JP2004234162A - 通信システム、設定装置および方法、情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

通信システム、設定装置および方法、情報処理装置および方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】容易に、かつ迅速に、無線通信を開始できるようにする。
【解決手段】設定端末2の近傍に存在するホスト端末1とアクセスポイント3が検出され、ブルートゥース通信により、ホスト端末1とアクセスポイント3のそれぞれが有する通信機能に関する情報が、設定端末2により取得される。取得された情報の分析結果に基づいて、設定端末2により所定の設定が行われ、ホスト端末1とアクセスポイント3の間でIEEE802.11aに準拠した無線通信が行われる。サーバ5からダウンロードされたデータは、ネットワーク4、アクセスポイント3、IEEE802.11aの無線通信を介して、ホスト端末1により取得される。本発明は、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話機などの情報処理端末だけでなく、小型のオーディオプレーヤなどにも適用することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信システム、設定装置および方法、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、無線通信の設定を、容易に、かつ迅速に行うことができるようにする通信システム、設定装置および方法、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))やIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11bといった無線通信技術が普及しつつある。また、今後、それらの通信技術と比較して、より高速にデータを転送することができるIEEE802.11a,UWB(Ultra Wide Band)等の無線通信技術が普及し、それに伴い、今以上に、各種の通信機能を有する機器が、個人の周辺に混在することが予想される。
【0003】
ところで、そのような無線通信機能を有するホスト端末(情報端末、通信端末、AV(Audio Visual)端末)を用いて、データ通信や音声通信を行うためには、或いは、インターネット等の外部ネットワークに接続し、サーバから提供されるサービスを受けるためには、ユーザは、それぞれのホスト端末毎に、接続先の情報や、接続先の機器との間で個人認証を行うための情報などの、各種の情報を設定する必要がある。
【0004】
例えば、パーソナルコンピュータなどにおいては、そのような設定は、所定のウィザードに従って比較的容易に行うことができるものの、デジタルスチルカメラやポータブルオーディオプレーヤなどのように、ユーザによる持ち運びを前提としている端末においては、それに無線通信機能が設けられている場合であっても、その設定は困難である。例えば、デジタルスチルカメラやポータブルオーディオプレーヤなどの端末には、情報を入力するデバイスや、設定画面を表示するディスプレイなどのユーザインタフェースが十分に用意されていないものが多い。
【0005】
また、それらの端末に、設定のための十分なユーザインタフェースを用意することは、端末の小型軽量化に反することになる。
【0006】
そこで、デジタルスチルカメラ、ポータブルオーディオプレーヤなどの比較的小型の端末に対して、無線通信のための設定を容易に行うことができるようにする技術が各種提案されている。
【0007】
例えば、下記特許文献1には、インターネット網等への接続に必要な機器設定やネットワーク設定を行う無線通信装置を、デジタルスチルカメラなどの端末とは別に用意し、それを用いることにより、それぞれの端末に、無線通信を実現させる技術が開示されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−251380号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示されている技術においては、ホスト端末と、携帯電話機などのゲートウェイ端末との間での通信は、常時、その無線通信装置(ホスト端末とゲートウェイ端末に情報を設定する装置)を介して行われるため、無線通信装置の電力消費が大きく、大容量の電源を確保する必要があるという課題がある。
【0010】
上述したような小型のホスト端末における通信を実現させる装置という観点からは、当然、その無線通信装置も、持ち運びに耐えうる大きさや重量に形成されていることが要求され、その小型軽量化を実現するためには、電力の消費が少なく、搭載されるバッテリが小さいことが好ましい。
【0011】
また、特許文献1に開示されている技術においては、ゲートウェイ端末と無線通信装置の間の通信、および、無線通信装置とホスト端末の間の通信は、ブルートゥース通信により行われている。これは、それぞれの端末における電力の消費が少ないものの、ブルートゥース通信の転送レート(最大721Kbps)では、静止画像データ、動画像データ、音楽データなどのリッチコンテンツの通信に長時間を要するという課題もある。
【0012】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、無線通信の設定を、容易に、かつ迅速に行うことができるようにするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の通信システムの設定装置は、自分自身の近傍に存在する第1の情報処理装置と第2の情報処理装置を検出し、第1の情報処理装置が有する通信機能に関する第1の通信機能情報と、第2の情報処理装置が有する通信機能に関する第2の通信機能情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された第1の通信機能情報と第2の通信機能情報に基づいて、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の間で行われる無線通信として、所定の規格に準拠した無線通信を選択する選択手段と、選択手段により選択された無線通信が、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の間で行われるように、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の双方に、または、いずれか一方に、所定の設定を行う設定手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
また、本発明の通信システムの第1および第2の情報処理装置は、設定装置からの要求に応じて、第1の通信機能情報を設定装置に対して提供する提供手段と、設定装置により行われる設定に従って、設定装置から通信相手として選択された装置との間で、無線通信を行う通信制御手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
本発明の設定装置は、自分自身の近傍に存在する第1の情報処理装置と第2の情報処理装置を検出し、第1の情報処理装置が有する通信機能に関する第1の通信機能情報と、第2の情報処理装置が有する通信機能に関する第2の通信機能情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された第1の通信機能情報と第2の通信機能情報に基づいて、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の間で行われる無線通信として、所定の規格に準拠した第1の無線通信を選択する選択手段と、選択手段により選択された第1の無線通信が、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の間で行われるように、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の双方に、または、いずれか一方に、所定の設定を行う設定手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
取得手段は、第1の無線通信と異なる規格に準拠した第2の無線通信を用いて、第1の通信機能情報と第2の通信機能情報を取得するようにすることができる。
【0017】
本発明の設定装置は、第1の通信機能情報と第2の通信機能情報を記憶する記憶手段をさらに備えるようにすることができる。
【0018】
取得手段は、検出された第1の情報処理装置と第2の情報処理装置のそれぞれから、または、記憶手段により記憶されている情報から、第1の通信機能情報と第2の通信機能情報を取得するようにすることができる。
【0019】
選択手段は、ユーザによる選択に基づいて、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の間で行われる第1の無線通信を選択するようにすることができる。
【0020】
本発明の設定装置は、第2の情報処理装置がネットワークに接続されている場合、ネットワークに接続される情報管理装置のアドレス情報を含む所定の情報を記憶する記憶手段をさらに備えるようにすることができる。このとき、設定手段は、記憶手段により記憶される情報に基づいて、第1の情報処理装置が、第1の無線通信、および、第2の情報処理装置を介して情報管理装置に接続されるように設定を行う。
【0021】
本発明の設定装置の設定方法は、近傍に存在する第1の情報処理装置と第2の情報処理装置を検出し、第1の情報処理装置が有する通信機能に関する第1の通信機能情報と、第2の情報処理装置が有する通信機能に関する第2の通信機能情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理により取得された第1の通信機能情報と第2の通信機能情報に基づいて、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の間で行われる無線通信として、所定の規格に準拠した無線通信を選択する選択ステップと、選択ステップの処理により選択された無線通信が、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の間で行われるように、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の双方に、または、いずれか一方に、所定の設定を行う設定ステップとを含むことを特徴とする。
【0022】
本発明のプログラムは、近傍に存在する第1の情報処理装置と第2の情報処理装置を検出し、第1の情報処理装置が有する通信機能に関する第1の通信機能情報と、第2の情報処理装置が有する通信機能に関する第2の通信機能情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理により取得された第1の通信機能情報と第2の通信機能情報に基づいて、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の間で行われる無線通信として、所定の規格に準拠した無線通信を選択する選択ステップと、選択ステップの処理により選択された無線通信が、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の間で行われるように、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の双方に、または、いずれか一方に、所定の設定を行う設定ステップとを含むことを特徴とする。
【0023】
本発明の情報処理装置は、設定装置からの要求に応じて、自分自身が有する通信機能に関する通信機能情報を設定装置に対して提供する提供手段と、設定装置により行われる設定に従って、設定装置から通信相手として選択された他の情報処理装置との間で、自分自身と他の情報処理装置が共に実行可能な、所定の規格に準拠した第1の無線通信を行う通信制御手段とを備えることを特徴とする。
【0024】
提供手段は、第1の無線通信と異なる規格に準拠した第2の無線通信を用いて、通信機能情報を提供するようにすることができる。
【0025】
第1の無線通信は、第2の無線通信と較べて転送速度が速い無線通信であるようにすることができる。
【0026】
本発明の情報処理装置は、設定装置による設定に基づいて、ネットワークに接続される情報管理装置に対して他の情報処理装置を介して接続し、情報管理装置から提供される所定のサービスを、第1の無線通信を用いて利用する無線通信手段をさらに備えるようにすることができる。
【0027】
本発明の情報処理方法は、設定装置からの要求に応じて、自分自身が有する通信機能に関する通信機能情報を設定装置に対して提供する提供ステップと、設定装置により行われる設定に従って、設定装置から通信相手として選択された他の情報処理装置との間で、自分自身と他の情報処理装置が共に実行可能な、所定の規格に準拠した無線通信を行う通信制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0028】
本発明のプログラムは、設定装置からの要求に応じて、自分自身が有する通信機能に関する通信機能情報を設定装置に対して提供する提供ステップと、設定装置により行われる設定に従って、設定装置から通信相手として選択された他の情報処理装置との間で、自分自身と他の情報処理装置が共に実行可能な、所定の規格に準拠した無線通信を行う通信制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0029】
本発明の通信システムにおいては、自分自身の近傍に存在する第1の情報処理装置と第2の情報処理装置が検出され、第1の情報処理装置が有する通信機能に関する第1の通信機能情報と、第2の情報処理装置が有する通信機能に関する第2の通信機能情報が取得される。また、第1の通信機能情報と第2の通信機能情報に基づいて、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の間で行われる無線通信として、所定の規格に準拠した無線通信が選択され、選択された無線通信が、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の間で行われるように、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の双方に、または、いずれか一方に、所定の設定が行われる。さらに、設定装置からの要求に応じて、第1の通信機能情報が設定装置に対して提供され、設定装置により行われる設定に従って、設定装置から通信相手として選択された装置との間で、無線通信が行われる。
【0030】
本発明の設定装置および方法、並びにプログラムにおいては、近傍に存在する第1の情報処理装置と第2の情報処理装置が検出され、第1の報処理装置が有する通信機能に関する第1の通信機能情報と、第2の情報処理装置が有する通信機能に関する第2の通信機能情報が取得される。また、取得された第1の通信機能情報と第2の通信機能情報に基づいて、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の間で行われる無線通信として、所定の規格に準拠した第1の無線通信が選択され、選択された第1の無線通信が、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の間で行われるように、第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の双方に、または、いずれか一方に、所定の設定が行われる。
【0031】
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、設定装置からの要求に応じて、情報処理装置が有する通信機能に関する通信機能情報が設定装置に対して提供され、設定装置により行われる設定に従って、設定装置から通信相手として選択された他の情報処理装置との間で、自分自身と他の情報処理装置が共に実行可能な、所定の規格に準拠した第1の無線通信が行われる。
【0032】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用した通信システムの構成例を示す図である。
【0033】
ホスト端末1は、例えば、携帯型の音楽プレーヤ、動画像のプレーヤ、PDA(Personal Digital Assistants)、パーソナルコンピュータなどにより構成される。例えば、ホスト端末1は、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))通信により外部の端末と通信を行うブルートゥースモジュールと、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11a,802.11bに準拠した通信などにより外部の端末と通信を行う無線LAN(Local Area Network)モジュールを有している。
【0034】
設定端末2は、ブルートゥースモジュールを有しており、ブルートゥース通信を用いて、ホスト端末1とアクセスポイント3の双方に、或いは、いずれか一方に所定の設定を行い、ホスト端末1をアクセスポイント3に接続させる。例えば、ホスト端末1とアクセスポイント3の間では、IEEE802.11aに準拠した無線通信が行われる。
【0035】
すなわち、図1において、ホスト端末1とアクセスポイント3の間の波線矢印は、例えば、IEEE802.11aによる無線通信がホスト端末1とアクセスポイント3の間で行われることを表している。また、ホスト端末1と設定端末2の間の波線矢印、および、設定端末2とアクセスポイント3の間の波線矢印は、例えば、ブルートゥースによる無線通信が、それぞれの端末間で行われることを表している。
【0036】
具体的には、設定端末2は、ブルートゥースで規定されるInquiry(問い合わせ)により、自分自身の近傍に存在するホスト端末1とアクセスポイント3を検出し、ブルートゥース通信を用いて、それぞれが有する通信機能に関する情報、および、それぞれの機器のアドレス等を取得する。ここでいう「近傍」とは、設定端末2により輻射される電波の到達範囲である、例えば、数十センチメートル乃至数メートルの範囲をいう。ユーザが、その範囲を設定できるようにしてもよい。
【0037】
設定端末2は、取得した情報を解析し、ホスト端末1がアクセスポイント3に接続されるように、ブルートゥース通信を用いてホスト端末1に所定の設定を行う。
【0038】
ホスト端末1においては、設定端末2から送信されてきた情報に基づいて、アクセスポイント3に接続するための各種の情報(MAC(Media Access Control)アドレス、IPアドレス、ESS−ID(Extended Service Set−ID)、WEP(Wired Equivalent Privacy)など)が、ユーザからの入力によらずに自動的に設定され、アクセスポイント3との間で、IEEE802.11aによる無線通信が確立される。以上のようにして、設定端末2により行われる設定と、それに基づいてホスト端末1とアクセスポイント3により行われる処理の詳細については、後に詳述する。
【0039】
アクセスポイント3は、ホスト端末1と同様に、ブルートゥースモジュールと、IEEE802.11a,802.11bなどにより外部の端末と通信を行う無線LANモジュールを有している。また、アクセスポイント3は、ネットワーク4に接続されており、ネットワーク4を介して、各種の機器と通信を行うことができる。従って、アクセスポイント3に接続された後においては、ホスト端末1は、アクセスポイント3との間で行われるIEEE802.11aによる無線通信を用いて、ネットワーク4に接続することができる。このネットワーク4は、有線、または、無線のいずれのネットワークでもよい。
【0040】
図1の例においては、ネットワーク4には、サーバ5が接続されている。
【0041】
サーバ5は、音楽ファイルの提供などの、所定のサービスを提供する。従って、サーバ5は、上述したようにしてホスト端末1がアクセスポイント3に接続され、ホスト端末1から、アクセスポイント3、およびネットワーク4を介して、音楽ファイルの送信が要求されたとき、その要求に応じて、音楽ファイルをホスト端末1に対して送信する。サーバ5から送信された音楽ファイルは、ネットワーク4を介してアクセスポイント3により受信され、IEEE802.11aによる無線通信を介して、ホスト端末1に提供される。
【0042】
このように、ユーザは、単に、ホスト端末1とアクセスポイント3のブルートゥースの通信範囲内に設定端末2を移動させるだけで、ホスト端末1を、アクセスポイント3に接続させることができる。また、アクセスポイント3への接続が行われた後には、ユーザは、ホスト端末1を用いて、サーバ5により提供されるサービスを利用することができる。
【0043】
図2は、図1のホスト端末1の構成例を示すブロック図である。
【0044】
CPU(Central Processing Unit)11は、ROM(Read Only Memory)12に記憶されているプログラム、または、記憶部18からRAM(Random Access Memory)13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM13にはまた、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0045】
CPU11、ROM12、およびRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インタフェース15も接続される。
【0046】
入出力インタフェース15には、例えば、ホスト端末1が携帯型の音楽プレーヤである場合、コンテンツの再生ボタンや停止ボタンなどの所定のボタンよりなる入力部16、曲名などの情報を表示するディスプレイ、並びに、再生された音楽データをアナログ信号に変換し、音楽信号をヘッドホンに出力する出力部などよりなる出力部17が接続される。
【0047】
また、入出力インタフェース15には、フラッシュメモリやハードディスクなどより構成される記憶部18、設定端末2などのブルートゥースデバイスとブルートゥースによる無線通信を行うブルートゥースモジュール19、IEEE802.11aによる無線通信などを行う無線LANモジュール20が接続される。
【0048】
さらに、入出力インタフェース15には、必要に応じてドライブ21が接続される。ドライブ21には、磁気ディスク22、光ディスク23、光磁気ディスク24、或いは半導体メモリ25などが適宜装着され、それから読み出されたコンピュータプログラムや音楽ファイルが、必要に応じて記憶部18に記憶される。
【0049】
ホスト端末1がパーソナルコンピュータやPDAなどのデバイスである場合であっても、その構成は、基本的に、図2に示されるものと同様の構成となる。また、図1のアクセスポイント3の構成も、ネットワーク4を介して通信を行う通信部が追加される点を除いて、図2の構成と同様の構成となる。従って、以下においては、図2の構成は、適宜、アクセスポイント3の構成としても引用される。
【0050】
図3は、図1の設定端末2の構成例を示すブロック図である。
【0051】
設定端末2の構成は、無線LANモジュールが設けられていない点を除いて、基本的には、図2のホスト端末1の構成と同様であり、重複する部分については、適宜、その説明を省略する。
【0052】
ブルートゥースモジュール49は、近傍に存在する端末を探索するとともに、探索により検出されたホスト端末1およびアクセスポイント3に対して、それぞれが有する通信機能(能力)に関する情報としての端末能力情報と、通信を確立させるために必要な端末固有の通信設定情報の送信を要求する。設定端末2は、要求に応じて送信されてくる端末能力情報と通信設定情報に基づいて、ホスト端末1とアクセスポイント3のそれぞれに対して設定する内容を選択し、その設定(IEEE802.11aによる無線通信を行わせるための設定)を、ブルートゥース通信を用いて行う。
【0053】
例えば、通信設定情報には、ネットワークアドレス、ブルートゥースで規定されるブルートゥースアドレスなどの端末に固有の情報、或いは、IEEE802.11aのESS−IDやWEPが含まれる。また、端末能力情報には、例えば、それぞれの機器が有する無線通信方式(IEEE802.11a,802.11b,802.11gなど)の種別を表す情報、アプリケーションの機能に関する情報、通信相手の機器に対して要求する、サービスの種別を表す情報などが含まれる。
【0054】
図4は、図1の各機器の機能構成例を示すブロック図である。図4の各機能部は、それぞれの機器のCPUにより、所定の制御プログラムが実行されて実現される。
【0055】
ホスト端末1の端末機能部61は、ホスト端末1の種別に応じて、端末が有する機能を制御する。例えば、ホスト端末1が携帯型の音楽プレーヤである場合、端末機能部61は、無線通信制御機能部63から供給される音楽ファイルや、記憶部18に記憶されている音楽ファイルの再生を制御する。
【0056】
端末能力情報記憶部62は、ホスト端末1の端末能力情報を記憶し、通信機能部66、および無線通信制御機能部63を介して行われる、設定端末2からの要求に応じて、端末能力情報を設定端末2に提供する。この提供は、無線通信制御機能部63および通信機能部66を介して、ブルートゥース通信により行われる。
【0057】
無線通信制御機能部63は、通信設定情報記憶部65に記憶されている通信設定情報に基づいて、例えば、ブルートゥースモジュール19において行われる通信設定情報の通信、或いは、無線LANモジュール20において行われるコンテンツデータの通信の論理的な制御を行う。通信設定情報記憶部65には、無線通信制御機能部63により行われる通信において必要な、IEEE802.11aのESS−IDやネットワークアドレス、或いは、ブルートゥースのブルートゥースアドレスなどの上述した通信設定情報が記憶される。
【0058】
また、無線通信制御機能部63は、設定端末2から送信され、通信機能部66を介して供給される通信設定情報を受信し、それに基づいて、アクセスポイント3との間でのIEEE802.11aによる無線通信を確立させる。設定端末2からブルートゥース通信により送信されてくる通信設定情報には、アクセスポイント3のアドレスやESS−ID等の情報が含まれており、これにより、IEEE802.11aによるホスト端末1の通信相手として、アクセスポイント3が選択されたことがホスト端末1により認識される。
【0059】
コンテンツデータ通信機能部64は、無線通信制御機能部63からの指示に基づいて無線LANモジュール20を制御し、例えば、通信設定情報に含まれるアドレスにより指定されるアクセスポイント3との間でIEEE802.11aによる無線通信を確立させる。
【0060】
また、コンテンツデータ通信機能部64は、設定端末2による設定に応じて、IEEE802.11aによる無線通信、アクセスポイント3、ネットワーク4を介してサーバ5にアクセスし、所定の音楽ファイルの送信を要求する。コンテンツデータ通信機能部64は、この要求に応じて、ネットワーク4、アクセスポイント3、IEEE802.11aによる無線通信を介してサーバ5から送信されてくる音楽ファイルを受信し、それを、無線通信制御機能部63を介して端末機能部61に出力する。
【0061】
このように、音楽ファイルなどの各種のコンテンツに関しては、通信の設定を行うときに用いられるブルートゥースと比較して、より転送速度が速いIEEE802.11aによる無線通信などが用いられるため、データ量の多いコンテンツであっても、短時間で、それを送受信することができる。
【0062】
通信機能部66は、ブルートゥースモジュール19を制御し、ブルートゥース通信により、設定端末2との間で各種の情報を送受信する。通信機能部66には、設定情報通信機能部66Aと端末能力情報通信機能部66Bが含まれており、設定情報通信機能部66Aにより、通信設定情報の送受信(設定端末2に対するホスト端末1の通信設定情報の送信、および、設定端末2から送信されるアクセスポイント3の通信設定情報の受信)が行われる。また、端末能力情報通信機能部66Bにより、設定端末2に対して端末能力情報が送信される。
【0063】
設定端末2の通信機能部90は、ブルートゥースモジュール49(図3)を制御し、ブルートゥース通信により、設定端末2およびアクセスポイント3との間で各種の情報を送受信する。通信機能部90には、設定情報通信機能部90Aと端末能力情報通信機能部90Bが含まれており、設定情報通信機能部90Aにより、通信設定情報の送受信が行われ、端末能力情報通信機能部90Bにより、ホスト端末1およびアクセスポイント3から送信される端末能力情報が受信される。
【0064】
無線通信制御機能部89は、ブルートゥースモジュール49において行われる通信の論理的な制御を行う。無線通信制御機能部89は、例えば、ホスト端末1から送信されてくる通信設定情報を通信設定情報取得部86に出力するとともに、ホスト端末1から送信されてくる端末能力情報を端末能力情報取得部88に出力する。
【0065】
通信設定情報取得部86は、ブルートゥース通信を介して通信機能部90により取得される、ホスト端末1、およびアクセスポイント3の通信設定情報を取得する。通信設定情報取得部86により取得された通信設定情報は、通信設定情報記憶部85に出力され、保存される。
【0066】
端末能力情報取得部88は、通信設定情報と同様に、ブルートゥース通信を介して通信機能部90により取得される、ホスト端末1、およびアクセスポイント3の端末能力情報を取得する。端末能力情報取得部88により取得された端末能力情報は、端末能力記憶部87に出力され、保存される。
【0067】
解析部84は、通信設定情報記憶部85に記憶されている通信設定情報、および、端末能力情報記憶部87に記憶されている端末能力情報を解析し、ホスト端末1とアクセスポイント3が共に実行可能な無線通信規格(例えば、IEEE802.11a)を選択する。なお、解析部84による選択においては、個人情報記憶部83に記憶されている個人情報や、ユーザインタフェース部81によりユーザに提示され、それに応じてユーザから入力された各種の指示も考慮される。
【0068】
また、解析部84は、サーバ5に対して、ホスト端末1が要求するサービス(端末能力情報に含まれるサービス種別情報により指定されるサービス)を、サーバ5が提供可能であるか否かを問い合わせる。
【0069】
個人情報記憶部83には、ホスト端末1のユーザに割り当てられた、ネットワーク接続時のユーザIDやパスワード、サーバ5が提供するサービスを利用するためのユーザIDやパスワード等の個人情報を記憶する。ここに記憶される情報は、例えば、ユーザにより予め入力されたものである。
【0070】
外部端末設定制御部82は、解析部84による解析結果に基づいて、ホスト端末1に対してアクセスポイント3の通信設定情報を送信し、所定の設定を行わせる。ホスト端末1においては、所定の設定が行われ、アクセスポイント3が接続先の機器とされる。
【0071】
ユーザインタフェース部81は、解析部84からの指示に基づいて、ホスト端末1において起動させる無線通信を選択する選択画面、サーバ5から提供されるサービスを選択する画面、或いは、サービスの利用に必要な課金情報を表示し、ユーザに提示する。また、ユーザインタフェース部81は、ユーザからの入力を受け付け、対応する信号を解析部84等に出力する。
【0072】
図4に示されるように、アクセスポイント3は、ネットワーク制御部101が設けられている点を除いて、ホスト端末1と同様の機能構成を有している。
【0073】
ネットワーク制御部101は、ネットワーク4を介して行われる、サーバ5との通信を制御する。例えば、ホスト端末1から送信されてくる、コンテンツのダウンロード要求をサーバ5に対して送信するとともに、その要求に応じて、サーバ5から送信されてくる音楽ファイルを受信し、それを端末機能部102に出力する。音楽ファイルは、端末機能部102から無線通信制御機能部104に出力され、コンテンツデータ通信機能部107により、ホスト端末1に対して送信される。
【0074】
アクセスポイント3の端末機能部102は、アクセスポイント3が有する機能を制御し、端末能力情報記憶部103は、設定端末2からの要求に応じて、アクセスポイント3の端末能力情報を適宜提供する。
【0075】
無線通信制御機能部104は、通信設定情報記憶部106に記憶されている情報に基づいて、ブルートゥースモジュール19において行われる通信、或いは、無線LANモジュール20において行われるコンテンツデータの通信の論理的な制御を行う。通信機能部105は、設定情報通信機能部105Aと端末能力情報通信機能部105Bからなり、そのそれぞれから、通信設定情報と端末能力情報を送信する。コンテンツデータ通信機能部107は、無線LANモジュール20を制御し、ホスト端末1との間でIEEE802.11aによる無線通信を行う。
【0076】
サーバ5のネットワーク制御部121は、ネットワーク4を介して行われるアクセスポイント3との通信を制御し、個人認証機能部122は、ユーザの個人認証を行う。例えば、ホスト端末1から送信されてくる音楽ファイルの送信要求には、ホスト端末1のユーザに予め割り当てられているユーザIDやパスワードなどの情報が含まれており、個人認証機能部122は、それに基づく個人認証を行う。個人認証機能部122による認証が成立したとき、サーバ5により提供されるサービスが利用可能とされる。
【0077】
サービス提供機能部123は、ネットワーク4を介して行われるサービスの提供を管理する。例えば、音楽ファイルの配信などがサービス提供機能部123により管理される。
【0078】
次に、以上の構成を有する各機器の動作について説明する。
【0079】
始めに、図5および図6のフローチャートを参照して、ホスト端末1とアクセスポイント3との間でIEEE802.11aによる無線通信が確立される一連の処理について説明する。
【0080】
ステップS21において電源が投入されたとき、設定端末2は、ステップS22に進み、設定端末2の近傍に存在するブルートゥースデバイス(以下、単にデバイスと適宜称する)の探索を行う。すなわち、ステップS23において、無線通信制御機能部89は、ブルートゥースモジュール49を制御し、Inquiryに用いられるInquiryパケットをブロードキャスト送信する(デバイス探索要求を送信する)。このInquiryパケットを受信したデバイスからは、それに対する応答が送信されてくる。
【0081】
一方、ステップS1において起動している(電源が投入されている)ホスト端末1の無線通信制御機能部63は、設定端末2からブロードキャストされたInquiryパケットを、ステップS2において受信し、ステップS3に進み、それに対する応答(デバイス探索応答)を送信する。
【0082】
同様に、ステップS51において起動している(電源が投入されている)アクセスポイント3の無線通信制御機能部104は、設定端末2からブロードキャストされたInquiryパケットを、ステップS52において受信し、ステップS53に進み、それに対する応答を送信する。
【0083】
ホスト端末1およびアクセスポイント3から送信された応答は、ステップS24およびS25において、設定端末2の無線通信制御機能部89によりそれぞれ受信される。これにより、近傍に存在するホスト端末1とアクセスポイント3が設定端末2により検出される。
【0084】
設定端末2の無線通信制御機能部89は、ステップS26において、探索により検出したホスト端末1の間、および、アクセスポイント3との間で、それぞれ、ブルートゥースによる通信路を確立する。ここで確立される通信路は、基本的には、通信設定情報や端末能力情報の送受信に用いられるものである。
【0085】
通信路を確立する処理として、無線通信制御機能部89は、ステップS27およびS28において、ブルートゥースによる接続要求をホスト端末1とアクセスポイント3に対してそれぞれ送信する。設定端末2の無線通信制御機能部63から通信機能部90を介して送信された接続要求は、ステップS4およびS54において、ホスト端末1およびアクセスポイント3によりそれぞれ受信され、それに対する応答が、ステップS5およびS55において行われる。
【0086】
ホスト端末1の無線通信制御機能部63からの接続応答は、ステップS29において設定端末2により受信され、アクセスポイント3の無線通信制御機能部104からの接続応答は、ステップS30において受信される。以上の接続要求、接続応答においては、例えば、ブルートゥースで規定されるPage(呼び出し)などの処理が行われ、ブルートゥースアドレスやブルートゥースクロックが送受信される。ブルートゥースアドレスやブルートゥースクロックに基づいて、ホスト端末1、設定端末2、アクセスポイント3の間でブルートゥース通信の同期がとられた後、PAN(Personal Area Network)などの所定のプロファイルが選択され、パスキーの設定などが適宜行われた後、通信リンクが確立される。
【0087】
ホスト端末1およびアクセスポイント3との間でブルートゥースによる通信が確立された後、設定端末2の無線通信制御機能部89は、ステップS31に進み、ホスト端末1とアクセスポイント3のデバイス能力を取得する。例えば、ステップS32において、ホスト端末1に対して、設定情報通信機能部90Aから通信設定情報の送信が要求されるとともに、端末能力情報通信機能部90Bから端末能力情報の送信が要求される。また、ステップS33において、アクセスポイント3に対して、設定情報通信機能部90Aから通信設定情報の送信が要求され、端末能力情報通信機能部90Bから端末能力情報の送信が要求される。
【0088】
ステップS32で送信された要求は、ステップS6においてホスト端末1により受信され、それに対する応答がステップS7において行われる。すなわち、通信設定情報記憶部65に記憶されている通信設定情報が、無線通信制御機能部63により読み出され、設定情報通信機能部66Aから設定端末2に送信される。また、端末能力情報記憶部62に記憶されている端末能力情報が、無線通信制御機能部63により読み出され、端末能力情報通信機能部66Bから設定端末2に送信される。
【0089】
設定情報通信機能部66Aから送信された通信設定情報、および、端末能力情報通信機能部66Bから送信された端末能力情報は、ステップS34において、設定端末2の設定情報通信機能部90Aおよび端末能力情報通信機能部90Bによりそれぞれ受信される。
【0090】
同様に、ステップS33で送信された要求は、ステップS56においてアクセスポイント3により受信され、通信設定情報記憶部106に記憶されている通信設定情報が、設定情報通信機能部105Aから設定端末2に送信されるとともに、端末能力情報記憶部103に記憶されている端末能力情報が、端末能力情報通信機能部105Bから設定端末2に送信される。
【0091】
設定情報通信機能部105Aから送信された通信設定情報、および、端末能力情報通信機能部105Bから送信された端末能力情報は、ステップS35において、設定端末2の設定情報通信機能部90Aおよび端末能力情報通信機能部90Bによりそれぞれ受信される。
【0092】
このようにしてホスト端末1およびアクセスポイント3から送信されてきた通信設定情報は、設定端末2の通信設定情報取得部86により取得され、通信設定情報記憶部85に記憶される。また、ホスト端末1およびアクセスポイント3から送信されてきた端末能力情報は、端末能力情報取得部88により取得され、端末能力情報記憶部87に記憶される。
【0093】
なお、ホスト端末1およびアクセスポイント3の通信設定情報や端末能力情報が設定端末2に予め登録されており、設定端末2において、探索時に取得されたブルートゥースアドレスなどに基づいて、それらの情報が取得できるようになされている場合、ステップS31乃至S35の処理は省略される。
【0094】
ステップS36において、設定端末2の解析部84は、通信設定情報記憶部85に記憶されているホスト端末1とアクセスポイント3の通信設定情報と、端末能力情報記憶部87に記憶されているホスト端末1とアクセスポイント3の端末能力情報を解析し、ホスト端末1とアクセスポイント3の間で、直接、通信が可能なサービス(無線通信)を選択する。
【0095】
具体的には、ホスト端末1とアクセスポイント3のそれぞれから取得された端末能力情報に基づいて、IEEE802.11aによる無線通信を、その双方が共にサポートしていることが解析された場合、ホスト端末1とアクセスポイント3の間で行われる無線通信として、IEEE802.11aによる無線通信が選択される。
【0096】
また、解析部84は、ホスト端末1の通信設定情報、或いは、ユーザによる設定から、例えば、ホスト端末1が、サーバ5から提供される所定の音楽ファイルのダウンロードを要求していることを認識した場合、ステップS37に進み、ホスト端末1のユーザが利用可能なサービスの検索を行う。具体的には、解析部84は、ステップS38において、個人情報記憶部83に記憶されている認証用個人情報に基づいてサーバ5により行われる認証の結果から、ホスト端末1(設定端末2)のユーザが利用できるサービスを検索する。
【0097】
音楽ファイルのダウンロードの設定(ダウンロード元のサーバ5を指定するURL(Uniform Resource Locator)等のアドレス情報、ダウンロードする音楽ファイルを指定する情報など)は、ホスト端末1においてユーザにより行われ、それが通信設定情報に含まれて設定端末2に提供されるようにしてもよいし、設定端末2においてユーザにより直接設定され、個人情報記憶部83などに保存されるようにしてもよい。
【0098】
個人情報記憶部83から読み出されたユーザID、パスワード、ダウンロードする音楽ファイルを指定する情報などを含む個人認証要求は、ステップS39において、通信機能部90からアクセスポイント3に対して送信される。
【0099】
アクセスポイント3の通信機能部105は、ステップS58において、設定端末2から送信されてきた個人認証要求を受信する。通信機能部105により受信された個人認証要求は、各機能部を経てネットワーク制御部101に供給される。ステップS59において、ネットワーク制御部101は、送信先のアドレスにより指定されるサーバ5に対して、個人認証要求をネットワーク4を介して送信する。
【0100】
サーバ5のネットワーク制御部121は、ステップS71において、アクセスポイント3を介して設定端末2から送信されてきた個人認証要求を受信し、それを個人認証機能部122に出力する。個人認証機能部122は、予め登録されている情報を参照し、ホスト端末1のユーザが、既に登録済みのユーザであるか否かを認証する。ここでは、サーバ5により提供されるサービス(音楽ファイルのダウンロード)を利用するためには、ユーザは、代金の支払方法などの情報を予めサーバ5に登録し、パスワードやユーザIDを取得しておく必要がある。
【0101】
ステップS72において、個人認証が成立したと判定した場合、個人認証機能部122は、ステップS73に進み、個人認証が成立したことを通知するための個人認証応答を、ネットワーク制御部121から設定端末2に対して送信する。この個人認証応答には、ユーザが利用可能なサービスを表す情報なども含まれる。
【0102】
サーバ5から送信された個人認証応答は、ステップS60においてアクセスポイント3のネットワーク制御部101により受信され、ステップS61に進み、通信機能部105から設定端末2に対して送信される。
【0103】
設定端末2の通信機能部90は、ステップS40において、アクセスポイント3を介してサーバ5から送信されてきた個人認証応答を受信する。これにより、設定端末2は、サーバ5から提供される音楽ファイルの提供サービスを、ユーザが利用可能であると認識する。
【0104】
ステップS41において、ユーザインターフェース部81は、ユーザに対する接続確認を行う。例えば、利用可能なサービスが複数あることがサーバ5から通知されてきた場合、利用するサービスをユーザに選択させる選択画面が表示される。また、アクセスポイントが複数検出されている場合、それ以降のサーバ5との通信において、利用するアクセスポイントをユーザに選択させる選択画面が表示される。
【0105】
さらに、サーバ5からダウンロード可能な音楽ファイルの一覧がここで表示され、ユーザが好みの音楽ファイルを選択できるようにしてもよい。また、ダウンロードする音楽ファイルの代金が表示され、その代金の支払いを承認するか否かを選択できるようにしてもよい。
【0106】
なお、ユーザにより、利用するサービスやアクセスポイントなどの情報が予め設定されており、それが個人情報記憶部83に保存されている場合、上述したような選択画面は表示されず、ユーザに対する接続確認は省略される。
【0107】
利用するサービス、利用するアクセスポイント、ダウンロードする音楽ファイルなどがユーザにより選択された場合、或いは、それらの選択がユーザにより予め行われている場合、ステップS42において、設定端末2は、サーバ5から提供されるサービスをホスト端末1が利用できるように、ホスト端末1−アクセスポイント(AP)3間の各種の設定を行う。
【0108】
例えば、設定情報通信機能部90Aは、ステップS43において、IEEE802.11aに規定されるアクセスポイント3のESS−ID、WEPの設定、アクセスポイント3との間で使用する無線チャネル、ネットワークアドレスが動的に変化する場合、ホスト端末1、アクセスポイント3に割り当てられるネットワークアドレス、サーバ5のネットワークアドレスなどを、通信設定情報としてホスト端末1に送信する。
【0109】
ブルートゥース通信により設定端末2から送信された通信設定情報は、ステップS8においてホスト端末1の設定情報通信機能部66Aにより受信され、ステップS9に進み、通信設定情報に基づく、通信路(コンテンツデータの通信路)の設定が行われる。
【0110】
図6においては、ホスト端末1に対してのみ、設定端末2から通信設定情報が送信され、各種の設定が行われているが、必要に応じて、ホスト端末1の通信相手であるアクセスポイント3に対しても所定の情報が送信され、設定が行われるようにしてもよい。
【0111】
ステップS9において、ホスト端末1の無線通信制御機能部63は、設定情報通信機能部66Aにより取得された通信設定情報に含まれるアクセスポイント3のアドレスに基づいて、アクセスポイント3とIEEE802.11aによる無線通信を行うことを認識し、WEPの設定などの所定の設定を行った後、ステップS10に進み、アクセスポイント3に対し、IEEE802.11aによる接続をコンテンツデータ通信機能部64から要求する。すなわち、この要求は、IEEE802.11aによる無線通信を介して行われる。
【0112】
ホスト端末1から送信される接続要求は、ステップS62においてアクセスポイント3のコンテンツデータ通信機能部107により受信され、無線通信制御機能部104によりESS−IDやWEPによる認証が行われた後、ステップS63に進み、接続応答が行われる。
【0113】
アクセスポイント3から送信される接続応答は、ステップS11において、ホスト端末1のコンテンツデータ通信機能部64により受信される。これにより、IEEE802.11aによる無線通信を介してホスト端末1がアクセスポイント3に接続された状態となる。
【0114】
ステップS12において、無線通信制御機能部63は、アクセスポイント3に接続されたことを、設定端末2に対して通知し、処理を終了さる。ホスト端末1からの通知は、ステップS44において、設定端末2の設定情報通信機能部90Aにより受信される。
【0115】
以上の処理により、ホスト端末1とアクセスポイント3との間でIEEE802.11aによる無線通信が確立され、それ以降、ホスト端末1は、確立された無線通信を介して、サーバ5から提供されるサービスを利用することができる。
【0116】
次に、図7のフローチャートを参照して、サーバ5から提供されるサービスをホスト端末1が利用するときに図1の各機器により行われる処理について説明する。
【0117】
ステップS81において、ホスト端末1の無線通信制御機能部63は、サーバ5から提供される音楽ファイルのダウンロードを開始する。すなわち、無線通信制御機能部63は、ステップS82において、サーバ5に対して、所定の音楽ファイル(ファイル)の転送要求をコンテンツデータ通信機能部64から送信する。上述したように、ダウンロードする音楽ファイルを指定する情報は、既に、設定端末2からサーバ5に対して通知されている。なお、ここで送信される転送要求に、ダウンロードする音楽ファイルを指定する情報が含まれるようにしてもよい。
【0118】
コンテンツデータ通信機能部64から送信された転送要求は、IEEE802.11aによる無線通信を介して、アクセスポイント3のコンテンツデータ通信機能部107により、ステップS101において受信される。
【0119】
コンテンツデータ通信機能部107により受信された音楽ファイルの転送要求は、各機能部を経てネットワーク制御部101に出力され、ステップS102において、ネットワーク制御部101からネットワーク4を介してサーバ5に送信される。
【0120】
サーバ5のネットワーク制御部121は、ステップS121において、アクセスポイント3(ホスト端末1)から送信されてきた転送要求を受信し、それをサービス提供機能部123に出力する。サービス提供機能部123は、ステップS122において、データベースから、ホスト端末1により要求されている音楽ファイルを読み出し、それをネットワーク制御部121に出力する。
【0121】
ネットワーク制御部121は、ステップS123において、ホスト端末1からの要求に対応する応答(ファイル転送応答)として、読み出した音楽ファイルを、ネットワーク4を介してアクセスポイント3に送信する。
【0122】
アクセスポイント3においては、サーバ5から送信されてきた音楽ファイルが、ステップS103においてネットワーク制御部101により受信され、ステップS104に進み、コンテンツデータ通信機能部107からホスト端末1に対して送信される。ここで行われる、ホスト端末1に対する音楽ファイルの送信も、IEEE802.11aによる無線通信により行われるものである。従って、音楽ファイルのように、データ量の多いデータであっても、短時間で、それを送信することができる。
【0123】
アクセスポイント3のコンテンツデータ通信機能部107から送信された音楽ファイルは、ステップS83においてホスト端末1のコンテンツデータ通信機能部64により受信される。コンテンツデータ通信機能部64において受信された音楽ファイルは、無線通信制御機能部63を介して端末機能部61に供給され、ステップS84において、端末機能部61により所定の処理が行われる。例えば、所定の処理として、内部メモリ(記憶部18)への音楽ファイルの記憶や、音楽ファイルの再生処理などが端末機能部61により行われる。
【0124】
音楽ファイルのダウンロードが終了した後、ホスト端末1のコンテンツデータ通信機能部64は、ステップS85において、サーバ5に対して、通信リンクの切断を要求する。ここで送信される切断要求は、ステップS105において、アクセスポイント3のコンテンツデータ通信機能部107により受信され、ステップS106に進み、ネットワーク制御部101からサーバ5に対して送信される。
【0125】
サーバ5のネットワーク制御部121は、ステップS124において、ホスト端末1からの切断要求を受信し、ステップS125に進み、切断要求に対する応答として、ホスト端末1(アクセスポイント3)との間での通信リンクを切断することを通知する。サーバ5からの通知は、ステップS107において、アクセスポイント3のネットワーク制御部101において受信され、ステップS108に進み、コンテンツデータ通信機能部107からホスト端末1に対して送信される。
【0126】
アクセスポイント3のコンテンツデータ通信機能部107から送信された切断応答は、ステップS86においてホスト端末1のコンテンツデータ通信機能部64により受信され、ホスト端末1とサーバ5の間で確立されていた通信リンクが切断される。
【0127】
以上のように、設定端末2によりホスト端末1とアクセスポイント3の間の通信路が自動的に確立されるようにしたため、ユーザは、ホスト端末1に各種の情報を直接設定することなく、ホスト端末1において、ネットワーク4を介して提供されるサービスを利用することができる。また、ホスト端末1自体に、各種の情報を設定するためのユーザインタフェースや、プログラムを保持させておく必要がなくなり、ホスト端末1の小型軽量化を図ることができるとともに、コストの削減を図ることができる。
【0128】
さらに、通信設定情報や端末能力情報の送受信に用いられる通信路と較べて、より転送速度の速いものを、コンテンツデータの送受信に用いられる通信路として用いるようにしたため、大容量のデータを、より高速に送受信することができる。
【0129】
次に、図8のフローチャートを参照して、通信路を切断する図1の各機器の処理について説明する。
【0130】
例えば、サーバ5から提供されるサービスの利用が終了したため、ユーザが、通信を切断することをホスト端末1に指示したとき、ステップS131において、無線通信制御機能部63は、コンテンツデータ通信機能部64を制御し、アクセスポイント3に対して、IEEE802.11aによる無線通信の切断を要求する。
【0131】
ホスト端末1からの要求は、ステップS171において、アクセスポイント3のコンテンツデータ通信機能部107により受信され、ステップS172に進み、その要求に対する応答がコンテンツデータ通信機能部107からホスト端末1に対して通知される。
【0132】
ホスト端末1のコンテンツデータ通信機能部64は、ステップS132において、アクセスポイント3からの応答を受信したとき、無線LANモジュール20における動作を終了させる。ステップS133において、無線通信制御機能部63は、通信機能部66を制御し、設定端末2に対して、アクセスポイント3との間の通信路が切断されたことをブルートゥース通信により通知する。
【0133】
設定端末2の通信機能部90は、ステップS151において、ホスト端末1からの通知(ホスト端末1とアクセスポイント3間の通信路が切断されたことの通知)を受信したとき、ホスト端末1との間、および、アクセスポイント3の間でそれぞれ行われているブルートゥース通信を終了させる。すなわち、通信機能部90は、ステップS152において、ホスト端末1に対して、ブルートゥース通信の切断を要求し、ステップS153において、アクセスポイント3に対して、ブルートゥース通信の切断を要求する。
【0134】
なお、設定端末2による設定に従って、ホスト端末1とアクセスポイント3の間の無線通信が確立された直後に、その設定に用いられたブルートゥース通信が切断されるようにしてもよい。これにより、ブルートゥース通信が継続されることによる、各機器の電力の浪費を抑制することができる。
【0135】
ホスト端末1の通信機能部66は、ステップS134において、設定端末2からのブルートゥース通信の切断要求を受信したとき、ステップS135に進み、切断要求に応答することを設定端末2に対して通知し、ブルートゥースモジュール19における通信を終了させる。一方、アクセスポイント3の通信機能部105も同様に、ステップS173において、設定端末2からの切断要求を受信したとき、ステップS174に進み、切断要求に応答することを通知し、ブルートゥースモジュール19における通信を終了させる。
【0136】
設定端末2は、ステップS154およびS155において、ホスト端末1およびアクセスポイント3からの応答を受信し、ブルートゥースモジュール49における動作を終了させ、処理を終了させる。
【0137】
以上の処理により、各機器間のIEEE802.11aによる無線通信、および、ブルートゥースによる無線通信が終了される。
【0138】
以上においては、ホスト端末1とアクセスポイント3の間で行われる無線通信として、IEEE802.11aに準拠した無線通信が行われる場合について説明したが、この規格のものに限られるものではない。例えば、IEEE802.11b,802.11gに準拠した無線通信、或いは、UWB(Ultra Wide Band)などが用いられるようにしてもよい。また、電波によるものだけでなく、赤外線を介した無線通信が用いられるようにしてもよい。さらに、設定端末2により設定され、他の機器間で確立される通信が有線の通信であるようにしてもよい。
【0139】
また、以上においては、ホスト端末1とアクセスポイント3の間で行われる無線通信の規格(例えば、IEEE802.11a)と、設定端末2とホスト端末1、アクセスポイント3の間で行われる無線通信の規格(例えば、ブルートゥース)が異なる場合について説明したが、必ずしも、それらの通信規格が異なるものである必要はない。すなわち、設定端末2により、ブルートゥース通信を用いた設定により確立されるホスト端末1とアクセスポイント3の間の無線通信が、ブルートゥース通信であってもよいし、設定端末2により、IEEE802.11aによる無線通信が用いられて、ホスト端末1とアクセスポイント3に各種の設定が行われ、ホスト端末1とアクセスポイント3の間で、IEEE802.11aによる無線通信が確立されるようにしてもよい。
【0140】
さらに、以上においては、主に、小型の音楽プレーヤであるホスト端末1とアクセスポイント3の間の無線通信を確立させる場合について説明したが、同様に設定端末2を用いることにより、例えば、パーソナルコンピュータ、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、PDA、携帯電話機、プリンタ、テレビジョン受像機などの各種の機器間で行われる通信を確立させることもできる。これにより、ユーザは、設定端末2に対して、それぞれの機器間で行われる通信に必要な所定の情報を予め登録しておくことにより、単に、設定端末2をそれらの機器に近接させるだけで、無線通信を確立させることができる。
【0141】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。
【0142】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば、汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0143】
この記録媒体は、図2に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク22(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク23(CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク24(MD(登録商標)(Mini−Disk)を含む)、もしくは半導体メモリ25などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM12や、記憶部18に含まれるハードディスクなどで構成される。
【0144】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0145】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表わすものである。
【0146】
【発明の効果】
本発明によれば、通信に関する設定機能を有していない機器間で、無線通信を開始させることができる。
【0147】
また、本発明によれば、ユーザは、容易に、かつ迅速に、無線通信を開始させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した通信システムの構成例を示す図である。
【図2】図1のホスト端末の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1の設定端末の構成例を示すブロック図である。
【図4】図1の各機器の機能構成例を示すブロック図である。
【図5】通信確立処理について説明するフローチャートである。
【図6】通信確立処理について説明する、図5に続くフローチャートである。
【図7】音楽ファイルの提供処理について説明するフローチャートである。
【図8】通信切断処理について説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 ホスト端末, 2 設定端末, 3 アクセスポイント, 62 端末能力情報記憶部, 63 無線通信制御機能部, 64 コンテンツデータ通信機能部, 65 通信設定情報記憶部, 66 通信機能部, 81 ユーザインタフェース部, 82 外部端末設定制御部, 83 個人情報記憶部, 84解析部, 85 通信設定情報記憶部, 86 通信設定情報取得部,87 端末能力情報記憶部, 88 端末能力情報取得部, 89 無線通信制御機能部, 90 通信機能部

Claims (15)

  1. 設定装置と、第1および第2の情報処理装置からなる通信システムにおいて、
    前記設定装置は、
    自分自身の近傍に存在する前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置を検出し、前記第1の情報処理装置が有する通信機能に関する第1の通信機能情報と、前記第2の情報処理装置が有する通信機能に関する第2の通信機能情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記第1の通信機能情報と前記第2の通信機能情報に基づいて、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置の間で行われる無線通信として、所定の規格に準拠した無線通信を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された前記無線通信が、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置の間で行われるように、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置の双方に、または、いずれか一方に、所定の設定を行う設定手段と
    を備え、
    前記第1の情報処理装置は、
    前記設定装置からの要求に応じて、前記第1の通信機能情報を前記設定装置に対して提供する第1の提供手段と、
    前記設定装置により行われる設定に従って、前記設定装置から通信相手として選択された前記第2の情報処理装置との間で、自分自身と前記第2の情報処理装置が共に実行可能な、前記無線通信を行う第1の通信制御手段と
    を備え、
    前記第2の情報処理装置は、
    前記設定装置からの要求に応じて、前記第2の通信機能情報を前記設定装置に対して提供する第2の提供手段と、
    前記設定装置により行われる設定に従って、前記設定装置から通信相手として選択された前記第1の情報処理装置との間で、自分自身と前記第1の情報処理装置が共に実行可能な、前記無線通信を行う第2の通信制御手段と
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の間で行われる無線通信の設定を行う設定装置において、
    自分自身の近傍に存在する前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置を検出し、前記第1の情報処理装置が有する通信機能に関する第1の通信機能情報と、前記第2の情報処理装置が有する通信機能に関する第2の通信機能情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記第1の通信機能情報と前記第2の通信機能情報に基づいて、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置の間で行われる無線通信として、所定の規格に準拠した第1の無線通信を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された前記第1の無線通信が、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置の間で行われるように、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置の双方に、または、いずれか一方に、所定の設定を行う設定手段と
    を備えることを特徴とする設定装置。
  3. 前記取得手段は、前記第1の無線通信と異なる規格に準拠した第2の無線通信を用いて、前記第1の通信機能情報と前記第2の通信機能情報を取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の設定装置。
  4. 前記第1の通信機能情報と前記第2の通信機能情報を記憶する記憶手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の設定装置。
  5. 前記取得手段は、検出された前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置のそれぞれから、または、前記記憶手段により記憶されている情報から、前記第1の通信機能情報と前記第2の通信機能情報を取得する
    ことを特徴とする請求項4に記載の設定装置。
  6. 前記選択手段は、ユーザによる選択に基づいて、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置の間で行われる前記第1の無線通信を選択する
    ことを特徴とする請求項2に記載の設定装置。
  7. 前記第2の情報処理装置がネットワークに接続されている場合、
    前記ネットワークに接続される情報管理装置のアドレス情報を含む所定の情報を記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記設定手段は、前記記憶手段により記憶される前記情報に基づいて、前記第1の情報処理装置が、前記第1の無線通信、および、前記第2の情報処理装置を介して前記情報管理装置に接続されるように前記第1/第2の情報処理装置の設定を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の設定装置。
  8. 第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の間で行われる無線通信の設定を行う設定装置の設定方法において、
    自分自身の近傍に存在する前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置を検出し、前記第1の情報処理装置が有する通信機能に関する第1の通信機能情報と、前記第2の情報処理装置が有する通信機能に関する第2の通信機能情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップの処理により取得された前記第1の通信機能情報と前記第2の通信機能情報に基づいて、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置の間で行われる無線通信として、所定の規格に準拠した無線通信を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップの処理により選択された前記無線通信が、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置の間で行われるように、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置の双方に、または、いずれか一方に、所定の設定を行う設定ステップと
    を含むことを特徴とする設定方法。
  9. 第1の情報処理装置と第2の情報処理装置の間で行われる無線通信の設定を行う処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    自分自身の近傍に存在する前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置を検出し、前記第1の情報処理装置が有する通信機能に関する第1の通信機能情報と、前記第2の情報処理装置が有する通信機能に関する第2の通信機能情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップの処理により取得された前記第1の通信機能情報と前記第2の通信機能情報に基づいて、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置の間で行われる無線通信として、所定の規格に準拠した無線通信を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップの処理により選択された前記無線通信が、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置の間で行われるように、前記第1の情報処理装置と前記第2の情報処理装置の双方に、または、いずれか一方に、所定の設定を行う設定ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
  10. 設定装置による設定に基づいて無線通信を行う情報処理装置において、
    前記設定装置からの要求に応じて、自分自身が有する通信機能に関する通信機能情報を前記設定装置に対して提供する提供手段と、
    前記設定装置により行われる設定に従って、前記設定装置から通信相手として選択された他の情報処理装置との間で、自分自身と前記他の情報処理装置が共に実行可能な、所定の規格に準拠した第1の無線通信を行う通信制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  11. 前記提供手段は、前記第1の無線通信と異なる規格に準拠した第2の無線通信を用いて、前記通信機能情報を提供する
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  12. 前記第1の無線通信は、前記第2の無線通信と較べて転送速度が速い無線通信である
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  13. 前記設定装置による設定に基づいて、ネットワークに接続される情報管理装置に対して前記他の情報処理装置を介して接続し、前記情報管理装置から提供される所定のサービスを、前記第1の無線通信を用いて利用する無線通信手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  14. 設定装置による設定に基づいて無線通信を行う情報処理装置の情報処理方法において、
    前記設定装置からの要求に応じて、自分自身が有する通信機能に関する通信機能情報を前記設定装置に対して提供する提供ステップと、
    前記設定装置により行われる設定に従って、前記設定装置から通信相手として選択された他の情報処理装置との間で、自分自身と前記他の情報処理装置が共に実行可能な、所定の規格に準拠した無線通信を行う通信制御ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  15. 設定装置による設定に基づいて無線通信を行う処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記設定装置からの要求に応じて、自分自身が有する通信機能に関する通信機能情報を前記設定装置に対して提供する提供ステップと、
    前記設定装置により行われる設定に従って、前記設定装置から通信相手として選択された他の情報処理装置との間で、自分自身と前記他の情報処理装置が共に実行可能な、所定の規格に準拠した無線通信を行う通信制御ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
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