JP2004234789A

JP2004234789A - Disk-reproducing device

Info

Publication number: JP2004234789A
Application number: JP2003024517A
Authority: JP
Inventors: Tadashi Uchiyama; 唯史内山; Toru Kameyama; 徹亀山
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Technosound Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Technosound Co Ltd
Priority date: 2003-01-31
Filing date: 2003-01-31
Publication date: 2004-08-19

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a disk-reproducing device, which can transfer to signal production in a shorter time than those of the conventional types. <P>SOLUTION: The disk reproducing device includes an amplifying circuit for amplifying a focus error signal, prepared on the basis of an output signal of an optical pickup and a control circuit for adjusting the gain of the amplification circuit at an optimum value. After setting the gain of the amplifying circuit at a prescribed value by supplying a prescribed gain instruction value to the amplification circuit, the control circuit executes focus search, under the conditions in which the gain is set at a prescribed value, detects the maximum amplitude value of the S-shape waveform of the focus error signal, and calculates the gain instruction value according to the target amplification value, on the basis of the prescribed gain instruction value and the maximum amplitude value detected. Thereafter, the control circuit sets the value corresponding to the gain instruction value, as the initial value of the gain in the gain adjustment process, by supplying the calculated gain instruction value to the amplification circuit. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ＣＤやＤＶＤ等の光ディスクから信号を再生することが可能なディスク再生装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ＣＤには、音楽用ＣＤ、ＣＤ−Ｒ及びＣＤ−ＲＷ等、種々のＣＤが存在し、ＤＶＤには、片面に１つの記録層を有するＤＶＤ−Ｖｉｄｅｏ、ＤＶＤ−Ｒ、ＤＶＤ−ＲＷ、及び片面に２つの記録層を有するＤＶＤ−Ｖｉｄｅｏ等、種々のＤＶＤが存在する。これら異なる種類の光ディスクを互換性をもって再生するためには、先ず、何れの光ディスクであるかを判別する必要がある。
そこで、出願人は、光ピックアップの合焦点を探索するためのフォーカスサーチを実行して、フォーカスエラー信号のＳ字波形の振幅値に基づいてディスクの種類を判別する方法を出願中である（特許文献１及び特許文献２参照）。
【０００３】
又、ＣＤやＤＶＤには、反射率の高いものと低いものとが存在する。例えば、上述のＣＤの内、音楽用ＣＤ及びＣＤ−Ｒは反射率が高く、ＣＤ−ＲＷは反射率が低い。一方、上述のＤＶＤの内、ＤＶＤ−Ｒ及び１つの記録層を有するＤＶＤ−Ｖｉｄｅｏは反射率が高く、ＤＶＤ−ＲＷ及び２つの記録層を有するＤＶＤ−Ｖｉｄｅｏは反射率が低い。
そこで、従来のディスク再生装置においては、システムの起動時に、フォーカスエラー信号のＳ字波形の振幅値を変化させるためのゲインを最大振幅値（以下、Ｓ字ピーク値という）が規定値となる最適値に調整する処理（以下、ＳＧＣ（ＳｅｒｖｏＧａｉｎＣｏｎｔｒｏｌ）調整処理、このときのゲインをＳＧＣゲインという）を行なうこととしている。
【０００４】
図１３乃至図１５は、従来のディスク再生装置の起動時に実行されるディスク判別及びＳＧＣ調整の手続きを表わしている。尚、光ピックアップは、ＣＤに照射すべき赤色レーザ光を発するＣＤレーザと、ＤＶＤに照射すべき赤色レーザ光を発するＤＶＤレーザとを具えている。
装置本体に電源が投入されると、先ずフォーカスオフセット調整が行なわれ、このフォーカスオフセット調整が終了すると、ステップＳ６１にてＣＤレーザをオンに設定した後、ステップＳ６２にてＳＧＣゲインを所定値ＣＤＧｊに設定する。続いてステップＳ６３では、フォーカスサーチを実行して、フォーカスエラー信号のＳ字波形に現れる１つのＳ字ピーク値ｐｋ０を検出した後、ステップＳ６４にてＣＤレーザをオフに設定する。
【０００５】
次にステップＳ６５にてＤＶＤレーザをオンに設定した後、ステップＳ６６にてＳＧＣゲインを所定値ＤＶＤＧｊに設定し、ステップＳ６７では、フォーカスサーチを実行して、フォーカスエラー信号のＳ字波形に現れる第１及び第２のＳ字ピーク値ｐｋ１、ｐｋ２を検出する。
【０００６】
次にステップＳ６８では、第２Ｓ字ピーク値ｐｋ２が０よりも大きいか否かを判断する。２つの記録層を有するＤＶＤ（以下、２層ＤＶＤという）に対しＤＶＤレーザを照射してフォーカスサーチを行なった場合には、２つの記録層に対応して、フォーカスエラー信号のＳ字波形に図１６に示す如く２つのＳ字ピーク値ｐｋ１、ｐｋ２が現れて、第２Ｓ字ピーク値ｐｋ２は０よりも大きくなる。従って、第２Ｓ字ピーク値ｐｋ２が０より大きい場合には、ステップＳ６９に移行して、光ディスクは２層ＤＶＤであると判定した後、図１４に示すＳＧＣ調整処理に移行する。
【０００７】
これに対し、１つの記録層を有するＤＶＤ（以下、単層ＤＶＤという）、或いはＣＤに対しＤＶＤレーザを照射してフォーカスサーチを行なった場合には、フォーカスエラー信号のＳ字波形に１つのＳ字ピーク値が現れ、ステップＳ６８にてノーと判断されてステップＳ７０に移行する。ステップＳ７０では、ＣＤレーザのオン時に検出したＳ字ピーク値ｐｋ０とＤＶＤレーザのオン時に検出した第１Ｓ字ピーク値ｐｋ１を比較する。
ＤＶＤに対しＤＶＤレーザを照射してフォーカスサーチを行なった場合には、フォーカスエラー信号のＳ字波形は、振幅の大きなものとなる一方、ＤＶＤに対しＣＤレーザを照射してフォーカスサーチを行なった場合には、フォーカスエラー信号のＳ字波形は、大幅に振幅の小さなものとなる。従って、ＤＶＤレーザのオン時に検出された第１Ｓ字ピーク値ｐｋ１がＣＤレーザのオン時に検出されたＳ字ピーク値ｐｋ０よりも大きい場合には、ステップＳ７１に移行して、光ディスクは単層ＤＶＤであると判定した後、図１４に示すＳＧＣ調整処理に移行する。
一方、ＣＤレーザのオン時に検出されたＳ字ピーク値ｐｋ０がＤＶＤレーザのオン時に検出されたＳ字ピーク値ｐｋ１よりも大きい場合には、ステップＳ７２に移行して、光ディスクはＣＤであると判定した後、図１５に示すＳＧＣ調整処理に移行する。
【０００８】
光ディスクが２層ＤＶＤ或いは単層ＤＶＤであると判定された後のＳＧＣ調整処理においては、図１４に示す如く、先ずステップＳ７３にて、１つの記録層についてＳＧＣゲインの最適値を検索してＳＧＣゲインを該最適値に設定する処理を実行すると共に、ＳＧＣゲインが最適値に設定されている状態でフォーカスサーチを実行して、フォーカスエラー信号のＳ字波形に現れる第１及び第２のＳ字ピーク値ｐｋ１′ｐｋ２′を検出する。
続いてステップＳ７４では、第２Ｓ字ピーク値ｐｋ２′が０よりも大きいか否かを判断する。ここでノーと判断された場合には、ステップＳ７５にて光ディスクは単層ＤＶＤであると判定した後、手続きを終了する。その後、フォーカスイン動作を実行した後、単層ＤＶＤの再生動作の開始に待機する。
一方、前記第２Ｓ字ピーク値ｐｋ２′が０よりも大きく、ステップＳ７４にてイエスと判断された場合には、ステップＳ７６に移行して、光ディスクは２層ＤＶＤであると判定した後、ステップＳ７７にてＳＧＣゲインを上述の所定値ＤＶＤＧｊに設定し、次にステップＳ７８では、ステップＳ７３にてＳＧＣゲインを最適値に設定した記録層とは異なる他方の記録層についてＳＧＣゲイン調整処理を実行して、手続きを終了する。その後、フォーカスイン動作を実行した後、２層ＤＶＤの再生動作の開始に待機する。
【０００９】
ＣＤと判定された後のＳＧＣ調整処理においては、図１５に示す如く、先ずステップＳ７９にてＤＶＤレーザをオフに設定した後、ステップＳ８２にてＣＤレーザをオンに設定する。続いてステップＳ８１では、ＳＧＣゲインを上述の所定値ＣＤＧｊに設定した後、ステップＳ８２にてＳＧＣゲインの最適値を検索してＳＧＣゲインを該最適値に設定する処理を実行し、手続きを終了する。その後、フォーカスイン動作を実行した後、ＣＤの再生動作の開始に待機する。
【００１０】
【特許文献１】
特開平１１−６６７１２号公報
【特許文献２】
特願２００２−００２４４４
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のディスク再生装置においては、ＣＤレーザとＤＶＤレーザを順次オンに切り換えて、各レーザのオン時にフォーカスサーチを行なった後にディスクの判別を行なっていたため、ディスクの判別に長い時間がかかっていた。又、ＳＧＣ調整処理においては、ＳＧＣゲインの初期値をディスク判別時と同じ所定値に設定していたため、最適値が初期値から遠く離れている場合があり、かかる場合には、最適値の検索に長い時間がかかってＳＧＣゲインの調整に時間がかかっていた。このため、システムの起動に長い時間がかかっていた。
本発明の目的は、従来よりも短時間で信号再生に移ることが可能なディスク再生装置を提供することである。
【００１２】
【課題を解決する為の手段】
本発明に係る第１のディスク再生装置は、記録密度の異なる複数種類の光ディスクを再生することが可能であって、前記複数種類の光ディスクに対応して波長の異なる複数種類のレーザ光を出力することが可能な光ピックアップと、光ピックアップの出力信号に基づいて作成されるフォーカスエラー信号を増幅する増幅回路と、光ピックアップ及び増幅回路の動作を制御する制御回路とを具えている。そして、該制御回路は、
光ピックアップの出力を前記複数種類のレーザ光の内、何れか１種類のレーザ光に切り換えるレーザ切換え手段と、
前記増幅回路に所定のゲイン指令値を供給することによって、増幅回路のゲインを所定値に設定するゲイン設定手段と、
前記ゲインが所定値に設定されている状態で、光ピックアップの合焦点を探索するためのフォーカスサーチを実行して、フォーカスエラー信号のＳ字波形の振幅値を検出する振幅値検出手段と、
前記検出された振幅値と所定の閾値とを比較することによって、光ディスクの種類を判別するディスク判別手段
とを具えている。
【００１３】
上記本発明に係るディスク判別処理においては、先ず、光ピックアップの出力が複数種類のレーザ光の内、何れか１種類のレーザ光に切り換えられると共に、増幅回路に所定のゲイン指令値が供給されて増幅回路のゲインが所定値、例えば前記１種類のレーザ光の波長と光ディスクの種類とが適合した場合に、光ディスクが反射率の低いものであってもフォーカスエラー信号のＳ字波形が得られる大きな値に設定される。この状態で、フォーカスサーチが行なわれてフォーカスエラー信号のＳ字波形の振幅値が検出され、検出された振幅値と所定の閾値とが比較されることによってディスクの種類が判別される。ここで、前記１種類のレーザ光の波長と光ディスクの種類とが適合している場合にはフォーカスエラー信号の振幅値は大きくなり、不適合な場合にはフォーカスエラー信号の振幅値は小さくなる。又、上述の如く、ゲインは、レーザ光の波長と光ディスクの種類とが適合している場合に、光ディスクが反射率の低いものであってもフォーカスエラー信号のＳ字波形が得られる大きな値に設定されている。従って、フォーカスエラー信号の振幅値が所定の閾値を超えている場合には、光ディスクは前記１種類のレーザ光に対応するディスクであると判断することが出来る。かかる場合には、光ピックアップの出力を他の種類のレーザ光に切り換えて該レーザ光でフォーカスサーチを行なうことなく、その後の処理に移行することが出来、これによってディスクの判別に要する時間を短縮することが出来る。
【００１４】
具体的には、記録層の個数が異なる複数種類の光ディスクを再生することが可能であって、前記振幅値検出手段は、フォーカスエラー信号のＳ字波形の最大振幅値を検出し、前記ディスク判別手段は、最大振幅値の個数に基づいて光ディスクの種類を判別する。
【００１５】
複数の記録層を有する光ディスクにレーザ光を照射して、フォーカスサーチを行なった場合、複数の記録層に対応して、フォーカスエラー信号のＳ字波形に複数の最大振幅値が現れる。従って、最大振幅値の個数を検出すれば、光ディスクの種類を判別することが出来る。
【００１６】
又、具体的には、前記制御回路は、前記ゲインを最適値に調整するゲイン調整手段を具え、前記ディスク判別手段によってディスクの種類を判別した後、ゲイン調整手段によって前記ゲインを調整するものである。そして、前記振幅値検出手段は、フォーカスエラー信号のＳ字波形の最大振幅値を検出し、前記ゲイン調整手段は、
前記所定のゲイン指令値と振幅値検出手段によって検出された最大振幅値とに基づいて、目標とする振幅値に応じたゲイン指令値を算出する手段と、
算出されたゲイン指令値を前記増幅回路に供給することによって、該ゲイン指令値に応じた値をゲイン調整処理におけるゲインの初期値として設定する手段
とを具えている。
【００１７】
上記具体的構成においては、上記本発明に係るディスク判別処理が行なわれた後、前記ゲインを調整する処理が行なわれる。ゲイン調整処理においては、先ず、目標とする振幅値に応じたゲイン指令値が算出される。ここで、ゲイン指令値とフォーカスエラー信号のＳ字波形の振幅値との間には比例関係が成立し、かかる比例関係は、ディスクの反射率や光ピックアップの特性によって異なる。そこで、ディスク判別時に増幅回路に供給された前記所定のゲイン指令値と、振幅値検出手段によって検出された最大振幅値とから目標振幅値に応じたゲイン指令値が算出される。例えば、ゲイン指令値と振幅値を変数とする関数式を用いて、目標振幅値に応じたゲイン指令値が算出される。
この様にして算出されたゲイン指令値を増幅回路に供給すれば、増幅回路のゲインは最適値或いはその近傍値に設定されることとなり、かかるゲインを初期値としてゲイン調整処理を実行すれば、最適値の検索に要する時間を従来よりも短縮することが出来る。
【００１８】
本発明に係る第２のディスク再生装置は、光ピックアップの出力信号に基づいて作成されるフォーカスエラー信号を増幅する増幅回路と、該増幅回路のゲインを最適値に調整する制御回路とを具えている。そして、該制御回路は、
前記増幅回路に所定のゲイン指令値を供給することによって、増幅回路のゲインを所定値に設定するゲイン設定手段と、
前記ゲインが所定値に設定されている状態で、光ピックアップの合焦点を探索するためのフォーカスサーチを実行して、フォーカスエラー信号のＳ字波形の最大振幅値を検出する振幅値検出手段と、
前記所定のゲイン指令値と前記検出された最大振幅値とに基づいて、目標とする振幅値に応じたゲイン指令値を算出する演算処理手段と、
前記算出されたゲイン指令値を前記増幅回路に供給することによって、該ゲイン指令値に応じた値をゲイン調整処理におけるゲインの初期値として設定する初期値設定手段
とを具えている。
【００１９】
上記本発明に係るゲイン調整処理においては、先ず、増幅回路に所定のゲイン指令値が供給されて増幅回路のゲインが所定値に設定され、この状態で、フォーカスサーチが行なわれてフォーカスエラー信号のＳ字波形の最大振幅値が検出される。その後、目標とする振幅値に応じたゲイン指令値が算出される。ここで、ゲイン指令値とフォーカスエラー信号のＳ字波形の振幅値との間には比例関係が成立し、かかる比例関係は、ディスクの反射率や光ピックアップの特性によって異なる。そこで、前記供給された所定のゲイン指令値と前記検出された最大振幅値とから目標振幅値に応じたゲイン指令値が算出される。
この様にして算出されたゲイン指令値を増幅回路に供給すれば、増幅回路のゲインは最適値或いはその近傍値に設定されることとなり、かかるゲインを初期値としてゲイン調整処理を実行すれば、最適値の検索に要する時間を従来よりも短縮することが出来る。
【００２０】
具体的には、複数の記録層を有する光ディスクを再生することが可能であって、前記制御回路は、各記録層を対象として前記ゲイン調整処理を実行するものであり、前記演算処理手段は、１つの記録層を対象とするゲイン調整処理において、他の記録層を対象とするゲイン調整処理において増幅回路に供給されたゲイン指令値とゲイン調整処理の対象となっている記録層について検出された最大振幅値とに基づいて目標振幅値に応じたゲイン指令値を算出する。
【００２１】
上述の如く、複数の記録層を有する光ディスクにレーザ光を照射してフォーカスサーチを行なった場合には、複数の記録層に対応して、フォーカスエラー信号のＳ字波形に複数の最大振幅値が現れる。そこで、複数の記録層の内、１つの記録層を対象とするゲイン調整処理において、他の記録層を対象とするゲイン調整処理において増幅回路に供給されたゲイン指令値と、ゲイン調整処理の対象となっている記録層について検出された最大振幅値とに基づいて、目標振幅値に応じたゲイン指令値が算出される。従って、ゲインを所定値に設定する処理、及びフォーカスエラー信号の最大振幅値を検出する処理は不要であり、ゲイン調整処理を行なう度にゲインを所定値に設定して最大振幅値を検出する構成に比べて短時間で複数の記録層についてゲインを調整することが出来る。
【００２２】
【発明の効果】
本発明に係るディスク再生装置によれば、従来よりも短時間で信号再生に移ることが出来る。
【００２３】
【発明の実施の形態】
以下、ＣＤとＤＶＤを再生することが出来るディスクプレーヤに本発明を実施した形態につき、２つの実施例に基づいて具体的に説明する。尚、ＣＤには、音楽用ＣＤ、ＣＤ−Ｒ及びＣＤ−ＲＷが存在し、ＤＶＤには、１つの記録層を有するＤＶＤ−Ｖｉｄｅｏ、ＤＶＤ−Ｒ、ＤＶＤ−ＲＷ、及び２つの記録層を有するＤＶＤ−Ｖｉｄｅｏが存在する。本発明に係るディスク再生装置は、これらのディスクを互換性をもって再生することが出来る様、構成されている。
回路構成
本発明に係るディスク再生装置は、図１に示す如く、光ディスク（１）の信号面に対向して配備された光ピックアップ（２）と、光ディスク（１）を回転駆動するスピンドルモータ（５）と、光ピックアップ（２）のフォーカシング機構を駆動すると共にスピンドルモータ（５）を駆動するドライブ回路（６）と、光ピックアップ（２）からＲＦアンプ（３）を経て得られるＲＦ信号に基づいてスピンドルサーボを実行すると共に、光ピックアップ（２）からＲＦアンプ（３）を経て得られるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号に基づいてフォーカスサーボ及びトラッキングサーボを実行するＤＳＰ（４）を具えている。ＲＦアンプ（３）及びＤＳＰ（４）は、マイクロコンピュータ（７）に接続されている。
光ピックアップ（２）は、ＣＤに照射すべき赤色レーザ光を発するＣＤレーザと、ＤＶＤに照射すべき赤色レーザ光を発するＤＶＤレーザとを具えている。
【００２４】
マイクロコンピュータ（７）からＤＳＰ（４）に対してフォーカスサーチ指令が発せられると、ＤＳＰ（４）からドライブ回路（６）にフォーカスドライブ信号が供給され、ドライブ回路（６）では、フォーカス駆動信号が作成されて光ピックアップ（２）に出力される。
ＤＳＰ（４）では、上述の如く光ピックアップ（２）からＲＦアンプ（３）を経て得られるフォーカスエラー信号に基づいて、フォーカスサーチによって得られるＳ字波形のＳ字ピーク値が検知され、その結果がマイクロコンピュータ（７）に供給される。マイクロコンピュータ（７）では、該Ｓ字ピーク値に基づいてディスクの判別が行なわれる。
又、マイクロコンピュータ（７）では、ＳＧＣ電圧制御信号が作成されてＤＳＰ（４）に供給され、ＤＳＰ（４）は、該ＳＧＣ電圧制御信号に応じて、ＲＦアンプ（３）に印加するＳＧＣ電圧の大きさを調整する。ＳＧＣゲインは、このＳＧＣ電圧の大きさに応じて変化する。
【００２５】
第１実施例
図３乃至図５は、本実施例のディスク再生装置の起動時に実行されるディスク判別及びＳＧＣ調整の手続きを表わしている。尚、上記ＤＳＰ（４）のＡ／Ｄ変換器（図示省略）は、フォーカスエラー信号の振幅値が所定値ＣＬを超えると、フォーカスエラー信号の振幅値に拘わらず、所定値ＣＬを出力する様、設定されており、以下の説明では、フォーカスエラー信号の振幅値が所定値ＣＬを超えることをクリップするというと共に、該所定値ＣＬをクリップ境界値という。又、マイクロコンピュータ（７）の内蔵メモリ（図示省略）には、ＳＧＣ電圧値とＳ字ピーク値を変数とする一次式が格納されている。
【００２６】
装置本体に電源が投入されると、先ずフォーカスオフセット調整が行なわれ、このフォーカスオフセット調整が終了すると、図３のステップＳ１にてＤＶＤレーザをオンに設定した後、ステップＳ２では、ＳＧＣゲインを所定値ＤＶＤＧｊに設定する。ここで、所定値ＤＶＤＧｊは、反射率の低いＤＶＤに対しＤＶＤレーザを照射してフォーカスサーチを実行した場合であってもフォーカスエラー信号のＳ字波形が得られる大きな値をとる。
次にステップＳ３では、フォーカスサーチを実行して、フォーカスエラー信号のＳ字波形に現れる第１及び第２のＳ字ピーク値ｐｋ１、ｐｋ２を検出する。ここで、フォーカスエラー信号のＳ字波形に２つのＳ字ピーク値が現れない場合には、第２Ｓ字ピーク値ｐｋ２は０となる。続いてステップＳ４では、第２Ｓ字ピーク値ｐｋ２が０より大きいか否かを判断し、イエスと判断された場合はステップＳ５にて、光ディスクは２層ＤＶＤであると判定した後、図４に示すＳＧＣ調整処理に移行する。
【００２７】
一方、図３のステップＳ４にてノーと判断された場合には、ステップＳ６に移行して、前記第１Ｓ字ピーク値ｐｋ１が所定のクリップ境界値ＣＬと等しいか否かを判断する。ここで、ＤＶＤに対しＤＶＤレーザを照射してフォーカスサーチを行なった場合には、フォーカスエラー信号のＳ字波形は振幅の大きなものとなり、ＣＤに対しＤＶＤレーザを照射してフォーカスサーチを行なった場合には、フォーカスエラー信号のＳ字波形は大幅に振幅の小さなものとなる。又、ＳＧＣゲインは、上述の如く反射率の低いＤＶＤに対しＤＶＤレーザを照射した場合であってもフォーカスエラー信号のＳ字波形が得られる大きな値に設定されている。従って、フォーカスエラー信号がクリップした場合、即ちＳ字ピーク値がクリップ境界値ＣＬと等しい場合には、光ディスクはＤＶＤであると判断することが出来る。そこで、ステップＳ６にてイエスと判断された場合には、ステップＳ１４に移行して、光ディスクは単層ＤＶＤであると判定した後、図４に示すＳＧＣ調整処理に移行する。
【００２８】
これに対し、ステップＳ６にてノーと判断された場合には、ステップＳ７に移行して、ＤＶＤレーザをオフに設定した後、ステップＳ８にてＣＤレーザをオンに設定し、続いてステップＳ９にて、ＳＧＣゲインを所定値ＣＤＧｊに設定する。ここで、所定値ＣＤＧｊは、反射率の低いＣＤに対しＣＤレーザを照射してフォーカスサーチを実行した場合であってもフォーカスエラー信号のＳ字波形が得られる大きな値をとる。
次にステップＳ１０では、フォーカスサーチを実行して、フォーカスエラー信号に現れる１つのＳ字ピーク値ｐｋ０を検出した後、ステップＳ１１にて、該Ｓ字ピーク値ｐｋ０とＤＶＤレーザのオン時に検出した前記第１Ｓ字ピーク値ｐｋ１とを比較する。ＣＤレーザのオン時に検出したＳ字ピーク値ｐｋ０がＤＶＤレーザのオン時に検出したＳ字ピーク値ｐｋ１よりも大きい場合には、ステップＳ１５に移行して、光ディスクはＣＤであると判定した後、図５に示すＳＧＣ調整処理に移行する。一方、ＤＶＤレーザのオン時に検出した第１Ｓ字ピーク値ｐｋ１がＣＤレーザのオン時に検出したＳ字ピーク値ｐｋ０よりも大きい場合には、図４のステップＳ１２に移行してＣＤレーザをオフに設定した後、ステップＳ１３にてＤＶＤレーザをオンに設定し、ステップＳ１４にて光ディスクは単層ＤＶＤであると判定した後、図４に示すＳＧＣ調整処理に移行する。
【００２９】
光ディスクが２層ＤＶＤ或いは単層ＤＶＤであると判定された後のＳＧＣ調整処理においては、図４に示す如く、先ずステップＳ１６にて、ＤＶＤレーザのオン時に検出した第１ピーク値ｐｋ１がクリップ境界値ＣＬと等しいか否かを判断し、イエスと判断された場合には、ステップＳ１７に移行して、ＳＧＣゲインの初期値を所定値ＤＶＤＧ０に設定する。ここで、所定値ＤＶＤＧ０は、上述のディスク判別時に設定された値、即ち図３のステップＳ２にて設定した所定値ＤＶＤＧｊよりも小さな値をとる。
【００３０】
一方、ステップＳ１６にてノーと判断された場合には、ステップＳ１８に移行して、図３のステップＳ２にて設定したＳＧＣ電圧値とステップＳ３にて検出したＳ字ピーク値ｐｋ１とに基づいて、内蔵メモリに格納されている前記一次式から、目標とするＳ字ピーク値、例えばクリップ境界値ＣＬの８０％の値に応じたＳＧＣ電圧値を算出し、ＳＧＣゲインの初期値を該算出したＳＧＣ電圧値に応じた値ＤＶＤＧ１に設定する。ここで、ＳＧＣ電圧の大きさとＳ字ピーク値との間には、図２に示す如く比例関係が成立し、かかる比例関係は光ディスクの反射率や光ピックアップの特性によって異なるため、目標とするＳ字ピーク値に応じたＳＧＣ電圧値は、ディスク判別時に設定されたＳＧＣ電圧値と検出されたＳ字ピーク値ｐｋ１とに基づいて算出される。
この様にして、ＳＧＣゲインの初期値が最適値或いはその近傍値に設定されることになる。
【００３１】
その後、ステップＳ１９では、１つの記録層についてＳＧＣゲインの最適値を検索してＳＧＣゲインを該最適値に設定する処理を実行すると共に、ＳＧＣ電圧値が最適値に設定されている状態でフォーカスサーチを実行して、フォーカスエラー信号のＳ字波形に現れる第１及び第２のＳ字ピーク値ｐｋ１′、ｐｋ２′を検出する。
次にステップＳ２０では、第２Ｓ字ピーク値ｐｋ２′が０よりも大きいか否かを判断し、ノーと判断された場合は、ステップＳ２１にて光ディスクは単層ＤＶＤであると判定して、手続きを終了する。その後、フォーカスイン動作を実行した後、単層ＤＶＤの再生動作の開始に待機する。
【００３２】
これに対し、ステップＳ２０にてイエスと判断された場合には、ステップＳ２２にて光ディスクは２層ＤＶＤであると判定した後、ステップＳ２３に移行して、前記第２Ｓ字ピーク値ｐｋ２′がクリップ境界値ＣＬと等しいか否かを判断する。ここで、イエスと判断された場合には、図３のステップＳ２にて設定したＳＧＣ電圧値とステップＳ３にて検出した第２Ｓ字ピーク値ｐｋ２とに基づいて、上述の一次式から、目標とするＳ字ピーク値に応じたＳＧＣ電圧値を算出し、ＳＧＣゲインの初期値を該算出したＳＧＣ電圧値に応じた値ＤＶＤＧ２に設定する。この様にして、ＳＧＣゲインの初期値が最適値或いはその近傍値に設定されることになる。
【００３３】
ステップＳ２３にてノーと判断された場合には、ステップＳ１９にて設定した最適ＳＧＣ電圧値と検出した第２Ｓ字ピーク値ｐｋ２′とに基づいて、上述の一次式から、目標とするＳ字ピーク値に応じたＳＧＣ電圧値を算出し、ＳＧＣゲインの初期値を該算出したＳＧＣ電圧値に応じた値ＤＶＤＧ３に設定する。この様にして、ＳＧＣゲインの初期値が最適値或いはその近傍値に設定されることになる。
その後、ステップＳ１９にてＳＧＣゲインを最適値に設定した記録層とは異なる他方の記録層についてＳＧＣゲインの最適値を検索してＳＧＣゲインを該最適値に設定する処理を実行し、手続きを終了する。その後、フォーカスイン動作を実行した後、２層ＤＶＤの再生動作の開始に待機する。
【００３４】
光ディスクがＣＤであると判定された後のＳＧＣ調整処理においては、図５に示す如く、先ずステップＳ２７にて、ＣＤレーザのオン時に検出したＳ字ピーク値、即ち図３のステップＳ１０にて検出したＳ字ピーク値ｐｋ０がクリップ境界値ＣＬと等しいか否かを判断し、イエスと判断された場合には、ステップＳ２８に移行して、ＳＧＣゲインの初期値を所定値ＣＤＧ０に設定する。ここで、所定値ＣＤＧ０は、上述のディスク判別時に設定された値、即ち図３のステップＳ９にて設定した所定値ＣＤＧｊよりも小さな値をとる。
【００３５】
一方、ステップＳ２７にてノーと判断された場合には、図３のステップＳ９にて設定したＳＧＣ電圧値とステップＳ１０にて検出したＳ字ピーク値ｐｋ０とに基づいて、上述の一次式から、目標とするＳ字ピーク値に応じたＳＧＣ電圧値を算出し、ＳＧＣゲインの初期値を該算出したＳＧＣ電圧値に応じた値ＣＤＧ１に設定する。この様にして、ＳＧＣゲインの初期値が最適値或いはその近傍値に設定されることになる。
その後、ステップＳ３０では、ＳＧＣゲインの最適値を検索してＳＧＣゲインを該最適値に設定する処理を実行し、手続きを終了する。その後、フォーカスイン動作を実行した後、ＣＤの再生動作の開始に待機する。
【００３６】
図６及び図７は、本実施例のディスク再生装置の起動時に得られるフォーカスエラー信号及びフォーカスドライブ信号の波形を表わしており、図８及び図９は、従来のディスク再生装置の起動時に得られるフォーカスエラー信号及びフォーカスドライブ信号の波形を表わしている。図６乃至図９において、上側の波形はフォーカスエラー信号の波形、下側の波形はフォーカスドライブ信号の波形を表わしている。
従来のディスク再生装置に単層ＤＶＤをセットした場合には、図８に示す如く、フォーカスオフセット調整の開始からフォーカスイン動作の開始までに２．９８０秒と長い時間がかかるのに対し、本実施例のディスク再生装置に単層ＤＶＤをセットした場合には、図６に示す如く、フォーカスオフセット調整の開始からフォーカスイン動作の開始までの時間は１．２５０秒と短い。
又、従来のディスク再生装置にＣＤをセットした場合には、図９に示す如く、フォーカスオフセット調整の開始からフォーカスイン動作の開始までに３．３５０秒と長い時間がかかるのに対し、本実施例のディスク再生装置にＣＤをセットした場合には、図７に示す如く、フォーカスオフセット調整の開始からフォーカスイン動作の開始までの時間は１．８２０秒と短い。
【００３７】
本実施例のディスク再生装置においては、ＤＶＤが装置本体にセットされて図３のステップＳ４或いはステップＳ６にてイエスと判断された場合には、ＣＤレーザをオンに設定することなく、その後のＳＧＣ調整処理に移行するので、ＤＶＤレーザ及びＣＤレーザを順次オンに切り換える従来のディスク再生装置に比べてディスク判別処理に要する時間が短縮される。又、ＳＧＣ調整処理においては、上述の如くＳＧＣゲインの初期値が最適値或いはその近傍値に設定されるので、従来のディスク再生装置に比べてＳＧＣゲインの最適値の検索に要する時間が短縮され、これによってＳＧＣ調整処理に要する時間が短縮される。この様にディスク判別処理及びＳＧＣ調整処理に要する時間を短縮することによって、システムの起動後、従来よりも短時間で信号再生に移ることが出来る。
【００３８】
又、２層ＤＶＤが装置本体にセットされた場合には、２層目の記録層についてＳＧＣ電圧の初期値を算出する際、１層目の記録層を対象とするＳＧＣ調整処理において設定された最適ＳＧＣ電圧値と検出されたＳ字ピーク値とを用いるので、改めてＳＧＣ電圧値を所定値に設定してＳ字ピーク値を検出する処理を行なう構成よりも短時間でＳＧＣ電圧の初期値を算出することが出来、短時間で２つの記録層についてＳＧＣゲインを調整することが出来る。
【００３９】
第２実施例
第１実施例のディスク再生装置は、ディスクの判別処理においてＤＶＤレーザをオンに設定した後にＣＤレーザをオンに設定するものであるのに対し、第２実施例のディスク再生装置は、ＣＤレーザをオンに設定した後にＤＶＤレーザをオンに設定するものである。
【００４０】
図１０乃至図１２は、本実施例のディスク再生装置の起動時に実行されるディスク判別及びＳＧＣ調整の手続きを表わしており、先ずステップＳ３１にてＣＤレーザをオンに設定した後、ステップＳ３２では、ＳＧＣゲインを所定値ＣＤＧｊに設定する。ここで、所定値ＣＤＧｊは、反射率の低いＣＤに対しＣＤレーザを照射してフォーカスサーチを実行した場合であってもフォーカスエラー信号のＳ字波形が得られる大きな値をとる。
次にステップＳ３３では、フォーカスサーチを実行して、フォーカスエラー信号のＳ字波形に現れる１つのＳ字ピーク値ｐｋ０を検出した後、ステップＳ３４では、Ｓ字ピーク値ｐｋ０が所定のクリップ境界値ＣＬと等しいか否かを判断する。ここで、ＣＤに対しＣＤレーザを照射してフォーカスサーチを行なった場合にはフォーカスエラー信号のＳ字波形は振幅の大きなものとなり、ＤＶＤに対しＣＤレーザを照射してフォーカスサーチを行なった場合にはフォーカスエラー信号のＳ字カーブは、大幅に振幅の小さなものとなる。又、ＳＧＣゲインは、上述の如く反射率の低いＣＤに対しＣＤレーザを照射した場合であってもフォーカスエラー信号のＳ字波形が得られる大きな値に設定されている。従って、フォーカスエラー信号がクリップした場合、即ちフォーカスエラー信号のＳ字ピーク値がクリップ境界値ＣＬと等しい場合には、光ディスクはＣＤであると判断することが出来る。そこで、ステップＳ３４にてイエスと判断された場合には、ステップＳ４３に移行して、光ディスクはＣＤであると判定した後、図１１に示すＳＧＣ調整処理に移行する。
【００４１】
これに対し、ステップＳ３４にてノーと判断された場合には、ステップＳ３５に移行して、ＣＤレーザをオフに設定した後、ステップＳ３６にてＤＶＤレーザをオンに設定し、続いてステップＳ３７にて、ＳＧＣゲインを所定値ＤＶＤＧｊに設定する。ここで、所定値ＤＶＤＧｊは、反射率の低いＤＶＤに対しＤＶＤレーザを照射してフォーカスサーチを実行した場合であってもフォーカスエラー信号のＳ字波形が得られる大きな値をとる。
次にステップＳ３８では、フォーカスサーチを実行して、フォーカスエラー信号のＳ字波形に現れる第１及び第２のＳ字ピーク値ｐｋ１、ｐｋ２を検出する。続いてステップＳ３９では、第２Ｓ字ピーク値ｐｋ２が０より大きいか否かを判断し、イエスと判断された場合はステップＳ４４にて、光ディスクは２層ＤＶＤであると判定した後、図１２に示すＳＧＣ調整処理に移行する。尚、図１２に示すＳＧＣ調整処理は、図４に示す第１実施例のＳＧＣ調整処理と同一であるので説明は省略する。
【００４２】
これに対し、図１０のステップＳ３９にてノーと判断された場合には、ステップＳ４０に移行して、ＣＤレーザのオン時に検出した前記Ｓ字ピーク値ｐｋ０とＤＶＤレーザのオン時に検出した前記第１Ｓ字ピーク値ｐｋ１とを比較する。ＣＤレーザのオン時に検出したＳ字ピーク値ｐｋ０がＤＶＤレーザのオン時に検出したＳ字ピーク値ｐｋ１よりも大きい場合には、ステップＳ４１に移行して、ＤＶＤレーザをオフに設定した後、ステップＳ４２にてＣＤレーザをオンに設定し、ステップＳ４３に移行して、光ディスクはＣＤであると判定した後、図１１に示すＳＧＣ調整処理に移行する。尚、図１１に示すＳＧＣ調整処理は、図５に示す第１実施例のＳＧＣ調整処理と同一であるので説明は省略する。
一方、ＤＶＤレーザのオン時に検出した第１Ｓ字ピーク値ｐｋ１がＣＤレーザのオン時に検出したＳ字ピーク値ｐｋ０よりも大きい場合には、図１０のステップＳ４５に移行して、光ディスクは単層ＤＶＤであると判定した後、図１２に示すＳＧＣ調整処理に移行する。
【００４３】
本実施例のディスク再生装置においては、ＣＤが装置本体にセットされて図１０のステップＳ３４にてイエスと判断された場合には、ＤＶＤレーザをオンに設定することなく、その後のＳＧＣ調整処理に移行するので、従来のディスク再生装置に比べてディスク判別処理に要する時間が短縮される。又、ＳＧＣ調整処理においては、図１１のステップＳ４８、図１２のステップＳ５２、ステップＳ５８及びステップＳ５９にてＳＧＣゲインの初期値が最適値或いはその近傍値に設定されるので、従来のディスク再生装置に比べてＳＧＣゲインの最適値の検索に要する時間が短縮され、これによってＳＧＣ調整処理に要する時間が短縮される。この様にディスク判別処理及びＳＧＣ調整処理に要する時間を短縮することによって、システムの起動後、従来よりも短時間で信号再生に移ることが出来る。
【００４４】
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば第１実施例においては、２層目の記録層についてＳＧＣ電圧の初期値を算出する際、１層目の記録層を対象とするＳＧＣ調整処理において設定された最適ＳＧＣ電圧値及び検出された第２Ｓ字ピーク値を用いているが、ディスク判別処理において設定されたＳＧＣ電圧値及び検出された第２ピーク値、即ち図３のステップＳ２にて設定したＳＧＣ電圧値及びステップＳ３にて検出した第２Ｓ字ピーク値ｐｋ２を用いることも可能である。
又、第１実施例及び第２実施例においては、ＳＧＣ電圧値とＳ字ピーク値とに基づいて目標とするＳ字ピーク値に応じたＳＧＣ電圧値を算出する構成を採用しているが、これに限らず、ＳＧＣゲインとＳ字ピーク値とに基づいて目標とするＳ字ピーク値に応じたＳＧＣゲインを算出する構成を採用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るディスク再生装置の構成を表わすブロック図である。
【図２】ＳＧＣ電圧の大きさとフォーカスエラー信号のＳ字波形のＳ字ピーク値との関係を表わすグラフである。
【図３】第１実施例のディスク再生装置の起動時に実行されるディスク判定及びＳＧＣ調整の手続きの第１部を表わすフローチャートである。
【図４】上記手続きの第２部を表わすフローチャートである。
【図５】上記手続きの第３部を表わすフローチャートである。
【図６】第１実施例のディスク再生装置に単層ＤＶＤをセットしてシステムを起動した場合に得られるフォーカスエラー信号及びフォーカスドライブ信号の変化を表わす波形図である。
【図７】上記ディスク再生装置にＣＤをセットしてシステムを起動した場合に得られるフォーカスエラー信号及びフォーカスドライブ信号の変化を表わす波形図である。
【図８】従来のディスク再生装置に単層ＤＶＤをセットしてシステムを起動した場合に得られるフォーカスエラー信号及びフォーカスドライブ信号の変化を表わす波形図である。
【図９】上記ディスク再生装置にＣＤをセットしてシステムを起動した場合に得られるフォーカスエラー信号及びフォーカスドライブ信号の変化を表わす波形図である。
【図１０】第２実施例のディスク再生装置の起動時に実行されるディスク判別及びＳＧＣ調整の手続きの第１部を表わすフローチャートである。
【図１１】上記手続きの第２部を表わすフローチャートである。
【図１２】上記手続きの第３部を表わすフローチャートである。
【図１３】従来のディスク再生装置の起動時に実行されるディスク判別及びＳＧＣ調整の手続きの第１部を表わすフローチャートである。
【図１４】上記手続きの第２部を表わすフローチャートである。
【図１５】上記手続きの第３部を表わすフローチャートである。
【図１６】２層ＤＶＤのフォーカスエラー信号の変化を表わす波形図である。
【符号の説明】
（１）光ディスク
（２）光ピックアップ
（３）ＲＦアンプ
（４）ＤＳＰ
（５）スピンドルモータ
（６）ドライブ回路
（７）マイクロコンピュータ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a disc reproducing apparatus capable of reproducing a signal from an optical disc such as a CD or a DVD.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there are various CDs such as a music CD, a CD-R and a CD-RW, and a DVD has a DVD-Video, a DVD-R, a DVD-RW, a DVD having one recording layer on one side. There are various DVDs such as DVD-Video having two recording layers on one side. In order to reproduce these different types of optical disks with compatibility, it is necessary to first determine which optical disk is used.
Accordingly, the applicant has filed a patent application for executing a focus search for searching for a focal point of an optical pickup and determining a disc type based on an amplitude value of an S-shaped waveform of a focus error signal (Patent Reference 1 and Patent Document 2).
[0003]
In addition, some CDs and DVDs have high reflectivity and low reflectivity. For example, among the above-mentioned CDs, a music CD and a CD-R have a high reflectance, and a CD-RW has a low reflectance. On the other hand, among the above-mentioned DVDs, the DVD-R and the DVD-Video having one recording layer have high reflectance, and the DVD-RW and the DVD-Video having two recording layers have low reflectance.
Therefore, in the conventional disk reproducing apparatus, when the system is started, the gain for changing the amplitude value of the S-shaped waveform of the focus error signal is optimized so that the maximum amplitude value (hereinafter, referred to as S-shaped peak value) becomes a specified value. A process of adjusting to a value (hereinafter, SGC (Servo Control) adjustment process, the gain at this time is referred to as an SGC gain) is performed.
[0004]
FIG. 13 to FIG. 15 show a procedure of disc discrimination and SGC adjustment executed when a conventional disc reproducing apparatus is started. The optical pickup includes a CD laser that emits red laser light to be applied to a CD and a DVD laser that emits red laser light to be applied to a DVD.
When the power is turned on to the apparatus main body, focus offset adjustment is first performed. When the focus offset adjustment is completed, the CD laser is set to ON in step S61, and the SGC gain is set to a predetermined value CDGj in step S62. Set. Subsequently, in step S63, a focus search is performed to detect one S-shaped peak value pk0 appearing in the S-shaped waveform of the focus error signal, and then, in step S64, the CD laser is turned off.
[0005]
Next, after turning on the DVD laser in step S65, the SGC gain is set to a predetermined value DVDGj in step S66, and in step S67, a focus search is executed, and the SGC gain appears in the S-shaped waveform of the focus error signal. First and second S-shaped peak values pk1, pk2 are detected.
[0006]
Next, in step S68, it is determined whether or not the second S-shaped peak value pk2 is larger than 0. When a DVD laser having two recording layers (hereinafter, referred to as a two-layer DVD) is irradiated with a DVD laser to perform focus search, an S-shaped waveform of a focus error signal corresponding to the two recording layers is obtained. As shown in FIG. 16, two S-shaped peak values pk1 and pk2 appear, and the second S-shaped peak value pk2 becomes larger than zero. Therefore, if the second S-shaped peak value pk2 is larger than 0, the process proceeds to step S69, and after it is determined that the optical disc is a two-layer DVD, the process proceeds to the SGC adjustment process shown in FIG.
[0007]
On the other hand, when a DVD having a single recording layer (hereinafter, referred to as a single-layer DVD) or a CD is irradiated with a DVD laser to perform focus search, one S-shaped waveform of the focus error signal is generated. The character peak value appears, and it is determined as NO in step S68, and the process proceeds to step S70. In step S70, the S-shaped peak value pk0 detected when the CD laser is turned on is compared with the first S-shaped peak value pk1 detected when the DVD laser is turned on.
When a focus search is performed by irradiating a DVD laser to a DVD, the S-shaped waveform of the focus error signal has a large amplitude, while a focus search is performed by irradiating a DVD laser to a DVD. In this case, the S-shaped waveform of the focus error signal has a significantly smaller amplitude. Therefore, when the first S-shaped peak value pk1 detected when the DVD laser is turned on is larger than the S-shaped peak value pk0 detected when the CD laser is turned on, the process proceeds to step S71, and the optical disc is a single-layer DVD. After determining that there is, the process proceeds to the SGC adjustment process shown in FIG.
On the other hand, if the S-shaped peak value pk0 detected when the CD laser is turned on is larger than the S-shaped peak value pk1 detected when the DVD laser is turned on, the process shifts to step S72 to determine that the optical disk is a CD. After that, the processing shifts to the SGC adjustment processing shown in FIG.
[0008]
In the SGC adjustment process after it is determined that the optical disk is a double-layer DVD or a single-layer DVD, as shown in FIG. 14, first, in step S73, an optimum value of the SGC gain is searched for one recording layer and SGC is performed. A process for setting the gain to the optimum value is executed, and a focus search is executed in a state where the SGC gain is set to the optimum value, so that the first and second S-shaped waveforms appearing in the S-shaped waveform of the focus error signal. The peak value pk1'pk2 'is detected.
Subsequently, in a step S74, it is determined whether or not the second S-shaped peak value pk2 'is larger than 0. If the determination is no, the procedure is terminated after determining that the optical disk is a single-layer DVD in step S75. Then, after executing the focus-in operation, it waits for the start of the reproduction operation of the single-layer DVD.
On the other hand, if the second S-shaped peak value pk2 'is larger than 0 and the answer is YES in step S74, the process proceeds to step S76, and after it is determined that the optical disc is a double-layer DVD, the process proceeds to step S77. Then, the SGC gain is set to the above-mentioned predetermined value DVDGj in step S78. Then, in step S78, the SGC gain adjustment processing is executed for the other recording layer different from the recording layer in which the SGC gain was set to the optimum value in step S73. , End the procedure. Then, after executing the focus-in operation, it waits for the start of the reproduction operation of the two-layer DVD.
[0009]
In the SGC adjustment process after the determination as a CD, as shown in FIG. 15, first, the DVD laser is turned off in step S79, and then the CD laser is turned on in step S82. Subsequently, in step S81, after setting the SGC gain to the above-mentioned predetermined value CDGj, a process of searching for the optimum value of the SGC gain in step S82 and setting the SGC gain to the optimum value is executed, and the procedure ends. . Thereafter, after executing the focus-in operation, the apparatus waits for the start of the CD reproducing operation.
[0010]
[Patent Document 1]
JP-A-11-66712
[Patent Document 2]
Japanese Patent Application 2002-002444
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional disk reproducing apparatus, the CD laser and the DVD laser are sequentially turned on, and the disc is determined after the focus search is performed when each laser is turned on. Therefore, it takes a long time to determine the disk. Was. Also, in the SGC adjustment processing, the initial value of the SGC gain is set to the same predetermined value as when disc discrimination, so that the optimum value may be far from the initial value. It took a long time to adjust the SGC gain. Therefore, it took a long time to start up the system.
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a disk reproducing apparatus capable of shifting to signal reproduction in a shorter time than before.
[0012]
[Means for solving the problem]
A first disk reproducing apparatus according to the present invention can reproduce a plurality of types of optical disks having different recording densities, and outputs a plurality of types of laser beams having different wavelengths corresponding to the plurality of types of optical disks. An optical pickup capable of amplifying a focus error signal generated based on an output signal of the optical pickup; and a control circuit for controlling operations of the optical pickup and the amplifier circuit. And the control circuit includes:
Laser switching means for switching the output of the optical pickup to any one of the plurality of types of laser light;
By supplying a predetermined gain command value to the amplifier circuit, gain setting means for setting the gain of the amplifier circuit to a predetermined value,
In a state where the gain is set to a predetermined value, an amplitude value detecting unit that executes a focus search for searching for a focal point of the optical pickup, and detects an amplitude value of an S-shaped waveform of the focus error signal,
Disc discriminating means for discriminating the type of the optical disc by comparing the detected amplitude value with a predetermined threshold value
And with.
[0013]
In the disc discrimination process according to the present invention, first, the output of the optical pickup is switched to any one of the plurality of types of laser light, and a predetermined gain command value is supplied to the amplifier circuit. When the gain of the amplifier circuit is a predetermined value, for example, when the wavelength of the one type of laser light and the type of the optical disk match, a large S-shaped waveform of the focus error signal can be obtained even if the optical disk has a low reflectance. Set to value. In this state, focus search is performed to detect the amplitude value of the S-shaped waveform of the focus error signal, and the detected amplitude value is compared with a predetermined threshold to determine the type of the disc. Here, when the wavelength of the one type of laser light and the type of the optical disc match, the amplitude value of the focus error signal increases, and when the wavelength does not match, the amplitude value of the focus error signal decreases. Further, as described above, when the wavelength of the laser beam and the type of the optical disk match, the gain is set to a large value that can provide an S-shaped waveform of the focus error signal even if the optical disk has a low reflectance. Is set. Therefore, when the amplitude value of the focus error signal exceeds a predetermined threshold value, it can be determined that the optical disk is a disk corresponding to the one type of laser light. In such a case, the output of the optical pickup is switched to another type of laser light, and the process can be shifted to the subsequent processing without performing the focus search with the laser light, thereby shortening the time required for disc identification. You can do it.
[0014]
Specifically, it is possible to reproduce a plurality of types of optical disks having different numbers of recording layers, and the amplitude value detecting means detects the maximum amplitude value of the S-shaped waveform of the focus error signal, and The means determines the type of the optical disk based on the number of the maximum amplitude values.
[0015]
When an optical disc having a plurality of recording layers is irradiated with laser light to perform focus search, a plurality of maximum amplitude values appear in the S-shaped waveform of the focus error signal corresponding to the plurality of recording layers. Therefore, by detecting the number of maximum amplitude values, the type of the optical disk can be determined.
[0016]
More specifically, the control circuit includes a gain adjusting unit that adjusts the gain to an optimum value, and adjusts the gain by the gain adjusting unit after disc type is discriminated by the disc discriminating unit. is there. The amplitude value detecting means detects a maximum amplitude value of the S-shaped waveform of the focus error signal, and the gain adjusting means
Means for calculating a gain command value corresponding to a target amplitude value based on the predetermined gain command value and the maximum amplitude value detected by the amplitude value detection means,
Means for setting a value corresponding to the gain command value as an initial value of a gain in a gain adjustment process by supplying the calculated gain command value to the amplifier circuit;
And with.
[0017]
In the above specific configuration, after the disc discrimination process according to the present invention is performed, the process of adjusting the gain is performed. In the gain adjustment processing, first, a gain command value corresponding to a target amplitude value is calculated. Here, a proportional relationship is established between the gain command value and the amplitude value of the S-shaped waveform of the focus error signal, and the proportional relationship differs depending on the reflectance of the disk and the characteristics of the optical pickup. Therefore, a gain command value corresponding to a target amplitude value is calculated from the predetermined gain command value supplied to the amplifier circuit at the time of disc discrimination and the maximum amplitude value detected by the amplitude value detecting means. For example, a gain command value corresponding to the target amplitude value is calculated using a function formula that uses the gain command value and the amplitude value as variables.
When the gain command value calculated in this way is supplied to the amplifier circuit, the gain of the amplifier circuit is set to an optimum value or a value close to the optimum value. The time required for searching for the optimum value can be shortened as compared with the related art.
[0018]
A second disk reproducing apparatus according to the present invention includes an amplifier circuit for amplifying a focus error signal generated based on an output signal of an optical pickup, and a control circuit for adjusting a gain of the amplifier circuit to an optimum value. I have. And the control circuit includes:
By supplying a predetermined gain command value to the amplifier circuit, gain setting means for setting the gain of the amplifier circuit to a predetermined value,
In a state where the gain is set to a predetermined value, an amplitude value detecting unit that executes a focus search for searching for a focal point of the optical pickup, and detects a maximum amplitude value of an S-shaped waveform of a focus error signal,
Based on the predetermined gain command value and the detected maximum amplitude value, an arithmetic processing unit that calculates a gain command value corresponding to a target amplitude value,
Initial value setting means for supplying the calculated gain command value to the amplifier circuit to set a value corresponding to the gain command value as an initial value of a gain in a gain adjustment process.
And with.
[0019]
In the gain adjustment processing according to the present invention, first, a predetermined gain command value is supplied to the amplifier circuit, and the gain of the amplifier circuit is set to a predetermined value. In this state, a focus search is performed and a focus error signal The maximum amplitude value of the S-shaped waveform is detected. Thereafter, a gain command value corresponding to the target amplitude value is calculated. Here, a proportional relationship is established between the gain command value and the amplitude value of the S-shaped waveform of the focus error signal, and the proportional relationship differs depending on the reflectance of the disk and the characteristics of the optical pickup. Therefore, a gain command value corresponding to a target amplitude value is calculated from the supplied predetermined gain command value and the detected maximum amplitude value.
When the gain command value calculated in this way is supplied to the amplifier circuit, the gain of the amplifier circuit is set to an optimum value or a value close to the optimum value. The time required for searching for the optimum value can be shortened as compared with the related art.
[0020]
Specifically, it is possible to reproduce an optical disk having a plurality of recording layers, the control circuit executes the gain adjustment processing for each recording layer, the arithmetic processing means, In the gain adjustment processing for one recording layer, the gain command value supplied to the amplifier circuit in the gain adjustment processing for another recording layer and the recording layer targeted for the gain adjustment processing were detected. A gain command value corresponding to the target amplitude value is calculated based on the maximum amplitude value.
[0021]
As described above, when a focus search is performed by irradiating an optical disc having a plurality of recording layers with laser light, a plurality of maximum amplitude values are provided in the S-shaped waveform of the focus error signal corresponding to the plurality of recording layers. appear. Therefore, in the gain adjustment processing for one recording layer among a plurality of recording layers, the gain command value supplied to the amplifier circuit in the gain adjustment processing for another recording layer and the gain adjustment processing The gain command value corresponding to the target amplitude value is calculated on the basis of the maximum amplitude value detected for the recording layer indicated by. Therefore, the processing for setting the gain to a predetermined value and the processing for detecting the maximum amplitude value of the focus error signal are unnecessary, and the configuration in which the gain is set to the predetermined value and the maximum amplitude value is detected every time the gain adjustment processing is performed. It is possible to adjust the gain for a plurality of recording layers in a shorter time than in the case of.
[0022]
【The invention's effect】
According to the disk reproducing apparatus of the present invention, it is possible to shift to signal reproduction in a shorter time than before.
[0023]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment in which the present invention is applied to a disc player capable of reproducing a CD and a DVD will be specifically described based on two examples. Note that a CD includes a music CD, a CD-R, and a CD-RW, and a DVD includes a DVD-Video having one recording layer, a DVD-R, a DVD-RW, and two recording layers. DVD-Video exists. The disk reproducing apparatus according to the present invention is configured so that these disks can be reproduced with compatibility.
Circuit configuration
As shown in FIG. 1, a disc reproducing apparatus according to the present invention comprises: an optical pickup (2) arranged to face a signal surface of an optical disc (1); and a spindle motor (5) for rotating and driving the optical disc (1). A drive circuit (6) for driving a focusing mechanism of the optical pickup (2) and a spindle motor (5); and a spindle servo based on an RF signal obtained from the optical pickup (2) via an RF amplifier (3). And a DSP (4) for executing focus servo and tracking servo based on a focus error signal and a tracking error signal obtained from the optical pickup (2) via the RF amplifier (3). The RF amplifier (3) and the DSP (4) are connected to a microcomputer (7).
The optical pickup (2) includes a CD laser that emits red laser light to irradiate a CD and a DVD laser that emits red laser light to irradiate a DVD.
[0024]
When the microcomputer (7) issues a focus search command to the DSP (4), the DSP (4) supplies a focus drive signal to the drive circuit (6), and the drive circuit (6) outputs a focus drive signal. It is created and output to the optical pickup (2).
The DSP (4) detects the S-shaped peak value of the S-shaped waveform obtained by the focus search based on the focus error signal obtained from the optical pickup (2) via the RF amplifier (3) as described above. Is supplied to the microcomputer (7). The microcomputer (7) discriminates the disc based on the S-shaped peak value.
In the microcomputer (7), an SGC voltage control signal is created and supplied to the DSP (4). The DSP (4) responds to the SGC voltage control signal by applying the SGC voltage control signal to the RF amplifier (3). Adjust the size of. The SGC gain changes according to the magnitude of the SGC voltage.
[0025]
First embodiment
FIG. 3 to FIG. 5 show a procedure of disc discrimination and SGC adjustment executed when the disc reproducing apparatus of the present embodiment is started. The A / D converter (not shown) of the DSP (4) outputs the predetermined value CL when the amplitude value of the focus error signal exceeds the predetermined value CL regardless of the amplitude value of the focus error signal. In the following description, it is clipped that the amplitude value of the focus error signal exceeds a predetermined value CL, and the predetermined value CL is referred to as a clip boundary value. In the built-in memory (not shown) of the microcomputer (7), a linear expression using the SGC voltage value and the S-shaped peak value as variables is stored.
[0026]
When the power is turned on to the apparatus main body, focus offset adjustment is first performed. When the focus offset adjustment is completed, the DVD laser is turned on in step S1 of FIG. 3 and then the SGC gain is set to a predetermined value in step S2. Set to the value DVDGj. Here, the predetermined value DVDGj takes a large value such that an S-shaped waveform of a focus error signal can be obtained even when a DVD having a low reflectance is irradiated with a DVD laser to perform a focus search.
Next, in step S3, a focus search is executed to detect first and second S-shaped peak values pk1, pk2 appearing in the S-shaped waveform of the focus error signal. Here, when two S-shaped peak values do not appear in the S-shaped waveform of the focus error signal, the second S-shaped peak value pk2 becomes zero. Subsequently, in step S4, it is determined whether or not the second S-shaped peak value pk2 is greater than 0. If the determination is affirmative, in step S5, it is determined that the optical disk is a double-layer DVD. The processing shifts to the SGC adjustment processing shown.
[0027]
On the other hand, if it is determined NO in step S4 of FIG. 3, the process proceeds to step S6 to determine whether the first S-shaped peak value pk1 is equal to a predetermined clip boundary value CL. Here, when a focus search is performed by irradiating the DVD with a DVD laser, the S-shaped waveform of the focus error signal has a large amplitude, and the focus search is performed by irradiating the CD with the DVD laser. In this case, the S-shaped waveform of the focus error signal has a significantly smaller amplitude. In addition, the SGC gain is set to a large value such that an S-shaped waveform of a focus error signal can be obtained even when a DVD having a low reflectance is irradiated with a DVD laser as described above. Therefore, when the focus error signal is clipped, that is, when the S-shaped peak value is equal to the clip boundary value CL, it can be determined that the optical disk is a DVD. Therefore, when the determination is YES in step S6, the process proceeds to step S14, and after it is determined that the optical disc is a single-layer DVD, the process proceeds to the SGC adjustment process illustrated in FIG.
[0028]
On the other hand, if NO is determined in step S6, the process proceeds to step S7, where the DVD laser is turned off, and then the CD laser is turned on in step S8, and then the process proceeds to step S9. Then, the SGC gain is set to a predetermined value CDGj. Here, the predetermined value CDGj takes a large value such that an S-shaped waveform of a focus error signal can be obtained even when a focus search is executed by irradiating a CD laser with low reflectivity to a CD laser.
Next, in step S10, a focus search is executed to detect one S-shaped peak value pk0 appearing in the focus error signal, and in step S11, the S-shaped peak value pk0 and the S-shaped peak value pk0 detected when the DVD laser is turned on are detected. The first S-shaped peak value pk1 is compared. If the S-shaped peak value pk0 detected when the CD laser is turned on is larger than the S-shaped peak value pk1 detected when the DVD laser is turned on, the process proceeds to step S15, where it is determined that the optical disk is a CD. The process proceeds to the SGC adjustment process shown in FIG. On the other hand, if the first S-shaped peak value pk1 detected when the DVD laser is turned on is larger than the S-shaped peak value pk0 detected when the CD laser is turned on, the process proceeds to step S12 in FIG. 4 to set the CD laser off. After that, the DVD laser is turned on in step S13, and after it is determined in step S14 that the optical disk is a single-layer DVD, the process proceeds to the SGC adjustment process shown in FIG.
[0029]
In the SGC adjustment process after it is determined that the optical disk is a two-layer DVD or a single-layer DVD, as shown in FIG. 4, first in step S16, the first peak value pk1 detected when the DVD laser is turned on is set to the clip boundary. It is determined whether or not the value is equal to the value CL. If the determination is YES, the process shifts to step S17 to set the initial value of the SGC gain to the predetermined value DVDG0. Here, the predetermined value DVDG0 is a value set at the time of disc discrimination described above, that is, a value smaller than the predetermined value DVDGj set in step S2 of FIG.
[0030]
On the other hand, when it is determined NO in step S16, the process proceeds to step S18, and based on the SGC voltage value set in step S2 of FIG. 3 and the S-shaped peak value pk1 detected in step S3. The SGC voltage value corresponding to the target S-shaped peak value, for example, a value of 80% of the clip boundary value CL, is calculated from the linear expression stored in the built-in memory, and the initial value of the SGC gain is calculated. The value is set to a value DVDG1 corresponding to the SGC voltage value. Here, a proportional relationship is established between the magnitude of the SGC voltage and the S-shaped peak value, as shown in FIG. 2, and the proportional relationship varies depending on the reflectance of the optical disk and the characteristics of the optical pickup. The SGC voltage value corresponding to the character peak value is calculated based on the SGC voltage value set at the time of disc discrimination and the detected S character peak value pk1.
In this way, the initial value of the SGC gain is set to the optimum value or a value near the optimum value.
[0031]
Thereafter, in step S19, a process of searching for an optimum value of the SGC gain for one recording layer and setting the SGC gain to the optimum value is executed, and the focus search is performed in a state where the SGC voltage value is set to the optimum value. To detect the first and second S-shaped peak values pk1 ′ and pk2 ′ appearing in the S-shaped waveform of the focus error signal.
Next, in step S20, it is determined whether or not the second S-shaped peak value pk2 'is greater than 0. If the determination is NO, it is determined in step S21 that the optical disk is a single-layer DVD, and a procedure is performed. To end. Then, after executing the focus-in operation, it waits for the start of the reproduction operation of the single-layer DVD.
[0032]
On the other hand, if it is determined YES in step S20, it is determined in step S22 that the optical disk is a double-layer DVD, and the process proceeds to step S23 where the second S-shaped peak value pk2 'is clipped. It is determined whether it is equal to the boundary value CL. Here, if it is determined to be yes, the target is calculated from the above-described linear expression based on the SGC voltage value set in step S2 of FIG. 3 and the second S-shaped peak value pk2 detected in step S3. The SGC voltage value corresponding to the S-shaped peak value to be calculated is calculated, and the initial value of the SGC gain is set to a value DVDG2 corresponding to the calculated SGC voltage value. In this way, the initial value of the SGC gain is set to the optimum value or a value near the optimum value.
[0033]
If NO is determined in step S23, the target S-shaped peak is calculated from the above-described linear expression based on the optimum SGC voltage value set in step S19 and the detected second S-shaped peak value pk2 '. An SGC voltage value corresponding to the value is calculated, and an initial value of the SGC gain is set to a value DVDG3 corresponding to the calculated SGC voltage value. In this way, the initial value of the SGC gain is set to the optimum value or a value near the optimum value.
Thereafter, in step S19, a process of searching for the optimum value of the SGC gain for the other recording layer different from the recording layer for which the SGC gain was set to the optimum value and executing the process of setting the SGC gain to the optimum value is performed, and the procedure is completed. I do. Then, after executing the focus-in operation, it waits for the start of the reproduction operation of the two-layer DVD.
[0034]
In the SGC adjustment process after it is determined that the optical disk is a CD, as shown in FIG. 5, first, in step S27, the S-shaped peak value detected when the CD laser is turned on, that is, in step S10 in FIG. It is determined whether or not the obtained S-shaped peak value pk0 is equal to the clip boundary value CL. If the determination is YES, the process shifts to step S28 to set the initial value of the SGC gain to a predetermined value CDG0. Here, the predetermined value CDG0 is a value set at the time of disc discrimination described above, that is, a value smaller than the predetermined value CDGj set in step S9 of FIG.
[0035]
On the other hand, when it is determined NO in step S27, based on the SGC voltage value set in step S9 in FIG. 3 and the S-shaped peak value pk0 detected in step S10, An SGC voltage value corresponding to a target S-shaped peak value is calculated, and an initial value of the SGC gain is set to a value CDG1 corresponding to the calculated SGC voltage value. In this way, the initial value of the SGC gain is set to the optimum value or a value near the optimum value.
Thereafter, in step S30, a process of searching for the optimum value of the SGC gain and setting the SGC gain to the optimum value is executed, and the procedure is terminated. Thereafter, after executing the focus-in operation, the apparatus waits for the start of the CD reproducing operation.
[0036]
6 and 7 show the waveforms of the focus error signal and the focus drive signal obtained at the time of starting the disk reproducing apparatus of the present embodiment, and FIGS. 8 and 9 are obtained at the time of starting the conventional disk reproducing apparatus. 7 shows the waveforms of a focus error signal and a focus drive signal. 6 to 9, the upper waveform represents the waveform of the focus error signal, and the lower waveform represents the waveform of the focus drive signal.
When a single-layer DVD is set in a conventional disk reproducing apparatus, as shown in FIG. 8, it takes a long time of 2.980 seconds from the start of the focus offset adjustment to the start of the focus-in operation. When a single-layer DVD is set in the disc reproducing apparatus of the example, as shown in FIG. 6, the time from the start of the focus offset adjustment to the start of the focus-in operation is as short as 1.250 seconds.
In addition, when a CD is set in the conventional disk reproducing apparatus, as shown in FIG. 9, it takes a long time of 3.350 seconds from the start of the focus offset adjustment to the start of the focus-in operation. When a CD is set in the disc reproducing apparatus of the example, as shown in FIG. 7, the time from the start of the focus offset adjustment to the start of the focus-in operation is as short as 1.820 seconds.
[0037]
In the disc reproducing apparatus of the present embodiment, if the DVD is set in the apparatus main body and the answer is YES in step S4 or step S6 in FIG. 3, the CD laser is not set to ON and the subsequent SGC Since the processing shifts to the adjustment processing, the time required for the disk discrimination processing is shortened as compared with the conventional disk reproducing apparatus in which the DVD laser and the CD laser are sequentially turned on. Further, in the SGC adjustment processing, the initial value of the SGC gain is set to the optimum value or a value close to the optimum value as described above, so that the time required for searching for the optimum value of the SGC gain is reduced as compared with the conventional disk reproducing apparatus. Thus, the time required for the SGC adjustment processing is reduced. By shortening the time required for the disc discrimination processing and the SGC adjustment processing in this way, it is possible to shift to signal reproduction in a shorter time than before, after the system is started.
[0038]
When a two-layer DVD is set in the main body of the apparatus, when calculating the initial value of the SGC voltage for the second recording layer, it is set in the SGC adjustment processing for the first recording layer. Since the optimum SGC voltage value and the detected S-curve peak value are used, the initial value of the SGC voltage can be reduced in a shorter time than in the configuration in which the SGC voltage value is set to a predetermined value and the S-curve peak value is detected again. The SGC gain can be adjusted for the two recording layers in a short time.
[0039]
Second embodiment
The disc reproducing apparatus of the first embodiment sets the DVD laser on after setting the DVD laser on in the disc discriminating process, whereas the disc reproducing apparatus of the second embodiment sets the CD laser on. After the DVD laser is turned on, the DVD laser is turned on.
[0040]
FIGS. 10 to 12 show a procedure of disc discrimination and SGC adjustment executed at the time of starting the disc reproducing apparatus of the present embodiment. First, in step S31, the CD laser is turned on, and then in step S32, The SGC gain is set to a predetermined value CDGj. Here, the predetermined value CDGj takes a large value such that an S-shaped waveform of a focus error signal can be obtained even when a focus search is executed by irradiating a CD laser with low reflectivity to a CD laser.
Next, in step S33, a focus search is performed to detect one S-shaped peak value pk0 appearing in the S-shaped waveform of the focus error signal. In step S34, the S-shaped peak value pk0 is set to a predetermined clip boundary value CL. It is determined whether it is equal to or not. Here, when the focus search is performed by irradiating the CD laser to the CD, the S-shaped waveform of the focus error signal has a large amplitude, and when the focus search is performed by irradiating the DVD with the CD laser. The S-shaped curve of the focus error signal has a significantly smaller amplitude. In addition, the SGC gain is set to a large value such that an S-shaped waveform of the focus error signal can be obtained even when the CD having a low reflectance is irradiated with the CD laser as described above. Therefore, when the focus error signal is clipped, that is, when the S-shaped peak value of the focus error signal is equal to the clip boundary value CL, it can be determined that the optical disc is a CD. Therefore, if the determination is YES in step S34, the process proceeds to step S43, and after determining that the optical disc is a CD, the process proceeds to the SGC adjustment process shown in FIG.
[0041]
On the other hand, if NO is determined in step S34, the process proceeds to step S35, where the CD laser is set to off, and then the DVD laser is set to on in step S36, and then the process proceeds to step S37. Then, the SGC gain is set to a predetermined value DVDGj. Here, the predetermined value DVDGj takes a large value such that an S-shaped waveform of a focus error signal can be obtained even when a DVD having a low reflectance is irradiated with a DVD laser to perform a focus search.
Next, in step S38, a focus search is executed to detect first and second S-shaped peak values pk1, pk2 appearing in the S-shaped waveform of the focus error signal. Subsequently, in a step S39, it is determined whether or not the second S-shaped peak value pk2 is larger than 0. When the determination is affirmative, in a step S44, it is determined that the optical disk is a double-layer DVD, and then, as shown in FIG. The processing shifts to the SGC adjustment processing shown. The SGC adjustment process shown in FIG. 12 is the same as the SGC adjustment process of the first embodiment shown in FIG.
[0042]
On the other hand, when it is determined NO in step S39 of FIG. 10, the process proceeds to step S40, where the S-shaped peak value pk0 detected when the CD laser is turned on and the S-shaped peak value pk0 detected when the DVD laser is turned on. It is compared with the 1S-shaped peak value pk1. If the S-shaped peak value pk0 detected when the CD laser is turned on is larger than the S-shaped peak value pk1 detected when the DVD laser is turned on, the process proceeds to step S41, and after the DVD laser is turned off, the process proceeds to step S42. Then, the CD laser is set to ON, and the process proceeds to step S43, and after it is determined that the optical disk is a CD, the process proceeds to the SGC adjustment process shown in FIG. The SGC adjustment process shown in FIG. 11 is the same as the SGC adjustment process of the first embodiment shown in FIG.
On the other hand, when the first S-shaped peak value pk1 detected when the DVD laser is turned on is larger than the S-shaped peak value pk0 detected when the CD laser is turned on, the process proceeds to step S45 in FIG. Then, the process proceeds to the SGC adjustment process shown in FIG.
[0043]
In the disc reproducing apparatus of the present embodiment, if the CD is set in the apparatus main body and the answer is YES in step S34 of FIG. 10, the DVD laser is not set to ON, and the subsequent SGC adjustment processing is performed. Since the transition is made, the time required for disc discrimination processing is reduced as compared with the conventional disc reproducing apparatus. In the SGC adjustment process, the initial value of the SGC gain is set to an optimum value or a value close to the optimum value in Step S48 of FIG. 11 and Steps S52, S58 and S59 of FIG. The time required for searching for the optimum value of the SGC gain is reduced as compared with the above, thereby reducing the time required for the SGC adjustment processing. By shortening the time required for the disc discrimination processing and the SGC adjustment processing in this way, it is possible to shift to signal reproduction in a shorter time than before, after the system is started.
[0044]
The configuration of each part of the present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made within the technical scope described in the claims.
For example, in the first embodiment, when calculating the initial value of the SGC voltage for the second recording layer, the optimal SGC voltage value set in the SGC adjustment processing for the first recording layer and the detected value are detected. Although the second S-shaped peak value is used, the SGC voltage value set in the disc discrimination process and the detected second peak value, that is, the SGC voltage value set in step S2 of FIG. 3 and the SGC voltage value detected in step S3 are detected. It is also possible to use the second S-shaped peak value pk2.
Further, in the first and second embodiments, the configuration is adopted in which the SGC voltage value according to the target S-shaped peak value is calculated based on the SGC voltage value and the S-shaped peak value. However, the present invention is not limited to this, and it is also possible to adopt a configuration for calculating an SGC gain corresponding to a target S-shaped peak value based on the SGC gain and the S-shaped peak value.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration of a disk reproducing apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a graph showing a relationship between a magnitude of an SGC voltage and an S-shaped peak value of an S-shaped waveform of a focus error signal.
FIG. 3 is a flowchart illustrating a first part of a procedure of disc determination and SGC adjustment executed when the disc reproducing apparatus of the first embodiment is started.
FIG. 4 is a flowchart showing a second part of the procedure.
FIG. 5 is a flowchart showing a third part of the procedure.
FIG. 6 is a waveform chart showing changes in a focus error signal and a focus drive signal obtained when a single-layer DVD is set in the disk reproducing apparatus of the first embodiment and the system is started.
FIG. 7 is a waveform diagram showing changes in a focus error signal and a focus drive signal obtained when a CD is set in the disc reproducing apparatus and the system is started.
FIG. 8 is a waveform diagram showing changes in a focus error signal and a focus drive signal obtained when a single-layer DVD is set in a conventional disk reproducing apparatus and the system is started.
FIG. 9 is a waveform diagram showing changes in a focus error signal and a focus drive signal obtained when a CD is set in the disc reproducing apparatus and the system is started.
FIG. 10 is a flowchart showing a first part of a procedure of disc discrimination and SGC adjustment executed when the disc reproducing apparatus of the second embodiment is started.
FIG. 11 is a flowchart showing a second part of the procedure.
FIG. 12 is a flowchart showing a third part of the procedure.
FIG. 13 is a flowchart showing a first part of a procedure of disc discrimination and SGC adjustment executed when a conventional disc reproducing apparatus is started.
FIG. 14 is a flowchart showing a second part of the procedure.
FIG. 15 is a flowchart showing a third part of the procedure.
FIG. 16 is a waveform chart showing a change in a focus error signal of the dual-layer DVD.
[Explanation of symbols]
(1) Optical disk
(2) Optical pickup
(3) RF amplifier
(4) DSP
(5) Spindle motor
(6) Drive circuit
(7) Microcomputer

Claims

An optical pickup capable of reproducing a plurality of types of optical discs having different recording densities and capable of outputting a plurality of types of laser beams having different wavelengths corresponding to the plurality of types of optical discs; In a disc reproducing apparatus including an amplifier circuit for amplifying a focus error signal created based on a signal and a control circuit for controlling operations of the optical pickup and the amplifier circuit, the control circuit includes:
Laser switching means for switching the output of the optical pickup to any one of the plurality of types of laser light;
By supplying a predetermined gain command value to the amplifier circuit, gain setting means for setting the gain of the amplifier circuit to a predetermined value,
In a state where the gain is set to a predetermined value, an amplitude value detecting unit that executes a focus search for searching for a focal point of the optical pickup, and detects an amplitude value of an S-shaped waveform of the focus error signal,
A disc discriminating means for discriminating the type of the optical disc by comparing the detected amplitude value with a predetermined threshold value.

It is possible to reproduce a plurality of types of optical discs having different numbers of recording layers, wherein the amplitude value detecting means detects the maximum amplitude value of the S-shaped waveform of the focus error signal, and the disc discriminating means detects the maximum amplitude value. 2. The disc reproducing apparatus according to claim 1, wherein the type of the optical disc is determined based on the number of values.

The control circuit includes a gain adjusting unit that adjusts the gain to an optimum value. After the type of the disk is determined by the disk determining unit, the gain is adjusted by the gain adjusting unit. The means detects a maximum amplitude value of the S-shaped waveform of the focus error signal, and the gain adjustment means
Means for calculating a gain command value corresponding to a target amplitude value based on the predetermined gain command value and the maximum amplitude value detected by the amplitude value detection means,
Means for setting a value corresponding to the gain command value as an initial value of a gain in the gain adjustment process by supplying the calculated gain command value to the amplifier circuit. The disc reproducing apparatus according to the above.

In a disk reproducing apparatus including an amplifier circuit for amplifying a focus error signal created based on an output signal of an optical pickup and a control circuit for adjusting a gain of the amplifier circuit to an optimum value, the control circuit includes:
By supplying a predetermined gain command value to the amplifier circuit, gain setting means for setting the gain of the amplifier circuit to a predetermined value,
In a state where the gain is set to a predetermined value, an amplitude value detecting unit that executes a focus search for searching for a focal point of the optical pickup, and detects a maximum amplitude value of an S-shaped waveform of a focus error signal,
Based on the predetermined gain command value and the detected maximum amplitude value, an arithmetic processing unit that calculates a gain command value corresponding to a target amplitude value,
An initial value setting unit that supplies the calculated gain command value to the amplifier circuit to set a value corresponding to the gain command value as an initial value of a gain in a gain adjustment process. Disc player.

It is possible to reproduce an optical disk having a plurality of recording layers, wherein the control circuit executes the gain adjustment processing for each recording layer, and the arithmetic processing means executes one of the recording layers. In the target gain adjustment process, the gain command value supplied to the amplifier circuit in the gain adjustment process targeting the other recording layer and the maximum amplitude value detected for the recording layer targeted for the gain adjustment process 5. The disc reproducing apparatus according to claim 4, wherein a gain command value corresponding to the target amplitude value is calculated based on the gain command value.