JP2004246155A - 画像処理装置 - Google Patents

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Kenji Tagata
健志 田方
Kenichi Nishikawa
健一 西川
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Abstract

【課題】被写体が傾いて撮影されても撮影画像の傾きを補正することのできる画像処理装置を提供すること。
【解決手段】カメラ部によって被写体201を撮影して撮影画像203を生成する。撮影画像203が表示される表示部の画面に回転中心となるポイント202を設定する。設定されたポイント202を中心に、撮影画像203を左回りあるいは右回りに回転させることで、被写体201が表示されている撮影画像の傾きを補正する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画面に表示される画像の傾きを補正する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカメラ付き携帯電話端末には、テレビ電話として使用する際に撮影画像のぶれを軽減するため、画面に表示される画像の傾き補正を行う画像処理装置が搭載されていた(例えば、特許文献1参照)。図17は、従来の傾き補正機能を有する携帯電話端末の構成を示すブロック図である。同図に示す従来の携帯電話端末1000は、カメラ部1101と、画像処理部1102と、メモリ部1106と、制御部1105と、傾き情報検出部1110と、補正処理オン入力部1120とを備えて構成されている。
【0003】
当該携帯電話端末1000をテレビ電話として使用する場合、カメラ部1101によって撮影された撮影画像データをメモリ部1106に格納する。制御部1105は、撮影時の前後の撮影画像データの輪郭の変化に応じて、傾き情報検出部1110によって検出された傾き情報を取り込み、この傾き情報に基づいてメモリ部1106に格納されている画像の傾きを補正して表示部1104に表示させる。
【0004】
また、従来の携帯電話端末として、2軸ヒンジ機構を有するヒンジ部を介して、上側筐体および下側筐体が開閉自在かつ回動自在な折畳式のものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−160958号公報
【特許文献2】
特開2001−169166号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のカメラ付き携帯電話端末は、テレビ電話として使用する際、撮影画像の手ぶれによる傾き補正を行うものであって、静止画像の傾きを補正するものではなかった。つまり、メモリ部1106に格納されている撮影画像データに基づいて、表示される画像の傾きを補正するものであった。
【0007】
また、携帯電話端末を手に持って使用する際、被写体が傾いて表示部に表示された場合は携帯電話端末自体を傾けて撮影することがしばしば行われていた。しかし、例えば、被写体を静止画で撮影する際に生じやすい輪郭ボケを防止するために携帯電話端末を平らな面に置いてカメラ部で撮影する場合は、被写体の傾きやカメラ部の傾きにより、撮影した画像が表示部の外枠に対して傾いて表示されても、従来では撮影後に被写体の傾きを補正することはできなかった。
【0008】
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、被写体が傾いて撮影されても撮影画像の傾きを補正することのできる画像処理装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る画像処理装置は、画面に表示される画像を処理する画像処理装置であって、被写体を含む画像を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている画像を前記画面に表示する表示手段と、前記画面に表示される画像を前記画面上の所定の点を中心に回転させる回転手段と、を備え、前記画像の傾きを補正する。したがって、被写体が傾いている画像の傾きを補正することができる。
【0010】
また、本発明に係る画像処理装置は、前記所定の点は、前記画面上の任意の位置に設定された点であることが望ましい。
【0011】
また、本発明に係る画像処理装置は、前記画面上に予め設定された複数の点のうち、特定の点を選択する選択手段を備え、前記回転手段は、前記所定の点として前記選択手段によって選択された点を中心に前記画像を回転させる。したがって、所定の点が画面の中央に位置していなくても、複数の点の中から回転中心となるポイントを選択することで、傾き補正後の被写体が画面から外れることなく画面内に被写体を収めることができる。
【0012】
また、本発明に係る画像処理装置は、前記画面上に設定された点を任意の位置に移動させる移動手段を備え、前記回転手段は、前記所定の点として前記任意の位置に移動した点を中心に前記画像を回転させる。したがって、回転中心となるポイントの位置を柔軟に設定することができる。
【0013】
また、本発明に係る画像処理装置は、前記画像の回転角度を指示する回転角度指示手段を備え、前記回転手段は、前記指示された回転角度だけ前記画像を回転させることが望ましい。
【0014】
また、本発明に係る画像処理装置は、前記回転角度指示手段は、前記画像の回転方向、前記回転の開始および終了を指示することが望ましい。
【0015】
また、本発明に係る画像処理装置は、任意の角度に傾き自在な前記表示手段の傾き角度を検出する角度検出手段と、前記角度検出手段によって検出された傾き角度に基づいて、前記画面に表示される前記画像の回転角度を算出する回転角度算出手段と、を備え、前記回転手段は、前記回転角度算出手段によって算出された回転角度に基づいて、前記画像を回転させる。したがって、表示手段の傾き状態に応じて適当な傾き補正を行うことができる。
【0016】
さらに、本発明に係る画像処理装置は、前記画像を撮像して前記記憶手段に格納する撮像手段を備えていることが望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像処理装置の実施の形態について、〔第1の実施形態〕、〔第2の実施形態〕、〔第3の実施形態〕の順に図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では、本実施形態の画像処理装置をカメラ付き携帯電話端末に搭載した場合について説明する。
【0018】
[第1の実施形態]
図1は、本発明に係る第1の実施形態の携帯電話端末を示すブロック図である。同図に示すように、第1の実施形態の携帯電話端末100は、特許請求の範囲の撮像手段に該当するカメラ部101と、表示手段に該当する表示部104と、回転手段に該当する画像処理部102と、通信部108と、記憶手段に該当する外部メモリ107およびメモリ部106と、制御部105と、回転量指示手段に該当する操作入力部103とを備えて構成されている。
【0019】
カメラ部101は、被写体を撮影するものである。また、表示部104は、撮影画像や外部メモリから読み込んだ画像を表示したり、種々の機能を表示するものである。また、画像処理部102は、画像の回転など種々の画像処理を行うものである。また、通信部108は、ネットワーク通信など各種通信を行うものである。また、外部メモリ107は、携帯電話端末の筐体に対して着脱自在であり、画像などを保存するものである。また、メモリ部106は、携帯電話端末の筐体に内蔵され、画像などを保存するものである。また、制御部105は、これらの各部を制御するものである。さらに、操作入力部103は、制御部105に対する各種設定を入力するものである。
【0020】
以下、上記構成要素を備えた本実施形態の携帯電話端末による撮影画像の傾き補正処理について、図2を参照して詳細に説明する。図2は、第1の実施形態の撮影画像に対する傾き補正処理を示すフローチャートである。なお、当該傾き補正処理を行うプログラムはメモリ部106に格納されており、撮影が行われるたびに制御部105内のCPU(図示せず)によって実行される。
【0021】
まず、カメラ部101によって撮影された被写体の撮影画像を表示部104に表示する(ステップS1)。図3は、表示部104に表示された傾き補正前の撮影画像を示す説明図である。表示部104には、カメラ部101によって撮影された被写体201を含む撮影画像203を回転させるため、その中心となるポイント202が予め設定されている。次に、傾き補正処理を行うかを選択する(ステップS2)。傾き補正処理を行わない場合、画像処理を行うことなく本処理を終了する。一方、傾き補正処理を行う場合、表示部104の画面上に回転中心となるポイント202を表示する(ステップS3)。
【0022】
次に、表示部104の画面上に表示されたポイント202を中心として撮影画像を左右どちらの方向に回転させるかを、操作入力部103からの入力に従って選択する(ステップS4)。次に、画像処理部102に画像処理を指示し、ポイント202を中心として選択された回転方向に撮影画像を所定角度回転させる(ステップS5)。次に、使用者による操作入力部103からの指示に従って、傾き補正処理を終了させるかを判別し(ステップS6)、終了させない場合はステップS4に戻り、終了させる場合はステップS7に進む。ステップS7では、表示部104の画面上に表示されているポイント202を消去して本処理を終了する。
【0023】
図4は、(a)傾き補正前、(b)傾き補正中、(c)傾き補正後の表示部104の画面に表示される撮影画像を示す説明図である。なお、撮影画像を回転させる方法としては、回転方向を選択した後、操作入力部103の操作によって所定角度回転させる方法の他、操作入力部103に右回転ボタンおよび左回転ボタンを設けておき、これらのボタンを押下している間、撮影画像の回転を継続させるようにしても良い。また、操作入力部103に回転角度を直接入力することで、撮影画像203がポイント202を中心に入力された角度分だけ回転するようにしても良い。
【0024】
以上説明したように、本実施形態の画像処理装置によれば、カメラ部101によって被写体201が傾いて撮影されても、上記説明した傾き補正処理を行うことで、被写体201が正立した状態(図4(c)参照)で表示されるまでポイント202を中心として撮影画像203を回転させることで被写体201の傾きを補正できる。したがって、例えばカメラ部101の手ぶれを防止するために、携帯電話端末100を机等の平らな場所に置いて使用する場合であっても、被写体202が正立した状態の画像を得ることができる。
【0025】
なお、上記説明では撮影画像に対して傾き補正処理を行う場合をについて説明したが、外部メモリ107から読み込んだ撮影画像やネットワークを介して通信部108で読み込んだ画像に対しても、同様に傾き補正処理を行うことができる。また、表示部104には画面上に回転中心となるポイント202を表示しているが、ポイント202を表示しないようにしても良い。さらに、回転中心となるポイント202を表示部104の中心に設定したが、任意の位置に設定しても良い。
【0026】
上述した本実施形態の携帯電話端末100は、2軸ヒンジ機構を有するヒンジ部を介して上側筐体および下側筐体が開閉自在な折畳式の端末(特許文献2参照)にも適用可能である。図5は、2軸ヒンジ機構を有する携帯電話端末の撮影時および再生時における姿勢を示す説明図である。
【0027】
図5に示す折畳式の端末は、主にヒンジ部151、上側筐体141および下側筐体143から構成される。ヒンジ部151は2軸ヒンジ機構を有しており、軸aを中心に上側筐体141が下側筐体143に対して開閉自在であるとともに、軸aと直交する軸bを中心に上側筐体141が下側筐体143に対して回動自在である。また、上側筐体141の前面には、表示部104およびカメラ部101が配置されている。また、下側筐体143の前面には、操作入力部103が設けられている。
【0028】
なお、図5(a)は、下側筐体143に対して上側筐体141を90度開き、さらに90度回動させ、表示部104が90度傾いた状態を示す。また、図5(b)は、回動させることなく上側筐体141を180度開き、表示部104が傾かない状態を示す。さらに、図5(c)は、上側筐体141を閉じた状態で、表示部104に撮影画像が表示される状態を示す。カメラ部101を傾けて撮影した場合、傾けずに撮影した場合に比べ、撮影画像は撮影時に傾けた分だけ(ここでは、90度)傾いて表示部104に表示されるが、予め操作入力部103から傾き角度を入力しておくことで素早く傾き補正を行って表示させることも可能である。
【0029】
[第2の実施形態]
第2の実施形態の携帯電話端末は、撮影画像を回転させるための回転中心となるポイントを複数のポイントの中から選択可能であることを特徴とする。図6は、本発明に係る第2の実施形態の携帯電話端末を示すブロック図である。同図において、図1(第1の実施形態)と重複する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0030】
第2の実施形態の携帯電話端末200は、第1の実施形態の操作入力部103の代わりに操作入力部113を備えて構成されている。操作入力部113は、制御部105に対する各種設定を入力するものであり、電話番号等を入力するためのテンキー113aと、各種操作を指示するソフトキー113bと、ジョグダイヤル113cと、サイドキー113dと、タッチパネル113eとを有している。なお、操作入力部113は特許請求の範囲の選択手段および移動手段に該当する。
【0031】
以下、本実施形態の携帯電話端末200による撮影画像の傾き補正処理について、図7を参照して詳細に説明する。図7は、第2の実施形態の撮影画像に対する傾き補正処理を示すフローチャートである。なお、当該傾き補正処理を行うプログラムは、第1の実施形態と同様、メモリ部106に格納されており、撮影が行われるたびに制御部105内のCPU(図示せず)によって実行される。第2の実施形態の傾き補正処理では、第1の実施形態の傾き補正処理で行われたステップS3の代わりにステップS11,S13を行う。
【0032】
まず、カメラ部101によって撮影された被写体の撮影画像を表示部104に表示する(ステップS1)。次に、傾き補正処理を行うかを選択する(ステップS2)。傾き補正処理を行わない場合、画像処理を行うことなく本処理を終了する。一方、傾き補正処理を行う場合、表示部104の画面上に回転中心の候補となる複数のポイントを表示する(ステップS11)。図8は、表示部104に表示された傾き補正前の撮影画像を示す説明図である。同図に示すように、表示画像中には回転中心の候補となる複数のポイント210が表示される。なお、複数のポイント210は、画面上の格子点となる位置に設けられている。
【0033】
次に、複数のポイント210の中から、使用者がソフトキー113bを操作することによって回転中心となるポイント212が選択される(ステップS13)。次に、選択されたポイント212(図8のポイント212は一例)を中心にして撮影画像を左右どちらの方向に回転させるかを、操作入力部113からの入力に従って選択する(ステップS4)。次に、画像処理部102に画像処理を指示し、ポイント212を中心として選択された回転方向に撮影画像を所定角度回転させる(ステップS5)。次に、使用者による操作入力部113からの指示に従って、傾き補正処理を終了させるかを判別し(ステップS6)、終了させない場合はステップS13に戻り、終了させる場合はステップS7に進む。ステップS7では、表示部104の画面上に表示されている全てのポイント210,212を消去して本処理を終了する。
【0034】
図9は、回転中心の候補となる複数のポイント210の中から実際に回転中心とするポイント202を設定して傾き補正処理を行った後の撮影画像を示す説明図である。同図(a)〜(i)に示すように、複数のポイント210のいずれを回転中心となるポイント202に設定しても、被写体201が正立した状態になるように傾き補正処理を行う。
【0035】
以上説明したように、本実施形態の画像処理装置によれば、傾き補正処理を行う際、表示部104の画面上に回転中心の候補となる複数のポイント210を予め設定しておき、その中から選択されたポイント202を中心に撮影画像203を回転させている。したがって、傾いて撮影された被写体201が表示部104の画面の中央部に位置していなくても、適当な候補のポイント210の中から回転中心となるポイント202を選択することで、傾き補正後の被写体201が画面から外れることなく画面内に被写体201を収めることができる。
【0036】
なお、本実施形態では、表示部104の画面上に表示された候補となる複数のポイント210の中からポイント202をソフトキー113bを用いて選択する場合について説明したが、このような選択方法に限らず、例えば全てのポイント210に予め番号を割り当て、該当する番号を操作入力部113のテンキー113aから指定することにより、キーに対応付けられた番号のポイントをワンタッチで選択しても良い。図10は、予め番号が割り当てられたポイント210をテンキー113aで指定する様子を示す説明図である。ここでは、画面の左端に位置するポイント210から順番に番号が「1」、「2」、…、「9」と割り当てられている。
【0037】
また、本実施形態では、候補となる複数のポイント210を予め定点として設定しているが、1つのポイントを任意の位置に移動させることで、回転中心となるポイント202に任意に設定しても良い。図11は、1つのポイントを任意の位置に移動させることで回転中心となるポイント202を設定する様子を示す説明図である。この場合、ポイントの移動は、操作入力部113のソフトキー113bやジョグダイヤル113c、サイドキー113d、タッチパネル113eを利用して行うことができる。
【0038】
[第3の実施形態]
図12は、本発明に係る第3の実施形態の携帯電話端末を示すブロック図である。同図において、図1(第1の実施形態)と重複する部分には同一の符号を付して説明を省略する。第3の実施形態の携帯電話端末300は、第1の実施形態の携帯電話端末100が有する構成要素に加えて、特許請求の範囲の角度検出手段に該当する傾き検出部121をさらに備えている。傾き検出部121は、地面に対する表示部104の傾きを検出するものである。なお、傾き検出部121は、携帯電話端末300の下側筐体143の側部に設けられている(図16参照)。なお、制御部105は特許請求の範囲の回転角度算出手段に該当する。
【0039】
以下、本実施形態の携帯電話端末300による撮影画像の傾き補正処理について、図13を参照して詳細に説明する。図13は、第3の実施形態の撮影画像に対する傾き補正処理手順を示すフローチャートである。なお、当該傾き補正処理を行うプログラムは、第1の実施形態と同様、メモリ部106に格納されており、撮影が行われるたびに制御部105内のCPU(図示せず)によって実行される。また、カメラ部101によって撮影された被写体の撮影画像はメモリ部106に記憶されているものとする。
【0040】
まず、傾き検出部121によって表示部104の地面に対する傾き角度を検出する(ステップS31)。次に、表示部104の画面に表示される撮影画像をメモリ部106から読み出し、ステップS31で検出された傾き角度に基づいて撮影画像の回転角度を算出する(ステップS32)。次に、読み出した撮影画像の傾きをステップS32で算出された回転角度だけ回転して(ステップS33)、本処理を終了する。
【0041】
図14は、上側筐体141および下側筐体143が180度に開かれた携帯電話端末300を机の上に横に置いて使用する状態を示す説明図である。この状態で、表示部104が真横に傾いているが、表示部104の画面上に表示される撮影画像は、横向きとならず、常に地面に対して被写体が正立した状態の画像となる。
【0042】
本実施形態では、傾き検出部121は、表示部104の地面に対する傾きを検出しているが、図15に示すように、携帯電話端末300が上部筐体141および下部筐体143を開閉自在な折畳式の端末である場合、下側筐体143を基準とした上側筐体141の相対角度(開閉角度)を検出しても良い。なお、以下の説明では、下側筐体143を基準とする上側筐体141の相対角度(開閉角度)を検出する傾き検出部に符号125を付して説明する。
【0043】
図15は、下側筐体143を基準とする上側筐体141の相対角度を検出する傾き検出部125が設けられた携帯電話端末の外観を示す構成図である。当該携帯電話端末は、第1の実施形態における2軸ヒンジ機構を有するもの(図5参照)と同様である。図15では、軸bを中心に上側筐体141を90度回動させ、さらに軸aを中心に任意の角度に傾けた状態が示されている。この場合、下側筐体143に設けられた傾き検出部125によって、上側筐体141に設けられた表示部104の軸aを中心とした開閉角度が検出される。そして、表示部104の画面に表示される撮影画像を、下側筐体143を基準にしたものとなるように回転させることができる。
【0044】
図16は、種々の姿勢をとる上側筐体141に配置された表示部104の画面に表示される撮影画像を示す説明図である。同図(a)、(d)には、上側筐体141を回動させることなく、下側筐体143に対して上側筐体141の開閉角度がそれぞれ180度、0度である場合が示されている。また、同図(b)、(c)には、上側筐体141を90度回動させた状態で、下側筐体143に対して上側筐体141をそれぞれ約135度、90度傾けた状態が示されている。
【0045】
同図(a)〜(d)に示すように、表示部104がどのような姿勢をとっても、下側筐体143を基準にして上側筐体141の開閉角度および回動角度が検出され、被写体201が正立する状態で撮影画像203を表示させることができる。なお、第1および第2の実施形態と同様、使用者の操作により、撮影画像を任意の角度に回転させるようにしても良い。これにより、下側筐体143が地面に対して斜めに傾いている場合であっても、使用者の視線に対し被写体が正立する状態で撮影画像を表示させることができる。
【0046】
以上説明したように、本実施形態の画像処理装置によれば、表示部104の画面に表示される撮影画像203を回転させることで、被写体201がどのように傾いて撮影されても撮影画像203の傾きを補正できる。例えば、被写体201の傾きやカメラ部101の傾きによって撮影した画像が表示部の外枠に対して傾いて表示されても、撮影後にその傾きを補正できる。さらに、ポイントを中心に回転させることで、被写体201の傾きを高度に補正できる。また、任意の位置のポイントを中心に回転させることで、傾き補正の自由度を高めることができる。さらに、表示部104を縦や横など、様々な角度に傾けても、被写体201を常に見易い角度に表示できる。
【0047】
なお、撮影画像以外の画像であっても同様に傾きを補正できる。例えば、携帯電話端末において、インターネット等のネットワークを介して入手した画像が傾いて表示される場合であっても、簡単にその傾きを補正できる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る画像処理装置によれば、被写体が傾いている画像の傾きを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の携帯電話端末を示すブロック図
【図2】第1の実施形態の撮影画像に対する傾き補正処理を示すフローチャート
【図3】表示部に表示された傾き補正前の撮影画像を示す説明図
【図4】(a)傾き補正前、(b)傾き補正中、(c)傾き補正後の表示部の画面に表示される撮影画像を示す説明図
【図5】2軸ヒンジ機構を有する携帯電話端末の撮影時および再生時における姿勢を示す説明図
【図6】本発明に係る第2の実施形態の携帯電話端末を示すブロック図
【図7】第2の実施形態の撮影画像に対する傾き補正処理を示すフローチャート
【図8】表示部に表示された傾き補正前の撮影画像を示す説明図
【図9】回転中心の候補となる複数のポイントの中から実際に回転中心とするポイントを設定して傾き補正処理を行った後の撮影画像を示す説明図
【図10】予め番号が割り当てられたポイントをテンキーで指定する様子を示す説明図
【図11】1つのポイントを任意の位置に移動させることで回転中心となるポイントを設定する様子を示す説明図
【図12】本発明に係る第3の実施形態の携帯電話端末を示すブロック図
【図13】第3の実施形態の撮影画像に対する傾き補正処理手順を示すフローチャート
【図14】上側筐体および下側筐体が180度に開かれた携帯電話端末を机の上に横に置いて使用する状態を示す説明図
【図15】下側筐体を基準とする上側筐体の相対角度を検出する傾き検出部が設けられた携帯電話端末の外観を示す構成図
【図16】種々の姿勢をとる上側筐体に配置された表示部の画面に表示される撮影画像を示す説明図
【図17】従来の傾き補正機能を有する携帯電話端末の構成を示すブロック図
【符号の説明】
100 携帯電話端末
101 カメラ部
102 画像処理部
103,113 操作入力部
104 表示部
105 制御部
106 メモリ部
113a テンキー
113b ソフトキー
113c ジョグダイヤル
113d サイドキー
113e タッチパネル
121,125 傾き検出部
201 被写体
202,212 ポイント
203 撮影画像

Claims (8)

  1. 画面に表示される画像を処理する画像処理装置であって、
    被写体を含む画像を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている画像を前記画面に表示する表示手段と、
    前記画面に表示される画像を前記画面上の所定の点を中心に回転させる回転手段と、を備え、
    前記画像の傾きを補正することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記所定の点は、前記画面上の任意の位置に設定された点であることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記画面上に予め設定された複数の点のうち、特定の点を選択する選択手段を備え、
    前記回転手段は、前記所定の点として前記選択手段によって選択された点を中心に前記画像を回転させることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記画面上に設定された点を任意の位置に移動させる移動手段を備え、
    前記回転手段は、前記所定の点として前記任意の位置に移動した点を中心に前記画像を回転させることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記画像の回転角度を指示する回転角度指示手段を備え、
    前記回転手段は、前記指示された回転角度だけ前記画像を回転させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記回転角度指示手段は、前記画像の回転方向、前記回転の開始および終了を指示することを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 任意の角度に傾き自在な前記表示手段の傾き角度を検出する角度検出手段と、
    前記角度検出手段によって検出された傾き角度に基づいて、前記画面に表示される前記画像の回転角度を算出する回転角度算出手段と、を備え、
    前記回転手段は、前記回転角度算出手段によって算出された回転角度に基づいて、前記画像を回転させることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  8. 前記画像を撮像して前記記憶手段に格納する撮像手段を備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7記載の画像処理装置。
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