JP2004239993A - 光学台 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学台を小型化して消費電力を抑え,効果的な光分野の学習,及びその光の進み方の作図への移行,光の色の重ね合わせなどの学習を効果的に行う。
【解決手段】光の3原色のLED15,16,17を取り付けた光源ユニット10と,シートレンズ23を取り付けたレンズユニット20及び,スクリーン33を取り付けたスクリーンユニット30を,それぞれ断面L字状で所要の長さに延びる透明の側底板11,21,31で形成し,それぞれ一端に前記光源とレンズ,スクリーンを取り付けると共に,光源ユニット10に対しレンズユニット20,及びスクリーンユニット30を互いに重ねて長さ方向にスライド可能とした光学台。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は中学校理科および,高校物理における効果的な光分野の学習及び,光の色の重ね合わせや光通信等の発展的な学習を効果的に行うことを可能にする光学台に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の光学台は図14,15に示すように光源71,物体72,レンズ73,スクリーン74,メジャー75a(レール75b)から構成されている(例えば,非特許文献1参照。)。
【0003】
【非特許文献1】
竹内敬人ほか著,中学校理科教科書「理科1分野上」,啓林館,2002,p16,p113
【0004】
簡易な装置としての光学台を図14に示す。この光学台での実験は次のように行う。光源71から出た光が,十字のスリット板である物体72を通過し,その光がレンズ73で屈折し,スクリーン74に像を結ぶ。この時の物体72とレンズ73,レンズ73とスクリーン74の距離をメジャー75aで測定し,物体と像の大きさや光源とレンズ,レンズとスクリーンの距離を比較するのが一般的な光学実験である。この光学台では光軸を安定させることが難しい。
【0005】
このため光軸を安定させ実験を正確に行うためにガイド,例えばレールを用いたのが,図15に示す光学台である。レール75bがあるため,光軸を安定させながら,物体72やレンズ73,スクリーン74の移動がスムーズにできる。また,このレール75bに目盛りがついており,光源とレンズ,レンズとスクリーンの距離が正確に測定できる。また,スクリーンにも目盛りがついており,像の大きさを正確に測定できる。光源71には白熱電球やろうそくを使った物が多い。
【0006】
また,図16に示す「カメラ型凸レンズ実験器」がある(例えば,非特許文献2参照。)。開口した箱状の物体ユニット85の中にレンズユニット86を,レンズユニット86の中にスクリーンユニット87を挿入することで,物体81とレンズ82,レンズ82とスクリーン83の間隔を調整することで,「カメラの原理」として物体の像や風景をスクリーン83に映す実験ができる。また,別に光源を用意すれば一般的な光学実験も可能になる。
【0007】
【非特許文献2】
竹内敬人ほか著,中学校理科教科書「理科1分野上」,啓林館,2002,p20
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図14に示す簡易な光学台の場合,ガイドであるレールをもっていないことによって,安価でコンパクトに収納できる。しかし,光源,物体,レンズ,スクリーンの光軸が安定していないため,それぞれを移動させる際に光軸がずれやすく像を結ばせにくい点がある。
【0009】
図15に示すレールを持った光学台では,レール上をスライドさせるため光軸が安定しており,物体とレンズ,レンズとスクリーンなどの距離を測定しやすい。ただ,凸レンズを使う場合に,そのレンズの焦点距離の4倍以上の全長を必要とし,一般に1m前後のレールを持った大型の物が多く,高価となる。このため,1つの学校で多くの台数を保有できない現状があり,教師の演示実験や班単位での実験となり,生徒自身による個別実験をさせることが難しい。
【0010】
光源に白熱電球を用いる場合には,上下左右の反転が判断しにくいため,光源の前に置く十字スリット板の物体が必要になる。そのうえ,多くの電力を消費する。また,光源にろうそくを用いる場合は,上下左右の反転は容易に判断できるが,左右の反転は判断しにくい問題がある。
【0011】
図16に示す「カメラ型凸レンズ実験機」は,独自の光源を持たないため,一般的な光学実験をするためには,別に光源を準備する必要がある。また,レンズやスクリーンの距離を変える際に,箱の中にレンズやスクリーンを挿入しながらスライドさせるため,物体とレンズ,レンズとスクリーンの距離を物体ユニットとレンズユニットから出ている部分の長さから求めることができるが,把握しにくい。
【0012】
図14に示す簡易な光学台では空中で光軸を安定させることが難しく,また,図15に示すレールをもった光学台では重量が重くて目の高さまでレンズとスクリーンを持ち上げることが難しいため,どちらもレンズとスクリーンを使った「カメラの原理」の実験が困難である。また,一般的な光学実験以外の発展的な使用が難しい。
【0013】
本発明の光学台は,一般的な光学実験をするための光学台の機能を低下させることなく小型・軽量化し,十字スリット板の物体を用いなくても,像の上下左右の反転を明確に判断することを可能とすることを目的とするものである。
【0014】
さらに図11に示すようにレンズユニットとスクリーンユニットだけを用いることによって,図16に示すような「カメラ型凸レンズ実験器」と同じ実験に対応し,また,3色のLEDを光の3原色にすることで,光の色の重ね合わせによる「加法混色の原理」や,音声信号を入力し,光電池で受信することで「光通信」の実験を可能にするなど,光学台で発展的な使用を可能にすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
以下,上記目的を解決するための手段を図面により説明する。
本発明の請求項1の光学台を図1,2に示すものである。図1は本発明の光学台の斜視図であり,図2は本発明の光学台を上から見た平面図である。本発明の光学台は1個または2個以上のLEDを取り付けた光源ユニット10と,レンズを取り付けたレンズユニット20及びスクリーンを取り付けたスクリーンユニット30からなり,各ユニットはそれぞれ,断面L字状で所要の長さに延びる透明の底面と片側面からなる側底板11,21,31で形成され,それぞれ一端に前記光源とレンズ,スクリーンを取り付けてなると共に,光源ユニットに対しレンズユニット及びスクリーンユニットは互いに重ねて長さ方向にスライド可能であることを特徴とする光学台である。
【0016】
本発明の光学台の光源ユニットの拡大図を図3に示す。この光源ユニット10は,L字状の光源ユニット側底板11に,光源取り付け板固定部12をつけ,これらに光源取り付け板13をつけてある。また,光源取り付け板13には,光源である3個のLEDを挿入するための穴をあけておき,LEDを押し込むだけで固定できる。光源ユニット側底板11の底面奥には,光源とレンズ間の距離を測定するためのメジャー14を貼り付けてある。
【0017】
本発明の光学台のレンズユニットの拡大図を図4に示す。このレンズユニット20は,光源ユニット10と同じように,レンズユニット側底板21にシートレンズ固定部22をつけ,これらにシートレンズ23をつけてある。また,光源ユニットの上を左方にスライドさせたときにレンズユニットが下方に傾いて光軸がずれるのを防ぐため,側底板の側面,底面の外側にレンズユニット安定板24を貼り付けてある。また,レンズユニット側底板21の底面奥には,レンズとスクリーン間の距離を測定するためのメジャー25を貼り付けてある。
【0018】
本発明の光学台のスクリーンユニットの拡大図を図5に示す。このスクリーンユニット30は,スクリーンユニット側底板31にスクリーン固定部32をつけ,これらにスクリーン33をつけてある。また,スクリーンには像の大きさを判断しやすくするために目盛りを記入したものを使用する。
【0019】
本発明の光学台は図1に示すように,光源ユニット10の上にレンズユニット20,スクリーンユニット30を順に載せ,左方にスライドさせることにより,本体の長さを光学実験に必要な長さの1/2程度に縮めることができる。
【0020】
本発明の光学台をL字状にし各固定部12,22,32を設けることで,光源,レンズ,スクリーンを安全に固定し,さらにスムーズにスライドさせることにより光軸を安定させ,また,それぞれのユニット間の距離を測定しやすくする。
【0021】
光源に高輝度のLED15,16,17を使用することによって,日常の明るさの室内での実験を可能にし,さらに低電流で発光するため省電力効果をもつ。
【0022】
本発明の請求項2の光学台を図3に示すものである。図3は光源ユニット10の拡大図であり,光源ユニット側底板11の一端に光源取り付け板13を取り付け,その取り付け板に光の3原色である赤,緑,青の3色のLEDを挿入する穴を設けてLEDをそれぞれ,挿入したことを特徴とする請求項1記載の光学台である。
【0023】
本発明の光学台は図3,6に示すように光源に3色の赤LED15を中央,緑LED16を上方,青LED17を左方のL字状に配列しているため,3色のLEDの像の配列が赤LEDの像91が中央,緑LEDの像92が下方,青LEDの像93が右方であることを確認することで,像の上下左右が反転していることを明確に判断することができる。そのために光源を物体の代わりにすることができ,十字スリット板の物体がなくても実験が可能になる。
【0024】
また,光源の3色を光の3原色である赤,緑,青にすることで,これらの色を重ね合わせた際,加法混色による色の重ね合わせの実験が可能になり,3色の光度を調整して,混ぜ合わせると様々な色を発色させることができる。本光学台では,白色を発色させるために,各LEDの光度を調整し固定抵抗18をつけてある。また,4カ所目の穴を右下方向にあけ,中央の赤LED15をこの穴に挿入することで3色のうちのどの2色の混ぜ合わせも観察可能にする。
【0025】
本発明の請求項3の光学台を図1,2に示すものである。図1,2に示すように,光源ユニット10の高さや幅に対しレンズユニット20を,レンズユニット20に対しスクリーンユニット30を少しずつ小さくする請求項1または2記載の光学台である。これは光源ユニット10の高さや幅に対しレンズユニット20を光源ユニット側底板11の厚さ分だけ小さくし,レンズユニット20の高さや幅に対しスクリーンユニット30をレンズユニット側底板21の分だけ小さくすることで,各ユニット間の段差をなくしてスムーズな取り扱いを可能にし,上のユニットが下のユニット内にコンパクトに収まるようにし収納性を向上させていることを特徴とする請求項1または2記載の光学台である。
【0026】
本発明の請求項4の光学台は,光源ユニット10,レンズユニット20,スクリーンユニット30を形成する断面L字状で所要の長さに延びる側底板が透明アクリル板であることを特徴とする請求項1,2,または3記載の光学台である。これは本体にアクリル板を利用することで,切断,折り曲げ,接着などの加工が容易で割れにくい。また,表面に傷が付きにくく滑らかなスライドを可能にする。
【0027】
また,本体のアクリル板を透明にすることで,実験の際に各方向からの観察を可能にし,後述する「光の進み方シート」(図12)の上に本発明の光学台を重ねることによって,「光の進み方シート」を透過させて使用することを可能にする。
【0028】
請求項5の発明は,光学台の光源とレンズを用いてスクリーンユニットに光電池をつけ光通信を可能にすることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の光学台である。これは図7に示すように,各LED15,16,17と電源41の接続部分に並列に送信側ラジカセ42のイヤホン端子から送られた音声の電気信号を加える。このことにより光学台のLEDをわずかに点滅させ,この時の光源ユニット10とレンズユニット20を光通信の発信ユニット40にすることを可能にする。また,光源ユニットとレンズユニットの距離を調整することによりLEDの光の拡散を抑え,数メートルの距離までの通信を可能にする。
【0029】
図8に示すようにスクリーンユニット側底板31の外側に光電池51を取り付け受信ユニット50とする。また,光電池からの配線を受信側ラジカセ52のマイク端子につなぐことで,光電池が受信した光の点滅信号を電気信号に変換し,さらにこれを音声信号に変換することができる。受光部は光電池以外にフォトダイードなども考えられる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の実施の形態を実施例にもとづき図面により説明する。
図1は本発明における光学台本体の斜視図である。各ユニットは,L字状をしており,必要な長さに延びる透明のアクリル板で作られている。L字状にし,各固定部12,22,32を設けることで,光源15,16,17,シートレンズ23,スクリーン33を安全に固定し,各ユニットのスライドをスムーズにしている。また,光軸を安定させ,また光源ユニット側底板11とレンズユニット側底板21の奥にメジャー14,25をつけることで,それぞれのユニット間距離の測定を容易にしている。
【0031】
また,光源ユニット10の上にレンズユニット20,スクリーンユニット30を順に載せ,スライドさせることで,凸レンズの焦点距離の4倍必要な本体の長さを半分の長さに抑えることを可能にする。また,図1,2に示すように,それぞれ上に載せるユニットの高さと幅を少しずつ小さくすることで,各ユニット間の段差をなくしてスムーズな取り扱いを可能にし,収納性を向上させている。
【0032】
図3には光源ユニット10の拡大図を示す。光源ユニットにはそのL字状の光源ユニット側底板11の一端に光源取り付け板固定部12と光源取り付け板13がつけられている。そして,この光源取り付け板にLED挿入用の穴がL字状の中央,上方,左方に設けられ,光の3原色である赤,緑,青のLED15,16,17 が挿入されている。3色の光源をL字状に配置することで,像の上下左右の状態が光源の配置とどのように違っているかを正確に判断できる。
【0033】
光源のLEDは取り外すことが可能なので,運搬の際には全てを取り外してコンパクトにまとめることができる。また,各LEDの配置を自由に変えることができる。本光学台では,後述する「光の進み方シート」(図12)を用いた作図につなげる学習や,光通信の効率化のために,光源取り付け板の中央に赤LED15,上方に緑LED16,左方に青LED17を挿入する。
【0034】
また,右下方向に4カ所目の穴をあけておく。これは,光の色の重ね合わせの際,各2色ごとの重ね合わせも観察可能にするために,中央に付けた赤LED15の移動用の穴としてある。
【0035】
また,この3色のLEDには,光の色の重ね合わせによる「加法混色の原理」へ発展させる電流調整のために,51Ωカーボン抵抗18を取り付けている。このことによりLEDへの電流を調整し,過剰電流によるLEDの故障防止と3色の重ね合わせによる白色の発色を可能にする。
【0036】
各LEDの端子には絶縁チューブ19を通して,端子の折れ曲がりと各端子間の接触を防いでいる。また,この3色のLEDを点灯させる際の電圧は,LEDの最大定格電流の範囲内で,できるだけ明るい光度を確保するために,単3乾電池3個の直列接続41で4.5V以下にしている。
【0037】
図4には,レンズユニットの拡大図を示しており,光源ユニットと同様なL字状の構造をしている。ただし,レンズユニット側底板21の底面右端の外側にレンズユニット安定板24を貼り付けることで,レンズユニットを光源ユニット状でスライドさせた際に,レンズユニットが下方に傾いて光軸がずれることを防いでいる。また,後述する「光の進み方シート」上で使用する際は,本光学台を前方に90度倒して使用するので,その際の光軸のずれを防ぐために側面外側にも安定板を付けている。
【0038】
レンズにシートレンズ23を用いることにより,本体の全長を30cmまで短くし,また重量も一般的なガラスレンズやプラスチックレンズに比べて軽くすることができ,収納時の小型化も可能にしている。
【0039】
図5には,スクリーンユニット30の拡大図を示しており,光源ユニット,レンズユニットと同様なL字状の構造をしている。スクリーン33には,トレーシングペーパーを用い,前方後方の両側からの観察を可能にしている。また,5mmの方眼を記入することにより,LEDの像の間隔を確認しやすくしている。
【0040】
本光学台では光源を物体として扱うため十字スリット板の物体を必要としないが,光源の前に物体を置いた実験をする際には,図13に示す物体シートを光源ユニット10の光源取り付け板固定部12に挿入し,その時に像のできる位置と像の上下左右の位置関係を確認することで実験を行うことを可能にしている。
【0041】
図7には,光通信の際の発信ユニット40と配線を示している。光通信をする際には,送信側ラジカセ42からの音声による電気信号を,電源41と各LED15,16,17の接続部分に並列に接続し,電気信号を各LEDの点滅信号に変換する。この光をレンズによって収束させ,数メートル離れた受信ユニット50に効率よく送ることができる。
【0042】
図8には,光通信の際の受信ユニットを示している。送信ユニットからのLEDの点滅信号を,光電池51で電気信号に変換し,受信側ラジカセ52で再び音声信号に変換することができる。受信ユニット50は,スクリーンユニット30を倒し,スクリーンユニット側底板31に光電池51を貼り付けて使用する。このとき,3色の中でも,赤LED15の感度が最も良いために,赤LEDの像91を光電池51に当てるようにする。
【0043】
図9に示すように,LEDから出た光をスクリーンに映す前に分光シート61を貼り付けた分光シートユニット60や回折格子レプリカを貼り付けた回折格子レプリカユニットなどを置くことによって,スクリーンにLED光の干渉のようすを映すことができる。
【0044】
以下,本発明の実施例を述べる。ただし本実施例は,本願発明用の請求項を限定するものではない。
【実施例】
1 製作方法
本体の製作には,厚さ2mmの透明アクリル板;光源ユニット側底板11;90×300mm,光源取り付け板固定部12;86×20mm,光源取り付け板13;47×47mm(LEDを挿入するために直径4.9mmの穴を1cm間隔で中央・上方・左方の3カ所に,右下方向には,中央から右5mm下5mmの位置に1カ所あけておく。),レンズユニット側底板21;86×300mm,シートレンズ固定部22;82×20mm,レンズユニット安定板24;20×20mm,スクリーンユニット側底板31;82×60mm,スクリーン固定部32;78×20mmを準備し,各側底板と固定部は中央を90度に折り曲げ,接着剤で固定する。各側底板と固定部を接着したものに,光源取り付け板13,シートレンズ23,スクリーン33を貼り付ける。これらの接着にはアクリル用接着剤である塩化メチレンを用いる。
【0045】
光源ユニット側底板11と,レンズユニット側底板21の底面奥には30cm物差しをコピーした紙製メジャー14,25を糊で貼り付ける。
【0046】
LEDは赤15;波長626nm,光度375mcd,緑16;522nm,2271mcd,青17;469nm,570mcd,直径5mmの物を用いる。光の色の重ね合わせの際に白色を発色させるように電流値を変えながら調整し,各LEDに51Ω1/4Wのカーボン抵抗18を加えることにする。抵抗はLEDの端子にはんだ付けし(5秒以内),端子の折れ曲がりや,接触防止のために絶縁チューブ19を通して約20cmの導線(+側に赤,−側に黒)をはんだ付けし,赤黒3本ずつを束ねておく。
【0047】
図10に示すように,各LEDに加える電圧と電流の関係から,電源には各LEDの最大定格電流が50mA であるため,これ以内で,できるだけ明るい光度を確保するために,単3乾電池3個を直列接続した電圧を4.5V以下で使用する。
【0048】
このLEDの赤15を中央,緑16を上方,青17を左方の穴に挿入する。右下の穴には,後述する,光の色の重ね合わせで3色のうちの各2色ごとの重ね合わせを観察する際に赤15を挿入する。
【0049】
シートレンズ23には焦点距離約9cmの凸レンズを使用し,そのことで本体の全長を30cmまで短くする。スクリーン33にはパソコンで,5mm間隔の方眼を記入したトレーシングペーパーを貼り付ける。
【0050】
2 「カメラの原理」の実験での使用
図11に示すように「カメラの原理」によって風景の像をスクリーンに投影させることにより,風景が簡単に映し出されることを実験し,このときのレンズユニット20のメジャー25からレンズとスクリーン間の距離を測定し,シートレンズの焦点距離を求めさせる。
【0051】
3 光学実験での使用
LEDに電源をつなげる際に発光ダイオードの特性を説明し,電流の流れ方の話をする。また,逆接続をするとLEDが点灯しないことから,電流には流れる向きがあることを体感させることができる。また,LEDには白熱電球に比べて省電力効果があるため,環境学習にも発展させることができる。
【0052】
図6に示すようにLEDの像が明確に映ったときの,各LEDの間隔(10mm)とスクリーンの目盛り線の間隔(5mm)により,物体と像の大きさを比較することができる。また,このLEDの像の色により,光源と像の上下左右が逆転していることを判断できる。ただし,色の違いによる識別が難しい生徒の場合は,LEDの光度は白色を発生させるために,表1で示すように,赤:緑:青が2:4:1に近い状態になっているため,LEDの光の強さによる判断も可能にしている。
【0053】
【表1】
Figure 2004239993
【0054】
図11に示す「カメラの原理」で求めた焦点距離をもとに,その焦点距離の2倍の位置に光源とレンズをあわせた場合(ア)に,像がどの位置にできるかをスクリーンを移動させて実験する。ただし,色による屈折率の差がわずかにあるため,観察する色を一色に決めて実験を進めると効果が高い。
【0055】
この実験で,LEDの像がスクリーンにできるかどうか,像の上下左右が反転しているかどうかによって,「実像」「虚像」「倒立」「正立」などの基本語句を理解させる。
【0056】
次に,光源とレンズの位置を焦点距離の2倍よりも遠くにしたとき(イ)と,光源とレンズの位置を焦点距離の2倍と焦点距離の間にしたとき(ウ)で,レンズとスクリーンの距離がどう変化するかを光源ユニット10とレンズユニット20のメジャー14,25で測定させる。そのときの像の大きさと上下左右の位置関係も同じように確認させる。
【0057】
次に光源とレンズの位置を焦点距離よりも内側にしたとき(エ),スクリーン33に像ができるかどうかを確認させ,像ができないときにスクリーンを取り除いて虚像を観察させ,虚像の大きさと上下左右の向きも確認させる。
【0058】
図13に示す物体シートを用いる場合は,光源ユニットの光源取り付け板固定部12の中に物体シートを挿入する。物体シートは今回は矢印の十字95と人の象形文字96をパソコンの図形ソフトで作って,OHPシートにプリントアウトしているが,それ以外にも自由にパソコンで描くことによって作ることが可能である。また,物体シートの両端を90度折り曲げているので自立させることが可能で,物体シートと光源の距離を変えることができる。
【0059】
「光の進み方シート」(図12)は,このシート上で本発明の光学台を重ねて実験を行い,実験による光の進み方と作図で求めた光の進み方が一致することを確かめさせるためのシートである。このシートを用いた作図の際に,緑LED16が図の上方に位置するようにするため,上の穴に緑LED16を配置した。また,後述する光通信では,赤の波長領域が最も感度が高いため赤LED15を中央の穴に配置した。
【0060】
次に,「光の進み方シート」(図12)の上に本発明の光学台を置いて前方へ90度倒す。このことにより光源ユニット10とレンズユニット20のメジャー14,25が手前の側面になり,下の「光の進み方シート」が見やすくなる。また,本来の底面が手前の側面になることで,真上から観察することを促す役割をもつ。
【0061】
赤LED15が光軸の中心になるように本発明の光学台を「光の進み方シートの上に置いたときに緑LED16の位置と,その時の赤LEDの像91と緑LEDの像92の位置や大きさが,「光の進み方シート」の作図によって求めた像の位置や大きさと一致することを確認させる。
【0062】
前記の操作を,先に行った実験の(ア)〜(エ)のそれぞれの場合でも確認させ,「光の進み方シート」の作図と光学台による光の進み方が一致していることに気づかせる。そして,次に各自で実際に作図をする操作へとつなげる。
【0063】
4 光の色の重ね合わせ実験での使用
これらの実験終了後,焦点をずらした際に白色が発色することを確認させる。このことで,光の3原色が混ざり合うと白になり,テレビなどの日常の電気製品などにもこの技術が多く使われていることや,白色の重ね合わせが波長だけでなく,目の網膜や視神経のはたらきにもよることなどの色の重ね合わせへと発展させる。
【0064】
この時の3色の重ね合わせをより見やすくするために中央の赤LED15をはずし右下の穴に挿入するとそれぞれの2色ごとの重ね合わせも観察が可能になる。さらに,51Ωカーボン抵抗18に可変抵抗を加えると,全ての色を発色させることも可能になる。また,色の美しさも感じさせ,感性を刺激することができる。
【0065】
5 光通信の実験での使用
送信側ラジカセ42の音声を一度聞かせ,イヤホンプラグをこのイヤホン端子につなぐことでこの音を消す。図7に示すようにイヤホンプラグからの導線をLEDと電源41の接続点に並列に接続する。この時イヤホンに送られた電気信号により,LEDをわずかに点滅させることで音声信号を光の点滅信号に変え,発信させることができる。
【0066】
図7,8のようにLEDの光をレンズで集めることにより,数メートル離れた受信ユニット50の光電池51に当てることで,LEDの光の点滅信号を電気信号に変換し,この電気信号を受信側ラジカセ52のマイク端子に接続することで音声に変換しスピーカーから音声を取り出すことができる。このとき,3色の中でも,赤LED15の感度が最も良いために,赤LEDの像91を光電池51に当てるようにする。
【0067】
6 焦点距離を求める実験での使用
像ができるときの光源とレンズの距離(a),レンズとスクリ−ンの距離(b)をそれぞれ測定することにより,1/a+1/b=1/fの公式よりレンズの焦点距離(f)を計算で求めることができる。
【0068】
7 光の干渉を観察する実験での使用
図9に示すようにレンズユニット20とスクリーンユニット30の間に,分光シートユニット60や回折格子レプリカユニットを置くことにより,光の干渉を観察することができる。
【0069】
【発明の効果】
本発明は,以上説明したように構成されているので,以下に記載されるような効果を奏する。
【0070】
本体にアクリル板をL字にしてスライドさせることにより,光軸のずれをなくして,全長を本来必要な長さの1/2程度にし,光源,レンズ,スクリーン間の距離もメジャーではっきりと把握できるようにする。また,光源,レンズ,スクリーンのスライドをなめらかにする。
【0071】
光源に光の3原色のLEDを取り付けることにより,色と光の強さにより物体と像の上下左右の反転などの位置関係が容易に判断できる。また高輝度のLEDを使っているので,日常の明るさの室内でも光学実験が可能となり,また,省電力効果が高まる。さらに色の重ね合わせの実験ができ,美しさにより感性を刺激しつつ,「加法混色の原理」に発展させることができる。
【0072】
レンズユニットを光源ユニットより,スクリーンユニットをレンズユニットより,各ユニット側底板の厚さだけ小さくすることで,各ユニット間の段差をなくし,取り扱い性と収納性を向上させることができる。
【0073】
アクリル板を透明にすることで全方向からの観察を容易にし,さらに「光の進み方シート」との重ね合わせによる観察も可能にする。
【0074】
光学台に光通信の機能を持たせることにより,光通信の原理を学習させるだけでなく,光分野の後で学習する,「音」「電気・磁気」の分野へのつながりをスムーズにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学台の斜視図である。
【図2】本発明の光学台を上から見た平面図である。
【図3】本発明の光学台の光源ユニットの斜視図である。
【図4】本発明の光学台のレンズユニットの斜視図である。
【図5】本発明の光学台のスクリーンユニットの斜視図である。
【図6】各LEDの位置と各像の位置が反転している様子を示す斜視図である。
【図7】光通信をする際の配線と,発信ユニットの斜視図である。
【図8】光通信の受信ユニットの斜視図である。
【図9】分光シートを置いて,光の干渉を観察する際の斜視図である。
【図10】各LEDにかかる電圧と電流の関係のグラフである。
【図11】本発明の光学台による「カメラの原理」の実験の際の斜視図である。
【図12】本発明の光学台の下に置く光の進み方シートである。
【図13】本発明の光学台に付ける物体シートである。
【図14】教科書にある最も簡易な光学台である。
【図15】教科書にあるレールをもつ光学台である。
【図16】教科書にある「カメラ型凸レンズ実験器」の各ユニットごとの斜視図である。
【符号の説明】
10 光源ユニット
11 光源ユニット側底板
12 光源取り付け板固定部
13 光源取り付け板
14 メジャー
15 赤LED
16 緑LED
17 青LED
18 51Ωカーボン抵抗
19 絶縁チューブ
20 レンズユニット
21 レンズユニット側底板
22 シートレンズ固定部
23 シートレンズ
24 レンズユニット安定板
25 メジャー
30 スクリーンユニット
31 スクリーンユニット側底板
32 スクリーン固定部
33 スクリーン
40 発信ユニット
41 電源(単3乾電池3個)
42 送信側ラジカセ
50 受信ユニット
51 光電池
52 受信側ラジカセ
60 分光シートユニット
61 分光シート
71 光源
72 物体
73 レンズ
74 スクリーン
75a メジャー
75b レール
81 物体
82 レンズ
83 スクリーン
84 メジャー
85 物体ユニット
86 レンズユニット
87 スクリーンユニット
91 赤LEDの像
92 緑LEDの像
93 青LEDの像
95 矢印の十字
96 人の象形文字

Claims (5)

  1. 1個または2個以上の発光ダイオード(以下LED)からなる光源を取り付けた光源ユニットと,レンズを取り付けたレンズユニットとスクリーンを取り付けたスクリーンユニットとからなり,各ユニットはそれぞれ,断面L字状で所要の長さに延びる透明の底面と片側面からなる側底板で形成され,それぞれ一端に前記光源と前記レンズ,前記スクリーンを取り付けてなると共に,前記光源ユニットに対し,前記レンズユニット及び前記スクリーンユニットは互いに重ねて長さ方向にスライド可能であることを特徴とする光学台。
  2. 前記光源ユニットの側底板の一端に光源取り付け板を取り付け,前記取り付け板に加法混色の3原色(以下光の3原色)である赤,緑,青の3色のLEDを挿入する穴を設けて前記LEDをそれぞれ,前記穴に挿入することを特徴とする請求項1記載の光学台。
  3. 請求項1または2記載の光学台であって,光源ユニットの高さや幅に対しレンズユニットを,レンズユニットの高さや幅に対しスクリーンユニットを少しずつ短くすることを特徴とする請求項1または2記載の光学台。
  4. 光源ユニット,レンズユニット,スクリーンユニットを形成する断面L字状で所要の長さに延びる側底板が透明アクリル板である請求項1,2または3記載の光学台。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の光学台にあって,スクリーンユニットに光電池を設けて光通信を可能とすることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の光学台。
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