JP2004256886A - Barrel apparatus for chromium plating - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボールベアリング球、パチンコの玉、ボルト、ナット、螺子釘等の種々の小物のワーク群にクロムめっき処理を施すバレル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開昭56−90998号公報
従来、小物のワーク群に金めっき、錫めっき等を施すに用いられるバレル装置は広く知られている。
しかし乍ら、元来、高電流密度を必要とするクロムめっきの場合、一般に用いられる回転バレル装置で、めっき処理を行うと、クロムの酸化し易い性質に起因して、強力且つ一定の高電流密度を得ることができない。一方、個々の小物ワークを陰極に引っ掛けてクロムめっき処理を行っているが、作業効率が悪いと言う欠点がある。
【0003】
そこで、上記特許文献1に見られるように、回転ドラムを陰極とし、回転バレルの中心位置に陽極を設けたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし乍ら、上記特許文献1のバレル装置では、バレルの回転によりワーク郡の該バレルとの接触が不良となるばかりでなく、クロムめっき処理に必要な高電流密度を得ることが困難なため、全てのワークは部分的にめっきされない所が見られた。また、このように該回転バレル内の中心に陽極を設けているので、該陽極と該回転バレルとの距離が一定であるため、該陽極とバレル内に投入したのワーク群との距離を寸法、形状などが異なる各種のワークに適した値に調節し、設定することができない。更にまた、該陽極を取り外すことができないため、該陽極がワーク群の回転ドラムへの出し入れの邪魔となる等の不具合を生じる。 そこで、高電流密度を得るため、網付け籠の上下に対向して陽極を配置してクロムめっき装置が考えられるが、そのクロムめっき処理中に、3価クロムめっき浴から網付け籠を引き上げて手作業で網付け籠を揺動した後、再びクロム浴に浸漬することを度々繰り返してクロムめっき処理を行わなければならないので、めっき作業は極めて面倒で煩わしく、且つ非能率であり、而もワーク群に均一な厚さのクロムめっきが得られなかった。
本発明は、上記従来のバレル装置の不都合を解消し、簡単に陽極をバレル内に臨ませることが設定できると共に該陽極が邪魔になることなく、ワーク群を投入口を介し投入、取り出しを容易に行うことができ、特に、3価クロム浴を使用し、バレルに収容した小物のワーク群にクロムめっきに必要な高電流密度を与えられ、クロムめっき、特に3価クロムめっきを良好に行うことができるクロムめっき用バレル装置を提供することを目的とする。
【0005】
【発明を解決するための手段】
本発明のクロムめっき用バレル装置は、架枠に支持されて、水平軸線を中心に揺動するバレルをその上面にワーク群の投入口を備え底面に無数の通液孔を有する陰極盤を備えるものに構成し、且つ該バレルの投入口に着脱自在に取り付けた支持部材に支持させ且つ該陰極盤と間隔を存して対向する第1陽極盤をバレル内に臨ませ、更に、該架枠に支持させて該バレルの下方に該陰極盤と間隔を存して対向するた第2陽極盤を設けたことを特徴とする。
更に、本発明は、上記のクロムめっき用バレル装置において、該支持部材に、該陰極盤を上下方向の高さ位置を調節可能に設けたことを特徴とする。
更に、本発明は、上記のクロムめっき用バレル装置において、該バレルを該架枠に着脱可能に設けたことを特徴とする。
更に、本発明は、上記のクロムめっき用バレル装置において、該バレルの揺動角度を調節可能にしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
上記構成を有するクロムめっき用バレル装置では、バレルの底面に設けた陰極盤の上下に第1及び第2陽極盤を配置するため該陰極盤に所望の高電流密度を確実に得ることができ、而も、該バレルの揺動に伴ってワーク群が該陰極盤上を転動することで、各ワークに均一なめっき層を施すことができる。
而も、該第1陽極盤は、該バレルの投入口に着脱自在に設けた支持部材に支持させてバレル内に臨ませるようにしたので、該バレルにワーク群を投入し、めっき処理後のワーク群を取り出すに当たり、該支持部材の取り外しと共に取り外すことができて、かくして、該第1陽極盤は、ワーク群の出し入れの邪魔とならずその作業がやり易い。
更に、該支持部材に、第1陽極盤の上下方向の取付け位置を調節可能に設けることにより、陰極盤上のワーク群を構成する小物ワークの大きさ等の違いに応じて該第1陽極盤の高さ位置を適当に変え、簡単に該陰極盤上のワーク群と第1陽極盤との距離を適正なものに調節設定できる。
更に該バレルを架枠に該着脱可能に設けることにより、該バレルにワーク群を出し入れするときに、重い架枠を浴槽から取り外すことなく該バレルのみを取り外した後ワーク群の出し入れ作業を行うことができて、出し入れ作業を楽に行うことができる。
更に、前記バレルの揺動角度を調節可能とすることにより、ワークの陰極盤との良好な接触を保せつつより斑の無い均一なクロムめっきを各ワークに施すことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態例を図1乃至図6に基づいて詳述する。
図面でAはバレル装置を示し、該バレル装置Aは、架枠1と、該架枠1に水平軸線を中心に揺動自在に設けたバレル2から成る。
これを詳述すると、架枠1は、図2から明らかなように両側の側板1a,1aと、両側の側板1a,1aを、その上端部並びに下端部で連結する連結する連結部材1b,1cとから成る。該バレル2は、該架枠1に着脱可能に、直接的に或いは間接的に、所望の手段で、例えば、次のように設ける。即ち、該架枠1の空間内に設けた函型のバレル収容部5を、その両端から突出する軸5a,5aで側板1a,1aに軸支させて揺動自在に取付け、該バレル収容部5内に該バレル2を着脱可能に収容した。6は、水平軸線を中心にバレル2に該バレル収容部5と共に揺動運動を与える駆動部を示す。該駆動部6は、図1並びに図2から明らかなように架枠1の一側の側板1aの内側面上部に設けた電動機6aと、一側の側板1aの外側面上部側に設けた電動機6aの回転軸6b上に取付けた回転板6cと、該回転板6cから突出するピン6dを嵌入させる横方向の長溝6eを備えるラック6fと、該ラック6fに係合する中間歯車6gとで構成され、該中間歯車6gに前記バレル収容部5の一側から突出する軸5a上の歯車5a−1を噛合わせることで図1及び図2に示すように、ラック6fの上下動に伴って、バレル収容部5即ちこれに収納したバレル2を図3矢示のように揺動させるようにした。
尚、図4に示す如く、回転板6cに半径方向の長溝6c−1を設け、該長溝6c−1の所定位置に前記ピン6dを取り付けるようにすれば、その取付け位置を変更することで前記バレル2の揺動角度を調節することができる。図示の実施例では、揺動角度を80度〜110度の範囲で調節できるようにした。揺動角度が75度以下であると、ワーク群に与える転動効果が小さくなる傾向があり、125度以上であるとワーク群が踊り陰極盤2bとの良好な接触が得られなくなる傾向がある。
【0008】
該バレル2は、その上面にワーク群Wの投入口2aを備え且つその底面に無数の通液孔を有する陰極盤2bを備える略縦断面八角形に構成した。これを更に詳述すれば、該バレル2は、3価クロム浴に強い硬質塩化ビニール板で断面八角形の胴部分2cを形成し、その底板2c−2の周囲にフランジ2c−2を設け、該底板2c−1の下面に前記陰極盤2bを重ねてその外周部分をフランジ2c−2に螺子止めして取付け、底板2c−2には大きな開口2c−3を設けた。また、陰極盤2bは、バレル2の両側に突出する部分を設け、該部にこれから上方に立上がる導電棒2b−1を設け、該導電棒2b−1の上端に極めて柔軟性のある導電線を接続して陰極盤2bに通電させ、バレル2を取り外すとき、両導電棒2b−1を持ってバレルを取り外すようにした。また、陰極盤2bは3価クロム浴に強い黄銅板にニッケルめっきしたものを用いその下面には絶縁材を施して下面を保護した。尚、導電棒2b−1並びにこれに連なる導電線はその外周を絶縁材で被覆しておくこと申すまでもない。
該バレル2の投入口2aには、バレル2内に臨ませる第1陽極盤7を支持する支持部材8を着脱自在に取り付けてあり、図示するものは、該支持部材8を、該投入口2aを閉じる蓋部材8とし、蓋部材8にはめっき作業時に発生する気体(水素ガス)を排出する比較的大きな穴8aを設けた。
【0009】
第1陽極盤7は、カーボン製の平板で構成し、該第1陽極盤7の上面から上方に伸びる一対の外周を絶縁性の被覆材で被覆した導電性の棒7aを、蓋部材8に設けた取付け孔に装着した後締付ジグ9で締め付け固定することで支持部材8に取り付ける。かくするときは、締付ジグ9の締め付けを緩めれば、簡単に第1陽極盤7を上下させて陰極盤2b上のワークとの間隔を調節することができる。
これを更に説明すると、該締付ジグ9は、図6に示す如く、各棒7aを挟んでその両側に臨む一対の挟持部材9a,9aから成り、該挟持部材9a,9aには夫々これをタップ螺子9a−2で支持部材8に締め付けるとき、タップ螺子9a−2を挿通する孔9a−1、孔9a−1を備え、該孔9a−1、孔9a−1はタップ螺子9a−2を緩めたとき、該挟持部材9a,9aを該各棒7aに対し進退できる方向の長溝とし、少なくも棒7aの一側に位置する挟持部材9aを、各棒7aから後退させて、陽極盤7の上下位置を調節し、その後再び挟持部材9aを各棒7aに押し付けて相対向する挟持部材9a,9aを螺子9a−3,9a−3で締め付けた後、挟持部材9aをタップ螺子9a−2で締め付ければ、第1陽極盤7の高さが簡単に調節できる。
【0010】
10は、架枠1に支持させてバレル2の下面と間隔を存して対向するように取り付けた第2陽極盤を示す。第2陽極盤10は、第1陽極盤7と同様に、平板状のカーボン板で構成され、第2陽極盤10は側板1a,1aの下端部の連結部材1d近傍に螺子止めする。尚、10aは、第2陽極盤10に接続した極めて柔軟性のある導電線を示す。
前記籠型のバレル収容部5は、上面を開放した長方形の函から成り、その各面には通液用の大きな開口5dを備え、該バレル2は、その両端に位置する端板2d,2dの外形を胴部分2cの外形に比べて大きくし、バレル2を該バレル収容部5に収納したとき、図4に示す如く、端板2d,2dの端縁がバレル収容納部5の前後の側板5c,5cの内側面に接して、バレル2がバレル収容部5内でがたつくことなく取り付けられると共に胴部分2cの外側がバレル収容部5の内側面と接することなく取り付けられるようにした。尚、胴部分2cを構成する硬質塩化ビニール板には、通液用の無数の小孔が施してある。
尚、図2,図4,図6において、11は蓋部材8の上面に施された施錠用の閂を示し、該閂11はその両端部を、バレル2の投入口2aの前後の側枠板2e,2eに設けた長孔2f,2fに着脱自在として蓋部材8を投入口2aに対して着脱自在とした。図面で、11aは閂11を締付けるボルト・ナットを示す。
上述の実施の態様では、架枠1からバレル2を取り外せるようにしたが、バレル装置全体が小型であって軽量であれば、架枠1にバレル2を一体に取り付けた構造としても良い。
【0011】
【実施例】
本バレル装置Aは、図3に示す如く、架枠Bの上端部に設けた釣手1dで吊り下げ、公知の所望の三価クロム浴、即ち、三価クロムイオンを主成分としこれに塩酸、ほう酸、有機緩衝剤、錯化剤などの添加剤を選択して添加した、pH2.0〜3.0、温度20〜40℃の三価クロム浴に浸漬し、ワーク群として、下記表1に示す夫々の個数のパチンコ玉W群を陰極盤上に載置し、表1に示す条件にて夫々三価クロムめっき処理を行った。その夫々のクロムめっき処理品につき電解酸化法により電解処理を施した後、塩水試験を行った結果は、全て満足できるものであった。
【0012】
【表1】
【0013】
上記表1に示すように、本発明装置により安定良好な3価クロムめっき処理品が得られた。小物ワークとして、パチンコ玉の他、種々の小物ワークにつき試験したが、同様の結果が得られた。
多くの試験の結果、本発明の装置により、陰極盤に電流密度5A/dm2 〜50A/dm2 の範囲の高電流密度が得られ、且つ種類の異なる小物ワーク群に応じて陰極盤に対する第1陽極盤の距離を適宜調節し高電流密度の調節が可能であり、所望の酸化クロム浴を用い、ワークに均一な三価クロムめっきの膜厚が0.3〜0.1μmの範囲のものが安定良好に得られた。
【0014】
比較用クロムめっき装置として、陰極から成る網籠を陰極とし、その上下に間隔を存して対向する陽極盤を配置して成るものを用い、実施例と同じ三価クロム浴に浸漬し、電流密度30A/dm2 で1分間めっき処理した後、引き上げ、パチンコ玉を50個を収容した網籠を手に持ち、水平に揺動せしめた後再び浴に浸漬し同様にめっき処理を行うことを繰り返し、合計7分間のめっき処理を行った。その結果、パチンコ玉群の個々のめっきの膜厚が不均一で、良好なクロムめっきは得られなかった。
【0015】
更に、比較のため、従来公知の回転バレルの中心に陽極を有するめっき装置を用いて、上記と同じ3価クロム浴で電流密度6A/dm2 でパチンコ玉350個を5分間めっき処理を施した結果は、全てのワークに部分的にめっきされない所が見られた。
【0016】
本発明の装置は、装飾用めっき処理工業用めっき処理に適用できる。
尚、第2陽極盤10は、架枠1の両側板1a,1aに長孔を設け、その上下方向に高さを調節できるようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によるときは、揺動自在のバレルの底面に設けた陰極盤の上下に間隔を存し第1及び第2陽極盤を配設したので、該陰極盤上のワーク群への電気伝導度を高めて、所望の高電流密度を簡単に得ることができ、且つ、バレルの遥動に伴ってワーク群が陰極盤上を常時移動しつつめっきされることができ、各ワークに均一なめっき層を施すことができる。而も、該第1陽極盤は、該バレルの投入口に着脱自在に設けた支持部材に支持させてバレル内に臨ませたため、簡単にバレルから取り外すことができ、該バレルにワークを出し入れするとき、ワークの出し入れの邪魔とならず作業がやり易い。
更に、請求項2に係る発明によるときは、該支持部材に、陰極盤を上下方向の高さ位置を調節可能に設けることにより、陰極盤の電流密度を調節することができると共に、めっきするワーク群を構成するワークの大きさ形状等が違っても簡単に陰極盤上のワーク群と第1の陽極盤との距離を適正なものに設定できる。
更に、請求項3に係る発明によるときは、前記バレルを架枠に着脱可能に設けたことにより、重い架枠は浴槽側に残しバレルのみを取り外してワーク群の取り出し作業を行うことができて、作業性能を高めることができる。
更に、請求項4に係る発明によるときは、バレル内での各種の小物ワーク群の転り状態に応じて、前記バレルの揺動角度を調節することで、ワーク群の陰極盤との良好な接触を保ち、ワーク群に均一な膜厚のクロムめっきを施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の一例を示す側面図
【図2】図1の一部を載除した正面図
【図3】図2のIII−III線断面図
【図4】図1のIV−IV線載断面図
【図5】バレルの斜視図
【図6】支持部材の平面図
【符合図の説明】
1 架枠
2 バレル
2b 陰極盤
5 バレル収容部
6 駆動部
7 第1陽極盤
8 支持部材、蓋部材
9 締付ジグ
10 第2陽極盤[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a barrel device for performing chrome plating on a group of various small workpieces such as ball bearing balls, pachinko balls, bolts, nuts, and screw nails.
[0002]
[Prior art]
[Patent Document 1] JP-A-56-90998 Conventionally, a barrel apparatus used for applying a gold plating, a tin plating, or the like to a small work group is widely known.
However, in the case of chromium plating which originally requires a high current density, when a plating process is performed using a commonly used rotary barrel device, a strong and constant high current is generated due to the oxidization property of chromium. Inability to obtain density. On the other hand, the individual small workpieces are hooked on the cathode to perform the chrome plating process, but there is a disadvantage that the working efficiency is poor.
[0003]
Therefore, as disclosed in
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the barrel device of
The present invention solves the disadvantages of the conventional barrel device described above, and can easily set the anode to face the inside of the barrel, and easily insert and remove the work group through the insertion port without the anode being in the way. In particular, a trivalent chromium bath can be used to give a high current density required for chromium plating to a small group of small workpieces housed in a barrel, and to perform chromium plating, especially trivalent chromium plating well. It is an object of the present invention to provide a barrel device for chromium plating which can be performed.
[0005]
[Means for Solving the Invention]
The barrel device for chromium plating of the present invention is provided with a cathode panel having a barrel supported on a frame and swinging about a horizontal axis, a work group input port on an upper surface thereof, and an infinite number of liquid holes on a bottom surface. A first anode plate which is supported by a support member detachably attached to the input port of the barrel and faces the cathode plate with a space facing the inside of the barrel; A second anode plate is provided below the barrel and opposed to the cathode plate at an interval.
Further, the present invention is characterized in that in the above-described barrel device for chromium plating, the cathode plate is provided on the support member so that the height position in the vertical direction can be adjusted.
Further, the present invention is characterized in that in the above-described barrel device for chromium plating, the barrel is detachably provided on the frame.
Further, the present invention is characterized in that the swing angle of the barrel is adjustable in the above-described barrel device for chrome plating.
[0006]
[Action]
In the barrel device for chrome plating having the above configuration, the first and second anode plates are arranged above and below the cathode plate provided on the bottom surface of the barrel, so that a desired high current density can be reliably obtained in the cathode plate, In addition, the work group rolls on the cathode plate with the swinging of the barrel, so that a uniform plating layer can be applied to each work.
Also, since the first anode plate is supported by a support member detachably provided at the inlet of the barrel so as to face the inside of the barrel, a work group is charged into the barrel, and after the plating process, In taking out the work group, the work member can be removed together with the support member, and thus the first anode plate does not hinder the work group from being taken in and out, and the work can be easily performed.
Furthermore, by providing the support member with an adjustable mounting position of the first anode plate in the vertical direction, the first anode plate can be adjusted according to the size of small works constituting the work group on the cathode plate. The height position of the first anode plate can be easily adjusted to an appropriate value by changing the height position of the first plate.
Further, by providing the barrel detachably on the frame, when the work group is taken in and out of the barrel, the work group can be taken in and out after removing only the barrel without removing the heavy frame from the bathtub. Can be done, and the putting in and out work can be performed easily.
Further, by making the swing angle of the barrel adjustable, it is possible to apply uniform chromium plating to each work without unevenness while maintaining good contact of the work with the cathode plate.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
In the drawings, A indicates a barrel device, and the barrel device A includes a
More specifically, as shown in FIG. 2, the
As shown in FIG. 4, if the
[0008]
The
A
[0009]
The
More specifically, as shown in FIG. 6, the
[0010]
The basket-shaped
2, 4 and 6,
In the above embodiment, the
[0011]
【Example】
As shown in FIG. 3, the barrel device A is suspended by a
[0012]
[Table 1]
[0013]
As shown in Table 1 above, a stable and good trivalent chromium-plated product was obtained by the apparatus of the present invention. As a small workpiece, various small workpieces were tested in addition to the pachinko balls, and similar results were obtained.
As a result of many tests, a high current density in the range of 5 A / dm 2 to 50 A / dm 2 was obtained by the apparatus of the present invention using the apparatus of the present invention. (1) It is possible to adjust the distance of the anode plate appropriately to adjust the high current density, and to use a desired chromium oxide bath and have a uniform trivalent chromium plating film thickness of 0.3 to 0.1 μm on the work. Was obtained with good stability.
[0014]
As a comparative chromium plating apparatus, an apparatus in which a mesh basket composed of a cathode is used as a cathode and anode plates facing each other are arranged above and below the cathode, and immersed in the same trivalent chromium bath as in the example, After plating for 1 minute at a density of 30 A / dm 2 , pull up, hold a net basket containing 50 pachinko balls in hand, shake it horizontally, and then immerse it again in the bath to perform plating in the same manner. The plating was repeated for a total of 7 minutes. As a result, the thickness of each plating of the pachinko ball group was not uniform, and good chromium plating could not be obtained.
[0015]
Further, for comparison, 350 pachinko balls were plated at a current density of 6 A / dm 2 in the same trivalent chromium bath for 5 minutes using a conventionally known plating apparatus having an anode at the center of a rotating barrel. As a result, it was found that all the workpieces were not partially plated.
[0016]
The apparatus of the present invention is applicable to decorative plating and industrial plating.
The
[0017]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the first and second anode plates are arranged above and below the cathode plate provided on the bottom surface of the swingable barrel with a space therebetween. The electrical conductivity of the workpiece can be easily increased to obtain a desired high current density, and the workpieces can be plated while constantly moving on the cathode panel as the barrel moves. Can be provided with a uniform plating layer. Since the first anode plate is supported by a support member detachably provided at the input port of the barrel and is exposed inside the barrel, the first anode plate can be easily removed from the barrel, and a work can be taken in and out of the barrel. At this time, the work can be easily performed without obstructing the loading and unloading of the work.
Furthermore, according to the invention according to
Furthermore, according to the third aspect of the invention, by providing the barrel detachably on the frame, the heavy frame can be left on the bathtub side and only the barrel can be removed to perform the work of taking out the work group. , Work performance can be improved.
Further, according to the invention according to claim 4, by adjusting the swing angle of the barrel according to the rolling state of the various small workpieces in the barrel, a good contact between the workpiece group and the cathode plate can be obtained. Contact can be maintained, and chromium plating with a uniform film thickness can be applied to the work group.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a front view showing a part of FIG. 1 removed. FIG. 3 is a sectional view taken along the line III-III of FIG. 2. FIG. IV line mounting sectional view [Figure 5] Perspective view of barrel [Figure 6] Plan view of support member [Explanation of sign]
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Effective date: 20060127 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20071026 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20071106 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080311 |