JP2004251317A - 除振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】負の剛性に非線形性要素を用いると共に、正の剛性にも非線形性を有する要素を用いて1つの線形要素を構成し、地動外乱に対し振動絶縁性能を確保しつつ、任意の直動外乱に対し高い剛性を確保する。
【解決手段】除振装置は、永久磁石5,5を反発させて所定の正のばね定数を有する磁気ばねによって下部が床6に支持されると共に、前記下部に電磁石4を設けた中間台1と、床6と中間台1との間において電磁石4に対向する位置に永久磁石3を設けると共に、電磁石4及び永久磁石3から成り且つ所定の負のばね定数を有する磁気浮上機構によって中間台1に支持された除振テーブル2とを有し、前記磁気ばねと磁気浮上機構とが直列に接続されている。前記磁気ばね及び磁気浮上機構は除振テーブル2上の任意の荷重に対してばね定数の絶対値が等しくなるような非線形性を有し、前記除振装置はこれら2つの非線形要素を組み合わせて1つの線形要素を構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、除振装置に関し、より詳細には、精密加工,計測等の分野における各種機器の加工テーブルを外乱から絶縁するための除振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、半導体デバイス製造システムや極微小領域計測システムでは、急速に高精度化、高性能化してきており、これらのシステムにおいて、振動等の外乱を除去するための除振、防振装置の重要性が増大してきている。このような除振装置で除去すべき振動外乱は、設置床からの振動に起因する地動外乱と、装置の防振部材に入力される直動外乱とに大きく分けることができる。前者の場合、低剛性の機構が適しており、後者には高剛性の機構が適している。
【0003】
従来の除振装置として、地動外乱を絶縁して除振するパッシブ型除振装置があるが、これは、床からの振動伝達率を低くするためにばね定数kを小さくしてばね剛性を小さくすると、除振テーブル上の質量変化や、除振テーブルに作用する荷重の変化等のばね上での外乱に対して弱くなってしまう。そのため、ばね上での外乱に対してはある程度ばね剛性を大きくする必要がある。このように除振装置には、地動外乱吸収のための低剛性機構と、位置や姿勢保持のための高剛性機構とを両立させるための特性が要求される。通常の正のばね定数を有するばねを直列に結合すると、結合してできたばね定数は、結合前のばね定数より小さくなってしまう。従って、これらの従来のばねのみを使用した除振装置では質量変化や振動等のばね上での外乱に対して高い剛性を確保することは極めて困難であることから、アクティブ型除振装置が提案されている。
【0004】
上記除振装置において、永久磁石間の反発力を利用する磁気浮上機構を用いたものがある。これは、通常の除振装置でよく用いられている空気ばねに代わるばね要素として利用することができる。最近の永久磁石材料の高性能化は目覚しく、小さな磁石でもかなり大きな支持力を得ることができる。この磁気浮上機構では、浮上側と支持側に用いる物質の組み合わせによって、各種の方式が可能となる。これらの中で除振装置に主に利用されているのは、
(1)永久磁石間の反発力を利用する方式
(2)常電導電磁石と強磁性体との間に働く吸引力を利用する方式
等がある。
【0005】
図9は、ばねを直列に結合した状態を示す図である。ばね定数k1,k2を持つ2つのばねを直列に結合して1つのばねを作ると、そのばね定数kcは下記の式(1)により求まる。
kc=k1・k2/k1+k2 式(1)
ここで、仮に負のばね定数を持つばねが実現できた場合、
k1=−k2 式(2)
という関係を満たすようになれば、
|kc|=∞ 式(3)
すなわち、理論上無限大の剛性を得ることができる。
【0006】
上記関係を利用すると、地動外乱に対する振動絶縁特性を保ちながら、直動外乱に対しては高い剛性を有する支持機構を実現できる可能性がある。具体的には、それぞれの剛性を低くすることによって振動絶縁特性を確保し、両者の大きさを一致させることにより、直動外乱に対する剛性を無限大とする。そして、負のばね特性を持つ支持機構は、零パワー磁気浮上機構を用いることによって実現することができる。
【0007】
上記した零パワー磁気浮上制御は、電磁石と永久磁石とを組み合わせた複合磁石を用いた吸引形磁気浮上系において、浮上対象物の重量を永久磁石だけで支持し、電磁石の制御電流を定常的には零に保つ制御方法である。
図10は、零パワー磁気浮上機構の特徴を説明するための図である。図10(A),(B)において、31は質量mの物体、32は荷重、33はばね、34は電磁石、35は永久磁石である。図10(A)に示すように、通常のばね系では、ばね33で支持されている質量mの物体31に作用する重力がΔmg、つまり荷重32の質量Δmだけ増えたとすると、ばね33は伸びるので、物体は重力と同じ方向へ変移する。これに対し、零パワー磁気浮上機構では、図10(B)に示すように、電磁石34から引き離す方向に一定の外力が浮上対象物(物体31+荷重32)に作用すると、定常的には電磁石34と浮上対象物との間のギャップが減少する。言い換えると、あたかも「負」の剛性を持っているかのように動作する。
【0008】
上記零パワー磁気浮上機構を用いた除振装置として、地動外乱に対する振動絶縁性能を損なうことなく、直動外乱に対する高い剛性を確保して、高い除振機能を発揮して精密加工等を可能としたものが開示されている。(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)
【0009】
図11は、従来の零パワー磁気浮上機構を用いた除振装置の基本的な構成例について示した図で、図中、41は中間台、42は除振テーブル、43は永久磁石、44は電磁石、45はばね定数kを持つばね、46は床面、47は減衰要素である。このばね係数kを持つ正のばね45及び減衰要素47によって支持された中間台41には、磁気浮上用の電磁石44が固定されている。除振テーブル42において、電磁石44に面する箇所には、零パワー磁気浮上用の永久磁石43と強磁性体が取り付けられている。この除振装置の除振テーブル42に作用する直動外乱に対する挙動は、以下のようになる。
電磁石44の吸引力/変位係数をksとする(これが負の剛性の大きさとなる)。除振テーブル42に下向きに一定の力が加わると、零パワー制御の作用によって、電磁石44と除振テーブル42とのギャップは狭くなっていく。言い換えると、除振テーブル42は上向き変位しようとする。ところが、ギャップが狭くなって磁石の吸引力が増加すると、この力によってばね45は圧縮されるので、中間台41は下向きに変位する。この2つの変位がちょうど相殺されるように設定されていると、すなわちk=ksとなるように設定されていると、結果的には除振テーブル42は全く変位しないことになる。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−81498号公報
【非特許文献1】
精密工学会誌 VOL.68,No.9,2002(1180頁〜1183頁)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した零パワー磁気浮上機構では、永久磁石の吸引力を応用して浮上力を得ているため、浮上ギャップと吸引力の関係には非線形性を有する。すなわち、除振テーブル上の質量、つまり浮上対象物の質量が変化すると浮上ギャップが変化し、その結果、零パワー磁気浮上機構が有する剛性が変化してしまう。「正の剛性」には線形ばねを利用しているため、除振テーブル上の質量の増減に伴い、除振装置が有する剛性は理論的にも有限値となり、直動外乱除去性能は低下してしまう。言い換えると、「正の剛性」のばねは線形性を有し、「負の剛性」の零パワー磁気浮上機構は非線形性を有することから、除振装置が有する剛性は有限となり、直動外乱に対する除振性能が低下することになる。
【0012】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、「負の剛性」に非線形性要素を用いると共に、「正の剛性」にも非線形性を有する要素を用いることにより、1つの線形要素を構成し、地動外乱に対する振動絶縁特性を確保しつつ、任意の直動外乱に対して高い剛性を確保して安定した除去性能を発揮することができる除振装置を提供すること、をその目的とし、より具体的には、正の剛性k1を持った要素と負の剛性k2を持った要素とを直列接続する場合に、任意の負荷に対して、k1=−k2を成立させるような非線形性を有する正の剛性を持った要素を導入することにより、除振装置の剛性を略無限大とすること、を目的としてなされたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、永久磁石の反発力によって底面に対して浮上支持された中間支持体と、該中間支持体の下部に電磁石(又は永久磁石)を設けると共に、該電磁石(又は永久磁石)に対向する位置に永久磁石(又は電磁石)を設け、該対向する位置に永久磁石(又は電磁石)を配設した浮上中間部材を前記中間支持体の上部側に支持された除振テーブルと連結したことを特徴としたものである。
【0014】
請求項2の発明は、空気ばねによって底面に対して支持された中間支持体と、該中間支持体の下部に電磁石(又は永久磁石)を設けると共に、該電磁石(又は永久磁石)に対向する位置に永久磁石(又は電磁石)を設け、該対向する位置に永久磁石(又は電磁石)を配設した浮上中間部材を前記中間支持体の上部側に支持された除振テーブルと連結したことを特徴としたものである。
【0015】
請求項3の発明は、能動制御されたアクチュエータによって底面に対して支持された中間支持体と、該中間支持体の下部に電磁石(又は永久磁石)を設けると共に、該電磁石(又は永久磁石)に対向する位置に永久磁石(又は電磁石)を設け、該対向する位置に永久磁石(又は電磁石)を配設した浮上中間部材を前記中間支持体の上部側に支持された除振テーブルと連結したことを特徴としたものである。
【0016】
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1の発明において、前記中間支持体を底面に対して支持する永久磁石又は空気ばね又は能動制御されたアクチュエータは所定の正のばね定数を有し、前記浮上中間部材は所定の負のばね定数を有することを特徴としたものである。
【0017】
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか1の発明において、前記中間支持体を底面に対して支持する永久磁石又は空気ばね又は能動制御されたアクチュエータのいずれかと前記浮上中間部材とは、前記除振テーブル上に加えられた任意の負荷に対してばね定数の絶対値が等しくなるような非線形性を有することを特徴としたものである。
【0018】
請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか1の発明において、前記浮上中間部材は、前記除振テーブルに荷重されていない静止状態において、前記除振テーブルを該除振テーブルに設けた永久磁石の吸引力により前記中間支持体に支持すると共に、該中間支持体に設けた電磁石のコイル電流をゼロに保持し、前記除振テーブルに荷重された荷重状態において、該荷重による外力に応じた電流を前記電磁石に流して該電磁石に吸引力を発生させ、該発生させた吸引力と前記外力とが釣り合うように制御されることを特徴としたものである。
【0019】
請求項7の発明は、請求項1乃至5のいずれか1の発明において、前記浮上中間部材は、前記除振テーブルに荷重されていない静止状態において、前記中間支持体を該中間支持体に設けた永久磁石の吸引力により前記除振テーブルを支持すると共に、該除振テーブルに設けた電磁石のコイル電流をゼロに保持し、前記除振テーブルに荷重された荷重状態において、該荷重による外力に応じた電流を前記電磁石に流して該電磁石に吸引力を発生させ、該発生させた吸引力と前記外力とが釣り合うように制御されることを特徴としたものである。
【0020】
請求項8の発明は、請求項1乃至7のいずれか1の発明において、前記中間支持体(又は除振テーブル)は、電磁石と永久磁石とを組み合わせた複合磁石を下部に有し、前記除振テーブル(又は中間支持体)は、前記複合磁石に対向する位置に強磁性体を有することを特徴としたものである。
【0021】
請求項9の発明は、請求項1乃至8のいずれか1の発明において、前記浮上中間部材の代わりに、所定の負のばね定数を有する能動制御されたアクチュエータを用いることを特徴としたものである。
【0022】
請求項10の発明は、請求項4又は9の発明において、前記所定の正のばね定数又は所定の負のばね定数を有する能動制御されたアクチュエータは、ボイスコイルモータ,リニアモータ,空気圧アクチュエータ,油圧アクチュエータ,圧電アクチュエータ,磁歪アクチュエータのいずれかであることを特徴としたものである。
【0023】
請求項11の発明は、永久磁石の反発力によって底面に対して浮上支持された複数の中間支持体と、該各中間支持体の下部に電磁石(又は永久磁石)を設けると共に、該電磁石(又は永久磁石)に対向する位置に永久磁石(又は電磁石)を設け、該対向する位置に永久磁石(又は電磁石)を配設した複数の浮上中間部材を前記各中間支持体の上部側に支持された除振テーブルと連結したことを特徴としたものである。
【0024】
請求項12の発明は、底面に立設する脚部を有し且つ該脚部から該底面に対して水平方向に突出した突出部の前記底面に対向する面に電磁石(又は永久磁石)を設けた略L字型の支柱を有し、該支柱に設けた電磁石(又は永久磁石)に対向する位置に永久磁石(又は電磁石)を設け、該対向する位置に永久磁石(又は電磁石)を配設した浮上中間部材を中間支持体と連結し、該連結した中間支持体は、永久磁石の反発力によって前記突出部の上部側に除振テーブルを浮上支持したことを特徴としたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係わる零パワー磁気浮上機構を有する除振装置の基本的な構成例を示す図で、図中、1は中間台(中間支持体)、2は除振テーブル、3は永久磁石、4は電磁石、5及び5は永久磁石、6は床である。本実施形態の除振装置において、Aは支持機構で、該支持機構Aは、床6に設置した永久磁石5と、中間台1の下部に設けた永久磁石5とを反発させた磁気ばねからなり、この磁気ばねは正のばね特性、すなわち床6に対して所定の正のばね定数k1(N/m)を有すると共に、非線形特性を有するものとする。また、Bは前記した零パワー特性を有する磁気浮上機構(浮上中間部材)で、該磁気浮上機構Bは、除振テーブル2に設けた永久磁石3と、中間台1の下部に設けた電磁石4とからなり、負のばね特性、すなわち中間台1に対して所定の負のばね定数k2(N/m)を有すると共に、非線形特性を有するものとする。この支持機構Aと磁気浮上機構Bとを直列に接続することによって、本除振装置上で発生する直動外乱に対して略無限大の剛性を有すると共に、床6に対して振動を絶縁することができる。すなわち、支持機構Aにより床6から中間台1に伝わる振動を絶縁すると共に、磁気浮上機構Bにより中間台1から除振テーブル2に伝わる振動を絶縁する。
【0026】
図1において、同一荷重での特性曲線(磁石間ギャップと荷重との関係を示す)の傾きが一致すれば、支持機構A及び磁気浮上機構B双方の剛性の絶対値が等しいことになる。同様な非線形特性を有する支持機構A及び磁気浮上機構Bの双方、すなわち2つの非線形要素を組み合わせることにより、1つの線形要素を構成することが可能となる。これによって、除振テーブル2に加えた荷重によるそれぞれの変位はうち消され、除振テーブル2の変位はなくなる。すなわち、本除振装置は、略無限大の剛性を安定して有せしめることができる。
【0027】
なお、永久磁石による吸引力を増加させるために、永久磁石3と併用して強磁性体(図示せず)を除振テーブル2側に配設してもよく、また、永久磁石3を電磁石4の鉄心に埋め込んで複合磁石とし、除振テーブル2側には強磁性体のみを配設するようにしてもよい。また、電磁石4と永久磁石3の配置を逆、すなわち除振テーブル2側に電磁石4を、中間台1側に永久磁石3を配設し、電磁石4の吸引力を除振テーブル2に作用する荷重の増減に応じて増減させるようにしてもよい。この場合においても、永久磁石3と併用して強磁性体を中間台1側に配設してもよく、また、永久磁石3を電磁石4の鉄心に埋め込んで複合磁石とし、中間台1側には強磁性体のみを配設するようにしてもよい。
【0028】
ここで、零パワー特性を有する磁気浮上機構Bについて説明する。
零パワー制御とは、電磁石と永久磁石とを組み合わせて構成される吸引型磁気浮上系で、図1に示すように、除振テーブル2の質量を永久磁石3の吸引力のみで支持すると共に、中間台1側の電磁石4のコイル電流を定常的にゼロに保持する制御方法のことをいう。上記磁気浮上機構Bは、この零パワー特性を備えたものである。この零パワー制御を行うための制御系については、後述の図3において説明するものとし、ここでの説明は省略するものとする。
【0029】
ここで、支持機構Aの非線形要素には、上記した所定の正のばね定数を有する磁気ばねの他に、例えば空気ばね等を含む非線形ばね、能動制御されたアクチュエータのいずれかを用いてもよい。また、磁気浮上機構Bの非線形要素には、上記した所定の負のばね定数を有する磁気浮上機構の他に、例えば、能動制御されたアクチュエータを用いてもよい。この所定の正のばね定数又は所定の負のばね定数を有する能動制御されたアクチュエータには、例えば、ボイスコイルモータ,リニアモータ,空気圧アクチュエータ,油圧アクチュエータ,圧電アクチュエータ,磁歪アクチュエータ等を好適に用いることができる。本発明の除振装置は、その用途に応じて上記した各種アクチュエータや、非線形ばね等を適宜組み合わせて構成することができるため、適用範囲が広い。
【0030】
図2は、本除振装置の除振テーブル2に荷重を負荷した場合の状態遷移の一例について示した図である。図2に示すように、中間台1に設けられた電磁石4の吸引力を、永久磁石3を設けた除振テーブル2に付加された荷重による質量Δmの増減に応じて増減させるように図示しない制御系によって適宜制御する。図2(A)は、本除振装置の静止状態を示し、図2(B)は、除振テーブル2に質量Δmの荷重をかけた場合の状態を示している。
【0031】
ここで、電磁石4の吸引力/変位係数をk2(N/m)とし(これが負の剛性の大きさとなる)、また、永久磁石5及び5を反発させた磁気ばねのばね定数をk1(N/m)とする。除振テーブル2に下向きに一定の力が加わると、零パワー制御の作用によって、電磁石4と除振テーブル2とのギャップは狭くなっていく。言い換えると、除振テーブル2は上向き変位しようとする。ところが、ギャップが狭くなって磁石の吸引力が増加すると、この力によって磁気ばね(永久磁石5及び5)は圧縮されるので、中間台1は下向きに変位する。この2つの変位がちょうど相殺されるように設定されていると、すなわちk1(N/m)=k2(N/m)となるように設定されていると、結果的には除振テーブル2は全く変位しないことになる。
【0032】
図3は、本発明に係わる零パワー磁気浮上制御系の特徴を説明するための図で、図中、11は支持固定部、12は除振テーブル、13は永久磁石、14は電磁石である。図3(A)に示すように、除振テーブル12は力が釣り合った状態で静止位置に停まっているが、図3(B)に示すように、Δmの荷重がされた場合、除振テーブル12に下向きの一定の外力が加わると、電磁石14のコイルに電流を流して除振テーブル12を引き上げようとする吸引力を発生させ、永久磁石13による吸引力と下向きの力が釣り合うように制御され、図3(C)に示すように、ギャップが狭くなる位置で電磁石14のコイルに流れる電流がゼロとなり静止状態となる。
【0033】
上記のような動作を制御するための制御系20は、図3(D)に示すように、除振テーブル12の支持固定部11(図1に示した中間台1に相当)に対する位置を検出する変位センサ21と、変位センサ21からの出力信号に基づいて電磁石14のコイル電流を定常的にゼロに保持しつつ除振テーブル12を浮上保持するための制御信号を生成する制御回路22と、制御回路22からの出力に従って電磁石14のコイルに所定の電流を流す電力増幅器23とを有する。これらの構成に基づいて上記零パワー制御を実現することができる。
【0034】
図4は、本発明の除振装置における特性曲線の一例について示した図である。図4(A)及び(B)において、縦軸に永久磁石間のギャップ(単位:mm)、横軸に荷重(単位:N)をとる。図4(A)に示すように、支持機構Aを構成する磁気ばねは非線形特性を示す。従来技術において示したような線形特性を有するばねを支持機構Aに用いた場合、磁気浮上機構Bが非線形特性を示すことから、同一荷重において各機構の磁石間のギャップに差が生じ、直動外乱除去性能は低下してしまう。また、図4(B)に示すように、一方の磁気浮上機構Bも同様に非線形特性を示す。このように、双方の特性において同一荷重での特性曲線の傾きが一致すれば剛性の絶対値が等しいことになり、同様の特性を備えた2つの非線形要素を組み合わせることにより、1つの線形要素を構築することが可能となる。
【0035】
図5は、本発明に係わる除振テーブルが示す特性曲線の一例を示した図である。正のばね定数k1(N/m)を有する支持機構A(磁気ばね)と、負のばね定数k2(N/m)を有する零パワー磁気浮上機構Bによって、除振テーブル上に加えられた荷重によるそれぞれの変位は打ち消され、除振テーブルの変位は見られなくなる。
【0036】
図6は、本発明の除振装置の構成に基づく実験結果の一例について示した図で、図中、■は除振テーブルの変位を表す特性曲線、●は磁気ばねの変位を表す特性曲線、▲は零パワー磁気浮上機構の変位を表す特性曲線である。このように、磁気ばねと零パワー磁気浮上機構に同様な非線形特性を持たせたことで、除振テーブルの変位は見られなくなったことがわかる。この際、上記磁気ばねの代わりに線形特性を有するばね等を用いた場合には、上記零パワー磁気浮上機構が非線形特性を有することから、両者の特性の違いから除振装置の剛性は理論的に有限なものとなり、直動外乱除去性能は低下してしまう。本発明は、両者に同様の非線形特性を持たせたことで略無限大の剛性を安定して保持することができる。
【0037】
ここで、図1に示した除振装置において、前記した式(1)に基づいて変位制御について説明すると、除振テーブル2に対して荷重され、下向きの一定の外力F0が加わると、零パワー制御の作用によって、中間台1に設けた電磁石4と、除振テーブル2との距離はF0/k2だけ変位する(短くなる)。ここでk2は零パワー制御によって実現される負のばね定数である。従って、k2=k1となる関係を満たすように除振装置が設計されていれば、除振テーブル2は全く変位しないことになる。すなわち前記式(1)、kc=k1・k2/(k1+k2)によると、k1=−k2となる関係を負のばね定数を導入すれば、|kc|=∞となるばね定数を得ることができる。本除振装置において、ばね定数の大きさ(絶対値)が等しい正のばねと負のばねとを結合することにより、ばね定数が無限大のばねを得ることができる。これは、すなわちコンプライアンスがゼロとなることを意味する。
【0038】
ここで、前述の図1に示した本発明の除振装置の他の実施形態について説明する。
図7は、本発明の他の実施形態に係わる零パワー磁気浮上機構を有する除振装置の基本的な構成例を示す図で、図中、1は中間台(中間支持体)、2は除振テーブル、3は永久磁石、4は電磁石、5及び5は永久磁石、6は床、7は可動ステージ、8は移動負荷である。本実施形態の除振装置において、図1に示した実施形態との相違は、複数の支持機構及び磁気浮上機構で除振テーブル2を支持、除振する点である。
【0039】
ここで、床6に設置した永久磁石5と、中間台1の底面に設けた永久磁石5とを反発させた磁気ばねは、正のばね特性、すなわち床6に対して所定の正のばね定数k1(N/m)を有すると共に、非線形特性を有するものとする。また、除振テーブル2に設けた永久磁石3と、中間台1の下部に設けた電磁石4とからなる磁気浮上機構は、負のばね特性、すなわち中間台1に対して所定の負のばね定数k2(N/m)を有すると共に、非線形特性を有するものとする。上記磁気ばねと磁気浮上機構とを直列に接続することによって、本除振装置上で発生する直動外乱に対して略無限大の剛性を有すると共に、床6に対して振動を絶縁することができる。本実施形態の磁気浮上機構及び磁気ばねにおいて、一つの除振テーブル2に対して、磁気ばね及び磁気浮上機構が複数箇所配設されている構成となり、配設箇所それぞれにおいて、k1(N/m)=k2(N/m)となる関係を満たすようにする。
【0040】
なお、上記特性に基づいて除振テーブル2上に可動ステージ7を設置した場合、移動負荷8がどの位置にあっても除振テーブル2は変位せず、その姿勢を水平に保つことができる。
【0041】
図8は、本発明の他の実施形態に係わる零パワー磁気浮上機構を有する除振装置の基本的な構成例を示す図で、図中、1は中間台(中間支持体)、2は除振テーブル、3は永久磁石、4は電磁石、5及び5は永久磁石、6は床、9は支柱である。本実施形態の除振装置において、図1に示した実施形態との相違は、支柱9と中間台1との間に磁気浮上機構を設けた点である。ここで、永久磁石5及び5からなる磁気ばねは、正のばね特性、すなわち中間台1に対して所定の正のばね定数k1(N/m)を有すると共に、非線形特性を有するものとする。また、中間台1に設けた永久磁石3と、支柱9に設けた電磁石4とからなる磁気浮上機構は、負のばね特性、すなわち支柱9に対して所定の負のばね定数k2(N/m)を有すると共に、非線形特性を有するものとする。上記磁気ばねと磁気浮上機構とを直列に接続することによって、本除振装置上で発生する直動外乱に対して略無限大の剛性を有すると共に、床6に対して振動を絶縁することができる。本実施形態においても、図1に示した除振装置と同様に、k1(N/m)=k2(N/m)となる関係を満たすようにする。
【0042】
【発明の効果】
本発明によると、「負の剛性」に非線形性要素を用いると共に、「正の剛性」にも非線形性を有する要素を用いることにより、1つの線形要素を構成し、地動外乱に対する振動絶縁特性を確保しつつ、任意の直動外乱に対して高い剛性を確保して安定した除去性能を発揮することができる除振装置を提供することができる。
また、正の剛性k1を持った要素と負の剛性k2を持った要素とを直列接続する場合に、任意の負荷に対して、k1=−k2を成立させるような非線形性を有する正の剛性を持った要素を導入することにより、除振装置の剛性を略無限大とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる零パワー磁気浮上機構を有する除振装置の基本的な構成例を示す図である。
【図2】本除振装置の除振テーブルに荷重を負荷した場合の状態遷移の一例について示した図である。
【図3】本発明に係わる零パワー磁気浮上制御系の特徴を説明するための図である。
【図4】本発明の除振装置における特性曲線の一例について示した図である。
【図5】本発明に係わる除振テーブルが示す特性曲線の一例を示した図である。
【図6】本発明の除振装置の構成に基づく実験結果の一例について示した図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係わる零パワー磁気浮上機構を有する除振装置の基本的な構成例を示す図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係わる零パワー磁気浮上機構を有する除振装置の基本的な構成例を示す図である。
【図9】ばねを直列に結合した状態を示す図である。
【図10】零パワー磁気浮上機構の特徴を説明するための図である。
【図11】従来の零パワー磁気浮上機構を用いた除振装置の基本的な構成例について示した図である。
【符号の説明】
1,41…中間台(中間支持体)、2,21,22,12,42…除振テーブル、3,13,35,43…永久磁石、4,14,34,44…電磁石、5,5…永久磁石、6,46…床、7…可動ステージ、8…移動負荷、9…支柱、11…支持固定部、20…制御系、21…変位センサ、22…制御回路、23…電力増幅器、31…物体、32…荷重、33,45…ばね、47…減衰要素。

Claims (12)

  1. 永久磁石の反発力によって底面に対して浮上支持された中間支持体と、該中間支持体の下部に電磁石(又は永久磁石)を設けると共に、該電磁石(又は永久磁石)に対向する位置に永久磁石(又は電磁石)を設け、該対向する位置に永久磁石(又は電磁石)を配設した浮上中間部材を前記中間支持体の上部側に支持された除振テーブルと連結したことを特徴とする除振装置。
  2. 空気ばねによって底面に対して支持された中間支持体と、該中間支持体の下部に電磁石(又は永久磁石)を設けると共に、該電磁石(又は永久磁石)に対向する位置に永久磁石(又は電磁石)を設け、該対向する位置に永久磁石(又は電磁石)を配設した浮上中間部材を前記中間支持体の上部側に支持された除振テーブルと連結したことを特徴とする除振装置。
  3. 能動制御されたアクチュエータによって底面に対して支持された中間支持体と、該中間支持体の下部に電磁石(又は永久磁石)を設けると共に、該電磁石(又は永久磁石)に対向する位置に永久磁石(又は電磁石)を設け、該対向する位置に永久磁石(又は電磁石)を配設した浮上中間部材を前記中間支持体の上部側に支持された除振テーブルと連結したことを特徴とする除振装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1に記載の除振装置において、前記中間支持体を底面に対して支持する永久磁石又は空気ばね又は能動制御されたアクチュエータは所定の正のばね定数を有し、前記浮上中間部材は所定の負のばね定数を有することを特徴とする除振装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1に記載の除振装置において、前記中間支持体を底面に対して支持する永久磁石又は空気ばね又は能動制御されたアクチュエータのいずれかと前記浮上中間部材とは、前記除振テーブル上に加えられた任意の負荷に対してばね定数の絶対値が等しくなるような非線形性を有することを特徴とする除振装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1に記載の除振装置において、前記浮上中間部材は、前記除振テーブルに荷重されていない静止状態において、前記除振テーブルを該除振テーブルに設けた永久磁石の吸引力により前記中間支持体に支持すると共に、該中間支持体に設けた電磁石のコイル電流をゼロに保持し、前記除振テーブルに荷重された荷重状態において、該荷重による外力に応じた電流を前記電磁石に流して該電磁石に吸引力を発生させ、該発生させた吸引力と前記外力とが釣り合うように制御されることを特徴とする除振装置。
  7. 請求項1乃至5のいずれか1に記載の除振装置において、前記浮上中間部材は、前記除振テーブルに荷重されていない静止状態において、前記中間支持体を該中間支持体に設けた永久磁石の吸引力により前記除振テーブルを支持すると共に、該除振テーブルに設けた電磁石のコイル電流をゼロに保持し、前記除振テーブルに荷重された荷重状態において、該荷重による外力に応じた電流を前記電磁石に流して該電磁石に吸引力を発生させ、該発生させた吸引力と前記外力とが釣り合うように制御されることを特徴とする除振装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1に記載の除振装置において、前記中間支持体(又は除振テーブル)は、電磁石と永久磁石とを組み合わせた複合磁石を下部に有し、前記除振テーブル(又は中間支持体)は、前記複合磁石に対向する位置に強磁性体を有することを特徴とする除振装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1に記載の除振装置において、前記浮上中間部材の代わりに、所定の負のばね定数を有する能動制御されたアクチュエータを用いることを特徴とする除振装置。
  10. 請求項4又は9に記載の除振装置において、前記所定の正のばね定数又は所定の負のばね定数を有する能動制御されたアクチュエータは、ボイスコイルモータ,リニアモータ,空気圧アクチュエータ,油圧アクチュエータ,圧電アクチュエータ,磁歪アクチュエータのいずれかであることを特徴とする除振装置。
  11. 永久磁石の反発力によって底面に対して浮上支持された複数の中間支持体と、該各中間支持体の下部に電磁石(又は永久磁石)を設けると共に、該電磁石(又は永久磁石)に対向する位置に永久磁石(又は電磁石)を設け、該対向する位置に永久磁石(又は電磁石)を配設した複数の浮上中間部材を前記各中間支持体の上部側に支持された除振テーブルと連結したことを特徴とする除振装置。
  12. 底面に立設する脚部を有し且つ該脚部から該底面に対して水平方向に突出した突出部の前記底面に対向する面に電磁石(又は永久磁石)を設けた略L字型の支柱を有し、該支柱に設けた電磁石(又は永久磁石)に対向する位置に永久磁石(又は電磁石)を設け、該対向する位置に永久磁石(又は電磁石)を配設した浮上中間部材を中間支持体と連結し、該連結した中間支持体は、永久磁石の反発力によって前記突出部の上部側に除振テーブルを浮上支持したことを特徴とする除振装置。
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