JP2004246760A - 電子掲示板監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】電子掲示板への投稿があったときに監視者がすぐに内容を検閲することができ、掲示板への掲示に適さない投稿情報があった場合、即時に電子掲示板への掲示を防止できて長時間不適切な投稿情報が掲示されることを防止できる電子掲示板監視システムを提供する。
【解決手段】掲示板管理サーバ2は、ユーザ端末4からの投稿情報を受信し、受信した投稿情報に投稿管理IDを付与し、投稿情報にNGワードが存するかどうかを検索し、NGワードを含むものはすぐに監視者端末6の指定メールアドレスへ転送する。監視者はその投稿情報を他人を誹謗中傷したり公序良俗に反したりするものであるかどうかの観点から公開するか否か検討し、その検討した公開可否の情報及び当該投稿情報を監視者端末6から掲示板管理サーバ2にメール送信する。監視者端末6から受信した公開可否の情報が公開否定の内容の場合には、当該投稿情報は削除され、公開OKの場合には電子掲示板に掲示する。
【選択図】 図2
【解決手段】掲示板管理サーバ2は、ユーザ端末4からの投稿情報を受信し、受信した投稿情報に投稿管理IDを付与し、投稿情報にNGワードが存するかどうかを検索し、NGワードを含むものはすぐに監視者端末6の指定メールアドレスへ転送する。監視者はその投稿情報を他人を誹謗中傷したり公序良俗に反したりするものであるかどうかの観点から公開するか否か検討し、その検討した公開可否の情報及び当該投稿情報を監視者端末6から掲示板管理サーバ2にメール送信する。監視者端末6から受信した公開可否の情報が公開否定の内容の場合には、当該投稿情報は削除され、公開OKの場合には電子掲示板に掲示する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上のコミュニケーションの場である電子掲示板において、電子掲示板の管理者が、誹謗中傷や公序良俗に反するなどの反社会的投稿情報を掲示板に掲示させないようにする電子掲示板監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットが普及し、各種ホームページ上に掲示板機能が搭載され、人々のコミュニケーションの場となっている。
【0003】
しかし、掲示板には誰もが匿名で投稿することが可能であり、悪意を持ったユーザによる誹謗中傷や公序良俗に反するなどの反社会的な書き込みを排除するために、運営管理者は多大な労力をかけて、一つ一つの書き込み文言、書き込み画像の検閲をしなければならない。
【0004】
ところが、運営管理者が遠隔地にいる場合など、管理サーバの前に24時間張り付くことは不可能な場合が多く、通常は1日に1回程度しかチェックしないので、掲示板への書き込みから運営管理者による検閲作業実施までの数時間は悪意の書き込みが広く一般に公開されてしまっていた。
【0005】
また、電子掲示板システムにおいて、キーワード検索により反社会的な書き込みを探索することは行われているが、キーワードに該当しても公開してよい場合がある。
【0006】
下記特許文献1は、オンライン掲示板サービスに登録する情報を、各々のメンバーが指定する公開形式で表示可能とする情報公開システムを開示しており、反社会的書き込みを防止するものではない。
【0007】
下記特許文献2は、ネットワーク上のコミュニケーション広場での誹謗中傷行為を監視し、問題があったときにはそのユーザの利用を制限又は拒否するためのシステムを提供するものであるが、問題のある書き込みをすぐに消去するものではなく、ある程度の時間は掲載されてしまう。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−187631号公報
【0009】
【特許文献2】
特開2002−175256号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の事情を考慮して、掲示板への投稿があったときに監視者がすぐに内容を検閲することができ、掲示板への掲示に適さない投稿情報があった場合、即時に電子掲示板への掲示を防止できて長時間不適切な投稿情報が掲示されることを防止できる電子掲示板監視システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本発明は、ネットワークを介してユーザ端末と接続された電子掲示板監視システムであって、
ユーザ端末からの投稿情報を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信するとすぐに投稿情報を監視者サイドの指定メールアドレスへ転送する転送手段と、
監視者サイドで前記指定メールアドレスに転送された投稿情報を公開するか否か検討し、その検討した公開可否の情報及び当該投稿情報を監視者サイドの端末から受信する特定情報受信手段と、
前記監視者サイドの端末から受信した公開可否の情報が公開否定の内容の場合には当該投稿情報を電子掲示板に掲示しない掲示可否作動手段と、からなる電子掲示板監視システム、からなる。
【0012】
請求項1の本発明によれば、受信手段がユーザ端末からの投稿情報を受信し、受信した投稿情報を転送手段が受信後すぐに監視者サイドの指定メールアドレスへ転送する。指定メールアドレスは、監視者のアドレスである場合もあるし、監視者が指定したアドレスである場合もある。監視者サイドでは、前記指定メールアドレスに転送された投稿情報を他人を誹謗中傷したり公序良俗に反したりする等の観点から公開するか否か検討し、その検討した公開可否の情報及び当該投稿情報を監視者サイドの端末が電子掲示板監視システムに送信し、特定情報受信手段が監視者サイドの端末からそれらの情報を受信する。前記監視者サイドの端末から受信した公開可否の情報が公開否定の内容の場合には、掲示可否作動手段が当該投稿情報を電子掲示板に掲示しないようにする。
【0013】
請求項2の本発明は、前記受信手段は受信した投稿情報に管理IDを付与し、前記指定メールアドレスへ投稿情報を転送する際にも当該管理IDを投稿情報に付与させた状態で転送し、前記特定情報受信手段は当該管理IDを基に公開可否の情報を受信する請求項1の電子掲示板監視システム、からなる。
【0014】
請求項2の本発明によれば、投稿情報を管理IDで管理でき、監視者サイドの端末から管理IDを基に公開可否の情報を本システムの特定情報受信手段へ送信し、前記特定情報受信手段は当該管理IDを基に公開可否の情報を受信する。
【0015】
請求項3の本発明は、前記転送手段は、受信した投稿情報を指定メールアドレスへ転送する前に、当該投稿情報の中に所定のワードが含まれているかどうか検査し、所定のワードが含まれていた場合には、当該投稿情報を前記指定メールアドレスへ転送しないで前記掲示可否作動手段が当該投稿情報を電子掲示板に掲示しないようにする請求項1の電子掲示板監視システム、からなる。
【0016】
請求項3の本発明によれば、誹謗中傷や反公序良俗に該当するような所定のワードが含まれている投稿情報は自動的に非掲示にし、指定メールアドレスへ転送される投稿情報は、所定のワードが含まれているかどうか検査して含まれていない情報のみであるので、監視者サイドでは所定のワードが含まれていない投稿情報の内容だけを検査すればよく、監視者の手数が省略できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明の実施の形態を詳説する。
【0018】
本実施の形態では、ユーザ通信端末4(以下、「ユーザ端末4」という)がインターネット回線を介して電子掲示板管理サーバ2(以下、「掲示板管理サーバ2」という)と接続し、掲示板管理サーバ2がインターネット回線を介して監視者端末6と接続している。
【0019】
図1は、ユーザ端末4、掲示板管理サーバ2、監視者端末6がインターネット回線を介して接続した状態を示した図である。
【0020】
ユーザ端末4は、電子掲示板を利用するユーザの端末で、パソコン、PDA(携帯情報端末)、携帯電話など、インターネット回線と接続して通信可能な通信端末からなる。
【0021】
監視者端末6は、電子掲示板への投稿内容を監視する監視者の端末で、パソコン、PDA(携帯情報端末)、携帯電話など、インターネット回線と接続して通信可能な通信端末からなる。
【0022】
図3は、掲示板管理サーバ2の構成を示すブロック図である。
【0023】
掲示板管理サーバ2は、電子掲示板50、E−Mail格納部52、情報投入部54、E−Mail送受信部56、検索部58、掲示可否作動部60、ステータス変更部62、削除部64、ハードディスク装置66からなる。ハードディスク装置66は、投稿情報データベース68、NGワードデータベース70、オペレーティングシステム等の格納部72を含む。
【0024】
ハードディスク装置66のオペレーティングシステム等の格納部72には、所定のオペレーティングシステムがインストールされており、さらに、そのオペレーティングシステム上で実行される各種サービス提供用のプログラム、例えば、データベースサーバ、メールサーバ、コンテンツサーバ、ファイルサーバとして機能するためのプログラム、電子掲示板50を提供するためのプログラム、などがインストールされている。
【0025】
電子掲示板50は、掲示板管理サーバ2が電子掲示板を提供するためのプログラムを実行することによって実現される機能であり、ユーザ端末4から入力された内容を後述する監視者による所定の検閲が終了した後に、ユーザ端末4から電子掲示板として閲覧可能に保持(ハードディスク装置66に格納)する機能である。保持されている内容は、ユーザ端末4から所定のURLを入力して掲示板管理サーバ2にアクセスすることで電子掲示板として閲覧できるようになっている。
【0026】
E−Mail格納部52は、送受信したメールが格納される場所である。
【0027】
情報投入部54は、ユーザ端末4から投稿情報が入力された場合に、その投稿情報に投稿管理IDを発行・付与し、入力された投稿情報を投稿情報データベース68に登録する部である。登録された投稿情報には、それぞれ投稿管理IDが付けられて管理されている。
【0028】
E−Mail送受信部56は、メールサーバがメール送受信機能を作動させるためのプログラムを実行することによって電子メールを指定されたアドレスに送信したり、受信したりする部である。
【0029】
検索部58は、投稿情報に、NGワードデータベース70に格納されているNGワードに該当するワードが含まれているかどうか検索する。
【0030】
掲示可否作動部60は、監視者端末6から送信されてきた投稿情報及びその投稿情報を公開してよいかどうかの公開可否情報のメールを受けた後に、受信した投稿情報のsubject を解析すると共に公開可否情報を判断して投稿情報を削除するかどうかの判断をする。
【0031】
ステータス変更部62は、検索部58で投稿情報にNGワードが含まれていないと判断したとき、又は掲示可否作動部60で投稿情報を削除しないと判断したときに、投稿情報の書き込みのステータスを変更する。
【0032】
削除部64は、掲示可否作動部60で投稿情報を削除すると判断したときに、投稿情報を投稿情報データベース68から削除する。
【0033】
上述の電子掲示板50〜ハードディスク装置66は、図示しないCPUによって格納部72に格納されている所定のプログラムが実行されることによって作動される。
【0034】
次に、電子掲示板50に投稿された投稿情報が公開されるかどうかの工程を説明する。図2は、ユーザ端末4から電子掲示板50に投稿情報が投稿されてから公開又は削除されるまでの流れを示した図である。
【0035】
まず、ユーザがユーザ端末4からインターネット回線を介して掲示板管理サーバ2にアクセスし、電子掲示板50に投稿情報を送信する(ステップ10)。
【0036】
掲示板管理サーバ2では、掲示板50への投稿情報を受信する(ステップ12)。受信した段階では、投稿情報は掲示板50にはまだ掲示されない。
【0037】
投稿情報には、それぞれ固有の投稿管理IDが発行されて付与される(ステップ14)。投稿情報は、この投稿管理IDによって管理される。
【0038】
投稿情報に、NGワードデータベース70に格納されているNGワードが含まれているかどうか判断する(ステップ16)。NGワードとは、他人を誹謗中傷したり公序良俗に反したりする表現である。
【0039】
投稿情報にNGワードが含まれている場合には、監視者端末6のメールアドレスにその投稿情報をメール送信する(ステップ18)。監視者端末6のメールアドレスは予めE−Mail格納部52に格納されている。このメールアドレスは、通常、監視者がチェックするのに都合がよい端末のアドレスが使用される。したがって、掲示板管理サーバ2と遠隔の地にある端末でもよい。送信される投稿情報には、投稿管理IDが付与されている。
【0040】
監視者端末6では、投稿情報をメール受信する(ステップ20)。監視者は、受信した投稿情報を読んで公開してよいものであるかどうか検討する(ステップ22)。
【0041】
なお、本形態では、投稿情報にNGワードが含まれているかどうかを予め検索してNGワードが含まれた投稿情報のみを監視者端末6に送信して監視者が公開の可否を検討したが、事前にNGワードの有無を検索することなしに、掲示板50に投稿された投稿情報をすべて監視者端末6にメール送信して監視者が公開の可否を検討してもよい。
【0042】
監視者が検討し終えた投稿情報のうち、公開に適さないものには投稿管理IDに所定のタグを付ける。公開してよい投稿情報には、タグは付けない。公開の可否を問わず、投稿情報は投稿管理IDを付与された状態で監視者端末6から掲示板管理サーバ2にメール送信される(ステップ24)。
【0043】
掲示板管理サーバ2では、監視者が公開可否を検討し終えた投稿情報を監視者端末6からメール受信する(ステップ26)。
【0044】
その後、掲示板管理サーバ2では、受信した投稿情報のsubject を解析し、投稿情報に付与されている投稿管理IDにタグが付けられているかどうかみる(ステップ28)。タグが付けられている場合には、公開に適さないと判断されたものであるので、投稿情報データベースから削除する(ステップ30、32)。タグが付けられていない場合には、公開してもよいと判断されたものであるので、投稿情報の書き込みのステータスを変更する(ステップ34)。本形態の場合は、ステップ16で投稿情報に「NGワードがない」と判断されたものもステップ34に移行する。書き込みのステータスが変更された投稿情報は、その後、公開される(ステップ36)。すなわち、掲示板50に掲示される。
【0045】
本形態によれば、投稿情報が受信後すぐに監視者端末6に転送され、監視者で投稿情報を公開するか否か検討することができるので、公開に適さない投稿情報があった場合には即時に電子掲示板への掲示を防止でき、長時間不適切な投稿情報が掲示されることを防止できる。したがって、監視者が掲示板管理サーバ2から遠隔の地にいる場合でも、公開に適さない投稿情報が投稿されてきた場合、即時にその掲示を防止できる。
【0046】
また、投稿情報を投稿管理IDで管理するので、投稿情報を確実に管理、特定できるため、公開されるべき投稿情報とそうでない情報とを取り違える恐れがない。
【0047】
さらに、予めNGワード検索することにより、監視者が検査する対象が絞られるので、監視者の手数が省略でき、その分非掲示にすべき投稿情報を早く選別できる。
【0048】
【発明の効果】
請求項1の本発明によれば、投稿情報が受信後すぐに監視者サイドに転送され、監視者サイドで当該投稿情報を公開するか否か検討することができるので、公開に適さない投稿情報があった場合には即時に電子掲示板への掲示を防止でき、長時間不適切な投稿情報が掲示されることを防止できる。したがって、監視者が本システムから遠隔の地にいる場合でも、公開に適さない投稿情報が投稿されてきた場合、即時にその掲示を防止できる。
【0049】
請求項2の本発明によれば、投稿情報を管理IDで管理するので、投稿情報を確実に管理、特定できる。
【0050】
請求項3の本発明によれば、監視者が検査する対象が絞られるので、監視者の手数が省略でき、その分非掲示にすべき投稿情報を早く選別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユーザ端末、掲示板管理サーバ、監視者端末がインターネット回線を介して接続した状態を示した図。
【図2】ユーザ端末から電子掲示板に投稿情報が投稿されてから公開又は削除されるまでの流れを示した図。
【図3】掲示板管理サーバの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
2…掲示板管理サーバ、4…ユーザ端末、6…監視者端末、50…電子掲示板、52…E−Mail格納部、54…情報投入部、56…E−Mail送受信部、58…検索部、60…掲示可否作動部、62…ステータス変更部、64…削除部、66…ハードディスク装置、68…投稿情報データベース、70…NGワードデータベース
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上のコミュニケーションの場である電子掲示板において、電子掲示板の管理者が、誹謗中傷や公序良俗に反するなどの反社会的投稿情報を掲示板に掲示させないようにする電子掲示板監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットが普及し、各種ホームページ上に掲示板機能が搭載され、人々のコミュニケーションの場となっている。
【0003】
しかし、掲示板には誰もが匿名で投稿することが可能であり、悪意を持ったユーザによる誹謗中傷や公序良俗に反するなどの反社会的な書き込みを排除するために、運営管理者は多大な労力をかけて、一つ一つの書き込み文言、書き込み画像の検閲をしなければならない。
【0004】
ところが、運営管理者が遠隔地にいる場合など、管理サーバの前に24時間張り付くことは不可能な場合が多く、通常は1日に1回程度しかチェックしないので、掲示板への書き込みから運営管理者による検閲作業実施までの数時間は悪意の書き込みが広く一般に公開されてしまっていた。
【0005】
また、電子掲示板システムにおいて、キーワード検索により反社会的な書き込みを探索することは行われているが、キーワードに該当しても公開してよい場合がある。
【0006】
下記特許文献1は、オンライン掲示板サービスに登録する情報を、各々のメンバーが指定する公開形式で表示可能とする情報公開システムを開示しており、反社会的書き込みを防止するものではない。
【0007】
下記特許文献2は、ネットワーク上のコミュニケーション広場での誹謗中傷行為を監視し、問題があったときにはそのユーザの利用を制限又は拒否するためのシステムを提供するものであるが、問題のある書き込みをすぐに消去するものではなく、ある程度の時間は掲載されてしまう。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−187631号公報
【0009】
【特許文献2】
特開2002−175256号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の事情を考慮して、掲示板への投稿があったときに監視者がすぐに内容を検閲することができ、掲示板への掲示に適さない投稿情報があった場合、即時に電子掲示板への掲示を防止できて長時間不適切な投稿情報が掲示されることを防止できる電子掲示板監視システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本発明は、ネットワークを介してユーザ端末と接続された電子掲示板監視システムであって、
ユーザ端末からの投稿情報を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信するとすぐに投稿情報を監視者サイドの指定メールアドレスへ転送する転送手段と、
監視者サイドで前記指定メールアドレスに転送された投稿情報を公開するか否か検討し、その検討した公開可否の情報及び当該投稿情報を監視者サイドの端末から受信する特定情報受信手段と、
前記監視者サイドの端末から受信した公開可否の情報が公開否定の内容の場合には当該投稿情報を電子掲示板に掲示しない掲示可否作動手段と、からなる電子掲示板監視システム、からなる。
【0012】
請求項1の本発明によれば、受信手段がユーザ端末からの投稿情報を受信し、受信した投稿情報を転送手段が受信後すぐに監視者サイドの指定メールアドレスへ転送する。指定メールアドレスは、監視者のアドレスである場合もあるし、監視者が指定したアドレスである場合もある。監視者サイドでは、前記指定メールアドレスに転送された投稿情報を他人を誹謗中傷したり公序良俗に反したりする等の観点から公開するか否か検討し、その検討した公開可否の情報及び当該投稿情報を監視者サイドの端末が電子掲示板監視システムに送信し、特定情報受信手段が監視者サイドの端末からそれらの情報を受信する。前記監視者サイドの端末から受信した公開可否の情報が公開否定の内容の場合には、掲示可否作動手段が当該投稿情報を電子掲示板に掲示しないようにする。
【0013】
請求項2の本発明は、前記受信手段は受信した投稿情報に管理IDを付与し、前記指定メールアドレスへ投稿情報を転送する際にも当該管理IDを投稿情報に付与させた状態で転送し、前記特定情報受信手段は当該管理IDを基に公開可否の情報を受信する請求項1の電子掲示板監視システム、からなる。
【0014】
請求項2の本発明によれば、投稿情報を管理IDで管理でき、監視者サイドの端末から管理IDを基に公開可否の情報を本システムの特定情報受信手段へ送信し、前記特定情報受信手段は当該管理IDを基に公開可否の情報を受信する。
【0015】
請求項3の本発明は、前記転送手段は、受信した投稿情報を指定メールアドレスへ転送する前に、当該投稿情報の中に所定のワードが含まれているかどうか検査し、所定のワードが含まれていた場合には、当該投稿情報を前記指定メールアドレスへ転送しないで前記掲示可否作動手段が当該投稿情報を電子掲示板に掲示しないようにする請求項1の電子掲示板監視システム、からなる。
【0016】
請求項3の本発明によれば、誹謗中傷や反公序良俗に該当するような所定のワードが含まれている投稿情報は自動的に非掲示にし、指定メールアドレスへ転送される投稿情報は、所定のワードが含まれているかどうか検査して含まれていない情報のみであるので、監視者サイドでは所定のワードが含まれていない投稿情報の内容だけを検査すればよく、監視者の手数が省略できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明の実施の形態を詳説する。
【0018】
本実施の形態では、ユーザ通信端末4(以下、「ユーザ端末4」という)がインターネット回線を介して電子掲示板管理サーバ2(以下、「掲示板管理サーバ2」という)と接続し、掲示板管理サーバ2がインターネット回線を介して監視者端末6と接続している。
【0019】
図1は、ユーザ端末4、掲示板管理サーバ2、監視者端末6がインターネット回線を介して接続した状態を示した図である。
【0020】
ユーザ端末4は、電子掲示板を利用するユーザの端末で、パソコン、PDA(携帯情報端末)、携帯電話など、インターネット回線と接続して通信可能な通信端末からなる。
【0021】
監視者端末6は、電子掲示板への投稿内容を監視する監視者の端末で、パソコン、PDA(携帯情報端末)、携帯電話など、インターネット回線と接続して通信可能な通信端末からなる。
【0022】
図3は、掲示板管理サーバ2の構成を示すブロック図である。
【0023】
掲示板管理サーバ2は、電子掲示板50、E−Mail格納部52、情報投入部54、E−Mail送受信部56、検索部58、掲示可否作動部60、ステータス変更部62、削除部64、ハードディスク装置66からなる。ハードディスク装置66は、投稿情報データベース68、NGワードデータベース70、オペレーティングシステム等の格納部72を含む。
【0024】
ハードディスク装置66のオペレーティングシステム等の格納部72には、所定のオペレーティングシステムがインストールされており、さらに、そのオペレーティングシステム上で実行される各種サービス提供用のプログラム、例えば、データベースサーバ、メールサーバ、コンテンツサーバ、ファイルサーバとして機能するためのプログラム、電子掲示板50を提供するためのプログラム、などがインストールされている。
【0025】
電子掲示板50は、掲示板管理サーバ2が電子掲示板を提供するためのプログラムを実行することによって実現される機能であり、ユーザ端末4から入力された内容を後述する監視者による所定の検閲が終了した後に、ユーザ端末4から電子掲示板として閲覧可能に保持(ハードディスク装置66に格納)する機能である。保持されている内容は、ユーザ端末4から所定のURLを入力して掲示板管理サーバ2にアクセスすることで電子掲示板として閲覧できるようになっている。
【0026】
E−Mail格納部52は、送受信したメールが格納される場所である。
【0027】
情報投入部54は、ユーザ端末4から投稿情報が入力された場合に、その投稿情報に投稿管理IDを発行・付与し、入力された投稿情報を投稿情報データベース68に登録する部である。登録された投稿情報には、それぞれ投稿管理IDが付けられて管理されている。
【0028】
E−Mail送受信部56は、メールサーバがメール送受信機能を作動させるためのプログラムを実行することによって電子メールを指定されたアドレスに送信したり、受信したりする部である。
【0029】
検索部58は、投稿情報に、NGワードデータベース70に格納されているNGワードに該当するワードが含まれているかどうか検索する。
【0030】
掲示可否作動部60は、監視者端末6から送信されてきた投稿情報及びその投稿情報を公開してよいかどうかの公開可否情報のメールを受けた後に、受信した投稿情報のsubject を解析すると共に公開可否情報を判断して投稿情報を削除するかどうかの判断をする。
【0031】
ステータス変更部62は、検索部58で投稿情報にNGワードが含まれていないと判断したとき、又は掲示可否作動部60で投稿情報を削除しないと判断したときに、投稿情報の書き込みのステータスを変更する。
【0032】
削除部64は、掲示可否作動部60で投稿情報を削除すると判断したときに、投稿情報を投稿情報データベース68から削除する。
【0033】
上述の電子掲示板50〜ハードディスク装置66は、図示しないCPUによって格納部72に格納されている所定のプログラムが実行されることによって作動される。
【0034】
次に、電子掲示板50に投稿された投稿情報が公開されるかどうかの工程を説明する。図2は、ユーザ端末4から電子掲示板50に投稿情報が投稿されてから公開又は削除されるまでの流れを示した図である。
【0035】
まず、ユーザがユーザ端末4からインターネット回線を介して掲示板管理サーバ2にアクセスし、電子掲示板50に投稿情報を送信する(ステップ10)。
【0036】
掲示板管理サーバ2では、掲示板50への投稿情報を受信する(ステップ12)。受信した段階では、投稿情報は掲示板50にはまだ掲示されない。
【0037】
投稿情報には、それぞれ固有の投稿管理IDが発行されて付与される(ステップ14)。投稿情報は、この投稿管理IDによって管理される。
【0038】
投稿情報に、NGワードデータベース70に格納されているNGワードが含まれているかどうか判断する(ステップ16)。NGワードとは、他人を誹謗中傷したり公序良俗に反したりする表現である。
【0039】
投稿情報にNGワードが含まれている場合には、監視者端末6のメールアドレスにその投稿情報をメール送信する(ステップ18)。監視者端末6のメールアドレスは予めE−Mail格納部52に格納されている。このメールアドレスは、通常、監視者がチェックするのに都合がよい端末のアドレスが使用される。したがって、掲示板管理サーバ2と遠隔の地にある端末でもよい。送信される投稿情報には、投稿管理IDが付与されている。
【0040】
監視者端末6では、投稿情報をメール受信する(ステップ20)。監視者は、受信した投稿情報を読んで公開してよいものであるかどうか検討する(ステップ22)。
【0041】
なお、本形態では、投稿情報にNGワードが含まれているかどうかを予め検索してNGワードが含まれた投稿情報のみを監視者端末6に送信して監視者が公開の可否を検討したが、事前にNGワードの有無を検索することなしに、掲示板50に投稿された投稿情報をすべて監視者端末6にメール送信して監視者が公開の可否を検討してもよい。
【0042】
監視者が検討し終えた投稿情報のうち、公開に適さないものには投稿管理IDに所定のタグを付ける。公開してよい投稿情報には、タグは付けない。公開の可否を問わず、投稿情報は投稿管理IDを付与された状態で監視者端末6から掲示板管理サーバ2にメール送信される(ステップ24)。
【0043】
掲示板管理サーバ2では、監視者が公開可否を検討し終えた投稿情報を監視者端末6からメール受信する(ステップ26)。
【0044】
その後、掲示板管理サーバ2では、受信した投稿情報のsubject を解析し、投稿情報に付与されている投稿管理IDにタグが付けられているかどうかみる(ステップ28)。タグが付けられている場合には、公開に適さないと判断されたものであるので、投稿情報データベースから削除する(ステップ30、32)。タグが付けられていない場合には、公開してもよいと判断されたものであるので、投稿情報の書き込みのステータスを変更する(ステップ34)。本形態の場合は、ステップ16で投稿情報に「NGワードがない」と判断されたものもステップ34に移行する。書き込みのステータスが変更された投稿情報は、その後、公開される(ステップ36)。すなわち、掲示板50に掲示される。
【0045】
本形態によれば、投稿情報が受信後すぐに監視者端末6に転送され、監視者で投稿情報を公開するか否か検討することができるので、公開に適さない投稿情報があった場合には即時に電子掲示板への掲示を防止でき、長時間不適切な投稿情報が掲示されることを防止できる。したがって、監視者が掲示板管理サーバ2から遠隔の地にいる場合でも、公開に適さない投稿情報が投稿されてきた場合、即時にその掲示を防止できる。
【0046】
また、投稿情報を投稿管理IDで管理するので、投稿情報を確実に管理、特定できるため、公開されるべき投稿情報とそうでない情報とを取り違える恐れがない。
【0047】
さらに、予めNGワード検索することにより、監視者が検査する対象が絞られるので、監視者の手数が省略でき、その分非掲示にすべき投稿情報を早く選別できる。
【0048】
【発明の効果】
請求項1の本発明によれば、投稿情報が受信後すぐに監視者サイドに転送され、監視者サイドで当該投稿情報を公開するか否か検討することができるので、公開に適さない投稿情報があった場合には即時に電子掲示板への掲示を防止でき、長時間不適切な投稿情報が掲示されることを防止できる。したがって、監視者が本システムから遠隔の地にいる場合でも、公開に適さない投稿情報が投稿されてきた場合、即時にその掲示を防止できる。
【0049】
請求項2の本発明によれば、投稿情報を管理IDで管理するので、投稿情報を確実に管理、特定できる。
【0050】
請求項3の本発明によれば、監視者が検査する対象が絞られるので、監視者の手数が省略でき、その分非掲示にすべき投稿情報を早く選別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユーザ端末、掲示板管理サーバ、監視者端末がインターネット回線を介して接続した状態を示した図。
【図2】ユーザ端末から電子掲示板に投稿情報が投稿されてから公開又は削除されるまでの流れを示した図。
【図3】掲示板管理サーバの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
2…掲示板管理サーバ、4…ユーザ端末、6…監視者端末、50…電子掲示板、52…E−Mail格納部、54…情報投入部、56…E−Mail送受信部、58…検索部、60…掲示可否作動部、62…ステータス変更部、64…削除部、66…ハードディスク装置、68…投稿情報データベース、70…NGワードデータベース
Claims (3)
- ネットワークを介してユーザ端末と接続された電子掲示板監視システムであって、
ユーザ端末からの投稿情報を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信するとすぐに投稿情報を監視者サイドの指定メールアドレスへ転送する転送手段と、
監視者サイドで前記指定メールアドレスに転送された投稿情報を公開するか否か検討し、その検討した公開可否の情報及び当該投稿情報を監視者サイドの端末から受信する特定情報受信手段と、
前記監視者サイドの端末から受信した公開可否の情報が公開否定の内容の場合には当該投稿情報を電子掲示板に掲示しない掲示可否作動手段と、からなる電子掲示板監視システム。 - 前記受信手段は受信した投稿情報に管理IDを付与し、前記指定メールアドレスへ投稿情報を転送する際にも当該管理IDを投稿情報に付与させた状態で転送し、前記特定情報受信手段は当該管理IDを基に公開可否の情報を受信する請求項1の電子掲示板監視システム。
- 前記転送手段は、受信した投稿情報を指定メールアドレスへ転送する前に、当該投稿情報の中に所定のワードが含まれているかどうか検査し、所定のワードが含まれていた場合には、当該投稿情報を前記指定メールアドレスへ転送しないで前記掲示可否作動手段が当該投稿情報を電子掲示板に掲示しないようにする請求項1の電子掲示板監視システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003037860A JP2004246760A (ja) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | 電子掲示板監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003037860A JP2004246760A (ja) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | 電子掲示板監視システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004246760A true JP2004246760A (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=33022537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003037860A Pending JP2004246760A (ja) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | 電子掲示板監視システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004246760A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007257346A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Softbank Mobile Corp | 電子掲示板システム |
JP2010244389A (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-28 | Nec Infrontia Corp | プレゼンスサーバ、プレゼンス端末およびコメント通知方法 |
JP2011248708A (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-08 | Mitsubishi Electric Corp | 投稿画像システム |
JP7405476B1 (ja) | 2023-07-03 | 2023-12-26 | 株式会社to you | ネットワークシステム、情報処理方法、およびサーバ |
-
2003
- 2003-02-17 JP JP2003037860A patent/JP2004246760A/ja active Pending
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