JP2004230164A - ディジタルx線画像を補正する方法及び装置 - Google Patents

ディジタルx線画像を補正する方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】異なるフォーマットのディジタル画像を補正する。
【解決手段】オフセット・メモリ(2665)は、検出器パネルを構成する複数のピクセル位置のオフセット・ピクセル値を記憶する。減算器(2620、2640)が、ディジタル・ピクセル・データからオフセット・ピクセル値を減算する。ビット・シフタ・ユニット(2625、2645)が、減算結果を所定のビット数だけ下方シフトし、加算器(2630、2650)が、ビット・シフト結果をオフセット・ピクセル値に加算する。検出器パネル(116)上の特定のピクセル位置に対応しているオフセット・メモリの対応するメモリ位置が、加算結果で更新される。オフセット・メモリ内の情報を用いてディジタル画像を補正する。
【選択図】 図19

Description

本発明は、ディジタルX線透視法画像データに対して制御、取得及び処理を行なう方法、システム及び装置に関し、具体的には、ディジタルX線画像を補正し、また取得されたディジタルX線透視法X線画像データを変換して患者の軟組織及び/又は骨構造を検査するのに用いられる可動型C字形アームX線イメージング・システムによって読み取り可能なフォーマットとする方法、システム及び装置に関する。
医療撮像は、γ線、X線、高周波音波、磁場、中性子又は荷電粒子のような放射線を用いて体内構造の画像を形成する専門的手法である。診断放射線医学では、放射線を用いて疾患を検出して診断し、一方、侵襲的放射線医学では、放射線を用いて疾患及び生体異常を治療する。
ラジオグラフィは、γ線、X線、中性子又は荷電粒子のような放射線の透過によって任意の不透明標本の画像を形成する手法である。放射線ビームが任意の不均一物体を透過すると、放射線は物体の厚み、密度及び化学的組成の変化に応じて異なって吸収される。物体から放出された放射線から放射線画像が形成され、次いで、写真フィルムに直接的に、又は蛍光体を用いて光画像を先ず形成すること等により、画像検出媒体上で放射線画像を表現することができる。ラジオグラフィは物体の全体的な内部構造を検査する非破壊的手法であり、医療応用及び産業応用に習用されている。ラジオグラフィを用いて、結核及び骨折のような医療状態を非破壊的に検出したり、脈管状態を診断したり、亀裂、空洞及び孔隙のような材料内の製造欠陥を診断したりする。
X線ラジオグラフィは医療応用及び産業応用で特に有用である。X線は電磁放射線の一形態であり、1895年にWilhelm Conrad Roentgenによって偶然に発見された。X線はレントゲン線とも呼ばれる。1895年頃、レントゲンは、X線が手のような物体内部に伝播して写真フィルムを露光させ、これにより内部構造を顕在化することを発見した。X線は可視光線とは異なる性質を示し、レントゲンによって、未知のものを表わす「X」を用いて「X線」と呼ばれた。例えば、X線は従来の光学的な光レンズで焦点を絞るのではなく、複雑な焦点集束手法を用いる。今日、X線は2.4×1016Hz〜5×1019Hzの周波数レンジを有する電磁放射線として分類されている。殆どのX線は原子よりも短い波長を有しているため、粒子的に、すなわちフォトン・エネルギの球として物質と相互作用する。X線は、下記の指数関数的な吸収法則に従って物質によって吸収される。
Figure 2004230164
式中、IoはX線ビームの初期強度であり、Ixは物体を透過した後の強度であり、物体は厚みがx、密度がρ、線吸収係数がμ、及び質量吸収係数がμ/ρである。
X線は、恒星及び準星の内部作用のような天体現象によって、またX線管のような電子的X線発生装置によって形成される。X線管は一般的には、静電場を通して電子のような荷電粒子を加速させ、次いで、固体ターゲットとの衝突によって荷電粒子を急停止させることによりX線を発生する。この衝突によって、緊密に捕捉されている電子をより高いエネルギ状態に移行させることにより固体ターゲットが電離する。固体ターゲットの電子が元のエネルギ状態に戻るのに伴ってX線が発生される。X線は、カソードからアノードに向かって真空内で電子を加速させることによりX線管内部で発生され、各電極の配置によって粒子ビームを成形して加速する場合もあるしこれを行なわない場合もある。
X線の電子的検出は一般的には、電子式ラジオグラフィ又はX線透視法(radioscopy)と呼ばれる。電子的検出を行なう前に、放射線画像を写真フィルムに撮影するか又は蛍光スクリーンに表示する。X線の蛍光スクリーンでの実時間目視観察をフルオロスコピィと呼ぶ。しかしながら、1930年代には既に、受光した光に応答して電気信号を発生する光電子増倍管(真空管の形態)が開発されている。光電子増倍管は一般的には、可視光範囲の光線によく応答し、従って、しばしばシンチレータ材料と光学的に結合されて非光学的な電磁放射線を検出する。シンチレータ材料は、γ線(核医学で用いられる放射性同位体によって放出される)及びX線のような非光学的放射線を光学的放射線へ変換する。1980年頃から、光電子増倍管/シンチレータ検出器は全般に、アモルファス・シリコン基板の光電セルに置き代わり始めた。
X線透視法には、フルオログラフィとしても知られる一回撮影式(ワン・ショット)のX線検出、及びフルオロスコピィとしても知られる多数回撮影式のX線検出がある。放射線マンモグラフィはX線透視法の一形態であって、照射前に乳房を強く圧迫して細部を最大限に拡大すると共に放射線照射を最小限に抑える。計算機式断層写真法(「CT」)は計算機式アキシャル断層写真法(「CAT」)とも呼ばれ、細いX線ビームを照射しながらX線管を身体の周りで回転させるX線透視法の一形態である。次いで、受光したX線ビームの情報をコンピュータで結合して、二次元又は三次元の解剖学的医用画像を形成する。磁気共鳴撮像(「MRI」)は、高強度の磁石で身体の細胞内の核スピンを整列させて、ラジオ波信号を受信し且つ送信するラジオのように各々の核を挙動させる診断手順である。次いで、外部のラジオ周波数信号を身体に印加してスピン状に回転している細胞核を擾乱する。ラジオ波信号を停止させると、核は印加された磁場に沿って再び整列しながら微弱なラジオ波信号を放出する。これらの微弱なラジオ波信号が異なる体内組織に対応しており、これらの信号を検出して解剖学的画像を形成する。
X線透視法及び関連する医療診断撮像技術は、透過する放射線に対する精密制御、並びに結果画像データの検出及び処理に対する精密なタイミング制御を用いる。医療診断撮像は一般的には、極めて多量の画像データを取得して制御し、これらの多量の画像データは極めて高速のデータ速度でコンピュータ処理装置に伝達される。医療診断撮像の生成、検出及び処理に対する制御を行なうために、コンピュータ・ワークステーションは実時間オペレーティング・システム(「RTOS」)を用いて動作を制御する。
GE OECシリーズ9800は、患者の軟組織及び骨のあらゆる内部損傷について患者の人体を検査するのに用いられる可搬型装置である。現状の構成では、C字形アームの一方の端部にX線発生ユニットを設け、C字形アームの他方の端部にX線検出器を設けている。患者はカートに乗せられてC字形アームの両端部の間の区域に載置され、あらゆる内部損傷についての検査のために患者の人体の各部にX線を透過させる。GE OECシリーズ9800で用いられるX線検出器の各々のピクセルは、電荷結合素子(CCD)アレイに対する電気信号としてX線受信信号レベルを出力し、CCDアレイがそれぞれの光信号レベルを出力する。CCDアレイのこれら複数のピクセルからの光信号を小型のCCDパネル(例えば、1インチ×1インチのパネル)上のそれぞれのピクセル領域に集束させて、この情報をワークステーションへ供給する。ワークステーションは、受け取った情報に基づいて医師等の利用者に対して画像を出力して精査させる。また、ワークステーションは、受け取った画像に基づいて、X線発生器によって出力されるX線電力量及びX線検出器の受光特性を制御することができる。
なお、本願は、2001年1月31日に出願され、本出願と共通の譲受人に譲渡された米国特許出願第09/774,549号(GE Medical Systems社控番号第RD−27,937号、対応日本国出願:特開平2003−010163号)、“IMAGING SYSTEM INCLUDING DETECTOR FRAMING NODE”に関連する。
特開平2003−010163号公報
現状でのGE OECシリーズ9800ワークステーションは、水平同期、垂直同期、垂直ブランク及び水平ブランク等と併せて特定のフォーマット(従来のTVフォーマット又はパーソナル・コンピュータに用いられているもののようなアナログ画像フォーマットと同様のフォーマット)でCCDアレイから情報を受け取る。データを何らかの異なるフォーマットで受け取ると、ワークステーションはデータを適正に処理することができない。
従って、異なるフォーマットでX線検出信号を出力するX線検出器がGE OECシリーズ9800と通信するのを可能にするインタフェイスを提供する必要がある。また、他のフォーマットのデータを取り込んで、Hsync(水平同期)及びVsync(垂直同期)と併せて従来のフォーマットの同期ディジタル・データ・ストリームを供給する必要がある。
従って、ディジタルX線画像を補正するイメージング・システムを提供できると望ましい。本発明の一観点では、画像操作システムを提供し、このシステムは、検出器パネル上の特定のピクセル位置でのピクセル・レベルに対応するディジタル・ピクセル・データを受け取る手段を含んでいる。このシステムはまた、検出器パネルを構成する複数のピクセル位置の各々でのオフセット・ピクセル値を記憶する手段を含んでいる。このシステムはさらに、減算結果を与えるように、記憶する手段から得られた特定のピクセル位置に対応するオフセット・ピクセル値を、受け取ったディジタル・ピクセル・データから減算する手段を含んでいる。このシステムはさらに、ビット・シフト結果を与えるように、上述の減算結果を所定のビット数だけ下方シフトさせる手段を含んでいる。このシステムはまた、加算結果を与えるように、ビット・シフト結果をオフセット・ピクセル値に加算する手段を含んでいる。このシステムはさらに、上述の特定のピクセル位置に対応している記憶する手段の対応するメモリ位置を上述の加算結果で更新する手段を含んでいる。
本発明のもう一つの観点では、画像操作システムを提供し、このシステムは、検出器パネル上の特定のピクセル位置でのピクセル・レベルに対応するディジタル・ピクセル・データを受け取るように構成されているディジタル・データ入力ユニットを含んでいる。このシステムはまた、検出器パネルを構成する複数のピクセル位置の各々でのオフセット・ピクセル値を記憶するように構成されているオフセット・メモリを含んでいる。このシステムはさらに、減算結果を与えるように、オフセット・メモリから得られた特定のピクセル位置に対応するオフセット・ピクセル値を、受け取ったディジタル・ピクセル・データから減算するように構成されている減算器を含んでいる。このシステムはさらに、ビット・シフト結果を与えるように、上述の減算結果を所定のビット数だけ下方シフトさせるように構成されているビット・シフタ・ユニットを含んでいる。このシステムはまた、加算結果を与えるように、ビット・シフト結果をオフセット・ピクセル値に加算するように構成されている加算器を含んでいる。上述の特定のピクセル位置に対応しているオフセット・メモリの対応するメモリ位置が上述の加算結果で更新される。
本発明のさらにもう一つの観点では、画像操作方法を提供し、この方法は、検出器パネル上の特定のピクセル位置でのピクセル・レベルに対応するディジタル・ピクセル・データを受け取る工程を含んでいる。この方法はまた、検出器パネルを構成する複数のピクセル位置の各々でのオフセット・ピクセル値を記憶する工程を含んでいる。この方法はさらに、減算結果を与えるように、記憶する工程から得られた特定のピクセル位置に対応するオフセット・ピクセル値を、受け取ったディジタル・ピクセル・データから減算する工程を含んでいる。この方法はさらに、ビット・シフト結果を与えるように、上述の減算結果を所定のビット数だけ下方シフトさせる工程を含んでいる。この方法はまた、加算結果を与えるように、ビット・シフト結果をオフセット・ピクセル値に加算する工程を含んでいる。この方法はさらに、上述の特定のピクセル位置に対応している記憶する手段の対応するメモリ位置を上述の加算結果で更新する工程を含んでいる。
以上に述べた本発明の利点及び特徴は、以下の詳細な説明及び添付図面を参照すると明らかとなろう。
図1に、ディジタルX線透視法画像データに対して制御、取得及び処理を行なう方法、システム及び装置を示す。イメージング・システム100は、放射線発生システム109、画像検出システム112、ホスト・コンピュータ114、及び検出器フレーミング・ノード304を備える。ホスト・コンピュータ114は、モニタ119、ホスト・プロセッサ115及びホスト・メモリ117を含んでいる。一構成によれば、イメージング・システム100は画像検出器監視システムである。他の構成によれば、イメージング・システム100の各構成要素は単一の装置として一括して動作する。
放射線発生システム109は放射線を発生して、対象106を透過させ、画像検出システム112によって検出する。一構成によれば、放射線発生システム109は、対象106に向かって放射線104を発生して集束させるX線発生ユニット102を含んでいる。一構成によれば、放射線104はX線の形態を取っている。他の構成によれば、放射線104は相次いで発生される複数の放射線バーストの形態を取っている。一構成によれば、対象106は人体の形態にあるが、代替的には、その他任意の種類の動物、哺乳動物等の形態であってもよい。X線104は、対象106を透過した後に放射線画像108を形成し、画像108は後に検出される。一般的には、X線は、X線制御システム110から出力される制御信号に応答してX線発生ユニット102によって発生される。放射線画像108は画像検出システム112によって受光されて、ディジタル放射線画像へ変換される。次いで、ディジタル放射線画像は画像検出システム112から出力されて、ホスト・コンピュータ114へ送信される。ホスト・コンピュータ114は放射線発生システム109及び画像検出システム112に対する電子的制御を行なう。
画像検出システム112は、放射線画像108を受光するフラット・パネル検出器116を含んでいる。フラット・パネル検出器116は動作中に発熱するため、電力及び冷却を供給する電源/冷却器118に接続されている。ディジタル放射線画像はフラット・パネル検出器116からホスト・コンピュータ114に出力される。
図2(従来技術)は、フラット・パネル検出器116の立面遠近図である。フラット・パネル検出器116は、X線ラジオグラフィにおける受像器を提供する一つの検出器技術である。例えば、フラット・パネル検出器116は、ラジオグラフィ応用のためのプレーン・フィルム及びスポット・フィルムのような既存のX線撮影フィルムの代わりとなる。さらに、フラット・パネル検出器116は、パッケージが薄いことから、ディジタル・ラジオグラフィ、ディジタル・フルオログラフィ及びディジタル・フルオロスコピィ用の画像増倍管、ビデオ・カメラ、シネ・カメラ及びフォト・スポット・イメージング等の代わりとなる。フラット・パネル検出器116の面積は、心臓/外科用ディジタルX線パネルでは26cm×26cm、ラジオグラフィ用ディジタルX線パネルでは45cm×56cm、及びマンモグラフィ用ディジタルX線パネルでは29cm×34cmである。ガラス板126及び金属ケーシング128が物理的なX線受像素子、電子的検出装置及び関連する電子要素を包囲して保護している。好ましい構成ではフラット・パネル検出器はGE Medical Systems製のApollo検出器である。
図3(従来技術)は、図2の線III−IIIに沿って見たフラット・パネル検出器116の分解断面図である。図示のように、放射線画像108はガラス板126を透過して、X線検出パネル134によって吸収される。一構成によれば、X線検出パネル134は単一パネル型のX線検出パネルである。X線検出パネル134はアモルファス・シリコンX線検出パネルである。X線検出パネル134は、X線放射線画像108を光学的放射線画像132へ変換するシンチレータ層130を含んでいる。シンチレータ層130は気相堆積によってX線検出パネル134に、具体的にはアモルファス・シリコン・パネル136に付着されている。シンチレータ層130は、酸硫化ガドリニウム、Gd22S:Tb、又はヨウ化セシウム、CsI(Tl)の形態を取っている。高エネルギのX線を受光するためにはヨウ化セシウムのシンチレータ層を用いる。
アモルファス・シリコン・パネル136は、光学的放射線画像132を受け取って相当する複数の画像データ値138へ変換するフォトダイオード/トランジスタ・アレイである。画像データ値138は、インターコネクト電子要素140によってアナログ形態で受信されて、アナログ画像データとしてパネル136から出力される。シンチレータ層130、アモルファス・シリコン・パネル136及びインターコネクト電子要素140は、当技術分野で公知の半導体技術によってシリコン・ガラス基材144上に形成されている。シンチレータ層130、アモルファス・シリコン・パネル136、インターコネクト電子要素140及びガラス基材144がまとめてX線検出パネル134を形成している。
図4(従来技術)は、金属ケーシング128から取り出したX線検出パネル134の立面遠近図である。図4(従来技術)に示すように、アモルファス・シリコン・パネル136は複数の光電セル146を形成している。各々の光電セル146から出力される電気的情報は、対応する複数の接点フィンガ150を介して接点リード148へ伝送される。接点フィンガ150は、接点リード148とアモルファス・シリコン・パネル136との間に接続を形成している。図示のように、シンチレータ層130はアモルファス・シリコン・パネル136の最上部に形成されている。
X線検出パネル134は、各素子間に小間隔を設けた光センサと多数の素子とから成るアレイを形成しており、投射されたX線放射線画像を適当に受光して検出する。アモルファス・シリコン・パネル136は、比較的大面積のガラス基材144上に形成される薄膜技術である。11枚の層を成すアモルファス・シリコン、様々な金属及び絶縁体をプラズマ化学気相堆積(「PECVD」)、スパッタリング及びメニスカス・コーティングによって堆積させて、電界効果トランジスタ(「FET」)、ダイオード、インターコネクト及び接点を形成する。X線検出パネル134は、産業応用及び医療応用向けのパネルを形成し、具体的には、心臓/外科用ディジタルX線パネルは20cm×20cm、ラジオグラフィ用ディジタルX線パネルは41cm×41cm、及びマンモグラフィ・ディジタルX線パネルは19cm×23cmである。心臓/外科用ディジタルX線パネルは1024列(縦列)×1024行(横列)を200μmピッチで、ラジオグラフィ用ディジタルX線パネルは2048列×2048行を200μmピッチで、マンモグラフィ・ディジタルX線パネルは1920列×2304行を100μmピッチで有している。
アモルファス・シリコンは、フラット・パネル検出器の形成については単結晶シリコンを凌ぐ多くの利点を提供し、特に単結晶シリコンとは区別できる。アモルファス・シリコンは、定形の形態を持たず、また実際又は見かけ上のいずれの結晶構造も有しないことによって特徴付けられる。一方、単結晶シリコンは単結晶として成長し、薄く切削されてウェーハにされた後に、研磨してさらに精密加工して集積回路となる。アモルファス・シリコンは、単結晶の形成を利用しないため単結晶シリコンよりも遥かに大面積のパネルの形成を可能にする。しかしながら、アモルファス・シリコンでは欠陥が100倍〜1000倍増大し、また切換速度が大幅に低下して信号遅延及び信号オフセット特性を生ずる。CsI(Tl)のシンチレータ層130はX線を光線へ変換するものであり、アモルファス・シリコン・パネル136上に蒸着されてパネル136と緊密に接触する。CsI(Tl)は針状構造を形成しており、複数の光導波管のように作用して光の横方向拡散を防ぐ。さらに、CsI(Tl)は、アモルファス・シリコン層136の量子効率に十分に適合した透過スペクトルを提供する。
図5(従来技術)は、アモルファス・シリコン・パネル136の上に形成されている光電セル・アレイ152の模式図である。図示のように、横列線(n),(n+1),(n+2),…等からの走査に応答して複数の光電セル154に相次いでトリガを与える。従って、対応する出力は、縦列線(m),(m+1),(m+2),…等に沿って読み出される。各々の光電セル154がフォトダイオード156と電界効果トランジスタ158とを含んでいる。フォトダイオード156は、バイアス線160を介してバイアスを印加されて、適当な時刻に電界効果トランジスタ158を介して放電する。電界効果トランジスタ158は、対応する適当な縦列線からの放電を制御する。動作時には、電界効果トランジスタ158は、適当な横列線を+11V程度の高電圧になるまでパルス印加することによりオンになる。電界効果トランジスタ158は、適当な横列線を−11V程度の低電圧になるまでパルス印加することによりオフになる。
X線照射によって、アモルファス・シリコンX線検出パネル134のフォトダイオード156に電子−正孔対が形成され、部分的な放電が生ずる。次いで、電界効果トランジスタ158をオンにすると、フォトダイオード156は再充電されて、フォトダイオード156を再充電するのに必要な電荷量が測定される。動作時には、X線照射時にすべての横列線をオフに、すなわち−11Vにする。次いで、横列線を相次いでオンに、すなわち+11Vにする。適当な縦列線の信号のアナログからディジタルへの(アナログ−ディジタル)変換は、横列「n」からの出力がアナログ情報からディジタル情報へ変換されている間に横列「n+1」を読み出すようにパイプライン処理される。アナログ−ディジタル変換に用いられる時間は、各々の横列線を読み出すのに用いられる時間と同程度である。
図6(従来技術)は、一構成によるフラット・パネル検出器116での電気的接続の模式図である。フラット・パネル検出器116は、単一のアモルファス・シリコンX線検出パネル134を複数の横列マルチ・チップ・モジュール(MCM)164及び複数の縦列マルチ・チップ・モジュール166に電気的に接続したものを含んでいる。横列マルチ・チップ・モジュール164からの逐次的トリガ信号に応答して、すべての縦列を同時に縦列マルチ・チップ・モジュール166に読み出すことができる。縦列マルチ・チップ・モジュール166は、検出パネル134からのアナログ読み出し信号をディジタル信号へ変換し、次いで参照及びレギュレータ基板122がディジタル信号を受信する。
参照及びレギュレータ基板122は縦列マルチ・チップ・モジュール166から出力されたデータを結合して、検出器制御基板124に出力する。つまり、横列マルチ・チップ・モジュール164が電界効果トランジスタ158オン及びオフにすると同時に、縦列マルチ・チップ・モジュール166がそれぞれの縦列信号を読み出す。参照及びレギュレータ基板122は、検出器制御基板124に対して制御信号及びデータ信号を伝達しながら、横列モジュール及び縦列モジュールへ電圧を供給する。
図7(従来技術)は、他の構成によるフラット・パネル検出器116での電気的接続のブロック図である。フラット・パネル検出器116は、心臓/外科用ディジタルX線パネル及びラジオグラフィ用ディジタルX線パネルに見受けられるような電気的接続を模式的に表わしている。図示のように、フラット・パネル検出器116は、第一のパネル部分172と第二のパネル部分174とを有する心臓/外科用分割パネル型X線検出パネル170を含んでいる。本発明の実施形態によれば、分割パネル型X線検出パネル170は心臓/外科用分割パネル型X線検出パネルである。第一のパネル部分172及び第二のパネル部分174は、横列マルチ・チップ・モジュール176によってそれぞれトリガ駆動される。第一のパネル部分172からの出力が第一の縦列マルチ・チップ・モジュール178によって受け取られ、第二のパネル部分174からの出力が第二の縦列マルチ・チップ・モジュール180によってそれぞれ受け取られる。
図8(従来技術)は、心臓/外科用ディジタルX線パネル182としての分割パネル170のような分割パネルの一構成を模式的に示している。心臓/外科用ディジタルX線パネル182は、第一のパネル部分184と第二のパネル部分186とによって形成されている。走査線0〜511が、第一のパネル部分184にも第二のパネル部分186にも現われている。従って、横列走査線0にトリガが印加されると、2行の横列表示線、すなわち0及び1023が同時に起動されて、対応する縦列出力線が、第一のパネル部分184及び第二のパネル部分186から出力される。同様に、第一のパネル部分184及び第二のパネル部分186において横列走査線1が同時に起動されると、対応する縦列出力線が第一のパネル部分184及び第二のパネル部分186から出力される。各々の対応するパネル部分からの各々の走査線が起動されるのに伴って、各々のパネル部分からのすべての縦列出力線がそれぞれの値を出力する。従って、横列走査線0が起動されると、縦列出力線0〜1023が第一のパネル部分184から同時に出力され、縦列出力線1024〜2047が第二のパネル部分186から同時に出力される。
図9(従来技術)は、縦列マルチ・チップ・モジュール178及び180を参照及びレギュレータ基板122と併せて示すブロック図である。縦列マルチ・チップ・モジュール178は第一のパネル部分172から出力される縦列信号を受け取り、第二の縦列マルチ・チップ・モジュール180は第二のパネル部分174からの縦列出力信号を受け取る。従って、第一の縦列マルチ・チップ・モジュール178からの出力は参照及びレギュレータ基板122を介して結合されて結合信号出力188を生成し、この出力が検出器制御基板124によって受け取られる。同様に、縦列マルチ・チップ・モジュールは、縦列1024〜2047から出力される縦列信号を受け取り、次いでこれらの信号は結合されて参照及びレギュレータ基板122へ転送される。参照及びレギュレータ基板122は受け取った信号を結合した後に結合信号出力189を出力する。まとめて、参照及びレギュレータ基板から出力188及び出力189を含めた結合出力信号が出力される(参照番号195)。
参照及びレギュレータ基板122は、マルチ・チップ・モジュール178からの出力を結合する第一の結合ユニット192と、縦列1024〜2047に対応するマルチ・チップ・モジュール180からの出力を結合する第二の結合ユニット194とを含んでいる。各々のマルチ・チップ・モジュール178が8個のアナログ読み出しチップ(「ARC」)196を含んでおり、これらのチップ196はディジタル読み出しチップ(「DRC」)198へ対応する出力を供給する。このようにして、DRC198からの出力が参照及びレギュレータ基板122によって受け取られる。
各々のARCチップ196は非線形勾配比較型アナログ−ディジタル変換器を利用している。各々のARCチップ196はまた、32個のアナログ入力を受け取って、これらのデータを、8本のチャネルを成す多重化された12ビットのシリアル・グレイ・スケール符号化データへ変換する。次いで、各々のDRCチップ198は多重化された12ビットのシリアル・グレイ符号化データを4個のARCチップ196から受け取って、シリアルからパラレルへの変換を行ない、グレイ符号を12ビットの二値符号へ変換する。各々のARCチップ196は、各々のデータ線からの信号をコンパレータ(比較器)内ですべてのARC196のすべてのチャネルに共通のディジタル−アナログ変換器によって発生される平方根符号化勾配と比較することにより、受け取ったデータに対してアナログ−ディジタル変換を行なう。勾配電圧は、規則的なクロック・レートで段階的に増大される。勾配電圧が保持電圧と一致したときに、コンパレータが作動して、勾配カウンタ値がラッチされる。各々のデータ線を変換するための時間は、受信されたすべての縦列データ線を変換するのに用いられる最小クロック数のクロック周期倍と少なくとも同じだけの大きさである。電圧勾配段階は、信号が増大するにつれて増加される。各々の信号の平方根に従って量子雑音が増大するので、段階は、段階の大きさが固定比率の雑音となるように二次で増加される。以上のようにして、横列モジュール及び縦列モジュールに向けられる制御信号のインタフェイス調整は、縦列モジュール178及び180と検出器制御基板124との間でデータ出力をバッファリングするために、32.5MHz程度のクロック信号を用いる。
図10(従来技術)は、検出器制御基板124のブロック図である。一般的には、検出器制御基板124は、第一の縦列マルチ・チップ・モジュール178からの出力188に対応する12ビット二値符号化データ「A」を受け取る。検出器制御基板124はまた、第二の縦列マルチ・チップ・モジュール180からの出力に対応する12ビット二値符号化データ「B」を受け取る。二値符号化入力A及びBの各々は、レジスタ200及び202によってそれぞれ受け取られる。次いで、レジスタ200及び202からの出力は、複号ルックアップ・テーブル(「LUT」)204及び206へそれぞれ転送される。複号LUT204及び206は、12ビット二値二次符号化データから16ビットの二値一次符号化データへの変換を行なうランダム・アクセス・メモリである。
検出器制御基板124の動作は、制御ユニット208によって制御される。制御ユニット208は、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(「FPGA」)として形成されている。制御ユニット208は、複号LUT204から16ビットのピクセル・データを、また複号LUT206から16ビットのピクセル・データを受け取り、次いで、これらのピクセル・データを結合して32ビットのワードとする。次いで、32ビットのワードは画像通信インタフェイス210に出力される。本発明の実施形態によれば、画像通信インタフェイス210は光ファイバ・インタフェイスである。各々の32ビット・ワードは、2個の16ビット・ピクセルの結合であり、これらのピクセルは検出器制御基板124から別々に出力されたものである。各々の32ビット・ワードに含まれるこれら2個のピクセルは、マンモグラフィ用の単一型ディジタルX線パネル224(図13(従来技術)を参照して後に詳述する)での場合のように隣接したピクセルであってもよいし、又は心臓/外科用ディジタルX線パネル182の第一のパネル部分184及び第二のパネル部分186から出力されるもののように2枚の別個のパネルから受け取ったものであってもよい。図11(従来技術)を参照して後に詳述するラジオグラフィ用ディジタルX線パネル228もまた、二つのパネル部分230及び232を含んでおり、従って、心臓/外科用ディジタルX線パネル182のピクセル・フォーマットに倣う。心臓/外科用ディジタルX線パネル182及びラジオグラフィ用ディジタルX線パネル228に対応する分割パネル型検出器システムは、従来のコンピュータ・モニタでの表示の前にデータ「再配列(reordering)」を用いる。データ再配列は、検出器フレーミング・ノード304に関連して後に詳述する。
画像通信インタフェイス210は、制御ユニット208から受け取った32ビット・ワードをエンコーダ/デコーダ・ユニット212へクロック送信する。エンコーダ/デコーダ・ユニット212は、受け取った各々の32ビット・ワードを、各々誤差補正を施した4個の10ビット・ワードへ変換する。次いで、これら10ビット・ワードは送信器214によって受け取られる。送信器214は受け取った10ビット・ワードを、2ビットすなわちクロック・ビットと信号ビットとを有するシリアル・データへ変換する。送信器214はこの2ビット・データを光ファイバ(FO)送受信器216に出力して、光ファイバ信号への変換を施す。次いで、光ファイバ信号は、画像検出バス377上で後に詳述する検出器フレーミング・ノードへ送信される。一構成によれば、画像検出バス377は光ファイバ・データ・リンクである。同様に、光ファイバ送受信器216は、画像検出バス377から光ファイバ信号を受け取り、受け取った光信号を2ビット・データ信号へ変換して受信器218に受信させる。すると、受信器218は、クロック信号とデータ信号とを含む受け取った2ビット・データを変換して、誤差補正を施した10ビット・ワードとする。次いで、この10ビット・ワードはエンコーダ/デコーダ・ユニット212によって受信され、32ビット・ワードへ変換されて、レジスタ220に記憶された後に制御ユニット208へ送信される。光ファイバ送受信器216からの出力はまた、光ファイバ信号検出ユニット222でも受信されて、制御ユニット208と協調動作するようにタイミング及びプロトコルを保持する。制御ユニット208は、発振器224によってクロック制御される。制御ユニット224は、制御線226を介して参照及びレギュレータ基板122へ制御信号を供給する。制御ユニット208は好ましくは、米国カリフォルニア州San JoseのAltec社製のFPGAであるFlex10k50である。
図11(従来技術)は、ラジオグラフィ用ディジタルX線パネル228としての分割パネル170のような分割パネル型検出器を模式的に示している。ラジオグラフィ用ディジタルX線パネル228は、第一のパネル部分230と第二のパネル部分232とによって形成されている。ラジオグラフィ用ディジタルX線パネル228は、41cm×41cmであり、全部で2048列×2048行を200μmピッチで有している。一構成によれば、フラット・パネル検出器116は、図7の実施形態の2倍の横列マルチ・チップ・モジュール176及び2倍の縦列マルチ・チップ・モジュール180を有する。各々の走査線にトリガが相次いで印加されるのに伴って、すべての縦列出力線0〜2047が同時に第一のパネル部分230からピクセル情報を放出し、縦列出力線2048〜4095が同時に第二のパネル部分232からピクセル情報を放出する。ラジオグラフィ用ディジタルX線パネル228は、心臓/外科用ディジタルX線パネル182の約4倍の表面積を占める。ラジオグラフィ用ディジタルX線パネル228は、胸部X線のように大きな表面積を必要とする応用に用いられ、他方、心臓/外科用ディジタルX線パネル182は、外科処置時の心臓フルオロスコピィのように比較的小さい表面積を必要とする処置に応用される。
図12(従来技術)は、一構成によるフラット・パネル検出器116での電気的接続のブロック図である。フラット・パネル検出器116は単一パネル236を含んでおり、パネル236は横列マルチ・チップ・モジュール238によってトリガを印加される。単一パネル236は、縦列マルチ・チップ・モジュール240及び242を介して読み出される。縦列マルチ・チップ・モジュール240及び242は、偶数番号の縦列が縦列マルチ・チップ・モジュール240によって読み出され、奇数番号の縦列が縦列マルチ・チップ・モジュール242によって読み出されるように、単一パネル236の両端に配置される。単一パネル236の両側から縦列を交互に読み出すと、単一パネル236の接続用ハードウェアへの接続のための余分な物理的空間が設けられることにより、縦列密度が増大する。
図13(従来技術)は、マンモグラフィ用ディジタルX線パネル244としての単一パネル236のような単一パネル型検出器の構成を模式的に示す。マンモグラフィ用ディジタルX線パネル244は19cm×23cmで、1920列×2304行を100μmピッチで有している。マンモグラフィ用ディジタルX線パネル244は全部で2048列の縦列を有している。但し、利用可能な2048列のうち1920列が実際に用いられる。残りの128列は、修理を容易にするためにディジタルX線パネル244の縦列の全体に散在して隔設される。縦列出力線は、マンモグラフィ用ディジタルX線パネル244の交互の側から交互に出力される。この構成によって、製造が容易になり、またマンモグラフィ用ディジタルX線パネル244に対する接続用ハードウェアの組立が単純になる。
マンモグラフィ用ディジタルX線パネル244に含まれる128本の修理用線を用いて、製造欠陥に起因する開放縦列アドレス線を修理する。修理用線は、アドレス線の両端に跨線しており、絶縁層によって離隔されている。修理接続は、レーザを用いて、絶縁層を貫通してアドレス線を修理用線に溶接することにより容易になる。横列アドレス線の場合には、横列アドレス線はフラット・パネル検出器116上の予備線を用いて十分に修理されるので、読み出しシステムは修理を考慮していない。縦列修理の場合には、修理用線からのデータは、データが後処理によって並べ替えされるように、フラット・パネル検出器116とは異なる系列で出力される。
図14(従来技術)は、他の構成によるフラット・パネル検出器116での電極接続のブロック図である。フラット・パネル検出器116は、二組の横列マルチ・チップ・モジュールすなわち第一の横列マルチ・チップ・モジュール248と第二の横列マルチ・チップ・モジュール250とを含んでいる。第一の縦列マルチ・チップ・モジュール178及び第二の縦列マルチ・チップ・モジュール180とは異なり、第一の横列マルチ・チップ・モジュール248及び第二の横列マルチ・チップ・モジュール250は、パネル横列を横断する冗長な接続を形成している。従って、第一のパネル部分172又は第二のパネル部分174に欠陥が現われた場合には、各々の横列を選択随意でどちらかの側からトリガ駆動して、横列のデータの健全性が保存されるようにする。
上述のフラット・パネル検出器116の各々の構成は、冗長な横列マルチ・チップ・モジュール250を備えて形成されて、パネル形成時の欠陥の場合にデータの健全性を保存することができる。
図15は、実時間X線透視法イメージング・システム300のブロック図である。システム300は多様な異なる医療応用に用いられ、また設計、製造、装置試験及び修理にも用いられる。システム300は複数の異なる検出器パネルをサポートしており、具体的には、異なる3種類の検出器パネル設計、すなわち心臓/外科応用、ラジオグラフィ応用及びマンモグラフィ応用のための検出器パネル設計をサポートしている。システム300は、スクリプト309から利用者アプリケーション301を実行するホスト・コンピュータ114を含んでいる。利用者アプリケーション301と検出器フレーミング・ノード(detector framing node、DFN)304との通信は、取得DLL313及びDFNデバイス・ドライバ314を介して行なわれる。
システム300は、TMS320−C80プロセッサ、及び実時間オペレーティング・システムVXWORKS(商標)を用いたPCを基本としていた従来の画像検出コントローラ・サブシステム(「IDC」)に代わるものである。システム300は、フルオロスコピィでは30フレーム/秒の取得及び1024×1024ピクセル画像の処理を達成する。画像検出バス377は、ホスト・コンピュータ114と検出器制御基板124との間の1.25Gbit/秒の光ファイバ通信リンクを提供する。画像検出バス377は具体的には、画像検出システム112の検出器制御基板124と、好ましくはコンピュータ通信バス302への接続に適した周辺機器要素相互接続(「PCI」)カードである検出器フレーミング・ノード(「DFN」)304との間の通信を行なう。一構成によれば、コンピュータ通信バス302はPCIバスであり、さらに具体的には、33MHzで動作するPCIバスである。他の構成によれば、コンピュータ通信バス302は、66MHzで動作するPCIバスである。検出器制御基板124自体は好ましくは、米国ウィスコンシン州MilwaukeeのGeneral Electric Medical Systems製、Apollo Common Detector Control Printed Wiring Assembly(「PWA」)である。Apollo Common Detector Control PWAは、全視野型ディジタル・マンモグラフィ(「FFDM」)を含めた多様な応用に用いられている。検出器フレーミング・ノード304を用いると、画像取得の後に行なわれる画像処理のための非実時間式ホスト・コンピュータ114の利用が容易になる。
システム300は、米国カリフォルニア州Santa ClaraのIntel社製、PENTIUM(商標)クラスのプロセッサのような商用のシングル・プロセッサ型又はマルチ・プロセッサ型PCハードウェアを基本とする取得及び制御を行なう。システム300は、現行の及び予期されるX線モダリティ用の単一のデータ取得及び制御システムであり、設計及び製造の両方へのシステムの応用をサポートする。柔軟なアーキテクチャを提供して、改良型技術又は将来技術の需要に対応する。
システム300は、サポートされている検出器パラメータのフレーム間制御によって単一フレーム及び多数フレームの画像取得をサポートする。取得画像における横列数及び縦列数を入力パラメータとしてサポートしながら、外部フレーム・トリガからのデータ取得タイミングの制御を可能にしている。システム300は、1024×1024アレイについては30フレーム/秒で、又は2048×2048画像については7.5フレーム/秒で、ゲイン及びオフセット補正を施した画像を取得して視覚化する。システム300は、システム作用を試験するための非実時間オペレーティング・システムをサポートしている。動作についての一構成によれば、非実時間オペレーティング・システムは、C++言語によるアプリケーションをサポートしているWINDOWS NT4.0(商標)である。モジュール型ソフトウェアは構造化されており、複数のアプリケーションの組み合わせ、並びに上級利用者及びプログラマによるさらに直接的なハードウェア・アクセスをサポートしている。ユーザが組んだ試験アプリケーションと汎用データ取得ルーチンとは別個のモジュールとして提供される。
システム300は、単一のフレーム及び多数のフレームの諸領域を含めて単一のフレーム及び多数のフレームについて、生データ並びにゲイン及びオフセット補正を施したデータの両方の保管性能を提供している。単一のフレーム及び多数のフレーム、並びに単一のフレーム及び多数のフレームの諸領域の高分解能表示は、新規に取得されたデータ及び保管されたデータの両方についてサポートされている。放射線発生システム109又はグリッド制御型X線管の制御は、実時間バス・インタフェイスを介してサポートされている。2μ秒のタイミング分解能でのX線発生器の実時間トリガ駆動が、16秒までのプログラム可能な時間遅延と共にサポートされている。
システム300は、画像データが所定のフレーム・レートで取得され、取得される画像フレームの数が取得の時点で決定されている実時間画像データ取得システムである。取得の前に、イベント・コンパイラ408が、実時間バス379に対して反復型トリガを実行するための時間を設定することによりフレーム・レートを設定する。同様に、イベント・コンパイラ408は、画像検出システム112への画像要求命令を反復型トリガに対して遅延させることにより、画像取得を設定する。フラット・パネル検出器116の走査が蛍光体の遅延及びフォトダイオード・アレイにおける電子−正孔対の収集を算入することが可能になる以前に、積分時間が存在する。実時間データ取得の場合には、画像検出システム112から検出器フレーミング・ノード304への画像データの転送時には最小限のバッファリングしか存在しておらず、画像検出システム112及び検出器フレーミング・ノード304は同期して動作する。
一構成によれば、システム300は次のように構成される。
コンピュータ:PCIバックプレーンを備えたシングル/マルチPENTIUM(商標)クラス
オペレーティング・システム:WINDOWS NT4.0(商標)
パネル設計:Apollo20:1024×1024−データ再配列式
Apollo40:2048×2048−データ再配列式
Mammo3:2304×2048−不良縦列補正
比較的小面積の関心領域
取得モード:ラジオグラフィ(単発的フレーム)
実時間(1024×1024画像では30フレーム/秒)
シネ・ループ(1024×1024画像では30フレーム/秒)
ハードウェア・デバッグ
画像処理:オフセット、ゲイン、不良ピクセル、マンモグラフィ不良縦列
表示要件:γ補正を含む8ビット・グレイ・スケール
実時間ウィンドウ及びレベル
ズーム及びパンを含むXia形式表示アプリケーション
X線サポート:単純8ビット・パラレル実時間バス
保管サポート:ハード・ドライブ及び書き込み可能型CD−ROMドライブ
システム300は、前述の従来のIDC試験システムに改良を加えている。実時間パラメータは、従来技術のVXWORKS(商標)オペレーティング・システム(「OS」)で以前から扱われていたが、ここでは、動作に関して単一のPCIカードとして具現化されている検出器フレーミング・ノード304に取り込まれる。検出器フレーミング・ノード(「DFN」)304は、ファイバ・チャネル通信サーキットリ、バッファ・メモリ、PCI通信コントローラ、X線発生器を制御する実時間バス、及びDFN304上のすべての回路の制御のための一組のファームウェア・プログラム可能なFPGAを含んでいる。外部PCIメモリ・カードをDFN304と併用して、コンピュータ・メモリを拡張すると共に、生のピクセルX線画像データの記憶を可能にする。データ取得及び後のデータ処理の動作は、利用者が組んだアプリケーションによって行なわれる。関数ライブラリによってハードウェア機能にアクセスし、設計、装置修理及び製造領域での利用者の様々な要求に応え易くする。
図15は、システム300の動作を詳細に示しており、同図によれば、本システムは補助画像インタフェイスを含まない(本出願の後半部分で詳述する)。特定の画像取得について画像フレームの正確な系列及び関連する取得パラメータが予め必要とされる。従って、各々のフレーム毎に、X線パルスに対する読み出し遅延、検出器パラメータ等を指定することができる。これらの属性の記述は、スクリプト309のフレーム系列310に取り込まれる。プログラム・アプリケーションは、フレーム系列構造によってデータ取得システムを構成設定した後にシステムにトリガを与えてフレームの取得を開始する。フレーム系列310は、各々の試験毎に実行される実験の形式に応じて変わる。ハードウェア・レベルでは、取得自体がホスト・コンピュータ114からの命令系列に応答して行なわれる。本発明の実施形態によれば、これらの命令は、集合的にイベント系列312として認識されるイベント命令である。各々のイベント命令は、正確にタイミング定義された間隔で実行される。イベント命令は、バス・インタフェイスを介して伝達される命令等によって、外部装置を制御するイベントにトリガを印加する。例えば、イベント命令には、画像検出バス377を介して画像検出システム112へ送られる32ビットの制御ワード、及び実時間バス379を介して放射線発生システム109へ送られるX線パルス・トリガ命令等がある。フレーム系列310に基づいて、実行すべきこれらのイベント命令の完全な一覧が構築される。イベント系列312は実時間で構築される必要はないので、イベント・コンパイラをサポートしている非実時間オペレーティング・システムを実行するホスト・コンピュータ114上で容易に実行される。一旦、イベント系列312が認識されたら、詳細をDFN304へ伝送して実時間で実行させる。
図15は、画像取得時のシステム300を介した制御情報及びデータの流れを示している。図示のように、フレーム系列310はスクリプト309によって作成される。次いで、目標となる制御ハードウェアの詳細を認識しているコンパイラを用いて、フレーム系列310をイベント系列312へ変換する。イベント系列312は、試験制御ユニット311によって受け取られた後に、コンピュータ通信バス302を介してDFNデバイス・ドライバ314へ送られて、最終的に検出器フレーミング・ノード304へ送られる。次いで、実行に備えてイベント系列312を記憶する。イベント系列312は、コンピュータ通信バス302を介して「系列開始」命令を送ることにより開始される。ホスト・コンピュータ114に割り当てられる実時間制御の範囲は、イベント系列312を何時開始するかの決定に限定される。この後に、ホスト・コンピュータ114は、画像取得から完全に切り離される。
一旦、イベント系列312が完了したら、ホスト・コンピュータ114は、イベント系列の実行時に記録された取得データ、並びに様々な診断及び応答を検索する。従って、ホスト・コンピュータ114は、前処理及び後処理の役割に関わっており、従って、実時間動作からは完全に切り離されている。
図示のように、検出器フレーミング・ノード304は、取得制御ユニット324を介してコンピュータ通信バス302と命令及び応答を授受する。イベント系列312は、取得制御ユニット324を介してイベント待ち行列322に伝達される。次いで、イベント命令は、イベント待ち行列322から放射線発生システム109へ伝送される。放射線の照射時には、イベント命令は画像検出システム112からイベント待ち行列322へ伝送される。また、X線透視法画像データは、画像検出システム112からフレーム記憶部325によって受け取られた後に、ホスト・コンピュータ114へ伝送するために取得制御ユニット324へ伝送される。ホスト・コンピュータ114では、画像データ316はDFNデバイス・ドライバ314及び取得ダイナミック・リンク・ライブラリ(「取得DLL」)313を介して転送された後に、ゲイン、オフセット及び不良ピクセル補正ユニット318によるゲイン、オフセット及び不良ピクセル補正を施される。補正が完了した後に、画像データは試験計算ユニット320に対してインタフェイス調整されてから、ディスク保管部308へ送られる。
図16は、実時間X線透視法撮像のためのソフトウェア・システム328のブロック図である。利用者アプリケーション・インタフェイス(「API」)330は、ホスト・コンピュータ114上で実行されて、取得ハードウェアを利用者アプリケーション301と結び付けるソフトウェアである。取得DLL313は、ソフトウェア・システム328内部の各要素と通信するソフトウェアである。取得DLL313は、利用者API330及びDFNデバイス・ドライバ314と双方向通信する。図示のように、DFNデバイス・ドライバ314は検出器フレーミング・ノード304と双方向通信し、検出器フレーミング・ノード304は放射線発生システム109及び画像検出システム112と通信する。利用者API330はまた、表示ライブラリ335、画像処理ライブラリ336及び保管ライブラリ337とも通信する。
ソフトウェア・システム328との通信のために、Excelユーザ・インタフェイス339で命令を用意した後に、翻訳器331によって翻訳してから、Perlスクリプト・ユニット333によって受け取る。イベント・コンパイラ408はまた、二値ファイル・ユニット329へ情報を出力する。次いで、利用者API330、取得DLL313及びDFNデバイス・ドライバ314の制御下で、二値ファイル・ユニット329からの出力をEP(イベント・プロセッサ)374上のEABメモリ474にロードする。二値ファイルは、イベント系列312を制御するための情報を含んでいる。イベント系列312は、高分解能表示器338でデバッグすることができ、イベント・シミュレータ407においてタイミング情報を作成する。
図17は、実時間X線透視法撮像のためのハードウェア・システム340のブロック図である。ハードウェア・システム340は、データ取得及び制御用ハードウェアを含んでいる。ハードウェア・システム340はまた、テスタ・ハードウェアのブロック図でもある。検出器フレーミング・ノード304を除いた残りのハードウェア構成要素は、商用の既製品(commercial off-the-shelf、「COTS」)である。ホスト・コンピュータ114は、ホスト・プロセッサ115によって制御される。本発明の他の実施形態によれば、ホスト・プロセッサ115は、共に動作する一対のプロセッサとして形成される。本発明のさらに他の実施形態によれば、ホスト・プロセッサ115は、相互接続型の複数のプロセッサとして形成される。ホスト・メモリ117は、コンピュータRAM334及びPCI RAMカード336によって形成されており、これらについては後に詳述する。ハードウェア・システム340は1024×1024画像(2MByte)分のデータを30フレーム/秒で受け取り、この速度は60MByte/秒のデータ転送速度に相当する。コンピュータ通信バス302の転送速度は132MByte/秒である。第一のPCIサブ・バス342がアービトレーションを行なうので、コンピュータ通信バス302による転送速度は132MByte/秒未満となる。
ハードウェア・システム340は、コンピュータ通信バス302に接続されているDFN304を含んでいる。コンピュータ通信バス302は、ブリッジ344を介して接続されている第一のPCIサブ・バス342と第二のPCIサブ・バス346とで構成される。第二のPCIサブ・バス346は、スモール・コンピュータ・システムズ・インタフェイス(「SCSI」)348を介してディスク保管部308と相互接続されている。第二のPCIサブ・バス346はまた、PCIグラフィックス・カード350を介して高分解能表示器338にも接続されている。第二のPCIサブ・バス346は、ブリッジ352を介してホスト・プロセッサ115、増速グラフィックス・ポート(「AGP」)356及びコンピュータRAM334に接続されている。AGP356は、ビデオ・カード358を介したモニタ119の接続のための高速グラフィックス・ポートである。
実時間モードでは、PCI302のバス・アービトレーションによって、第一のPCIサブ・バス342及び第二のPCIサブ・バス346でのデータ転送速度は遅くなるため、30フレーム/秒という連続表示速度はアービトレーションの衝突によって略決まる。ハードウェア・デバッグ・モードでは、DFNハードウェアの試験は、DFN304に命令を送ることによりホスト・プロセッサ115から開始する。この試験の結果(すなわち良否)はホスト・コンピュータ114へ返される。このハードウェア・デバッグ・モードを用いて、本明細書で後述する組み込み自己テスト(「BIST」)を実行する。実時間モードでは、データをDFN304のバッファ・メモリからコンピュータRAM334へ直接送って、殆ど同時に表示する。
図18は、検出器フレーミング・ノード304のブロック図である。画像検出インタフェイス376が、検出器制御基板124(図10(従来技術)を参照して前述した)と通信してここから画像データを受け取る。本発明の実施形態によれば、画像検出インタフェイス376は光ファイバ・インタフェイスである。DFNメモリ・ユニット380が、全部で10個の8メガビットSRAMを含んでいる。DFNメモリ・ユニット380は、5個のフレーム・バッファ・メモリ・ユニット381を含んでおり、各々のフレーム・バッファ・メモリ・ユニット381が2個の8メガビットSRAMを含んでいる。1個のフレーム・バッファ・メモリ・ユニット381が満杯になると、該ユニットからコンピュータ通信バス302へデータを読み出し、次いで、もう一つのフレーム・バッファ・メモリ・ユニット381にデータを書き込む。2048×2048等のような大画像は、DFNメモリ・ユニット380に直接読み込まれ、このときデータの再配列はデータ取得プロセッサ(「DAP」)372の制御下でデータ書き込み中に行なわれる。DAP372及びイベント・プロセッサ(「EP」)374はFPGAであって、これらを用いて実時間バス・インタフェイス378を制御する。実時間バス・インタフェイス378は実時間バス379に接続されている。EP374はまた、画像検出インタフェイス376を介して画像検出バス377に対するデータの読み書きを制御する。コンピュータ通信インタフェイス382は、特定応用向け集積回路(「ASIC」)の形態でPCIインタフェイスとして具現化されており、ローカル・バス384とコンピュータ通信バス302との間のバス通信を制御する。図示のように、光ファイバ試験用コネクタ390が、画像検出インタフェイス376とDFN制御ユニット370とを接続するバスのインタフェイスになっている。
イメージング・システム100は、異なるX線画像パネル設計及び応用のサポートを含めて、幾種類かの異なる利用者への支援を提供する。従って、異なる画像取得モードをサポートする柔軟な試験が行なわれる。イメージング・システム100によって用いられる取得モードは、対象となる応用及び利用者に特有の表現で記述される。例えば、少なくとも4種類の特定のモード、すなわちハードウェア・デバッグ・モード、パネル・セットアップ・モード、単一フレーム・モード及び実時間モードへのサポートを提供する。しかしながら、イメージング・システム100のモード能力は、データ管理及び帯域幅の観点からさらに包括的に指定される。
図19は、本発明の第一の実施形態によるイメージング・システムでのシステム・データフローを示すブロック図であり、本実施形態では補助画像インタフェイス(AIMI)カードを設けて、受け取ったX線データをOEC9800ユニットによる処理及び表示に適したフォーマットへ変換している。前述のように、OEC9800ユニットは、心血管撮像、整形外科用撮像及び外科手術用撮像のための可搬型C字形アーム製品である。AIMIカードを用いると、画像データのOEC9800ユニットに対するインタフェイスが設けられる。
図19に示すPCホスト2410は、図15に示すホスト・コンピュータ114と同様のものであり、図19によれば、要素301は、ロードCOEFファイル・ユニット1912、並びにR/Wレジスタ及びR/W画像メモリ1914を備えた幾分異なる形式で示されている。図19に示すDFN1920は、図18に示すDFN304と同様のものであり(但しファームウェアは異なる)、図19によれば、PLX1922がコンピュータ通信インタフェイス382に相当する。Apollo検出器116は、図1に示すフラット・パネル検出器116に相当する。OEC9800ユニット1940は今までのどの図面にも示されておらず、AIMIカード1950と直接通信しており、これにより、AIMIカード1950はDFN1920のバッファから画像データを検索し、検索した画像データを異なるフォーマットへ変換して、フォーマット変換した画像データを、低電圧差分信号方式の(LVDS)線1960を介してOEC9800ユニット1940へ送り、これにより、変換したデータはOEC9800ユニット1940が受け入れることのできる(またこれにより処理することのできる)フォーマットになる。
図19に示すような本発明は、臨床試験(その後、試験が成功したら臨床利用)のためにApollo(20cm)検出器116をOEC9800ユニット1940と統合することを可能にする方法を提供する。
図20は、Apollo(20cm)検出器116からOEC9800ユニット1940(OEC9800ビデオ入力基板2010によって示す)への画像フローを示しており、ビデオ入力基板2010は、LVDS線1960からの入力データを受け取るOEC9800ユニット1940の要素である。第一の動作モードでは、DFN1920は画像データを、PCIバス(図15のコンピュータ通信バス302参照)を介してDMAによってPCホスト・メモリ(図15の要素114参照)に出力する。しかしながら、OEC9800ユニット1940にとっては、OEC9800ビデオ入力基板2010上のカスタム電気的接続を介してデータが入力され、且つこのデータがCCDカメラから出力されるV−Sync、H−Sync及びクロックを備えたフォーマットと同様のフォーマットであることが望ましい。AIMI1950は、DFNドータ・カードとも呼ばれ、データをフォーマットして、専用の電気信号を介してOEC9800ビデオ入力基板2010へデータを伝達する。加えて、OEC9800ユニット1940とDFN1920との間で授受される幾らかの制御情報も存在する。さらに、AIMI1950には、必要があればApollo検出器116のパネル補正時にOEC9800ユニット1940を支援するのに十分な計算力が与えられている。
図21は、データをOEC9800ユニット1940に供給する第一の好ましいモードについてのフォーマット2100を示しており、これにより、AIMI1950は、DFN1920(これ自体がApollo検出器116からデータを得ている)から得られた画像データを図21に示す特定のフォーマットへ変換する。このフォーマットは、画像強調データがCCDカメラ(図示されていない)によって現状構成のOEC9800ユニット1940へ供給される場合と同じフォーマットである。同じフォーマットを用いることにより、Apollo検出器116はX線画像データをOEC9800ユニット1940へOEC9800ユニット1940が理解可能なフォーマットで供給することができ、これにより、OEC9800ユニット1940は次いでデータを処理して、例えば救急治療室の外科医に対して当該データを表示することができる。
図22は、データをOEC9800ユニット1940に供給する第二の好ましいモードについてのフォーマット2200を示しており、これにより、AIMI1950はDFN1920から得られた画像データを図22に示す特定のフォーマットへ変換する。
現状構成では、DFN1920は、3個の試験用コネクタ入力/出力ポート、すなわちJ9−LBコネクタ、J10−FCコネクタ及びJ11−DAPコネクタを有している。第一の実施形態では、これらのコネクタI/Oポートの2以上を用いて、AIMI1950をDFN1920と通信結合する。また、好ましい具現化形態では、DFN1920及びAIMI1950に用いられるフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FGPA)はAltera社製FPGAであり、例えばAlteraのAPEX20KE EP20K400EFC672 FPGAモデルを用いることができる。但し、これらのFGPAと共に用いられるファームウェアは、本書に記載しているような本発明の様々な実施形態の記載に従うものとする。
図23は、本発明の第一の実施形態によるAIMI1950及びDFN1920の機能図を示す。図23に示すように、AIMI1950は5個の独立したメモリ2310A〜2310Eを含んでおり、これらのメモリは、1つのオフセット・マップ及び4つのゲイン・マップ(例えばX線強度値に基づいてデータを修正するのに用いられる)をそれぞれ保持するのに十分なサイズを有している。AIMI1950はまた、DFN1920のローカル・バス384に結合されているFPGA2320を含んでいる。AIMIのFGPA2320は、ローカル・バス384を介してデータ・アドレス・プロセッサ(DAP)2330(DFN1920の)からの画像データにDMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)し、所望の任意の処理(例えばピクセル・オフセット及びゲインの処理)を実行して、LVDS線1960を介してデータをOEC9800ユニット1940に伝達する。好ましい構成では、データは、38.93×10E6Hzのピクセル・クロックでLVDS線1960上に出力される(図21に示すようなモード1特性を参照)。DAP372及びイベント・プロセッサ374は、FGPAバス2305(及びローカル・バス384)を介して互いに結合されており、これにより、FGPAバス2305のバスはこれら2個のFGPAの間でのデータ転送のための独占的な専用バスとなる。DAP372は、フレーム・バッファ・メモリ(FB)381を管理して、検出器116によって出力されるデータでメモリ381のいずれかが満杯になったら通知する。DAP372は、検出器からデータを受け取って、このデータをメモリに書き込む。従って、DAP372は、データを書き込むメモリ・アドレスを管理して、メモリ・バッファが満杯になった時点を認識する。検出器116は、DFN372がデータをどう扱っているかについては知らず、従って、メモリ・バッファが満杯になったときにDAP372に通知する態勢にはない。DAP372は、フレーム・バッファ・メモリ381の一つが満杯になった時点をプライベートFGPAバス2305を介して伝送される信号によってイベント・プロセッサ374に通知する。すると、イベント・プロセッサ374はローカル・バス384を介してPLX382にDMA命令を発行し、これにより、DMA命令はDFNドライバによって前以て(DFN1920のセットアップ時に)供給されたことになる。
システムにAIMI1950が存在していない場合には、DMA命令は、発行元アドレス、発行先アドレス、転送バイト数、DMAイネーブル、DMA実行及び実行終了通知を含む。DMA転送が完了すると、PLX382は完了を示す割り込みをDFN1920へ送る。
DFN1920からのデータをOEC9800ユニット1940によって読み取り可能なフォーマットへ変換するのに必要なデータ処理を実行するために、AIMIのFGPA2320は、DFN1920のローカル・バス384及びFPGAバス374に通信結合される。第一の実施形態の好ましい具現化形態では、AIMI1950はPCIアドレス指定可能型レジスタを介して構成設定情報を受け取る。具体的には、構成設定情報はDFN1920のコンピュータ通信インタフェイス(本出願では「PLXユニット」又は「PLX」とも呼ぶ)382によってPCIバス(図15のバス302参照)から読み取られ、適当なクロック・レートでDFN1920のローカル・バス384へ転送される。AIMI1950はローカル・バス384を監視して、あらゆるアドレス、及びPCIレジスタのアドレス範囲に割り当てられている対応するデータを検索する。好ましい具現化形態では、ローカル・バス384は36MHzのPCIバスである。
画像データが、図23に示すファイバ・チャネル・インタフェイス2305を介してApollo検出器116のDCB124(図6参照)からDFN1920へ供給されると、検出器116がDFN1920によって読み取られることから、画像データはDFN1920のフレーム・バッファ・メモリ381の1以上に書き込まれる。図24を参照してさらに詳細に述べると、OEC9800ユニット1940は、(a)AIMI1950からLVDS線1960を介して画像データを受け取り、(b)必要に応じて検出器補正を行ない、(c)専用の制御線を介してX-RAY_ON信号及びX-RAY_ENABLE信号をAIMI1950(及び/又は代替的な実施形態ではPC DASホスト・プロセッサ2410)に伝達し、(d)必要に応じて専用線を介してX-RAY ON信号をPC DASホスト・プロセッサ2410に伝達する。PC DASホスト・プロセッサ2410は、(a)DFN1920及びAIMI1950を初期化し、(b)システムにAIMI1950が設けられている場合には、DFN1920に送られる(且つAIMI1950によって読み取られる)DMA命令のDMA開始をオフにし、(c)適当なアプリケーションプログラムをDFN1920のイベント・プロセッサ374にロードして、(d)パルス型態様でX-RAY_ENABLE制御及びX-RAY_ON制御をハンドリングする。図24に示すように、PC DASホスト・プロセッサ2410は、DLL313及びDFNデバイス・ドライバ314を介してDFN1920と通信する(図15も参照されたい)。DFN1920は、(a)DASホスト・プロセッサ2410によって与えられるアプリケーション・プログラムを実行し、(b)Apollo検出器116を構成設定して、(c)Apollo検出器116からX線画像を得る。AIMI1950は、(a)DFN1920に記憶されているX線画像データのDMAを実行し、(b)必要に応じて何らかの検出器補正処理を実行し、(c)X線画像データのフォーマット変更を実行して、(d)フォーマット変更したデータをLVDS線1960を介してOEC9800ユニット1940に出力する。
PC DASホスト・プロセッサ2410は、システムにAIMI1950が設けられているか否かについての通知を受ける。設けられている場合には、X線画像データはDFN1920へのDMAを介してPC DASホスト・プロセッサ2410に送られるのではなく、AIMI1950がDFN1920に記憶されている画像データのDMAを実行して、OEC9800ユニット1940に出力されるべき異なるフォーマットに再フォーマットする(図21又は図22参照)。
AIMI1950は、ApolloDCB124からDFN1920を経てAIMI1950へ到るデータ経路を提供し、ここでの出力はLVDS線1960を介してOEC9800ユニット1940によって許容可能なフォーマットとなっている。AIMI1950は、例えばDCBにテスト・パターンを生成させた状態での基本的な健全性試験を可能にする。パネル寸法、Hブランク、Vブランクの各パラメータは、PCIアドレス指定可能型レジスタを介して設定され、これによりシミュレーション及びシステム統合における柔軟性を提供する。また、ピクセル・オフセット処理及びゲイン処理もまた、PCIアドレス指定可能型レジスタを介してAIMI1950に提供することができる。
図25は、本発明の第一の実施形態よるDFN1920及びAIMI1950の様々なFGPA内にプログラムされているファームウェアによって実行されるステップを示している。画像システムにAIMI1950が設けられていない第一の動作モードでは、DFN1920のイベント・プロセッサ374は、フレーム・バッファ・メモリ381の1以上が画像データで満杯になったとの通知をDAP372から受けて、ローカル・バス384を介してPLXユニット382にDMA命令を発行し、これにより、画像データがPLXユニット382及びローカル・バス384を介して(例えば表示器ユニットでの表示のために)PC DASホスト・プロセッサ2410のメモリに出力される。さらに詳細に述べると、DFN1920が検出器116からのデータを読み取るのに伴って、DFN1920は一連のフレーム・バッファ・メモリ381にデータを記憶する。各々のバッファが満杯になるのに伴って、DFN1920は、イベント・プロセッサ374によって出力されるDMA命令を介してバッファが満杯であるとの信号をDFN1920のPLXユニット382に対して発生する。このようにして、フレーム・バッファ・メモリから画像データが読み込まれて、ホスト・プロセッサ2410へ送られる。しかしながら、画像システムにAIMI1950が設けられている第二の動作モードでは、DFN1920はこの例ではダミーのDMA命令を出力するので、AIMI1950がDMA転送を実際に要求する装置となる。AIMI1950が存在するときの画像データ転送動作は、AIMI1950が存在しないときの画像データ転送動作と同様であるが、存在する場合には、イベント・プロセッサ374によって発行されるDMA命令においてはDMA実行ビット及びDMAイネーブル・ビットがアサート状態になく(unasserted)、これにより、結果的に「ダミー」のDMA命令がイベント・プロセッサ374によってPLXユニット382へ発行される。システムにAIMI1950が存在しているときに実行されるこれらのステップについて以下に詳しく説明する。
図25に示す第一のステップ2510では、イベント・プロセッサ374はDMA命令及びセット・アップ情報をPLX382(図18ではコンピュータ通信インタフェイスとも呼ばれており、PCIバスに対する電気的インタフェイスを提供するように作用する)へ送る。好ましい具現化形態では、イベント・プロセッサのDMACMDレジスタのアドレスA000B8hが各回のDMA毎にPLXのDMACRS0レジスタに書き込まれる。PC DASドライバ314は、DFN1920に記憶されている画像(Apollo検出器のDCB124から取得されている)の検索を開始する時刻を意味するDLL DFN系列開始命令に応答してイベント・プロセッサのDMACMDレジスタに書き込む。AIMI1950が存在せず、これによりDMA命令が「実際の」命令となっている第一の動作モードとは異なり、第二の動作モード(システムにAIMI1950が存在している)ではDMA命令は「ダミー」のDMA命令であり、これにより、DMA転送の開始をディスエーブルにするビットがDMA命令に立つ。このため、PLX382は、DMAが開始することがないので、PC DASホスト・プロセッサ2410に対するDMA転送を行なわない。
図25に示す第二のステップ2520では、aimi_cardiac_dma_setupと呼ばれるファームウェア・モジュール(AIMI1950のFGPA2320によって実行される)が、PLX(アドレス0100h)に送られるDMA命令についてローカル・バス384を監視する。1回目のDMAセットアップを観測すると(これにより、このDMAセットアップは「ダミー」のDMAセットアップとなる)、AIMI1950は1回目のDMAセットアップのDMAパラメータをラッチして、DMA完了を知らせるLINT(ローカル・バス割り込み)を送る。この時点で、DMAはまだ実行されておらず、DFN1920のDAP372は、心画像を構成する2個のフレーム・バッファ・メモリの各々のためのDMAが完了するまで、DMAデータを供給すべきフレーム・バッファ・メモリを再利用することはない。このことは、転送の開始時にAIMI1950が心画像の二半部の両方についてのアドレスを有するようにして行なわれる。これにより、画像の第一の二半部を取得してOEC9800ユニット1940へ伝送した後にはAIMI1950が第二の二半部についてアドレスを待たないことが確実になる。かかる遅延が生ずるとAIMI/9800通信プロトコルに抵触するため、ハードウェア・エラーを生ずる。本発明では、DFN1920は、再配列した心データの画像毎に2回のDMAを実行する。本書で「心(臓)」との語を名称の一部として有して記載されるファームウェア・モジュールは、画像当たり2回のDMAが存在することを想定している。
イベント・プロセッサ374は、LINTを観測すると、PLX382に2回目のDMAセットアップ(心データの画像当たり2回のDMAが存在するため)を発行し、これもまたラッチされる。2回目のDMAセットアップ命令もまた「ダミー」のDMA命令であり、DMA転送の開始をディスエーブルにする。しかしながら、AIMI1950はローカル・バス384から2回目のDMAセットアップ命令を読み取り、DFN1920のフレーム・バッファ・メモリ381のうち(DMA転送において)データを読み取るべき2個について、対応するDMAパラメータを取得する。2個のフレーム・バッファ・メモリ381についてDMAパラメータを取得していることから、ファームウェア・モジュールaimi_cardiac_dma_setupは、aimi_cardiac_dma_imageと呼ばれるファームウェア・モジュール(やはりAIMI1950のFGPA2320によって実行される)へ、DMAセットアップが完了したことをアサートする制御信号と共にこの情報を送る。
図25に示す第三〜第五のステップ2530、2540、2550では、AIMI1950は、DAP372からの画像にDMAして、可能なデータ操作及びLVDS線1960を介したOEC9800ユニット1940への最終的転送のために画像をAIMI1950内のFIFOに書き込む。具体的には、DMAセットアップ情報は、aimi_cardiac_dma_setupモジュールからaimi_cardiac_dma_imageモジュールへ送られる。AIMI1950のaimi_cardiac_imageモジュールは、DMAセットアップ完了のアサート(上述のようにステップ2の最後に出力される)が得られたら、AIMI1950のaimi_cardiac_dma_setupモジュールからのDMAパラメータをラッチする。次いで、aimi_cardiac_imageモジュールはローカル・バス384をアービトレーションして、DFN1920のフレーム・バッファ・メモリ・ユニット381の第一のバッファのDMAを開始する(DAP372による読み書き制御下で)。データは、受け取られると同時に図25でmf_dcfifo_32×4096モジュールとして示すFIFOに出力される。第一の実施形態の好ましい構成で用いられる場合には、「mf_」という接頭辞はここでは、Altera社Quartz mega-functionを示すのに用いられ、「dc」はデュアル・クロックを示している。「Mega」functionは、FGPA上のデバイス・ロジックに対して「ESB」リソースを用いている。
DMA_FIFO_PAUSE処理は、FIFO利用を追跡して、FIFOのオーバフローを防ぐためにFIFOへの書き込みをポーズするように要求する。ポーズが要求されると、DMAは停止して、FIFO書き込みポーズがクリアされるまでローカル・バス384はAIMI1950によって解放される。かかるクリアは、FIFOに保持されているデータの現在量を監視することにより行なうことができ、これにより、データの現在量がFIFOの最大記憶容量を下回る少なくとも何らかの量(例えば50%満杯)になったら、FIFO書き込みポーズがクリアされる。殆どの形式のDMAで言えることであるが、データは(OEC9800ユニット1940への途上で)FIFOから読み出されるよりも高速度でFIFOに書き込まれる。FIFO書き込みポーズがクリアされると、aimi_cardiac_dma_imageモジュールはローカル・バス384をアービトレーションして、ローカル・バス384の制御を得たら、中断された箇所からDMAを続行する。
DFN1940のフレーム・バッファ・メモリ・ユニット381の第二のフレーム・バッファ・メモリへのDMAは、1回目のDMAの完了に直ちに続いて行なわれる。第二のフレーム・バッファ・メモリのDMAが完了すると、AIMI1950によってローカル・バス384にLINTが出力されて、DMA転送の完了を通知する。これは2回目のLINT(1回目のLINTはaimi_cardiac_dma_setupによって送信された)であるので、DFN1940のDAP372は画像全体が転送されたと想定して、(DCB124を介してDFN1940に供給されるApollo検出器116からの新たな画像データを読み込むための)再利用のためにフレーム・バッファ・メモリ・ユニット381を解放する。好ましい具現化形態では、1回目のDMA及び2回目のDMAの発送元アドレスは画像間で同じとする。これは、メモリ・マッピングがDAP372によって実行されているからである。
図25に示す第六のステップ2560では、入力クロック・レートと出力クロック・レートとが異なるデュアル・クロックFIFO(AIMI1950内の)FIFOmf_dcfifo_32×4096にデータをロードする。FIFOの出力はLVDSクロック・レートで32ビットであり、クロックが、後続の処理及びOEC9800ユニット1940がデータを受け取るクロック・レートと適合するようにする。FIFOmf_dcfifo_32×4096は、次の処理のうちの一つを実行することが可能なオフセット・モジュールへデータを供給する。すなわち(a)データを変更せずに通過させる、(b)データを出力する前にデータから定数を減算する、(c)データを出力する前にデータにオフセットを与える、及び(d)データを出力する前にデータにオフセット及びゲインを与える。図25に示すように、オフセット・モジュールは、Apollo検出器フラット・パネル116が撮像発生器(例えば図1参照)から出力されている撮像信号を現在受け取っている時点を意味するX-RAY_ENABLE及びX-RAY_ONの2つの別個の制御信号を受け取る。これらの信号に基づいて、画像データの適当なゲイン及び/又はオフセット操作を提供するのに用いられる読み書きのタイミングが実際の画像データの受領と協調動作する。
図25の第6のステップ2560に示すように、オフセット・モジュールはFIFOmc_dc_32×256とFIFOmf_FIFO_32×1024との間に設けられている。検出器フラット・パネルの画像データから定数を減算する一つの目的は、オフセットをOEC9800ユニット1940のダイナミック・レンジの範囲内になるように減少させることにある。また、Apollo検出器フラット・パネル116に定常照明信号が直接供給されているときには、Apollo検出器フラット・パネル116の各々のピクセルのピクセル信号レベルに基づいて、Apollo検出器フラット・パネル116の構成要素(例えばトランジスタ)の製造不揃いによるピクセル間のあらゆるばらつきを考慮に入れるためにオフセット処理を行なう必要がある場合がある。これらの不揃いはオフセット・モジュールによって補正され、これにより、オフセット・モジュールの動作を後半で詳述する。
他のモジュールと同様に、オフセット・モジュールは、PCIアドレス指定可能型レジスタを介して構成設定されており、これにより、ホスト・プロセッサによって所望の量のピクセル・オフセット及び/又はゲイン制御を実行するようにオフセット・モジュールを制御することができる。
DMA FIFOと同様に、AIMIモジュールLVDS_FIFO_PAUSEはFIFOmf_FIFO_32×128の利用状況を追跡して、FIFOmf_FIFO_32×128が最大記憶容量に近付くと書き込みを中断するようにオフセット・モジュールに要求する。FIFOmf_FIFO_32×1024が満杯の50%を下回るとポーズ信号はアサート解除される。
図25に示す第七のステップ2570では、FIFOからデータを読み取り、同期信号及びブランク信号と共にフォーマットして、LVDS信号線1960を介してOEC9800ユニット1940に出力する。具体的には、モジュールFIFO_to_9800は、必要に応じて一度に2個のピクセルをFIFOmf_FIFO_32×1024から取り出して、OEC9800ユニット1940向けにフォーマットする。明確に述べると、第一の実施形態の好ましい具現化形態では、データのうち2個の最上位ビット(MSB)を省いて、Hブランク及びVブランクを挿入する。画像寸法、Vブランク及びHブランクを、モジュールAIMI_Slave2560及びモジュールAIMI_Decode2570(AIMI_Slaveモジュール2560が受け取った情報を複号するモジュール)を介してAIMI1950によって得られるようにしてパラメータ・レジスタ内で指定する。AIMI_Slaveモジュール2570は、AIMI1950の範囲内にあるあらゆるPCIアドレスについてDFN1920のローカル・バス384を監視しており、PCIアドレスがAIMI1950の範囲内にある場合には、アドレス及び対応するデータを読み込み、データは続いてAIMI_Decodeモジュール2570によって複号される。
LVDS線1960への出力のためにデータを準備するときに(OEC9800ユニット1940がこれらの線から読み出すように)、好ましい具現化形態では、ファームウェアは9800からのX線パルスとDFN1920によって実行されるApolloパネルの読み込みとの同期を考慮しなければならない。OEC9800ユニット1940はX線パルスの同期のためにはV−Syncを用いる。DFN1920は、Apolloパネルを読み取るタイミングのためにはDFN_Read_Requestを用いる。
AIMI1950からOEC9800ユニット1940への通信プロトコルは、X線パルスFPS(フレーム毎秒)を問わず、30FPSの画像通信を基本とする。ファームウェア・モジュールRead_Panelは、AIMIレジスタ空間からの所望のX線FPSを認識している。このモジュールは、パネルの読み取りをX線パルスと協調動作させ、加えて、X線が発生していないときにパネルを同期して読み取ることを保証する。このことは、同期して読み取られる必要があるApollo検出器116の適正な動作にとって重要である。Apolloディジタル検出器から読み取った画像は、オフセット・データ補正及びゲイン・データ補正を必要とする。オフセット及びゲインは各々のピクセル毎に変化する。オフセットは経時的に緩やかに変動するので、検出器がX線で照射されていないときも監視しなければならない。ゲインは静的であり、一度だけ推定すればよい。AIMI1950は選択随意でオフセット補正及びゲイン補正を実行することができる。加えて、AIMI1950は、OEC9800ユニット1940の下流処理で実行される最終的な補正での部分的検出器補正を可能にする定数オフセット値及びゲイン値をサポートしている。本発明の第二の実施形態について、AIMI1950のオフセット・モジュールによって実行される計算を参照しながら以下に述べる。第二の実施形態では、オフセット処理は、読み取り及び書き込みがオフセット・モジュールによって連続したクロック周期で相次いで実行されるようにして実行される。図26は、受け取った画像データに対して、データをOEC9800ユニット1940に出力する前にオフセット処理及び/又はゲイン処理を施すために、AIMI1950のオフセット・モジュールによって用いられるオフセット処理アーキテクチャ2600を示す。
第二の実施形態の好ましい具現化形態では、各々のピクセルは16ビットのデータに対応しており、データは32ビット・ワードとしてオフセット・モジュールによって受け取られ、これにより、フラット・パネル表示器116の隣接する2個のピクセルからのデータに対応するものとなる。各々の16ビット・ピクセルは、別々のデータ経路で扱われ、図26では、オフセット・モジュールが受け取る32ビット・ワードの高い側の16ビットについては「_H」、又はオフセット・モジュールが受け取る32ビット・ワードの低い側の16ビットについては「_L」のいずれかによって表わされている。図26に示す構造は、2つの別個の経路で同時に両方のピクセルを処理する。かかる構造はさらに多くの要素、具体的には、2個の加算器及び1個のシフタを必要とするが、本発明ではAIMI1950のFGPA2320の小部分しか用いられないためこの構造が好ましい構成となっており、これにより、僅かなリソース利用量でFGPA2320の上述のような付加的な部分の利用を可能にしながら、同時に、より単純で且つより高速のデータ・フローを可能にする。
図26に示す構造では、マルチプレクサ設定及びメモリのイネーブルを通じて、オフセット・モジュールは、単位元変換(入力データの操作を行なわない)、定数の減算、及び/又はオフセット・マスクの計算、及びオフセット補正の実行を行なうように構成設定することができる。シフト量、減算定数及びX線ON情報は、第二の実施形態の好ましい具現化形態ではPCIアドレス指定可能型レジスタを介して設定される。
図26に示すオフセット・モジュール・アーキテクチャは、第一の加算器2620、第一のシフタ2625、第二の加算器2630及び第一のゲイン乗算器2635を「_H」ピクセル経路上に設けて含んでいる。また、第三の加算器2640、第二のシフタ2645、第四の加算器2650、及び第二のゲイン乗算器2655が「_L」ピクセル経路上に設けられている。これら2つの経路からの出力は、第一のマルチプレクサ(MUX)2660へ供給され、マルチプレクサ2660は出力データを図25に示すモジュールmf_FIFO_32×128へ供給する。
図26に戻って、オフセット・モジュール・アーキテクチャ2600にはオフセット・メモリ2665が設けられており、これにより、オフセット・メモリ2665は、第二のMUX2670の設定に応じて第一の経路及び第二の経路からフィードバック・データを受け取るか、又は「定数」データを受け取る。「定数」データは、例えば画像データが受け取られてOEC9800ユニット1940の表示器ユニットに適正に表示されるように画像データを補正するために、OEC9800ユニット1940から直接供給されてよい。
オフセット・メモリ2665へのフィードバック経路は、Apolloフラット・パネル表示器116の対応するピクセル位置に与えるべき最新のオフセット値のフィードバック値を供給し、これにより、対応するピクセル・オフセット値が入力ピクセル値(経路に応じて_Hピクセル又は_Lピクセルのいずれか)から減算される。ここでは_H経路を参照して述べる。尚、これにより_L経路にも同様の構成が与えられる。_H経路において、第一の加算器2620の減算結果を特定の量例えば4ビットだけ下方シフトして、第一の加算器2620の出力の16分の1に対応する値を与える。次いで、ビット・シフトした値を、オフセット・メモリ2625によって出力されるピクセル・オフセット値に加算して、加算結果を第二のMUX2670の一つのポートへ供給する。オフセット・モジュールが自動動作している(OEC9800ユニット1940によって与えられるようなオフセット制御を行なわずに)ときには、フィードバックされた値を用いて、新たなピクセル・オフセット値を生成して、フラット・パネル表示器116から出力される次の画像に対応するピクセル位置についてオフセット・メモリ2665に書き込む。(このことは、一次時間無限インパルス応答(IIR)フィルタy(i)=y(i−1)+s*(x−y(i−1))に対応している。)
図26はまた、読み取りアドレス制御カウンタ2690及び書き込みアドレス制御カウンタ2695を示しており、これらのカウンタは第三のMUX2685にそれぞれの出力を供給することにより、オフセット・メモリ2665から適当なピクセル・オフセット値を検索し、又はオフセット・メモリ2665に適当な更新後のピクセル・オフセット値を書き込む。前述のように、読み取り過程(オフセット・メモリ2665に関して)が1回のクロック周期に行なわれ、書き込み過程(オフセット・メモリ2665に関して)が次回のクロック周期に行なわれ、読み取り過程がさらに次回のクロック周期に行なわれ、書き込み過程がその次のクロック周期に行なわれ、以下同様に続く。この読み取りサイクル及び書き込みサイクルのインタリーブは、LVDS線1960を介してOEC9800ユニット1940に出力されるよりも高速でDMAデータがAIMI1950に供給されるので、出力データ速度への適合性に関する問題点を生じない。
また、この構造によれば、フラット・パネル検出器116が受け取る画像データが存在せず、従ってAIMI1950が受け取る画像データが存在しないときに、オフセット・モジュールは、LVDS線1960を介してOEC9800ユニット1940へ適正なフォーマット(例えば図21又は図22のフォーマットを参照)で「ゼロ」を出力するように構成される。この理由は、OEC9800ユニット1940は撮像が現在実行されているか否かを問わずデータを受け取り、これにより、「ゼロ」データは「ブランク」(例えば白)表示としてOEC9800ユニット1940によって処理されるからである。
前述のように、AIMI1950がオフセット画像補正を実行すべきときには、AIMI1950はフラット・パネル検出器116が何時X線に照射されたかを知る必要がある。フラット・パネル検出器116がX線に照射されると、照射データにオフセット・マップが適用される。好ましい具現化形態では、パネル読み出しピクセルの再配列のためにダブル・バッファを用いて、これにより、オフセット画像補正処理が行なわれる処理鎖内の点よりも前に1フレーム分の潜在フレームを設ける。このようなものとして、AIMI1950は、1以上の潜在フレームを設けた状態のX線照射について情報を得ることを要求する。この目的のために、外部信号X-RAY_ONがOEC9800ユニット1940によって発生され、AIMI1950によって受け取られて、X線照射が何時生じたかを判定する。好ましい構成では、AIMI1950は、外部信号X-RAY_ONとして解釈されるPCIアドレス指定可能型レジスタを有している。
第二の実施形態の代替的な構成では、AIMI1950は、フレームが照射されたか否かを自動判定する。DMAセットアップの後に、且つDMAデータ転送が開始する前には、フレーム全体がDFN1920のフレーム・バッファ・メモリ・ユニット381で入手可能になっている。第二の実施形態のこの代替的な構成では、画像データの中央の小部分を読み込んで平均し、閾値と比較してX線照射データに対応しているか否かを判定する。閾値はARC勾配の関数であり、ARC勾配の変化と共に更新される。
本発明の第三の実施形態では、X線パルスをフラット・パネル表示器116の読み取りと読み取りとの間で同期させる。パルス式(例えば、シネ)X線動作モードでは、フラット・パネル表示器116の読み取りと読み取りとの間でX線パルスが生ずるようにX線パルスを同期させることが可能である。例えば、20cmのApolloパネルを読み取るためには21ミリ秒が必要であり、残りの時間(30FPSの場合には12ミリ秒)はX線パルスが利用可能である。
この第三の実施形態では、X線発生器によって出力されるX線パルスは、AIMI1950によって発生される垂直同期パルスに対して開始する。X線は垂直同期の前方エッジ(開始側)からフルオロ・モード又は連続モードで開始する。シネ・パルス・モードでは、パルスの持続時間は3ミリ秒〜10ミリ秒であり、垂直同期の前方エッジで開始する。X線は、このエッジから7マイクロ秒±3マイクロ秒で開始する。
第一〜第三の実施形態では、AIMIホスト・プロセッサに常駐するPC DASアプリケーションがAIMI1950を介してARC勾配変化をDFN1920に伝達している。オフセット・メモリ(図26参照)内の値は、ARC勾配の変化に基づいて再設定され得る。この観点で、PC DASアプリケーションは、AIMI1950へOffset_Reset信号を送る。AIMI1950は、4種類の異なるゲイン・マップ(図23のメモリ2310B〜2310Eを参照)を記憶しており、異なるARC勾配を用いることに対処することが可能である。
本発明の第四の実施形態では、DFN1920のDAP372が受け取ったデータを再配列して再配列したデータをフレーム・バッファ・メモリ・ユニット381に書き込むことにより、X線画像の90°回転を行なう。アドレス生成ロジック(90°回転を具現化するための)は、この処理を達成するDAP372に組み入れられている。画像データを90°回転すると、操作者命令に応じて9800OECユニット1940での画像データの上部を揃えた(heads-up)擬似的表示が可能になる。
以上に述べた実施形態の各々に関して、PC DASホスト・プロセッサ2410は様々な重要な作用を実行する。PC DASホスト・プロセッサ2410は、図24に示すように9800ホスト・アプリケーションをホストし、これにより、これらのアプリケーションは基本的な初期化及び制御を受け持つ。起動時には、9800DASアプリケーションはDFN DLLとのCOMセッションをオープンし、DFN1920及びAIMI1950を(PCIアドレス指定可能型レジスタを介して)初期化する。DFN DLLとのCOMセッションをオープンしてハードウェアを初期化したら、9800DASアプリケーションはCOEFファイルをDFN1920にロードする。COEFファイルはDFNのイベント・プロセッサ372用の二値の実行可能形式ファイルである。COEFファイルは、(a)検出器フラット・パネル116を初期化し、(b)30FPSで検出器フラット・パネル116からの出力を読み取り、また所望があれば、(c)待ち行列変数及び/又はRS−485線の利用によってARC LUT、フレーム・レート及び検出器パラメータに対する実時間制御を行なう。待ち行列変数はPCIの書き込みを介して設定される一方、RS−485入力はAIMI1950とDFN1920との間の専用ケーブルに相当する。
制御に待ち行列変数を用いることは、OEC9800ユニット1940がシリアル・リンク又は他の何らかのリンクを介して9800DASアプリケーションに制御情報を伝達することを意味している。同様に、AIMI1950は、オフセット及びゲイン検出器補正、並びにフレーム・レートについての制御信号送信を要求する。DFN1920の場合と同様に、制御信号送信は、専用線(例えばOEC9800ユニット1940からAIMI1950へのLVDS信号線1960)を介して実行されてもよいし、又は9800DASアプリケーションによるPCI書き込みを介して実行されてもよい。AIMI1950にオフセット補正を実行させるために、X線発生器が何時X線を出力したかを示すX-RAY_ON信号をAIMI1950に供給する。AIMI1950にゲイン補正を実行させるためには、X線の出力電力レベルを示すRamp_Sel PCIレジスタをAIMI1950に供給する。フレーム・レートの変化も、垂直ブランク・パラメータ及び水平ブランク・パラメータに影響を与える範囲でAIMI1950に伝達される。
図27は、DFN1920及びAIMI1950のためのメモリ・マップ2710の一つの可能な具現化形態を示す。図27では、PCIレジスタ・アドレスE00000〜FFFFCは画像再マッピングに割り当てられ、PCIレジスタ・アドレスC00000〜DFFFCはDFN1920のPLXに割り当てられ、PCIレジスタ・アドレスB80000〜B800FCはAIMI1950に割り当てられ、PCIレジスタ・アドレスB00000〜B000FCはDFN1920のDAP372に割り当てられ、PCIレジスタ・アドレスA00000〜A00200はDFN1920のイベント・プロセッサ374に割り当てられ、PCIレジスタ・アドレス000000〜9FFFFCはDFN1920の5個のフレーム・バッファ・メモリ・ユニット381にそれぞれに割り当てられている。
第一〜第四の実施形態の好ましい具現化形態では、AIMI1950には、32個一組の32ビットのPCIアドレス指定可能型レジスタが設けられている。これらのレジスタは、構成設定、制御通信及びステータス報告に用いられる。最初の12個のレジスタは、AIMI1950によって設定されローカル・バス384による読み取りのみの「ステータス」レジスタである。例えば、AIMI1950内のFIFOの現在のステータスをステータス・レジスタの1以上に記憶することができる。次の4個のレジスタは、AIMI1950によって設定されて、うち任意のものがローカル・バス384によってのみクリアされ得る「エラー」レジスタである。例えば、LVDS線1960に出力されるべきデータがmf_FIFO_32×128FIFOに存在しないときに「FIFOエンプティ(FIFO Empty)」エラー・メッセージをエラー・レジスタの一つに記憶させることができる。最後の16個のレジスタは、パラメータ・レジスタであって、AIMI1950及びローカル・バス384の両方によって読み書きされる。「垂直同期(V_Sync)」、「水平同期(H_Sync)」、「水平ブランクのバック・ポーチ(Back Porch)サイズ及びフロント・ポーチ(Front Porch)サイズ」、「垂直ブランクのバック・ポーチ・サイズ及びフロント・ポーチ・サイズ」、「線周期(Line_Period)」、「DMAアドレス・レジスタ0」、「DMAアドレス・レジスタ1」及び「オフセット・パラメータ」のようなパラメータは、AIMI1950によってローカル・バス384から取得されて、16個のパラメータ・レジスタのうちの対応するものに記憶される。
本発明は、その要旨又は主要な特徴から逸脱せずに様々な形態で具現化されてよく、従って以上の実施形態は例示するものであって制限するものではない。当業者は、これらの実施形態に対して本発明の原理及び要旨から逸脱しない変形を施し得ることを理解されよう。従って、本発明の範囲は、明細書の記載ではなく特許請求の範囲によって定義され、従って、特許請求の範囲の境界内に含まれるすべての変形、又はかかる境界内の均等構成は、特許請求の範囲内に包含されるものとする。例えば、本発明をOEC9800ユニットに適したフォーマットのデータを与えるインタフェイス・ユニットに関して記載したが、画像データを受け取って処理するように構成されているその他の形式の装置に適するようにその他任意の形式のデータ・フォーマットに本発明を応用することができる。また、AIMI DMA検索過程を画像毎に2回のDMAを行なう心データについて記載したが、画像当たり1回のDMAしか必要とされないような心臓以外のデータにも応用することができる。
ホスト・コンピュータ、放射線発生システム及び画像検出システムを含んだイメージング・システムのブロック図である。 (従来技術)フラット・パネル検出器の立面遠近図である。 (従来技術)図2のフラット・パネル検出器を線III−IIIに沿って示す分解断面図である。 (従来技術)保護用金属ケーシングから取り出したX線検出パネルの立面遠近図である。 (従来技術)アモルファス・シリコン・パネル上に形成されている光電セル・アレイの模式図である。 (従来技術)アモルファス・シリコン製単一パネル型検出器システムでの電気的接続のブロック図である (従来技術)アモルファス・シリコン製分割パネル型検出器システムでの電気的接続のブロック図である。 (従来技術)心臓/外科用ディジタルX線パネルである分割パネルの模式図である。 (従来技術)分割パネル型検出器システムの縦列マルチ・チップ・モジュール並びに参照及びレギュレータ基板のブロック図である。 (従来技術)検出器制御基板のブロック図である。 (従来技術)分割パネル型ラジオグラフィ用ディジタルX線パネルの模式図である。 (従来技術)アモルファス・シリコン製単一パネル型検出器システムでの電気的接続のブロック図である。 (従来技術)単一パネル型マンモグラフィ・ディジタルX線パネルの模式図である。 (従来技術)冗長な横列マルチ・チップ・モジュールを有する分割パネル型検出器システムでの電極接続のブロック図である。 補助画像インタフェイスを用いないイメージング・システムでの制御及びデータ・フローのブロック図である。 実時間X線透視法撮像用ソフトウェア・システムのブロック図である。 実時間X線透視法撮像用ハードウェア・システムのブロック図である。 検出器フレーミング・ノードのブロック図である。 本発明の第一の実施形態によるシステムのブロック図であって、受け取ったX線データをOEC9800ユニットによって処理可能なフォーマットへ変換する補助画像インタフェイスを設けた場合の図である。 本発明の少なくとも一つの実施形態によるApollo(20cm)検出器からOEC9800ユニットへの画像フローを示す図である。 本発明の少なくとも一つの実施形態に従ってデータをOEC9800ユニットに供給する第一の好ましいモードのフォーマットを示す図である。 本発明の少なくとも一つの実施形態に従ってデータをOEC9800ユニットに供給する第二の好ましいモードのフォーマットを示す図である。 本発明の第一の実施形態によるAIMI及びDFNの機能図である。 本発明の少なくとも一つの実施形態によるイメージング・システムのシステム構成を示す図である。 本発明の少なくとも一つの実施形態に従ってDFN及びAIMIの様々なFGPAにプログラムされているファームウェアによって実行される各ステップを示す図である。 本発明の第二の実施形態に従ってAIMIのオフセット・モジュールによって用いられるオフセット処理アーキテクチャ2600を示す図である。 本発明の少なくとも一つの実施形態によるDFN及びAIMI用のメモリ・マップの一つの可能な具現化形態を示す図である。
符号の説明
100 イメージング・システム
102 X線発生ユニット
104 X線
106 対象
108 放射線画像
126 ガラス板
128 金属ケーシング
132 光学的放射線画像
134 X線検出パネル
138 画像データ値
146 光電セル
148 接点リード
150 接点フィンガ
152 光電セル・アレイ
154 光電セル
156 フォトダイオード
158 電界効果トランジスタ
160 バイアス線
172、184、230 第一のパネル部分
174、186、232 第二のパネル部分
182 心臓/外科用ディジタルX線パネル
188、189 結合信号出力
226 制御線
228 ラジオグラフィ用ディジタルX線パネル
244 マンモグラフィ用ディジタルX線パネル
300 実時間X線透視法イメージング・システム
377 画像検出バス
379 実時間バス
384 ローカル・バス
1960 LVDS線
2600 オフセット処理アーキテクチャ

Claims (10)

  1. 検出器パネル上の特定のピクセル位置でのピクセル・レベルに対応するディジタル・ピクセル・データを受け取る手段(_L、_H)と、
    前記検出器パネルを構成する複数のピクセル位置の各々でのオフセット・ピクセル値を記憶する手段(2665)と、
    減算結果を与えるように、前記記憶する手段から得られる前記特定のピクセル位置に対応するオフセット・ピクセル値を前記受け取ったディジタル・ピクセル・データから減算する手段(2620、2640)と、
    ビット・シフト結果を与えるように、前記減算結果を所定のビット数だけ下方シフトする手段(2625、2645)と、
    加算結果を与えるように、前記ビット・シフト結果を前記オフセット・ピクセル値に加算する手段(2630、2650)と、
    前記特定のピクセル位置に対応している前記記憶する手段の対応するメモリ位置を前記加算結果で更新する手段(2690、2695、2685)とを備えた画像操作システム。
  2. 前記受け取る手段は、2個のピクセルのデータ(_H、_L)を各々のクロック周期で受け取り、前記2個のピクセルのデータのうち第一のデータに対応する情報は、前記2個のピクセルのデータのうち第二のデータに対応する情報が処理される第二の処理経路とは別個の第一の処理経路で処理される、請求項1に記載の画像操作システム。
  3. 検出器フレーム・ノードからデータを受け取る第一のFIFO(mf_dcfif)と、画像制御及び表示ユニット(1940)にデータを供給する第二のFIFO(mf_fif)との間に設けられている請求項1に記載の画像操作システム。
  4. 第一の入力ポートで前記加算する手段による前記加算結果から出力を受け取ると共に、第二の入力ポートで前記画像制御及び表示ユニットから定数値を受け取るマルチプレクサ(2770)をさらに含んでおり、
    該マルチプレクサは、前記記憶する手段に記憶させるように前記加算結果及び前記定数値の一方を出力する、請求項3に記載の画像操作システム。
  5. 前記マルチプレクサは、前記第一の入力ポートからのデータ及び第二の入力ポートからのデータのうちいずれを前記記憶する手段に出力するかに関して前記画像表示器から制御信号を受け取る、請求項3に記載の画像操作システム。
  6. 前記オフセット・ピクセル値は、入力画像データを処理するときに用いられる特定のクロック・レートの偶数番号のクロック周期で前記記憶する手段に書き込まれ、前記特定のクロック・レートの奇数番号のクロック周期で前記記憶する手段から読み込まれる、請求項1に記載の画像操作システム。
  7. 前記オフセット・ピクセル値は、入力画像データを処理するときに用いられる特定のクロック・レートの奇数番号のクロック周期で前記記憶する手段に書き込まれ、前記特定のクロック・レートの偶数番号のクロック周期で前記記憶する手段から読み出される、請求項1に記載の画像操作システム。
  8. 検出器パネル(116)上の特定のピクセル位置でのピクセル・レベルに対応するディジタル・ピクセル・データを受け取るように構成されているディジタル・データ入力ユニット(_L、_H)と、
    前記検出器パネルを構成する複数のピクセル位置の各々でのオフセット・ピクセル値を記憶するように構成されているオフセット・メモリ(2665)と、
    減算結果を与えるように、前記オフセット・メモリから得られる前記特定のピクセル位置に対応するオフセット・ピクセル値を前記受け取ったディジタル・ピクセル・データから減算するように構成されている減算器(2620、2640)と、
    ビット・シフト結果を与えるように、前記減算結果を所定のビット数だけ下方シフトするように構成されているビット・シフタ・ユニット(2625、2645)と、
    加算結果を与えるように、前記ビット・シフト結果を前記オフセット・ピクセル値に加算するように構成されている加算器(2630、2650)とを備えており、
    前記特定のピクセル位置に対応している前記オフセット・メモリの対応するメモリ位置が前記加算結果で更新される、画像操作システム。
  9. 検出器フレーム・ノードからデータを受け取る第一のFIFO(mf_dcfif)と、画像制御及び表示ユニット(1940)にデータを供給する第二のFIFO(mf_fif)との間に設けられている請求項8に記載の画像操作システム。
  10. 第一の入力ポートで前記加算器による前記加算結果から出力を受け取ると共に、第二の入力ポートで前記画像制御及び表示ユニットから定数値を受け取るマルチプレクサ(2770)をさらに含んでおり、
    該マルチプレクサは、前記オフセット・メモリに記憶させるように前記加算結果及び前記定数値の一方を出力する、請求項8に記載の画像操作システム。
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