JP2004234036A - 情報処理装置および方法、並びに、プログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、並びに、プログラム Download PDF

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Yoshiyuki Otsuki
好之 大槻
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Abstract

【課題】サンプリングデータを周波数領域のデータに変換した場合においても、異常を確実に検出できるようにする。
【解決手段】サンプリングデータ生成部402は、入力された音声信号をA/D変換し、サンプリングデータをM個生成し、記憶制御部403は、生成されたサンプリングデータをデジタル波形データ記憶部に記憶させる。サンプリングデータ取得部405は、記憶されているサンプリングデータから直前のM個を含むN個のサンプリングデータを取得し、周波数変換部406は、取得されたN個のサンプリングデータを周波数領域のデータに変換する。特徴量演算部407は、変換された周波数領域のデータに基づいて特徴量を演算し、認識処理部408は、演算された特徴量に基づいて異常を検出する。本発明は、車両盗難防止用装置に適用できる。
【選択図】 図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および方法、並びに、プログラムに関し、特に、入力信号のサンプリングデータを周波数成分に変換した場合においても、状態を確実に識別できるようにした情報処理装置および方法、並びに、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両の盗難を防止するために、超音波や赤外線などのセンサを用いて、ガラス割れやドアの開閉等を検出し、異常を警報する車両盗難防止装置が普及している。
【0003】
車両盗難防止装置には、例えば、車両の外部から加えられた衝撃波を検出し、衝撃波の信号に基づいて、人為的な盗難行為か否かを判定することにより、警報を発するものがある(例えば、特許文献1)。
【0004】
また、例えば、車両盗難防止装置は、センサ(車両盗難防止装置が有するセンサ)により検出された音声のサンプリングデータ(時間軸で表わされているサンプリングデータ)を、図1に示されるように所定の時間間隔(フレーム周期)(図1の例の場合時間Tの周期)でまとめて周波数成分(周波数軸で表わされる)に変換することにより、周波数成分の特性から異常状態を検出することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−353285号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、所定の時間間隔(フレーム周期)でまとめて周波数成分に変換する場合、図1に示されるように1フレームF1内で完結した事象でしか認識処理できず、例えば、図2に示されるように、時間的に前のフレーム(フレームF11)と後のフレーム(フレームF12)にまたがってサンプリングデータの変化が生じた場合、これを周波数成分に変換しても、正しく異常状態を検出することができないという課題があった。
【0007】
また、図3に示されるように、時間的に前のフレーム(フレームF21)と後のフレーム(フレームF22)の切れ目で大きな値の変化が生じた場合(レベルが負から正、またはその逆に正から負に変化した場合)、周波数成分に変換しても、正しく異常状態を検出することができないという課題があった。
【0008】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、入力信号のサンプリングデータを周波数成分に変換した場合においても、状態を確実に識別できるようにするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、入力信号のサンプリングデータを取得する第1の取得手段と、第1の取得手段により取得されたサンプリングデータを記憶する記憶手段と、記憶手段により記憶されたサンプリングデータから、直前のM個を含むN個のサンプリングデータを逐次取得する第2の取得手段と、第2の取得手段により取得されたN個のサンプリングデータを周波数成分に逐次変換する変換手段と、変換手段により周波数成分に変換されたサンプリングデータに基づいて、状態を検出する検出手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
本発明の情報処理装置においては、入力信号のサンプリングデータが取得され、記憶され、記憶されたサンプリングデータから、直前のM個を含むN個のサンプリングデータが逐次取得され、周波数成分に逐次変換され、変換されたサンプリングデータに基づいて、状態が検出される。
【0011】
したがって、情報処理装置は、入力信号のサンプリングデータを周波数領域のデータに変換した場合においても、確実に状態を検出することができる。また、入力信号のサンプリングデータの変化が、フレームにまたがる確率を低くし、周波数領域のデータに基づいて演算される特徴量のふらつきを抑制することができる。
【0012】
この情報処理装置は、例えば、車両盗難防止用のセンサユニット、センサを備えた各種の監視装置の他、計測装置、または分析装置等の各種の情報処理装置により構成され、第1の取得手段は、例えば、A/D変換部により構成され、記憶手段は、例えば、デジタル波形データ記憶部により構成され、第2の取得手段、変換手段、および検出手段は、例えば、CPU(Central Processing Unit)が所定のプログラムを実行することで実現される。入力信号としては、例えば、音声信号がサンプリングされる。
【0013】
本発明の情報処理方法は、入力信号のサンプリングデータを取得する第1の取得ステップと、第1の取得ステップの処理により取得されたサンプリングデータの記憶を制御する記憶制御ステップと、記憶制御ステップの処理により記憶が制御されたサンプリングデータから、直前のM個を含むN個のサンプリングデータを逐次取得する第2の取得ステップと、第2の取得ステップの処理により取得されたN個のサンプリングデータを周波数成分に逐次変換する変換ステップと、変換ステップの処理により周波数に変換されたサンプリングデータに基づいて、状態を検出する検出ステップとを含むことを特徴とする。
【0014】
本発明の情報処理方法においては、入力信号のサンプリングデータが取得され、記憶が制御される。そして、記憶が制御されたサンプリングデータから直前のM個を含むN個のサンプリングデータが逐次取得され、周波数成分に逐次変換され、変換されたサンプリングデータに基づいて、状態が検出される。
【0015】
これにより、入力信号のサンプリングデータを周波数領域のデータに変換した場合においても、確実に状態を検出することができる。また、入力信号のサンプリングデータの変化が、フレームにまたがる確率を低くし、周波数領域のデータに基づいて演算される特徴量のふらつきを抑制することができる。
【0016】
この第1の取得ステップは、例えば、センサ回路から供給された時間領域の入力信号のアナログ信号をデジタル信号に変換し、入力信号のサンプリングデータを取得する取得ステップにより構成され、記憶制御ステップは、例えば、CPUからの信号に基づいて、取得されたサンプリングデータの記憶を制御する記憶制御ステップにより構成される。第2の取得ステップは、例えば、CPUからの信号に基づいて、記憶されたサンプリングデータから、直前のM個を含むN個のサンプリングデータを逐次取得する取得ステップにより構成され、変換ステップは、CPUからの信号に基づいて、取得されたN個のサンプリングデータを周波数領域のデータに逐次変換する変換ステップにより構成され、検出ステップは、CPUからの信号に基づいて、周波数領域のデータに変換されたサンプリングデータに基づいて状態を検出する検出ステップにより構成される。
【0017】
本発明のプログラムは、入力信号のサンプリングデータを取得する第1の取得ステップと、第1の取得ステップの処理により取得されたサンプリングデータの記憶を制御する記憶制御ステップと、記憶制御ステップの処理により記憶が制御されたサンプリングデータから、N個のサンプリングデータを、直前のM個を含むN個のサンプリングデータを逐次取得する第2の取得ステップと、第2の取得ステップの処理により取得されたN個のサンプリングデータを周波数成分に逐次変換する変換ステップと、変換ステップの処理により周波数に変換されたサンプリングデータに基づいて、状態を検出する検出ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0018】
本発明のプログラムにおいては、入力信号のサンプリングデータが取得され、記憶が制御される。そして、記憶が制御されたサンプリングデータからN個のサンプリングデータが、直前のM個を含むN個のサンプリングデータが逐次取得され、周波数成分に逐次変換され、変換されたサンプリングデータに基づいて、状態が検出される。
【0019】
これにより、入力信号のサンプリングデータを周波数領域のデータに変換した場合においても、確実に状態を検出することができる。また、入力信号のサンプリングデータの変化が、フレームにまたがる確率を低くし、周波数領域のデータに基づいて演算される特徴量のふらつきを抑制することができる。
【0020】
この第1の取得ステップは、例えば、センサ回路から供給された時間領域の入力信号のアナログ信号をデジタル信号に変換し、入力信号のサンプリングデータを取得する取得ステップにより構成され、記憶制御ステップは、例えば、CPUからの信号に基づいて、取得されたサンプリングデータの記憶を制御する記憶制御ステップにより構成される。第2の取得ステップは、例えば、CPUからの信号に基づいて、記憶されたサンプリングデータから、直前のM個を含むN個のサンプリングデータを逐次取得する取得ステップにより構成され、変換ステップは、CPUからの信号に基づいて、取得されたN個のサンプリングデータを周波数領域のデータに逐次変換する変換ステップにより構成され、検出ステップは、CPUからの信号に基づいて、周波数領域のデータに変換されたサンプリングデータに基づいて状態を検出する検出ステップにより構成される。
【0021】
本発明のプログラムは、所定の記録媒体に記録されて、例えば、ドライブにより読み出され、センサユニットにインストールされる。記録媒体は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどによりなるリムーバブルメディアなどより構成される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0023】
図4は、本発明を適用したセンサユニット1の外観の例を示す図である。
【0024】
センサユニット1の図中正面上部中央には、センサ51が設けられている。センサ51は、例えば、指向性のある音圧センサにより構成され、ドアの開閉やガラスの破壊時の車内の音と圧力の変化を検出する。なお、センサ51は、音圧センサ以外のセンサであっても良く、例えば、車体の振動を検出する振動センサ、不審者の車内への侵入を検出する焦電センサ、または、タイヤの盗難による車体の傾きを検出する傾斜センサなどであってもよい。
【0025】
また、センサ51の4個の角部には、LED52A,52B,52C,52Dが設けられており、これらのLED52A乃至52Dは、異常が検知された場合等に、状況に応じて点灯、若しくは点滅する。
【0026】
また、センサユニット1の、LED52A乃至52Dの近傍には、後述するリモートコントローラから供給される赤外線信号を受信する赤外線受信部53A,53B,53C,53Dが設けられている。ユーザは、携帯しているリモートコントローラを用いて、センサユニット1の設定や操作を行うことができる。
【0027】
センサユニット1の図中下側の面には、ケーブル(図示せず)の端子を着脱自在に装着可能な端子54の他に、例えば、スピーカ16より出力される警報音よりも大きな警報音を出力する大音量スピーカ57等のオプション装置を接続するためのオプション接続端子55が設けられている。
【0028】
図4に示されるように、大音量スピーカ57の専用ケーブル56がオプション接続端子55に接続されている場合、センサユニット1は、異常発見時に、大音量スピーカ57より警報音を出力させる。
【0029】
図5は、図4のセンサユニット1を横方向より見た図である。
【0030】
センサユニット1のスピーカ16が設けられた面に対向する面には、自動車のサンバイザー等にセンサユニット1を簡易的に取り付けるための取り付けバネ61が設けられている。ユーザは、この取り付けバネ61とセンサユニット1の筐体でサンバイザーを挟み込むようにしてセンサユニット1をサンバイザーに取り付けることができる。
【0031】
図6は、上述したセンサユニット1を制御するためのリモートコントローラの外観を示す図である。
【0032】
図6において、リモートコントローラ70の図中正面には、センサユニット1のセンサ51の検出レベルを、微弱なレベルの異常も検出可能なレベルである超微弱レベルに設定するスーパーボタン71、センサ51の検出レベルを、超微弱レベルよりセンサの感度が低い通常レベルに設定するノーマルボタン72、センサユニット1を、車両盗難防止装置として動作する警戒モードに設定する警戒設定ボタン73、および、センサユニット1を、車両盗難防止装置としての動作を停止するように警戒モードを解除させる警戒解除ボタン74が設けられている。
【0033】
また、リモートコントローラ70の図中左側面には、上述した各種のボタンをユーザが操作した場合に、それらの操作をセンサユニット1に伝える為に、赤外線信号を出力する赤外線発信部75が設けられている。
【0034】
ユーザが、このリモートコントローラ70の赤外線発信部75をセンサユニット1の赤外線受信部53A乃至53Dに向け、上述したスーパーボタン71、ノーマルボタン72、警戒設定ボタン73、または警戒解除ボタン74のいずれかを操作すると、赤外線発信部75より、ユーザの操作に対応する赤外線信号が出力される。センサユニット1の赤外線受信部53A乃至53Dがその信号を受信すると、センサユニット1は、ユーザの指示に応じた動作を行う。
【0035】
図7は、図4および図5に示されるセンサユニット1の内部の構成例を示すブロック図である。
【0036】
センサユニット1と接続される、電源を供給するバッテリユニット(図示せず)が接続される端子54の正側電極54−1には、印加された電圧の調整などの処理を行う電源回路部91、および印加された電圧のレベルを監視し、ケーブル(図示せず)の断線などによりバッテリユニットからの電源の供給が停止したか否かを監視する断線検知回路部92が接続されている。
【0037】
また、電源回路部91は、センサユニット1の各部を制御するMPU(Micro Processing Unit)94に調整した電圧を印加するとともに、内蔵電池93の正側電極に電圧を印加し、バッテリユニットからの電源供給が停止した場合に用いられる内蔵電池93を充電する。
【0038】
断線検知回路部92は、電源回路部91への電力の供給が停止し、断線を検知すると、検知したことを示す情報をMPU94に供給する。このとき、センサユニット1の各部は、内蔵電池93より供給される電力を用いて動作する。
【0039】
赤外線受信部53A乃至53Dを含む赤外線制御部95は、図6に示されるリモートコントローラ70の赤外線発信部75より送信された赤外線信号を受信すると、それを電気信号に変換し、MPU94に供給する。
【0040】
センサ51を含むセンサ部96は、センサ51において検知した音と圧力の変化を示す周波数(アナログ信号)を、MPU94に供給する。
【0041】
MPU94は、以上のように供給された各種の情報に基づいて、異常を検知する処理、異常を警報する警報処理等の各種の処理を行い、LED52A乃至52Dを含むLED部97を制御して、LED52A乃至52Dを発光させたり、スピーカ16を含むスピーカ部98を制御して、スピーカ16より警報音を出力したり、大音量スピーカ57等の、端子55に接続されたオプション装置を制御したりする。
【0042】
なお、内蔵電池93は、端子54に接続されるケーブル(図示せず)が切断されるなどした場合に、上述したような警報処理を行うだけの容量があればよい。
【0043】
次に、図8および図9のフローチャートを参照して、センサユニット1による制御処理を説明する。
【0044】
最初に、センサユニット1のMPU94は、図8のステップS41において、制御処理を終了するか否かを判定する。このとき、センサユニット1は、センサ51の機能を停止した通常モードである。このように、センサ51の機能を有効にし、警戒活動を行う警戒モードに設定されていない状態で電源の供給が停止するなどして、制御処理を終了すると判定した場合、MPU94は、内蔵電池93を用いて駆動し、ステップS42において終了処理を行い、制御処理を終了する。
【0045】
ステップS41において、制御処理を終了しないと判定した場合、MPU94は、ステップS43に処理を進め、赤外線制御部95を制御して、図6に示されるリモートコントローラ70より指示を取得したか否かを判定する。赤外線制御部95よりユーザの指示に関する情報が供給されておらず、指示を取得していないと判定した場合、MPU94は、処理をステップS41に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0046】
ユーザによるリモートコントローラ70の操作に対応する、ユーザの指示に関する情報が赤外線信号として、リモートコントローラ70より供給されると、MPU94は、赤外線制御部95を介して、その情報を取得し、ステップS43において、リモートコントローラ70より指示を取得したと判定し、ステップS44に処理を進める。
【0047】
ステップS44において、MPU94は、その取得した指示が警戒モードの設定を指示する警戒設定指示であるか否かを判定し、警戒設定指示でないと判定した場合、MPU94は、ステップS41に処理を戻し、それ以降の処理を行う。ステップS44において、取得した指示が警戒設定指示であると判定した場合、MPU94は、処理をステップS45に進め、通常モードから警戒モードに設定を移行し、図9のステップS46に処理を進める。
【0048】
図9のステップS46において、MPU94は、制御処理を終了するか否かを判定し、終了すると判定した場合、処理を図8のステップS42に戻し、終了処理を行った後、制御処理を終了する。
【0049】
図9のステップS46において、制御処理を終了しないと判定した場合、MPU94は、ステップS47に処理を進め、センサ部96を制御し、異常を検出したか否かを判定する。異常を検出する処理の詳細は、図12を参照して後述する。異常を検出したと判定した場合、MPU94は、処理をステップS49に進める。MPU94は、ステップS49において、スピーカ部98を制御して、スピーカ16より警報音を出力したり、LED部97を制御して、LED52A乃至52Dを点灯させたりして警報を発する警報出力処理を実行する。ステップS47において、センサ51が異常を検知しておらず、異常を検出していないと判定した場合、MPU94は、ステップS48において、断線を検出したか否かを判定する。断線検知回路部92が断線を検知し、その情報をMPU94に供給することにより断線を検出したと判定した場合、ステップS49において、MPU94は、警報出力処理を実行する。この場合の警報出力処理は、異常が検出された場合より、ソフトな警報を出力するものとすることができる。警報出力処理を実行したMPU94は、処理をステップS50に進める。
【0050】
また、ステップS48において、断線を検出していないと判定した場合、すなわち、車内に異常が認められない場合、MPU94は、ステップS49の処理を省略し、ステップS50に処理を進める。
【0051】
ステップS50において、MPU94は、リモートコントローラ70よりユーザからの指示を受信したか否かを判定する。赤外線制御部95を制御して、ユーザからの指示を受信していないと判定した場合、MPU94は、処理をステップS46に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0052】
また、ステップS50において、リモートコントローラ70よりユーザからの指示を受信したと判定した場合、MPU94は、ステップS51において、その指示が警戒解除設定指示であるか否かを判定する。警戒解除設定指示であると判定した場合、MPU94は、ステップS52において、警戒モードから通常モードにモードの設定を移行し、図8のステップS41に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0053】
ステップS51において、リモートコントローラ70より送信されたユーザからの指示が警戒解除設定指示ではないと判定した場合、MPU94は、ステップS53において、指示がセンサ51の検出レベルの設定を指示するセンサ検出レベル設定指示であるか否かを判定する。指示がセンサ検出レベルの設定指示ではないと判定した場合、MPU94は、処理をステップS46に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0054】
ステップS53において、指示がセンサ検出レベルの設定指示であると判定した場合、MPU94は、ステップS54において、指示されたセンサ検出レベル(超微弱レベルまたは通常レベルのいずれか)に設定し、処理をステップS46に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
【0055】
以上のようにして、MPU94はセンサユニット1の各部を制御し、設置された車内の警戒処理を行う。
【0056】
なお、いまの例の場合、センサユニット1は、異常を検出した場合、スピーカ16若しくは大音量スピーカ57より警報音を出力したり、LED52A乃至52Dを発光させたりするように説明したが、これに限らず、例えば、センサユニット1がユーザが保持するリモートコントローラと無線通信を行い、そのリモートコントローラに警報情報を供給するようにしてもよい。
【0057】
次に、異常の検出方法について説明する。異常を検出するために、図7のMPU94は、図10に示されるように構成される。
【0058】
MPU94には、A(Analog)/D(Digital)変換部301、CPU(Central Processing Unit)302、RAM(Random Access Memory)303、ROM(Read Only Memory)304、およびデジタル波形データ記憶部305が設けられており、MPU94の内部では、それぞれデータの授受が可能である。
【0059】
CPU302は、ROM304に記憶されていプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM303にはまた、CPU302が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0060】
センサ部96により検出された音と圧力の変化を表わすアナログ信号は、MPU94に供給される。
【0061】
A/D変換部301は、センサ部96から供給されたアナログ信号をデジタル信号に変換する(サンプリングする)。これにより、音声のサンプリングデータが生成される。生成されたサンプリングデータは、デジタル波形データ記憶部305に記憶される。
【0062】
CPU302は、この時間領域(空間領域)のサンプリングデータを、例えば、FFT(高速フーリエ変換)などにより周波数領域のデータに変換し、変換した周波数領域のデータに基づいて、特徴量を抽出する。この特徴量を抽出することにより、CPU302は、例えば、ガラス破壊、衝突、ドアの開閉、および打音等の異常状態であるか、風またはトラックが横切る場合などのノイズである(異常ではない)のかを判断することができる。CPU302は、特徴量に基づいて判断した結果(認識処理を実行した結果)に基づいて、LED部97とスピーカ部98を制御する信号を生成し、LED部97とスピーカ部98に出力する。LED部97は、MPU94から出力された制御信号に基づいて、LED52A乃至52Dを発光させ、スピーカ部98は、MPU94から出力された制御信号に基づいて、スピーカ16に警報音を出力させたり、大音量スピーカ57等の、端子55に接続されたオプション装置を制御する(すなわち、図9のステップS49における警報出力処理を実行する)。
【0063】
MPU94にはまた、必要に応じてドライブ320が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどによりなるリムーバブルメディア321が適宜装着され、それから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じてRAM303にインストールされる。
【0064】
MPU94のCPU302がソフトウエアを実行することで実現される機能的構成は、図11に示されるようになる。
【0065】
信号取得部401は、センサ部96から出力された音と圧力の変化を表わすアナログ信号を取得し、サンプリングデータ生成部402に供給する。
【0066】
サンプリングデータ生成部402は、信号取得部401から供給されたアナログ信号を、デジタル信号に変換することにより、サンプリングデータを生成し、生成したサンプリングデータを記憶制御部403に出力する。
【0067】
記憶制御部403はサンプリングデータ生成部402により生成されたサンプリングデータをデジタル波形データ記憶部305に記憶させるように制御する。
【0068】
データ量判定部404は、デジタル波形データ記憶部305(記憶制御部403)に記憶されている音声のサンプリングデータのデータ量を判定し、その結果を、サンプリングデータ取得部405に出力する。
【0069】
サンプリングデータ取得部405は、データ量判定部404からの通知に基づいて、デジタル波形データ記憶部305に記憶されているサンプリングデータのうち、直前にデジタル波形データ記憶部305に記憶されたサンプリングデータを含むN個のサンプリングデータを逐次取得し、周波数変換部406に出力する。
【0070】
周波数変換部406は、サンプリングデータ取得部405により取得されたN個のサンプリングデータを、周波数領域のデータに逐次変換する。
【0071】
特徴量演算部407は、周波数変換部406により周波数領域のデータに変換されたサンプリングデータに基づいて、特徴量を演算(抽出)し、演算結果を認識処理部408に出力する。
【0072】
認識処理部408は、特徴量演算部407からの演算結果に基づいて、認識処理、すなわち、異常が検出されたか否かを認識する処理を行なう。異常が検出されたと認識された場合、認識処理部408は、制御信号をLED部97とスピーカ部98に出力する。
【0073】
次に、図12のフローチャートを参照して、MPU94におけるデータ処理を説明する。この処理は、図9のステップS47の処理の詳細を表わすものである。なお、この処理は、例えば、図8のステップS45により、通常モードから警戒モードに移行された場合に開始される。
【0074】
ステップS201において、信号取得部401は、センサ部96から供給された時間領域の音声(音圧)のアナログ信号を取得する。
【0075】
信号取得部401によりアナログ信号が取得されると、ステップS202において、サンプリングデータ生成部402は、A/D変換部301を制御して、アナログ信号をデジタル信号に変換させ、1個のサンプリングデータ(音声のサンプリングデータ)を生成する。例えば、図13に示されるように、時刻t1におけるアナログ信号が供給された場合、サンプリングデータ生成部402はA/D変換部301に、時刻t1におけるアナログ信号をデジタル信号に変換させて、時刻t1における1個のサンプリングデータを生成する。
【0076】
サンプリングデータ生成部402により1個のサンプリングデータが生成されると、ステップS203において、記憶制御部403は、サンプリングデータ生成部402により生成された1個のサンプリングデータ(いまの例の場合、時刻t1におけるサンプリングデータ)を、デジタル波形データ記憶部305に記憶させる。
【0077】
ステップS204において、データ量判定部404は、デジタル波形データ記憶部305に、N個(1フレーム分)のサンプリングデータが記憶されたか否かを判定する。Nは、任意の数とされる。例えば、N=15とする場合、データ量判定部404は、デジタル波形データ記憶部305に15個のサンプリングデータが記憶されているか否かを判定する。いまの例の場合、サンプリングデータは1個であるので、NOと判定される。N個のサンプリングデータがまだ記憶されていないと判定された場合、処理はステップS201に戻り、信号取得部401は、センサ部96から次に供給されるアナログ信号を取得し、ステップS202において、サンプリングデータ生成部402は、信号取得部401により取得されたアナログ信号を、A/D変換部301を制御してデジタル信号に変換させ、2個目のサンプリングデータを生成する。いまの例の場合、時刻t2におけるアナログ信号がデジタル信号に変換される。
【0078】
A/D変換部301に、一定のサンプリング周期(いまの例の場合、時間「t2−t1」の周期)で、アナログ信号をデジタル信号に変換させることにより(ステップS202の繰り返しにより)、複数個のサンプリングデータを得ることができる。この周期(いまの例の場合、時間「t2−t1」の周期)は、サンプリング定理に基づき、例えば、検出するアナログ信号の最高周波数が50Hzとされる場合、100Hz以上の周波数に対応する周期とされる。
【0079】
ステップS201乃至ステップS204の繰り返しにより、サンプリングデータが順次、デジタル波形データ記憶部305に記憶される。
【0080】
ステップS204において、デジタル波形データ記憶部305にN個のサンプリングデータが記憶されていると判定された場合(いまの例の場合、ステップS201乃至ステップS204が15回繰り返され、デジタル波形データ記憶部305に15個のサンプリングデータが記憶された場合)、ステップS205において、サンプリングデータ取得部405は、デジタル波形データ記憶部305に記憶されている複数個のサンプリングデータの中から、直前にデジタル波形データ記憶部305に記憶されたサンプリングデータ(いまの例の場合、直前のステップS203の処理により記憶された最新の1個のサンプリングデータ)を含むN個のサンプリングデータを取得する。いまの場合、デジタル波形データ記憶部305には、N個(いまの例の場合、15個)のサンプリングデータしか記憶されていないので、サンプリングデータ取得部405は、デジタル波形データ記憶部305に記憶されている全てのサンプリングデータを取得する。
【0081】
具体的には、図13のフレームF1の期間T1の時刻t1乃至t15(時刻t15のデータが最新のサンプリングデータとされる)における15個のサンプリングデータが取得される。
【0082】
ステップS206において、周波数変換部406は、サンプリングデータ生成部402により取得された1フレーム分のN個(いまの例の場合、15個)の時間領域のサンプリングデータを、周波数領域のデータに変換する。周波数変換部406は、この変換の方法として、例えば、高速フーリエ変換、または、DCT(Discrete Cosine Transform)などの方法を利用する。例えば、DCT変換が利用された場合、DCT0乃至DCT15によりなる、16個の周波数領域のデータ(DCT係数)が生成される。
【0083】
ステップS207において、特徴量演算部407は、周波数変換部406により生成された周波数領域のデータに基づいて、特徴量を演算(抽出)する。いまの例の場合、DCT0乃至DCT15のDCT係数が得られているので、特徴量演算部407は、DCT0乃至DCT15のDCT係数に基づいて、M段階の特徴量を演算する。例えば、M=4(特徴量は4段階)とされ、特徴量演算部407は、DCT0乃至DCT15のDCT係数のうち、直流成分を表わすDCT0を特徴量1とし、直流成分の次に低い周波数成分を表わすDCT1を特徴量2とし、その次に低い周波数成分を表わすDCT2とDCT3の平均値を特徴量3として演算し、高周波成分を表わすDCT8乃至DCT15の平均値を特徴量4として演算する。
【0084】
ステップS208において、認識処理部408は、特徴量演算部407により演算された特徴量(いまの例の場合、特徴量1乃至特徴量4)に基づいて、認識処理(異常の検出処理)を実行する。例えば、特徴量1の値が基準値より大きい場合、認識処理部408は、車両に風が当たっている(すなわち、異常状態ではない)と判定し、LED部97とスピーカ部98には、制御信号を出力しない。また、例えば、特徴量2の値が基準値より大きい場合、認識処理部408は、トラックが通過したものとして、やはり異常は検出されていないものとする。
【0085】
特徴量3が基準値より大きい場合、認識処理部408は、車両のドアの開閉が行なわれた(すなわち、異常状態である)と判定し、LED部97とスピーカ部98に警告を発生させるための制御信号を出力する。特徴量4の値が基準値より大きい場合、窓ガラスが破壊されたものとして、異常状態とされ、警報音が出力される。
【0086】
LED部97とスピーカ部98は、この制御信号に基づいて、上述したように、LED52A乃至LED52Dを発光させたり、スピーカ16から警報音を出力させるなどの処理(例えば、図9のステップS49の警報出力処理)を実行する。
【0087】
ステップS208の処理の後、処理はステップS201に戻り、それ以降の処理が繰り返される。すなわち、信号取得部401により次の(いまの例の場合、時刻t16における)アナログ信号が取得され、ステップS202の処理によりサンプリングデータ生成部402により1個のサンプリングデータが生成され、ステップS203において、デジタル波形データ記憶部35に生成された1個のサンプリングデータが記憶される。いまの例の場合、デジタル波形データ記憶部35には、16個のサンプリングデータが記憶されているので、ステップS204の処理は、N個のサンプリングデータがあると判定される(YESと判定される)。
【0088】
サンプリングデータ取得部405は、ステップS205において、デジタル波形データ記憶部305に記憶されているサンプリングデータから、直前の1個(直前のステップS203において記憶された1個のサンプリングデータ)を含むN個のサンプリングデータを取得するので、いまの場合、フレームF2の期間T2の時刻t2乃至時刻t16における15個のサンプリングデータが取得される。そして、15個のサンプリングデータは周波数領域のデータ(DCT係数)に変換され、DCT係数に基づいて特徴量が演算され、認識処理が行なわれる。以下、同様の処理が繰り返される。
【0089】
以上のようにして、図12の例の場合、最初に時刻t1乃至t15のフレームF1の期間T1のN個のサンプリングデータが、次に、時刻t2乃至時刻t16のフレームF2の期間T2のN個のサンプリングデータが、さらに、時刻t3乃至t17のフレームF3の期間T3の直前の1個のサンプリングデータを含む、N個のサンプリングデータが順次取得される。
【0090】
従って、負から正(または、その逆の正から負)への大きなレベルの変化が生じた場合においても、その変化部分を確実に検出する(1フレーム内に納める)ことができ、もって、周波数領域のデータに変換し、特徴量を演算しても、大きなレベルの変化に起因するその特徴量のふらつきを抑制することができ、確実に異常を検出(識別)する(周波数領域のデータの特性を識別する)ことができる。
【0091】
例えば、図14に示されるように、時刻t101乃至時刻t115のフレームF11の期間T11、時刻t102乃至時刻t116のフレームF12の期間T12、さらに、時刻t103乃至時刻t117のフレームF13の期間T13等のDCT係数が順次生成される。従って、例えば、時刻t128において、レベルが負から正に大きく変化した場合においても、時刻t128を含むフレーム(例えば、時刻t120乃至時刻t134により構成される期間T30のフレームF30)が生成されるので、レベルの変化の大きなサンプリングデータを1フレーム内に収めることができ(発生事象がフレームにまたがる確率を減らすことができ)、これを周波数領域に変換(ステップS206)し、特徴量を演算しても、特徴量のふらつきを抑え、異常を確実に検出(識別)することができる(周波数領域の変化を確実に検出することができる)。
【0092】
以上の処理により、CPU302が、サンプリングデータ(音声のサンプリングデータ)が1個入力されてくる毎に、直前に入力された1個のサンプリングデータを含むN個のサンプリングデータを逐次取得して、周波数領域のデータに逐次変換するようにしたので、サンプリングデータを周波数領域のデータに変換し、特徴量を演算した場合においても、確実に異常を検出することが可能となる。
【0093】
また、音声のサンプリングデータの変化がフレームにまたがった事象や、音声信号のサンプリングデータの変化が大きい場合においても、サンプリングデータにより求められた周波数領域のデータから演算される特徴量のふらつきを抑制することができる。
【0094】
以上において、本発明を車両盗難防止用のセンサユニット1に適用した場合について説明したが、本発明は、この他、センサを備えた各種の監視装置の他、計測装置、分析装置等の各種の情報処理装置に適用することができる。
【0095】
また、入力信号のサンプリングデータに基づいて異常を検出するだけでなく、例えば、車両の走行状態、エンジン状態、および温度等の各種の状態を検出することもできる。
【0096】
なお、以上の例では、1個のサンプリングデータを生成した場合、最新のサンプリングデータをN個取得するようにしたが、1個以上N個以下とされるM個(Mは自然数とされる)のサンプリングデータを生成したとき、直前のM個を含むN個のサンプリングデータを逐次取得するようにしても良い。このようにした場合、サンプリングデータを1個取得する毎に周波数成分に逐次変換する場合に比べて、処理の回数を減らすことができ、もって、MPU94の負担を減らすことができる。例えば、M=2とした場合、最初に、時刻t101乃至時刻t115のフレームF11の期間T11、次に、時刻t103乃至時刻t117のフレームF13の期間13のDCT係数が生成される。すなわち、時刻t101乃至時刻t114により構成される期間T12のフレームF12の生成を省略する(偶数のフレームの生成を省略する)ことができる。M=1とした場合に比べて、異常検出の精度は落ちるが、N個の場合よりは向上させることができる。なお、検出されるのは、音(音声)と圧力(空気圧)だけでなく、加速度、磁気、熱、または電波などとしてもよい。
【0097】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0098】
この記録媒体は、図10に示されるように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されているリムーバブルメディア321よりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM304やハードディスクなどで構成される。
【0099】
なお、本明細書において、コンピュータプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0100】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、入力信号のサンプリングデータを周波数領域のデータに変換した場合においても、確実に状態を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のフレームを説明する図である。
【図2】従来のフレームを説明する図である。
【図3】従来のフレームを説明する図である。
【図4】本発明を適用したセンサユニットの外観の構成例を示す図である。
【図5】図4のセンサユニットの外観の構成例を示す側面図である。
【図6】図4のセンサユニットを制御するためのリモートコントローラの外観の構成を示す図である。
【図7】図4のセンサユニットの内部の構成例を示すブロック図である。
【図8】センサユニットによる制御処理を説明するフローチャートである。
【図9】センサユニットによる制御処理を説明するフローチャートである。
【図10】図7のMPUの内部の構成例を示すブロック図である。
【図11】図10のMPUの機能的構成を示すブロック図である。
【図12】図10のMPUにおけるデータ処理を説明するフローチャートである。
【図13】図12のデータ処理により生成されるフレームを説明する図である。
【図14】図12のデータ処理により生成されるフレームを説明する図である。
【符号の説明】
1 センサユニット
51 センサ
94 MPU
301 A/D変換部
302 CPU
305 デジタル波形データ記憶部
401 信号取得部
402 サンプリングデータ生成部
403 記憶制御部
404 データ量判定部
405 サンプリングデータ取得部
406 周波数変換部
407 特徴量演算部
408 認識処理部

Claims (3)

  1. 入力信号のサンプリングデータを取得する第1の取得手段と、
    前記第1の取得手段により取得された前記サンプリングデータを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶された前記サンプリングデータから、直前のM個を含むN個の前記サンプリングデータを逐次取得する第2の取得手段と、
    前記第2の取得手段により取得された前記N個のサンプリングデータを周波数成分に逐次変換する変換手段と、
    前記変換手段により周波数成分に変換された前記サンプリングデータに基づいて、状態を検出する検出手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 入力信号のサンプリングデータを取得する第1の取得ステップと、
    前記第1の取得ステップの処理により取得された前記サンプリングデータの記憶を制御する記憶制御ステップと、
    前記記憶制御ステップの処理により記憶が制御された前記サンプリングデータから、直前のM個を含むN個の前記サンプリングデータを逐次取得する第2の取得ステップと、
    前記第2の取得ステップの処理により取得された前記N個のサンプリングデータを周波数成分に逐次変換する変換ステップと、
    前記変換ステップの処理により周波数成分に変換された前記サンプリングデータに基づいて、状態を検出する検出ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  3. 入力信号のサンプリングデータを取得する第1の取得ステップと、
    前記第1の取得ステップの処理により取得された前記サンプリングデータの記憶を制御する記憶制御ステップと、
    前記記憶制御ステップの処理により記憶が制御された前記サンプリングデータから、直前のM個を含むN個の前記サンプリングデータを逐次取得する第2の取得ステップと、
    前記第2の取得ステップの処理により取得された前記N個のサンプリングデータを周波数成分に逐次変換する変換ステップと、
    前記変換ステップの処理により周波数成分に変換された前記サンプリングデータに基づいて、状態を検出する検出ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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