の前期の利益額を上回るように、販売口座データベース18に記憶された製品について、次期の目標調達価格を、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出し、事業管理データベース20へ記憶する(ステップS7)。
【0034】
具体的に、次期目標値算出処理部19が行う製品の当期の販売価格と売上数の実績に基づくシミュレーションについて説明すると、製品の当期の販売価格の実績をA、製品の当期の売上数の実績をB、売上算出処理部14及び製品別利益算出処理部15により算出された製品の前期の利益額をCと表した場合、下記(1)式から製品の次期の目標調達価格xを求める。
B×(A−x)≧C ・・・(1)
すなわち、「x≦A−C/B」として製品の次期の目標調達価格xを得る。
【0035】
ここで、例えばある製品について、A=9円、B=150個、C=200円とすると、x≦7.66・・・円となる。従って、この製品の次期の目標調達価格を7.6円以下とすることにより、製品の当期の販売価格と売上数を維持して前期の利益額を上回る利益をあげることが期待できるようになる。
【0036】
また、営業部門の国内販売担当者や海外販売担当者は、営業部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから、同様に、物流部門の入荷担当者や出荷担当者は、物流部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから、同様に、調達部門の国内調達担当者や海外調達担当者は、調達部門に設置した担当者端末3−1〜3−nから、それぞれ項目別分析部21へ分析条件を入力することにより(ステップS8)、上述の製品の販売価格、売上数、売上額、調達価格、利益額、仕様、調達先、販売区分、次期の目標調達価格を、例えば製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に分析表示することができる(ステップS9)。
【0037】
具体的には、例えば図3に示すように、製品別の次期の目標調達価格を販売地域別に比較し、A部品については、他地域と比較し、アジア地域において次期の目標調達価格を下げなければ、アジア地域での利益がでないので、重点的な取り組みが必要であるとか、B部品については、他地域と比較し、国内において次期の目標調達価格を下げなければ、国内において利益がでないので、重点的な取り組みが必要であるという分析結果を把握することで、更に細かい目標管理と事業運営を行い、事業を適切な方向へ導くことができるという効果が得られる。
【0038】
また、例えば販売促進の効果を狙って任意の地域だけ値引きを行い、当期の販売価格の設定を希望価格より下げて販売を行ったような場合に、値引きを行った地域について、次期の目標調達価格として明らかに他地域と異なる数値が算出されることにより、販売価格の設定の戻し忘れを発見することができるという効果も得られる。
【0039】
なお、次期目標値算出処理部19は、販売管理データベース11に記憶された製品の当期の販売価格の実績と、調達管理データベース13に記憶された製品の当期の調達価格の実績とに基づくシミュレーションにより、製品の次期の利益額が、売上算出処理部14及び製品別利益算出処理部15により算出された製品の前期の利益額を上回るように、販売口座データベース18に記憶された製品について、次期の目標売上数を、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出するようにしても良い。
【0040】
具体的には、例えば製品の当期の販売価格の実績をA、製品の当期の調達価格の実績をD、売上算出処理部14及び製品別利益算出処理部15により算出された製品の前期の利益額をCと表した場合、下記(2)式から製品の次期の目標売上数yを求めても良い。
y×(A−D)≧C ・・・(2)
すなわち、「y≧C/(A−D)」として製品の次期の目標売上数yを得る。
従って、この製品の次期の売上数をy個以上とすることにより、製品の当期の販売価格と調達価格を維持して前期の利益額を上回る利益をあげることが期待できるようになる。
【0041】
また、上述の実施の形態の製品販売収支管理装置1は、全ての構成要素を単一の装置の中に備える必要はなく、通信網2に接続された複数の装置に分かれて構成されても良い。また、製品販売収支管理装置1の扱う「期」は、1年を半分に分けた上期・下期単位、月単位、日単位、時間単位等、任意に選択できるものとする。例えば「期」が月単位であれば、前期は前月で、当期は今月、次期は来月のことであり、期末とは月末のことである。
【0042】
更に、上述の実施の形態の製品販売収支管理装置1は、その機能を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、上述の各処理部における機能を実現しても良い。
【0043】
また、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。更に「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0044】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0045】
以上説明したように、本実施の形態の製品販売収支管理装置1では、販売管理データベース11により、製品の販売価格の実績を管理し、在庫管理データベース12により、製品の売上数の実績を管理し、調達管理データベース13により、製品の調達価格の実績を管理すると共に、まず、売上算出処理部14が、製品の販売価格の実績と、製品の売上数の実績とから製品の売上額を、製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出する。また、製品別利益算出処理部16が、算出された売上額と、製品の調達価格の実績とから、製品毎の利益額、すなわち製品別利益額を、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に算出する。
【0046】
一方、次期目標値算出処理部19が、製品の当期の販売価格と売上数の実績は、次期の販売価格と売上数の実績でもあると仮定したシミュレーションに基づいて、製品の次期の利益額が、利益算出手段により算出された製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標調達価格を算出するか、製品の当期の販売価格と調達価格の実績は、次期の販売価格と調達価格の実績でもあると仮定したシミュレーションに基づいて、製品の次期の利益額が、利益算出手段により算出された製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標売上数を算出し、製品販売収支管理装置1の利用者は、項目別分析部21により、製品の販売価格、売上数、売上額、調達価格、利益額、仕様、調達先、販売区分、次期の目標調達価格または目標売上数を、例えば製品別、販売地域別、年代別、値引有無、販売店別に分析表示することにより、製品毎に分類された目標調達価格または目標売上数、販売地域毎に分類された製品の目標調達価格または目標売上数、年代毎に分類された製品の目標調達価格または目標売上数、値引の有無により分類された製品の目標調達価格または目標売上数、販売店毎に分類された製品の目標調達価格または目標売上数により、当期の販売価格を維持しながら前期の利益額を確保するにはどうすれば良いかを容易に把握することができる。
【0047】
従って、製品販売の事業運営において、例えば当期の販売価格によって、もし当期の収益額が減少したとしても、当期の販売価格を維持しながら前期の利益額を確保するにはどうすれば良いかを容易に把握し、その目標に向かって事業運営を行うことで、事業を適切な方向へ導くことができるという効果が得られる。また、より詳細に分類された製品の次期の目標調達価格または目標売上数を把握することで、更に細かい目標管理と事業運営を行い、事業を適切な方向へ導くことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の製品販売収支管理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態の製品販売収支管理装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】同実施の形態の製品販売収支管理装置の項目別分析部から出力される次期の目標調達価格の算出及び分析結果の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 製品販売収支管理装置
2 通信網
3−1〜3−n 担当者端末
11 販売管理データベース
12 在庫管理データベース
13 調達管理データベース
14 売上算出処理部(利益算出手段)
15 売上データベース
16 製品別利益算出処理部(利益算出手段)
17 製品別利益データベース
18 販売口座データベース
19 次期目標値算出処理部(次期目標値算出手段)
20 事業管理データベース
21 項目別分析部
Claims (4)
- 少なくとも前期を含む当期までの製品の販売価格の実績を記憶する販売管理データベースと、
少なくとも前期を含む当期までの前記製品の売上数の実績を記憶する在庫管理データベースと、
少なくとも前期を含む当期までの前記製品の調達価格の実績を記憶する調達管理データベースと、
前期の販売価格と売上数、及び調達価格の実績から、前記製品の前期の利益額を算出する利益算出手段と、
前記製品の当期の販売価格と売上数の実績に基づくシミュレーションにより、前記製品の次期の利益額が、前記利益算出手段により算出された前記製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標調達価格を算出するか、または、前記製品の当期の販売価格と調達価格の実績に基づくシミュレーションにより、前記製品の次期の利益額が、前記利益算出手段により算出された前記製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標売上数を算出する次期目標値算出手段と
を備えたことを特徴とする製品販売収支管理装置。 - 前記製品の販売価格、売上数、及び調達価格の実績は、予め設定された前記製品の管理項目毎に管理され、
前記目標値算出手段が、前記管理項目毎の目標調達価格、または目標売上数を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の製品販売収支管理装置。 - 前記管理項目が、少なくとも製品名、販売地域、年代、値引有無、販売店のいずれかを含む
ことを特徴とする請求項2に記載の製品販売収支管理装置。 - 少なくとも前期を含む当期までの製品の販売価格の実績を記憶する販売管理データベースから、販売価格の実績を読み出す販売価格取得処理と、
少なくとも前期を含む当期までの前記製品の売上数の実績を記憶する在庫管理データベースから、売上数の実績を読み出す売上数取得処理と、
少なくとも前期を含む当期までの前記製品の調達価格の実績を記憶する調達管理データベースから、調達価格の実績を読み出す調達価格取得処理と、
前期の販売価格と売上数、及び調達価格の実績から、前記製品の前期の利益額を算出する利益算出処理と、
前記製品の当期の販売価格と売上数の実績に基づくシミュレーションにより、前記製品の次期の利益額が、前記利益算出処理により算出された前記製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標調達価格を算出するか、または、前記製品の当期の販売価格と調達価格の実績に基づくシミュレーションにより、前記製品の次期の利益額が、前記利益算出手段により算出された前記製品の前期の利益額を上回るように、該製品の次期の目標売上数を算出する目標値算出処理と
をコンピュータに実行させるための製品販売収支管理プログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003050990A JP2004259126A (ja) | 2003-02-27 | 2003-02-27 | 製品販売収支管理装置、及びプログラム |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014153886A (ja) * | 2013-02-07 | 2014-08-25 | Toshiba Tec Corp | データ編集装置およびプログラム |
JP2015185098A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | 株式会社クローズアップ | 流通管理システム |
KR20180004983A (ko) * | 2016-07-05 | 2018-01-15 | 주식회사 엘지화학 | 광학제품의 가격결정 방법 및 시스템 |
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2003
- 2003-02-27 JP JP2003050990A patent/JP2004259126A/ja not_active Withdrawn
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