JP2004258708A - 共有データ更新管理方法、プログラム及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ピアツーピア型のグループウェアで共有しているウェブページやフォルダの更新をバックグラウンドで検知して知らせる。
【解決手段】登録処理部24に、複数の装置で共有するインターネット上のウェブページを取得した際に、ウェブ更新管理テーブル36にウェブページのURLと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリ40に登録する。更新検知部26は、処理の空き時間に、ウェブ更新管理テーブル36に登録しているウェブページの更新時刻を取得してウェブ更新管理テーブル36の更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にウェブページの更新を検知する。キャッシュ更新部28は、更新を検知したウェブページの実データを取得してキャッシュメモリ40を更新する。更新表示部30は、ウェブページの更新検知の結果を表示させる。
【選択図】 図1
【解決手段】登録処理部24に、複数の装置で共有するインターネット上のウェブページを取得した際に、ウェブ更新管理テーブル36にウェブページのURLと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリ40に登録する。更新検知部26は、処理の空き時間に、ウェブ更新管理テーブル36に登録しているウェブページの更新時刻を取得してウェブ更新管理テーブル36の更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にウェブページの更新を検知する。キャッシュ更新部28は、更新を検知したウェブページの実データを取得してキャッシュメモリ40を更新する。更新表示部30は、ウェブページの更新検知の結果を表示させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、グループウェア上でウェブページやファイル等を共有するピアツーピア型の共有データ管理方法、プログラム及び装置に関し、特に共有しているウェブページやファイルの更新を検知して各ピア装置で通知する共有データ管理方法、プログラム及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、共通の仕事や目的をもって働く利用者グル−プを支援するグループウェアシステムは、企業において高い生産性を確保するため、今や不可欠の存在である。
【0003】
このような従来のグループウェアシステムは、データの管理をサーバが一括して行い、クライアントは主にデータの表示のみを行うクライアント・サーバ型のグループウェアが一般的であったが、近年にあっては、サーバを使用せずにネットワークで接続されたコンピュータ間でデータを共有して効率的に活用するピアツーピア型のグループウェアが注目されている。
【0004】
このようなピアツーピア型のグループウェアにあっては、ファイルを共有データとして利用する以外に、あるメンバーがウェブページをブラウザで閲覧した際に、そのウェブページが現在自分が共同で仕事している他のメンバーにとって重要な情報を含んでいると判断したような場合、そのウェブページのURLをグループウェア上に貼り付け、ウェブページの実データをキャッシュに格納することで共有データに加え、他のメンバーも活用できるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のピアツーピア型のグループウェアにあっては、ウェブページを共有データに加えた後に更新された場合、更新されたことが分からずに古いデータをそのまま利用し、更新された最新データが直ぐに利用できないという問題があった。
【0006】
特に、共有するデータが通常のファイルではなくウェブページである場合、ファイルの更新日付を調べるためには、ウェブサーバにアクセスしてHTTP情報を取得し、そのヘッダを解析する作業が必要であり、簡単に更新の有無を調査することはできない。
【0007】
このような共有データの更新に係る問題は、フォルダで管理されているファイルが更新された場合にも同様であり、実際にファイルにアクセスして作成日を調べてみなければ更新されたかどうかが分からず、あるメンバーがファイルを更新した場合、積極的にファイル更新をメール等で伝えない限り他のメンバーが気がつかないという不都合がある。
【0008】
本発明は、ピアツーピア型のグループウェアで共有しているウェブページやフォルダの更新をバックグラウンドで検知して知らせるようにした共有データ管理方法、プログラム及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理説明図である。本発明は、共有データの管理方法を提供する。この共有データの管理方法は、
登録処理部24により、複数の装置で共有するインターネット上のウェブページを取得した際に、ウェブ更新管理テーブル36にウェブページのURLと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリ40に登録するウェブページ登録ステップと、
更新検知部26により、処理の空き時間に、ウェブ更新管理テーブル36に登録しているウェブページの更新時刻を取得してウェブ更新管理テーブル36の更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にウェブページの更新を検知する更新検知ステップと、
キャッシュ更新部28により、更新を検知したウェブページの実データを取得してキャッシュメモリ40を更新するキャッシュ更新ステップと、
更新表示部30により、ウェブページの更新検知の結果を表示させる更新表示ステップと、
を備えたことを特徴とする。
【0010】
このように本発明によれば、共有データとして登録したウェブページにつき、ユーザによるウェブページのアクセスによりHTTP情報を解析して更新を調べるという煩雑な操作が不要となり、バックグラウンドでウェブページの更新が検知されてユーザに知らされ、常に送信された最新のウェブページを活用できる。
【0011】
ここで更新検知ステップは、HTTPのHEADコマンドによりウェブページの更新時刻を取得し、キャッシュ更新ステップは、HTTPのGETコマンドによりウェブページの実データを取得してキャッシュメモリを更新する。
【0012】
更に本発明による共有データ管理方法は、リンク処理部32により、更新を検知したウェブページの配下のリンク情報を取得し、リンク情報に付き更新検知ステップ、キャッシュ更新ステップ及び更新表示ステップの処理を繰り返すリンク処理ステップを備えたことを特徴とする。このため登録したウェプベージのみならず、これにリンクを張っているウェブページも共有データとして登録して更新を検知できる。
【0013】
リンク処理ステップは、最初のウェブページから予め設定した階層までのリンク情報を対象に、更新検知ステップ、キャッシュ更新ステップ及び更新表示ステップの処理を繰り返す。このため最初のウェブページに対しユーザが必要に応じて設定した階層までの更新管理が適切にできる。
【0014】
更新表示ステップは、ブラウザ画面のURLに更新検知結果を表示させる。例えばウィンドウズ(R)のインターネット・エクスプローラ(R)の場合、「お気に入り」に共有データとして利用するウェブページのURLをセットし、更新を検知したら「お気に入り」のウィンドウのURLに更新検知を示す表示を施す。
【0015】
更新表示ステップは、装置の起動時又は装置起動後に共有ウェブページを利用する処理の起動時に、ウェブページの更新検知結果を表示させる。
【0016】
更に、本発明による共有データ管理方法は、更新検知ステップにおいて、他の装置からのウェブページの更新情報を取得し、他の装置が処理していない更新時刻が最も古いウェブページを更新の検知対象として選択することを特徴とする。このためグループウェアを構築している他のユーザ装置にウェブページの更新検知の管理処理を分散し、処理負担を低減する。
【0017】
更に、本発明による共有データ管理方法は、セキュリティ処理部34により、更新検知により取得したウェブページのウイルスをチェックするセキュリティステップを設けたことを特徴とする。
【0018】
本発明は、ウェブページを対象とした共有データを管理するためのプログラムを提供する。このプログラムは、コンピュータに、
複数のコンピュータで共有するインターネット上のウェブページを取得した際に、管理テーブルに前記ウェブページのURLと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録するウェブページ登録ステップと、
処理の空き時間に、管理テーブルに登録しているウェブページの更新時刻を取得して管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にウェブページの更新を検知する更新検知ステップと、
キャッシュ更新部により、更新を検知したウェブページの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新ステップと、
更新表示部により、ウェブページの更新検知の結果を表示させる更新表示ステップと、
を実行させることを特徴とする。
【0019】
本発明は、ウェブページを対象とした共有データ管理装置を提供する。この共有データ管理装置は、複数のコンピュータで共有するインターネット上のウェブページを取得した際に、ウェブ更新管理テーブル36にウェブページのURLと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリ40に登録する登録処理部24と、処理の空き時間に、ウェブ更新管理テーブル36に登録しているウェブページの更新時刻を取得してウェブ更新管理テーブル36の更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にウェブページの更新を検知する更新検知部26と、更新を検知したウェブページの実データを取得してキャッシュメモリ40を更新するキャッシュ更新部28と、ウェブページの更新検知の結果を表示させる更新表示部30とを備えたことを特徴とする。
【0020】
本発明は、フォルダを対象とした共有データ管理方法、プログラム及び装置を提供する。
【0021】
本発明のフォルダを対象とした共有データ管理方法は、
フォルダ登録処理部により、複数のコンピュータで共有するフォルダを最初に取得した際に、管理テーブルにフォルダと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録するフォルダ登録ステップと、
更新検知部により、管理テーブルに登録しているフォルダの更新時刻を取得して管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にフォルダの更新を検知する更新検知ステップと、
キャッシュ更新部により、更新を検知したフォルダの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新ステップと、
更新表示部により、フォルダの更新検知の結果を表示させる更新表示ステップと、
を備えたことを特徴とする。
【0022】
このように本発明によれば、共有データとして登録したファイルのフォルダについても、ユーザが調べる必要がなくなり、バックグラウンドでフォルダの更新が検知されてユーザに知らされ、常に最新のファイルを活用できる。
【0023】
本発明は、フォルダを対象とした共有データ管理のためのプログラムを提供する。このプログラムは、コンピュータに、
複数のコンピュータで共有するフォルダを最初に取得した際に、管理テーブルに前記フォルダと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録するフォルダ登録ステップと、
管理テーブルに登録しているフォルダの更新時刻を取得して管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にフォルダの更新を検知する更新検知ステップと、
更新を検知したフォルダの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新ステップと、
フォルダの更新検知の結果を表示させる更新表示ステップと、
を実行させることを特徴とする。
【0024】
本発明は、フォルダを対象とした共有データ管理装置を提供する。この共有データ管理装置は、複数の装置で共有するフォルダを最初に取得した際に、管理テーブルに前記フォルダと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録する登録処理部と、管理テーブルに登録しているフォルダの更新時刻を取得して管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にフォルダの更新を検知する更新検知部と、更新を検知した前記フォルダの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新部と、フォルダの更新検知の結果を表示させる更新表示部とを備えたことを特徴とする。
【0025】
なお、プログラム及び共有データ管理装置の詳細は、共有データ管理方法と基本的に同じである。
【0026】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明が適用されるネットワーク環境の説明図である。図2において、ユーザ装置10−1,10−2,10−3にはネットワークを経由してファイルやウェブページを共有データとして共有するためのピアツーピア共有プログラム12−1,12−2,12−3がインストールされており、このプログラムの実行によりユーザ装置10−1,10−2,10−3はピア装置として機能する。この例ではLAN14−1,14−2さらにインターネット16を介して、ピアツーピア型のグループウェアシステムを構成している。
【0027】
またインターネット16に対してはウェブサーバ18−1,18−2,18−3が接続されており、ユーザ装置10−1,10−2,10−3のいずれかのユーザーがブラウザによりウェブページを閲覧し、閲覧したウェブページがグループウェアを構成しているメンバーにとって重要な情報を含んでいると判断したような場合には、このウェブページを共有ウェブページとしてグループウェア上に取得して利用することになる。
【0028】
またユーザ装置10−1〜10−3のそれぞれで作成しているファイルはフォルダにより管理されており、フォルダのファイルについても各ユーザーは必要に応じて利用することができる。
【0029】
図3は、特定のユーザ装置において共有ウェブページの更新をバックグラウンドで検知して表示する本発明による共有データ管理処理の機能構成を示したブロック図である。
【0030】
図3において、グループウェアを構成するピアツーピア型のピア装置として機能するウェブページの更新を検知して通知する機能が割り当てられ、このユーザ装置10−1には、WWWブラウザ20、ピアツーピア共有処理部22が設けられている。
【0031】
ピアツーピア共有処理部22には、共有ウェブページの更新管理のため、登録処理部24、更新検知部26、キャッシュ更新部28、更新表示部30、リンク処理部32、セキュリティ処理部34が設けられている。更にピアツーピア共有処理部22に対しては、ウェブ更新管理テーブル36が設けられ、またキャッシュ処理部38を介してキャッシュメモリ40が設けられている。
【0032】
登録処理部24はユーザ装置10−1〜10−3で共有するインターネット16上のウェブサーバ18−1〜18−3からウェブページを取得した際に、ウェブ更新管理テーブル36に取得したウェブページのURLと更新時刻(LastModified Time)を登録するとともにウェブページの実データをキャッシュメモリ40に登録する。
【0033】
更新検知部26はユーザ装置10−1がアイドル状態となる処理の空き時間にウェブ更新管理テーブル36に登録しているウェブページの更新時刻を、例えば代行するウェブサーバ18−1から取得し、ウェブ更新管理テーブル36に前回の登録時に格納している更新時刻と比較し、時刻が異なる場合にはウェブページの更新を検知する。
【0034】
キャッシュ更新部28は更新検知部26により更新を検知したウェブページの実データを取得して、キャッシュ処理部38に渡すことでキャッシュメモリ40を更新する。更新表示部30は更新検知部26により検知されたウェブページの更新検知の結果を表示させる。
【0035】
本発明におけるウェブページ管理処理は、基本的には登録処理部24、更新検知部26、キャッシュ更新部28及び更新表示部30を備えればよいが、これに加えさらにリンク処理部32及びセキュリティ処理部34を設けている。
【0036】
リンク処理部32は登録処理部24により新たなウェブページを共有ウェブページとして取得した際の実データのリンク情報からユーザーが予め設定した階層までのリンク情報を共有ウェブページとして取得し、ウェブ更新管理テーブル36及びキャッシュメモリ40への実データの格納を行っている場合に、更新検知部26で先頭の共有ウェブページの更新を検出した際に、更新を検知したウェブページの配下のリンク情報を取得し、このリンク情報について更新検知、キャッシュ更新及び更新表示の各処理を繰り返す。
【0037】
セキュリティ処理部34は共有ウェブページの登録時、さらには更新検知により取得したウェブページにつき、ウィルスチェックを実行し、ウィルスの検出と駆除を行う。
【0038】
図3のユーザ装置10−1〜10−3は、例えば図4のようなコンピュータのハードウェア資源により実現される。
【0039】
図4のコンピュータにおいて、CPU100のバス101にはRAM102、ハードディスクドコントローラ(ソフト)104、フロッピィディスクドライバ(ソフト)110、CD−ROMドライバ(ソフト)114、マウスコントローラ118、キーボードコントローラ122、ディスプレイコントローラ126、通信用ボード130が接続される。
【0040】
ハードディスクコントローラ104はハードディスクドライブ106を接続し、本発明の共有データ管理処理を実行するピアツーピア共有プログラムをローディングしており、コンピュータの起動時にハードディスクドライブ106から必要なプログラムを呼び出して、RAM102上に展開し、CPU100により実行する。
【0041】
フロッピィディスクドライバ110にはフロッピィディスクドライブ(ハード)112が接続され、フロッピィディスク(R)に対する読み書きができる。CD−ROMドライバ114に対しては、CDドライブ(ハード)116が接続され、CDに記憶されたデータやプログラムを読み込むことができる。
【0042】
マウスコントローラ118はマウス120の入力操作をCPU100に伝える。キーボードコントローラ122はキーボード124の入力操作をCPU100に伝える。ディスプレイコントローラ126は表示部128に対して表示を行う。通信用ボード130は無線を含む通信回線132を使用し、インターネット等のネットワークを介して他のコンピュータやサーバ、更には携帯電話との間で通信を行う。
【0043】
図5は、図2のユーザ装置10−1において登録済みの共有ウェブページを開いた際にブラウザ画面の説明図である。図5において、ブラウザ画面42には現在アクセスしている共有ウェブページが表示されており、その左側に「お気に入り」のウィンドウ44が表示され、このウィンドウ44の中に共有ウェブページのURLリスト45が表示されている。
【0044】
このようなURLリスト45に表示された共有ウェブページにつき本発明の共有ウェブページ更新検知処理により、バックグラウンドで更新の有無が検知されており、更新が検知されると更新検知表示46のように例え表示URLの名称を反転表示した更新検知結果の表示が行われる。
【0045】
このためユーザーはブラウザ画面42における例えば「お気に入り」の共有ウェブページについてのURLリスト45を見ることで、更新検知表示46があるか否かでその共有ウェブページが現在更新されていることを簡単かつ確実に知ることが出来る。
【0046】
図6は、図3のピアツーピア共有処理部22に設けられたウェブ更新管理テーブル36の説明図である。図6において、ウェブ更新管理テーブル36は登録項目としてURL50、更新検知フラグ52、自他フラグ54、更に更新時刻56を設けており、この例では6つのウェブページがグループウェアで利用する共有ウェブページとして登録されている。
【0047】
ここで更新検知フラグ52は共有ウェブページの更新が検知された際に内にセットされ、図5の更新検知表示46のような例えば反転表示が行われ、ユーザーが更新検知表示46が行われた共有ウェブページを参照すれば更新検知フラグは0にリセットされる。
【0048】
自他フラグ54は共有ウェブページの更新検知がユーザ装置自身で行われたか他のユーザ装置で行われたかを示しており、自分のユーザ装置で更新検知が行われると自他フラグ54は1にセットされ、他のユーザ装置で更新検知がされている場合には0となっている。
【0049】
従って自他フラグ54を見ることで、更新検知が自分のユーザ装置で行われているかグループウェアの他のユーザ装置で行われているかを知ることができる。さらに更新時刻56はウェブページにアクセスした際に取得された更新時刻を格納している。このウェブページの更新時刻の格納はHTTPのHEADコマンドによりHEAD応答データを取得し、この応答データを解析することで更新時刻を取得することができる。
【0050】
図7は、ユーザ装置からのHTTPのHEADコマンドによりウェブページから所得されるHAED応答データ48の一例である。このHAED応答データ48の2行目にウェブページの更新時刻、すなわち「Last−Modified」としてこの例では「Fri,06 Dec 2002 04:54:46」が格納され、これを更新時刻として取得して図6のウェブ更新管理テーブル36に登録したり更新の検知のための時刻比較を行うことになる。
【0051】
図8は、ウェブページを対象とした図2のユーザ装置10−1における共有データ管理処理のフローチャートである。図8において、ピアツーピア共有プログラムで提供されるグループウェアを起動すると、ステップS1で全体のグループウェアの利用までに検知された共有ウェブページの更新検知結果が表示される。
【0052】
このためユーザーはグループウェア使用開始時に共有ウェブページの更新状態を知ることが出来る。尚、共有ウェブページの更新検知結果の表示はピアツーピア共有プログラムによるグループウェアシステムの起動時ではなくユーザ装置の電源投入による立上げ時に表示するようにしても良い。
【0053】
続いてステップS2でウェブページに登録の有無をチェックしている。ウェブページの登録はユーザーがウェブページをブラウザで閲覧して、そのウェブページが現在自分が共同で仕事をしているグループウェアのメンバーにとって重要な情報を含んでいると判断した場合に、そのウェブページのURLをグループウェア上に貼り付けて、共有ウェブページに追加する操作を行う。
【0054】
即ち、図6のウェブ更新管理テーブル36に新たに追加する共有ウェブページのURLと更新時刻を登録する。この時、更新検知フラグ52は0であり、また自他フラグ54はユーザ装置自身の取得であることから1となる。また追加登録する共有ウェブページの実データを取得してキャッシュメモリ40に登録する。
【0055】
ステップS3のウェブページの登録処理が済むと、ステップS4でグループウェアにおける共有データである共有ウェブページさらには共有ファイルを利用した共同作業が行われる。
【0056】
この共有データ処理の間にステップS5でユーザ装置がアイドル状態になったことを判別するとステップS6に進みウェブページ更新管理処理を行う。このステップS1〜S6の処理はステップS7で停止指示によりユーザ装置がログオフされるまで繰り返される。
【0057】
図9は、図8のステップS6における本発明によるウェブページ更新管理処理の詳細を示したフローチャートである。図9において、ウェブページ更新管理処理は、この実施形態では図6のウェブ更新管理テーブル36の中から順番に共有ウェブページを選択して行う。
【0058】
この更新検知の対象とする共有ウェブページの選択は、例えば更新時刻の古い順に行う。このようにして更新検知の対象とするウェブページが選択されると、ステップS1でHTTPのHEADコマンドによりウェブページの更新時刻を取得する。この更新時刻の取得はHTTPのHEADコマンドにより取得した図7のHEAD応答データ48を解析して取得することができる。
【0059】
次にステップS2で図6のウェブ更新管理テーブル36に登録しているキャッシュの更新時刻と同じかどうか比較し、異なっていた場合にはウェブページの更新が行われることから、ステップS3においてウェブ更新管理テーブル36における更新時刻をステップS1で取得した新たな更新時刻に更新する。
【0060】
続いてステップS4でHTTPのGETコマンドによりウェブページの実データを取得してキャッシュメモリ40を更新する。さらにステップS5で更新ウェブページの配下のリンク情報を取得する。
【0061】
このリンク情報につきステップS6で最初のURLからユーザーが予め設定したN階層以内であれば、ステップS1に戻りリンク情報のURLとなる共有ウェブページを対象に更新検知の処理をステップS1〜S5により行い、次のURLの更新検知が行われればそのリンク情報を取得してステップS6でN階層以内かどうかチェックし、N階層に達するまで処理を繰り返す。
【0062】
続いてステップS7で更新が検知されたウェブページの更新マークの表示を行う。例えばこの更新検知を示す更新マークの表示は図5のブラウザ画面42のように、更新が検知されたURLリスト45のウェブページの名称部分を反転する更新検知表示46を行う。このように反転による更新検知表示以外に更新検知マークを表示させるようにしても良い。
【0063】
図10は、図8におけるウェブページ更新管理処理の他の実施形態を示したフローチャートである。図10のウェブページ更新管理処理の実施形態にあっては、グループウェアを構成する全てのユーザ装置にウェブページの更新を検知して通知する機能が割り当てられており、共有ウェブページの更新処理をグループウェアを構成している複数のユーザ装置に分散してバックグランドで行う更新検知の処理負担を低減できるようにしたことを特徴とする。
【0064】
図10において、ユーザ装置がアイドル状態となってウェブページ更新管理処理が行われると、まずステップS1で他のユーザ装置から共有URLの更新状況を受信し、更新フラグと自他フラグを図6における自分のウェブ更新管理テーブル36にセットする。
【0065】
これによってウェブ更新管理テーブル36の自他フラグ54を見ることで、フラグ0であれば他のユーザ装置による更新であり、自他フラグ54が1であれば自分自身の更新検知処理であることがわかる。
【0066】
続いてステップS2で図6のウェブ更新管理テーブル36の自他フラグ54が自己処理で1となっている共有ウェブページの中の更新時刻が最も古いウェブページを更新検知の対象として選択する。そしてステップS3〜S9により共有ウェブページの更新検知処理を行い、更新を検知すると更新マークの表示を行う。
【0067】
このステップS3〜S9の処理は、図9の実施形態のフローチャートにおけるステップS1〜S7の処理と同じになる。
【0068】
尚、図8のステップS3におけるウェブページ登録処理にあっては共有ウェブページの追加登録を行っているユーザ装置においてのみウェブページの表示が行われているが、共有ウェブページとして登録した際に他のユーザ装置にも追加登録したウェブページが表示される共有ウェブページの同期表示を行うようにしても良い。
【0069】
図11は、共有フォルダの更新をバックグランドで検知して表示する本発明による共有データ管理処理の機能構成のブロック図である。図11において、ユーザ装置10−1はWWWブラウザ20、ピアツーピア共有処理部22で構成され、ピアツーピア共有処理部22に対してはフォルダ更新管理テーブル66、キャッシュ処理部38を介してキャッシュメモリ40が設けられている。
【0070】
ピアツーピア共有処理部22には共有フォルダの管理処理のためフォルダ登録処理部58、フォルダ更新検知部60、キャッシュ更新部62及び更新フォルダ表示部64が設けられている。
【0071】
フォルダ登録処理部58は複数のユーザ装置10−1〜10−3で共有するフォルダを最初に作成して取得した際に、フォルダ更新管理テーブル66にフォルダ名と更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリ40に登録する。
【0072】
フォルダ更新検知部60は処理の空き時間にフォルダ更新管理テーブル66に登録しているフォルダの参照で更新時刻を取得し、フォルダ更新管理テーブル66に登録している更新時刻と比較し、情報が異なっている場合にはフォルダの更新を検知する。
【0073】
キャッシュ更新部62は更新を検知した実データを取得してキャッシュメモリ40を更新する。更新フォルダ表示部64はフォルダの更新検知の結果をユーザ装置10−1自身及び他のユーザ装置10−2,10−3に表示させる。
【0074】
図12は、図11のピアツーピア共有処理部22による共有フォルダ管理処理のフローチャートである。図12において、ピアツーピア共有処理部22の起動、すなわちグループウェアが起動すると、まずステップS1でそれまでのグループウェアの処理で検知されている共有フォルダの更新検知結果を表示する。この共有フォルダの更新検知結果の表示はユーザ装置の電源投入による立上げ時に表示しても良い。
【0075】
続いてステップS2で新たなファイルの作成に伴う新規のフォルダ登録の有無をチェックしており、フォルダ登録が判別されるとステップS3で共有フォルダの登録処理が行われ、図11のフォルダ更新管理テーブル66にフォルダIDと共に更新時刻が登録され、さらにフォルダの実データがキャッシュメモリ40に登録される。
【0076】
続いてステップS4でグループウェアによる共有ウェブページや共有フォルダを参照した作業に伴う共有データ処理が行われている。この共有データ処理の間にステップS5でユーザ装置のアイドルが判別されるとステップS6のフォルダ更新管理処理が行われる。このステップS2〜S6の処理はステップS7で停止指示がありユーザ装置がログオフされるまで繰り返される。
【0077】
図13は、図12のステップS6におけるフォルダ更新管理処理のフローチャートである。このフォルダ更新管理処理にあっては、ステップS1でフォルダのプロパティを参照するコマンドなどによりフォルダの更新時刻を取得し、ステップS2でフォルダ更新管理テーブル66に登録されているキャッシュの更新時刻と同じか否かチェックする。
【0078】
更新時刻が異なっていればフォルダ更新が行われていることから、ステップS3でフォルダ更新管理テーブル66の更新時刻をステップS1で取得した更新時刻に更新する。続いてステップS4でネットワーク経由のリード処理のコマンドにより更新が検知されたフォルダの実データを取得してキャッシュメモリ40を更新する。そしてステップS5でフォルダ更新検知を示す更新マークの表示をユーザ装置自身及び他のグループウェアを構成しているユーザ装置で行わせる。
【0079】
尚、上記の実施形態にあっては、図3については、共有ウェブページの更新を検知する処理を、また図11にあっては共有フォルダの更新管理を検知する共有フォルダ管理処理に分けて説明しているが、図3の実施形態に図11の実施形態を加え、共有ウェブページと共有フォルダの両方について更新検知処理を行うようにしてもよい。
【0080】
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
【0081】
ここで本発明の特徴をまとめて列挙すると、次の付記のようになる。
【0082】
(付記)
(付記1)
登録処理部により、複数の装置で共有するインターネット上のウェブページを取得した際に、管理テーブルに前記ウェブページのURLと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録するウェブページ登録ステップと、
更新検知部により、処理の空き時間に、前記管理テーブルに登録しているウェブページの更新時刻を取得して前記管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にウェブページの更新を検知する更新検知ステップと、
キャッシュ更新部により、更新を検知した前記ウェブページの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新ステップと、
更新表示部により、ウェブページの更新検知の結果を表示させる更新表示ステップと、
を備えたことを特徴とする共有データ管理方法。(1)
【0083】
(付記2)
付記1記載の共有データ管理方法に於いて、
前記更新検知ステップは、HTTPのHEADコマンドにより前記ウェブページの更新時刻を取得し、
前記キャッシュ更新ステップは、HTTPのGETコマンドによりウェブページの実データを取得してキャッシュメモリを更新することを特徴とする共有データ管理方法。
【0084】
(付記3)
付記1記載の共有データ管理方法に於いて、更に、リンク処理部により、更新を検知したウェブページの配下のリンク情報を取得し、前記リンク情報に付き前記更新検知ステップ、キャッシュ更新ステップ及び更新表示ステップの処理を繰り返すリンク処理ステップを備えたことを特徴とする共有データ管理方法。
【0085】
(付記4)
付記3記載の共有データ管理方法に於いて、前記リンク処理ステップは、最初のウェブページから予め設定した階層までのリンク情報を対象に、前記更新検知ステップ、キャッシュ更新ステップ及び更新表示ステップの処理を繰り返すことを特徴とする共有データ管理方法。
【0086】
(付記5)
付記1記載の共有データ管理方法に於いて、前記更新表示ステップは、ブラウザ画面のURLに更新検知結果を表示させることを特徴とする共有データ管理方法。
【0087】
(付記6)
付記1記載の共有データ管理方法に於いて、前記更新表示ステップは、装置の起動時又は装置起動後に共有ウェブページを利用する処理の起動時に、ウェブページの更新検知結果を表示させることを特徴とする共有データ管理方法。
【0088】
(付記7)
付記1記載の共有データ管理方法に於いて、前記更新検知ステップは、他の装置からのウェブページの更新情報を取得し、他の装置が処理していない更新時刻が最も古いウェブページを更新の検知対象として選択することを特徴とする共有データ管理方法。(2)
【0089】
(付記8)
付記1記載の共有データ管理方法に於いて、更に、セキュリティ処理部により、更新検知により取得したウェブページのウイルスをチェックするセキュリティステップを設けたことを特徴とする共有データ管理方法。
【0090】
(付記9)
コンピュータに、
複数のコンピュータで共有するインターネット上のウェブページを取得した際に、管理テーブルに前記ウェブページのURLと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録するウェブページ登録ステップと、
処理の空き時間に、前記管理テーブルに登録しているウェブページの更新時刻を取得して前記管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にウェブページの更新を検知する更新検知ステップと、
キャッシュ更新部により、更新を検知した前記ウェブページの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新ステップと、
更新表示部により、ウェブページの更新検知の結果を表示させる更新表示ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。(3)
【0091】
(付記10)
複数のコンピュータで共有するインターネット上のウェブページを取得した際に、管理テーブルに前記ウェブページのURLと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録するウェブページ登録部と、
処理の空き時間に、前記管理テーブルに登録しているウェブページの更新時刻を取得して前記管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にウェブページの更新を検知する更新検知部と、
更新を検知した前記ウェブページの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新部と、
ウェブページの更新検知の結果を表示させる更新表示部と、
を備えたことを特徴とする共有データ管理装置。(4)
【0092】
(付記11)
フォルダ登録処理部により、複数のコンピュータで共有するフォルダを最初に取得した際に、管理テーブルに前記フォルダと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録するフォルダ登録ステップと、
更新検知部により、前記管理テーブルに登録しているフォルダの更新時刻を取得して前記管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にフォルダの更新を検知する更新検知ステップと、
キャッシュ更新部により、更新を検知した前記フォルダの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新ステップと、
更新表示部により、フォルダの更新検知の結果を表示させる更新表示ステップと、
を備えたことを特徴とする共有データ管理方法。(5)
【0093】
(付記12)
コンピュータに、
複数のコンピュータで共有するフォルダを最初に取得した際に、管理テーブルに前記フォルダと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録するフォルダ登録ステップと、
前記管理テーブルに登録しているフォルダの更新時刻を取得して前記管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にフォルダの更新を検知する更新検知ステップと、
更新を検知した前記フォルダの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新ステップと、
フォルダの更新検知の結果を表示させる更新表示ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【0094】
(付記13)
複数の装置で共有するフォルダを最初に取得した際に、管理テーブルに前記フォルダと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録する登録処理部と、
前記管理テーブルに登録しているフォルダの更新時刻を取得して前記管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にフォルダの更新を検知する更新検知部と、
更新を検知した前記フォルダの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新部と、
フォルダの更新検知の結果を表示させる更新表示部と、
を備えたことを特徴とする共有データ管理装置。
【0095】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、グループウェアで利用する共有データとして登録したウェブページにつき、バックグラウンドでウェブページにアクセスして更新されているか否かが検知され、更新が検知されるとユーザーに知らされるため、ユーザーの操作によるウェブページのアクセスによりHTTP情報を解析して更新の有無を調べるという煩雑な操作が不要となり、一度共有ウェブページとしてグループウェア上に登録すればその後は自動的に共有ウェブページの更新検知が行われて通知され、ユーザーは更新検知を知ることで常に最新のウェブページを活用することができる。
【0096】
また本発明にあっては共有データとして登録したフォルダについてもバックグランドでフォルダの更新が検知されてユーザーに知らされるため、ユーザー自身でフォルダの更新の有無を調べる必要がなくなり、更新検知結果が知らされることで常に最新のファイルを活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明が適用されるネットワーク環境の説明図
【図3】共有ウェブページの更新をバックグラウンドで検知して表示する本発明による共有データ管理処理の機能構成のブロック図
【図4】図3のユーザ装置が適用されるコンピュータのハードウェア環境の説明図
【図5】ウェブページを開いたブラウザ画面の説明図
【図6】図3のウェブ更新管理テーブルの説明図
【図7】HTTPのHEADコマンドに対するウェブサーバからの応答データの説明図
【図8】ウェブページを対象とした図2の共有データ管理処理のフローチャート
【図9】図8におけるウェブページ更新管理処理のフローチャート
【図10】図8におけるウェブページ更新管理処理の他の実施形態のフローチャート
【図11】共有フォルダの更新をバックグラウンドで検知して表示する本発明による共有データ管理処理の機能構成のブロック図
【図12】図11における共有フォルダ管理処理のフローチャート
【図13】図12における共有フォルダ更新管理処理のフローチャート
【符号の説明】
10,10−1〜10−3:ユーザ装置(ピア装置)
12−2〜12−3:ピアツーピア共有プログラム
14−1,14−2:LAN
16:インターネット
18−1〜18−3:ウェブサーバ
20:WWWブラウザ
22:ピアツーピア共有処理部
24:登録処理部
26:更新検知部
28:キャッシュ更新部
30:更新表示部
32:リンク処理部
34:セキュリティ処理部
36:ウェブ更新管理テーブル
38:キャッシュ処理部
40:キャッシュメモリ
42:ブラウザ画面
44:URLリスト
46:更新検知表示
48:HEAD応答データ
50:URL
52:更新検知フラグ
54:自他フラグ
56:更新時刻
58:フォルダ登録処理部
60:フォルダ更新検知部
62:キャッシュ更新部
64:更新フォルダ表示部
66:フォルダ更新管理テーブル
【発明の属する技術分野】
本発明は、グループウェア上でウェブページやファイル等を共有するピアツーピア型の共有データ管理方法、プログラム及び装置に関し、特に共有しているウェブページやファイルの更新を検知して各ピア装置で通知する共有データ管理方法、プログラム及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、共通の仕事や目的をもって働く利用者グル−プを支援するグループウェアシステムは、企業において高い生産性を確保するため、今や不可欠の存在である。
【0003】
このような従来のグループウェアシステムは、データの管理をサーバが一括して行い、クライアントは主にデータの表示のみを行うクライアント・サーバ型のグループウェアが一般的であったが、近年にあっては、サーバを使用せずにネットワークで接続されたコンピュータ間でデータを共有して効率的に活用するピアツーピア型のグループウェアが注目されている。
【0004】
このようなピアツーピア型のグループウェアにあっては、ファイルを共有データとして利用する以外に、あるメンバーがウェブページをブラウザで閲覧した際に、そのウェブページが現在自分が共同で仕事している他のメンバーにとって重要な情報を含んでいると判断したような場合、そのウェブページのURLをグループウェア上に貼り付け、ウェブページの実データをキャッシュに格納することで共有データに加え、他のメンバーも活用できるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のピアツーピア型のグループウェアにあっては、ウェブページを共有データに加えた後に更新された場合、更新されたことが分からずに古いデータをそのまま利用し、更新された最新データが直ぐに利用できないという問題があった。
【0006】
特に、共有するデータが通常のファイルではなくウェブページである場合、ファイルの更新日付を調べるためには、ウェブサーバにアクセスしてHTTP情報を取得し、そのヘッダを解析する作業が必要であり、簡単に更新の有無を調査することはできない。
【0007】
このような共有データの更新に係る問題は、フォルダで管理されているファイルが更新された場合にも同様であり、実際にファイルにアクセスして作成日を調べてみなければ更新されたかどうかが分からず、あるメンバーがファイルを更新した場合、積極的にファイル更新をメール等で伝えない限り他のメンバーが気がつかないという不都合がある。
【0008】
本発明は、ピアツーピア型のグループウェアで共有しているウェブページやフォルダの更新をバックグラウンドで検知して知らせるようにした共有データ管理方法、プログラム及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理説明図である。本発明は、共有データの管理方法を提供する。この共有データの管理方法は、
登録処理部24により、複数の装置で共有するインターネット上のウェブページを取得した際に、ウェブ更新管理テーブル36にウェブページのURLと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリ40に登録するウェブページ登録ステップと、
更新検知部26により、処理の空き時間に、ウェブ更新管理テーブル36に登録しているウェブページの更新時刻を取得してウェブ更新管理テーブル36の更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にウェブページの更新を検知する更新検知ステップと、
キャッシュ更新部28により、更新を検知したウェブページの実データを取得してキャッシュメモリ40を更新するキャッシュ更新ステップと、
更新表示部30により、ウェブページの更新検知の結果を表示させる更新表示ステップと、
を備えたことを特徴とする。
【0010】
このように本発明によれば、共有データとして登録したウェブページにつき、ユーザによるウェブページのアクセスによりHTTP情報を解析して更新を調べるという煩雑な操作が不要となり、バックグラウンドでウェブページの更新が検知されてユーザに知らされ、常に送信された最新のウェブページを活用できる。
【0011】
ここで更新検知ステップは、HTTPのHEADコマンドによりウェブページの更新時刻を取得し、キャッシュ更新ステップは、HTTPのGETコマンドによりウェブページの実データを取得してキャッシュメモリを更新する。
【0012】
更に本発明による共有データ管理方法は、リンク処理部32により、更新を検知したウェブページの配下のリンク情報を取得し、リンク情報に付き更新検知ステップ、キャッシュ更新ステップ及び更新表示ステップの処理を繰り返すリンク処理ステップを備えたことを特徴とする。このため登録したウェプベージのみならず、これにリンクを張っているウェブページも共有データとして登録して更新を検知できる。
【0013】
リンク処理ステップは、最初のウェブページから予め設定した階層までのリンク情報を対象に、更新検知ステップ、キャッシュ更新ステップ及び更新表示ステップの処理を繰り返す。このため最初のウェブページに対しユーザが必要に応じて設定した階層までの更新管理が適切にできる。
【0014】
更新表示ステップは、ブラウザ画面のURLに更新検知結果を表示させる。例えばウィンドウズ(R)のインターネット・エクスプローラ(R)の場合、「お気に入り」に共有データとして利用するウェブページのURLをセットし、更新を検知したら「お気に入り」のウィンドウのURLに更新検知を示す表示を施す。
【0015】
更新表示ステップは、装置の起動時又は装置起動後に共有ウェブページを利用する処理の起動時に、ウェブページの更新検知結果を表示させる。
【0016】
更に、本発明による共有データ管理方法は、更新検知ステップにおいて、他の装置からのウェブページの更新情報を取得し、他の装置が処理していない更新時刻が最も古いウェブページを更新の検知対象として選択することを特徴とする。このためグループウェアを構築している他のユーザ装置にウェブページの更新検知の管理処理を分散し、処理負担を低減する。
【0017】
更に、本発明による共有データ管理方法は、セキュリティ処理部34により、更新検知により取得したウェブページのウイルスをチェックするセキュリティステップを設けたことを特徴とする。
【0018】
本発明は、ウェブページを対象とした共有データを管理するためのプログラムを提供する。このプログラムは、コンピュータに、
複数のコンピュータで共有するインターネット上のウェブページを取得した際に、管理テーブルに前記ウェブページのURLと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録するウェブページ登録ステップと、
処理の空き時間に、管理テーブルに登録しているウェブページの更新時刻を取得して管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にウェブページの更新を検知する更新検知ステップと、
キャッシュ更新部により、更新を検知したウェブページの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新ステップと、
更新表示部により、ウェブページの更新検知の結果を表示させる更新表示ステップと、
を実行させることを特徴とする。
【0019】
本発明は、ウェブページを対象とした共有データ管理装置を提供する。この共有データ管理装置は、複数のコンピュータで共有するインターネット上のウェブページを取得した際に、ウェブ更新管理テーブル36にウェブページのURLと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリ40に登録する登録処理部24と、処理の空き時間に、ウェブ更新管理テーブル36に登録しているウェブページの更新時刻を取得してウェブ更新管理テーブル36の更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にウェブページの更新を検知する更新検知部26と、更新を検知したウェブページの実データを取得してキャッシュメモリ40を更新するキャッシュ更新部28と、ウェブページの更新検知の結果を表示させる更新表示部30とを備えたことを特徴とする。
【0020】
本発明は、フォルダを対象とした共有データ管理方法、プログラム及び装置を提供する。
【0021】
本発明のフォルダを対象とした共有データ管理方法は、
フォルダ登録処理部により、複数のコンピュータで共有するフォルダを最初に取得した際に、管理テーブルにフォルダと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録するフォルダ登録ステップと、
更新検知部により、管理テーブルに登録しているフォルダの更新時刻を取得して管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にフォルダの更新を検知する更新検知ステップと、
キャッシュ更新部により、更新を検知したフォルダの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新ステップと、
更新表示部により、フォルダの更新検知の結果を表示させる更新表示ステップと、
を備えたことを特徴とする。
【0022】
このように本発明によれば、共有データとして登録したファイルのフォルダについても、ユーザが調べる必要がなくなり、バックグラウンドでフォルダの更新が検知されてユーザに知らされ、常に最新のファイルを活用できる。
【0023】
本発明は、フォルダを対象とした共有データ管理のためのプログラムを提供する。このプログラムは、コンピュータに、
複数のコンピュータで共有するフォルダを最初に取得した際に、管理テーブルに前記フォルダと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録するフォルダ登録ステップと、
管理テーブルに登録しているフォルダの更新時刻を取得して管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にフォルダの更新を検知する更新検知ステップと、
更新を検知したフォルダの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新ステップと、
フォルダの更新検知の結果を表示させる更新表示ステップと、
を実行させることを特徴とする。
【0024】
本発明は、フォルダを対象とした共有データ管理装置を提供する。この共有データ管理装置は、複数の装置で共有するフォルダを最初に取得した際に、管理テーブルに前記フォルダと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録する登録処理部と、管理テーブルに登録しているフォルダの更新時刻を取得して管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にフォルダの更新を検知する更新検知部と、更新を検知した前記フォルダの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新部と、フォルダの更新検知の結果を表示させる更新表示部とを備えたことを特徴とする。
【0025】
なお、プログラム及び共有データ管理装置の詳細は、共有データ管理方法と基本的に同じである。
【0026】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明が適用されるネットワーク環境の説明図である。図2において、ユーザ装置10−1,10−2,10−3にはネットワークを経由してファイルやウェブページを共有データとして共有するためのピアツーピア共有プログラム12−1,12−2,12−3がインストールされており、このプログラムの実行によりユーザ装置10−1,10−2,10−3はピア装置として機能する。この例ではLAN14−1,14−2さらにインターネット16を介して、ピアツーピア型のグループウェアシステムを構成している。
【0027】
またインターネット16に対してはウェブサーバ18−1,18−2,18−3が接続されており、ユーザ装置10−1,10−2,10−3のいずれかのユーザーがブラウザによりウェブページを閲覧し、閲覧したウェブページがグループウェアを構成しているメンバーにとって重要な情報を含んでいると判断したような場合には、このウェブページを共有ウェブページとしてグループウェア上に取得して利用することになる。
【0028】
またユーザ装置10−1〜10−3のそれぞれで作成しているファイルはフォルダにより管理されており、フォルダのファイルについても各ユーザーは必要に応じて利用することができる。
【0029】
図3は、特定のユーザ装置において共有ウェブページの更新をバックグラウンドで検知して表示する本発明による共有データ管理処理の機能構成を示したブロック図である。
【0030】
図3において、グループウェアを構成するピアツーピア型のピア装置として機能するウェブページの更新を検知して通知する機能が割り当てられ、このユーザ装置10−1には、WWWブラウザ20、ピアツーピア共有処理部22が設けられている。
【0031】
ピアツーピア共有処理部22には、共有ウェブページの更新管理のため、登録処理部24、更新検知部26、キャッシュ更新部28、更新表示部30、リンク処理部32、セキュリティ処理部34が設けられている。更にピアツーピア共有処理部22に対しては、ウェブ更新管理テーブル36が設けられ、またキャッシュ処理部38を介してキャッシュメモリ40が設けられている。
【0032】
登録処理部24はユーザ装置10−1〜10−3で共有するインターネット16上のウェブサーバ18−1〜18−3からウェブページを取得した際に、ウェブ更新管理テーブル36に取得したウェブページのURLと更新時刻(LastModified Time)を登録するとともにウェブページの実データをキャッシュメモリ40に登録する。
【0033】
更新検知部26はユーザ装置10−1がアイドル状態となる処理の空き時間にウェブ更新管理テーブル36に登録しているウェブページの更新時刻を、例えば代行するウェブサーバ18−1から取得し、ウェブ更新管理テーブル36に前回の登録時に格納している更新時刻と比較し、時刻が異なる場合にはウェブページの更新を検知する。
【0034】
キャッシュ更新部28は更新検知部26により更新を検知したウェブページの実データを取得して、キャッシュ処理部38に渡すことでキャッシュメモリ40を更新する。更新表示部30は更新検知部26により検知されたウェブページの更新検知の結果を表示させる。
【0035】
本発明におけるウェブページ管理処理は、基本的には登録処理部24、更新検知部26、キャッシュ更新部28及び更新表示部30を備えればよいが、これに加えさらにリンク処理部32及びセキュリティ処理部34を設けている。
【0036】
リンク処理部32は登録処理部24により新たなウェブページを共有ウェブページとして取得した際の実データのリンク情報からユーザーが予め設定した階層までのリンク情報を共有ウェブページとして取得し、ウェブ更新管理テーブル36及びキャッシュメモリ40への実データの格納を行っている場合に、更新検知部26で先頭の共有ウェブページの更新を検出した際に、更新を検知したウェブページの配下のリンク情報を取得し、このリンク情報について更新検知、キャッシュ更新及び更新表示の各処理を繰り返す。
【0037】
セキュリティ処理部34は共有ウェブページの登録時、さらには更新検知により取得したウェブページにつき、ウィルスチェックを実行し、ウィルスの検出と駆除を行う。
【0038】
図3のユーザ装置10−1〜10−3は、例えば図4のようなコンピュータのハードウェア資源により実現される。
【0039】
図4のコンピュータにおいて、CPU100のバス101にはRAM102、ハードディスクドコントローラ(ソフト)104、フロッピィディスクドライバ(ソフト)110、CD−ROMドライバ(ソフト)114、マウスコントローラ118、キーボードコントローラ122、ディスプレイコントローラ126、通信用ボード130が接続される。
【0040】
ハードディスクコントローラ104はハードディスクドライブ106を接続し、本発明の共有データ管理処理を実行するピアツーピア共有プログラムをローディングしており、コンピュータの起動時にハードディスクドライブ106から必要なプログラムを呼び出して、RAM102上に展開し、CPU100により実行する。
【0041】
フロッピィディスクドライバ110にはフロッピィディスクドライブ(ハード)112が接続され、フロッピィディスク(R)に対する読み書きができる。CD−ROMドライバ114に対しては、CDドライブ(ハード)116が接続され、CDに記憶されたデータやプログラムを読み込むことができる。
【0042】
マウスコントローラ118はマウス120の入力操作をCPU100に伝える。キーボードコントローラ122はキーボード124の入力操作をCPU100に伝える。ディスプレイコントローラ126は表示部128に対して表示を行う。通信用ボード130は無線を含む通信回線132を使用し、インターネット等のネットワークを介して他のコンピュータやサーバ、更には携帯電話との間で通信を行う。
【0043】
図5は、図2のユーザ装置10−1において登録済みの共有ウェブページを開いた際にブラウザ画面の説明図である。図5において、ブラウザ画面42には現在アクセスしている共有ウェブページが表示されており、その左側に「お気に入り」のウィンドウ44が表示され、このウィンドウ44の中に共有ウェブページのURLリスト45が表示されている。
【0044】
このようなURLリスト45に表示された共有ウェブページにつき本発明の共有ウェブページ更新検知処理により、バックグラウンドで更新の有無が検知されており、更新が検知されると更新検知表示46のように例え表示URLの名称を反転表示した更新検知結果の表示が行われる。
【0045】
このためユーザーはブラウザ画面42における例えば「お気に入り」の共有ウェブページについてのURLリスト45を見ることで、更新検知表示46があるか否かでその共有ウェブページが現在更新されていることを簡単かつ確実に知ることが出来る。
【0046】
図6は、図3のピアツーピア共有処理部22に設けられたウェブ更新管理テーブル36の説明図である。図6において、ウェブ更新管理テーブル36は登録項目としてURL50、更新検知フラグ52、自他フラグ54、更に更新時刻56を設けており、この例では6つのウェブページがグループウェアで利用する共有ウェブページとして登録されている。
【0047】
ここで更新検知フラグ52は共有ウェブページの更新が検知された際に内にセットされ、図5の更新検知表示46のような例えば反転表示が行われ、ユーザーが更新検知表示46が行われた共有ウェブページを参照すれば更新検知フラグは0にリセットされる。
【0048】
自他フラグ54は共有ウェブページの更新検知がユーザ装置自身で行われたか他のユーザ装置で行われたかを示しており、自分のユーザ装置で更新検知が行われると自他フラグ54は1にセットされ、他のユーザ装置で更新検知がされている場合には0となっている。
【0049】
従って自他フラグ54を見ることで、更新検知が自分のユーザ装置で行われているかグループウェアの他のユーザ装置で行われているかを知ることができる。さらに更新時刻56はウェブページにアクセスした際に取得された更新時刻を格納している。このウェブページの更新時刻の格納はHTTPのHEADコマンドによりHEAD応答データを取得し、この応答データを解析することで更新時刻を取得することができる。
【0050】
図7は、ユーザ装置からのHTTPのHEADコマンドによりウェブページから所得されるHAED応答データ48の一例である。このHAED応答データ48の2行目にウェブページの更新時刻、すなわち「Last−Modified」としてこの例では「Fri,06 Dec 2002 04:54:46」が格納され、これを更新時刻として取得して図6のウェブ更新管理テーブル36に登録したり更新の検知のための時刻比較を行うことになる。
【0051】
図8は、ウェブページを対象とした図2のユーザ装置10−1における共有データ管理処理のフローチャートである。図8において、ピアツーピア共有プログラムで提供されるグループウェアを起動すると、ステップS1で全体のグループウェアの利用までに検知された共有ウェブページの更新検知結果が表示される。
【0052】
このためユーザーはグループウェア使用開始時に共有ウェブページの更新状態を知ることが出来る。尚、共有ウェブページの更新検知結果の表示はピアツーピア共有プログラムによるグループウェアシステムの起動時ではなくユーザ装置の電源投入による立上げ時に表示するようにしても良い。
【0053】
続いてステップS2でウェブページに登録の有無をチェックしている。ウェブページの登録はユーザーがウェブページをブラウザで閲覧して、そのウェブページが現在自分が共同で仕事をしているグループウェアのメンバーにとって重要な情報を含んでいると判断した場合に、そのウェブページのURLをグループウェア上に貼り付けて、共有ウェブページに追加する操作を行う。
【0054】
即ち、図6のウェブ更新管理テーブル36に新たに追加する共有ウェブページのURLと更新時刻を登録する。この時、更新検知フラグ52は0であり、また自他フラグ54はユーザ装置自身の取得であることから1となる。また追加登録する共有ウェブページの実データを取得してキャッシュメモリ40に登録する。
【0055】
ステップS3のウェブページの登録処理が済むと、ステップS4でグループウェアにおける共有データである共有ウェブページさらには共有ファイルを利用した共同作業が行われる。
【0056】
この共有データ処理の間にステップS5でユーザ装置がアイドル状態になったことを判別するとステップS6に進みウェブページ更新管理処理を行う。このステップS1〜S6の処理はステップS7で停止指示によりユーザ装置がログオフされるまで繰り返される。
【0057】
図9は、図8のステップS6における本発明によるウェブページ更新管理処理の詳細を示したフローチャートである。図9において、ウェブページ更新管理処理は、この実施形態では図6のウェブ更新管理テーブル36の中から順番に共有ウェブページを選択して行う。
【0058】
この更新検知の対象とする共有ウェブページの選択は、例えば更新時刻の古い順に行う。このようにして更新検知の対象とするウェブページが選択されると、ステップS1でHTTPのHEADコマンドによりウェブページの更新時刻を取得する。この更新時刻の取得はHTTPのHEADコマンドにより取得した図7のHEAD応答データ48を解析して取得することができる。
【0059】
次にステップS2で図6のウェブ更新管理テーブル36に登録しているキャッシュの更新時刻と同じかどうか比較し、異なっていた場合にはウェブページの更新が行われることから、ステップS3においてウェブ更新管理テーブル36における更新時刻をステップS1で取得した新たな更新時刻に更新する。
【0060】
続いてステップS4でHTTPのGETコマンドによりウェブページの実データを取得してキャッシュメモリ40を更新する。さらにステップS5で更新ウェブページの配下のリンク情報を取得する。
【0061】
このリンク情報につきステップS6で最初のURLからユーザーが予め設定したN階層以内であれば、ステップS1に戻りリンク情報のURLとなる共有ウェブページを対象に更新検知の処理をステップS1〜S5により行い、次のURLの更新検知が行われればそのリンク情報を取得してステップS6でN階層以内かどうかチェックし、N階層に達するまで処理を繰り返す。
【0062】
続いてステップS7で更新が検知されたウェブページの更新マークの表示を行う。例えばこの更新検知を示す更新マークの表示は図5のブラウザ画面42のように、更新が検知されたURLリスト45のウェブページの名称部分を反転する更新検知表示46を行う。このように反転による更新検知表示以外に更新検知マークを表示させるようにしても良い。
【0063】
図10は、図8におけるウェブページ更新管理処理の他の実施形態を示したフローチャートである。図10のウェブページ更新管理処理の実施形態にあっては、グループウェアを構成する全てのユーザ装置にウェブページの更新を検知して通知する機能が割り当てられており、共有ウェブページの更新処理をグループウェアを構成している複数のユーザ装置に分散してバックグランドで行う更新検知の処理負担を低減できるようにしたことを特徴とする。
【0064】
図10において、ユーザ装置がアイドル状態となってウェブページ更新管理処理が行われると、まずステップS1で他のユーザ装置から共有URLの更新状況を受信し、更新フラグと自他フラグを図6における自分のウェブ更新管理テーブル36にセットする。
【0065】
これによってウェブ更新管理テーブル36の自他フラグ54を見ることで、フラグ0であれば他のユーザ装置による更新であり、自他フラグ54が1であれば自分自身の更新検知処理であることがわかる。
【0066】
続いてステップS2で図6のウェブ更新管理テーブル36の自他フラグ54が自己処理で1となっている共有ウェブページの中の更新時刻が最も古いウェブページを更新検知の対象として選択する。そしてステップS3〜S9により共有ウェブページの更新検知処理を行い、更新を検知すると更新マークの表示を行う。
【0067】
このステップS3〜S9の処理は、図9の実施形態のフローチャートにおけるステップS1〜S7の処理と同じになる。
【0068】
尚、図8のステップS3におけるウェブページ登録処理にあっては共有ウェブページの追加登録を行っているユーザ装置においてのみウェブページの表示が行われているが、共有ウェブページとして登録した際に他のユーザ装置にも追加登録したウェブページが表示される共有ウェブページの同期表示を行うようにしても良い。
【0069】
図11は、共有フォルダの更新をバックグランドで検知して表示する本発明による共有データ管理処理の機能構成のブロック図である。図11において、ユーザ装置10−1はWWWブラウザ20、ピアツーピア共有処理部22で構成され、ピアツーピア共有処理部22に対してはフォルダ更新管理テーブル66、キャッシュ処理部38を介してキャッシュメモリ40が設けられている。
【0070】
ピアツーピア共有処理部22には共有フォルダの管理処理のためフォルダ登録処理部58、フォルダ更新検知部60、キャッシュ更新部62及び更新フォルダ表示部64が設けられている。
【0071】
フォルダ登録処理部58は複数のユーザ装置10−1〜10−3で共有するフォルダを最初に作成して取得した際に、フォルダ更新管理テーブル66にフォルダ名と更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリ40に登録する。
【0072】
フォルダ更新検知部60は処理の空き時間にフォルダ更新管理テーブル66に登録しているフォルダの参照で更新時刻を取得し、フォルダ更新管理テーブル66に登録している更新時刻と比較し、情報が異なっている場合にはフォルダの更新を検知する。
【0073】
キャッシュ更新部62は更新を検知した実データを取得してキャッシュメモリ40を更新する。更新フォルダ表示部64はフォルダの更新検知の結果をユーザ装置10−1自身及び他のユーザ装置10−2,10−3に表示させる。
【0074】
図12は、図11のピアツーピア共有処理部22による共有フォルダ管理処理のフローチャートである。図12において、ピアツーピア共有処理部22の起動、すなわちグループウェアが起動すると、まずステップS1でそれまでのグループウェアの処理で検知されている共有フォルダの更新検知結果を表示する。この共有フォルダの更新検知結果の表示はユーザ装置の電源投入による立上げ時に表示しても良い。
【0075】
続いてステップS2で新たなファイルの作成に伴う新規のフォルダ登録の有無をチェックしており、フォルダ登録が判別されるとステップS3で共有フォルダの登録処理が行われ、図11のフォルダ更新管理テーブル66にフォルダIDと共に更新時刻が登録され、さらにフォルダの実データがキャッシュメモリ40に登録される。
【0076】
続いてステップS4でグループウェアによる共有ウェブページや共有フォルダを参照した作業に伴う共有データ処理が行われている。この共有データ処理の間にステップS5でユーザ装置のアイドルが判別されるとステップS6のフォルダ更新管理処理が行われる。このステップS2〜S6の処理はステップS7で停止指示がありユーザ装置がログオフされるまで繰り返される。
【0077】
図13は、図12のステップS6におけるフォルダ更新管理処理のフローチャートである。このフォルダ更新管理処理にあっては、ステップS1でフォルダのプロパティを参照するコマンドなどによりフォルダの更新時刻を取得し、ステップS2でフォルダ更新管理テーブル66に登録されているキャッシュの更新時刻と同じか否かチェックする。
【0078】
更新時刻が異なっていればフォルダ更新が行われていることから、ステップS3でフォルダ更新管理テーブル66の更新時刻をステップS1で取得した更新時刻に更新する。続いてステップS4でネットワーク経由のリード処理のコマンドにより更新が検知されたフォルダの実データを取得してキャッシュメモリ40を更新する。そしてステップS5でフォルダ更新検知を示す更新マークの表示をユーザ装置自身及び他のグループウェアを構成しているユーザ装置で行わせる。
【0079】
尚、上記の実施形態にあっては、図3については、共有ウェブページの更新を検知する処理を、また図11にあっては共有フォルダの更新管理を検知する共有フォルダ管理処理に分けて説明しているが、図3の実施形態に図11の実施形態を加え、共有ウェブページと共有フォルダの両方について更新検知処理を行うようにしてもよい。
【0080】
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
【0081】
ここで本発明の特徴をまとめて列挙すると、次の付記のようになる。
【0082】
(付記)
(付記1)
登録処理部により、複数の装置で共有するインターネット上のウェブページを取得した際に、管理テーブルに前記ウェブページのURLと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録するウェブページ登録ステップと、
更新検知部により、処理の空き時間に、前記管理テーブルに登録しているウェブページの更新時刻を取得して前記管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にウェブページの更新を検知する更新検知ステップと、
キャッシュ更新部により、更新を検知した前記ウェブページの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新ステップと、
更新表示部により、ウェブページの更新検知の結果を表示させる更新表示ステップと、
を備えたことを特徴とする共有データ管理方法。(1)
【0083】
(付記2)
付記1記載の共有データ管理方法に於いて、
前記更新検知ステップは、HTTPのHEADコマンドにより前記ウェブページの更新時刻を取得し、
前記キャッシュ更新ステップは、HTTPのGETコマンドによりウェブページの実データを取得してキャッシュメモリを更新することを特徴とする共有データ管理方法。
【0084】
(付記3)
付記1記載の共有データ管理方法に於いて、更に、リンク処理部により、更新を検知したウェブページの配下のリンク情報を取得し、前記リンク情報に付き前記更新検知ステップ、キャッシュ更新ステップ及び更新表示ステップの処理を繰り返すリンク処理ステップを備えたことを特徴とする共有データ管理方法。
【0085】
(付記4)
付記3記載の共有データ管理方法に於いて、前記リンク処理ステップは、最初のウェブページから予め設定した階層までのリンク情報を対象に、前記更新検知ステップ、キャッシュ更新ステップ及び更新表示ステップの処理を繰り返すことを特徴とする共有データ管理方法。
【0086】
(付記5)
付記1記載の共有データ管理方法に於いて、前記更新表示ステップは、ブラウザ画面のURLに更新検知結果を表示させることを特徴とする共有データ管理方法。
【0087】
(付記6)
付記1記載の共有データ管理方法に於いて、前記更新表示ステップは、装置の起動時又は装置起動後に共有ウェブページを利用する処理の起動時に、ウェブページの更新検知結果を表示させることを特徴とする共有データ管理方法。
【0088】
(付記7)
付記1記載の共有データ管理方法に於いて、前記更新検知ステップは、他の装置からのウェブページの更新情報を取得し、他の装置が処理していない更新時刻が最も古いウェブページを更新の検知対象として選択することを特徴とする共有データ管理方法。(2)
【0089】
(付記8)
付記1記載の共有データ管理方法に於いて、更に、セキュリティ処理部により、更新検知により取得したウェブページのウイルスをチェックするセキュリティステップを設けたことを特徴とする共有データ管理方法。
【0090】
(付記9)
コンピュータに、
複数のコンピュータで共有するインターネット上のウェブページを取得した際に、管理テーブルに前記ウェブページのURLと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録するウェブページ登録ステップと、
処理の空き時間に、前記管理テーブルに登録しているウェブページの更新時刻を取得して前記管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にウェブページの更新を検知する更新検知ステップと、
キャッシュ更新部により、更新を検知した前記ウェブページの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新ステップと、
更新表示部により、ウェブページの更新検知の結果を表示させる更新表示ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。(3)
【0091】
(付記10)
複数のコンピュータで共有するインターネット上のウェブページを取得した際に、管理テーブルに前記ウェブページのURLと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録するウェブページ登録部と、
処理の空き時間に、前記管理テーブルに登録しているウェブページの更新時刻を取得して前記管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にウェブページの更新を検知する更新検知部と、
更新を検知した前記ウェブページの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新部と、
ウェブページの更新検知の結果を表示させる更新表示部と、
を備えたことを特徴とする共有データ管理装置。(4)
【0092】
(付記11)
フォルダ登録処理部により、複数のコンピュータで共有するフォルダを最初に取得した際に、管理テーブルに前記フォルダと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録するフォルダ登録ステップと、
更新検知部により、前記管理テーブルに登録しているフォルダの更新時刻を取得して前記管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にフォルダの更新を検知する更新検知ステップと、
キャッシュ更新部により、更新を検知した前記フォルダの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新ステップと、
更新表示部により、フォルダの更新検知の結果を表示させる更新表示ステップと、
を備えたことを特徴とする共有データ管理方法。(5)
【0093】
(付記12)
コンピュータに、
複数のコンピュータで共有するフォルダを最初に取得した際に、管理テーブルに前記フォルダと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録するフォルダ登録ステップと、
前記管理テーブルに登録しているフォルダの更新時刻を取得して前記管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にフォルダの更新を検知する更新検知ステップと、
更新を検知した前記フォルダの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新ステップと、
フォルダの更新検知の結果を表示させる更新表示ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【0094】
(付記13)
複数の装置で共有するフォルダを最初に取得した際に、管理テーブルに前記フォルダと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録する登録処理部と、
前記管理テーブルに登録しているフォルダの更新時刻を取得して前記管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にフォルダの更新を検知する更新検知部と、
更新を検知した前記フォルダの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新部と、
フォルダの更新検知の結果を表示させる更新表示部と、
を備えたことを特徴とする共有データ管理装置。
【0095】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、グループウェアで利用する共有データとして登録したウェブページにつき、バックグラウンドでウェブページにアクセスして更新されているか否かが検知され、更新が検知されるとユーザーに知らされるため、ユーザーの操作によるウェブページのアクセスによりHTTP情報を解析して更新の有無を調べるという煩雑な操作が不要となり、一度共有ウェブページとしてグループウェア上に登録すればその後は自動的に共有ウェブページの更新検知が行われて通知され、ユーザーは更新検知を知ることで常に最新のウェブページを活用することができる。
【0096】
また本発明にあっては共有データとして登録したフォルダについてもバックグランドでフォルダの更新が検知されてユーザーに知らされるため、ユーザー自身でフォルダの更新の有無を調べる必要がなくなり、更新検知結果が知らされることで常に最新のファイルを活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明が適用されるネットワーク環境の説明図
【図3】共有ウェブページの更新をバックグラウンドで検知して表示する本発明による共有データ管理処理の機能構成のブロック図
【図4】図3のユーザ装置が適用されるコンピュータのハードウェア環境の説明図
【図5】ウェブページを開いたブラウザ画面の説明図
【図6】図3のウェブ更新管理テーブルの説明図
【図7】HTTPのHEADコマンドに対するウェブサーバからの応答データの説明図
【図8】ウェブページを対象とした図2の共有データ管理処理のフローチャート
【図9】図8におけるウェブページ更新管理処理のフローチャート
【図10】図8におけるウェブページ更新管理処理の他の実施形態のフローチャート
【図11】共有フォルダの更新をバックグラウンドで検知して表示する本発明による共有データ管理処理の機能構成のブロック図
【図12】図11における共有フォルダ管理処理のフローチャート
【図13】図12における共有フォルダ更新管理処理のフローチャート
【符号の説明】
10,10−1〜10−3:ユーザ装置(ピア装置)
12−2〜12−3:ピアツーピア共有プログラム
14−1,14−2:LAN
16:インターネット
18−1〜18−3:ウェブサーバ
20:WWWブラウザ
22:ピアツーピア共有処理部
24:登録処理部
26:更新検知部
28:キャッシュ更新部
30:更新表示部
32:リンク処理部
34:セキュリティ処理部
36:ウェブ更新管理テーブル
38:キャッシュ処理部
40:キャッシュメモリ
42:ブラウザ画面
44:URLリスト
46:更新検知表示
48:HEAD応答データ
50:URL
52:更新検知フラグ
54:自他フラグ
56:更新時刻
58:フォルダ登録処理部
60:フォルダ更新検知部
62:キャッシュ更新部
64:更新フォルダ表示部
66:フォルダ更新管理テーブル
Claims (5)
- 登録処理部により、複数の装置で共有するインターネット上のウェブページを取得した際に、管理テーブルに前記ウェブページのURLと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録するウェブページ登録ステップと、
更新検知部により、処理の空き時間に、前記管理テーブルに登録しているウェブページの更新時刻を取得して前記管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にウェブページの更新を検知する更新検知ステップと、
キャッシュ更新部により、更新を検知した前記ウェブページの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新ステップと、
更新表示部により、ウェブページの更新検知の結果を表示させる更新表示ステップと、
を備えたことを特徴とする共有データ管理方法。 - 請求項1記載の共有データ管理方法に於いて、前記更新検知ステップは、他の装置からのウェブページの更新情報を取得し、他の装置が処理していない更新時刻が最も古いウェブページを更新の検知対象として選択することを特徴とする共有データ管理方法。
- コンピュータに、
複数のコンピュータで共有するインターネット上のウェブページを取得した際に、管理テーブルに前記ウェブページのURLと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録するウェブページ登録ステップと、
処理の空き時間に、前記管理テーブルに登録しているウェブページの更新時刻を取得して前記管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にウェブページの更新を検知する更新検知ステップと、
キャッシュ更新部により、更新を検知した前記ウェブページの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新ステップと、
更新表示部により、ウェブページの更新検知の結果を表示させる更新表示ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。 - 複数のコンピュータで共有するインターネット上のウェブページを取得した際に、管理テーブルに前記ウェブページのURLと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録するウェブページ登録部と、
処理の空き時間に、前記管理テーブルに登録しているウェブページの更新時刻を取得して前記管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にウェブページの更新を検知する更新検知部と、
更新を検知した前記ウェブページの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新部と、
ウェブページの更新検知の結果を表示させる更新表示部と、
を備えたことを特徴とする共有データ管理装置。 - フォルダ登録処理部により、複数のコンピュータで共有するフォルダを最初に取得した際に、管理テーブルに前記フォルダと更新時刻を登録すると共に実データをキャッシュメモリに登録するフォルダ登録ステップと、
更新検知部により、前記管理テーブルに登録しているフォルダの更新時刻を取得して前記管理テーブルの更新時刻とを比較し、時刻が異なる場合にフォルダの更新を検知する更新検知ステップと、
キャッシュ更新部により、更新を検知した前記フォルダの実データを取得してキャッシュメモリを更新するキャッシュ更新ステップと、
更新表示部により、フォルダの更新検知の結果を表示させる更新表示ステップと、
を備えたことを特徴とする共有データ管理方法。
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