JP2004239409A

JP2004239409A - Valve element removal device of butterfly valve, incrustation removal device usable after removal and replacement of valve element by using the device, and scale state verification device

Info

Publication number: JP2004239409A
Application number: JP2003031643A
Authority: JP
Inventors: Masakazu Yamamoto; 政和山本
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2003-02-07
Filing date: 2003-02-07
Publication date: 2004-08-26
Anticipated expiration: 2023-02-07
Also published as: JP4287165B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a valve element removal device capable of altering a butterfly valve to a ball valve by non-water failure, a device for removing incrustation from the inside of a tube through a thus installed ball type repair valve, and a device and a method for verifying the state of adhesion of scale to the inside of the tube. <P>SOLUTION: This valve element removal device comprises, as major parts, a guide member 15 installed on the upper part of the valve box 11 of a butterfly type repair valve 1 or the upper part of the valve box 62 of the ball type repair valve 61, a bar-like spindle 17 inserted into a guide member 15 so as to be moved forward and backward and to which forward/backward movement operation and rotating operation are applied thereto from the upper side, and a box-like case 25 disposed on the upper side of the guide member 15 and holding the operating mechanism part of the spindle 17. A cutting blade 19 is formed at the tip of the spindle 17. Also, the tip part of the spindle 17 is formed so that a holding member 55 holding a take-out auxiliary tool 59 fitted to the valve element of the butterfly type repair valve 1 can be installed thereto. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は主として、配水管の縦管に設けられたバタフライ式補修弁（バタフライ弁）をボール式補修弁（ボール弁）に取り換えるための装置と方法に関するものである。また、本発明は、そのようなボール式補修弁が設けられた縦管から、管内の状況を観察したり、管内の錆こぶや残留物などを除去したり、管内の錆などのスケール付着状況を確認測定可能な装置と方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
昭和５０年以前の消火栓は、バタフライ式の補修弁を介して設けられることが多かった。つまり、略水平に配置された配水管から垂直上方に延出する縦管の上部に、バタフライ式補修弁を介して消火栓が設けられていた。
このようなバタフライ式補修弁は、上下に貫通して管路が形成された弁箱と、この弁箱の管路を開閉する弁体とを備える。管路の上下方向中央部には、その内周側面が略球面状に形成されて、略球帯状部が形成されている。そして、その略球帯状部には、略円板状の弁体が配置されている。弁体は、直径方向両端部に配置された弁軸により、弁箱の略球帯状部に回動自在に保持されている。つまり、弁体は、弁軸まわりに回動可能とされ、水平状態では管路を閉塞する一方、水平状態から傾けることで、管路を開くことが可能とされている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、バタフライ式補修弁は、開閉ハンドルが堅くなり、開閉が困難になり易かった。また、バタフライ式補修弁の弁体の状況によっては、漏水が起きる場合もあった。このような場合、バタフライ式補修弁を新たな補修弁に交換する必要があるが、現状では不断水では取り換えができない。従って、断水して取り換えるか、消火栓ボックスを取り外し凍結法で取り換えるしかなかった。しかし、時間がかかるだけでなく、土木工事をするので、交通規制や断水などで、周辺住民に迷惑がかかり、コストも大幅に要するものであった。
【０００４】
また、本件出願人が国際出願（ＰＣＴ／ＪＰ０２／０５０８９）で既に提案したように、縦管部から管内に流量計や内視鏡を挿入して、管内状況を不断水で調査しようとした場合には、バタフライ式補修弁ではその管路の中央を横断して弁軸が設けられ、その弁軸まわりに弁体が回転するので、前記各種調査機器が挿入できなかった。それ故、バタフライ式補修弁をボール式補修弁に切り換えできれば好適であるが、そのような工事を不断水で行うことはできなかった。
【０００５】
ところで、配水管などに地下式消火栓などが設置されている場所では、配水管までの縦管部の管内に、錆こぶ・錆が発生してしまう。そして、それらが原因で、消火時の放水障害や、赤水の放水が起こるおそれがあった。また、消火活動時以外の通常時にも、配水管を介して水道水に、赤水や浮遊物が出るおそれがあった。
【０００６】
そこで、管内から錆こぶ、残留物や浮遊物を除去できれば好適である。ところが、不断水で錆こぶなどの除去を行うことは知られていない。洗管という形で、消火栓からホースをとって水を放水して、管底部の残留物や錆こぶ、或いは縦管についた錆こぶを除去しようとする試みはあるが、ほとんど除去できないのが現状である。また、錆こぶなどを管外へ除去するには、どこから作業し、いかに管壁から錆などを除去するかという問題だけでなく、その除去した錆こぶなどをいかに管外へ排出できるかが重要であり、それを解決した技術は知られていない。
【０００７】
また、配水管などの管内に錆などのスケールが付着した場合に、スケールの付着状況により、管の内径が変わって送水可能流量が変化することになる。従って、管内のスケール付着状況を把握可能とすることは、きわめて有用といえる。しかも、単にスケール付着状況を見るだけでなく、数値などで客観的に把握可能とすれば一層有用である。ところが、従来、そのような管内のスケール付着状況の把握や測定は、そもそも行われていない。
【０００８】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、バタフライ式補修弁を不断水でボール式補修弁に切り換えるための装置、その装置を用いた弁の補修弁切換（取換）方法を提供することにある。そして、そのようにして設けたボール式補修弁を介して、管内から錆こぶを除去するための装置、管内のスケール付着状況確認のための装置や方法を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の弁体除去装置は、弁箱を貫通する管路を開閉可能に、弁体がその弁軸まわりに回転可能とされたバタフライ弁から、前記弁体を除去する装置であって、下記（Ａ）から（Ｃ）の構成要件を備えることを特徴とする。
（Ａ）外部に対して水密状態を維持可能に、且つ、弁箱の管路と連続的に中空部を配置して、バタフライ弁の弁箱に着脱可能に取り付けられる案内部材。（なお、案内部材の弁箱への取り付けは、直接的に行ってもよいし、ボール弁などを介して間接的に行ってもよい。）
（Ｂ）案内部材の中空部に沿って進退可能に設けられる主軸。
（Ｃ）主軸の先端部に設けられ、バタフライ弁の弁箱の管路を拡径、及び／又は、弁軸を切断可能とされた切刃。
【００１０】
また、本発明の弁体除去装置は、好ましくは上記構成に加えて、バタフライ弁をボール弁に取り換えるために、前記案内部材は、ボール弁を介してバタフライ弁に接続可能とされる。前記案内部材は、バタフライ弁又はボール弁のフランジに着脱可能とされる筒状とされる。前記主軸は、この筒状の案内部材に沿って進退可能で、その外周部を水密状態で案内部材から延出して設けられ、その延出部側から前記進退操作されると共に、前記切刃の駆動力を与えられる。主軸の先端部には、前記弁体を保持する保持部材が設けられることを特徴とする。
【００１１】
さらに好ましくは上記構成に加えて、前記保持部材は、前記弁体に設けられる取出し補助具を介して弁体を保持可能とされ、この取出し補助具は、下端部が弁体に螺合、係合又は溶接される一方、上端部が前記保持部材への保持部とされたことを特徴とする弁体除去装置である。
【００１２】
また、本発明のバタフライ弁の弁体除去方法は、弁箱を貫通する管路を開閉可能に、弁体がその弁軸まわりに回転可能とされたバタフライ弁から、前記弁体を除去する方法であって、（Ａ）前記バタフライ弁の弁箱上部の管路を拡径し、（Ｂ）この拡径した加工部を塗装し、（Ｃ）バタフライ弁の弁体を保持しつつ、その弁体を回転保持する弁軸を切断し、（Ｄ）前記保持した弁体を弁箱から除去することを特徴とする。
【００１３】
また、本発明の弁体取換方法は、弁箱を貫通する管路を開閉可能に、弁体がその弁軸まわりに回転可能とされたバタフライ弁から、前記弁体除去装置を用いて、前記弁体を除去してバタフライ弁をボール弁に取り換える方法であって、（Ａ）バタフライ弁を閉じた状態で、バタフライ弁の弁箱上部に取り付けた前記弁体除去装置により、弁箱上部の管路を拡径し、（Ｂ）前記弁体除去装置を取り外し、バタフライ弁の弁体に螺合、係合又は溶接して取出し補助具を取り付け、（Ｃ）前記拡径した加工部を塗装し、（Ｄ）バタフライ弁の弁箱上部にボール弁を取り付け、（Ｅ）このボール弁を開いた状態で、ボール弁の弁箱上部に取り付けた前記弁体除去装置により、その主軸先端部で取出し補助具を保持しつつ、バタフライ弁の弁軸を切断し、（Ｆ）主軸と共に弁体を引き上げて、ボール弁を閉じた後、弁体除去装置を取り外すことを特徴とする。
【００１４】
また、本発明の錆こぶ除去装置は、配水管の縦管部の内周部、又は縦管部に対応した配水管の管底部から、錆こぶ、残留物又は浮遊物を除去する錆こぶ除去装置であって、下記構成要件（Ａ）から（Ｄ）を備えることを特徴とする。
（Ａ）配水管の縦管部に設けられる略筒状の案内部材。
（Ｂ）この案内部材の上部において、略球状面を介して水密状態に回動自在に保持される自在弁。
（Ｃ）この自在弁に対し外周部を水密状態に設けられ、上下方向に進退可能に貫通する略筒状の案内棒。
（Ｄ）この案内棒の先端部に設けられ、縦管部の前記管底部又は内周部の錆こぶを削り落とすスクレーパを有し、このスクレーパで切除された錆こぶを案内棒の中空穴を介して外部へ排出するための開口部が形成された除去ヘッド。
【００１５】
また、本発明の錆こぶ除去装置は、好ましくは上記構成に加えて、前記案内部材は、上部開口部に略球帯状面を設けられている。前記自在弁は、この略球帯状面に回動自在に保持される略球面状の側壁を備えている。この自在弁には、前記案内棒と平行にカメラケーブル（棒状も可）も水密状態に進退可能に設けられている。このカメラケーブルの先端部には、管内の状況を観察するためのカメラヘッドが設けられている。案内棒の先端部には、縦管部の内周用の第１除去ヘッドと、縦管部の管底用の第２除去ヘッドのいずれかが択一的に着脱可能に取り付けられることを特徴とする。
【００１６】
そして、前記第１除去ヘッドは、案内棒の先端部にネジにて着脱可能とされた略短筒状とされ、その周側壁下端部には周方向複数箇所において、下方に向けて脚部が延出されており、その脚部の下端部には下向き凸の略球面状の円板が径方向外側に張り出して設けられており、その円板の径方向外側の端部がスクレーパとされていることを特徴とする上記錆こぶ除去装置である。
【００１７】
或いは、前記第２除去ヘッドは、案内棒の先端部にネジにて着脱可能とされた略短筒状とされ、その周側壁下端部には周方向複数箇所において、下方に向けて脚部が延出されており、その脚部の下端部がスクレーパとされていることを特徴とする前記錆こぶ除去装置である。
【００１８】
また、本発明の錆こぶ除去方法は、配水管の縦管にバタフライ式補修弁を介して消火栓が取り付けられた既設部に適用される。前記弁体取換方法を用いて、既設のバタフライ式補修弁の弁箱上部に新たにボール式補修弁を取り付けると共に、バタフライ式補修弁の弁体を取り外して、補修弁をバタフライ式からボール式に変更する。ボール式補修弁又はその上部に取り付けられたボール式消火栓から、前記錆こぶ除去装置を用いて、縦管内面又は配水管内面の錆こぶの除去がなされることを特徴とする。
【００１９】
また、本発明は、配水管の縦管部から管内のスケール付着状況を確認するためのスケール状況確認装置であって、下記構成要件（Ａ）から（Ｃ）を備えることを特徴とする。
（Ａ）配水管の縦管部に設けられる略筒状の案内部材。
（Ｂ）この案内部材に対し水密状態に進退可能とされる主軸。
（Ｃ）この主軸の下端部から主軸に対し略垂直に配置される寸法取り横棒。
【００２０】
或いは、本発明は、配水管の縦管部から管内のスケール付着状況を確認するためのスケール状況確認装置であって、下記構成要件（Ａ）から（Ｄ）を備え、寸法取り横棒は、主軸に対し従軸を上方へ相対移動させて、主軸に沿って収容することで縦管内を移動可能とされる一方、主軸に対し従軸を下方へ相対移動させて、主軸に対し垂直で且つ縦管の内周部より先端部を外方へ拡張可能とされたことを特徴とする。
（Ａ）配水管の縦管部に設けられる略筒状の案内部材。
（Ｂ）この案内部材に対し水密状態に進退可能とされる主軸。
（Ｃ）この主軸の下端部に回転自在に保持される寸法取り横棒。
（Ｄ）先端部で寸法取り横棒の脱落を防止して保持する一方、前記主軸と略平行に案内部材に対し水密状態に進退可能とされた従軸。
【００２１】
そして好ましくは上記構成に加えて、前記案内部材には、カメラケーブルも水密状態に進退可能に設けられており、このカメラケーブルの先端部には、管内の状況を観察するためのカメラヘッドが設けられていることを特徴とするスケール状況確認装置である。
【００２２】
そして、本発明のスケール状況確認方法は、上記いずれかに記載のスケール状況確認装置を用いたスケール状況確認方法であって、主軸若しくは寸法取り横棒の配水管内面下部への当接位置と、寸法取り横棒の配水管内面上部への当接位置とから、配水管内面のスケール付着状況の確認をすることを特徴とする。
【００２３】
或いは、本発明のスケール状況確認方法は、上記いずれかに記載のスケール状況確認装置を用いたスケール状況確認方法であって、主軸又は従軸まわりに寸法取り横棒を回転させて、配水管内面の左右部に当接してその振れ角度から、配水管内面のスケール付着状況の確認をすることを特徴とする。
【００２４】
或いは、本発明のスケール状況確認方法は、配水管の縦管にバタフライ式補修弁を介して消火栓が取り付けられた既設部に適用され、上記弁体取換方法を用いて、既設のバタフライ式補修弁の弁箱上部に新たにボール式補修弁を取り付けると共に、バタフライ式補修弁の弁体を取り外して、補修弁をバタフライ式からボール式に変更し、ボール式補修弁又はその上部に取り付けられたボール式消火栓から、前記スケール状況確認装置を用いて、配水管内面のスケール状況の確認がなされることを特徴とする。
【００２５】
そして一層好ましくは、前記錆こぶ除去方法の施工前又は施工後に、前記スケール状況確認方法にて、配水管内部のスケール状況の確認がなされることを特徴とするスケール状況確認方法である。
【００２６】
【発明の実施の形態】
以下、既設のバタフライ式補修弁をボール式に切り換えるために使用されるバタフライ弁の弁体除去装置、それを用いてのボール弁への切換方法、ボール弁への切換後に主として使用される錆こぶ除去装置及びスケール状況確認装置や、それら装置を用いた施工方法について、実施例に基づき順次詳細に説明する。なお、錆こぶの除去や、スケール付着状況の確認のための装置や方法は、本発明により切り換えたボール式補修弁に限らず、その補修弁に取り付けられたボール式消火栓や、既設のボール式消火栓など、各種ボール弁などを介しても使用可能な構成である。
【００２７】
まず、本発明の弁体除去装置及びその装置を用いた不断水での弁体除去取換方法について説明する。
図１は、本実施例の弁体除去装置の使用状態を示す概略断面図である。
【００２８】
本実施例の弁体除去装置は、既設のバタフライ式補修弁１をボール式補修弁６１（図５）に切り換えるためのものである。図１に示すように、バタフライ式補修弁１は、配水管３の縦管５に接続されており、図示例では消火栓ボックス７内に配置されている。そこで、その既設のバタフライ式補修弁１の弁体９を除去すると共に、バタフライ式補修弁１の弁箱１１上部にボール式補修弁６１を新たに取り付けて（図５）、バタフライ式をボール式へ変更するのが本発明である。
【００２９】
バタフライ式補修弁１は、上下に貫通する管路を有した弁箱１１を備える。本実施例のバタフライ式補修弁１は、管路の上下方向中央部の周側面が略円弧状に径方向外側に膨出して、略球帯状面に形成されている（図３）。これにより、この略球帯状部から上方へ延出した管路の上部開口部１２は、やや狭まることになっている。
【００３０】
略球帯状部には、略円板状の弁体９が、管路を開閉可能に保持されている。つまり、弁体９はその直径方向両端部を、弁軸１３を介して管路の略球帯状部の内周部に回動自在に保持されている。従って、弁体９を水平（管路に対し垂直）にすれば、管路の上下部を仕切って弁を閉めることができる一方、弁軸１３まわりに回転させることで、上下部の連通が可能とされている。なお、上述したように、管路の上部開口部１２はやや狭まっているので、弁体９の径は、管路の上部開口部１２の径より僅かに大径とされている。
【００３１】
念のためバタフライ式補修弁１の一例について具体的に説明しておくと、図３に示すように、弁体９の上面には、その直径方向両端部に、上方へ突出して突出部１０が一体的に設けられている。そして、この突出部１０にはそれぞれ弁軸１３の一端部が設けられ、その弁軸１３の他端部は、弁箱１１の周側壁に保持されている。そして、弁体９は、弁軸１３まわりに回転可能である。しかも、本実施例では、片方の弁軸１３は、弁箱１１外部に設けられたハンドル（図示しない）に接続されており、このハンドルを操作することで、弁体を回転させて弁の開閉が可能とされている。
【００３２】
このようなバタフライ式補修弁１は、使用に伴って弁の開閉がかたくなる上、弁軸１３が管路の中央を横切るため管内調査（例えば内視鏡や流量計、錆こぶの除去用具、又は後述のスケール状況確認装置などの挿入）が困難である。そこで、管内調査を行おうとする際には、まずはバタフライ式補修弁１の弁体を取り外して、ボール式補修弁６１に取り換えることが必要となる（図５）。本実施例の弁体除去装置は、そのような状況において好適に使用される。なお、バタフライ式補修弁１は、上述したように弁箱１１管路の上部開口部１２がやや狭まっているため、単に弁軸１３を切断しても弁体９を取り出せない形式があるので、本実施例ではそれにも対応可能な構成としている。
【００３３】
本実施例の弁体除去装置は、バタフライ式補修弁１の弁箱１１上部、又はボール式補修弁６１の弁箱６２上部に取り付けられる案内部材１５と、案内部材１５に進退可能に差し込まれ上方から進退動作と回転動作が付加される棒状の主軸１７と、案内部材１５の上部に配置されて前記主軸１７の動作機構部を保持する箱状のケース２５とを主要部として備える。
【００３４】
案内部材１５は、略円筒状であり、その下端部にはフランジ部１５ａが形成されている。案内部材１５は、この下端部のフランジ部１５ａをバタフライ式補修弁１の弁箱１１上部のフランジ部１１ａにボルト１０１により取り付け可能とされている。また、後述するように、案内部材１５は、この下端部のフランジ部１５ａをボール式補修弁６１の弁箱６２上部のフランジ部６２ａにもボルト１０２により取り付け可能とされている。このように本実施例の案内部材１５は、バタフライ式補修弁１とボール式補修弁６１とに共通的に取り付け可能とされている。
【００３５】
案内部材１５の中央を上下方向に貫通する管路と、案内部材１５が取り付けられる補修弁１の管路とは同軸上に配置される。つまり、案内部材１５が補修弁１に接続された際には、補修弁１の管路と案内部材１５の管路とは、同軸上に配置され互いに連通する。なお、案内部材１５の管路の内径は、補修弁１の管路の上部開口部１２よりも、大径とされている。
【００３６】
案内部材１５の周側壁には、案内部材１５の内外を連通する排水口２１が形成されている。この排水口２１には、開閉弁２２を備えた排水ホース２３の一端部が接続されている。排水ホース２３の他端部には、受け具２４が設けられている。この受け具２４は、ストレーナとされ網目状に形成されており、水は外部に放出し、切り屑は内部に溜めるよう構成されている。なお、排水ホース２３は、パイプであってもよい。
【００３７】
案内部材１５の上部には、ケース２５の底壁２６が固定されている。このケース２５の底壁２６には、パッキン３１を収容したパッキンボックス３３が設けられている。
本実施例のパッキンボックス３３は、ケース２５の底壁２６の上面に一体的に設けられるパッキン収容部３４と、このパッキン収容部３４の上部に設けられるパッキン押え３５を備える。
パッキン収容部３４は、略円筒状であり、その内径は主軸１７より大径とされる。パッキン押え３５は、上方にフランジ部３５ａを有する一方、下方にボス部３５ｂを有した段付円筒状とされる。パッキン押え３５の中央の穴は、主軸１７より大径とされ、ボス部３５ｂの外径は、パッキン収容部３４の内径より小径とされる。また、パッキン押え３５のフランジ部３５ａの外径は、パッキン収容部３４の内径より大径とされる。
ケース底壁２６に設けられたパッキン収容部３４にパッキン３１が収容され、パッキン収容部３４の上部にパッキン押え３５が設けられる。この際、パッキン押え３４のボス部３５ｂは、パッキン収容部３４の中央の穴に差し込まれ、パッキン収容部３４に収容されたパッキン３１の上部を押さえつける。そして、パッキン押え３５のフランジ部３５ａからパッキン収容部３４の周側壁上端部にボルト１０６がねじ込まれてパッキン収容部３４にパッキン押え３５が固定される。
主軸１７は、このパッキン３１に通され、ケース底壁２６を貫通して上下方向に沿って設けられる。これにより、主軸１７は、その外周部を案内部材１５に対して水密状態を維持して、上下に進退可能とされる。
そして、その主軸１７は、ケース２５内に配置された送り装置３７により、基端側から上下動させられ、しかもその送り装置３７の上部から回転駆動可能とされている。
【００３８】
図２は、本実施例における送り装置部分の概略横断面図である。
送り装置３７の構成は、特に問わないが本実施例では、図２に示すように、ケース２５内の側壁２８に上下方向に沿って設けられるレール３８と、レール３８に沿って上下動可能な台座３９と、ケース２５の外へ設けられ台座３９の上下動を操作するハンドル４０などを備える。
【００３９】
主軸１７は、台座３９に回転可能に、且つ台座３９と共に上下動可能に保持されている。
ハンドル４０は、棒状のハンドル軸４１の一端部に設けられ、そのハンドル軸４１は、ケース２５に回動自在に保持されている。ハンドル軸４１の他端部には、ウォーム４２が設けられており、そのウォーム４２は、ウォーム歯車４３にかみ合わされており、そのウォーム歯車４３の回転力にて、ケース２５に保持された伝達軸４４が回転される。伝達軸４４には、ピニオンギア４５が設けられており、そのピニオンギア４５は、台座３９の上下方向に形成されたラック４６にかみ合わされている。
【００４０】
このような構成であるから、ハンドル４０を回転操作すると、ハンドル軸４１が回転し、ウォーム４２を介してウォーム歯車４３が回転する。そして、ウォーム歯車４３は、伝達軸４４を回転させ、ピニオンギア４５を回転させる。ピニオンギア４５は、台座３９のラック４６にかみ合っているので、結局、台座３９を上下動させることになる。そして、台座３９の上下動に伴って、主軸１７も上下動する。
【００４１】
主軸１７の基端部は、ケース２５の上壁２７から上方へ延出し、上下に配置された二つのベアリングに通されて回転自在に保持される。また、その上方においてプーリー４７が取り付けられる。また、ケース２５の上壁２７には、モータ４９が設けられており、モータ４９の回転軸５０には、プーリー５１が設けられている。主軸１７とモータ回転軸５０は、平行に配置されている。そして、各軸１７，５０に設けられたプーリー４７，５１が回転ベルト５２により連結されており、モータ４９の回転が主軸１７に伝達可能とされている。
【００４２】
モータ４９がケース２５の上壁２７に設けられていることで、仮にパッキンボックス３３から水が漏れて、ケース２５内に水が進入したとしても、水がモータ４９まで達することはなく、漏電することはない。なお、上述した主軸１７を回転および上下動させる駆動機構は、公知のフライス盤やボール盤などで用いられている各種機構を採用することができる。
【００４３】
主軸１７の先端部には、切刃１９が設けられている。本実施例の切刃１９は、円筒状部材の周側壁下端部が刃状に形成されたホールソー（ホルソー）とされている。本実施例では、前述したように、バタフライ式補修弁１は、弁体９の直径が弁箱１１の上部開口部１２の内径よりやや大きくなっているので、バタフライ式補修弁１の弁体９を上方へ取り外すには、弁箱１１の管路の上部開口部１２を拡径する必要がある。そのために、ホールソー１９の直径は、バタフライ式補修弁１の管路上端部１２の内径よりやや大きい径とされ、弁体９の外径と同じか若しくは若干大径とされている。なお、ホールソー１９は、主軸１７に対し交換可能に取り付けられる。
【００４４】
また、主軸１７の先端部には、後述する取出し補助具５９を保持する保持部材５５が取り付け可能とされている。本実施例の保持部材５５は、ホールソー１９の円筒状部の内部に配置される（図６参照）。なお、保持部材５５は、取出し補助具５９に対して相対回転可能であり、上下方向への取出し補助具５９の脱落を防止する形状であれば特に限定されない。例えば本実施例の保持部材５５は、主軸１７の先端部から下方へ延出し、その下端部において径方向内側への延出片を備えた断面略Ｌ字形状に形成されている。
【００４５】
また、主軸１７は、案内部材１５内およびケース２５内において、それぞれ軸保持部に通されることで、案内部材１５の中心に沿って配置される。本実施例では、案内部材１５内の軸保持部５７は、十字状の交差部に筒部材５８を設け、その筒部材５８の穴に主軸１７を進退可能に通す構造とされている。また、ケース２５内の軸保持部は、ケース内に配置された水平板２９に設けた円筒状の軸受部に主軸１７を通す構造とされている。
【００４６】
なお、主軸１７は、筒状の外軸内に棒状の内軸を相対回転可能に保持した二重軸としても構わない。その場合、少なくとも主軸の先端側において二重軸とし、内軸のみを回転可能とする一方、上下方向の移動は内外の筒を同時に行うようにする。パッキンボックスの部分において外軸は回転せず上下動のみを行うようにすることで、水密状態の維持が確実になされる。
【００４７】
次に、上述した弁体除去装置を用いた不断水での弁体除去交換方法について説明する。
通常、バタフライ式補修弁１は、消火栓の下に取り付けられている。そこで、まずバタフライ式補修弁１の漏れがないかを確認する。この確認の為に、バタフライ式補修弁１をそのハンドルを操作して閉め、消火栓を開く。この際、消火栓の口金より水が出てこなければ、バタフライ式補修弁１の漏水はないと判断できる。なお、ここで仮に漏水があった場合には、凍結工法を利用してバタフライ式補修弁、又はその下端部付近で止水すればよい。
【００４８】
バタフライ式補修弁１からの漏水がない場合には、消火栓をバタフライ式補修弁１から取り外す。そして、図１に示すように、バタフライ式補修弁１のフランジ部１１ａに案内部材１５のフランジ部１５ａを取り付け、ボルト１０１により固定する。
【００４９】
次に、モータ４９を回転駆動させて、主軸１７を回転させる。そして、送り装置３７のハンドル４０を回転させて主軸１７を下げていく。
図３は、弁体除去装置により弁箱の管路を拡径している状態を示す概略断面図である。
主軸１７を下げていくと、主軸１７の先端部に設けられたホールソー１９は、バタフライ式補修弁１の弁箱１１の上端面に当接する。そして、主軸１７をさらに下げていき、図３に示すように、弁軸１３の手前まで弁箱１１の管路を拡径するよう加工する。これにより、弁箱１１管路の上部開口部１２が拡径される。切削が完了した後、弁体除去装置をバタフライ式補修弁１から取り外し、切削により生じた切り屑を回収する。
【００５０】
次に、バタフライ式補修弁１の弁体９に取出し補助具５９を取り付ける。
図４は、バタフライ式補修弁の弁体に取出し補助具を取り付けた状態を示す概略断面図である。
本実施例では、取出し補助具５９は、金属製の略棒状であり、その上端部には、保持部材５５に係合可能な略板状の保持部５９ａが設けられている。なお、弁体９がステンレス製の場合には、取出し補助具５９の下端部は、溶接で弁体９に取り付けることができる。
一方、弁体９が砲金製などで溶接が有効でない場合には、取出し補助具５９の下端部をネジ棒状に形成し、弁体９又は弁体９に設けられた突出部１０にタップを立て、そのネジ穴に取出し補助具５９の下端部をねじ込むことで取り付けることができる。
さらに、取出し補助具５９の下端部をやじり状に形成し、弁体９側に設けた穴に係合するなどしてもよい。弁体９に穴を形成する際には、ホールソー１９の中央にドリルを配置して穴を形成するのが好ましい。
【００５１】
そして、溶接やタップを立てることで出た切り屑を回収し、弁箱１１上部の切削・拡径した加工部（１２）に、錆止めを主目的とし塗料や防錆材を塗布し、放置して乾かす。
図５は、弁体除去装置をバタフライ式補修弁の上部に設けられたボール式補修弁に取り付けた状態を示す概略断面図である。
塗料が乾いたなら、図５に示すように、バタフライ式補修弁１の上部に、ボール式補修弁６１をボルトで取り付ける。なお、ボール式補修弁６１は、開いた状態としておく。さらに、同図に示すように、バタフライ式補修弁１に取り付けたボール式補修弁６１の上部フランジ６２ａに、弁体除去装置をボルト１０２で固定する。
なお、図示例のボール式補修弁６１は、弁箱６２内に弁体６３が回転可能に保持されてなるものである。弁体６３は、略球状でその直径方向に貫通穴が形成されている。従って、弁箱６２の管路に沿って弁体６３の貫通穴を配置するよう回転すれば、弁箱６２の上下部を連通することができる。一方、弁箱の管路に対し垂直に貫通穴を配置するよう弁体６３を回転させることで、弁を閉じることができる。なお、貫通穴の径は、弁箱の管路とほぼ等しい。
【００５２】
次に、弁体９に接続された取出し補助具５９に、弁体除去装置の主軸１７の先端部に設けられた保持部材５５を係合させる。この係合は、取出し補助具５９を保持部材５５に係合させた後、その保持部材５５を主軸１７に取り付けてもよいし、主軸１７に予め設けておいた保持部材５５に、取出し補助具５９を係合させてもよい。特に、後者の場合、主軸１７を押し込むことで、その係合が自動でなされる構成が望ましい。
【００５３】
図６は、弁体除去装置により、弁軸を切断している状態を示す概略断面図である。
取出し補助具５９に保持部材５５を係合させた後、図６に示すように、主軸１７を回転させながら下方へ押し込み、バタフライ式補修弁１の弁体９の径方向両端部を保持する弁軸１３をそれぞれ切断する。この際、排水ホース２３の開閉弁２２を開いた状態としておく。弁軸１３が完全に切断されたなら、主軸１７を引き上げる。主軸１７を引き上げることで、弁体９も弁軸１３と共に引き上げられる。
【００５４】
ところで、弁体９が除去されることで、配水管３からの水は、案内部材１５内に進入してくるが、案内部材１５の上部は封止されているので、ケース２５内に水が噴出することはない。水は、案内部材１５の排水口２１を介して、外部へ放出されることになる。この際、弁軸１３を切断した際に生じた切り屑なども外部へ放出されることとなり、配水管３内に切り屑が流れ込んでしまうおそれはない。排水ホース２３を介して外部へ放出された切り屑を含む水は、排水ホース２３の先端に接続されたストレーナ２４内から放出されるが、切り屑はストレーナ２４内に溜めることができる。
【００５５】
図７は、除去した弁体を引き上げている状態を示す概略断面図である。
主軸１７の先端部がボール式補修弁６１の弁体より上方へ来たなら、切り屑が外部に排出されたことを確認して、図７に示すように、ボール式補修弁６１を閉じる。そして、ボール式補修弁６１から弁体除去装置を取り外し、ボール式補修弁６１の上部に急速空気弁付き消火栓などを取り付けるなどして、作業は完了である。
【００５６】
このようにして、バタフライ式補修弁１がボール式補修弁６１に切り換わったことにより、その補修弁を介して各種管内調査や錆こぶ除去などが可能となる。以下、それら作業に使用される装置と作業方法の一例について説明する。但し、前述したように、以下に述べる装置や方法は、上記実施例のようにしてバタフライ式から切り換えたボール式補修弁に限らず、各種のボール弁などを介しても使用可能な構成である。
【００５７】
次に、本発明の錆こぶ除去装置について、実施例に基づき説明する。
図８は、本発明の錆こぶ除去装置の一実施例を示す縦断面であり、ボール式補修弁に取り付けた状態を示している。
本実施例の装置は、不断水で配水管３の縦管５や、その縦管５に対応した配水管３の底部３ａに付着した錆こぶ等を除去するために使用される。
【００５８】
本実施例の錆こぶ除去装置は、ボール式補修弁６１に取り付けられる案内部材７１と、案内部材７１の上部に配置される自在弁７３と、この自在弁７３に対し水密状態に上下方向に進退可能に差し込まれる略筒状の案内棒８１と、同じく自在弁に水密状態で進退可能に差し込まれるカメラ８３とを備える。
案内部材７１は、略筒状であり、その下端部にはフランジ部７１ａが形成されている。
【００５９】
図９は、図８の一部を省略した拡大図であり、自在弁の部分と、案内棒の先端部の構造を示している。
この図に示すように、案内部材７１の中央貫通穴は、上端部において二段階に順次拡径されている。上側の拡径部は、大径のネジ穴７１ｂとされている。また、その下側の拡径部は、その内周壁が径方向外側へ略円弧状に膨出して形成されて、球帯状面７１ｃに形成されている。
【００６０】
自在弁７３は、案内部材７１の上部に、全方向に回動自在に保持される。そのために、自在弁７３は、略球状部を備えた形状とされている。本実施例の自在弁７３は、案内部材７１の球帯状面７１ｃに対応した球帯状の側壁を有する自在弁本体７４を備える。つまり、自在弁本体７４は、球体の上下部を水平に切除した形状である。
【００６１】
そして、自在弁本体７４の前記切除した上方の水平面には、略円柱状に上方へ突出して突出部７５が一体的に形成されている。この突出部７５の上端部７５ａは、若干拡径して形成されており、その拡径部７５ａの外周部にはネジが形成されている。
【００６２】
自在弁７３は、略球帯状の自在弁本体７４が、案内部材７１の球帯状面７１ｃに載せ置かれ保持される。そして、案内部材７１の上部開口部（前記大径穴）に自在弁押え７７が設けられることで、自在弁７３の脱落が防止される。なお、案内部材７１の球帯状面７１ｃには、パッキン７２が設けられており、自在弁７３は案内部材７１の上端部に対して水密状態に、回動自在に保持される。
【００６３】
自在弁押え７７は、上方にフランジ部７７ａを有する一方、下方にボス部７７ｂを有した円板状である。ボス部７７ｂの外周面には、ネジが形成されている。従って、自在弁押え７７は、そのボス部７７ｂを案内部材７１上端部のネジ穴７１ｂにねじ込んで固定することができる。それにより、案内部材７１からの自在弁７３の脱落が防止される。なお、自在弁押え７７のフランジ部７７ａは、案内部材７１の外径より若干大径とされる。
【００６４】
自在弁押え７７には、その中央に貫通穴７７ｃが形成されており、その貫通穴７７ｃを介して、自在弁７３の前記突出部７５が上方へ延出して配置される。自在弁押え７７の貫通穴７７ｃは、その内周面が略球帯状面に形成されている。そして、案内部材７１に自在弁押え７７が固定された状態では、両部材７１，７７の略球帯状面７１ｃ，７７ｃが連続的な円弧になるよう構成されている。そして、案内部材７１と自在弁押え７７による略球帯状面７１ｃ，７７ｃに、自在弁７３が脱落不能で回動自在に保持されることになる。つまり、自在弁７３は、案内部材７１および自在弁押え７７に球面により当接しているので全方向に回動可能とされ、さらに、案内部材７１に対してその外周部を水密状態に維持されている。
【００６５】
自在弁７３には、案内棒８１およびカメラケーブル（８４）が差し込まれる穴７３ａ，７３ｂが、左右に離間して上下方向に貫通して形成されている。そして、その各貫通穴７３ａ，７３ｂの上端部は、やや拡径されてパッキン８０が収容可能なパッキンボックス７８とされる。
【００６６】
自在弁７３の突出部７５の上端部７５ａ（パッキンボックス７８）には、パッキン押え８７が設けられる。パッキン押え８７は、上パッキン押え８９と下パッキン押え９１とからなる。
下パッキン押え９１は、中央に段付穴が形成された円板状である。この段付穴は、下方が大径穴９１ａとされ、上方が小径穴９１ｂとされる。大径穴９１ａは、自在弁７３の突出部上部７５ａの外径に対応したネジ穴とされる。よって、下パッキン押え９１は、その大径穴９１ａを自在弁７３の突出部上部７５ａにねじ込まれて固定される。一方、下パッキン押え９１の小径穴９１ｂは、突出部７５の上端部７５ａの外径よりやや小径とされる。
【００６７】
上パッキン押え８９は、略円板形状であり、その中央には、自在弁７３の穴７３ａ，７３ｂに対応した位置に、上下方向に貫通して案内棒８１及びカメラケーブル（８４）が差し込み可能な穴８９ａ，８９ｂが形成されている。さらに、上パッキン押え８９の下端面には、その各穴８９ａ，８９ｂに対応して、下方へ突出して短円筒状部９０，９０が形成されている。この短円筒状部９０，９０は、パッキンボックス７８の穴に差し込み可能な外径とされている。
【００６８】
下パッキン押え９１は、突出部上部７５ａ（パッキンボックス７８）にねじ込まれて取り付けられ、この下パッキン押え９１に上パッキン押え８９が上方から重ね合わされてボルト１０３により下パッキン押え９１に固定される。この際、上パッキン押え８９の下端面に形成された短円筒状部９０，９０は、パッキンボックス７８に収容されたパッキン８０を上方から押さえつけることになる。
【００６９】
そして、カメラ８３および案内棒８１は、上パッキン押え８９の貫通穴８９ａ，８９ｂや自在弁７３の貫通穴７３ａ，７３ｂを介して、案内部材７１内に上下動可能に差し込まれる。なお、図８に示すように、カメラケーブル（８４）および案内棒８１は、その上部においてハンドル９２に通されて保持されている。なお、図８において、符号９３は、安全鎖である。
【００７０】
カメラ８３は、カメラケーブル８４とその先端部に取り付けられたカメラヘッド８５を備える。カメラケーブル８４は、パッキンボックス７８に収容されたパッキン８０により水密状態で且つ上下方向に進退可能とされている。また、カメラケーブル８４の基端部は、モニター或いは録画機器などに接続されている。
【００７１】
案内棒８１は、略円筒状の細長い棒材であり、カメラケーブル８４と同様にパッキンボックス７８に収容されたパッキン８０によりその外周部を水密状態とされ、且つ上下方向に進退可能とされている。案内棒８１の先端部８１ａには、ネジが形成されており、上部には、案内棒８１の中空部を開閉可能なバルブ８２が設けられている。案内棒８１は、その先端部８１ａに除去ヘッドが取り付けられる。
【００７２】
除去ヘッドは、案内棒８１の先端部８１ａにねじ込まれて着脱可能に取り付けられる。
本実施例では、縦管部５に付着した錆こぶ等を除去するために使用される第１除去ヘッド９５、又は、縦管部５に対応した配水管３の底部３ａに付着した錆こぶ等を除去するために使用される第２除去ヘッド９９のいずれかが、案内棒８１の先端部８１ａに着脱可能に取り付けられる。
【００７３】
図８及び図９に示すように、第１除去ヘッド９５は、略円筒状であり、その上端部が案内棒８１の先端部８１ａにねじ込まれて取り付けられる。この際、第１除去ヘッド９５と案内棒８１の各中空部は、連通している。また、本実施例では、第１除去ヘッド９５を介して、その外周部から径方向内側に向けて止めネジ９４をねじ込み、その先端部を案内棒８１の外周部に当接することで、第１除去ヘッド９５は案内棒８１に、より強固に取り付けられる。
【００７４】
第１除去ヘッド９５の周側壁下端部には、周方向複数箇所、本実施例では４箇所において脚部９６が形成されている。脚部９６の下端部には、下向きに凸の略球面状の円板９７が設けられている。この円板９７は、第１除去ヘッド９５の円筒状部より径方向外側へ張り出している。なお、この円板９７の外周端部は、径方向外側に行くに従って上方へ傾斜しており、円板９７の径方向外側の端部がスクレーパ９７ａとされている。
【００７５】
図１０は、第２除去ヘッドによる錆こぶ除去を示す図である。
第２除去ヘッド９９も、略円筒状であり、その上端部が案内棒８１の先端部８１ａにねじ込まれて着脱可能に取り付けられる。この際、第２除去ヘッド９９と案内棒８１の各中空部は、連通している。なお、第１除去ヘッド９５と同様に左右方向からネジを差込めば、一層強固に固定される。
【００７６】
第２除去ヘッド９９の周側壁下端部には、周方向複数箇所、本実施例では４箇所において脚部１００が、下方に延出して形成されている。各脚部１００の下端部は、下方に行くに従って第２除去ヘッド９９の径方向外側に傾斜して形成されており、スクレーパ１００ａとされている。
【００７７】
次に、上記実施例の錆こぶ除去装置を用いた不断水での錆こぶ除去方法について説明する。
配水管３の縦管５に接続されたボール式補修弁６１から消火栓を取り外し、案内部材７１の下端部のフランジ部７１ａをボール式補修弁６１の上端部のフランジ部６２ａに、ボルト・ナット１０４により固定する。この際、ボール式補修弁６１は閉じた状態としておく。
【００７８】
縦管５の内周壁に付着した錆こぶなどを除去しようとするときは、図９に示すように、案内棒８１の先端部８１ａには、第１除去ヘッド９５を取り付けておく。そして、ボール式補修弁６１を開けて、案内棒８１およびカメラ８３を押し込んでいく。水は、案内部材７１の上部まで進入してくるが、自在弁７３の外周部、および案内棒８１やカメラケーブル８４の外周部が水密状態とされているので、水が外部へ漏れることはない。
【００７９】
第１除去ヘッド９５が縦管部５に到達したなら、カメラヘッド８５からの映像をモニターで確認しながら縦管部５の錆こぶを第１除去ヘッド９５のスクレーパ９７ａでこすりながら取り除いていく。この際、案内棒８１のバルブ８２を開くことで、水圧により水が第１除去ヘッド９５の脚部９６間から第１除去ヘッド９５及び案内棒８１の中空部を通って外部へ排水され、スクレーパ９７ａでこすり落とした錆こぶも水と共に排出される。
【００８０】
ところで、本実施例の除去装置は、自在弁７３が回動可能であるので、案内棒８１も角度変更が可能である。よって、縦管５の内周面をカメラ８３で確認しながら上下方向のみならず、全周方向にわたってスクレーパ９７ａで錆こぶを除去していくことができる。また、第１除去ヘッド９５を使用する場合、下方から上方へ案内棒８１を引き上げて錆こぶを削りとるようにするのが好ましい。これにより、削り落とされた錆こぶは、第１除去ヘッド９５下端部の円板９７に落ちて、案内棒８１の中空部を介して外部へ放出され、配水管３内に錆こぶが落ちてしまうことがない。
【００８１】
縦管５の清掃が終了したなら、案内棒８１およびカメラ８３を一旦引き上げて、ボール式補修弁６１を閉める。そして、案内棒８１の先端部８１ａの第１除去ヘッド９５を第２除去ヘッド９９に交換する。交換終了後、ボール式補修弁６１を開けて案内棒８１およびカメラ８３を押し込んでいく。
【００８２】
図１０に示すように、案内棒８１の先端部８１ａに取り付けられた第２除去ヘッド９９が配水管３の底部３ａまで到達したなら、管底部３ａをスクレーパ１００ａでこすり、付着した錆こぶを除去する。除去された錆こぶは、先程と同様、第２除去ヘッド９９及び案内棒８１の中空部を介して外部へ放出される。自在弁７３が回動可能であるので、配水管３の底部３ａにおいて広範囲の除去作業が可能である。
【００８３】
清掃が完了したなら、案内棒８１及びカメラ８３を引き上げてボール式補修弁６１を閉める。そして、ボール式補修弁６１に、錆こぶ除去装置に代えて消火栓を取り付ければ、作業は完了である。
ところで、本実施例の第１除去ヘッド９５及び第２除去ヘッド９９によれば、管に付着した錆こぶを除去できると共に、浮遊物や残留物も各脚部９６，１００の隙間やその開口部から回収可能である。
【００８４】
なお、本実施例では、案内部材７１をボール式補修弁６１に取り付ける構造としたが、その下端部を消火栓の口金に取り付け可能に消火ホースの先端部と同様の構造として消火栓に案内部材を取り付けるようにしてもよい。また、直接配水管の縦管に取り付ける構造としても構わない。さらに、前記弁体除去装置を使用してバタフライ式補修弁の上部に設けられたボール式補修弁に本装置を取り付けることが可能であることは言うまでもない。
【００８５】
次に、配水管３内のスケール状況確認装置について説明する。
本装置は、不断水で配水管３内に付着している錆こぶの付着量を観察、測定するために使用される装置である。
図１１は、本発明のスケール状況確認装置をボール式補修弁に取り付けた使用状態を示す図であり、（ａ）は挿入時の状態、（ｂ）はスケール測定時の状態を示している。
【００８６】
本実施例のスケール状況確認装置は、ボール式補修弁６１に取り付けられる案内部材１１１と、案内部材１１１に対し水密状態に進退可能に差し込まれる主軸１１３と、主軸１１３に平行に配置され案内部材１１１に対し水密状態に進退可能に差し込まれる従軸１１５と、主軸１１３に一端部を回転可能に保持される一方、略中央を従軸１１５に回転可能に保持される横棒１１７とを備える。また、案内部材１１１に対し水密状態に進退可能に差し込まれるカメラ１１９も備えるのが望ましい。
【００８７】
案内部材１１１は、略筒形状であり、その下端部には、ボール式補修弁６１に取り付け可能なフランジ部１１１ａが形成されている。案内部材１１１の上部には、パッキンが収容されるパッキンボックスが設けられる。このパッキンボックスは、上述した弁体除去装置において、主軸１７がその案内部材１５上部を水密状態で通されるパッキンボックス３３の構成と同様の構成とすることができる。本実施例のスケール状況確認装置は、主軸１１３、従軸１１５及びカメラケーブル（１２０）がそれぞれパッキンボックス内のパッキンを介して、案内部材１１１の上部を水密状態で進退可能に通される。
【００８８】
主軸１１３は、略棒状であり、その先端部には、横棒１１７の一端部がピン１２３等により回転可能に保持されている。
横棒１１７は、略棒状であり、その長手方向の中央部には、横棒１１７の長手方向に沿って細長の穴（馬鹿穴）１１７ａが形成されている。
【００８９】
従軸１１５は、略棒状であり、その先端部からやや上方位置にピン１２４が設けられており、このピン１２４は、横棒１１７の前記細長の穴１１７ａに通されている。なお、このピン１２４は横棒１１７の穴１１７ａに沿って移動可能であり、しかも穴１１７ａから脱落しないよう保持されている。
カメラ１１９は、カメラケーブル１２０とその先端部に取り付けられるカメラヘッド１２１を備える。また、カメラケーブル１２０の基端側には、カメラヘッド１２１で撮影した画像を映し出すモニター或いは録画機器などが接続されている。
【００９０】
次に、上記実施例のスケール状況確認装置を用いた不断水でのスケール状況確認方法について説明する。
まず、ボール式補修弁６１の上部に取り付けられた消火栓を取り外し、案内部材１１１のフランジ部１１１ａをボール式補修弁６１の弁箱６２上部のフランジ部６２ａに、ボルト・ナット１０５により固定する。そして、ボール式補修弁６１を開き、主軸１１３、従軸１１５及びカメラケーブル１２０を押し込んでいく。
【００９１】
この際、主軸１１３を押し込んでいくことで、横棒１１７を介して従軸１１５も追従して押し込まれる。これにより、図１１（ａ）に示すように、横棒１１７は、傾斜した状態で縦管部５を通っていくので、横棒１１７の長さより小径の縦管５であっても挿入することが可能である。そして、主軸１１３の先端部が配水管３の底部３ａに到達した状態で、従軸１１５の先端部が配水管３の底部３ａに当接するまで、必要ならば従軸１１５を押し込む。なお、図１１（ａ）において、仮に従軸１１５の先端部が主軸１１３よりも下方へ延出して長い場合には、従軸１１５の先端部が配水管３の底部３ａに到達するまで、主軸１１３を押し込めばよい。
【００９２】
次に、図１１（ｂ）に示すように、従軸１１５の先端部が配水管３の底部３ａに当接した状態のまま横棒１１７が水平状態となるまで、主軸１１３を引き上げる。主軸１１３を引き上げる移動距離は、従軸１１５の先端部からピン１２４までの距離（Ａ）と同等であるので、たとえ視認することができないとしても、外部からの操作が可能である。なお、本実施例では、カメラ１１９が差込まれているので、モニターの映像を見ることで確実に水平状態にすることが可能である。
【００９３】
横棒１１７を水平状態にしたなら、横棒１１７の水平状態を維持できるように、つまり主軸１１３および従軸１１５の相対位置を維持できるように、両軸１１３，１１５を一体的に固定する。そして、横棒１１７が配水管３の上部に接触するまで、主軸１１３及び従軸１１５を引き上げる。この操作もモニターの映像を見ながら行うことで確実に行うことが可能である。横棒１１７の先端部が配水管３の上部に接触したなら、主軸１１３及び従軸１１５を引き上げた移動距離（Ｂ）を測定する。
【００９４】
測定結果により、配水管３内に付着した錆こぶの付着量が分かる。つまり、従軸１１５の先端部からピン１２４までの距離（Ａ）と、主軸１１３及び従軸１１５を引き上げた距離（Ｂ）とを、配水管３の直径（Ｃ）から引くことで、配水管３の付着した錆こぶの厚さ（Ｄ）が分かる（Ｄ＝Ｃ−Ａ−Ｂ）。そして、このＤの値から、配水管３の錆こぶよる閉塞の度合いが判断できる。
【００９５】
測定が終了したら、主軸１１３と従軸１１５の固定を解除し、主軸１１３に対して従軸１１５を引き上げて横棒１１７を傾斜させ、図１１（ａ）の状態に戻して、主軸１１３及び従軸１１５を引き上げると共にカメラ１１９も引き上げる。そして、ボール式補修弁６１の上部まで引き上げたならば、ボール式補修弁６１を閉め案内部材１１１を取り外し、ボール式補修弁６１に消火栓を取り付けて作業完了である。
【００９６】
ところで、配水管３の左右方向の錆こぶの付着量を測る際には、回動可能な構造のパッキンボックスを使用する。例えば、前記錆こぶ除去装置の自在弁７３のような構造を採用することが可能である。但し、水平方向だけの回動で足りる。また、この際、従軸１１５を自在弁７３（案内部材１１１・縦管５）の中央に配置するのがよい。これにより従軸１１５は、縦管５の中心に沿って移動する。
【００９７】
そして、前述した方法と同様に、主軸１１３および従軸１１５を押し込み、管底３ａに到達したなら、横棒１１７を水平状態にし、主軸１１３及び従軸１１５を互いに固定する。なお、その状態では、横棒１１７が、配水管３の直径方向中央に配置されるよう構成するのがよい。
【００９８】
次に、従軸１１５の先端部を管底３ａに当接したまま、従軸１１５を回転軸として主軸１１３を縦管５（案内部材１１１）の周方向に沿って回す。横棒１１７の先端部が配水管３の左右一側面に接触したなら、主軸１１３を逆方向に回し、横棒１１７の先端部を配水管３の左右他側面に接触させる。このようにして、主軸１１３の水平方向の回転可能角度（振り角）を測り、この結果から錆こぶの付着具合を数値的に求めることができる。
【００９９】
さらに、本実施例のスケール状況確認装置により縦管５に付着した錆こぶを測定することが可能である。この際、主軸１１３及び従軸１１５を前記方法と同様に押し込み、縦管５の所望の位置で止める。そして、主軸１１３に対して従軸１１５をさらに押し込み横棒１１７の先端部を縦管５に接触させる。この際の横棒１１７の傾斜角度から縦管５に付着した錆こぶの付着量が分かる。
【０１００】
なお、図１１では、横棒１１７は、従軸１１５との接続側を馬鹿穴１１７ａとしたが、これとは逆に、主軸１１３との接続側を馬鹿穴で保持する一方、従軸１１５とはピンなどで回動自在に保持してもよい。
【０１０１】
また、図１１では、２本の軸を用いたが、１本の軸で実現可能としてもよい。例えば、棒状の垂直軸の先端部に、水平に横軸を設けた略Ｌ字状の測定棒を用いてもよい。なお、その場合には、縦管部５を通過可能な略Ｌ字形状材１２５を用い、縦管部５の真下において、配水管３内で左右の振れ角を測定すればよい。また、横棒が配水管の高さ方向中央部に配置されるように、垂直軸の下端部には、横棒の位置からさらに下方へ延出すればよい。なお、図１２に示すように、略Ｌ字形状材１２５を縦管５から配水管３へ差し込んだ後、配水管５の軸方向に移動させ、縦管部５から少し入った位置で、図１１と同様の振れ角の測定を可能としてもよい。
【０１０２】
ところで、スケール状況確認装置により上述した作業をする際には、前記錆こぶ除去装置により配水管底部３ａを清掃しておくことが好ましい。錆こぶ除去装置により縦管５に対応した配水管底部３ａを清掃しておくことで、主軸１１３及び従軸１１５の先端部が錆こぶに接触することなく配水管３の底部３ａに直接接触するので精度の高い測定が可能となる。
【０１０３】
なお、本実施例では、案内部材１１１をボール式補修弁６１に取り付ける構造としたが、その下端部を消火栓の口金に取り付け可能に消火ホースの先端部と同様の構造として消火栓に案内部材を取り付けるようにしてもよい。また、直接配水管の縦管に取り付ける構造としても構わない。さらに、前記弁体除去装置を使用してバタフライ式補修弁の上部に設けられたボール式補修弁に本装置を取り付けることが可能であることは言うまでもない。
【０１０４】
なお、本発明の弁体除去装置、錆こぶ除去装置およびスケール状況確認装置は、上記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。例えば、弁体除去装置において、保持部材を回転可能なフックとし、取出し補助具の上端部に引っ掛ける構造としても構わない。
【０１０５】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の弁体除去装置によれば、不断水で土木工事をすることなく安価にバタフライ弁をボール弁に交換が可能となる。そして、これにより不断水での管路内調査を安価で行うことが可能となる。
また、本発明の錆こぶ除去装置によれば、不断水で配水管およびその縦管に付着した錆こぶを除去可能となる。縦管の錆こぶ除去により、消火活動時の流量不足をなくすことができる。そして、通常時においても水道水に赤水や浮遊物が出ることを抑えることができる。
さらに、本発明のスケール状況確認装置によれば、不断水で配水管内に付着した錆こぶの付着量を測定することが可能となる。これにより、管更新・管更生の判断の一つにすることができ、またその年度等の布設管の状況が判断できる。その上、消費者の赤水のクレーム判断なども簡易的に判明が可能となる。
加えて錆こぶ除去装置およびスケール状況確認装置を使用する際には、カメラで確認しつつ作業することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の弁体除去装置の使用状態を示す概略縦断面図である。
【図２】図１の弁体除去装置の送り装置部分の概略横断面図である。
【図３】図１の弁体除去装置により弁軸の手前まで弁箱の管路を拡径している状態を示す概略縦断面図である。
【図４】バタフライ式補修弁の弁体に取出し補助具を取り付けた状態を示す概略縦断面図である。
【図５】本発明の弁体除去装置をバタフライ式補修弁の上部に設けられたボール式補修弁に取り付けた状態を示す概略縦断面図である。
【図６】本発明の弁体除去装置により、弁軸を切断している状態を示す概略縦断面図である。
【図７】除去した弁体を引き上げている状態を示す概略縦断面図である。
【図８】本発明の錆こぶ除去装置の一実施例を示す縦断面であり、ボール式補修弁に取り付けた状態を示している。
【図９】図８の一部を省略した拡大図であり、自在弁の部分と、案内棒の先端部の構造を示している。
【図１０】第２除去ヘッドによる錆こぶ除去を示す図である。
【図１１】本発明のスケール状況確認装置をボール式補修弁に取り付けた使用状態を示す図であり、（ａ）は挿入時の状態、（ｂ）はスケール測定時の状態を示している。
【図１２】略Ｌ字形状材による配水管の錆こぶ付着量の測定方法を示す平面図である。
【符号の説明】
１バタフライ式補修弁
３配水管
５縦管
９弁体
１０突出部
１１弁箱
１５案内部材
１７主軸
１９切刃
２３排水ホース
２５ケース
３１パッキン
３３パッキンボックス
３７送り装置
４９モータ
５５保持部材
５９取出し補助具
６１ボール式補修弁
７１案内部材
７１ｃ球帯状面
７２パッキン
７３自在弁
７４自在弁本体
７５突出部
７５ａ突出部上部（拡径部）
７８パッキンボックス
７７自在弁押え
７７ｃ貫通穴
８０パッキン
８１案内棒
８３カメラ
８７パッキン押え
８９上パッキン押え
９１下パッキン押え
９５第１除去ヘッド
９７円板
９９第２除去ヘッド
１００脚部
１１１案内部材
１１３主軸
１１５従軸
１１７横棒
１１７ａ穴
１１９カメラ
１２４ピン[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention mainly relates to an apparatus and a method for replacing a butterfly type repair valve (butterfly valve) provided in a vertical pipe of a water distribution pipe with a ball type repair valve (ball valve). In addition, the present invention provides a method for observing the inside of a pipe from a vertical pipe provided with such a ball-type repair valve, removing rust bumps and residues inside the pipe, and attaching scale such as rust inside the pipe. The present invention relates to an apparatus and a method capable of confirming and measuring the same.
[0002]
[Prior art]
Before 1975, fire hydrants were often installed via butterfly-type repair valves. That is, a fire hydrant was provided on the upper part of the vertical pipe extending vertically upward from the water pipe arranged substantially horizontally via the butterfly type repair valve.
Such a butterfly type repair valve is provided with a valve box having a pipe penetrating vertically, and a valve element for opening and closing a pipe of the valve box. An inner peripheral side surface is formed in a substantially spherical shape at a vertically central portion of the pipeline, and a substantially spherical band-shaped portion is formed. A substantially disk-shaped valve element is disposed in the substantially spherical band-shaped portion. The valve body is rotatably held by a substantially spherical band-shaped portion of the valve box by valve shafts arranged at both ends in the diameter direction. In other words, the valve body is rotatable around the valve axis, and closes the pipeline in the horizontal state, while opening the pipeline by tilting from the horizontal state.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the butterfly type repair valve has a stiff opening / closing handle, which makes opening / closing difficult. Also, depending on the condition of the valve body of the butterfly type repair valve, water leakage sometimes occurred. In such a case, it is necessary to replace the butterfly type repair valve with a new repair valve. Therefore, it was necessary to replace it by turning off the water, or remove the fire hydrant box and replace it by the freezing method. However, not only is it time-consuming, but it also requires civil engineering work, which inconveniences nearby residents due to traffic restrictions and water cuts, and requires significant costs.
[0004]
In addition, as already proposed by the applicant in the international application (PCT / JP02 / 05089), when a flow meter or an endoscope is inserted into a pipe from a vertical pipe section to attempt to investigate the situation inside the pipe without interruption. In the case of the butterfly type repair valve, a valve shaft is provided across the center of the pipeline, and the valve element rotates around the valve shaft, so that the above-mentioned various inspection devices could not be inserted. Therefore, it is preferable if the butterfly type repair valve can be switched to the ball type repair valve, but such construction could not be performed without interruption of water.
[0005]
By the way, in a place where an underground fire hydrant or the like is installed in a water distribution pipe or the like, rust bumps and rusts are generated in the pipe of the vertical pipe section up to the water distribution pipe. And there was a possibility that water discharge failure at the time of fire extinguishing or water discharge of red water might occur due to them. Also, during normal times other than during fire fighting activities, there was a risk that red water and suspended solids would appear in tap water via the water pipe.
[0006]
Therefore, it is preferable that rust, residue and suspended matter can be removed from the inside of the pipe. However, it is not known to remove rust and the like by continuous water. Attempts have been made to remove the residue and rust bumps on the bottom of the pipe or the rust bumps on the vertical pipe by removing water from the fire hydrant in the form of a washing pipe, but it is almost impossible to remove it. It is. In addition, in order to remove rust, etc. out of the pipe, it is important not only where to work and how to remove rust etc. from the pipe wall, but also how to remove the removed rust, etc. out of the pipe is important. And the technology that solved it is not known.
[0007]
In addition, when scale such as rust adheres to a pipe such as a water distribution pipe, the inner diameter of the pipe changes depending on the scale attachment state, and the flowable water flow rate changes. Therefore, it is extremely useful to be able to grasp the scale adhesion state in the pipe. In addition, it is more useful to be able to objectively grasp not only the scale adhesion status but also numerical values and the like. However, conventionally, the grasp and measurement of the scale adhesion state in the pipe have not been performed in the first place.
[0008]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and a main object of the present invention is to provide a device for switching a butterfly type repair valve to a ball type repair valve without interruption of water supply, and a valve repair valve switching (replacement) using the device. ) To provide a method. It is another object of the present invention to provide an apparatus for removing rust from the inside of a pipe via a ball-type repair valve provided in this way, and an apparatus and a method for checking the state of scale adhesion in the pipe.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, a valve element removing device of the present invention includes a valve element configured to rotate a valve body around a valve axis thereof so as to open and close a pipe passing through a valve box. An apparatus for removing, characterized by having the following components (A) to (C).
(A) A guide member capable of maintaining a watertight state with respect to the outside, and having a hollow portion disposed continuously with the pipe line of the valve box, and detachably attached to the valve box of the butterfly valve. (Note that the guide member may be attached to the valve box directly or indirectly via a ball valve or the like.)
(B) A main shaft provided to be able to advance and retreat along the hollow portion of the guide member.
(C) A cutting blade provided at the tip of the main shaft, which is capable of expanding the diameter of the pipeline of the valve box of the butterfly valve and / or cutting the valve shaft.
[0010]
In addition, in the valve body removing device according to the present invention, in addition to the above-described configuration, the guide member can be connected to the butterfly valve via a ball valve in order to replace the butterfly valve with a ball valve. The guide member has a cylindrical shape detachable from a flange of a butterfly valve or a ball valve. The main shaft is capable of moving back and forth along the cylindrical guide member, and its outer peripheral portion is provided to extend from the guide member in a watertight state. Driving force is given. It is characterized in that a holding member for holding the valve body is provided at a tip portion of the main shaft.
[0011]
More preferably, in addition to the above configuration, the holding member is capable of holding the valve element via an extraction aid provided on the valve element, and the lower end portion of the extraction aid is screwed to the valve element. The valve body removing device is characterized in that, while being joined or welded, an upper end portion is a holding portion to the holding member.
[0012]
The method of removing a valve body of a butterfly valve according to the present invention is a method of removing the valve body from a butterfly valve in which a valve body is rotatable around its valve axis so that a pipe passing through a valve box can be opened and closed. (A) The pipe line above the valve box of the butterfly valve is expanded in diameter, (B) the enlarged processing portion is painted, and (C) the valve body of the butterfly valve is held while holding the valve body. (D) removing the held valve body from the valve box by cutting the valve shaft that holds the body in rotation;
[0013]
In addition, the valve body replacement method of the present invention, by using the valve body removal device, from a butterfly valve in which the valve body is rotatable around its valve axis, so that a pipe passing through the valve box can be opened and closed. A method of removing a valve body and replacing a butterfly valve with a ball valve, wherein (A) the valve body removing device attached to the upper part of the valve box of the butterfly valve with the butterfly valve closed, The pipe is expanded in diameter, (B) the valve body removing device is removed, and a take-out assisting tool is attached by screwing, engaging or welding to the valve body of the butterfly valve, and (C) the processed part with the expanded diameter is painted. (D) A ball valve is attached to the upper part of the valve box of the butterfly valve, and (E) With the ball valve opened, the valve body removing device attached to the upper part of the valve box of the ball valve is used to remove the ball at the tip of the main shaft. While holding the removal aid, cut the butterfly valve stem. (F) raising the valve body with the main shaft, after closing the ball valve, and wherein the removing the valve body removing device.
[0014]
In addition, the rust-removing device of the present invention is a rust-removing device that removes rust, residue or suspended matter from an inner peripheral portion of a vertical pipe portion of a water distribution pipe or a pipe bottom of a water distribution pipe corresponding to the vertical pipe portion. An apparatus comprising the following constituent requirements (A) to (D).
(A) A substantially cylindrical guide member provided in a vertical pipe portion of a water distribution pipe.
(B) A universal valve that is rotatably held in a watertight state through a substantially spherical surface at an upper portion of the guide member.
(C) A substantially cylindrical guide rod whose outer peripheral portion is provided in a watertight state with respect to this universal valve and which penetrates vertically so as to be able to advance and retreat.
(D) A scraper is provided at the tip of the guide rod and scrapes off the rust bump on the bottom or inner periphery of the vertical pipe. The rust bump cut off by the scraper is used to remove the hollow hole of the guide rod. Removal head having an opening for discharging to the outside through a through hole.
[0015]
In addition, in the rust-removing device of the present invention, preferably, in addition to the above-described configuration, the guide member is provided with a substantially spherical band-shaped surface in an upper opening. The universal valve has a substantially spherical side wall rotatably held on the substantially spherical band-like surface. This universal valve is also provided with a camera cable (a rod shape is also possible) that can advance and retreat in a watertight state in parallel with the guide rod. At the end of the camera cable, a camera head for observing the situation inside the tube is provided. Either a first removal head for the inner circumference of the vertical tube portion or a second removal head for the bottom of the vertical tube portion is removably attached to the tip of the guide rod. And
[0016]
The first removal head has a substantially short cylindrical shape that can be attached to and detached from the distal end of the guide rod with a screw. A downwardly extending substantially spherical disk is provided at the lower end of the leg so as to protrude radially outward, and the radially outer end of the disk is a scraper. The rust bump removing device is characterized in that:
[0017]
Alternatively, the second removal head is formed in a substantially short cylindrical shape which can be attached to and detached from the distal end portion of the guide rod by a screw, and has a leg portion at a lower end portion of the peripheral side wall at a plurality of locations in the circumferential direction. The rust bump removal device is characterized in that the rust bump removal device is extended, and a lower end of the leg is a scraper.
[0018]
Further, the method for removing rust bumps of the present invention is applied to an existing part where a fire hydrant is attached to a vertical pipe of a water distribution pipe via a butterfly type repair valve. Using the above-mentioned valve body replacement method, a ball type repair valve is newly attached to the upper part of the valve box of the existing butterfly type repair valve, the valve body of the butterfly type repair valve is removed, and the repair valve is changed from the butterfly type to the ball type. Change to The rust bumps on the inner surface of the vertical pipe or the inner surface of the water distribution pipe are removed from the ball type repair valve or the ball type fire hydrant attached to the upper part thereof by using the rust bump removing device.
[0019]
Further, the present invention is a scale condition checking device for checking a scale adhesion condition in a pipe from a vertical pipe portion of a water distribution pipe, and includes the following constituent requirements (A) to (C).
(A) A substantially cylindrical guide member provided in a vertical pipe portion of a water distribution pipe.
(B) A main shaft that can move forward and backward in a watertight state with respect to this guide member.
(C) A dimensioned horizontal bar arranged substantially perpendicular to the main shaft from the lower end of the main shaft.
[0020]
Alternatively, the present invention is a scale condition checking device for checking the scale adhesion condition in a pipe from a vertical pipe portion of a water distribution pipe, comprising the following constituent requirements (A) to (D), By moving the slave shaft relative to the main shaft upward and being accommodated along the main shaft, it is possible to move in the vertical tube, while moving the slave shaft relative to the main shaft downward, and perpendicular to the main shaft and It is characterized in that the tip can be extended outward from the inner periphery of the vertical tube.
(A) A substantially cylindrical guide member provided in a vertical pipe portion of a water distribution pipe.
(B) A main shaft that can move forward and backward in a watertight state with respect to this guide member.
(C) A dimensioned horizontal bar rotatably held at the lower end of the main shaft.
(D) A slave shaft which is capable of moving in a watertight state with respect to the guide member substantially parallel to the main shaft while holding the dimensioned horizontal bar at the tip end while preventing the horizontal bar from falling off.
[0021]
Preferably, in addition to the above-described configuration, a camera cable is also provided on the guide member so as to be able to advance and retreat in a watertight state, and a camera head for observing a situation in the pipe is provided at a distal end of the camera cable. This is a scale status confirmation device characterized by being used.
[0022]
And the scale status confirmation method of the present invention is a scale status confirmation method using the scale status confirmation device according to any one of the above, wherein the main shaft or the abutting position of the dimensioned horizontal bar on the lower surface of the water distribution pipe, It is characterized by checking the scale adhesion condition on the inner surface of the water distribution pipe from the position where the dimensioned horizontal bar contacts the upper part of the inner surface of the water distribution pipe.
[0023]
Alternatively, the scale condition checking method of the present invention is a scale condition checking method using the scale condition checking device according to any of the above, wherein the dimensioning horizontal rod is rotated around the main shaft or the slave shaft, and the inner surface of the water distribution pipe. It is characterized in that the scale adheres to the inner surface of the water distribution pipe from the swing angle by contacting the left and right parts of the water pipe.
[0024]
Alternatively, the scale condition checking method of the present invention is applied to an existing portion where a fire hydrant is attached to a vertical pipe of a water distribution pipe via a butterfly type repair valve, and the existing butterfly type repair is performed using the above valve body replacement method. A new ball-type repair valve was attached to the upper part of the valve box of the valve, and the valve body of the butterfly-type repair valve was removed, the repair valve was changed from a butterfly type to a ball type, and the ball-type repair valve was mounted on or above the ball-type repair valve. The scale condition on the inner surface of the water distribution pipe is confirmed from the ball type fire hydrant using the scale condition confirmation device.
[0025]
More preferably, before or after the execution of the rust and bump removal method, the scale status check method checks the scale status inside the water distribution pipe by the scale status check method.
[0026]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a valve body removing device of a butterfly valve used to switch an existing butterfly type repair valve to a ball type, a method of switching to a ball valve using the same, a rust bump mainly used after switching to a ball valve. A removing device, a scale status checking device, and a construction method using the device will be sequentially described in detail based on embodiments. The apparatus and method for removing rust bumps and confirming the scale adhesion state are not limited to the ball-type repair valve switched according to the present invention, but also include a ball-type fire hydrant attached to the repair valve and an existing ball-type fire hydrant. It can be used even through various ball valves such as fire hydrants.
[0027]
First, a valve element removing device according to the present invention and a valve element removing and replacing method using undisturbed water using the device will be described.
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing a use state of the valve element removing device of the present embodiment.
[0028]
The valve element removing device of this embodiment is for switching the existing butterfly type repair valve 1 to a ball type repair valve 61 (FIG. 5). As shown in FIG. 1, the butterfly type repair valve 1 is connected to a vertical pipe 5 of a water distribution pipe 3, and is arranged in a fire hydrant box 7 in the illustrated example. Therefore, the valve body 9 of the existing butterfly type repair valve 1 is removed, and a ball type repair valve 61 is newly attached to the upper part of the valve box 11 of the butterfly type repair valve 1 (FIG. 5). This is the present invention.
[0029]
The butterfly-type repair valve 1 includes a valve box 11 having a pipe penetrating vertically. In the butterfly-type repair valve 1 of the present embodiment, the peripheral side surface at the center in the vertical direction of the pipe bulges radially outward in a substantially arc shape, and is formed in a substantially spherical belt-like surface (FIG. 3). As a result, the upper opening 12 of the conduit extending upward from the substantially spherical band-like portion is slightly narrowed.
[0030]
A substantially disk-shaped valve element 9 is held in the substantially spherical belt-shaped portion so as to open and close the pipe. That is, the valve body 9 is rotatably held at both ends in the diameter direction on the inner peripheral portion of the substantially spherical band-like portion of the pipe via the valve shaft 13. Therefore, if the valve body 9 is made horizontal (perpendicular to the pipeline), the valve can be closed by partitioning the upper and lower portions of the pipeline, while the upper and lower portions can be communicated by rotating around the valve shaft 13. It has been. As described above, since the upper opening 12 of the conduit is slightly narrowed, the diameter of the valve 9 is slightly larger than the diameter of the upper opening 12 of the conduit.
[0031]
An example of the butterfly-type repair valve 1 will be specifically described just in case. As shown in FIG. 3, on the upper surface of the valve body 9, projecting portions 10 protruding upward are provided at both ends in the diameter direction. It is provided integrally. One end of the valve shaft 13 is provided on each of the protrusions 10, and the other end of the valve shaft 13 is held on the peripheral side wall of the valve box 11. And the valve element 9 is rotatable around the valve shaft 13. Moreover, in this embodiment, one of the valve shafts 13 is connected to a handle (not shown) provided outside the valve box 11, and by operating this handle, the valve body is rotated to open and close the valve. Is possible.
[0032]
Such a butterfly-type repair valve 1 is difficult to open and close as it is used, and the pipe shaft 13 crosses the center of the pipe line, so that the pipe inspection (for example, an endoscope, a flow meter, a tool for removing rust bumps, Or, insertion of a later-described scale status checking device) is difficult. Therefore, when performing an in-pipe inspection, it is necessary to first remove the valve body of the butterfly type repair valve 1 and replace it with the ball type repair valve 61 (FIG. 5). The valve element removing device of the present embodiment is suitably used in such a situation. As described above, the butterfly type repair valve 1 has a type in which the valve body 9 cannot be taken out even if the valve shaft 13 is simply cut because the upper opening 12 of the pipe of the valve box 11 is slightly narrowed as described above. In this embodiment, the configuration is adapted to cope with such a situation.
[0033]
The valve element removing device of the present embodiment includes a guide member 15 attached to the upper part of the valve box 11 of the butterfly type repair valve 1 or the upper part of the valve box 62 of the ball type repair valve 61, and is inserted into the guide member 15 so as to be able to advance and retreat. The main part includes a rod-shaped main shaft 17 to which a reciprocating operation and a rotating operation are added, and a box-shaped case 25 which is arranged above the guide member 15 and holds an operation mechanism of the main shaft 17.
[0034]
The guide member 15 has a substantially cylindrical shape, and a flange portion 15a is formed at a lower end thereof. The guide member 15 is configured such that the lower flange portion 15 a can be attached to the upper flange portion 11 a of the butterfly type repair valve 1 by a bolt 101. As will be described later, the guide member 15 can be attached to the flange portion 62a on the upper portion of the valve box 62 of the ball type repair valve 61 by the bolt 102. As described above, the guide member 15 of the present embodiment can be commonly attached to the butterfly type repair valve 1 and the ball type repair valve 61.
[0035]
A pipe passing vertically through the center of the guide member 15 and a pipe of the repair valve 1 to which the guide member 15 is attached are coaxially arranged. That is, when the guide member 15 is connected to the repair valve 1, the pipeline of the repair valve 1 and the pipeline of the guide member 15 are coaxially arranged and communicate with each other. The inner diameter of the conduit of the guide member 15 is larger than the upper opening 12 of the conduit of the repair valve 1.
[0036]
A drain port 21 communicating between the inside and outside of the guide member 15 is formed on a peripheral side wall of the guide member 15. One end of a drain hose 23 having an on-off valve 22 is connected to the drain port 21. A receiving member 24 is provided at the other end of the drain hose 23. The receiving member 24 is formed as a strainer and is formed in a mesh shape, and is configured to discharge water to the outside and store chips inside. Note that the drain hose 23 may be a pipe.
[0037]
A bottom wall 26 of a case 25 is fixed to an upper portion of the guide member 15. A packing box 33 containing the packing 31 is provided on the bottom wall 26 of the case 25.
The packing box 33 of the present embodiment includes a packing accommodating portion 34 provided integrally on the upper surface of the bottom wall 26 of the case 25 and a packing presser 35 provided above the packing accommodating portion 34.
The packing accommodating portion 34 has a substantially cylindrical shape, and has an inner diameter larger than that of the main shaft 17. The packing retainer 35 has a stepped cylindrical shape having a flange portion 35a on the upper side and a boss portion 35b on the lower side. The center hole of the packing retainer 35 has a larger diameter than the main shaft 17, and the outer diameter of the boss 35 b is smaller than the inner diameter of the packing accommodating section 34. The outer diameter of the flange 35 a of the packing retainer 35 is larger than the inner diameter of the packing housing 34.
The packing 31 is accommodated in a packing accommodating portion 34 provided on the case bottom wall 26, and a packing presser 35 is provided above the packing accommodating portion 34. At this time, the boss 35b of the packing retainer 34 is inserted into the center hole of the packing accommodating portion 34 and presses the upper part of the packing 31 accommodated in the packing accommodating portion 34. Then, a bolt 106 is screwed from the flange 35 a of the packing retainer 35 to the upper end of the peripheral side wall of the packing accommodating portion 34, and the packing retainer 35 is fixed to the packing accommodating portion 34.
The main shaft 17 is passed through the packing 31, penetrates the case bottom wall 26, and is provided along the vertical direction. Thus, the main shaft 17 can move up and down while maintaining its outer peripheral portion in a watertight state with respect to the guide member 15.
The main shaft 17 is moved up and down from the base end by a feeder 37 disposed in the case 25, and is rotatable from above the feeder 37.
[0038]
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view of a feeder portion in the present embodiment.
The configuration of the feeder 37 is not particularly limited, but in this embodiment, as shown in FIG. 2, a rail 38 provided on the side wall 28 in the case 25 along the up-down direction, and a vertically movable rail 38 A pedestal 39 and a handle 40 provided outside the case 25 and operated to move the pedestal 39 up and down are provided.
[0039]
The main shaft 17 is held rotatably on the pedestal 39 and vertically movably with the pedestal 39.
The handle 40 is provided at one end of a rod-shaped handle shaft 41, and the handle shaft 41 is rotatably held by the case 25. A worm 42 is provided at the other end of the handle shaft 41, and the worm 42 is engaged with a worm gear 43, and the transmission shaft held by the case 25 by the rotational force of the worm gear 43. 44 is rotated. A pinion gear 45 is provided on the transmission shaft 44, and the pinion gear 45 is engaged with a rack 46 formed in the up-down direction of the pedestal 39.
[0040]
With such a configuration, when the handle 40 is rotated, the handle shaft 41 rotates, and the worm gear 43 rotates via the worm 42. The worm gear 43 rotates the transmission shaft 44 and rotates the pinion gear 45. Since the pinion gear 45 is engaged with the rack 46 of the pedestal 39, the pedestal 39 is eventually moved up and down. The main shaft 17 also moves up and down with the up and down movement of the pedestal 39.
[0041]
The base end of the main shaft 17 extends upward from the upper wall 27 of the case 25, and is rotatably held through two bearings arranged vertically. A pulley 47 is attached above the pulley. A motor 49 is provided on the upper wall 27 of the case 25, and a pulley 51 is provided on a rotating shaft 50 of the motor 49. The main shaft 17 and the motor rotation shaft 50 are arranged in parallel. The pulleys 47 and 51 provided on the shafts 17 and 50 are connected by a rotating belt 52, so that the rotation of the motor 49 can be transmitted to the main shaft 17.
[0042]
Since the motor 49 is provided on the upper wall 27 of the case 25, even if water leaks from the packing box 33 and water enters the case 25, the water does not reach the motor 49 and a short circuit occurs. Never. In addition, as the drive mechanism for rotating and vertically moving the main shaft 17 described above, various mechanisms used in a known milling machine, drilling machine and the like can be adopted.
[0043]
A cutting blade 19 is provided at the tip of the main shaft 17. The cutting blade 19 of the present embodiment is a hole saw (horsaw) in which the lower end of the peripheral side wall of the cylindrical member is formed in a blade shape. In the present embodiment, as described above, in the butterfly type repair valve 1, since the diameter of the valve body 9 is slightly larger than the inner diameter of the upper opening 12 of the valve box 11, the valve body 9 of the butterfly type repair valve 1 In order to remove it upward, it is necessary to increase the diameter of the upper opening 12 of the pipe of the valve box 11. Therefore, the diameter of the hole saw 19 is slightly larger than the inner diameter of the pipe upper end portion 12 of the butterfly type repair valve 1 and is equal to or slightly larger than the outer diameter of the valve body 9. In addition, the hole saw 19 is exchangeably attached to the main shaft 17.
[0044]
Further, a holding member 55 for holding a take-out assisting tool 59 described later can be attached to the tip end of the main shaft 17. The holding member 55 of this embodiment is arranged inside the cylindrical portion of the hole saw 19 (see FIG. 6). The holding member 55 is not particularly limited as long as the holding member 55 is rotatable relative to the removal assisting tool 59 and has a shape that prevents the removal assisting tool 59 from dropping in the vertical direction. For example, the holding member 55 of the present embodiment extends downward from the front end of the main shaft 17 and has a substantially L-shaped cross section with a piece extending radially inward at the lower end.
[0045]
The main shaft 17 is arranged along the center of the guide member 15 by being passed through the shaft holding portions in the guide member 15 and the case 25, respectively. In the present embodiment, the shaft holding portion 57 in the guide member 15 has a structure in which a cylindrical member 58 is provided at a cross portion of a cross, and the main shaft 17 is passed through a hole of the cylindrical member 58 so as to be able to advance and retreat. The shaft holding portion in the case 25 has a structure in which the main shaft 17 passes through a cylindrical bearing portion provided on a horizontal plate 29 disposed in the case.
[0046]
Note that the main shaft 17 may be a double shaft in which a rod-shaped inner shaft is held rotatably within a cylindrical outer shaft. In this case, at least the front end side of the main shaft is a double shaft, and only the inner shaft is rotatable, while the vertical movement is performed simultaneously by the inner and outer cylinders. The outer shaft does not rotate in the packing box portion but only moves up and down, so that the watertight state is reliably maintained.
[0047]
Next, a method of removing and replacing a valve element in undisturbed water using the above-described valve element removing device will be described.
Normally, the butterfly type repair valve 1 is mounted under a fire hydrant. Therefore, first, it is checked whether or not the butterfly type repair valve 1 leaks. For this confirmation, the butterfly type repair valve 1 is closed by operating its handle, and the fire hydrant is opened. At this time, if water does not come out from the base of the fire hydrant, it can be determined that there is no leakage of the butterfly type repair valve 1. If there is water leakage here, it is sufficient to stop the water in the vicinity of the butterfly-type repair valve or the lower end portion thereof using a freezing method.
[0048]
If there is no water leakage from the butterfly type repair valve 1, remove the hydrant from the butterfly type repair valve 1. Then, as shown in FIG. 1, the flange portion 15 a of the guide member 15 is attached to the flange portion 11 a of the butterfly type repair valve 1, and is fixed with the bolt 101.
[0049]
Next, the main shaft 17 is rotated by rotating the motor 49. Then, the handle 40 of the feed device 37 is rotated to lower the main shaft 17.
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view showing a state where the pipe line of the valve box is expanded by the valve body removing device.
When the main shaft 17 is lowered, the hole saw 19 provided at the tip of the main shaft 17 comes into contact with the upper end surface of the valve box 11 of the butterfly type repair valve 1. Then, the main shaft 17 is further lowered, and as shown in FIG. Thereby, the diameter of the upper opening 12 of the pipe of the valve box 11 is enlarged. After the cutting is completed, the valve body removing device is removed from the butterfly type repair valve 1, and the chips generated by the cutting are collected.
[0050]
Next, a take-out assisting tool 59 is attached to the valve body 9 of the butterfly type repair valve 1.
FIG. 4 is a schematic sectional view showing a state in which a take-out assisting tool is attached to the valve body of the butterfly type repair valve.
In this embodiment, the take-out assisting tool 59 has a substantially rod-like shape made of metal, and a substantially plate-shaped holding portion 59a that can be engaged with the holding member 55 is provided at the upper end thereof. When the valve body 9 is made of stainless steel, the lower end of the take-out assisting tool 59 can be attached to the valve body 9 by welding.
On the other hand, when welding is not effective because the valve body 9 is made of gunmetal or the like, the lower end of the take-out assisting tool 59 is formed in a screw rod shape, and a tap is made on the valve body 9 or the protruding portion 10 provided on the valve body 9. It can be attached by screwing the lower end of the take-out assisting tool 59 into the screw hole.
Further, the lower end portion of the take-out assisting tool 59 may be formed in a barbed shape, and may be engaged with a hole provided on the valve body 9 side. When forming a hole in the valve body 9, it is preferable to arrange a drill at the center of the hole saw 19 to form the hole.
[0051]
Then, the chips generated by welding or tapping are collected, and a coating or rust preventive material is applied to the cut and enlarged processed portion (12) on the upper part of the valve box 11 mainly for the purpose of preventing rust, and is left. And dry.
FIG. 5 is a schematic cross-sectional view showing a state in which the valve element removing device is attached to a ball type repair valve provided on an upper portion of the butterfly type repair valve.
When the paint has dried, a ball type repair valve 61 is attached to the upper portion of the butterfly type repair valve 1 with a bolt as shown in FIG. The ball type repair valve 61 is kept open. Further, as shown in the figure, the valve element removing device is fixed to the upper flange 62a of the ball type repair valve 61 attached to the butterfly type repair valve 1 with bolts 102.
In the illustrated example, the ball type repair valve 61 has a valve body 63 rotatably held in a valve box 62. The valve body 63 is substantially spherical and has a through hole formed in the diameter direction. Therefore, by rotating so as to arrange the through hole of the valve body 63 along the pipe line of the valve box 62, the upper and lower portions of the valve box 62 can be communicated. On the other hand, the valve can be closed by rotating the valve body 63 so as to arrange the through-hole perpendicular to the pipe line of the valve box. The diameter of the through hole is substantially equal to the pipe line of the valve box.
[0052]
Next, the holding member 55 provided at the distal end of the main shaft 17 of the valve body removing device is engaged with the removal assisting tool 59 connected to the valve body 9. This engagement may be performed by engaging the take-out assisting tool 59 with the holding member 55 and then attaching the holding member 55 to the main shaft 17, or by attaching the taking-out assisting tool to the holding member 55 provided on the main shaft 17 in advance. 59 may be engaged. In particular, in the latter case, it is preferable that the engagement is automatically performed by pushing the main shaft 17.
[0053]
FIG. 6 is a schematic cross-sectional view showing a state in which the valve shaft is cut by the valve element removing device.
After the holding member 55 is engaged with the take-out assisting tool 59, as shown in FIG. 6, the main shaft 17 is rotated and pushed downward while holding the radially opposite ends of the valve body 9 of the butterfly-type repair valve 1. Each of the shafts 13 is cut. At this time, the open / close valve 22 of the drain hose 23 is kept open. When the valve shaft 13 is completely cut, the main shaft 17 is pulled up. By raising the main shaft 17, the valve body 9 is also raised together with the valve shaft 13.
[0054]
By the way, the water from the water distribution pipe 3 enters the guide member 15 by removing the valve body 9, but since the upper part of the guide member 15 is sealed, the water is It does not erupt. The water is discharged to the outside through the drain 21 of the guide member 15. At this time, chips and the like generated when the valve shaft 13 is cut are also discharged to the outside, and there is no possibility that chips may flow into the water distribution pipe 3. The water containing the chips discharged to the outside via the drain hose 23 is discharged from the strainer 24 connected to the tip of the drain hose 23, and the chips can be stored in the strainer 24.
[0055]
FIG. 7 is a schematic cross-sectional view showing a state where the removed valve element is pulled up.
When the tip of the main shaft 17 comes above the valve body of the ball type repair valve 61, it is confirmed that the chips have been discharged to the outside, and the ball type repair valve 61 is closed as shown in FIG. Then, the valve body removing device is removed from the ball type repair valve 61, and a fire hydrant with a quick air valve or the like is attached to the upper portion of the ball type repair valve 61, thereby completing the work.
[0056]
By switching the butterfly type repair valve 1 to the ball type repair valve 61 in this way, various in-pipe inspections, rust burrs removal, and the like can be performed through the repair valve. Hereinafter, an example of a device and a working method used for the work will be described. However, as described above, the apparatus and method described below are not limited to the ball-type repair valve switched from the butterfly type as in the above-described embodiment, but can be used via various ball valves and the like. .
[0057]
Next, a rust-removing device of the present invention will be described based on examples.
FIG. 8 is a longitudinal sectional view showing one embodiment of the rust-removing device of the present invention, and shows a state where the device is attached to a ball type repair valve.
The apparatus of this embodiment is used to remove rust bumps and the like attached to the vertical pipe 5 of the water pipe 3 and the bottom 3a of the water pipe 3 corresponding to the vertical pipe 5 without interruption.
[0058]
The rust bump removing device of the present embodiment includes a guide member 71 attached to the ball type repair valve 61, a universal valve 73 disposed on the upper portion of the guide member 71, and a vertical movement of the universal valve 73 in a watertight state with respect to the universal valve 73. It comprises a substantially cylindrical guide rod 81 which is inserted so as to be capable of being inserted, and a camera 83 which is inserted into the universal valve so as to be able to advance and retreat in a watertight state.
The guide member 71 is substantially cylindrical, and has a flange portion 71a formed at the lower end thereof.
[0059]
FIG. 9 is an enlarged view in which a part of FIG. 8 is omitted, and shows a structure of a universal valve portion and a distal end portion of a guide rod.
As shown in this figure, the center through hole of the guide member 71 is sequentially enlarged in two steps at the upper end. The upper enlarged portion is a large-diameter screw hole 71b. The lower enlarged diameter portion is formed on the spherical belt-shaped surface 71c with its inner peripheral wall bulging radially outward in a substantially arc shape.
[0060]
The universal valve 73 is held above the guide member 71 so as to be rotatable in all directions. For this purpose, the universal valve 73 has a substantially spherical portion. The universal valve 73 of the present embodiment includes a universal valve body 74 having a spherical band-shaped side wall corresponding to the spherical band surface 71c of the guide member 71. That is, the universal valve body 74 has a shape in which the upper and lower parts of a sphere are cut off horizontally.
[0061]
A protruding portion 75 is integrally formed on the cut horizontal surface of the universal valve body 74 so as to protrude upward in a substantially columnar shape. The upper end portion 75a of the protruding portion 75 is formed with a slightly enlarged diameter, and a screw is formed on an outer peripheral portion of the enlarged diameter portion 75a.
[0062]
The universal valve 73 has a substantially spherical band-shaped universal valve body 74 placed and held on a spherical band-shaped surface 71 c of the guide member 71. The universal valve press 77 is provided in the upper opening (the large-diameter hole) of the guide member 71, so that the universal valve 73 is prevented from falling off. A packing 72 is provided on the spherical band-shaped surface 71 c of the guide member 71, and the universal valve 73 is rotatably held in a watertight state with respect to the upper end of the guide member 71.
[0063]
The universal valve presser 77 has a disc shape having an upper flange portion 77a and a lower boss portion 77b. Screws are formed on the outer peripheral surface of the boss 77b. Therefore, the boss 77b of the universal valve presser 77 can be screwed into the screw hole 71b at the upper end of the guide member 71 and fixed. This prevents the universal valve 73 from falling off the guide member 71. The flange 77 a of the universal valve presser 77 is slightly larger than the outer diameter of the guide member 71.
[0064]
A through hole 77c is formed in the center of the universal valve presser 77, and the protrusion 75 of the universal valve 73 is arranged to extend upward through the through hole 77c. The inner peripheral surface of the through hole 77c of the universal valve retainer 77 is formed in a substantially spherical band-like surface. When the universal valve presser 77 is fixed to the guide member 71, the substantially spherical belt-like surfaces 71c, 77c of the two members 71, 77 are configured to be continuous arcs. Then, the universal valve 73 is held on the substantially spherical belt-like surfaces 71c, 77c by the guide member 71 and the universal valve presser 77 so as not to fall off and to be rotatable. That is, since the universal valve 73 is in contact with the guide member 71 and the universal valve presser 77 by a spherical surface, the universal valve 73 is rotatable in all directions, and the outer peripheral portion of the universal member 73 is maintained in a watertight state with respect to the guide member 71. I have.
[0065]
In the universal valve 73, holes 73a and 73b into which the guide rod 81 and the camera cable (84) are inserted are formed so as to be separated from each other in the left and right direction and vertically penetrate therethrough. The upper end of each of the through holes 73a and 73b is formed as a packing box 78 which is slightly enlarged in diameter and can accommodate the packing 80.
[0066]
A packing presser 87 is provided at the upper end 75a (the packing box 78) of the protrusion 75 of the universal valve 73. The packing presser 87 includes an upper packing presser 89 and a lower packing presser 91.
The lower packing presser 91 has a disk shape with a stepped hole formed in the center. The stepped hole has a large-diameter hole 91a below and a small-diameter hole 91b above. The large-diameter hole 91a is a screw hole corresponding to the outer diameter of the projection 75a of the universal valve 73. Therefore, the lower packing presser 91 is fixed by screwing the large-diameter hole 91a into the upper projection 75a of the universal valve 73. On the other hand, the small-diameter hole 91b of the lower packing retainer 91 is slightly smaller in diameter than the outer diameter of the upper end 75a of the projection 75.
[0067]
The upper packing retainer 89 has a substantially disk shape, and a guide rod 81 and a camera cable (84) can be inserted in the center thereof at positions corresponding to the holes 73a and 73b of the universal valve 73 so as to penetrate vertically. The holes 89a and 89b are formed. Further, on the lower end surface of the upper packing retainer 89, short cylindrical portions 90, 90 are formed to protrude downward corresponding to the holes 89a, 89b. The short cylindrical portions 90 have an outer diameter that can be inserted into the holes of the packing box 78.
[0068]
The lower packing retainer 91 is screwed into and attached to the projecting portion upper portion 75 a (packing box 78). At this time, the short cylindrical portions 90, 90 formed on the lower end surface of the upper packing presser 89 press the packing 80 housed in the packing box 78 from above.
[0069]
The camera 83 and the guide rod 81 are vertically movably inserted into the guide member 71 via the through holes 89a and 89b of the upper packing presser 89 and the through holes 73a and 73b of the universal valve 73. As shown in FIG. 8, the camera cable (84) and the guide rod 81 are passed through a handle 92 at an upper portion thereof and held. In FIG. 8, reference numeral 93 denotes a safety chain.
[0070]
The camera 83 includes a camera cable 84 and a camera head 85 attached to a distal end thereof. The camera cable 84 can be moved up and down in a watertight state and vertically by a packing 80 housed in a packing box 78. The base end of the camera cable 84 is connected to a monitor or a recording device.
[0071]
The guide rod 81 is an elongated rod having a substantially cylindrical shape. The outer periphery of the guide rod 81 is made watertight by a packing 80 housed in a packing box 78, like the camera cable 84, and is movable up and down. . A screw is formed at the distal end portion 81a of the guide rod 81, and a valve 82 that can open and close the hollow portion of the guide rod 81 is provided at the upper part. The guide rod 81 has a removal head attached to the tip portion 81a.
[0072]
The removal head is detachably mounted by being screwed into the distal end portion 81a of the guide rod 81.
In the present embodiment, the first removal head 95 used to remove rust bumps and the like attached to the vertical pipe portion 5 or the rust bumps and the like attached to the bottom 3a of the water distribution pipe 3 corresponding to the vertical pipe portion 5 Any of the second removal heads 99 used for removing the guide rod is detachably attached to the distal end portion 81a of the guide rod 81.
[0073]
As shown in FIGS. 8 and 9, the first removal head 95 has a substantially cylindrical shape, and its upper end is screwed and attached to the tip portion 81 a of the guide rod 81. At this time, the first removal head 95 and each hollow portion of the guide rod 81 communicate with each other. Further, in the present embodiment, a set screw 94 is screwed in radially inward from the outer peripheral portion through the first removing head 95, and the distal end of the set screw 94 abuts on the outer peripheral portion of the guide rod 81, whereby the first The removal head 95 is more firmly attached to the guide rod 81.
[0074]
At the lower end of the peripheral side wall of the first removing head 95, leg portions 96 are formed at a plurality of locations in the circumferential direction, in this embodiment, at four locations. At the lower end of the leg portion 96, a substantially spherical disk 97 that is convex downward is provided. The disk 97 protrudes radially outward from the cylindrical portion of the first removal head 95. The outer peripheral end of the disk 97 is inclined upward as it goes radially outward, and the radially outer end of the disk 97 is a scraper 97a.
[0075]
FIG. 10 is a diagram showing rust bump removal by the second removal head.
The second removing head 99 is also substantially cylindrical, and its upper end is screwed into the tip end 81a of the guide rod 81 and is detachably attached. At this time, the hollow portions of the second removal head 99 and the guide rod 81 communicate with each other. If a screw is inserted in the left and right directions as in the case of the first removal head 95, the fixing is more firmly performed.
[0076]
At the lower end of the peripheral side wall of the second removing head 99, leg portions 100 are formed to extend downward at a plurality of locations in the circumferential direction, in this embodiment, at four locations. The lower end of each leg 100 is formed to be inclined outward in the radial direction of the second removal head 99 as going downward, and is a scraper 100a.
[0077]
Next, a method for removing rust bumps in undisturbed water using the rust bump removal apparatus of the above embodiment will be described.
The fire hydrant is removed from the ball type repair valve 61 connected to the vertical pipe 5 of the water distribution pipe 3, and the flange 71a at the lower end of the guide member 71 is attached to the flange 62a at the upper end of the ball type repair valve 61, and the bolt / nut 104 is removed. Fix with. At this time, the ball type repair valve 61 is kept closed.
[0078]
To remove rust bumps and the like adhering to the inner peripheral wall of the vertical pipe 5, a first removal head 95 is attached to the distal end portion 81a of the guide rod 81 as shown in FIG. Then, the ball-type repair valve 61 is opened, and the guide rod 81 and the camera 83 are pushed in. Water enters the upper portion of the guide member 71, but since the outer peripheral portion of the universal valve 73 and the outer peripheral portions of the guide rod 81 and the camera cable 84 are in a watertight state, water does not leak to the outside. .
[0079]
When the first removal head 95 reaches the vertical tube portion 5, the rust bumps of the vertical tube portion 5 are removed by rubbing with the scraper 97 a of the first removal head 95 while checking the image from the camera head 85 on the monitor. At this time, by opening the valve 82 of the guide rod 81, water is drained to the outside from between the legs 96 of the first removal head 95 through the hollow portion of the first removal head 95 and the guide rod 81 by water pressure. Rust bumps rubbed off at 97a are also discharged with water.
[0080]
By the way, in the removing device of the present embodiment, since the universal valve 73 is rotatable, the angle of the guide rod 81 can also be changed. Therefore, while checking the inner peripheral surface of the vertical pipe 5 with the camera 83, it is possible to remove rust bumps with the scraper 97a not only in the vertical direction but also in the entire circumferential direction. When the first removal head 95 is used, it is preferable that the guide rod 81 be pulled upward from below to remove rust bumps. As a result, the cut rust bumps fall on the disk 97 at the lower end of the first removal head 95 and are discharged to the outside through the hollow portion of the guide rod 81, and fall into the water distribution pipe 3. There is no end.
[0081]
When the cleaning of the vertical pipe 5 is completed, the guide rod 81 and the camera 83 are once pulled up, and the ball type repair valve 61 is closed. Then, the first removal head 95 at the distal end portion 81a of the guide rod 81 is replaced with the second removal head 99. After the replacement, the ball type repair valve 61 is opened, and the guide rod 81 and the camera 83 are pushed in.
[0082]
As shown in FIG. 10, when the second removal head 99 attached to the tip 81a of the guide rod 81 reaches the bottom 3a of the water pipe 3, the pipe bottom 3a is rubbed with the scraper 100a to remove the attached rust bumps. I do. The removed rust bumps are discharged to the outside via the second removal head 99 and the hollow portion of the guide rod 81, as in the previous case. Since the universal valve 73 is rotatable, a wide range of removal work can be performed at the bottom 3 a of the water distribution pipe 3.
[0083]
When the cleaning is completed, the guide rod 81 and the camera 83 are pulled up and the ball type repair valve 61 is closed. Then, if a fire hydrant is attached to the ball-type repair valve 61 instead of the rust-removing device, the operation is completed.
By the way, according to the first removing head 95 and the second removing head 99 of the present embodiment, the rust bumps attached to the pipe can be removed, and the suspended matter and the residue can be removed from the gaps between the legs 96 and 100 and the openings thereof. Can be recovered from
[0084]
In this embodiment, the guide member 71 is attached to the ball type repair valve 61. However, the guide member is attached to the fire hydrant as the same structure as the tip of the fire hose so that the lower end can be attached to the base of the fire hydrant. You may do so. Further, the structure may be directly attached to the vertical pipe of the water distribution pipe. Further, it is needless to say that the present device can be attached to a ball type repair valve provided above the butterfly type repair valve by using the valve body removing device.
[0085]
Next, the scale status checking device in the water distribution pipe 3 will be described.
This apparatus is used for observing and measuring the amount of rust bumps adhering to the inside of the water distribution pipe 3 without interruption.
FIGS. 11A and 11B are diagrams showing a use state in which the scale condition checking device of the present invention is attached to a ball type repair valve. FIG. 11A shows a state at the time of insertion, and FIG. 11B shows a state at the time of scale measurement.
[0086]
The scale condition checking device of the present embodiment includes a guide member 111 attached to the ball type repair valve 61, a main shaft 113 inserted into the guide member 111 so as to be able to advance and retreat in a watertight state, and a guide member 111 arranged parallel to the main shaft 113. The main shaft 113 is rotatably held at one end by a rotatable shaft 115, and a horizontal bar 117 is rotatably held at substantially the center by the sub shaft 115. In addition, it is desirable that a camera 119 be inserted into the guide member 111 so as to be able to advance and retreat in a watertight state.
[0087]
The guide member 111 has a substantially cylindrical shape, and has a flange portion 111 a formed at the lower end thereof, which can be attached to the ball type repair valve 61. A packing box in which a packing is accommodated is provided above the guide member 111. This packing box can have the same configuration as the configuration of the packing box 33 in which the main shaft 17 passes through the upper part of the guide member 15 in a watertight state in the above-described valve body removing device. In the scale condition checking device of the present embodiment, the main shaft 113, the sub shaft 115, and the camera cable (120) are respectively passed through the upper part of the guide member 111 in a watertight manner through packings in a packing box.
[0088]
The main shaft 113 has a substantially rod shape, and at one end thereof, one end of a horizontal bar 117 is rotatably held by a pin 123 or the like.
The horizontal bar 117 has a substantially bar shape, and has an elongated hole (idiot hole) 117 a formed in the center in the longitudinal direction along the longitudinal direction of the horizontal bar 117.
[0089]
The slave shaft 115 has a substantially rod shape, and a pin 124 is provided at a position slightly above the tip of the slave shaft 115. The pin 124 is passed through the elongated hole 117 a of the horizontal bar 117. The pin 124 is movable along the hole 117a of the horizontal bar 117, and is held so as not to fall out of the hole 117a.
The camera 119 includes a camera cable 120 and a camera head 121 attached to a distal end thereof. In addition, a monitor or a recording device for displaying an image captured by the camera head 121 is connected to the base end side of the camera cable 120.
[0090]
Next, a description will be given of a method for checking the scale condition in the uninterrupted water using the scale condition checking device of the above embodiment.
First, the fire hydrant attached to the upper part of the ball type repair valve 61 is removed, and the flange portion 111a of the guide member 111 is fixed to the flange portion 62a of the upper portion of the valve box 62 of the ball type repair valve 61 by bolts and nuts 105. Then, the ball type repair valve 61 is opened, and the main shaft 113, the sub shaft 115, and the camera cable 120 are pushed in.
[0091]
At this time, by pushing in the main shaft 113, the slave shaft 115 is also pushed in via the horizontal bar 117. As a result, as shown in FIG. 11A, the horizontal bar 117 passes through the vertical pipe portion 5 in an inclined state. Therefore, even if the vertical pipe 5 has a smaller diameter than the length of the horizontal bar 117, the horizontal bar 117 can be inserted. Is possible. Then, with the leading end of the main shaft 113 reaching the bottom 3 a of the water distribution pipe 3, the slave shaft 115 is pushed if necessary until the leading end of the slave shaft 115 contacts the bottom 3 a of the water distribution pipe 3. In addition, in FIG. 11A, if the tip of the slave shaft 115 extends below the main shaft 113 and is longer than the main shaft 113, the main shaft is kept until the tip of the slave shaft 115 reaches the bottom 3 a of the water distribution pipe 3. 113 may be pushed in.
[0092]
Next, as shown in FIG. 11B, the main shaft 113 is pulled up until the horizontal bar 117 is in a horizontal state while the tip of the slave shaft 115 is in contact with the bottom 3 a of the water distribution pipe 3. The moving distance for pulling up the main shaft 113 is equal to the distance (A) from the tip of the slave shaft 115 to the pin 124, so that even if it cannot be visually recognized, an external operation is possible. In this embodiment, since the camera 119 is inserted, it is possible to surely bring the camera into a horizontal state by watching the image on the monitor.
[0093]
When the horizontal bar 117 is in the horizontal state, the two shafts 113 and 115 are integrally fixed so that the horizontal state of the horizontal bar 117 can be maintained, that is, the relative positions of the main shaft 113 and the slave shaft 115 can be maintained. Then, the main shaft 113 and the slave shaft 115 are pulled up until the horizontal bar 117 contacts the upper part of the water distribution pipe 3. This operation can be reliably performed by performing the operation while viewing the image on the monitor. If the tip of the horizontal bar 117 contacts the upper part of the water pipe 3, the moving distance (B) in which the main shaft 113 and the sub shaft 115 are lifted is measured.
[0094]
From the measurement results, the amount of rust bumps adhering to the inside of the water pipe 3 can be determined. In other words, the distance (A) from the tip of the slave shaft 115 to the pin 124 and the distance (B) from which the main shaft 113 and the slave shaft 115 are pulled up are subtracted from the diameter (C) of the water distribution pipe 3 to obtain the water distribution pipe. 3 shows the thickness (D) of the rust bumps adhered (D = CAB). Then, from the value of D, the degree of blockage of the water pipe 3 due to rust can be determined.
[0095]
When the measurement is completed, the fixing of the main shaft 113 and the slave shaft 115 is released, the slave shaft 115 is pulled up with respect to the main shaft 113, the horizontal bar 117 is inclined, and the state is returned to the state of FIG. The shaft 115 is raised and the camera 119 is also raised. Then, when the ball-type repair valve 61 is pulled up, the ball-type repair valve 61 is closed, the guide member 111 is removed, and a fire hydrant is attached to the ball-type repair valve 61 to complete the work.
[0096]
Meanwhile, when measuring the amount of rust bumps attached to the water distribution pipe 3 in the left-right direction, a packing box having a rotatable structure is used. For example, it is possible to adopt a structure like the universal valve 73 of the rust and bump removal device. However, rotation only in the horizontal direction is sufficient. In this case, it is preferable that the slave shaft 115 is disposed at the center of the universal valve 73 (the guide member 111 and the vertical pipe 5). Thereby, the slave shaft 115 moves along the center of the vertical pipe 5.
[0097]
Then, similarly to the above-described method, the main shaft 113 and the sub shaft 115 are pushed in. When the main shaft 113 and the sub shaft 115 reach the pipe bottom 3a, the horizontal bar 117 is set in a horizontal state, and the main shaft 113 and the sub shaft 115 are fixed to each other. In this state, it is preferable that the horizontal bar 117 is arranged at the center in the diameter direction of the water distribution pipe 3.
[0098]
Next, the main shaft 113 is rotated along the circumferential direction of the vertical pipe 5 (the guide member 111) with the slave shaft 115 as the rotation axis while the distal end of the slave shaft 115 is in contact with the tube bottom 3a. When the tip of the horizontal bar 117 contacts one of the left and right sides of the water distribution pipe 3, the main shaft 113 is turned in the opposite direction, and the tip of the horizontal bar 117 is brought into contact with the other left and right sides of the water distribution pipe 3. In this way, the rotatable angle (swing angle) of the main shaft 113 in the horizontal direction is measured, and the degree of rust bump adhesion can be obtained numerically from the result.
[0099]
Further, it is possible to measure rust bumps adhered to the vertical pipe 5 by the scale condition checking device of the present embodiment. At this time, the main shaft 113 and the slave shaft 115 are pushed in in the same manner as described above, and are stopped at desired positions of the vertical pipe 5. Then, the slave shaft 115 is further pushed into the main shaft 113 so that the tip of the horizontal bar 117 contacts the vertical pipe 5. At this time, the amount of rust bumps adhering to the vertical pipe 5 can be determined from the inclination angle of the horizontal bar 117.
[0100]
In FIG. 11, the side of the horizontal bar 117 connected to the slave shaft 115 is an idiot hole 117a. Conversely, the connection side to the main shaft 113 is held by an idiot hole, and May be rotatably held by a pin or the like.
[0101]
Further, in FIG. 11, two axes are used, but it may be realized by one axis. For example, a substantially L-shaped measurement rod having a horizontal axis provided at the tip of a rod-shaped vertical axis may be used. In this case, the right and left deflection angles may be measured in the water distribution pipe 3 directly below the vertical pipe section 5 using a substantially L-shaped member 125 that can pass through the vertical pipe section 5. Further, the lower end of the vertical axis may be further extended downward from the position of the horizontal bar so that the horizontal bar is arranged at the center in the height direction of the water distribution pipe. As shown in FIG. 12, after inserting the substantially L-shaped material 125 from the vertical pipe 5 into the water distribution pipe 3, it is moved in the axial direction of the water distribution pipe 5, and at a position slightly inserted from the vertical pipe section 5, The same measurement of the deflection angle as that of 11 may be enabled.
[0102]
By the way, when performing the above-mentioned operation by the scale condition checking device, it is preferable that the water pipe bottom 3a is cleaned by the rust removing device. By cleaning the bottom 3a of the water distribution pipe corresponding to the vertical pipe 5 by the rust bump removing device, the tips of the main shaft 113 and the slave shaft 115 directly contact the bottom 3a of the water distribution pipe 3 without coming into contact with the rust bump. Therefore, highly accurate measurement is possible.
[0103]
In the present embodiment, the guide member 111 is attached to the ball type repair valve 61. However, the guide member is attached to the fire hydrant as the same structure as the tip of the fire hose so that the lower end can be attached to the base of the fire hydrant. You may do so. Further, the structure may be directly attached to the vertical pipe of the water distribution pipe. Further, it is needless to say that the present device can be attached to a ball type repair valve provided above the butterfly type repair valve by using the valve body removing device.
[0104]
Note that the valve element removing device, the rust bump removing device, and the scale status checking device of the present invention are not limited to the configuration of the above-described embodiment, and can be appropriately changed. For example, in the valve body removing device, the holding member may be a rotatable hook and may be configured to be hooked on the upper end of the take-out assisting tool.
[0105]
【The invention's effect】
As described in detail above, according to the valve element removing device of the present invention, it is possible to replace the butterfly valve with the ball valve at low cost without civil engineering work without interruption of water. This makes it possible to carry out in-pipe investigations with uninterrupted water at low cost.
Further, according to the rust bump removing device of the present invention, it is possible to remove rust bumps attached to the water distribution pipe and its vertical pipe without interruption. Removal of rust bumps on the vertical pipe can eliminate shortage of flow during fire fighting activities. In addition, even in normal times, it is possible to suppress the occurrence of red water and suspended matter in tap water.
Further, according to the scale condition checking device of the present invention, it is possible to measure the amount of rust bumps adhering to the inside of the water distribution pipe due to uninterrupted water. This can be used as one of the determinations of pipe renewal and pipe rehabilitation, and the status of laid pipes in the year or the like can be determined. In addition, it is possible to easily determine the consumer's judgment on red water claims.
In addition, when using a rust removal device and a scale status confirmation device, it is possible to work while checking with a camera.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic longitudinal sectional view showing a use state of a valve element removing device of the present invention.
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view of a feeder portion of the valve element removing device of FIG.
FIG. 3 is a schematic longitudinal sectional view showing a state where the pipe line of the valve box is expanded to a position short of a valve shaft by the valve element removing device of FIG. 1;
FIG. 4 is a schematic longitudinal sectional view showing a state in which a take-out assisting tool is attached to a valve body of the butterfly type repair valve.
FIG. 5 is a schematic longitudinal sectional view showing a state in which the valve element removing device of the present invention is attached to a ball type repair valve provided on an upper part of a butterfly type repair valve.
FIG. 6 is a schematic longitudinal sectional view showing a state where a valve shaft is cut by the valve element removing device of the present invention.
FIG. 7 is a schematic longitudinal sectional view showing a state in which the removed valve element is pulled up.
FIG. 8 is a longitudinal section showing one embodiment of the rust-removing device of the present invention, and shows a state in which the device is attached to a ball type repair valve.
9 is an enlarged view in which a part of FIG. 8 is omitted, and shows a structure of a universal valve portion and a distal end portion of a guide rod.
FIG. 10 is a diagram showing rust bump removal by a second removal head.
FIGS. 11A and 11B are diagrams showing a use state in which the scale condition checking device of the present invention is attached to a ball type repair valve, wherein FIG. 11A shows a state at the time of insertion, and FIG. 11B shows a state at the time of scale measurement.
FIG. 12 is a plan view showing a method for measuring the amount of rust bumps attached to a water distribution pipe using a substantially L-shaped member.
[Explanation of symbols]
1 Butterfly repair valve
3 water pipe
5 vertical pipe
9 Valve
10 Projection
11 Valve box
15 Guide member
17 Spindle
19 Cutting blade
23 Drain hose
25 cases
31 Packing
33 Packing box
37 Feeder
49 motor
55 Holding member
59 Removal aid
61 Ball type repair valve
71 Guide member
71c Spherical belt-like surface
72 Packing
73 Universal valve
74 Universal valve body
75 Projection
75a Upper part of protruding part (larger diameter part)
78 Packing box
77 Universal valve presser
77c through hole
80 Packing
81 Guide Rod
83 Camera
87 Packing foot
89 Upper packing foot
91 Lower packing foot
95 1st removal head
97 disk
99 2nd removal head
100 legs
111 Guide member
113 spindle
115 Slave
117 horizontal bar
117a hole
119 Camera
124 pins

Claims

A device that removes the valve body from a butterfly valve whose valve body is rotatable around its valve axis so as to open and close a pipe passing through the valve box,
A guide member detachably attached to the valve box of the butterfly valve, such that a watertight state can be maintained with respect to the outside, and the hollow portion is arranged continuously with the pipe line of the valve box,
A main shaft provided to be able to advance and retreat along the hollow portion of the guide member;
A valve body removing device, comprising: a cutting blade provided at a distal end portion of a main shaft and capable of expanding the diameter of a pipe line of a valve box of a butterfly valve and / or cutting a valve shaft.

In order to replace the butterfly valve with a ball valve, the guide member is connectable to the butterfly valve via a ball valve,
The guide member has a cylindrical shape that is detachable from a flange of a butterfly valve or a ball valve,
The main shaft is capable of moving back and forth along the cylindrical guide member, and its outer peripheral portion is provided to extend from the guide member in a watertight state. Given the driving force,
The valve element removing device according to claim 1, wherein a holding member that holds the valve element is provided at a tip end of the main shaft.

The holding member is configured to be able to hold the valve body via a take-out assisting tool provided on the valve body,
3. The valve body removal according to claim 2, wherein the removal assisting tool has a lower end portion screwed, engaged, or welded to the valve body, and an upper end portion serving as a holding portion to the holding member. 4. apparatus.

A method of removing the valve element from a butterfly valve in which a valve element is rotatable around its valve axis so that a pipe passing through the valve box can be opened and closed,
The pipe line above the valve box of the butterfly valve is expanded,
Paint this enlarged processing part,
While holding the valve body of the butterfly valve, cut off the valve shaft that rotates and holds the valve body,
A method for removing a valve body of a butterfly valve, comprising removing the held valve body from a valve box.

The valve body is removed using a valve body removing device according to claim 3 from a butterfly valve in which a valve body is rotatable around its valve axis so that a pipeline passing through a valve box can be opened and closed. A method of replacing a butterfly valve with a ball valve,
With the butterfly valve closed, the valve body removing device attached to the upper part of the valve box of the butterfly valve expands the pipe line at the upper part of the valve box,
Remove the valve body removal device, screwed, engaged or welded to the valve body of the butterfly valve, and attached an extraction aid,
Painting the processed part with the expanded diameter,
Attach a ball valve to the upper part of the butterfly valve valve box,
With the ball valve opened, the valve shaft removing device attached to the upper part of the valve box of the ball valve cuts the valve shaft of the butterfly valve while holding the take-out assisting tool at the tip of the main shaft,
A valve element replacement method, comprising: lifting a valve element together with a main shaft, closing a ball valve, and removing a valve element removing device.

A rust bump removal device for removing rust bumps, residues or suspended matter from the inner peripheral portion of the vertical pipe portion of the water distribution pipe, or from the bottom of the water distribution pipe corresponding to the vertical pipe portion,
A substantially cylindrical guide member provided in the vertical pipe portion of the water distribution pipe,
A universal valve which is rotatably held in a watertight state through a substantially spherical surface at an upper portion of the guide member,
A substantially cylindrical guide rod is provided in an outer peripheral portion of the universal valve in a watertight state, and penetrates vertically so as to be able to advance and retreat.
A scraper is provided at the distal end of the guide rod and scrapes off the rust bumps on the bottom or inner peripheral portion of the vertical pipe. The rust bumps cut off by the scraper are passed through the hollow hole of the guide rod to the outside. A removing head having an opening for discharging to the rust bump.

The guide member is provided with a substantially spherical band-shaped surface in the upper opening,
The universal valve has a substantially spherical belt-like side wall rotatably held on the substantially spherical belt-like surface,
In this universal valve, a camera cable is also provided to be able to advance and retreat in a watertight state in parallel with the guide rod,
At the end of this camera cable, a camera head for observing the situation inside the tube is provided,
Either a first removal head for the inner circumference of the vertical tube portion or a second removal head for the bottom of the vertical tube portion is removably attached to the tip of the guide rod. The rust-removing device according to claim 6.

The first removal head has a substantially short cylindrical shape which can be attached to and detached from the distal end of a guide rod by a screw, and has a leg extending downward at a plurality of circumferential locations at a lower end of a peripheral side wall thereof. At the lower end of the leg, a downwardly protruding substantially spherical disk is provided so as to protrude radially outward, and the radially outer end of the disk is a scraper. The rust bump removing device according to claim 7, characterized in that:

The second removal head has a substantially short cylindrical shape that can be attached to and detached from the distal end of a guide rod with a screw, and has a leg extending downward at a plurality of circumferential locations at the lower end of the peripheral side wall. 8. The rust bump removing apparatus according to claim 7, wherein a lower end of the leg is a scraper.

Applied to the existing part where the fire hydrant was attached to the vertical pipe of the water distribution pipe via a butterfly type repair valve,
Using the valve body replacement method according to claim 5, a ball-type repair valve is newly attached to the upper part of the valve box of the existing butterfly-type repair valve, and the valve body of the butterfly-type repair valve is removed to replace the repair valve. Change from butterfly type to ball type,
10. Removal of rust bumps on the inner surface of a vertical pipe or a drain pipe from a ball-type repair valve or a ball hydrant attached to an upper part of the valve using the rust removal apparatus according to any one of claims 6 to 9. A method for removing rust bumps.

A scale status checking device for checking the scale adhesion status in the pipe from the vertical pipe portion of the water distribution pipe,
A substantially cylindrical guide member provided in the vertical pipe portion of the water distribution pipe,
A main shaft which can be advanced and retracted in a watertight state with respect to the guide member;
A scale status checking device comprising: a dimensioning horizontal bar arranged substantially perpendicularly to the main shaft from a lower end of the main shaft.

A scale status checking device for checking the scale adhesion status in the pipe from the vertical pipe portion of the water distribution pipe,
A substantially cylindrical guide member provided in the vertical pipe portion of the water distribution pipe,
A main shaft which can be advanced and retracted in a watertight state with respect to the guide member;
A dimensioned horizontal bar rotatably held at the lower end of the spindle;
While preventing the falling of the dimensioning horizontal bar at the tip portion and holding the same, a slave shaft is provided that can be advanced and retracted in a watertight state with respect to the guide member substantially parallel to the main shaft,
The dimensioning horizontal bar is relatively movable with respect to the main shaft, and the slave shaft is moved upward in the vertical pipe by being housed along the main shaft, while the slave shaft is relatively moved downward with respect to the main shaft. A scale condition checking device characterized in that the end portion is perpendicular to the main axis and the tip portion can be extended outward from the inner peripheral portion of the vertical tube.

In the guide member, a camera cable is also provided to be able to advance and retreat in a watertight state,
13. The scale condition checking device according to claim 11, wherein a camera head for observing a condition in the tube is provided at a distal end portion of the camera cable.

A scale status confirmation method using the scale status confirmation device according to any one of claims 11 to 13,
It is characterized by checking the scale adhesion status on the inner surface of the water distribution pipe from the contact position of the main shaft or horizontal rod on the lower part of the inner surface of the water distribution pipe and the contact position of the horizontal rod on the inner surface of the water pipe. How to check the scale status.

A scale status confirmation method using the scale status confirmation device according to any one of claims 11 to 13,
A method of confirming the scale condition, comprising rotating a dimensioning horizontal bar around a main shaft or a slave shaft, abutting the left and right portions of the inner surface of the water distribution pipe, and checking the state of scale adhesion on the inner surface of the water distribution pipe from the deflection angle thereof. .

A scale status confirmation method using the scale status confirmation device according to claim 12 or claim 13,
A scale condition checking method characterized by checking the scale attachment condition on the inner surface of the vertical pipe from the rotation opening angle of the dimensioning horizontal bar around the rotation holding part.

Applied to the existing part where the fire hydrant was attached to the vertical pipe of the water distribution pipe via a butterfly type repair valve,
Using the valve body replacement method according to claim 5, a ball-type repair valve is newly attached to the upper part of the valve box of the existing butterfly-type repair valve, and the valve body of the butterfly-type repair valve is removed to replace the repair valve. Change from butterfly type to ball type,
The scale condition of the inner surface of the water distribution pipe is confirmed from the ball type repair valve or the ball type fire hydrant attached to the upper part of the valve using the scale condition checking device according to any one of claims 11 to 13. A method for checking the scale status characterized by the following.

Before or after construction of the rust bump removal method according to claim 10, the scale situation confirmation method according to claim 17 is used to confirm the scale situation inside the water distribution pipe. .