JP2004254227A - 信号処理モジュールならびにそれを利用した無線装置および無線基地局 - Google Patents

信号処理モジュールならびにそれを利用した無線装置および無線基地局 Download PDF

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Abstract

【課題】キャリブレーション処理に必要なケーブルの本数を減らし、ケーブル長を短くする。
【解決手段】アンテナ用端子24は、アンテナを接続する。カプラ26は、データ通信のRFの信号を送受信するための信号線からキャリブレーション処理に使用するための信号線を分岐する。カプラ26間は、カプラ間キャリブレーション用ケーブル206によって接続する。アンテナ側スイッチ28は、信号処理装置側スイッチ34と共に送信と受信に応じて使用する信号線を切り替える。PA30は、送信すべきRFの信号を増幅する。LNA32は、受信したRFの信号を増幅する。信号処理装置用端子36は、信号処理装置を接続する。下り信号キャリブレーション端子40は、キャリブレーション処理のために信号処理装置を接続する。上り信号キャリブレーション端子38は、終端器を接続する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は信号処理モジュールならびにそれを利用した無線装置および無線基地局に関する。特に無線装置および無線基地局における送受信系の調整を行うための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線通信において、周波数資源の有効利用と通信品質の改善を図るべく、アダプティブアレイ技術が検討されている。アダプティブアレイは、アダプティブビームフォーミングおよびアダプティブヌルステアリングを含み、アダプティブビームフォーミングは、通信対象の無線装置に対して最大の送信電力で送信するための技術であり、アダプティブヌルステアリングは、通信対象でない無線装置に対して干渉を与えないための技術である。アダプティブアレイ技術を有する無線装置は、一般に複数のアンテナで信号を受信し、アダプティブビームフォーミングの実行のために、通信対象の無線装置に対して最大の送信電力になるように送信信号の振幅と位相を制御する。一方、アダプティブヌルステアリングの実行のために、通信対象でない無線装置からの干渉を受けないように信号の振幅と位相を制御する。
【0003】
複数のアンテナを備えた無線装置において、各アンテナに対応した送信系と受信系のハードウエアに特性の不均一性が存在する場合、各アンテナから送信される無線周波数(RF)の信号の振幅と位相が所望のものと異なる。そのため、複数のアンテナを備えたアダプティブアレイでは、アダプティブビームフォーミングやアダプティブビームステアリングによって信号の振幅と位相を制御するため、送信系と受信系のハードウエアの特性の調整を目的として、キャリブレーション処理を実行する(例えば、特許文献1参照。)。また、ハードウエアの特性は温度によっても影響を受けるため、温度変化に応じて各アンテナにおける送信系と受信系のハードウエアの特性差を検出して調整する必要もある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−53661号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者はこうした状況下、以下の課題を認識するに至った。無線基地局装置によるカバーエリアを広くするためには、無線基地局装置のアンテナを鉄塔などの高所に設置することが望ましい。その際、無線基地局装置の保守を考慮すれば、無線基地局装置自体は、保守管理者にとって操作可能なビル内等の低所に設置する方が望ましい。つまり、アンテナと送信アンプ等を含む無線信号処理モジュールと、無線基地局装置を分離した設置が適している。一方、無線基地局装置に設けられたアダプティブアレイの特性を最適にするためには、無線基地局装置が無線端末装置と通信している期間においてもキャリブレーション処理を実行する方がよい。
【0006】
しかし、無線信号処理モジュールと無線基地局装置が分離した形態で、通信処理期間中にキャリブレーション処理を実行するためには、無線信号処理モジュールと無線基地局装置の間を、信号伝送用のケーブルとキャリブレーション用のケーブルの2種類のケーブルで接続する必要がある。さらに、アンテナ数が増加すればケーブルも増加し、ケーブルの設置作業やケーブルのコストがより大きくなる。
【0007】
本発明者はこうした状況を認識して、本発明をなしたものであり、その目的は複数のアンテナを有した信号処理モジュールならびにそれを利用した無線装置および無線基地局を提供することにある。また、キャリブレーション処理機能を有した信号処理モジュールならびにそれを利用した無線装置および無線基地局を提供することにある。また、キャリブレーション用のケーブル数を低減した信号処理モジュールならびにそれを利用した無線装置および無線基地局を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のある態様は、信号処理モジュールである。この信号処理モジュールは、信号の伝送処理を目的とした信号処理装置に設けられた複数の信号端子をそれぞれ接続するための複数の信号処理装置用端子からなる信号処理装置用端子群と、複数のアンテナをそれぞれ接続するための複数のアンテナ用端子からなるアンテナ用端子群と、複数の信号処理装置用端子と複数のアンテナ用端子の間にそれぞれ設けられた複数の増幅器からなる増幅器群と、複数のアンテナ用端子と複数の増幅器の間にそれぞれ設けられた複数のカプラからなるカプラ群と、複数のカプラを直列に接続する第1のキャリブレーション用ケーブルと、接続した複数のカプラのうちのひとつと、キャリブレーションを目的とした信号処理を行うためのキャリブレーション処理装置を接続する第2のキャリブレーション用ケーブルとを含む。
【0009】
第1のキャリブレーション用ケーブルを第2のキャリブレーション用ケーブルよりも細いケーブルにて構成してもよい。第2のキャリブレーション用ケーブルは、複数のカプラのうちの最もキャリブレーション処理装置に近いカプラに接続してもよい。
【0010】
以上の装置により、第1のキャリブレーション用ケーブルを第2のキャリブレーション用ケーブルより短くでき、さらに信号処理モジュールにおける第2キャリブレーション用ケーブルの接続端子数を削減できる。
【0011】
本発明の別の態様は、無線装置である。この装置は、信号の伝送処理を行う信号処理部と、信号処理部に設けられた複数の信号端子にそれぞれ接続した複数の増幅器からなる増幅器群と、複数の増幅器と複数のアンテナの間にそれぞれ設けられた複数のカプラからなるカプラ群と、複数のカプラを直列に接続する第1のキャリブレーション用ケーブルと、接続した複数のカプラのうちのひとつに一端を接続する第2のキャリブレーション用ケーブルと、第2のキャリブレーション用ケーブルの他端に接続され、キャリブレーションのための信号処理を行うキャリブレーション処理部とを含む。
【0012】
キャリブレーション処理部は、接続された第2のキャリブレーション用ケーブルの長さに応じて、キャリブレーションのための信号の電力を減衰させる可変減衰部を含んでもよい。
【0013】
以上の装置により、第2のキャリブレーション用ケーブル長に応じてキャリブレーション処理のために入力される信号の電力を調整できるためキャリブレーション処理用の信号についての入力電力のダイナミックレンジを小さくできる。
【0014】
本発明のさらに別の態様は、無線基地局である。この無線基地局は、信号の伝送処理を行う信号処理部と、信号処理部に設けられた複数の信号端子にそれぞれ接続した複数の増幅器からなる増幅器群と、複数の増幅器のそれぞれと複数のアンテナのそれぞれの間に設けられた複数のカプラからなるカプラ群と、複数のカプラを直列に接続する第1のキャリブレーション用ケーブルと、接続した複数のカプラのうちのひとつに一端を接続する第2のキャリブレーション用ケーブルと、第2のキャリブレーション用ケーブルの他端に接続され、キャリブレーションのための信号処理を行うキャリブレーション処理部とを含む。
【0015】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0016】
【発明の実施の形態】
本実施の形態は、複数のアンテナに対応して設けられた増幅器と複数のアンテナを含んだRFモジュールと、周波数の異なった複数のキャリアによる信号を同時に処理可能な送受信部などを含んだ信号処理装置が別々に設けられた基地局装置に関する。基地局装置が、所定の周波数で通信対象の端末装置に対する通信処理を実行しつつ、同時に別の周波数で内部に含まれる送受信部や増幅器のキャリブレーション処理を実行するために、RFモジュールは信号処理装置中の送受信部と信号伝送用のケーブルによって接続されているのに加えて、信号処理装置中のキャリブレーション処理部とキャリブレーション用のケーブルによって接続される。
【0017】
キャリブレーション用のケーブルは、本来ならばアンテナ数本必要になるが、本実施の形態においては、複数のアンテナのそれぞれと接続したカプラ間を第1のキャリブレーション用ケーブルによって直列に接続した後、ひとつのアンテナに接続されたカプラと信号処理装置中のキャリブレーション処理部を第2のキャリブレーション用ケーブルによって接続する。以上の構成によって、RFモジュールと信号処理装置間のキャリブレーション用ケーブルの本数を削減できる。さらに、RFモジュールは信号処理装置から離して高所に設置し、アンテナ間の距離がRFモジュールの大きさを限度に設計されれば、第1のキャリブレーション用ケーブルの長さは第2のキャリブレーション用ケーブルの長さより短くでき、ケーブルの合計の長さも削減できる。また、RFモジュールのキャリブレーション用ケーブル接続端子数を削減できるため、RFモジュールの接続工程を簡略化できる。
【0018】
図1は、本実施の形態に係る基地局装置100の構成を示す。基地局装置100は、アンテナ10と総称する第11アンテナ10aa、第12アンテナ10ab、第13アンテナ10ac、第21アンテナ10ba、第22アンテナ10bb、第23アンテナ10bc、第N1アンテナ10na、第N2アンテナ10nb、第N3アンテナ10nc、RFモジュール12と総称する第1RFモジュール12a、第2RFモジュール12b、第NRFモジュール12n、信号処理装置14を含み、信号処理装置14は、送受信部18、キャリブレーション処理部20、制御部22を含む。また、信号線として、RF信号線200と総称する第1RF信号線200a、第2RF信号線200b、第NRF信号線200n、モジュール間キャリブレーション用ケーブル202と総称する第1モジュール間キャリブレーション用ケーブル202a、第2モジュール間キャリブレーション用ケーブル202b、第Nモジュール間キャリブレーション用ケーブル202n、GPPメッセージ線204を含む。
【0019】
アンテナ10は、所定のRFによって、図示しない複数の端末装置を接続する。ここでは、アンテナ10の本数を3×Nとし、無指向性アンテナや指向性アンテナのいずれかに限定しないものとする。
【0020】
RFモジュール12は、RF信号線200によって入力された送信すべきRFの信号を増幅してアンテナ10に出力し、またアンテナ10によって受信したRFの信号を増幅してRF信号線200によって出力する。さらに、キャリブレーション処理のために必要な信号をモジュール間キャリブレーション用ケーブル202から入出力する。ここで、ひとつのRFモジュール12は、3つのアンテナ10を接続し、それに応じてひとつのRF信号線200は、3本のケーブルによって構成されているものとする。
【0021】
送受信部18は、送受信処理のために必要な周波数変換処理、デジタル−アナログ変換処理、変復調処理などを実行する。また、所定のインターフェースを有し、ネットワーク16と接続される。
【0022】
キャリブレーション処理部20は、キャリブレーション処理のために必要な信号を送受信する処理を実行する。また、キャリブレーション処理部20は、RFモジュール12にモジュール間キャリブレーション用ケーブル202で接続され、送受信部18にGPPメッセージ線204で接続される。
【0023】
制御部22は、図示しない信号線によって送受信部18やキャリブレーション処理部20に接続され、信号処理装置14におけるデータの通信処理やキャリブレーション処理でのタイミング等を制御する。
【0024】
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリのロードされた予約管理機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
【0025】
図2は、第1RFモジュール12aの構成を示す。第1RFモジュール12aは、アンテナ用端子24と総称する第1アンテナ用端子24a、第2アンテナ用端子24b、第3アンテナ用端子24c、カプラ26と総称する第1カプラ26a、第2カプラ26b、第3カプラ26c、アンテナ側スイッチ28と総称する第1アンテナ側スイッチ28a、第2アンテナ側スイッチ28b、第3アンテナ側スイッチ28c、PA(Power Amplifier)30と総称する第1PA30a、第2PA30b、第3PA30c、LNA(Low NoiseAmplifier)32と総称する第1LNA32a、第2LNA32b、第3LNA32c、信号処理装置側スイッチ34と総称する第1信号処理装置側スイッチ34a、第2信号処理装置側スイッチ34b、第3信号処理装置側スイッチ34c、信号処理装置用端子36と総称する第1信号処理装置用端子36a、第2信号処理装置用端子36b、第3信号処理装置用端子36c、上り信号キャリブレーション端子38、下り信号キャリブレーション端子40を含む。
【0026】
また、信号線としてカプラ間キャリブレーション用ケーブル206と総称する第1カプラ間キャリブレーション用ケーブル206a、第2カプラ間キャリブレーション用ケーブル206bを含む。
【0027】
アンテナ用端子24は、図1のアンテナ10を接続するためのインターフェースである。インターフェースの形状や特性は、アンテナ10に応じて設計される。
カプラ26は、アンテナ用端子24と後述する信号処理装置用端子36によって形成され、かつデータ通信のRFの信号を伝送するための信号線からキャリブレーション処理に使用するための信号線を分岐する。カプラ26のそれぞれの間は、カプラ間キャリブレーション用ケーブル206によって接続される。カプラ26は、下り回線のキャリブレーション処理を実行する場合に、信号処理装置用端子36から入力した信号を下り信号キャリブレーション端子40に出力し、上り回線のキャリブレーション処理を実行する場合に、下り信号キャリブレーション端子40から入力した信号を信号処理装置用端子36に出力する。なお、第1RFモジュール12aの小型化を目的として、カプラ間キャリブレーション用ケーブル206にはモジュール間キャリブレーション用ケーブル202より細いケーブルを使用してもよい。
【0028】
アンテナ側スイッチ28は、信号処理装置側スイッチ34と共に送信する場合と受信する場合に応じて使用する信号線を切り替え、送信の場合に後述するPA30を使用し、受信の場合に後述するLNA32を使用するように動作する。また、切替のための信号は図1の制御部22から供給される。
【0029】
PA30は、送信すべきRFの信号を増幅する。LNA32は、受信したRFの信号を増幅する。
信号処理装置用端子36は、図1の送受信部18を接続するためのインターフェースである。信号処理装置用端子36のそれぞれは、3本の信号線によって構成された第1RF信号線200aを接続する。
【0030】
下り信号キャリブレーション端子40は、図1のキャリブレーション処理部20と接続するためにモジュール間キャリブレーション用ケーブル202を接続するインターフェースである。下り信号キャリブレーション端子40を、キャリブレーション処理部20に最も近い位置に設けることによって、モジュール間キャリブレーション用ケーブル202の長さが最短に設計される。また、別のRFモジュール12に接続する場合もある。
上り信号キャリブレーション端子38は、終端器あるいは別のRFモジュール12を接続するためのインターフェースである。
【0031】
図3は、送受信部18の構成を示す。送受信部18は、周波数変換部42と総称する第1周波数変換部42a、第2周波数変換部42b、第N周波数変換部42n、変復調部44、キャリブレーション処理部70を含み、変復調部44は、受信側乗算部48と総称する第1受信側乗算部48a、第2受信側乗算部48b、第N受信側乗算部48n、ウエイト計算部50、合成部52、処理部54、送信側乗算部56と総称する第1送信側乗算部56a、第2送信側乗算部56b、第N送信側乗算部56nを含み、キャリブレーション処理部70は、信号部72と総称する第1信号部72a、第2信号部72b、第N信号部72n、受信用測定部46を含む。
【0032】
周波数変換部42は、RF信号線200を接続し、データ通信処理のための中間周波数またはベースバンド信号と、RFの信号間の変換を実行する。また、ベースバンド信号とデジタル信号を変換するためのアナログ−デジタル変換器、デジタル−アナログ変換器を含む。受信したRFの信号を変換したデジタル信号を後述する受信側乗算部48へ出力し、送信すべきデジタル信号は、後述する送信側乗算部56から入力する。
【0033】
ウエイト計算部50は、入力したデジタル信号から、入力したデジタル信号をそれぞれ重み付けするための係数を計算する。また、計算された重み付けの係数は、そのままあるいは所定の変換を施した後に、送信すべきデジタル信号を重み付けする係数として使用される。係数の計算には、LMSアルゴリズムやRLSアルゴリズムなどの適応アルゴリズムや、到来方向推定などが用いられ、そのために、図示しない他の信号が入力されてもよい。
【0034】
受信側乗算部48は、ウエイト計算部50で計算した重み付け係数と受信したデジタル信号をそれぞれ乗算する。乗算結果は、合成部52で合成される。
処理部54は、合成部52で合成された信号を復調処理し、さらに送信すべき信号を変調処理する。
送信側乗算部56は、ウエイト計算部50で計算した重み付け係数と送信すべきデジタル信号をそれぞれ乗算する。
【0035】
信号部72は、RF信号線200を接続し、キャリブレーション処理のためのRFの信号とベースバンドの信号を変換する。データ通信処理と同時にキャリブレーション処理を実行するために、RFとして変復調部44で使用された周波数とは別の周波数を使用する。また、キャリブレーション処理のために、所定の周波数の信号である連続波を発振する。さらに、ベースバンド信号とデジタル信号を変換するためのアナログ−デジタル変換器、デジタル−アナログ変換器を含む。いくつかのアンテナ10のみの使用に対応して、信号部72のうちのいくつかが選択的に動作する場合、制御部22が選択する。
【0036】
受信用測定部46は、受信したキャリブレーション処理のための信号をもとに上り回線についての信号の特性を測定する。これは、キャリブレーション処理部20から送信され、送受信部18で受信された信号間の振幅比、位相差を検出する。さらに、測定結果をもとに、LNA32の増幅率の調整を制御してもよい。
【0037】
図4は、キャリブレーション処理部20の構成を示す。キャリブレーション処理部20は、可変減衰部60、信号変換部58、送信用測定部64を含む。なお、図4では、送受信部18に接続されるGPPメッセージ線204は省略されている。
可変減衰部60は、受信処理において、モジュール間キャリブレーション用ケーブル202の入力電力を調整するために、減衰量を可変させる。すなわち、モジュール間キャリブレーション用ケーブル202から出力される信号の電力は、モジュール間キャリブレーション用ケーブル202の長さによって異なるが、これを所定のダイナミックレンジ内の値になるように調整する。
【0038】
信号変換部58は、下り回線のキャリブレーション処理のための信号を受信処理し、さらに上り回線のキャリブレーション処理のための信号を送信処理する。前者は、可変減衰部60から入力され、後者は可変減衰部60へ出力する。受信処理と送信処理について信号変換部58は、キャリブレーション処理のためのRFの信号とベースバンド信号を変換する。また、キャリブレーション処理のために、所定の周波数の信号である連続波を発振する。さらに、ベースバンド信号とデジタル信号を変換するためのアナログ−デジタル変換器、デジタル−アナログ変換器を含む。
【0039】
送信用測定部64は、受信したキャリブレーション処理のための信号をもとに下り回線についての信号の特性を測定する。これは、送受信部18から送信され、キャリブレーション処理部20で受信された信号間の振幅比、位相差を検出する。さらに、測定結果をもとに、PA30の増幅率の調整を制御してもよい。
【0040】
図5は、キャリブレーション処理のフローチャートを示す。送受信部18は、キャリブレーション処理の実行前の処理に必要な前処理パラメータを生成する(S10)。送受信部18は、キャリブレーション処理部20へ第1RFモジュール12a等を介さずに直接前処理パラメータを送信する(S12)。キャリブレーション処理部20は、前処理パラメータを受信すれば、完了メッセージを生成する(S14)。当該完了メッセージが送受信部18に通知される(S16)。
【0041】
送受信部18は、通信処理で使用される周波数とは異なったひとつの信号帯域内で、第11アンテナ10aaから図6に示すfcenter+faの連続波、第12アンテナ10abからfcenter−fbの連続波を出力する(S18a)。さらに、これらの連続波は、第1RFモジュール12aを介してキャリブレーション処理部20に出力される(S20a)。ここで、ひとつの信号帯域には、データの通信処理に使用されていない信号帯域が選択される。送受信部18は、第11アンテナ10aaからfcenter+faの連続波、第13アンテナ10acからfcenter−fbの連続波を出力する(S18b)。さらに、これらの連続波は、第1RFモジュール12aを介してキャリブレーション処理部20に出力される(S20b)。
【0042】
以下、送受信部18は、第11アンテナ10aaでないアンテナを変更しつつ、すべてのアンテナからfcenter−fbの連続波を出力する。最終的に、第11アンテナ10aaからfcenter+faの連続波、第N3アンテナ10ncからfcenter−fbの連続波を出力する(S18(3n−1))。さらに、これらの連続波は、第1RFモジュール12aと第NRFモジュール12nを介してキャリブレーション処理部20に出力される(S20(3n−1))。キャリブレーション処理部20は、上記の連続波を受信すれば、完了メッセージを生成する(S22)。当該完了メッセージが送受信部18に通知される(S24)。
【0043】
キャリブレーション処理部20は、所定の周波数の連続波を出力する(S26)。さらに、これらの連続波は、RFモジュール12を介して送受信部18に出力される(S28)。送受信部18は、キャリブレーションパラメータを生成し(S30)、キャリブレーション処理部20に送信する(S32)。キャリブレーション処理部20は、キャリブレーションパラメータを受信すれば、完了メッセージを生成する(S34)。キャリブレーション処理部20の送信用測定部64は、合成波のうねり具合をもとにした振幅比と位相差を計算する。当該完了メッセージが送受信部18に通知される(S36)。一方、キャリブレーション処理部20は、計算パラメータを生成し(S38)、送受信部18に送信する(S40)。送受信部18は、計算パラメータを受信すれば、完了メッセージを生成する(S42)。当該完了メッセージがキャリブレーション処理部20に通知される(S44)。送受信部18の受信用測定部46においても、振幅比と位相差を計算する。
【0044】
以上の構成によって、キャリブレーション処理のためにデータ通信処理とは別に、モジュール間キャリブレーション用ケーブル202とカプラ間キャリブレーション用ケーブル206が設けられる。アンテナ10が複数ある場合、カプラ間キャリブレーション用ケーブル206の本数をモジュール間キャリブレーション用ケーブル202より多くし、カプラ間キャリブレーション用ケーブル206の長さをモジュール間キャリブレーション用ケーブル202より短くした構成が可能であるため、すべてモジュール間キャリブレーション用ケーブル202で構成するよりも、ケーブルの長さを短縮できる。特に、RFモジュール12を高所に設置する場合、その効果はさらに大きくなる。
【0045】
例えば、RFモジュール12を100メートルに設置し、アンテナ10を3本とし、カプラ間キャリブレーション用ケーブル206の長さを無視できる程度に短くした場合、合計で300メートルのケーブルを100メートルに短縮可能である。さらに、ケーブルの1m当たりのコストを1000円から10000円の間とすれば、200000円から2000000円のコスト削減が可能である。コスト削減の効果は、アンテナ10の数を増加させ、RFモジュール12をより高所に設置すれば、さらに大きくなる。
【0046】
本実施の形態によれば、複数のアンテナのそれぞれと接続したカプラ間を第1のキャリブレーション用ケーブルによって直列に接続した後、ひとつのアンテナに接続されたカプラと信号処理装置中のキャリブレーション処理部を第2のキャリブレーション用ケーブルによって接続するため、RFモジュールと信号処理装置間のキャリブレーション用ケーブルの本数を削減できる上に、必要なケーブルの合計の長さも削減できる。また、RFモジュール12の下り信号キャリブレーション端子40を削減できるため、RFモジュールの接続工程を簡略化できる。
【0047】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0048】
本実施の形態において、ひとつのRFモジュール12にモジュール間キャリブレーション用ケーブル202を接続しているが、それに限らず、複数のRFモジュール12の間をカプラ間キャリブレーション用ケーブル206によって接続し、ひとつのRFモジュール12にモジュール間キャリブレーション用ケーブル202を接続してもよい。その際、ひとつのRFモジュール12の上り信号キャリブレーション端子38と別のRFモジュール12の下り信号キャリブレーション端子40をカプラ間キャリブレーション用ケーブル206で接続する。あるいは、上記の接続形態と本実施の接続形態を組合わせて使用してもよい。本変形例によれば、キャリブレーション処理のためのケーブル長をさらに短くできる。つまり、キャリブレーション処理の精度が劣化しない程度にRFモジュール12をカプラ間キャリブレーション用ケーブル206で接続してもよい。
【0049】
本実施の形態において、カプラ間キャリブレーション用ケーブル206としてケーブルを想定したが、それに限られず、セミリジットやパターンによって構成されてもよい。本変形例によれば、カプラ26間の電力の減衰量を減少させ、さらにRFモジュール12の小型化が可能である。
【0050】
本実施の形態において、基地局装置100を想定したが、これに限られず、例えば無線端末装置でもよい。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、カプラとキャリブレーション装置を接続するケーブル本数を減らすことができ、キャリブレーション処理に必要なケーブル長を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る基地局装置の構成を示す図である。
【図2】図1の第1RFモジュールの構成を示す図である。
【図3】図1の送受信部の構成を示す図である。
【図4】図1のキャリブレーション処理部の構成を示す図である。
【図5】図1のキャリブレーション処理を示すフローチャートである。
【図6】図5のキャリブレーション処理における信号の周波数配置を示す図である。
【符号の説明】
10 アンテナ、 12 RFモジュール、 14 信号処理装置、 16 ネットワーク、 18 送受信部、 20 キャリブレーション処理部、 22制御部、 24 アンテナ用端子、 26 カプラ、 28 アンテナ側スイッチ、 30 PA、 32 LNA、 34 信号処理装置側スイッチ、 36 信号処理装置用端子、 38 上り信号キャリブレーション端子、 40 下り信号キャリブレーション端子、 42 周波数変換部、 44 変復調部、46 受信用測定部、 48 受信側乗算部、 50 ウエイト計算部、 52 合成部、 54 処理部、 56 送信側乗算部、 58 信号変換部、 60 可変減衰部、 64 送信用測定部、 70 キャリブレーション処理部、 72 信号部、 100 基地局装置、 200 RF信号線、 202 モジュール間キャリブレーション用ケーブル、 204 GPPメッセージ線、
206 カプラ間キャリブレーション用ケーブル。

Claims (6)

  1. 信号の伝送処理を目的とした信号処理装置に設けられた複数の信号端子をそれぞれ接続するための複数の信号処理装置用端子からなる信号処理装置用端子群と、
    複数のアンテナをそれぞれ接続するための複数のアンテナ用端子からなるアンテナ用端子群と、
    前記複数の信号処理装置用端子のそれぞれと前記複数のアンテナ用端子のそれぞれの間に設けられた複数の増幅器からなる増幅器群と、
    前記複数のアンテナ用端子のそれぞれと前記複数の増幅器のそれぞれの間に設けられた複数のカプラからなるカプラ群と、
    前記複数のカプラを直列に接続する第1のキャリブレーション用ケーブルと、
    前記接続した複数のカプラのうちのひとつと、キャリブレーションを目的とした信号処理を行うためのキャリブレーション処理装置を接続する第2のキャリブレーション用ケーブルと、
    を含むことを特徴とする信号処理モジュール。
  2. 前記第1のキャリブレーション用ケーブルを前記第2のキャリブレーション用ケーブルよりも細いケーブルにて構成したことを特徴とする請求項1に記載の信号処理モジュール。
  3. 前記第2のキャリブレーション用ケーブルは、複数のカプラのうちの最も前記キャリブレーション処理装置に近いカプラに接続することを特徴とする請求項1に記載の信号処理モジュール。
  4. 信号の伝送処理を行う信号処理部と、
    前記信号処理部に設けられた複数の信号端子にそれぞれ接続した複数の増幅器からなる増幅器群と、
    前記複数の増幅器のそれぞれと複数のアンテナのそれぞれの間に設けられた複数のカプラからなるカプラ群と、
    前記複数のカプラを直列に接続する第1のキャリブレーション用ケーブルと、
    前記接続した複数のカプラのうちのひとつに一端を接続する第2のキャリブレーション用ケーブルと、
    前記第2のキャリブレーション用ケーブルの他端に接続され、キャリブレーションのための信号処理を行うキャリブレーション処理部と、
    を含むことを特徴とする無線装置。
  5. 前記キャリブレーション処理部は、
    前記接続された第2のキャリブレーション用ケーブルの長さに応じて、キャリブレーションのための信号の電力を減衰させる可変減衰部を含むことを特徴とする請求項5に記載の無線装置。
  6. 信号の伝送処理を行う信号処理部と、
    前記信号処理部に設けられた複数の信号端子にそれぞれ接続した複数の増幅器からなる増幅器群と、
    前記複数の増幅器のそれぞれと複数のアンテナのそれぞれの間に設けられた複数のカプラからなるカプラ群と、
    前記複数のカプラを直列に接続する第1のキャリブレーション用ケーブルと、
    前記接続した複数のカプラのうちのひとつに一端を接続する第2のキャリブレーション用ケーブルと、
    前記第2のキャリブレーション用ケーブルの他端に接続され、キャリブレーションのための信号処理を行うキャリブレーション処理部と、
    を含むことを特徴とする無線基地局。
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