JP2004254035A - 撮影リスト情報記録装置、画像入力装置、撮影リスト情報記録方法、画像入力方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

撮影リスト情報記録装置、画像入力装置、撮影リスト情報記録方法、画像入力方法、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Keiichi Suzuki
啓一 鈴木
Taku Kodama
児玉  卓
Takashi Maki
牧  隆史
Ikuko Kusatsu
郁子 草津
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Abstract

【課題】撮影リストに基づいて撮影した画像であっても撮影日時,撮影場所,撮影方法などの撮影情報を調べることが可能な画像入力装置を提供する。
【解決手段】画像入力装置1は、撮影リスト情報記録手段15を備える。撮影リスト情報記録手段15は、撮影リストファイルを参照しながら撮影した画像ファイルに、その撮影リストファイルのファイル情報の一部又は全部を記録する。撮影リストファイルは、インターネットリーチャブルな場所に保管してあるものとし、ファイル情報とは、撮影リストファイルのIPアドレス及び/又はURLであるようにする。また、記録も、ファイル情報の一部又は全部を、画像ファイルのヘッダ部分に記録するようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影リスト情報記録装置、画像入力装置、撮影リスト情報記録方法、画像入力方法、プログラム、及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラの原型は、電子スチルカメラであり、実用的には1981年頃発売されたソニーのマビカ(R)から始まっている。その後、撮像デバイスCCDの高詳細化・低価格化、記録媒体カードメモリの大容量化・小型化、及び静止画像圧縮符号方式であるJPEGの半導体チップの出現などに伴い、現在のデジタルカメラは、小型化・低価格・高性能化が進んできている。
【0003】
また、携帯電話の急激な普及やノートパーソナルコンピュータの小型化、シャープのザウルス(R)に代表されるPDAの普及によって、移動中に機器を使用する環境が整ってきた中で、画像入力手段として普及してきたデジタルカメラが、パソコンやネットワークに結合し、画像だけでなく、音声,動画などのあらゆるイメージ情報のキャプチャとして、マルチメディアシステムの重要な要素になってきている。
【0004】
また、デジタルカメラは、上述のキャプチャのみならず、近時研究が活発化してきている身につけるコンピュータ(ウェアラブルコンピュータ)の候補としても、携帯電話,PDA(携帯情報端末),モバイルコンピュータとともに期待されている。さらに、デジタルカメラは、インターネットとの接続機能、個人情報の管理機能や、プレゼンテーション機能等のより高機能なものへの対応が望まれている。とりわけ、デジタルカメラを使用して画像付きの文書を作成する簡易な方法が所望されている。また、インターネットとの接続機能を備えたデジタルカメラでは、ブラウジングしたホームページ等のWeb情報を撮像データと同様に扱って、Web情報のデータ処理やデータ管理を簡易化したいという要望もある。
【0005】
このような要望に対し、デジタルカメラに新たな機能を付加する機能付加方法及び新たな機能を付加することが可能なデジタルカメラが提案されている(例えば、特許文献1参照)。ここでの新たな機能としては、撮影画像データをプリンタで印刷するためのダイレクト印刷機能や、画像データを回線網を利用して遠隔地の端末等に伝送する通信機能等がある。
【0006】
特許文献1には、外部記録媒体に記録されているプログラムを受け取りデジタルカメラの記憶媒体に記録する第1のプロセスと、所望の時期に前記プログラムを前記カメラの記録媒体から読み出して実行する第2のプロセスとを有することにより、所望する機能を追加するために、外部からプログラムを導入可能とした技術が開示されている。しかしながら、特許文献1に記載の「デジタルカメラの機能的付加方法」やその他の従来技術では、必要な被写体の撮り忘れや作業漏れを防止できないという問題がある。
【0007】
そこで、本出願人は、必要な被写体の撮り忘れや作業漏れを防止可能な画像入力装置及びコンピュータが実行するためのプログラムを提案した(特許文献2を参照)。特許文献2に記載の発明は、ブラウジングしたホームページ等のWeb情報を撮像データと同様に扱って、Web情報のデータ処理やデータ管理を簡易化することが可能な画像入力装置を提供すると共に、画像付きの文書を容易に作成することが可能な画像付き文書作成方法を提供している。
【0008】
特許文献2に記載の発明においては、デジタルカメラは記録すべき被記録対象の1又は複数のカット名を含む撮影リストを撮影リスト入力手段により入力し、撮影リストに含まれるカット名を表示部に表示し、撮影リストのカット名を確認しながら撮影を行う。また、撮影リスト入力手段は、接続されるWebサーバのホームページをブラウジングして、ホームページ上の撮影リストをダウンロードするWebブラウジング手段をも含む。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−341396号公報
【特許文献2】
特開2002−158953号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
撮影リストを用いて計画的に撮影していくことは、撮り忘れや作業漏れがなくて便利であるが、特にこういった撮影リストを用いて撮影した写真や映像は、通常、数が多くなる。十数個以上撮影した写真や映像がファイル毎にコピーされて様々な場所に存在するようになると、それぞれが元々如何なる写真であったのか、さらには撮影日時や撮影場所までもわからなくなり、写真,映像を取り違えたりするミスも起こり得る。
【0011】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、撮影リストに基づいて撮影した画像であっても撮影日時,撮影場所,撮影方法などの撮影情報を調べることが可能な、撮影リスト情報記録装置、その装置を備えた画像入力装置、プログラム、及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することをその目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、撮影リストファイルを参照しながら撮影した画像ファイルに、該撮影リストファイルのファイル情報の一部又は全部を記録する情報記録手段を有することを特徴としたものである。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記撮影リストファイルは、インターネットリーチャブルな場所に保管してあるものとし、前記ファイル情報は、撮影リストファイルのIPアドレス及び/又はURLであることを特徴としたものである。
【0014】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記情報記録手段は、前記ファイル情報の一部又は全部を画像ファイルのヘッダ部分に記録することを特徴としたものである。
【0015】
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1の発明において、前記情報記録手段は、前記ファイル情報の一部又は全部を撮影リストファイルのファイル情報から取得する手段を有することを特徴としたものである。
【0016】
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか1の発明において、前記情報記録手段を有する、撮影した画像を圧縮する画像圧縮手段を備えたことを特徴としたものである。
【0017】
請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか1記載の撮影リスト情報記録装置と、記録すべき1又は複数の被記録対象のタイトルを各々示すカット名を含む撮影リストを入力するための撮影リスト入力手段と、前記撮影リスト入力手段で入力された撮影リストを記憶する記憶手段と、表示画面に情報を表示するための表示デバイスと前記記憶手段に記憶された撮影リストに含まれるカット名を前記表示デバイスの表示画面に表示させるカット名表示手段と、を備えた画像入力装置である。
【0018】
請求項7の発明は、請求項6の発明において、さらに、前記記憶手段に記憶されている撮影リストの一覧を前記表示デバイスの表示画面に表示する撮影リスト表示手段と、前記表示画面に表示された撮影リストの一覧の中から1の撮影リストを選択する撮影リスト選択手段と、を備え、前記カット名表示手段は、前記撮影リスト選択手段で選択された撮影リストに含まれるカット名を表示することを特徴としたものである。
【0019】
請求項8の発明は、請求項6又は7の発明において、前記撮影リスト入力手段は、接続される情報処理装置から転送される前記撮影リストを受信するための通信手段を含むことを特徴としたものである。
【0020】
請求項9の発明は、請求項6乃至8のいずれか1の発明において、前記撮影リスト入力手段は、接続されるWebサーバのホームページをブラウジングして、前記ホームページ上の前記撮影リストをダウンロードするWebブラウジング手段を含むことを特徴としたものである。
【0021】
請求項10の発明は、請求項6乃至9のいずれか1の発明において、さらに、前記表示画面に表示されたカット名の中から1のカット名を選択するカット名選択手段を備え、前記カット名選択手段により1のカット名が選択された場合に、記録モードに移行することを特徴としたものである。
【0022】
請求項11の発明は、請求項10の発明は、前記記録モードでは、前記被記録対象の静止画像,二値画像,動画像,音声のうちのいずれかの記録データが記録されることを特徴としたものである。
【0023】
請求項12の発明は、撮影リストファイルを参照しながら撮影した画像ファイルに、該撮影リストファイルのファイル情報の一部又は全部を記録する情報記録ステップを有することを特徴としたものである。
【0024】
請求項13の発明は、請求項12の発明において、前記撮影リストファイルは、インターネットリーチャブルな場所に保管してあるものとし、前記ファイル情報は、撮影リストファイルのIPアドレス及び/又はURLであることを特徴としたものである。
【0025】
請求項14の発明は、請求項12又は13の発明において、前記情報記録ステップは、前記ファイル情報の一部又は全部を画像ファイルのヘッダ部分に記録することを特徴としたものである。
【0026】
請求項15の発明は、請求項12乃至14のいずれか1の発明において、前記情報記録ステップは、前記ファイル情報の一部又は全部を撮影リストファイルのファイル情報から取得するステップを有することを特徴としたものである。
【0027】
請求項16の発明は、請求項12乃至15のいずれか1の発明において、前記情報記録ステップを有する、撮影した画像を圧縮する画像圧縮ステップを備えたことを特徴としたものである。
【0028】
請求項17の発明は、請求項12乃至16のいずれか1記載の撮影リスト情報記録方法と、記録すべき1又は複数の被記録対象のタイトルを各々示すカット名を含む撮影リストを入力するための撮影リスト入力ステップと、前記撮影リスト入力ステップで入力された撮影リストを記憶する記憶ステップと、表示画面に情報を表示するための表示デバイスと前記記憶ステップに記憶された撮影リストに含まれるカット名を前記表示デバイスの表示画面に表示させるカット名表示ステップと、を有する画像入力方法である。
【0029】
請求項18の発明は、請求項17の発明において、さらに、前記記憶ステップに記憶されている撮影リストの一覧を前記表示デバイスの表示画面に表示する撮影リスト表示ステップと、前記表示画面に表示された撮影リストの一覧の中から1の撮影リストを選択する撮影リスト選択ステップと、を備え、前記カット名表示ステップは、前記撮影リスト選択ステップで選択された撮影リストに含まれるカット名を表示することを特徴としたものである。
【0030】
請求項19の発明は、請求項17又は18の発明において、前記撮影リスト入力ステップは、接続される情報処理装置から転送される前記撮影リストを受信する受信ステップを含むことを特徴としたものである。
【0031】
請求項20の発明は、請求項17乃至19のいずれか1の発明において、前記撮影リスト入力ステップは、接続されるWebサーバのホームページをブラウジングして、前記ホームページ上の前記撮影リストをダウンロードするWebブラウジングステップを含むことを特徴としたものである。
【0032】
請求項21の発明は、請求項17乃至20のいずれか1の発明において、さらに、前記表示画面に表示されたカット名の中から1のカット名を選択するカット名選択ステップを備え、前記カット名選択ステップにより1のカット名が選択された場合に、記録モードに移行することを特徴としたものである。
【0033】
請求項22の発明は、請求項21の発明において、前記記録モードでは、前記被記録対象の静止画像,二値画像,動画像,音声のうちのいずれかの記録データが記録されることを特徴としたものである。
【0034】
請求項23の発明は、請求項1乃至5のいずれか1記載の撮影リスト情報記録装置として、或いは、請求項6乃至11のいずれか1記載の画像入力装置として、コンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0035】
請求項24の発明は、請求項12乃至16のいずれか1記載の撮影リスト情報記録方法、或いは、請求項17乃至22のいずれか1記載の画像入力方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0036】
請求項25の発明は、請求項23又は24記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0037】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係る画像入力装置の一構成例を示す概略図である。
本発明の一実施形態に係る画像入力装置は、本発明に係る撮影リスト情報記録装置を備えてなり、撮影リスト情報記録装置と併せて説明する。画像入力装置(デジタルカメラで例示)1に接続されたパーソナルコンピュータ(以下、PC)2が、インターネット、イントラネット、エクストラネット等のネットワーク3を介してサーバ装置4に接続されているネットワークシステムを例に挙げて、本実施形態に係る画像入力装置及びそこに備えられる撮影リスト情報記録装置を説明する。サーバ装置4は、画像データベース(DB)10にアクセス可能に設置されたサーバコンピュータで、画像DB10を管理するデータベース管理サーバとネットワーク接続サーバとを備える。また、図では画像入力装置1の例としてデジタルカメラを挙げているが、デジタルビデオカメラやその他の画像入力機能を持つ機器など、様々な装置が適用できる。
【0038】
画像入力装置1は、撮影リスト情報記録装置の主要構成要素として撮影リスト情報記録手段15を備える。撮影リスト情報記録手段15は、撮影リストファイルを参照しながら撮影した画像ファイルに、その撮影リストファイルのファイル情報の一部又は全部を記録する。
【0039】
撮影リストファイルは、インターネットリーチャブルな場所に保管してあるものとし、ファイル情報とは、撮影リストファイルのIPアドレス及び/又はURLであるようにすることが好ましい。
【0040】
ファイル(本発明では撮影リストファイル)の保存場所をURLとして表現するには、「http://computername.domain/directory/listfilename」のような方法を採用するとよい。ここで、「http:」やそれの代替としての「ftp:」などは、URLに保存されているファイルにアクセスするために使うプロトコルを指す。また、「computername」はコンピュータの名前を、「domain」はドメイン(DNSを使ってIPアドレスに変換できる)を、「directory」はコンピュータ上のファイルシステムのサブディレクトリ名を、「listfilename」は撮影リストのファイル名を、それぞれ指す。
【0041】
また、IPアドレス(Internet Protocol Address)とは、インターネットやイントラネットなどのIPネットワークに接続されたコンピュータ1台1台に割り振られた識別番号を指し、現在広く普及しているIPv4では、8ビットずつ4つに区切られた32ビットの数値が使われており、「210.145.108.18」などのように、0から255までの10進数の数字を4つ並べて表現する。なお、次世代のIPv6では128ビットのアドレスが使われる。なお、単なる数値の羅列であるIPアドレスはこのままでは人間にとっては覚えにくいため、コンピュータに名前(ドメイン名)がつけられている場合もあり、DNSというシステムによってIPアドレスとの相互変換が可能となっている。
【0042】
また、記録も、ファイル情報の一部又は全部を、画像ファイルのヘッダ部分に記録するようにすることが好ましい。撮影リスト情報記録装置には、撮影した画像を圧縮する画像圧縮手段13を備え、そこに撮影リスト情報記録手段15を有するようにしてもよく、この構成により、URL等のファイル情報を、画像ファイルの圧縮時(例えば符号生成時前)に画像ファイルに付加することが可能となる。なお、画像入力装置1には圧縮画像を伸張する画像伸張手段を備え、ユーザ確認を可能としておくことが好ましい。これらの構成により、画像入力装置1で、撮影リストを参照しながら撮影した写真画像ファイル(動画像ファイルも含む)のヘッダ部分に、どの撮影リストを元に撮影したものか記録し、画像ファイルから撮影履歴を遡ることを可能とする。
【0043】
例えば、PC5が、サーバ装置4(/PC2)に格納された撮影リストファイルに基づいて画像入力装置1で撮影された画像ファイルを持っていた場合、その画像ファイルのヘッダ部分には、サーバ装置4(/PC2)のロケーション情報が含まれているので、サーバ装置4(/PC2)にアクセスして撮影リストを参照することで、撮影履歴を閲覧することが可能となる。
【0044】
また、撮影リスト情報記録手段は、URL等のファイル情報の一部又は全部を撮影リストファイルのファイル情報から取得するようにするとよい。この取得する手段は、撮影リスト情報記録装置に備えてもよいが、図示したように、画像入力装置1に撮影リスト入力手段11(及び撮影リスト記憶手段)として備えるようにしてもよい。撮影リスト入力手段11では、記録すべき1又は複数の被記録対象のタイトルを各々示すカット名を含む撮影リストを入力する。また、撮影リスト記憶手段12では、撮影リスト入力手段11で入力された撮影リストを記憶装置に記憶する。
【0045】
図示はしていないが、画像入力装置1は、撮影リスト情報記録装置に加え、表示画面に情報を表示するための表示デバイスと、撮影リスト記憶手段12に記憶された撮影リストに含まれるカット名を表示デバイスの表示画面に表示させるカット名表示手段とを備えるようにすることで、撮影手順を参照しながらの画像入力(写真,映像撮影及び取り込み)を可能としている。
【0046】
さらに、撮影リスト記憶手段12に記憶されている撮影リストの一覧を表示デバイスの表示画面に表示する撮影リスト表示手段を備えるようにしてもよく、撮影リストを表示するので、よりユーザに分かり易く参照しながらの撮影を可能とせしめる。さらに、表示画面に表示された撮影リストの一覧の中から1の撮影リストを選択する撮影リスト選択手段を備え、複数の撮影リストにも対応可能とすることが好ましい。その際、カット名表示手段は、撮影リスト選択手段で選択された撮影リストに含まれるカット名を表示するようにするとよい。
【0047】
また、撮影リスト入力手段11は、接続される情報処理装置(PC2)から転送される撮影リストを受信するための通信手段を含むようにするとよい。また、撮影リスト入力手段11は、接続されるWebサーバ(サーバ装置4)のホームページ等をブラウジングして、ホームページ上の撮影リストをダウンロードするWebブラウジング手段を含むようにしておくことが好ましい。撮影リストのURLとは、この場合、サーバ装置4のURLを指すこととなる。
【0048】
また、画像入力装置1にはカット名選択手段を有するようにすればよい。カット名選択手段では、表示画面に表示されたカット名の中から1のカット名を選択する手段であり、カット名選択手段により1のカット名が選択された場合に、記録モードに移行するようにしておけばよい。記録モードでは、被記録対象の静止画像,二値画像,動画像,音声のうちのいずれかの記録データが記録されることが好ましい。ここでは、本発明に係る撮影リストを参照した撮影が、音声取得も含むものとする。すなわち、撮影リストファイルを参照しながら撮影した画像ファイルとは音声ファイルも単独で或いは画像と共にセットで含まれるものとする。
【0049】
上述の各構成を適用すると、次に例示するような手順で撮影リストファイルの画像ファイルの書き込みが可能となる。
まず、デジタルカメラ1において、撮影リストファイルの保存場所をURLとして表現する。ここで、撮影リストファイルがデジタルカメラ1内にない場合は、保存場所(例えばPC2やサーバ装置4)から読み込む。そして、撮影リストを参照しながら撮影した画像に、撮影リストファイルのURLを写真画像ファイルのヘッダ部に追記して、写真画像ファイルを生成し、それを保存する。
【0050】
撮影リストファイルのURL(Uniform Resource Locators)やIPアドレスを画像ファイルのヘッダ部に追記して、画像ファイルを保存する。撮影リストファイルをこのようにインターネットリーチャブルな場所に保管すれば、写真や映像のファイルから撮影リストのファイルにたどり着くことができる。すなわち、画像ファイルのヘッダ部分に撮影リストファイルのURLが書かれているので、画像がどこにコピーされても撮影リストの保存場所に到達可能となる。
【0051】
図2は、撮影リストファイルの一例を示す図で、図2(A)は撮影指示ファイルとも呼べる撮影リストの一例を示しており、図2(B)は撮影指示ファイルに画像をも取り込むことが可能な撮影リストの一例を示している。図3は、図2(A)の撮影リストファイルを参照して撮影する手順を説明する図である。
【0052】
図2(A)に示す撮影リストファイル21は、撮影項目と作業指示がリストアップされた撮影指示ファイルとも呼べ、撮影の手順のみを記したリストである。このリストには、撮影順序22及びカット名23が記載されている。この撮影リストファイル21に基づいてデジタルカメラ1で撮影した画像24は、この撮影リストファイル21とは独立に保存される。しかしながら、別途対応付けファイル21aを用意してカット名と取得した画像とを対応付けさせてもよい。
【0053】
一方、図2(B)で示す撮影リストファイル25は、撮影指示ファイルに画像29をも取り込むことが可能な撮影リストである。このリストには、撮影順序26及びカット名27に加え、画像29の格納場所28(実際にはリンクを貼るようにしておいてもよい)が記載されている。この撮影リストファイル25に基づいて撮影した画像29は、その対応する順序(No.)26及びカット名27に関連付けられた状態(一覧し得る状態)で保存される。
【0054】
図4は、デジタルカメラでの撮影手順を説明するためのフロー図である。
デジタルカメラ1では、PC2上で作成した撮影リストファイル21を、デジタルカメラ1に転送する(i)。なお、デジタルカメラ1上で撮影リストファイル21を作成してもよい。次に、デジタルカメラ1のメニューボタンを押す(ii)ことで、メニューをLCD等の表示デバイスに表示させる。メニューの中から「撮影リスト」を選択し(iii)、撮影リストを表示デバイスに表示させる(iv)。ユーザは、撮影リスト中でタップ或いは指(又は選択ボタンなど)でカット名「左から見たところ」を選択する(vi)。するとデジタルカメラ1は撮影モードに移行し、撮影が可能となる(v)。このとき撮影された写真を、撮影リストの「左から見たところ」として、デジタルカメラ1が認識し、情報の関連付けが行われる。続いて、撮影された写真が一度表示され(viii)、撮影リスト表示に戻り、撮影リストには「左から見たところ」の部分に撮影済みの表示がなされる(ix)。このあと、(v)に戻り、次のカット名の撮影を行い、これを繰り返すことで、リストアップされた全てのカット名の写真が撮影できる。このようにリストを見ながら撮影を行えるので、撮影漏れを起こさずに済む。
【0055】
図5及び図6は、データベース上に作成した撮影リストファイルに基づいて画像が取り込まれるまでの流れを例示するためのフロー図で、そのうち図6はデータベースにマクロが組み込まれた例を示している。
まず、PC2で、表25aに写真を貼り付ける欄を設け、撮影リストファイル25bを作成する(I)。この撮影リストファイル25bをデジタルカメラ1に転送し(II)、デジタルカメラ1で撮影リストファイル25bを参照しながら撮影を行う(III)。このとき、撮影リストファイル25bがPC2で作成され、保存してあることを画像ファイルに記録する。そして、デジタルカメラ1をPC2に接続し、撮影した写真をPC2へ転送する(IV)。撮影リストファイル25bの1つのカット名に対して複数の写真を撮影している場合には、候補ファイル25cから採用する写真を選択することで(V)、写真が撮影リストファイル25bの写真欄に自動的に貼りつけられ、撮影リストファイル25が完成する(VI)。
【0056】
この流れにおいて、図6に示すようにマクロを組み込んだ場合に異なる点のみ説明する。まず撮影リストファイル25a作成時に、カット名(ここでは商品名)27に対して写真を貼り付けるセルを写真の格納場所(写真欄)28の中から指定しておく(a.設定マクロ)。写真欄28では、出来あがりの写真のサイズを指定するようにしてもよい。そして、撮影すべき写真のリスト(撮影リストファイル25b)を生成して出力するように設定しておく(b.撮影リスト出力マクロ)。写真撮影後、撮影した写真をPC2へ転送し写真の取捨選択が必要であればそれを表示させるよう設定しておく(c.写真貼り付けマクロ)。
【0057】
図7及び図8は、文書ファイル上に作成した撮影リストファイルに基づいて画像が取り込まれるまでの流れを例示するためのフロー図で、そのうち図8はデータベースにマクロが組み込まれた例を示している。
撮影リストファイル(ここでは文書ファイル)25aから撮影リストファイル25bを作成するまでの工程が図5のそれと異なる。ここでは、文書ファイル25aを作成中に、写真のレイアウト枠を決めておく。その他(I)〜(VI)の工程は図5のそれと同様であり説明を省略する。また、図8の工程も図6のそれと、設定マクロの部分が異なるのみであり、その部分だけ説明する。文書ファイル25aで、カット名(ここではケースとして例示)27に対し写真の格納場所(写真枠)28を選択することで、撮影項目と写真を貼り付ける場所が指定されるようにしておく(a.設定マクロ)。
【0058】
図9は、文書ファイル上で作成した撮影リストファイルに基づいて画像がWebサーバに取り込まれるまでの流れを例示するためのフロー図である。
まず、PC2で、文書ファイル25aに写真を貼り付けるレイアウト枠を設け、撮影リストファイル25bを作成する(I)。ここでは、撮影する写真と撮影作業の構想を練りながら文書ファイル25bを作成する。例えば、写真の目的、構図、細かな撮影条件、撮影後の作業指示、等を考慮するとよい。この撮影リストファイル25bをWebサーバに転送する(II)。デジタルカメラ1では、通信機能を用いてWebサーバにアクセスし、撮影リストファイル25bをダウンロードし、その撮影指示にしたがって撮影を行う(III)。このとき、写真と撮影項目とが自動的に関連付けられ、さらに写真(画像ファイル)のヘッダ部分に、撮影リストファイル25bがWebサーバから取得したもの(Webサーバに保存してある)であることを記録する。そして、デジタルカメラ1からWebサーバに撮影した写真を転送する(IV)。ここでは関連付け情報も同時に転送する(撮影リストファイルのロケーション情報がヘッダ部分に記録されていない場合にはロケーション情報も関連付けて転送する)。次に、Webサーバにアクセスし、撮影後の処理(上述の写真の取捨選択など)を行うことで(V)、写真29が撮影リストファイル25bの写真欄に自動的に貼りつけられ、撮影リストファイル25が完成する(VI)。
【0059】
次に、本発明のヘッダ部分へのロケーション情報の記録に関し、好適な例として、JPEG2000画像のヘッダ部分を利用する例を、画像入力装置又は撮影リスト情報記録装置を画像処理装置で例示して説明する。なお、ここでは説明しないが、JPEG方式の画像やその他の方式の画像に対しても、そのヘッダ部分へのロケーション情報の記録は可能である。
【0060】
ここで示す例では、JPEGの次世代の画像符号化方式として提案されているJPEG2000方式(ISO/IEC FCD 15444−1)が、画像を高精細な状態で保存しておき、その画像符号データから特定の解像度の画像や特定の画質を持つ画像を取り出すことなどが可能であることを利用して、サムネイル画像の出力(表示,印刷,伝送)を高速にしている。
【0061】
以下、ここで処理される符号化データ(以下、圧縮符号データとも呼ぶ)が、JPEG2000(ISO/IEC FCD 15444−1)の静止画像の符号化データと、Motion−JPEG2000(ISO/IEC FCD 15444−3)の動画像の符号化データであるとして説明を行う。Motion−JPEG2000は、連続した複数の静止画像のそれぞれをフレームとして動画像を扱い、各フレームの符号化データはJPEG2000に準拠しており、ファイルフォーマットがJPEG2000と一部異なるのみである。
【0062】
JPEG2000は、2001年に国際標準になったJPEG後継の画像圧縮伸張方式であり、そのアルゴリズムについては、例えば書籍「次世代画像符号化方式 JPEG2000」(野水泰之著、株式会社トリケップス)などに詳しいが、以下の実施の形態の説明に必要な範囲でJPEG2000のアルゴリズムについて説明する。
【0063】
図10は、JPEG2000の基本となる階層符号化・復号化アルゴリズムを説明するためのブロック図で、本発明の一実施形態に係る画像処理装置を説明するためのブロック図でもある。
JPEG2000の基本となる階層符号化・復号化アルゴリズムは、2次元ウェーブレット変換・逆変換部32、量子化・逆量子化部33、エントロピー符号化・復号化部34、タグ処理部35で構成されている。このうち本発明の特徴部分は、タグ処理部35である。色空間変換・逆変換部(色変換・逆変換部)31からの入力又は色空間変換・逆変換部31への出力として、さらにはタグ処理部35からの入力又はタグ処理部35への出力として、2次元ウェーブレット変換・逆変換部32,量子化・逆量子化部33,エントロピー符号化・復号化部34のそれぞれが備えられている。各部は正逆方向で別構成としても良いことは言及するまでもないが、各部における処理はコンポーネント毎に実行するような構成としてもよい。
【0064】
図11は、JPEG2000のアルゴリズムを説明するための簡略化されたフロー図である。
図10に示すJPEG2000での圧縮・伸張の処理の概要としては、圧縮時には、ステップS1,S2において色空間変換がなされた各コンポーネントをウェーブレット変換してウェーブレット係数を求め(ステップS3)、プログレッシブサブビットプレーン符号化(ステップS4)、エントロピー符号化(ステップS5)が施される。一方、伸張時には、ステップS5,S6においてエントロピー復号、逆量子化を経て得られたコンポーネント毎のウェーブレット係数に対して、逆ウェーブレット変換が施され(ステップS3)、その後逆色変換がなされて(ステップS2)、原画像のRGB画素値に戻る(ステップS1)といった流れになる。
【0065】
以下、JPEG2000アルゴリズムの特徴について、詳細に説明する。
JPEG2000アルゴリズムが、JPEGアルゴリズムと比較して最も大きく異なる点の一つは、変換方法である。JPEGでは離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)を、JPEG2000の階層符号化圧縮伸張アルゴリズムでは離散ウェーブレット変換(DWT:Discrete Wavelet Transform)を、各々用いている。DWTはDCTに比べて、高圧縮領域における画質が良いという長所が、JPEGの後継アルゴリズムであるJPEG2000で採用された大きな理由の一つとなっている。また、他の大きな相違点は、後者では、最終段に符号形成をおこなうために、タグ処理部35と呼ばれる機能ブロックが追加されていることである。この部分で、圧縮動作時には圧縮データがコードストリームとして生成され、伸張動作時には伸張に必要なコードストリームの解釈が行われる。そして、コードストリームによって、JPEG2000は様々な便利な機能を実現できるようになった。JPEG2000のアルゴリズムは高圧縮率(低ビットレート)での画質が良好であるほか、多くの特徴を有する。
【0066】
その1つが、符号化データの符号の削除(トランケーション)によるポスト量子化によって、再圧縮を行うことなく全体の符号量を調整できることである。この符号削除は、タイルやプレシンクトなどの領域、コンポーネント、デコンポジションレベル(もしくは解像度レベル)、ビットプレーン、サブビットプレーン、パケット、マルチレイヤ構成の場合にはレイヤなど、多様な単位で行うことができる。
【0067】
例えば、図12はデコンポジションレベル数が3の場合の、各デコンポジションレベルにおけるサブバンドを示す図であるが、図12に示したブロックベースでのDWTにおけるオクターブ分割の階層に対応した任意の階層で、静止画像の圧縮伸張処理を停止させることができる。なお、デコンポジションレベルと解像度レベルとの関係であるが、各サブバンドに対し、3LLの解像度レベルが0、3HL,3LH,3HHの解像度レベルが1、2HL,2LH,2HHの解像度レベルが2、1HL,1LH,1HHの解像度レベルが3となっている。また、ここでの「デコンポジション」に関し、JPEG2000 PartI FDIS(Final Draft international Standard)には、以下のように定義されている。
【0068】
decomposition level:
A collection of wavelet subbands where each coefficient has the same spatial impact or span with respect to the source component samples. These include the HL,LH,and HH subbands of the same two dimensional subband decomposition. For the last decomposition level the LL subband is also included.
【0069】
もう1つは、符号化データのレイヤの再構成を符号状態のままで行うことができることである。もう1つは、あるプログレッション順序の符号化コードを、符号状態のままで別のプログレッション順序の符号化データに再構成することが可能であることである。もう1つは、マルチレイヤの符号化データを、符号状態のまま、レイヤ単位で2以上の符号化コードに分割可能であることである。
【0070】
以下、JPEG2000アルゴリズムについて、順を追って詳細に説明する。原画像の入出力部分には、図10のように色空間変換部31が接続されることが多い。例えば、原色系のR(赤)/G(緑)/B(青)の各コンポーネントからなるRGB表色系や、補色系のY(黄)/M(マゼンタ)/C(シアン)の各コンポーネントからなるYMC表色系から、YUV或いはYCbCr表色系への変換又は逆の変換を行う部分がこれに相当する。
【0071】
図13は、タイル分割されたカラー画像の各コンポーネントの例を示す図である。
カラー画像は、一般に図13に示すように、原画像の各コンポーネント37,37,37(ここではRGB原色系)が、矩形をした領域(タイル)37Rt,37Gt,37Btによって分割される。そして、個々のタイル、例えば、R00,R01,...,R15/G00,G01,...,G15/B00,B01,...,B15が、圧縮伸張プロセスを実行する際の基本単位となる。このように、圧縮処理の対象となる画像データ(動画を扱う場合には各フレームの画像データ)は、コンポーネント毎にタイルと呼ばれる重複しない矩形領域に分割され、コンポーネント毎にタイルを単位として処理される。すなわち、圧縮伸張動作は、コンポーネント毎、そしてタイル毎に、独立に行なわれる。ただし、タイルサイズを画像サイズと同一にすること、つまりタイル分割を行わないことも可能である。
【0072】
このように、符号化時には、各コンポーネントの各タイルのデータが、圧縮率の向上を目的として図10の色空間変換部31に入力され、RGBデータやCMYデータからYCrCbデータへの色空間変換を施されたのち、色空間変換後の各コンポーネントの各タイル画像に対し2次元ウェーブレット変換部32で2次元ウェーブレット変換(順変換)が適用されて周波数帯に空間分割される。なお、この色空間変換が省かれる場合もある。
【0073】
図12を参照して、デコンポジションレベル数が3の場合の、2次元ウェーブレット変換部32での処理を説明する。2次元ウェーブレット変換部32では、まず、原画像のタイル分割によって得られたタイル原画像(0LL)(デコンポジションレベル0(36))に対して2次元ウェーブレット変換を施し、デコンポジションレベル1(36)に示すサブバンド1LL,1HL,1LH,1HHを分離する。すなわち、タイル原画像(36)がデコンポジションレベル1(36)に示すサブバンドに分割される。そして引き続き、この階層における低周波成分1LLに対して、2次元ウェーブレット変換を施し、デコンポジションレベル2(36)に示すサブバンド2LL,2HL,2LH,2HHを分離する。順次同様に、低周波成分2LLに対しても、2次元可逆ウェーブレット変換を施し、デコンポジションレベル3(36)に示すサブバンド3LL,3HL,3LH,3HHを分離する。ここで、各デコンポジションレベルにおいて符号化の対象となるサブバンドは、例えば、デコンポジションレベル数を3とした時、サブバンド3HL,3LH,3HH,2HL,2LH,2HH,1HL,1LH,1HHが符号化対象となり、3LLサブバンドは符号化されない。
【0074】
次いで、指定した符号化の順番で符号化の対象となるビットが定められ、図10の量子化部33で対象ビット周辺のビットからコンテキストが生成される。つまり、上述したような低周波成分(LLサブバンド係数)の再帰的分割(オクターブ分割)により得られたウェーブレット係数は、サブバンド毎に量子化・逆量子化部33にて量子化されることとなる。JPEG2000ではロスレス(可逆)圧縮とロッシー(非可逆)圧縮のいずれも可能であり、ロスレス圧縮の場合には量子化ステップ幅は常に1であり、この段階では量子化されない。量子化の処理が終わったウェーブレット係数は、例えば8bitの原画像に対し12bitに増える。
【0075】
続いて、エントロピー符号化部34では、コンテキストと対象ビットから確率推定によって、各コンポーネントのタイルに対する符号化を行う。こうして、原画像の全てのコンポーネントについて、タイル単位で符号化処理が行われる。量子化後の各サブバンド係数に対するこのエントロピー符号化には、ブロック分割、係数モデリング及び2値算術符号化からなるEBCOT(Embedded Block Coding with Optimized Truncation)と呼ばれる符号化方式が用いられ、量子化後の各サブバンド係数のビットプレーンが上位プレーンから下位プレーンへ向かって、コードブロックと呼ばれるブロック毎に符号化される。
【0076】
最後にタグ処理部35は、符号形成プロセスを行う。タグ処理部35で行う符号形成プロセスにおいては、エントロピー符号化部34からの全符号化データを1本のコードストリームに結合するとともに、それにタグを付加する処理を行う。タブ処理部35では、まず、エントロピー符号化部34で生成されたコードブロックの符号をまとめてパケットが生成され、ここで生成されたパケットがプログレッション順序に従って並べられるとともに必要なタグ情報が付加されることにより、所定のフォーマットの符号化データが作成される。なお、JPEG2000では、符号順序制御に関して、解像度レベル、プレシンクト(position)、レイヤ、コンポーネント(色成分)の組み合わせによる5種類のプログレッション順序が定義されている。
【0077】
ここで、エントロピー符号化部34におけるエントロピー符号化、及びタグ処理部35における符号形成プロセスの詳細を例を挙げて説明する。
量子化の処理が終わったウェーブレット係数は、個々のサブバンド毎に、「プレシンクト」と呼ばれる重複しない矩形に分割される。これは、インプリメンテーションでメモリを効率的に使うために導入されたものである。更に、個々のプレシンクトは、重複しない矩形の「コードブロック」に分けられる。
【0078】
ここで、プレシンクト、コードブロック、パケット、レイヤについて簡単に説明する。画像≧タイル≧サブバンド≧プレシンクト≧コードブロックの大きさ関係がある。
プレシンクトとは、サブバンドの矩形領域で、同じデコンポジションレベルのHL,LH,HHサブバンドの空間的に同じ位置にある3つの領域の組が1つのプレシンクトとして扱われる。ただし、LLサブバンドでは、1つの領域が1つのプレシンクトとして扱われる。プレシンクトのサイズをサブバンドと同じサイズにすることも可能である。また、プレシンクトを分割した矩形領域がコードブロックである。プレシンクトに含まれる全てのコードブロックの符号の一部(例えば最上位から3ビット目までの3枚のビットプレーンの符号)を取り出して集めたものがパケットである。符号が空(から)のパケットも許される。コードブロックの符号をまとめてパケットを生成し、所望のプログレッション順序に従ってパケットを並べることにより符号データを形成する。なお、後述するが、図16の各タイルに関するSOD以下の部分がパケットの集合である。全てのプレシンクト(つまり、全てのコードブロック、全てのサブバンド)のパケットを集めると、画像全域の符号の一部(例えば、画像全域のウェーブレット係数の最上位のビットプレーンから3枚目までのビットプレーンの符号)ができるが、これがレイヤである(ただし、次に示す例のように、必ずしも全てのプレシンクトのパケットをレイヤに含めなくともよい)。したがって、伸張時に復号されるレイヤ数が多いほど再生画像の画質は向上する。つまり、レイヤは画質の単位とも言える。全てのレイヤを集めると、画像全域の全てのビットプレーンの符号になる。
【0079】
図14は、プレシンクトとコードブロックの関係を説明するための図である。また、図15は、デコンポジションレベル数が2(解像度レベル数=3)の場合のパケットとレイヤの一例を示す図である。
量子化の処理が終わったウェーブレット係数は、個々のサブバンド毎にプレシンクトに分割されるが、図14に示したように、一つのプレシンクト(例えばプレシンクト38p4)は、空間的に一致した3つの矩形領域からなっている。プレシンクト38p6も同様である。すなわち、図14中のプレシンクトと記された空間的に同じ位置にある3つの領域の組が1つのプレシンクトとして扱われる。なお、ここで原画像38はデコンポジションレベル1でタイル38t0,38t1,38t2,38t3の4つのタイルに分割されている。更に、個々のプレシンクトは、重複しない矩形の「コードブロック」(プレシンクト38p4に対してはコードブロック384b0,384b1,...)に分けられる。これは、エントロピー符号化部34にてエントロピーコーディングを行う際の基本単位となる。
【0080】
符号化効率を上げるために、図15で後に例示するように、係数値をビットプレーン単位に分解し、画素或いはコードブロック毎にビットプレーンに順序付けを行い、1又は複数のビットプレーンからなる層(レイヤ)を構成することもある。すなわち係数値のビットプレーンから、その有意性に基づいた層(レイヤ)を構成し、そのレイヤごとに符号化を行う。最も有意なレイヤである最上位レイヤ(MSB)とその下位レイヤを数レイヤだけ符号化し、最も有意でないレイヤ(MLB)を含んだそれ以外のレイヤをトランケートすることもある。
【0081】
図15を参照して、デコンポジションレベル数=2(解像度レベル数=3)の場合のパケットとレイヤの構成例(レイヤ数=10)を示す。図中の縦長の小さな矩形がパケットであり、その内部に示した数字はパケット番号である。レイヤを濃淡を付けた横長矩形領域として図示してある。すなわち、この例では、パケット番号0〜51のパケットの符号からなるレイヤ0、パケット番号52〜72のパケットの符号からなるレイヤ1、パケット番号73〜93のパケットの符号からなるレイヤ2、パケット番号94〜114のパケットの符号からなるレイヤ3、パケット番号115〜135のパケットの符号からなるレイヤ4、パケット番号136〜156のパケットの符号からなるレイヤ5、パケット番号157〜177のパケットの符号からなるレイヤ6、パケット番号178〜198のパケットの符号からなるレイヤ7、パケット番号199〜215のパケットの符号からなるレイヤ8、及び、残りのパケット番号216〜228のパケットの符号からなるレイヤ9の10レイヤに分割されている。なお、パケットとプレシンクトとの対応関係などは、プログレッション順序の違いやレイヤ分割数等により様々に変化するものであり、上に示したレイヤ構成はあくまで一例である。
【0082】
図15で例示した以外のレイヤ構成例も、パケットとして、符号データを分割しておき、パケット番号の小さいものから順番に所定サイズになるまでパケットを追加していき、所定サイズになったところまでを1レイヤとしている。また、ここで示したレイヤ構成例では、サブビットプレーンとして1bitをRefinement,Significant,Cleanupの3つに分割した例を示しているが、サブビットプレーンでさらに細かく分割しておけば、より細かい制御が可能である。さらに、パケットの優先度の順番を入れ替えることにより、解像度を重視した順番、画質を重視した順番、位置を重視した順番などに変更可能となる。なお、図15で示したレイヤ構成例は、図11のステップS5と共に図示したものに対応している。
【0083】
図16には、符号形成プロセスにて生成されるJPEG2000の符号化データのフォーマット(コードストリームの構造)を簡単に示している。この符号化データは、各種のタグ情報が付加されている。すなわち、図16に見られるように、符号化データは、コードストリームの始まりを示すSOCマーカ39で始まり、その後に符号化パラメータや量子化パラメータ等を記述したメインヘッダ(Main Header)39が続き、その後に各タイル毎の符号データが続く。各タイル毎の符号データは、SOTマーカ39stで始まり、タイルヘッダ(Tile Header)39th、SODマーカ39sd、タイルデータ(Tile Data;符号化データ(ビットストリーム39))で構成される。そして、コードストリームの終端(最後のタイルデータの後)には、再び、終了を示すタグ(EOCタグ39)が置かれる。
【0084】
図17は、図16のメインヘッダの構成を示す図である。
図17に示すように、図16のメインヘッダ39は、画像とタイルのサイズ(SIZ)に続いて、デフォルト符号スタイル(COD;必須)、符号スタイル成分(COC)、デフォルト量子化(QCD;必須)、量子化成分(QCC)、ROI(RGN)、デフォルトプログレッシブ順序(POC)、集約パケット(PPM)、タイル長(TLM)、パケット長(PLM)、色定義(CRG)、コメント(COM)から構成される。SIZ及び必須と示したマーカセグメント(COD,QCD)以外は、オプションとなる。
【0085】
図18は、JPEG2000の基本方式のファイルフォーマットの構成を示す図である。
JPEG2000の基本方式のファイルフォーマットはJP2ファイルフォーマットと称し、図16で説明したJPEG2000符号フォーマットを包含するものであり、画像データやメタデータ、階調数や色空間等の画像の性質を表す情報、知的所有権情報等の情報を含むことを目的としたフォーマットである。JP2ファイルフォーマットで構成されたJP2ファイルの情報構造は、boxと称する情報の区切りから構成され、metadataと称するアプリケーションに特化した情報を含む。JP2ファイルの情報構造は、図18に実線(必須)と破線(オプション)で示すように、JPEG2000 Signature box,File Type box,JP2 Header box,Contiguous Codestream boxからなる。詳細は図示の通りである。
【0086】
一方、復号化時には、符号化時とは逆に、各コンポーネントの各タイルのコードストリームから画像データを生成する。図10を用いて簡単に説明する。この場合、タグ処理部35は、外部より入力したコードストリームに付加されたタグ情報を解釈し、コードストリームを各コンポーネントの各タイルのコードストリームに分解し、その各コンポーネントの各タイルのコードストリーム毎に復号化処理が行われる。コードストリーム内のタグ情報に基づく順番で復号化の対象となるビットの位置が定められるとともに、逆量子化部33で、その対象ビット位置の周辺ビット(既に復号化を終えている)の並びからコンテキストが生成される。エントロピー復号化部34で、このコンテキストとコードストリームから確率推定によって復号化を行い対象ビットを生成し、それを対象ビットの位置に書き込む。
【0087】
このようにして復号化されたデータは各周波数帯域毎に空間分割されているため、これを2次元ウェーブレット逆変換部32で2次元ウェーブレット逆変換を行うことにより、画像データの各コンポーネントの各タイルが復元される。復元されたデータは色空間逆変換部31によって元の表色系のデータに変換される。
【0088】
図19は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構成例を説明するための機能ブロック図で、図20は、図19における画像処理方法を説明するためのフロー図である。なお、図20は、本発明の一実施形態に係る画像処理方法の手順例を説明するためのフロー図でもある。
【0089】
ここで例示する画像処理装置は、画像の圧縮符号データを生成する装置であり、サムネイル情報設定手段及びサムネイル情報付加手段及び撮影リスト情報記録手段を含むものとする。また、以降、画像処理装置を、圧縮にのみ係わる部分を指す時は画像圧縮装置として説明するが、非圧縮データに限らず圧縮された画像データを、(サムネイル出力や)本発明に係る撮影リスト記録が容易なように変換することが可能であるため、画像変換装置ともいえる。図19では、画像圧縮装置(画像変換装置)40が、画像読込部41、サムネイル情報設定手段をもつサムネイル設定部42、画質圧縮部43、サムネイル情報付加手段をもつサムネイル情報付加部44、撮影リスト情報記録手段をもつ撮影リスト保存場所付加部45、符号生成部46より構成されているものとして説明する。
【0090】
サムネイル情報設定手段では、画像のサムネイル情報を、1又は複数形態設定する。また、サムネイル情報付加手段では、設定された形態(設定された形態のうち1又は複数形態としてもよい)のサムネイル情報を、符号データ形成時にヘッダ部分に付加する。
【0091】
画像圧縮装置40は、画像データを画像読込部41で読み込み(ステップS11)、サムネイル設定部42でサムネイル情報を設定する(ステップS12)。勿論、サムネイル設定部42にて予め設定するサムネイル情報を設定しておいてもよい。続いて、画質圧縮部43にて画像を圧縮する(ステップS13)。次に、撮影リスト保存場所付加部45にて、撮影リストファイルの保存場所(原画像の保存場所と同じである、或いはリンクが張られていることが好ましい)の情報を付加する(ステップS14)。そして、サムネイル情報付加部44にて設定に応じたサムネイル情報を付加し、符号生成部46にて符号データを生成する(ステップS15)。なお、ここでは、サムネイル情報付加手段がサムネイル情報付加部44にあり、サムネイル情報を付加した後に、符号生成部46にて符号を生成するような構成例を説明するが、符号生成中にサムネイル情報を付加してもよい。
【0092】
また、撮影リスト情報(URL等)サムネイル情報の記録場所の候補例としては、図17におけるCOMマーカ、図18におけるファイルフォーマットXMLboxes、同じくファイルフォーマットUUIDboxesなどが挙げられるが、他の記録場所を採用してもよい。XMLの記述例を以下に示す。
【0093】
Figure 2004254035
【0094】
図21は、原画像、及びその原画像を本発明に係る画像処理装置で圧縮し、画像伸張装置で出力した結果の画像を示している。
図21の原画像50に対し、サムネイルとして低解像度画像を指定した場合、図16(A)の画像51のように出力される。
【0095】
図22は、Exif規格におけるタグの種類と対応レベル(プライベートタグ)の表を示す図である。
上述の撮影リスト情報やサムネイル情報などは、図22に示すようにExif(Exchangeable image file format)などで標準化されているタグに記載してもよい。例えば、この表52中のユーザコメントのタグ情報として記載してもよい。また、Exifの規格に従った方法だけでなく、それと同様の方法で、写真のファイルの先頭部分(ヘッダ部分)に撮影リストの保存されているURLやIPアドレスを記述する。なお、Exif 2.1規格書は、http://it.jeita.or.jp/document/publica/standard/exif_jap/jeida49jap.htmにある。
【0096】
ここで説明した画像処理装置によれば、圧縮された画像データのデータ容量を大きくすることなく、画像データのサムネイルを高速に出力する可能な圧縮画像データを生成することが可能となるうえに、画像のファイルから撮影リストのファイルまで辿り着くことができる。さらに、ヘッダ情報に撮影リストファイルのURL等ロケーション情報と複数の形態のサムネイル情報を記録しておくことで、複数の形態のサムネイルを出力可能な圧縮符号データを生成することや、容易に画像ファイルから撮影リストまで遡ることが可能となる。また、本発明に係る画像処理装置又は画像伸張装置によれば、入力する圧縮画像データのデータ容量を大きくすることなく、画像データのサムネイルを高速に出力することが可能となり、さらに容易に画像ファイルから撮影リストまで遡ることが可能となる。これらの装置はネットワークを介して画像を配信する画像配信システムなどに適用できる。
【0097】
ここで上述した各実施形態に適用可能な装置の構成例を説明する。ここで説明する装置としては画像入力装置の例として説明した画像処理装置の圧縮部分のみを説明するが、同様の構成で、処理手順や入出力データを変えることで上述した様々な装置に適用可能である。
【0098】
図23は、本発明に係る画像圧縮装置の一構成例を示す図である。
ここで例示する本発明に係る画像圧縮装置は、データバス63を介して、RAM61,CPU62,HDD64が接続された構成となっており、以下の流れで、原画像の画像データから、URL等の撮影リスト情報(やサムネイル情報)が付加された圧縮画像データが生成され、HDD64に保存されることとなる。
【0099】
HDD64上に記録された原画像の画像データ(又は圧縮された画像データ)が、CPU62からの命令によってRAM61上に読み込まれる(i)。次に、CPU62はRAM61上の画像データを読み込み、ウェーブレット係数を求め、サムネイル情報付加処理の他、本発明に係る撮影リスト情報付加処理を適用して圧縮画像データを生成する(ii)。CPU62は、生成された圧縮画像データ(URL付き)をRAM61上の別の領域に書き込む(iii)。CPU62からの命令によって、圧縮画像データ(URL付き)がHDD64上に記録される(iv)。
【0100】
以上、本発明の撮影リスト情報記録装置、画像入力装置を中心に各実施形態を説明してきたが、本発明は、一部フロー図としても説明したように、それらの装置における処理手順を含んでなる撮影リスト情報記録方法、画像入力方法としても、或いは、コンピュータをそれら装置として又はそれらの装置の各手段として機能させるための、又はコンピュータにそれら方法を実行させるためのプログラム(それらの処理内容が実装されているコンピュータプログラム)としても、或いは、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(それらの処理内容が記録されているコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体)としての形態も可能である。また、このプログラムや記録媒体により、上述の各実施形態に対応した処理によって、容易に画像ファイルから撮影リストまで遡ることが可能システムなど、上述した装置と同様の効果を持ったシステムを提供することができる。これらのプログラムや記録媒体は、上述した実施形態を元に容易に実施できることは明らかである。
【0101】
本発明による撮影リスト情報記録又は画像入力の機能を実現するためのプログラムやデータを記憶した記録媒体の実施形態を説明する。記録媒体としては、具体的には、CD−ROM、光磁気ディスク、DVD−ROM、FD、フラッシュメモリ、及びその他各種ROMやRAM等が想定でき、これら記録媒体に上述した本発明の各実施形態に係る機能をコンピュータに実行させ、撮影リスト情報記録又は画像入力の機能を実現するためのプログラムを記録して流通させることにより、当該機能の実現を容易にする。そしてコンピュータ(汎用コンピュータやその他の機器)等の情報処理装置に上記のごとくの記録媒体を装着して情報処理装置によりプログラムを読み出し、そのまま起動させるか機器に伝送するか、若しくは情報処理装置が備えている記憶媒体に当該プログラムを記憶させておき、必要に応じて読み出すことにより、本発明に関わる撮影リスト情報記録又は画像入力機能を実行することができる。
【0102】
【発明の効果】
本発明によれば、撮影リストに基づいて撮影した画像であっても撮影日時,撮影場所,撮影方法などの撮影情報を調べることが可能となり、撮影した写真や映像がどういう経緯で撮影されたものかを遡って調べることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像入力装置の一構成例を示す概略図である。
【図2】撮影リストファイルの一例を示す図である。
【図3】図2(A)の撮影リストファイルを参照して撮影する手順を説明する図である。
【図4】デジタルカメラでの撮影手順を説明するためのフロー図である。
【図5】データベース上に作成した撮影リストファイルに基づいて画像が取り込まれるまでの流れを例示するためのフロー図である。
【図6】データベース上に作成した撮影リストファイルに基づいて画像が取り込まれるまでの流れを例示するためのフロー図で、データベースにマクロが組み込まれた例を示す図である。
【図7】文書ファイル上に作成した撮影リストファイルに基づいて画像が取り込まれるまでの流れを例示するためのフロー図である。
【図8】文書ファイル上に作成した撮影リストファイルに基づいて画像が取り込まれるまでの流れを例示するためのフロー図で、データベースにマクロが組み込まれた例を示す図である。
【図9】文書ファイル上で作成した撮影リストファイルに基づいて画像がWebサーバに取り込まれるまでの流れを例示するためのフロー図である。
【図10】JPEG2000の基本となる階層符号化・復号化アルゴリズムを説明するためのブロック図である。
【図11】JPEG2000のアルゴリズムを説明するための簡略化されたフロー図である。
【図12】デコンポジションレベル数が3の場合の、各デコンポジションレベルにおけるサブバンドを示す図である。
【図13】タイル分割されたカラー画像の各コンポーネントの例を示す図である。
【図14】プレシンクトとコードブロックの関係を説明するための図である。
【図15】デコンポジションレベル数が2(解像度レベル数=3)の場合のパケットとレイヤの一例を示す図で、一般的なレイヤ構成例を示す図である。
【図16】符号形成プロセスにて生成されるJPEG2000の符号化データのフォーマット(コードストリームの構造)を簡単に示す図である。
【図17】図16のメインヘッダの構成を示す図である。
【図18】JPEG2000の基本方式のファイルフォーマットの構成を示す図である。
【図19】本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構成例を説明するための機能ブロック図である。
【図20】図19における画像処理方法を説明するためのフロー図で、本発明の一実施形態に係る画像処理方法の手順例を説明するためのフロー図でもある。
【図21】原画像、及びその原画像を本発明に係る画像処理装置で圧縮し、画像伸張装置で出力した結果の画像を示す図である。
【図22】Exif規格におけるタグの種類と対応レベル(プライベートタグ)の表を示す図である。
【図23】本発明に係る画像処理装置の一構成例を示す図である。
【符号の説明】
1…画像入力装置(デジタルカメラ)、2…PC、3…ネットワーク、4…サーバ装置、5…PC、10…画像DB、11…撮影リスト入力手段、12…撮影リスト記憶手段、13…画像圧縮手段、14…画像伸張手段、15…撮影リスト情報記録手段、21,21a,21b,25,25a,25b…撮影リストファイル、22,26…撮影順序、23,27…カット名、24,29…画像、28…格納場所、31…色空間変換・逆変換部、32…2次元ウェーブレット変換・逆変換部、33…量子化・逆量子化部、34…エントロピー符号化・復号化部、35…タグ処理部、40…画像圧縮装置(画像変換装置)、41…画像読込部、42…サムネイル設定部、43…画質圧縮部、44…サムネイル情報付加部、45…撮影リスト保存場所付加部、46…符号生成部、61…RAM、62…CPU、63…データバス、64…HDD。

Claims (25)

  1. 撮影リストファイルを参照しながら撮影した画像ファイルに、該撮影リストファイルのファイル情報の一部又は全部を記録する情報記録手段を有することを特徴とする撮影リスト情報記録装置。
  2. 前記撮影リストファイルは、インターネットリーチャブルな場所に保管してあるものとし、前記ファイル情報は、撮影リストファイルのIPアドレス及び/又はURLであることを特徴とする請求項1記載の撮影リスト情報記録装置。
  3. 前記情報記録手段は、前記ファイル情報の一部又は全部を画像ファイルのヘッダ部分に記録することを特徴とする請求項1又は2記載の撮影リスト情報記録装置。
  4. 前記情報記録手段は、前記ファイル情報の一部又は全部を撮影リストファイルのファイル情報から取得する手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1記載の撮影リスト情報記録装置。
  5. 前記情報記録手段を有する、撮影した画像を圧縮する画像圧縮手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1記載の撮影リスト情報記録装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1記載の撮影リスト情報記録装置と、記録すべき1又は複数の被記録対象のタイトルを各々示すカット名を含む撮影リストを入力するための撮影リスト入力手段と、前記撮影リスト入力手段で入力された撮影リストを記憶する記憶手段と、表示画面に情報を表示するための表示デバイスと前記記憶手段に記憶された撮影リストに含まれるカット名を前記表示デバイスの表示画面に表示させるカット名表示手段と、を備えた画像入力装置。
  7. さらに、前記記憶手段に記憶されている撮影リストの一覧を前記表示デバイスの表示画面に表示する撮影リスト表示手段と、前記表示画面に表示された撮影リストの一覧の中から1の撮影リストを選択する撮影リスト選択手段と、を備え、前記カット名表示手段は、前記撮影リスト選択手段で選択された撮影リストに含まれるカット名を表示することを特徴とする請求項6記載の画像入力装置。
  8. 前記撮影リスト入力手段は、接続される情報処理装置から転送される前記撮影リストを受信するための通信手段を含むことを特徴とする請求項6又は7記載の画像入力装置。
  9. 前記撮影リスト入力手段は、接続されるWebサーバのホームページをブラウジングして、前記ホームページ上の前記撮影リストをダウンロードするWebブラウジング手段を含むことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1記載の画像入力装置。
  10. さらに、前記表示画面に表示されたカット名の中から1のカット名を選択するカット名選択手段を備え、前記カット名選択手段により1のカット名が選択された場合に、記録モードに移行することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1記載の画像入力装置。
  11. 前記記録モードでは、前記被記録対象の静止画像,二値画像,動画像,音声のうちのいずれかの記録データが記録されることを特徴とする請求項10に記載の画像入力装置。
  12. 撮影リストファイルを参照しながら撮影した画像ファイルに、該撮影リストファイルのファイル情報の一部又は全部を記録する情報記録ステップを有することを特徴とする撮影リスト情報記録方法。
  13. 前記撮影リストファイルは、インターネットリーチャブルな場所に保管してあるものとし、前記ファイル情報は、撮影リストファイルのIPアドレス及び/又はURLであることを特徴とする請求項12記載の撮影リスト情報記録方法。
  14. 前記情報記録ステップは、前記ファイル情報の一部又は全部を画像ファイルのヘッダ部分に記録することを特徴とする請求項12又は13記載の撮影リスト情報記録方法。
  15. 前記情報記録ステップは、前記ファイル情報の一部又は全部を撮影リストファイルのファイル情報から取得するステップを有することを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1記載の撮影リスト情報記録方法。
  16. 前記情報記録ステップを有する、撮影した画像を圧縮する画像圧縮ステップを備えたことを特徴とする請求項12乃至15のいずれか1記載の撮影リスト情報記録方法。
  17. 請求項12乃至16のいずれか1記載の撮影リスト情報記録方法と、記録すべき1又は複数の被記録対象のタイトルを各々示すカット名を含む撮影リストを入力するための撮影リスト入力ステップと、前記撮影リスト入力ステップで入力された撮影リストを記憶する記憶ステップと、表示画面に情報を表示するための表示デバイスと前記記憶ステップに記憶された撮影リストに含まれるカット名を前記表示デバイスの表示画面に表示させるカット名表示ステップと、を有する画像入力方法。
  18. さらに、前記記憶ステップに記憶されている撮影リストの一覧を前記表示デバイスの表示画面に表示する撮影リスト表示ステップと、前記表示画面に表示された撮影リストの一覧の中から1の撮影リストを選択する撮影リスト選択ステップと、を備え、前記カット名表示ステップは、前記撮影リスト選択ステップで選択された撮影リストに含まれるカット名を表示することを特徴とする請求項17記載の画像入力方法。
  19. 前記撮影リスト入力ステップは、接続される情報処理装置から転送される前記撮影リストを受信する受信ステップを含むことを特徴とする請求項17又は18記載の画像入力方法。
  20. 前記撮影リスト入力ステップは、接続されるWebサーバのホームページをブラウジングして、前記ホームページ上の前記撮影リストをダウンロードするWebブラウジングステップを含むことを特徴とする請求項17乃至19のいずれか1記載の画像入力方法。
  21. さらに、前記表示画面に表示されたカット名の中から1のカット名を選択するカット名選択ステップを備え、前記カット名選択ステップにより1のカット名が選択された場合に、記録モードに移行することを特徴とする請求項17乃至20のいずれか1記載の画像入力方法。
  22. 前記記録モードでは、前記被記録対象の静止画像,二値画像,動画像,音声のうちのいずれかの記録データが記録されることを特徴とする請求項21に記載の画像入力方法。
  23. 請求項1乃至5のいずれか1記載の撮影リスト情報記録装置として、或いは、請求項6乃至11のいずれか1記載の画像入力装置として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
  24. 請求項12乃至16のいずれか1記載の撮影リスト情報記録方法、或いは、請求項17乃至22のいずれか1記載の画像入力方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
  25. 請求項23又は24記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011065392A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Brother Industries Ltd ヘッドマウントディスプレイ
JP2014135631A (ja) * 2013-01-10 2014-07-24 Sharp Corp 画像形成装置
JP2016012156A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 株式会社中電工 帳票入力支援システム、帳票入力支援方法及び帳票入力支援プログラム

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