【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印字記録装置及び記録データ作成方法に関し、特に、広域に渡るインターネット環境若しくはＷｅｂサイト上で効率良く記録装置用の印字データを作成して端末の印字記録装置にデータをフィードバックする構成のブロードバンド印刷システム、特にインクジェットプリンタを考慮したシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、インクジェットプリンタを代表とする汎用カラープリンタやマルチファンクションプリンタ等を代表とする記録装置で印字データを出力するには、一般的にパーソナルコンピュータ等のデータ転送装置が必要であった。こうしたデータ転送装置は、個人や家庭オフィス（ＳＯＨＯ）向けに使用されていることが多く、又、データ転送装置とネットワーク（無線、有線）で接続され、更に多くの使用用途が考えられてきている。
【０００３】
このようなインクジェットプリンタを代表とするカラープリンタの印刷データは、パーソナルコンピュータ等と接続されたモニター上で表現された連続色調のカラーデータを通常はラスタービットマップフォーマットで記録されている。これらのラスターデータは、赤（Ｒ）、緑（Ｇ）、青（Ｂ）の３原色として表現されることが多い。例えば、代表的なＭｉｃｒｏｓｏｆｔ 社のオペレーティングシステム（Ｗｉｎｄｏｗｓ９５／９８／ＭＥ／ＮＴ／２０００等） ではモニターを基にアプリケーションソフトウエアで作成された画像は、ＧＤＩ（Ｇｒａｐｈｉｃｓ Ｄｅｖｉｃｅｓ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅの略で、線・円・多角形・テキスト等を描画するための標準機能）を介してＲＧＢ２４ビット（各８ビット×３）データとして出力されている。
【０００４】
こうしてシステムが出力したＲＧＢ２４ビットデータ（１６００万色カラーデータとも呼ばれている）を基にドライバーソフトウエアがインクジェットプリンター等の記録装置へ最終的に出力するための印刷データを作成するのが一般的である。
【０００５】
しかしながら、該ドライバーソフトウエアからプリンターへ出力するデータは、周知の通り加法混色（ＲＧＢ）及び減法混色（ＣＭＹ）の原理（ＲＧＢの光の量を変化させるためには補色であるＣＭＹの量を変化する必要がある）から考えると、ＲＧＢデータのままだと不都合があるので、シアン（Ｃ）、マゼンタ（Ｍ）、イエロー（Ｙ）に変換する必要がある。
【０００６】
又、実際にはインクジェットプリンター等には黒インクを装着して黒色をメディア上で表現している。何故なら、ＣＭＹの各インク（インクジェットプリンターの場合）は化学的に合成されたものであり、理論上のＲＧＢとは正確な補色の関係ではなく、又、インクジェットプリンターの着弾精度の悪さにより各色のずれが生じ、ＯＤ値（オプティカルディンティシイ）の高い黒を表現することが難しいことと、黒を表現するのにＣＭＹの３色を必要としないコストの観点から単独の黒インクを使用していることが多いためである。そのため、ドライバー内ではＲＧＢ２４ビットから黒抽出を行う処理を施し、ＣＭＹ及びＫ（黒）連続色調のデータを作成する技術を活用してきている。
【０００７】
一方、印刷データを受け取る側の該インクジェットプリンターは、連続色調（多値）を印刷することが困難である。一般的には、各画素に１つの色ドットを着弾させるか否かで表現するバイナリプリンタである。このように最終的に該インクジェットプリンターへ出力されるデータは、ＣＭＹＫのバイナリーデータであり、ドライバーソフトウエア内でＣＭＹＫの連続色調のデータより２値化処理が行われている。
【０００８】
以上の一般的なプリンターの印字システムの制御を図を用いて説明する。
【０００９】
図１−Ｓ１０１のアプリケーションで作成されたモニター上等で表現されている画像データは、図１−Ｓ１０２のＧＤＩを介して図１−Ｓ１０３でＲＧＢ２４ｂｉｔデータとしてドライバーソフトウエアへ引き渡される。ここでのＲＧＢ２４ビットデータは、カラム方向、水平ラスター方向で並んでいるのが通常である。
【００１０】
図２は水平方向にＮ分の各色の８ビットの多値データ、垂直方向にＭ分のデータが表されている図である。例えば、印刷媒体がレター用紙で画像の基本解像度が３６０ｄｐｉで且つ印刷範囲が水平方向８インチ、垂直方向１０インチだとすると、Ｎが２８８０、Ｍが３６００として表現される。
【００１１】
その後、図１−Ｓ１０４でガンマ補正やソース補正等の入力に対する補正が施される。周知のようにガンマ補正とは人間の目と実際の濃度とのギャップを補正させることを目的としていて、この時点で連続色調はＲＧＢで表されている。一般的には、ガンマ（γ）曲線で表される係数を乗じて補正し、係数として１．０，１．４，１．８，２．２等の数値が多く使用されている。
【００１２】
又、ソース補正はモニターやスキャナー等、入力元の特性に応じて、ここで連続色調はＣＭＹに変換されることが多い。又、これと同時にＣＭＹ成分より黒成分抽出を行う。この結果、図１−Ｓ１０５でＲＧＢ２４ビットデータはＣＭＹＫ３２ビットの多値データに変換される。
【００１３】
その後、図１−Ｓ１０６にて出力補正が施されるが、これはインクジェットプリンターのインク液滴の大小に合わせて出力がコントロールされるのであり、この時点では未だＣＭＹＫ３２ビットの多値データである。図１−Ｓ１０７では連続色調データ、即ち多値データを２値データに変換される２値化作業が周知のＥＤ（誤差拡散法）やディザ処理を行うのと同時にプリンタ側の受信形態に合わせて施される。このように最終的には、図３で表されるように、ＹＭＣＫの各色の２値データが作成される。図３の例ではＹＭＣＫの各色データは、ラスター形式で並んでいる例である。このラスターデータの場合、２値データは各１ラスター、つまり図３を参照するとＮビットずつの単位でＹＭＣＫの各ラスターデータがＭラスター分プリンター側に送出される。
【００１４】
この際、データ数はレター用紙で水平方向８インチ、垂直方向１０インチ分の印刷範囲と仮定すると１ 色分で１２９６０００バイト（２８８０×３６００／８）、４色分で５Ｍバイトを超す量となる。そこで、特にプリンターとホストコンピュータ側の通信を行うためのインターフェース（パラレルインターフェースやＵＳＢ等）の通信速度が遅い場合等はデータに圧縮を施し、プリンタ側へ送出して、データ量を少なくして全体的なスループットの向上を図ることもある。
【００１５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図３で示されたような該プリンタドライバーで最終的に作成されたＹＭＣＫの２値データがラスターデータの場合、プリンタ側で印字する際にデータの並びの変換を図５の水平ラスターデータの場合の流れのようにプリンタ内で行う必要がある。何故ならば、典型的なインクジェットプリンタの印刷ヘッドの構成は、図４のように印字方向に向かってほぼ垂直に位置しているので、印刷ヘッドにデータを送出する際にラスターデータの水平／垂直変換、所謂ＨＶ変換を施し、ラスター方向から垂直方向にデータを変換する必要があるからである。それ故にプリンタ側では、ＨＶ変換の負荷のためにスループットの低下や、ＨＶ変換回路のためのコストが生じることがあった。
【００１６】
そこで、こうした負荷を解決するために図１−Ｓ１０７においてＹＭＣＫの２値データを作成する際に、プリンタドライバー内でラスターデータの確立の代わりに図４のような印刷ヘッドに対して垂直にデータを並べる方法を採ることがある。図６の例では、図４のイエロー着色材について描かれた例であるが、Ｙ１からＹ２４、つまり２値データで２４ビット、３バイト分、ラスター方向ではなく垂直方向に並んでいるのが分かる。
【００１７】
その後は、２４ビット、つまり２４ノズル分のデータの繰り返しで２８８０カラム分データが連続的に並んでカラムデータとして確立しているのが分かる。よって、図５の垂直カラムデータの場合で表されるように、プリンタエンジンは受信したカラムデータを直接、印刷ヘッドに転送することにより単純に印刷が可能となるので、スループットの向上に貢献してきた。
【００１８】
又、ＨＶ変換回路を省くことができるので、コスト減にも効果があった。こうした技術はＰＣ内のＣＰＵの高速化によりプリンタドライバでの処理をＰＣ内で行ってもシステム全体の速度の向上が図ることが可能になってきたので、最近では多く用いられている手法でもある。この技術については特願平１０−２１３２６２号でも詳細に記述されている。
【００１９】
又、この技術は２値化の際に印刷ヘッドのノズルの数やノズルの並び順等に応じて誤差拡散処理等の処理を適正化することによりより高精度の印刷を提供することが可能でもある。そのために、プリンタとホストコンピュータ間を図７で示されたように、双方向Ｉ／Ｆで接続して予めプリンタドライバがプリンタの印刷ヘッドの情報を把握して、印刷ヘッドのノズル数や並び等に応じて効率的なデータ作成を行っていた。
【００２０】
又、プリンタドライバーは、ノズル数や並びの情報の他、ヘッドの温度情報、ヘッドの種類やプリンタの状態の情報等も適時、プリンタより取得している。プリンタの温度情報によりプリンタドライバーからのデータの送出のタイミングや濃度を変化させて印刷ヘッドに負荷なく印字を行うことが可能である。又、エラー情報の取得は多くのプリンタシステムで使用されており、紙無し状態やプリンタドアの開閉状態をオペレータに知らせることができ、ユーザーフレンドリーなシステムを提供してきている。
【００２１】
以上、簡単に従来の印刷制御システム、特にホストコンピュータとプリンタ間について説明してきたが、何れのシステムも図１で示したように大量のメモリー（通常はホストコンピュータ内に内蔵）が必要であり、又、印字データを表示するためのディスプレイ等の表示装置も必要となるので、ホストコンピュータ無しでの印刷シーンの提供の機会はごく限られたものであった。尚、最近では、インターネットを身近に簡単に扱えるように、ＷｅｂＴＶシステムなる一般のテレビにインターネット機能を付属させ、インターネット機能より直接プリンタに印字命令、データを送出できる製品があるが、これもテレビに図８−８０１で示されるようにＷｅｂＴＶＢｏｘ等の装置が必要であった。
【００２２】
ＷｅｂＴＶＢｏｘは家庭にある図８−８０２のＴＶに接続して公衆回線を介して図８−８０３インターネット網より図８−８０４のルーターやＨｕｂを経由してきた情報を受け取ったり、送出したりする役目を担い、ＷｅｂＴＶＢｏｘの内部の構成としては、ＷｉｎｄｏｗｓＣＥ やＯｐｅｎＴＶ等のＯＳ、Ｅ−ｍａｉｌやブラウザを司るアプリケーション、そして表示用及びプリント用のＨＴＭＬエンジン等のレンダラー（解析部）、更に印刷データ作成用メモリー及び印刷データ送受信用メモリーにより構成されているのが一般的である。
【００２３】
又、プリンタ（図８−８０５）とのインターフェースを兼ね備え、レンダラーで作成されたラスターデータをプリンタに送出して印刷している。該ＷｅｂＴＶＢｏｘは家庭で簡単にインターネットを扱えるように計らったものであるが、プリンタ側にとっての機能は通常のホストＰＣと同等である。
【００２４】
このように、何れにしてもプリンタでの印刷にはＨｏｓｔＰＣやＷｅｂＴＶＢｏｘ等、プリンタにとってマスターになり得る装置が必要であり、多数の画像処理や大量のメモリー等が必要であった。
【００２５】
更に、インターネット上のＷｅｂサーバー等から直接印字データを端末ＰＣ等の記録装置を介して端末側のプリンタに送出するシステムも存在するが、従来の何れの端末のプリンタ状態に拘らずデータを作成してるので、プリンタの状態や印刷ヘッドの形状に合わせて効率良くデータを作成することができなかった。
【００２６】
又一方で、ノート型ＰＣ／ＰＡＤ／携帯電話等、携帯端末の普及に伴い、任意の場所でプリント出力の需要も高まっている。
【００２７】
本発明の課題は、従来のプリントシステム、つまり印刷するために必要なＨｏｓｔＰＣやＷｅｂＴＶＢｏｘ等の大掛かりな装置を必要とせずに提供しようとするものである。
【００２８】
本発明では、インターネットの双方向通信技術やＷｅｂサーバー上でのデータ処理能力を十分に活用して新しい印刷技術に反映して１つの新しいシステムを提供し、従来までのプリンタ対ＨｏｓｔＰＣといった１対１の考え方を踏襲しないでインターネットが接続できる多方面の場面でプリンタを活用しようとするものである。
【００２９】
特に、今後、普及が予想されるＤｅｇｉｔａｌ テレビ等の家電ではインターネット装置内蔵型が主流となると予想もされていて、周辺機器としてのプリンタを接続する機会も増えていくと考えられている。
【００３０】
本発明の課題はこうした所謂ＮｏｎＰＣ 型の家電（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ ａｐｐｌｉａｎｃｅ−インターネットアプライアンスとも呼ばれ、以下ＩＡとも呼ぶ）や装置に対して、安価で単純にＷｅｂブラウザ画面等のプリントの機会を提供できるシステムである。特に、高解像度の印刷の場合はドライバソフトウエアが必要とするメモリーが膨大となるので、Ｗｅｂサーバー上のメモリーを活用することにより安価にシステムを提供することができる。
【００３１】
又、ホストＰＣを使用した印刷システムでもＰＣ内にインストールされるプリンタドライバのデータ処理をインターネット上のサーバーを活用することより、ＰＣ資源の負荷の低減（ メモリー等）
やプリンタドライバのインストールやドライババージョンの更新を行うことなく印刷システムを提供可能となり、ユーザーにとっての簡易性の提供も技術の課題の１つである。
【００３２】
更には、このような環境下でユーザにとってＰＣ系と変わらぬ快適で信頼性の高い印刷環境を提供することにある。
【００３３】
又、ノートＰＣやＰＡＤ等の携帯用ＩＡから外出先のプリンターで印刷を行う場合、必ずしも外出先にあるプリンターが普段自分が用いているプリンターと同一機種ではないことがある。このような場合、プリンタードライバを新たにインストールする手間が発生するという問題がある。更に、複数の外出先毎に異なった機種のプリンターであること考えると、その度毎にプリンタドライバのインストールを行うことは、その手間だけでなく、複数のプリンタドライバのための記憶部の容量が必要となるという問題が発生する。
【００３４】
本発明は、斯かる問題を解決し、ユーザーにとっての簡易性が高いブロードバンド印刷システムを提供することを目的とする。
【００３５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、デジタルテレビ等の家電や通常のＰＣと接続されているインクジェットプリンタ等の記録装置から記録装置の印刷ヘッドの情報や状態を取得して、それらの情報と共にでの印刷の対象となるデータやブラウザ（閲覧ソフトウエア）画面データを上りの公衆回線に送り、インターネット上のサービスプロバイダー等のＷＷＷサーバー内に予め開設されているホームページ等を通じて、これらのデータを内部のプリンタデータ解析部及びプリンタ情報解析部により解析し、プリンタに応じた適切なデータを作成して端末のブラウザにフィードバックし、印刷を行う手段を採用する。
【００３６】
従って、本発明によれば、特にデジタルテレビ等の家電等に接続されているインターネット機器を用いた場合に、該インターネット機器にプリンタ接続のためのメモリーの増設や複雑なコントロール部の増設を行うことなく、ネット上でデータ処理を行い、処理が施されたデータを再び端末側であるインターネット機器に反映させることにより簡単に印刷を提供することができる。又、ＰＣ上のインターネットブラウザを用いた場合でも、簡単なプリンタドライバを搭載するだけで、ネット上でデータ処理を行うことが可能となる。
【００３７】
【発明実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【００３８】
＜実施の形態１＞
図９は本実施例の構成を表したシステムブロック図である。
【００３９】
図９において、９０１は本発明の特徴となるコントロール部である。この部分はデジタルテレビ９０２等のＮｏｎＰＣ 家電等（ＩＡ）と接続されるか、内蔵されるものであり主にインターネットと本発明のプリントシステムの実現を目的として構成されている。周知のＷｅｂＴＶＢｏｘ等のインターネット用接続機器と異なるのは、図からも明らかであるが、後述するようにインターネット網のＷＷＷサーバー上で基本的印刷処理を施すので、ブラウザコントローラ内部で印刷データの作成を行う必要がなく、印刷データ作成用のメモリーが存在しない。同様な理由で印刷用ＨＴＭＬエンジンも必要がない。
【００４０】
ブラウザコントロール部の構成は、基本となるＯＳ、例えばマイクロソフト社製のＷｉｎｄｏｗｓＣＥ やＯｐｅｎＴＶ社製の既存のＯＳを搭載して、機器の入出力管理やアプリケーションの管理を全うさせる。インターフェースとしては、ＩＡと接続するためのビデオインターフェースやＩＥＥＥ１３９４インターフェース等、又、プリンタと接続するためのＩＥＥＥ１２８４パラレルインターフェース、ＵＳＢインターフェース、ＩＥＥＥ１３９４インターフェース、更にはＢｌｕｅＴｏｏｔｈ 等の無線インターフェースを接続させる。何れのインターフェースも双方向通信が行えるようになることを前提とする。
【００４１】
プリンタコントローラとは、プリンタの通信を管理して結果をブラウザに反映させ、それぞれのデータの送受信を管理するのが主である。アプリケーションとしてのブラウザは、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ 社製のインターネットエキスプローラ等の代表的なブラウザでも独自のブラウザでも良い。その他、ブラウザをコントロールするための制御用メモリーも必要である。
【００４２】
以上のような構成を持つブラウザコントローラを中心に、図９−９０２のＩＡ上でオペレータが所望の印刷物を指定して再びブラウザコントロール部が必要なデータをまとめてをデータを送出する。
送出されたデータは、図９−９０４のルーター、ハブ等を経由、その後、公衆回線を通じてアクセスポイント９０５に到達する。アクセスポイント９０５は、ネットワークオペレーションセンターとして存在して、ユーザーからの電話回線接続や光ファイバーによる接続を受け付けるための役目を担っている。その後、データはインターネット網９０７に入り、所望のサーバーに辿り着く。所望のサーバーとは、多くはサービスプロバイダー９０６により運営されており、内部の構成としては、ユーザーからのアクセスを管理するためのアクセスサーバー、ＩＰアドレスとドメイン名を変換するためのＤＮＳサーバーを中心に、Ｅ−ｍａｉｌ等のメールを管理するためのメールサーバー（ＳＭＴＰ、ＰＯＰ）やニューズサーバーそして、本発明の制御の中心を担うＷＷＷサーバーが存在する。
【００４３】
ＷＷＷサーバーは、ホームページやサービス情報を提供するサーバーであり、各サービスプロバイダーは、インターネットユーザーの複数のホームページやサービス情報を備えているのが通常である。本実施の形態では、図９からも明らかなように特定のサービスプロバイダー内に存在するＷＷＷサーバー内にインターネットプリント用のホームページを所有することを前提とする。このホームページ内にインターネットプリント用サーバーソフトウエアが存在する。該ソフトウエアの目的は、端末から上ってきた印刷情報及び印刷データを解析することである。
【００４４】
以上が図９のシステムブロック図を簡単に説明してきたが、次に図１０のフローチャートを用いて本発明のシステムの流れをブラウザ印刷を行う場合の具体的実施形態について説明する。
【００４５】
Ｓ１００１で制御が開始され、始めにオペレータがＩＡ９０２上で印刷を目的とするブラウザ画面（図１１−１１０１）の表示を行う。所望の印刷画面が用意できたらＳ１００２において他の新しいウインドウとしての印刷処理用のブラウザ画面（図１１−１１０２）を開く。このブラウザ画面は予め開設されているＵＲＬを入力することによって表示される。Ｓ１００３においてオペレータが所望の印刷画面が表示されているＵＲＬとを入力する。印刷時における印字モードを入力する。
【００４６】
その後、Ｓ１００４で印刷処理用のブラウザ画面内のダイアログで下位階層のプリンタ選択ブラウザを選択し、Ｓ１００５でプリンタ選択ブラウザ画面（図１１−１１０３）でブラウザコントローラと現在接続されているプリンタ機種名を選択する。プリンタ機種名を選択するとＳ１００６で選択されたプリンタ名に応じた機種毎のプロパティ画面（図１１−１１０４）が表示される。このプロパティ画面では機種固有の印刷品位、紙種サイズ、量子化手法／色処理方法等の印字条件設定及びユーティリティーと呼ばれるヘッドクリーニングやレジ調整等を実行するか等が設定可能である。Ｓ１００７でユーザは印刷条件の設定を行う。
【００４７】
ブラウザコントローラ（図９−９０１）内のプリンタコントローラが双方向Ｉ／Ｆを介してプリンタより情報の取得を試みる。Ｓ１００５で情報の取得が不可能だった場合は、プリンタの電源が入っていないか、何らかのエラーが生じているとしてＳ１００６のエラーに制御を移行する。Ｓ１００５でプリンタからの情報取得に成功した場合は、Ｓ１００７に制御を移してプリンタより取得したヘッド情報、例えば、印刷ヘッドのノズル数の情報、印刷ヘッドの並び順情報、プリンタの状態情報等を一時印刷データ送信用メモリーの一部に蓄える。
【００４８】
その後、Ｓ１００８では、こうした蓄えられたプリンタ情報Ｓ１００７で設定された印刷条件と共に、入力したＵＲＬや印字モード情報及びブラウザコントローラ本体のＩＰアドレスを合わせてインターネット網にアップさせる。Ｓ１００９ではネット上のＵＲＬを検索しつつ、図９におけるルータ（図９−９０４）、公衆回線、アクセスポイント（図９−９０５）を経由してサービスプロバイダー（図９−９０６）内の特定のサーバーにアップさせたデータが届く。そして、最終的には、Ｓ１０１０において、ＵＲＬアドレスが割り振られているＷＷＷサーバー内にある特定のホームページ内のインターネットプリント用サーバーソフトウエアが印字情報を受信する仕組みとなっている。
【００４９】
受信したデータ情報に基づき、印刷用サーバーソフトウエアがＳ１０１１で印刷データの作成を行う。Ｓ１０１１での制御内容を更に詳しく説明しているのが図１２である。
【００５０】
Ｓ１２０１で取得されたＵＲＬからＳ１２０２でＨＴＭＬ（Ｈｙｐｅｒ Ｔｅｘｔ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）の解析を開始する。ＵＲＬで取得されたブラウザ画面は殆どが前記ＨＴＭＬ言語で記述されている。本実施の形態もブラウザ画面の表示言語をＨＴＭＬとして説明する。図９−９０６内のインターネット印刷用サーバーソフトウエア内に構築されているＨＴＭＬレンダラー（解析部）は、通常のＨｏｓｔＰＣで扱うＭｉｃｒｏｓｏｆｔ 社製インターネットエキスプローラ等が扱うレンダラーと同等の処理を行う。つまり、Ｓ１２０３で、ＨＴＭＬレンダラーにより対象ＨＴＭＬファイルがＲＧＢ２４ビットデータに変換されることになる。
【００５１】
その後、Ｓ１２０４により連続色調のＲＧＢ２４ビットデータが図１−１０３〜１０８の制御と同等の処理が施される。つまり、従来の技術において説明したように、ＲＧＢ２４ビットの連続色調のデータに対してガンマ補正やソース補正等の入力補正を行い、ＣＭＹ２４ビットデータの変換した後、黒抽出を行いＣＭＹＫ３２ビットデータに変換される。その後、２値化作業が誤差拡散法やディザ処理を行うのと同時に施されＹＭＣＫの２値化データがプリンタの受信形態に合わせてＳ１２０５において作成される。要するに、印刷用サーバーソフトウエア内の処理は従来のＰＣで行っていたプリント用印刷データの作成手順と殆ど同じ処理が施される。
【００５２】
その後、図１０に戻り、Ｓ１０１２において、印刷用サーバーソフトウエア内で作成されたデータを公衆回線を通じてＩＰアドレスを参照しつつ、図９−９０１のブラウザコントローラ部に送出される。そして、Ｓ１０１３でブラウザコントロール部はプリンタコントロール部を介して受信データを受信メモリーに蓄えつつ、プリンタにデータを送出していく。その後、図９−９０３のプリンタは印刷を開始する。
【００５３】
本発明では上記プリンタ選択画面において複数機種のプリンタから自由に選択が可能なため、ブラウザコントロール部に接続されるプリンタの機種が一旦設置した後変更になっても、変更前と変わらぬ手順でプリントが可能であり、従来のＰＣ系でのプリンタドライバインストールの手間やそれに伴う記憶装置でのメモリの確保が不要となる。更には、その下位に機種毎のプロパティ画面を有することにより、プリンタ機種毎特有な印刷設定やユーティリティを用意することが可能となり、ユーザにとってＰＣ系と変わらぬ快適で信頼性の高い印刷環境を提供できる。
【００５４】
＜実施の形態２＞
上記実施例は、デジタルテレビ等の家電（ＩＡ）との組み合わせのプリンティングシステムについてであるが、従来のプリントシステム、つまりパーソナルコンピュータ対プリンタの組み合わせによる実施も可能である。モバイルＰＣ等を用いた場合の実施形態について説明する。図１３を用いてシステムの構成を説明する。
【００５５】
図１３−１３０１はごく一般的なパーソナルコンピュータ（ＰＣ）であり、モバイル型ＰＣも基本的には同様な構成であるので、ここではＰＣの形態で説明を行う。ＰＣはＢＩＯＳ１３１１、つまりＰＣの初期起動と入出力を管理するプログラム、中央演算処理装置であるＣＰＵ１３１２、全ての入出力とＣＰＵとを接続するバス１３１３、システム全ての構成を管理するＯＳ１３１４、本実施の形態の印刷データ汎用ドライバが格納されたり、ユーザーデータの保存を行うハードディスク１３１５、本発明の印刷データを一時格納するための汎用メモリー１３１６、通常のアプリケーションソフトウエア１３１６、マイクロソフトインターネットエキスプローラ等のブラウザアプリケーション１３１７、マウス、キーボード、ディスプレイ等、更に一般のプリンタに使用される各種周辺装置ドライバ１３１８、ＰＣとプリンタを接続するＩＥＥＥ１２８４パラレルインターフェース、ＵＳＢ、ＩＥＥＥ１３９４，ＢｌｕｅＴｏｏｔｈ等のインターフェースドライバ１３１８、そして、本実施の形態で使用される印刷データ汎用ドライバ等により構成されている。パーソナルコンピュータ以外の構成は実施の形態１と全く同じであるため、ここでの詳細な説明は省略する（プリンタ１３１２、ルーター及びハブ１３０３、アクセスポイント１３０４、サービスプロバイダー内部１３０５、インターネット網１３０６として構成されている）。以下、図１４に示すフローチャートに基づいて実施の形態２について説明する。
先ず、Ｓ１４０１２において他の新しいウインドウとしての印刷処理用のブラウザ画面を開く。このブラウザ画面は、予め開設されているＵＲＬを入力することによって表示される。Ｓ１４０２３においてオペレータが所望の印刷画面が表示されているＵＲＬと印刷時における印字モードを入力する。ＰＣの記憶装置に記憶されているデータファイル名を入力する。先の実施の形態では、ＩＡ機器を前提とし表示しているブラウザ画面の出力について説明を行ったが、本実施の形態ではＰＣの記憶装置に記憶されているデータファイルの出力を前提としている。ここで言うデータファイルとは、一般にＰＣ上で起動するアプリケーションによって表示／編集がファイルで、ＪＰＥＧ、ＴＩＦといった汎用画像ファイル、ＴＸＴやＨＴＭＬといった汎用的フォーマット形式のファイルの他、特有のアプリケーションと関連したデータファイル等である。
【００５６】
その後、Ｓ１４０３で印刷処理用のブラウザ画面内のダイアログで下位階層のプリンタ選択ブラウザを選択し、Ｓ１４０４でプリンタ選択ブラウザ画面（図１６−１６０２）でブラウザコントローラと現在接続されているプリンタ機種名を選択する。プリンタ機種名を選択するとＳ１４０５で選択されたプリンタ名に応じた機種毎のプロパティ画面（図１６−１６０３）が表示される。このプロパティ画面では機種固有の印刷品位、紙種サイズ、量子化手法／色処理方法等の印字条件設定及びユーティリティーと呼ばれるヘッドクリーニングやレジ調整等を実行するか等が設定可能である。Ｓ１４０６でユーザは印刷条件の設定を行う。
【００５７】
Ｓ１４０７８では、こうした蓄えられたプリンタ情報と共に、入力したＵＲＬや印字モード情報及びブラウザコントローラ本体のＩＰアドレスを合わせてインターネット網にアップさせる。Ｓ１４０６で設定された印刷条件と共に、ＰＣの記憶装置に記憶されているデータファイル及びブラウザコントローラ本体のＩＰアドレスを合わせてインターネット網にアップさせる。Ｓ１４０９ではネット上のＵＲＬを検索しつつ、図１３におけるルータ（図１３−１３０３）、公衆回線、アクセスポイント（図１３−１３０４）を経由してサービスプロバイダー（図１３−１３０５）内の特定のサーバーにアップさせたデータが届く。
【００５８】
そして、最終的には、Ｓ１４１０、Ｓ１４０８において、ＵＲＬアドレスが割り振られているＷＷＷサーバー内にある特定のホームページ内のインターネットプリント用サーバーソフトウエアが印字情報を受信する仕組みとなっている。その後、受信したデータ情報に基づき、印刷用サーバーソフトウエアがＳ１４０９１１で印刷データの作成を行う。
【００５９】
Ｓ１４０９１１での制御内容を更に詳しく説明しているのが図１５である。ここで改めて図１５の制御内容を説明する。
【００６０】
Ｓ１２０１、Ｓ１５０１ではＳ１４０６アップされたデータファイルを取得し、取得されたＵＲＬからＳ１２１５０２でＨＴＭＬ解析を開始する所定のデータファイルに応じて、サーバ内に収納されている適切なアプリケーションを起動する。アプリケーションの起動後、サーバ内で図１３−１３０５内のインターネット印刷用サーバーソフトウエア内に構築されている。その後、Ｓ１２０３でＨＴＭＬレンダラーにより対象ＨＴＭＬファイルがＲＧＢ２４ビットデータに変換され、Ｓ１２０３４により連続色調のＲＧＢ２４ビットデータが図１−１０３〜１０８の制御と同等の処理が施される。
【００６１】
つまり、従来の技術において説明したように、ＲＧＢ２４ビットの連続色調のデータに対してガンマ補正やソース補正等の入力補正を行い、ＣＭＹ２４ビットデータの変換した後、黒抽出を行いＣＭＹＫ３２ビットデータに変換される。その後、２値化作業が誤差拡散法やディザ処理を行うのと同時に施され、ＹＭＣＫの２値化データがプリンタの受信形態に合わせてＳ１２０４５において作成される。
【００６２】
要するに、実施の形態１と同様に、印刷用サーバーソフトウエア内の処理は従来のＰＣで行っていたプリント用印刷データの作成手順と殆ど同じ処理が施されることになる。
【００６３】
その後、図１４に戻り、Ｓ１４１０１２において、印刷用サーバーソフトウエア内で作成されたデータを公衆回線を通じてＩＰアドレスを参照しつつ、図１４−１４０１のＰＣに送出される。
【００６４】
その後、Ｓ１４１１３でＰＣ内のブラウザアプリケーションが受信したデータを印刷汎用ドライバに引渡し、ポートモニター等のＩ／Ｆドライバにデータを直接送出してプリンタにデータが送信される。その後、Ｓ１４１４、Ｓ１４１２においてプリンタにおいて印刷が開始される。ここでの印刷データ汎用ドライバとは、一般のＰＣに格納されているプリンタドライバとは異なり、入力されたデータを単にＩ／Ｆドライバに送出する機能とプリンタからのデータを受信する機能のみを兼ね備えた単純な汎用的なドライバである。
【００６５】
通常のドライバは、各種色処理やデータ処理を行う機能までを兼ね備えているに対して、本発明における印刷データ汎用ドライバーは、多機種のプリンタに対応するための入出力のコントロールのみに特化したドライバである。尚、印刷データ汎用ドライバーは入出力に特化しているためにデータの形式やプリンタの種類によって変更する必要がない。
【００６６】
本発明では上記プリンタ選択画面において複数機種のプリンタから自由に選択が可能なため、プリンタの機種が変わっても、常に変わらぬ手順でプリントが可能であり、従来のＰＣ系でのプリンタドライバインストールの手間やそれに伴う記憶装置でのメモリの確保が不要となる。このため、ノートＰＣ等の携帯端末等を用いて出先でのプリント出力時にも、出先のプリンタの機種によらず、簡易なプリントが実現できる。更には、上記プリンタ選択画面の下位に機種毎のプロパティ画面を有することにより、プリンタ機種毎特有な印刷設定やユーティリティを用意することが可能となり、ユーザにとって普段の出力と変わらぬ快適で信頼性の高い印刷環境を提供できる。
【００６７】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、インターネット上にサーバーを印刷データの処理に活用することにより、通常、直接プリンタに接続されているＩＡやＰＣ上で行う印刷データの処理を施すことなく、インターネット上で処理された印刷データをプリンタに送信することが可能である。特に、インターネットアプライアンス機器（デジタルテレビ等の家電）のように、プリントが主目的でないインターネットコントローラが接続されている機器では、プリンタのためのコントローラや余分なメモリーを持ち合わせる必要がなくなる。そして、主な処理はインターネット上で施されるので、安価なプリンティングシステムを提供できる。更に、プリンタの情報を取得してプリントヘッドの数や形状等に応じてプリンタの受信形態合わせてデータを作成しているので、幅広いプリンタに応用でき、ドライバー等のバージョンアップの必要もない。
【００６８】
又、通常のＰＣ上から印刷した場合でも、基本となる印刷データ汎用ドライバを一度格納しておけば、あらゆる本システムに対応したプリンタに対して有効となり、プリンタドライバのバージョンアップやインストール作業をオペレータが行う必要がなくなり、且つ、ＰＣ資源（メモリーの負荷）の低減も図ることができ、ＰＣ環境を快適にすることが可能である。
【００６９】
又、従来のＰＣ環境とは異なるＩＡ環境下であっても、本発明では上記プリンタ選択画面において複数機種のプリンタから自由に選択が可能なため、ブラウザコントロール部に接続されるプリンタの機種が一旦設置した後変更になっても、変更前と変わらぬ手順でプリントが可能であり、従来のＰＣ系でのプリンタドライバインストールの手間やそれに伴う記憶装置でのメモリの確保が不要となる。
【００７０】
更に、その下位に機種毎のプロパティ画面を有することにより、プリンタ機種毎特有な印刷設定やユーティリティを用意することが可能となり、ユーザにとってＰＣ系と変わらぬ快適で信頼性の高い印刷環境を提供することができる。
【００７１】
更には、本発明では上記プリンタ選択画面において複数機種のプリンタから自由に選択が可能なため、プリンタの機種が変わっても、常に変わらぬ手順でプリントが可能であり、従来のＰＣ系でのプリンタドライバインストールの手間やそれに伴う記憶装置でのメモリの確保が不要となる。このため、ノートＰＣ等の携帯端末等を用いて出先でのプリント出力時にも、出先のプリンタの機種によらず、簡易なプリントが実現できる。又、上記プリンタ選択画面の下位に機種毎のプロパティ画面を有することにより、プリンタ機種毎特有な印刷設定やユーティリティを用意することが可能となり、ユーザにとって普段の出力と変わらぬ快適で信頼性の高い印刷環境を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】一般的な印刷データの作成フローである。
【図２】連続色調のデータの並びを表す図である。
【図３】２値データの並びを表す図である。
【図４】一般的なインクジェットプリンタの印刷ヘッドを示す図である。
【図５】水平ラスターデータと垂直カラムデータの場合の制御の区分けを表している図である。
【図６】カラムデータの２値データを表している図である。
【図７】プリンタとプリンタドライバ間との通信内容を示す図である。
【図８】ＷｅｂＴＶとインターネット網とのシステム図である。
【図９】本発明の実施の形態を表しているシステム図である。
【図１０】本発明の実施の形態１のフローチャートである。
【図１１】本発明の実施の形態１，２で使用されるブラウザ画面を示す図である。
【図１２】本発明の実施例の形態１，２でのフローチャートの一部である。
【図１３】本発明の実施の形態２を表しているシステム図である。
【図１４】本発明の実施の形態２のフローチャートである。
【図１５】本発明の実施の形態２でのフローチャートの一部である。
【図１６】本発明の実施の形態２で使用されるブラウザ画面を示す図である。
【符号の説明】
９０１ コントロール部
９０２ デジタルテレビ（ＩＡ）
９０４ ルーター、ハブ
９０５ アクセスポイント
９０６ サービスプロバイダー
９０７ インターネット網[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a print recording apparatus and a recording data creation method, and more particularly to a configuration in which print data for a recording apparatus is efficiently created on a wide-area Internet environment or a Web site and the data is fed back to a print recording apparatus of a terminal. The present invention relates to a broadband printing system, and particularly to a system considering an inkjet printer.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to output print data using a recording device such as a general-purpose color printer or a multifunction printer as a typical example of an ink jet printer, a data transfer device such as a personal computer is generally required. Such data transfer devices are often used for individuals and home offices (SOHO), and are connected to the data transfer device via a network (wireless or wired), and more uses are being considered. .
[0003]
As print data of a color printer represented by such an ink jet printer, color data of continuous tone expressed on a monitor connected to a personal computer or the like is usually recorded in a raster bitmap format. These raster data are often expressed as three primary colors of red (R), green (G), and blue (B). For example, in a typical Microsoft operating system (Windows 95/98 / ME / NT / 2000, etc.), an image created by application software based on a monitor is a GDI (Graphics Devices Interface). It is output as RGB 24-bit (each 8 bits × 3) data via a standard function for drawing polygons, texts, and the like.
[0004]
In general, driver software creates print data for final output to a recording device such as an ink jet printer based on the RGB 24-bit data (also called 16 million color data) output by the system. It is.
[0005]
However, as is well known, the data output from the driver software to the printer is based on the principle of additive color mixture (RGB) and subtractive color mixture (CMY) (in order to change the amount of RGB light, the amount of CMY which is a complementary color is changed). In consideration of this, it is inconvenient to keep the RGB data as it is, so it is necessary to convert the data into cyan (C), magenta (M), and yellow (Y).
[0006]
Actually, black ink is attached to an ink jet printer or the like to express black on a medium. This is because each of the CMY inks (in the case of an ink jet printer) is chemically synthesized, and does not have an exact complementary color relationship with the theoretical RGB. A shift occurs, and it is difficult to express black having a high OD value (optical density), and from the viewpoint of cost that does not require three colors of CMY to express black, a single black ink is used. This is because there are many cases. Therefore, in the driver, a process of performing black extraction from RGB 24 bits has been performed, and a technology of creating data of continuous CMY and K (black) tones has been utilized.
[0007]
On the other hand, it is difficult for the inkjet printer that receives print data to print a continuous tone (multi-valued). Generally, it is a binary printer that expresses whether or not one color dot lands on each pixel. Thus, the data finally output to the inkjet printer is CMYK binary data, and binarization processing is performed on the CMYK continuous tone data in the driver software.
[0008]
The control of the printing system of the general printer described above will be described with reference to the drawings.
[0009]
The image data created on the monitor or the like created by the application in FIG. 1-S101 is transferred to the driver software as 24-bit RGB data in FIG. 1-S103 via the GDI in FIG. 1-S102. The RGB 24-bit data here is usually arranged in the column direction and the horizontal raster direction.
[0010]
FIG. 2 is a diagram showing N-bit 8-bit multi-value data in the horizontal direction and M data in the vertical direction. For example, if the printing medium is letter paper, the basic resolution of the image is 360 dpi, and the printing range is 8 inches in the horizontal direction and 10 inches in the vertical direction, N is 2880 and M is 3600.
[0011]
Thereafter, in FIG. 1-S104, corrections for inputs such as gamma correction and source correction are performed. As is well known, gamma correction aims at correcting the gap between the human eye and the actual density, and at this point the continuous tone is represented by RGB. Generally, correction is performed by multiplying by a coefficient represented by a gamma (γ) curve, and numerical values such as 1.0, 1.4, 1.8, and 2.2 are often used as coefficients.
[0012]
In the source correction, the continuous color tone is often converted into CMY in accordance with the characteristics of the input source such as a monitor or a scanner. At the same time, a black component is extracted from the CMY components. As a result, the RGB 24-bit data is converted into CMYK 32-bit multi-value data in FIG. 1-S105.
[0013]
Thereafter, output correction is performed in FIG. 1-S106. The output is controlled according to the size of ink droplets of the ink jet printer. At this time, the output is still CMYK 32-bit multi-valued data. In FIG. 1-S107, the continuous tone data, that is, the binarization operation of converting the multi-valued data into the binary data is performed in accordance with the well-known ED (error diffusion method) or the dither processing, and at the same time, in accordance with the receiving form on the printer side. Will be applied. As described above, finally, as shown in FIG. 3, binary data of each color of YMCK is created. In the example of FIG. 3, each color data of YMCK is arranged in a raster format. In the case of this raster data, the binary data is sent to the printer side for each raster, that is, each raster data of YMCK in units of N bits as shown in FIG.
[0014]
At this time, assuming that the printing range is 8 inches in the horizontal direction and 10 inches in the vertical direction on the letter paper, the amount of data exceeds 1296,000 bytes (2880 × 3600/8) for one color and exceeds 5 Mbytes for four colors. . Therefore, especially when the communication speed of the interface (parallel interface, USB, etc.) for communication between the printer and the host computer is low, the data is compressed and sent to the printer to reduce the amount of data and reduce the overall amount of data. In some cases, throughput may be improved.
[0015]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the binary data of YMCK finally created by the printer driver as shown in FIG. 3 is raster data, the data sequence is converted at the time of printing on the printer side by the horizontal raster data shown in FIG. Must be performed in the printer as shown in the flow of the case. This is because the configuration of the print head of a typical inkjet printer is located almost vertically toward the printing direction as shown in FIG. This is because it is necessary to perform conversion, that is, so-called HV conversion, to convert data from the raster direction to the vertical direction. Therefore, on the printer side, the throughput of the HV conversion circuit may be reduced due to the load of the HV conversion, and the cost for the HV conversion circuit may occur.
[0016]
Therefore, in order to solve such a load, when creating binary data of YMCK in FIG. 1-S107, instead of establishing raster data in the printer driver, data is written vertically to the print head as shown in FIG. There is a method to arrange them. In the example of FIG. 6, the yellow colorant of FIG. 4 is drawn, but it can be seen that Y1 to Y24, that is, 24-bit binary data, 3 bytes, are arranged in the vertical direction instead of the raster direction. .
[0017]
After that, it can be seen that data of 2880 columns are continuously arranged by repeating data of 24 bits, that is, data of 24 nozzles and established as column data. Therefore, as represented by the vertical column data in FIG. 5, the printer engine can simply perform printing by directly transferring the received column data to the print head, thereby contributing to an improvement in throughput. .
[0018]
In addition, since the HV conversion circuit can be omitted, there is also an effect on cost reduction. Such a technique has been widely used recently because the speed of the CPU in the PC has made it possible to improve the speed of the entire system even if the processing by the printer driver is performed in the PC. . This technique is also described in detail in Japanese Patent Application No. 10-213262.
[0019]
In addition, this technique can provide higher-precision printing by optimizing processing such as error diffusion processing according to the number of nozzles of the print head, the arrangement order of the nozzles, and the like at the time of binarization. is there. For this purpose, as shown in FIG. 7, the printer and the host computer are connected by a bidirectional I / F, and the printer driver previously grasps the information of the print head of the printer, and determines the number of nozzles and the arrangement of the print head. And efficient data was created according to the
[0020]
In addition, the printer driver obtains information on the temperature of the head, information on the type of the head, information on the state of the printer, and the like in addition to the information on the number of nozzles and the arrangement of the nozzles from the printer as needed. Printing can be performed without load on the print head by changing the data transmission timing and density from the printer driver based on the temperature information of the printer. The acquisition of error information is used in many printer systems, and an operator can be notified of a paper-out state or an open / closed state of a printer door, thereby providing a user-friendly system.
[0021]
As described above, the conventional print control system, particularly between the host computer and the printer, has been briefly described. However, each system requires a large amount of memory (normally built in the host computer) as shown in FIG. Further, since a display device such as a display for displaying print data is also required, the opportunity of providing a print scene without a host computer is very limited. Recently, there has been a product that attaches an Internet function to a general TV such as a WebTV system so that the Internet can be easily and easily handled, and can send a print command and data to a printer directly from the Internet function. As shown in FIG. 8-801, a device such as a WebTV Box was required.
[0022]
The WebTV Box is connected to the TV shown in FIG. 8-802 at home and receives and sends information from the Internet shown in FIG. 8-803 via the router or the hub shown in FIG. 8-804 via a public line. The internal configuration of the WebTV Box includes an OS such as Windows CE and OpenTV, an application for controlling E-mail and a browser, a renderer (analysis unit) such as an HTML engine for display and print, a memory for print data creation, and Generally, it is configured by a print data transmission / reception memory.
[0023]
It also has an interface with a printer (FIG. 8-805), and sends raster data created by a renderer to the printer for printing. The WebTV Box is designed to easily handle the Internet at home, but the function for the printer is equivalent to that of a normal host PC.
[0024]
As described above, in any case, printing by a printer requires a device that can be a master for the printer, such as a Host PC or WebTV Box, and requires a large amount of image processing and a large amount of memory.
[0025]
Further, there is also a system in which print data is directly transmitted from a Web server or the like on the Internet to a printer on the terminal side via a recording device such as a terminal PC. However, data is created regardless of the printer state of any conventional terminal. Therefore, data could not be efficiently created according to the state of the printer and the shape of the print head.
[0026]
On the other hand, with the spread of portable terminals such as notebook PCs / PADs / mobile phones, demands for print output at arbitrary locations are increasing.
[0027]
An object of the present invention is to provide a conventional print system, that is, without requiring a large-scale device such as a Host PC or a WebTV Box required for printing.
[0028]
In the present invention, one new system is provided by fully utilizing the two-way communication technology of the Internet and the data processing capability on a Web server to reflect the new printing technology, and one-to-one such as a conventional printer versus a HostPC. The idea is to use printers in a variety of situations where the Internet can be connected without following the idea of the above.
[0029]
In particular, it is expected that Internet devices with built-in Internet devices will become the mainstream in household appliances such as digital televisions, which are expected to spread in the future, and it is thought that opportunities for connecting printers as peripheral devices will increase.
[0030]
It is an object of the present invention to provide a system capable of simply providing inexpensive and simple printing of a Web browser screen or the like to such a so-called NonPC-type home appliance (also referred to as an Internet appliance, hereinafter also referred to as an IA) or an apparatus. . In particular, in the case of high-resolution printing, the memory required by the driver software becomes enormous, and the system can be provided at low cost by utilizing the memory on the Web server.
[0031]
Further, even in a printing system using a host PC, the data processing of a printer driver installed in the PC is performed by using a server on the Internet, thereby reducing the load on PC resources (memory, etc.).
It is possible to provide a printing system without installing a printer driver or updating a driver version, and providing simplicity for a user is one of the technical issues.
[0032]
Another object of the present invention is to provide a printing environment that is as comfortable and reliable as a PC system for a user under such an environment.
[0033]
In addition, when printing is performed from a portable IA such as a notebook PC or a PAD with a printer on the go, the printer on the go may not always be the same model as the printer that one usually uses. In such a case, there is a problem that it takes time to newly install the printer driver. Further, considering that the printers are of different models for a plurality of places to go, it is not only time and effort to install the printer driver each time, but also the capacity of the storage unit for the plurality of printer drivers is reduced. The problem that it becomes necessary arises.
[0034]
An object of the present invention is to solve such a problem and to provide a broadband printing system that is highly simple for a user.
[0035]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention obtains information and a state of a print head of a printing apparatus from a printing apparatus such as an inkjet printer or the like connected to a home appliance such as a digital television or a general PC, and acquires the information together with the information. Sends the data to be printed on the Internet and the screen data of the browser (browsing software) to the upstream public line, and stores the data internally through a homepage established in advance in a WWW server such as a service provider on the Internet. The printer data analysis unit and the printer information analysis unit analyze the data, create appropriate data corresponding to the printer, feed it back to the browser of the terminal, and perform printing.
[0036]
Therefore, according to the present invention, particularly when an Internet device connected to a household appliance such as a digital television is used, an additional memory for printer connection or an additional complicated control unit is added to the Internet device. Instead, printing can be easily provided by performing data processing on the net and reflecting the processed data again on the Internet device on the terminal side. In addition, even when an Internet browser on a PC is used, data processing can be performed on a network only by installing a simple printer driver.
[0037]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0038]
<Embodiment 1>
FIG. 9 is a system block diagram showing the configuration of the present embodiment.
[0039]
In FIG. 9, reference numeral 901 denotes a control unit which is a feature of the present invention. This part is connected to or incorporated in a Non-PC home appliance (IA) such as a digital television 902, and is mainly configured for the purpose of realizing the Internet and the print system of the present invention. Although it is apparent from the figure that this is different from a well-known Internet connection device such as a WebTV Box, the basic print processing is performed on a WWW server on the Internet network as described later. There is no need to do this, and there is no memory for creating print data. For the same reason, there is no need for a printing HTML engine.
[0040]
The configuration of the browser control unit includes a basic OS such as Windows CE manufactured by Microsoft Corporation or an existing OS manufactured by OpenTV, and completes input / output management of devices and management of applications. As the interface, a video interface or an IEEE 1394 interface for connecting to an IA, an IEEE1284 parallel interface for connecting to a printer, a USB interface, an IEEE 1394 interface, and a wireless interface such as BlueTooth are connected. It is assumed that both interfaces can perform two-way communication.
[0041]
The printer controller mainly manages communication of the printer, reflects a result on a browser, and manages transmission and reception of each data. The browser as the application may be a typical browser such as Internet Explorer manufactured by Microsoft Corporation or a unique browser. In addition, a control memory for controlling the browser is required.
[0042]
Mainly on the browser controller having the above-described configuration, the operator designates a desired print on the IA in FIG. 9-902, and the browser control unit collectively transmits necessary data and sends the data again.
The transmitted data passes through a router, a hub, and the like in FIG. 9-904, and then reaches an access point 905 via a public line. The access point 905 exists as a network operation center, and has a role of receiving a telephone line connection or an optical fiber connection from a user. Thereafter, the data enters the Internet network 907 and reaches the desired server. Most of the desired servers are operated by the service provider 906, and the internal configuration includes an access server for managing access from users and a DNS server for converting IP addresses and domain names. There are mail servers (SMTP, POP), news servers, and WWW servers that play a central role in controlling the present invention.
[0043]
The WWW server is a server that provides homepage and service information, and each service provider usually has a plurality of homepages and service information of Internet users. In the present embodiment, as apparent from FIG. 9, it is assumed that a homepage for Internet print is owned in a WWW server existing in a specific service provider. There is server software for Internet print in this homepage. The purpose of the software is to analyze print information and print data coming from the terminal.
[0044]
The system block diagram of FIG. 9 has been briefly described above. Next, a specific embodiment in which browser printing is performed on the flow of the system of the present invention will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0045]
In step S1001, control is started. First, an operator displays a browser screen (FIG. 11-1101) for printing on the IA 902. When a desired print screen is prepared, a browser screen (FIG. 11-1102) for print processing is opened as another new window in S1002. This browser screen is displayed by inputting a URL established in advance. In step S1003, the operator inputs a URL on which a desired print screen is displayed. Enter the print mode for printing.
[0046]
Then, in step S1004, a printer selection browser of a lower hierarchy is selected in a dialog in a browser screen for print processing. In step S1005, a printer model name currently connected to the browser controller is selected in a printer selection browser screen (FIG. 11-1103). I do. When a printer model name is selected, a property screen (FIG. 11-1104) for each model is displayed according to the printer name selected in S1006. In this property screen, it is possible to set print conditions such as print quality, paper type size, quantization method / color processing method, etc., which are unique to each model, and whether to execute head cleaning, registration adjustment and the like, which are called utilities. In step S1007, the user sets print conditions.
[0047]
The printer controller in the browser controller (FIG. 9-901) attempts to acquire information from the printer via the bidirectional I / F. If information cannot be acquired in step S1005, control is transferred to the error in step S1006 on the assumption that the printer is not turned on or some error has occurred. If the information has been successfully acquired from the printer in step S1005, the control is transferred to step S1007 to temporarily store the head information acquired from the printer, such as information on the number of nozzles of the print head, information on the order of the print heads, and information on the state of the printer. Stored in a part of the print data transmission memory.
[0048]
After that, in S1008, the input URL, print mode information, and IP address of the browser controller are combined with the print conditions set in the stored printer information S1007, and uploaded to the Internet network. In step S1009, a specific server in the service provider (FIG. 9-906) is searched for via the router (FIG. 9-904), the public line, and the access point (FIG. 9-905) in FIG. You will receive the uploaded data. Finally, in S1010, the Internet print server software in a specific homepage in the WWW server to which the URL address is allocated receives the print information.
[0049]
Based on the received data information, the printing server software creates print data in S1011. FIG. 12 illustrates the control content in S1011 in more detail.
[0050]
In step S1202, analysis of HTML (Hyper Text Markup Language) is started from the URL acquired in step S1201. Most of the browser screens obtained by the URL are described in the HTML language. In the present embodiment, the display language of the browser screen will be described as HTML. The HTML renderer (analysis unit) constructed in the server software for Internet printing in FIG. 9-906 performs the same processing as the renderer handled by Microsoft Internet Explorer or the like handled by a normal Host PC. That is, in step S1203, the target HTML file is converted into RGB 24-bit data by the HTML renderer.
[0051]
After that, in S1204, the same processing as the control of FIGS. That is, as described in the background art, input correction such as gamma correction and source correction is performed on 24-bit continuous color RGB data, and CMY 24-bit data is converted. Then, black is extracted and converted into CMYK 32-bit data. Is done. Thereafter, the binarization operation is performed at the same time as the error diffusion method or the dither processing is performed, and the binarized data of YMCK is created in S1205 in accordance with the receiving mode of the printer. In short, the processing in the print server software is almost the same as the print print data creation procedure performed by the conventional PC.
[0052]
Then, returning to FIG. 10, in S1012, the data created in the printing server software is sent to the browser controller unit in FIG. 9-901 while referring to the IP address through the public line. In step S1013, the browser control unit transmits the data to the printer while storing the received data in the reception memory via the printer control unit. Thereafter, the printer in FIG. 9-903 starts printing.
[0053]
In the present invention, since it is possible to freely select from a plurality of types of printers on the printer selection screen, even if the printer model connected to the browser control unit is once changed after installation, printing is performed in the same procedure as before the change. Therefore, it is not necessary to install a printer driver in a conventional PC system and to secure a memory in a storage device. In addition, by having a property screen for each model at the lower level, it is possible to prepare print settings and utilities specific to each printer model, providing a user with a comfortable and reliable printing environment similar to a PC system. it can.
[0054]
<Embodiment 2>
Although the above embodiment is directed to a printing system in combination with a home appliance (IA) such as a digital television, the present invention can also be implemented by a conventional print system, that is, a combination of a personal computer and a printer. An embodiment in which a mobile PC or the like is used will be described. The configuration of the system will be described with reference to FIG.
[0055]
FIG. 13-1301 shows a very common personal computer (PC), and a mobile PC has basically the same configuration. The PC is a BIOS 1311, that is, a program for managing the initial startup and input / output of the PC, a CPU 1312 which is a central processing unit, a bus 1313 for connecting all the input / output and the CPU, an OS 1314 for managing the configuration of all the systems, A hard disk 1315 for storing a general-purpose driver for print data in the form or for storing user data, a general-purpose memory 1316 for temporarily storing print data of the present invention, ordinary application software 1316, a browser application 1317 such as Microsoft Internet Explorer , Mouse, keyboard, display, etc., various peripheral device drivers 1318 used for general printers, an IEEE 1284 parallel interface connecting a PC and a printer, USB, IEEE 1 94, interface driver 1318, such as BlueTooth and, is constituted by the print data generic driver or the like used in this embodiment. The configuration other than the personal computer is exactly the same as that of the first embodiment, and a detailed description thereof will be omitted (the printer 1312, the router and the hub 1303, the access point 1304, the inside of the service provider 1305, and the Internet 1306). ing). Hereinafter, the second embodiment will be described based on the flowchart shown in FIG.
First, in step S14012, a browser screen for print processing is opened as another new window. This browser screen is displayed by inputting a URL established in advance. In step S14023, the operator inputs a URL on which a desired print screen is displayed and a print mode for printing. A data file name stored in the storage device of the PC is input. In the above embodiment, the output of the browser screen displayed on the assumption that the IA device is used has been described. However, in this embodiment, the output of the data file stored in the storage device of the PC is assumed. The data file referred to here is a file that is generally displayed / edited by an application activated on a PC, and is associated with a general-purpose image file such as JPEG or TIF, a general-purpose format file such as TXT or HTML, or a specific application. Data files.
[0056]
Then, in step S1403, a lower-layer printer selection browser is selected in a dialog in the print processing browser screen. In step S1404, the printer model name currently connected to the browser controller is selected in the printer selection browser screen (FIG. 16-1602). I do. When the printer model name is selected, a property screen (FIG. 16-1603) for each model corresponding to the printer name selected in S1405 is displayed. In this property screen, it is possible to set print conditions such as print quality, paper type size, quantization method / color processing method, etc., which are unique to each model, and whether to execute head cleaning, registration adjustment and the like, which are called utilities. In step S1406, the user sets print conditions.
[0057]
In S14078, together with the stored printer information, the entered URL, print mode information, and the IP address of the browser controller main body are combined and uploaded to the Internet network. Along with the print conditions set in S1406, the data file stored in the storage device of the PC and the IP address of the browser controller are combined to be uploaded to the Internet network. In S1409, a specific server in the service provider (FIG. 13-1305) is searched through the router (FIG. 13-1303), the public line, and the access point (FIG. 13-1304) in FIG. 13 while searching for the URL on the net. You will receive the uploaded data.
[0058]
Finally, in S1410 and S1408, the Internet print server software in a specific homepage in the WWW server to which the URL address is assigned receives the print information. Thereafter, based on the received data information, the printing server software creates print data in S140911.
[0059]
FIG. 15 illustrates the control in step S140911 in more detail. Here, the control contents of FIG. 15 will be described again.
[0060]
In S1201 and S1501, the data file uploaded in S1406 is acquired, and an appropriate application stored in the server is started based on the acquired URL in accordance with a predetermined data file to start HTML analysis in S121502. After the application is started, it is built in the server software for Internet printing in FIG. 13-1305 in the server. After that, in step S1203, the target HTML file is converted into RGB 24-bit data by the HTML renderer, and in step S12034, the same processing as the control in FIGS.
[0061]
That is, as described in the background art, input correction such as gamma correction and source correction is performed on 24-bit continuous color RGB data, and CMY 24-bit data is converted. Then, black is extracted and converted into CMYK 32-bit data. Is done. Thereafter, a binarization operation is performed at the same time as the error diffusion method or the dither processing is performed, and binarized data of YMCK is created in S12045 in accordance with the receiving mode of the printer.
[0062]
In short, as in the first embodiment, the processing in the print server software is almost the same as the print print data creation procedure performed by the conventional PC.
[0063]
Thereafter, returning to FIG. 14, in S141012, the data created in the print server software is sent to the PC shown in FIG. 14-1401 while referring to the IP address via the public line.
[0064]
After that, in step S14113, the data received by the browser application in the PC is delivered to the general-purpose driver for printing, and the data is directly transmitted to an I / F driver such as a port monitor to be transmitted to the printer. Thereafter, printing is started in the printer in S1414 and S1412. The print data general-purpose driver here is different from a printer driver stored in a general PC, and has only a function of simply transmitting input data to an I / F driver and a function of receiving data from a printer. Simple generic driver.
[0065]
An ordinary driver has functions of performing various color processing and data processing, whereas a general-purpose print data driver according to the present invention is specialized only for input / output control to support various types of printers. Driver. Since the print data general-purpose driver is specialized for input / output, there is no need to change the data format or the type of printer.
[0066]
In the present invention, since it is possible to freely select from a plurality of types of printers on the printer selection screen, even if the type of printer changes, printing can always be performed in the same procedure. There is no need to save time and memory in the storage device associated therewith. For this reason, simple printing can be realized at the time of print output at a destination using a portable terminal such as a notebook PC, regardless of the model of the printer at the destination. In addition, by having a property screen for each model below the printer selection screen, it is possible to prepare print settings and utilities specific to each printer model, making it as comfortable and reliable as a normal output for the user. A high printing environment can be provided.
[0067]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, by utilizing a server on the Internet for processing print data, processing of print data normally performed on an IA or PC directly connected to a printer is performed. It is possible to transmit print data processed on the Internet to a printer without performing it. In particular, in a device such as an Internet appliance (a home appliance such as a digital television) to which an Internet controller not mainly for printing is connected, there is no need to have a controller for a printer or extra memory. Since the main processing is performed on the Internet, an inexpensive printing system can be provided. Furthermore, since the information of the printer is acquired and the data is created according to the receiving form of the printer according to the number and shape of the print heads, the data can be applied to a wide range of printers, and there is no need to upgrade the driver or the like.
[0068]
Also, even when printing from a normal PC, once the basic print data general-purpose driver is stored once, it becomes valid for all printers compatible with this system, and the upgrade and installation of the printer driver can be performed by the operator. It is no longer necessary to perform the above, and it is possible to reduce the PC resources (memory load), thereby making it possible to make the PC environment comfortable.
[0069]
Further, even in an IA environment different from the conventional PC environment, in the present invention, since it is possible to freely select a plurality of types of printers on the printer selection screen, the type of the printer connected to the browser control unit is temporarily changed. Even if it is changed after installation, printing can be performed in the same procedure as before, and it is not necessary to install a printer driver in a conventional PC system and to secure memory in a storage device associated therewith.
[0070]
Further, by having a property screen for each model at a lower level, it is possible to prepare print settings and utilities specific to each printer model, and to provide a printing environment that is as comfortable and reliable as the PC system for the user. be able to.
[0071]
Further, in the present invention, since the printer selection screen can be freely selected from a plurality of types of printers, even if the type of the printer is changed, printing can be performed in the same procedure without any change. It is not necessary to install the driver and to secure the memory in the storage device accompanying the driver installation. For this reason, simple printing can be realized at the time of print output at a destination using a portable terminal such as a notebook PC, regardless of the model of the printer at the destination. In addition, by having a property screen for each model below the printer selection screen, it is possible to prepare print settings and utilities specific to each printer model, and it is as comfortable and reliable as the usual output for the user. A printing environment can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a general flow of creating print data.
FIG. 2 is a diagram illustrating an arrangement of continuous tone data.
FIG. 3 is a diagram illustrating an arrangement of binary data.
FIG. 4 is a diagram illustrating a print head of a general inkjet printer.
FIG. 5 is a diagram showing control divisions in the case of horizontal raster data and vertical column data.
FIG. 6 is a diagram illustrating binary data of column data.
FIG. 7 is a diagram illustrating communication contents between a printer and a printer driver.
FIG. 8 is a system diagram of a WebTV and the Internet network.
FIG. 9 is a system diagram showing an embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a flowchart according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a diagram showing a browser screen used in the first and second embodiments of the present invention.
FIG. 12 is a part of a flowchart in Embodiments 1 and 2 of the embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a system diagram showing Embodiment 2 of the present invention.
FIG. 14 is a flowchart according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a part of a flowchart in the second embodiment of the present invention.
FIG. 16 is a diagram showing a browser screen used in the second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
901 control section
902 Digital Television (IA)
904 router, hub
905 access point
906 Service Provider
907 Internet network
