JP2004240797A - トリアージタグ管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】トリアージタグに関連付けられる傷病者の情報と治療に活用することの出来る医療設備及び人員の情報から最適な治療のスケジュールを立案し限られた医療チームのパワーで出来るだけ多くの人命を救うことを目標とする。
【解決手段】本発明は傷病者に装着する傷病者固有の識別コードを持つ電子タグと、電子タグの識別コードを読み取る機能を有するネットワークに接続された携帯端末とネットワークに接続されたデータベースで構成し、識別コードと傷病者の状態を端末から入力出来るようにした、ネットワークに接続されたデータベースから構成する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は傷病者に装着する傷病者固有の識別コードを持つ電子タグと、電子タグの識別コードを読み取る機能を有するネットワークに接続された携帯端末とネットワークに接続されたデータベースで構成し、識別コードと傷病者の状態を端末から入力出来るようにした、ネットワークに接続されたデータベースから構成する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は大規模災害時に治療を要する傷病者を識別し出来るだけ多くの人を救うために使用されているトリアージタグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
大規模災害時に用意された医療チームのパワーと医療設備で出来るだけ多くの人命を救うためには全傷病者の状態を把握し医療チーム全体の能力を考慮して治療のスケジュールを決定することが不可欠である。
そのために、従来から傷病者の状態を明示するためのトリアージタグが用いられている。しかし従来のトリアージタグは個々の傷病者に状態を示す電子タグを装着し一目で治療の緊急度をわかるようにしているにすぎない。
それでは多くの範囲に傷病者が分散する大規模な災害時には緊急性が高いにも関わらず有効な治療を受けられないまま命を失う被災者が出る可能性が高い。また、救急医療は時間との闘いでもあるが従来のトリアージタグでは時間を管理することが出来ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
トリアージタグに関連付けられる傷病者の情報と治療に活用することの出来る医療機関の機能及び人員の情報から最適な搬送のスケジュールを立案し限られた医療チームのパワーで出来るだけ多くの人命を救うことを目標とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は傷病者に装着する傷病者固有の識別コードを持つ電子タグと、電子タグの識別コードを読み取る機能を有するネットワークに接続された携帯端末とネットワークに接続されたデータベースで構成し、識別コードと傷病者の状態を端末から入力出来るようにした、ネットワークに接続されたデータベースから構成する。
【0005】
電子タグを傷病者に装着すると同時に、端末からその電子タグの識別コードと傷病者の状態を、ネットワークを通じてデータベースに入力する。
【0006】
データベースにはあらかじめ医療機関の能力に関する情報を入力しておき、傷病者に関するデータが新たに入力される毎に傷病者全体の状態と医療チームの能力から治療の優先順位を決定する機能をプログラム化して用意しておく。
【0007】
傷病者に関する入力情報としては、性別・年齢・診察した時刻・負傷の程度、搬送の順番等がある。搬送の順番は(1)急いで搬送、(2)その次に急ぐ、(3)急がない、(4)死亡、の(1)から(4)の程度に分類されている。入力された情報をもとにデータベース側のエキスパートシステムやデータベースを参照する医療エキスパートの入力によって傷病者の緊急度に関する情報を追加することも出来る。
【0008】
データベース側のプログラムで、刻々と変化する入力された傷病者に関する情報と医療チームの活動状態からダイナミックに最適な治療スケジュールを求め、救助される最大公約数を求める。
【0009】
医療従事者への伝達はどのような手段を使用しても良いが電子タグと傷病者の情報を入力する端末へ直接フィードバックして表示するのが最も効果的である。
【0010】
医療従事者が、実施した治療と治療の効果を端末から入力して傷病者の情報を更新出来るようにすれば傷病者の状態に応じて逐次対応が可能となる。さらにデータベースにアクセスすることで災害現場の状態を監視しながら外部への救援要請をおこない医療チームを協力にサポートすることも可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面に従って説明する。
図1に本発明を図面に従って説明する。傷病者1に装着する傷病者固有の識別コードを持つ電子タグ2と、識別コードを読み取る電子タグ読取装置3と携帯端末4とネットワーク5に接続されたデータベース6で構成し、識別コードと傷病者1の状態を端末から入力ができ、ネットワークに接続された各専門の医療従事者8で構成された医療チーム7が傷病者1の状態を閲覧できるように構成する。
【0012】
図2は実施例を示す。災害現場から収容した傷病者1を、医療エキスパートが同乗している救急車両9から傷病者の緊急度に関する情報を、ネットワーク5を通じて救急センター等に送信することによって、最適な治療スケジュールを求め医療従事者に伝達することが出来る。
【発明の効果】
本発明のトリアージタグ管理システムを用いれば大規模な災害現場においても最適な医療スケジュールを得ることが出来、より多くの尊い人命を救うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す斜視図
【図2】本発明の実用例を示す斜視図
【符号の説明】
1 傷病者
2 電子タグ
3 電子タグ読取装置
4 携帯端末装置
5 ネットワーク
6 データベース
7 医療チーム
8 医療従事者
9 救急車両
【産業上の利用分野】
この発明は大規模災害時に治療を要する傷病者を識別し出来るだけ多くの人を救うために使用されているトリアージタグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
大規模災害時に用意された医療チームのパワーと医療設備で出来るだけ多くの人命を救うためには全傷病者の状態を把握し医療チーム全体の能力を考慮して治療のスケジュールを決定することが不可欠である。
そのために、従来から傷病者の状態を明示するためのトリアージタグが用いられている。しかし従来のトリアージタグは個々の傷病者に状態を示す電子タグを装着し一目で治療の緊急度をわかるようにしているにすぎない。
それでは多くの範囲に傷病者が分散する大規模な災害時には緊急性が高いにも関わらず有効な治療を受けられないまま命を失う被災者が出る可能性が高い。また、救急医療は時間との闘いでもあるが従来のトリアージタグでは時間を管理することが出来ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
トリアージタグに関連付けられる傷病者の情報と治療に活用することの出来る医療機関の機能及び人員の情報から最適な搬送のスケジュールを立案し限られた医療チームのパワーで出来るだけ多くの人命を救うことを目標とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は傷病者に装着する傷病者固有の識別コードを持つ電子タグと、電子タグの識別コードを読み取る機能を有するネットワークに接続された携帯端末とネットワークに接続されたデータベースで構成し、識別コードと傷病者の状態を端末から入力出来るようにした、ネットワークに接続されたデータベースから構成する。
【0005】
電子タグを傷病者に装着すると同時に、端末からその電子タグの識別コードと傷病者の状態を、ネットワークを通じてデータベースに入力する。
【0006】
データベースにはあらかじめ医療機関の能力に関する情報を入力しておき、傷病者に関するデータが新たに入力される毎に傷病者全体の状態と医療チームの能力から治療の優先順位を決定する機能をプログラム化して用意しておく。
【0007】
傷病者に関する入力情報としては、性別・年齢・診察した時刻・負傷の程度、搬送の順番等がある。搬送の順番は(1)急いで搬送、(2)その次に急ぐ、(3)急がない、(4)死亡、の(1)から(4)の程度に分類されている。入力された情報をもとにデータベース側のエキスパートシステムやデータベースを参照する医療エキスパートの入力によって傷病者の緊急度に関する情報を追加することも出来る。
【0008】
データベース側のプログラムで、刻々と変化する入力された傷病者に関する情報と医療チームの活動状態からダイナミックに最適な治療スケジュールを求め、救助される最大公約数を求める。
【0009】
医療従事者への伝達はどのような手段を使用しても良いが電子タグと傷病者の情報を入力する端末へ直接フィードバックして表示するのが最も効果的である。
【0010】
医療従事者が、実施した治療と治療の効果を端末から入力して傷病者の情報を更新出来るようにすれば傷病者の状態に応じて逐次対応が可能となる。さらにデータベースにアクセスすることで災害現場の状態を監視しながら外部への救援要請をおこない医療チームを協力にサポートすることも可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面に従って説明する。
図1に本発明を図面に従って説明する。傷病者1に装着する傷病者固有の識別コードを持つ電子タグ2と、識別コードを読み取る電子タグ読取装置3と携帯端末4とネットワーク5に接続されたデータベース6で構成し、識別コードと傷病者1の状態を端末から入力ができ、ネットワークに接続された各専門の医療従事者8で構成された医療チーム7が傷病者1の状態を閲覧できるように構成する。
【0012】
図2は実施例を示す。災害現場から収容した傷病者1を、医療エキスパートが同乗している救急車両9から傷病者の緊急度に関する情報を、ネットワーク5を通じて救急センター等に送信することによって、最適な治療スケジュールを求め医療従事者に伝達することが出来る。
【発明の効果】
本発明のトリアージタグ管理システムを用いれば大規模な災害現場においても最適な医療スケジュールを得ることが出来、より多くの尊い人命を救うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す斜視図
【図2】本発明の実用例を示す斜視図
【符号の説明】
1 傷病者
2 電子タグ
3 電子タグ読取装置
4 携帯端末装置
5 ネットワーク
6 データベース
7 医療チーム
8 医療従事者
9 救急車両
Claims (1)
- 傷病者に装着する固有の識別コードを持つ電子タグと電子タグの識別コードを読み取る機能を有するネットワークに接続された端末とネットワークに接続されたデータベースで構成し、識別コードと傷病者の状態を端末からネットワークに接続されたデータベースに入力し、別途入力した治療体制と傷病者の状態を併せて評価することで治療の順番とスケジュールを決定するトリアージタグ管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003030328A JP2004240797A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | トリアージタグ管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003030328A JP2004240797A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | トリアージタグ管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004240797A true JP2004240797A (ja) | 2004-08-26 |
Family
ID=32957249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003030328A Pending JP2004240797A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | トリアージタグ管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004240797A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007086855A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Nagaoka Univ Of Technology | 救急診療支援電子カルテ装置及びトリアージタグ |
JP2007172010A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Dainippon Printing Co Ltd | トリアージタグ使用による傷病者管理システム |
JP2008282218A (ja) * | 2007-05-10 | 2008-11-20 | Japan Aerospace Exploration Agency | 災害救護支援システムおよび災害救護支援方法 |
WO2013031067A1 (ja) | 2011-08-31 | 2013-03-07 | 東京エレクトロニツクシステムズ株式会社 | トリアージタグ管理システム、そのためのスマートフォン及びトリアージタグ管理方法 |
-
2003
- 2003-02-07 JP JP2003030328A patent/JP2004240797A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007086855A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Nagaoka Univ Of Technology | 救急診療支援電子カルテ装置及びトリアージタグ |
JP2007172010A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Dainippon Printing Co Ltd | トリアージタグ使用による傷病者管理システム |
JP4736784B2 (ja) * | 2005-12-19 | 2011-07-27 | 大日本印刷株式会社 | 傷病者管理システム及び医療機関端末 |
JP2008282218A (ja) * | 2007-05-10 | 2008-11-20 | Japan Aerospace Exploration Agency | 災害救護支援システムおよび災害救護支援方法 |
WO2013031067A1 (ja) | 2011-08-31 | 2013-03-07 | 東京エレクトロニツクシステムズ株式会社 | トリアージタグ管理システム、そのためのスマートフォン及びトリアージタグ管理方法 |
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