JP2004237482A

JP2004237482A - Foamed pellet

Info

Publication number: JP2004237482A
Application number: JP2003026982A
Authority: JP
Inventors: Michiharu Yoshimatsu; 道晴吉松
Original assignee: AHTECH KOBO KK
Current assignee: AHTECH KOBO KK
Priority date: 2003-02-04
Filing date: 2003-02-04
Publication date: 2004-08-26

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To remove static electricity generated in a foamed pellet having cushioning properties formed from a synthetic resin in a conventional foamed pellet and to obtain the usefulness of charcoal. <P>SOLUTION: Coating containing a charcoal powder is applied to the foamed pellet formed from the synthetic resin to coat or impregnate the foamed pellet. By this method, the foamed pellet having good cushioning properties is obtained and the static electricity generated in the foamed pellet by friction or the like is removed by the charcoal powder applied to or impregnated in the periphery of the synthetic resin layer. The usefulness of charcoal can be obtained. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木炭の粉末を含有した塗料を塗布して被覆または浸透させることににより、消臭性、マイナスイオン効果等の木炭の功用を付与した発泡ペレットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ビーズ状等に形成された発泡ペレット等を寝具用マット、枕またはブラジャーのカップ部等の内部に収納させ、ソフトな感触のクッション性を付与することにより、例えば、床ずれ等を防止したり、接触感を良くしたりする技術が検討されている。
【０００３】
また、健康志向が高まりつつある近年においては、木炭の功用、例えば、消臭性、調湿（放湿・除湿）性、電磁波遮蔽性、マイナスイオン発生及びホルムアルデヒト等の有害物質の吸着等の功用が注目されており、前記木炭を使用した浄水装置や該木炭の粉末を含有した塗料等が開発されている。
【０００４】
この木炭粉末を含有した塗料としては、例えば、同一出願人による、高融点型ナイロン（登録商標）樹脂等（以下、ポリアミド系樹脂という）と、該ポリアミド系樹脂の溶剤とに、木炭の粉末を含有させた塗料組成物がある（特許文献１参照）。
【０００５】
この特許文献１の公知技術においては、ポリアミド系樹脂とその溶剤に木炭粉末を含有させた塗料組成物であり、例えば、内壁、床下、天井裏または押入等の建築物の塗装用として使用するものである。
【０００６】
つまり、前記特許文献１にも開示されているように、木炭は、カビ、ダニ、シロアリの発生を防止する防黴・防虫作用、アンモニア、ホルムアルテヒド、ジクロロメタン、トリクロロエタン、トリクロロエチレン等の吸着作用、電磁波の除去作用及びマイナスイオン濃度を高める空気の浄化作用等の特性を有しているのである。
【０００７】
木炭をおおまかに分類した場合、８００度以上の高温で焼かれる白炭と、それより低温で焼かれる黒炭とに分類することができるが、前記白炭は、電磁場の安定やマイナスイオン効果、酸化防止等の功用が優れており、前記黒炭は、調湿作用、抗菌作用、防虫作用等の功用が優れていることが知られている。
【０００８】
【特許文献１】
特開第３１３３９６２号公報（第１頁）
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来技術においては、よりソフトな感触のクッション性を得るために、前記ビーズ状の発泡ペレットを合成樹脂等によって形成させた場合には、摩擦等により該発泡ペレットに静電気が帯電し、不都合を生じることになるが、該発泡ペレットの静電気を十分に除去する方法がないのが現状である。
【００１０】
また、前記特許文献１の公知技術においては、前記塗料組成物を建築物等の塗装用として使用する場合には良いが、該塗料組成物は液状であるため、そのままでは寝具用マット等に用いることが困難である。
【００１１】
従って、従来の発泡ペレットにおいては、合成樹脂で形成してクッション性を有する発泡ペレットに生ずる静電気を除去すると共に、木炭の功用を得ることができるようにするということに解決しなければならない課題を有する。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
上記した従来例の課題を解決する具体的手段として本発明に係る発明として、合成樹脂により形成された発泡ペレットに木炭の粉末を含有した塗料を塗布して被覆または浸透させたことを特徴とする発泡ペレットを提供するものである。
【００１３】
この発明において、前記合成樹脂は、ポリエステル、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂またはスチロール樹脂のいずれか一種または二種以上を混合させた樹脂により形成したこと；前記木炭の粉末を含有した塗料の塗布は、塗装またはスプレーにより行うこと；発泡ペレットの内部は、中空状または多数の発泡空間が存在すること；１重量部の発泡ペレットに対する木炭の粉末を含有した塗料を塗布する量が、略０．３〜２．０重量部であること；発泡ペレットの大きさは、直径が略０．３〜１５ｍｍであること；を付加的な要件として含むものである。
【００１４】
本発明に係る発泡ペレットは、合成樹脂により形成された発泡ペレットに木炭の粉末を含有した塗料を塗布して被覆または浸透させたことにより、クッション性が良く、摩擦等によって前記発泡ペレットに生ずる静電気を合成樹脂層の周囲に被覆または浸透した木炭の粉末により除去すると共に、該木炭の功用を得ることができるようになる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を具体的な実施の形態に基づいて詳しく説明する。
本発明に係る第１の実施の形態である発泡ペレットの略示的な断面図を図１に示す。発泡ペレット１の外殻２は、合成樹脂３により形成されており、該合成樹脂３により外殻２は、例えば、略球状等の粒状に形成されている。
【００１６】
この合成樹脂３としては、例えば、ポリエステル、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂またはスチロール樹脂等のいずれか一種または二種以上を混合させた合成樹脂により形成させることができる。
【００１７】
前記合成樹脂３により形成された外殻２の内部は、中空状４になっており、また、該外殻２が、前記合成樹脂３により形成されているため、発泡ペレット１の前記外殻２に外圧を受けた際、該外殻２の内部が中空状４であることにより、該外圧を吸収することができ、また、該外圧が解除された場合には、元の状態に回復するので、前記発泡ペレット１はクッション性を有するのである。
【００１８】
前記発泡ペレット１としては、例えば、一般的に市販されている発泡ペレットを使用することもでき、特に限定するものではなく、その大きさについても、いずれの大きさのものを使用しても良いが、直径が略０．３ｍｍ〜１５ｍ程度である略球状の発泡ペレットを使用することが好ましい。
【００１９】
前記発泡ペレット１の合成樹脂３で形成された外殻２の周囲には、木炭の粉末５を含有した塗料を塗布して、該合成樹脂３の周囲（表面）を該木炭の粉末５を含有した塗料により被覆する、または前記合成樹脂３に木炭の粉末５を含有した塗料を浸透させるものであり、図１においては、前記木炭の粉末５を含有した塗料を前記合成樹脂３に浸透させた場合を示してある。
【００２０】
この木炭の粉末５を含有した塗料としては、木炭の粉末（竹炭等の粉末を含む）５を含有し、合成樹脂３の周囲に被覆を形成する、または合成樹脂３に浸透させることができる塗料であればいずれのものを使用しても良いが、特に、特開第３１３３９６２号公報の技術である高融点型ナイロン（登録商標）樹脂及び低融点型ナイロン（登録商標）樹脂または高融点型ナイロン（登録商標）樹脂、即ち、ポリアミド系樹脂と、該ポリアミド系樹脂の溶剤とに、木炭の粉末５を含有させた塗料組成物である、ヘルスコート（登録商標：アーテック工房（株）社製）等を使用することが好ましい。
【００２１】
また、木炭の粉末５としては、白炭または黒炭等の木炭を粉末状にしたものを使用できるが、該白炭と黒炭とについては、前述のようにそれぞれの木炭の功用を有するので、発泡ペレット１を使用する目的によって、適宜白炭または黒炭のいずれか一種またはこれらを混合して使用すれば良い。
【００２２】
前記木炭の粉末５を含有した塗料を前記発泡ペレット１の合成樹脂３により形成された外殻２に塗布する方法としては、例えば、該木炭の粉末５を含有した塗料を塗装またはスプレー等することにより塗布することができる。
【００２３】
この木炭の粉末５を含有した塗料を塗布する方法において、例えば、スプレーする場合について説明すると、前記発泡ペレットを略２５〜８０℃程度の温風、好ましくは、５０±１０℃程度の温風で噴霧させつつ、該発泡ペレットに前記木炭の粉末５を含有した塗料、例えば、ヘルスコート（登録商標）等をスプレーすることにより、前記合成樹脂３の周囲に被覆または浸透させることができる。
【００２４】
この際、前記発泡ペレット１を噴霧させる温風の温度が高い場合には、合成樹脂３の周囲に被覆できるようになり、該温風の温度が低い場合には、該合成樹脂３の周囲に浸透させることができるのである。
【００２５】
また、発泡ペレット１の重量と、塗装またはスプレー等の塗布する木炭の粉末５を含有した塗料の重量との関係は、前記発泡ペレット１の重量を１．０重量部とした場合、前記塗布またはスプレーする木炭の粉末５を含有した塗料の重量を略０．３〜２．０重量部程度にすれば良く、前記発泡ペレット１の重量と前記塗布またはスプレーする木炭の粉末５を含有した塗料の重量とを１：１にすることが好ましい。
【００２６】
このように、前記合成樹脂３の周囲に、木炭の粉末５を含有した塗料を被覆または浸透させることにより、消臭性、調湿（放湿・除湿）性、電磁波遮蔽性、マイナスイオン発生、ホルムアルデヒト等の有害物質の吸着性、防黴・防虫性及び酸化防止等の木炭の功用を得ることができるようになる。
【００２７】
そのため、前記発泡ペレット１を、例えば、老人等が使用する寝具用マットの内部に収納させた場合には、適度なクッション性を付与できるばかりでなく、老人臭を除去し、汗等を吸収できるのである。
【００２８】
本発明に係る第２の実施の形態である発泡ペレット１１の略示的な断面図を図２に示す。なお、この第２の実施の形態においては、内部が中空状になっていない発泡ペレットを使用したものであり、その他の構成については、前記第１の実施の形態と同一であるため、前記第１の実施の形態と同一のものについては、同一の符号を付して説明し、説明が重複するため、その詳細な説明は省略する。
【００２９】
この第２の実施の形態においては、合成樹脂１３を発泡させて発泡ペレット１１の全体を略球状等の粒状に形成させたものであり、合成樹脂１３を発泡させたことにより、該発泡ペレット１１は、多孔質状になっており、多数の発泡空間１６が存在している。
【００３０】
このように、発泡ペレット１１が多孔質状であり、単独または連結された多数の発泡空間１６が形成されていることにより、該発泡ペレット１１は、クッション性を有するのである。
【００３１】
この発泡ペレット１１の周囲には、前記第１の実施の形態と同様にして、前記合成樹脂１３の周囲に木炭の粉末５を含有した塗料を塗布し、該合成樹脂１３の周囲を該木炭の粉末５を含有した塗料で被覆する、または該合成樹脂１３に該木炭の粉末５を含有した塗料を浸透させるものである。
【００３２】
この合成樹脂１３に木炭の粉末５を含有した塗料を浸透させる場合には、該合成樹脂１３の全体、即ち、発泡ペレット１１の中心部まで該木炭の粉末５を含有した塗料を浸透させても良いが、図２に示したように、前記木炭の粉末５を含有した塗料を一定の深さまで浸透させるだけでも良く、要するに、発泡ペレット１１の表面に前記木炭の粉末５を含有した塗料の層が形成されていれば良いのである。
【００３３】
以下に、発泡ペレット１の合成樹脂３の周囲に木炭の粉末５を含有した塗料を被覆または浸透させた場合のより具体的な実施例を示す。
（実施例１）
この実施例１においては、略１．０ｍｍ程度の大きさで内部が中空状の発泡ペレット１ｋｇを略５０℃程度の温風で噴霧させつつ、前記ヘルスコート（登録商標）１ｋｇをスプレーして、木炭の粉末５を含有した塗料が浸透した発泡ペレット１を得た。
【００３４】
この実施例１によって得られた発泡ペレット１を用いて、ガス吸着効果としてホルムアルデヒトの吸着実験と、静電電位の測定実験とを行った。その実験の方法と結果を比較例と共に以下に示す。
【００３５】
（ホルムアルデヒトの吸着実験）
このホルムアルデヒトの吸着実験においては、室温（略２３〜２４℃）程度の温度下で、図３に示してあるように、デシケーター２０（内容量９．５４Ｌ）の内部にホルマリン２１を放置し、ホルムアルデヒト雰囲気（常設１．５ｐｐｍ濃度）の状態にした。
【００３６】
その後、シャーレー２２に図示していない実施例１の発泡ペレット１を入れ、該シャーレー２２をデシケーター２０の内部に収納し、所定時間経過後に、マルチガスファインダー２３（理研計器製：ＦＰ−８５型）検知ＴＡＢＮｏ．００１（ＨＣＨＯ０〜１ｐｐｍ）により、前記デシケーター２０内部のホルムアルデヒトの濃度を測定した。
【００３７】
また、比較例１として、図示していない未処理の発泡ペレットをシャーレー２２に入れ、前記発泡ペレット１の場合と同様にして、デシケーター２０内部のホルムアルデヒトの濃度を測定した。
【００３８】
木炭の粉末５を含有した塗料を浸透させた実施例１の発泡ペレット１と、比較例１の未処理の発泡ペレットについて、ホルムアルデヒトの濃度を測定した結果を表１と、図４とに示す。なお、図４においては、実施例１の発泡ペレット１によるホルムアルデヒト濃度の変化をグラフ２４で示し、比較例１の未処理の発泡ペレットによるホルムアルデヒト濃度の変化をグラフ２５で示してある。
【００３９】
【表１】

【００４０】
このホルムアルデヒトの吸着実験においては、実施例１の発泡ペレット１によるホルムアルデヒトの吸着が低下した際（１２０、１０４０、１１２０分）に、該実施例１の発泡ペレット１に振動（摩擦）を与え、そのまま続けて実験を行った。また、経過時間３２０〜１０４０分については、デシケーター２１等をそのままの状態に放置して、翌日に持ち越して、続けて実験を行った。
【００４１】
表１及び図４から明らかなように、比較例１の未処理の発泡ペレットを使用した場合には、ホルムアルデヒトの濃度を低減させることは全くできないが、実施例１の木炭の粉末５を含有した塗料を被膜または浸透させた発泡ペレット１を使用することにより、ホルムアルデヒトの濃度を低減できることが理解できる。
【００４２】
また、実施例１の発泡ペレット１を使用した場合において、実験開始から１２０分経過した際に、ホルムアルデヒト濃度を低減させる効力が若干低下したが、その際に、前記実施例１の発泡ペレット１に振動（摩擦）を軽く与えることにより、該実施例１の発泡ペレット１によるホルムアルデヒト濃度を低減させる効力を回復させることができた。
【００４３】
同様に、経過時間３２０〜１０４０分については、そのままの状態に放置して翌日に持ち越したため、ホルムアルデヒト濃度を低減させる効力が低下し、該ホルムアルデヒト濃度が０．６７ｐｐｍまで上昇したが、実施例１の発泡ペレット１に振動（摩擦）を強く与えることにより、該実施例１の発泡ペレット１によるホルムアルデヒト濃度を低減させる効力を、前記振動（摩擦）を軽く与えた場合よりも高いレベルで回復させることができた。
【００４４】
このように、実施例１の発泡ペレット１によるホルムアルデヒト濃度を低減させる効力が低下した場合であっても、該実施例１の発泡ペレット１に振動（摩擦）等の外部からのエネルギーを与えることによって、ホルムアルデヒト濃度を低減させる効力を略初期能力の状態まで回復できることが理解できる。
【００４５】
これについて、詳しいメカニズムは解明していないが、実施例１の発泡ペレット１は、その１つ１つが単独のビーズ状の発泡ペレット１であるため、その１つ１つの発泡ペレット１によってホルムアルデヒト濃度を低減させるには、ある程度の限度があるが、前記実施例１の発泡ペレット１に振動（摩擦）等の外部からのエネルギーを与えることによって、該発泡ペレット１が他の多くの発泡ペレット１と接触し、該発泡ペレット１の周囲に被覆または浸透された木炭の粉末５を含有した塗料における木炭の成分が、全体として広い面積を有するようになるため、ホルムアルデヒト濃度を低減させる効力を回復できるようになるものと推定される。
【００４６】
また、一般的に、木炭がホルムアルデヒト等の有害物質の吸着性を有するのは、該木炭が多孔質であり、該孔のそれぞれにホルムアルデヒト等の有害物質を吸着するからであるが、例えば、前記ヘルスコート（登録商標）のように非常に微細な木炭の粉末５を含有した塗料を使用した場合には、詳しいメカニズムは解明していないが、前記ホルムアルデヒト等の有害物質を吸着するのではなく、該ホルムアルデヒト等の有害物質を分解することが確認できた。
【００４７】
（静電電位の測定実験）
この静電電位の測定実験においては、前記実施例１の木炭の粉末５を含有した塗料を浸透させた発泡ペレット１をガラス容器（ビーカー：φ１１０ｍｍ×１５１Ｈｍｍ）に１０ｇ収納し、静電電位測定器（春日電機（株）製：ＮＳＤ−０２０２）を使用して、前記実施例１の発泡ペレット１の静電電位を測定した。
【００４８】
また、比較例２として、未処理の発泡ペレットをガラス容器（ビーカー：φ１１０ｍｍ×１５１Ｈｍｍ）に１０ｇ収納し、前記実施例１の発泡ペレット１の場合と同様にして、静電電位を測定した。
【００４９】
木炭の粉末５を含有した塗料を浸透させた実施例１の発泡ペレット１と、比較例２の未処理の発泡ペレットについて、静電電位を測定した結果を表２に示す。
【００５０】
【表２】

【００５１】
表２から明らかなように、比較例１の未処理の発泡ペレットにおいては、平常時の静電電位が略−２００〜３００Ｖであり、摩擦エネルギーを与えた場合の静電電位が略−１０００Ｖであるのに対し、実施例１の発泡ペレット１においては、平常時の静電電位が略＋２０＞０（略０〜＋２０）Ｖであり、摩擦エネルギーを与えた場合の静電電位も略＋２０＞０（略０〜＋２０）Ｖであることから、前記比較例１の未処理の発泡ペレットにおいては、摩擦エネルギーを付与することによって静電電位が増加するが、前記実施例１の発泡ペレット１においては、摩擦エネルギーを付与した場合であっても、静電電位が変化しないことが理解できる。
【００５２】
このように、前記実施例１の発泡ペレット１のように、木炭の粉末５を含有した塗料を被覆または浸透させることにより、該木炭が導電性を有し、電子移動触媒としての機能を有するため、前記発泡ペレット１に摩擦等が生じたとしても、該発泡ペレット１には、静電気が帯電することがほとんどない、即ち、木炭の粉末５を含有した塗料を被覆または浸透させることにより、前記発泡ペレット１に静電気の除去性を付与することができるのである。
【００５３】
要するに、発泡ペレット１を合成樹脂で形成し、その内部を中空状４にする、または多数の発泡空間１６を存在させることにより、前記発泡ペレット１がクッション性を有し、該発泡ペレット１の合成樹脂３の周囲に、木炭の粉末５を含有した塗料を被覆または浸透させることにより、前記発泡ペレット１に木炭の功用、例えば、消臭性、調湿（放湿・除湿）性、電磁波遮蔽性、マイナスイオン発生、ホルムアルデヒト等の有害物質の吸着性等を付与することができると共に、静電気の除去性を付与することができるのである。
【００５４】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る発泡ペレットは、合成樹脂により形成された発泡ペレットに木炭の粉末を含有した塗料を塗布して被覆または浸透させたことにより、発泡ペレットがクッション性を有し、その外殻に合成樹脂を使用した場合であっても、前記発泡ペレットには、静電気が帯電することがほとんどない、即ち、該発泡ペレットに静電気の除去性を付与できると共に、消臭性、調湿（放湿・除湿）性、電磁波遮蔽性、マイナスイオン発生、ホルムアルデヒト等の有害物質の吸着性等の木炭の功用を得ることができ、本発明に係る発泡ペレットを、例えば、寝具用マット、枕、ブラジャーのカップ部等の内部に収納させることにより、ソフトな感触のクッション性を付与できると共に、消臭作用・汗等の除去作用等を付与できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る発泡ペレットを略示的に示した断面図である。
【図２】本発明の第２の実施の形態に係る発泡ペレットを略示的に示した断面図である。
【図３】本発明の具体的実施例１の発泡ペレットと、比較例１の発泡ペレットとを使用したホルムアルデヒトの吸着実験の装置の説明図である。
【図４】本発明の具体的実施例１の発泡ペレットと、比較例１の発泡ペレットとを使用したホルムアルデヒトの吸着実験における、ホルムアルデヒト濃度の変化を示したグラフである。
【符号の説明】
１、１１発泡ペレット
２外殻
３、１３合成樹脂
４外殻内部の中空
５木炭の粉末
１６発泡空間
２０デシケーター
２１ホルマリン
２２シャーレー
２３マルチガスファインダー
２４実施例１の発泡ペレットによるホルムアルデヒト濃度の変化のグラフ
２５比較例１の未処理の発泡ペレットによるホルムアルデヒト濃度の変化のグラフ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a foamed pellet provided with charcoal utility such as deodorizing properties and a negative ion effect by applying a coating containing charcoal powder to coat or penetrate the coating.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, foamed pellets or the like formed in a bead shape or the like are stored in a bedding mat, a pillow or a cup portion of a bra or the like to provide a soft touch cushioning property, for example, to prevent bed slippage or the like. Technologies for improving the contact feeling are being studied.
[0003]
In addition, in recent years, health-consciousness has been increasing, and the use of charcoal, such as deodorization, humidity control (dehumidification / dehumidification), electromagnetic wave shielding, generation of negative ions, and adsorption of harmful substances such as formaldehyde, etc. And water purification devices using the charcoal and paints containing the charcoal powder have been developed.
[0004]
As the paint containing the charcoal powder, for example, a charcoal powder is added to a high melting point type nylon (registered trademark) resin or the like (hereinafter, referred to as a polyamide resin) and a solvent of the polyamide resin by the same applicant. There is a coating composition contained therein (see Patent Document 1).
[0005]
In the known technique of Patent Document 1, a coating composition containing charcoal powder in a polyamide resin and a solvent thereof is used, for example, for coating an inner wall, under a floor, under a ceiling, or in a building such as a closet. It is.
[0006]
That is, as disclosed in Patent Document 1, charcoal has a fungicide / insect repellent action to prevent the occurrence of mold, mites, termites, an adsorption action of ammonia, formaldehyde, dichloromethane, trichloroethane, trichloroethylene, etc. It has characteristics such as an action of removing electromagnetic waves and a function of purifying air that increases the concentration of negative ions.
[0007]
When charcoal is roughly classified, it can be classified into white charcoal which is burned at a high temperature of 800 ° C. or higher and black charcoal which is burned at a lower temperature. It is known that the black charcoal has excellent utility such as humidity control, antibacterial action and insect repellent action.
[0008]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 3133962 (page 1)
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the prior art, when the bead-shaped foamed pellet is formed of a synthetic resin or the like in order to obtain a softer cushioning property, a static electricity is charged to the foamed pellet due to friction or the like, Although this causes inconvenience, there is currently no method for sufficiently removing static electricity from the foamed pellets.
[0010]
Further, in the known technique of Patent Document 1, it is good to use the coating composition for painting a building or the like, but since the coating composition is liquid, it is used as it is for a mat for bedding or the like. It is difficult.
[0011]
Therefore, in the conventional foamed pellets, it is necessary to solve the problem that the static electricity generated in the foamed pellets formed of the synthetic resin and having the cushioning property can be removed and the utility of the charcoal can be obtained. Have.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
As a specific means for solving the problems of the conventional example described above, the invention according to the present invention is characterized in that a paint containing charcoal powder is applied to a foamed pellet formed of a synthetic resin to cover or impregnate the paint. It provides foamed pellets.
[0013]
In the present invention, the synthetic resin is formed of a resin obtained by mixing one or two or more of polyester, polyethylene, polyurethane, polyamide resin, acrylic resin and styrene resin; The application is performed by painting or spraying; the inside of the foamed pellets has a hollow or a large number of foaming spaces; the amount of the paint containing the charcoal powder applied to 1 part by weight of the foamed pellets is approximately 0%. 0.3 to 2.0 parts by weight; the size of the foamed pellet should be approximately 0.3 to 15 mm in diameter.
[0014]
The foamed pellets according to the present invention have good cushioning properties by applying a coating containing charcoal powder to a foamed pellet formed of a synthetic resin to cover or penetrate the foamed pellets. Is removed by the charcoal powder coated or impregnated around the synthetic resin layer, and the charcoal can be used effectively.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, the present invention will be described in detail based on specific embodiments.
FIG. 1 shows a schematic sectional view of a foamed pellet according to a first embodiment of the present invention. The outer shell 2 of the foamed pellet 1 is formed of a synthetic resin 3, and the outer shell 2 is formed by the synthetic resin 3 into, for example, a substantially spherical shape.
[0016]
The synthetic resin 3 can be formed of, for example, a synthetic resin obtained by mixing one or more of polyester, polyethylene, polyurethane, polyamide resin, acrylic resin, and styrene resin.
[0017]
Since the inside of the outer shell 2 formed of the synthetic resin 3 is hollow, and the outer shell 2 is formed of the synthetic resin 3, the outer shell 2 of the foamed pellet 1 is formed. When the external pressure is applied, since the inside of the outer shell 2 is hollow, the external pressure can be absorbed, and when the external pressure is released, the external state is restored to the original state. The foamed pellet 1 has a cushioning property.
[0018]
As the foamed pellet 1, for example, generally commercially available foamed pellets can also be used, and there is no particular limitation. Regarding the size, any size may be used. However, it is preferable to use a substantially spherical foamed pellet having a diameter of about 0.3 mm to 15 m.
[0019]
A coating containing charcoal powder 5 is applied around the outer shell 2 formed of the synthetic resin 3 of the foamed pellet 1, and the periphery (surface) of the synthetic resin 3 contains the charcoal powder 5. In this case, the coating containing the charcoal powder 5 is impregnated into the synthetic resin 3. In FIG. 1, the coating containing the charcoal powder 5 is penetrated into the synthetic resin 3. The case is shown.
[0020]
As the paint containing the charcoal powder 5, a paint containing charcoal powder (including powder of bamboo charcoal) 5 and capable of forming a coating around the synthetic resin 3 or permeating the synthetic resin 3 can be used. Any of these may be used, but in particular, a high melting point nylon (registered trademark) resin and a low melting point nylon (registered trademark) resin or a high melting point nylon disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 3133962. Healthcoat (registered trademark: manufactured by Artec Kobo Co., Ltd.), which is a coating composition containing charcoal powder 5 in a (registered trademark) resin, that is, a polyamide resin and a solvent for the polyamide resin. And the like.
[0021]
As the charcoal powder 5, powdered charcoal such as white charcoal or black charcoal can be used. However, since the white charcoal and black charcoal have the same charcoal utility as described above, the expanded pellet 1 Depending on the purpose of use, any one of white coal or black coal or a mixture of these may be used.
[0022]
As a method of applying the paint containing the charcoal powder 5 to the outer shell 2 formed of the synthetic resin 3 of the foamed pellet 1, for example, painting or spraying the paint containing the charcoal powder 5 Can be applied.
[0023]
In the method of applying the paint containing the charcoal powder 5, for example, in the case of spraying, the foamed pellet is heated with hot air of about 25 to 80 ° C, preferably about 50 ± 10 ° C. By spraying the foamed pellets with a paint containing the charcoal powder 5, for example, Health Coat (registered trademark) or the like, the foamed pellets can be coated or permeated around the synthetic resin 3.
[0024]
At this time, when the temperature of the hot air for spraying the foamed pellet 1 is high, the surroundings of the synthetic resin 3 can be covered. It can penetrate.
[0025]
The relationship between the weight of the foamed pellet 1 and the weight of the paint containing the charcoal powder 5 to be applied such as painting or spraying is as follows: when the weight of the foamed pellet 1 is 1.0 part by weight, The weight of the paint containing the charcoal powder 5 to be sprayed may be about 0.3 to 2.0 parts by weight, and the weight of the foamed pellet 1 and the weight of the paint containing the charcoal powder 5 to be applied or sprayed may be reduced. Preferably, the weight is 1: 1.
[0026]
In this way, by coating or impregnating the coating containing the charcoal powder 5 around the synthetic resin 3, deodorant properties, humidity control (dehumidification / dehumidification) properties, electromagnetic wave shielding properties, negative ion generation, The utility of charcoal such as adsorption of harmful substances such as formaldehyde, fungicide / insect repellency and antioxidation can be obtained.
[0027]
Therefore, when the foamed pellet 1 is housed in a bedding mat used by an elderly person or the like, for example, not only can it provide an appropriate cushioning property, but also it can remove the odor of the elderly person and absorb sweat and the like. It is.
[0028]
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view of a foamed pellet 11 according to a second embodiment of the present invention. In the second embodiment, foamed pellets having a hollow inside are used, and other configurations are the same as those in the first embodiment. The same components as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description will be repeated.
[0029]
In the second embodiment, the synthetic resin 13 is foamed to form the entire foamed pellet 11 into a granular shape such as a substantially spherical shape. Is porous and has a large number of foaming spaces 16.
[0030]
As described above, since the foamed pellets 11 are porous and the single or connected foamed spaces 16 are formed, the foamed pellets 11 have cushioning properties.
[0031]
A coating containing the charcoal powder 5 is applied around the synthetic resin 13 around the foamed pellet 11 in the same manner as in the first embodiment. It is coated with a paint containing powder 5 or impregnated into the synthetic resin 13 with a paint containing powder 5 of charcoal.
[0032]
In the case where the paint containing the charcoal powder 5 is penetrated into the synthetic resin 13, the paint containing the charcoal powder 5 can be penetrated to the whole of the synthetic resin 13, that is, the center of the foamed pellet 11. Although it is good, as shown in FIG. 2, it is sufficient that the paint containing the charcoal powder 5 only penetrates to a certain depth. In short, the layer of the paint containing the charcoal powder 5 on the surface of the foamed pellet 11. It is only necessary that the is formed.
[0033]
Hereinafter, more specific examples in the case where a coating containing the charcoal powder 5 is coated or impregnated around the synthetic resin 3 of the foamed pellet 1 will be described.
(Example 1)
In Example 1, while spraying 1 kg of foam pellets having a size of about 1.0 mm and having a hollow inside with hot air of about 50 ° C., 1 kg of the above-mentioned Health Coat (registered trademark) was sprayed. The foamed pellet 1 in which the paint containing the charcoal powder 5 was permeated was obtained.
[0034]
Using the foamed pellet 1 obtained in Example 1, an adsorption experiment of formaldehyde and a measurement experiment of an electrostatic potential were performed as a gas adsorption effect. The method and results of the experiment are shown below together with comparative examples.
[0035]
(Adsorption experiment of formaldehyde)
In this formaldehyde adsorption experiment, as shown in FIG. 3, at a temperature of about room temperature (approximately 23 to 24 ° C.), formalin 21 was left inside desiccator 20 (9.54 L in internal volume), and formaldehyde The atmosphere (constant 1.5 ppm concentration) was set.
[0036]
Thereafter, the foamed pellet 1 of the first embodiment (not shown) is put in the petri dish 22, and the petri dish 22 is housed in the desiccator 20. After a predetermined time has elapsed, the multi-gas finder 23 (manufactured by Riken Keiki: FP-85). Detection TAB No. 001 (HCHO 0-1 ppm), the concentration of formaldehyde in the desiccator 20 was measured.
[0037]
As Comparative Example 1, untreated expanded pellets (not shown) were placed in a petri dish 22, and the concentration of formaldehyde in the desiccator 20 was measured in the same manner as in the case of the expanded pellets 1.
[0038]
Table 1 and FIG. 4 show the results of measuring the concentration of formaldehyde in the foamed pellet 1 of Example 1 and the untreated foamed pellet of Comparative Example 1 in which the paint containing the charcoal powder 5 was impregnated. In addition, in FIG. 4, the change of the formaldehyde concentration by the foam pellet 1 of Example 1 is shown by the graph 24, and the change of the formaldehyde concentration by the untreated foam pellet of the comparative example 1 is shown by the graph 25.
[0039]
[Table 1]

[0040]
In this formaldehyde adsorption experiment, when the adsorption of formaldehyde by the foamed pellet 1 of Example 1 was reduced (120, 1040, 1120 minutes), the foamed pellet 1 of Example 1 was subjected to vibration (friction), The experiment was continued. For the elapsed time of 320 to 1040 minutes, the desiccator 21 and the like were left as they were, carried over the next day, and the experiment was continued.
[0041]
As is clear from Table 1 and FIG. 4, when the untreated expanded pellets of Comparative Example 1 were used, the concentration of formaldehyde could not be reduced at all, but charcoal powder 5 of Example 1 was contained. It can be understood that the concentration of formaldehyde can be reduced by using the foamed pellet 1 coated or impregnated with the paint.
[0042]
When the foamed pellet 1 of Example 1 was used, the effect of reducing the formaldehyde concentration was slightly reduced after 120 minutes from the start of the experiment. By giving the vibration (friction) lightly, the effect of reducing the formaldehyde concentration by the foamed pellet 1 of Example 1 could be recovered.
[0043]
Similarly, the elapsed time of 320 to 1040 minutes was left as it was and carried over to the next day, so that the effect of reducing the concentration of formaldehyde decreased, and the concentration of formaldehyde increased to 0.67 ppm. By strongly applying vibration (friction) to the foamed pellet 1, the effect of reducing the formaldehyde concentration by the foamed pellet 1 of Example 1 can be restored to a higher level than when the vibration (friction) is applied lightly. did it.
[0044]
Thus, even when the effect of reducing the formaldehyde concentration by the foamed pellet 1 of Example 1 is reduced, by giving external energy such as vibration (friction) to the foamed pellet 1 of Example 1 It can be understood that the efficacy of reducing the formaldehyde concentration can be restored to the state of the initial ability.
[0045]
Although the detailed mechanism has not been elucidated, since the foamed pellets 1 of Example 1 are each a single bead-shaped foamed pellet 1, each of the foamed pellets 1 reduces the formaldehyde concentration. Although there is a certain limit to the reduction, the foamed pellet 1 of the first embodiment is brought into contact with many other foamed pellets 1 by applying external energy such as vibration (friction) to the foamed pellet 1. The charcoal component in the paint containing the charcoal powder 5 coated or impregnated around the foamed pellet 1 has a large area as a whole, so that the effect of reducing the formaldehyde concentration can be recovered. It is estimated that
[0046]
Further, in general, charcoal has a property of adsorbing harmful substances such as formaldehyde, because the charcoal is porous and adsorbs harmful substances such as formaldehyde in each of the pores. When a paint containing very fine charcoal powder 5 such as Healthcoat (registered trademark) is used, the detailed mechanism has not been elucidated, but rather than adsorbing the harmful substances such as the formaldehyde, It was confirmed that harmful substances such as formaldehyde were decomposed.
[0047]
(Electrostatic potential measurement experiment)
In this electrostatic potential measurement experiment, 10 g of a foamed pellet 1 impregnated with a paint containing the charcoal powder 5 of Example 1 was placed in a glass container (beaker: φ110 mm × 151 Hmm), and an electrostatic potential meter was used. The electrostatic potential of the foamed pellet 1 of Example 1 was measured using (Kasuga Electric Co., Ltd .: NSD-0202).
[0048]
As Comparative Example 2, 10 g of an untreated expanded pellet was placed in a glass container (beaker: φ110 mm × 151 Hmm), and the electrostatic potential was measured in the same manner as in the case of the expanded pellet 1 of Example 1.
[0049]
Table 2 shows the results of measuring the electrostatic potential of the foamed pellet 1 of Example 1 in which the paint containing the charcoal powder 5 was impregnated and the untreated foamed pellet of Comparative Example 2.
[0050]
[Table 2]

[0051]
As is clear from Table 2, in the untreated foamed pellet of Comparative Example 1, the normal electrostatic potential is approximately -200 to 300 V, and the electrostatic potential when frictional energy is applied is approximately -1000 V. On the other hand, in the foamed pellet 1 of Example 1, the electrostatic potential at normal time is approximately +20> 0 (approximately 0 to +20) V, and the electrostatic potential when frictional energy is applied is also approximately +20>. Since it is 0 (approximately 0 to +20) V, in the untreated foamed pellet of Comparative Example 1, the electrostatic potential is increased by applying frictional energy. Can be understood that the electrostatic potential does not change even when frictional energy is applied.
[0052]
As described above, by coating or impregnating the paint containing the charcoal powder 5 like the foamed pellet 1 of Example 1, the charcoal has conductivity and has a function as an electron transfer catalyst. Even if friction occurs in the foamed pellet 1, the foamed pellet 1 is hardly charged with static electricity. That is, the foamed pellet 1 is coated or impregnated with a paint containing the charcoal powder 5 to form the foamed pellet. This can give the pellets 1 a property of removing static electricity.
[0053]
In short, the foamed pellet 1 is formed of a synthetic resin, and the inside thereof is made hollow 4 or a large number of foamed spaces 16 are present, so that the foamed pellet 1 has a cushioning property and the foamed pellet 1 is synthesized. By coating or impregnating a coating containing charcoal powder 5 around the resin 3, the charcoal is used in the foamed pellet 1, for example, deodorizing properties, humidity control (humidification / dehumidification) properties, and electromagnetic wave shielding properties. In addition, it is possible to impart negative ion generation, adsorbability of harmful substances such as formaldehyde, and the like, and to provide static electricity removal.
[0054]
【The invention's effect】
As described above, the foamed pellet according to the present invention has a cushioning property by applying a coating containing charcoal powder to the foamed pellet formed of a synthetic resin to cover or penetrate the foamed pellet. Even if a synthetic resin is used for the outer shell, the foamed pellets are hardly charged with static electricity, that is, the foamed pellets can be provided with a property of removing static electricity, and deodorant. The charcoal such as humidity control (dehumidification / dehumidification) properties, electromagnetic wave shielding properties, negative ion generation, and adsorptivity of harmful substances such as formaldehyde can be obtained, and the foamed pellets according to the present invention can be used as, for example, bedding mats. , Pillows, brassiere cups, etc., can be provided with soft touch cushioning properties, as well as deodorant action, sweat removal action, etc. It exhibits an excellent effect say.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view schematically showing a foamed pellet according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a sectional view schematically showing a foamed pellet according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an explanatory diagram of an apparatus for a formaldehyde adsorption experiment using the foamed pellets of Example 1 of the present invention and the foamed pellets of Comparative Example 1.
FIG. 4 is a graph showing a change in formaldehyde concentration in a formaldehyde adsorption experiment using the foamed pellets of Example 1 of the present invention and the foamed pellets of Comparative Example 1.
[Explanation of symbols]
1, 11 foamed pellet 2

outer shell

3, 13 synthetic resin 4 hollow inside outer shell 5 charcoal powder 16 foaming space 20 desiccator 21 formalin 22 petri dish 23 multi-gas finder 24 Graph of change in formaldehyde concentration by foamed pellet of Example 1 25 Graph of change in formaldehyde concentration due to untreated expanded pellets of Comparative Example 1

Claims

A foamed pellet, wherein a coating containing charcoal powder is applied to a foamed pellet formed of a synthetic resin to cover or impregnate the foamed pellet.

The synthetic resin,
The foamed pellet according to claim 1, wherein the foamed pellet is formed of a resin obtained by mixing one or more of polyester, polyethylene, polyurethane, polyamide resin, acrylic resin, and styrene resin.

The application of the paint containing the charcoal powder,
The foamed pellet according to claim 1, wherein the foamed pellet is applied by painting or spraying.

The inside of the foamed pellet is
The foamed pellet according to claim 1, wherein the foamed pellet has a hollow shape or a large number of foamed spaces.

The amount of paint containing charcoal powder applied to 1 part by weight of foamed pellets is
The foamed pellet according to claim 1, wherein the amount is approximately 0.3 to 2.0 parts by weight.

The size of the foamed pellet is
The foamed pellet according to claim 1, wherein the diameter is approximately 0.3 to 15 mm.