JP2004237876A - Window defogger - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外側面が冷気に晒される窓の内側面の曇り止め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
窓ガラスの曇りを防止する方式として、電気暖房器具によって加熱した加熱空気を窓ガラスに吹き付ける方式(例えば、特許文献1)や、窓ガラスに形成した透明な薄膜を電気的に発熱させて窓ガラスを加熱する方式(例えば、特許文献2)がある。
【0003】
特許文献1の方式では、暖房器具とその加熱空気を窓ガラスへ誘導するダクト機構等が必要となり、装置が複雑化すると共に高価なものとなる。また、特許文献2の方式では、窓ガラスにスパッタリング法で製膜したり、電動薄膜を転写したり、薄膜を塗布したり等の方法で発熱膜を形成するため、この発熱膜を発熱させるための発信機や配線装置を含めて装置が複雑化する。
【0004】
従来、プレジャーボート等の小型船舶にあっては、外気温の低い状態では、操縦席を覆う船室の前方の窓は、外気と船室内の温度差によって、その内面側に空気中の水分が凝縮して曇りを生じる。また、外気が氷点下になるときには、この水分が凍結する場合もある。上記二つの方式とも、電力供給の安定した電源が必要であるが、プレジャーボート等の小型船舶において、電力供給の安定化を図るためには高価な設備が必要となるため、その操縦席の前方窓の曇り止め装置として上記の方式を適用することは好ましくない。また、上記二つの方式とも、取り外し式の曇り止め装置としては考慮されていない。
【0005】
小型船舶の窓ガラスの曇り止めには、小型船舶のエンジンを冷却した温水をラジエータへ流し、このラジエータで暖められた温風をファンで窓ガラスに吹き付けて曇りを取る方式があるが、この方式ではラジエータとファンが必要となるだけでなく、そのための温水配管が必要となり、またファンへ供給する電力用の電池が必要となり、電力消費上からも好ましくない。
【0006】
また、小型船舶の操縦席前方の窓の一部を電動機によって透明板を回転させる旋回窓と称する窓構造とし、この旋回窓によって航行時に衝突する雨を払い退ける所謂、ワイパーの作用をさせるものがある。この旋回窓の旋回によって曇りも解消できるが、この旋回窓を購入して完成した船舶の窓に取り付けるためには、その取り付けに必要な加工を船舶に施さねばならないので、実際はかなり困難であり、通常は船舶の製作時に取り付ける方法が採用される。更に、この旋回窓も電動機へ供給する電力用の電池が必要となり、電力消費上からも好ましくない。
【0007】
【特許文献1】
特開平05−346088号公報(第1〜3頁、図1〜3図)
【特許文献2】
特開2002−001869号公報(第1〜4頁、図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような点に鑑みて、電源を必要としない、然も簡単に窓に取り付けて窓の曇り止めが達成でき、不要時には簡単に取り外しておくことができる装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願発明の窓の曇り止め装置は、外側面が冷気に晒される窓の内側面に装着されるものであって、全周で前記窓の内側面に密着するパッキンと、このパッキンで囲まれた領域において前記窓の透視面と空間を存して対面する透視可能な窓面部分を有する曇り止め板を備え、前記パッキンは、前記窓の内側に面状に密着するよう外方へのびた可撓性シールヒレを有するものである。
【0010】
このため、可撓性シールヒレは外方へのびているため、例えばポンプ装置で前記空間の空気を吸引などしたとき周囲の空気圧を可撓性シールヒレの外面で受けることにより、可撓性シールヒレが小型船舶等の窓の内側面に強く密着する。このため、パッキンによる気密性が良好となり、窓に対する曇り止め装置の保持が確実となり、安全であると共に前記空間の負圧を長時間に亘り維持できることとなる。また、前記空間は断熱空間となるため、この窓面部分では曇りが防止でき、電力不要の装置を提供できる効果がある。このため、小型船舶の操縦席の窓に事前に取り付けておけば、小型船舶を運転する際には曇りなく運転ができ、航行上も安全である。
【0011】
また、本願発明の窓の曇り止め装置は、外側面が冷気に晒される窓の内側面に全周で密着するパッキンと、このパッキンで囲まれた領域において前記窓の透視面と空間を存して対面する透視可能な窓面部分を有する曇り止め板を備え、前記パッキンは、環状の内側シール突部と環状の外側シール突部とで前記窓との間に環状空間を形成し、前記窓に対する押し圧による前記環状空間の負圧によって前記窓に吸着可能としたことを特徴とする。
【0012】
このため、上記の効果に加えて、前記窓に対する押し圧によって環状空間の空気が追い出されて負圧となり、それによって前記窓に曇り止め装置が吸着するため、ポンプ装置によって空間の空気を吸引する機構を付加すれば、曇り止め装置が吸着保持されている間にそのポンプ装置の操作を開始できることとなり、曇り止め装置を窓に押さえつけるために他の人の手を借りずに、一人で曇り止め装置の窓への取り付けとポンプ装置の操作とができることとなり、作業も簡単になる。このため、ポンプ装置による前記空間の空気の吸引操作前の曇り止め装置の保持機構として有効である。
【0013】
また、本願発明の窓の曇り止め装置は、前記環状空間を複数の環状のシール突部によって内側と外側の二重に形成したことを特徴とする。このため、上記効果に加えて、ポンプ装置などを用いる吸引の前の窓に対する曇り止め装置の保持力を更にアップできるため、安定した保持が達成できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本願発明の実施の形態について説明する。各図は本発明の窓の曇り止め装置の実施形態を示す。図1は窓の曇り止め装置の平面図、図2は窓の曇り止め装置を小型船舶の前面窓の内側に取り付けた斜視図、図3は窓ガラスの内側に窓の曇り止め装置を装着した状態を断面で示す説明図、図4は窓の曇り止め装置のポンプ装置を含む断面図、図5は窓の曇り止め装置とポンプ装置の取り付け状態を示す断面図、図6は窓の曇り止め装置のパッキンの断面端面図、図7は窓の曇り止め装置の他の実施形態に係るパッキンの断面端面図、図8は窓の曇り止め装置の更に他の実施形態に係るパッキンの断面端面図である。
【0015】
本発明は、窓ガラスに曇りが生じ、視界不良になることによって支障が生じるような窓に適用して、特に効果があるものである。このため、本発明が対象とする窓30は、外側面が冷気に晒される状態にある透視窓であり、例えば、プレジャーボート、小型客船、小型運搬船等のような小型船舶40の操縦席41の前方に設けられる前面窓30、又はその他のものの窓である。
【0016】
以下、小型船舶40を対象にして本発明の窓の曇り止め装置を説明する。小型船舶40において、操縦席41とその後方の船室42とを覆うブリッジ43を設けた前面窓30、即ち、操縦席41の前方に設けられる前面窓30の透視面31は、その外側面は外気に晒され、その内側面は操縦席41や船室42の空気温度に晒され、冬季などではその温度差によって透視面31の内側面に水分による曇りや露つき現象を生じる。本発明の窓の曇り止め装置1が取り付けられた部分ではこれを防止できる効果がある。
【0017】
窓30は、透視面31の周囲を枠32で囲った形態が一般的であり、その形状は四角形、多角形、丸型等、種々の形態がある。透視面31は、着色、無着色に係わらず、それを通して一方の側から他方側を透視できる資材で構成され、プラスチックスやガラスが採用される。操縦席41とその後方の船室42とを覆うブリッジ43を設けた小型船舶40の前面窓30、即ち、操縦席41の前方に設けられる前面窓30の透視面31は、表面の傷つきによる視界不良の問題や強度を考慮して、一般的には、傷のつき難い強化ガラスが採用される。
【0018】
本発明の窓の曇り止め装置1は、外側面が冷気に晒される窓30の内側面に装着されるものであって、全周で窓30の内側面に密着するパッキン2と、このパッキン2で囲まれた領域において窓30の透視面31と空間3を存して対面する透視可能な窓面部分4を有する曇り止め板10を備え、パッキン2は、窓30の内側に密着するよう外方へのびた可撓性シールヒレ50を有し、空間3の空気をポンプ装置5で吸引するようにしたものである。パッキン2は、合成樹脂製の合成ゴム又は天然ゴムのいずれでもよく、可撓性シールヒレ50は、図6乃至図8に点線で示すように、パッキン2の外側に向けて透視面31に面接触するように撓んで透視面31に密着する。また、パッキン2は、曇り止め板10の周縁部を挟み込む環状溝55の対向面には一対の環状シール突起56、56が形成され、この環状シール突起56、56と曇り止め板10の周縁部が密着して、パッキン2と曇り止め板10との気密が保たれる。
【0019】
曇り止め板10は、窓面部分4を透視可能な資材で形成しており、全体を透視可能な一つの資材で形成することもできる。即ち、窓面部分4とその周囲を取り囲んでパッキン2を取り付ける枠部分7とを透視可能な一つの資材で形成することもできる。これに対して、窓面部分4と、その周囲を取り囲んでパッキン2を取り付ける枠部分7とを別部材で構成することもできる。このため、曇り止め板10は、全体を透視可能な一つの資材で形成する場合は、透明性に優れたアクリル、ポリカーボネート等の合成樹脂を所定の形状に成形して形成される。また、窓面部分4とその周囲の枠部分7とを別個に形成して気密に組み合わせる場合には、窓面部分4を透明性の強化ガラスや、透明性に優れたアクリル、ポリカーボネート等の合成樹脂で形成し、枠部分7を木材、金属、合成樹脂等によって形成することができる。
【0020】
また、曇り止め板10は、空間3に連通した吸引口6を備える。この吸引口6に連通してポンプ装置5の取り付けを行う吸引パイプ60が、曇り止め板10の外側面に接着剤によって接着されている。吸引パイプ60は視界の邪魔にならないように透明合成樹脂で形成され、曇り止め板10と吸引パイプ60は透明板であるため、この接着剤に含まれる気泡や接着面が外部から透視されてデザイン的な不具合に見えるため、これを解消するために吸引パイプ60の平坦な端面が曇り止め板10の外側面に平面で接着される構成を採っている。
【0021】
窓面部分4は、これを通した視界の良好性を保つために、全体が均一な平板状をなすように枠部分7から窪んだ状態に形成され、窓30にセットしたとき、パッキン2で囲まれた領域において窓30の平坦な透視面31との間に略均一な空間3が形成される。この空間3は、後述のように、ポンプ装置5によってこの空間3の空気が吸引されたことによって、この空間3が良好な断熱空間となるような厚さであり、10mm〜20mm前後の厚さがあればその断熱機能が発揮できる。窓面部分4は、その周縁部の枠部分7を含めて全体が均一な平板状をなす形状とするものでもよい。
【0022】
窓面部分4を通して受ける眩しさを減じるために、窓面部分4をサングラスのように着色をしたり光反射層を形成したり、或いは偏光板構造とすることができる。これによって、太陽光による眩しさを減じ、小型船舶などの操縦の安全が図れる。
【0023】
図6に示すパッキン2を採用した本発明の窓の曇り止め装置1において、使用に際して、曇り止め板10を窓30のガラス31の内側面に沿わせてパッキン2をガラス31に当接せしめ、この状態で空間3の空気をポンプ装置5によって吸引する。この吸引によって空間3が周囲よりも負圧になるため、ガラス31の内側面に吸着される。このとき可撓性シールヒレ50は外方へのびているため、後述のようにポンプ装置5で空間3の空気を吸引したとき、図6に点線で示すように、可撓性シールヒレ50が小型船舶等の窓ガラス31の内側面に面状に強く密着する。この場合、可撓性シールヒレ50で囲まれた内側領域において、パッキン2と窓ガラス31との間に隙間があっても、空間3の負圧が可撓性シールヒレ50の内側に作用して可撓性シールヒレ50の外側面が受ける周囲の空気圧との差によって、可撓性シールヒレ50は窓ガラス31に強く密着して空間3の気密を保つことができる。このため、パッキン2による気密性が良好となり、窓30に対する曇り止め装置1の保持が確実となり、安全であると共に空間3の負圧を長時間に亘り維持できることとなる。
【0024】
このように、可撓性シールヒレ50が小型船舶等の窓30の内側に面状に密着するため、パッキン2を当接させた状態で、ポンプ装置5によって空間3の空気を真空に向けて吸引することによって、空間3の密着性が良好となり、この空間3は断熱空間となるためこの部分での曇りが防止でき、電力不要の装置を提供できることとなる。
【0025】
窓の曇り止め装置1は、このように使用されるため、適用される窓30のガラス31の大きさに適合できる大きさに形成され、図1に示すような丸型に限らず種々の形状に構成することができる。また、本発明の窓の曇り止め装置1は、小型船舶用、或いはその他の装置用というように、それぞれ適用されるものごとに作製することができる。
【0026】
曇り止め板10は、窓面部分4を、空間3の負圧により変形して窓30の透視面31の破損を防止するよう形成している。小型船舶40の操縦席41の前方に設けられる窓30の透視面31は、一般的に強化ガラスが採用されており、5mm程度の厚さの平面板ガラスである。図3のように窓30のガラス31の内側面にパッキン2を当接せしめた状態でポンプ装置5によって空間3の空気を吸引して真空方向へ空気引きすることによって、この空間3は周辺外気よりも負圧となる。このポンプ装置5のポンプ作用によって窓30のガラス31と窓面部分4とが内側方向への作用力を受けるが、図3に点線で示すように、ガラス31よりも先に又は大きく窓面部分4が内側に変形するように形成しているため、この変形によってガラス31への変形力が緩和され、ガラス31の破損が防止される。
【0027】
ポンプ装置5は、曇り止め板10の吸引パイプ60に対して固定した形態でもよいが、吸引口6に対して着脱自在な構成としている。この着脱自在な構成の場合には、曇り止め板10に立設した吸引パイプ60に対して圧入によって着脱できる構成とする。ポンプ装置5は、窓の曇り止め装置1を窓ガラス31に当接させる前に予め吸引パイプ60に取り付けておく方法でもよく、また、窓の曇り止め装置1を窓ガラス31に当接させ状態でポンプ装置5を吸引パイプ60に取り付ける方法のいずれでもよい。
【0028】
ポンプ装置5の一つの形態を図5に示す。ポンプ装置5は、曇り止め板10の吸引パイプ60に取り付けられるバルブ部材8と、このバルブ部材8に着脱自在に結合されるポンプ本体5Aとで構成している。バルブ部材8は、合成樹脂製の合成ゴム、天然ゴムのいずれで形成されてもよく、吸引パイプ60に着脱自在に挿入される筒部8Aの外周に複数条の環状ヒレ81を形成し、筒部8Aを吸引パイプ60内に圧入することにより、この環状ヒレ81によってバルブ部材8と吸引パイプ60とのシールが達成される。またバルブ部材8の他方側8Bには環状の鍔82を形成し、この鍔82から先の部分はポンプ本体5Aのシリンダ9と着脱自在な密着挿入関係にある。そして、鍔82に対応した内側には常時閉じた状態を保つようにスリット85によってバルブ部を構成している。
【0029】
ポンプ本体5Aは、ポンプシリンダ9の開放端へバルブ部材8の他方側8Bが密着状態に環状の鍔82部分まで挿入され、操作レバー11にピストン棒13を介して連結したピストン12がシリンダ9内を往復運動するものである。このポンプ5は、レバー11によってピストン12が往復運動することによって空間3の空気が吸引される仕組みである。
【0030】
それを詳しく説明すると、バルブ部材8は中間に空気通となるスリット85を形成しており、ピストン12が矢印P方向へ動くときバルブ部材8のスリット85が開いて空間3の空気がポンプシリンダ9内へ吸い込まれ、ピストン12が矢印Q方向へ動くときポンプシリンダ9内へ吸い込まれた空気によってバルブ部材8が押圧されてスリット85が閉じ、ポンプシリンダ9内へ吸い込まれた空気はピストン12とポンプシリンダ9との隙間を通ってポンプシリンダ9とピストン棒13との間の隙間70からポンプシリンダ9外へ逃げる仕組みである。ピストン12の往復操作によって空間3の気圧が外気よりも負圧になると、バルブ部材8のスリット85は、この気圧差によって閉じた状態を維持する。この状態においてポンプ本体5Aは不要であるためバルブ部材8から取り外す。ポンプ本体5Aをバルブ部材8から取り外しても、バルブ部材8のスリット85が閉じたままの状態であるため、空間3の負圧は維持され曇り止め装置1は窓30に付着したままである。
【0031】
ポンプ装置5による吸引の程度は、この吸引によって生じる窓面部分4の変形を目視することによって、空間3の空気が真空方向へ引かれて空間3が負圧になったことが判るため、その時点でポンプ装置5による吸引を停止すればよい。窓面部分4の変形は、窓面部分4を通した視界が妨げられない程度が好ましい。
【0032】
実際、レバー11を往復動させてポンプ装置5によって空間3の空気を吸引するとき、次第にレバー11を矢印P方向へ引っ張り難くなり、遂にその引っ張りがある限度に達してきたことを、そのレバー11を操作する人が感じることができる。この状態でポンプ装置5による吸引を終了すればよい。
【0033】
また、空間3の気圧を表示するインジケータを曇り止め板10に設けることによって、このインジケータの表示を見てポンプ5による吸引の終了を行うように構成してもよい。
【0034】
上記のように、ポンプ装置5で空間3の空気を吸引することによって、この空間3は外気よりも真空に近い状態となって断熱空間となるため、この窓面部分4とこの窓面部分4に対応する窓30のガラス31の曇りが防止できる。外気温が高くなった状態など、曇りが生じない状況下では、窓の曇り止め装置1を取り外すことができる。この場合、バルブ部材8のスリット85部分を指で摘んで押し潰してスリット85を開くことによって、空間3へ外気が侵入して空間3の負圧が解消されるため、曇り止め板10を取り外すことができる。
【0035】
この他に、空間3に通じる吸気小孔を曇り止め板10に設けておき、通常はこの吸気小孔を栓で塞いだ状態とし、窓の曇り止め装置1を取り外す場合には、この栓を外して吸気小孔から空間3に空気を導入するようにして、空間3の負圧を解消して曇り止め板10を取り外すことができるように構成することもできる。
【0036】
図6のパッキン2に代わる他の実施形態に係るパッキン2を図7に示す。これにおいて、パッキン2は、環状の内側シール突部51と環状の外側シール突部50とで窓30との間に環状空間52を形成している。この場合、環状の外側シール突部50は可撓性シールヒレ50によって形成されており、環状の内側シール突部51は透視面31に密着して若干撓む突起状に形成している。またパッキン2は、曇り止め板10の周縁部を挟み込む環状溝55の対向面には一対の環状シール突起56、56が形成され、この環状シール突起56、56と曇り止め板10の周縁部が密着して、パッキン2と曇り止め板10との気密が保たれる構成である。
【0037】
このような曇り止め装置1を窓30の内側に対抗させて押し圧することによって、内側シール突部51と環状の外側シール突部50が窓30の透視面31に密着して撓みつつ環状空間52の空気が押し出される。この状態でこの押し圧力を解除すると、内側シール突部51と外側シール突部50を含むパッキン2の復元力によって、環状空間52が負圧となって窓30に曇り止め装置1が吸着される。このように曇り止め装置1が窓30のガラス31に保持された状態において、ポンプ装置5を吸引パイプ60に取り付けてポンプ操作を開始するか、予め取り付けたポンプ装置5のポンプ操作を開始するかの作業を行える。
【0038】
上記のように、可撓性シールヒレ50が小型船舶等の窓30の内側に密着するため、密着性が良好となり、パッキン2を当接させた状態でポンプ装置5によって空間3の空気を真空に向けて吸引することによって、この空間3は断熱空間となるため、窓面部分では曇りが防止でき、電力不要の装置を提供できることとなる。また、窓30に対する押し圧によって環状空間52の空気が追い出されて負圧となり、窓30に曇り止め装置1が吸着するため、曇り止め装置1の仮止めが達成され、曇り止め装置を窓に押さえつけるために他の人の手を借りることなく、曇り止め装置1の窓30への取り付けとポンプ装置5の操作とを一人でができることとなり、作業も簡単になる。
【0039】
ポンプ装置5によって空間3が負圧となり窓30に曇り止め装置1が吸着した状態において、若し、内側シール突部51と窓ガラス31との間に隙間が生じた場合でも、空間3の負圧が可撓性シールヒレ50の内側に作用して可撓性シールヒレ50の外側面が受ける周囲の空気圧との差によって、可撓性シールヒレ50は窓ガラス31に強く密着して空間3の気密を保つことができる。このため、パッキン2による気密性が良好となり、窓30に対する曇り止め装置1の保持が確実となり、安全であると共に空間3の負圧を長時間に亘り維持できる。
【0040】
また、図8にはパッキン2の更に他の形態を示す。このパッキン2は、複数の環状のシール突部50、51、53によって内側と外側の二重の環状空間52、54を形成している。曇り止め装置1を窓30の内側に対抗させて押し圧することによって、シール突部50、51、53が窓30の透視面31に密着して撓みつつ環状空間52、54の空気が押し出される。この状態でこの押し圧力を解除すると、シール突部50、51、53を含むパッキン2の復元力によって、環状空間52、54が負圧となって窓30に曇り止め装置1が吸着される。この二重の環状空間52、54による吸着にて曇り止め装置1の窓30に対する保持力をアップすることができる。この場合、環状の外側シール突部50は可撓性シールヒレ50によって形成され、環状の内側シール突部51は可撓性シールヒレ50と同様な可撓性シールヒレによって形成され、中間の環状シール突部53は弧状の凸形に形成して、窓30の透視面31に対する密着性を良好にしている。
【0041】
このように、可撓性シールヒレ50が小型船舶等の窓30の内側に密着するため、密着性が良好となり、パッキン2を当接させた状態でポンプ装置5によって空間3の空気を真空に向けて吸引することによって、この空間3は断熱空間となるためこの部分では曇りが防止でき、電力不要の装置を提供できることとなる。また、窓30に対する押し圧によって環状空間52、54の空気が追い出されて負圧となり、窓30に曇り止め装置1が吸着するため、曇り止め装置1の仮止めが達成され、曇り止め装置を窓に押さえつけるために他の人の手を借りることなく、曇り止め装置1の窓30への取り付けとポンプ装置5の操作とを一人でができることとなり、作業も簡単になる。
【0042】
本発明において、図6乃至図8のいずれの形態のパッキンにおいても、窓30に対する押し圧によって環状空間の空気を追い出して、窓30に曇り止め装置1が吸着保持される時間は、その後に行われるポンプ装置5の取り付け及び又はポンプ操作の開始まで、この吸着保持が維持されればよい。このため、その吸着保持時間は、実質的には10数秒〜数10秒もあればこれらの作業ができるため15秒、20秒、30秒、40秒、50秒のように数十秒に設定できるが、安全を見越して1分あれば安心できる。
【0043】
本発明は、小型船舶の窓の曇り止めに係わらずその他の物の窓の曇り止めにも適用できる。このため、上記実施形態に限定されず、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り種々の変更が考えられ、それに係る種々の実施形態を包含するものである。
【0044】
【発明の効果】
本発明によって、可撓性シールヒレは外方へのびているため、窓との接触が面接触となって気密保持が良好となる。また、ポンプ装置などで前記空間の空気を吸引するようにすれば、そのとき周囲の空気圧を可撓性シールヒレの外面で受けることにより、可撓性シールヒレが小型船舶等の窓の内側面に強く密着するため、パッキンによる気密性が良好となり、窓に対する曇り止め装置の保持が確実となり、前記空間の負圧を長時間に亘り維持できると共に安全でもある。そして、前記空間は断熱空間となるため、この部分では曇りが防止でき、電力不要の装置を提供できる効果がある。このため、小型船舶の操縦席の窓に事前に取り付けておけば、小型船舶を運転する際には曇りなく運転ができ、航行上も安全である。
【0045】
また、本願発明では、窓に当接するパッキンの面に窓との間で環状空間を形成するように構成したことにより、前記窓に対する押し圧によって環状空間の空気が追い出されて負圧となり、それによって前記窓に曇り止め装置が吸着するため、曇り止め装置の仮止めができる。このため、ポンプ装置が付加されていれば曇り止め装置が吸着保持されている間にそのポンプ装置の操作を開始できることとなり、曇り止め装置を窓に押さえつけるために他の人の手を借りずに、一人で曇り止め装置の窓への取り付けとポンプ装置の操作とができることとなり、作業も簡単になる。
【0046】
また、本願発明の窓の曇り止め装置は、環状空間を複数の環状のシール突部によって内側と外側の二重に形成したことにより、上記効果に加えて、ポンプ装置による吸引の前の窓に対する曇り止め装置の保持力を更にアップできるため、安定した保持が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の窓の曇り止め装置の平面図である。
【図2】本発明の窓の曇り止め装置を小型船舶の前面窓の内側に取り付けた斜視図である。
【図3】本発明の窓の曇り止め装置を窓ガラスの内側に装着した状態を断面で示す説明図である。
【図4】本発明の窓の曇り止め装置のポンプ部分を含む断面図である。
【図5】本発明の窓の曇り止め装置とポンプの取り付け状態を示す断面図である。
【図6】本発明の窓の曇り止め装置のパッキンの断面端面図である。
【図7】本発明窓の曇り止め装置の他の実施形態に係るパッキンの断面端面図である。
【図8】本発明窓の窓の曇り止め装置の更に他の実施形態に係るパッキンの断面端面図である。
【符号の説明】
1・・・窓の曇り止め装置
2・・・パッキン
3・・・空間
4・・・窓面部分
5・・・ポンプ装置
6・・・吸引口
7・・・枠部分
8・・・バルブ部材
9・・・ポンプシリンダ
10・・曇り止め板
11・・レバー
12・・ピストン
30・・窓
31・・窓ガラス
50・・可撓性シールヒレ(環状の外側シール突部)
51・・環状の内側シール突部
52・・環状空間
53・・中間の環状シール突部
54・・環状空間[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an anti-fog device for an inner surface of a window whose outer surface is exposed to cool air.
[0002]
[Prior art]
As a method for preventing fogging of the window glass, a method of blowing heated air heated by an electric heating appliance onto the window glass (for example, Patent Document 1), or a method of electrically generating heat from a transparent thin film formed on the window glass, the window glass. (For example, Patent Document 2).
[0003]
The method of Patent Document 1 requires a heating device and a duct mechanism or the like for guiding the heated air to the window glass, which makes the device complicated and expensive. Further, in the method of
[0004]
Conventionally, in small boats such as pleasure boats, when the outside air temperature is low, moisture in the air condenses on the inner surface of the window in front of the cabin covering the cockpit due to the temperature difference between the outside air and the cabin. Cloudy. When the outside air is below freezing, the water may freeze. Both of the above methods require a power source with a stable power supply.However, in small vessels such as pleasure boats, expensive facilities are required to stabilize the power supply. It is not preferable to apply the above method as an anti-fog device for windows. Neither of the above two methods is considered as a removable fogging prevention device.
[0005]
To prevent fogging of the window glass of small boats, there is a method in which hot water cooled by the engine of the small boat is poured into a radiator, and the hot air heated by the radiator is blown onto the window glass with a fan to remove the fogging. In this case, not only a radiator and a fan are required, but also a hot water pipe is required, and a battery for supplying power to the fan is required, which is not preferable from the viewpoint of power consumption.
[0006]
Further, a part of a window in front of the cockpit of a small boat has a window structure called a revolving window that rotates a transparent plate by an electric motor, and the revolving window functions as a so-called wiper that repels rain that collides during navigation. is there. Although the fogging can be eliminated by turning the swivel window, in order to purchase the swivel window and attach it to the window of the completed ship, it is actually difficult to perform the processing required for the installation on the ship, so it is actually quite difficult, Normally, a method of attaching a ship at the time of manufacture is adopted. Further, this turning window also requires a battery for power to be supplied to the electric motor, which is not preferable in terms of power consumption.
[0007]
[Patent Document 1]
JP 05-346088 A (pages 1 to 3, FIGS. 1 to 3)
[Patent Document 2]
JP-A-2002-001869 (pages 1 to 4, FIG. 1)
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above, the present invention provides a device that does not require a power source, can easily be attached to a window to prevent fogging of the window, and can be easily removed when unnecessary. is there.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The anti-fog device for a window of the present invention is mounted on the inner surface of a window whose outer surface is exposed to cold air, and is surrounded by a packing that is in close contact with the inner surface of the window all around, and is surrounded by the packing. A fog preventing plate having a see-through window surface portion facing the see-through surface of the window with a space in a region, wherein the packing extends outward so as to closely contact the inside of the window in a planar manner. It has a characteristic seal fin.
[0010]
For this reason, since the flexible seal fin extends outward, the flexible seal fin receives the surrounding air pressure on the outer surface of the flexible seal fin, for example, when the air in the space is sucked by a pump device. Closely adhere to the inner surface of the window. For this reason, the airtightness of the packing is improved, the holding of the fogging prevention device with respect to the window is ensured, and it is safe and the negative pressure in the space can be maintained for a long time. Further, since the space is a heat insulating space, fogging can be prevented at this window surface portion, and there is an effect that a device which does not require electric power can be provided. For this reason, if the small boat is mounted on the cockpit window of the small boat in advance, the small boat can be operated without fogging, and the navigation is safe.
[0011]
Further, the fogging prevention device for a window of the present invention has a packing having an outer surface closely contacted with the inner surface of the window exposed to the cool air all around, and a transparent surface and a space of the window in a region surrounded by the packing. An anti-fog plate having a see-through window surface portion facing the front surface, wherein the packing forms an annular space between the window with an annular inner seal projection and an annular outer seal projection, The suction pressure can be applied to the window by a negative pressure in the annular space due to a pressing pressure on the window.
[0012]
For this reason, in addition to the above-mentioned effects, the air in the annular space is expelled by the pressing pressure against the window and becomes negative pressure, whereby the anti-fog device is adsorbed to the window, and the air in the space is sucked by the pump device. If a mechanism is added, the operation of the pump device can be started while the anti-fogging device is being held by suction, and the fog preventing device can be stopped alone without the help of another person to hold the anti-fog device against the window Since the device can be mounted on the window and the pump device can be operated, the operation can be simplified. For this reason, it is effective as a holding mechanism of the fogging prevention device before the suction operation of the air in the space by the pump device.
[0013]
Further, the fogging prevention device for a window according to the present invention is characterized in that the annular space is formed as a double inside and outside by a plurality of annular sealing projections. For this reason, in addition to the above effects, the holding power of the anti-fog device with respect to the window before suction using a pump device or the like can be further increased, and stable holding can be achieved.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described. Each figure shows an embodiment of the window anti-fog device of the present invention. 1 is a plan view of a window anti-fog device, FIG. 2 is a perspective view in which the window anti-fog device is mounted inside a front window of a small boat, and FIG. 3 is a window anti-fog device mounted inside a window glass. FIG. 4 is a cross-sectional view including a pump device of a window anti-fog device, FIG. 5 is a cross-sectional view illustrating an attached state of the window anti-fog device and the pump device, and FIG. 6 is a window anti-fog device. 7 is a cross-sectional end view of the packing according to another embodiment of the window anti-fog device, and FIG. 8 is a cross-sectional end view of the packing according to still another embodiment of the window anti-fog device. It is.
[0015]
INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention is particularly effective when applied to a window in which fogging occurs on a window glass and visibility becomes poor, thereby causing a problem. For this reason, the
[0016]
Hereinafter, the window anti-fog device of the present invention will be described for the
[0017]
The
[0018]
The anti-fog device 1 for a window of the present invention is mounted on the inner surface of a
[0019]
The
[0020]
Further, the
[0021]
The
[0022]
In order to reduce the glare received through the
[0023]
In the window fogging prevention device 1 of the present invention employing the
[0024]
As described above, since the
[0025]
Since the window fogging prevention device 1 is used in this manner, the fogging prevention device 1 is formed in a size that can be adapted to the size of the
[0026]
The
[0027]
The
[0028]
One embodiment of the
[0029]
In the
[0030]
More specifically, the valve member 8 has a
[0031]
The degree of suction by the
[0032]
Actually, when the air in the
[0033]
Further, an indicator for displaying the atmospheric pressure of the
[0034]
As described above, when the air in the
[0035]
In addition to this, a small air intake hole communicating with the
[0036]
FIG. 7 shows a
[0037]
By pressing the anti-fog device 1 against the inside of the
[0038]
As described above, since the
[0039]
In a state where the
[0040]
FIG. 8 shows still another embodiment of the
[0041]
As described above, since the
[0042]
In the present invention, in any of the packings of FIGS. 6 to 8, the time in which the air in the annular space is expelled by the pressing pressure on the
[0043]
The present invention is applicable not only to the fogging of windows of small boats but also to fogging of windows of other things. For this reason, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be considered without departing from the technical scope of the present invention, and the invention includes various embodiments.
[0044]
【The invention's effect】
According to the present invention, since the flexible seal fin extends outward, the contact with the window becomes a surface contact, and the airtightness is maintained well. Further, if the air in the space is sucked by a pump device or the like, the surrounding air pressure is received on the outer surface of the flexible seal fin at that time, so that the flexible seal fin is strongly applied to the inner surface of the window of a small boat or the like. Due to the close contact, the airtightness of the packing is improved, the holding of the anti-fog device with respect to the window is ensured, and the negative pressure in the space can be maintained for a long time and is also safe. Since the space is an adiabatic space, fogging can be prevented in this portion, and there is an effect that a device that does not require electric power can be provided. For this reason, if the small boat is mounted on the cockpit window of the small boat in advance, the small boat can be operated without fogging, and the navigation is safe.
[0045]
Further, in the present invention, by forming the annular space between the window and the surface of the packing abutting on the window, the air in the annular space is expelled by the pushing pressure on the window and becomes a negative pressure. As a result, the anti-fog device is adsorbed to the window, so that the anti-fog device can be temporarily fixed. For this reason, if the pump device is added, the operation of the pump device can be started while the anti-fog device is being sucked and held, and without the help of another person to hold the anti-fog device against the window. In addition, since the user can mount the anti-fog device on the window and operate the pump device by himself, the operation is simplified.
[0046]
Moreover, the fogging prevention device for a window of the present invention has the annular space formed inwardly and outwardly by a plurality of annular sealing projections. Since the holding power of the anti-fog device can be further increased, stable holding can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a window anti-fog device of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of the window anti-fog device of the present invention mounted inside a front window of a small boat.
FIG. 3 is an explanatory view showing a state in which a window anti-fog device of the present invention is mounted inside a window glass in cross section.
FIG. 4 is a cross-sectional view including a pump portion of the window anti-fog device of the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a mounting state of the window anti-fog device and the pump according to the present invention.
FIG. 6 is a sectional end view of the packing of the window fogging prevention device of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional end view of a packing according to another embodiment of the window fogging prevention device of the present invention.
FIG. 8 is a cross-sectional end view of a packing according to still another embodiment of the window anti-fog device of the window of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 ・ ・ ・ Window defogging device
2 ... packing
3 space
4 Window part
5 ... Pump device
6 ... Suction port
7 ... frame part
8 ... Valve member
9 Pump cylinder
10. Anti-fog plate
11. Lever
12. Piston
30 window
31 ・ ・ Window glass
50 Flexible seal fins (annular outer seal projections)
51 ··· Annular inner seal projection
52 .. Annular space
53 ... Middle annular seal protrusion
54 .. Annular space
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101337670B1 (en) | 2012-12-10 | 2013-12-06 | 황명화 | Fog removal device |
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CN107176267A (en) * | 2017-06-22 | 2017-09-19 | 江苏科技大学海洋装备研究院 | Cryo-water lifeboat heating system |
-
2003
- 2003-02-06 JP JP2003029701A patent/JP2004237876A/en not_active Withdrawn
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