JP2004245488A

JP2004245488A - Wind direction control device

Info

Publication number: JP2004245488A
Application number: JP2003035171A
Authority: JP
Inventors: Katsuaki Okuno; 勝章奥野
Original assignee: Howa Plastics Co Ltd
Current assignee: Howa Plastics Co Ltd
Priority date: 2003-02-13
Filing date: 2003-02-13
Publication date: 2004-09-02

Abstract

PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a wind direction control device with an inner blade mounted to be able to be lightly operated without receiving the influences of the dimensional dispersion of an opening portion of a retainer when mounting the inner blade. SOLUTION: The inner blade 5 of a register 1 has a first shaft part formed at one end and a second shaft part 53 at the other end, longer than the first shaft part. The second shaft part 53 is inserted into a blade supporting hole 27 of the retainer 2, and a boss portion 532, a columnar shaft portion 532 and a spring portion 533 are formed on the second shaft part 52. A pair of arm portions 534 elastically formed on the spring portion 533 is arranged thereon for granting energizing force to the outer face of the retainer 2. On the other hand, a bush member 55 having a boss portion 531, a large-diameter grooved portion 551 engaging with the columnar shaft portion 532 and a small-diameter grooved portion 552 formed in a stepped shape is inserted into the inner wall face of the retainer 2 to position the second shaft part 53. COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両室内の風向きを調整する風向調整装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
周知のごとく、車両の風向調整装置は、供給されてくる空気を前ブレードと奥ブレードとによって、上下・左右方向に自由に調整できるように構成するものであり、従来の風向調整装置１０１においては、図１４に示すように、送風流路を形成するリテーナと１０２と、リテーナ１０２の上下方向で支持されて送風流路の左右方向を調整して両端部に軸部１０４ｂを有する複数の奥ブレード１０４と、リテーナ１０２の前方に配置しケース体となるベゼル１０３と、前記ベゼル１０３に左右方向に支持される複数の前ブレード１０５と、複数の奥ブレード１０４を連結する連結ロッド１０６と、を備えて構成されていた（特許文献１）。
【０００３】
この際、複数の奥ブレード１０４は、羽部１０４ａと羽部１０４ａの両端に軸部１０４ｂを形成してリテーナ１０２の開口部１０２ａに垂直方向に配置され、開口部１０２ａ内におけるリテーナ１０２の上下壁部１０２ｂ内に形成された奥ブレード支持孔１０７によって、軸部１０４ｂを回動可能に支持されていた。
【０００４】
また、奥ブレード１０４の羽部１０４ａの一方の軸方向端部には、板状の連結ロッド１０６が配置され、図示しない操作ノブを操作することによって、すべての奥ブレード１０４が同方向に連動するように構成されている。なお、連結ロッド１０６は、奥ブレード１０４に突出して形成されるピン部１０４ｃに挿入されることから、複数の奥ブレード１０４のピン部１０４ｃを挿入することによって、すべての奥ブレード１０４を連結することができる。
【０００５】
【特許文献１】
特開平９−１０１０５８号公報（４〜６頁、図１参照）
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の風向調整装置１０１は、風向調整装置１０１を構成する各部位を樹脂材で成形することによって形成していたことから、各部位の寸法にはわずかなバラツキが生じていた。このわずかなバラツキは、組み付ける際に、奥ブレード１０４の動きに悪影響を及ぼすという弊害を伴う虞れが生じていた。
【０００７】
例えば、奥ブレード１０４の位置決めは、両側の軸部１０４ｂに形成されたリテーナ当接面とリテーナ１０２の内壁面との間、つまりリテーナ１０２の開口部１０２ａの縦方向寸法によって決められることから、成形時に発生するバラツキ量によって、開口部１０２ａの縦方向寸法が小さすぎれば、奥ブレード１０４の軸方向に余分な力が掛かって、奥ブレード１０４の回動状態を重くすることになり、また、開口部１０２ａの縦方向寸法が大きすぎれば、奥ブレード１０４が上下方向に移動して異音を発生する要因となってしまう。
【０００８】
また、リテーナ２の開口部１０２ａを外装するようにベゼル１０３が配置される構成によって、ベゼル１０３をリテーナ１０２に組み付ける際においても、ベゼル１０３の寸法のバラツキによって、リテーナ１０２の開口部１０２ａの縦方向寸法を小さくする虞れもあった。
【０００９】
さらに、連結ロッド１０６がリテーナ１０２の開口部１０２ａ内に配置されていることから、風切り音が発生することとなって騒音となっていた。
【００１０】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、各部位の寸法のバラツキによる影響を受けないで奥ブレードの操作を良好にするとともに、騒音を防止できる風向調整装置を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る風向調整装置は、上記の課題を解決するために、以下のように構成するものである。すなわち、
請求項１記載の発明では、送風流路を形成するリテーナと、送風流路の風向きを調整する複数のブレードと、前記リテーナの前方に配置するベゼルと、を備えて構成する風向調整装置であって、
前記ブレードの両端部には、前記リテーナに支持される軸部が形成され、第１の軸部はリテーナの第１のブレード支持孔に挿入可能に形成され、第２の軸部は、前記リテーナの第２のブレード支持孔に挿通可能に形成されるとともに前記リテーナを挟持する挟持手段が配設され、
前記挟持手段が、前記リテーナを軸方向に付勢する付勢手段を備えて、前記ブレードを位置決め可能に形成されることを特徴とするものである。
【００１２】
また、請求項２記載の発明では、前記ブレードが、前記リテーナに対して縦方向に複数並設して、送風される空気の左右方向の風向きを調整可能に配置されていることを特徴としている。
【００１３】
また、請求項３記載の発明では、前記挟持手段が、前記リテーナ内壁面側に配置されるボス部と、前記リテーナの外壁面側に配置されるとともに前記ボス部側に付勢する弾性部材とを備えて前記リテーナを挟持可能に形成されていることを特徴としている。
【００１４】
さらに請求項４記載の発明では、前記リテーナと前記ボス部との間には、前記第２の軸部と係合可能なブッシュ部材が介在されていることを特徴としている。
【００１５】
また、請求項５記載の発明では、前記第２の軸部には、前記ボス部と前記ボス部より小径の円柱状軸部が形成され、前記ブッシュ部材は、前記ボス部に係合する大径溝部と前記円柱状軸部に係合する小径溝部とを備え、前記小径溝部が前記円柱状軸部に係合することによって、前記ブレードの位置決めがなされることを特徴としている。
【００１６】
【発明の効果】
請求項１記載の発明による風向調整装置は、上記の構成によって、ブレードをリテーナに組み付ける際に、ブレードの第１の軸部をリテーナの第１のブレード支持孔に挿入した後、第２の軸部をリテーナの第２のブレード支持孔に挿通させて所定位置に配置すると、リテーナの壁部はブレードの挟持手段によって挟持されると同時に軸方向に向かって付勢される。ブレードの第２の軸がリテーナを挟持してリテーナを付勢することによって、ブレードはリテーナに回動可能に支持されることとなって、ブレードの基準位置が定まることとなる。従って、第１の軸部をリテーナの第１の支持孔に対して隙間を有して装着すれば、リテーナの開口部における上下間の寸法にバラツキが生じていても、付勢手段を備える挟持手段によってブレードの第２の軸部を支持できることから、リテーナの開口部におけるバラツキが生じていてもバラツキを吸収してブレードを確実にリテーナに装着することができる。そのために発生する異音を防止することができる。
【００１７】
また、請求項２記載の発明に示すように、請求項１記載の発明によるブレードが、左右方向の風向きを調整する奥ブレードであることから、奥ブレードを容易にリテーナに装着することができるとともに、リテーナの開口部における上下方向のバラツキが生じていてもバラツキを吸収して奥ブレードを確実にリテーナに装着することができる。
【００１８】
また、請求項３記載の発明に示すように、ブレードの第２の軸部をリテーナの第２のブレード支持孔に挿通する際に、第２の軸部に形成された弾性部材を反ボス部側に撓ませることによってリテーナをボス側に付勢することから、第２の軸部に形成された弾性部材とボス部でリテーナを挟持することとなり、リテーナの開口部とブレードとの寸法のガタツキがあっても、第２の軸部を位置決めすることができブレードをリテーナに容易に装着することができる。しかも、リテーナに対するボス部の接触面積を小さくすることによって奥ブレードは軽い操作で回動可能に装着することができ、操作性を損なうことがない。
【００１９】
また、請求項４記載の発明によれば、リテーナとブレードの第２の軸部間にブッシュ部材を介在させることによって、ブレードの第２の軸部は、リテーナとブッシュで支持されることとから、ブレード自体の摩耗による損傷を小さくすることができるとともに、部品交換時においてもブッシュ部材の交換で済むことから交換作業も容易に行なうことができる。
【００２０】
さらに、請求項５記載の発明によれば、ブッシュ部材の大径溝が第２の軸部のボス部に係合し、小径溝は、ボス部より小径の円柱状軸部に係合することによって、ブレードは、ブッシュ部材によって位置決めされることとなり、その際、ブレードの第２の軸部とブッシュ部材との寸法上のガタツキがあっても、弾性部材の付勢力の付与によってガタツキを吸収してブレードの第２の軸部を確実に位置決めすることができ、第２の軸部を基準位置決めとすることができる。
【００２１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明にあたっては、風向調整装置の送風方向の流出側、つまり前ブレードを配置する側を前部とし、送風方向における流入側、つまり前ブレードと反対側の方向を後部という。実施形態の風向調整装置（以下、レジスタという。）１は、図１〜３に示すように、前部および後部を開口して角筒状に形成されるリテーナ２と、リテーナ２の前部に内嵌して前ブレードを支持するケース体となるベゼル３と、ベゼル３の開口部３２内に水平方向に配置する複数の前ブレード４と、前ブレード４の後方に垂直方向に配置する複数の奥ブレード５と、を備えて構成されている。
【００２２】
リテーナ２は、図３〜４に示すように、後部の開口部を入口部２１とし前部の開口部を出口部２２として形成して、レジスタ１の後方から流入する空気を入口部２１から出口部２２に向かって送風案内するための流路を形成するものであり、硬質の樹脂材で形成されるとともに、前部出口部２２の周りにおける、一方の片側面に板状部２４を有してベゼル３を支持する支持壁部２３と、後部に、開閉可能なダンパ６を支持するダンパ支持孔２５を設け、上部と下部に奥ブレード５を支持する複数の奥ブレード支持孔２６・２７を設けている。そして板状部２４には、前端面から水平方向に複数のスリット２８を形成している。リテーナ２の前部における板状部２４の反対側の壁部は、ダンパ６を水平方向と垂直方向に回動する操作ノブ７（図１参照）を配置するための支持板として形成され、ダンパ６を水平方向に回転することによって、リテーナ２の入口部２１を開放して送風可能とし、ダンパ６を垂直方向に回転することによって、リテーナ２の入口部２１を閉鎖して送風遮断としている。
【００２３】
そして、ダンパ６は、操作ノブ７に図示しないリンク駆動部を介して駆動できるように連結されている。
【００２４】
リテーナ２の前部における上下両壁部に形成されて、前ブレード４より後方の位置に設けられた奥ブレード支持孔２６・２７には、複数の奥ブレード５が装着される。そして、上下いずれか一方の側の第１の奥ブレード支持孔（図例では下部側）２６は、奥ブレード５の一方の軸部（第１の軸部）５２より大径の丸孔状に形成し、他方の側の第２の奥ブレード支持孔（図例では上部側）２７は、図４又は図１１に示すように、奥ブレード５の他方の軸部（第２の軸部）５３を挿入するために長孔状の溝部として形成されている。長孔状の奥ブレード支持孔２７は、前端面を開口して奥ブレード５を挿通可能としている。
【００２５】
ベゼル３は、出口部２２からの送風流路を案内するために設けるものであって、硬質の樹脂材で形成されるとともに、図５に示すように、リテーナ２に装着するための取付け枠部３１が四方全周にわたって形成され、取付け枠部３１の内側が、空気を流出するための開口部３２として形成されている。ベゼル３をリテーナ２の前部に組み付ける際には、ベゼル３の取付け枠部３１をリテーナ２側壁部（板状部２４を含む支持壁部２３）より内方に配置した状態で装着する。これによって、ベゼル３の前方開口部３２はベゼル３の表面が四方に現れることとなる。また、ベゼル３とリテーナ２との結合は、いずれか一方（図例では、ベゼル３側）に複数の突出レバー３３を設け、突出レバー３３の先端に係止孔３３１を形成して、他方の壁部（リテーナ２の壁部）に形成した係止ピン部に係止可能に形成する。いずれにおいても、突出レバー３３は、ベゼル３の開口部３２の外面側に配置することが見栄えを向上するために望ましい。
【００２６】
ベゼル３の開口部３２の左右両側壁部に前ブレード４を支持する複数の前ブレード支持孔３４・３５を設けて、複数の前ブレード４を装着可能とする。一方の側壁部（図５における左側）に形成する前ブレード支持孔３４は、図６に示すように、小径部３４ａと大径部３４ｂの２段の孔に形成されている。そして、小径部３４ａの孔は、後述の前ブレード４の円柱状軸部４２より小径に形成され、周縁部で前ブレード４の円柱状軸部４２の端面を支持する。
【００２７】
ベゼル３は、一方の側（図中左側）において、操作ノブ７と、リンク駆動部を覆うケース部３６を後方に向かって延設するように配置している。
【００２８】
前ブレード４は、出口側２２の風向きを上下方向に調節するように装着されるものであり、硬質の樹脂材で形成されるとともに、図６〜８に示すように、羽部４１と羽部４１の両側に配置する軸部４２・４３とを有して形成され、軸部４２・４３を中心にして回動可能に形成されている。一方の軸部は、基準側の軸部（以下、基準側軸部という。）４２として円柱状に形成されるとともに、端面を円弧状に形成してベゼル側壁（前ブレード支持孔３４の小径部３４ａの周縁部）に当接可能とし、位置決め基準側として形成される。他方の軸部４３は、円柱状に形成される円柱状軸部４３１と、円柱状軸部４３１の先端に形成する角柱状軸部４３２とを有して形成されている。円柱状軸部４３１はブッシュ１２の挿通孔１２１に嵌合され、角柱状軸部４３２は円柱状軸部４３１の対向する面に平面状の切欠部を有して形成されリンク部材１１の角孔部１１１に係合されている。そして角柱状軸部４３２の先端面は、リテーナ２の板状部２４に対向するように配置される。従って、ブッシュ１２及びリンク部材１１に係合する側の軸部４３は、基準側軸部４２より長く形成されることとなる。
【００２９】
奥ブレード５は、出口側２２の風向きを左右方向に調節するようにリテーナ２に対して縦方向に並設して装着されるものであり、硬質の樹脂材で形成されるとともに、図２〜３に示すように、羽部５１と羽部５１の両側に配置する第１の軸部５２、第２の軸部５３とを有して形成され、第１の軸部５２、第２の軸部５３を中心にして回動可能に形成されている。
【００３０】
第１の軸部５２は、図３に示すように、円柱状に形成されるとともに、端部をテーパ状に形成してリテーナ２の奥ブレード支持孔２６に挿通可能とし、第２の軸部５３は、図９〜１０に示すように、第２の軸部の元部側（羽部５１側）に配置される円柱状のボス部５３１と、ボス部５３１より小径に形成される円柱状軸部５３２と、円柱状軸部５３２の先端側に配置されるばね部５３３とを備えてリテーナ２を挟持可能に形成され、ばね部５３３は軸心から両側に延設する一対のアーム部５３４・５３４と、アーム部５３４と直交する方向に延設する延設部５３５とを有し、延設部５３５の先端にピン部５３６が上方に向かって突出するように配置されて複数の奥ブレード５を連結する連結ロッド５４に係合する。なお、アーム部５３４は、軸心から放射線状に延設していれば、３本以上に設けられていてもよい。
【００３１】
さらに、リテーナ２と奥ブレード５の羽部５１との間には、図１１〜１２に示すようにブッシュ部材５５が第２の軸部５３内で挟持されるように配置されている。ブッシュ部材５５は、複数の奥ブレード５におけるそれぞれのボス部５３１に係合する大径の溝部５５１とそれぞれの円柱状軸部５３２に係合する小径の溝部５５２とを有して長尺板状に形成されて、複数の奥ブレード５と係合可能に形成されている。そして、第２の軸部５３のボス部５３１の上面が、大径の溝部５５１と小径の溝部５５２との段差面に当接することによって、第２の軸部５３の円柱状軸部５３２の長さ寸法とブッシュ部材５５の小径の溝部５５２との長さ寸法がほぼ一致して、奥ブレード５の位置決めがなされることとなる。さらに、ブッシュ部材５５は、ベゼル３の後端部でリテーナ２側に押圧されている。
【００３２】
なお、ブッシュ部材５５の大径の溝部５５１と小径の溝部５５２は、端面開口側に向かって口広げ状に形成されていれば、第２の軸部５３に挿入する際、第２の軸部５３の径寸法のバラツキを吸収できることから望ましい。
【００３３】
従って、第２の軸部５３は、第１の軸部５２より長く形成されるとともに基準側の軸部として形成されることとなり、円柱状軸部５３２をリテーナ２の奥ブレード支持孔２７に挿入して所定の位置に移動することによって、アーム部５３４がリテーナ２に抗して反ボス部５３１側に撓みリテーナ２自体に付勢力を付与することとなる。
【００３４】
第２の軸部５３のピン部５３６に挿通される連結ロッド５４は長尺板状に形成され、複数の奥ブレード５と連結して１奥ブレード５を回転することによって複数の奥ブレード５を同時に同方向に回転させる。
【００３５】
また、図５に示すように、ベゼル３の一方の側壁側（図中、右側）にはブッシュ１２を収納するブッシュ収納部３７が側壁の外面側に形成され、長板状のブッシュ１２がベゼル３に固着して収納されている。ブッシュ１２は、軟質の樹脂材で形成されるとともに、ベゼル３の前面側取付け枠部３１に形成された円弧面に沿って、長板円弧状に形成され、長手方向に沿って、前ブレード４の円柱状軸部４３１を挿通するための挿通孔１２１が複数箇所に形成されている。
【００３６】
レジスタ１におけるブッシュ１２の外側には、ブッシュ１２と並設するように連結ロッド１３が配置されている。連結ロッド１３は、複数の前ブレード４を同方向に回動させるように複数の前ブレード４を連結するものであり、連結ロッド１３は、前ブレード４の角柱状軸部４３２に係合するリンク部材１１を装着している。
【００３７】
連結ロッド１３は、図８に示すように、軟質の樹脂材で形成されるとともに、ブッシュ１２と略同一の形状で形成され、前ブレード４の角柱状軸部４３と偏心した位置に、リンク部材１１を装着する支持孔部１３１を形成している。
【００３８】
また、リンク部材１１は、硬質の樹脂材で形成されるとともに、前ブレード４の角柱状軸部４３２と係合する角孔部１１１と連結ロッド１３の支持孔部１３１に挿入するピン部１１２とを備えて、連結ロッド１３と前ブレード４とを連結可能に形成される。これによって、１枚の前ブレード４を上下方向に回動調整することによって、すべての前ブレード４が連動して同一の動きを行なうことができる。
【００３９】
なお、１枚の前ブレード４の上下方向の操作は、図１〜２に示すように、基準となる１枚の前ブレード４Ａに装着した調整ノブ９によって行なわれる。調整ノブ９は、１枚の基準前ブレード４Ａを挟み込んで左右方向に摺動可能に形成され、手で上下方向に操作できるように、基準前ブレード４より前方に延設する操作部９１を備えている。また、調整ノブ９を左右方向に摺動させることによって、奥ブレード５を左右方向に回動できるように奥ブレード５に連結部１０を介して連結されている。
【００４０】
連結部１０は、調整ノブ９の後部端面に形成されるラック９２と、奥ブレード５のうち、中央部に配置される１枚の基準奥ブレード５Ａに形成されたピニオン５７とによって構成される。ラック９２は、調整ノブ９の後面に複数の歯を直線状に形成して左右方向に移動可能であり、ピニオン５７は、基準奥ブレード５Ａから前方に向かって突出する延設部の先端に分割円状の円弧状に形成して、ラック９２と歯合可能に形成される。従って、ラック９２を直線上に移動することによって、ラック９２と歯合されたピニオン５７は基準奥ブレード５Ａの第１の軸部５２・第２の軸部５３を中心に回動可能に構成される。これによって奥ブレード５は左右方向に風向きを調整することができる。
【００４１】
次に、上記のように構成されたレジスタ１の組付、特に前ブレード４及び奥ブレード５の組付について説明する。
【００４２】
前ブレード４を予めベゼル３に組付け、奥ブレード５を予めリテーナ２に組付ける。前ブレード４をベゼル３に組み付ける際には、まず角柱状軸部４３側をベゼル３の前ブレード支持孔３５に挿入し、端面が円弧状に形成されている基準側軸部４２をベゼル３の前ブレード支持孔３４の小径部３４ａ周縁部に当接して位置決めする。この際、ベゼル３の開口部３２における横方向の寸法は、寸法のバラツキを含めて、前ブレード４の羽部４１より大きくなるように設定され、羽部４１で開口部３２を干渉しないように設計されている。
【００４３】
ベゼル３の取付け枠部３１側壁の前ブレード支持孔３５を挿通する前ブレード４の円柱状軸部４３１は、同時にベゼル３のブッシュ収納部３７に固着するように収納されているブッシュ１２の挿通孔１２１を挿通している。
【００４４】
そして、前ブレード４の角柱状軸部４３２に、一方で連結ロッド１３に支持されたリンク部材１１を係合させる。
【００４５】
なお、複数の前ブレード４のうち、中央部に調整ノブ９を装着した基準前ブレード４Ａを配置させて、調整ノブ９のラック９２を入口部２１側に向かって配置するようにしておく。
【００４６】
これによって、ベゼル３には、基準側軸部４２によって左右方向の位置決めがなされ、リンク部材１１で位置固定されることによって前ブレード４を仮組した状態にする。
【００４７】
次に、奥ブレード５をリテーナ２に組み付ける。まず、第１の軸部５２をリテーナ２の奥ブレード支持孔２６内に挿入し、奥ブレード５の第２の軸部５３をリテーナ２の奥ブレード支持孔２７に、リテーナ２を挟持できるように挿入する。この際、ブッシュ部材５５の大径の溝部５５１を第２の軸部５３のボス部５３１に、また小径の溝部５５２を円柱状軸部５３２に挿入して、予め奥ブレード５の第２の軸部５３に装着した状態で、奥ブレード５とともにリテーナ２の奥ブレード支持孔２７に挿入する。
【００４８】
奥ブレード５をブッシュ部材５５とともにリテーナ２の奥ブレード支持孔２７に挿入することによって、第２の軸部５３のアーム部５３４がリテーナ２に抗してボス部５３１と反対側に撓み、それによってリテーナ２自体に付勢力を付与することとなる。
【００４９】
奥ブレード５の第２の軸部５３がリテーナ２の奥ブレード支持孔２７の所定位置に配置されると、ブッシュ部材５５が係合していることによって奥ブレード５が位置決めされることとなり、第１の軸部５２と奥ブレード支持孔２６との間でリテーナ２の開口部の寸法精度のバラツキによるガタツキがあっても、また第２の軸部５３の円柱状軸部５３２とブッシュ部材５５の小径の溝部５５２との長さ方向のバラツキによるガタツキがあっても、アーム部５３４の付勢力により、いずれのガタツキも吸収することとなって基準側軸部としての位置決めがなされることとなる。
【００５０】
なお、複数の奥ブレード５のうち、中央に、ピニオン５７を形成した奥ブレード５Ａを基準奥ブレードとして配置させる。
【００５１】
そしてリテーナ２の左側支持壁部２３に操作ノブ７及び図示しないリンク駆動部を装着し、リテーナ２の後部開口部、つまり入口部２１にダンパ６を開閉可能に装着することによって、リテーナ２を位置決め固定した状態で仮組みされる。
【００５２】
次に、複数の奥ブレード５を装着して仮組みしたリテーナ２に、複数の前ブレードを装着して仮組みしたベゼル３を組み付ける。ベゼル３の取付け枠部３１をリテーナ２の出口部２２の周りの支持壁部２３内に挿入するようにし、ベゼル３に形成した突出レバー３３の係止孔３３１をリテーナ２に配置した係止ピン部に係止させて、ベゼル３をリテーナ２に装着する。ベゼル３のリテーナ２側端面は、ブッシュ部材５５の端面に当接してブッシュ部材５５を支持することとなる。
【００５３】
この際、前ブレード４の軸部４３の端面はリテーナ２の板状部２４の内壁面に対向する位置に装着される。なお、軸部４３の端面とリテーナ２の板状部２４とは、わずかな隙間を有して装着することが望ましいが、寸法のバラツキによっては、軸部４３の端面で板状部２４をわずかに押圧するように装着されることもあり、この場合、板状部２４に形成された複数のスリット２８により板状部２４を撓みやすくすることによって、前ブレード４の動きが重くなることを防止している。
【００５４】
また、基準前ブレード４のラック９２と基準奥ブレード５Ａのピニオン５７とを歯合させる。
【００５５】
上記のように組み付けられたレジスタ１は、送風されてくる空気を遮断する場合には、操作ノブ７を操作してダンパ６を垂直方向に向けるようにし、空気を室内に送風する場合には、ダンパ６を垂直方向に向けるように回動する。そして、調整ノブ９の操作部９１を上下に移動させることによって、基準前ブレード４Ａの上下方向の回動に連動して、連結ロッド１３で連結された他の前ブレード４の羽部４１を上下方向に回動して風向きを調整する。
【００５６】
また、調整ノブ９を基準前ブレード４Ａに対して左右方向に摺動させることによって、調整ノブ９のラック９２から基準奥ブレード５Ａのピニオン５７を軸支点部より回動させて基準奥ブレード５Ａを回動させる。それに伴って、他の奥ブレード５は、連結された連結ロッド５４で連動して、各羽部５１を回動して風向きを左右方向に調整する。
【００５７】
上述のように、奥ブレード５をリテーナ２の上下壁部に組み付ける際に、奥ブレード５の第１の軸部５２をリテーナ２の奥ブレード支持孔２６に挿入した後、第２の軸部５３にブッシュ部材５５を係合させた上で、リテーナ２の奥ブレード支持孔２７に挿通させることから、第２の軸部５３に配置された弾性部材としての一対のアーム部５３４がリテーナ２に付勢力を付与することとなって奥ブレード５の第２の軸部５３を支持することができる。しかも、ブッシュ部材５５は、第２の軸部５３に大径の溝部５５１と小径の溝部５５２で係合することによって、第２の軸部５３の位置決めをすることができることから、第２の軸部５３を基準側軸部とすることができる。
【００５８】
従って、第１の軸部５２と奥ブレード支持孔２６との間でリテーナ２の開口部の寸法精度のバラツキによるガタツキがあっても、また第２の軸部５３の円柱状軸部５３２とブッシュ部材５５の小径の溝部５５２との長さ方向のバラツキによりガタツキがあっても、アーム部５３４の付勢力により、いずれのガタツキも吸収できる。そのため、奥ブレードの軸方向への移動も発生することなく、そのために発生する異音を防止することができる。
【００５９】
また、第２の軸部５３のボス部５３１はリテーナ２との接触面積を小さくすることによって奥ブレードは軽い操作で回動可能に装着することができ、操作性を損なうことがない。
【００６０】
なお、本発明の奥ブレード取付け構造は、上記形態に限定するものではない。例えば、第１の位置決め手段（基準側軸部５３側）をリテーナ２の下壁部で構成し、第２の位置決め手段（軸部５２側）をリテーナ２の上壁部で構成してもよい。
【００６１】
また、リテーナ２に形成された奥ブレード支持孔２７は、一端を開口した長孔状の溝部ではなく丸孔状に形成したものであってもよい。
【００６２】
この場合、前述の奥ブレード５に形成された第２の軸部５３におけるばね部５３３は、図１３に示すように、単独のばね部材１６として形成される。リテーナ２の上壁部に形成された奥ブレード支持孔２９には、ばね部材１６が嵌合され、ばね部材１６を連結ロッド１５で支持することによって、複数の奥ブレード５が連動して同一の動きを行なうこととなる。
【００６３】
一方、羽部５１Ａ第２の軸部５３Ａを有する奥ブレード５Ａは、第２の軸部５３Ａを奥ブレード支持孔２９に挿通してばね部材１６と係合させることによってリテーナ２の上壁部を挟持することとなる。第２の軸部５３Ａは、羽部５１Ａ端面に形成された平面部５４Ａ側から順に円柱状軸部５３１Ａ・角柱状軸部５３２Ａ・係止部５３３Ａを備えて形成されている。
【００６４】
ばね部材１６は、硬質の樹脂材で形成されるとともに、長尺状に形成されたプレート部１６１とプレート部１６１の一端側でプレート部１６１と直交する方向に突出して連結ロッド１５のピン挿入孔１５１に挿入するピン部１６２と、プレート部１６１の他端側でピン部１６２と反対の方向に直交して突出する円筒軸部１６３と、円筒軸部１６３の元部で円筒軸部１６３の外周面に隣接して円筒軸部１６３の軸方向に円筒軸部１６３の長さより短い長さで突出するリブ１６４と、円筒軸部の上面からプレート部１６１と直交する方向に両側に延設する一対のばねアーム部１６５・１６５とを備えている。
【００６５】
円筒軸部１６３は、リテーナ２の奥ブレード支持孔２９の挿通孔２９ａに嵌合するとともに、奥ブレード５の角柱状軸部５３２Ａに係合する角孔部１６６を有し、さらに、角孔部１６６先端に奥ブレード５の第２の軸部５３Ａに形成された係止部５３３Ａに係合可能な係止面部１６７を形成している。
【００６６】
そして、奥ブレード支持孔２９の挿通孔２９ａに挿通したばね部材１６の円筒軸部１６３に、奥ブレード５Ａの第２の軸部５３Ａを挿通させることによって、第２の軸部５３Ａの係止部５３３Ａがばね部材１６の係止面部１６７に係止してリテーナ２の上壁部を挟持することとなる。
【００６７】
この際、ばね部材１６のばねアーム部１６５・１６５はリテーナ２の上壁部に抗して上方側に撓み、撓むことによってリテーナ２の上壁部を付勢することとなる。
【００６８】
なお、リブ１６４は、円筒軸部１６３の所定角度範囲内に配置され、１個ないし複数個配置されるとともに、複数個のリブ１６４の場合、各リブ１６４の先端面はほぼ同一平面上に形成され、リテーナ２の奥ブレード支持孔２９の段差面２９ｃに当接可能としている。リブ１６４の外端面は、奥ブレード支持孔２９の大径部２９ｂ内に挿入される。
【００６９】
従って、この形態においても、リテーナ２の開口部の寸法精度のバラツキによるガタツキがあっても、ばね部材１６のばねアーム部１６５の付勢力により、いずれのガタツキも吸収できる。そのため、奥ブレード５Ａの軸方向への移動も発生することなく、そのために発生する異音を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一形態によるレジスタを示す全体斜視図である。
【図２】図１におけるレジスタの前ブレードの取付け状態を示す断面図である。
【図３】図１におけるレジスタの奥ブレードの取付け状態を示す断面図である。
【図４】図１におけるリテーナを示す斜視図である。
【図５】図１におけるベゼルを示す斜視図である。
【図６】図２における前ブレードの基準側軸部を示す一部拡大断面図である。
【図７】図２における前ブレードの取付け状態を示す一部拡大断面図である。
【図８】図１における前ブレード・ブッシュ・連結ロッド・リンク部材を示す分解斜視図である。
【図９】図３における奥ブレードの取り付け状態を示す一部正面断面図である。
【図１０】図３における奥ブレードの取り付け状態を示す一部側面断面図である。
【図１１】図３における奥ブレードの取り付け状態を示す斜視図である。
【図１２】図３における奥ブレードの第２の軸部とブッシュ部材とを示す分解斜視図である。
【図１３】奥ブレードの第２の軸部を取り付ける別の形態を示す分解斜視図である。
【図１４】従来のレジスタを示す断面図である。
【符号の説明】
１レジスタ
２リテーナ
３ベゼル
４前ブレード
５奥ブレード
１１リンク部材
１１１角孔部
１２ブッシュ
１２１挿通孔
１３連結ロッド
１４リンク部材
１４３円筒軸部
１４４角孔部
１４５リブ
２１入口部
２２出口部
２４板状部
２６奥ブレード支持孔
２７奥ブレード支持孔
２８スリット
３２開口部
３４前ブレード支持孔
３５前ブレード支持孔
４２基準側軸部
４３軸部
４３１円柱状軸部
４３２角柱状軸部
５２第１の軸部
５３第２の軸部
５３１ボス部（挟持手段）
５３２円柱状軸部
５３３ばね部（挟持手段）
５３４アーム部（弾性部材）
５４連結ロッド
５５ブッシュ部材
５５１大径の溝部
５５２小径の溝部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a wind direction adjusting device that adjusts a wind direction in a vehicle cabin.
[0002]
[Prior art]
As is well known, a wind direction adjusting device of a vehicle is configured so that supplied air can be freely adjusted vertically and horizontally by a front blade and a back blade. As shown in FIG. 14, a retainer 102 and a plurality of inner blades 102, which are supported in the up-down direction of the retainer 102, adjust the left-right direction of the air flow passage, and have shaft portions 104b at both ends, as shown in FIG. 104, a bezel 103 disposed in front of the retainer 102 to be a case body, a plurality of front blades 105 supported by the bezel 103 in the left-right direction, and a connecting rod 106 connecting the plurality of back blades 104. (Patent Document 1).
[0003]
At this time, the plurality of back blades 104 are formed with wings 104a and shaft portions 104b at both ends of the wings 104a, and are disposed vertically in the opening 102a of the retainer 102, and the upper and lower walls of the retainer 102 in the opening 102a. The shaft portion 104b was rotatably supported by the back blade support hole 107 formed in the portion 102b.
[0004]
Further, a plate-like connecting rod 106 is disposed at one axial end of the wing portion 104a of the rear blade 104, and all the rear blades 104 move in the same direction by operating an operation knob (not shown). It is configured as follows. In addition, since the connecting rod 106 is inserted into the pin portion 104c formed so as to protrude from the back blade 104, it is possible to connect all the back blades 104 by inserting the pin portions 104c of the plurality of back blades 104. Can be.
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-101058 (pages 4 to 6, see FIG. 1)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the conventional wind direction adjusting device 101 is formed by molding each part of the wind direction adjusting device 101 with a resin material, the dimensions of the respective parts slightly vary. This slight variation may have an adverse effect on the movement of the back blade 104 during assembly.
[0007]
For example, the positioning of the inner blade 104 is determined by the vertical dimension of the opening 102a of the retainer 102 between the retainer abutting surfaces formed on the shaft portions 104b on both sides and the inner wall surface of the retainer 102, If the vertical dimension of the opening 102a is too small due to the amount of variation that occurs at the time, an extra force is applied in the axial direction of the back blade 104, and the rotating state of the back blade 104 is increased, and If the vertical dimension of the portion 102a is too large, the rear blade 104 moves in the vertical direction, which is a factor of generating abnormal noise.
[0008]
In addition, due to the configuration in which the bezel 103 is arranged so as to cover the opening 102 a of the retainer 2, even when the bezel 103 is assembled to the retainer 102, the vertical direction of the opening 102 a of the retainer 102 may vary due to variations in the dimensions of the bezel 103. There was also a risk of reducing the dimensions.
[0009]
Further, since the connecting rod 106 is disposed in the opening 102a of the retainer 102, a wind noise is generated, which is a noise.
[0010]
An object of the present invention is to solve the above-described problems, and to provide a wind direction adjusting device that can improve the operation of a rear blade without being affected by variations in dimensions of each part and can prevent noise. I do.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
A wind direction adjusting device according to the present invention has the following configuration in order to solve the above-described problems. That is,
According to the first aspect of the present invention, there is provided an airflow direction adjusting device including a retainer forming an airflow path, a plurality of blades for adjusting the airflow direction of the airflow path, and a bezel disposed in front of the retainer. hand,
Shaft portions supported by the retainer are formed at both ends of the blade, a first shaft portion is formed so as to be insertable into a first blade support hole of the retainer, and a second shaft portion is formed by the retainer. A holding means formed so as to be inserted into the second blade support hole and holding the retainer,
The holding means includes an urging means for urging the retainer in an axial direction, and is formed so as to be capable of positioning the blade.
[0012]
The invention according to claim 2 is characterized in that a plurality of the blades are arranged in parallel in the longitudinal direction with respect to the retainer, and are arranged so as to be able to adjust the left-right direction of the blown air. .
[0013]
In the invention according to claim 3, the holding means includes a boss portion disposed on the inner wall surface side of the retainer, and an elastic member disposed on the outer wall surface side of the retainer and biasing the boss portion side. The retainer is formed so as to be able to sandwich the retainer.
[0014]
Further, the invention according to claim 4 is characterized in that a bush member engageable with the second shaft portion is interposed between the retainer and the boss portion.
[0015]
In the invention described in claim 5, the boss portion and a columnar shaft portion having a smaller diameter than the boss portion are formed in the second shaft portion, and the bush member engages with the boss portion. A radial groove and a small-diameter groove engaged with the cylindrical shaft are provided, and the blade is positioned by engaging the small-diameter groove with the cylindrical shaft.
[0016]
【The invention's effect】
In the wind direction adjusting device according to the first aspect of the present invention, when the blade is mounted on the retainer, the first shaft portion of the blade is inserted into the first blade support hole of the retainer, and then the second shaft is mounted. When the portion is inserted into the second blade support hole of the retainer and arranged at a predetermined position, the wall portion of the retainer is urged in the axial direction while being pinched by the blade holding means. When the second shaft of the blade sandwiches the retainer and urges the retainer, the blade is rotatably supported by the retainer, and the reference position of the blade is determined. Therefore, if the first shaft portion is attached to the first support hole of the retainer with a gap, even if the dimension between the upper and lower portions of the opening portion of the retainer varies, the holding member including the biasing means is provided. Since the second shaft portion of the blade can be supported by the means, even if there is a variation in the opening of the retainer, the variation can be absorbed and the blade can be securely mounted on the retainer. Therefore, abnormal noise generated can be prevented.
[0017]
Further, as described in the second aspect of the present invention, since the blade according to the first aspect of the present invention is a rear blade for adjusting the wind direction in the left-right direction, the rear blade can be easily mounted on the retainer. Even if there is a variation in the vertical direction in the opening of the retainer, the variation can be absorbed and the inner blade can be securely attached to the retainer.
[0018]
Further, when inserting the second shaft portion of the blade into the second blade support hole of the retainer, the elastic member formed on the second shaft portion is connected to the anti-boss portion. Since the retainer is urged toward the boss side by bending to the side, the retainer is sandwiched between the elastic member formed on the second shaft portion and the boss portion, and the size of the opening between the retainer and the blade is loose. However, the second shaft portion can be positioned, and the blade can be easily mounted on the retainer. In addition, by reducing the contact area of the boss with the retainer, the back blade can be rotatably mounted with a light operation, and the operability is not impaired.
[0019]
According to the fourth aspect of the present invention, by interposing the bush member between the retainer and the second shaft portion of the blade, the second shaft portion of the blade is supported by the retainer and the bush. In addition, damage due to wear of the blade itself can be reduced, and replacement work can be easily performed because replacement of the bush member is sufficient even when replacing parts.
[0020]
Further, according to the fifth aspect of the present invention, the large-diameter groove of the bush member is engaged with the boss of the second shaft, and the small-diameter groove is engaged with the cylindrical shaft having a smaller diameter than the boss. Accordingly, the blade is positioned by the bush member, and at that time, even if there is a dimensional backlash between the second shaft portion of the blade and the bush member, the backlash is absorbed by applying the urging force of the elastic member. Thus, the second shaft portion of the blade can be reliably positioned, and the second shaft portion can be used as the reference positioning.
[0021]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following description, the outflow side in the blowing direction of the wind direction adjusting device, that is, the side on which the front blade is disposed is referred to as a front portion, and the inflow side in the blowing direction, that is, the direction opposite to the front blade is referred to as a rear portion. As shown in FIGS. 1 to 3, a wind direction adjusting device (hereinafter, referred to as a register) 1 of the embodiment includes a retainer 2 having a front part and a rear part opened and formed in a rectangular tube shape, and a front part of the retainer 2. A bezel 3 which is a case body that is fitted and supports the front blade, a plurality of front blades 4 arranged horizontally in the opening 32 of the bezel 3, and a plurality of vertically arranged rearward of the front blade 4. And a rear blade 5.
[0022]
As shown in FIGS. 3 and 4, the retainer 2 has a rear opening formed as an inlet 21 and a front opening formed as an outlet 22, so that air flowing in from behind the register 1 is discharged from the inlet 21. It forms a flow path for guiding air blowing toward the part 22, and is formed of a hard resin material, and has a plate-like part 24 on one side surface around the front outlet part 22. A support wall portion 23 for supporting the bezel 3 and a damper support hole 25 for supporting the openable and closable damper 6 are provided at a rear portion, and a plurality of back blade support holes 26 and 27 for supporting the back blade 5 at upper and lower portions. Provided. A plurality of slits 28 are formed in the plate portion 24 in the horizontal direction from the front end surface. A wall portion on the opposite side of the plate portion 24 at the front portion of the retainer 2 is formed as a support plate for disposing an operation knob 7 (see FIG. 1) for rotating the damper 6 in a horizontal direction and a vertical direction. By rotating the damper 6 in the horizontal direction, the inlet 21 of the retainer 2 is opened to allow air to be blown, and by rotating the damper 6 in the vertical direction, the inlet 21 of the retainer 2 is closed to shut off the air flow.
[0023]
The damper 6 is connected to the operation knob 7 via a link driving unit (not shown) so as to be driven.
[0024]
A plurality of back blades 5 are mounted in back blade support holes 26 and 27 formed on both upper and lower walls at the front part of the retainer 2 and provided at positions behind the front blade 4. The first inner blade support hole (lower side in the illustrated example) 26 on one of the upper and lower sides is formed in a round hole shape having a diameter larger than that of one shaft portion (first shaft portion) 52 of the rear blade 5. The second inner blade support hole (upper side in the illustrated example) 27 on the other side is formed with the other shaft portion (second shaft portion) 53 of the inner blade 5 as shown in FIG. 4 or 11. Is formed as a slot having a long hole shape for inserting the same. The long blade-shaped rear blade support hole 27 has an opening at the front end face so that the rear blade 5 can be inserted.
[0025]
The bezel 3 is provided to guide the air flow path from the outlet 22 and is formed of a hard resin material. As shown in FIG. Reference numeral 31 is formed over the entire circumference, and the inside of the mounting frame 31 is formed as an opening 32 for allowing air to flow out. When assembling the bezel 3 to the front part of the retainer 2, the bezel 3 is mounted in a state where the mounting frame part 31 of the bezel 3 is arranged inward from the side wall part of the retainer 2 (the support wall part 23 including the plate part 24). As a result, the front opening 32 of the bezel 3 has the surface of the bezel 3 appearing in all directions. The connection between the bezel 3 and the retainer 2 is achieved by providing a plurality of protruding levers 33 at one of the sides (in the illustrated example, the bezel 3 side), forming a locking hole 331 at the tip of the protruding lever 33, and connecting the other end. It is formed so that it can be locked to a locking pin formed on a wall (the wall of the retainer 2). In any case, it is desirable to arrange the projecting lever 33 on the outer surface side of the opening 32 of the bezel 3 in order to improve the appearance.
[0026]
A plurality of front blade supporting holes 34 and 35 for supporting the front blade 4 are provided on both left and right side walls of the opening 32 of the bezel 3 so that the plurality of front blades 4 can be mounted. As shown in FIG. 6, the front blade support hole 34 formed in one side wall (left side in FIG. 5) is formed as a two-stage hole having a small diameter portion 34a and a large diameter portion 34b. The hole of the small-diameter portion 34a is formed to have a smaller diameter than a cylindrical shaft portion 42 of the front blade 4 described later, and a peripheral portion supports an end surface of the cylindrical shaft portion 42 of the front blade 4.
[0027]
On one side (left side in the figure) of the bezel 3, the operation knob 7 and the case portion 36 that covers the link drive portion are arranged so as to extend rearward.
[0028]
The front blade 4 is mounted so as to adjust the wind direction of the outlet side 22 in the vertical direction, is formed of a hard resin material, and has a wing portion 41 and a wing portion as shown in FIGS. The shaft 41 and the shafts 42 and 43 disposed on both sides of the shaft 41 are formed to be rotatable around the shafts 42 and 43. One of the shaft portions is formed in a cylindrical shape as a reference-side shaft portion (hereinafter, referred to as a reference-side shaft portion) 42, and has an end surface formed in an arc shape to form a bezel side wall (a small-diameter portion of the front blade support hole 34). 34a), and is formed as a positioning reference side. The other shaft portion 43 is formed to have a columnar shaft portion 431 formed in a columnar shape, and a prismatic shaft portion 432 formed at the tip of the columnar shaft portion 431. The cylindrical shaft portion 431 is fitted into the insertion hole 121 of the bush 12, and the prismatic shaft portion 432 is formed to have a flat notch on the opposite surface of the cylindrical shaft portion 431, and the square hole of the link member 11 is formed. It is engaged with the part 111. The distal end face of the prismatic shaft 432 is disposed so as to face the plate 24 of the retainer 2. Therefore, the shaft portion 43 on the side that engages with the bush 12 and the link member 11 is formed to be longer than the reference side shaft portion 42.
[0029]
The back blade 5 is attached to the retainer 2 in a vertical direction so as to adjust the wind direction of the outlet side 22 in the left-right direction, and is formed of a hard resin material. As shown in FIG. 3, the first shaft 52 and the second shaft 53 are formed to have a wing 51 and a first shaft 52 and a second shaft 53 disposed on both sides of the wing 51. It is formed so as to be rotatable around the portion 53.
[0030]
As shown in FIG. 3, the first shaft portion 52 is formed in a columnar shape, and has a tapered end so that the first shaft portion 52 can be inserted into the back blade support hole 26 of the retainer 2. 53, as shown in FIGS. 9 to 10, a cylindrical boss portion 531 arranged on the base portion side (wing portion 51 side) of the second shaft portion, and a cylindrical boss portion 531 having a smaller diameter than the boss portion 531. A shaft portion 532 and a spring portion 533 disposed on the distal end side of the cylindrical shaft portion 532 are formed so as to be able to sandwich the retainer 2, and the spring portion 533 is a pair of arm portions 534 extending to both sides from the shaft center. 534 and a plurality of inner blades having an extending portion 535 extending in a direction orthogonal to the arm portion 534, and a pin portion 536 disposed at a tip of the extending portion 535 so as to protrude upward. 5 is engaged with a connecting rod 54. Note that three or more arm portions 534 may be provided as long as they extend radially from the axis.
[0031]
Further, a bush member 55 is disposed between the retainer 2 and the wing portion 51 of the back blade 5 so as to be sandwiched in the second shaft portion 53 as shown in FIGS. The bush member 55 has a large-diameter groove portion 551 engaging with each boss portion 531 of the plurality of back blades 5 and a small-diameter groove portion 552 engaging with each columnar shaft portion 532, and is a long plate-shaped member. And formed so as to be able to engage with the plurality of back blades 5. The upper surface of the boss portion 531 of the second shaft portion 53 abuts on the step surface between the large-diameter groove portion 551 and the small-diameter groove portion 552, so that the length of the cylindrical shaft portion 532 of the second shaft portion 53 is increased. The length dimension substantially matches the length dimension of the small-diameter groove 552 of the bush member 55, so that the positioning of the rear blade 5 is performed. Further, the bush member 55 is pressed toward the retainer 2 at the rear end of the bezel 3.
[0032]
When the large-diameter groove portion 551 and the small-diameter groove portion 552 of the bush member 55 are formed so as to expand toward the end face opening side, the second shaft portion is inserted when inserted into the second shaft portion 53. It is desirable because the dispersion of the diameter of 53 can be absorbed.
[0033]
Therefore, the second shaft portion 53 is formed longer than the first shaft portion 52 and formed as a reference-side shaft portion, and the cylindrical shaft portion 532 is inserted into the inner blade support hole 27 of the retainer 2. As a result, the arm portion 534 is bent toward the opposite boss portion 531 against the retainer 2 and applies a biasing force to the retainer 2 itself.
[0034]
The connecting rod 54 inserted into the pin portion 536 of the second shaft portion 53 is formed in a long plate shape, and is connected to the plurality of back blades 5 to rotate one back blade 5 to connect the plurality of back blades 5. Simultaneously rotate in the same direction.
[0035]
As shown in FIG. 5, a bush housing portion 37 for housing the bush 12 is formed on one side wall side (right side in the figure) of the bezel 3 on the outer surface side of the side wall. 3 and stored. The bush 12 is formed of a soft resin material, is formed in a long circular arc shape along an arc surface formed in the front side mounting frame portion 31 of the bezel 3, and is formed along the longitudinal direction along the front blade 4. Insertion holes 121 for inserting the cylindrical shaft portion 431 are formed at a plurality of locations.
[0036]
A connecting rod 13 is arranged outside the bush 12 in the register 1 so as to be juxtaposed with the bush 12. The connecting rod 13 connects the plurality of front blades 4 so as to rotate the plurality of front blades 4 in the same direction. The connecting rod 13 is a link that engages with the prismatic shaft portion 432 of the front blade 4. The member 11 is mounted.
[0037]
As shown in FIG. 8, the connecting rod 13 is formed of a soft resin material, has substantially the same shape as the bush 12, and is provided at a position eccentric with the prismatic shaft 43 of the front blade 4. 11 is formed.
[0038]
The link member 11 is formed of a hard resin material, and has a square hole 111 that engages with the prismatic shaft 432 of the front blade 4 and a pin 112 that is inserted into the support hole 131 of the connecting rod 13. Is formed so that the connecting rod 13 and the front blade 4 can be connected. Thus, by rotating and adjusting one front blade 4 in the vertical direction, all the front blades 4 can perform the same movement in conjunction with each other.
[0039]
In addition, the vertical operation of one front blade 4 is performed by an adjustment knob 9 attached to one reference front blade 4A as shown in FIGS. The adjustment knob 9 is formed so as to be slidable in the left-right direction with one sheet of the reference front blade 4A interposed therebetween, and includes an operation unit 91 extending forward from the reference front blade 4 so that the adjustment knob 9 can be operated in the vertical direction by hand. ing. Further, by sliding the adjusting knob 9 in the left-right direction, the rear blade 5 is connected to the rear blade 5 via the connecting portion 10 so that the rear blade 5 can rotate in the left-right direction.
[0040]
The connecting portion 10 includes a rack 92 formed on a rear end surface of the adjustment knob 9 and a pinion 57 formed on one reference inner blade 5A arranged at the center of the inner blade 5. The rack 92 can move in the left-right direction by forming a plurality of teeth in a straight line on the rear surface of the adjustment knob 9, and the pinion 57 is divided into front ends of extending portions that protrude forward from the reference depth blade 5 A. It is formed in a circular arc shape, and is formed so as to mesh with the rack 92. Therefore, by moving the rack 92 on a straight line, the pinion 57 meshed with the rack 92 is configured to be rotatable about the first shaft portion 52 and the second shaft portion 53 of the reference depth blade 5A. You. Thereby, the back blade 5 can adjust the wind direction in the left-right direction.
[0041]
Next, assembling of the register 1 configured as described above, particularly, assembling of the front blade 4 and the back blade 5 will be described.
[0042]
The front blade 4 is attached to the bezel 3 in advance, and the back blade 5 is attached to the retainer 2 in advance. When assembling the front blade 4 to the bezel 3, first, insert the prismatic shaft portion 43 side into the front blade support hole 35 of the bezel 3, and connect the reference side shaft portion 42 having an end surface formed in an arc shape to the bezel 3. It is positioned in contact with the peripheral portion of the small diameter portion 34a of the front blade support hole 34. At this time, the lateral dimension of the opening 32 of the bezel 3 is set to be larger than the wing 41 of the front blade 4 including the dimensional variation, so that the opening 32 does not interfere with the wing 41. Designed.
[0043]
The cylindrical shaft portion 431 of the front blade 4 that passes through the front blade support hole 35 in the side wall of the mounting frame portion 31 of the bezel 3 is simultaneously inserted into the bush storage portion 37 of the bezel 3. 121 is inserted.
[0044]
Then, the link member 11 supported by the connecting rod 13 is engaged with the prismatic shaft 432 of the front blade 4.
[0045]
In addition, among the plurality of front blades 4, the reference front blade 4A equipped with the adjustment knob 9 is arranged at the center, and the rack 92 of the adjustment knob 9 is arranged toward the entrance 21 side.
[0046]
Thereby, the bezel 3 is positioned in the left-right direction by the reference-side shaft portion 42, and is fixed in position by the link member 11, whereby the front blade 4 is temporarily assembled.
[0047]
Next, the back blade 5 is assembled to the retainer 2. First, the first shaft portion 52 is inserted into the back blade support hole 26 of the retainer 2, and the second shaft portion 53 of the back blade 5 is held between the back blade support hole 27 of the retainer 2 so that the retainer 2 can be sandwiched. insert. At this time, the large-diameter groove portion 551 of the bush member 55 is inserted into the boss portion 531 of the second shaft portion 53 and the small-diameter groove portion 552 is inserted into the cylindrical shaft portion 532, and the second shaft of the back blade 5 is previously formed. In the state of being attached to the portion 53, it is inserted into the back blade support hole 27 of the retainer 2 together with the back blade 5.
[0048]
By inserting the back blade 5 together with the bush member 55 into the back blade support hole 27 of the retainer 2, the arm portion 534 of the second shaft portion 53 bends to the opposite side to the boss portion 531 against the retainer 2, whereby The urging force is applied to the retainer 2 itself.
[0049]
When the second shaft portion 53 of the back blade 5 is disposed at a predetermined position in the back blade support hole 27 of the retainer 2, the back blade 5 is positioned by the engagement of the bush member 55, Even if there is a backlash between the first shaft portion 52 and the inner blade support hole 26 due to a variation in dimensional accuracy of the opening of the retainer 2, the cylindrical shaft portion 532 of the second shaft portion 53 and the bush member 55 Even if there is a backlash due to a variation in the length direction with the small-diameter groove portion 552, any backlash is absorbed by the urging force of the arm portion 534, and the positioning as the reference side shaft portion is performed.
[0050]
Note that, among the plurality of back blades 5, a back blade 5A having a pinion 57 formed at the center is disposed as a reference back blade.
[0051]
The operation knob 7 and a link drive unit (not shown) are mounted on the left support wall 23 of the retainer 2, and the damper 6 is mounted on the rear opening of the retainer 2, that is, the entrance 21, so that the damper 6 can be opened and closed, thereby positioning the retainer 2. Temporarily assembled in a fixed state.
[0052]
Next, the bezel 3 with the plurality of front blades mounted thereon and the temporarily assembled bezel 3 is mounted on the retainer 2 which is temporarily mounted with the plurality of back blades 5 mounted thereon. An engaging frame 31 of the bezel 3 is inserted into the support wall 23 around the outlet 22 of the retainer 2, and an engaging pin 331 of the projecting lever 33 formed on the bezel 3 is disposed on the retainer 2. Then, the bezel 3 is attached to the retainer 2. The end face of the bezel 3 on the retainer 2 side contacts the end face of the bush member 55 to support the bush member 55.
[0053]
At this time, the end surface of the shaft portion 43 of the front blade 4 is mounted at a position facing the inner wall surface of the plate portion 24 of the retainer 2. It is desirable that the end face of the shaft portion 43 and the plate-shaped portion 24 of the retainer 2 be attached with a slight gap. However, depending on the dimensional variation, the plate-shaped portion 24 may be slightly attached to the end face of the shaft portion 43. In this case, a plurality of slits 28 formed in the plate portion 24 make the plate portion 24 easily bendable, thereby preventing the movement of the front blade 4 from becoming heavy. are doing.
[0054]
Further, the rack 92 of the reference front blade 4 and the pinion 57 of the reference back blade 5A are meshed.
[0055]
The register 1 assembled as described above operates the operation knob 7 so as to direct the damper 6 in the vertical direction when shutting off the blown air, and when the air is blown indoors, The damper 6 is turned so as to be directed vertically. By moving the operation portion 91 of the adjustment knob 9 up and down, the wing portions 41 of the other front blades 4 connected by the connecting rod 13 are moved up and down in conjunction with the vertical rotation of the reference front blade 4A. To adjust the wind direction.
[0056]
Further, by sliding the adjustment knob 9 in the left-right direction with respect to the reference front blade 4A, the pinion 57 of the reference back blade 5A is rotated from the shaft fulcrum from the rack 92 of the adjustment knob 9 to move the reference back blade 5A. Rotate. Along with this, the other inner blades 5 rotate the respective wing portions 51 in conjunction with the connected connecting rods 54 to adjust the wind direction in the left-right direction.
[0057]
As described above, when assembling the back blade 5 to the upper and lower wall portions of the retainer 2, after inserting the first shaft portion 52 of the back blade 5 into the back blade support hole 26 of the retainer 2, the second shaft portion 53 After the bush member 55 is engaged with the retainer 2, the pair of arm portions 534 as elastic members disposed on the second shaft 53 are attached to the retainer 2 because the bush member 55 is inserted into the back blade support hole 27 of the retainer 2. By applying the force, the second shaft portion 53 of the back blade 5 can be supported. Moreover, since the bush member 55 can be positioned by engaging the second shaft portion 53 with the large-diameter groove portion 551 and the small-diameter groove portion 552, the second shaft portion 53 can be positioned. The portion 53 can be a reference side shaft portion.
[0058]
Therefore, even if there is a backlash between the first shaft portion 52 and the inner blade support hole 26 due to a variation in the dimensional accuracy of the opening of the retainer 2, the cylindrical shaft portion 532 of the second shaft portion 53 and the bush Even if there is a backlash due to a variation in the length direction of the small-diameter groove portion 552 of the member 55, any backlash can be absorbed by the urging force of the arm portion 534. For this reason, the rear blade does not move in the axial direction, and abnormal noise generated due to the movement can be prevented.
[0059]
The boss 531 of the second shaft 53 has a small contact area with the retainer 2 so that the back blade can be rotatably mounted with a light operation, and the operability is not impaired.
[0060]
The inner blade mounting structure of the present invention is not limited to the above embodiment. For example, the first positioning means (reference shaft part 53 side) may be constituted by the lower wall of the retainer 2, and the second positioning means (shaft part 52 side) may be constituted by the upper wall of the retainer 2. .
[0061]
Further, the back blade support hole 27 formed in the retainer 2 may be formed in a round hole shape instead of a long groove portion having one end opened.
[0062]
In this case, the spring portion 533 of the second shaft portion 53 formed on the back blade 5 is formed as a single spring member 16 as shown in FIG. The spring member 16 is fitted into the back blade support hole 29 formed in the upper wall of the retainer 2, and the plurality of back blades 5 cooperate with each other by supporting the spring member 16 with the connecting rod 15. The movement will be performed.
[0063]
On the other hand, the back blade 5A having the wing portion 51A and the second shaft portion 53A is configured to insert the second shaft portion 53A into the back blade support hole 29 and engage with the spring member 16 so that the upper wall portion of the retainer 2 is formed. It will be pinched. The second shaft portion 53A is formed to include a cylindrical shaft portion 531A, a prismatic shaft portion 532A, and a locking portion 533A in order from the flat surface portion 54A formed on the end surface of the wing portion 51A.
[0064]
The spring member 16 is formed of a hard resin material, and protrudes in a direction perpendicular to the plate portion 161 at one end of the plate portion 161 and the plate portion 161 formed in an elongated shape. 151, a cylindrical shaft portion 163 protruding at the other end of the plate portion 161 at right angles to the direction opposite to the pin portion 162, and an outer periphery of the cylindrical shaft portion 163 at the base of the cylindrical shaft portion 163. A rib 164 that is adjacent to the surface and protrudes in the axial direction of the cylindrical shaft portion 163 with a length shorter than the length of the cylindrical shaft portion 163; And spring arm portions 165.
[0065]
The cylindrical shaft portion 163 has a square hole portion 166 that fits into the insertion hole 29 a of the back blade support hole 29 of the retainer 2 and engages with the prismatic shaft portion 532 A of the back blade 5. At the tip of 166, a locking surface portion 167 that can be engaged with a locking portion 533A formed on the second shaft portion 53A of the back blade 5 is formed.
[0066]
Then, the second shaft portion 53A of the back blade 5A is inserted into the cylindrical shaft portion 163 of the spring member 16 inserted through the insertion hole 29a of the back blade support hole 29, so that the locking portion of the second shaft portion 53A is engaged. 533A is locked to the locking surface 167 of the spring member 16 to clamp the upper wall of the retainer 2.
[0067]
At this time, the spring arms 165 of the spring member 16 bend upward against the upper wall of the retainer 2 and urge the upper wall of the retainer 2 by bending.
[0068]
The ribs 164 are arranged within a predetermined angle range of the cylindrical shaft portion 163, and one or a plurality of ribs 164 are provided. In this case, the retainer 2 can be brought into contact with the step surface 29c of the inner blade support hole 29. The outer end surface of the rib 164 is inserted into the large diameter portion 29b of the back blade support hole 29.
[0069]
Therefore, even in this embodiment, even if there is a backlash due to a variation in the dimensional accuracy of the opening of the retainer 2, any backlash can be absorbed by the urging force of the spring arm 165 of the spring member 16. For this reason, the rear blade 5A does not move in the axial direction, and abnormal noise generated thereby can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall perspective view showing a register according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing an attached state of a front blade of the register in FIG. 1;
FIG. 3 is a cross-sectional view showing an attached state of a back blade of the register in FIG. 1;
FIG. 4 is a perspective view showing a retainer in FIG. 1;
FIG. 5 is a perspective view showing a bezel in FIG. 1;
FIG. 6 is a partially enlarged sectional view showing a reference side shaft portion of the front blade in FIG. 2;
FIG. 7 is a partially enlarged cross-sectional view showing an attached state of a front blade in FIG.
FIG. 8 is an exploded perspective view showing a front blade, a bush, a connecting rod, and a link member in FIG. 1;
FIG. 9 is a partial front sectional view showing an attached state of a back blade in FIG. 3;
FIG. 10 is a partial side sectional view showing an attached state of a back blade in FIG. 3;
FIG. 11 is a perspective view showing an attached state of a back blade in FIG. 3;
12 is an exploded perspective view showing a second shaft portion and a bush member of the back blade in FIG.
FIG. 13 is an exploded perspective view showing another mode for attaching a second shaft portion of the back blade.
FIG. 14 is a sectional view showing a conventional register.
[Explanation of symbols]
1 register
2 Retainer
3 Bezel
4 Front blade
5 back blade
11 Link member
111 Square hole
12 Bush
121 insertion hole
13 Connecting rod
14 Link member
143 Cylindrical shaft
144 square hole
145 rib
21 Entrance
22 Exit
24 plate-shaped part
26 Back blade support hole
27 Back blade support hole
28 slits
32 opening
34 Front blade support hole
35 Front blade support hole
42 Reference side shaft
43 Shaft
431 cylindrical shaft
432 prismatic shaft
52 First Shaft
53 Second Shaft
531 Boss (pinching means)
532 cylindrical shaft
533 spring part (holding means)
534 Arm (elastic member)
54 Connecting rod
55 bush member
551 Large diameter groove
552 small diameter groove

Claims

A wind direction adjusting device configured to include a retainer forming an air flow path, a plurality of blades for adjusting a wind direction of the air flow path, and a bezel disposed in front of the retainer,
Shaft portions supported by the retainer are formed at both ends of the blade, a first shaft portion is formed so as to be insertable into a first blade support hole of the retainer, and a second shaft portion is formed by the retainer. A holding means formed so as to be inserted into the second blade support hole and holding the retainer,
The wind direction adjusting device according to claim 1, wherein said holding means includes an urging means for urging said retainer in an axial direction, and is formed so as to be capable of positioning said blade.

The wind direction adjusting device according to claim 1, wherein a plurality of the blades are arranged in a longitudinal direction with respect to the retainer, and are arranged so as to be able to adjust a left-right direction of the blown air.

The holding means includes a boss disposed on the inner wall surface of the retainer, and an elastic member disposed on the outer wall of the retainer and biasing the boss toward the boss. The wind direction adjusting device according to claim 1 or 2, wherein the wind direction is adjusted.

The wind direction adjusting device according to claim 1, 2 or 3, wherein a bush member engageable with the second shaft portion is interposed between the retainer and the boss portion.

The boss portion and a cylindrical shaft portion having a smaller diameter than the boss portion are formed in the second shaft portion, and the bush member is connected to the large-diameter groove portion and the cylindrical shaft portion that engage with the boss portion. The wind direction adjusting device according to claim 4, further comprising: a small-diameter groove portion that fits in, and the blade is positioned by engaging the small-diameter groove portion with the cylindrical shaft portion.