JP2004233541A - ハイライトシーン検出システム - Google Patents

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康雄 有木
Kiyoshi Tsukada
清志 塚田
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Abstract

【課題】コンテンツ中の音声情報を利用してコンテンツを構造化する、特に、スポーツ中継のハイライトシーンを自動的により正確かつ効率的に自動検出する手法がなかった。
【解決手段】予め作成した音響モデルおよび言語モデルを参照して、入力音声の音声認識を行って単語を抽出する音声認識手段と、前記抽出した単語のうちハイライトシーンを特徴付けるキーワードと合致するものを検索し、このキーワードと合致した単語のうち予め規定された閾値を超える音声パワーを持つような単語が存在するシーンをハイライトシーンとして検出するハイライトシーン検出手段とを含むハイライトシーン検出システムを提供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハイライトシーン検出システムに関するものであり、特にスポーツ中継のハイライトシーンを検出するシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の放送、通信、インターネットの分野の発展に伴い、アナログ或いはデジタルの膨大な映像や音声のコンテンツが蓄積されてきた。しかしながら、このようなコンテンツは増加の一途を辿り、これら膨大なコンテンツの中から所望の情報を手に入れることが一層困難となってきている。特に、近年のスポーツブームで野球をはじめ、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、格闘技などのスポーツ中継が盛んとなり、これらスポーツ中継の映像・音声コンテンツが増加しつつあるが、これらのスポーツ映像コンテンツは、重要なシーン(例えば、得点がからむようなハイライトシーン)の占める割合は、コンテンツ全体からみて少ない。
そこで、従来は、膨大なコンテンツの中から必要な情報(例えば、スポーツ中継のハイライトシーン)を必要な時に利用できるように映像に検索時のキーとなるインデックス情報を手作業で登録する手法があった。このようなインデックス情報の手作業登録は、多大な労力と時間がかかり、今後、ますます増大するコンテンツに、手作業でインデックス情報を付加し続けるのは困難である。従って、一旦放送された映像・音声コンテンツは再利用されることなく死蔵されるケースも多かった。
そこで、現在、映像の分野では、映像をコンピュータで解析し、手作業ではなく自動的にインデックス情報を付加し、映像コンテンツの構造化を目指す研究が行われている。例えば、カメラワークから構造化を図る手法(非特許文献1を参照されたい。)、映像中のテロップを解析する手法(非特許文献2を参照されたい。)、また、クローズドキャプションを用いる手法(非特許文献3を参照されたい。)などが提案されている。
【0003】
【非特許文献1】
野球中継映像における各種プレイシーンの自動検索/編集システム(電子情報通信学会総合大会講演論文集情報・システム2,D12−77,pp247;山本拓他)
【非特許文献2】
野球中継におけるシーン検索(1997年12月、第3回知能情報メディアシンポジウム論文集、pp195〜202;館山公一他)
【非特許文献3】
メディア理解による映像メディアの構造化(1999年7月、信学技報、PRMU99−42、pp39〜46;館山公一他)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した3つの手法は、基本的に映像或いは映像に付加された情報(テロップやキャプション)のみに基づく構造化手法である。非特許文献1による手法では、映像コンテンツのカメラワークのみを利用するため、カメラの配置や撮影対象の違いによるカメラワークの変化、カメラの切替えなどの変動要因によって、構造化が不正確になる場合があるといった欠点や、音声コンテンツに利用できないという欠点があった。また、非特許文献2および3の手法は、映像コンテンツにテロップやキャプションが付加されたものしか構造化できないという欠点がある。
そこで、本願発明は、コンテンツ中の「音声情報」を利用したコンテンツの構造化、特に、スポーツ中継のハイライトシーンを自動的により正確かつ効率的に自動検出する手法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によるハイライトシーン検出システムは、
予め作成した音響モデルおよび言語モデルを参照して、入力音声の音声認識を行って単語を抽出する音声認識手段と、
前記抽出した単語のうちハイライトシーンを特徴付けるキーワードと合致するものを検索し、このキーワードと合致した単語のうち予め規定された閾値を超える音声パワーを持つような単語が存在するシーンをハイライトシーンとして検出するハイライトシーン検出手段と、
を含むハイライトシーン検出システムである。
本構成によれば、音声情報のみによって高い精度でハイライトシーンを自動的に検出することが可能となる。本構成では、入力音声として映像コンテンツに含まれる音声情報を利用することも可能であるが、ラジオ中継ではアラウンサーがハイライトシーンで興奮し声が高くなるという現象(即ち音声パワーが高くなる)が顕著になる、換言すれば、声を高くすることでハイライトシーンの臨場感を高めるという演出手法をとることが多いため、入力音声としてラジオ番組の音声(そのなかでも特にスポーツ中継)を使用することがより好適である。即ち、ラジオ中継の音声情報を利用することによって、より正確かつ効率良くハイライトシーンを検出することが可能となる。また、ラジオ中継のような番組(音声コンテンツ)は、テレビ放送用の番組(映像コンテンツ)が同時に存在する場合が多いため、ラジオ中継の音声情報から得たハイライトシーンの情報を、同じ対象を撮影した映像コンテンツのハイライトシーンの情報として扱うことが可能である。
【0006】
また、本発明によるハイライトシーン検出システムは、
予備音声データ(および書き起こしたラベル)を用いて、ベースライン音響モデルに対して、MLLR法およびMAP法で教師あり適応を施して基本音響モデルを作成し、さらに前記入力音声から前記基本音響モデルを用いて音声認識を行い、その結果からラベルを自動作成し、このラベルを用いて前記MLLR法およびMAP法で教師なし適応を施して前記音響モデルを作成する音響モデル作成手段、
を含むことを特徴とする。
本構成によれば、MLLR法およびMAP法を用いて、教師あり適応および教師なし適応の2段階で音響モデル適応を行うことで、より、正確な音声認識が可能となり、これによってハイライトシーンの検出がより正確になる。
【0007】
また、本発明によるハイライトシーン検出システムは、
ウェブ上のテキスト集合(ウェブコーパス)と、発話から書き下したテキスト集合(書き下しコーパス)とを結合した結合コーパスを用いて、ベースライン言語モデルに対して適応を施し第1の予備言語モデルを作成し、前記ベースライン言語モデルに対して発話から書き下したテキスト集合(書き下しコーパス)を用いて適応を施し第2の予備言語モデルを作成し、これら第1および第2の予備言語モデルを融合して、前記言語モデルを作成する言語モデル作成手段、
を含むことを特徴とする。
或いは、本システムは、ベースライン言語モデルに対してウェブ上のテキスト集合(ウェブコーパス)を用いて適応を施し第1の予備言語モデルを作成し、前記ベースライン言語モデルに対して発話から書き下したテキスト集合(書き下しコーパス)を用いて適応を施し第2の予備言語モデルを作成し、これら第1および第2の予備言語モデルを融合して、前記言語モデルを作成する言語モデル作成手段を含むことを特徴とする。
或いは、本システムは、ウェブ上のテキスト集合(ウェブコーパス)と、発話から書き下したテキスト集合(書き下しコーパス)とを結合した結合コーパスを用いて、ベースライン言語モデルに対して適応を施し言語モデルを作成する言語モデル作成手段を含むことを特徴とする。
本構成によれば、音声認識が正確、即ち、ハイライトシーンを特徴付ける単語の認識がより正確になり、よってハイライトシーン検出の精度がより高まる。
【0008】
また、本発明によるハイライトシーン検出システムは、
前記ハイライトシーン検出手段で検出された前記ハイライトシーンの単語と、前記ハイライトシーンの時間情報とを関連付けたメタデータを作成し、このメタデータを記憶装置に格納する手段と、
所望のハイライトシーンを特徴付ける所望のキーワードに基づき前記記憶装置に格納された前記メタデータを検索して、前記所望のハイライトシーンを探し出すハイライトシーン検索手段と、
を含むことを特徴とする。
本構成によれば、迅速、簡易かつ効率良くハイライトシーンを検索することが可能となる。
【0009】
また、本発明によるハイライトシーン検出システムは、
前記ハイライトシーン検出手段で検出された前記ハイライトシーンの単語と、前記ハイライトシーンの時間情報と、を関連付け、さらに、これらに前記入力音声を取得した映像コンテンツの時間情報、或いは、前記入力音声と同一の対象を撮影した映像コンテンツの時間情報と、を関連付けたメタデータを作成し、このメタデータを記憶装置に格納する手段と、
所望のハイライトシーンを特徴付ける所望のキーワードに基づき、記憶装置に格納された前記メタデータを検索して、前記映像コンテンツのなかから前記所望のハイライトシーンを探し出すハイライトシーン検索手段と、
を含むことを特徴とする。
本構成によれば、迅速、簡易かつ効率良く、映像コンテンツのハイライトシーンを検索することが可能となる。
【0010】
また、本発明は方法の形態でも実現でき、例えば、本発明によるハイライトシーン検出方法は、
記憶手段に格納された予め作成した音響モデルおよび言語モデルを参照して、入力音声の音声認識を行って単語を抽出する音声認識ステップと、
前記抽出した単語のうちハイライトシーンを特徴付けるキーワードと合致するものを検索し、このキーワードと合致した単語のうち予め規定された閾値を超える音声パワーを持つような単語が存在するシーンをハイライトシーンとして検出するハイライトシーン検出ステップと、
を含む。
また、本発明は、上記方法を実現するプログラムの形態でも実施可能である。その場合は、上記方法の各ステップを実行するプログラムを記憶手段から読み出し、CPUやDSPなどの演算手段上で各ステップに含まれるインストラクションを実行する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付する諸図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明によるハイライトシーン検出システムを説明する概念図である、本システムの概略を説明するが、まず入力された中継音声(入力音声)を、適応された音響モデルと言語モデルとを用いて音声認識を行う。次に音声認識結果からハイライトシーンに関連するキーワードと一致する単語を取り出す。この単語のうち、所定の閾値よりも音声パワーの大きい区間をハイライトシーンとして検出する。以下、各部の詳細を説明する。図に示すように、本発明によるハイライトシーン検出システム100は、記憶装置に格納されたコンテンツデータベースから音声情報を読み出す音声読み出し手段110、読み出した音声情報に基づき音響モデルを作成する音響モデル作成(適応)手段120、読み出した音声情報に基づき言語モデルを作成する言語モデル作成(適応)手段130、読み出した音声情報を入力音声として音声認識を実施する音声認識手段140、音声認識結果に基づきハイライトシーンを検出するハイライトシーン検出手段150から構成される。ハイライトシーン検出手段150は、ハイライトシーンを特徴付けるような所望のキーワードに合致する単語を抽出する単語抽出手段160と、抽出された単語の音声パワーが所定の閾値を超えるか否かを判定し、超える単語がある時間区間をハイライトシーンとみなし、メタデータとして記録する音声パワー判定(閾値処理)手段170とを含む。
【0012】
次に、本発明で使用する音響モデルについて詳細に説明する。本システムで作成した音響モデルのベースラインとなる音響モデルは、比較的話し言葉に近い特徴を持った学会講演音声を用いて学習している。このベースライン音響モデルに、対象の音声情報の話し手であるアナウンサーを教師とした教師有り適応などを施して音響モデルを作成した。話者適応におけるモデルパラメータの推定手法においては、MLLR(Maximum Likelihood Linear Regression)法などのようにモデルパラメータ間での情報の共有化を利用し、パラメータ空間へ一括移動させる方法や、MAP推定法などのように適応学習における事前知識を効率的に利用した方法を用いることができる。本発明によるハイライトシーン検出システムでは、これら2つの手法を組み合わせた適応手法であるMLLR+MAPを用いている。即ち、まずMLLRによってモデルパラメータの変換を行い、それを事前知識としてMAP推定を行う。また、本発明によるハイライトシーン検出システムでは、MLLR+MAPによる適応処理を行う際に、教師あり適応と、教師なし適応とを併用している。
【0013】
まず、「教師あり適応」と「教師なし適応」との差異について述べる。一般的に、音響モデルの適応処理には、適応データの書き起こし文(ラベル)が必要である。「教師あり適応」とは人手で書き起こした正確なラベルを用いて適応を行う処理である。一方、「教師なし適応」とは、適応前の音響モデル即ちベースライン音響モデル(HMM(隠れマルコフモデル)で表現されているためベースラインHMMとも呼ぶ場合がある。)を用いて、一旦、音声認識を行った結果(基本音響モデル或いは)からラベルを作成し、そのラベルを用いて適応を行う処理である。各適応の決定的な違いは、適応処理の際に使用するラベルが正確であるか、否か(即ち誤りを含むか)の違いである。教師なし適応では音声認識結果をラベルとして用いるため、ラベルに誤りがあり、適応の精度は教師あり適応に劣るが、人手でラベルを作成する必要がなく、自動で適応処理を行えるという利点がある。
【0014】
ここで、スポーツなどの実況中継を行う放送局などのアナウンサーの人数は限られているため、事前に該当するアナウンサー全員の音声データと、その音声データに対応する人手による正確な書き起こし文(ラベル)を用意することが可能である。このようにアナウンサー別の音声データおよび書き起こし文(ラバル)を用いて教師あり適応により、個々のアナウンサー毎に適応された音響モデル(基本音響モデル)を事前に用意しておくことが可能となる。このようにアナウンサー毎に適応された音響モデルを使用して、この音響モデルに対応済みのある特定のアナウンサーが発話した音声データの音声認識を行うと音声認識精度が向上する。
【0015】
しかしながら、適応された音響モデルと実際に評価する音声では、時間差の問題により、微小ではあるが、話者性のミスマッチが生じているものと考えられる。また、収録時期や収録場所など収録環境によって観客の歓声等の周囲の雑音が変動するため、収録環境に関するミスマッチもまた生じるものと考えられる。本発明によるシステムでは、上述した話者性や収録環境のミスマッチを吸収即ち除去するために、このように事前に教師あり適応により適応された音響モデル(基本音響モデル)に対して、ハイライトシーン検出対象の入力音声を適応データとして、再度適応処理を行う。ここで、入力音声の書き起こし文を人手で事前に入手することは、実況中継の性質から不可能であるため、前述の基本音響モデルを用いて一旦当該入力音声を音声認識し、その結果(自動作成されたラベル)を用いて教師なし適応を行う。
【0016】
図2は、本発明によるハイライトシーン検出システムの音響モデル作成手段で行われる音響適応の手順を示すフローチャートである。図に示すように、2段階の適応(ベースライン音響モデル→基本音響モデル→最終の音響モデル)を施すことによって、より高精度に音声認識を行うことができる音響モデルを提供することができる。
【0017】
中継音声の特徴としては、通常の読み上げの発話などに比べて発話速度が速い。特に、ラジオ中継では映像がないため、試合状況や臨場感を音声のみで伝達しなければならず、発話速度がより速くなる。これらの各種音声の特徴を比較するための表を示す。
【0018】
【表1】
Figure 2004233541
表に示すような中継音声の特徴から、従来研究されている新聞読み上げ音声の音響モデルで認識することは困難であると考え、本発明では、講演音声からベースラインの音響モデルを作成し、それを各種データで適応させることにより精度の向上を図ることとした。
次に、本実施態様で使用する言語モデルについて詳細に説明するが、本実施例では、最も多いスポーツ中継である「野球」に適応させてある。しかしながら、本発明は、野球以外のスポーツ中継などにも対応できることは言うまでもない。さて、第1の適応の際は、言語モデルの作成のベースとなるテキストの集合にウェブ上から収集したテキストから不要な記号を取り除いたものを使用して第1の予備言語モデル(ウェブコーパスによる言語モデル)を作成する。この収集のとき、例えば野球中継のコンテンツを対象にしてハイライトシーンの検出をしたい場合は、野球に関するページを集めることで、より音声認識の精度を高めることができる。
第2の適応の際は、実際のスポーツ中継音声のアナウンサー発話を書き下したものを使用して第2の予備言語モデル(書き下しコーパスによる言語モデル)を作成する。それぞれの予備言語モデルに対して、形態素解析を行い(本実施例では、奈良先端科学技術大学院大学の「茶筅」という形態素解析ツールで形態素解析を実施した。)、CMU−CambridgeToolkitにより言語モデル・発音辞書を作成する。また、幾つかの野球用語に関しては、形態素解析時の辞書に追加し、1形態素となるようにした。
【0019】
言語モデルの適応としては、MAP推定によるものや、N−gram出現回数の重み付き混合によるものなどが報告されている。本実施例では、長友他による「相補的バックオフを用いた言語モデル融合ツールの構築(情報処理学会研究報告、2001−SLP−35−9)」に開示された融合ツールを用いてN−gram言語モデルの重み付き融合を行う。
本実施例では、以下の3つの手法で3つの言語モデルを作成した。
(1)ウェブコーパスによる言語モデルと書き下しコーパスによる言語モデルを融合する手法
(2)ウェブコーパスと書き下しコーパスを結合したコーパス(結合コーパス)により言語モデルを作成する手法
(3)結合コーパスによる言語モデルに書き下しコーパスによる言語モデルを融合する手法(請求項3に相当)
なお、(2)および(3)において融合時の比率は、それぞれで最も低い単語正解率を出したものを与えた。上述した3つの手法で作成した各言語モデルを用いて、正解精度を確かめるために予備実験を行った結果を表に示す。
【0020】
【表2】
Figure 2004233541
【0021】
表のとおり、手法(3)で作成した言語モデルが最も高い正解精度を出した。上述した長友他の文献によると、手法(1)は手法(2)と同等もしくは手法(2)よりも劣る結果が出るとされている。しかし、上記文献では異なるタスクの言語モデルの融合に関しても実験が行われており、本実施例のような1つのタスク内での適応は試されていない。今回のタスクでは、野球に絞ってコーパスを作成したため、元々どちらのテキストにも含まれていた単語の割合が高かったため、相補的バックオフが有効に働いたことよりも、出現確率の重み付き混合が「話し言葉」である中継音声の発話スタイルをN−gramの出現確率でうまく表現したものと思われる。
【0022】
本発明で対象とする中継音声には、プロスポーツ選手などの個人名が随所で発話される。言語モデルを作成する際のテキスト中にも多数の個人名が出現し、データスパースの問題によりその出現確率を言語モデル内で表現するのは困難である。そこで、本実施例では、音声に多く含まれる人名として、選手名と解説者名との二種類をクラス化することとした。これにより、過去の知識を用いる統計的言語モデルにおいて出現しない人名に関しても表現することができるようになった。
【0023】
また、このようにして作成した言語モデルを用いた音声認識結果の中には、話者の発音変形によって起こったと思われる認識誤りが幾つか存在した。これを改善するために発音辞書内の発音表記に、幾つかのパターンを持たせた。また、ウェブから集めたテキストには存在したが、音声には含まれないであろう単語の発音を無音に置き換えた。以下の表にその例を示す。
【0024】
【表3】
Figure 2004233541
【0025】
例えば、野球中継のアナウンサーの発音では、「ボールカウント」は最後の音が極端に小さく発音される傾向が見られたため、そのような発音が精度良く認識されるような発音表記を加えた。一例ではあるが、表の「ボールカウント」の例では「ト」の発音が無いパターンの発音記号を加えてある。アットマーク(@)は、ウェブテキスト中多く見られる記号であるが、話し言葉では使用される機会が非常に少ないと思われるため、無音の発音記号を割り当ててある。このように、プログラミングによる自動削除によって大まかに不要な部分は削除したが、不要な記号には無音を意味する発音記号「sp」を割り当てた。
【0026】
次に、音声認識で抽出された単語のうちハイライトシーンを特徴付けるキーワードと合致するものを検索する。本実施例では野球中継の音声を対象としているため、下記の表に記載したキーワードを用いた。なお、野球以外の中継音声を対象とする場合は、別途それにふさわしいキーワードを用意することが好適である。
【0027】
【表4】
Figure 2004233541
ここで表のようなキーワードを用いて、仮に100%キーワードを検出したとしても、キーワードはハイライトシーン以外の箇所でも多数出現するものであり、例えば、ホームランを例に説明すると以下のような場合が想定される。
ある、打者がホームランを打ったとすると、当然アナウンサーはそのことを伝えこれが真の「ハイライトシーン」となる。しかし、実際にホームランを打ったシーンが終わってからも、そのシーンを振り返り「ホームラン」と発話する場合がある。打者が打席に入ったときに、「打率3割、ホームラン20本」などのように打者に関する情報を伝える場合が多いため、このように実際のハイライトシーンではない時間区間でも「ホームラン」というキーワードが出現する。即ち、様々な場面において「ホームラン」というキーワードが多数出現するため、実際のハイライトシーンではない区間で多数検出されるという問題が発生する。
【0028】
そこで、本発明によるハイライト検出システムでは、ハイライトシーンでは、アナウンサーが興奮し感情を込めて発話することが多く、そのような区間では音声の持つパワーが他の部分に比べて非常に大きいという特徴に着目し、それを利用して実際に生じたハイライトシーン以外のシーンを除去することとした。図3に、本発明のハイライトシーン検出手段における音声パワーの処理手順を示す。このような特徴を利用して音声認識結果と認識結果の各単語に割り当てられた時間情報を用いて、図に示すようにキーワード区間のみの音声を切り出し、単位時間(1秒)あたりの音声パワーを算出した。その後、音声認識により検出された単語のうちキーワードに一致するものであり、かつ、そのキーワード区間の音声のパワーが所定の閾値よりも大きい区間をハイライトシーンと判定する。例えば、「ホームラン」の閾値は、80(デシベル)、「満塁」の閾値は60(デシベル)というように予め設定しておく。本実施例では、図に示すように、「ホームラン」と発話している時間区間の音声パワーを計算し、それが、キーワード別に規定された閾値を超えるものを残し、それ以外のものを除去することで「実際のハイライトシーン」を高精度で検出するようにした。
【0029】
本実施例で用いた音声データは、MDから連続的に取り込んだ音声データを人手で切り出したものを利用している。下記の表にテストセットの概要を示す。
【0030】
【表5】
Figure 2004233541
中継音声の発話スタイルは、「読み上げ音声」と比較すると、「話し言葉」のスタイルに近い。従って、ベースラインとなる音響モデルは比較的話し言葉の特徴に近い学会講演音声から作成した。また、ベースラインとなる言語モデルはウェブ上に存在する野球に関するテキスト(約57万形態素)から作成した。
【0031】
下記の表に音響分析条件とHMMを示す。
【0032】
【表6】
Figure 2004233541
表に示すように、音響モデルには長母音化を考慮した音節HMM(詳細には、有木康雄他による「日本語話し言葉音声認識における話者間のための音節に基づく高精度な音響モデルの検討」(電子情報通信学会、SP2002−129,pp49−54(2002年12月)を参照されたい。)を使用し、1状態あたりの混合分布数を32とした。また、母音は5状態3ループ、子音は7状態5ループとした。サンプリング周波数は16kHz、音響特徴量には、12次元のMFCCと対数パワーの13次元、およびそれに1次微分、2次微分を加えた計39次元である。
【0033】
次に、本発明によるハイライトシーン検出システムにおける音声認識手段で使用する言語モデルの性能を評価するために音声認識実験を行った。ベースライン言語モデルにウェブコーパスで適応させたウェブコーパス言語モデルと、上述の予備事件で最も正解精度の高かった結合コーパスを用いて適応させた言語モデルと書き下しコーパスを用いて適応させた言語モデルとを融合させた融合言語モデル(請求項3の言語モデルに相当する)とを比較したものを下記の表に示す。
【0034】
【表7】
Figure 2004233541
表に示したKeyword(%)は、表3で示したキーワードに関して、認識できた文章数をキーワードを含む実際の文章数で割ったものである。この評価から分かるように、ウェブコーパスのみによって適応させた言語モデルに比べて融合言語モデルの方は、単語正解率を下げると同時に、単語正解率、単語正解精度を向上している。キーワードの正解率については有意差を見つけることはできなかたが、挿入誤りについては向上が確認されている。なお、この実験では音響モデルには前記ベースライン音響モデルを使用した。また、本発明による手法で適応させた2段階適応音響モデルを使用した場合も同様の結果が確認された。
【0035】
次に、本発明によるハイライトシーン検出システムにおける音声認識手段で使用する音響モデルの性能を評価するために音声認識実験を行った。比較のために、ベースライン音響モデルと、このベースライン音響モデルに対して本発明による手法で2段階の適応を施した2段階適応音響モデルとでデータを取った。実験結果を下記の表に示す。
【0036】
【表8】
Figure 2004233541
ベースライン音響モデルに比べて、本発明による2段階適応音響モデルは最大30%近い大幅な改善が見られた。これは、音響適応を用いることにより、アナウンサーにより近づいた音響モデルを作成することが出来たためと考えられる。
【0037】
下記の表に本発明によるハイライトシーン検出システムによるハイライトシーン検出結果を示す。
【0038】
【表9】
Figure 2004233541
上の表に示すように、テストセット1では、データに含まれていた2つのハイライトシーンを2つとも正確に検出することができた。しかしながら、検出ミスである湧き出し区間数が2箇所存在している。この2つの湧き出しは、それぞれ以下のような要因により発生したものと推測される。1つは、キーワード区間音声パワーの閾値処理による湧き出しである。該当する区間では、音声認識によるキーワードの検出は正しく行われていたが、実際にはハイライトシーンではなく、選手の紹介を行っている区間であった。しかし、この湧き出し区間では、攻撃側チームの得点チャンスが続いていたため、アナウンサーが常に興奮して発話しており、大きなパワーを持った音声が継続していた。このような理由で、当該キーワードは、設定された閾値を超える音声パワーであったため誤ってハイライトシーンであると誤認識されたものである。
もう一方は、音声認識の誤りに起因する湧き出しである。該当する区間の音声認識結果を確認したところ、音声認識の誤りにより実際の音声には存在しないキーワードが湧き出していた。この湧き出し単語の音声パワーが閾値以上であったため、ハイライトシーンと誤認識されたものである。
【0039】
テストセット2では、湧き出し区間数はゼロに抑えることができたが、2つのハイライトシーンが未検出となった。1つの未検出区間については、キーワードは検出できていたが、音声パワーが閾値を超えなかったために発生した未検出である。もう1つの未検出区間については、音声認識の段階でキーワードが検出されなかったために発生した未検出である。従って、これらの未検出や湧き出しに対応してハイライトシーン検出の精度を向上させるためには、キーワード検出精度の改善、前記閾値の最適化や適応的な設定などを行う必要がある。
【0040】
図4は、本発明によるハイライトシーン検出システムを映像コンテンツに適用させたシステムの概念図である。図に示すように、中継映像に含まれている音声データを、本発明によるハイライトシーン検出システムにおいて適応された音響モデルと言語モデルを用いて音声認識を行い、その後、キーワードを見つけハイライトシーンを検出する。配信用映像生成部では、入力された中継映像データに含まれる映像データをモバイル配信用の映像フォーマットに変換する。メタデータ生成部では、ハイライトシーンの映像検索に使用するためのメタデータを生成する。メタデータ生成の流れとして、まず、中継映像データと中継音声データとの時間的な同期を取り、それぞれ別系統のPCに取り込む。次に、映像解析PCにより、入力映像を基本シーン(ピッチャーの投球場面でバックスクリーンから撮影されているシーン)ごとに切り出し、メタデータとしてその時の時刻情報をXML形式のファイルに出力する。一方、音声解析PCでは、本発明の手法に従い、入力された中継音声データを無音区間を基準に自動切り出しを行い、切り出した順に音声認識し、単語を抽出し、その単語のうち所定のキーワードに該当するものを検出する。検出されたキーワードは、出現した音声区間の始終端の時間情報と共にXML形式ファイルに出力する。最終的に、映像、音声から出力されたXMLファイルをデータベースの各層に登録する。データベースの内部は、XMLによって構造化されており、所望のキーワードを検索キーとして入力すると、対応するハイライトシーンを検索して、当該シーンの音声・映像を再生させることができる。
【0041】
本明細書では、様々な実施態様で本発明の原理を説明してきたが、当業者であれば、本発明の開示に基づき、本発明の構成に幾多の修正や変形を施し得ることは自明であり、これらも本発明の範囲に含まれるものと理解されたい。例えば、本明細書では、本発明を主としてシステム(装置)として説明してきたが、本発明は、これらに相当する方法、その方法をコンピュータ上で実現するプログラム、当該プログラムを格納した記憶媒体の形態でも実施し得ることに注意されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハイライトシーン検出システムを説明する概念図である。
【図2】本発明によるハイライトシーン検出システムの音響モデル作成手段で行われる音響適応の手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明のハイライトシーン検出手段における音声パワーの処理手順を示す図である。
【図4】本発明によるハイライトシーン検出システムを映像コンテンツに適用させたシステムの概念図である。
【符号の説明】
100 ハイライトシーン検出システム
110 音声読み出し手段
120 音響モデル作成手段
130 言語モデル作成手段
140 音認識手段
150 ハイライトシーン検出手段
160 単語抽出手段
170 音声パワー判定手段

Claims (5)

  1. ハイライトシーン検出システムであって、
    予め作成した音響モデルおよび言語モデルを参照して、入力音声の音声認識を行って単語を抽出する音声認識手段と、
    前記抽出した単語のうちハイライトシーンを特徴付けるキーワードと合致するものを検索し、このキーワードと合致した単語のうち予め規定された閾値を超える音声パワーを持つような単語が存在するシーンをハイライトシーンとして検出するハイライトシーン検出手段と、
    を含むハイライトシーン検出システム。
  2. 請求項1に記載のハイライトシーン検出システムであって、
    予備音声データを用いて、ベースライン音響モデルに対して、MLLR法およびMAP法で教師あり適応を施して基本音響モデルを作成し、さらに前記入力音声から前記基本音響モデルを用いて音声認識を行い、その結果からラベルを自動作成し、このラベルを用いて前記MLLR法およびMAP法で教師なし適応を施して前記音響モデルを作成する音響モデル作成手段、
    を含むことを特徴とするハイライトシーン検出システム。
  3. 請求項1または2に記載のハイライトシーン検出システムであって、
    ウェブコーパスと、書き下しコーパスとを結合した結合コーパスを用いて、ベースライン言語モデルに対して適応を施し第1の予備言語モデルを作成し、前記ベースライン言語モデルに対して前記書き下しコーパスを用いて適応を施し第2の予備言語モデルを作成し、これら第1および第2の予備言語モデルを融合して、前記言語モデルを作成する言語モデル作成手段、
    を含むことを特徴とするハイライトシーン検出システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のハイライトシーン検出システムであって、
    前記ハイライトシーン検出手段で検出された前記ハイライトシーンの単語と、前記ハイライトシーンの時間情報とを関連付けたメタデータを作成し、このメタデータを記憶装置に格納する手段と、
    所望のハイライトシーンを特徴付ける所望のキーワードに基づき記憶装置に格納された前記メタデータを検索して、前記所望のハイライトシーンを探し出すハイライトシーン検索手段と、
    を含むことを特徴とするハイライトシーン検出システム。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のハイライトシーン検出システムであって、
    前記ハイライトシーン検出手段で検出された前記ハイライトシーンの単語と、前記ハイライトシーンの時間情報と、を関連付け、さらに、これらに前記入力音声を取得した映像コンテンツの時間情報、或いは、前記入力音声と同一の対象を撮影した映像コンテンツの時間情報と、を関連付けたメタデータを作成し、このメタデータを記憶装置に格納する手段と、
    所望のハイライトシーンを特徴付ける所望のキーワードに基づき、記憶装置に格納された前記メタデータを検索して、前記映像コンテンツのなかから前記所望のハイライトシーンを探し出すハイライトシーン検索手段と、
    を含むことを特徴とするハイライトシーン検出システム。
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