JP2004256732A - Olefinic resin composition and film - Google Patents

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JP2004256732A JP2003050761A JP2003050761A JP2004256732A JP 2004256732 A JP2004256732 A JP 2004256732A JP 2003050761 A JP2003050761 A JP 2003050761A JP 2003050761 A JP2003050761 A JP 2003050761A JP 2004256732 A JP2004256732 A JP 2004256732A
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昭弘 市毛
Satoyuki Kojima
智行 小島
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a resin composition excellent in releasability, transparency, softness, and heat resistance and a clothing-packaging film using the same. <P>SOLUTION: The resin composition comprises 20-80 wt.% component A, 10-70 wt.% component B, 1-50 wt.% component C, and 0.1-5 wt.% component D. Component A is a crystalline olefin polymer. Component B is (b1) a noncrystalline α-olefin polymer and/or (b2) a vinylaromatic compound-conjugated diene copolymer and/or its hydrogenation product; the noncrystalline α-olefin polymer satisfies the following requirements (1) and (2): (1) both a fusion peak with a heat of fusion of 1 J/g or higher and a crystallization peak with a heat of crystallization of 1 J/g or higher are not observed; and (2) the content of α-olefin units is 30 mol% or higher. Component C is a petroleum resin. Component D is a nonionic surfactant. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂組成物およびフィルムに関するものである。更に詳しくは、剥離性、透明性、柔軟性、耐熱性に優れるオレフィン系樹脂組成物および該樹脂組成物を用いるフィルムに関するものである。
【0001】
【従来の技術】
繊維製品や日用品等の包装フィルムには、柔軟性や透明性が要求され、これまで、ビニロンフィルムや軟質塩化ビニル樹脂フィルムが用いられてきた。ところが、ビニロンフィルムは湿度により品質が変動し易いことから、また、軟質塩化ビニル樹脂フィルムは環境問題への関心が高まっていることから、ビニロンフィルムや軟質塩化ビニル樹脂フィルムに代わるオレフィン系軟質フィルムの開発がなされている。例えば、オレフィン系軟質フィルム用材料として、直鎖状低密度ポリエチレンと軟化点が110℃のプロピレン−1−ブテン共重合体との軟質ポリオレフィン樹脂組成物が提案されている(特許文献1)。または、結晶性ポリプロピレンと軟化点が110℃のプロピレン−1−ブテン共重合体との軟質ポリオレフィン樹脂組成物からなるフィルムが、柔軟性、耐熱性、透明性に優れるフィルムとして提案されている(特許文献2)。
【0002】
【特許文献1】
特開平7−316350号公報
【特許文献2】
特開平10−53674号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の軟質ポリオレフィン樹脂を用いたフィルムは、袋の口開きに力を要することがあり、フィルム同士の剥離性において十分満足のいくものではなく、また、透明性においても十分満足のいくものではなかった。
かかる状況の下、本発明の課題は、剥離性、透明性、柔軟性、耐熱性に優れる樹脂組成物および該樹脂組成物を用いる衣料品包装用フィルムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明の第一は、下記成分(A)〜(D)を含有する樹脂組成物であって、成分(A)〜(D)の合計量を100重量%として、成分(A)の含有量が20〜80重量%であり、成分(B)の含有量が10〜70重量%であり、成分(C)の含有量が1〜50重量%であり、成分(D)の含有量が0.1〜5重量%である樹脂組成物にかかるものである。
(A):結晶性オレフィン系重合体
(B):下記成分(b1)および/または(b2)
(b1):下記要件▲1▼および▲2▼を充足する非晶性α−オレフィン系重合体
▲1▼示差走査熱量測定(DSC)により、結晶融解熱量が1J/g以上の融解ピークおよび結晶化熱量が1J/g以上の結晶化ピークのいずれもが、−100〜200℃に観測されないこと
▲2▼α−オレフィンから誘導される単量体単位の含有量が30モル%以上であること(但し、該重合体中の全単量体単位の含有量を100モル%とする。)
(b2):ビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体および/またはビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体水添物
(C):石油樹脂類
(D):非イオン性界面活性剤
また、本発明の第二は、上記樹脂組成物を用いる衣料品包装用フィルムにかかるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の成分(A)は、結晶性オレフィン系重合体である。結晶性オレフィン系重合体とは、オレフィンから誘導される単量体単位を含有する重合体であって、示差走査熱量測定(DSC)により、−100〜200℃に融解熱量が1J/g以上の結晶の融解ピークが観測される重合体である。耐熱性の観点から、該結晶の融解ピークの総融解熱量は30J/g以上であることが好ましく、60J/g以上であることがより好ましい。また、耐熱性の観点から、該結晶融解ピークの中でピーク温度が最大である結晶融解ピークの温度は、120〜170℃であることが好ましく、125〜165℃であることがより好ましく、130〜160℃であることが特に好ましい。
【0006】
結晶性オレフィン系重合体のオレフィンとしては、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン等が挙げられる。結晶性オレフィン系重合体の中では、プロピレン系重合体であることが好ましく、具体的には、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−1−ブテン共重合体、プロピレン−1−ヘキセン共重合体、プロピレン−1−オクテン共重合体、プロピレン−エチレン−1−ブテン共重合体、プロピレン−エチレン−1−ヘキセン共重合体などをあげることができる。また、これら重合体としては、ランダムタイプ、ブロックタイプ等の種々の構造のものが使用可能である。これらのなかでもプロピレン単独重合体または、プロピレン以外のオレフィンとプロピレンとの共重合体もしくはこれらの混合物が好ましく、更には、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−1−ブテン共重合体、プロピレン−エチレン−1−ブテン共重合体が好ましい。
【0007】
結晶性オレフィン系重合体のメルトフローレート(MFR)は、通常0.1〜50g/10分であり、押出加工性の観点から、好ましくは0.5〜30g/10分である。なお、該MFRは、JIS K7210に従い、温度230℃、荷重21.18Nで測定される。
【0008】
結晶性オレフィン系重合体の製造方法としては、公知のオレフィン重合用触媒を用いた公知の重合方法が用いられる。例えば、チーグラー・ナッタ系触媒、メタロセン系錯体や非メタロセン系錯体などの錯体系触媒を用いた、スラリー重合法、溶液重合法、塊状重合法、気相重合法等、また、ラジカル開始剤を用いた塊状重合法、溶液重合法等があげられる。また、市販の該当品を用いることも可能である。
【0009】
本発明の成分(B)は、下記成分(b1)および(b2)から選ばれる少なくとも1種の重合体である。
(b1):下記要件▲1▼および▲2▼を充足する非晶性α−オレフィン系重合体
▲1▼示差走査熱量測定(DSC)により、結晶融解熱量が1J/g以上の融解ピークおよび結晶化熱量が1J/g以上の結晶化ピークのいずれもが、−100〜200℃に観測されないこと
▲2▼α−オレフィンから誘導される単量体単位の含有量が30モル%以上であること(但し、該重合体中の全単量体単位の含有量を100モル%とする。)
(b2):ビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体および/またはビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体水添物
【0010】
成分(b1)の重合体は、α−オレフィンから誘導される単量体単位を含有し、示差走査熱量測定(DSC)により、結晶の融解熱量が1J/g以上の融解ピークおよび結晶化熱量が1J/g以上の結晶化ピークのいずれもが、−100〜200℃に観測されない重合体である(要件▲1▼)。該融解ピークまたは該結晶化ピークが観測されると、得られる樹脂組成物の柔軟性や透明性が低下することがある。
【0011】
成分(b1)の重合体は、該重合体中の全単量体単位を100モル%として、α−オレフィンから誘導される単量体単位の含有量が30モル%以上であり、好ましくは40モル%以上であり、更に好ましくは50モル%以上である(要件▲2▼)。該含有量が少なすぎると、樹脂組成物の柔軟性が劣ることがある。該α−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−へプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−トリデセン、1−テトラデセン、1−ペンタデセン、1−ヘキサデセン、1−ヘプタデセン、1−オクタデセン、1−ナノデセン、1−エイコセン、3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ヘキセン、2,2,4−トリメチル−1−ペンテン等が例示され、好ましくは、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセンであり、より好ましくはプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセンであり、更に好ましくはプロピレン、1−ブテンである。
【0012】
成分(b1)の重合体は、α−オレフィン以外の単量体から誘導される単量体単位を含有していてもよく、該単量体としては、たとえば、エチレン、ポリエン化合物、環状オレフィン、ビニル芳香族化合物等があげられる。該単量体単位の含有量は、該重合体中の全単量体単位を100モル%として、70モル%以下であることが好ましい。
【0013】
上記ポリエン化合物としては、共役ポリエン化合物、非共役ポリエン化合物などをあげることができる。共役ポリエン化合物としては、脂肪族共役ポリエン化合物および脂環族共役ポリエン化合物などがあげられ、これらは、アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、アラルキル基、アラルキルオキシ基などを有していてもよい。
【0014】
上記環状オレフィンとしては、たとえば、ノルボルネン、5−メチルノルボルネン、5−エチルノルボルネン、5−プロピルノルボルネン、5,6−ジメチルノルボルネン、1−メチルノルボルネン、7−メチルノルボルネン、5,5,6−トリメチルノルボルネン、5−フェニルノルボルネン、5−ベンジルノルボルネン、5−エチリデンノルボルネン、5−ビニルノルボルネン、1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2−メチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2−エチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2,3−ジメチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2−ヘキシル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2−エチリデン−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2−フルオロ−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、1,5−ジメチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2−シクロへキシル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2,3−ジクロロ−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2−イソブチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、1,2−ジヒドロジシクロペンタジエン、5−クロロノルボルネン、5,5−ジクロロノルボルネン、5−フルオロノルボルネン、5,5,6−トリフルオロ−6−トリフルオロメチルノルボルネン、5−クロロメチルノルボルネン、5−メトキシノルボルネン、5,6−ジカルボキシルノルボルネンアンハイドレート、5−ジメチルアミノノルボルネン、5−シアノノルボルネン、シクロペンテン、3−メチルシクロペンテン、4−メチルシクロペンテン、3,4−ジメチルシクロペンテン、3,5−ジメチルシクロペンテン、3−クロロシクロペンテン、シクロへキセン、3−メチルシクロへキセン、4−メチルシクロヘキセン、3,4−ジメチルシクロヘキセン、3−クロロシクロヘキセン、シクロへプテン等が挙げられる。
【0015】
上記ビニル芳香族化合物としては、たとえば、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ビニルキシレン、モノクロルスチレン、ジクロルスチレン、モノブロムスチレン、ジブロムスチレン、フルオロスチレン、p−tert−ブチルスチレン、エチルスチレン、ビニルナフタレン等が挙げられる。
【0016】
成分(b1)の重合体としては、プロピレン単独重合体、プロピレン−1−ブテン共重合体、プロピレン−1−ヘキセン共重合体、プロピレン−エチレン−1−ブテン共重合体、プロピレン−エチレン−1−ヘキセン共重合体などが挙げられ、好ましくは、プロピレン単独重合体、プロピレン−1−ブテン共重合体、プロピレン−エチレン−1−ブテン共重合体であり、より好ましくは、プロピレン−1−ブテン共重合体である。また、成分(b1)の重合体としては、プロピレンから誘導される単量体単位の含有量が30モル%以上の重合体(ただし、該重合体中の全単量体単位を100モル%とする。)が好ましい。上記重合体は、1種で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。
【0017】
成分(b1)の重合体の極限粘度[η]は、透明性、機械的強度、耐衝撃性を高める観点から、好ましくは0.5dl/g以上であり、より好ましくは1dl/g以上であり、更に好ましくは2dl/g以上であり、樹脂組成物の押出加工性を高める観点から、好ましくは10dl/g以下である。なお、該極限粘度[η]は、135℃のテトラリン中で測定される。
【0018】
成分(b1)の重合体の分子量分布(Mw/Mn)は、通常4以下であり、好ましくは3以下である。ここで、分子量分布(Mw/Mn)は、ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GPC)によって測定される。
【0019】
成分(b1)の重合体の製造方法としては、公知のオレフィン重合用触媒を用いた公知の重合方法が用いられる。これらの中でも、樹脂組成物の柔軟性、透明性を高める観点から、好ましくは、メタロセン系錯体や非メタロセン系錯体などの錯体系触媒を用いた重合方法(例えば、スラリー重合法、溶液重合法、塊状重合法、気相重合法)であり、該錯体系触媒としては、たとえば特開昭58−19309号公報、特開昭60−35005号公報、特開昭60−35006号公報、特開昭60−35007号公報、特開昭60−35008号公報、特開昭61−130314号公報、特開平3−163088号公報、特開平4−268307号公報、特開平9−12790号公報、特開平9−87313号公報、特開平10−508055号公報、特開平11−80233号公報、特表平10−508055号公報などに記載のメタロセン系触媒;特開平10−316710号公報、特開平11−100394号公報、特開平11−80228号公報、特開平11−80227号公報、特表平10−513489号公報、特開平10−338706号公報、特開表11−71420号公報などに記載の非メタロセン系の錯体触媒を例示することができる。これらの中でも、入手容易性の観点から、メタロセン触媒が好ましく、その中でも好適なメタロセン触媒の例としては、シクロペンタジエン形アニオン骨格を少なくとも1個有し、C対称構造を有する周期表第3族〜第12族の遷移金属錯体が好ましい。また、メタロセン触媒を用いた製造方法の特に好ましい例として、欧州特許出願公開第1211287号明細書の方法を例示することができる。
【0020】
成分(b2)の重合体は、ビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体またはビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体水添物である。
【0021】
成分(b2)の重合体のビニル芳香族化合物としては、例えば、炭素原子数8〜12のビニル芳香族化合物が用いられ、そのビニル基の1位又は2位がメチル基などのアルキル基などで置換されていてもよく、具体的には、スチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレンなどをあげることができ、これらは1種又は2種以上組み合わせて用いられる。これらの中では、スチレンが好ましい。
【0022】
成分(b2)の重合体の共役ジエンとしては、例えば、炭素原子数4〜8の共役ジエンが用いられ、1,3−ブタジエン、イソプレン、ペンタジエン、2−3−ジメチルブタジエンなどをあげることができ、これらは1種又は2種以上組み合わせて用いられる。これらの中では、1,3−ブタジエン及び/又はイソプレンが好ましい。
【0023】
ビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体としては、たとえば、スチレン−1,3−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体などがあげられ、これらは1種又は2種以上組み合わせて用いられる。また、これらは公知の方法により製造することができる。
【0024】
ビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体は、構造が1つのブロックからなるものでもよく、構造が異なる2以上のブロックから構成されてもよい。構造が1つのブロックからなるものとしては、ビニル芳香族化合物と共役ジエンとがランダムに配列した構造の共重合体、たとえば、スチレン−ブタジエンランダム共重合体、スチレン−イソプレンランダム共重合体があげられる。構造が異なる2以上のブロックから構成されるものとしては、たとえば、スチレン単独重合体ブロック−ブタジエン単独重合体から構成される共重合体、スチレン単独重合体ブロック−イソプレン単独重合体ブロックから構成される共重合体、スチレン単独重合体ブロック−ブタジエン単独重合体ブロック−スチレン単独重合体ブロックから構成される共重合体、スチレン単独重合体ブロック−イソプレン単独重合体ブロック−スチレン単独重合体ブロックから構成される共重合体、スチレン単独重合体ブロック−ブタジエン−イソプレン共重合体ブロック−スチレン単独重合体ブロックから構成される共重合体、スチレン単独重合体ブロック−スチレン−ブタジエン共重合体ブロック−スチレン単独重合体ブロックから構成される共重合体等が挙げられ、かかる共重合体においてスチレン−ブタジエン共重合体ブロックはスチレンとブタジエンとがランダムに共重合した構造のブロックであってもよいし、スチレン単位の含有量が徐々に減少又は増加するテーパー状の構造のブロックであってもよい。
【0025】
ビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体水添物とは、前述のビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体を水素添加することにより得られる重合体であり、ビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体と同様、構造が1つのブロックからなるものでもよく、構造が異なる2以上のブロックから構成されてもよい。ビニル芳香族化合物と共役ジエンの共重合体の水添物としては、たとえば、スチレン−1,3−ブタジエン共重合体水添物、スチレン−イソプレン共重合体水添物があげられ、これらは1種または2種以上組み合わせて用いられる。
【0026】
成分(b2)の重合体のメルトフローレート(MFR)は、通常0.5〜50g/10分であり、押出加工性の観点から、好ましくは1〜30g/10分である。なお、該MFRは、JIS K7210に従い、温度230℃、荷重21.18Nで測定される。
【0027】
成分(b2)の重合体のビニル芳香族化合物から誘導される単量体単位の含有量は、好ましくは5〜30重量%であり、より好ましくは10〜20重量%である。ただし、成分(b2)の各重合体に含まれる全単量体単位含有量を100重量%とする。なお、ビニル芳香族化合物単位含有量は、H−NMR測定により求められる。
【0028】
成分(b2)の重合体としては、水添率が80%以上のビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体水添物が好ましく、水添率が90%以上のビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体水添物がより好ましく、水添率が96%以上のビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体水添物が更に好ましい。なお、該水添率は、H−NMR測定により求められる。
【0029】
本発明における成分(C)は石油樹脂類である。石油樹脂類としては、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油類の熱分解により生成する分解油留分を重合し固化させた熱可塑性樹脂、クマロン−インデン樹脂、アルキル−フェノール樹脂などがあげられる。ロジン系樹脂としては、ガムロジンやウッドロジン、水素化ロジン、アルコールでエステル化したエステル化ロジン、フェノールとロジンを反応させたロジンフェノール樹脂などが例示できる。テルペン系樹脂としては、α−ピネンやβ−ピネンの重合したテルペン樹脂、フェノールとテルペンを反応させたテルペンフェノール樹脂、スチレン等で極性を付与した芳香族変性テルペン樹脂、水素化テルペン樹脂などが例示できる。石油類の熱分解により生成する分解油留分を重合し固化させた熱可塑性樹脂としては、C5留分を原料とした脂肪族系石油樹脂、C9留分を原料とした芳香族系石油樹脂、ジシクロペンタジエンを原料とした脂環族系石油樹脂、およびこれら2種以上が共重合した共重合系石油樹脂、さらにこれらを水素化した水素化系石油樹脂などが例示できる。具体的には、例えば、三井化学(株)製のハイレッツ、ペトロジン、荒川化学工業(株)製のアルコン、ヤスハラケミカル(株)製のクリアロンなどの市販品を用いることができる。
【0030】
成分(C)の石油樹脂類の中では、色調、臭いの点で、水素化ロジン、水素化テルペン樹脂、水素化系石油樹脂などの水素添加誘導体が好ましい。
【0031】
本発明における成分(D)は非イオン性界面活性剤である。非イオン性界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンラウリルアルコールエーテル、ポリオキシエチレンラウリルアルコールエーテル、ポリオキシエチレンオレイルアルコールエーテル等のポリオキシエチレン高級アルコールエーテル類;ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル類;ポリエチレングリコールモノステアレート等のポリオキシエチレンアシルエステル類;ポリプロピレングリコールエチレンオキサイド付加物;ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノベンゾエート等のソルビタン脂肪酸エステル類;ジグリセリンモノラウレート、ジグリセリンモノパルミテート、ジグリセリンモノステアレート、ジグリセリンモノオレート、ジグリセリンジラウレート、ジグリセリンジパルミテート、ジグリセリンジステアレート、ジグリセリンジオレート等のジグリセリン脂肪酸エステル類;グリセリンモノラウレート、グリセリンモノパルミテート、グリセリンモノステアレート、グリセリンモノオレート、グリセリンジラウレート、グリセリンジパルミテート、グリセリンジステアレート、グリセリンジオレート等のグリセリン脂肪酸エステル類;ペンタエリスリトールモノステアレート等のペンタエリスリトール脂肪酸エステル類;ジペンタエリスリトールモノパルミテート等のジペンタエリスリトール脂肪酸エステル類;ソルビタンモノパルミテート・ハーフアジペート、ジグリセリンモノステアレート・ハーフグルタミン酸エステル等のソルビタンおよびジグリセリン脂肪酸・二塩基酸エステル類;またはこれらとアルキレンオキサイド、例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等の縮合物、例えばポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシプロピレンソルビタンモノステアレート等;ポリオキシエチレンステアリルアミン、ポリオキシエチレンオレイルアミン、ポリオキシエチレンステアリン酸アミド等のポリオキシエチレンアルキルアミン・脂肪酸アミド類;シュガーエステル類等がある。これらの中でも、剥離性の観点から、炭素原子数が12〜22の脂肪酸と、グリセリンまたはジグリセリンとのエステルが好ましく、炭素原子数が12〜22の脂肪酸とグリセリンとのエステルがより好ましく、グリセリンモノステアレートやグリセリンモノパルミテートが更に好ましい。
【0032】
本発明の樹脂組成物において、成分(A)〜(D)の含有量としては、成分(A)の含有量は、20〜80重量%であり、好ましくは25〜75重量%であり、より好ましくは30〜69.5重量%であり、成分(B)の含有量は、10〜70重量%であり、好ましくは15〜60重量%であり、より好ましくは20〜50重量%であり、成分(C)の含有量は、1〜50重量%であり、好ましくは5〜45重量%であり、より好ましくは10〜40重量%であり、成分(D)の含有量は、0.1〜5重量%であり、好ましくは0.2〜4重量%であり、より好ましくは0.5〜3重量%である。ただし、成分(A)〜(C)の合計量を100重量%とする。成分(A)の含有量が少なすぎると耐熱性に劣ることがあり、成分(A)の含有量が多すぎると柔軟性に劣ることがあり、成分(B)の含有量が少なすぎると柔軟性に劣ることがあり、成分(B)の含有量が多すぎると耐熱性に劣ることがあり、成分(C)の含有量が少なすぎると透明性に劣ることがあり、成分(C)の含有量が多すぎると柔軟性に劣ることがある。成分(D)の含有量が少なすぎると剥離性に劣ることがあり、成分(D)の含有量が多すぎると透明性に劣ることがある。
【0033】
本発明の樹脂組成物には、必要に応じて、結晶核剤、透明化剤、耐熱安定剤、紫外線安定剤、紫外線吸収剤、オゾン劣化防止剤、耐候性安定剤、発泡剤、防曇剤、防錆剤、イオントラップ剤、難燃剤、難燃助剤、無機充填剤、帯電防止剤、内部剥離剤、着色剤、分散剤、アンチブロッキング剤、滑剤、抗菌剤、発泡剤、発泡助剤、高周波加工助剤、有機顔料、無機顔料等の各種添加剤を配合することができる。
【0034】
本発明の樹脂組成物は、成分(A)、成分(B)、成分(C)および成分(D)と、必要に応じて添加される他の成分とを、バンバリーミキサー、加圧ニーダー、ロール、単軸押出機、二軸押出機のような公知の混練機で混練することにより製造される。また混練においては、各構成成分を一括して混練してもよく、また一部の構成成分を混練した後、残部の構成成分を添加して混練を継続する方法でもよく、例えば、予め成分(B)、成分(C)および成分(D)それぞれについて、成分(A)をベースとしたマスターバッチを準備し、これらのマスターバッチと成分(A)とをブレンドしてもよい。
【0035】
本発明の樹脂組成物は、公知の成形方法、例えば、押出成形、カレンダー成形、インフレーション成形、ブロー成形等により、フィルム、シート、チューブ、容器等、種々の形状に成形され用いられる。
【0036】
本発明の樹脂組成物をフィルムとして用いる場合、本発明の樹脂組成物からなる層に、他の材料からなる層を積層した多層フィルムとしてもよい。他の材料からなる層としては、オレフィン系樹脂を含有する層、ポリアミド樹脂を含有する層、ポリビニルアルコール樹脂を含有する層、ポリエステル樹脂を含有する層があげられ、積層方法としては、例えばポリプロピレン二軸延伸フィルム、未延伸ナイロンフィルム、延伸ナイロンフィルム、延伸ポリテレフタール酸エチルフィルム、アルミ箔、紙類等とをドライラミネートあるいは押出ラミネートする方法、Tダイ法あるいはインフレーション法等による共押出しする方法があげられる。
【0037】
フィルムの表面に酸化処理が必要な場合は、通常工業的に採用されている方法によってコロナ放電処理、或いは火炎処理等の表面処理を施すこともできる。
【0038】
本発明の樹脂組成物を用いてなるフィルムは、内容物を高級に見せることができ、フィルムの口開き性もよく、触感にも優れるため、好適には、ワイシャツなどの衣料品包装用に用いられる。
【0039】
【実施例】
以下、実施例および比較例によって本発明をさらに詳細に説明する。
物性の測定は、以下の方法で行った。
(1)非晶性オレフィン系重合体の単量体組成
核磁気共鳴装置(Bruker社製 商品名AC−250)を用いて、13CNMRスペクトルの測定結果に基づき算出した。具体的には、13C−NMRスペクトルにおいて、プロピレン単量体単位由来のメチル炭素のスペクトル強度と1−ブテン単量体単位由来のメチル炭素のスペクトル強度との比からプロピレン単量体単位と1−ブテン単量体単位の組成比を算出した。
(2)メルトフローレート(MFR)
JIS K−7210に従い、荷重21.18N、温度230℃の条件で測定を行った。
(3)極限粘度([η])
135℃において、ウベローデ粘度計を用いて行った。テトラリン単位体積あたりの非晶性オレフィン系重合体の濃度(c)が、0.6、1.0、1.5mg/mlである非晶性オレフィン系重合体のテトラリン溶液を調整し、135℃における極限粘度を測定した。それぞれの濃度で3回繰り返し測定し、得られた3回の値の平均値をその濃度での比粘度(ηsp)とし、ηsp/cのcをゼロ外挿した値を極限粘度[η]として求めた。
(4)分子量分布(Mw/Mn)
ゲルパーミエイションクロマトグラフ(GPC)法を用い、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比から、分子量分布(Mw/Mn)を求めた。下記の条件により測定を行った。

Figure 2004256732
(5)示差走査熱量測定
示差走査熱量計(セイコー電子工業社製DSC220C:入力補償DSC)を用い以下の条件で測定した。なお、測定の標準物質にはインジウムを用いた。
(i)試料約5mgを室温から30℃/分の昇温速度で200℃まで昇温し、昇温完了後、5分間保持した。
(ii)次いで、200℃から10℃/分の降温速度で−100℃まで降温し、降温完了後、5分間、保持した。
(iii)次いで、−100℃から10℃/分の昇温速度で200℃まで昇温した。
【0040】
(6)透明性
樹脂組成物を、厚み100μmの金枠を用いて、プレス成形機((株)神藤金属工業所製)にて、温度230℃、時間5分置いた後、圧力100kg/cm、時間5分の条件でプレスした。それを冷却プレス成形機((株)神藤金属工業所製)にて温度30℃、圧力20kg/cm、時間5分の条件で冷却し、厚み100μmのフィルムを作成した。得られた100μmのフィルムをASTM D−1003に従いヘイズ(単位:%)を測定した。
(7)剥離性
透明性の評価に用いたフィルムの成形方法と同様の方法で、樹脂組成物を厚みが100μmのフィルムに成形し、該フィルムの大きさを50mm×120mmにした。該フィルム2枚を重ね合わせ、150g/cmの荷重をかけ、40℃のオーブン中に9時間状態調整した後、室温にてフィルム同士を剥離するのに要する力(剥離力)を測定した。剥離力の測定は、それぞれのフィルムを引張試験機により200mm/minの速度で引っ張った(180°剥離試験)。
(8)柔軟性
樹脂組成物の柔軟性は、ASTM D747−70に従い曲げ弾性率(単位:MPa)を測定した。
(9)耐熱性
厚み0.5mmの金枠を用いる以外は、透明性の評価に用いたフィルムの成形方法と同様の方法で、樹脂組成物を厚みが0.5mmのシートに成形し、該シートの大きさを25mm×140mmにした。長手方向が垂直方向となるように、該シートの上端から25mmの部分を固定して該シートを吊り下げ、次に該シートの下端から25mmの部分に10gの重りをぶら下げた。該吊り下げたシートを、120℃、130℃、140℃、150℃または160℃で1時間状態調整し、状態調整後のシートにおいて、長手方向のシート長さを測定し、シートの伸び長さを求めた(クリープ試験)。耐熱性は、シートの伸び長さが1mm以上となる最低温度を、耐熱性として評価した。該温度が高いほど、耐熱性が良好となる。
【0041】
<実施例1>
(非晶性α−オレフィン系重合体の製造)
攪拌機を備えた100LのSUS製重合器中で、プロピレンと1−ブテンとを、分子量調節として水素を用い、以下の方法で連続的に共重合させて、本発明の非晶性α−オレフィン系重合体に当たるプロピレン−1−ブテン共重合体を得た。
重合器の下部から、重合溶媒としてのヘキサンを100L/時間の供給速度で、プロピレンを24.00Kg/時間の供給速度で、1−ブテンを1.81Kg/時間の供給速度で、それぞれ連続的に供給した。
重合器の上部から、重合器中の反応混合物が100Lの量を保持するように、反応混合物を連続的に抜き出した。
重合器の下部から、重合触媒の成分として、ジメチルシリル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタニウムジクロライドを0.005g/時間の供給速度で、トリフェニルメチルテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートを0.298g/時間の供給速度で、トリイソブチルアルミニウムを2.315g/時間の供給速度で、それぞれ連続的に供給した。
共重合反応は、重合器の外部に取り付けられたジャケットに冷却水を循環させることによって、45℃で行った。
重合器の上部から連続的に抜き出された反応混合物に少量のエタノールを添加して重合反応を停止させた後、脱モノマー及び水洗浄をし、次いで、大量の水中でスチームによって溶媒を除去することによって、プロピレン−1−ブテン共重合体を得、これを80℃で1昼夜減圧乾燥した。該共重合体の生成速度は7.10Kg/時間であった。
得られたプロピレン−1−ブテン共重合体(以下、APBと称する。)の物性評価結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
Figure 2004256732
【0043】
(樹脂組成物の製造)
APB 85重量%と結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体(三井住友ポリオレフィン(株)製 ノーブレンFS2011DG3、MFR=2.5g/10分、エチレン単位含有量=0.5重量%、以下、PP▲1▼と称する。)15重量%とをバンバリー混練機で溶融混練後、圧着ロールに通してシート化、更にペレタイザーによりペレット化し、樹脂組成物(以下、樹脂組成物▲1▼と称する。)を調整した。次に、樹脂組成物▲1▼35.3重量%と、PP▲1▼28.8重量%と、テルペン樹脂(ヤスハラケミカル(株)製クリアロンP135)30重量%と、非イオン性界面活性剤マスターバッチ(理研ビタミン(株)製リケマスターMSE−17 (グリセリンモノパルミテートとグリセリンモノステアレートの混合物(以下、SAと称する。)17重量%と結晶性プロピレン系重合体(以下、PP▲2▼と称する。)83重量%からなる樹脂組成物))5.9重量%とをラボプラストミル混練機(東洋精機(株)製)に供給し、混練温度230℃、予熱時間1分、混練時間3分、回転数60rpmで混練することにより、樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物の評価結果を表2に示す。
【0044】
<比較例1>
樹脂組成物▲1▼35.3重量%と、PP▲1▼34.7重量%と、テルペン系樹脂(ヤスハラケミカル(株)製クリアロンP135)30重量%とをラボプラストミル混練機(東洋精機(株)製)に供給し、実施例1と同じ条件で混練し、樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物の評価結果を表2に示す。
【0045】
【表2】
Figure 2004256732
【0046】
【発明の効果】
以上、本発明により、剥離性、透明性、柔軟性、耐熱性に優れる樹脂組成物および該樹脂組成物を用いるフィルムを提供することができた。該フィルムは、耐傷付き性、強度にも優れ、衣料品包装用などに好適に用いられる。TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a resin composition and a film. More specifically, the present invention relates to an olefin resin composition having excellent releasability, transparency, flexibility, and heat resistance, and a film using the resin composition.
[0001]
[Prior art]
Flexibility and transparency are required for packaging films for textile products and daily necessities, and vinylon films and soft vinyl chloride resin films have been used so far. However, vinylon films tend to fluctuate in quality due to humidity, and soft vinyl chloride resin films are becoming more and more concerned with environmental issues.Therefore, vinylon films and olefin-based soft films replace soft vinyl chloride resin films. Development is being done. For example, as a material for an olefin-based soft film, a soft polyolefin resin composition of a linear low-density polyethylene and a propylene-1-butene copolymer having a softening point of 110 ° C has been proposed (Patent Document 1). Alternatively, a film made of a soft polyolefin resin composition of crystalline polypropylene and a propylene-1-butene copolymer having a softening point of 110 ° C. has been proposed as a film having excellent flexibility, heat resistance, and transparency (Patent) Reference 2).
[0002]
[Patent Document 1]
JP-A-7-316350 [Patent Document 2]
JP-A-10-53674
[Problems to be solved by the invention]
However, the film using the conventional soft polyolefin resin described above may require force to open the bag, and is not sufficiently satisfactory in the releasability between films, and also sufficiently satisfactory in transparency. It was not something.
Under such circumstances, an object of the present invention is to provide a resin composition having excellent releasability, transparency, flexibility, and heat resistance, and a film for packaging clothing using the resin composition.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
That is, the first of the present invention is a resin composition containing the following components (A) to (D), wherein the total amount of the components (A) to (D) is 100% by weight, and the content of the component (A) is The amount is 20 to 80% by weight, the content of the component (B) is 10 to 70% by weight, the content of the component (C) is 1 to 50% by weight, and the content of the component (D) is It is related to the resin composition of 0.1 to 5% by weight.
(A): crystalline olefin polymer (B): the following components (b1) and / or (b2)
(B1): An amorphous α-olefin polymer satisfying the following requirements (1) and (2): (1) Melting peak and crystal having a heat of crystal fusion of 1 J / g or more by differential scanning calorimetry (DSC). None of the crystallization peaks having a heat of formation of 1 J / g or more are observed at -100 to 200 ° C. (2) The content of monomer units derived from α-olefin is 30 mol% or more. (However, the content of all monomer units in the polymer is 100 mol%.)
(B2): vinyl aromatic compound-conjugated diene copolymer and / or vinyl aromatic compound-conjugated diene copolymer hydrogenated product (C): petroleum resins (D): nonionic surfactant The second aspect of the present invention relates to a film for packaging clothing using the above resin composition.
[0005]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The component (A) of the present invention is a crystalline olefin polymer. The crystalline olefin-based polymer is a polymer containing a monomer unit derived from an olefin, and has a heat of fusion of at least 1 J / g at −100 to 200 ° C. by differential scanning calorimetry (DSC). This is a polymer in which the melting peak of the crystal is observed. From the viewpoint of heat resistance, the total heat of fusion at the melting peak of the crystal is preferably 30 J / g or more, and more preferably 60 J / g or more. Further, from the viewpoint of heat resistance, the temperature of the crystal melting peak having the maximum peak temperature among the crystal melting peaks is preferably 120 to 170 ° C, more preferably 125 to 165 ° C, and 130 ° C. It is particularly preferable that the temperature is from 160 to 160C.
[0006]
Examples of the olefin of the crystalline olefin polymer include ethylene, propylene, 1-butene, 1-pentene, 3-methyl-1-butene, 1-hexene, 4-methyl-1-pentene, 1-octene and the like. . Among the crystalline olefin polymers, a propylene polymer is preferable, and specifically, a propylene homopolymer, a propylene-ethylene copolymer, a propylene-1-butene copolymer, and propylene-1- Hexene copolymer, propylene-1-octene copolymer, propylene-ethylene-1-butene copolymer, propylene-ethylene-1-hexene copolymer and the like can be mentioned. As these polymers, those having various structures such as a random type and a block type can be used. Among these, a propylene homopolymer, a copolymer of an olefin other than propylene and propylene, or a mixture thereof is preferable. Further, a propylene-ethylene copolymer, a propylene-1-butene copolymer, and a propylene-ethylene copolymer are preferable. -1-butene copolymer is preferred.
[0007]
The melt flow rate (MFR) of the crystalline olefin-based polymer is usually 0.1 to 50 g / 10 minutes, and preferably 0.5 to 30 g / 10 minutes from the viewpoint of extrusion processability. The MFR is measured at a temperature of 230 ° C. and a load of 21.18 N according to JIS K7210.
[0008]
As a method for producing the crystalline olefin polymer, a known polymerization method using a known olefin polymerization catalyst is used. For example, using a Ziegler-Natta catalyst, a complex catalyst such as a metallocene complex or a non-metallocene complex, a slurry polymerization method, a solution polymerization method, a bulk polymerization method, a gas phase polymerization method, or the like, or using a radical initiator. Bulk polymerization, solution polymerization and the like. It is also possible to use commercially available products.
[0009]
The component (B) of the present invention is at least one polymer selected from the following components (b1) and (b2).
(B1): An amorphous α-olefin polymer satisfying the following requirements (1) and (2): (1) Melting peak and crystal having a heat of crystal fusion of 1 J / g or more by differential scanning calorimetry (DSC). None of the crystallization peaks having a heat of formation of 1 J / g or more are observed at -100 to 200 ° C. (2) The content of monomer units derived from α-olefin is 30 mol% or more. (However, the content of all monomer units in the polymer is 100 mol%.)
(B2): hydrogenated vinyl aromatic compound-conjugated diene copolymer and / or hydrogenated vinyl aromatic compound-conjugated diene copolymer
The polymer of the component (b1) contains a monomer unit derived from an α-olefin, and has a melting peak of 1 J / g or more and a crystallization heat of at least 1 J / g by differential scanning calorimetry (DSC). Any polymer having a crystallization peak of 1 J / g or more is not observed at -100 to 200 ° C (requirement (1)). When the melting peak or the crystallization peak is observed, flexibility and transparency of the obtained resin composition may be reduced.
[0011]
The polymer of the component (b1) has a content of monomer units derived from α-olefin of 30 mol% or more, preferably 40 mol%, based on 100 mol% of all monomer units in the polymer. Mol% or more, more preferably 50 mol% or more (requirement (2)). If the content is too small, the flexibility of the resin composition may be poor. Examples of the α-olefin include propylene, 1-butene, 1-pentene, 1-hexene, 1-heptene, 1-octene, 1-nonene, 1-decene, 1-undecene, 1-dodecene, 1-tridecene, 1-tetradecene, 1-pentadecene, 1-hexadecene, 1-heptadecene, 1-octadecene, 1-nanodecene, 1-eicosene, 3-methyl-1-butene, 3-methyl-1-pentene, 4-methyl-1- Examples thereof include pentene, 2-ethyl-1-hexene, and 2,2,4-trimethyl-1-pentene, and preferably, propylene, 1-butene, 1-pentene, 1-hexene, 1-octene and 1-decene And more preferably propylene, 1-butene and 1-hexene, and still more preferably propylene and 1-butene.
[0012]
The polymer of the component (b1) may contain a monomer unit derived from a monomer other than the α-olefin, and examples of the monomer include ethylene, a polyene compound, a cyclic olefin, And vinyl aromatic compounds. The content of the monomer units is preferably 70 mol% or less, based on 100 mol% of all monomer units in the polymer.
[0013]
Examples of the polyene compound include a conjugated polyene compound and a non-conjugated polyene compound. Examples of the conjugated polyene compound include an aliphatic conjugated polyene compound and an alicyclic conjugated polyene compound, and these may have an alkoxy group, an aryl group, an aryloxy group, an aralkyl group, an aralkyloxy group, and the like. .
[0014]
Examples of the cyclic olefin include norbornene, 5-methylnorbornene, 5-ethylnorbornene, 5-propylnorbornene, 5,6-dimethylnorbornene, 1-methylnorbornene, 7-methylnorbornene, 5,5,6-trimethylnorbornene. , 5-phenylnorbornene, 5-benzylnorbornene, 5-ethylidenenorbornene, 5-vinylnorbornene, 1,4,5,8-dimethano-1,2,3,4,4a, 5,8,8a-octahydronaphthalene 2-methyl-1,4,5,8-dimethano-1,2,3,4,4a, 5,8,8a-octahydronaphthalene, 2-ethyl-1,4,5,8-dimethano-1 , 2,3,4,4a, 5,8,8a-octahydronaphthalene, 2,3-dimethyl-1,4,5,8-dimeta -1,2,3,4,4a, 5,8,8a-octahydronaphthalene, 2-hexyl-1,4,5,8-dimetano-1,2,3,4,4a, 5,8,8a -Octahydronaphthalene, 2-ethylidene-1,4,5,8-dimethano-1,2,3,4,4a, 5,8,8a-octahydronaphthalene, 2-fluoro-1,4,5,8 -Dimethano-1,2,3,4,4a, 5,8,8a-octahydronaphthalene, 1,5-dimethyl-1,4,5,8-dimethano-1,2,3,4,4a, 5 , 8,8a-Octahydronaphthalene, 2-cyclohexyl-1,4,5,8-dimethano-1,2,3,4,4a, 5,8,8a-octahydronaphthalene, 2,3-dichloro -1,4,5,8-Dimethano-1,2,3,4,4a, 5,8,8a-octahydride Naphthalene, 2-isobutyl-1,4,5,8-dimethano-1,2,3,4,4a, 5,8,8a-octahydronaphthalene, 1,2-dihydrodicyclopentadiene, 5-chloronorbornene, 5,5-dichloronorbornene, 5-fluoronorbornene, 5,5,6-trifluoro-6-trifluoromethylnorbornene, 5-chloromethylnorbornene, 5-methoxynorbornene, 5,6-dicarboxyl norbornene anhydrate, 5-dimethylaminonorbornene, 5-cyanonorbornene, cyclopentene, 3-methylcyclopentene, 4-methylcyclopentene, 3,4-dimethylcyclopentene, 3,5-dimethylcyclopentene, 3-chlorocyclopentene, cyclohexene, 3-methylcyclo Kisen, 4-methyl Lecyclohexene, 3,4-dimethylcyclohexene, 3-chlorocyclohexene, cycloheptene and the like.
[0015]
Examples of the vinyl aromatic compound include styrene, α-methylstyrene, p-methylstyrene, vinylxylene, monochlorostyrene, dichlorostyrene, monobromostyrene, dibromostyrene, fluorostyrene, p-tert-butylstyrene, Ethyl styrene, vinyl naphthalene and the like can be mentioned.
[0016]
As the polymer of the component (b1), propylene homopolymer, propylene-1-butene copolymer, propylene-1-hexene copolymer, propylene-ethylene-1-butene copolymer, propylene-ethylene-1- Hexene copolymers, etc., are preferably propylene homopolymer, propylene-1-butene copolymer, and propylene-ethylene-1-butene copolymer, and more preferably propylene-1-butene copolymer. It is united. Further, as the polymer of the component (b1), a polymer having a monomer unit content of 30 mol% or more derived from propylene (provided that the total monomer units in the polymer is 100 mol% and Is preferred). The above polymers may be used alone or in combination of two or more.
[0017]
The intrinsic viscosity [η] of the polymer of the component (b1) is preferably 0.5 dl / g or more, more preferably 1 dl / g or more, from the viewpoint of increasing transparency, mechanical strength, and impact resistance. And more preferably 2 dl / g or more, and preferably 10 dl / g or less from the viewpoint of enhancing the extrudability of the resin composition. The intrinsic viscosity [η] is measured in tetralin at 135 ° C.
[0018]
The molecular weight distribution (Mw / Mn) of the polymer of the component (b1) is usually 4 or less, preferably 3 or less. Here, the molecular weight distribution (Mw / Mn) is measured by gel permeation chromatography (GPC).
[0019]
As a method for producing the polymer of the component (b1), a known polymerization method using a known olefin polymerization catalyst is used. Among these, from the viewpoint of enhancing the flexibility and transparency of the resin composition, preferably, a polymerization method using a complex catalyst such as a metallocene complex or a nonmetallocene complex (for example, a slurry polymerization method, a solution polymerization method, Bulk polymerization method, gas phase polymerization method). Examples of the complex catalyst include, for example, JP-A-58-19309, JP-A-60-35005, JP-A-60-35006, and JP-A-60-35006. JP-A-60-35007, JP-A-60-35008, JP-A-61-130314, JP-A-3-1630088, JP-A-4-268307, JP-A-9-12790, and JP-A-9-12790 Metallocene catalysts described in JP-A-9-87313, JP-A-10-50805, JP-A-11-80233, JP-T-10-508055 and the like; JP-A-316710, JP-A-11-100394, JP-A-11-80228, JP-A-11-80227, JP-T-10-513489, JP-A-10-338706, and JP-A-10-338706 Non-metallocene complex catalysts described in JP-A-11-71420 can be exemplified. Among these, metallocene catalysts are preferable from the viewpoint of availability. Among them, examples of suitable metallocene catalysts include those having at least one cyclopentadiene-type anion skeleton and having a C 1 symmetric structure. Group 12 to 12 transition metal complexes are preferred. Further, as a particularly preferred example of the production method using a metallocene catalyst, a method described in European Patent Application Publication No. 12111287 can be exemplified.
[0020]
The polymer of the component (b2) is a vinyl aromatic compound-conjugated diene copolymer or a vinyl aromatic compound-conjugated diene copolymer hydrogenated product.
[0021]
As the vinyl aromatic compound of the polymer of the component (b2), for example, a vinyl aromatic compound having 8 to 12 carbon atoms is used, and the 1- or 2-position of the vinyl group is an alkyl group such as a methyl group. It may be substituted, and specific examples thereof include styrene, p-methylstyrene, α-methylstyrene and the like, and these are used alone or in combination of two or more. Of these, styrene is preferred.
[0022]
As the conjugated diene of the polymer of the component (b2), for example, a conjugated diene having 4 to 8 carbon atoms is used, and examples thereof include 1,3-butadiene, isoprene, pentadiene and 2-3-dimethylbutadiene. These are used alone or in combination of two or more. Among these, 1,3-butadiene and / or isoprene are preferred.
[0023]
Examples of the vinyl aromatic compound-conjugated diene copolymer include a styrene-1,3-butadiene copolymer and a styrene-isoprene copolymer. These may be used alone or in combination of two or more. These can be manufactured by a known method.
[0024]
The vinyl aromatic compound-conjugated diene copolymer may be composed of one block or may be composed of two or more blocks having different structures. Examples of the structure having one block include a copolymer having a structure in which a vinyl aromatic compound and a conjugated diene are randomly arranged, for example, a styrene-butadiene random copolymer and a styrene-isoprene random copolymer. . Examples of the polymer composed of two or more blocks having different structures include a copolymer composed of a styrene homopolymer block-butadiene homopolymer and a copolymer composed of a styrene homopolymer block-isoprene homopolymer block. Copolymer, Styrene Homopolymer Block-Butadiene Homopolymer Block-Styrene Homopolymer Block Copolymer, Styrene Homopolymer Block-Isoprene Homopolymer Block-Styrene Homopolymer Block Copolymer, copolymer composed of styrene homopolymer block-butadiene-isoprene copolymer block-styrene homopolymer block, styrene homopolymer block-styrene-butadiene copolymer block-styrene homopolymer block Copolymer composed of In such a copolymer, the styrene-butadiene copolymer block may be a block having a structure in which styrene and butadiene are randomly copolymerized, or a taper in which the styrene unit content gradually decreases or increases. It may be a block having a shape like a letter.
[0025]
The vinyl aromatic compound-conjugated diene copolymer hydrogenated product is a polymer obtained by hydrogenating the above-mentioned vinyl aromatic compound-conjugated diene copolymer, and is a vinyl aromatic compound-conjugated diene copolymer. As in the case of merging, the structure may be composed of one block, or may be composed of two or more blocks having different structures. Examples of the hydrogenated product of a copolymer of a vinyl aromatic compound and a conjugated diene include a hydrogenated product of a styrene-1,3-butadiene copolymer and a hydrogenated product of a styrene-isoprene copolymer. They may be used alone or in combination of two or more.
[0026]
The melt flow rate (MFR) of the polymer of the component (b2) is usually 0.5 to 50 g / 10 minutes, and preferably 1 to 30 g / 10 minutes from the viewpoint of extrusion processability. The MFR is measured at a temperature of 230 ° C. and a load of 21.18 N according to JIS K7210.
[0027]
The content of the monomer unit derived from the vinyl aromatic compound of the polymer of the component (b2) is preferably 5 to 30% by weight, more preferably 10 to 20% by weight. However, the content of all monomer units contained in each polymer of the component (b2) is set to 100% by weight. In addition, the vinyl aromatic compound unit content is determined by 1 H-NMR measurement.
[0028]
As the polymer of the component (b2), a hydrogenated vinyl aromatic compound-conjugated diene copolymer having a hydrogenation rate of 80% or more is preferable, and a vinyl aromatic compound-conjugated diene copolymer having a hydrogenation rate of 90% or more is preferred. A hydrogenated polymer is more preferable, and a hydrogenated vinyl aromatic compound-conjugated diene copolymer having a hydrogenation ratio of 96% or more is further preferable. The hydrogenation rate is determined by 1 H-NMR measurement.
[0029]
Component (C) in the present invention is a petroleum resin. Examples of the petroleum resins include rosin-based resins, terpene-based resins, thermoplastic resins obtained by polymerizing and solidifying a cracked oil fraction generated by thermal decomposition of petroleum, coumarone-indene resin, alkyl-phenol resin, and the like. Examples of the rosin resin include gum rosin, wood rosin, hydrogenated rosin, esterified rosin esterified with alcohol, and rosin phenol resin obtained by reacting phenol and rosin. Examples of the terpene resin include a terpene resin obtained by polymerizing α-pinene and β-pinene, a terpene phenol resin obtained by reacting phenol with a terpene, an aromatic modified terpene resin imparted with styrene and the like, and a hydrogenated terpene resin. it can. Examples of the thermoplastic resin obtained by polymerizing and solidifying a cracked oil fraction generated by thermal decomposition of petroleums include an aliphatic petroleum resin using a C5 fraction as a raw material, an aromatic petroleum resin using a C9 fraction as a raw material, Examples thereof include alicyclic petroleum resins using dicyclopentadiene as a raw material, copolymerized petroleum resins obtained by copolymerizing two or more of these, and hydrogenated petroleum resins obtained by hydrogenating these. Specifically, for example, commercially available products such as Heylets and Petrozine manufactured by Mitsui Chemicals, Inc., Alcon manufactured by Arakawa Chemical Industries, Ltd., and Clearon manufactured by Yashara Chemical Co., Ltd. can be used.
[0030]
Among the petroleum resins of the component (C), hydrogenated derivatives such as hydrogenated rosin, hydrogenated terpene resins, and hydrogenated petroleum resins are preferred in terms of color tone and odor.
[0031]
Component (D) in the present invention is a nonionic surfactant. Examples of the nonionic surfactant include polyoxyethylene higher alcohol ethers such as polyoxyethylene lauryl alcohol ether, polyoxyethylene lauryl alcohol ether, and polyoxyethylene oleyl alcohol ether; polyoxyethylene octyl phenyl ether, polyoxyethylene Polyoxyethylene alkyl aryl ethers such as nonylphenyl ether; polyoxyethylene acyl esters such as polyethylene glycol monostearate; polypropylene glycol ethylene oxide adducts; sorbitan such as sorbitan monostearate, sorbitan monopalmitate and sorbitan monobenzoate Fatty acid esters: diglycerin monolaurate, diglycerin monopalmitate, diglycerin Diglycerin fatty acid esters such as nostearate, diglycerin monooleate, diglycerin dilaurate, diglycerin dipalmitate, diglycerin distearate, diglycerindiolate; glycerin monolaurate, glycerin monopalmitate, glycerin monostearate Fatty acid esters such as glycerin monooleate, glycerin dilaurate, glycerin dipalmitate, glycerin distearate, glycerin diolate; pentaerythritol fatty acid esters such as pentaerythritol monostearate; dipentaerythritol monopalmitate Dipentaerythritol fatty acid esters; sorbitan monopalmitate half adipate, diglycerin monostearate half glutamate Sorbitan such as acid esters and diglycerin fatty acid / dibasic acid esters; or condensates thereof with alkylene oxides such as ethylene oxide and propylene oxide such as polyoxyethylene sorbitan monolaurate and polyoxypropylene sorbitan monostearate Polyoxyethylene alkylamine and fatty acid amides such as polyoxyethylene stearylamine, polyoxyethylene oleylamine, and polyoxyethylene stearamide; and sugar esters. Among them, from the viewpoint of peelability, an ester of a fatty acid having 12 to 22 carbon atoms and glycerin or diglycerin is preferable, and an ester of a fatty acid having 12 to 22 carbon atoms and glycerin is more preferable. Monostearate and glycerin monopalmitate are more preferred.
[0032]
In the resin composition of the present invention, the content of the components (A) to (D) is from 20 to 80% by weight, preferably from 25 to 75% by weight. It is preferably 30 to 69.5% by weight, and the content of the component (B) is 10 to 70% by weight, preferably 15 to 60% by weight, more preferably 20 to 50% by weight, The content of the component (C) is 1 to 50% by weight, preferably 5 to 45% by weight, more preferably 10 to 40% by weight, and the content of the component (D) is 0.1% by weight. -5% by weight, preferably 0.2-4% by weight, more preferably 0.5-3% by weight. However, the total amount of the components (A) to (C) is 100% by weight. If the content of the component (A) is too small, the heat resistance may be poor. If the content of the component (A) is too large, the flexibility may be poor. If the content of the component (B) is too small, the softness may be poor. If the content of the component (B) is too large, the heat resistance may be poor. If the content of the component (C) is too small, the transparency may be poor. If the content is too large, flexibility may be poor. If the content of the component (D) is too small, the releasability may be poor. If the content of the component (D) is too large, the transparency may be poor.
[0033]
In the resin composition of the present invention, if necessary, a crystal nucleating agent, a clarifying agent, a heat stabilizer, an ultraviolet stabilizer, an ultraviolet absorber, an ozone deterioration inhibitor, a weather resistance stabilizer, a foaming agent, and an antifogging agent , Rust inhibitor, ion trapping agent, flame retardant, flame retardant auxiliary, inorganic filler, antistatic agent, internal release agent, colorant, dispersant, antiblocking agent, lubricant, antibacterial agent, foaming agent, foaming auxiliary And various additives such as high-frequency processing aids, organic pigments and inorganic pigments.
[0034]
The resin composition of the present invention comprises a component (A), a component (B), a component (C), and a component (D), and other components added as necessary, using a Banbury mixer, a pressure kneader, and a roll. It is manufactured by kneading with a known kneading machine such as a single screw extruder or a twin screw extruder. In the kneading, the respective components may be kneaded at once, or a method of kneading a part of the components and then adding the remaining components to continue the kneading. For each of B), component (C) and component (D), a masterbatch based on component (A) may be prepared, and these masterbatches and component (A) may be blended.
[0035]
The resin composition of the present invention is formed into various shapes such as films, sheets, tubes, containers and the like by a known molding method, for example, extrusion molding, calender molding, inflation molding, blow molding and the like, and used.
[0036]
When the resin composition of the present invention is used as a film, a multilayer film in which a layer made of another material is laminated on a layer made of the resin composition of the present invention may be used. Examples of the layer made of another material include a layer containing an olefin-based resin, a layer containing a polyamide resin, a layer containing a polyvinyl alcohol resin, and a layer containing a polyester resin. A method of dry laminating or extruding an axially stretched film, an unstretched nylon film, a stretched nylon film, a stretched polyethyl terephthalate film, an aluminum foil, papers, etc., and a co-extrusion method by a T-die method or an inflation method. can give.
[0037]
When an oxidation treatment is required on the surface of the film, a surface treatment such as a corona discharge treatment or a flame treatment can be performed by a method usually employed in industry.
[0038]
The film using the resin composition of the present invention can make the contents look high-quality, the film has a good opening property, and has an excellent tactile sensation, and is preferably used for packaging clothing such as shirts. Can be
[0039]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples and Comparative Examples.
Physical properties were measured by the following methods.
(1) Monomer composition of amorphous olefin-based polymer Using a nuclear magnetic resonance apparatus (trade name: AC-250, manufactured by Bruker), it was calculated based on the measurement results of 13 CNMR spectrum. Specifically, in the 13 C-NMR spectrum, the ratio of the propylene monomer unit to the 1-butene monomer unit-based methyl carbon spectral intensity is determined as the ratio of the propylene monomer unit to the 1-butene monomer unit. -The composition ratio of the butene monomer unit was calculated.
(2) Melt flow rate (MFR)
According to JIS K-7210, the measurement was performed under the conditions of a load of 21.18 N and a temperature of 230 ° C.
(3) Intrinsic viscosity ([η])
Performed at 135 ° C. using an Ubbelohde viscometer. The concentration (c) of the amorphous olefin polymer per unit volume of tetralin is adjusted to 0.6, 1.0, and 1.5 mg / ml in a tetralin solution of the amorphous olefin polymer. The intrinsic viscosity at was measured. The measurement was repeated three times at each concentration, the average of the three values obtained was taken as the specific viscosity (η sp ) at that concentration, and the value obtained by extrapolating c of η sp / c to zero was the limiting viscosity [η ].
(4) Molecular weight distribution (Mw / Mn)
The molecular weight distribution (Mw / Mn) was determined from the ratio of the weight average molecular weight (Mw) to the number average molecular weight (Mn) by gel permeation chromatography (GPC). The measurement was performed under the following conditions.
Figure 2004256732
(5) Differential Scanning Calorimetry Measurement was performed under the following conditions using a differential scanning calorimeter (DSC220C manufactured by Seiko Instruments Inc .: input compensation DSC). In addition, indium was used as a standard substance for measurement.
(I) About 5 mg of the sample was heated from room temperature to 200 ° C. at a rate of 30 ° C./min, and held for 5 minutes after the completion of the heating.
(Ii) Next, the temperature was lowered from 200 ° C. to −100 ° C. at a temperature lowering rate of 10 ° C./min.
(Iii) Next, the temperature was raised from -100 ° C to 200 ° C at a rate of 10 ° C / min.
[0040]
(6) After placing the transparent resin composition in a press molding machine (manufactured by Shindo Metal Industry Co., Ltd.) at a temperature of 230 ° C. for 5 minutes using a metal frame having a thickness of 100 μm, a pressure of 100 kg / cm. 2. Pressing was performed for 5 minutes. It was cooled at a temperature of 30 ° C., a pressure of 20 kg / cm 2 , and a time of 5 minutes by a cooling press molding machine (manufactured by Shindo Metal Industry Co., Ltd.) to produce a film having a thickness of 100 μm. The haze (unit:%) of the obtained 100 μm film was measured according to ASTM D-1003.
(7) The resin composition was formed into a film having a thickness of 100 μm by the same method as the method of forming the film used in the evaluation of the releasability and transparency, and the size of the film was set to 50 mm × 120 mm. The two films were stacked, a load of 150 g / cm 2 was applied thereto, and the condition was adjusted in an oven at 40 ° C. for 9 hours. Then, a force (peeling force) required to peel the films at room temperature was measured. For the measurement of the peeling force, each film was pulled at a speed of 200 mm / min by a tensile tester (180 ° peeling test).
(8) The flexibility of the flexible resin composition was determined by measuring the flexural modulus (unit: MPa) according to ASTM D747-70.
(9) Heat resistance Except for using a metal frame having a thickness of 0.5 mm, a resin composition was formed into a sheet having a thickness of 0.5 mm by the same method as the method of forming a film used for evaluation of transparency. The size of the sheet was set to 25 mm × 140 mm. The sheet was suspended by fixing a portion 25 mm from the upper end of the sheet so that the longitudinal direction was vertical, and then a 10 g weight was hung at a portion 25 mm from the lower end of the sheet. Condition the suspended sheet at 120 ° C., 130 ° C., 140 ° C., 150 ° C. or 160 ° C. for 1 hour, measure the sheet length in the longitudinal direction, and measure the elongation length of the sheet. (Creep test). As for heat resistance, the lowest temperature at which the elongation length of the sheet became 1 mm or more was evaluated as heat resistance. The higher the temperature, the better the heat resistance.
[0041]
<Example 1>
(Production of amorphous α-olefin polymer)
In a 100 L SUS polymerization vessel equipped with a stirrer, propylene and 1-butene are continuously copolymerized by the following method using hydrogen as a molecular weight controller, and the amorphous α-olefin of the present invention is obtained. A propylene-1-butene copolymer corresponding to the polymer was obtained.
From the lower part of the polymerization vessel, hexane as a polymerization solvent was continuously supplied at a supply rate of 100 L / hour, propylene was supplied at a supply rate of 24.00 Kg / hour, and 1-butene was supplied at a supply rate of 1.81 kg / hour. Supplied.
The reaction mixture was continuously withdrawn from the top of the polymerization vessel such that the reaction mixture in the polymerization vessel maintained a volume of 100 L.
From the lower part of the polymerization vessel, dimethylsilyl (tetramethylcyclopentadienyl) (3-tert-butyl-5-methyl-2-phenoxy) titanium dichloride as a component of the polymerization catalyst was supplied at a supply rate of 0.005 g / hour. Triphenylmethyltetrakis (pentafluorophenyl) borate was continuously supplied at a supply rate of 0.298 g / hour, and triisobutylaluminum was supplied at a supply rate of 2.315 g / hour.
The copolymerization reaction was carried out at 45 ° C. by circulating cooling water through a jacket attached to the outside of the polymerization vessel.
A small amount of ethanol was added to the reaction mixture continuously withdrawn from the top of the polymerization vessel to stop the polymerization reaction, followed by demonomerization and water washing, and then the solvent was removed by steam in a large amount of water. As a result, a propylene-1-butene copolymer was obtained, which was dried at 80 ° C. under reduced pressure for one day. The production rate of the copolymer was 7.10 kg / hour.
Table 1 shows the physical property evaluation results of the obtained propylene-1-butene copolymer (hereinafter, referred to as APB).
[0042]
[Table 1]
Figure 2004256732
[0043]
(Production of resin composition)
85% by weight of APB and a crystalline propylene-ethylene random copolymer (Noblene FS2011DG3 manufactured by Sumitomo Mitsui Polyolefin Co., Ltd., MFR = 2.5 g / 10 minutes, ethylene unit content = 0.5% by weight, hereinafter PP-1 After melt-kneading 15% by weight with a Banbury kneader, the mixture is passed through a pressure roll to form a sheet, and further pelletized by a pelletizer to prepare a resin composition (hereinafter, referred to as resin composition (1)). did. Next, 35.3% by weight of the resin composition (1), 28.8% by weight of PP (1), 30% by weight of a terpene resin (Clearon P135 manufactured by Yashara Chemical Co., Ltd.), and a nonionic surfactant master A batch (Rikemaster MSE-17 manufactured by Riken Vitamin Co., Ltd. (17% by weight of a mixture of glycerin monopalmitate and glycerin monostearate (hereinafter, referred to as SA)) and a crystalline propylene-based polymer (hereinafter PP-2) Is supplied to a Labo Plastomill kneader (manufactured by Toyo Seiki Co., Ltd.) at a kneading temperature of 230 ° C., a preheating time of 1 minute, and a kneading time. The resin composition was obtained by kneading at 60 rpm for 3 minutes. Table 2 shows the evaluation results of the obtained resin compositions.
[0044]
<Comparative Example 1>
35.3% by weight of the resin composition (1), 34.7% by weight of PP (1), and 30% by weight of a terpene resin (Clearon P135 manufactured by Yashara Chemical Co., Ltd.) were mixed with a Labo Plastomill kneader (Toyo Seiki Co., Ltd.) and kneaded under the same conditions as in Example 1 to obtain a resin composition. Table 2 shows the evaluation results of the obtained resin compositions.
[0045]
[Table 2]
Figure 2004256732
[0046]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a resin composition having excellent releasability, transparency, flexibility, and heat resistance and a film using the resin composition can be provided. The film has excellent scratch resistance and strength, and is suitably used for packaging clothing.

Claims (5)

下記成分(A)〜(D)を含有する樹脂組成物であって、成分(A)〜(D)の合計量を100重量%として、成分(A)の含有量が20〜80重量%であり、成分(B)の含有量が10〜70重量%であり、成分(C)の含有量が1〜50重量%であり、成分(D)の含有量が0.1〜5重量%である樹脂組成物。
(A):結晶性オレフィン系重合体
(B):下記成分(b1)および/または(b2)
(b1):下記要件▲1▼および▲2▼を充足する非晶性α−オレフィン系重合体
▲1▼示差走査熱量測定(DSC)により、結晶融解熱量が1J/g以上の融解ピークおよび結晶化熱量が1J/g以上の結晶化ピークのいずれもが、−100〜200℃に観測されないこと
▲2▼α−オレフィンから誘導される単量体単位の含有量が30モル%以上であること(但し、該重合体中の全単量体単位の含有量を100モル%とする。)
(b2):ビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体および/またはビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体水添物
(C):石油樹脂類
(D):非イオン性界面活性剤
A resin composition containing the following components (A) to (D), wherein the total amount of components (A) to (D) is 100% by weight, and the content of component (A) is 20 to 80% by weight. The content of the component (B) is 10 to 70% by weight, the content of the component (C) is 1 to 50% by weight, and the content of the component (D) is 0.1 to 5% by weight. Certain resin compositions.
(A): crystalline olefin polymer (B): the following components (b1) and / or (b2)
(B1): An amorphous α-olefin polymer satisfying the following requirements (1) and (2): (1) Melting peak and crystal having a heat of crystal fusion of 1 J / g or more by differential scanning calorimetry (DSC). None of the crystallization peaks having a heat of formation of 1 J / g or more are observed at -100 to 200 ° C. (2) The content of monomer units derived from α-olefin is 30 mol% or more. (However, the content of all monomer units in the polymer is 100 mol%.)
(B2): hydrogenated vinyl aromatic compound-conjugated diene copolymer and / or hydrogenated vinyl aromatic compound-conjugated diene copolymer (C): petroleum resins (D): nonionic surfactant
非晶性α−オレフィン系重合体の極限粘度[η]が、0.5〜10dl/gである請求項1に記載の樹脂組成物。The resin composition according to claim 1, wherein the intrinsic viscosity [η] of the amorphous α-olefin polymer is 0.5 to 10 dl / g. 結晶性オレフィン系重合体が結晶性プロピレン系重合体である請求項1または2に記載の樹脂組成物。The resin composition according to claim 1, wherein the crystalline olefin-based polymer is a crystalline propylene-based polymer. 非イオン性界面活性剤が、炭素原子数12〜22の脂肪酸とグリセリンとのエステルである請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂組成物。The resin composition according to any one of claims 1 to 3, wherein the nonionic surfactant is an ester of a fatty acid having 12 to 22 carbon atoms and glycerin. 請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂組成物を用いる衣料品包装用フィルム。A clothing packaging film using the resin composition according to claim 1.
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