JP2004233013A - 熱交換器 - Google Patents

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JP2004233013A
JP2004233013A JP2003025302A JP2003025302A JP2004233013A JP 2004233013 A JP2004233013 A JP 2004233013A JP 2003025302 A JP2003025302 A JP 2003025302A JP 2003025302 A JP2003025302 A JP 2003025302A JP 2004233013 A JP2004233013 A JP 2004233013A
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JP2003025302A
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Shinichi Yoshida
信一 吉田
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Toyo Radiator Co Ltd
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Toyo Radiator Co Ltd
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Abstract

【課題】構造が簡単で製造し易く且つ、流路長の長い熱交換器の提供。
【解決手段】同一高さで略相似形の内筒1と中間筒2と外筒3とを、順に内側から外側に空間を開けて配置し、それらの上下両端を閉塞すると共に、内筒1と中間筒2との間に第1流路4を、中間筒2と外筒3との間に第2流路5を形成し、各流路に複数の部分仕切板8,9が設けられ、隣り合う部分仕切板8,9は交互に上部開口10と下部開口11とが夫々千鳥状に形成される。そして第1流路4,第2流路5に夫々一対のづつの出入口パイプ12,13を連結する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、構造が簡単で且つ、流路長を長くすることができる熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱交換器には、多数のチューブを有するものと、多数の皿状プレートを積層したものとがある。
多数のチューブを有するものは、その両端部に細長いタンクを配置し、タンク内に複数の仕切板を設けて、各タンク内を分割することにより、各分割部に連通するチューブを介して内部流体を蛇行状に流通させ、流路長を長くすることができる。
また、プレート型の熱交換器でその流路長を長くするには、各皿状プレートの平面における中間部に複数の仕切部を立ち上げ形成する必要がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭62−13996号公報(第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の流路長を長くした熱交換器は、多数のチューブまたはプレートを要し、部品点数が多くなりその組立てが面倒である欠点があった。
そこで本発明は、部品点数が比較的少なく且つ、製造容易で流路長の長い熱交換器を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、内筒(1) の外側に、夫々空間を空けて略相似形で且つ高さの等しい中間筒(2) と外筒(3) とが順に配置されて、内筒(1) と中間筒(2) との間に第1流路(4) が形成されると共に、中間筒(2) と外筒(3) との間に第2流路(5) が形成され、
その内筒(1) 、中間筒(2) 、外筒(3) の高さ方向両端が上蓋(6) および下蓋(7) で閉塞され、
前記第1流路(4) および第2流路(5) に、その周方向に互いに離間して複数の部分仕切板(8) (9) が、その流路の前記上蓋に近接した上部開口(10)又は、下蓋に近接した下部開口(11)を除いて、夫々の流路を閉塞するように高さ方向に配置され且つ、隣合う部分仕切板(8) (9) は交互に上部開口(10)と下部開口(11)とが千鳥に形成され、
前記第1流路(4) および第2流路(5) に夫々一対の出入口パイプ(12)(13)が連結される熱交換器である。
【0006】
請求項2に記載の本発明は、請求項1において、
前記各部分仕切板(8)(9)間にインナーフィン(14)が介装された熱交換器である。
【0007】
請求項3に記載の本発明は、請求項2において、
前記インナーフィン(14)は、前記上蓋(6) 近傍および下蓋(7) 近傍には配置されていない熱交換器である。
【0008】
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、
前記内筒(1) と前記中間筒(2) と外筒(3) との何れか一以上は、それを構成する金属板がその表面側および/または裏面側に直角に折り返し曲折されて、その曲折部に前記部分仕切板(8)(9)を一体に形成した熱交換器である。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態を示す一部破断斜視略図であり、図2はそれを横断した平面略図である。また、図3はその中間筒2の製造工程の一例を示す説明図である。
この熱交換器は、夫々高さを同一とした略相似形の内筒1と中間筒2と外筒3とが夫々空間を開けて配置され、それらの上下が上蓋6,下蓋7で閉塞されている。夫々の内筒1,中間筒2,外筒3は、金属板を環状に曲折し、その継目を接続することにより形成できる。
【0010】
中間筒2には多数の第1の部分仕切板8と第2の部分仕切板9とが、上蓋6側と下蓋7側に千鳥状に交互に配置され、第1の部分仕切板8はその上部に上部開口10が、第2の部分仕切板9はその下部に下部開口11が形成されている。そしてこれら部分仕切板8,9が、中間筒2の表面側および裏面側に夫々形成されている。そして内筒1と中間筒2との間に第1流路4が形成され、中間筒2と外筒3との間に第2流路5が形成されている。
またこの例では、内筒1,中間筒2,外筒3の外周が略方形に形成されている。なお、これを円筒形に形成することもできる。
【0011】
そして図1および図2の例では、第1流路4に一対の出入口パイプ13が連通し、第2流路5に一対の出入口パイプ12が連通されている。夫々の出入口パイプ12及び出入口パイプ13は、平面における対角位置に配置されている。
内側に位置する一方の出入口パイプ12から第1流体15が第1流路4に導かれ、左回りと右回りとに分流して千鳥状に配置された部分仕切板8,9間を蛇行状に流通し、それが夫々半周して合流し、他方の出入口パイプ12からそれが外部に導かれる。
また、外側に位置する一方の出入口パイプ13からは第2流体16が第2流路5内に導かれ、それが左回りと右回りとに二分されて夫々の部分仕切板8,9間を蛇行状に流通して、他方の出入口パイプ13から外部に導かれる。そして第1流体15と第2流体16との間に熱交換が行われるものである。
【0012】
なお、部分仕切板8,9間には夫々インナーフィン14が介装される。インナーフィン14の上下両端面と上蓋6,下蓋7との間には空間が設けられ、そこにタンク部が形成される。図3はその中間筒2の製造方法の一例を示すものであり、細長い金属板2aに多数の部分仕切板8,9が金属板2aの長手方向に交互に千鳥配置されている。そして部分仕切板9と部分仕切板8との間に、上下両端部に空間を残して、インナーフィン14が配置され、それらと金属板2aとが一体にろう付け固定される。そしてろう付け後に金属板2aが方形の筒状に曲折形成され、それが内筒1と外筒3との間に介装される。そしてそれらの上下両端が環状の上蓋6および下蓋7で閉塞され、その閉塞部が溶接等の手段で接合される。
【0013】
次に、図4は金属板2aの他の実施の形態を示し、この例では、金属板2aがその表面側および裏面側に直角に折り返し曲折部が形成され、その突出部が部分仕切板8,9を構成する。部分仕切板9には下側に孔が穿設されて下部開口11を形成し、部分仕切板8には上側に孔が形成されそれが上部開口10を構成する。そして部分仕切板9,8間に図4では図示しないインナーフィンが図3同様に接合されるものである。図4に示す金属板2aも、前記同様にそのろう付け後に円筒状または角筒状に形成され、それが内筒1,外筒3内に図5の如く挿入される。そしてそれらの上下両端が図1同様に閉塞され且つ、第1流路4に一対の出入口パイプ12が連通され、第2流路5に一対の出入口パイプ13が連通される。
【0014】
図6はその第2流体16の流通状態を示し、部分仕切板8と部分仕切板9との間を流通する第2流体16は、上部開口10,下部開口11を介して蛇行状に流通する。
なお、第1流路4内も同様に蛇行状に流通するが、好ましくは第2流体16と第1流体15とは夫々流通方向を逆向きとした対向流とすることがよい。
次に、図7は内筒1,外筒3に部分仕切板を形成したものであり、その上下に交互に図4と同様の上部開口,下部開口が形成される。
次に、図8の例は内筒1,中間筒2とに部分仕切板が設けられたものである。
【0015】
次に、図9の例は一対の出入口パイプ12,13が完全仕切板17を挟んで両側に近接した例である。そして第1流体15及び第2流体16が夫々第1流路4,第2流路5内を平面上で一周するように移動し且つ、上下方向に蛇行するものである。
このように完全仕切板17の両側に一対づつの出入口パイプ12,13を近接配置することにより、より流路長の長い熱交換器を提供できる。
【0016】
次に、図10は図2の例において内筒1の内側にさらに補助内筒1aを配置し、内筒1と補助内筒1aとの間にも第2流路5を形成したものである。従って、第1流路4を流通する第1流体15はその内筒1及び中間筒2を介して両面から第2流体16と夫々熱交換される。
【0017】
【発明の作用・効果】
本発明の熱交換器は、内筒1,中間筒2,外筒3間に形成される第1流路4と第2流路5とに、夫々複数の部分仕切板8,9がその上部開口10,下部開口11を千鳥にするように配置されたから、構造が簡単で各流路の長い熱交換器を容易に製造することができる。
【0018】
上記構成において、各部分仕切板8,9間にインナーフィン14を介装することができ、それによって熱交換性能を向上することができる。
上記構成において、インナーフィン14は上蓋6,下蓋7近傍には配置しないこととすることができる。その場合には、インナーフィン14の上下両端に流路のタンク部が形成され、インナーフィン14の各部に均一に流体を流通させることができる。
【0019】
上記いずれかの構成において、内筒1と中間筒2と外筒3との何れか一以上を構成する金属板をその表面側および/または裏面側に直角に折り返し曲折して、その曲折部に部分仕切板8,9を一体に形成することができる。このようにすることにより、部品点数を少なくし構造の簡単な流路長の長い熱交換器を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す熱交換器の一部破断斜視略図。
【図2】同熱交換器の水平断面における平面略図。
【図3】同熱交換器に用いられる中間筒2の製造工程を示す説明図。
【図4】同熱交換器に用いられる中間筒2の他の製造工程を示す説明図。
【図5】図4における金属板2aを筒状に形成して、介装した熱交換器の水平断面における平面図。
【図6】図5のVI−VI矢視断面略図。
【図7】本発明の熱交換器の部分仕切板の他の例を示す説明図。
【図8】同さらに部分仕切板の他の例を示す説明図。
【図9】本発明の他の熱交換器の説明図。
【図10】本発明のさらに他の熱交換器の説明図。
【符号の説明】
1 内筒
1a 補助内筒
2 中間筒
2a 金属板
3 外筒
4 第1流路
5 第2流路
6 上蓋
7 下蓋
8,9 部分仕切板
10 上部開口
11 下部開口
12,13 出入口パイプ
14 インナーフィン
15 第1流体
16 第2流体
17 完全仕切板

Claims (4)

  1. 内筒(1) の外側に、夫々空間を空けて略相似形で且つ高さの等しい中間筒(2) と外筒(3) とが順に配置されて、内筒(1) と中間筒(2) との間に第1流路(4) が形成されると共に、中間筒(2) と外筒(3) との間に第2流路(5) が形成され、
    その内筒(1) 、中間筒(2) 、外筒(3) の高さ方向両端が上蓋(6) および下蓋(7) で閉塞され、
    前記第1流路(4) および第2流路(5) に、その周方向に互いに離間して複数の部分仕切板(8) (9) が、その流路の前記上蓋に近接した上部開口(10)又は、下蓋に近接した下部開口(11)を除いて、夫々の流路を閉塞するように高さ方向に配置され且つ、隣合う部分仕切板(8) (9) は交互に上部開口(10)と下部開口(11)とが千鳥に形成され、
    前記第1流路(4) および第2流路(5) に夫々一対の出入口パイプ(12)(13)が連結される熱交換器。
  2. 請求項1において、
    前記各部分仕切板(8)(9)間にインナーフィン(14)が介装された熱交換器。
  3. 請求項2において、
    前記インナーフィン(14)は、前記上蓋(6) 近傍および下蓋(7) 近傍には配置されていない熱交換器。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、
    前記内筒(1) と前記中間筒(2) と外筒(3) との何れか一以上は、それを構成する金属板がその表面側および/または裏面側に直角に折り返し曲折されて、その曲折部に前記部分仕切板(8)(9)を一体に形成した熱交換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022034683A1 (ja) * 2020-08-14 2022-02-17 株式会社Ihi 熱交換構造

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