JP2004248208A - Video reproducing apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、映像再生装置に関し、特にたとえば、DVD−RAMプレーヤを内蔵したテレビジョン受像機に適用され、複数の録画モードのいずれか1つに従って記録媒体に録画された映像信号を再生する、映像再生装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、MPEG2方式で圧縮してDVD−RAMに録画されている映像を、DVD−RAMプレーヤを内蔵するテレビジョン受像機によって再生する場合、映像の圧縮率とは無関係に、DVD−RAMプレーヤからの映像信号をテレビジョン受像機内の同一の信号処理回路で処理して映し出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、DVD−RAMプレーヤからの映像信号を圧縮率に関係なく同一の信号処理回路で再生すると、次のような問題があった。すなわち、映像信号の録画モードが高画質モードの場合、デジタルノイズが小さいにもかかわらず、デジタルノイズを減少させる処理が含まれているために映像の解像度を悪くするという問題があった。また、長時間モードの場合、画質を強調する処理が含まれていたので、デジタルノイズも強調されて目立つという問題があった。
【0004】
それゆえに、この発明の主たる目的は、高画質の映像を再生することができる、映像再生装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、複数の録画モードのいずれか1つに従って記録媒体に録画された映像信号を再生する映像再生装置において、再生映像信号の録画モードを検出するモード検出手段、再生映像信号に再生処理を施す複数の再生処理手段、および複数の再生処理手段の中からモード検出手段によって検出された録画モードに対応する1または2以上の再生処理手段を有効化する有効化手段を備えることを特徴とする映像再生装置である。
【0006】
【作用】
複数の録画モードのいずれか1つに従って記録媒体に録画された映像信号を映像再生装置で再生するとき、モード検出手段によって再生映像信号の録画モードを検出する。さらに、映像信号を再生する複数の再生処理手段を備え、有効化手段によりこれらの再生処理手段の中から検出した録画モードに対応する1または2以上の再生処理手段を有効化して、映像信号を再生する。
【0007】
また、この映像再生装置は、再生映像信号を形成する輝度信号の輪郭を強調する輪郭強調手段と、検出した録画モードに応じて輪郭強調手段の特性を変更する変更手段を備えていることが好ましい。
【0008】
また、この映像再生装置は、再生映像信号を形成する輝度信号のノイズを除去するノイズ除去手段と、検出した録画モードに応じてノイズ除去特性を変更する変更手段を備えていることが好ましい。
【0009】
好ましくは、再生映像信号は、コンポジット映像信号、Y/C分離信号、コンポーネント信号のいずれか1つである。
【0010】
好ましくは、映像再生装置はテレビジョン受信機である。
【0011】
【発明の効果】
この発明によれば、記録媒体に録画された映像信号の録画モードに応じて最適な信号処理を行なうことができるので、録画モードによらず高画質の映像を再生することができる
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0012】
【実施例】
図1を参照して、このDVD−RAMプレーヤ12を内蔵したテレビジョン受像機10について説明する。DVD−RAMプレーヤ12は、映像信号をMPEG2方式により所望の圧縮率で録画するとともに、録画された映像の再生時には、コンポジット端子からコンポジット映像信号(コンポジット映像信号)、S端子からY/C分離信号(Y/C分離信号)、D端子からコンポーネント信号(コンポーネント信号)を同時に出力する。
【0013】
このとき、CPU20はDVD−RAMプレーヤ12によって再生される映像信号の録画モードが、高画質モード(XP)、標準モード(SP)、長時間モード(LPまたはEP)のいずれであるかをDVD−RAMプレーヤ12から入手する。この録画モードと録画時間、録画時のビットレートとの関係について、4.7GBのDVD−RAMの場合を例に取り、表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】
CPU20は、DVD−RAMプレーヤ12から入手した録画モードが高画質モードのときはコンポーネント信号を、標準モードのときはY/C分離信号を、長時間モードのときはコンポジット映像信号をそれぞれ選択する。そして、以下で詳細に説明するように、CPU20は選択された映像信号に応じて最適な信号処理がされるように、テレビジョン受像機10に設けられた各スイッチに対して切換指令を出す。
【0016】
スイッチSW1は、DVD−RAMプレーヤ12から端子S1に入力されたコンポジット映像信号と、端子S2に入力されたY/C分離信号を形成するY信号(輝度信号)のいずれかをCPUからの指令に基づき選択してY/C分離回路14に与える。
【0017】
Y/C分離回路14は、スイッチSW1から入力された信号がコンポジット映像信号の場合、Y信号とC信号(色信号)に分離した後、Y信号をスイッチSW2の端子S4に与え、C信号をクロマデコーダに与える。また、スイッチSW1から入力された信号がY/C分離信号を形成するY信号の場合、ノイズリダクション(YNR)をした後にスイッチSW2の端子S4に与える。
【0018】
DVD−RAMプレーヤ12からY/C分離回路14に直接入力されたY/C分離信号を形成するC信号は、Y信号が入力されてから出力されるまでの時間に対応して遅延させられた後、クロマデコーダ26に与えられる。ここで、Y/C分離回路14に接続されたメモリ16は、1フィールド前の映像信号を保持してC信号を分離したり、ノイズ成分を分離したりするときに使用される。なお、Y/C分離回路14の動作の詳細については後で説明する。
【0019】
スイッチSW2は、Y/C分離回路14から端子S4に与えられたY信号と、DVD−RAMプレーヤ12から直接端子S3に与えられかつコンポーネント信号を形成するY信号のいずれかのY信号をCPUからの指令に基づき選択して画質補正回路18に与える。
【0020】
画質補正回路18は、CPU20によって選択された映像信号を形成するY信号に対して、ランダムノイズ、ブロックノイズなどのノイズリダクションを行なうコアリング処理、映像の輪郭を強調するピーキング処理およびY信号の立ち上がり/立下りを改善するLTI(Luminous Transform Improvement)処理などの画質補正を行なった後、Y信号処理回路24に与える。この画質補正回路18の補正特性は、D/A変換器22によって与えられる電圧値で制御することができる。このため、CPU20は映像信号の種類に応じて最適な画質補正ができるように、最適な電圧値を示すデータをD/A変換器22に与える。なお、画質補正回路18の動作の詳細については後で説明する。
【0021】
ここで、ブロックノイズについて説明する。MPEG2圧縮の基礎となっているJPEG圧縮では、8画素×8画素のブロック単位で圧縮処理を行なう。このとき、隣り合うブロック間で量子化の近似精度の差異が大きい場合、復元した画像にブロック形状のノイズとして見えるノイズをブロックノイズという。
【0022】
Y信号処理回路24は、画質補正されたY信号にガンマ補正、黒伸長などの処理を行った後、マトリクス回路28に与える。
【0023】
一方、クロマデコーダ26は、Y/C分離回路14から出力されたC信号から(R−Y)信号と(B−Y)信号を復調し、(R−Y)信号はスイッチSW3の端子S5に与え、(B−Y)信号はSW4の端子S7に与える。
【0024】
また、DVD−RAMプレーヤ12から出力されるコンポーネント信号のCr信号、Cb信号(色差信号)は、それぞれスイッチSW3の端子S6、スイッチSW4の端子S8に与えられる。
【0025】
スイッチSW3は、クロマデコーダ26からの(R−Y)信号とDVD−RAMプレーヤ12からのCr信号のいずれかを、CPU20からの指令に基づき選択してマトリックス回路28に与える。同様にスイッチSW4は、クロマデコーダ26からの(B−Y)信号とDVD−RAMプレーヤ12からのCb信号のいずれかを、CPU20からの指令に基づき選択してマトリックス回路28に与える。
【0026】
マトリクス回路28は、Y信号処理回路24から入力されたY信号と、Cr信号およびCb信号、または(R−Y)信号および(B−Y)信号とから、R、G、B信号を生成し、RGBデコーダ30に与える。
【0027】
RGBデコーダ30は、R、G、B信号のブライトネス、コントラストなどの調整をした後、CRTドライブ回路32に与える。CRTドライブ回路32はR、G、B信号を増幅してCRT34に与え、CRT34に映像を映し出す。
【0028】
次に、図2を参照して、Y/C分離回路14の主要部の動作について詳細に説明する。このY/C分離回路14に入力される映像信号は、CPU20によって選択されたコンポジット映像信号、またはY/C分離信号を形成するY信号およびC信号である。
【0029】
まず、コンポジット映像信号が入力された場合について説明する。コンポジット映像信号はY/C分離回路14の入力端子に入力されると、A/D変換器40でアナログ信号からデジタル信号に変換される。次に、このコンポジット映像信号に基づいて、ラインメモリ42で0H、1H、2H遅延された信号をラインコムフィルタ48に与える。ラインコムフィルタ48は、これらのコンポジット映像信号から動画の色信号であるC1信号を分離し、スイッチSW5の端子S9に与える。そして、CPU20からの指令に基づきこのC1信号が選択されると、C1信号はミックス回路の第1比率制御回路56に入力される。
【0030】
また、コンポジット映像信号を1H遅延させた信号と、メモリ46に保持されていた1フレーム前のコンポジット映像信号を、さらにラインメモリ44で1H遅延させることによって526H遅延させたコンポジット映像信号をフレームコムフィルタ50に与える。フレームコムフィルタ50は、1H遅延したコンポジット映像信号から526H遅延したコンポジット映像信号を減算して静止画の色信号であるC2信号を分離する。このC2信号は、ディレイ回路52を通ってミックス回路54の第2比率制御回路58に入力される。
【0031】
次に、ミックス回路54は、動き検出回路62から与えられた動き係数K(0から1)に基づいて、C1信号とC2信号を加算器60により比率ミックスを行なってC信号を生成し、スイッチSW6の端子S11に与える。そして、CPUからの指令に基づきこのC信号が選択された場合、C信号はD/A変換器72でアナログ信号に変換されて出力される。
【0032】
また、A/D変換器40でデジタル信号に変換されたコンポジット映像信号はラインメモリ42で1H遅延させられた後、ディレイ回路68を通って減算器66に与えられる。減算器66は、このコンポジット映像信号から加算器60の出力であるC信号を減算することによってY信号を生成し、D/A変換器70によってY信号をデジタル信号からアナログ信号に変換した後に出力する。このようにして、コンポジット映像信号からY信号とC信号とが分離される。
【0033】
次に、Y/C分離信号を形成するY信号のノイズリダクションについて説明する。Y/C分離回路14に入力されたY信号をA/D変換器40によってアナログ信号からデジタル信号に変換した後、ラインメモリ42によって1H遅延させたY信号を生成する。また、メモリ46に保持されていた1フレーム前のY信号をさらに1H遅延させることによって526H遅延させたY信号を生成する。この2つのY信号をフレームコムフィルタ50で減算することによりノイズ成分を分離する。この分離されたノイズ成分はディレイ回路52を通ってミックス回路54の第2比率制御回路58に入力される。
【0034】
一方、SW5はCPU20からの指令に基づいてゼロ信号発生器64に接続され、SW5の端子S10からゼロ信号が第1比率制御回路56に入力される。このため、ノイズ成分は比率ミックスされることなく加算器60を通って減算器66に与えられる。一方、Y/C分離回路14の入力端子から入力されたY信号はA/D変換器40でデジタル信号に変換された後、ラインメモリ42によって1H遅延させられ、さらにディレイ回路68を通って、減算器66に入力される。そして、Y信号は、減算器66でノイズリダクションのために加算器60から与えられるノイズ成分が減算された後、D/A変換器70でデジタル信号に変換されて出力される。
【0035】
また、Y/C分離信号を形成するC信号は、C信号入力端子から与えられると、A/D変換器74でデジタル信号に変換された後、ラインメモリ76によって1H遅延させられる。さらに、C信号はY信号の遅延時間と合わせるためにディレイ回路78で遅延させられた後、スイッチSW6の端子S12に与えられる。そして、CPU20からの指令に基づき、端子S12が選択されると、このC信号が出力される。
【0036】
以上説明したように、CPU20が映像信号の録画モードに応じて図1および図2のスイッチをどのように切り替えるかについて下記の表2にまとめる。
【0037】
【表2】
【0038】
次に、図3を参照して、画質補正回路18の主要部の動作について詳細に説明する。画質補正回路18に入力された映像信号を形成するY信号は、輪郭信号抜取り回路80で輝度変化のある部分が輪郭部分として抜き出された後、波形整形回路82で整形される。ディレイライン84で遅延したY信号とディレイライン84を通らないY信号とが、大振幅用コアリング回路86と小振幅用コアリング回路96に与えられる。
【0039】
大振幅用コアリング回路86を通った大振幅部分は、輪郭補正信号作成回路88に入力されて、輪郭補正信号が生成される。この輪郭補正信号は直接利得制御回路90に入力されとともに、微分回路92を通って利得制御回路90に入力される。この利得制御回路90は、Y信号の大振幅部分の立上りまたは立下り特性を急峻にするLTI処理を行なう。
【0040】
一方、小振幅用リミッタ回路96は、ディレイライン84を通った信号と通らない信号とを合成してリミッタ増幅する。リミッタ増幅された小振幅部分は、小振幅用コアリング回路98でブロックノイズなどの小信号がコアリング処理により除去されて、輪郭強調信号となる。この輪郭強調信号は、さらに利得制御回路102に入力されて小振幅信号のエッジ部分を鋭くさせるピーキング処理を行なう。
【0041】
このとき、CPU20は各回路に対して選択した映像信号の種類に応じた最適なLTI、コアリング、ピーキングの各処理を行なわせるため、それぞれLTI制御回路94、コアリング制御回路100、ピーキング制御回路104によって補正特性を制御する。
【0042】
次に、利得制御回路90からの輪郭補正信号と利得制御回路102からの輪郭強調信号を、加算器106で輪郭補正された輪郭強調信号を合成した後、利得制御回路108を通って加算器110に与える。そして、この加算器110で、輪郭補正された輪郭強調信号と、画質補正回路18に入力されディレイライン112で遅延されたY信号とを合成することにより画質補正がされたY信号が得られる。
【0043】
次に、図4を参照して、画質補正回路18の小振幅用コアリング回路98でY信号をコアリング処理してノイズリダクションを行なう場合について説明する。図4(A)は、映像信号がコンポーネント信号(高画質モード)のY信号の場合で、ブロックノイズとランダムノイズを2本の点線で挟んでノイズリダクションを行ない、映像信号を残すことを示している。
【0044】
また、図4(B)は、映像信号がコンポジット映像信号(長時間モード)から分離されたY信号の場合に、図の場合と同様にしてランダムノイズとブロックノイズのノイズリダクションを行なうことを示している。このとき、図4(A)の場合は、高画質モードなのでブロックノイズが小さいためコアリングを浅くする(2本の点線の間隔を狭くする)ことができるが、図4(B)の場合は、長時間モードなのでブロックノイズが大きいため、コアリングを深く(2本の点線の間隔を広くする)しなければブロックノイズを除去することができない。
【0045】
また、図5を参照して、画質補正回路18でY信号のエッジを強調するシャープネス処理を行なう場合、すなわち利得制御回路104でY信号のピーキング処理を行ない、利得制御回路90でLTI処理を行なう場合について説明する。Y信号は、図5(A)に示すように小振幅部分と大振幅部分とからなり、Y信号全体にブロックノイズがのっている。この小振幅部分の両端にピークを形成するピーキング処理を行ない、大振幅部分の立上りの角度を急峻にするLTI処理を行なう場合について説明する。
【0046】
図5(B)を参照して、映像信号がコンポーネント信号を形成するY信号の場合について説明する。この場合は、高画質モードなので映像信号に含まれているブロックノイズは小さい。このため、小振幅部分のピーキング処理をしてもブロックノイズが目立つほど増幅されないので、ピーキング処理によりブロックノイズを目立たせることなく、映像の解像度を上げることができる。
【0047】
次に、映像信号がコンポジット映像信号を形成するY信号の場合について説明する。この場合、長時間モードなので映像信号には大きなブロックノイズが含まれている。このため、高画質モードの場合と同様にピーキング処理を行なうと、ブロックノイズも大きくなって画質が劣化する。したがって、図5(C)に示すように、ピーキングの大きさを抑えて、ブロックノイズもあまり目立たなくする必要がある。
【0048】
以上説明したように、Y/C分離回路14における処理、画質補正回路18におけるコアリング処理、シャープネス処理(ピーキング処理およびLTI処理)において、映像信号の録画モードに応じた最適な画質補正の条件をまとめて表3に示す。
【0049】
【表3】
【0050】
次に、図6を参照して、DVD−RAMに録画されている映像の録画モード情報に基づいて、CPU20が映像信号の処理を行なう場合のフローについて説明する。まず、ステップS1でDVDに録画されている映像信号の録画モード情報をDVD−RAMから入手する。次に、ステップS3でDVD−RAMから入手した録画モード情報に基づいて、映像信号の録画モードが高画質モードかどうかを判断する。そして、高画質であると判断した場合、ステップS5で、スイッチSW2を端子S3に、SW3を端子S6に、SW4を端子S8にそれぞれ接続する。そして、ステップS7でコアリングを浅く(小)した後、ステップS9でシャープネスを強調(大)する。
【0051】
また、ステップS3で映像信号の録画モードが高画質モードではないと判断した場合、次にステップS11で標準画質かどうかを判断する。その結果、標準画質と判断した場合は、ステップS13で、SW1を端子S2に、SW2を端子S4に、SW3を端子S5に、SW4を端子S7に、SW5を端子S10に、SW6を端子S12にそれぞれ接続する。そして、ステップS15で中程度のコアリングを行なった後、ステップS17で中程度のシャープネスを行なう。
【0052】
また、ステップS11で映像信号の録画モードが標準モードではないと判断した場合、次にステップS19で長時間モードかどうかの判断を行う。その結果、長時間モードと判断した場合は、ステップS21で、SW1を端子S1に、SW2を端子S4に、SW3を端子S5に、SW4を端子S7に、SW5を端子S9に、SW6を端子S11にそれぞれ接続する。そして、ステップ23でコアリングを深く(大)した後、ステップS25でシャープネスを抑える(小)。
【0053】
また、ステップS19で長時間モードではないと判断した場合には、高画質モードかどうかを判断するステップS3に戻る。
【0054】
以上の説明からわかるように、DVD−RAMなどの記録媒体に圧縮録画された映像信号を、DVD−RAMプレーヤ12を内蔵したテレビジョン受像機10で再生する場合、まずCPU20は再生する映像信号の録画モードが高画質モード、標準モード、長時間モードのいずれのモードであるかを検出する。次に、検出した録画モードに応じて、CPU20はスイッチSW1〜SW6を切り換えて、再生映像信号を処理するY/C分離回路14、マトリクス回路28などの複数の再生処理手段の中から再生映像信号に最適な再生処理手段を有効化する。このため、映像信号の種類に応じて最適な再生処理を行なうことができるので、高画質の映像を再生することができる。
【0055】
再生映像信号を形成する輝度信号に、画質補正回路18の利得制御回路90および102でピーキング処理、LTI処理などの輪郭強調を行なう。このとき、CPU20は、検出した録画モードに応じてこれらの回路の強調特性を変更する。このため、録画モードに応じて最適な輪郭強調を行なうことができる。
【0056】
再生映像信号を形成する輝度信号に含まれるノイズを、画質補正回路18の小振幅用コアリング回路98で除去する。このとき、CPU20は、検出した録画モードに応じて小振幅用コアリング回路98のノイズ除去特性を変更する。このため、録画モードに応じて最適なノイズ除去を行なうことができる。
【0057】
なお、この実施例ではデジタルノイズの一例としてブロックノイズについて説明したが、エッジなどのまわりに蚊が飛んでいるように見えるモスキートノイズについてもブロックノイズの場合と同様に処理することができる。
【0058】
また、この実施例のテレビジョン受像機はDVD−RAMプレーヤを内蔵しているとして説明したが、DVD−RAMプレーヤを接続したテレビジョン受像機であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1実施例の一部を示すブロック図である。
【図3】図1実施例の他の一部を示すブロック図である。
【図4】図1実施例のコアリング処理を示す図解図である。
【図5】図1実施例の画質補正を示す図解図である。
【図6】図1実施例の動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
10…テレビ受像機
12…DVD−RAMデコーダ
14…Y/C分離回路
18…画質補正回路
20…CPU[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a video reproducing apparatus, and more particularly to a video reproducing apparatus which is applied to, for example, a television receiver having a built-in DVD-RAM player and reproduces a video signal recorded on a recording medium according to one of a plurality of recording modes. It relates to a playback device.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, when a video image recorded on a DVD-RAM after being compressed by the MPEG2 system is reproduced by a television receiver having a built-in DVD-RAM player, regardless of the compression ratio of the video image, the video signal from the DVD-RAM player is output. Video signals are processed and projected by the same signal processing circuit in the television receiver.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the video signal from the DVD-RAM player is reproduced by the same signal processing circuit irrespective of the compression ratio, there are the following problems. That is, when the recording mode of the video signal is the high image quality mode, there is a problem that the resolution of the video is deteriorated because the process for reducing the digital noise is included even though the digital noise is small. Further, in the long-time mode, since a process for enhancing image quality is included, digital noise is also emphasized and conspicuous.
[0004]
Therefore, a main object of the present invention is to provide a video reproducing apparatus capable of reproducing a high-quality video.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a video reproducing apparatus for reproducing a video signal recorded on a recording medium according to any one of a plurality of recording modes, wherein the mode detecting means detects a recording mode of the reproduced video signal, and the reproducing process is performed on the reproduced video signal. A plurality of playback processing means to be applied; and an enabling means for enabling one or more playback processing means corresponding to the recording mode detected by the mode detection means from among the plurality of playback processing means. It is a video playback device.
[0006]
[Action]
When a video signal recorded on a recording medium according to any one of the plurality of recording modes is reproduced by the video reproducing device, the recording mode of the reproduced video signal is detected by the mode detecting means. Further, a plurality of playback processing means for playing back the video signal is provided, and one or more playback processing means corresponding to the recording mode detected from the playback processing means is enabled by the enabling means, and the video signal is output. Reproduce.
[0007]
Further, it is preferable that the video reproducing apparatus includes a contour emphasizing unit that emphasizes a contour of a luminance signal forming a reproduced video signal, and a changing unit that changes characteristics of the contour emphasizing unit according to the detected recording mode. .
[0008]
Further, it is preferable that the video reproducing apparatus includes a noise removing unit that removes noise of a luminance signal forming a reproduced video signal, and a changing unit that changes a noise removing characteristic according to the detected recording mode.
[0009]
Preferably, the reproduced video signal is one of a composite video signal, a Y / C separated signal, and a component signal.
[0010]
Preferably, the video playback device is a television receiver.
[0011]
【The invention's effect】
According to the present invention, optimal signal processing can be performed in accordance with the recording mode of a video signal recorded on a recording medium, so that high-quality video can be reproduced regardless of the recording mode. The objects, other objects, features and advantages of the present invention will become more apparent from the following detailed description of embodiments with reference to the drawings.
[0012]
【Example】
With reference to FIG. 1, a
[0013]
At this time, the
[0014]
[Table 1]
[0015]
The
[0016]
The switch SW1 receives one of a composite video signal input to the terminal S1 from the DVD-
[0017]
When the signal input from the switch SW1 is a composite video signal, the Y /
[0018]
The C signal forming the Y / C separation signal directly input from the DVD-
[0019]
The switch SW2 outputs one of the Y signal supplied from the Y /
[0020]
The image
[0021]
Here, the block noise will be described. In JPEG compression, which is the basis of MPEG2 compression, compression processing is performed in blocks of 8 pixels × 8 pixels. At this time, when the difference in the approximation accuracy of quantization between adjacent blocks is large, noise that appears as block-shaped noise in the restored image is called block noise.
[0022]
The Y
[0023]
On the other hand, the
[0024]
Further, the Cr signal and the Cb signal (color difference signal) of the component signals output from the DVD-
[0025]
The switch SW3 selects one of the (RY) signal from the
[0026]
The matrix circuit 28 generates R, G, and B signals from the Y signal input from the Y
[0027]
The
[0028]
Next, the operation of the main part of the Y /
[0029]
First, a case where a composite video signal is input will be described. When the composite video signal is input to the input terminal of the Y /
[0030]
Further, the composite video signal obtained by delaying the composite video signal by 1H and the composite video signal one frame before stored in the
[0031]
Next, the
[0032]
Further, the composite video signal converted into a digital signal by the A / D converter 40 is delayed by 1H in the
[0033]
Next, the noise reduction of the Y signal forming the Y / C separation signal will be described. After the Y signal input to the Y /
[0034]
On the other hand, SW5 is connected to the zero
[0035]
When a C signal forming a Y / C separation signal is supplied from a C signal input terminal, the signal is converted into a digital signal by an A /
[0036]
As described above, Table 2 below summarizes how the
[0037]
[Table 2]
[0038]
Next, the operation of the main part of the image
[0039]
The large-amplitude portion that has passed through the large-
[0040]
On the other hand, the small-
[0041]
At this time, the
[0042]
Next, the contour correction signal from the
[0043]
Next, a case will be described with reference to FIG. 4 in which a small
[0044]
FIG. 4B shows that when the video signal is a Y signal separated from the composite video signal (long time mode), noise reduction of random noise and block noise is performed in the same manner as in the case of FIG. ing. At this time, in the case of FIG. 4A, since the block noise is small because of the high image quality mode, the coring can be made shallow (the interval between the two dotted lines can be narrowed), but in the case of FIG. Since the block noise is large because the mode is a long time mode, the block noise cannot be removed unless the coring is deep (the interval between the two dotted lines is widened).
[0045]
Referring to FIG. 5, when sharpness processing for enhancing the edge of the Y signal is performed by image
[0046]
The case where the video signal is a Y signal forming a component signal will be described with reference to FIG. In this case, since the mode is the high image quality mode, the block noise included in the video signal is small. For this reason, even if the peaking processing of the small amplitude portion is performed, the block noise is not amplified so as to be conspicuous, so that the image resolution can be increased without making the block noise conspicuous by the peaking processing.
[0047]
Next, a case where the video signal is a Y signal forming a composite video signal will be described. In this case, since the mode is the long time mode, a large block noise is included in the video signal. Therefore, when the peaking process is performed as in the case of the high image quality mode, the block noise increases and the image quality deteriorates. Therefore, as shown in FIG. 5C, it is necessary to suppress the magnitude of the peaking and make the block noise less noticeable.
[0048]
As described above, in the processing in the Y /
[0049]
[Table 3]
[0050]
Next, a flow in the case where the
[0051]
If it is determined in step S3 that the recording mode of the video signal is not the high image quality mode, it is next determined in step S11 whether or not the image quality is the standard image quality. As a result, when it is determined that the image quality is the standard image quality, in step S13, SW1 is connected to the terminal S2, SW2 is connected to the terminal S4, SW3 is set to the terminal S5, SW4 is set to the terminal S7, SW5 is set to the terminal S10, and SW6 is set to the terminal S12. Connect each. Then, after performing medium coring in step S15, medium sharpness is performed in step S17.
[0052]
If it is determined in step S11 that the recording mode of the video signal is not the standard mode, then it is determined in step S19 whether or not the mode is the long-time mode. As a result, when it is determined that the mode is the long-time mode, in step S21, SW1 is connected to the terminal S1, SW2 is set to the terminal S4, SW3 is set to the terminal S5, SW4 is set to the terminal S7, SW5 is set to the terminal S9, and SW6 is set to the terminal S11. Connect to each. Then, after the coring is deepened (large) in
[0053]
If it is determined in step S19 that the mode is not the long time mode, the process returns to step S3 to determine whether the mode is the high image quality mode.
[0054]
As can be understood from the above description, when a video signal compressed and recorded on a recording medium such as a DVD-RAM is reproduced by the
[0055]
[0056]
The noise included in the luminance signal forming the reproduced video signal is removed by the small
[0057]
In this embodiment, block noise has been described as an example of digital noise. However, mosquito noise that looks like a mosquito flying around an edge or the like can be processed in the same manner as block noise.
[0058]
Although the television receiver of this embodiment has been described as including a DVD-RAM player, it may be a television receiver to which a DVD-RAM player is connected.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing one embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a part of the embodiment in FIG. 1;
FIG. 3 is a block diagram showing another part of the embodiment of FIG. 1;
FIG. 4 is an illustrative view showing a coring process of the embodiment in FIG. 1;
FIG. 5 is an illustrative view showing image quality correction of the embodiment in FIG. 1;
FIG. 6 is a flowchart showing the operation of the embodiment in FIG. 1;
[Explanation of symbols]
10
Claims (5)
再生映像信号の録画モードを検出するモード検出手段、
前記再生映像信号に再生処理を施す複数の再生処理手段、および
前記複数の再生処理手段の中から前記モード検出手段によって検出された録画モードに対応する1または2以上の再生処理手段を有効化する有効化手段を備えることを特徴とする、映像再生装置。In a video reproducing apparatus for reproducing a video signal recorded on a recording medium according to any one of a plurality of recording modes,
Mode detection means for detecting a recording mode of the reproduced video signal,
A plurality of playback processing means for performing playback processing on the playback video signal, and one or more playback processing means corresponding to a recording mode detected by the mode detection means among the plurality of playback processing means are enabled. A video reproducing apparatus comprising an activating means.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003038580A JP2004248208A (en) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | Video reproducing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003038580A JP2004248208A (en) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | Video reproducing apparatus |
Publications (1)
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JP2004248208A true JP2004248208A (en) | 2004-09-02 |
Family
ID=33023075
Family Applications (1)
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JP2003038580A Withdrawn JP2004248208A (en) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | Video reproducing apparatus |
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2003
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Legal Events
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