JP2004257171A - 盛立面の転圧管理方法及び装置 - Google Patents

盛立面の転圧管理方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004257171A
JP2004257171A JP2003051122A JP2003051122A JP2004257171A JP 2004257171 A JP2004257171 A JP 2004257171A JP 2003051122 A JP2003051122 A JP 2003051122A JP 2003051122 A JP2003051122 A JP 2003051122A JP 2004257171 A JP2004257171 A JP 2004257171A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
vibration
vibration acceleration
rolling
relationship
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003051122A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Uchida
善久 内田
Yasuaki Yano
康明 矢野
Tetsuya Otsuki
哲也 大槻
Shigeru Tsuruta
滋 鶴田
Atsushi Oura
篤 大浦
Takuma Umezono
拓磨 梅園
Nobuhide Ishida
信秀 石田
Takeshi Ishiguro
健 石黒
Hiroshi Takahashi
浩 高橋
Junya Yoshida
純也 吉田
Tetsuo Fujiyama
哲雄 藤山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Corp
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Maeda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Maeda Corp filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP2003051122A priority Critical patent/JP2004257171A/ja
Publication of JP2004257171A publication Critical patent/JP2004257171A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

【課題】盛立面の転圧管理作業と並行して、盛立材料の品質を高精度に評価することができると共に、労力、時間及び費用を大幅に低減できる盛立面の転圧管理方法及び装置を提供する。
【解決手段】予め振動ローラで試験用材料を転圧するときに振動ローラに発生する振動加速度と、振動加速度に対応する試験用材料の内部摩擦角φや含水比w、密度との関係を示す情報を取得する(S1〜S3)。次に、実際に盛立面を振動ローラで転圧するときに発生する振動ローラの振動加速度を計測する(S4)。次に、盛立面の転圧時に計測された振動加速度を、予め取得された情報とから内部摩擦角や密度を即座に算出して、盛立面が所定品質の地盤となっているか否かを判定する(S5)。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は盛立面の転圧管理方法及び装置に関し、更に詳細には広範な盛立面の締固め状態を非破壊で計測する方法とこれを実施するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、例えば盛立施工した地盤はそのままでは通常の地盤に比較して密度が低く軟弱である。このため広い範囲を盛立した場合には大型振動ローラを用いて盛立材料に振動と荷重を加え材料を締固める(転圧する)ことが必要である。
【0003】
特に、ダム用地、道路用地、空港用地、鉄道用地、及び宅地造成地では長年にわたり地盤に負荷がかかるため転圧を入念に行う必要がある。この際、盛立てした地盤の品質を評価することが不可欠となるが、例えば土を盛土する場合、従来は以下のような方法によって密度を測定することにより間接的に評価していた。
【0004】
本来、盛立地盤にはすべりに対する安定性が要求され、品質管理もこれに対応して転圧盛立地盤のせん断強度(内部摩擦角)を指標とすることが望ましいが、そのような強度管理を日常的に行っている事例は皆無である。
【0005】
地盤の密度を測定するには、例えば砂置換法、水置換法、RI(ラジオアイソトープ(放射性同位元素))法などがある。これらのうち、砂置換法や水置換法は、地盤を掘削して粒径の揃った砂または水により置き換えることにより掘削した穴の体積を求め、これを掘削地盤の質量を求めた体積で除すことにより湿潤密度を求めるものである。
【0006】
また、RI法では線源から伝わるガンマ線で材料の湿潤密度を求め、中性子線で含水量を求め、これらから乾燥密度と含水比を求めるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の盛立地盤の評価方法は、地盤の転圧後における品質確認のために行われるものであり、転圧中の品質管理という面では何ら貢献しないものであった。
【0008】
また、従来の評価方法においては、多大な労力と時間及び費用を要するため、測定頻度がきわめて少なくなってしまい、盛立面全体の正確な評価ができなかった。例えば置換法においては、地盤が粒径の大きなロック材料などの場合、大量にサンプルを取る必要があるため、多大の労力と費用がかかる。
【0009】
また、非破壊のRI法にしても、空港用地等の広大な範囲をすべて計測するには、膨大な手間がかかり、転圧中にリアルタイムに値を求め、転圧不足に対処することは困難である。
【0010】
本発明者等は、地盤の転圧時に振動ローラに発生する振動加速度と地盤の含水比及び内部摩擦角、又は振動加速度と密度とが相関関係を有し、振動加速度を介して、含水比及び内部摩擦角、又は密度などの盛立面の品質を面的且つリアルタイムに判定できることを見出した。
【0011】
本発明はかかる事情に鑑みてされたもので、盛立面の転圧管理作業と並行して、盛立面の品質を面的且つリアルタイムに判定できると共に、労力、時間及び費用を大幅に低減できる盛立面の転圧管理方法及び装置を提供することを技術的課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の盛立面の転圧管理方法は、前述した技術的課題を解決するために以下のように構成されている。
【0013】
すなわち、振動ローラによって盛立材料を転圧する際の管理方法であって、予め前記盛立材料から採取した試験用材料を前記振動ローラで転圧するときに、前記振動ローラに発生する振動加速度と、前記振動加速度に対応する前記試験用材料の内部摩擦角との関係を示す情報を取得し、前記盛立面を前記振動ローラで転圧するときに発生する前記振動ローラの振動加速度を計測し、前記盛立面を転圧するときに計測された前記振動加速度と、前記予め取得された関係とから内部摩擦角を求め、前記盛立面が所定の内部摩擦角の地盤となっているか否かを判定することを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、転圧作業時に振動ローラの振動加速度を計測するだけで、盛立面全体の品質を正確に評価できると共に、盛立面の品質管理に要する労力、時間及び費用を大幅に低減できる。
【0015】
また、前記振動加速度と前記材料の含水比の関係を予め盛立材料で取得し、前記材料の含水比と内部摩擦角との関係を予め室内試験で取得し、前記両者の関係から前記盛立面における内部摩擦角を判定し、この判定された内部摩擦角を基準値と比較して前記盛立面が所定品質の地盤となっているか否かを判定することができる。
【0016】
この場合は、転圧時に振動加速度から含水比を判定し、これを予め室内試験で求めた含水比と内部摩擦角の関係と比較することによって、盛立地盤における内部摩擦関係を判定できるので、盛立面全体の品質をくまなく、且つリアルタイムに判定できる。
【0017】
ここで、振動加速度(乱れ率)と内部摩擦角の関係を直接求めず、含水比を介在させる理由は、通常内部摩擦角と含水比との関係が、別途に先行して求まることが多いからである。
【0018】
すなわち、たとえばロックフィルダムにおいては、工事の本格着手前に、建設用地付近の材料を採取し、室内試験によって内部摩擦角を調べ、盛立材料としてふさわしい品質の材料かどうかを吟味する。
【0019】
三軸圧縮試験などで内部摩擦角を求める時、含水比も同時に測定するのが普通であり、この時点で内部摩擦角と含水比の関係が既に得られている。
【0020】
しかし、この段階では使用する振動ローラの機種すら決まっていない全く工事着手前の時期であり、振動加速度と含水比の関係を調べるため転圧試験は未だ実施することができない。
【0021】
工事が本格化し、振動ローラの振動加速度を測定する転圧試験を実施する際には、非常に高価な三軸圧縮試験を改めて実施することは避けたいので、測定が簡単で安価な含水比測定試験のみ実施して、振動加速度と含水比の関係を取得し、これを先に得られた内部摩擦角と含水比との関係と比較して、内部摩擦角を評価するのが現実的である。
【0022】
また、本発明は、振動ローラによって盛立面を転圧する際の管理方法であって、予め試験用材料を前記振動ローラで転圧するときに前記振動ローラに発生する振動加速度と、振動加速度に対応する前記試験用材料の密度との関係を示す情報を取得し、前記盛立面を前記振動ローラで転圧するときに発生する前記振動ローラの振動加速度を計測し、前記盛立面を転圧するときに計測された前記振動加速度と、前記予め取得された関係とから、前記盛立面が所定の密度の地盤となっているか否かを判定することを特徴とする。
【0023】
本発明においても、転圧作業時に振動ローラの振動加速度を計測するだけで、盛立面全体の品質を正確に評価できると共に、盛立面の品質管理に要する労力、時間及び費用を大幅に低減できる。
【0024】
上記盛立面の転圧管理方法は、以下のような装置により実施することが可能である。
【0025】
すなわち、この装置は、盛立面を転圧するための振動ローラと、前記振動ローラに搭載され前記振動ローラの振動加速度を計測する加速度センサと、前記振動ローラで試験用材料を転圧するときに前記振動ローラに発生する振動加速度と、前記振動加速度に対応する前記試験用材料の内部摩擦角との関係を示す情報を記憶する記憶手段と、前記盛立面を前記振動ローラで転圧するときに計測された前記振動ローラの振動加速度と、前記記憶手段に記憶されている前記関係とから、前記盛立面が所定の内部摩擦角の地盤となっているか否かを判定する判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0026】
また、この装置は、盛立面を転圧するための振動ローラと、前記振動ローラに搭載され前記振動ローラの振動加速度を計測する加速度センサと、前記振動ローラで試験用材料を転圧するときに前記振動ローラに発生する振動加速度と、前記振動加速度に対応する前記試験用材料の密度との関係を示す情報を記憶する記憶手段と、前記盛立面を前記振動ローラで転圧するときに計測された前記振動ローラの振動加速度と、前記記憶手段に記憶されている前記関係とから前記盛立面が所定の密度の地盤となっているか否かを判定する判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0027】
前記加速度センサとしては、ストレインゲージ、ジャイロセンサなどの機械式センサが利用できるのは勿論、レーザー光の速度差を利用した無接点センサを使用することもできる。
【0028】
また、前記振動ローラの位置を計測する位置検出手段を備えることができ、この場合には振動ローラの位置と地盤の内部摩擦角、又は密度とを関連付けることができるので、転圧すべき地盤をもれなく所定の品質になるまで転圧できる。
【0029】
前記位置検出手段としては、GPS(Global Positioning System 全地球測位システム)を利用することができる。
【0030】
また、前記振動ローラに、前記加速度センサで得られた情報を外部に送信する送信手段を備えることができ、この場合には外部でデータの管理ができる。
【0031】
また、前記振動ローラに、前記位置検出手段で得られた情報を外部に送信する送信手段を備えることができ、この場合も外部でデータの管理ができる。
【0032】
送信手段としては、無線LAN(Local Area Network)を利用できる。
【0033】
また、前記振動ローラに、前記判定手段による判定結果を表示する表示手段を備えることができ、この場合は振動ローラのオペレータが盛立面の品質を判断しながら振動ローラを操作できる。
【0034】
また、前記振動ローラに、前記位置検出手段で得られた情報を表示する表示手段を備えることができ、この場合は振動ローラのオペレータが振動ローラの位置を認識できるので、転圧すべき範囲をもれなく転圧できる。
【0035】
また、前記振動ローラに、前記判定手段による判定結果を外部から認識可能に表示する表示手段を備えることができ、この場合には振動ローラをリモコンなどで外部から操作して、盛立面をもれなく所定の品質になるまで転圧できる。
【0036】
また、前記振動ローラの位置と、この位置における前記盛立面の前記判定手段による判定結果をグラフ化する手段と、前記グラフを表示する表示手段とを備えることができ、この場合は盛立面の品質を即座に判断できる。
【0037】
また、前記振動ローラに、各種情報を外部に送信する送信手段を備えると共に、前記各種情報を記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段に記憶されている前記各種情報を外部から変更可能にできる。
【0038】
また、前記各種の情報に基づいて、三次元的に前記盛立面の任意空間における前記盛立面の物性値を把握することができる。
【0039】
上記各構成要素は、可能な限り自由に組み合わせることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る盛立面の転圧管理方法及び装置の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の盛立面の転圧管理方法を示すフローチャートである。この転圧管理方法は、振動ローラによって盛立面を転圧する際の管理方法であって、予め実験を行い、盛立に使用する材料から試験用材料を採取し、この試験用材料から更に供試材料を採取し、この供試材料を実験室などで圧縮せん断して、内部摩擦角を求めこれと含水比との関係を測定する(ステップ1)。
【0041】
また、この試験用材料を振動ローラで転圧するときに、振動ローラに発生する振動加速度と、この振動加速度に対応する試験用材料の含水比を測定する(ステップ2)。
【0042】
次に、ステップ1で測定した試験用材料の供試材料の含水比と内部摩擦角との関係を、ステップ2で測定した転圧時における振動加速度と含水比との関係と比較し、試験用材料の振動加速度と内部摩擦角との関係を検出する(ステップ3)。
【0043】
次に、盛立面を振動ローラで転圧するときに発生する振動ローラの振動加速度を計測し(ステップ4)、この計測された振動加速度を、上記予め取得された情報、すなわち、試験用材料の振動加速度と内部摩擦角との関係から内部摩擦角を算出して、盛立面が所定品質の地盤となっているか否かを即座に判定する(ステップ5)。
【0044】
上記のように、盛立面の転圧時に振動ローラに発生する振動加速度から、内部摩擦角を検出する理由、及び内部摩擦角を検出するのに含水比を測定する理由を次に説明する。
【0045】
地盤の材料が例えば土であった場合、地盤の安定性を支配するのは土のせん断強さであり、土のせん断に対する抵抗は粘着力と内部摩擦力との合成力である。そして、土に発生するせん断応力がせん断強さより大きくなったときに、破壊が起こる。
【0046】
ところで、土の粘着力は土の粒子が互いに引き合う力に起因する抵抗であり、粘土のように粒子が小さいほどこの力が優勢となる。また、内部摩擦力は、土粒子の機械的な噛み合わせによって生じる抵抗であり、粒子が大きいほどこの力が優勢となる。
【0047】
一方、土にせん断力が作用した場合に、すべり面の法線方向に働く力をQ、すべり面に沿って働く摩擦力をRとすると、R=Qtanφが成り立つ。角度φは、すべり面の法線方向とせん断力の方向とのなす角度であり、摩擦角と呼ばれる。また、tanφを摩擦係数と呼ぶ。
【0048】
いま、土中のある面において物体が摩擦抵抗にうち勝って動き出す瞬間を考えると、土中のせん断応力τが土のせん断強さsに達したときであるから、s=σtanφとなる。このとき、摩擦角φを土の内部摩擦角という。この内部摩擦角φを検出することによって、土の品質を判定することができる。なお、ロックフィルダムなどの盛立面に使用する土は粘土分がほとんどないので、粘着力は考慮する必要がない。
【0049】
一方、内部摩擦角φは含水比wと一定の相関関係がある。土の内部摩擦角(せん断抵抗角)φは、地盤工学会基準「土の圧密排水(CD)三軸圧縮試験方法」(JGS 0524−2000)によって測定する。含水比wは、日本工業規格「土の含水比試験方法」(JIS A1203:1999)によって測定する。
【0050】
ところで、内部摩擦角φの測定に要する労力、時間及び費用は、含水比wの測定に要する労力、時間及び費用に比べて非常に大きく、また、盛立面の内部摩擦角を直接測定するのは難しい。これに対して、盛立面の地盤の含水比wを測定するのは容易である。
【0051】
そこで、本発明では、試験用材料から供試材料を採取し、この供試材料を実験室などで圧縮せん断して、内部摩擦角を求め、含水比との関係を測定する。内部摩擦角を実験室で測定するのは、比較的容易である。
【0052】
そして、試験用材料を振動ローラで転圧し、振動ローラに発生する振動加速度と、盛立面における地盤の含水比との関係を測定し、これを供試材料における含水比と内部摩擦角との関係と比較することにより、試験用材料の振動加速度と内部摩擦角との関係を示す情報を取得することができる。
【0053】
なお、試験用材料の内部摩擦角は、上記のように一旦供試材料の含水比と内部摩擦角との関係を検出し、試験用材料の含水比と上記関係とから求めることができるが、ローラ転圧後の盛立面から試料を採取し、室内試験によって内部摩擦角を直接測定してもよい。
【0054】
次に、上記盛立面の転圧管理方法を実施するための転圧管理装置について説明する。図2は、本発明を適用した盛立面の転圧管理システム10を示す。この転圧管理システム10は、転圧すべき盛立面11に配置された1台又は複数台、本実施形態では2台の振動ローラ12と、これらの振動ローラ12と無線LAN13で接続され各種の演算処理を行うべく管理室14に設置されたサーバPC(パーソナルコンピュータ)25と、振動ローラ12の位置を検出する検出手段としてのGPS(Global Positioning System 全地球測位システム)15とを備えている。
【0055】
次に、上記各構成要素について説明する。振動ローラ12は、図3にも示すように、励振手段(図示せず)によって振動する転圧用のローラ16と、転圧時にローラ16に発生する振動加速度を計測する加速度センサ17と、この加速度センサ17で計測された振動加速度から後述の加速度情報(乱れ率)を算出する加速度演算処理装置18と、この加速度演算処理装置18から送られたデータ表示する表示手段としてのノート型PC(パーソナルコンピュータ)19とを備えている。
【0056】
また、この振動ローラ12は、GPS15の衛星34(図2)からの情報を受信する移動局20と、無線LAN13用のアンテナ21及び特定小電力アンテナ22と、後述の盛立面の良否判定結果を外部から認識可能に表示する表示手段としてのパトライト23とを備えている。
【0057】
管理室14には、図2に示すように、ノート型PC19から送られたデータを表示するサーバPC25と、データ後処理用PC26と、カラープリンタ27と、無線LAN13用のアンテナ28とを備えている。
【0058】
更に、サーバPC25には、盛立面11にいる作業者が携帯するモバイルPC30が無線LAN13によって接続されると共に、JV事務所31及び工事事務所32など関係部門に備えられたPC(図示せず)が光ケーブル33によって接続されている。
【0059】
なお、図2のGPS15における衛星34から送られた位置情報は、位置精度を向上させる目的で基地局35に設置されたGPS固定局36において修正され、この修正情報が振動ローラ12に送られて、振動ローラ12の正確な絶対位置が特定される。なお、移動局20からの情報のみで位置精度が保たれれば、GPS固定局36は省略できる。
【0060】
基地局35には、上記GPS固定局36と、無線LAN13用の無線アンテナ(特定小電力)37とが備えられている。なお、上記各PCに代えて、PDA(Personal Digital Assistants)やモバイルPCなどを使用することもできる。
【0061】
次に、この盛立面の転圧管理システム10の作用を説明する。ここでは、予め盛立面の材料から試験用材料を採取し、この試験用材料から更に供試材料を採取する。そして、この供試材料を実験室などで圧縮せん断し、内部摩擦角φを測定して、含水比wとの関係を室内試験で予め求めておく。
【0062】
図4は供試材料の含水比wと内部摩擦角φとの関係を示し、横軸が含水比w、縦軸が内部摩擦角φである。図4から分かるように、含水比wと内部摩擦角φとは一定の相関関係があり、これらの関係を直線40で近似する。この直線40から、例えば盛立面の設計強度φ=41°と設定したときには、含水比wを4%以下にすればよいことが分かる。
【0063】
また、予め実験で試験用材料を振動ローラ12で転圧したときに発生する振動加速度と、盛立面の地盤における含水比wとの関係を測定する。ここでは、試験用材料の転圧時に発生する振動加速度が、加速度演算処理装置18で高速フーリエ解析(FFT)された後、周波数領域での演算処理により乱れ率が算出される。この乱れ率は、数式1によって算出されるが、転圧回数が多いほど大きくなる。
【0064】
【数1】
Figure 2004257171
【0065】
そして、図5に示すように、算出された乱れ率と含水比wとの関係をグラフ化する。図5の横軸は含水比w、縦軸は乱れ率である。例えばロックフィルダムなどの盛立面に使用する材料の場合、図5において、▲2▼▲3▼▲4▼は転圧試験を区別するための記号である。また、CH級、CM級、CL級はダム基礎岩盤を分類する記号であり、CH級は比較的固い岩盤、CM級は多少柔らかい岩盤、CL級は柔らかい岩盤を示す。この乱れ率と含水比wとの関係も、直線41で近似する。
【0066】
次に、図4及び図5を比較して、乱れ率と内部摩擦角φとの関係を求め、この関係をグラフ化する。図6は、乱れ率と内部摩擦角φとの関係を示すグラフであり、横軸が乱れ率、縦軸が内部摩擦角φである。この乱れ率と内部摩擦角φとの関係も判定基準ライン42としての直線で近似する。
【0067】
いま、設計強度を満足する内部摩擦角φを41°とすると、縦軸の41°から横軸と平行に直線43を引き、この直線43と判定基準ライン42との交点における乱れ率0.4以上の乱れ率であれば、盛立面として適していると判定される。
【0068】
なお、判定基準ライン42は、設計条件などによって、図6中の黒点の集合体における略中心、上側、又は下側に引くことができる。下側になるほど安全サイドになる。図4から図6のグラフは、ノート型PC19に記憶される。
【0069】
このようにして、試験用材料における乱れ率と内部摩擦角φとの関係を検出した後、盛立面11を振動ローラ12で実際に転圧し、振動ローラ12に発生する振動加速度を測定する。振動ローラ12に発生する振動加速度は加速度センサ17で計測され、この振動加速度が加速度演算処理装置18に供給され、ここで高速フーリエ解析(FFT)された後、数式1によって乱れ率が算出される。
【0070】
算出された乱れ率は、ノート型PC19に送信される。ノート型PC19は判定結果として機能し、入力された乱れ率が、図6のグラフにおける判定基準ライン42と比較され、上記の判定方法によって地盤が盛立面として適しているか否かが判断される。
【0071】
一方、振動ローラ12に搭載したGPS移動局20から得た振動ローラ12の位置情報と、振動ローラ12による転圧回数の情報と、判定された盛立面の品質情報とがグラフ化されて、ノート型PC19の画面上で表示されて、振動ローラ12のオペレータは盛立面の品質を確認しながら転圧できる。また、同情報が、無線LAN13を介してサーバPC25に送信される。
【0072】
サーバPC25においては、上記各種の情報が適宜グラフ化され、データベースに登録すると同時に、無線LAN13、又は光ケーブル33を介して、モバイルPC30、及びJV事務所31,工事事務所32のPCに送信される。これらのモバイルPC30及びJV事務所31,工事事務所32のPCにおいては、送られてきた情報がリアルタイムに表示される。
【0073】
これによって、盛立面11,管理室14,JV事務所31,工事事務所32などにおいて、転圧作業と並行してリアルタイムに盛立面11の物性値を把握できるので、盛立面11における品質管理を容易に且つ適正に行うことができる。
【0074】
また、ノート型PC19における判定結果は、振動ローラ12に送信されてパトライト23によって外部に表示される。これにより、振動ローラ12の周囲にいる作業員が盛立面の品質を即座に認識できるので、例えばリモコンなどによって外部から振動ローラ12の操作を適正に行うことができる。
【0075】
更に、管理室14のデータ後処理用PC26によって、サーバPC25内に構築されたデータベースに基づいて、三次元的に盛立面の任意空間(任意の平面、縦断面図)で盛立面の物性値を把握し、盛立品質管理、材料配置計画や施工計画、盛立面による構築物の設計へのフィードバックをして、有効に役立てることができる。
【0076】
例えばロックフィルダムの堤体内を転圧する場合に本発明を適用した場合には、図5に基づいて計測した振動加速度(乱れ率)から含水比wを検出し、図7に示すように、この含水比wの分布状況をグラフ化できる。図7中の色の濃い点が含水比の高いところである。同様の図は上記で求められた乱れ率、内部摩擦角、密度、転圧回数についてもグラフ化できる。これら品質情報の分布を盛土の設計に利用できる。
【0077】
また、図8に示すように、上記で求められた乱れ率、含水比w、内部摩擦角φ、転圧回数のそれぞれについて、ヒストグラムが作成される。これらのヒストグラムに基づいて、ロック材料の設計施工が行われる。なお、図8中の密度のヒストグラムについては、後述の第2実施形態で説明する。
【0078】
このように、本発明によれば、事前に盛立面から採取した試験用材料の振動加速度である乱れ率と内部摩擦角φとの関係を示す情報を取得し、実際の転圧作業時に振動ローラ12の振動加速度を計測してこれを前記情報と比較することにより、盛立面11における内部摩擦角φを検出し、これによって盛立面11全体の品質を即座に且つ正確に評価できると共に、盛立面の品質管理に要する労力、時間及び費用を大幅に低減できる。
【0079】
また、振動ローラ12の位置を計測する位置検出手段としてGPS15を利用するので、振動ローラ12の位置と地盤の品質を関連付けることができ、盛立面11をもれなく所定の品質になるまで転圧できる。
【0080】
また、振動ローラ12には、上記各種の情報を外部に送信する送信手段として無線LAN13を備えているので、外部でリアルタイムに品質管理が可能になる。
【0081】
更に、振動ローラ12には、判定結果を表示する表示手段としてノート型PC19を備えているので、振動ローラ12のオペレータが盛立面11における現在転圧中の場所と、その場所における地盤の品質を考慮しながら振動ローラ12を操作できるので、適正な転圧が可能になる。
【0082】
なお、ノート型PC19及びサーバPC25は、表示手段、記憶手段、判定手段、グラフ化手段などの各機能のうち全部又は一部を備えることができる。
(第2実施形態)
図9は、本発明に係る第2実施形態の盛立面の転圧管理方法を示すフローチャートである。ここでは、先ず、予め盛立材料から採取した試験用材料を用いて実験を行い、試験用材料を振動ローラで転圧するときに、振動ローラに発生する振動加速度と、この振動加速度に対応する試験用材料の密度との関係を示す情報を取得する(ステップ51)。
【0083】
試験用材料の密度は、従来の方法で測定できる。また、第1実施形態と同様に、振動加速度から乱れ率を算出し、この乱れ率と密度との関係を求めることもできる。
【0084】
次に、実際に盛立面を振動ローラで転圧するときに発生する振動ローラの振動加速度を計測し(ステップ52)、この計測された振動加速度から数式1を介して乱れ率を算出し、この乱れ率を上記予め取得した情報、すなわち、乱れ率と密度との関係を示す情報とを比較して、盛立面が所定品質の地盤となっているか否かを判定する(ステップ53)。
【0085】
第2実施形態をロックフィルダムに適用した場合、計測された振動加速度から密度を検出し、図8に示すように、検出された密度のヒストグラムを作成できる。
【0086】
この第2実施形態においては、上記第1実施形態の内部摩擦角φに代えて材料の密度をパラメータとして使用するものであり、それ以外は第1実施形態と略同様であるので、詳細な説明は省略する。また、この第2実施形態の盛立面の転圧管理方法は、上記盛立面の転圧管理システム10によって実施できる。
【0087】
なお、盛立に使用する材料としては、土以外に、RCD(Roller Compacted Dam)コンクリート、アスファルトなどがある。本発明による盛立面の転圧管理方法及び装置は、これらの各種の材料を用いた盛立面の転圧を管理する際に適用できる。
【0088】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、予め試験用材料の振動加速度と内部摩擦角又は密度との関係を取得し、転圧作業時に振動ローラの振動加速度を計測して、これを上記振動加速度と内部摩擦角又は密度との関係を示す情報と比較するだけで、盛立面における地盤の品質を即座に且つ面的に正確に判定できると共に、盛立面の安定状況も同時に確認でき、更に従来の方法に比べて、労力、時間及び費用を大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の盛立面の転圧管理方法を示すフローチャートである。
【図2】本発明に係る第1実施形態の盛立面の転圧管理システムを示す図である。
【図3】本発明に係る第1実施形態の振動ローラを示す図である。
【図4】本発明に係る第1実施形態の試験用材料の含水比と内部摩擦角との関係を示す図である。
【図5】本発明に係る第1実施形態の試験用材料の含水比と乱れ率との関係を示す図である。
【図6】本発明に係る第1実施形態の試験用材料の乱れ率と内部摩擦角との関係を示す図である。
【図7】本発明をロックフィルダムに適用した場合の含水比の分布状況を示す図である。
【図8】本発明をロックフィルダムに適用した場合の乱れ率、密度、含水比及び内部摩擦角のヒストグラムを示す図である。
【図9】本発明に係る第2実施形態の盛立面の転圧管理方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 転圧管理システム
11 盛立面
12 振動ローラ
13 無線LAN(送信手段)
14 管理室
15 GPS(位置検出手段)
16 ローラ
17 加速度センサ
18 加速度演算処理装置
19 ノート型PC(表示手段)
20 移動局
21 アンテナ
22 特定小電力アンテナ
23 パトライト(外部から認識可能な表示手段)
25 サーバPC(記憶手段、判定手段、グラフ化手段)
26 データ後処理用PC
27 カラープリンタ
28 アンテナ
30 モバイルPC
31 JV事務所
32 工事事務所
33 光ケーブル
34 衛星
35 基地局
36 GPS固定局
37 無線アンテナ(特定小電力)
40 直線
41 直線
42 判定基準ライン
43 直線
φ 内部摩擦角
w 含水比

Claims (14)

  1. 振動ローラによって盛立面を転圧する際の管理方法であって、
    予め前記盛立面の盛立材料から採取した試験用材料を前記振動ローラで転圧するときに、前記振動ローラに発生する振動加速度と、前記振動加速度に対応する前記試験用材料の内部摩擦角との関係を示す情報を取得し、
    前記盛立面を前記振動ローラで転圧するときに発生する前記振動ローラの振動加速度を計測し、
    前記盛立面を転圧するときに計測された前記振動加速度と、前記予め取得された関係とから内部摩擦角を求め、前記盛立面が所定の内部摩擦角の地盤となっているか否かを判定することを特徴とする盛立面の転圧管理方法。
  2. 前記振動加速度と前記材料の含水比の関係を予め盛立面で取得し、
    前記材料の含水比と内部摩擦角との関係を予め室内試験で取得し、
    前記両者の関係から前記盛立面における内部摩擦角を判定し、
    この判定された内部摩擦角を基準値と比較して前記盛立面が所定品質の地盤となっているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の盛立面の転圧管理方法。
  3. 振動ローラによって盛立面を転圧する際の管理方法であって、
    予め試験用材料を前記振動ローラで転圧するときに前記振動ローラに発生する振動加速度と、前記振動加速度に対応する前記試験用材料の密度との関係を示す情報を取得し、
    前記盛立面を前記振動ローラで転圧するときに発生する前記振動ローラの振動加速度を計測し、
    前記盛立面を転圧するときに計測された前記振動加速度と、前記予め取得された関係とから密度を求めて、前記盛立面が所定の密度となっているか否かを判定することを特徴とする盛立面の転圧管理方法。
  4. 盛立面を転圧するための振動ローラと、
    前記振動ローラに搭載され前記振動ローラの振動加速度を計測する加速度センサと、
    前記振動ローラで試験用材料を転圧するときに前記振動ローラに発生する振動加速度と、前記振動加速度に対応する前記試験用材料の内部摩擦角との関係を示す情報を記憶する記憶手段と、
    前記盛立面を前記振動ローラで転圧するときに計測された前記振動ローラの振動加速度と、前記記憶手段に記憶されている前記関係とから、前記盛立面が所定の内部摩擦角となっているか否かを判定する判定手段とを備えたことを特徴とする盛立面の転圧管理装置。
  5. 盛立面を転圧するための振動ローラと、
    前記振動ローラに搭載され前記振動ローラの振動加速度を計測する加速度センサと、
    前記振動ローラで試験用材料を転圧するときに前記振動ローラに発生する振動加速度と、前記振動加速度に対応する前記試験用材料の密度との関係を示す情報を記憶する記憶手段と、
    前記盛立面を前記振動ローラで転圧するときに計測された前記振動ローラの振動加速度と、前記記憶手段に記憶されている前記関係とから、前記盛立面が所定の密度となっているか否かを判定する判定手段とを備えたことを特徴とする盛立面の転圧管理装置。
  6. 前記振動ローラの位置を計測する位置検出手段を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の盛立面の転圧管理装置。
  7. 前記振動ローラが、前記加速度センサで得られた情報を外部に送信する送信手段を備えていることを特徴とする請求項4から6の何れかに記載の盛立面の転圧管理装置。
  8. 前記振動ローラが、前記位置検出手段で得られた情報を外部に送信する送信手段を備えていることを特徴とする請求項6又は7に記載の盛立面の転圧管理装置。
  9. 前記振動ローラが、前記判定手段による判定結果を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項4から8の何れかに記載の盛立面の転圧管理装置。
  10. 前記振動ローラが、前記位置検出手段で得られた位置情報を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項6から9の何れかに記載の盛立面の転圧管理装置。
  11. 前記振動ローラが、前記判定手段による判定結果を外部から認識可能に表示する表示手段を有することを特徴とする請求項4から10の何れかに記載の盛立面の転圧管理装置。
  12. 前記振動ローラの位置と、この位置における前記盛立面の前記判定手段による判定結果をグラフ化する手段と、前記グラフを表示する表示手段とを有することを特徴とする請求項6から11の何れかに記載の盛立面の転圧管理装置。
  13. 前記振動ローラが、各種情報を外部に送信する送信手段を有すると共に、前記各種情報を記憶する記憶手段を有し、
    前記記憶手段に記憶されている前記各種情報を外部から変更可能であることを特徴とする請求項4から12のいずれかに記載の盛立面の転圧管理装置。
  14. 前記各種の情報に基づいて、三次元的に前記盛立面の任意空間における前記盛立面の物性値を把握することを特徴とする請求項4から12のいずれかに記載の盛立面の転圧管理装置。
JP2003051122A 2003-02-27 2003-02-27 盛立面の転圧管理方法及び装置 Pending JP2004257171A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003051122A JP2004257171A (ja) 2003-02-27 2003-02-27 盛立面の転圧管理方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003051122A JP2004257171A (ja) 2003-02-27 2003-02-27 盛立面の転圧管理方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004257171A true JP2004257171A (ja) 2004-09-16

Family

ID=33116347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003051122A Pending JP2004257171A (ja) 2003-02-27 2003-02-27 盛立面の転圧管理方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004257171A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011132761A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Maeda Corp コンクリートの締固め管理方法
JP2018154975A (ja) * 2017-03-15 2018-10-04 株式会社安藤・間 土の品質管理方法、及び土の品質モニタリングシステム
JP2019116807A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 学校法人立命館 演算装置、施工方法、およびコンピュータプログラム
JP2020007730A (ja) * 2018-07-04 2020-01-16 株式会社安藤・間 移動式含水比測定装置、及び転圧方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011132761A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Maeda Corp コンクリートの締固め管理方法
JP2018154975A (ja) * 2017-03-15 2018-10-04 株式会社安藤・間 土の品質管理方法、及び土の品質モニタリングシステム
JP2019116807A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 学校法人立命館 演算装置、施工方法、およびコンピュータプログラム
JP7164142B2 (ja) 2017-12-27 2022-11-01 学校法人立命館 演算装置、施工方法、およびコンピュータプログラム
JP2020007730A (ja) * 2018-07-04 2020-01-16 株式会社安藤・間 移動式含水比測定装置、及び転圧方法
JP7113684B2 (ja) 2018-07-04 2022-08-05 株式会社安藤・間 移動式含水比測定装置、及び転圧方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Hu et al. Geostatistical analysis of intelligent compaction measurements for asphalt pavement compaction
US11460385B2 (en) Compaction control system for and methods of accurately determining properties of compacted and/or existing ground materials
Hu et al. Influence of moisture content on intelligent soil compaction
Kumar et al. Accelerated assessment of quality of compacted geomaterials with intelligent compaction technology
Meehan et al. A comparison of density-based and modulus-based in situ test measurements for compaction control
CN108717082A (zh) 一种基于集成声波检测技术的土石料压实质量连续评估方法
Grant et al. Tunnelling-induced ground movements in clay
Sivagnanasuntharam et al. A state-of-the-art review of compaction control test methods and intelligent compaction technology for asphalt pavements
White et al. Real-time compaction monitoring in cohesive soils from machine response
CN103759966A (zh) 检测干密度的静压取土设备及沙土压实度的质量控制方法
JP3908031B2 (ja) 盛土転圧管理方法及び装置
Thompson et al. Field calibration and spatial analysis of compaction-monitoring technology measurements
Heib et al. Large-scale soil–structure physical model (1 g)–assessment of structure damages
Gallivan et al. Intelligent compaction for improving roadway construction
CN102759491B (zh) 堆石体碾压密度测定方法及装置
CN108343432A (zh) 一种钻孔灌注桩成孔质量检测装置及其检测方法
Hatami et al. Laboratory performance of reduced-scale reinforced embankments at different moisture contents
Liu et al. Application of photogrammetry and in-situ test technology in the stability evaluation of gangue dump slope
JP2004257171A (ja) 盛立面の転圧管理方法及び装置
White et al. Field evaluation of compaction monitoring technology: Phase II
Tophel et al. Proximal Sensing of Density During Soil Compaction by Instrumented Roller
Mooney et al. Improving quality assurance of MSE wall and bridge approach earthwork compaction
Zhang et al. Determination of hydraulic conductivity using a modified cylindrical-half-spherical piezocone model
Wang et al. Centrifuge model tests on bearing behavior of lateral-loaded single pile in coral sand
Dinh Le et al. Use of Non-Destructive Testing Technologies for Highway Infrastructure Inspection

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20050617

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A02 Decision of refusal

Effective date: 20051206

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02