JP2004235837A - 電気機器、電気機器システム、電気機器のリモートコントロール方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】電気機器のリモートコントロールを容易に行うことを可能とする。
【解決手段】HDDレコーダ3,4は、リモートコントロール対象の複数の機能を備える。HDDレコーダ3,4は、例えばBMLなどの所定の記述言語を用いて記述されたリモートコントロール用文書をそれぞれ記憶している。HDDレコーダ3,4は、上記リモートコントロール文書をLAN6を介してデジタルテレビ1へ送信する。HDDレコーダ3,4は、上記リモートコントロール文書に基づいてデジタルテレビ1から送信される応答情報を受信する。HDDレコーダ3,4は、リモートコントロール対象の複数の機能のうちで上記応答情報が示す機能を実行する。
【選択図】 図1
【解決手段】HDDレコーダ3,4は、リモートコントロール対象の複数の機能を備える。HDDレコーダ3,4は、例えばBMLなどの所定の記述言語を用いて記述されたリモートコントロール用文書をそれぞれ記憶している。HDDレコーダ3,4は、上記リモートコントロール文書をLAN6を介してデジタルテレビ1へ送信する。HDDレコーダ3,4は、上記リモートコントロール文書に基づいてデジタルテレビ1から送信される応答情報を受信する。HDDレコーダ3,4は、リモートコントロール対象の複数の機能のうちで上記応答情報が示す機能を実行する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば音響映像機器(AV機器)などの電気機器をリモートコントロールする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
AV機器のリモートコントロールは、個々に専用のリモートコントローラーが使用される。すなわち、例えばテレビとビデオレコーダとを使用する場合、ユーザはテレビ用のリモートコントローラとビデオレコーダ用のリモートコントローラとを使い分ける。
【0003】
IEEE1394などを利用したリモートコントロール機能を備えることで、1つの機器から他の機器をリモートコントロールする技術は知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−330382
【0005】
【特許文献2】
特開2002−57966
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の前者のケースでは、ユーザは複数のリモートコントローラを使い分けなければならないため、操作性の面で不利である。
【0007】
上記の後者のケースでは、1つのリモートコントローラにより複数の機器の制御を行うことが可能である。しかし、リモートコントローラと通信する機能を備えた1つの機器にて予め対応している機能しか制御することができない。例えば、リモートコントロールされる機器がビデオレコーダである場合、「再生」などのような多くの機種が標準的に搭載する機能の制御は可能であるが、一部の機種のみが搭載する独特な機能の制御は行えない恐れがある。
【0008】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、電気機器のリモートコントロールを容易に行うことを可能とすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために本発明は、リモートコントロール対象の複数の機能をそれぞれ実行する複数の実行手段と、所定の記述言語を用いて記述されたリモートコントロール用文書を記憶する文書記憶手段とを具備した電気機器にて、前記文書記憶手段に記憶された前記リモートコントロール用文書をネットワークを介して接続された他機器に対して送信し、この送信した前記リモートコントロール用文書に基づいて前記他機器から送信される応答情報を受信し、この受信された前記応答情報が示す機能を実行するように前記実行手段を制御することとした。
【0010】
このような手段を講じたことにより、自ら他機器へ提供したリモートコントロール用文書に基づいて上記他機器から送信される応答情報が受信され、この応答情報に応じて機能が実行される。従って、所定の記述言語を用いた文書およびその文書に基づく応答情報の授受を行う機能により上記他機器からのリモートコントロールを受け付けることができる。
【0011】
また別の本発明は、リモートコントロールのためのコマンドが定義された通信インタフェースを介しての通信を行う通信手段と、所定の記述言語を用いて記述されたリモートコントロール用文書を記憶する文書記憶手段とを具備した電気機器にて、前記文書記憶手段に記憶された前記リモートコントロール用文書に示される選択項目に関するユーザの指定を入力し、この入力された指定で示された選択項目に応じた前記コマンドを送信するよう前記通信手段を制御することとした。
【0012】
このような手段を講じたことにより、ユーザの指定はリモートコントロール用文書に基づいて行われ、そのユーザの指定の内容が通信インタフェースで定義されたコマンドに変換されて送信される。従って、ユーザの指定を受け付けるためのユーザインタフェースは、所定の記述言語で許される範囲で自由に構築することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態につき説明する。
図1は本実施形態に係るAVシステムの概要を示す図である。
この図1に示すように本実施形態に係るAVシステムは、デジタルテレビ1およびHDDレコーダ2〜4を含む。デジタルテレビ1とHDDレコーダ2とは、IEEE1394ケーブル5により接続されている。デジタルテレビ1とHDDレコーダ3やHDDレコーダ4とは、LAN6により接続されている。LAN6は有線LAN6aおよび無線LAN6bを含む。HDDレコーダ3は、有線LAN6aに接続される。HDDレコーダ4は、無線LAN6bに接続される。
【0014】
デジタルテレビ1は、LAN6を介してインターネット7にアクセス可能である。デジタルテレビ1は、LAN6およびインターネット7を介して、リモコンBMLサーバ8から必要なデータをダウンロード可能である。
【0015】
そしてこのAVシステムは、デジタルテレビ1用のリモートコントローラ9を使用して、HDDレコーダ2〜4のリモートコントロールを行うことを可能としている。
【0016】
図2は本実施形態のAVシステムにおけるネットワーク構成の詳細を示すブロック図である。
【0017】
デジタルテレビ1は、TCP/IPプロトコル処理部1a、HTTPプロトコル処理部1b、BMLブラウザ1c、HTTPサーバ1d、記憶装置1e、IEEE1394コマンド変換部1fおよびIEEE1394プロトコル処理部1gとしての機能を含む。HDDレコーダ2は、IEEE1394プロトコル処理部2aとしての機能を含む。HDDレコーダ3,4は、TCP/IPプロトコル処理部3a,4a、HTTPプロトコル処理部3b,4b、映像情報記憶装置3c,4cおよびHTTPサーバ3d,4dとしての機能を含む。またHDDレコーダ3,4は、リモコンBMLコンテンツ3e,4eを有する。
【0018】
デジタルテレビ1では、LAN6を介しての通信が、TCP/IPプロトコル処理部1aおよびHTTPプロトコル処理部1bによりTCP/IPプロトコルおよびHTTPプロトコルに従って行われる。HDDレコーダ3,4から送られてくるBML(Broadcast Markup Language)文書は、TCP/IPプロトコル処理部1aおよびHTTPプロトコル処理部1bにより受信されてBMLブラウザ1cへ与えられる。BMLブラウザ1cは、上記のBML文書に基づいて後述する仮想リモコン処理を実行する。
【0019】
リモコンBMLサーバ8が提供するBML文書は、HTTPサーバ1dによりダウンロードされる。ダウンロードされたBML文書は、記憶装置1eに記憶される。HDDレコーダ2をリモートコントロールする場合には、記憶装置1eに記憶されたBML文書がHTTPサーバ1dによりBMLブラウザ1cに与えられる。上記のBML文書に基づいてBMLブラウザ1cから出力される応答情報は、HTTPサーバ1dによりIEEE1394コマンド変換部1fへ与えられる。上記応答情報は、上記応答情報をIEEE1394で規定されたリモートコントロール用のコマンドへIEEE1394コマンド変換部1fにより変換される。このコマンドは、IEEE1394プロトコル処理部1gとIEEE1394プロトコル処理2aとの間でのIEEE1394プロトコルに従った通信によりHDDレコーダ2へ送られる。
【0020】
HDDレコーダ3,4では、LAN6を介しての通信が、TCP/IPプロトコル処理部3a,4aおよびHTTPプロトコル処理部3b,4bによりTCP/IPプロトコルおよびHTTPプロトコルに従って行われる。デジタルテレビ1によるリモートコントロールを受ける場合には、BML文書であるリモコンBMLコンテンツ3e,4eがHTTPサーバ3d,4dによりデジタルテレビ1へ送信される。リモコンBMLコンテンツ3e,4eに基づいてデジタルテレビ1から送信される応答情報は、HTTPサーバにより解釈される。そして、HDDレコーダ3,4では、応答情報に応じた機能が実行される。例えば映像情報記憶装置3c,4cに記憶されている映像情報がデジタルテレビ1へ送信される。
【0021】
図3はデジタルテレビ1の構成を示すブロック図である。
【0022】
この図3に示すようにデジタルテレビ1は、チューナ101、外部映像・音声入力端子102、ネットワーク制御部103、ネットワーク端子104、IEEE1394制御部105、IEEE1394端子106、映像・音声処理部107、モニタ108、スピーカ109、リモートコントロール処理部110、リモートコントロール信号受信部111、電源スイッチ112、電源回路113、時計部114、主記憶メモリ115、不揮発メモリ116およびCPU117を含む。
【0023】
チューナ101は、アンテナ10でテレビ放送波を受信して得られた高周波信号から所望チャネルの映像情報および音声情報を抽出する。この抽出された映像情報および音声情報は、CPU117を介して映像・音声処理部107へ入力される。
【0024】
外部映像・音声入力端子102は、AVケーブルなどを介してビデオレコーダなどの周辺機器が接続される。上記の周辺機器から出力された映像信号および音声信号は、外部映像・音声入力端子102を介して映像・音声処理部107へ入力される。
【0025】
ネットワーク制御部103は、例えばマイクロコンピュータを含む。ネットワーク制御部103は、TCP/IPプロトコルやHTTPプロトコルに従った通信制御を行うことで、LAN6を介して各種のデータを送受信する。LAN6は、ネットワーク端子104に接続される。ネットワーク制御部103は、映像情報や音声情報を受信した場合には、この映像情報や音声情報を映像・音声処理部107へ与える。
【0026】
IEEE1394制御部105は、例えばマイクロコンピュータを含む。IEEE1394制御部105は、IEEE1394に従った通信制御を行うことで、IEEE1394端子106に装着されるIEEE1394ケーブル5を介してHDDレコーダ2と各種のデータを送受信する。IEEE1394制御部105は、映像情報や音声情報を受信した場合には、この映像情報や音声情報を映像・音声処理部107へ与える。
【0027】
映像・音声処理部107は、例えばマイクロコンピュータを含む。映像・音声処理部107は、上記の映像情報や映像信号に基づいてモニタ108に映像表示を行わせるための周知の映像処理を行う。映像・音声処理部107は、上記の音声情報や音声信号に基づいてスピーカ109に音声出力を行わせるための周知の音声処理を行う。モニタ108は、例えばプラズマ表示デバイスや液晶表示デバイスなどを持つ。モニタ108は、映像・音声処理部107から与えられる映像信号に基づいて映像を表示する。スピーカ109は、映像・音声処理部107から与えられる音声信号に基づいて音声を出力する。
【0028】
リモートコントロール処理部110は、例えばマイクロコンピュータを含む。リモートコントロール処理部110は、リモートコントローラ9から送信されてリモートコントロール信号受信部111により受信されたリモートコントロール信号を解析する。リモートコントロール処理部110は、リモートコントロール信号が電源のON/OFFを指示するものであった場合、電源スイッチ112をON/OFFする。リモートコントロール処理部110は、リモートコントロール信号の解析結果を時計部114やCPU117へ通知する。
【0029】
電源回路113は、電源プラグ11により取得されて電源スイッチ112を介して供給される電力からデジタルテレビ1を構成する各部を動作させるための電力を得る。
【0030】
時計部114は、現在日時を測定する。
【0031】
主記憶メモリ115は、CPU117が処理を行う上でのワークエリアなどとして使用される。
【0032】
不揮発メモリ116は、CPU117が使用するプログラムや、仮想リモコン用のBML文書などのような長期間に渡り記憶しておく情報を記憶するために使用される。上記プログラムは、デジタルテレビ1の製造工程の中で不揮発メモリ116に書き込まれても良いし、ユーザの指示に応じて不揮発メモリ116に書き込まれても良い。後者のケースでは、プログラムはコンパクトディスクなどの記憶媒体に記憶されて配布されても良いし、インターネット7を介して配布されても良い。不揮発メモリ116に記憶される仮想リモコン用のBML文書は、IEEE1394で接続される機器に関する操作画面をBMLにより記述した文書である。
【0033】
CPU117は、不揮発メモリ116に記憶されているプログラムに基づいて各種の処理を実行する。CPU117は、デジタルテレビにおける周知の機能を実現するための制御部としての他に、後述する仮想リモコン機能を実現するための制御部として動作する。
【0034】
図4はHDDレコーダ3の構成を示すブロック図である。
【0035】
この図4に示すようにHDDレコーダは、チューナ301、ネットワーク制御部302、ネットワーク端子303、外部映像・音声入力端子304、映像・音声処理部305、外部映像・音声出力端子306、HDD制御部307、ハードディスクドライブ(HDD)308、リモートコントロール処理部309、リモートコントロール信号受信部310、電源スイッチ311、電源回路312、時計部313、主記憶メモリ314、不揮発メモリ315およびCPU316を含む。
【0036】
チューナ301は、アンテナ12でテレビ放送波を受信して得られた高周波信号から所望チャネルの映像情報および音声情報を抽出する。
【0037】
ネットワーク制御部302は、例えばマイクロコンピュータを含む。ネットワーク制御部302は、TCP/IPプロトコルやHTTPプロトコルに従った通信制御を行うことで、LAN6を介して各種のデータを送受信する。LAN6は、ネットワーク端子303に接続される。
【0038】
外部映像・音声入力端子304は、AVケーブルなどを介してビデオレコーダなどの周辺機器が接続される。上記の周辺機器から出力された映像信号および音声信号は、外部映像・音声入力端子304を介して映像・音声処理部305へ入力される。映像・音声処理部305は、例えばマイクロコンピュータを含む。映像・音声処理部305は、上記の映像信号および音声信号をA/D変換などの所定の処理を施すことで映像情報および音声情報に変換する。映像・音声処理部305は、CPU316を介して与えられる映像情報および音声情報をD/A変換などの所定の処理を施すことにより映像信号および音声信号に変換する。この映像信号および音声信号は、外部映像・音声出力端子306からAVケーブルなどを介してテレビなどの周辺機器へ送られる。
【0039】
HDD制御部307は、例えばマイクロコンピュータを含む。HDD制御部307は、CPU316を介して与えられる映像情報や音声情報をHDD308へ書き込む。HDD制御部307は、HDD308に記録された映像情報や音声情報を読み出し、CPU316へ与える。HDD制御部307は、HDD308に記録されている映像情報や音声情報の管理を行う。
【0040】
リモートコントロール処理部309は、例えばマイクロコンピュータを含む。リモートコントロール処理部309は、リモートコントローラ13から送信されてリモートコントロール信号受信部310により受信されたリモートコントロール信号を解析する。リモートコントロール処理部309は、リモートコントロール信号が電源のON/OFFを指示するものであった場合、電源スイッチ311をON/OFFする。リモートコントロール処理部309は、リモートコントロール信号の解析結果を時計部313やCPU316へ通知する。
【0041】
電源回路312は、電源プラグ14により取得されて電源スイッチ311を介して供給される電力からHDDレコーダを構成する各部を動作させるための電力を得る。
【0042】
時計部313は、現在日時を測定する。
【0043】
主記憶メモリ314は、CPU316が処理を行う上でのワークエリアなどとして使用される。
【0044】
不揮発メモリ315は、CPU316が使用するプログラムや、仮想リモコン用のBML文書などのような長期間に渡り記憶しておく情報を記憶するために使用される。上記プログラムは、HDDレコーダの製造工程の中で不揮発メモリ315に書き込まれても良いし、ユーザの指示に応じて不揮発メモリ315に書き込まれても良い。後者のケースでは、プログラムはコンパクトディスクなどの記憶媒体に記憶されて配布されても良いし、インターネット7を介して配布されても良い。不揮発メモリ315に記憶される仮想リモコン用のBML文書は、リモートコントロールを受けるための操作画面をBMLにより記述した文書である。またBML文書は、上記の操作画面での操作内容を示した応答情報を返信することを要求する旨を記述してある。
【0045】
CPU316は、不揮発メモリ315に記憶されているプログラムに基づいて各種の処理を実行する。CPU316は、HDDレコーダにおける周知の機能を実現するための制御部としての他に、後述する仮想リモコン機能を実現するための制御部として動作する。
【0046】
なお、図示および説明は省略するが、HDDレコーダ4は上述したHDDレコーダ3と同様な構成である。
【0047】
次に以上のようなAVシステムの動作につき説明する。なお、テレビ放送の受信機能や録画再生機能といったそれぞれの機器で一般的に提供されている機能に関わる動作については説明を省略する。そしてここでは、仮想リモコン機能に関して詳細に説明する。
【0048】
仮想リモコン機能は、デジタルテレビ1用であるリモートコントローラ9で入力されるユーザ指定に応じてHDDレコーダ2〜4を制御する機能である。
【0049】
デジタルテレビ1においてCPU117は、リモートコントローラ9で入力されるユーザ指定の受け付けは周知のようにして行う。そして、仮想リモコン機能の起動が指定された場合にCPU117は、図5に示す処理を開始する。なお、例えば図6に示すクイックメニュー画面に含まれた「仮想リモコン」なる項目が選択された場合に、仮想リモコン機能の起動が指定されたとする。
【0050】
CPU117はまずステップST1において、例えば図7に示すような機器一覧画面22をモニタ108に表示させる。この上でCPU117はステップST2において、機器一覧画面22に含まれる項目の指定、すなわち機器の指定を受け付ける。機器の指定がなされたならばCPU117はステップST3において、指定機器がBML文書を利用する仮想リモコン機能に対応する機器であるか否かを確認する。本実施形態においては、HDDレコーダ3,4がBML文書を利用する仮想リモコン機能に対応する機器に相当する。指定機器がBML文書を利用する仮想リモコン機能に対応する機器であるならば、CPU117はステップST4において、指定機器へBML文書の送信を要求する。ここでは、HDDレコーダ3が指定されたこととする。従って、LAN6を介してデジタルテレビ1からHDDレコーダ3へBML文書の送信が要求される。
【0051】
このようにBML文書の送信が要求されたならばHDDレコーダ3では、CPU316が図5に示す処理を開始する。CPU316はまずステップST21において、不揮発メモリ315に記憶されているBML文書をデジタルテレビ1へ送信する。なお上記のBML文書は、図8に示す仮想リモコン画面23をBMLにより記述した文書である。またBML文書は、仮想リモコン画面23中に配置されたボタンのいずれかが操作された場合に、どのボタンが操作されたかを示す応答情報を返信することを要求する旨を記述してある。
【0052】
このBML文書がLAN6を介してデジタルテレビ1に到達すると、CPU117はステップST5において上記のBML文書を受信する。そしてCPU117はステップST6において、上記のBML文書に基づいて仮想リモコン画面23をモニタ108に表示する。この上でCPU117はステップST7において、リモートコントローラ9での操作により、仮想リモコン画面23中のボタンの操作を入力する。ユーザは、リモートコントローラ9に設けられたカーソルキー(矢印キー)などを使い、仮想リモコン画面23中のボタンのうちでHDDレコーダ3に行わせたい機能に対応するボタンを操作する。そうするとCPU117はステップST8において、操作されたボタンがいずれであるかを示す応答情報をHDDレコーダ3へ送信する。
【0053】
この応答情報がLAN6を介してHDDレコーダ3へ到達すると、CPU316はステップST22において上記の応答情報を受信する。そしてCPU316はステップST23において、上記の応答情報に示されるボタンに応じた機能を起動する。例えば、HDDレコーダ3で記録されている映像を再生するボタンが操作されたとする。この場合にCPU316はステップST23において、映像を再生する機能を起動する。
【0054】
CPU117は、ステップST8にて応答情報を送信したのちには、ステップST7に戻る。CPU316は、ステップST23にて機能を起動したのちには、ステップST22に戻る。かくして、デジタルテレビ1にて仮想リモコン画面23中のボタンが操作される毎に、この操作されたボタンに応じた機能がHDDレコーダ3にて起動される。つまり、リモートコントローラ9での操作に基づいてHDDレコーダ3の動作がリモートコントロールされる。
【0055】
ところでHDDレコーダ2は、IEEE1394により規定されたコマンドによるリモートコントロールを受ける機能を有する。しかしHDDレコーダ2は、BML文書を利用する仮想リモコン機能は有していない。このようなBML文書を利用する仮想リモコン機能は有していない機器が指定された場合、CPU117はステップST9において、指定機器に対応するBML文書を不揮発メモリ116から読み出す。このBML文書は、HDDレコーダ2用の仮想リモコン画面を記述した文書である。このBML文書は、事前にリモコンBMLサーバ8からインターネット7を介して取得し、不揮発メモリ116に記憶させておく。
【0056】
次にCPU117はステップST10において、上記のBML文書に基づいてHDDレコーダ2用の仮想リモコン画面をモニタ108へ表示する。この上でCPU117はステップST11において、リモートコントローラ9での操作により、仮想リモコン画面中のボタンの操作を入力する。ユーザは、リモートコントローラ9に設けられたカーソルキー(矢印キー)などを使い、仮想リモコン画面中のボタンのうちでHDDレコーダ2に行わせたい機能に対応するボタンを操作する。そうするとCPU117はステップST12において、操作されたボタンに対応するIEEE1394コマンドをIEEE1394ケーブル5を介してHDDレコーダ2へ送信する。
【0057】
CPU117は、ステップST12にてIEEE1394コマンドを送信したのちには、ステップST11に戻る。かくして、デジタルテレビ1にて仮想リモコン画面23中のボタンが操作される毎に、この操作されたボタンに応じたIEEE1394コマンドがHDDレコーダ2に送信される。HDDレコーダ2は、IEEE1394コマンドにより遠隔制御に対応するので、IEEE1394コマンドに応じた機能がHDDレコーダ2にて起動される。つまり、リモートコントローラ9での操作に基づいてHDDレコーダ2の動作がリモートコントロールされる。
【0058】
なお、以上のCPU117およびCPU316の処理は、仮想リモコン機能を終了するべき所定の事象が発生した場合に終了される。
【0059】
以上のように本実施形態によれば、デジタルテレビ1用のリモートコントローラ9でHDDレコーダ2〜4をリモートコントロールすることが可能である。そして、仮想リモコン画面の内容および指定を受ける機能とは、BML文書により定義される。従って、HDDレコーダ2〜4のそれぞれに専用のBML文書を用意しておくことで、HDDレコーダ2〜4が有している機能がそれぞれ異なっていても、各HDDレコーダ2〜4をそれぞれ容易にコントロールすることが可能である。
【0060】
HDDレコーダ3,4をリモートコントロールするためにデジタルテレビ1には、BML文書を解釈し表示する機能と、ユーザーからの入力内容をBML文書に反映させてHDDレコーダ3,4に伝えるという機能だけを備えればよい。これらの機能は、既存のデジタルテレビに既に搭載されている機能であるから、デジタルテレビ1としてはそのような既存の機種をそのまま使用することが可能である。
【0061】
また、BML文書の転送にTCP/IPプロトコルを使用しているため、HDDレコーダ3,4では、インターネット7を介してリモートコントロールを受けることもできる。つまり、外出先の携帯端末やパーソナルコンピュータをBML文書に対応させれば、これらの機器から家の中にあるHDDレコーダ3,4を制御することも可能になる。この際の手順は、デジタルテレビ1を携帯端末やパーソナルコンピュータに置き換えればよい。
【0062】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。HDDレコーダ3,4に、HDD308に記録されている映像ファイル(記録した番組)の内容をサムネールとして並べた映像について記述したBML文書を作成して、このBML文書にURI(Uniform Resource Locators)を付与する機能を備える。さらにHDDレコーダ3,4に、上記のURIを仮想リモコン画面23について記述したBML文書にリンクとして関連づける機能を備えるようにしても良い。これらの機能は、例えばCPU316の処理により実現が可能である。このようにすれば、上述のように携帯端末やパーソナルコンピュータからHDDレコーダ3,4をリモートコントロールする場合であっても、ユーザはHDDレコーダ3,4にて記録済みの映像の内容を確認しながら操作を行うことが可能となる。
【0063】
HDDレコーダ3,4に、HDD308に記録されている映像ファイルのそれぞれに対応するURIを、仮想リモコン画面23について記述したBML文書にリンクとして関連づける機能を備える。さらに、上記のBML文書に基づいて映像ライブラリの転送要求がなされた場合に、該当する映像ファイルを転送する機能を備える。これらの機能は、例えばCPU316の処理により実現が可能である。また映像ファイルを転送するためには、例えばRTSP(Real−time Streaming Protocol)を利用できる。このようにすれば、上述のように携帯端末やパーソナルコンピュータからHDDレコーダ3,4をリモートコントロールする場合であっても、ユーザはHDDレコーダ3,4にて記録済みの映像の内容を動画像として確認しながら操作を行うことが可能となる。
【0064】
HDDレコーダ3,4に、リモートコントロールに関してホストとなる機器が所定の機器であるか認証する機能を備える。さらに、上記の認証が失敗した場合には、上記のホスト機器からの要求に基づく動作を抑制する機能を備える。これらの機能は、例えばCPU316の処理により実現が可能である。上記のホスト機器の認証は、例えばパスワードを用いて行える。具体的には、互いの機器に共通のパスワードを設定しておく。リモートコントロールを行う場合に、HDDレコーダ3,4にて上記ホスト機器から暗号化したパスワードを受信する。そしてHDDレコーダ3,4にてパスワードの照合を行う。上記のホスト機器の認証は、例えばMACアドレス(Ethernet機器に固有の番号)を用いても行える。具体的には、予めHDDレコーダ3,4に登録されたMACアドレスを持つ機器以外から送信される要求を無視する。
【0065】
BMLに代えて、HTML(HyperText Markup Language)のような別の記述言語を用いることも可能である。
【0066】
デジタルテレビにて、HDDレコーダからのリモートコントロールを受けるようにすることも可能である。すなわち、BML文書に基づくリモートコントロールを受ける機能は、HDDレコーダに限らず、他のAV機器にも適用が可能である。また、エアーコンディショナーなどのようなAV機器以外の電気機器に本発明を適用することも可能である。
【0067】
このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、電気機器のリモートコントロールを容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るAVシステムの概要を示す図。
【図2】上記AVシステムにおけるネットワーク構成の詳細を示すブロック図。
【図3】上記AVシステムに含まれるデジタルテレビの構成を示すブロック図。
【図4】上記AVシステムに含まれるHDDレコーダの構成を示すブロック図。
【図5】仮想リモコン機能を実行するための処理のフローチャート。
【図6】クイックメニュー画面の一例を示す図。
【図7】機器一覧画面の一例を示す図。
【図8】仮想リモコン画面の一例を示す図。
【符号の説明】
1…デジタルテレビ、2,3,4…HDDレコーダ、5…IEEE1394ケーブル、6…LAN、6a…有線LAN、6b…無線LAN、7…インターネット、8…リモコンBMLサーバ、9…リモートコントローラ、101,301…チューナ、102,304…外部映像・音声入力端子、103,302…ネットワーク制御部、104,303…ネットワーク端子、105…IEEE1394制御部、106…IEEE1394端子、107,305…映像・音声処理部、108…モニタ、109…スピーカ、110,309…リモートコントロール処理部、111,310…リモートコントロール信号受信部、112,311…電源スイッチ、113,312…電源回路、114,313…時計部、115,314…主記憶メモリ、116,315…不揮発メモリ、117,316…CPU、306…外部映像・音声出力端子、307…HDD制御部、308…ハードディスクドライブ(HDD)。
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば音響映像機器(AV機器)などの電気機器をリモートコントロールする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
AV機器のリモートコントロールは、個々に専用のリモートコントローラーが使用される。すなわち、例えばテレビとビデオレコーダとを使用する場合、ユーザはテレビ用のリモートコントローラとビデオレコーダ用のリモートコントローラとを使い分ける。
【0003】
IEEE1394などを利用したリモートコントロール機能を備えることで、1つの機器から他の機器をリモートコントロールする技術は知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−330382
【0005】
【特許文献2】
特開2002−57966
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の前者のケースでは、ユーザは複数のリモートコントローラを使い分けなければならないため、操作性の面で不利である。
【0007】
上記の後者のケースでは、1つのリモートコントローラにより複数の機器の制御を行うことが可能である。しかし、リモートコントローラと通信する機能を備えた1つの機器にて予め対応している機能しか制御することができない。例えば、リモートコントロールされる機器がビデオレコーダである場合、「再生」などのような多くの機種が標準的に搭載する機能の制御は可能であるが、一部の機種のみが搭載する独特な機能の制御は行えない恐れがある。
【0008】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、電気機器のリモートコントロールを容易に行うことを可能とすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために本発明は、リモートコントロール対象の複数の機能をそれぞれ実行する複数の実行手段と、所定の記述言語を用いて記述されたリモートコントロール用文書を記憶する文書記憶手段とを具備した電気機器にて、前記文書記憶手段に記憶された前記リモートコントロール用文書をネットワークを介して接続された他機器に対して送信し、この送信した前記リモートコントロール用文書に基づいて前記他機器から送信される応答情報を受信し、この受信された前記応答情報が示す機能を実行するように前記実行手段を制御することとした。
【0010】
このような手段を講じたことにより、自ら他機器へ提供したリモートコントロール用文書に基づいて上記他機器から送信される応答情報が受信され、この応答情報に応じて機能が実行される。従って、所定の記述言語を用いた文書およびその文書に基づく応答情報の授受を行う機能により上記他機器からのリモートコントロールを受け付けることができる。
【0011】
また別の本発明は、リモートコントロールのためのコマンドが定義された通信インタフェースを介しての通信を行う通信手段と、所定の記述言語を用いて記述されたリモートコントロール用文書を記憶する文書記憶手段とを具備した電気機器にて、前記文書記憶手段に記憶された前記リモートコントロール用文書に示される選択項目に関するユーザの指定を入力し、この入力された指定で示された選択項目に応じた前記コマンドを送信するよう前記通信手段を制御することとした。
【0012】
このような手段を講じたことにより、ユーザの指定はリモートコントロール用文書に基づいて行われ、そのユーザの指定の内容が通信インタフェースで定義されたコマンドに変換されて送信される。従って、ユーザの指定を受け付けるためのユーザインタフェースは、所定の記述言語で許される範囲で自由に構築することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態につき説明する。
図1は本実施形態に係るAVシステムの概要を示す図である。
この図1に示すように本実施形態に係るAVシステムは、デジタルテレビ1およびHDDレコーダ2〜4を含む。デジタルテレビ1とHDDレコーダ2とは、IEEE1394ケーブル5により接続されている。デジタルテレビ1とHDDレコーダ3やHDDレコーダ4とは、LAN6により接続されている。LAN6は有線LAN6aおよび無線LAN6bを含む。HDDレコーダ3は、有線LAN6aに接続される。HDDレコーダ4は、無線LAN6bに接続される。
【0014】
デジタルテレビ1は、LAN6を介してインターネット7にアクセス可能である。デジタルテレビ1は、LAN6およびインターネット7を介して、リモコンBMLサーバ8から必要なデータをダウンロード可能である。
【0015】
そしてこのAVシステムは、デジタルテレビ1用のリモートコントローラ9を使用して、HDDレコーダ2〜4のリモートコントロールを行うことを可能としている。
【0016】
図2は本実施形態のAVシステムにおけるネットワーク構成の詳細を示すブロック図である。
【0017】
デジタルテレビ1は、TCP/IPプロトコル処理部1a、HTTPプロトコル処理部1b、BMLブラウザ1c、HTTPサーバ1d、記憶装置1e、IEEE1394コマンド変換部1fおよびIEEE1394プロトコル処理部1gとしての機能を含む。HDDレコーダ2は、IEEE1394プロトコル処理部2aとしての機能を含む。HDDレコーダ3,4は、TCP/IPプロトコル処理部3a,4a、HTTPプロトコル処理部3b,4b、映像情報記憶装置3c,4cおよびHTTPサーバ3d,4dとしての機能を含む。またHDDレコーダ3,4は、リモコンBMLコンテンツ3e,4eを有する。
【0018】
デジタルテレビ1では、LAN6を介しての通信が、TCP/IPプロトコル処理部1aおよびHTTPプロトコル処理部1bによりTCP/IPプロトコルおよびHTTPプロトコルに従って行われる。HDDレコーダ3,4から送られてくるBML(Broadcast Markup Language)文書は、TCP/IPプロトコル処理部1aおよびHTTPプロトコル処理部1bにより受信されてBMLブラウザ1cへ与えられる。BMLブラウザ1cは、上記のBML文書に基づいて後述する仮想リモコン処理を実行する。
【0019】
リモコンBMLサーバ8が提供するBML文書は、HTTPサーバ1dによりダウンロードされる。ダウンロードされたBML文書は、記憶装置1eに記憶される。HDDレコーダ2をリモートコントロールする場合には、記憶装置1eに記憶されたBML文書がHTTPサーバ1dによりBMLブラウザ1cに与えられる。上記のBML文書に基づいてBMLブラウザ1cから出力される応答情報は、HTTPサーバ1dによりIEEE1394コマンド変換部1fへ与えられる。上記応答情報は、上記応答情報をIEEE1394で規定されたリモートコントロール用のコマンドへIEEE1394コマンド変換部1fにより変換される。このコマンドは、IEEE1394プロトコル処理部1gとIEEE1394プロトコル処理2aとの間でのIEEE1394プロトコルに従った通信によりHDDレコーダ2へ送られる。
【0020】
HDDレコーダ3,4では、LAN6を介しての通信が、TCP/IPプロトコル処理部3a,4aおよびHTTPプロトコル処理部3b,4bによりTCP/IPプロトコルおよびHTTPプロトコルに従って行われる。デジタルテレビ1によるリモートコントロールを受ける場合には、BML文書であるリモコンBMLコンテンツ3e,4eがHTTPサーバ3d,4dによりデジタルテレビ1へ送信される。リモコンBMLコンテンツ3e,4eに基づいてデジタルテレビ1から送信される応答情報は、HTTPサーバにより解釈される。そして、HDDレコーダ3,4では、応答情報に応じた機能が実行される。例えば映像情報記憶装置3c,4cに記憶されている映像情報がデジタルテレビ1へ送信される。
【0021】
図3はデジタルテレビ1の構成を示すブロック図である。
【0022】
この図3に示すようにデジタルテレビ1は、チューナ101、外部映像・音声入力端子102、ネットワーク制御部103、ネットワーク端子104、IEEE1394制御部105、IEEE1394端子106、映像・音声処理部107、モニタ108、スピーカ109、リモートコントロール処理部110、リモートコントロール信号受信部111、電源スイッチ112、電源回路113、時計部114、主記憶メモリ115、不揮発メモリ116およびCPU117を含む。
【0023】
チューナ101は、アンテナ10でテレビ放送波を受信して得られた高周波信号から所望チャネルの映像情報および音声情報を抽出する。この抽出された映像情報および音声情報は、CPU117を介して映像・音声処理部107へ入力される。
【0024】
外部映像・音声入力端子102は、AVケーブルなどを介してビデオレコーダなどの周辺機器が接続される。上記の周辺機器から出力された映像信号および音声信号は、外部映像・音声入力端子102を介して映像・音声処理部107へ入力される。
【0025】
ネットワーク制御部103は、例えばマイクロコンピュータを含む。ネットワーク制御部103は、TCP/IPプロトコルやHTTPプロトコルに従った通信制御を行うことで、LAN6を介して各種のデータを送受信する。LAN6は、ネットワーク端子104に接続される。ネットワーク制御部103は、映像情報や音声情報を受信した場合には、この映像情報や音声情報を映像・音声処理部107へ与える。
【0026】
IEEE1394制御部105は、例えばマイクロコンピュータを含む。IEEE1394制御部105は、IEEE1394に従った通信制御を行うことで、IEEE1394端子106に装着されるIEEE1394ケーブル5を介してHDDレコーダ2と各種のデータを送受信する。IEEE1394制御部105は、映像情報や音声情報を受信した場合には、この映像情報や音声情報を映像・音声処理部107へ与える。
【0027】
映像・音声処理部107は、例えばマイクロコンピュータを含む。映像・音声処理部107は、上記の映像情報や映像信号に基づいてモニタ108に映像表示を行わせるための周知の映像処理を行う。映像・音声処理部107は、上記の音声情報や音声信号に基づいてスピーカ109に音声出力を行わせるための周知の音声処理を行う。モニタ108は、例えばプラズマ表示デバイスや液晶表示デバイスなどを持つ。モニタ108は、映像・音声処理部107から与えられる映像信号に基づいて映像を表示する。スピーカ109は、映像・音声処理部107から与えられる音声信号に基づいて音声を出力する。
【0028】
リモートコントロール処理部110は、例えばマイクロコンピュータを含む。リモートコントロール処理部110は、リモートコントローラ9から送信されてリモートコントロール信号受信部111により受信されたリモートコントロール信号を解析する。リモートコントロール処理部110は、リモートコントロール信号が電源のON/OFFを指示するものであった場合、電源スイッチ112をON/OFFする。リモートコントロール処理部110は、リモートコントロール信号の解析結果を時計部114やCPU117へ通知する。
【0029】
電源回路113は、電源プラグ11により取得されて電源スイッチ112を介して供給される電力からデジタルテレビ1を構成する各部を動作させるための電力を得る。
【0030】
時計部114は、現在日時を測定する。
【0031】
主記憶メモリ115は、CPU117が処理を行う上でのワークエリアなどとして使用される。
【0032】
不揮発メモリ116は、CPU117が使用するプログラムや、仮想リモコン用のBML文書などのような長期間に渡り記憶しておく情報を記憶するために使用される。上記プログラムは、デジタルテレビ1の製造工程の中で不揮発メモリ116に書き込まれても良いし、ユーザの指示に応じて不揮発メモリ116に書き込まれても良い。後者のケースでは、プログラムはコンパクトディスクなどの記憶媒体に記憶されて配布されても良いし、インターネット7を介して配布されても良い。不揮発メモリ116に記憶される仮想リモコン用のBML文書は、IEEE1394で接続される機器に関する操作画面をBMLにより記述した文書である。
【0033】
CPU117は、不揮発メモリ116に記憶されているプログラムに基づいて各種の処理を実行する。CPU117は、デジタルテレビにおける周知の機能を実現するための制御部としての他に、後述する仮想リモコン機能を実現するための制御部として動作する。
【0034】
図4はHDDレコーダ3の構成を示すブロック図である。
【0035】
この図4に示すようにHDDレコーダは、チューナ301、ネットワーク制御部302、ネットワーク端子303、外部映像・音声入力端子304、映像・音声処理部305、外部映像・音声出力端子306、HDD制御部307、ハードディスクドライブ(HDD)308、リモートコントロール処理部309、リモートコントロール信号受信部310、電源スイッチ311、電源回路312、時計部313、主記憶メモリ314、不揮発メモリ315およびCPU316を含む。
【0036】
チューナ301は、アンテナ12でテレビ放送波を受信して得られた高周波信号から所望チャネルの映像情報および音声情報を抽出する。
【0037】
ネットワーク制御部302は、例えばマイクロコンピュータを含む。ネットワーク制御部302は、TCP/IPプロトコルやHTTPプロトコルに従った通信制御を行うことで、LAN6を介して各種のデータを送受信する。LAN6は、ネットワーク端子303に接続される。
【0038】
外部映像・音声入力端子304は、AVケーブルなどを介してビデオレコーダなどの周辺機器が接続される。上記の周辺機器から出力された映像信号および音声信号は、外部映像・音声入力端子304を介して映像・音声処理部305へ入力される。映像・音声処理部305は、例えばマイクロコンピュータを含む。映像・音声処理部305は、上記の映像信号および音声信号をA/D変換などの所定の処理を施すことで映像情報および音声情報に変換する。映像・音声処理部305は、CPU316を介して与えられる映像情報および音声情報をD/A変換などの所定の処理を施すことにより映像信号および音声信号に変換する。この映像信号および音声信号は、外部映像・音声出力端子306からAVケーブルなどを介してテレビなどの周辺機器へ送られる。
【0039】
HDD制御部307は、例えばマイクロコンピュータを含む。HDD制御部307は、CPU316を介して与えられる映像情報や音声情報をHDD308へ書き込む。HDD制御部307は、HDD308に記録された映像情報や音声情報を読み出し、CPU316へ与える。HDD制御部307は、HDD308に記録されている映像情報や音声情報の管理を行う。
【0040】
リモートコントロール処理部309は、例えばマイクロコンピュータを含む。リモートコントロール処理部309は、リモートコントローラ13から送信されてリモートコントロール信号受信部310により受信されたリモートコントロール信号を解析する。リモートコントロール処理部309は、リモートコントロール信号が電源のON/OFFを指示するものであった場合、電源スイッチ311をON/OFFする。リモートコントロール処理部309は、リモートコントロール信号の解析結果を時計部313やCPU316へ通知する。
【0041】
電源回路312は、電源プラグ14により取得されて電源スイッチ311を介して供給される電力からHDDレコーダを構成する各部を動作させるための電力を得る。
【0042】
時計部313は、現在日時を測定する。
【0043】
主記憶メモリ314は、CPU316が処理を行う上でのワークエリアなどとして使用される。
【0044】
不揮発メモリ315は、CPU316が使用するプログラムや、仮想リモコン用のBML文書などのような長期間に渡り記憶しておく情報を記憶するために使用される。上記プログラムは、HDDレコーダの製造工程の中で不揮発メモリ315に書き込まれても良いし、ユーザの指示に応じて不揮発メモリ315に書き込まれても良い。後者のケースでは、プログラムはコンパクトディスクなどの記憶媒体に記憶されて配布されても良いし、インターネット7を介して配布されても良い。不揮発メモリ315に記憶される仮想リモコン用のBML文書は、リモートコントロールを受けるための操作画面をBMLにより記述した文書である。またBML文書は、上記の操作画面での操作内容を示した応答情報を返信することを要求する旨を記述してある。
【0045】
CPU316は、不揮発メモリ315に記憶されているプログラムに基づいて各種の処理を実行する。CPU316は、HDDレコーダにおける周知の機能を実現するための制御部としての他に、後述する仮想リモコン機能を実現するための制御部として動作する。
【0046】
なお、図示および説明は省略するが、HDDレコーダ4は上述したHDDレコーダ3と同様な構成である。
【0047】
次に以上のようなAVシステムの動作につき説明する。なお、テレビ放送の受信機能や録画再生機能といったそれぞれの機器で一般的に提供されている機能に関わる動作については説明を省略する。そしてここでは、仮想リモコン機能に関して詳細に説明する。
【0048】
仮想リモコン機能は、デジタルテレビ1用であるリモートコントローラ9で入力されるユーザ指定に応じてHDDレコーダ2〜4を制御する機能である。
【0049】
デジタルテレビ1においてCPU117は、リモートコントローラ9で入力されるユーザ指定の受け付けは周知のようにして行う。そして、仮想リモコン機能の起動が指定された場合にCPU117は、図5に示す処理を開始する。なお、例えば図6に示すクイックメニュー画面に含まれた「仮想リモコン」なる項目が選択された場合に、仮想リモコン機能の起動が指定されたとする。
【0050】
CPU117はまずステップST1において、例えば図7に示すような機器一覧画面22をモニタ108に表示させる。この上でCPU117はステップST2において、機器一覧画面22に含まれる項目の指定、すなわち機器の指定を受け付ける。機器の指定がなされたならばCPU117はステップST3において、指定機器がBML文書を利用する仮想リモコン機能に対応する機器であるか否かを確認する。本実施形態においては、HDDレコーダ3,4がBML文書を利用する仮想リモコン機能に対応する機器に相当する。指定機器がBML文書を利用する仮想リモコン機能に対応する機器であるならば、CPU117はステップST4において、指定機器へBML文書の送信を要求する。ここでは、HDDレコーダ3が指定されたこととする。従って、LAN6を介してデジタルテレビ1からHDDレコーダ3へBML文書の送信が要求される。
【0051】
このようにBML文書の送信が要求されたならばHDDレコーダ3では、CPU316が図5に示す処理を開始する。CPU316はまずステップST21において、不揮発メモリ315に記憶されているBML文書をデジタルテレビ1へ送信する。なお上記のBML文書は、図8に示す仮想リモコン画面23をBMLにより記述した文書である。またBML文書は、仮想リモコン画面23中に配置されたボタンのいずれかが操作された場合に、どのボタンが操作されたかを示す応答情報を返信することを要求する旨を記述してある。
【0052】
このBML文書がLAN6を介してデジタルテレビ1に到達すると、CPU117はステップST5において上記のBML文書を受信する。そしてCPU117はステップST6において、上記のBML文書に基づいて仮想リモコン画面23をモニタ108に表示する。この上でCPU117はステップST7において、リモートコントローラ9での操作により、仮想リモコン画面23中のボタンの操作を入力する。ユーザは、リモートコントローラ9に設けられたカーソルキー(矢印キー)などを使い、仮想リモコン画面23中のボタンのうちでHDDレコーダ3に行わせたい機能に対応するボタンを操作する。そうするとCPU117はステップST8において、操作されたボタンがいずれであるかを示す応答情報をHDDレコーダ3へ送信する。
【0053】
この応答情報がLAN6を介してHDDレコーダ3へ到達すると、CPU316はステップST22において上記の応答情報を受信する。そしてCPU316はステップST23において、上記の応答情報に示されるボタンに応じた機能を起動する。例えば、HDDレコーダ3で記録されている映像を再生するボタンが操作されたとする。この場合にCPU316はステップST23において、映像を再生する機能を起動する。
【0054】
CPU117は、ステップST8にて応答情報を送信したのちには、ステップST7に戻る。CPU316は、ステップST23にて機能を起動したのちには、ステップST22に戻る。かくして、デジタルテレビ1にて仮想リモコン画面23中のボタンが操作される毎に、この操作されたボタンに応じた機能がHDDレコーダ3にて起動される。つまり、リモートコントローラ9での操作に基づいてHDDレコーダ3の動作がリモートコントロールされる。
【0055】
ところでHDDレコーダ2は、IEEE1394により規定されたコマンドによるリモートコントロールを受ける機能を有する。しかしHDDレコーダ2は、BML文書を利用する仮想リモコン機能は有していない。このようなBML文書を利用する仮想リモコン機能は有していない機器が指定された場合、CPU117はステップST9において、指定機器に対応するBML文書を不揮発メモリ116から読み出す。このBML文書は、HDDレコーダ2用の仮想リモコン画面を記述した文書である。このBML文書は、事前にリモコンBMLサーバ8からインターネット7を介して取得し、不揮発メモリ116に記憶させておく。
【0056】
次にCPU117はステップST10において、上記のBML文書に基づいてHDDレコーダ2用の仮想リモコン画面をモニタ108へ表示する。この上でCPU117はステップST11において、リモートコントローラ9での操作により、仮想リモコン画面中のボタンの操作を入力する。ユーザは、リモートコントローラ9に設けられたカーソルキー(矢印キー)などを使い、仮想リモコン画面中のボタンのうちでHDDレコーダ2に行わせたい機能に対応するボタンを操作する。そうするとCPU117はステップST12において、操作されたボタンに対応するIEEE1394コマンドをIEEE1394ケーブル5を介してHDDレコーダ2へ送信する。
【0057】
CPU117は、ステップST12にてIEEE1394コマンドを送信したのちには、ステップST11に戻る。かくして、デジタルテレビ1にて仮想リモコン画面23中のボタンが操作される毎に、この操作されたボタンに応じたIEEE1394コマンドがHDDレコーダ2に送信される。HDDレコーダ2は、IEEE1394コマンドにより遠隔制御に対応するので、IEEE1394コマンドに応じた機能がHDDレコーダ2にて起動される。つまり、リモートコントローラ9での操作に基づいてHDDレコーダ2の動作がリモートコントロールされる。
【0058】
なお、以上のCPU117およびCPU316の処理は、仮想リモコン機能を終了するべき所定の事象が発生した場合に終了される。
【0059】
以上のように本実施形態によれば、デジタルテレビ1用のリモートコントローラ9でHDDレコーダ2〜4をリモートコントロールすることが可能である。そして、仮想リモコン画面の内容および指定を受ける機能とは、BML文書により定義される。従って、HDDレコーダ2〜4のそれぞれに専用のBML文書を用意しておくことで、HDDレコーダ2〜4が有している機能がそれぞれ異なっていても、各HDDレコーダ2〜4をそれぞれ容易にコントロールすることが可能である。
【0060】
HDDレコーダ3,4をリモートコントロールするためにデジタルテレビ1には、BML文書を解釈し表示する機能と、ユーザーからの入力内容をBML文書に反映させてHDDレコーダ3,4に伝えるという機能だけを備えればよい。これらの機能は、既存のデジタルテレビに既に搭載されている機能であるから、デジタルテレビ1としてはそのような既存の機種をそのまま使用することが可能である。
【0061】
また、BML文書の転送にTCP/IPプロトコルを使用しているため、HDDレコーダ3,4では、インターネット7を介してリモートコントロールを受けることもできる。つまり、外出先の携帯端末やパーソナルコンピュータをBML文書に対応させれば、これらの機器から家の中にあるHDDレコーダ3,4を制御することも可能になる。この際の手順は、デジタルテレビ1を携帯端末やパーソナルコンピュータに置き換えればよい。
【0062】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。HDDレコーダ3,4に、HDD308に記録されている映像ファイル(記録した番組)の内容をサムネールとして並べた映像について記述したBML文書を作成して、このBML文書にURI(Uniform Resource Locators)を付与する機能を備える。さらにHDDレコーダ3,4に、上記のURIを仮想リモコン画面23について記述したBML文書にリンクとして関連づける機能を備えるようにしても良い。これらの機能は、例えばCPU316の処理により実現が可能である。このようにすれば、上述のように携帯端末やパーソナルコンピュータからHDDレコーダ3,4をリモートコントロールする場合であっても、ユーザはHDDレコーダ3,4にて記録済みの映像の内容を確認しながら操作を行うことが可能となる。
【0063】
HDDレコーダ3,4に、HDD308に記録されている映像ファイルのそれぞれに対応するURIを、仮想リモコン画面23について記述したBML文書にリンクとして関連づける機能を備える。さらに、上記のBML文書に基づいて映像ライブラリの転送要求がなされた場合に、該当する映像ファイルを転送する機能を備える。これらの機能は、例えばCPU316の処理により実現が可能である。また映像ファイルを転送するためには、例えばRTSP(Real−time Streaming Protocol)を利用できる。このようにすれば、上述のように携帯端末やパーソナルコンピュータからHDDレコーダ3,4をリモートコントロールする場合であっても、ユーザはHDDレコーダ3,4にて記録済みの映像の内容を動画像として確認しながら操作を行うことが可能となる。
【0064】
HDDレコーダ3,4に、リモートコントロールに関してホストとなる機器が所定の機器であるか認証する機能を備える。さらに、上記の認証が失敗した場合には、上記のホスト機器からの要求に基づく動作を抑制する機能を備える。これらの機能は、例えばCPU316の処理により実現が可能である。上記のホスト機器の認証は、例えばパスワードを用いて行える。具体的には、互いの機器に共通のパスワードを設定しておく。リモートコントロールを行う場合に、HDDレコーダ3,4にて上記ホスト機器から暗号化したパスワードを受信する。そしてHDDレコーダ3,4にてパスワードの照合を行う。上記のホスト機器の認証は、例えばMACアドレス(Ethernet機器に固有の番号)を用いても行える。具体的には、予めHDDレコーダ3,4に登録されたMACアドレスを持つ機器以外から送信される要求を無視する。
【0065】
BMLに代えて、HTML(HyperText Markup Language)のような別の記述言語を用いることも可能である。
【0066】
デジタルテレビにて、HDDレコーダからのリモートコントロールを受けるようにすることも可能である。すなわち、BML文書に基づくリモートコントロールを受ける機能は、HDDレコーダに限らず、他のAV機器にも適用が可能である。また、エアーコンディショナーなどのようなAV機器以外の電気機器に本発明を適用することも可能である。
【0067】
このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、電気機器のリモートコントロールを容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るAVシステムの概要を示す図。
【図2】上記AVシステムにおけるネットワーク構成の詳細を示すブロック図。
【図3】上記AVシステムに含まれるデジタルテレビの構成を示すブロック図。
【図4】上記AVシステムに含まれるHDDレコーダの構成を示すブロック図。
【図5】仮想リモコン機能を実行するための処理のフローチャート。
【図6】クイックメニュー画面の一例を示す図。
【図7】機器一覧画面の一例を示す図。
【図8】仮想リモコン画面の一例を示す図。
【符号の説明】
1…デジタルテレビ、2,3,4…HDDレコーダ、5…IEEE1394ケーブル、6…LAN、6a…有線LAN、6b…無線LAN、7…インターネット、8…リモコンBMLサーバ、9…リモートコントローラ、101,301…チューナ、102,304…外部映像・音声入力端子、103,302…ネットワーク制御部、104,303…ネットワーク端子、105…IEEE1394制御部、106…IEEE1394端子、107,305…映像・音声処理部、108…モニタ、109…スピーカ、110,309…リモートコントロール処理部、111,310…リモートコントロール信号受信部、112,311…電源スイッチ、113,312…電源回路、114,313…時計部、115,314…主記憶メモリ、116,315…不揮発メモリ、117,316…CPU、306…外部映像・音声出力端子、307…HDD制御部、308…ハードディスクドライブ(HDD)。
Claims (16)
- リモートコントロール対象の複数の機能をそれぞれ実行する複数の実行手段と、
所定の記述言語を用いて記述されたリモートコントロール用文書を記憶する文書記憶手段と、
この文書記憶手段に記憶された前記リモートコントロール用文書をネットワークを介して接続された他機器に対して送信する送信手段と、
この送信手段により送信された前記リモートコントロール用文書に基づいて前記他機器から送信される応答情報を受信する受信手段と、
この受信手段により受信された前記応答情報が示す機能を実行するように前記実行手段を制御する制御手段とを具備したことを特徴とする電気機器。 - 前記他機器が所定の機器であるか認証する認証手段と、
この認証手段による認証が失敗した場合に前記制御手段による前記実行手段の制御を抑制する抑制手段とをさらに具備したことを特徴とする請求項1に記載の電気機器。 - 動画情報を記憶する動画記憶手段と、
この動画記憶手段に記憶された前記動画情報が示す動画に含まれた画像をサムネール表示させる旨を記述した前記リモートコントロール用文書を作成する文書作成手段とをさらに具備したことを特徴とする請求項1に記載の電気機器。 - 動画情報を記憶する動画記憶手段と、
この動画記憶手段に記憶された前記動画情報が示す動画を表示させる旨を記述した前記リモートコントロール用文書を作成する文書作成手段とをさらに具備したことを特徴とする請求項1に記載の電気機器。 - リモートコントロール対象の複数の機能をそれぞれ実行する複数の実行手段と、所定の記述言語を用いて記述されたリモートコントロール用文書を記憶する文書記憶手段とを具備した電気機器にてリモートコントロールを受ける方法であって、
前記文書記憶手段に記憶された前記リモートコントロール用文書をネットワークを介して接続された他機器に対して送信し、
この送信した前記リモートコントロール用文書に基づいて前記他機器から送信される応答情報を受信し、
この受信された前記応答情報が示す機能を実行するように前記実行手段を制御することを特徴とする方法。 - リモートコントロール対象の複数の機能をそれぞれ実行する複数の実行手段と、所定の記述言語を用いて記述されたリモートコントロール用文書を記憶する文書記憶手段とを具備した電気機器に搭載されるコンピュータを、
前記文書記憶手段に記憶された前記リモートコントロール用文書をネットワークを介して接続された他機器に対して送信する送信手段と、
この送信手段により送信された前記リモートコントロール用文書に基づいて前記他機器から送信される応答情報を受信する受信手段と、
この受信手段により受信された前記応答情報が示す機能を実行するように前記実行手段を制御する制御手段として機能させるプログラム。 - ネットワークを介して互いに接続される第1および第2の電気機器からなる電気機器システムであって、
前記第1の電気機器に設けられ、リモートコントロール対象の複数の機能をそれぞれ実行する複数の実行手段と、
前記第1の電気機器に設けられ、所定の記述言語を用いて記述されたリモートコントロール用文書を記憶する文書記憶手段と、
前記第1の電気機器に設けられ、前記文書記憶手段に記憶された前記リモートコントロール用文書を前記第2の電気機器に対して送信する文書送信手段と、
前記第2の電気機器に設けられ、前記文書送信手段により送信された前記リモートコントロール用文書を受信する文書受信手段と、
前記第2の電気機器に設けられ、前記文書受信手段により受信された前記リモートコントロール用文書に示される選択項目に関するユーザの指定を入力する入力手段と、
前記第2の電気機器に設けられ、前記入力手段により入力された指定で示された選択項目を示す応答情報を前記第1の電気機器に対して送信する応答送信手段と、
前記第1の電気機器に設けられ、前記応答送信手段により送信された前記応答情報を受信する応答受信手段と、
前記第1の電気機器に設けられ、前記応答受信手段により受信された前記応答情報が示す選択項目に対応する機能を実行するように前記実行手段を制御する制御手段とを具備したことを特徴とする電気機器システム。 - 前記第1の電気機器に設けられ、前記第2の電気機器が所定の機器であるか認証する認証手段と、
前記第1の電気機器に設けられ、前記認証手段による認証が失敗した場合に前記制御手段による前記実行手段の制御を抑制する抑制手段とをさらに具備したことを特徴とする請求項7に記載の電気機器。 - 前記記述言語はBML(Broadcast Markup Language)であることを特徴とする請求項7に記載の電気機器システム。
- 前記第1の電気機器は、
動画情報を記憶する動画記憶手段と、
この動画記憶手段に記憶された前記動画情報が示す動画に含まれた画像をサムネール表示させる旨を記述した前記リモートコントロール用文書を作成する文書作成手段とをさらに具備したことを特徴とする請求項7に記載の電気機器。 - 前記第1の電気機器は、
動画情報を記憶する動画記憶手段と、
この動画記憶手段に記憶された前記動画情報が示す動画を表示させる旨を記述した前記リモートコントロール用文書を作成する文書作成手段とをさらに具備したことを特徴とする請求項7に記載の電気機器。 - リモートコントロール対象の複数の機能をそれぞれ実行する複数の実行手段と、所定の記述言語を用いて記述されたリモートコントロール用文書を記憶する文書記憶手段とを具備した第1の電気機器をネットワークを介して第2の電気機器からリモートコントロールする方法であって、
前記第1の電気機器が、前記文書記憶手段に記憶された前記リモートコントロール用文書を前記第2の電気機器に対して送信し、
前記第2の電気機器が、送信された前記リモートコントロール用文書を受信し、
前記第2の電気機器が、受信された前記リモートコントロール用文書に示される選択項目に関するユーザの指定を入力し、
前記第2の電気機器が、入力された前記指定で示された選択項目を示す応答情報を前記第1の電気機器に対して送信し、
前記第1の電気機器が、送信された前記応答情報を受信し、
前記第1の電気機器が、受信された前記応答情報が示す選択項目に対応する機能を実行するように前記実行手段を制御することを特徴とする方法。 - リモートコントロールのためのコマンドが定義された通信インタフェースを介しての通信を行う通信手段と、
所定の記述言語を用いて記述されたリモートコントロール用文書を記憶する文書記憶手段と、
この文書記憶手段に記憶された前記リモートコントロール用文書に示される選択項目に関するユーザの指定を入力する入力手段と、
この入力手段により入力された指定で示された選択項目に応じた前記コマンドを送信するよう前記通信手段を制御する制御手段とを具備したことを特徴とする電気機器。 - 前記記述言語はBML(Broadcast Markup Language)であることを特徴とする請求項1または請求項13に記載の電気機器。
- リモートコントロールのためのコマンドが定義された通信インタフェースを介しての通信を行う通信手段と、所定の記述言語を用いて記述されたリモートコントロール用文書を記憶する文書記憶手段とを具備した電気機器にてリモートコントロールを受ける方法であって、
前記文書記憶手段に記憶された前記リモートコントロール用文書に示される選択項目に関するユーザの指定を入力し、
この入力された指定で示された選択項目に応じた前記コマンドを送信するよう前記通信手段を制御することを特徴とする方法。 - リモートコントロールのためのコマンドが定義された通信インタフェースを介しての通信を行う通信手段と、所定の記述言語を用いて記述されたリモートコントロール用文書を記憶する文書記憶手段とを具備した電気機器に搭載されるコンピュータを、
前記文書記憶手段に記憶された前記リモートコントロール用文書に示される選択項目に関するユーザの指定を入力する入力手段と、
この入力手段により入力された指定で示された選択項目に応じた前記コマンドを送信するよう前記通信手段を制御する制御手段として機能させるプログラム。
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---|---|---|---|
JP2003020388A JP2004235837A (ja) | 2003-01-29 | 2003-01-29 | 電気機器、電気機器システム、電気機器のリモートコントロール方法およびプログラム |
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JP2003020388A Pending JP2004235837A (ja) | 2003-01-29 | 2003-01-29 | 電気機器、電気機器システム、電気機器のリモートコントロール方法およびプログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2003-01-29 JP JP2003020388A patent/JP2004235837A/ja active Pending
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