JP2004236861A - Game medium polishing device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機、あるいはスロットマシンなどに利用される遊技媒体の汚れを落とす遊技媒体研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の遊技媒体研磨装置として従来から知られているものに、たとえば、遊技機で遊技に使用され、回収された遊技媒体を再び還元して使用される前に磨くように構成された遊技媒体研磨装置がある。
【0003】
従来の遊技媒体研磨装置の中には、遊技に使用された打玉を洗浄装置に集めた後、打玉の汚れを洗浄液が含まれた洗浄布によって磨き落とし、乾燥装置によって打玉の乾燥を行ない、打玉表面を洗浄するという湿式と乾式の洗浄装置を複合させたハイブリッド型にしたものがあった(特許文献1参照。)。
【0004】
また、遊技に使用された打玉を集めた後、打玉が研磨布と円弧状に接するようにすることにより打玉と乾式の研磨布の接触部分を多くなるようにして打玉表面を研磨するものがあった(特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−186772(第5−7頁、図1)
【0006】
【特許文献2】
特開2002−301239号公報(第8−9頁、図3、図4)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の遊技媒体研磨装置としては、乾式と湿式の洗浄装置を複合させたハイブリッド型にしたものはあった。また、打玉と研磨布の接触部分を多くして打玉を研磨するものはあった。しかしながら、この種の従来の遊技媒体研磨装置は、打玉の汚れを洗浄液が含まれた洗浄布によって拭き取るが、打玉を乾燥装置によって乾燥させるという大掛かりなものであった。また、乾式の研磨布だけでは、研磨布と打玉の接触部分が短いため、打玉をよく研磨することはできなかった。
【0008】
本発明は、係る事情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、装置を大型にすることなく打玉をよく研磨することのできる遊技媒体研磨装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段の具体例およびその効果】
(1) 遊技機(パチンコ遊技機1)での遊技に用いられる遊技媒体(打玉31)と帯状の研磨部材(研磨部材91)とが接触した状態(図5参照)で、遊技媒体を相対的に前記研磨部材の長手方向に移動させることにより、遊技媒体を研磨する遊技媒体研磨装置(打玉研磨装置131)であって、
前記研磨部材が掛け渡されるとともに該研磨部材と遊技媒体とが接触する接触部(打玉露出部126のうち打玉31と研磨部材91とが接触する部分)と、
該接触部へ前記研磨部材を繰り出す繰出手段(巻取モータ116)と、
該繰出手段により繰出される研磨部材に間欠的に液体を付着する動作を繰返し実行して、前記接触部に掛け渡される研磨部材の長手方向に対して液体が付着された湿部(湿部91a、図6参照)と液体が付着されていない乾部(乾部91b、図6参照)とを交互に形成する研磨部材加工手段(湿部形成ローラ105a)とを含む。
【0010】
このような構成によれば、液体が付着されている研磨部材の湿部に遊技媒体を接触させて研磨するとともに、液体が付着されていない研磨部材の乾部に遊技媒体を接触させて遊技媒体表面の液体を拭き取りつつ、かつ、研磨することができ、研磨と乾燥との両方を効率よく行なうことができ、乾燥装置を用いる必要がないため装置を小さくすることができる。
【0011】
(2) 遊技機(パチンコ遊技機1)での遊技に用いられる遊技媒体(打玉31)と帯状の研磨部材(研磨部材91)とが接触した状態(図13参照)で遊技媒体を相対的に前記研磨部材の長手方向に移動させることにより、遊技媒体を研磨する遊技媒体研磨装置(打玉研磨装置131)であって、
前記研磨部材が掛け渡されるとともに該研磨部材と遊技媒体とが接触する接触部(打玉露出部126のうち打玉31と研磨部材91とが接触する部分)と、
該接触部に遊技媒体を案内する案内手段(玉還元機73)と、
前記接触部に案内される遊技媒体に液体を付着する液体付着手段(噴出装置107、図13参照)とを含む。
【0012】
このような構成によれば、液体が付着されている研磨部材の湿部に遊技媒体を接触させて研磨するとともに、液体が付着されていない研磨部材の乾部に遊技媒体を接触させて遊技媒体表面の液体を拭き取りつつ、かつ、研磨することができ、研磨と乾燥との両方を効率よく行なうことができ、乾燥装置を用いる必要がないため装置を小さくすることができる。
【0013】
(3) 前記遊技媒体(打玉31)は球体であって、
前記研磨部材加工手段により加工された研磨部材の長手方向に対する前記湿部(湿部91a)および前記乾部(乾部91b)の各々の幅(湿部91aの幅L1、乾部91bの幅L2、図6参照)は、遊技媒体の外周(打玉の外周R=πD、図6参照)より長い。
【0014】
このような構成によれば、研磨部材に接触することにより回転しながら移動する遊技媒体表面を極力まんべんなく研磨することができる。
【0015】
(4) 前記遊技媒体研磨装置(打玉研磨装置131)は、
前記研磨部材(研磨部材91)および前記研磨部材加工手段(湿部形成ローラ105a)を収容する収容ユニット(収容ユニット69)と、
該収容ユニットが着脱自在に取付けられる取付け部(ホルダ122と補強板121)を含む研磨装置主要部(打玉研磨装置主要部130)とから成り、
該研磨装置主要部は、研磨すべき遊技媒体(打玉31)を取込む取込み部(取込み部87)と、研磨後の遊技媒体を排出する排出部(排出部86)とを備え、遊技場において前記遊技機(パチンコ遊技機1)を設置する遊技機設置島に設けられ、
前記取込み部は、前記遊技機の外部へ排出された遊技媒体を回収する回収径路(玉タンク72)に接続され、前記排出部は、前記遊技機の外部から当該遊技機へ遊技媒体を供給する供給径路(発射玉誘導路65)に接続される。
【0016】
このような構成によれば、遊技媒体研磨装置から収容ユニットが独立して取外すことができ、研磨部材とともに研磨部材加工手段も同時に交換することができるため、メンテナンスが容易にすることができる。また、研磨部材加工手段の交換とともに、研磨部材の加工に使用する液体も交換されるため、研磨部材の加工に使用する液体がなくなるという事態を回避でき、研磨能力の低下を防ぐことができる。また、遊技機一台に対し遊技媒体研磨装置を一台取付けるために、遊技媒体研磨装置を小型化した場合であっても、遊技媒体表面に液体を付着させて研磨するので、遊技媒体表面の汚れを効果的に落とすことができる。
【0017】
(5) 前記遊技機(パチンコ遊技機1)は、遊技媒体(打玉31)を遊技に循環させて使用するための循環径路(遊技領域7、入賞玉カバー63、合流樋82、玉タンク72、取込み部87、玉還元機73、搬送路76、排出部86、発射玉誘導路65)を備え、
前記遊技媒体研磨装置(打玉研磨装置131)は、
前記研磨部材(研磨部材91)および前記研磨部材加工手段(湿部形成ローラ105a)を収容する収容ユニット(収容ユニット69)と、
該収容ユニットが着脱自在に取付けられる取付け部(ホルダ122と補強板121)を含む研磨装置主要部(打玉研磨装置主要部130)とから成り、
該研磨装置主要部は、前記遊技機に設けられている(図3、図7参照)。
【0018】
このような構成によれば、遊技媒体研磨装置から収容ユニットが独立して取外すことができ、研磨部材とともに研磨部材加工手段も同時に交換することができるため、メンテナンスが容易にすることができる。また、研磨部材加工手段の交換とともに、研磨部材の加工に使用する液体も交換できるため、研磨部材の加工に使用する液体がなくなるという事態を回避でき、研磨能力の低下を防ぐことができる。また、遊技機一台に対し遊技媒体研磨装置を一台取付けるために、遊技媒体研磨装置を小型化した場合であっても、遊技媒体表面に液体を付着させて研磨するので、遊技媒体表面の汚れを効果的に落とすことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態では、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はこれに限らず、コイン遊技機やスロットマシンなどに適用することも可能である。
【0020】
第1実施形態
図1は、遊技機の一例のパチンコ遊技機1およびこれに対応して設置されたカードユニット50の正面図である。
【0021】
カードユニット50には、カード利用可表示ランプ151が設けられており、カードユニット50が使用可能な状態にある旨が、このカード利用可表示ランプ151の点灯または点滅により遊技者に知らされる。このカードユニット50は、遊技機設置島に設置されている複数台のパチンコ遊技機1の間に挿入された状態で設置されており、左右どちらの遊技機に接続されているかが連結台方向表示器153により表示される。
【0022】
遊技者がカード残高の記録されたプリペイドカードをカード挿入口155に挿入すると、そのプリペイドカードに記録されているカード残高が読取られる。そして、遊技者が打玉供給皿3に設けられた操作部(図示せず)の引落としスイッチ(図示せず)を押圧操作すると、予め入力設定されている額(たとえば100円)がプリペイドカードの記録情報に含まれるカード残高から引落とされて持点に加算更新される。持ち点は、たとえば、後述する可変表示装置8の特別図柄表示部9に表示される。
【0023】
カードユニット50には、端数表示スイッチ152が設けられている。この端数表示スイッチ152を押圧操作することにより、たとえばカード残高やエラーが発生したときのエラーコードなどの情報がパチンコ遊技機1に設けられた情報表示器(図示省略)に表示される。図中156はカードユニット錠であり、このカードユニット錠156に所定のキーを挿入して解錠操作することにより、カードユニット50の前面側を開成できるように構成されている。
【0024】
パチンコ遊技機1は、額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。このガラス扉枠2の後方には、遊技盤6が着脱自在に取付けられている。また、ガラス扉枠2の下部表面には打玉供給皿3がある。打玉供給皿3の下部には、打玉供給皿3から溢れた打玉31(図2参照)を貯留する余剰玉受皿4と、遊技者が打玉31を操作するための操作ノブ5とが設けられている。
【0025】
持ち点が存在する状態で、操作ノブ5を遊技者が操作することにより、打玉供給皿3内に貯留されている打玉31を1個ずつ発射することができる。発射された打玉31は、誘導レール29によって遊技領域7内に導かれる。
【0026】
遊技領域7の中央には、可変表示装置8が設けられている。この可変表示装置8には、特別図柄表示部9、普通図柄表示器10、始動記憶表示器18および通過記憶表示器13が設けられている。特別図柄表示部9は、液晶表示器により構成されており、各々が識別可能な複数種類の識別情報の一例となる特別図柄が可変表示(以下、変動表示ともいう)される。
【0027】
可変表示装置8の下方には、始動口(始動入賞口)14が構成された始動用電動役物15と、開閉板20の傾動により打玉31の入賞可能な開成状態となる可変入賞球装置19とが設けられている。また、一般入賞口として、可変表示装置8の左右下方、遊技領域7の下方左右に入賞口24がそれぞれ設けられ、可変表示装置8の下方に可変入賞球装置19が設けられている。また、打玉31が進入可能な通過口11が可変表示装置8の下方左右に設けられている。また、26は、打込まれた打玉31がいずれの入賞口24や可変入賞球装置19にも入賞しなかったときにアウト玉として回収するアウト口であり、25は、装飾ランプである。
【0028】
遊技領域7の外周には枠ランプ(遊技効果LED28a)と、賞球の払出し時に点灯する賞球ランプ51と、玉切れ中に点灯する玉切れランプ52とが設けられており、遊技領域7には遊技効果ランプ28b,28cが設けられており、遊技領域7の上部の左右にはステレオ音の音声などの効果音を発生するためのスピーカ27,27が設けられている。
【0029】
通過口11に進入した打玉31は、ゲートスイッチ12で検出される。打玉31がゲートスイッチ12で検出されれば、普通図柄表示器10の可変表示が開始される。その可変表示の停止時の表示結果が予め定められて表示態様(たとえば、「3」や「7」)となれば、「当り」となり、ソレノイド16が励磁されることによって始動口14を構成している始動用電動役物15に設けられた左右1対の可動片が1回開成する。これにより始動用電動役物15が開成状態となって打玉31がより始動入賞しやすくなる。始動用電動役物15が開成状態にある際に打玉31が1つ始動入賞すれば、可動片が元の位置まで閉成して打玉31が始動入賞しにくい状態に戻る。また、始動用電動役物15が開成状態となってから所定の開放期間が経過すれば、始動入賞が発生しなくとも可動片が元の位置まで閉成して開成状態は終了する。
【0030】
始動口14に入賞(以下「始動入賞」ともいう。)した打玉31(以下「始動入賞玉」ともいう。)が遊技盤6に設けられた指導口スイッチ17により検出されれば、可変表示装置8の可変表示が開始される。その可変表示の停止時の表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば、「777」等のゾロ目)となれば、特定遊技状態が発生して可変入賞球装置19の開閉板20が開成し、打玉31が可変入賞球装置19に入賞可能な第1の状態となる。
【0031】
可変入賞球装置19は、通常時はソレノイド21の励磁が解除されているために開閉板20が閉成して打玉31が入賞不可能な第2の状態となっている。この可変入賞球装置の第1の状態は、大入賞口に進入した打玉31の数が所定個数(たとえば10個)に達したとき、または所定期間(たとえば30秒間)経過したときのうちのいずれか早い方の条件が成立したときに一旦終了して開閉板20が閉成する。また、可変入賞球装置19の大入賞口内には、所定の箇所に特定入賞領域が設けられており、特定入賞領域に入賞した打玉がVカウントスイッチ22により検出される。また、可変入賞球装置19の大入賞口内に入賞したすべての打玉31がカウントスイッチ23により検出される。可変入賞球装置19が第1の状態となっている期間中に進入した打玉31が特定入賞領域に特定入賞し、Vカウントスイッチ22により検出されたことを条件として、その回における可変入賞球装置19の第1の状態が終了して第2の状態となった後、再度開閉板20が開成されて、可変入賞球装置19を第1の状態にする繰返し継続制御が実行される。この繰返し継続制御の実行上限回数は、たとえば16回と定められている。
【0032】
図2および図3は、パチンコ遊技機1の背面図である。パチンコ遊技機1には、所定数の打玉31が封入された封入玉循環径路(「循環径路」ともいう。)が設けられており、封入された打玉31が循環して遊技に使用される。封入玉循環径路とは、循環して遊技に使用される打玉31が通る径路のことであり、遊技領域7、入賞玉カバー63、合流樋82、玉タンク72、取込み部87、玉還元機73、搬送路76、排出部86および発射玉誘導路65から構成されている。
【0033】
また、封入玉循環径路の径路途中に、玉タンク72へ排出された打玉31を打玉研磨装置主要部130(図7、図8参照)に取込む取込み部87と、発射玉誘導路65まで揚送するための玉還元機73と、玉還元機73により揚送途中の封入玉を研磨し打玉31の表面の汚れを磨き落とす収容ユニット69と、打玉31を搬送する搬送路76と、打玉31を発射玉誘導路に排出する排出部86とが設けられている。打玉研磨装置主要部130は、取込み部87、スプロケット74、リフトモータ75、打玉露出部126(図7参照)、搬送路76および排出部86から構成されており、パチンコ遊技機1と独立して取外し可能である。
【0034】
パチンコ遊技機1の遊技盤保持枠62には、遊技盤取付用の回動レバー71が設けられており、この回動レバー71を回動操作することにより、遊技盤6が着脱可能となる。遊技領域7に設けられている入賞口24や可変入賞球装置19等から入賞したすべての打玉31(以下「入賞玉」ともいう。)は入賞玉集合カバー部材63を通じて入賞玉検出器64へ誘導される。そして、入賞玉検出器64で検出された入賞玉はアウト口26から回収された打玉31とともに合流樋82に誘導される。合流樋82に誘導された打玉31は、その後、打込玉検出器80により検出される。
【0035】
ファール玉はファール玉戻り口67から排出された後、ファール玉検出器81で検出される。その後、合流樋82を流下する打玉31と合流する。なお、発射勢いがあまりに弱すぎてファール玉戻り口67まで到達しなかった打玉31はファール玉戻り口68に進入した後、合流樋82を流下する打玉31と合流する。合流樋82は、回収径路である玉タンク72に接続されており、合流樋82を流下するすべての打玉31は、玉タンク72へ排出される。回収径路である玉タンク72は、打玉研磨装置主要部130の取込み部87に接続されている。
【0036】
玉タンク72へ排出された打玉31は、取込み部87を介して玉還元機73へ誘導される。玉還元機73には、リフトモータ75の駆動力により誘導された打玉31を係合させつつ回転するスプロケット74が設けられている。スプロケット74は打玉31をその上方まで揚送し、搬送路76へ案内する。
【0037】
そして、搬送路76へ案内された打玉31は、後続する打玉31に押し進められて搬送路76内を揚送される。搬送路76の径路途中には、打玉31の一部が搬送路76外部に露出した打玉露出部126(図7参照)が設けられており、その打玉露出部126に沿うように収容ユニット69に収容された研磨部材91(図4参照)が配置されている。搬送路76を揚送途中の打玉31は、この打玉露出部126において研磨部材91(図5参照)と接触することにより、その表面の汚れが磨き落とされる。打玉露出部126のうち打玉31と研磨部材91とが接触する部分により接触部が構成されている。なお、収容ユニット69は、打玉研磨装置主要部130に対して容易に着脱可能であり、研磨部材91の劣化などに応じて交換される。
【0038】
収容ユニット69には、研磨部材91に間欠的に研磨剤等を含んだ液体を付着する動作を繰返し実行して、研磨部材の長手方向に対して液体が付着された湿部91a(図6参照)と液体が付着されていない乾部91b(図6参照)とを交互に形成するための湿部形成ローラ105aや噴出装置170等が一体となって収容されている。
【0039】
研磨部材91の湿部91aによって打玉31の表面に液体を付着させながら研磨され、乾部91bによって液体を拭き取りながら研磨された打玉31は、搬送路76の上部まで搬送された後、排出部86から排出される。排出部86は、パチンコ遊技機1の外部からパチンコ遊技機1に打玉31を供給する供給径路である発射玉誘導路65に接続されている。
【0040】
発射玉誘導路65へ誘導された打玉31は、研磨チェック振分け装置84へ誘導される。研磨チェック振分け装置84は、研磨された打玉31の表面に光を照射し、その反射量によって打玉31の研磨が十分に行なわれたか否かを判断する装置である。その反射量が所定量以上の場合は、研磨が十分されたと判断し、打玉31を発射玉誘導路65へ放出する。一方、反射量が所定量以下の場合は、研磨が不十分であったと判断し、打玉31を再研磨樋83へ放出する。
【0041】
研磨チェック振分け装置84から発射玉誘導路65へ放出され、補給玉検出器70で検出された打玉31は、打込玉出口66へ流下し、再び弾発発射されることが可能となる。なお、補給玉検出器70で打玉31が検出されることにより、玉還元機73が正常に動作しているか否かを把握することができる。
【0042】
打玉研磨装置131は、収容ユニット69(図7参照)と、打玉研磨装置主要部130とから構成されている。この第1実施形態では、前述したように回収径路である玉タンク72と取込み部87とが接続され、供給径路である発射玉誘導路65と排出部86とが接続されており、打玉研磨装置131は、パチンコ遊技機1と独立して取外し可能である。
【0043】
打玉研磨装置131は、遊技場においてパチンコ遊技機1が設置されている遊技機設置島に配置され、パチンコ遊技機1毎に設置されている。このように、パチンコ遊技機1毎に打玉研磨装置131が取付けられているため、研磨しなければならない打玉31の数が多くなることはなく、打玉研磨装置131を小型化することができる。また、打玉研磨装置131を小型化した場合であっても、打玉表面に研磨剤等を含んだ液体を付着させて研磨するので、打玉31の表面の汚れを効果的に落とすことができる。また、打玉研磨装置主要部130を遊技機設置島に設けると、打玉研磨装置主要部130の周りに他の機械等が配置されることがないので、メンテナンスを行ないやすいという利点がある。
【0044】
なお、打玉研磨装置131は、パチンコ遊技機1とは別体に設けられていれば遊技機設置島以外のどの場所に設けられていてもよい。
【0045】
また、変形例として、図3に示すように打玉研磨装置131をパチンコ遊技機1の背面側の内部に設置するようにしてもよい。このように、パチンコ遊技機1の背面側の内部に打玉研磨装置131を設けると、パチンコ遊技機1の前面から遊技盤6を開くとパチンコ遊技機1の背面側の内部に設置された打玉研磨装置131がパチンコ遊技機1の前面に現れるため、打玉研磨装置131のメンテナンスを迅速に行なうことができる。
【0046】
図4は、収容ユニット69の構成を説明するための分解斜視図である。
リール92、93は、取付基板98aに設けられた開口104に回転可能に挿入される。ローラ94、95は、軸94a、95aに軸支される。軸94a、95aは、取付基板98aの図示する位置に植立される。研磨部材91は、テープ状の部材であり、たとえば、打玉31と接触してその汚れを研磨可能な極細の繊維等からなる布である。研磨部材(研磨テープ)91は、図示するように、ロール状に巻回され、ロールの中央部にリール92、93が挿入された状態で取付基板98aに収容される。ローラ94、95は、取付基板98aに収容された研磨部材91を一方の巻出用のリール93から他方の巻取用のリール92へ案内すべく、研磨部材91を摺動可能に保持する。
【0047】
弾性部材97は取付穴97aを含み、取付基板98aに植立された位置決めボス101に軸支される。当接部材96は、係止片96aを含み、係止部材99と弾性部材97とにより係止される。さらに当接部材96は、凹部108を含み、2つのローラ94、95間に渡された研磨部材91が凹部108側に位置する。すなわち、一方のリール93から巻出された研磨部材91は、一方のローラ95を介して凹部108に沿って搬送され、他方のローラ94を介して他方のリール92に巻取られるように構成されている。
【0048】
当接部材96が位置する取付基板98aの側面は切欠いており、弾性部材97に押圧される当接部材96の一部は、取付基板98aより、やや外部に突出する。
【0049】
カバー98bは取付穴100bを含み、取付基板98aに植立された取付ボス100aにねじ止めされる。また、位置決め穴103にリール92、93が回転可能に挿入され、位置決め穴102に弾性部材97を軸支する位置決めボス101が挿入される。
【0050】
カバー98bは取付基板98aと同様に、その一側面が切欠いており、取付基板98aと接合した際に当接部材96の一部が外部へ露出する。
【0051】
図中107は、研磨剤等が含まれている液体を噴出する噴出装置である。噴出装置107には、研磨剤等を含んだ液体を貯めておく液タンク(図示省略)が設けられている。液体を噴出装置107から噴出する方法としては、たとえば、ピエゾの伸縮で噴出装置107の先端のノズルから液体を噴出するピエゾ方式のものがある。噴出装置107から噴出された液体は、後述する湿部形成ローラ105aのスポンジ部分に付着するように構成されている。
【0052】
なお、液タンクに貯められている液体は、水や界面活性剤等でもよく、打玉31の表面の汚れを磨き落とす効果のあるものであれば、どのような成分のものであってもよい。また、噴出装置107から液体を噴出する方法としては、噴出装置107内部に発熱体を設けておき、発熱体の発熱によって液体を沸騰させ、沸騰時の気泡でノズル先端から液体を噴出するバブルジェット(R)方式のものであってもよく、液体を噴出できるものであれば、どのような構造のものであってもよい。この噴出装置107は、後述する払出し制御用マイクロコンピュータ202により制御される。
【0053】
図中105aは、湿部形成ローラであり、湿部形成ローラ105aの周囲3箇所にスポンジが取付けられている。研磨部材91が巻取られると、湿部形成ローラ105aが連動して回転し、液体を含んだスポンジが回転しながら研磨部材91に押し当てられ、液体が研磨部材91に付着している湿部91a(図5参照)となる。スポンジ以外のところが研磨部材91に押し当てられたときは、液体が研磨部材91に付着しない。その結果、該当部分が乾部91b(図5参照)となる。このように、研磨部材91に間欠的にスポンジ部分を押し当てることにより研磨部材91に液体が付着された湿部91aと液体が付着されていない乾部91bとが交互に形成される。
【0054】
湿部形成ローラ105aの下部には、位置検出センサ105(図11参照)が取付けられている。位置検出センサ105は、円板部105bとセンサ部105cとにより構成されている。センサ部105cは、レーザを出射する出射部と、出射部から出射したレーザを受光する受光部が設けられている。円板部105bは切り欠きが3箇所設けられている。センサ部105cの出射部から出射されたレーザが切り欠きを通過し、受光部によって受光されると、噴出装置107から液体が噴出されるように構成されている。湿部形成ローラ105aのスポンジ部分と円板部105bの切り欠き部とが一致するように取付基板98aに植立された位置決めボス105dに軸支されており、噴出装置107から液体が噴出された場合、液体がスポンジに付着するようになっている。この位置検出センサ105は、後述する払出し制御用マイクロコンピュータ202により制御される。
【0055】
図中106aは、ローラであり、研磨部材91を一方の巻出用のリール93から他方の巻取用のリール92へ案内すべく、研磨部材91を摺動可能に保持する。ローラ106aの下部には、送出センサ106が取付けられている。送出センサ106は、円板部106bとセンサ部106cとにより構成されている。センサ部106cは前述した位置検出センサ105と同様のものである。円板部106bも前述した位置検出センサ105と同様のものであるが、円板部106bは多数の穴があいている。ローラ106aと円板部106bとが取付部材98aに植立された位置決めボス106dに軸支されており、センサ部106cは、ローラ部106aと連動して回転する円板部106bの回転角度を検出することにより、研磨部材91の巻出し量(巻取り量、移動量、繰出し量)を計測する。この送出センサ106は、後述する払出し制御用マイクロコンピュータ202により制御される。
【0056】
図5は、収容ユニット69の内部構造を説明するための正面図である。なお、図5は、収容ユニット69が打玉研磨装置主要部130に取付られた状態を示している。
【0057】
リール92、93には、それぞれ回転軸114、115が挿入されている。なお、回転軸114、115は、打玉研磨装置主要部130側に設けられている。回転軸114は、巻取モータ116の駆動力により反時計回りに回転し、研磨部材91を巻取る。リール93は、回転軸115と一体的に回転する。なお、巻取モータ116は、回転軸114と同様に打玉研磨装置主要部130側に設けられている。
【0058】
収容ユニット69に設けられるリール92、93の内側には、それぞれ合計6つの突起92a、93aが設けられている。一方、回転軸114の表面には合計3つの突起114aが設けられており、リール92に設けられた突起92aと係合して、リール92を回転軸114に一体的に固定する。これにより、巻取モータ116により駆動される回転軸114が空回りしてしまうことを防止する。
【0059】
リール93から巻出される研磨部材91は、巻出側のローラ95を介して当接部材96に沿って搬送され、巻取側のローラ94を介してリール92に巻取られる。弾性部材97は、当接部材96を押圧して係止片96aを係止部材99に係止させている。当接部材96に沿う研磨部材91は、当接部材96とともに取付基板98aよりもやや外部に押し出された状態となっている。
【0060】
リール93から研磨部材91が巻出される際に、研磨部材91の巻出しに連動して回転する送出センサ106(ローラ106a)により巻出し量(巻取り量、移動量、繰出し量ともいう)を計測する。また、研磨部材91の巻出しに連動して回転する湿部形成ローラ105aにより研磨部材91に間欠的に液体が付着される。
【0061】
後述するように、搬送路76に設けられた打玉露出部126(図7参照)に沿って当接部材96に沿う研磨部材91が配置されるように、この収容ユニット69が取付けられる。そして、打玉露出部126から露出する打玉31が当接部材96に沿う研磨部材91と接触する。この際、当接部材96を押圧する弾性部材97の弾性力により、打玉31が研磨部材91と適度に接触する。そして、打玉31が研磨部材91の長手方向に接触しながら移動することにより、打玉31の表面が研磨される。
【0062】
なお、この第1実施形態では、打玉31の揚送に合わせて研磨部材91が巻取られるのではなく、打玉31と接触する研磨部材91にある程度の汚れが付着するまで同一部分を利用して打玉31の研磨が行なわれる。そして、研磨部材91にある程度の汚れが付着した段階で巻取モータ116が駆動され、汚れの付着した研磨部材91が巻取られ汚れのない新たな部分が巻出された時点で巻取モータ116が停止する。したがって、パチンコ玉の揚送に合わせて常に研磨部材を搬送させる方式と比較して、研磨部材91を有効に活用することができる。
【0063】
係止部材111は、歯車113と係合してリール92が逆回転するのを防止するための部材である。リール92の逆回転を防止することで、既に巻取られた汚れている研磨部材91がリール92より巻出されてしまうことを防止できる。
【0064】
係止部材111は、取付基板98aに植立された回転軸110により軸支され、その一方端が歯車113と係合し、他方端が取付基板98aに固着された弾性部材112と接続している。一方、歯車113はリール92と一体的に固着されており、リール92と一体的に回転する。係止部材111は、歯車113が反時計回りに回転するのに連動して、歯車113の周囲に設けられた複数の歯部と次々に係合する。一方、歯車113を時計回りに回転させる回転力が働いた場合には、歯車113と回転軸110との間で抑止力が働いてその回転が抑止される。これにより、リール92の逆回転が防止される。
【0065】
図6は、研磨部材91の長手方向に対する湿部91aおよび乾部91bの各々の幅と打玉31の外周との関係を説明するための図である。
【0066】
打玉31は球体であり、その直径がDであるとする。そのとき打玉31の外周の長さRは、R=πDにより求められる。研磨部材91の長手方向に対する湿部91aの幅をL1、乾部91bの幅をL2とすると、L1>RおよびL2>Rの関係が成り立つように湿部91aおよび乾部91bは形成される。これにより、研磨部材91に接触することにより回転しながら移動する打球31の表面を極力まんべんなく研磨することができる。
【0067】
また、液体が付着されている研磨部材91の湿部91aに打玉31を接触させて研磨するとともに、液体が付着されていない研磨部材91の乾部91bに打玉31を接触させて打玉表面の液体を拭き取りつつ、かつ、研磨することができ、研磨と乾燥との両方を効率よく行なうことができ、乾燥装置を用いる必要がないため装置を小さくすることができる。
【0068】
図7および図8は、収容ユニット69および打玉研磨装置主要部130の図である。また、図9は、図8のA−A線に沿う断面図を示す。
【0069】
玉還元機73には、収容ユニット69を取付けるためのホルダ122と、ホルダ122を補強して玉還元機73に固定する補強板121が設けられている。そして、ホルダ122と補強板121とにより、収容ユニット69を着脱可能に取付けるための取付け部が構成されている。また、取付け部に収容ユニット69を取付けた状態により、打玉研磨装置131(図8参照)が成立している。
【0070】
ホルダ122には、収容ユニット69内部の巻取用のリール92を回転させるための回転軸114、巻出用のリール93を回転可能に支持するための回転軸115、収容ユニット69を係止するための係止片123、収容ユニット69と係合する係合部124、収容ユニット69を着脱可能に係止するための係止部材125が設けられている。また、搬送路76には、その内部で揚送途中の打玉31を外部に露出させる打玉露出部126が設けられている。この打玉露出部126に研磨部材91が臨むように収容ユニット69が取付けられる。
【0071】
また、図9に示すように係止部材125は、係止部131を含み、開口129に挿入された状態で回転軸127により回動可能に軸支されている。一方、補強板121の裏面側に位置する係止部材125の端部には、補強板121に固着された弾性部材128が接続され、その弾性力により係止部材125は所定角度回動し、係止部131が補強板121と当接する位置で係止される。
【0072】
収容ユニット69の着脱は、以下のようにして行なわれる。取外しの場合には、係止部材125を図9に示す矢印方向に回動させれば、収容ユニット69は、係止部材125の係止から解放される。これにより、収容ユニット69を容易にホルダ122から取外すことができる。一方、取付け時には、係止部材125を同様に回動し、収容ユニット69を係止片123および係合部124に沿って挿入すれば回転軸114、115が自然と収容ユニット69内のリール92、93に挿入される。その後、係止部材125を手放せば弾性部材128の弾性力により係止部材125が所定位置に引き戻されて収容ユニット69が係止される。これにより、収容ユニット69をホルダ122に容易に取付けることができる。ホルダ122には、払出し制御用マイクロコンピュータ202から指令情報等のコマンドを噴出装置107等に送信するための端子(図示省略)が設けられている。収容ユニット69側にも、払出し制御用マイクロコンピュータ202からのコマンドを受信するための端子(図示省略)が設けられている。収容ユニット69をホルダ122に取付けると、これらの端子が接触するように構成されている。
【0073】
なお、回転軸114には、補強板121を介してその裏面側に巻取モータ116が接続されており、巻取モータ116は、パチンコ遊技機1の制御に応じて駆動される。さらに回転軸114は、図示しない弾性部材を介してホルダ122に設けられた開口部上に設けられており、回転軸114を押圧すれば弾性部材の弾性力に逆らって回転軸114がホルダ122内に没するように構成されている。したがって、収容ユニット69を取付ける際に回転軸114に設けられた突起114a(図5参照)とリール92に設けられた突起92a(図5参照)とが噛み合わない場合には、回転軸114がホルダ122内に没しつつ、その状態で巻取モータ116が駆動すると、噛み合った位置で弾性力により復帰する。このため、収容ユニット69の取付け時に突起114aと突起92aとの噛み合わせを意識する必要がない。
【0074】
これにより、打玉研磨装置131から収容ユニット69が独立して取外すことができ、研磨部材91とともに研磨部材加工手段も同時に交換することができるため、メンテナンスが容易にすることができる。また、研磨部材加工手段の交換とともに、研磨部材91の加工に使用する液体も交換されるため、研磨部材91の加工に使用する液体がなくなるという事態を回避でき、研磨能力の低下を防ぐことができる。
【0075】
次に、収容ユニット69が取付け部に取付けられた際の動作説明を詳細に説明する。
【0076】
パチンコ遊技機1から玉タンク72に排出された打玉31は、取込み部87を介して玉還元機73に誘導され、リフトモータ75により駆動するスプロケット74(図2、図3参照)により搬送路76を揚送される。揚送中の打玉31は、収容ユニット69の当接部材96に沿う研磨部材91の湿部91aと乾部91bとに交互に接触して研磨される。
【0077】
当接部材96に沿う研磨部材91の湿部91aと乾部91bとにおいて打玉31が繰返し研磨されれば、当接部材96に沿う一定部分の研磨部材91は劣化し、研磨能力が低下する。この第1実施形態では、たとえば、パチンコ遊技機1の稼動時間が所定時間に達した(打込玉検出器80により所定数の打込玉が検出された)場合に、前記一定部分の研磨能力が低下したものと判断されるように構成されている。
【0078】
パチンコ遊技機1の稼動時間が所定時間に達した場合には、回転軸114を駆動する巻取モータ116が駆動され、新たな研磨部材91が巻出されることにより、当接部材96に沿う研磨部材91の更新がなされる。この際に、使用済みの部分のみを巻取り、未使用の部分まで余分に巻取ることのないようにするためには、研磨部材の更新時に常に当接部材96に沿う長さだけを巻取るように制御する必要がある。このために、以下の制御が行なわれる。
【0079】
すなわち、研磨部材91を常に当接部材70に沿う所定の長さだけ巻取るために必要な巻取り量は予め定められており、所定の長さの研磨部材91を巻取るように巻取モータ79の駆動制御が行なわれる。前述したように、収容ユニット69には、送出センサ106が設けられており、ローラ106aの回転角を円板部106bおよび106cで計測することにより、研磨部材91の巻取り量は求められる。払出し制御用マイクロコンピュータ202に搭載されているCPUが所定の長さの研磨部材を巻取ったと判断したときは、後述するリフト制御回路にコマンドを送信し、巻取モータ116を停止させる制御を行なう。
【0080】
また、所定の長さの研磨部材91を巻取る方法としては、巻取モータ116の回転数を制御するという方法も考えられる。しかし、研磨部材91を巻取る毎にリール92にロール状に巻回される研磨部材91の厚みが変化するため、巻取りモータ116の回転数は、巻取りを実行した回数によって変化させる必要があり、制御が複雑となる。
【0081】
しかし、前述したように研磨部材91が巻取られることに連動して回転する直径が一定のローラ106aを設けて、ローラ106aの回転角を計測することにより巻取り量を計測すると、巻取り量はローラ106aの直径とローラ106aの回転角とを積算することで、比較的単純に求めることができ、制御を簡単にすることがでる。そのため、払出し制御用マイクロコンピュータ202に搭載されたCPUの制御負担を軽減することができる。
【0082】
研磨部材(研磨テープ)巻取制御が複数回行なわれて、未使用の研磨部材91が残り少なくなれば、ランプ25(図1参照)が点滅表示されるとともに、スピーカ27から所定の報知音が発せられ、その旨が報知される。さらに、パチンコ遊技機1に設けられた情報入出力回路(図示せず)を介して遊技場に設置されているホールコンピュータにその旨が報知される。このような巻取終了予告報知制御は、たとえば、回転軸114を駆動する巻取モータ116の総駆動時間に基づいて行なわれる。すなわち、収容ユニット69を交換した後、巻取モータ116の駆動時間が累積計数され、予め定められた駆動時間に達した場合に研磨部材91の残量が少ないものとみなして、前述の報知制御が行なわれるのである。このように、研磨部材91がすべて使用されてしまう前に巻取終了予告報知が行なわれるので、遊技場などは、収容ユニット69の交換を時間的余裕をもって行なうことができる。
【0083】
巻取終了予告報知が行なわれた後、収容ユニット69が交換されることなく、さらに研磨部材(研磨テープ)巻取制御が数回行なわれれば巻出用のリール93からすべての研磨部材91が巻出される。すべての研磨部材91が巻出されれば、パチンコ遊技機1の前面に設けられた特別図柄表示部9にその旨を表示するとともにスピーカ27から所定の報知音が発せられる。また、情報入出力回路(図示せず)から巻取終了検出信号がホールコンピュータに送信される。さらに、操作ノブ5が不能動化され、遊技が不可能な状態に制御される。
【0084】
このような巻取終了制御が行なわれることにより、収容ユニット69の交換が促進され、パチンコ玉を常に汚れのない状態に保持することができる。すなわち、巻取終了予告報知が行なわれた後、遊技場側の怠慢などにより、収容ユニット69の交換が行なわれなかった場合には、その制裁としてパチンコ遊技機1が不能動化され、遊技場にとって不利益な状態となる。
【0085】
このような巻取終了制御は、たとえば以下のようにして行なわれる。
巻取用のリール93に巻回されている研磨部材91の端部は、リール93に圧着されているため、巻取用のリール93に巻回されている研磨部材91がすべて巻出された後、継続して巻取制御を行なえば巻取モータ116に過負荷がかかる。そして、この過負荷が検出されることにより巻出用のリール93からすべての研磨部材91が巻出されたものと判断されるのである。
【0086】
以上説明した、研磨部材(研磨テープ)更新制御,巻取終了予告報知制御および巻取終了制御は、パチンコ遊技機1に設けられた払出し制御用マイクロコンピュータ202(図11参照)により行なわれる。
【0087】
図10は、搬送路76および収容ユニット69の一部断面図である。
図を参照して、搬送路76は、打玉31を研磨部材91に接触させるために、その一部が切欠いている。さらに、収容ユニット69を取外した際に打玉31が打玉露出部126より漏出するのを防ぐために包持片90a、90bが設けられている。この包持片90a、90bが設けられていることにより、いわゆる玉抜きをすることなく収容ユニット69の着脱を行なうことが可能である。したがって、たとえば、営業時間中の僅かな遊技機休止期間を利用して、収容ユニット69を交換することも可能である。
【0088】
なお、図示する包持片90a,90bは、収容ユニット69が装着されている状態においても打玉31を包持しているが、これに代えて、収容ユニット69が装着されている場合には包持しないように構成してもよい。たとえば、所定の弾性部材で包持片90a,90bを構成し、収容ユニット69が未装着状態では、その弾性力により打玉31を包持させる。一方、収容ユニット69が装着されている場合には、当接部材96に設けた所定の突起部が前記包持片と打玉31との間に割込むように構成して前記包持片による打玉31の包持が解除され、研磨部材91により打玉31を搬送路76に保持するように構成することが考えられる。
【0089】
当接部材96に沿う研磨部材91は、打玉31と接触することにより当接部材96の凹部108に接触する。凹部108は、打玉31の球面に沿う形状に構成されているために、研磨部材91は、打玉31の形状に沿って変形する。これにより、研磨部材91が搬送路76から露出した打玉31の表面と接触する面積が大きくなる。したがって、凹部108が設けられていない場合に比べて、打玉31の広範囲部分を効率的に研磨することができる。さらに研磨部材91のテープ幅が搬送路76から露出した打玉31の表面と接触するのに必要かつ十分な幅に構成されているために、研磨部材91を無駄なく使用することができる。
【0090】
なお、当接部材96は弾性部材97(図4参照)により、適度に研磨部材91を打玉31に接触させているため、打玉31が必要以上に搬送路76に押圧されることに伴ってスプロケット74を駆動するリフトモータ75(図2、図3参照)に負荷がかかり過ぎたり、逆に押圧力が弱すぎて打玉31と研磨部材91との間に十分な摩擦力が働かないために打玉31を十分に研磨できないなどという不都合を防止できる。また、この実施の形態における弾性部材97は金属板の板ばねであるが、ゴムやスポンジなど弾性力があるものであればよい。
【0091】
図11は、パチンコ遊技機1に設けられる制御回路の一部を示すブロック図である。
【0092】
払出し制御用マイクロコンピュータ202は、遊技制御用マイクロコンピュータ201、カードユニット50、球払出装置204、リフト制御回路205および研磨制御回路206に接続されている。それぞれのマイクロコンピュータには、制御中枢としてのCPU(図示省略)、制御用プログラムを記憶するためのROM(図示省略)、データを随時読出書込可能なRAM(図示省略)が設けられている。遊技制御用マイクロコンピュータ201から払出し制御用マイクロコンピュータ202には、指令情報等のコマンドが送信される。
【0093】
払出し制御用マイクロコンピュータ202は、リフト制御回路205を介してリフトモータ75の駆動制御を行ない、必要に応じてスプロケット74を回転させ、打玉31を揚送する。
【0094】
払出し制御用マイクロコンピュータ202は、研磨制御回路206を介して巻取モータ116、送出センサ106、噴出装置107および位置検出センサ105を制御する。
【0095】
図12は、噴出装置107が研磨部材91に液体を付着させる液体付着制御の制御手順を示すフローチャートである。
【0096】
まず、S1において、研磨部材91を巻取る時期であるか否かが判断される。たとえば、パチンコ遊技機1の累計稼動時間が所定時間となった場合は、研磨部材91が汚れており、研磨部材91を新しいものに交換するために、巻取り時期であると判断されS2に進む。S2において、研磨部材91を巻取るために巻取モータ116を駆動する制御が行なわれる。
【0097】
S3において、位置検出センサ105が湿部形成ローラ105aのスポンジ部分を検出したか否かが判断される。これは、前述したように、位置検出センサ105のセンサ部105cが円板部105bに設けられている切り欠きの位置を検出することにより、湿部形成ローラ105aのスポンジ位置が分かるように構成されている。S3において、スポンジ位置を検出したと判断した場合は、S4において、噴出装置107から液体を噴出し、スポンジに液体を付着する制御が行なわれる。
【0098】
S5において、巻取モータ116が所定の長さの研磨部材を巻取ったか否かが判断される。巻取り前に当接部材96に掛け渡されていた汚れている研磨部材91が所定の長さ巻取られて新しい研磨部材91に交換されたか否かが判断される。研磨部材91が巻取られるのと連動して回転する送出しセンサ106の円板部106cの回転角をセンサ部106cで検出する。そうすると、巻取られた研磨部材91の長さを検出することができる。所定の長さの研磨部材91が巻取られたと判断された場合は、S6に進み、所定の長さの研磨部材91が巻取られていない判断された場合は、S3に戻る。
【0099】
S6において、S5の判断で当接部材96に掛け渡されている研磨部材91が新しいものに交換されたと判断されたので、巻取モータ116を停止する制御が行なわれる。その後、処理が終了する。
【0100】
第2実施形態
次に、第2実施形態を説明する。この第2実施形態の説明では、第1実施形態と相違する点を主として説明する。第1実施形態では、湿部91aと乾部91bとが交互に形成された研磨部材91で打玉31を研磨することで、研磨剤等による打玉31の研磨と打玉表面に付着した研磨剤等の拭き取り、乾燥を一挙動で行なった。第2実施形態では、噴射装置107から噴出される液体を直接打玉31に付着させ、研磨部材91で研磨しつつ、かつ研磨剤等の拭き取り、乾燥をする点においてその構成が異なる。以下、第1実施形態と同一構成部分については、その説明を省略しつつ、この第2実施形態の説明を行なう。
【0101】
図13は、収容ユニット69の内部構造を説明するための正面図である。なお、図13は、収容ユニット69が打玉研磨装置主要部130に取付けられた状態を示している。
【0102】
収容ユニット69に収容されている噴出装置107のノズル先端は、取付基板98aから外部に出た状態である。そのノズル先端は打玉露出部126に向けられており、たとえば、リフトモータ75が駆動している場合は、ノズル先端から研磨剤等を含んだ液体が噴出し、打玉31の表面に液体が付着する。液体が付着した打玉31が搬送路76を揚送される。揚送中の打玉31は、収容ユニット69の当接部材96に沿う研磨部材91に接触して研磨される。これにより、打玉31に研磨剤等の液体を付着させた後、研磨部材91に打玉31を接触させるため、打玉表面の汚れは、打玉表面に付着した液体とともに拭き取ることができ、よく研磨することができる。また、研磨部材91により打玉表面に付着した液体を拭き取ることができ、乾燥装置を用いることなく打玉31を乾燥させることができるので、打玉磨装置131を小さくすることができる。
【0103】
次に、以上、説明した本実施の形態の変形例や特徴点を以下に列挙する。
(1) 前述の第1実施形態では、湿部形成ローラ105aの周囲3箇所にスポンジが設けられており、噴出装置107から噴出された液体が、まずスポンジに付着し、液体を含んだスポンジが回転しながら研磨部材91に押し当てられることにより、研磨部材91の長手方向に対して液体が付着された湿部91aと液体が付着されていない乾部91bとを交互に形成する例を示したが、湿部91aを形成する方法はこれに限られない。たとえば、噴出装置107から噴出される液体を直接研磨部材91に付着させて湿部91aを形成するものであってもよい。また、液体を含んだスポンジを、たとえば、上下に移動させることにより、研磨部材91に押し当てたり、離したりして研磨部材91に湿部91aを形成するものであってもよい。
【0104】
(2) 前述の第1実施形態では、逆回転を防止する歯車113が巻取用のリール92側だけに設けられており、一度巻取られた汚れている研磨部材91がリール92より巻出されてしまうことを防止するものを示したが、巻出用のリール93側にも歯車113を設けるようにしてもよい。たとえば、巻取モータ116により研磨部材91が巻取られないときは、打玉31の揚送力により巻出用のリール93から研磨部材91が巻出されないように、リール93の回転を防止するようにしてもよい。
【0105】
(3) 前述の第1実施形態では、パチンコ遊技機1の稼動時間が所定時間に達し、研磨部材91が汚れて研磨能力が低下したときに、汚れた研磨部材91を巻取り、新しい研磨部材91にするものを示したが、これに限られず、常に少しずつ研磨部材91を巻取るようにしてもよい。
【0106】
(4) 前述の第1実施形態では、位置検出センサ105のセンサ部105cが円板部105bの切り欠きを検出する毎に噴出装置107が湿部形成ローラ105aのスポンジ部分に液体を噴出する例を示したが、これに限られない。たとえば、センサ部105cが円板部105bの切り欠きを5回検出したときに噴出装置107が湿部形成ローラ105aのスポンジ部に液体を噴出するようにしてもよいし、スポンジが乾いたときに噴出装置107が液体を噴出するようにしてもよい。また、湿部形成ローラ105aの内部に液体を貯めておくタンクを設けるなどして、噴出装置107がないものであってもよい。
【0107】
(5) 前述の第2実施形態では、搬送路76を揚送中の打玉31に直接液体を付着させる例を示したが、これに限られない。たとえば、打玉露出部126から露出している打玉31に接触するようにスポンジを設置して、そのスポンジに液体を噴出するようにしてもよい。
【0108】
(6) なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の一例のパチンコ遊技機およびこれに対応して設置されたカードユニットの正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の背面図である。
【図3】パチンコ遊技機の背面図である。
【図4】収容ユニットの構成を説明するための分解斜視図である。
【図5】収容ユニットの内部構造を説明するための正面図である。
【図6】研磨部材の長手方向に対する湿部および乾部の各々の幅と打玉の外周との関係を説明するための図である。
【図7】収容ユニットおよび打玉研磨装置主要部の図である。
【図8】収容ユニットおよび打玉研磨装置主要部の図である。
【図9】図7のA−A線に沿う断面図である。
【図10】搬送路および収容ユニットの一部断面図である。
【図11】パチンコ遊技機に設けられる制御回路の一部を示すブロック図である。
【図12】噴出装置が研磨部材に液体を付着させる液体付着制御の制御手順を示すフローチャートである。
【図13】収容ユニットの内部構造を説明するための正面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機、31 打玉、69 収容ユニット、72 玉タンク、74 スプロケット、75 リフトモータ、76 搬送路、85 取込み部、86排出部、91 研磨部材、91a 湿部、91b 乾部、96 当接部材、105a 湿部形成ローラ、106a ローラ、107 噴出装置、114 回転軸、115 回転軸、116 巻取モータ、123 係止片、124 係合部、125 係止部材、130 打玉研磨装置主要部、131 打玉研磨装置、202 払出し制御用マイクロコンピュータ。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a game-medium polishing apparatus that removes dirt from game media used in a pachinko game machine, a coin game machine, a slot machine, and the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally known as this type of game medium polishing apparatus, for example, a game medium used for a game in a game machine, configured to return the recovered game medium again and polish it before use. There is a polishing device.
[0003]
In conventional game media polishing devices, after collecting hit balls used in the game in a cleaning device, dirt on the hit balls is polished off with a cleaning cloth containing a cleaning liquid, and the hitting balls are dried by a drying device. There is a hybrid type in which a wet type and a dry type cleaning device for cleaning the hitting ball surface are combined (see Patent Document 1).
[0004]
In addition, after collecting the balls used in the game, the surface of the ball is polished by increasing the contact area between the ball and the dry polishing cloth by making the ball contact the polishing cloth in an arc shape. (See Patent Document 2).
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-186772 (page 5-7, FIG. 1)
[0006]
[Patent Document 2]
JP-A-2002-301239 (pages 8-9, FIGS. 3 and 4)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, as a conventional game medium polishing apparatus, there has been a hybrid type in which a dry type and a wet type cleaning apparatus are combined. In addition, there has been a method of polishing a hit ball by increasing the contact portion between the hit ball and a polishing cloth. However, in this type of conventional game media polishing apparatus, although the dirt on the hit ball is wiped off with a cleaning cloth containing a cleaning liquid, the hit ball is dried by a drying device, which is a large-scale one. Further, with a dry polishing cloth alone, the contact portion between the polishing cloth and the hit ball was short, so that the hit ball could not be polished well.
[0008]
The present invention has been conceived in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a game-medium polishing apparatus that can polish a hit ball without increasing the size of the apparatus.
[0009]
Specific Examples of Means for Solving the Problems and Their Effects
(1) In a state where the game medium (hit ball 31) used for the game in the gaming machine (pachinko gaming machine 1) and the belt-shaped polishing member (polishing member 91) are in contact with each other (see FIG. 5), the game medium is relatively A game medium polishing device (ball hitting device 131) for polishing a game medium by moving the polishing member in the longitudinal direction,
A contact portion where the polishing member is hung and the polishing member comes into contact with the game medium (a portion where the
Feeding means (winding motor 116) for feeding the polishing member to the contact portion;
The operation of intermittently adhering the liquid to the polishing member fed by the feeding means is repeatedly executed, and the wet portion (wet portion 91a) to which the liquid is applied in the longitudinal direction of the polishing member stretched over the contact portion. , FIG. 6) and a polishing member processing means (wet
[0010]
According to such a configuration, the polishing is performed by bringing the game medium into contact with the wet portion of the polishing member to which the liquid is attached, and the game medium is brought into contact with the dry portion of the polishing member to which the liquid is not attached. Polishing can be performed while wiping the liquid on the surface, and both polishing and drying can be performed efficiently. Since there is no need to use a drying device, the size of the device can be reduced.
[0011]
(2) When the game medium (hit ball 31) used for the game in the gaming machine (pachinko gaming machine 1) is in contact with the belt-shaped polishing member (polishing member 91) (see FIG. 13), the game medium is relatively moved. A game medium polishing device (ball hitting device 131) for polishing a game medium by moving the polishing member in the longitudinal direction of the polishing member,
A contact portion where the polishing member is hung and the polishing member comes into contact with the game medium (a portion where the
Guide means (ball reduction machine 73) for guiding the game medium to the contact portion;
A liquid application unit (
[0012]
According to such a configuration, the polishing is performed by bringing the game medium into contact with the wet portion of the polishing member to which the liquid is attached, and the game medium is brought into contact with the dry portion of the polishing member to which the liquid is not attached. Polishing can be performed while wiping the liquid on the surface, and both polishing and drying can be performed efficiently. Since there is no need to use a drying device, the size of the device can be reduced.
[0013]
(3) The game medium (ball 31) is a sphere,
Each width (width L1 of wet portion 91a and width L2 of dry portion 91b) of the wet portion (wet portion 91a) and the dry portion (dry portion 91b) with respect to the longitudinal direction of the polishing member processed by the polishing member processing means. , FIG. 6) is longer than the outer circumference of the game medium (the outer circumference R of the hit ball = πD, see FIG. 6).
[0014]
According to such a configuration, the surface of the game medium that moves while rotating by contacting the polishing member can be polished as evenly as possible.
[0015]
(4) The game medium polishing device (hit ball polishing device 131)
A housing unit (housing unit 69) for housing the polishing member (polishing member 91) and the polishing member processing means (wet
A main part of the polishing apparatus (
The main part of the polishing apparatus includes a take-in part (take-in part 87) for taking in a game medium (hit ball 31) to be polished, and a discharge part (discharge part 86) for discharging the polished game medium. Provided on a gaming machine installation island for installing the gaming machine (pachinko gaming machine 1),
The intake unit is connected to a collection path (ball tank 72) for collecting game media discharged to the outside of the gaming machine, and the discharge unit supplies the game medium to the gaming machine from outside the gaming machine. It is connected to the supply path (launched ball guide path 65).
[0016]
According to such a configuration, the accommodation unit can be detached independently from the game medium polishing apparatus, and the polishing member processing means can be replaced simultaneously with the polishing member, so that maintenance can be facilitated. Further, since the liquid used for processing the polishing member is also exchanged along with the replacement of the polishing member processing means, it is possible to avoid a situation in which the liquid used for processing the polishing member runs out, and it is possible to prevent a reduction in polishing performance. In addition, even if the game media polishing device is downsized to attach one game media polishing device to one game machine, the surface of the game media is polished by attaching a liquid to the surface of the game media. Dirt can be effectively removed.
[0017]
(5) The gaming machine (pachinko gaming machine 1) has a circulation path (
The game medium polishing device (hit ball polishing device 131)
A housing unit (housing unit 69) for housing the polishing member (polishing member 91) and the polishing member processing means (wet
A main part of the polishing apparatus (
The main part of the polishing apparatus is provided in the gaming machine (see FIGS. 3 and 7).
[0018]
According to such a configuration, the accommodation unit can be detached independently from the game medium polishing apparatus, and the polishing member processing means can be replaced simultaneously with the polishing member, so that maintenance can be facilitated. In addition, since the liquid used for processing the polishing member can be changed together with the replacement of the polishing member processing means, it is possible to avoid a situation in which the liquid used for processing the polishing member runs out, and it is possible to prevent a reduction in polishing performance. In addition, even if the game media polishing device is downsized to attach one game media polishing device to one game machine, the surface of the game media is polished by attaching a liquid to the surface of the game media. Dirt can be effectively removed.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In this embodiment, a pachinko gaming machine is shown as an example of a gaming machine, but the present invention is not limited to this, and can be applied to a coin gaming machine, a slot machine, and the like.
[0020]
First embodiment
FIG. 1 is a front view of a
[0021]
The
[0022]
When the player inserts the prepaid card on which the card balance is recorded into the
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
When the player operates the
[0026]
In the center of the
[0027]
Below the variable display device 8, a starting
[0028]
A frame lamp (game effect LED 28a), a prize ball lamp 51 that is lit when a prize ball is paid out, and a ball cut lamp 52 that is lit while a ball is broken are provided on the outer periphery of the
[0029]
The
[0030]
If the hit ball 31 (hereinafter, also referred to as “start winning prize ball”) that has won the starting port 14 (hereinafter, also referred to as “start winning prize”) is detected by the guidance port switch 17 provided on the
[0031]
The variable winning prize ball device 19 is normally in the second state in which the excitation of the solenoid 21 is released and the opening / closing plate 20 is closed and the
[0032]
2 and 3 are rear views of the
[0033]
Further, on the way of the enclosed ball circulation path, a take-in
[0034]
The gaming
[0035]
After the foul ball is discharged from the foul
[0036]
The
[0037]
The
[0038]
In the
[0039]
The
[0040]
The
[0041]
The
[0042]
The hit
[0043]
The hit
[0044]
The hit
[0045]
Further, as a modification, as shown in FIG. 3, the hit
[0046]
FIG. 4 is an exploded perspective view for explaining the configuration of the
The
[0047]
The
[0048]
The side surface of the mounting board 98a where the abutting
[0049]
The cover 98b includes a mounting
[0050]
The cover 98b, like the mounting board 98a, has one side cutout, and a part of the
[0051]
In the figure,
[0052]
The liquid stored in the liquid tank may be water, a surfactant, or the like, and may be of any component as long as it has an effect of removing dirt on the surface of the
[0053]
In the drawing,
[0054]
A position detection sensor 105 (see FIG. 11) is attached to a lower portion of the wet
[0055]
In the drawing, a roller 106a slidably holds the polishing
[0056]
FIG. 5 is a front view for explaining the internal structure of the
[0057]
The rotating
[0058]
A total of six
[0059]
The polishing
[0060]
When the polishing
[0061]
As will be described later, the
[0062]
In the first embodiment, the polishing
[0063]
The locking member 111 is a member that is engaged with the
[0064]
The locking member 111 is rotatably supported by the
[0065]
FIG. 6 is a view for explaining the relationship between the width of each of the wet portion 91 a and the dry portion 91 b in the longitudinal direction of the polishing
[0066]
It is assumed that the
[0067]
In addition, the
[0068]
7 and 8 are views of the
[0069]
The
[0070]
The
[0071]
Further, as shown in FIG. 9, the locking
[0072]
The attachment and detachment of the
[0073]
In addition, a winding
[0074]
Thus, the
[0075]
Next, the operation when the
[0076]
The
[0077]
If the
[0078]
When the operating time of the
[0079]
That is, the winding amount necessary for always winding the polishing
[0080]
As a method of winding the polishing
[0081]
However, as described above, when the roller 106a having a constant diameter that rotates in association with the winding of the polishing
[0082]
When the polishing member (polishing tape) winding control is performed a plurality of times, and the unused polishing
[0083]
After the winding end notice is issued, if the
[0084]
By performing such winding end control, replacement of the
[0085]
Such winding end control is performed, for example, as follows.
Since the end of the polishing
[0086]
The above-described update control of the polishing member (polishing tape), notification control of winding end notice, and control of winding end are performed by the payout control microcomputer 202 (see FIG. 11) provided in the
[0087]
FIG. 10 is a partial cross-sectional view of the
Referring to the drawing, a part of the
[0088]
Although the holding
[0089]
The polishing
[0090]
In addition, since the abutting
[0091]
FIG. 11 is a block diagram showing a part of a control circuit provided in the
[0092]
The
[0093]
The
[0094]
The
[0095]
FIG. 12 is a flowchart showing a control procedure of the liquid attachment control for causing the
[0096]
First, in S1, it is determined whether it is time to wind up the polishing
[0097]
In S3, it is determined whether or not the
[0098]
In S5, it is determined whether or not the winding
[0099]
In S6, since it is determined in S5 that the polishing
[0100]
Second embodiment
Next, a second embodiment will be described. In the description of the second embodiment, differences from the first embodiment will be mainly described. In the first embodiment, the
[0101]
FIG. 13 is a front view for explaining the internal structure of the
[0102]
The tip of the nozzle of the
[0103]
Next, modified examples and features of the present embodiment described above are listed below.
(1) In the above-described first embodiment, sponges are provided at three locations around the wet
[0104]
(2) In the first embodiment, the
[0105]
(3) In the above-described first embodiment, when the operation time of the
[0106]
(4) In the above-described first embodiment, each time the sensor unit 105c of the
[0107]
(5) In the above-described second embodiment, an example is described in which the liquid is directly attached to the
[0108]
(6) It should be understood that the embodiments disclosed this time are illustrative in all aspects and not restrictive. The scope of the present invention is defined by the terms of the claims, rather than the description above, and is intended to include any modifications within the scope and meaning equivalent to the terms of the claims.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a pachinko gaming machine as an example of a gaming machine and a card unit installed corresponding thereto.
FIG. 2 is a rear view of the pachinko gaming machine.
FIG. 3 is a rear view of the pachinko gaming machine.
FIG. 4 is an exploded perspective view for explaining a configuration of a storage unit.
FIG. 5 is a front view for explaining the internal structure of the housing unit.
FIG. 6 is a view for explaining the relationship between the width of each of a wet portion and a dry portion in the longitudinal direction of the polishing member and the outer periphery of a hit ball;
FIG. 7 is a view of a housing unit and a main part of a ball-milling device.
FIG. 8 is a diagram of a housing unit and a main part of a hit ball polishing device.
FIG. 9 is a sectional view taken along line AA of FIG. 7;
FIG. 10 is a partial sectional view of a transport path and a storage unit.
FIG. 11 is a block diagram showing a part of a control circuit provided in the pachinko gaming machine.
FIG. 12 is a flowchart illustrating a control procedure of a liquid attachment control in which the ejection device attaches the liquid to the polishing member.
FIG. 13 is a front view for explaining the internal structure of the storage unit.
[Explanation of symbols]
1 Pachinko game machine, 31 hit balls, 69 accommodation units, 72 ball tanks, 74 sprockets, 75 lift motors, 76 transport paths, 85 intake sections, 86 discharge sections, 91 polishing members, 91a wet sections, 91b dry sections, 96 hits Contact member, 105a Wet portion forming roller, 106a roller, 107 jetting device, 114 rotating shaft, 115 rotating shaft, 116 winding motor, 123 locking piece, 124 engaging portion, 125 locking member, 130 hitting ball polishing device Part, 131 hitting ball polishing device, 202 microcomputer for payout control.
Claims (5)
前記研磨部材が掛け渡されるとともに該研磨部材と遊技媒体とが接触する接触部と、
該接触部へ前記研磨部材を繰り出す繰出手段と、
該繰出手段により繰出される研磨部材に間欠的に液体を付着する動作を繰返し実行して、前記接触部に掛け渡される研磨部材の長手方向に対して液体が付着された湿部と液体が付着されていない乾部とを交互に形成する研磨部材加工手段とを含むことを特徴とする、遊技媒体研磨装置。In a game medium polishing apparatus for polishing a game medium by moving a game medium relatively in a longitudinal direction of the polishing member in a state where a game medium used for a game in a game machine and a belt-shaped polishing member are in contact with each other. So,
A contact portion where the polishing member is hung and the polishing member and the game medium are in contact with each other,
Feeding means for feeding the polishing member to the contact portion,
The operation of intermittently applying the liquid to the polishing member, which is fed by the feeding means, is repeatedly performed, so that the wet portion where the liquid is applied in the longitudinal direction of the polishing member stretched over the contact portion and the liquid adhere. A polishing member processing means for alternately forming a dry portion that has not been subjected to polishing.
前記研磨部材が掛け渡されるとともに該研磨部材と遊技媒体とが接触する接触部と、
該接触部に遊技媒体を案内する案内手段と、
前記接触部に案内される遊技媒体に液体を付着する液体付着手段とを含むことを特徴とする、遊技媒体研磨装置。A game medium polishing apparatus for polishing a game medium by relatively moving the game medium in a longitudinal direction of the polishing member in a state where the game medium used for the game in the game machine and the belt-shaped polishing member are in contact with each other. hand,
A contact portion where the polishing member is hung and the polishing member and the game medium are in contact with each other,
Guide means for guiding the game medium to the contact portion;
A liquid applying means for applying liquid to the game medium guided to the contact portion.
前記研磨部材加工手段により加工された研磨部材の長手方向に対する前記湿部および前記乾部の各々の幅は、遊技媒体の外周より長いことを特徴とする、請求項1に記載の遊技媒体研磨装置。The game medium is a sphere,
The apparatus according to claim 1, wherein the width of each of the wet portion and the dry portion in the longitudinal direction of the polishing member processed by the polishing member processing means is longer than the outer circumference of the game medium. .
前記研磨部材および前記研磨部材加工手段を収容する収容ユニットと、
該収容ユニットが着脱自在に取付けられる取付け部を含む研磨装置主要部とから成り、
該研磨装置主要部は、研磨すべき遊技媒体を取込む取込み部と、研磨後の遊技媒体を排出する排出部とを備え、遊技場において前記遊技機を設置する遊技機設置島に設けられ、
前記取込み部は、前記遊技機の外部へ排出された遊技媒体を回収する回収径路に接続され、前記排出部は、前記遊技機の外部から当該遊技機へ遊技媒体を供給する供給径路に接続されることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の遊技媒体研磨装置。The game media polishing device,
A housing unit for housing the polishing member and the polishing member processing means,
A main part of the polishing apparatus including a mounting portion to which the housing unit is detachably mounted,
The main part of the polishing apparatus is provided with a take-in part for taking in a game medium to be polished, and a discharge part for discharging a game medium after polishing, and is provided on a gaming machine installation island for installing the gaming machine in a game arcade,
The intake section is connected to a collection path for collecting game media discharged to the outside of the gaming machine, and the discharge section is connected to a supply path for supplying game media to the game machine from outside the game machine. The game medium polishing apparatus according to any one of claims 1 to 3, wherein:
前記遊技媒体研磨装置は、
前記研磨部材および前記研磨部材加工手段を収容する収容ユニットと、
該収容ユニットが着脱自在に取付けられる取付け部を含む研磨装置主要部とから成り、
該研磨装置主要部は、前記遊技機に設けられていることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の遊技媒体研磨装置。The gaming machine includes a circulation path for circulating and using the game medium in the game,
The game media polishing device,
A housing unit for housing the polishing member and the polishing member processing means,
A main part of the polishing apparatus including a mounting portion to which the housing unit is detachably mounted,
The game medium polishing apparatus according to any one of claims 1 to 3, wherein the main part of the polishing apparatus is provided in the gaming machine.
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