JP2004231543A

JP2004231543A - Cosmetic

Info

Publication number: JP2004231543A
Application number: JP2003020318A
Authority: JP
Inventors: Masahiko Fujiyama; 昌彦藤山; Tsutomu Iwamoto; 努岩本; Michiyoshi Haga; 理佳芳賀
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 2003-01-29
Filing date: 2003-01-29
Publication date: 2004-08-19

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a cosmetic which contains triclosan and/or trichlorocarbanilide as a sterilizer and little deteriorates the color tone and the fragrance, even when stored for a long period, especially under a condition exposed to solar light for a long period. <P>SOLUTION: This cosmetic is characterized by containing the triclosan and/or the trichlorocarbanilide as a sterilizer, citral and/or citronellal as a perfume ingredient in an amount of ≤0.01%, and further one or more ingredients selected from the group consisting of gerany nitrile, citronellyl nitrile, lemonile, rhubafuran, citrasal, citral dimethyl acetal, gardamide, tridecene-2-nitrile, mandarin aldehyde, clonal, oxane, etc. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、保存安定性、特に色調及び香気の安定性に優れた、殺菌剤を含有する化粧料に関する。
【０００２】
【従来の技術】
トリクロサン、トリクロロカルバニリドは、種々の微生物に対し幅広い抗菌スペクトルを有し、かつ皮膚、粘膜に対する刺激が少ないために皮膚や毛髪に付着する有害な微生物を抑制する目的で、石けん、シャンプー、その他洗浄剤、化粧料等に幅広く用いられている。
しかし、トリクロサン、トリクロロカルバニリドを、単に従来の化粧料に配合した場合、その化粧料を長期に保存、特に日光に晒される条件で保存した場合、紫外線の影響を受けて色調や香気が劣化し商品価値を著しく低下させる。
【０００３】
そこで、これを防止するために変色防止剤を配合することが行なわれている。例えば、トリクロサンを含有する抗菌性石けんに変色防止剤としてある種の有機リン酸エステルを配合することが提案されている（特許文献１参照）。また、トリクロサンを含有する石けんに、変色防止剤としてリンの酸素酸又はその塩を配合することが提案されている（特許文献２参照）。また、フェノール系抗菌剤を含有する抗菌性石けん及び石けんを基剤とする洗浄剤に、変色防止剤としてシステイン類を配合することが提案されている（特許文献３参照）。しかしながら、これらは日光に対する色調の安定性は充分ではなく、また、発明の内容は固形石けん及び石けんを基剤とする洗浄剤に限定されており、化粧料全般に関しては提案されていない。
【０００４】
【特許文献１】
特開昭５５−１２１６４号公報
【特許文献２】
特開昭５５−８６９００号公報
【特許文献３】
特開昭５６−３０５００号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、殺菌剤としてトリクロサン及び／又はトリクロロカルバニリドを含有し、長期の保存、特に日光に晒される条件下での保存において色調及び香気が劣化しにくい化粧料を提供することを目的とする。
【０００６】
【問題を解決するための手段及び、発明の実施の形態】
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、殺菌剤としてトリクロサン及び／又はトリクロロカルバニリドを含有する化粧料において、主に香料成分として配合されるシトラール及び／又はシトロネラールの量を、製品中０．０１％以下とし、更に、ゲラニルニトリル、シトロネリルニトリル、レモニール、ルバフラン、シトラサール、シトラールジメチルアセタール、ガルダマイド、シトロフラン、ルバシトリル、シノシトリル、タンジェニール、トリデセン−２−ニトリル、マンダリンアルデヒド、クロナール、オキサン、ラビエノキシムより選ばれる１種又は２種以上の成分を配合することで、従来のものに比較して色調及び香気の劣化しにくさが著しく向上することを見出し、本発明をなすに至った。また、更に鋭意検討した結果、併用成分として抗酸化剤を配合すると、一層色調及び香気が劣化しにくくなることを見出した。
【０００７】
すなわち、本発明は、（Ａ）トリクロサン、トリクロロカルバニリドより選ばれる１種または２種、及び成分（Ｂ）シトラール、シトロネラールより選ばれる１種または２種、及び（Ｃ）ゲラニルニトリル、シトロネリルニトリル、レモニール、ルバフラン、シトラサール、シトラールジメチルアセタール、ガルダマイド、シトロフラン、ルバシトリル、シノシトリル、タンジェニール、トリデセン−２−ニトリル、マンダリンアルデヒド、クロナール、オキサン、ラビエノキシムより選ばれる１種又は２種以上を含有し、成分（Ｂ）の含有量が０．０１％以下であることを特徴とする化粧料を提供するものである。また、上記化粧料が、更に（Ｄ）抗酸化剤を含有するものであると、より好適である。成分（Ｄ）は、化粧料に直接配合しても良いし、予めその他原料中に配合した後に化粧料に配合しても良い。
【０００８】
本発明には、通常化粧料に使用される成分を本発明の効果を妨げない範囲で適宜配合することが出来る。かかる任意成分としては、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、半極性界面活性剤などの界面活性剤のほか、例えば、シリコーン類や高級アルコールなのど油分、ラノリン誘導体、蛋白誘導体、水溶性高分子化合物、アクリル樹脂分散液、ビタミンなどの薬剤、防腐剤、ｐＨ調製剤、金属封鎖剤、紫外線吸収剤、動植物抽出物又はその誘導体、色素、香料、顔料、無機粉体、粘土鉱物、ナイロン、ポリエチレンなどのポリマー水不溶性粉体などが挙げられる。
【０００９】
アニオン性界面活性剤としては、カルボン酸塩、硫酸エステル塩、アルキルリン酸エステルなどを用いることができる。カルボン酸塩としては、Ｃ１２〜Ｃ１８の飽和及び不飽和脂肪酸の他、これらの混合物であるヤシ油脂肪酸、硬化ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、硬化パーム油脂肪酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸などのカリウム塩、ナトリウム塩、トリエタノールアミン塩、アンモニウム塩などの脂肪酸石けん、アルキルエーテルカルボン酸塩、Ｎ−アシルサルコシン塩、Ｎ−アシルグルタミン酸塩などが挙げられ、例えば、ラウリン酸カリウム、ラウリルエーテルカルボン酸ナトリウム、Ｎ−ラウロイルサルコシンナトリウム、Ｎ−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、Ｎ−ラウロイルメチル−β−アラニントリエタノールアミンなどがある。脂肪酸石けんは、そのものを配合しても良いし、または、洗浄剤組成物中に脂肪酸とアルカリをそれぞれ別々に配合して、中和して用いても良い。スルホン酸塩としては、Ｎ−アシルアミノスルホン酸塩、ポリオキシエチレンスルホコハク酸塩などが挙げられ、Ｎ−ココイルメチルタウリンナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸ナトリウムなどがある。硫酸エステル塩としては、高級アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩などがある。アルキルリン酸エステル塩としては、モノラウリルリン酸トリエタノールアミン、モノラウリルリン酸ジカリウムなどがある。また、上記のアニオン性界面活性剤は単独で、または２種以上を組合せて使用することができる。
【００１０】
ノニオン性界面活性剤としては、通常の化粧料に用いられるものであれば特に制限されず、ポリオキシアルキレン付加型、モノあるいはジエタノールアミド型、糖系、グリセリン系などを使用することができる。ポリオキシアルキレン付加型には、１種のポリオキシアルキレン付加型と２種以上のポリオキシアルキレン付加型があり、前者としてポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、後者としてポリオキシプロピレン・ポリオキシエチレンラウリルエーテルなどが挙げられる。モノあるいはジエタノールアミド系としては、ラウリン酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、Ｎ−ポリヒドロキシアルキル脂肪酸アミドなどが挙げられる。糖系として、糖エーテル系であるアルキルサッカライド系、糖アミド系、ソルビタン脂肪酸エステル系、ショ糖脂肪酸エステル系などが挙げられる。グリセリン系には、セスキオレイン酸グリセリン、ポリオキシエチレングリセリルモノステアレートなどのモノグリセリン脂肪酸エステル系とポリグリセリン系が挙げられる。ポリグリセリン系には、脂肪酸エステル型とアルキルエーテル型があり、前者としてモノイソステアリン酸ポリグリセリル、後者としてポリグリセリル・ポリオキシブチレンステアリルエーテルなどが挙げられる。上記のノニオン性界面活性剤は単独で、または２種以上を組合せて使用することができる。
【００１１】
両性界面活性剤及び半極性界面活性剤としては、通常の化粧料に用いられるものであれば特に制限されず、イミダゾリン型（アミドアミン型）、アミドアミノ酸塩、カルボベタイン型（アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン）、スルホベタイン型（アルキルスルホベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン）、ホスホベタイン型、アシル第３級アミンオキサイド、アシル第３級ホスフォンオキシドなどを使用することができる。イミダゾリン型として、ヤシ油アルキル−Ｎ−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインなど、アルキルベタインとして、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインなど、アルキルアミドベタインとして、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインなどが挙げられる。アルキルスルホベタインとして、ヤシ油脂肪酸ジメチルスルホプロピルベタインなど、アルキルヒドロキシスルホベタインとして、ラウリルジメチルアミノヒドロキシスルホベタイン、ホスホベタイン型として、ラウリルヒドロキシホスホベタインなどが挙げられる。アシル第３級アミンオキサイドとしては、ラウリルジメチルアミンオキサイドなど、アシル第３級ホスフォンオキサイドとしては、ラウリルジメチルホスフォンオキサイドなどがある。上記の両性界面活性剤及び半極性界面活性剤の中では、洗浄剤においては起泡性の点からなどカルボベタイン型やアシル第３級アミンオキサイドが好ましく、安定性の点からは脱塩処理したものが好ましい。また、上記の両性界面活性剤及び半極性界面活性剤は単独で、または２種以上を組合せて使用することができる。
【００１２】
【実施例】
次に、本発明を実施例及び比較例に基づいて更に具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。なお、以下の例において「％」は、いずれも「質量％」を表わし、実施例記載の成分量は、全て純分換算である。
［実施例１〜２６、及び比較例１〜２］
表１、２、３に示す組成からなる、実施例及び比較例の化粧料を得た。これらの化粧料について紫外線（日光）に対する色調、香気の安定性を下記評価法に従って評価した。
【００１３】
［評価方法］
容器に充填した化粧料について、キセノンフェードメーターにて紫外線を４８０００ｋＪ／ｍ^２照射した後、色調については目視判定を行ない、香気については官能で評価した。
［評価基準］
［色調］
５：標準品と比較して、変化が認められない
４：標準品と比較して、ほとんど色調が変化していない
３：標準品と比較して、ごくわずかに色調が変化している
２：標準品と比較して、かなり色調が変化している
１：標準品と比較して、大きく色調が変化している
［香気］
５：標準品と比較して、変化が認められない
４：標準品と比較して、ほとんど香気が変化していない
３：標準品と比較して、ごくわずかに香気が変化している
２：標準品と比較して、かなり香気が変化している
１：標準品と比較して、大きく香気が変化している
［容器］
また実施例１〜３８の実施例及び比較例１〜２の組成物は、特に記載のない限り、以下に示す包装容器に収容し、品質に問題のないことを確認している。（略号：ＰＰポリプロピレン、ＰＥＴポリエチレンテレフタレート、ＨＤＰＥ高密度ポリエチレン、ＬＤＰＥ低密度ポリエチレン、ＮＹナイロン）
容器１：ボトル（材質：最内層ＨＤＰＥ，最外層ＰＰ）、ポンプディスペンサー（材質：ＰＰ，ＰＥ）
容器２：ボトル（材質：ＰＥＴ）、ポンプディスペンサー（材質：ＰＰ，ＰＥ）
容器３：ボトル（材質：ＰＰ）、ポンプディスペンサー（材質：ＰＰ，ＰＥ）
容器４：ボトル（材質：ＨＤＰＥ）、ポンプディスペンサー（材質：ＰＰ，ＰＥ）
容器５：袋状容器（材質：最内層ＬＤＰＥ，中間層アルミニウム層，最外層ＰＥＴ）
容器６：袋状容器（材質：最内層ＬＤＰＥ，中間層アルミニウム蒸着層，最外層ＮＹ）
容器７：袋状容器（材質：ガラス蒸着）
【００１４】
【表１】

【００１５】
【表２】

【００１６】
【表３】

【００１７】
【表４】

【００１８】
【表５】

【００１９】
【表６】

【００２０】
【表７】

【００２１】
【表８】

【００２２】
実施例１〜２６及び比較例１〜２で使用した各種成分は以下の通りである。
＊１エナジコールＬ−３０Ｂ（ライオン化学製）
＊２アロモックスＤＭ１２ＤＷ（Ｃ）（ライオン化学製）
＊３エマレックス６１１（日本エマルジョン製）
＊４レオアールＭＳ２００（ライオン化学製）
＊５メトローズ６５ＳＨ−１５００（信越化学工業製）
＊６マーコート５５０（カルゴン製）
＊７サイビノールＰＥ−２１（サイデン化学製）
＊８アミノソープＡＲ−１１（味の素製）
＊９アミソフトＬＫ−１２（味の素）
＊１０エナジコールＤＰ−３０（ライオン化学製）
＊１１レボンＡＰＬ（三洋化成製）
＊１２ＮＩＫＫＯＬＡＭ−３０１（日光ケミカルズ製）
＊１３オバゾリンＬＢ−ＳＦ（東邦化学工業製）
＊１４エマレックス７０３（日本エマルジョン製）
＊１５エマレックス１０２（日本エマルジョン製）
＊１６エマレックスＯＤ−５（日本エマルジョン製）
＊１７エマレックスＬＷＳ−５（日本エマルジョン製）
＊１８エマレックスＰＧＭＬ（日本エマルジョン製）
＊１９エマレックスＧＷＩＳ−３１０（日本エマルジョン製）
＊２０エマレックスＨＣ−５（日本エマルジョン製）
＊２１メトローズ６０ＳＨ−５０（信越化学工業製）
＊２２メトローズ６０ＳＨ−１００００（信越化学工業製）
＊２３ＨＥＣダイセルＳＰ５５０（ダイセル化学工業製）
＊２４メトローズＳＥＢ０４Ｔ（信越化学工業製）
＊２５ポリオックスＷＳＲ−７５０（ユニオンカーバイド製）
＊２６ゴーセノールＥＧ−２５（日本合成化学工業製）
＊２７カラギナンＣＳＫ−１（三栄源エフ・エフ・アイ社製）
＊２８レオガードＧＰ（ライオン化学製）
＊２９ソイポンＳＬＥ（川研ファインケミカル製）
＊３０ビューライトＬＳＳ（三洋化成製）
＊３１ＮＩＫＫＯＬＬＭＴ（日光ケミカルズ製）
＊３２サンノールＬＭＴ−１４３０（ライオン化学製）
＊３３アミライトＧＣＫ−１２（味の素製）
＊３４カチナールＯＢ−８０Ｅ（東邦化学工業製）
＊３５カチナールＳＰＣ−２０ＡＣ（東邦化学工業製）
＊３６カチナールＭＰＡＳ（東邦化学工業製）
＊３７エマレックスＳＰＯ−１５０（日本エマルジョン製）
＊３８エマレックスＬＧＯＤ−５（日本エマルジョン製）
＊３９レオアールＭＳ１００（ライオン化学製）
＊４０ルビフレックスｓｏｆｔ（ＢＡＳＦ製）
＊４１カーボポール９４０２（ＢＦグッドリッチ製）
＊４２メトローズＳＭ１５００（信越化学工業製）
＊４３ネオソフトＧ−１１（太陽化学社製）
＊４４ルビカットＦＣ３７０（ＢＡＳＦ製）
【００２３】
上記表の結果から明らかなように、実施例１〜２６の殺菌剤含有化粧料は、色調及び香気の安定性に優れていた。これに対して、比較例１、２はその効果が充分に発揮できず、本発明の安定性向上効果を達成できなかった。
【００２４】
次に、下記組成に従って、実施例２７〜３８の化粧料を調整した。これらの化粧料について、前記実施例１〜２６と同様に色調及び香気の安定性を評価したところ、いずれも色調安定性、香気安定性の優れたものであった。
【００２５】

【００２６】

【００２７】

【００２８】

【００２９】

フォーマー容器（吉野工業社製）：特開平７−３１５４６３号公報の実施例として記載されたフォーマー容器
【００３０】

フォーマー容器（吉野工業社製）：特開平７−３１５４６３号公報の実施例として記載されたフォーマー容器
【００３１】

【００３２】

包装容器：ピロー包装（最内層ＬＤＰＥ、最外層ＰＰ）
【００３３】

シートとして用いた不織布の組成はレーヨン４０％、ＰＥＴ／ＰＥ（ポリエチレンテレフタレートとポリエチレン）の分割繊維を６０％の割合で水流交絡させたもので、平均坪量は６０（ｇ／ｍ^２）、平均繊度は０．７５デニールのものである。含浸倍率（対不織布重量）は３．２５、包材はアルミ積層ピローパックを用いた。
【００３４】

シートおよび含浸倍率、包材は実施例３５と同じ
【００３５】

【００３６】

【００３７】
上記組成に従って、実施例２７〜３８の化粧料を各製剤の常法に準じて調製した。これらについて、上記実施例１と同様に色調及び香気の安定性を評価したところ、いずれも効果に優れるものであった。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a cosmetic containing a bactericide, which is excellent in storage stability, in particular, color and fragrance stability.
[0002]
[Prior art]
Triclosan and trichlorocarbanilide have a broad antibacterial spectrum against various microorganisms, and have a low level of irritation to the skin and mucous membranes, with the aim of suppressing harmful microorganisms attached to the skin and hair. Widely used in detergents, cosmetics, etc.
However, when triclosan and trichlorocarbanilide are simply blended into conventional cosmetics, if the cosmetics are stored for a long period of time, especially if they are stored under the conditions exposed to sunlight, the color and odor deteriorate due to the effects of ultraviolet rays. And significantly lowers the commercial value.
[0003]
Therefore, in order to prevent this, a discoloration inhibitor is blended. For example, it has been proposed to blend a certain kind of organic phosphate as an anti-tarnish agent into an antibacterial soap containing triclosan (see Patent Document 1). Further, it has been proposed to add an oxygenic acid of phosphorus or a salt thereof as a discoloration preventing agent to a soap containing triclosan (see Patent Document 2). Further, it has been proposed to mix cysteines as a discoloration preventing agent with an antibacterial soap containing a phenolic antibacterial agent and a soap-based detergent (see Patent Document 3). However, they do not have sufficient color stability to sunlight, and the content of the invention is limited to bar soaps and soap-based cleaning agents, and has not been proposed for cosmetics in general.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-55-12164 [Patent Document 2]
JP-A-55-86900 [Patent Document 3]
JP-A-56-30500
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and contains triclosan and / or trichlorocarbanilide as a bactericide, and is unlikely to deteriorate in color tone and fragrance during long-term storage, particularly when stored under conditions of exposure to sunlight. The purpose is to provide cosmetics.
[0006]
[Means for Solving the Problems and Embodiments of the Invention]
Means for Solving the Problems The present inventors have conducted intensive studies in order to solve the above problems, and as a result, in cosmetics containing triclosan and / or trichlorocarbanilide as a fungicide, the amount of citral and / or citronellal mainly blended as a flavor component To 0.01% or less in the product, furthermore, geranyl nitrile, citronellyl nitrile, lemononil, rubafuran, citrasal, citral dimethyl acetal, gardamide, citrofuran, rubasitrile, sinositrile, tangenil, tridecene-2-nitrile, mandarin aldehyde, By blending one or more components selected from clonal, oxane, and rabienoxime, it has been found that the color tone and fragrance hardly deteriorate as compared with conventional ones, and the present invention is significantly improved. Reached. Further, as a result of further intensive studies, they have found that when an antioxidant is added as a concomitant component, the color tone and the fragrance are further reduced.
[0007]
That is, the present invention provides (A) one or two kinds selected from triclosan and trichlorocarbanilide, and (B) one or two kinds selected from citral and citronellal, and (C) geranyl nitrile and citronellyl. Nitrile, Lemonil, Lebafuran, Citrasal, Citral dimethyl acetal, Gardamide, Citrofuran, Rubasitrile, Sinositrile, Tangenyl, Tridecene-2-nitrile, Mandarin aldehyde, Clonal, Oxane, Ravienoxime It is intended to provide a cosmetic characterized in that the content of the component (B) is 0.01% or less. Further, it is more preferable that the cosmetic further contains (D) an antioxidant. The component (D) may be directly blended into the cosmetic or may be blended into the cosmetic after being blended into other raw materials in advance.
[0008]
In the present invention, components usually used in cosmetics can be appropriately compounded within a range not to impair the effects of the present invention. Such optional components include anionic surfactants, nonionic surfactants, amphoteric surfactants, surfactants such as semipolar surfactants, for example, throat oils such as silicones and higher alcohols, lanolin derivatives, Protein derivatives, water-soluble polymer compounds, acrylic resin dispersions, drugs such as vitamins, preservatives, pH adjusters, sequestering agents, ultraviolet absorbers, animal and plant extracts or their derivatives, pigments, flavors, pigments, inorganic powders , Clay minerals, polymer water-insoluble powders such as nylon and polyethylene.
[0009]
As the anionic surfactant, a carboxylate, a sulfate, an alkyl phosphate, or the like can be used. As the carboxylate, potassium such as coconut oil fatty acid, hydrogenated coconut oil fatty acid, palm oil fatty acid, hydrogenated palm oil fatty acid, tallow fatty acid, hydrogenated tallow fatty acid which is a mixture thereof in addition to saturated and unsaturated fatty acids of C12 to C18. Salts, sodium salts, triethanolamine salts, fatty acid soaps such as ammonium salts, alkyl ether carboxylates, N-acyl sarcosine salts, N-acyl glutamates, and the like, for example, potassium laurate, sodium lauryl ether carboxylate , N-lauroylsarcosine sodium, sodium N-lauroylglutamate, N-lauroylmethyl-β-alanine triethanolamine and the like. The fatty acid soap may be used as such, or the fatty acid and the alkali may be separately mixed and neutralized in the detergent composition before use. Examples of the sulfonate include N-acylaminosulfonate, polyoxyethylene sulfosuccinate, and the like, and include sodium N-cocoylmethyltaurate, sodium polyoxyethylene alkylsulfosuccinate, and the like. Sulfate esters include higher alkyl sulfates and polyoxyethylene alkyl ether sulfates. Examples of the alkyl phosphate salt include triethanolamine monolauryl phosphate and dipotassium monolauryl phosphate. Further, the above-mentioned anionic surfactants can be used alone or in combination of two or more.
[0010]
The nonionic surfactant is not particularly limited as long as it is used for ordinary cosmetics, and polyoxyalkylene addition type, mono- or diethanolamide type, sugar type, glycerin type and the like can be used. The polyoxyalkylene addition type includes one type of polyoxyalkylene addition type and two or more types of polyoxyalkylene addition types. As the former, polyoxyethylene lauryl ether, polyoxyethylene sorbitan monooleate, polyethylene glycol fatty acid ester, Polyoxyethylene hydrogenated castor oil, and the latter include polyoxypropylene / polyoxyethylene lauryl ether. Mono- or diethanolamides include lauric acid monoethanolamide, coconut oil fatty acid diethanolamide, N-polyhydroxyalkyl fatty acid amide, and the like. Examples of the sugars include sugar ethers such as alkyl saccharides, sugar amides, sorbitan fatty acid esters, and sucrose fatty acid esters. The glycerin type includes monoglycerin fatty acid ester type such as glycerin sesquioleate and polyoxyethylene glyceryl monostearate, and polyglycerin type. The polyglycerin type includes a fatty acid ester type and an alkyl ether type. The former includes polyglyceryl monoisostearate, and the latter includes polyglyceryl / polyoxybutylene stearyl ether. The above nonionic surfactants can be used alone or in combination of two or more.
[0011]
The amphoteric surfactant and semipolar surfactant are not particularly limited as long as they are used in ordinary cosmetics, and may be imidazoline type (amidoamine type), amide amino acid salt, carbobetaine type (alkyl betaine, alkylamido betaine). ), Sulfobetaine type (alkylsulfobetaine, alkylhydroxysulfobetaine), phosphobetaine type, acyl tertiary amine oxide, acyl tertiary phosphone oxide and the like can be used. Examples of the imidazoline type include coconut oil alkyl-N-hydroxyethylimidazolinium betaine, examples of the alkyl betaine include lauryl dimethylaminoacetic acid betaine, and examples of the alkylamide betaine include coconut oil fatty acid amidopropyl betaine. Examples of the alkylsulfobetaine include coconut oil fatty acid dimethylsulfopropylbetaine and the like, examples of the alkylhydroxysulfobetaine include lauryldimethylaminohydroxysulfobetaine, and examples of the phosphobetaine type include laurylhydroxyphosphobetaine. Examples of the acyl tertiary amine oxide include lauryl dimethylamine oxide, and examples of the acyl tertiary phosphine oxide include lauryl dimethyl phosphine oxide. Among the amphoteric surfactants and semipolar surfactants described above, carbobetaine type and acyl tertiary amine oxides are preferable in terms of foaming properties in detergents, and desalting treatment is performed in terms of stability. Are preferred. The amphoteric surfactants and semipolar surfactants described above can be used alone or in combination of two or more.
[0012]
【Example】
Next, the present invention will be described more specifically based on examples and comparative examples, but the present invention is not limited to the following examples. In the following examples, “%” represents “% by mass”, and all component amounts described in Examples are in terms of pure components.
[Examples 1-26 and Comparative Examples 1-2]
The cosmetics of Examples and Comparative Examples having the compositions shown in Tables 1, 2, and 3 were obtained. These cosmetics were evaluated for color tone and aroma stability against ultraviolet rays (sunlight) according to the following evaluation methods.
[0013]
[Evaluation method]
The cosmetic filled in the container was irradiated with ultraviolet rays at 48,000 kJ / m ² with a xenon fade meter, and then the color tone was visually determined, and the aroma was evaluated organoleptically.
[Evaluation criteria]
[Tone]
5: No change is observed compared to the standard product 4: Color tone is hardly changed compared to the standard product 3: Color tone is slightly changed compared to the standard product 2: The color tone is considerably changed as compared with the standard product 1: The color tone is largely changed as compared with the standard product [fragrance]
5: No change is observed compared to the standard product 4: Smell is hardly changed compared to the standard product 3: Smell is slightly changed compared to the standard product 2: The scent is considerably changed compared to the standard product. 1: The scent is greatly changed compared to the standard product [container].
The compositions of Examples 1 to 38 and the compositions of Comparative Examples 1 and 2 were contained in the following packaging containers unless otherwise specified, and it was confirmed that there was no problem in quality. (Abbreviations: PP polypropylene, PET polyethylene terephthalate, HDPE high density polyethylene, LDPE low density polyethylene, NY nylon)
Container 1: bottle (material: innermost layer HDPE, outermost layer PP), pump dispenser (material: PP, PE)
Container 2: bottle (material: PET), pump dispenser (material: PP, PE)
Container 3: Bottle (Material: PP), Pump Dispenser (Material: PP, PE)
Container 4: bottle (material: HDPE), pump dispenser (material: PP, PE)
Container 5: bag-shaped container (material: innermost layer LDPE, intermediate aluminum layer, outermost layer PET)
Container 6: bag-shaped container (material: innermost layer LDPE, intermediate layer aluminum vapor deposition layer, outermost layer NY)
Container 7: bag-shaped container (material: glass-deposited)
[0014]
[Table 1]

[0015]
[Table 2]

[0016]
[Table 3]

[0017]
[Table 4]

[0018]
[Table 5]

[0019]
[Table 6]

[0020]
[Table 7]

[0021]
[Table 8]

[0022]
Various components used in Examples 1-26 and Comparative Examples 1-2 are as follows.
* 1 Energol L-30B (manufactured by Lion Chemical)
* 2 Aromox DM12DW (C) (Lion Chemical)
* 3 Emarex 611 (manufactured by Nippon Emulsion)
* 4 Leoar MS200 (manufactured by Lion Chemical)
* 5 Metros 65SH-1500 (Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
* 6 Marcoat 550 (made by Calgon)
* 7 Saibinol PE-21 (manufactured by Seiden Chemical)
* 8 Amino soap AR-11 (made by Ajinomoto)
* 9 Amisoft LK-12 (Ajinomoto)
* 10 Energol DP-30 (manufactured by Lion Chemical)
* 11 Levon APL (manufactured by Sanyo Chemical)
* 12 NIKKOL AM-301 (manufactured by Nikko Chemicals)
* 13 Obazoline LB-SF (Toho Chemical Industry)
* 14 Emarex 703 (made by Nippon Emulsion)
* 15 Emarex 102 (made by Nippon Emulsion)
* 16 Emarex OD-5 (manufactured by Nippon Emulsion)
* 17 Emarex LWS-5 (manufactured by Nippon Emulsion)
* 18 Emarex PGML (Nippon Emulsion)
* 19 Emarex GWIS-310 (manufactured by Nippon Emulsion)
* 20 Emarex HC-5 (manufactured by Nippon Emulsion)
* 21 Metroz 60SH-50 (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
* 22 Metro's 60SH-10000 (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
* 23 HEC Daicel SP550 (manufactured by Daicel Chemical Industries)
* 24 Metro's SEB04T (Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
* 25 Polyox WSR-750 (manufactured by Union Carbide)
* 26 Gohsenol EG-25 (manufactured by Nippon Synthetic Chemical Industry)
* 27 Carrageenan CSK-1 (manufactured by San-Ei Gen FFI)
* 28 Leoguard GP (manufactured by Lion Chemical)
* 29 Soipon SLE (Kawaken Fine Chemical)
* 30 Beaulite LSS (manufactured by Sanyo Chemical)
* 31 NIKKOL LMT (Nikko Chemicals)
* 32 SANNOL LMT-1430 (manufactured by Lion Chemical)
* 33 Amilite GCK-12 (manufactured by Ajinomoto)
* 34 Catchinal OB-80E (Toho Chemical Industry)
* 35 Catinal SPC-20AC (manufactured by Toho Chemical Industry)
* 36 Catchinal MPAS (Toho Chemical Industry)
* 37 Emarex SPO-150 (Nippon Emulsion)
* 38 Emarex LGOD-5 (manufactured by Nippon Emulsion)
* 39 Leoard MS100 (manufactured by Lion Chemical)
* 40 Ruby Flex soft (manufactured by BASF)
* 41 Carbopol 9402 (manufactured by BF Goodrich)
* 42 Metro's SM1500 (Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
* 43 Neosoft G-11 (manufactured by Taiyo Kagaku)
* 44 Rubicut FC370 (manufactured by BASF)
[0023]
As is clear from the results in the above table, the bactericide-containing cosmetics of Examples 1 to 26 were excellent in color tone and aroma stability. On the other hand, Comparative Examples 1 and 2 could not sufficiently exhibit the effect, and could not achieve the stability improving effect of the present invention.
[0024]
Next, the cosmetics of Examples 27 to 38 were prepared according to the following compositions. When the color tone and the aroma stability of these cosmetics were evaluated in the same manner as in Examples 1 to 26, all were excellent in the color tone stability and the aroma stability.
[0025]

[0026]

[0027]

[0028]

[0029]

Former container (manufactured by Yoshino Kogyo Co., Ltd.): A former container described as an example in JP-A-7-315463.

[0032]

Packaging container: pillow packaging (innermost layer LDPE, outermost layer PP)
[0033]

The composition of the nonwoven fabric used as the sheet is a composition in which rayon is 40%, split fibers of PET / PE (polyethylene terephthalate and polyethylene) are hydroentangled at a ratio of 60%, and the average basis weight is 60 (g / m ² ). The fineness is 0.75 denier. The impregnation ratio (with respect to the nonwoven fabric weight) was 3.25, and the packaging material was an aluminum laminated pillow pack.
[0034]

The sheet, the impregnation ratio and the packaging material were the same as in Example 35.

[0036]

[0037]
According to the above composition, the cosmetics of Examples 27 to 38 were prepared according to the conventional method of each preparation. When the color tone and the stability of the aroma were evaluated in the same manner as in Example 1 above, they were all excellent in effect.

Claims

Component (A) one or two selected from triclosan and trichlorocarbanilide, component (B) one or two selected from citral and citronellal, and component (C) geranyl nitrile, citronellyl nitrile, lemononil, It contains one or more kinds selected from rubafuran, citrasal, citral dimethyl acetal, garmamide, citrofuran, rubasitrile, sinositrile, tangenyl, tridecene-2-nitrile, mandarin aldehyde, clonal, oxane, rabienoxime, and the component (B). Is a cosmetic having a content of 0.01% or less.

The cosmetic according to claim 1, further comprising component (D) an antioxidant.