JP2004242970A - 歯ブラシ除菌装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明では、使用後の歯ブラシを保管しておくだけで、清潔な状態で歯ブラシを使用することができる歯ブラシ除菌装置11の提供を目的とする。
【解決手段】歯ブラシA、B、C、Dを保管する歯ブラシ保管容器内12に、プラズマイオンを発生するプラズマイオン発生手段23を形成した歯ブラシ除菌装置11。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば洗面台で歯ブラシを保管するとともに、除菌、殺菌効果を有する歯ブラシ除菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に、日常生活で頻繁に使用する歯ブラシの保管方法は、使用後の歯ブラシを水洗いにより軽く濯いだ後に、歯ブラシ立てに放置する程度が普通である。しかし、このような、湿気を含んだ歯ブラシを放置すれば、糖分、カビ菌、バクテリアなどの雑菌が繁殖するため衛生面で好ましくない。このため、水洗い後の歯ブラシを保管しておくだけで殺菌、除菌することができる様々な除菌、殺菌手段を備えた先行技術が提案されている。
【0003】
例えば、歯ブラシを保管しておく保管容器内に送風器や熱源を形成し、これらを用いて容器内を乾燥させるとともに、歯ブラシを積極的に乾燥する手段に重点を置いて除菌、殺菌する技術が提案されている(特許文献1、特許文献2参照)。
【0004】
しかし、上述した乾燥に重点を置いて除菌、殺菌を行う先行例の場合、容器壁面に換気口を形成していないので蒸発した水蒸気が容器内に充填したり、使用を繰り返すと壁面に水滴が乾いた跡が残るため不衛生であり、且つ、容器を洗浄する機会が増え面倒である。
【0005】
しかも、熱源によって、殺菌しても、容器内を所定の温度以上に保つ必要があり、容器を密閉するため逆に悪臭がこもる恐れが有する。
【0006】
また、前記殺菌を行う手段として紫外線を用いる先行技術が提案されている(特許文献1)。しかし、この技術の場合、容器内に形成する紫外線を直視してしまう恐れがあり、危険である。このため容器外壁を有色のものか窓部を形成する場合は黒色のシールドカバーをする必要があり、商品の外観を限定してしまう。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−160341号公報
【特許文献2】
特開2000−325442号公報。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明では、使用後の歯ブラシを保管しておくだけで、プラズマイオンを発生して殺菌することにより、清潔な状態で歯ブラシを使用することができる歯ブラシ除菌装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
歯ブラシを保管する歯ブラシ保管容器内に、プラズマイオンを発生するプラズマイオン発生手段を形成した歯ブラシ除菌装置であることを特徴とする。
【0010】
この構成によれば、前記プラズマイオン発生手段は、プラス又はマイナスの電荷を帯びたイオンを直接発生する、又は、例えば、空気中の水分子、酸素分子を間接的にプラズマイオンの状態に分解する素子を発生する手段を含む。
【0011】
前記プラス又はマイナスの電荷を帯びたプラズマイオンは、不安定な状態であるため、安定化するために歯ブラシに付着している雑菌の周囲を包み込むように凝集する。このように、プラズマイオンが、雑菌の周囲を取り囲むことで雑菌を分解して殺菌、除菌作用を得ることができる。
【0012】
さらに、前記プラズマイオンは、臭いのもととなる分子に対しても上述した雑菌の例と同様に取り囲んで分解するため、脱臭効果も得ることができる。例えば、喫煙者が使用した歯ブラシを水洗いしても付着して残ったタバコに含まれる有害物質の1つである一酸化窒素においても、前記プラズマイオン発生装置により分解することにより、前記一酸化窒素がさらに有害な二酸化窒素に酸化するのを未然に防ぐことができ、且つ、タバコの臭いを脱臭して、歯ブラシを快適な使用状態に保つことができる。
【0013】
さらに、好ましい発明の形態として、前記歯ブラシ保管容器内に、前記プラズマイオン発生手段で発生したプラズマイオンを拡散する拡散手段を形成することができる。
【0014】
上記した構成を採れば、前記拡散手段により前記プラズマイオンを前記歯ブラシ保管容器内に拡散して均等に充填する。これにより、歯ブラシを立て掛けた位置に影響されず、全ての歯ブラシに対して殺菌、除菌作用を得ることができる。
【0015】
前記拡散手段は、例えば、送風器、又は、該送風器の送風方向を可変するための板状体等を含む。
【0016】
また、発明の形態として、前記歯ブラシ保管容器内に、前記歯ブラシを乾燥する加熱手段と、前記加熱手段により生じた熱風を循環させる循環手段とを形成することができる。
【0017】
この構成によれば、例えば前記プラズマイオン発生装置を用いて、殺菌、除菌を行い、さらに、前記加熱手段を用いて、保管容器内を乾燥することで雑菌の増殖を抑えることができるため、より効果的である。
【0018】
前記加熱手段は、ヒータ、熱電対、電球等の保管容器内を乾燥するための熱源だけでなく、該熱源の温度を制御する温度調節器等の熱源と共に形成できる物も含む。
【0019】
前記循環手段は、空気を保管容器内のみで循環させるだけでなく、保管容器外から保管容器内へ空気を吸気すること、保管容器内から保管容器外へと排気、又は、換気して循環させることも含む。また、そのために保管容器の壁面に例えば、換気口を形成することや、送風器を形成することを含む。さらに、吸気の際、清潔な外気を保管容器内に供給できるように換気口の付近に例えば、除菌フィルタ、又は、カテキンフィルタ等のフィルタを形成することを含む。
【0020】
また、前記拡散手段と前記循環手段とをファンで形成する場合においては、それぞれ個別のファンで形成してもよいが、例えば、互いのファンを接近させて設置する場合等は、保管容器内に1つのファンで兼用して前記プラズマイオンを拡散させるとともに、容器内の空気を循環させてもよい。
【0021】
なお、保管容器内を乾燥させる手段として、前記加熱手段を形成する代わりに、前記循環手段を形成してもよい。この場合、加熱手段を形成しない分だけコストを抑えることができる。
【0022】
【発明の効果】
この発明によれば、プラズマイオンは、例えばカビ菌等の雑菌を包み込んでことにより確実に雑菌の除菌、殺菌をすることができる。
【0023】
プラズマイオン除菌手段は、脱臭作用も有するため、喫煙者の歯ブラシに添着した一酸化窒素等の有害物質に対して特に有効である。
【0024】
プラズマイオンを拡散する拡散手段を形成すれば、容器内全体にプラズマイオンが充填するため、均等に容器内の歯ブラシに対して除菌、殺菌、脱臭作用を得ることができる。
【0025】
プラズマイオンを除菌、殺菌手段として形成すれば、人体に対して無害であるため、安心して使用することができる。これは、人体やペット等の動物は通常、静電気を帯びており、プラズマイオンが衝突しても電気的に中和して消滅するためであり、安全に使用することができる。さらに、除菌装置を稼動させている際に、内部を見ても目に対しても安全であるため、例えば紫外線を用いた除菌手段のように、黒色のシールドカバーで窓部を覆うこともなく、容器の外壁を透明色で形成する、又は外壁の透明色の窓部を形成することもできる。
【0026】
また、容器内にプラズマイオン発生手段の他に加熱手段を付加すれば、容器内を乾燥させて殺菌等の増殖を防止することができるため、さらに効果的である。
【0027】
さらに、例えば、容器の内外で空気を循環させる循環手段を形成すれば、容器内の空気を清潔な状態に保つことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態を、以下図面を用いて説明する。図1、及び、図2に示すごとく、歯ブラシ除菌装置11は、箱形をした箱部12と、該箱部12の上面部、及び前面部20の上部に相当する蓋部13、及び、該蓋部13とともに後述詳説する収納容器部14とから成る。
【0029】
前記箱部12の構成については、上面部以外の5面から成るステンレス製の容器であり、前面部20のみ箱部12内の物品を出し入れし易い程度に高さを下げて形成している。
【0030】
また、箱部12における右側面部15の外側には、電気配線等収納する前記収納容器部14(後述する)が所定の大きさで形成している。
【0031】
さらに、上述した箱部12の中央部高さ位置には、歯ブラシA、Bを立て掛けたり、備品C、Dを保管しておく棚板22(後述する)を取り付けている。
【0032】
また、前記箱部12の右側面部15については、形状は、長方形の板状体であり、上端と前端の角部にRをつけた曲線形状で形成している。該右側面部15には、正面視した左右方向の中央部で、且つ、高さが、前記棚板22の載置面に対して上側に、プラズマイオン発生装置23を形成している。該プラズマイオン発生装置23は、大人の親指程度の大きさで、形状は略長方体であり、取り付けた形態は、上述した位置に、該プラズマイオン発生装置23の長手方向が箱部12の奥行き方向となるように取り付いている。
【0033】
さらに、前記プラズマイオン発生装置23の手前側、つまり、箱部12の前面部20における右上端で、且つ、箱部12の内側に位置する部位には、アンプ内蔵型の近接センサ24を取り付けている。
【0034】
また、前記棚板22には、前記プラズマイオン発生装置23の下側に対応する周辺部位の大きさで、棚板22の前端部から後部にかけて角状に切り抜いた切り抜き部22aを有している。
【0035】
さらに、右側面部15で、且つ、棚板22の切り抜き部22aよりも、さらに下側の部位には、前記プラズマイオン発生装置23の長手方向の略長さを備えた正面視正方形をした吸気口25を形成している。
【0036】
前記吸気口25は、収納容器部14の幅方向にかけて外側から順にフィルタ26、ファン27a、ヒータ28を同軸に形成している。
【0037】
該フィルタ26は、除菌フィルタ26で形成し、収納容器部14の右側面部18の外側と面位置で嵌合により取り付いている。
【0038】
前記ファン27aは、ファン27a外周部に形成するフランジ27bを収納容器部14の右側面部18の内側における前記除菌フィルタ26の周縁部に取り付けている。
【0039】
なお、該フランジ27bは、吸気した空気を収納容器部14内に漏れないような収納容器部14の幅分の長さで形成している。
【0040】
また、前記ヒータ28は、箱部12の右側面部15に対して箱部12の内側に突き出して取り付け、ヒータ28の前側には格子状の枠体29を形成し、該ヒータ28の上側には、鍔部31を右側面部15から延設して、該枠体29と鍔部31は、共に非熱伝導性の材質で形成している。
【0041】
さらに、前記収納容器部14内の底面部19の前部には、前記近接スイッチ24の入力信号をもとにしてシーケンス制御による出力指令を与えるICチップを登載した回路基板32を取り付けている。
【0042】
前記収納容器部14の底面部19の後部には、定電圧電源33が、取り付いている。また、該定電圧電源33に電圧を供給する電源用ケーブル34が収納容器部14の右側面部18の後端から外側へ延びている。さらに、前記定電圧電源33は、上述するごとく電源から供給された電圧をもとに、前記回路基板32に一定の電圧を供給すべく互いに配線で繋がっている。
【0043】
また、前記収納容器部14における前部の下部には、青色LED35(青色発光ダイオード)が表面に向けて形成し、該青色LED35の配線も前記回路基板32と繋がっている。
【0044】
一方、箱部12の左側面部16の形状は、上端部の高さは、背面部17の上端部と同一の高さで形成した長方形の板状体であり、上端と前端の角部にRをつけた曲線形状で形成している。さらに、前記棚部の上面から左側側面部の上端までの高さの中心位置から上下方向にかけて、奥行き方向に伸びた複数のスリット状の換気口45を形成している。
【0045】
さらに、箱部12における前面部20、及び、背面部17における、上下方向の略中央高さに棚板22を着脱可能に載置する突出し爪36を左右側にそれぞれ1つづつ合計4つ形成している。
【0046】
前記棚板22には、該棚板22の平面視左側から左右方向の中心部より右側にかけて、歯ブラシBを差し込んで立て掛けておく差込み孔37が、前後側にそれぞれ3つづつ等間隔に、且つ、前列が後列よりも右側にずらした配列で合計6つ形成している。
【0047】
また、前記差込み孔37は、電動用歯ブラシBでも差込み可能な径を有して形成している。
【0048】
さらに、前記差込み孔37のうちの最も右側以外の5つの差込み孔37には、ホルダ38が取り付けている。該ホルダ38は、手動用歯ブラシAを前記差込み孔37に差し込んだ場合でも傾倒しないように手動歯ブラシAの柄の大きさに対応する内径を有し、且つ、前記差込み孔37に着脱可能な外径を有する円筒状の筒部38aを形成し、さらに、該筒部38aの上部には差込み孔37の口縁に形成した凹状の段部に嵌合して取り付け可能とする鍔部38bを形成している。
【0049】
また、前記棚板22に形成した差込み孔37のうち最も右側の差込み孔37から、さらに右側後方部位には、凸状の電動歯ブラシBのブラシ部C用ホルダ39を、前後に1つづつ計2つ形成し、さらに右側で、且つ、前記切り込み部までの間における前方部位には、歯間ブラシD用ホルダ40を、棚板22の断面視テーパ形状に前後に1つづつ計2つ形成している。
【0050】
以上が箱部12内の構成であるが、次に、蓋部13の構成について説明する。蓋部13は青透明色の合成樹脂で形成している。さらに、蓋部13の短手方向の断面形状は、箱部12の左側面部16上端部と同じ稜線形状である。長手方向については、箱部12における左右側面部15の各外側面間の長さを有した直線で形成している。
【0051】
また、前記蓋部13の短手方向の後端部における左側、及び、右側にそれぞれ1つづつヒンジ42を取り付ける取付け金具41を合計2個固着し、さらに、前記箱部12における背面部17の上端における前記取付け金具41に対応する位置にもヒンジ42を取り付ける取付け金具41を固着している。そして、互いの取付け金具41には、該蓋部13を回動可能とするとともに、蓋部13が開時に該蓋部13を後端から支持するヒンジ42を取り付けている。なお、前記取付け金具41、及び、ヒンジ42は、錆びないようにステンレスで形成している。
【0052】
さらに、蓋部13の短手方向の前端部における中心位置、及び、蓋部13が閉時に、箱部12の前面部20の上端における前記蓋部13の中心位置と対応する位置には、互いを着脱可能に係止する合成樹脂製の係止部材44a、44bを固着している。
【0053】
また、蓋部13の前記前端部における右端のコーナー部には、角状のステンレス製の板金で、蓋部13が閉時に前記近接センサの投光する光を遮光可能な大きさを備えた遮光板43を固着している。
【0054】
以上が歯ブラシ除菌装置11の各部の構成である。上述した歯ブラシ除菌装置11の実施例について詳説する。
【0055】
図3、及び図4に示すごとく、蓋部13が閉じた状態で、且つ、コンセントには、歯ブラシ除菌装置11の電源プラグがさしこまれているが、装置は稼動していない状態である。前述する状態において、使用者は、歯ブラシ除菌装置11の蓋部13における前記係止部材44aを軽く摘んで、箱部12の係止部44bと離間させるとともに、蓋部13を持ち上げて開口する。
また、使用者は、歯磨きをした手動用歯ブラシAを洗面所で水洗いして軽く水を切る。
【0056】
そして、水を切っただけで、まだ湿った状態の手動用歯ブラシAを、所定の差込み孔37の位置の前記ホルダ38へ差し込んで立て掛ける。
【0057】
さらに、手動用歯ブラシAを差し込んだ後、使用者は、蓋を閉じて再度、係止部材44a、44bで係止する。
【0058】
上述するように、蓋部13を閉じると遮光板43が近接センサ24から投光する光を遮光したことを合図として、近接センサ24が「ON」となり、IC基板回路基板32に指令パルスと与えるとともに、青色LED35が点灯する。
【0059】
前記指令パルスを受けて、IC基板回路基板32のICチップに焼付けられたシーケンスプログラムが起動し、プラズマイオン発生装置23を起動させる指令を与える。この指令により、該プラズマイオン発生装置23は、前方に向けてプラズマイオンを発生し始める。
【0060】
前記プラズマイオンは、プラス又はマイナスの電荷を帯びた不安定な状態のイオンであるため、歯ブラシに付着しているカビ菌等の雑菌の周囲を包み込むようにして安定化しようとする。このようなプラズマイオンの性質により、雑菌の殺菌、除菌作用を得ることができる。
【0061】
また、該プラズマイオンは、臭いのもととなる分子も周囲を取り囲んで分解する。例えば、喫煙者が使用した歯ブラシにおいても、タバコに含まれる一酸化窒素が自然に分解してさらに有害な二酸化窒素に酸化する前の段階で取り囲むとともに、タバコの臭いを脱臭する。
【0062】
さらに、プラズマイオン発生装置23が起動した所定時間経過後(例えば10分後)、ファン27aが回転し、除菌フィルタ26を通して清潔になった外気を箱部12内へ送り込む。
【0063】
前記送り込んだ空気は、差込み孔37、及び、切り抜き部22aを通じて歯ブラシA、B,C,Dのブラシ部が存在する棚板22の上段側へ上昇し、プラズマイオンを、棚板22における上段を中心に箱部12内全体に拡散することで、差し込んだ歯ブラシA、B,C,D全体を均等に除菌する。
【0064】
除菌後の箱部12内は、吸気口25から入ってくる清潔な空気が徐々に充填し、これに従って、上述した雑菌を取り囲んだ物体、及び取り囲むことで分解した雑菌の死骸等を含んだ殺菌、除菌後の空気は、換気口45から箱部12の外へ排気される。
【0065】
さらに、装置起動後15分後にヒータ28が起動し、歯ブラシA、Bの先端(ブラシ部)から下端(柄の下端)へ滴り落ちる水滴等を、箱部12内における棚板22よりも下段で熱風により乾燥させる。さらに、熱風は、棚板22における下段から上段へ差込み孔37を通じて上昇することで、差込み孔37の上側に位置する歯ブラシA、Bのブラシ部に下から上に熱風を吹き付けて、ブラシ部に付着した水分を乾燥させる。なお、水分を含んだ空気も換気口45から外へ排出して、箱部20内の内側と外側とで空気を循環させることができる。
【0066】
プラズマイオン発生装置23の起動後、所定時間(例えば30分)が経過すると、IC基板回路基板32に内蔵したタイマのタイムアップの指令により、プラズマイオン発生装置23、ファン27a、及び、ヒータ28を停止させるとともに、青色LED35の消灯させる。30分経過後は、箱部20内の蒸気、及び、除菌後の空気を全て外へ排気し、乾燥させた状態とすることができる。
【0067】
上述のようにして、箱部12内の全ての歯ブラシA、B、C,Dを除菌、消臭し、乾燥させることにより、歯ブラシA、B、C,Dを清潔な状態で保管することができる。
【0068】
さらに、歯ブラシ除菌装置11を繰り返し使用することで、箱部12内が汚れた場合は、棚板22を箱部12から取り外して洗浄することができる。また、箱部12から棚板22を取り外せば、水垢等の汚れが付着した箱部12内の壁面、及び、底板21の汚れを拭き取ることで清掃することができる。
【0069】
また、本実施例では、シーケンス制御によるタイマー機能を有するIC回路基板32を用いて自動で歯ブラシ除菌装置11を稼動するが、例えば、手動でプラズマイオン発生装置23の稼動時間を調節できる調節レバーを設けること、又は、プラズマイオン発生装置23、ヒータ28、又はファン27aを手動でON/OFF可能なスイッチを形成してもよい。
【0070】
あるいは、蓋部13の閉時にマイクロスイッチをONにして自動的にプラズマイオン発生装置23を起動するように構成してもよい。
【0071】
また、ヒータ28は、上述の位置には形成せず、例えば底板21上に形成する、あるいは、底板21と底面部19の間に有するスペースに形成して底板21から上方へ熱を噴出する構成としても構わない。
【0072】
なお、ヒータ28を用いない場合は、電動用歯ブラシB用充電器を箱部12内に載置して電動用歯ブラシBを保管しておけば、除菌しながら、充電もすることができる。
【0073】
また、棚板22の構成は、上述した実施例のごとく、手動歯ブラシA、電動用歯ブラシB、電動用歯ブラシのブラシ部C、及び、歯間ブラシDを保管できる構成であるが、このような構成に限らずに例えば、手動用歯ブラシAの差込み孔37を1つと、練り歯磨き粉用のチューブが差しこみ可能な差込み孔37や、うがい用コップを底板21に載置する貫通孔を棚板22に形成してもよい。
【0074】
また、上述した歯ブラシ除菌装置11のごとく洗面台の棚等に載置するに限らない。例えば図5(a)に示すごとく、洗面台の壁面に取り付けるタイプであってもよい。この形態の場合、洗面台への壁面への取り付けは、例えば図5(b)のごとく、洗面台の壁面に有する係止部位に係止して取り付ければよい。
【0075】
上述の実施形態と、この発明の構成との対応において、
この実施形態のプラズマイオン発生装置23は、この発明のプラズマイオン発生手段に対応し、以下同様に、
拡散手段は、ファン27aに対応し、
加熱手段は、ヒータ28に対応し、
循環手段は、ファン27a、及び換気口45に対応するも、
この発明は、前述したとおり、上述した実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】歯ブラシ除菌装置11の蓋部13開時における外観図。
【図2】図1で示したA−A線視(a)、及びB−B線視(b)における断面図。
【図3】ホルダ装置の蓋部13閉時における外観図。
【図4】ホルダ装置の洗面台への載置状況を示す外観図。
【図5】他のホルダ装置の洗面台への取り付け状況を示す外観図(a)、及びA−A線視における一部拡大断面図(b)。
【符号の説明】
A…手動用歯ブラシ
B…電動用歯ブラシ
C…ブラシ部
D…歯間ブラシ
11…歯ブラシ除菌装置
23…プラズマイオン発生装置
25…吸気口
26…除菌フィルタ
27a…ファン
28…ヒータ
45…換気口

Claims (4)

  1. 歯ブラシを保管する歯ブラシ保管容器内に、プラズマイオンを発生するプラズマイオン発生手段を形成した
    歯ブラシ除菌装置。
  2. 前記歯ブラシ保管容器内に、前記プラズマイオン発生手段で発生したプラズマイオンを拡散する拡散手段を形成した
    請求項1に記載の歯ブラシ除菌装置。
  3. 前記歯ブラシ保管容器内に、前記歯ブラシを乾燥する加熱手段と、
    前記加熱手段により生じた熱風を循環させる循環手段とを形成した
    請求項2に記載の歯ブラシ除菌装置。
  4. 前記拡散手段と前記循環手段を1つ、又は、個別のファンで形成した
    請求項3に記載の歯ブラシ除菌装置。
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