JP2004236441A

JP2004236441A - Stator

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Publication number: JP2004236441A
Application number: JP2003022486A
Authority: JP
Inventors: Takeo Fukuda; 武雄福田; Mitsuo Nakazumi; 充男中住
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 2003-01-30
Filing date: 2003-01-30
Publication date: 2004-08-19
Anticipated expiration: 2023-01-30
Also published as: JP4219698B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a stator which can insulate the set of teeth iron cores and core back iron cores and stator winding from each other while holding them together without fail. <P>SOLUTION: In this stator 100 which is equipped with a plurality of teeth iron cores 11 arranged in a circular form and a plurality of core back iron cores 12 provided between adjacent teeth iron cores 11 into the circular form, a pair of grooves 26 are made at the internal perimeter of each core back iron core 12, in the axial direction of the above core back iron cores 12 arranged in the circular form, and both ends of an insulating member 16 roughly U-shaped in cross section are engaged with the grooves 26 in a pair. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動機や発電機等の回転電機に使用される固定子に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、電動機や発電機等の回転電機に使用される固定子として、所定円周上に所定間隔毎に配置される複数のティース鉄心と、隣合うティース鉄心間に設けられる複数のコアバック鉄心とを備え、これらのティース鉄心間に固定子巻線を挿入して形成される固定子が提案されている（特許文献１参照）。
【０００３】
ところで、前記ティース鉄心やコアバック鉄心に余分な電流が流れることを防ぐために、これらの鉄心と固定子巻線とを絶縁する必要がある。そのため、ティース鉄心やコアバック鉄心と、固定子巻線との間に絶縁シートを設けて、該絶縁シートによりこれらの鉄心を固定子巻線と絶縁する技術が提案されている。この種の技術として、図１３に示すように、隣合うティース鉄心の側面を覆う略Ｕ字状の絶縁シートを配置して、これらのティース鉄心に固定子巻線を前記絶縁シートを介在させて巻きつけた後に、略平板状の絶縁シートを前記コアバック鉄心とともに挿入して、該絶縁シートを前記略Ｕ字状の絶縁シートの端部と密着させることが検討されている。
【０００４】
【特許文献１】
特開平４−２３６１４９号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記平板状の絶縁シートでコアバック鉄心の内周側の側面を覆う場合、図１３に示すように絶縁シートが固定子の軸方向に位置がずれ易く、ずれた状態で挿入してしまいコアバック鉄心の内周側の側面と固定子巻線との間の絶縁が不完全になることや、車両用回転電機の固定子の場合には、固定子の製造完了後に車両に搭載したことにより車両の振動により絶縁シートが固定子の軸方向に位置がずれて絶縁が不完全になることが考えられる。
また、従来よりティース鉄心やコアバック鉄心の軸方向の端面と固定子巻線のコイルエンドを絶縁するように、絶縁部材をティース鉄心やコアバック鉄心の軸方向の端面に配置しているが、固定子巻線を挿入する工程やコイルエンドを成形する工程において位置ずれが発生し絶縁が不完全になることが考えられる。
【０００６】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ティース鉄心またはコアバック鉄心と、固定子巻線とを確実に絶縁することができる固定子を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項１に記載した発明は、環状に配置される複数のティース鉄心（例えば、後述する実施の形態におけるティース鉄心１１）と、隣合うティース鉄心間に設けられ、環状に配置される複数のコアバック鉄心（例えば、後述する実施の形態におけるコアバック鉄心１２）とを備えた固定子であって、前記環状に配置されるコアバック鉄心の軸方向に沿って一対の溝（例えば、後述する実施の形態における溝２６）をコアバック鉄心の内周面（例えば、後述する実施の形態における内周面１２ａ）に形成し、該一対の溝に、断面略コ字状の絶縁部材（例えば、後述する実施の形態における絶縁シート１６）の両端を係合させたことを特徴とする固定子である。
【０００８】
この発明によれば、前記断面略コ字状の絶縁部材の両端を前記一対の溝に係合させることにより、前記絶縁部材がコアバック鉄心に対して確実に位置決めされた状態で絶縁部材を挿入することができるため、挿入された前記絶縁部材が前記コアバック鉄心と固定子巻線との間に確実に介装され、固定子の軸方向への位置ずれを防止でき、コアバック鉄心と固定子巻線とを確実に絶縁することができる。
【０００９】
請求項２に記載した発明は、請求項１に記載のものであって、複数本の固定子巻線を同時に供給する複数のノズル（例えば、後述する実施の形態におけるノズル２９）により前記ティース鉄心の外周側から固定子巻線を装着し、隣合う前記ティース鉄心間に、前記絶縁部材を予め係合させたコアバック鉄心を前記ティース鉄心の外周側から挿入することを特徴とする固定子である。
【００１０】
この発明によれば、１つのノズルから複数本の固定子巻線を供給し、かつ、複数のノズルを所定間隔をあけて同時にティース鉄心間を周回させて固定子巻線を巻装させるので、固定子巻線の装着に要する時間の短縮が可能であると共に、占積率を向上させることができ、該固定子巻線が巻装されたティース鉄心間に、前記絶縁部材を係合させたコアバック鉄心を挿入するため、巻装された固定子巻線が絶縁部材に接触しても、絶縁部材の軸方向に位置ずれを起こすことを防止でき、コアバック鉄心と固定子巻線とを確実に絶縁することができる。
【００１１】
請求項３に記載した発明は、請求項１または請求項２に記載のものであって、前記絶縁部材（例えば、後述する実施の形態における絶縁シート３０、４０）の両端部には、前記環状に配置されるコアバック鉄心の周方向で前記溝の外方に湾曲または屈曲する湾曲部または屈曲部（例えば、後述する実施の形態における湾曲部３１、屈曲部４１）が形成されることを特徴とする固定子である。
【００１２】
この発明によれば、前記絶縁部材の両端を前記溝に係合させる際に、前記湾曲部または屈曲部が拡径または縮径されるため、前記絶縁部材の両端から溝に対して縮径または拡径するように挟持力を発揮させることができ、絶縁部材のコアバック鉄心に対する位置決めをより確実に行うことができ、これにより、コアバック鉄心と固定子巻線とをより確実に絶縁することができる。
【００１３】
請求項４に記載した発明は、環状に配置される複数のティース鉄心と、隣合うティース鉄心間に設けられ、環状に配置される複数のコアバック鉄心とを備えた固定子であって、前記環状に配置されるコアバック鉄心の内周面と前記コアバック鉄心の軸方向の一端面及び他端面とに渡って当接配置される断面コ字状の絶縁部材（例えば、後述する実施の形態における絶縁シート６０）を設けたことを特徴とする固定子である。
この発明によれば、前記コアバック鉄心の内周面と前記一端面及び他端面とに渡って絶縁部材を当接配置するため、固定子巻線とコアバック鉄心の内周面及び端面の両方をより確実に絶縁することができる。
【００１４】
請求項５に記載した発明は、請求項４に記載のものであって、前記断面コ字状の絶縁部材（例えば、後述する実施の形態における絶縁シート８０）は、前記コアバック鉄心の内周面に当接される内周部を、前記コアバック鉄心の内周面よりも幅を大きく形成していることを特徴とする固定子である。
【００１５】
この発明によれば、前記絶縁部材において、コアバック鉄心の内周面に当接される内周部のうち、前記コアバック鉄心の内周面より幅の大きい部位を、ティース鉄心の内周側に屈曲させて挿入することができるため、コアバック鉄心やティース鉄心と、固定子巻線とをより確実に絶縁することができる。
【００１６】
請求項６に記載した発明は、請求項４または請求項５に記載のものであって、前記断面コ字状の絶縁部材（例えば、後述する実施の形態における絶縁シート９０）は、前記コアバック鉄心の軸方向の一端面或いは他端面に当接される端部を、前記コアバック鉄心の一端面或いは他端面よりも幅を大きく形成していることを特徴とする固定子である。
【００１７】
この発明によれば、前記絶縁部材において、前記端部を前記コアバック鉄心の一端面或いは他端面よりも幅を大きく形成しているため、固定子巻線とコアバック鉄心とをより確実に絶縁することができる。また、前記固定子巻線におけるコアバック鉄心の一端面或いは他端面よりも外側に突出する部位を、前記コアバック鉄心の一端面或いは他端面に屈曲させた場合でも、前記固定子巻線と前記コアバック鉄心とを確実に絶縁することができるため、前記コアバック鉄心の一端面或いは他端面から突出する固定子巻線の厚さ（コイルエンドの高さ）を低減させることができる。
【００１８】
請求項７に記載した発明は、請求項４から請求項６のいずれかに記載のものであって、前記断面コ字状の絶縁部材は、前記コアバック鉄心の軸方向の一端面或いは他端面に当接される端部の一方に、その内側に突出する突出片（例えば、後述する実施の形態における内側突出片７３）を備えるとともに、前記端部の他方に開口部（例えば、後述する実施の形態における開口部７２）を備え、前記コアバック鉄心に設けられたカシメ凹部（例えば、後述する実施の形態におけるカシメ凹部７０）に前記突出片を係合させるとともに、前記コアバック鉄心に設けられたカシメ凸部（例えば、後述する実施の形態におけるカシメ凸部７１）に前記開口部を係合させることを特徴とする固定子である。
【００１９】
この発明によれば、前記絶縁部材を前記コアバック鉄心にカシメ凹部やカシメ凸部を介して確実に係合させることができるとともに、前記カシメ凹部やカシメ凸部が外部に露出することを防止できるため、前記コアバック鉄心と固定子巻線とをより確実に絶縁することができる。
【００２０】
請求項８に記載した発明は、請求項４から請求項７のいずれかに記載のものであって、複数本の固定子巻線を同時に供給する複数のノズルにより前記ティース鉄心の外周側から固定子巻線を装着し、隣合う前記ティース鉄心間に、前記絶縁部材を予め係合させたコアバック鉄心を前記ティース鉄心の外周側から挿入することを特徴とする固定子である。
【００２１】
この発明によれば、固定子巻線の装着に要する時間の短縮が可能であると共に、占積率を向上させることができ、該固定子巻線が巻装されたティース鉄心間に、前記絶縁部材を係合させたコアバック鉄心を挿入するため、固定子巻線とコアバック鉄心とをより確実に絶縁することができる。
【００２２】
請求項９に記載した発明は、環状に配置される複数のティース鉄心（例えば、後述する実施の形態におけるティース鉄心５１）と、隣合うティース鉄心間に設けられ、環状に配置される複数のコアバック鉄心とを備え、前記ティース鉄心の外周側から固定子巻線を装着し、隣合うティース鉄心の外周側からコアバック鉄心を挿入する固定子であって、ティース鉄心を構成する積層鋼鈑のそれぞれに、これらの積層鋼鈑の両面から突出するように屈曲形成される複数のカシメ突起部（例えば、後述する実施の形態におけるカシメ突起５２、５３）を、積層方向から見て同一の部位に設けるとともに、ティース鉄心を覆う絶縁板（例えば、後述する実施の形態における絶縁板５０）に前記カシメ突起部と係合する係合部（例えば、後述する実施の形態における係合穴５４、５５）を形成することを特徴とする固定子である。
【００２３】
この発明によれば、前記カシメ突起部を積層方向から見て同一の部位に設けているため、それぞれの積層鋼鈑のカシメ突起部の位置を合わせて積層することにより、それぞれの積層鋼鈑同士を確実に位置決めすることができる。また、前記カシメ突起部を積層鋼鈑の両面から突出するように設けているため、ティース鉄心の端面を構成する積層鋼鈑のそれぞれからカシメ突起部のいずれか一方が突出する。したがって、ティース鉄心の端面を構成するそれぞれの積層鋼鈑においてカシメ処理を行うことができる。さらに、前記端面を構成する積層鋼鈑から突出するカシメ突起部のそれぞれに、前記絶縁板の前記係合部を係合させることができるため、ティース鉄心および絶縁板の位置決めを確実に行うことができ、前記ティース鉄心と固定子巻線とを確実に絶縁することができる。
【００２４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態における固定子及び固定子の製造方法を図面と共に説明する。
図１１は本発明の実施の形態における固定子を示す斜視図である。同図に示したように、本実施の形態による固定子１０は、略円筒状に形成され、所定円周上に所定間隔をおいて環状に配置された複数のティース鉄心１１と、隣合うティース鉄心１１、１１間に配置された環状のコアバック鉄心１２とを備えている。
【００２５】
ティース鉄心１１は、後述する図１２に示すように、固定子１０の中心軸線Ａと平行な方向に所定の厚さを有しており、固定子巻線１３が巻装される内周側の巻線部と、コアバック鉄心１２が挿入される外周側の継鉄部とを備えて構成されている。また、ティース鉄心１１の端部には周方向の外側に向かって突出する突出部１７が設けられ、詳細を後述する絶縁シート１４の内周側端面に当接可能とされている。
前記ティース鉄心１１は、珪素鋼鈑等の方向性を有する電磁鋼鈑が積層されてなり、例えば磁化容易方向が固定子の径方向に設定されている。
【００２６】
また、ティース鉄心１１間には、断面略Ｕ字状に形成された絶縁シート１４が配置されている。この絶縁シート１４は、その底面部が前記隣合うティース鉄心１１、１１の突出部１７に当接し、その両側面部が前記ティース鉄心１１の巻線部に当接し、その両先端部が開口された状態で、前記隣合うティース鉄心１１，１１に配置されている。
なお、Ｕ字状の絶縁シート１４の幅は、前記コアバック鉄心１２または、前記ティース鉄心１１の周方向の幅よりも数ミリ程度大きい幅に形成され、絶縁性を高めている。また、前記絶縁シート１４の高さは、後述する固定子巻線１３の高さよりも若干高くなるように形成され、先端面が互いに近接するように折り曲げ可能とされている。
【００２７】
また、コアバック鉄心１２は、隣合うティース鉄心１１、１１同士の隙間（スロット）２５と同等かそれより若干大きくなるようにその幅を形成され、ティース鉄心１１間に挟み込まれるようにして固定される。コアバック鉄心１２の厚さは、例えばティース鉄心１１の厚さと同等に形成されている。
【００２８】
また、前記コアバック鉄心１２は、珪素鋼鈑等の方向性を有する電磁鋼鈑が積層されてなる略直方体状に形成され、例えば磁化容易方向が固定子の周方向に設定されている。
【００２９】
図１（ａ）は前記コアバック鉄心の内周側斜視図、図１（ｂ）、図１（ｃ）は該コアバック鉄心に係合される絶縁シートの斜視図および平面図である。
前記コアバック鉄心１２の内周面１２ａには、図１（ａ）に示すように、前記環状に配置されるコアバック鉄心１２の軸方向（Ａ方向）に沿って一対の溝２６が形成されている。これらの溝２６には、図１（ｂ）、図１（ｃ）に示した断面略コ字状の絶縁シート１６の両端部（係合部）１８が係合される。これにより、後述するように、前記絶縁シート１６が前記コアバック鉄心１２に対して位置決めされた状態で、前記コアバック鉄心１２をティース鉄心１１間に挿入することができる。
【００３０】
前記ティース鉄心１１間の側面には、固定子巻線１３が巻装される。図１２は図１１に示した固定子の巻線工程を示す説明図である。同図に示したように、ティース鉄心１１は、略円柱状のティース固定治具２３の外周面上に、所定間隔をおいて配置されている。また、このとき、ティース鉄心１１の巻線部間には、略Ｕ字状の絶縁シート１４をその先端部が外に向くように挿入配置する。このとき、絶縁シート１４の底面部は、隣合うティース鉄心１１、１１の内周側先端の突出部１７に当接するため、絶縁シート１４の径方向内方への抜け落ちが防止される。
【００３１】
そして、ノズル２９によって、各ティース鉄心１１側面の巻線部に固定子巻線１３が巻き付けられる。前記ノズル２９は、各周回毎に同じ相の固定子巻線１３が同じティース鉄心１１間に巻装されるように設定されている。例えば、３相モータの場合には、Ｕ相、Ｖ相、Ｗ相に対応して、複数本の固定子巻線１３を同時に束ねた状態で供給するように構成され、それぞれの固定子巻線１３が各ティース鉄心１１に巻装される。上述したように、隣合うティース鉄心１１、１１の巻線部側面間には絶縁シート１４が配置されているため、固定子巻線１３は前記巻線部側面に絶縁シート１４を介して巻装される。
【００３２】
なお、固定子巻線１３は、各ティース鉄心１１における前記絶縁シート１４が配置された側面に直交する側面には、張力を均一にする等のため、若干の隙間を有して巻き付けられる。このため、前記直交する側面には、絶縁シート１４を配置する必要がない。したがって、固定子巻線１３と各ティース鉄心１１とを絶縁することができるため、各ティース鉄心１１に余分な電流が流れるおそれを無くすことができる。
【００３３】
そして、各隣合うティース鉄心１１、１１間に前記円周の外側からコアバック鉄心１２を挿入する。前記コアバック鉄心１２の内周面１２ａに形成された溝２６には、絶縁シート１６の両端部１８が係合しているため、絶縁シート１６がコアバック鉄心１２に確実に位置決めされた状態で絶縁シート１６を挿入することができる。これにより、挿入された前記絶縁シート１６が前記コアバック鉄心１２と固定子巻線１３との間に確実に介装され、コアバック鉄心１２と固定子巻線１３とを確実に絶縁することができる。
【００３４】
このように、前記コアバック鉄心１２を前記ティース鉄心１１，１１間に挿入していくと、コアバック鉄心１２の内周面１２ａが前記絶縁シート１４の先端部に当接する。そして、コアバック鉄心１２をさらに挿入していくと、前記コアバック鉄心１２の内周面１２ａにより、前記絶縁シート１４の先端部が互いに近接するように折り曲げられる。このように、コアバック鉄心１２と固定子巻線１３との間に絶縁シート１４、１６が介装されるため、さらに確実に絶縁することができる。なお、絶縁シート１４の高さは上述したように固定子巻線１３の高さよりも高くすることが好ましいが、これに限らず、固定子巻線１３の高さと同等であってもよい。
【００３５】
図２、図３は、図１に示した絶縁シートのそれぞれの変形例を示す斜視図および平面図である。これらの図に示した絶縁シート３０、４０は、それぞれの両端部１８に、前記コアバック鉄心１２の周方向で前記溝２６の外方に湾曲または屈曲する湾曲部３１および屈曲部４１を形成しており、これらの点が前記絶縁シート１４と異なっている。このように、絶縁シート３０、４０に湾曲部３１および屈曲部４１を形成すると、前記絶縁シート３０、４０の両端を前記溝２６に係合させる際に、前記湾曲部３１または屈曲部４１が拡径または縮径される。このため、前記絶縁シート３０、４０の両端から溝２６に対して縮径または拡径するように挟持力を発揮させることができ、絶縁シート３０、４０のコアバック鉄心１２に対する位置決めをより確実に行うことができる。これにより、コアバック鉄心１２と固定子巻線１３とをより確実に絶縁することができる。
【００３６】
図４は本発明の第２の実施の形態におけるティース鉄心および絶縁板の先端部分を示す斜視図である。また、図５は図４に示したティース鉄心および絶縁板の側面図である。
ティース鉄心５１を構成する各積層鋼鈑には、これらの積層鋼鈑の両面から突出する複数のカシメ突起５２、５３を、積層方向（この場合は後述する軸方向Ａ）から見て同一の部位に設けている。そして、前記ティース鉄心５１の軸方向Ａ（この方向Ａは図１２に示したものと同じである）における端面には、一対の絶縁板５０がそれぞれ配設される。前記絶縁板５０には、前記カシメ突起５２、５３と係合する係合穴５４、５５が形成されている。
【００３７】
このように、前記カシメ突起５２，５３を積層方向から見て同一の部位に設けているため、それぞれの積層鋼鈑のカシメ突起５２、５３の位置を合わせて積層することにより、それぞれの積層鋼鈑同士を確実に位置決めすることができる。また、前記カシメ突起５２、５３を積層鋼鈑の両面から突出するように設けているため、ティース鉄心５１の端面を構成する積層鋼鈑のそれぞれからカシメ突起５２、５３のいずれか一方が突出する。したがって、ティース鉄心５１の端面を構成するそれぞれの積層鋼鈑においてカシメ処理を行うことができる。さらに、前記端面を構成する積層鋼鈑から突出するカシメ突起５２、５３のそれぞれに、前記絶縁板５０の前記係合穴５４、５５を係合させることができるため、ティース鉄心５１および絶縁板５０の位置決めを確実に行うことができ、前記ティース鉄心５１と固定子巻線１３とを確実に絶縁することができる。
【００３８】
図６は本発明の第３の実施の形態における固定子を示す説明図である。本実施の形態におけるティース鉄心６４は、その側面の一方であって固定子巻線１３よりも外周側に収容凹部６６を備えている。
また、コアバック鉄心６５は、内側突出部７４と、外周当接部７５とを備えた断面略逆Ｌ字状に形成されている。前記内側突出部７４は、ティース鉄心６４間に挿入される部位であり、外周当接部７５はティース鉄心６４の外周面を覆う部位である。このようにしたため、前記内側突出部７４がティース鉄心６４間に挿入された状態で前記外周当接部７５にてティース鉄心６４の外周面を覆うことができ、ティース鉄心６４の保護を高めることができる。
【００３９】
また、前記コアバック鉄心６５には、位置決め凸部６９と、位置決め凸部６８とが、前記内側突出部７４の一方の側面の内側および外側に設けられている。前記位置決め凸部６９は前記収容凹部６６と係合可能に形成され、前記位置決め凸部６８は、前記外周当接部７５の側面に設けられた位置決め凹部６７と係合可能に形成される。これらの位置決め凸部６９と収容凹部６６、位置決め凸部６８と位置決め凹部６７とがそれぞれ係合することにより、ティース鉄心６４とコアバック鉄心６５の締結力をより高めることができる。
【００４０】
図７は図６に示した絶縁シートとコアバック鉄心とをそれぞれ矢視Ｐ方向から見た図である。図８は図７に示した絶縁シートを示す斜視図である。
これらの図に示したように、絶縁シート６０は断面コ字状に形成され、コアバック鉄心６５の内周面７６に当接配置される内周部６３と、コアバック鉄心６５の軸方向Ａ（この方向Ａは図１２に示したものと同じである）の端面７７、７８に当接配置される端部６１、６２とを備えている。
このように、前記コアバック鉄心６５の内周面７６と一端面７７及び他端面７８とに渡って絶縁シート６０を当接配置するため、固定子巻線１３とコアバック鉄心６５とをより確実に絶縁することができる。
【００４１】
また、本実施の形態におけるコアバック鉄心６５には、一方の端面７７にカシメ凹部７０が設けられるとともに、他方の端面７８にカシメ凸部７１が設けられている。そして、前記絶縁シート６０には、一方の端部６１に、その内側に突出する内側突出片７３を備えるとともに、他方の端部６２に開口部７２を備えている。そして、前記カシメ凹部７０に内側突出片７３を係合させるとともに、カシメ凸部７１に開口部７２を係合させることにより、前記絶縁シート６０を前記コアバック鉄心６５に確実に係合させることができる。さらに、前記カシメ凹部７０やカシメ凸部７１が外部に露出することを防止できるため、前記コアバック鉄心６５と固定子巻線１３とをより確実に絶縁することができる。
【００４２】
また、図９は図８に示した絶縁シートの変形例を示す斜視図である。同図に示した絶縁シート８０は、コアバック鉄心６５の内周面７６に当接される内周部８３、８４、８５を、前記内周面７６よりも幅を大きくしており、この点で前記絶縁シート６０と異なっている。このようにすると、前記コアバック鉄心６５の内周面７６より幅の大きい部位８４，８５を、ティース鉄心６４の内周側に屈曲させて挿入することができるため、コアバック鉄心６５やティース鉄心６４と、固定子巻線１３とをより確実に絶縁することができる。
【００４３】
図１０は図８に示した絶縁シートの変形例を示す斜視図である。同図に示した絶縁シート９０は、前記コアバック鉄心６５の一端面７７或いは他端面７７に当接される端部６１、６２を、前記端面７７、７８よりも幅を大きく形成しており、この点で前記絶縁シート６０と異なっている。このようにすると、前記絶縁シート６０よりも絶縁が確保される部位が拡がるため、固定子巻線１３とコアバック鉄心６５とをより確実に絶縁することができる。
また、前記固定子巻線１３におけるコアバック鉄心６５の一端面７７或いは他端面７８よりも外側に突出する部位を、前記コアバック鉄心６５の一端面７７或いは他端面７８に屈曲させた場合でも（図７（ｃ）参照）、前記絶縁シート６０よりも絶縁が確保される部位が拡がるため、前記固定子巻線１３と前記コアバック鉄心６５とをより確実に絶縁することができ、前記コアバック鉄心６５の一端面７７或いは他端面７８から突出する固定子巻線６６の厚さ（コイルエンドの高さ）を低減させることができる。
【００４４】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１に記載した発明によれば、挿入された前記絶縁部材が前記コアバック鉄心と固定子巻線との間に確実に介装され、コアバック鉄心と固定子巻線とを確実に絶縁することができる。
請求項２に記載した発明によれば、固定子巻線の装着に要する時間の短縮が可能であると共に、占積率を向上させることができ、コアバック鉄心と固定子巻線とを確実に絶縁することができる。
【００４５】
請求項３に記載した発明によれば、前記絶縁部材の両端から溝に対して縮径または拡径するように挟持力を発揮させることができるため、絶縁部材のコアバック鉄心に対する位置決めをより確実に行うことができ、これにより、コアバック鉄心と固定子巻線とをより確実に絶縁することができる。
【００４６】
請求項４に記載した発明によれば、前記絶縁部材により前記コアバック鉄心の内周面と前記一端面及び他端面とに渡って絶縁部材を当接配置するため、固定子巻線とコアバック鉄心とをより確実に絶縁することができる。
【００４７】
請求項５に記載した発明によれば、前記絶縁部材において、前記コアバック鉄心の内周面より幅の大きい部位を、ティース鉄心の内周側に屈曲させて挿入することができるため、コアバック鉄心やティース鉄心と、固定子巻線とをより確実に絶縁することができる。
【００４８】
請求項６に記載した発明によれば、前記絶縁部材において、固定子巻線とコアバック鉄心とをより確実に絶縁することができる。また、前記コアバック鉄心の一端面或いは他端面から突出する固定子巻線の厚さ（コイルエンドの高さ）を低減させることができる。
【００４９】
請求項７に記載した発明によれば、前記絶縁部材を前記コアバック鉄心に確実に係合させることができるとともに、前記コアバック鉄心と固定子巻線とを確実に絶縁することができる。
【００５０】
請求項８に記載した発明によれば、該固定子巻線が巻装されたティース鉄心間に、前記絶縁部材を係合させたコアバック鉄心を挿入するため、固定子巻線とコアバック鉄心とをより確実に絶縁することができる。
【００５１】
請求項９に記載した発明によれば、積層された積層鋼鈑の両面からカシメ処理を行うことができ、さらに、ティース鉄心および絶縁板の位置決めを確実に行うことができ、前記ティース鉄心と固定子巻線とを確実に絶縁することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態における固定子のコアバック鉄心の斜視図と、該コアバック鉄心に係合される絶縁シートの斜視図および平面図である。
【図２】図１に示した絶縁シートの変形例を示す斜視図および平面図である。
【図３】図１に示した絶縁シートの変形例を示す斜視図および平面図である。
【図４】本発明の第２の実施の形態におけるティース鉄心および絶縁板の先端部分を示す斜視図である。
【図５】図４に示したティース鉄心および絶縁板の側面図である。
【図６】本発明の第３の実施の形態における固定子を示す説明図である。
【図７】図６に示した絶縁シートとコアバック鉄心の矢視Ｐ方向から見た図である。
【図８】図７に示した絶縁シートを示す斜視図である。
【図９】図８に示した絶縁シートの変形例を示す斜視図である。
【図１０】図８に示した絶縁シートの変形例を示す斜視図である。
【図１１】本発明の第１の実施の形態における固定子の概略平面図である。
【図１２】図１１に示した固定子の巻線工程を示す説明図である。
【図１３】従来における固定子の概略平面図である。
【符号の説明】
１０固定子
１１ティース鉄心
１２コアバック鉄心
１３固定子巻線
１６絶縁シート[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a stator used for a rotating electric machine such as a motor or a generator.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a stator used in a rotating electric machine such as a motor or a generator, a plurality of tooth cores arranged at predetermined intervals on a predetermined circumference, and a plurality of core back cores provided between adjacent tooth cores. And a stator formed by inserting a stator winding between these teeth cores has been proposed (see Patent Document 1).
[0003]
By the way, it is necessary to insulate these iron cores from the stator windings in order to prevent excess current from flowing through the tooth core and the core back iron core. Therefore, there has been proposed a technique in which an insulating sheet is provided between a tooth core or a core back core and a stator winding, and the insulating sheet insulates these iron cores from the stator winding. As this type of technology, as shown in FIG. 13, a substantially U-shaped insulating sheet covering side surfaces of adjacent tooth cores is arranged, and a stator winding is interposed between these tooth cores with the insulating sheet interposed therebetween. After winding, it has been studied to insert a substantially flat insulating sheet together with the core back iron core to bring the insulating sheet into close contact with the end of the substantially U-shaped insulating sheet.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-4-236149
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the inner side surface of the core back iron core is covered with the flat insulating sheet, the insulating sheet is likely to be displaced in the axial direction of the stator as shown in FIG. Insulation between the inner side surface of the core back core and the stator windings is incomplete, and in the case of stators for vehicular rotating electrical machines, they must be mounted on the vehicle after the stator has been manufactured. As a result, it is conceivable that the insulation sheet is displaced in the axial direction of the stator due to the vibration of the vehicle, resulting in incomplete insulation.
In addition, conventionally, an insulating member is disposed on the axial end face of the tooth core or the core back core so as to insulate the axial end face of the tooth core or the core back core from the coil end of the stator winding. It is conceivable that misalignment occurs in the step of inserting the stator winding and the step of molding the coil end, resulting in incomplete insulation.
[0006]
The present invention has been made in view of such circumstances, and has as its object to provide a stator that can reliably insulate a tooth core or a core back iron from a stator winding.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The invention described in claim 1 for solving the above problem is provided between a plurality of tooth cores (for example, a tooth core 11 in an embodiment described later) arranged in a ring and an adjacent tooth core. And a plurality of core-back iron cores (for example, core-back iron cores 12 in an embodiment described later) arranged in an annular shape, the stator being provided along an axial direction of the annular core-back iron cores. A pair of grooves (for example, a groove 26 in an embodiment described later) is formed on an inner peripheral surface (for example, an inner peripheral surface 12a in an embodiment described later) of the core back iron core. A stator in which both ends of a letter-shaped insulating member (for example, an insulating sheet 16 in an embodiment described later) are engaged.
[0008]
According to this invention, by inserting both ends of the insulating member having a substantially U-shaped cross section into the pair of grooves, the insulating member is inserted in a state where the insulating member is securely positioned with respect to the core back iron core. Therefore, the inserted insulating member is securely interposed between the core back core and the stator winding, and can prevent the stator from being displaced in the axial direction, and can be fixed to the core back core. The secondary winding can be reliably insulated.
[0009]
The invention according to claim 2 is the invention according to claim 1, wherein the tooth core is provided by a plurality of nozzles (for example, a nozzle 29 in an embodiment described later) that simultaneously supply a plurality of stator windings. A stator winding is mounted from the outer peripheral side of the stator core, and a core back core in which the insulating member is previously engaged is inserted between the adjacent tooth cores from the outer peripheral side of the tooth core. is there.
[0010]
According to the present invention, a plurality of stator windings are supplied from one nozzle, and the plurality of nozzles are simultaneously wound around the tooth cores at predetermined intervals to wind the stator winding. The time required for mounting the stator winding can be shortened, and the space factor can be improved, and the insulating member is engaged between the teeth cores on which the stator winding is wound. Since the core back core is inserted, even if the wound stator winding comes into contact with the insulating member, it is possible to prevent the displacement of the insulating member in the axial direction, and the core back core and the stator winding are connected to each other. Insulation can be ensured.
[0011]
The invention described in claim 3 is the invention according to claim 1 or claim 2, wherein both ends of the insulating member (for example, insulating sheets 30 and 40 in an embodiment described later) are provided with the annular shape. A curved portion or a curved portion (for example, a curved portion 31, a curved portion 41 in an embodiment to be described later) that bends or bends outwardly of the groove in the circumferential direction of the core back core disposed at the position. And the stator.
[0012]
According to the present invention, when the both ends of the insulating member are engaged with the groove, the diameter of the curved portion or the bent portion is expanded or reduced. It is possible to exert a clamping force so as to expand the diameter, and it is possible to more reliably position the insulating member with respect to the core back iron core, thereby more reliably insulating the core back iron core from the stator winding. Can be.
[0013]
The invention according to claim 4 is a stator including a plurality of tooth cores arranged in an annular shape, and a plurality of core back iron cores provided between adjacent tooth cores and arranged in an annular shape, An insulating member having a U-shaped cross section disposed in contact with the inner peripheral surface of the core back core arranged in an annular shape and the one end surface and the other end surface of the core back core in the axial direction (for example, an embodiment described later) In which the insulating sheet 60) is provided.
According to this invention, since the insulating member is disposed in contact with the inner peripheral surface of the core back core and the one end surface and the other end surface, both the inner peripheral surface and the end surface of the stator winding and the core back core are disposed. Can be more reliably insulated.
[0014]
The invention described in claim 5 is the invention according to claim 4, wherein the insulating member having a U-shaped cross section (for example, an insulating sheet 80 in an embodiment to be described later) is provided on the inner periphery of the core back iron core. A stator, wherein an inner peripheral portion abutting on a surface is formed to be wider than an inner peripheral surface of the core back iron core.
[0015]
According to the present invention, in the insulating member, of the inner peripheral portion abutting on the inner peripheral surface of the core back core, a portion wider than the inner peripheral surface of the core back core is moved to the inner peripheral side of the teeth core. The core winding and the teeth core can be more reliably insulated from the stator winding.
[0016]
The invention described in claim 6 is the invention according to claim 4 or claim 5, wherein the insulating member having a U-shaped cross section (for example, an insulating sheet 90 in an embodiment described later) is provided on the core back. The stator is characterized in that an end of the core abutting on one end face or the other end face in the axial direction is formed wider than one end face or the other end face of the core back core.
[0017]
According to the present invention, in the insulating member, since the end portion is formed to have a width larger than one end surface or the other end surface of the core back core, the stator winding and the core back core are more reliably insulated. can do. Further, even when a portion of the stator winding protruding outside the one end face or the other end face of the core back core is bent to one end face or the other end face of the core back core, the stator winding and the other end face may be bent. Since the core back core can be reliably insulated from the core back core, the thickness (height of the coil end) of the stator winding projecting from one end surface or the other end surface of the core back iron core can be reduced.
[0018]
The invention described in claim 7 is the invention according to any one of claims 4 to 6, wherein the insulating member having a U-shaped cross section is one end surface or the other end surface of the core back core in the axial direction. One of the ends abutted with a protruding piece (e.g., an inner protruding piece 73 in an embodiment described later) is provided on one of the ends, and an opening (e.g., The projection piece is engaged with a caulking concave portion (for example, a caulking concave portion 70 in an embodiment described later) provided in the core back iron core, and is provided in the core back iron core. The stator is characterized in that the opening is engaged with a swaged convex portion (for example, a swaged convex portion 71 in an embodiment described later).
[0019]
According to the present invention, the insulating member can be securely engaged with the core back iron core via the crimped concave portion and the crimped convex portion, and it is possible to prevent the crimped concave portion and the crimped convex portion from being exposed to the outside. Therefore, the core back iron core and the stator winding can be more reliably insulated.
[0020]
The invention according to claim 8 is the invention according to any one of claims 4 to 7, wherein the plurality of nozzles that simultaneously supply a plurality of stator windings are fixed from the outer peripheral side of the tooth core. A stator wherein a child winding is mounted, and a core back core in which the insulating member is previously engaged is inserted between adjacent teeth cores from an outer peripheral side of the teeth core.
[0021]
According to the present invention, the time required for mounting the stator windings can be reduced, and the space factor can be improved, and the insulation between the teeth cores on which the stator windings are wound is provided. Since the core back core with the members engaged is inserted, the stator winding and the core back core can be more reliably insulated.
[0022]
According to the ninth aspect of the present invention, a plurality of tooth cores (for example, tooth cores 51 in an embodiment to be described later) arranged in a ring and a plurality of cores arranged between adjacent tooth cores and arranged in a ring are provided. A stator having a back core, mounting a stator winding from an outer peripheral side of the tooth core, and inserting a core back core from an outer peripheral side of an adjacent tooth core. A plurality of caulking protrusions (for example, caulking protrusions 52 and 53 in the embodiment described later) which are bent and formed so as to protrude from both surfaces of these laminated steel sheets are respectively provided at the same portion when viewed from the laminating direction. In addition, an engaging portion (for example, an insulating plate 50 in an embodiment described later) that engages with the caulking protrusion portion is provided on an insulating plate (for example, an insulating plate 50 in an embodiment to be described later) that covers the teeth core. A stator and forming engagement holes 54, 55) in the state.
[0023]
According to the present invention, since the caulking protrusions are provided at the same portion as viewed from the laminating direction, the respective stacked steel plates are laminated by aligning the positions of the caulking protrusions of the respective laminated steel plates. Can be reliably positioned. Further, since the caulking protrusions are provided so as to protrude from both sides of the laminated steel plate, one of the caulking protrusions protrudes from each of the laminated steel plates constituting the end face of the tooth core. Therefore, the caulking treatment can be performed on each of the laminated steel sheets constituting the end faces of the tooth core. Furthermore, since the engaging portion of the insulating plate can be engaged with each of the caulking protrusions protruding from the laminated steel plate constituting the end face, the teeth core and the insulating plate can be reliably positioned. Thus, the teeth core and the stator winding can be reliably insulated.
[0024]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a stator according to an embodiment of the present invention and a method for manufacturing the stator will be described with reference to the drawings.
FIG. 11 is a perspective view showing a stator according to the embodiment of the present invention. As shown in the figure, a stator 10 according to the present embodiment has a plurality of teeth cores 11 which are formed in a substantially cylindrical shape and are annularly arranged at predetermined intervals on a predetermined circumference. An annular core back core 12 is provided between the cores 11.
[0025]
The tooth core 11 has a predetermined thickness in a direction parallel to the central axis A of the stator 10 as shown in FIG. It comprises a winding part and a yoke part on the outer peripheral side into which the core back iron core 12 is inserted. A protruding portion 17 protruding outward in the circumferential direction is provided at an end of the tooth core 11 so as to be able to contact an inner peripheral end surface of an insulating sheet 14 described in detail later.
The tooth core 11 is formed by laminating directional electromagnetic steel plates such as silicon steel plates, for example, and the easy magnetization direction is set in the radial direction of the stator.
[0026]
An insulating sheet 14 having a substantially U-shaped cross section is arranged between the teeth cores 11. The bottom surface of the insulating sheet 14 is in contact with the protruding portions 17 of the adjacent tooth cores 11, 11, both side surfaces are in contact with the winding portions of the tooth core 11, and both ends are opened. In this state, they are arranged on the adjacent teeth iron cores 11 and 11.
The width of the U-shaped insulating sheet 14 is formed to be several millimeters larger than the circumferential width of the core-back iron core 12 or the tooth core 11 to enhance insulation. Further, the height of the insulating sheet 14 is formed to be slightly higher than the height of a stator winding 13 described later, and can be bent so that the end surfaces are close to each other.
[0027]
The width of the core back core 12 is formed so as to be equal to or slightly larger than the gap (slot) 25 between the adjacent tooth cores 11, 11, and is fixed so as to be sandwiched between the tooth cores 11. You. The thickness of the core back core 12 is formed, for example, equal to the thickness of the teeth core 11.
[0028]
Further, the core back iron core 12 is formed in a substantially rectangular parallelepiped shape in which electromagnetic steel sheets having directivity such as silicon steel sheets are laminated, and for example, the easy magnetization direction is set in the circumferential direction of the stator.
[0029]
FIG. 1A is a perspective view of an inner peripheral side of the core back core, and FIGS. 1B and 1C are a perspective view and a plan view of an insulating sheet engaged with the core back core.
As shown in FIG. 1A, a pair of grooves 26 is formed on the inner peripheral surface 12a of the core back core 12 along the axial direction (A direction) of the core back core 12 arranged in a ring shape. ing. Both ends (engaging portions) 18 of the insulating sheet 16 having a substantially U-shaped cross section shown in FIGS. 1B and 1C are engaged with these grooves 26. Thereby, as described later, the core back core 12 can be inserted between the tooth cores 11 in a state where the insulating sheet 16 is positioned with respect to the core back core 12.
[0030]
A stator winding 13 is wound on a side surface between the teeth cores 11. FIG. 12 is an explanatory diagram showing a winding process of the stator shown in FIG. As shown in the figure, the tooth iron cores 11 are arranged on the outer peripheral surface of the substantially cylindrical tooth fixing jig 23 at a predetermined interval. Further, at this time, a substantially U-shaped insulating sheet 14 is inserted and arranged between the winding portions of the tooth core 11 so that the front end thereof faces outward. At this time, the bottom portion of the insulating sheet 14 abuts on the protruding portion 17 at the inner peripheral end of the adjacent teeth iron cores 11, so that the insulating sheet 14 is prevented from dropping inward in the radial direction.
[0031]
Then, the stator winding 13 is wound around the winding portion on the side surface of each tooth core 11 by the nozzle 29. The nozzle 29 is set such that the stator windings 13 of the same phase are wound between the same tooth cores 11 for each rotation. For example, in the case of a three-phase motor, a plurality of stator windings 13 are configured to be supplied simultaneously in a bundled state corresponding to the U-phase, V-phase, and W-phase. 13 is wound around each tooth core 11. As described above, since the insulating sheet 14 is disposed between the side surfaces of the winding portions of the adjacent tooth cores 11 and 11, the stator winding 13 is wound around the side surface of the winding portion via the insulating sheet 14. Is done.
[0032]
The stator winding 13 is wound around a side surface of each tooth core 11 orthogonal to the side surface on which the insulating sheet 14 is arranged, with a small gap in order to make the tension uniform. For this reason, it is not necessary to arrange the insulating sheet 14 on the orthogonal side surfaces. Therefore, since the stator winding 13 and each tooth core 11 can be insulated, it is possible to eliminate the possibility that excess current flows through each tooth core 11.
[0033]
Then, the core back core 12 is inserted between the adjacent tooth cores 11 from outside the circumference. Since both ends 18 of the insulating sheet 16 are engaged with the grooves 26 formed on the inner peripheral surface 12a of the core back core 12, the insulating sheet 16 is securely positioned on the core back core 12. An insulating sheet 16 can be inserted. This ensures that the inserted insulating sheet 16 is interposed between the core back iron core 12 and the stator winding 13 and that the core back iron core 12 and the stator winding 13 are reliably insulated. it can.
[0034]
As described above, when the core back core 12 is inserted between the tooth cores 11, 11, the inner peripheral surface 12 a of the core back core 12 comes into contact with the tip of the insulating sheet 14. When the core back core 12 is further inserted, the distal ends of the insulating sheet 14 are bent by the inner peripheral surface 12a of the core back core 12 so as to approach each other. As described above, since the insulating sheets 14 and 16 are interposed between the core back iron core 12 and the stator winding 13, insulation can be performed more reliably. The height of the insulating sheet 14 is preferably higher than the height of the stator winding 13 as described above, but is not limited thereto, and may be equivalent to the height of the stator winding 13.
[0035]
FIGS. 2 and 3 are a perspective view and a plan view, respectively, showing a modification of the insulating sheet shown in FIG. The insulating sheets 30 and 40 shown in these figures have a curved portion 31 and a bent portion 41 which are bent or bent outward of the groove 26 in the circumferential direction of the core back core 12 at both end portions 18. These points are different from the insulating sheet 14. As described above, when the curved portions 31 and the bent portions 41 are formed on the insulating sheets 30 and 40, when the both ends of the insulating sheets 30 and 40 are engaged with the grooves 26, the curved portions 31 or the bent portions 41 are expanded. Diameter or reduced diameter. For this reason, a clamping force can be exerted from both ends of the insulating sheets 30 and 40 so as to reduce or expand the diameter of the groove 26, and the positioning of the insulating sheets 30 and 40 with respect to the core back core 12 can be performed more reliably. It can be carried out. Thereby, core back iron core 12 and stator winding 13 can be more reliably insulated.
[0036]
FIG. 4 is a perspective view showing a tooth core and a distal end portion of an insulating plate according to the second embodiment of the present invention. FIG. 5 is a side view of the tooth core and the insulating plate shown in FIG.
A plurality of caulking projections 52 and 53 projecting from both sides of the laminated steel sheet are formed on each of the laminated steel sheets constituting the tooth core 51 at the same position when viewed from the laminating direction (in this case, an axial direction A described later). Is provided. A pair of insulating plates 50 are provided on the end surfaces of the tooth core 51 in the axial direction A (this direction A is the same as that shown in FIG. 12). The insulating plate 50 has engagement holes 54 and 55 for engaging with the caulking protrusions 52 and 53.
[0037]
As described above, since the caulking projections 52 and 53 are provided at the same portion as viewed from the laminating direction, the respective laminated steel sheets are laminated by aligning the positions of the caulking projections 52 and 53 of the respective laminated steel plates. Sheets can be reliably positioned. Further, since the caulking projections 52 and 53 are provided so as to protrude from both surfaces of the laminated steel sheet, one of the caulking projections 52 and 53 protrudes from each of the laminated steel sheets constituting the end face of the tooth core 51. . Therefore, the crimping process can be performed on each of the laminated steel sheets constituting the end faces of the tooth core 51. Further, since the engaging holes 54, 55 of the insulating plate 50 can be engaged with the respective caulking projections 52, 53 projecting from the laminated steel plate constituting the end face, the tooth core 51 and the insulating plate 50 can be engaged. And the stator core 13 and the stator winding 13 can be reliably insulated.
[0038]
FIG. 6 is an explanatory diagram showing a stator according to the third embodiment of the present invention. The tooth core 64 in the present embodiment has a housing recess 66 on one of the side surfaces and on the outer peripheral side of the stator winding 13.
Further, the core back iron core 65 is formed to have a substantially inverted L-shaped cross section including an inner projecting portion 74 and an outer peripheral contact portion 75. The inner protruding portion 74 is a portion inserted between the tooth cores 64, and the outer peripheral contact portion 75 is a portion that covers the outer peripheral surface of the tooth core 64. Thus, the outer peripheral surface of the tooth core 64 can be covered by the outer peripheral contact portion 75 in a state where the inner protruding portion 74 is inserted between the tooth cores 64, and the protection of the tooth core 64 can be enhanced. it can.
[0039]
In the core back iron core 65, a positioning projection 69 and a positioning projection 68 are provided inside and outside one side surface of the inside projection 74. The positioning protrusion 69 is formed so as to be able to engage with the accommodation recess 66, and the positioning protrusion 68 is formed so as to be able to engage with a positioning recess 67 provided on a side surface of the outer peripheral contact portion 75. The engagement between the positioning projection 69 and the housing recess 66 and the positioning projection 68 and the positioning recess 67 can further enhance the fastening force between the teeth core 64 and the core back core 65.
[0040]
FIG. 7 is a view of the insulating sheet and the core back core shown in FIG. FIG. 8 is a perspective view showing the insulating sheet shown in FIG.
As shown in these drawings, the insulating sheet 60 is formed in a U-shaped cross section, and an inner peripheral portion 63 that is disposed in contact with an inner peripheral surface 76 of the core back iron core 65, and an axial direction A of the core back iron core 65. (This direction A is the same as that shown in FIG. 12).
As described above, since the insulating sheet 60 is disposed in contact with the inner peripheral surface 76, the one end surface 77, and the other end surface 78 of the core back iron core 65, the stator winding 13 and the core back iron core 65 are more reliably connected. Can be insulated.
[0041]
Further, in the core back iron core 65 in the present embodiment, a caulking concave portion 70 is provided on one end surface 77 and a caulking convex portion 71 is provided on the other end surface 78. The insulating sheet 60 has an inwardly projecting piece 73 protruding inward at one end 61 and an opening 72 at the other end 62. The insulating sheet 60 is securely engaged with the core back core 65 by engaging the inner protruding piece 73 with the caulking recess 70 and engaging the opening 72 with the caulking convex part 71. it can. Further, since the caulking concave portion 70 and the caulking convex portion 71 can be prevented from being exposed to the outside, the core back iron core 65 and the stator winding 13 can be more reliably insulated.
[0042]
FIG. 9 is a perspective view showing a modified example of the insulating sheet shown in FIG. In the insulating sheet 80 shown in the figure, the inner peripheral portions 83, 84, 85 that are in contact with the inner peripheral surface 76 of the core back iron core 65 are wider than the inner peripheral surface 76. Is different from the insulating sheet 60. In this way, the portions 84 and 85 having a width larger than the inner peripheral surface 76 of the core back core 65 can be bent and inserted into the inner peripheral side of the tooth core 64, so that the core back core 65 and the tooth core 65 can be inserted. 64 and the stator winding 13 can be more reliably insulated.
[0043]
FIG. 10 is a perspective view showing a modified example of the insulating sheet shown in FIG. In the insulating sheet 90 shown in the figure, the end portions 61 and 62 abutting on one end surface 77 or the other end surface 77 of the core back iron core 65 are formed to have a width larger than the end surfaces 77 and 78, This is different from the insulating sheet 60 in this point. By doing so, the portion where insulation is ensured is wider than the insulating sheet 60, so that the stator winding 13 and the core back core 65 can be more reliably insulated.
Further, even when a portion of the stator winding 13 projecting outside the one end surface 77 or the other end surface 78 of the core back iron core 65 is bent to the one end surface 77 or the other end surface 78 of the core back iron core 65 ( 7 (c), since the portion where insulation is ensured is wider than the insulating sheet 60, the stator winding 13 and the core back iron core 65 can be more reliably insulated from each other. The thickness (height of the coil end) of the stator winding 66 protruding from the one end surface 77 or the other end surface 78 of the iron core 65 can be reduced.
[0044]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the invention, the inserted insulating member is securely interposed between the core back core and the stator winding, and the core back iron and the stator winding are inserted. Wires can be reliably insulated.
According to the second aspect of the present invention, the time required for mounting the stator winding can be reduced, the space factor can be improved, and the core back core and the stator winding can be securely connected. Can be insulated.
[0045]
According to the third aspect of the present invention, since the clamping force can be exerted from both ends of the insulating member so as to reduce or expand the diameter with respect to the groove, the positioning of the insulating member with respect to the core back core is more reliable. Accordingly, the core back iron core and the stator winding can be more reliably insulated.
[0046]
According to the invention described in claim 4, since the insulating member abuts and arranges the inner peripheral surface of the core back core and the one end surface and the other end surface, the stator winding and the core back are arranged. It is possible to insulate the iron core more reliably.
[0047]
According to the invention described in claim 5, in the insulating member, a portion having a width larger than the inner peripheral surface of the core back core can be bent and inserted into the inner peripheral side of the teeth core. It is possible to more reliably insulate the iron core or the tooth core from the stator winding.
[0048]
According to the invention described in claim 6, in the insulating member, the stator winding and the core back iron core can be more reliably insulated. Further, the thickness (height of the coil end) of the stator winding projecting from one end surface or the other end surface of the core back iron core can be reduced.
[0049]
According to the invention described in claim 7, the insulating member can be reliably engaged with the core back iron core, and the core back iron core and the stator winding can be reliably insulated.
[0050]
According to the invention described in claim 8, the core winding with the insulating member engaged therein is inserted between the teeth core around which the stator winding is wound, so that the stator winding and the core back core are inserted. Can be more reliably insulated.
[0051]
According to the invention as set forth in claim 9, crimping treatment can be performed from both sides of the laminated steel sheet, and furthermore, the tooth core and the insulating plate can be reliably positioned and fixed to the tooth core. The secondary winding can be reliably insulated.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a core back iron core of a stator according to a first embodiment of the present invention, and a perspective view and a plan view of an insulating sheet engaged with the core back iron core.
FIG. 2 is a perspective view and a plan view showing a modified example of the insulating sheet shown in FIG.
FIG. 3 is a perspective view and a plan view showing a modification of the insulating sheet shown in FIG.
FIG. 4 is a perspective view showing a tooth core and a distal end portion of an insulating plate according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a side view of the tooth core and the insulating plate shown in FIG. 4;
FIG. 6 is an explanatory diagram illustrating a stator according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a view of the insulating sheet and the core back core shown in FIG.
FIG. 8 is a perspective view showing the insulating sheet shown in FIG.
FIG. 9 is a perspective view showing a modification of the insulating sheet shown in FIG.
FIG. 10 is a perspective view showing a modification of the insulating sheet shown in FIG.
FIG. 11 is a schematic plan view of a stator according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 12 is an explanatory view showing a winding step of the stator shown in FIG. 11;
FIG. 13 is a schematic plan view of a conventional stator.
[Explanation of symbols]
10 Stator
11 Teeth iron core
12 core back iron core
13 Stator winding
16 Insulation sheet

Claims

A stator including a plurality of teeth cores arranged at predetermined intervals on a predetermined circumference and a plurality of core back cores arranged on the outer peripheral side between adjacent tooth cores,
Forming a pair of grooves on the inner peripheral surface of the core back core along the axial direction of the core back core,
A stator, wherein both ends of an insulating member having a substantially U-shaped cross section are engaged with the pair of grooves.

A core back core in which stator windings are mounted from the outer peripheral side of the tooth core by a plurality of nozzles that simultaneously supply a plurality of stator windings, and the insulating member is previously engaged between the adjacent tooth cores. The stator according to claim 1, wherein the stator is inserted from an outer peripheral side of the teeth core.

The bending part or the bending part which bends or bends outside of the said groove | channel in the circumferential direction of the said core back iron core is formed in the both ends of the said insulating member, The Claim 1 or Claim 2 characterized by the above-mentioned. Stator.

A stator including a plurality of teeth cores arranged at predetermined intervals on a predetermined circumference and a plurality of core back cores arranged on the outer peripheral side between adjacent tooth cores,
A stator, comprising: an insulating member having a U-shaped cross section disposed in contact with an inner peripheral surface of the core back core and one end surface and the other end surface in the axial direction of the core back core.

The insulating member having a U-shaped cross section has an inner peripheral portion that is in contact with the inner peripheral surface of the core back core formed to have a larger width than the inner peripheral surface of the core back core. The stator according to claim 4.

The insulating member having a U-shaped cross section has an end portion abutting on one end surface or the other end surface in the axial direction of the core back core, and has a width larger than one end surface or the other end surface of the core back core. The stator according to claim 4, wherein the stator is provided.

The insulating member having a U-shaped cross section includes a protruding piece protruding inward at one of end portions abutting on one end surface or the other end surface in the axial direction of the core back iron core, and has an opening at the other end portion. Part,
5. The method according to claim 4, wherein the protruding piece is engaged with a caulking concave portion provided on the core back core, and the opening is engaged with a caulking convex portion provided on the core back core. 6. 7. The stator according to any one of items 6.

A core back core in which stator windings are mounted from the outer peripheral side of the tooth core by a plurality of nozzles that simultaneously supply a plurality of stator windings, and the insulating member is previously engaged between the adjacent tooth cores. The stator according to any one of claims 4 to 7, wherein the stator is inserted from an outer peripheral side of the teeth core.

A plurality of tooth cores arranged at predetermined intervals on a predetermined circumference, and a plurality of core back cores arranged on an outer peripheral side between adjacent tooth cores, and a stator winding is provided from an outer peripheral side of the tooth core. Is a stator that inserts a core back core from the outer peripheral side of the adjacent tooth core,
Each of the laminated steel sheets constituting the teeth iron core is provided with a plurality of caulking projections formed to be bent so as to protrude from both surfaces of these laminated steel sheets, at the same site as viewed from the laminating direction,
A stator, wherein an engaging portion for engaging with the caulking protrusion is formed on an insulating plate covering the teeth core.