JP2004236190A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高感度撮影時における撮像素子の光−電気信号出力特性のリニアリティを補正することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】カラーフィルタを有する撮像素子を備えた撮像装置において、予め少なくとも2種類以上の撮影感度によって撮影された画像信号の黒レベル補正値群を記憶する黒レベル補正値記憶手段を備え、少なくとも2種類以上の撮影感度で撮影された撮像装置の出力信号値と前記黒レベル補正値群を用いて、任意の感度で撮影された前記撮像素子の出力信号値の黒バランスを変更する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の分野の技術に関しては、例えば図9に示すようなものがあった。
【0003】
図9は、従来の撮像装置における信号処理部の概略構成を示すブロック図である。
【0004】
同図を参照して動作を説明すると、レンズ(不図示)を通った被写体は、CCD撮像素子701に結像される。撮像素子701の出力信号はOB(オプティカルブラック)回路702において、R(レッド),G(グリーン),B(ブルー)の各色フィルタ毎(R,G1,G2,B)に黒引きが行われた後、WB回路703においてホワイトバランスゲインがかけられる。WB回路703の出力は、色補間回路704によって、各色画素毎に補間演算が実施され、さらに色変換回路705にて最適な色再現となるように色変換が実施されて色差信号が作成される。その後、色処理回路706で、低輝度及び高輝度領域の色消し処理が行われ、C−LPF回路707にて帯域圧縮がなされる。
【0005】
一方、輝度信号系としてのWB回路703の出力信号は、輝度信号作成回路708において輝度信号Yhとなり、エッジ強調回路709によってエッジ強調が実施される。C−LPF回路707による帯域圧縮処理後の色差信号(R−Y,B−Y)と、エッジ強調回路709によるエッジ強調後の輝度信号(Yh)は、RGB変換回路710にてRGB信号になり、γ変換回路711によってγ補正が実施される。その後、YUV変換回路712によってYUV信号に変換され、後処理回路713にて輝度レベル補正や色補正などが実施される。
【0006】
図10は、従来のCCD撮像素子の光−電気信号出力特性を示した簡略図である。
【0007】
通常、暗電流ノイズや固定パターンノイズを避けるために、なるべく低感度領域をA/D変換し信号値として取り出す。例えば図10の8−1に示すような低感度領域の部分を撮影感度:ISO50設定として使用している。また、撮影感度:ISO400などの高感度撮影を実施する場合は、図10の8−2の高感度領域の部分を使用することで、少ない光量で信号値を取り出している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年の撮像素子の高画素化による画素サイズの小型化に伴い、撮像素子の光−電気信号出力特性のリニアリティ(線形性)が失われる場合がある。本来、撮像素子は光の強度に比例して電気信号を出力するが、例えば、図10の高感度領域8−2を拡大した図11のように、撮像素子の高感度領域にてG信号のリニアリティが失われる現象が発生する。このような信号の場合、画像処理すると、低輝度領域の部分が赤みを帯びるといった不具合が発生する。
【0009】
本発明は上記従来の問題点に鑑み、高感度撮影時における撮像素子の光−電気信号出力特性のリニアリティを補正することができる撮像装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、カラーフィルタを有する撮像素子を備えた撮像装置において、当該撮像装置の撮影感度に応じて、前記撮像素子の黒バランスを変更することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
[第1実施形態]
<撮像装置の信号処理ブロック構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置の信号処理部の概略構成を示すブロック図である。
【0013】
この撮像装置の信号処理部の構成は、図9に示した従来の構成において、OB補正ゲイン算出回路105と感度設定部(ユーザーインターフェイス)104を設けたものである。すなわち、CCD撮像素子101とOB回路102との間にOB補正ゲイン算出回路105を設け、感度設定部104の出力をOB補正ゲイン算出回路105に入力する構成とした点に特徴がある。撮像感度は、一般に撮像素子からの出力信号の利得(ゲイン)によって設定され、ISO感度は、フィルムのISO感度に相当するものを、撮像素子からの出力信号の利得(ゲイン)を増減することにより設定している。
【0014】
本撮像装置による撮影の感度が感度設定部104で設定されると、OB補正ゲイン算出回路105において、撮影感度値と、予め保持したISO50とISO400の色評価値の差分値(詳細は後に説明)とを用いて、R(レッド),G(グリーン),B(ブルー)各色のOBゲイン値(OBgainG1、OBgainR、OBgainB、OBgainG2)が算出される。
【0015】
OB回路102では、CCD撮像素子101から出力された画像信号のOB値(黒レベル)を検出し、OB補正ゲイン算出回路105にて設定されたOBゲインを前記OB値(黒レベル)にかけた後、この補正後のOB値(黒レベル)が画像信号から差し引かれる。OB回路102の出力信号は、WB回路103に供給されてWBゲイン値が算出され、このWBゲイン値が、OB回路102の出力信号である画像信号にかけられる。後の処理は従来処理と同じなので説明を省く。
【0016】
<撮像素子のリニアリティ補正>
次に、本実施形態の撮像素子101のリニアリティをOBゲインで補正する動作原理について図2のフローチャートを参照しつつ説明する。
【0017】
なお、説明を簡単にするために、図11に示すようなG(グリーン)信号のみリニアリティが失われた場合を考える。この場合、CCD出力の低輝度側信号におけるG信号のゲインが正常な素子の出力に比べ不足しているため、再生画像のグレー暗部が赤みがかる現象となる。そこで、G信号から差し引くOB値(黒レベル)に1.0以下のゲイン(OB補正ゲイン)をかけることで(G信号にオフセットをはかせる)、低輝度領域のG信号の値を大きくする。
【0018】
以下、上記のOB補正ゲインの算出方法を述べる。
【0019】
まず、各感度設定でのリニアリティずれ量を算出する(ステップS11)。予め決めた光源下(白色光源)で白色被写体を撮影し、その時の撮像素子101の出力信号より色評価値(Cx、Cy)を次式より算出する。
【0020】
Cx=((R+G1)−(B+G2))×1024/Yi
Cy=((R+B)−(G1+G2))×1024/Yi
Yi=(R+B+G1+G2)/4
この色評価値は、予め様々な色温度光源下で撮影した画像より算出され、x軸にCx、y軸にCyをプロットしたものを図3(a),(b)に示す。図中301の直線は、黒体放射の白軌跡に対応し、これを白追従直線と呼ぶ。Cxは光源の色温度の変化方向に対応し、CyはMgG変化方向に対応する。
【0021】
図11のようなG信号のリニアリティが失われた撮像素子の場合、ISO感度を異ならせてある白色光源を撮影して色評価値(Cx、Cy)のプロットすると、図3(a),(b)のように色評価値(Cx、Cy)が感度毎に分布する。図中のISO50感度時はCCDのリニアリティが保たれているため白追従直線301に乗ってくる。また、ISO400感度時はリニアリティのずれにより白追従直線301から離れて分布する。ISO400感度時のリニアリティずれ量(ΔCy400)は、次式で定義される。
【0022】
ΔCy400=CyIso50−CyIso400
同様に、撮影感度時のリニアリティのずれ量は次式で表すことができる。
【0023】
ΔCy=CyIso50−CyIsoCapture
CyIso50:ISO50感度時のCy値
CyIsoCapture:撮影ISO時のCy値
リニアリティのずれ量の少ない撮像素子では、図3(a)のように各感度毎に色評価値のばらつきが少なく(ΔCyの絶対量が小さい)、またずれ量の多い撮像素子では、図3(b)のように各感度毎の色評価値ばらつきが大きい(ΔCyの絶対量が大きい)。
【0024】
各カメラ毎に、例えば、ISO50とISO400感度時の色評価値の差分値(ΔCy400)を記憶しておく。ISO50からISO400まで撮影可能なカメラの場合、このΔCy400が撮像素子リニアリティの最大ずれ量となる。また、この色評価値はEVFモードと静止画モードで別設定として記憶しておく。これは、撮像素子駆動時の基板電位の差により分光感度特性が異なるため、同じ光源下においても、色評価値が異なるためである。
【0025】
次に、撮影感度時のリニアリティずれ量(ΔCyCapture)を次式より算出する(ステップS12)。
【0026】
ΔCyCapture=ΔCy400×補正ΔGain
各設定感度毎にΔCyを記憶するのが好ましいが、カメラ毎に測定する手間を省くために、例えば、ISO400とISO50のCy値の差分値(ΔCy400)のみを保持し、撮影感度時のΔCy値を、ΔCy400と、図4のような撮影感度−補正ΔGain直線を用いて算出する。また、撮影感度−補正ΔGain直線もEVFモードと静止画モードで別設定として記憶しておく。
【0027】
次に、ΔCyCapture値に対応するOB補正ゲインを算出する(ステップS13)。
【0028】
撮像信号より算出したOB値(黒レベル)に、各色毎のゲインをかけることによってリニアリティを補正することができる。本実施形態では、低輝度領域におけるG信号の値が小さくなっている場合、G信号のOB値(黒レベル)に1以下の補正ゲインをかけ、G信号から差し引かれる値を小さくすることでG信号の値を補正する。しかしながら、高輝度領域のG信号のリニアリティを失うことになるが、高輝度領域は信号レベルが高いため、OBレベルのゲイン設定の影響はさほど画像に影響を及ぼさない。
【0029】
図5のような、ΔCy量によるOB補正ゲイン値を予め設定しておくことで、撮影感度時のリニアリティずれ量(ΔCyCapture量)に対応したOB補正ゲイン(OB_G_Gain:本実施形態はG信号のみゲインをかける)を算出することが可能となる。また、ΔCy量によるOB補正ゲイン値もEVFモードと静止画モードで別設定として記憶しておく。
【0030】
そして、次式により、ステップS13で算出されたOB補正ゲインを各色のOB値(黒レベル)にかけてから画像信号全体の黒引きを実施する(ステップS14)。
【0031】
OB_G=OB_G×OB_G_Gain
なお、本実施形態では、G(グリーン)信号のみの補正を例に挙げたが、R(レッド)信号、B(ブルー)信号にも同様の処理で補正が可能である。また、本実施形態では、高感度領域での撮像素子出力が小さくなる方向の補正であったが、出力が大きくなる場合には、OB補正ゲインを1.0より大きくすることで補正可能である。
【0032】
このように第1実施形態によれば、予め設定した色評価値群を用いて本撮影時のISO感度におけるリニアリティずれ量を算出し、その補正に見合ったOB補正ゲイン値を算出しOBレベルを各色毎に変えることで撮像素子の光−電気信号出力特性のリニアリティを補正しているため、撮影時の設定感度毎に最適なリニアリティ補正を実現することができる。
【0033】
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態に係る撮像装置の信号処理部の概略構成を示すブロック図である。
【0034】
本実施形態における撮像装置の信号処理部の構成は、図1に示した第1実施形態の構成において、RGBγカーブ算出回路201を設け、感度設定部104の出力は、第1実施形態のようにOB回路102に供給されず、RGBγカーブ算出回路201に入力され、RGBγカーブ算出回路201の出力がγ変換回路113に供給されるようになっている。
【0035】
本撮影の感度が感度設定部104で設定されると、RGBγカーブ算出回路201において、撮影感度値と、予め保持したISO50とISO400の色評価値の差分値(詳細は後に説明)とを用いて、各色のγカーブが算出される。
【0036】
撮像素子101の出力信号は、OB回路102において各色フィルタ毎(RG1G2B)に黒引きが施され、WB回路103においてホワイトバランスゲインがかけられる。WB回路103の出力は、色補間回路106によって各色画素毎に補間演算が実施され、さらに色変換回路107で最適な色再現となるように色変換が実施されて色差信号が作成される。その後、色処理回路108において低輝度、高輝度領域の色消し処理が施され、C−LPF回路109にて帯域圧縮が行われる。
【0037】
一方、輝度信号系としてのWB回路103の出力信号は輝度信号作成回路110にて輝度信号Yhとなり、エッジ強調回路111によってエッジ強調が実施される。C−LPF後の色差信号(R−Y,B−Y)とエッジ強調後の輝度信号(Yh)は、RGB変換回路112でRGB信号になり、RGBγカーブ算出回路201で設定された各色毎のγカーブを用いて、γ変換回路113によってγ補正が実施され、その後YUV変換回路114によってYUV信号に変換され、後処理回路115にて輝度レベル補正や色補正などが実施される。
【0038】
<撮像素子のリニアリティ補正>
図7は、第2実施形態に係る、撮像素子のリニアリティ補正を示すフローチャートである。
【0039】
撮影感度時のリニアリティずれ量ΔCyCapture値の算出(ステップS12)までは第1実施形態と同じ処理であり、その後のリニアリティ補正をγ補正回路201,113で実施することが第1実施形態と異なる。
【0040】
まず、上記第1実施形態と同様にステップS11及びステップS12の処理を行った後、ステップS21においてΔCy値に対応するγ補正カーブを予め記憶する。すなわち、ΔCy値に対応する、各色毎のγ補正カーブを記憶しておき、図8のように、G信号のγカーブの特性を変えることによってリニアリティ補正を実施する。全ての補正値に対応するγカーブを記憶しなくとも、予め数個のカーブを用意し、後は補間演算などでγカーブを算出してもよい。また、各色毎のγ補正カーブもEVFモードと静止画モードで別設定として記憶しておく。
【0041】
γカーブの使用例を述べると、例えば撮影感度時のリニアリティずれ量ΔCyCapture値が0の場合は、リニアリティが保たれているので、図中の601のカーブをRGB共に用いる。撮影感度時のリニアリティずれ量ΔCyCapture値が100(例えば最もずれた値)の場合は、図中の603のカーブをG信号に用いて、R信号及びB信号は601のカーブを使用する。さらに撮影感度時のリニアリティずれ量ΔCyCapture値が50の場合は、図中の602のカーブをG信号に用いて、R信号及びB信号は601のカーブを使用する。
【0042】
そして、次のステップS22において、ステップS21で算出されたγカーブを用いて信号処理を実施する。
【0043】
このように第2実施形態では、予め設定した色評価値群を用いて本撮影時のISO感度におけるリニアリティずれ量を算出し、その補正に見合ったγ補正カーブをRGB各色毎に設定してリニアリティの補正行っている。これにより、撮影時の感度設定に最適な、撮像素子の光−電気信号出力特性のリニアリティ補正を行うことが可能となる。
【0044】
本発明は、上述した実施形態の装置に限定されず、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、完成されることは言うまでもない。
【0045】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0046】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0047】
[実施態様]
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0048】
<実施態様1>
撮像素子を備えた撮像装置において、当該撮像装置の撮影感度と、予め前記撮像素子の撮影感度に基づいて記憶されている前記撮像素子の色情報に応じて、前記撮像素子の黒レベルを補正することを特徴とする撮像装置。
【0049】
<実施態様2>
撮像素子を備えた撮像装置において、当該撮像装置の撮影感度と、前記撮像素子の撮影感度が少なくとも低感度と高感度の各々の場合で予め記憶されている前記撮像素子の色情報に応じて、前記撮像素子の黒レベルを補正することを特徴とする撮像装置。
【0050】
<実施態様3>
前記撮像素子の黒レベルは、前記撮像素子から得られる色信号ごとに異なることを特徴とする実施態様1または2に記載の撮像装置。
【0051】
<実施態様4>
少なくとも第1の色成分を含む第1の色信号と第2の色成分を含む第2の色信号とを得られる撮像素子を備えた撮像装置において、前記第1の色信号と、前記第2の色信号の黒レベルを補正するための補正値が異なるとともに、前記撮像装置の第1の撮影感度における前記第1の色信号の黒レベルを補正するための補正値と、前記第2の撮影感度における前記第2の色信号の黒レベルを補正するための補正値とが異なることを特徴とする撮像装置。
【0052】
<実施態様5>
少なくとも第1の色成分と第2の色成分が含まれるカラーフィルタを有する撮像素子を備えた撮像装置において、前記第1の色信号には黒レベルの補正を行わず、前記第2の色信号の黒レベルを補正することを特徴とする撮像装置。
【0053】
<実施態様6>
前記黒レベルの補正は、補正係数を掛けることによって実現される実施態様1乃至5のいずれか1つに記載の撮像装置。
【0054】
<実施態様7>
カラーフィルタを有する撮像素子を備えた撮像装置において、当該撮像装置の撮影感度に応じて、前記撮像素子の黒バランスを変更することを特徴とする撮像装置。
【0055】
<実施態様8>
カラーフィルタを有する撮像素子を備えた撮像装置において、第1の撮影感度で撮影された前記撮像素子の出力信号値と第2の撮影感度で撮影された前記撮像素子の出力信号値を用いて、第3の撮影感度で撮影された前記撮像素子の出力信号値の黒バランスを変更することを特徴とする撮像装置。
【0056】
<実施態様9>
カラーフィルタを有する撮像素子を備えた撮像装置において、予め少なくとも2種類以上の撮影感度によって撮影された画像信号の黒レベル補正値群を記憶する黒レベル補正値記憶手段を備え、少なくとも2種類以上の撮影感度で撮影された撮像装置の出力信号値と前記黒レベル補正値群を用いて、任意の感度で撮影された前記撮像素子の出力信号値の黒バランスを変更することを特徴とする撮像装置。
【0057】
<実施態様10>
カラーフィルタを有する撮像素子を備えた撮像装置において、予め少なくとも2種類以上の撮影感度によって撮影された画像信号の黒レベル補正値群を記憶する黒レベル補正値記憶手段と、少なくとも2種類以上の撮影感度で撮影された画像信号より少なくとも2つ以上の色評価値群を作成する色評価値作成手段と、前記色評価値群と本撮影時の設定感度に基づいて、本撮影時の色評価値を算出する手段と、前記本撮影時の色評価値と黒レベル補正値群に基づいて本撮影時の黒レベル補正値を算出する手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
【0058】
<実施態様11>
前記黒レベル補正値群は、EVFモードと静止画モードで異なる設定値とすることを特徴とする実施態様9または10記載の撮像装置。
【0059】
<実施態様12>
撮像素子を備えた撮像装置において、当該撮像装置の撮影感度と、予め前記撮像素子の撮影感度に基づいて記憶されている前記撮像素子の色情報に応じて、階調補正カーブを制御することを特徴とする撮像装置。
【0060】
<実施態様13>
撮像素子を備えた撮像装置において、当該撮像装置の撮影感度と、前記撮像素子の撮影感度が少なくとも低感度と高感度の各々の場合で予め記憶されている前記撮像素子の色情報に応じて、階調補正カーブを制御することを特徴とする撮像装置。
【0061】
<実施態様14>
前記階調補正カーブは、前記撮像素子から得られる色信号ごとに制御することを特徴とする実施態様12または13に記載の撮像装置。
【0062】
<実施態様15>
前記階調補正カーブは、前記予め記憶されている色情報とともに前記撮像素子から得られる色信号ごとに記憶していることを特徴とする実施態様12乃至14に記載の撮像装置。
【0063】
<実施態様16>
カラーフィルタを備える撮像素子と、前記撮像素子の出力信号を3原色信号に変換する信号処理装置と、前記3原色信号を出力装置の特性に合わせた階調に変換する階調補正装置とを備えた撮像装置において、当該撮像装置の撮影感度に応じて、各色の階調補正制御を独立に制御することを特徴とする撮像装置。
【0064】
<実施態様17>
カラーフィルタを備える撮像素子と、前記撮像素子の出力信号を3原色信号に変換する信号処理装置と、前記3原色信号を出力装置の特性に合わせた階調に変換する階調補正装置とを備えた撮像装置において、予め少なくとも2種類以上の撮影感度における階調補正カーブ群もしくは設定パラメータ群を記憶する階調補正カーブ記憶手段を備え、前記撮像装置の撮影感度に応じた各色の階調補正カーブを用いて前記3原色信号を補正することを特徴とする撮像装置。
【0065】
<実施態様18>
カラーフィルタを備える撮像素子と、前記撮像素子の出力信号を3原色信号に変換する信号処理装置と、前記3原色信号を出力装置の特性に合わせた階調に変換する階調補正装置とを備えた撮像装置において、少なくとも2種類以上の撮影感度で撮影された画像信号に基づいて、少なくとも2つ以上の色評価値群を作成する色評価値作成手段と、前記色評価値群と本撮影時の設定感度に基づいて、本撮影時の色評価値を算出する手段と、予め少なくとも2種類以上の撮影感度における階調補正カーブ群もしくは設定パラメータ群を記憶する階調補正カーブ記憶手段と、前記本撮影時の色評価値と前記階調補正カーブ群を用いて、任意の撮影感度で撮影された信号値の階調補正カーブを算出する階調補正カーブ算出手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
【0066】
<実施態様19>
前記階調補正カーブ群もしくは前記設定パラメータ群は、EVFモードと静止画モードで異なる設定値とすることを特徴とする実施態様17または18記載の撮像装置。
【0067】
<実施態様20>
カラーフィルタを有する撮像素子を備えた撮像装置の信号処理方法において、当該撮像装置の撮影感度に応じて、前記撮像素子の黒バランスを変更することを特徴とする撮像装置の信号処理方法。
【0068】
<実施態様21>
カラーフィルタを有する撮像素子を備えた撮像装置の信号処理方法において、第1の撮影感度で撮影された前記撮像素子の出力信号値と第2の撮影感度で撮影された前記撮像素子の出力信号値を用いて、第3の撮影感度で撮影された前記撮像素子の出力信号値の黒バランスを変更することを特徴とする撮像装置の信号処理方法。
【0069】
<実施態様22>
カラーフィルタを有する撮像素子を備えた撮像装置の信号処理方法において、予め少なくとも2種類以上の撮影感度によって撮影された画像信号の黒レベル補正値群を記憶する黒レベル補正値記憶手段を備え、少なくとも2種類以上の撮影感度で撮影された撮像装置の出力信号値と前記黒レベル補正値群を用いて、任意の感度で撮影された前記撮像素子の出力信号値の黒バランスを変更することを特徴とする撮像装置の信号処理方法。
【0070】
<実施態様23>
カラーフィルタを有する撮像素子を備えた撮像装置の信号処理方法において、予め少なくとも2種類以上の撮影感度によって撮影された画像信号の黒レベル補正値群を記憶する黒レベル補正値記憶手段と、少なくとも2種類以上の撮影感度で撮影された画像信号より少なくとも2つ以上の色評価値群を作成する色評価値作成手段と、前記色評価値群と本撮影時の設定感度に基づいて、本撮影時の色評価値を算出する手段と、前記本撮影時の色評価値と黒レベル補正値群に基づいて本撮影時の黒レベル補正値を算出する手段とを備えたことを特徴とする撮像装置の信号処理方法。
【0071】
<実施態様24>
カラーフィルタを備える撮像素子と、前記撮像素子の出力信号を3原色信号に変換する信号処理装置と、前記3原色信号を出力装置の特性に合わせた階調に変換する階調補正装置とを備えた撮像装置の信号処理方法において、当該撮像装置の撮影感度に応じて、各色の階調補正制御を独立に制御することを特徴とする撮像装置の信号処理方法。
【0072】
<実施態様25>
カラーフィルタを備える撮像素子と、前記撮像素子の出力信号を3原色信号に変換する信号処理装置と、前記3原色信号を出力装置の特性に合わせた階調に変換する階調補正装置とを備えた撮像装置の信号処理方法において、予め少なくとも2種類以上の撮影感度における階調補正カーブ群もしくは設定パラメータ群を記憶する階調補正カーブ記憶手段を備え、前記撮像装置の撮影感度に応じた各色の階調補正カーブを用いて前記3原色信号を補正することを特徴とする撮像装置の信号処理方法。
【0073】
<実施態様26>
カラーフィルタを備える撮像素子と、前記撮像素子の出力信号を3原色信号に変換する信号処理装置と、前記3原色信号を出力装置の特性に合わせた階調に変換する階調補正装置とを備えた撮像装置の信号処理方法において、少なくとも2種類以上の撮影感度で撮影された画像信号に基づいて、少なくとも2つ以上の色評価値群を作成する色評価値作成手段と、前記色評価値群と本撮影時の設定感度に基づいて、本撮影時の色評価値を算出する手段と、予め少なくとも2種類以上の撮影感度における階調補正カーブ群もしくは設定パラメータ群を記憶する階調補正カーブ記憶手段と、前記本撮影時の色評価値と前記階調補正カーブ群を用いて、任意の撮影感度で撮影された信号値の階調補正カーブを算出する階調補正カーブ算出手段とを備えたことを特徴とする撮像装置の信号処理方法。
【0074】
<実施態様27>
カラーフィルタを有する撮像素子を備えた撮像装置の信号処理方法を実行するための制御プログラムであって、当該撮像装置の撮影感度に応じて、前記撮像素子の黒バランスを変更することを特徴とする制御プログラム。
【0075】
<実施態様28>
カラーフィルタを有する撮像素子を備えた撮像装置の信号処理方法を実行するための制御プログラムであって、前記制御プログラムは、第1の撮影感度で撮影された前記撮像素子の出力信号値と第2の撮影感度で撮影された前記撮像素子の出力信号値を用いて、第3の撮影感度で撮影された前記撮像素子の出力信号値の黒バランスを変更することを特徴とする制御プログラム。
【0076】
<実施態様29>
カラーフィルタを有する撮像素子を備えた撮像装置の信号処理方法を実行するための制御プログラムであって、予め少なくとも2種類以上の撮影感度によって撮影された画像信号の黒レベル補正値群を記憶する黒レベル補正値記憶手段を備え、少なくとも2種類以上の撮影感度で撮影された撮像装置の出力信号値と前記黒レベル補正値群を用いて、任意の感度で撮影された前記撮像素子の出力信号値の黒バランスを変更することを特徴とする制御プログラム。
【0077】
<実施態様30>
カラーフィルタを有する撮像素子を備えた撮像装置の信号処理方法を実行するための制御プログラムであって、予め少なくとも2種類以上の撮影感度によって撮影された画像信号の黒レベル補正値群を記憶する黒レベル補正値記憶手段と、少なくとも2種類以上の撮影感度で撮影された画像信号より少なくとも2つ以上の色評価値群を作成する色評価値作成手段と、前記色評価値群と本撮影時の設定感度に基づいて、本撮影時の色評価値を算出する手段と、前記本撮影時の色評価値と黒レベル補正値群に基づいて本撮影時の黒レベル補正値を算出する手段とを備えたことを特徴とする制御プログラム。
【0078】
<実施態様31>
カラーフィルタを備える撮像素子と、前記撮像素子の出力信号を3原色信号に変換する信号処理装置と、前記3原色信号を出力装置の特性に合わせた階調に変換する階調補正装置とを備えた撮像装置の信号処理方法を実行するための制御プログラムであって、当該撮像装置の撮影感度に応じて、各色の階調補正制御を独立に制御することを特徴とする制御プログラム。
【0079】
<実施態様32>
カラーフィルタを備える撮像素子と、前記撮像素子の出力信号を3原色信号に変換する信号処理装置と、前記3原色信号を出力装置の特性に合わせた階調に変換する階調補正装置とを備えた撮像装置の信号処理方法を実行するための制御プログラムであって、予め少なくとも2種類以上の撮影感度における階調補正カーブ群もしくは設定パラメータ群を記憶する階調補正カーブ記憶手段を備え、前記撮像装置の撮影感度に応じた各色の階調補正カーブを用いて前記3原色信号を補正することを特徴とする制御プログラム。
【0080】
<実施態様33>
カラーフィルタを備える撮像素子と、前記撮像素子の出力信号を3原色信号に変換する信号処理装置と、前記3原色信号を出力装置の特性に合わせた階調に変換する階調補正装置とを備えた撮像装置の信号処理方法を実行するための制御プログラムであって、 少なくとも2種類以上の撮影感度で撮影された画像信号に基づいて、少なくとも2つ以上の色評価値群を作成する色評価値作成手段と、前記色評価値群と本撮影時の設定感度に基づいて、本撮影時の色評価値を算出する手段と、予め少なくとも2種類以上の撮影感度における階調補正カーブ群もしくは設定パラメータ群を記憶する階調補正カーブ記憶手段と、前記本撮影時の色評価値と前記階調補正カーブ群を用いて、任意の撮影感度で撮影された信号値の階調補正カーブを算出する階調補正カーブ算出手段とを備えたことを特徴とする制御プログラム。
【0081】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、撮像素子の色情報に応じて、撮影時の感度設定ごとに最適な、撮像素子の光−電気信号出力特性のリニアリティ補正を行うことが可能となり、高品質な画像処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る撮像装置の信号処理部の概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態における撮像素子のリニアリティ補正を示すフローチャートである。
【図3】各感度による色評価値分布を示す図である。
【図4】撮影感度−補正ΔGain直線を示す図である。
【図5】ΔCy−OB補正ゲイン直線を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る撮像装置の信号処理部の概略構成を示すブロック図である。
【図7】第2実施形態に係る、撮像素子のリニアリティ補正を示すフローチャートである。
【図8】ΔCy値に対応するγ補正カーブを示す図である。
【図9】従来の撮像装置における信号処理部の概略構成を示すブロック図である。
【図10】従来のCCD撮像素子の光−電気信号出力特性を示した簡略図である。
【図11】図10の高感度領域8−2を拡大した図である。
【符号の説明】
101,701 CCD撮像素子
102,702 OB回路
103,703 WB回路
104 UI(感度設定)
105 OB補正ゲイン算出回路
106,704 色補間回路
107,705 色変換回路
108,706 色処理回路
109,507,707 C−LPF回路
110,708 輝度信号作成回路
111,709 エッジ強調回路
112,710 RGB変換回路
113,711 γ変換回路
114,712 YUV変換回路
115,713 後処理回路
201 RGBγカーブ算出回路

Claims (1)

  1. 撮像素子を備えた撮像装置において、
    当該撮像装置の撮影感度と、前記撮像素子の色情報に応じて、前記撮像素子の黒レベルを補正することを特徴とする撮像装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008109493A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Hitachi Kokusai Electric Inc テレビジョンカメラ

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JP2008109493A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Hitachi Kokusai Electric Inc テレビジョンカメラ

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