JP2004259074A - 医療情報管理システム - Google Patents

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和夫 小山
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Abstract

【課題】更新または削除等の処理前の元となる医療情報を容易に取り出すことができ、バックアップ中に医療情報に対して更新、削除等の処理が行われた場合にも最新の医療情報を復元することが可能な医療情報管理システムを実現すること。
【解決手段】医療情報を保存して管理する医療情報管理システムにおいて、医療情報が保存される医療情報格納手段を有する管理データベースと、クライアント端末に通信ネットワークを介して接続される医療情報サーバとを具備し、医療情報サーバは、クライアント端末から送信された新規医療情報を新規識別情報に関連付けて医療情報格納手段に追加保存する新規情報追加手段と、クライアント端末からの要求により医療情報格納手段に格納された医療情報を検索してクライアント端末に送信する情報検索手段と、クライアント端末で更新されて送信された医療情報を新規識別情報に関連付けて医療情報格納手段に更新保存する更新情報追加手段とを有することを特徴とする医療情報管理システム。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療機関の受付、医事会計、病棟看護、診療等の複数の部門システムで発行される各種の医療情報を管理する医療情報管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の医療情報管理システムは、例えば、次の特許文献1に記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−269228号公報
【0004】
従来、例えば、医療ミスがあった場合など、その医療行為を誰が、いつ、何を、どのような目的で行ったかという情報を参照し、証明する必要があるため、医療機関内で発生するカルテや医療画像データ等の医療情報は一定期間保存することが法律により義務付けられている。
【0005】
また、医療機関の受付、医事、病棟看護等の複数の部門システムで発行される各種の医療情報を管理する医療情報管理システムの一つであるオーダリングシステムは、全ての情報を永続的に管理するためのデータベースを用いて、医療情報を一定期間保存することを実現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の医療情報管理システムにおいて、医療業務システムで扱う電子化された医療情報は、例えば検査等のオーダ情報が誤って指示された場合、その訂正または削除を行う際、最初のオーダ情報を書き換えて更新したり削除を行うため、処理前の医療情報を取り出すことができなくなり、また、誰がいつ更新または削除等の処理を行ったかがわからなくなってしまうという問題点があった。
【0007】
また、従来の医療情報管理システムにおいては、データベースが破壊された場合に備えて、書き換え不可能(ライトワンス)なDVD−R等の電子記録媒体に医療情報をバックアップとして記録しておくようにしている。しかし、バックアップ中に医療情報に対して更新、削除等の処理が行われた場合、電子記録媒体から医療情報を復元しても、処理後の最新の医療情報が復元されない場合がある、という問題点があった。
【0008】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、更新または削除等の処理前の元となる医療情報を容易に取り出すことができ、バックアップ中に医療情報に対して更新、削除等の処理が行われた場合にも最新の医療情報を復元することが可能な医療情報管理システムを実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1においては、医療機関内で発行される医療情報を保存して管理する医療情報管理システムにおいて、前記医療情報が識別情報と関連付けられて保存される医療情報格納手段を有する管理データベースと、前記医療機関内に設置されたクライアント端末に通信ネットワークを介して接続される医療情報サーバとを具備し、前記医療情報サーバは、前記クライアント端末から送信された新規医療情報を新規識別情報に関連付けて前記医療情報格納手段に追加保存する新規情報追加手段と、前記クライアント端末からの要求により前記医療情報格納手段に格納された医療情報を検索して前記クライアント端末に送信する情報検索手段と、前記クライアント端末で更新されて送信された医療情報を新規識別情報に関連付けて前記医療情報格納手段に更新保存する更新情報追加手段とを有することを特徴とする医療情報管理システムである。
【0010】
本発明の請求項2においては、請求項1記載の医療情報管理システムにおいて、前記医療情報格納手段に保存された医療情報の進捗状態を管理する進捗管理テーブルを前記管理データベースに設け、前記新規情報追加手段は、新規に追加された医療情報の識別情報と進捗状態として新規であることを示す情報を関連付けて前記進捗管理テーブルに記録し、前記更新情報追加手段は、更新された医療情報の識別情報と更新前の医療情報の識別情報と進捗状態として更新であることを示す情報を関連付けて前記進捗管理テーブルに記録することを特徴とする医療情報管理システムである。
【0011】
本発明の請求項3においては、請求項2記載の医療情報管理システムにおいて、前記新規情報追加手段は、新規医療情報の追加を行ったクライアント端末の識別情報及び追加処理日時を前記進捗管理テーブルに記録し、前記更新情報追加手段は、医療情報の更新を行ったクライアント端末の識別情報及び更新処理日時を前記進捗管理テーブルに記録することを特徴とする医療情報管理システムである。
【0012】
本発明の請求項4においては、請求項2記載の医療情報管理システムにおいて、前記医療情報サーバに、前記クライアント端末から削除要求された医療情報の識別情報と新規識別情報と進捗状態として削除であることを示す情報とを関連付けて前記進捗管理テーブルに記録する削除情報追加手段を設けたことを特徴とする医療情報管理システムである。
【0013】
本発明の請求項5においては、請求項4記載の医療情報管理システムにおいて、前記削除情報追加手段は、医療情報の削除を行ったクライアント端末の識別情報及び削除処理日時を前記進捗管理テーブルに記録することを特徴とする医療情報管理システムである。
【0014】
本発明の請求項6においては、請求項4記載の医療情報管理システムにおいて、書き換え不可能な電子記録媒体と、前記データベースに設けられ、前記医療情報の識別情報、進捗状態、その医療情報が前記電子記録媒体に保存されていることを識別するバックアップフラグ情報とが関連付けられて保存される状態管理テーブルと、前記医療情報の進捗状態の状態変化の全てを履歴情報として記録して利用指示履歴情報ファイルを作成し、所定の期間毎に利用指示履歴情報格納手段に格納する利用指示履歴情報作成手段と、前記バックアップフラグ情報が記録されていない前記医療情報と最新の利用指示履歴情報ファイルを前記電子記録媒体に保存する媒体制御手段と、前記媒体制御手段によって前記電子記録媒体に保存された医療情報のバックアップフラグ情報を前記状態管理テーブルに記録する状態管理手段、とを具備することを特徴とする医療情報管理システムである。
【0015】
本発明の請求項7においては、請求項6記載の医療情報管理システムにおいて、前記更新情報追加手段は、更新された医療情報のバックアップフラグ情報を前記状態管理テーブルから削除し、前記削除情報追加手段は、削除された医療情報のバックアップフラグ情報を前記状態管理テーブルから削除することを特徴とする医療情報管理システムである。
【0016】
本発明の請求項8においては、請求項6記載の医療情報管理システムにおいて、前記電子記録媒体に保存された利用指示履歴情報ファイル及び医療情報を読み出して進捗管理テーブルと状態管理テーブルと医療情報とを前記管理データベースに復元する情報修復手段を設けたことを特徴とする医療情報管理システムである。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例の構成概略図である。
図1において、医療情報管理システムは、医療情報サーバー1に部門システム2,3と、診療クライアント4とが図示しない通信ネットワークを介して接続されて構成されている。部門システム2,3は、例えば、医療機関内に複数設けられた受付、医事会計、病棟看護、診療等の業務システムである。
【0018】
そして、部門システム2,3内には作業用端末として、クライアント端末2a,3aが複数設けられており、それらの複数のクライアント端末は部門システム2,3及び図示しない通信ネットワークを介して医療情報サーバ1に接続されている。
【0019】
また、医療情報サーバ1には、管理データベース5、例えば1回のみ記録可能で書き換え不能(ライトワンス)なCD−R、DVD−R等の電子記録媒体6、利用指示履歴情報格納手段7が接続されており、管理データベース5には、医療情報が識別情報と関連付けられて保存されている医療情報格納手段5a、進捗管理テーブル5b、状態管理テーブル5cが設けられている。
【0020】
そして、医療情報サーバ1には、新規情報追加手段1a、情報検索手段1b、更新情報追加手段1c、削除情報追加手段1d、媒体制御手段1e、利用指示履歴情報作成手段1f、状態管理手段1g、情報修復手段1hが設けられている。
【0021】
医療情報サーバ1に設けられたこれらの手段はCORBA(Common Object Request Broker Architecture)と呼ばれる、機種やOSの異なる機器に散らばった異なるプログラミング言語のオブジェクト間のメッセージを交換するための仲介ソフトウエアORB(Object Request Broker)の仕様に準拠した分散オブジェクトであり、医療情報サーバ1に種々の機能を提供する。
【0022】
まず、本発明による医療情報システムにおける医療情報の追加保存について説明する。
図2は、進捗管理テーブル5bの構成例を示す図であり、医療情報格納手段5aに保存されている医療情報の識別情報(ID)、その医療情報の進捗状態(新規、更新、削除)、その進捗状態に至る前の医療情報のID(処理対象ID)及びその医療情報の処理を行ったクライアント種別(外科、内科等)、及び処理日時が互いに関連付けられて管理データとして記録されている。
尚、図2においては、処理時間の記載を省略し、処理日のみを記載している。
【0023】
まず、図1において、クライアント端末2a,3aで新規に作成された新規医療情報は、医療情報サーバ1に送信され、新規情報追加手段1aは、送信された新規医療情報に新規IDを付与し互いに関連付けて医療情報格納手段5aに追加保存する。
【0024】
さらに、新規情報追加手段1aは、新規に追加された医療情報に新規IDと進捗状態として新規であることを示す情報と、情報を追加したクライアントの識別情報と、処理日時(医療情報を追加した日時)を関連付けて進捗管理テーブル5bに記録する。
【0025】
例えば、図2に示した進捗管理テーブル5bにおいては、新規医療情報に“1236”というIDを付与し、“新規”という進捗状態と“外科”というクライアント識別情報と、処理日時“20021021”を関連付けて保存する。
【0026】
次に、本発明による医療情報システムにおける医療情報の検索及び更新について説明する。
クライアント端末2a,3aは医療情報の検索要求を医療情報サーバ1に送信し、情報検索手段1bは、クライアント端末2a,3aからの要求により医療情報格納手段5aを検索して、検索結果として抽出された医療情報をクライアント端末2a,3aに送信する。
【0027】
そして、クライアント端末2a,3aは受信した医療情報に変更を加えて更新し、医療情報サーバ1に送信する。
そして、更新情報追加手段1cは、クライアント端末2a,3aで更新されて送信された医療情報を医療情報格納手段5aに追加保存する。
この場合、更新される前の医療情報を書き換えることはしない。
【0028】
この場合、更新情報追加手段1cは、更新された(追加された)医療情報に新規IDと更新前の医療情報のID(処理対象ID)と進捗状態として更新であることを示す情報と、情報を更新したクライアントの識別情報と、更新処理日時を関連付けて進捗管理テーブル5bに記録する。
【0029】
例えば、図2に示した進捗管理テーブルにおいては、“1236”というIDが付与された医療情報が外科のクライアントにより更新対象となった場合、更新情報追加手段1cは、新規のID“1237”を付与して、処理対象IDを“1236”、進捗状態を“更新”、クライアント識別情報を“外科“、処理日時を”20021022“として、互いに関連付けて進捗管理テーブル5bに記録する。
【0030】
次に、本発明による医療情報システムにおける医療情報の削除について説明する。
クライアント端末2a,3aは医療情報の検索要求を医療情報サーバ1に送信し、情報検索手段1bは、クライアント端末2a,3aからの要求により医療情報格納手段5aを検索して、検索結果として抽出された医療情報をクライアント端末2a,3aに送信する。
【0031】
そして、クライアント端末2a,3aは受信した医療情報を削除したい場合、削除を要求する信号を医療情報サーバ1に送信する。
そして、削除情報追加手段1dは、クライアント端末2a,3aから削除要求された医療情報に新規IDを付与し、削除対象となる医療情報の識別情報(処理対象ID)と進捗状態として“削除”であることを示す情報と、情報を削除したクライアントの識別情報と、削除処理日時を関連付けて進捗管理テーブル5bに記録する。
この場合、削除対象となった医療情報を医療情報格納手段5aから削除することはしない。
【0032】
例えば、図2に示した進捗管理テーブル5bにおいては、“1234”というIDが付与された医療情報が外科のクライアントとにより削除対象となった場合、削除情報追加手段1dは、新規のID“1235”を付与して、処理対象IDを“1234”、進捗状態を“削除”、クライアント識別情報を“外科”、処理日時を“20021021”として、互いに関連付けて進捗管理テーブル5bに記録する。
【0033】
上述した場合、医療情報に変更が加えられて更新されたり、削除された場合も、医療情報格納手段5aに格納され変更対象または削除対象となった元の医療情報は、そのものを書き換えられたり削除されることなく変更または削除される前の状態を保っており、進捗管理テーブル5bに検索可能に管理されている。
【0034】
通常の作業において、削除された医療情報が検索対象となった場合は、削除済み情報であることを示す情報のみがクライアント端末2a,3aに送信され、医療情報そのものは送信されない。
【0035】
そして、誤った指示により医療情報が書き換えられたり削除されたりした場合は、処理前の元となる医療情報は物理的に削除されていないので、進捗管理テーブル5bを検索することにより必要に応じて取り出すことが可能である。
【0036】
また、進捗管理テーブル5bには情報の追加、更新、削除を行ったクライアント識別情報及び処理日時が保存されているので、誰が、いつそれらの作業を行ったかを確認することが可能である。
【0037】
次に、電子記録媒体への利用指示履歴情報ファイルと医療情報のバックアップ保存と、管理データベースの復元について説明する。
【0038】
図3は、状態管理テーブル5cの構成例を示す図であり、医療情報格納手段5aに保存されている医療情報の識別情報(ID)、その医療情報の進捗状態(新規、更新、削除)、その進捗状態に至る前の医療情報の識別情報(処理対象ID)及びバックアップフラグ情報が互いに関連付けられて管理データとして保存されている。
【0039】
バックアップフラグ情報は、その情報が記録されている場合(ONの場合)は、その医療情報がDVD−R等の電子記録媒体6にバックアップ保存されている状態を示し、記録されていない場合(ブランクの場合)は、その医療情報が電子記録媒体6にバックアップ保存されていない状態であることを示す。
【0040】
そして、医療情報が更新された場合、更新情報追加手段1cは、更新された医療情報のバックアップフラグ情報を状態管理テーブル5cから削除すると共に進捗状態として更新であることを示す情報を状態管理テーブル5cに記録する。
【0041】
また、医療情報が削除された場合は、削除情報追加手段1dは、削除された医療情報のバックアップフラグ情報を状態管理テーブル5cから削除すると共に進捗状態として削除であることを示す情報を状態管理テーブル5cに記録する。
【0042】
従って、医療情報が更新または削除された場合、バックアップフラグ情報は記録されていない状態となり、即ち、更新、削除等の進捗状態に変化のあった医療情報は電子記録媒体6に保存されるべき状態として状態管理テーブル5cで管理される。
(後述するように、利用履歴情報作成手段1fが医療情報に更新、削除等の進捗状態の変化があったことを認識可能な状態となる。)
【0043】
一方、利用指示履歴情報格納手段7には利用指示履歴情報ファイルが格納されている。
この利用指示履歴情報ファイルは、管理データベース5の故障等により管理データベース5内の医療情報、管理データが破壊された場合にその復元を支援するためのもので、少なくとも進捗管理テーブル5bと上述の状態管理テーブル5cの情報を全て含む情報である。
【0044】
状態管理テーブル5cは医療情報の最新の進捗状態が記録されているものであるが、その最新状態に至る過程を記録するものではない。
これに対して、利用指示履歴情報ファイルは、医療情報の進捗状態の変化の全てが時系列的に履歴情報として記録されているものであり、このファイルを用いることにより、ある一定時までの管理データベース5内の医療情報、管理データの復元を可能とするものである。
【0045】
まず、利用指示履歴情報作成手段1fは、例えば午前0時から次の日の午前0時までの24時間毎等の所定の期間毎に管理データベース5内の進捗管理テーブル5bと状態管理テーブル5cの情報を読み込み、それらのデータに基づいて利用指示履歴情報を利用指示履歴情報ファイルとして作成(ファイルオープン)し、一次記憶手段(図示しない)に記憶させる。
【0046】
さらに、利用指示履歴情報作成手段1fは、例えば、当日、前々日、前日等に保存されている医療情報に対して更新、削除等の処理が行われたタイミングで、即ち、進捗管理テーブル5b及び状態管理テーブル5cの内容が更新されてバックアップフラグ情報が削除され、医療情報に状態変化が加えられたタイミングで、ファイルオープンされた当日分の利用指示履歴情報ファイルに医療情報の状態変化の内容を示す履歴情報を逐次記録する(利用指示履歴情報ファイルに履歴情報の追加を行う。)
【0047】
これにより、利用指示履歴情報ファイルには、例えばその日に新規に追加された医療情報やその日に新規追加された医療情報に対する更新や削除だけでなく、例えば、前日、前々日に追加された医療情報に対する更新や削除等の状態変化があった場合でも、全ての状態変化を記録することができる。
【0048】
そして、利用指示履歴情報作成手段1fは、その日の午前0時を過ぎると(日が変わったタイミングで)、前日分の利用指示履歴情報ファイルを利用指示履歴情報格納手段7に格納してファイルクローズ(ファイル確定)し、さらに当日分(変わった日の分)の利用指示履歴情報ファイルを新規作成(ファイルオープン)し、前述と同様に全ての医療情報に対する全ての状態変化を逐次記録する。
【0049】
このような定周期動作を繰り返すことにより、医療情報の全ての状態変化を記録した複数の個別の利用指示履歴情報ファイルが一定期間毎に連続して利用指示履歴情報格納手段7に保存蓄積されていく。
【0050】
さらに、利用指示履歴情報作成手段1fは、例えばその日の午前0時を過ぎると(日が変わったタイミングで)、ファイルクローズされた前日分(最新)の利用指示履歴情報ファイルと、前日に保存された医療情報を電子記録媒体6に保存する指令を媒体制御手段1eに送信する。
【0051】
この場合、医療情報の保存に際して、利用指示履歴情報作成手段1fは、状態管理テーブル5cを参照してバックアップフラグ情報が記録されていない医療情報を抽出し、抽出された医療情報を電子記録媒体6に保存する指令を媒体制御手段1eに送信する。
【0052】
そして、媒体制御手段1eは、利用指示履歴情報作成手段1fから送信された保存指令に基づいて、利用指示履歴情報作成手段1fで抽出された医療情報及びファイルクローズされた前日分の利用指示履歴情報ファイルを電子記録媒体6に保存する。
【0053】
このようにして、状態変化のあった医療情報及びファイル確定された利用指示履歴情報ファイルは書き換え不可能な状態として一定期間毎に電子記録媒体6に永久保存される。
【0054】
そして、バックアップフラグ情報が記録されていない全ての医療情報が電子記録媒体6に保存された後、状態管理手段1gは、状態管理テーブル5cにアクセスして電子記録媒体6に保存された医療情報のバックアップフラグ情報を記録する。(“ON”を記録する。)
【0055】
そして、情報修復手段1hは、管理データベースが破壊された場合、バックアップ中に医療情報に対して更新、削除等の処理が行われた場合等に、電子記録媒体に記録された利用指示履歴情報ファイルを時系列に従って読み出して進捗管理テーブルと状態管理テーブルと医療情報とを管理データベースに復元すると共に電子記録媒体に記録された医療情報を読み出して管理データベースに復元する。
【0056】
この場合、利用指示履歴情報ファイルには進捗管理テーブルと状態管理テーブルに記録されていた医療情報の進捗状態、進捗状態に対応したID、バックアップフラグ情報等が含まれ、一定期間分の医療情報の状態変化が全て記録されているので、一定期間分(例えば前日分)の医療情報及び進捗管理テーブルと状態管理テーブルを正確に復元することができる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、誤った指示により医療情報が更新、削除の対象となった場合でも、処理前の元となる医療情報を書き換えたり削除したりすることなく保存し、進捗管理テーブルで管理するようにしたので、進捗管理テーブルを検索することにより処理前の医療情報を容易に取り出すことができる。
【0058】
また、進捗管理テーブルに情報の追加、更新、削除を行ったクライアント識別情報及び処理日時を記録するようにしたので、誰が、いつそれらの作業を行ったかを確認することができる。
【0059】
一定期間内の医療情報の全ての状態変化を記録した利用指示履歴情報ファイルを作成して電子記録媒体に保存するようにしたので、データベースが破壊された場合、バックアップ中に医療情報に対して更新、削除等の処理が行われた場合等でも、一定期間分の医療情報を正確に復元することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成概略図である。
【図2】管理データベースに設けられる進捗管理テーブルの構成図である。
【図3】管理データベースに設けられる状態管理テーブルの構成図である。
【符号の説明】
1 医療情報サーバ
1a 新規情報追加手段
1b 情報検索手段
1c 更新情報追加手段
1d 削除情報追加手段
1e 媒体制御手段
1f 利用指示履歴情報作成手段
1g 状態管理手段
1h 情報修復手段
2a,3a クライアント端末
5 管理データベース
5a 医療情報格納手段
5b 進捗管理情報テーブル
5c 状態管理テーブル
6 電子記録媒体
7 利用指示履歴情報格納手段

Claims (8)

  1. 医療機関内で発行される医療情報を保存して管理する医療情報管理システムにおいて、
    前記医療情報が識別情報と関連付けられて保存される医療情報格納手段を有する管理データベースと、
    前記医療機関内に設置されたクライアント端末に通信ネットワークを介して接続される医療情報サーバとを具備し、
    前記医療情報サーバは、
    前記クライアント端末から送信された新規医療情報を新規識別情報に関連付けて前記医療情報格納手段に追加保存する新規情報追加手段と、
    前記クライアント端末からの要求により前記医療情報格納手段に格納された医療情報を検索して前記クライアント端末に送信する情報検索手段と、
    前記クライアント端末で更新されて送信された医療情報を新規識別情報に関連付けて前記医療情報格納手段に更新保存する更新情報追加手段とを有することを特徴とする医療情報管理システム。
  2. 請求項1記載の医療情報管理システムにおいて、
    前記医療情報格納手段に保存された医療情報の進捗状態を管理する進捗管理テーブルを前記管理データベースに設け、
    前記新規情報追加手段は、新規に追加された医療情報の識別情報と進捗状態として新規であることを示す情報を関連付けて前記進捗管理テーブルに記録し、
    前記更新情報追加手段は、更新された医療情報の識別情報と更新前の医療情報の識別情報と進捗状態として更新であることを示す情報を関連付けて前記進捗管理テーブルに記録することを特徴とする医療情報管理システム。
  3. 請求項2記載の医療情報管理システムにおいて、
    前記新規情報追加手段は、新規医療情報の追加を行ったクライアント端末の識別情報及び追加処理日時を前記進捗管理テーブルに記録し、
    前記更新情報追加手段は、医療情報の更新を行ったクライアント端末の識別情報及び更新処理日時を前記進捗管理テーブルに記録することを特徴とする医療情報管理システム。
  4. 請求項2記載の医療情報管理システムにおいて、
    前記医療情報サーバに、前記クライアント端末から削除要求された医療情報の識別情報と新規識別情報と進捗状態として削除であることを示す情報とを関連付けて前記進捗管理テーブルに記録する削除情報追加手段を設けたことを特徴とする医療情報管理システム。
  5. 請求項4記載の医療情報管理システムにおいて、
    前記削除情報追加手段は、医療情報の削除を行ったクライアント端末の識別情報及び削除処理日時を前記進捗管理テーブルに記録することを特徴とする医療情報管理システム。
  6. 請求項4記載の医療情報管理システムにおいて、
    書き換え不可能な電子記録媒体と、
    前記データベースに設けられ、前記医療情報の識別情報、進捗状態、その医療情報が前記電子記録媒体に保存されていることを識別するバックアップフラグ情報とが関連付けられて保存される状態管理テーブルと、
    前記医療情報の進捗状態の状態変化の全てを履歴情報として記録して利用指示履歴情報ファイルを作成し、所定の期間毎に利用指示履歴情報格納手段に格納する利用指示履歴情報作成手段と、
    前記バックアップフラグ情報が記録されていない前記医療情報と最新の利用指示履歴情報ファイルを前記電子記録媒体に保存する媒体制御手段と、
    前記媒体制御手段によって前記電子記録媒体に保存された医療情報のバックアップフラグ情報を前記状態管理テーブルに記録する状態管理手段、とを具備することを特徴とする医療情報管理システム。
  7. 請求項6記載の医療情報管理システムにおいて、
    前記更新情報追加手段は、更新された医療情報のバックアップフラグ情報を前記状態管理テーブルから削除し、
    前記削除情報追加手段は、削除された医療情報のバックアップフラグ情報を前記状態管理テーブルから削除することを特徴とする医療情報管理システム。
  8. 請求項6記載の医療情報管理システムにおいて、
    前記電子記録媒体に保存された利用指示履歴情報ファイル及び医療情報を読み出して進捗管理テーブルと状態管理テーブルと医療情報とを前記管理データベースに復元する情報修復手段を設けたことを特徴とする医療情報管理システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016105327A (ja) * 2016-03-02 2016-06-09 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 健診情報処理装置、健診情報処理方法、プログラム
CN107239467A (zh) * 2016-03-29 2017-10-10 北京神州泰岳软件股份有限公司 基于数据库的数据处理方法及装置

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