JP2004226716A - Optical modulator unit and projection type display device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光変調素子ユニットおよび投射型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
映像信号に基づいて光源からの光を透過型光変調素子を用いて光変調し、該光変調された光をスクリーンなどに投射することで画像を形成する投射型表示装置が提供されている(特許文献1)。
前記透過型光変調素子は、例えば石英ガラスなどからなる透明基板の間に液晶が封入されて構成されており、前記液晶が前記映像信号に基づいて駆動されることによって映像の表示を行ない、前記映像が表示されている液晶に光源からの光を透過させることによって前記光変調を行なって映像の像を形成するものである。
前記透過型光変調素子は接着剤によって、例えばアルミ材料から構成されるフレームに固定され、該フレームを介して前記投射型表示装置の光学部材に対して位置決めされ、光学部材側に取着されている。
また、透過型光変調素子の入射側および出射側には、入射側偏光板および出射側偏光板がそれぞれ設けられ、これら入射側偏光板および出射側偏光板は前記投射型表示装置の光学部材に対して前記透過型光変調素子とは別に位置決めされ、前記光学部材側に取着されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−180958号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように透過型光変調素子、入射側偏光板および出射側偏光板を光学部材側に対して個別に位置決めし、取着する構成では、これら透過型光変調素子、入射側偏光板および出射側偏光板相互の位置決め作業が面倒で手間がかかり、組み立てコストを削減する上で不利があった。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、その目的とするところは、組み立てコストを削減する上で有利な光変調ユニット及び投射型表示装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、本発明の光変調素子ユニットは、板状を呈し厚さ方向の一方に光が入射する光入射面が形成され、厚さ方向の他方に前記入射した光が出射する光出射面が形成された矩形板状の透過型光変調素子と、矩形板状の入射側偏光板と、矩形板状の出射側偏光板と、2つの取付部材とを備え、前記透過型光変調素子の前記光入射面に前記入射側偏光板が隙間を空けて対向し、かつ、前記透過型光変調素子の前記光出射面に前記出射側偏光板が隙間を空けて対向した状態で、これら入射側偏光板、透過型光変調素子、出射側偏光板の両側の辺部分がそれぞれ前記取付部材に取着されていることを特徴とする。
また、本発明の投射型表示装置は、光源からの光を光変調素子ユニットにより映像信号に基づいて光変調することにより映像を形成し、前記光変調素子ユニットにより形成された前記映像を投射する投射型表示装置において、前記光変調素子ユニットは、状を呈し厚さ方向の一方に光が入射する光入射面が形成され、厚さ方向の他方に前記入射した光が出射する光出射面が形成された矩形板状の透過型光変調素子と、矩形板状の入射側偏光板と、矩形板状の出射側偏光板と、2つの取付部材とを備え、前記透過型光変調素子の前記光入射面に前記入射側偏光板が隙間を空けて対向し、かつ、前記透過型光変調素子の前記光出射面に前記出射側偏光板が隙間を空けて対向した状態で、これら入射側偏光板、透過型光変調素子、出射側偏光板の両側の辺部分がそれぞれ前記取付部材に取着されていることを特徴とする。
そのため、本発明の光変調素子ユニットおよび投射型表示装置によれば、取付部材により透過型光変調素子、入射側偏光板および出射側偏光板を相互に位置決めした状態で、光学部材に取り付ける以前に、予め組み立てることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態の投射型表示装置の構成を示す構成図である。
投射型表示装置100は筐体102を有し、該筐体102内に本発明に係る3つの光変調素子ユニット10A、10B、10Cが配設されている。
これら3つの光変調素子ユニット10A、10B、10Cは、図外の映像信号供給器、例えば、テレビジョンチューナ装置、ビデオテーププレーヤ装置、ビデオディスクプレーヤ装置などから制御回路を介して映像信号が供給され、この映像信号に基づいて映像を表示するように構成されている。
前記各光変調素子ユニット10A、10B、10Cは、透過型の光変調素子を有し、透過率の変化(濃淡)によって映像を表示する。前記3つの光変調素子ユニットのうち、光変調素子ユニット10Aは前記映像信号に対応する映像の赤色成分を表示し、光変調素子ユニット10Bは前記映像信号に対応する映像の緑成分を表示し、光変調素子ユニット10Cは前記映像信号に対応する映像の青色成分を表示する。
【0007】
さらに、前記筐体102内には、光源104、UVフィルタ106、マルチレンズアレイ108、110、コンデンサレンズ112、第1のダイクロイックミラー114A、第2のダイクロイックミラー114B、第1乃至第3のコンデンサーレンズ116A、116B、116C、第1、第2の集光レンズ118、120、クロスダイクロイックプリズム122、投射レンズ124などが配設されている。
前記光源104はハロゲンランプのような高輝度の白色ランプで構成され、該光源104から出射された光束は、前記UVフィルタ106、マルチレンズアレイ108、110を順次透過し、該光束に対して45度傾斜して配設された前記第1のダイクロイックミラー114Aに入射する。
前記第1のダイクロイックミラー114Aは、前記光束のうち赤色成分光Rのみを反射して90度偏向させ、前記光束のうち緑色成分光Gと青色成分光Bを透過させる。
前記第1のダイクロイックミラー114Aにより反射された赤色成分光Rは、第1のミラー126Aによって反射され90度偏向され、第1のコンデンサーレンズ116A、前記光変調ユニット10Aを順次透過してクロスダイクロイックプリズム122の一側面部122Aに入射する。
【0008】
前記第1のダイクロイックミラー114Aを透過した緑色成分光Gおよび青色成分光Bは、これら緑色成分光Gおよび青色成分光Bの光束に対して45度傾斜して配設された前記第2のダイクロイックミラー114Bに入射する。この第2のダイクロイックミラー114Bは、前記緑色成分光Gおよび青色成分光Bのうち、緑色成分光Gのみを反射して90度偏向させ、残りの青色成分光Bを透過させる。
前記第2のダイクロイックミラー114Bによって反射された緑色成分光Gは、前記第2のコンデンサーレンズ116B、前記光変調ユニット10Bを順次透過してクロスダイクロイックプリズム122の後面部122Bに入射する。
【0009】
前記第2のダイクロイックミラー114Aを透過した青色成分光Bは、第1の集光レンズ118を透過し、該青色成分光Bの光束に対して45度傾斜して配設された第2のミラー126Bに入射されて反射され90度偏向される。
前記第2のミラー126Bによって反射された青色成分光Bは、第2の集光レンズ120を透過し、第3のミラー126Cにより反射され90度偏向されコンデンサーレンズ116C、前記光変調ユニット10Cを順次透過してクロスダイクロイックプリズム122の他側面部122Cに入射する。
なお、前記第1、第2の集光レンズ118、120は、前記光源10から前記各光変調素子ユニット10A、10B、10Cに至る赤色成分光R、緑色成分光Gおよび青色成分光Bのそれぞれの光路長のうち、前記青色成分光Bの光路長が前記赤色成分光R、緑色成分光Gの光路長に比較して長いことにより青色成分光Bが拡散しやすいため、青色成分光Bを集束させるためのものである。
【0010】
前記クロスダイクロイックプリズム122は、前記一側面部122Aから入射された赤色成分光R、前記後面部122Bから入射された緑色成分光G、前記他側面部122Cから入射された青色成分光Bを合成して前面部122Dから出射するものである。本実施の形態では、前記クロスダイクロイックプリズム122は、色合成光学系としての光学部材を構成している。
前記クロスダイクロイックプリズム122の前面部122Dから出射された光束は、前記投射レンズ124に入射される。該投射レンズ124は、入射された光束を前記筐体102の前方に投射する。
すなわち、前記投射レンズ124は、前記各光変調素子ユニット10A、10B、10Cにより表示され前記光源104によって照明された映像の像を、前記筐体102の前方に設置されたスクリーン上に結像させる。
【0011】
図2は光変調素子ユニットの構成を示す分解斜視図、図3は光変調素子ユニットの組立状態を示す斜視図、図4は取付部材の斜視図、図5は光変調素子ユニットの断面正面図、図6は光変調素子ユニットの取付状態を示す斜視図である。
図2に示すように、各光変調素子ユニット10A、10B、10Cは、それぞれ透過型光変調素子16と、見切り部材30と、入射側偏光板12と、出射側偏光板14と、2つの取付部材40とを備えている。
なお、光変調素子ユニット10A、10B、10Cの構成はほぼ同様であるので以後光変調素子ユニット10として説明する。
図5に示すように、前記透過型光変調素子16は、TFT基板18、対向基板20、第1防塵ガラス22、第2防塵ガラス24などが重ね合わされて平面視ほぼ長方形状に形成され、透過型光変調素子16(TFT基板18)にはフレキシブル基板26が連結されている。
前記TFT基板18は、長方形状に形成された透明基板から構成され、該透明基板の上面中央には透明電極が矩形状の領域に形成され、前記上面の透明電極の周囲には液晶駆動用回路が形成されている。
【0012】
前記対向基板20は、前記TFT基板18よりも縦横の寸法が若干小さい透明基板から構成されている。前記対向基板20は、該対向基板20の四辺と前記TFT基板18の四辺をそれぞれ平行させ、かつ、前記TFT基板18の透明電極に対向して配設され、前記対向基板20と前記TFT基板18との間に液晶が封止されている。
そして、前記液晶によって矩形状の輪郭を有した映像表示領域が形成されるように構成されている。
【0013】
前記第1防塵ガラス22は前記対向基板20よりも縦横の寸法が若干小さい透明基板から構成されている。前記第1防塵ガラス22は、該第1防塵ガラス22の四辺と前記対向基板20の四辺をそれぞれ平行させ、かつ、前記対向基板20の上面に重ね合わせて配設され、接着剤によって接着されている。
【0014】
前記第2防塵ガラス24は前記TFT基板18よりも縦横の寸法が若干小さい透明基板から構成されている。前記第2防塵ガラス24は、該第2防塵ガラス24の四辺と前記TFT基板18の四辺をそれぞれ平行させ、かつ、前記TFT基板18の下面に重ね合わせて配設され、接着剤によって接着されている。
【0015】
したがって、本実施の形態では、前記第1防塵ガラス22の上面が、前記透過型光変調素子16の厚さ方向の一方に位置し前記光源104からの光を入射する光入射面1602を構成している。
また、前記第2防塵ガラス24の下面が、前記透過型光変調素子16の厚さ方向の他方に位置し前記光入射面1602に入射した光が出射する光出射面1604を構成している。
また、前記TFT基板18と対向基板20の間に封止された液晶は、前記透過型光変調素子16の対向する短辺1606のうち一方を基準辺1606Aとしたときに、その光入射側の透過軸および光出射側の透過軸の一方が前記基準辺1606Aと平行し、かつ、光入射側の透過軸および光出射側の透過軸の他方が前記基準辺1606Aと直交するように構成されている。
本実施の形態では、前記液晶の光入射側の透過軸1608が前記基準辺1606Aと平行し、かつ、前記液晶の光出射側の透過軸1610が前記基準辺1606Aと直交するように構成されている。
なお、本実施の形態では、前記基準辺1606Aは前記TFT基板18の端面1802によって構成され、前記TFT基板18、対向基板20、第1、第2防塵ガラス22、24は石英ガラスで構成されている。
【0016】
前記フレキシブル基板26は、図1に示すように、帯状に形成されその長手方向の両端に複数の接続端子が設けられている。フレキシブル基板26の一端側の接続端子は前記TFT基板18に設けられた前記液晶駆動用回路の接続端子に接続され、フレキシブル基板26の他端側の接続端子は外部回路に接続されている。そして、前記外部回路から液晶駆動信号が前記フレキシブル基板26を介して前記液晶駆動用回路に供給される。
そして、前記液晶駆動信号に基づいて前記TFT基板18と対向基板20の間に封止された液晶が駆動されることにより映像が表示されることになる。
【0017】
前記見切り部材30は、図2に示すように、入射窓34が形成された長方形の入射側見切り板32と、出射窓38が形成され前記入射側見切り板32に対向する長方形の出射側見切り板36と、これら見切り板32、36を連結する連結板39とを有し、平面視ほぼ長方形状を呈している。
前記入射側見切り板32と出射側見切り板36とは互いに平行をなすように設けられ、前記入射側見切り板32の下面から出射側見切り板36の上面までの寸法は、前記透過型光変調素子16の厚さよりも若干大きな値となっている。
前記入射側見切り板32は、前記入射窓34によって光変調素子ユニット16の光入射面1602を透過する光束の透過領域を制限することで不要な光が光変調素子ユニット16の光入射面1602に入射したり、該光入射面1602から反射したりすることを防止するものである。
前記出射側見切り板36は、前記出射窓38によって光変調素子ユニット16の光出射面1604を透過する光束の透過領域を制限することで不要な光が光変調素子ユニット16の光出射面1604に入射したり、該光出射面1602から反射したりすることを防止するものである。
前記見切り部材30は、光を透過しない例えば金属などの材料で形成され、本実施の形態ではアルミやステンレスの薄い板材によって形成されている。
【0018】
入射側偏光板12は、長方形の板状に形成され、互いに対向する短辺1202の一方を基準辺1202Aとして該基準辺1202Aに対してその偏光軸1204が平行または直交の一方をなすように構成されている。本実施の形態では、基準辺1202Aに対して前記偏光軸1204が平行をなすように構成されている。
出射側偏光板14は、長方形の板状に形成され、互いに対向する短辺1402の一方を基準辺1402Aとして該基準辺1402Aに対してその偏光軸1404が平行また直交の他方をなすように構成されている。本実施の形態では、基準辺1402Aに対して前記偏光軸1404が直交をなすように構成されている。
【0019】
前記2つの取付部材40は、図2、図4に示すように、直線状に延在するブロック状に形成され、その側面には、前記入射側偏光板12、前記透過型光変調素子16、前記出射側偏光板14をそれぞれ収容する入射側偏光板収容凹部42、透過型光変調素子収容凹部46、出射側偏光板収容凹部44が細長形状に形成されている。
図2、図5に示すように、前記透過型光変調素子収容凹部46は、前記見切り部材30が取着された状態の透過型光変調素子16の厚さに対応した幅を形成するように互いに対向する2つの側面4602と、前記見切り部材30が取着された状態の透過型光変調素子16の短辺に対応した長さを形成するように互いに対向する2つの端面4604と、深さ方向の底部に位置する底面4606とを有し、前記透過型光変調素子16の短辺1606部分を収容するように構成され、より詳細には、前記透過型光変調素子16に前記見切り部材30が取着された状態で前記短辺1606部分を収容するように構成されている。
【0020】
図2、図5に示すように、前記入射側偏光板収容凹部42は、前記入射側偏光板12の厚さに対応した幅を形成するように互いに対向する2つの側面4202と、前記入射側偏光板12の短辺に対応した長さを形成するように互いに対向する2つの端面4204と、深さ方向の底部に位置する底面4206とを有し、前記入射側偏光板12の短辺1202部分を収容するように構成されている。
前記出射側偏光板収容凹部44は、前記出射側偏光板14の厚さに対応した幅を形成するように互いに対向する2つの側面4402と、前記出射側偏光板14の短辺1402部分に対応した長さを形成するように互いに対向する2つの端面4404と、深さ方向の底部に位置する底面4406とを有し、前記出射側偏光板14の短辺1402部分を収容するように構成されている。
また、前記2つの取付部材40のうち一方の取付部材40の前記底面4606、4206、4406は、基準面4606A、4206A、4406Aとして形成されている。なお、以下の説明において基準面4606A、4206A、4406Aを有する取付部材40を一方の取付部材40と呼び、基準面4606A、4206A、4406Aを有していない取付部材40を他方の取付部材40と呼ぶ。
【0021】
図2、図5に示すように、前記取付部材40の長さ方向の両端近傍には、取付片部41が突設され、該取付片部41には取付孔4102がそれぞれ設けられている。
また、前記底面4606、4206、4406を構成する前記取付部材40の側壁の中央には、前記透過型光変調素子収容凹部46に連通する開口48が設けられている。
本実施の形態では、前記2つの取付部材40は熱伝導性に優れたアルミで構成されている。
【0022】
次に、前記光変調素子ユニット10の組立てについて説明する。
まず、図2に示すように、前記透過型光変調素子16の光入射面1602を入射側見切り板32の下面に臨ませるとともに、前記透過型光変調素子16の光出射面1604を出射側見切り板36の上面に臨ませるように、前記透過型光変調素子16を入射側見切り板32と出射側見切り板36の間に挿入する。
そして、前記透過型光変調素子16の光入射面1602の中央を前記入射窓34に臨ませ、かつ、前記透過型光変調素子16の光出射面1604の中央を前記出射窓38に臨ませる。
次いで、前記透過型光変調素子16の映像表示領域の輪郭と、前記入射窓34の輪郭とに基づいて透過型光変調素子16の見切り部材30への位置決めを行なう。この状態で、前記透過型光変調素子16の光出射面1604が前記出射側見切り板36の上面に載置され、かつ、前記透過型光変調素子16の光入射面1602と前記入射側見切り板32の下面との間には隙間S1が形成されている。
前記位置決めがなされた状態で、前記透過型光変調素子16を前記見切り部材30に取着する。本実施の形態では、前記透過型光変調素子16の第2防塵ガラス24の4つの角部近傍の端面箇所と、該端面箇所に臨む前記出射側見切り板34の端面箇所とのそれぞれにわたってUV硬化型の接着剤を塗布して硬化させる。
これにより、図3に示すように、前記透過型光変調素子16と前記見切り部材30が一体的に取り付けられた見切り部材一体型透過型光変調素子16Aが得られる。
【0023】
次に、図2、図5に示すように、入射側偏光板12、見切り部材一体型透過型光変調素子16A、出射側偏光板14の各両側部を、それぞれ取付部材40の前記入射側偏光板収容凹部42、透過型光変調素子収容凹部46、出射側偏光板収容凹部44に収容し接着剤により接着する。
本実施の形態では、前記透過型光変調素子16の基準辺1606A部分を一方の取付部材40の透過型光変調素子収容凹部46に挿入し、前記基準面1802を前記基準面4606Aに当接させる。これにより、前記透過型光変調素子16の液晶の透過軸1602、1604はそれぞれ前記基準面4606Aに対して平行および直交をなすように位置決めされる。前記位置決めされた状態で、第2防塵ガラス24の端面と前記基準面4606AとにわたりUV硬化型の接着剤50を塗布し、前記接着剤50を硬化させることにより、前記透過型光変調素子16の基準辺1606A部分と一方の取付部材40とを接着固定する。なお、前記位置決めされた状態で前記基準面4606Aと、該基準面4606Aに対向する前記対向基板20および第1防塵ガラス22の端面との間には空間Kが形成されている。
【0024】
また、前記入射側偏光板12の基準辺1202A部分を一方の取付部材40の入射側偏光板収容凹部42に挿入し、前記基準辺1202Aを前記基準面4206Aに当接させる。これにより、前記入射側偏光板12の偏光軸1204は前記基準面4206Aに対して平行をなすように位置決めされる。前記位置決めされた状態で、前記入射側偏光板収容凹部42の縁部と該縁部近傍の前記入射側偏光板12箇所とにわたりUV硬化型の接着剤50を塗布する。そして、前記接着剤50を硬化させることにより、前記入射側偏光板12と一方の取付部材40とを接着固定する。
【0025】
また、前記出射側偏光板14の基準辺1402A部分を一方の取付部材40の出射側偏光板収容凹部44に挿入し、前記基準辺1402Aを前記基準面4406Aに当接させる。これにより、前記出射側偏光板14の偏光軸1404は前記基準面4206Aに対して直交をなすように位置決めされる。前記位置決めされた状態で、前記出射側偏光板収容凹部44の縁部と該縁部近傍の前記出射側偏光板14箇所とにわたりUV硬化型の接着剤50を塗布する。そして、前記接着剤50を硬化させることにより、前記出射側偏光板14と一方の取付部材40とを接着固定する。
【0026】
そして、前記基準辺1606A、1202A、1402Aを有さない各透過型光変調素子16、入射側偏光板12、出射側偏光板14の短辺1606、1206、1406部分を他方の取付部材40の透過型光変調素子収容凹部46、入射側偏光板収容凹部42、出射側偏光板収容凹部44にそれぞれ挿入する。
この場合、前記TFT基板18の端面1802を前記透過型光変調素子収容凹部46の底面4606に当接させ、この状態で第2防塵ガラス24の端面と前記底面4606とにわたりUV硬化型の接着剤50を塗布する。そして、前記接着剤50を硬化させることにより、前記透過型光変調素子16の短辺1606部分と他方の取付部材40とを接着固定する。なお、この状態で前記底面4606と、該底面4606に対向する前記対向基板20および第1防塵ガラス22の端面との間にも空間Kが形成されている。
なお、本実施の形態では、前記短辺1606部分が前記2つの取付部材40の透過型光変調素子収容凹部46にそれぞれ収容された状態で、前記見切り部材30の出射側見切り板36の下面が、透過型光変調素子収容凹部46の両側面4202のうちの一方の側面に当接され、前記見切り部材30の入射側見切り板32の上面と他方の側面との間には隙間S2が形成されている。
また、入射側偏光板12の短辺1606部分を他方の取付部材40の入射側偏光板収容凹部42に挿入したならば、前記入射側偏光板収容凹部42の縁部と該縁部近傍の前記入射側偏光板12箇所とにわたりUV硬化型の接着剤50を塗布して該接着剤50を硬化させることにより、前記入射側偏光板12と他方の取付部材40とを接着固定する。
同様に、出射側偏光板14の短辺1406部分を他方の取付部材40の出射側偏光板収容凹部44に挿入したならば、前記出射側偏光板収容凹部44の縁部と該縁部近傍の前記出射側偏光板14箇所とにわたりUV硬化型の接着剤50を塗布して該接着剤50を硬化させることにより、前記出射側偏光板14と取付部材40の他方とを接着固定する。
これにより、前記前記入射側偏光板12、前記透過型光変調素子16、前記出射側偏光板14は、前記光入射面1602および入射側見切り板32に対して前記入射側偏光板12が隙間D1を空けて対向し、かつ、前記光出射面1604および出射側見切り板36に対して前記出射側偏光板14が隙間D2を空けて対向するように配置され、かつ、これら入射側偏光板12、透過型光変調素子16(見切り部材一体型透過型光変調素子16A)、出射側偏光板14の対向する両辺部分がそれぞれ前記取付部材40に取着される。
【0027】
次いで、前記空間Kに熱伝導性を有するシーリング材52を充填する。前記シーリング材52の充填は、シーリング材用のディスペンサ装置のシリンジの先端を前記開口48に挿入し該シリンジ先端の吐出口からシーリング材52を吐出させることによって行なわれる。
本実施の形態では、前記シーリング材52として熱伝導性を有するシリコンゴムが用いられている。
以上のようにして前記光変調素子ユニット10が簡単に組み立てられる。
【0028】
次に、前記光変調素子ユニット10のクロスダイクロイックプリズム122への取付について説明する。
図6に示すように、前記クロスダイクロイックプリズム122は不図示の固定部材により筐体102に取り付けられており、該クロスダイクロイックプリズム122の一側面部122A、後面部122B、他側面部122Cの両側には、それぞれプリズム側取付部材60が設けられ、各プリズム側取付部材60にはそれぞれ2つの取付突片62が設けられている。前記各取付突片62は、前記一側面部122A、後面部122B、他側面部122Cのそれぞれの四隅近傍箇所に位置している。
前記光変調素子ユニット10は、前記出射側偏光板14をクロスダイクロイックプリズム122の一側面部122A(後面部122B、他側面部122C)に対面させ、前記各取付孔4102に前記取付突片62を挿入し、光変調素子ユニット10と一側面部122A(後面部122B、他側面部122C)との位置決めを行なった状態で、前記各取付孔4102と前記取付突片62の間の隙間に接着剤を充填して硬化させることで前記クロスダイクロイックプリズム122に取り付けられる。
【0029】
次に、光変調素子ユニット10および投射型表示装置100の作用、効果について説明する。
1)前記光変調素子ユニット10には、前記光入射面1602と前記入射側偏光板14との間に隙間D1が形成され、かつ、前記光出射面1604と前記出射側偏光板14との間に隙間D2が形成されているので、これら隙間D1、D2によって空気が流通するダクトが形成されることになる。したがって、透過型光変調素子16が光源104からの光束が入射されることにより、あるいは、透過型光変調素子16が駆動されることによってその温度が上昇しても、この熱は前記ダクトを流通する空気によって速やかに放熱される。
したがって、透過型光変調素子16の温度上昇を抑える上で有利となり、映像の品質を確保する上で有利となる。
2)前記光変調素子ユニット10では、前記透過型光変調素子16の光入射側の透過軸1608は前記取付部材40の基準面4606Aに対して平行し、光出射側の透過軸1610は前記取付部材40の基準面4606Aに対して直交し、前記入射側偏光板12の偏光軸1204は前記取付部材40の基準面4206Aに対して平行し、前記出射側偏光板14の偏光軸1404は前記取付部材40の基準面4406Aに対して直交している。
ここで、前記基準面4206A、4406Aは互いに平行しているので、前記入射側偏光板12の偏光軸1204と前記出射側偏光板14の偏光軸1404は互いに第1の所定角度として90度を形成することになる。
また、前記基準面4606A、4206A、4406Aも互いに平行しているので、前記液晶の光入射側の透過軸1608と入射側偏光板12の偏光軸1204は互いに平行し、かつ、前記液晶の光出射側の透過軸1610と前記出射側偏光板14の偏光軸1404は互いに平行することになる。
したがって、前記光変調素子ユニット10で形成される映像のコントラストを確保する上で最適な状態となるように、透過型光変調素子16の液晶の透過軸と入射側偏光板12の偏光軸と出射側偏光板14の偏光軸との相対的な位置合わせがなされるので、光変調素子ユニット10によって形成される映像の品質を向上させる上で有利となる。
また、前記透過型光変調素子16の液晶の透過軸と入射側偏光板12の偏光軸と出射側偏光板14の偏光軸との相対的な位置合わせが、透過型光変調素子16、入射側偏光板12、出射側偏光板14を2つの取付部材40に取着するのみで容易に行なうことができるので、光変調素子ユニット10を簡単に組み立てることができ、安価な光変調素子ユニット10を得る上で有利となる。
3)前記2つの取付部材40が熱伝導性を有する材料により形成され、これら取付部材40と透過型光変調素子16との間に確保した空間Kに熱伝導性を有するシーリング材52を充填したので、透過型光変調素子16の温度が上昇しても、この熱は前記シーリング材52を介して前記取付部材40に速やかに伝導され放熱される。
したがって、透過型光変調素子16の温度上昇を抑える上で有利となり、映像の品質を確保する上で有利となる。
4)透過型光変調素子16の両端の取付部材40は互いに切り離されているので、透過型光変調素子16は取付部材40との熱膨張差による影響を受けにくい。
したがって、透過型光変調素子16が、これを支持するための他の部材との熱膨張差による応力を受けて変形することが防止され、前記透過型光変調素子16に表示される映像に濃淡ムラが生じることがなく映像の品質を確保する上で有利となる。
5)前記光変調素子ユニット10は、前記入射側偏光板12、透過型光変調素子16、出射側偏光板14の対向する両辺部分がそれぞれ前記取付部材40に取着されることで一体的に構成されているので、光変調素子ユニット10を前記クロスダイクロイックプリズム122などの取付対象となる部材に取り付ける際には光変調素子ユニット10を位置決めして取り付ければよく、前記入射側偏光板12、透過型光変調素子16、出射側偏光板14のそれぞれを独立して位置決めする場合に比較して組み立てが簡単になり、組み立てコストを削減する上で有利である。
【0030】
図7は取付部材40の変形例を示す斜視図である。
なお、以下に説明する変形例、他の実施の形態では、前記第1の実施の形態と同様の部材、箇所について第1の実施の形態と同一の符号を付して説明し、その詳細説明を省略する。
この変形例では、前記取付部材40の側部の外側に放熱用フィン4002を設けたものである。前記放熱用フィン4002は、取付部材40の側部の外側で長さ方向に沿って延在形成されている。
このように構成した場合には、前記透過型光変調素子16から前記取付部材40に伝達された熱を前記放熱フィン4002を介して速やかに放熱することができ、透過型光変調素子16の温度上昇を抑える上でより一層有利となる。
【0031】
次に、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、第1防塵ガラスとしてサファイアからなる透明基板を用いた点である。
前記サファイアは、その熱伝導率が40W/m・℃であり、一般的なガラスの熱伝導率1乃至2W/m・℃に比較して格段に高く、冷却性能に優れている。したがって、第1防塵ガラスとしてサファイアからなる透明基板を用いることで透過型光変調素子16の温度上昇をより効果的に抑えることが期待できる。
しかしながら、サファイアは光学異方性を有しているため、サファイアを透過する光が複屈折する特性を持っている。このため、サファイアを前記第1防塵ガラスとして用いる場合には、該第1防塵ガラスを透過する光の偏光に影響を与えないように、すなわち前記複屈折が生じないようにする必要がある。
したがって、サファイアからなる透明基板のC軸と前記透過型光変調素子16の液晶の透過軸1608、1610、入射側偏光板12の偏光軸1204、出射側偏光板14の偏光軸1604との相対的な位置関係を前記複屈折が生じないようにする必要がある。
以下、このような複屈折の発生を防止した第2の実施の形態について説明する。
【0032】
図8は第2の実施の形態の透過型光変調素子の分解斜視図、図9は同透過型光変調素子の断面正面図である。
図8に示すように、第2の実施の形態では、第1防塵ガラス22Aとしてサファイアからなる透明基板を用いている。
前記第1防塵ガラス22Aは、矩形板状に形成され、互いに対向する短辺2202部分の一方を基準辺2202Aとして該基準辺2202Aに対してそのC軸2204が平行または直交の一方をなすように構成されている。本実施の形態では、基準辺2202Aに対して前記C軸2204が平行をなすように構成されている。
前記光変調素子ユニット10を組み立てる際、透過型光変調素子16を構成する前記TFT基板18、対向基板20、第1防塵ガラス22A、第2防塵ガラス24のうち、第1防塵ガラス22Aを除いた前記TFT基板18、対向基板20、第2防塵ガラス24のみを重ねて接着し、入射側見切り板32と出射側見切り板36との間に挿入し、第2防塵ガラス24の下面を出射側見切り板36に載せ、第2防塵ガラス24の下面を出射側見切り板に接着剤により固定する。
【0033】
次に、図9に示すように、前記見切り部材30が取着され前記第1防塵ガラス22が取着されていない状態の透過型光変調素子16の基準辺1606A部分を一方の取付部材40の透過型光変調素子収容凹部46に挿入し、前記基準面1802を前記基準面4606Aに当接させる。これにより、前記透過型光変調素子16の液晶の透過軸1602、1604はそれぞれ前記基準面4606Aに対して平行および直交をなすように位置決めされる。前記位置決めされた状態で、第2防塵ガラス24の端面箇所と前記基準面4606Aとにわたり接着剤50を塗布する。
【0034】
次いで、前記第1防塵ガラス22Aを前記対向基板20の上面に載せ該第1防塵ガラス22Aの基準辺2202A部分を前記一方の取付部材40の前記透過型光変調素子収容凹部46に挿入し、前記基準辺2202Aを前記基準面4606Aに当接させる。これにより、前記第1防塵ガラス22AのC軸2204はそれぞれ前記基準面4606Aに対して平行をなすように位置決めされる。前記位置決めされた状態で、前記第1防塵ガラス22Aの下面と前記対向基板20の上面との間に接着剤50を塗布するとともに、第1防塵ガラス22Aの端面箇所と前記基準面4606Aとにわたり接着剤50を塗布する。
そして、前記のように塗布した接着剤50を硬化させることにより、前記透過型光変調素子16を一体的に構成すると同時に、前記透過型光変調素子16の基準辺1606Aと一方の取付部材40とを固定する。
以下、第1の実施の形態と同様の手順で、透過型光変調素子16に対して入射側偏光板12、出射側偏光板14と他方の取付部材40とを取付けることにより光変調素子ユニット10を組み立て、また、前記光変調素子ユニット10をクロスダイクロイックプリズム122へ取り付ける。
【0035】
このようにして構成された第2の実施の形態の光変調素子ユニット10および投射型表示装置100によれば、第1の実施の形態の作用効果に加えて次のような作用効果を奏することができる。
すなわち、前記光変調素子ユニット10では、前記第1防塵ガラス22AのC軸2204は前記取付部材40の基準面4606Aに対して平行し、前記入射側偏光板12の偏光軸1204は前記取付部材40の基準面4206Aに対して平行し、透過型光変調素子16の前記入射側偏光板12の偏光軸1202は前記取付部材40の基準面4406Aに対して平行している。
したがって、第1防塵ガラス22AのC軸2204と、入射側偏光板12の偏光軸1204と、出射側偏光板14の偏光軸1604と、前記透過型光変調素子16の液晶の透過軸1608とが何れも平行をなす位置関係となり、前記第1防塵ガラス22Aによる複屈折の発生を防止することができる。
これにより、熱伝導率の高いサファイアで構成された第1防塵ガラスによって透過型光変調素子16の放熱を効果的に行なうことができ、映像の品質を確保する上で有利となる。
また、前記第1防塵ガラス22AのC軸2204と入射側偏光板12の偏光軸1204と透過型光変調素子16の入射側の透過軸1608との相対的な位置合わせが、前記第1防塵ガラス22A、該前記第1防塵ガラス22Aを除く透過型光変調素子16、入射側偏光板12、出射側偏光板14を2つの取付部材40に取着するのみで容易に行なうことができるので組み立てコストを削減する上で有利となる。
なお、第1防塵ガラスとしてサファイアを用いる代りに、第2防塵ガラスとしてサファイアを用いていもよいし、第1、第2防塵ガラスの双方にサファイアを用いてもよい。
また、前記サファイアを用いた第1または第2防塵ガラスの基準辺を前記収容凹部46の基準面4606Aに当接することでC軸の位置決めを行なうのではなく、予め第1または第2防塵ガラスのC軸を透過型光変調素子16の液晶の透過軸に対して位置決めした状態で透過型光変調素子16を構成しておき、第1の実施の形態と同様に透過型光変調素子16の基準辺1606Aを基準面4606Aに当接することで前記偏光軸および前記透過軸とC軸との相対的な位置決めがなされるように構成してもよい。
【0036】
次に、第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、2つの取付部材がそれぞれ内側取付部材と外側取付部材とで構成されている点である。
図10は光変調素子ユニットの構成を示す分解斜視図、図11は内側取付部材の斜視図、図12は光変調素子ユニットの断面正面図、図13(A)は光変調素子ユニットの内側取付部材が最上位位置に位置した状態を示す図、(B)は光変調素子ユニットの内側取付部材が最下位位置に位置した状態を示す図、図14は光変調素子ユニットの取付状態を示す斜視図である。
【0037】
図10に示すように、各光変調素子ユニット10A、10B、10Cは、すなわち光変調素子ユニット10は、透過型光変調素子16と、見切り部材30と、入射側偏光板12と、出射側偏光板14と、2つの取付部材70とを備え、前記各取付部材70は、図10に示すように、内側取付部材80と外側取付部材90とから構成されている。
【0038】
前記内側取付部材80は、直線状に延在するブロック状に形成され、その側面には、前記透過型光変調素子16を収容する収容凹部82が細長形状に形成されている。
図10、図11に示すように、前記収容凹部82は、前記見切り部材30が取着された状態の透過型光変調素子16の厚さに対応した幅を形成するように互いに対向する2つの側面8202と、前記見切り部材30が取着された状態の透過型光変調素子16の短辺に対応した長さを形成するように互いに対向する2つの端面8204と、深さ方向の底部に位置する底面8206とを有し、前記見切り部材30が取着された状態の透過型光変調素子16の短辺1606部分を収容するように構成されている。
また、前記2つの内側取付部材80のうち一方の内側取付部材80の底面8206は、基準面8206Aとして形成されている。なお、以下の説明において基準面8206Aを有する内側取付部材80を一方の内側取付部材80と呼び、基準面8206Aを有していない内側取付部材80を他方の内側取付部材80と呼ぶ。
【0039】
図10、図11に示すように、前記内側取付部材80の長さ方向の両端近傍には、取付片部81が突設され、該取付片部81には取付孔8102がそれぞれ設けられいる。
また、前記内側取付部材80の前記底面8206を構成する側壁84には、2つの凸部86が間隔をおいて突設され、これら2つの凸部86の中間箇所には、前記収容凹部82に連通する開口88が設けられている。
本実施の形態では、前記内側取付部材80は熱伝導性に優れたアルミで構成されている。
【0040】
前記各外側取付部材90は、矩形板状の板部92と、板部92の上下の2辺からそれぞれ屈曲された入射側偏光板取付板部94と、出射側偏光板取付板部96とを有している。
前記板部92には、前記内側取付部材80の2つの凸部86に係合することで、該内側取付部材80を上下に案内する2つの案内溝9202が上下方向に延在形成されており、前記板部92の内側面9204は平坦面として形成されている。
前記入射側偏光板取付板部94は、前記入射側偏光板12の短辺1202部分に対応する寸法の長さを有し、前記出射側偏光板取付板部96は、前記出射側偏光板14の短辺1402部分に対応する寸法の長さを有している。
また、前記2つの外側取付部材90のうち一方の外側取付部材90の前記内側面9204は基準面9204Aとされる。なお、以下の説明において基準面9204Aを有する外側取付部材90を一方の外側取付部材90とよび、基準面9204Aを有していない外側取付部材90を他方の外側取付部材90と呼ぶ。
そして、一方の内側取付部材80の側壁84を一方の外側取付部材90の基準面9204Aに当接することで収容凹部92の基準面9204Aと前記外側取付部材90の基準面9204Aとが互いに平行するように構成されている。
本実施の形態では、前記外側取付部材90も熱伝導性に優れたアルミで構成されている。
【0041】
次に、前記光変調素子ユニット10の組立てについて説明する。
前記透過型光変調素子16に対する前記見切り部材30の取着は第1の実施の形態と同様になされ、図3に示すように、前記透過型光変調素子16と前記見切り部材30が一体的に取り付けられることにより、前記透過型光変調素子16と前記見切り部材30が一体的に取り付けられた見切り部材一体型透過型光変調素子16Aが得られる。
【0042】
次に、図10、図12に示すように、前記見切り部材一体型透過型光変調素子16Aの2つの短辺1606部分のうち基準辺1606Aを構成する部分を一方の内側取付部材80の収容凹部82に挿入し、前記基準面1802を前記基準面8206Aに当接させる。これにより、前記透過型光変調素子16の液晶の透過軸1602、1604はそれぞれ前記基準面8206Aに対して平行および直交をなすように位置決めされる。前記位置決めされた状態で、前記第2防塵ガラス24の端面と前記基準面8206AとにわたりUV硬化型の接着剤50を塗布する。そして、前記接着剤50を硬化させることにより、前記見切り部材一体型透過型光変調素子16Aの一方の短辺1606部分と一方の内側取付部材80とを接着固定する。なお、前記位置決めされた状態で前記基準面8206Aと、該基準面8206Aに対向する前記対向基板20および第1防塵ガラス22の端面との間には空間Kが形成されている。
【0043】
次いで、前記見切り部材一体型透過型光変調素子16Aの他方の短辺1606部分(基準辺1606Aと反対側の短辺部分)を他方の内側取付部材80の収容凹部82に挿入する。
そして、他方の短辺1606部分を前記収容凹部82の底面8206に当接させ、この状態で第2防塵ガラス24の端面と前記底面8206とにわたり接着剤50を塗布する。そして、前記接着剤を硬化させることにより、前記見切り部材一体型透過型光変調素子16Aの他方の短辺1606部分と他方の内側取付部材80とを接着固定する。なお、この状態で前記底面8206と、該底面8206に対向する前記対向基板20および第1防塵ガラス22の端面との間にも空間Kが形成されている。
本実施の形態では、前記見切り部材一体型透過型光変調素子16Aの短辺1606部分が前記2つの内側取付部材80の収容凹部82にそれぞれ収容された状態で、前記見切り部材30の出射側見切り板36の下面が前記収容凹部82の両側面8202の一方に当接され、前記見切り部材30の入射側見切り板32の上面と前記両側面8202の他方との間には隙間S2が形成されている。
次いで、前記空間Kに熱伝導性を有するシーリング材52を充填する。前記シーリング材52の充填は、シーリング材用のディスペンサ装置のシリンジの先端を前記開口88に挿入し該シリンジ先端の吐出口からシーリング材52を吐出させることによって行なわれる。
本実施の形態では、前記シーリング材52として熱伝導性を有するシリコンゴムが用いられている。
【0044】
次に、図10、図12に示すように、前記入射側偏光板12の短辺1202部分のうち基準辺1202Aを一方の外側取付部材90に取着する。すなわち、前記入射側偏光板12の上面を前記外側取付部材90の入射側偏光板取付板部94の下面に当接させつつ前記基準辺1202Aを前記外側取付部材90の基準面9204Aに当接させる。これにより、前記入射側偏光板12の偏光軸1204は前記基準面9204Aに対して平行をなすように位置決めされる。前記位置決めされた状態で、前記入射側偏光板取付板部94の縁部と該縁部近傍の前記入射側偏光板12箇所とにわたりUV硬化型の接着剤50を塗布する。そして、前記接着剤50を硬化させることにより、前記入射側偏光板12と一方の外側取付部材90とを接着固定する。
【0045】
次に、図10、図12に示すように、前記出射側偏光板14の短辺1402部分のうち基準辺1402Aを一方の外側取付部材90に取着する。すなわち、前記出射側偏光板14の下面を前記外側取付部材90の出射側偏光板取付板部96の上面に当接させつつ前記基準辺1402Aを前記外側取付部材90の基準面9204Aに当接させる。これにより、前記出射側偏光板14の偏光軸1404は前記基準面9204Aに対して直交をなすように位置決めされる。前記位置決めされた状態で、前記出射側偏光板取付板部96の縁部と該縁部近傍の前記出射側偏光板14箇所とにわたりUV硬化型の接着剤50を塗布する。そして、前記接着剤50を硬化させることにより、前記出射側偏光板14と一方の外側取付部材90とを接着固定する。
【0046】
次いで、前記透過型光変調素子16が取り付けられた状態の2つの内側取付部材80のうち、一方の内側取付部材80の側壁84を、前記一方の外側取付部材90の基準面9204Aに接触させ、前記2つの凸部86を前記2つの案内溝9202に係合させる。
そして、他方の内側取付部材80の外面84を、他方の外側取付部材90の内側面9204に接触させ、前記2つの凸部86を前記2つの案内溝9202に係合させる。
この状態で、前記入射側偏光板12の他方の短辺1202部分(基準辺1202Aと反対側の短辺部分)を他方の外側取付部材90に取着する。すなわち、前記入射側偏光板12の上面を前記外側取付部材90の入射側偏光板取付板部94の下面に当接させつつ前記短辺1202部分を前記外側取付部材90の内側面9204に当接させ、この状態で、前記入射側偏光板取付板部94の縁部と該縁部近傍の前記入射側偏光板12箇所とにわたりUV硬化型の接着剤50を塗布する。そして、前記接着剤50を硬化させることにより、前記入射側偏光板12と外側取付部材90の他方とを接着固定する。
【0047】
また、前記出射側偏光板14の他方の短辺1402部分(基準辺1402Aと反対側の短辺部分)を他方の外側取付部材90に取着する。すなわち、前記出射側偏光板14の下面を前記外側取付部材90の出射側偏光板取付板部96の上面に当接させつつ前記短辺1402部分を前記外側取付部材90の内側面9204に当接させ、この状態で、前記出射側偏光板取付板部96の縁部と該縁部近傍の前記出射側偏光板14箇所とにわたりUV硬化型の接着剤50を塗布する。そして、前記接着剤50を硬化させることにより、前記出射側偏光板14と他方の外側取付部材90とを接着固定する。
これにより、前記光入射面1602に対して前記入射側偏光板12が隙間D1を空けて対向し、かつ、前記光出射面1604に対して前記出射側偏光板14が隙間D2を空けて対向するように配置される。
そして、前記2つの内側部材80の凸部86が2つの外側部材90の案内溝9202に案内されることで、前記透過型光変調素子16は、該透過型光変調素子16の厚さ方向(光の透過方向)に移動可能に保持される。
したがって、前記隙間D1、D2が所望の寸法となるように前記透過型光変調素子16を位置調節した状態で、前記2つの内側部材80の凸部86と2つの外側部材90の案内溝9202との間に接着剤を塗布して固定する。
これにより、図14に示すように、前記入射側偏光板12、透過型光変調素子16、出射側偏光板14の対向する両短辺部分がそれぞれ前記2つの外側取付部材90に取着される。
以上のようにして前記光変調素子ユニット10が簡単に組み立てられる。
【0048】
前記光変調素子ユニット10のクロスダイクロイックプリズム122への取付は前記第1の実施の形態と同様であり、図14に示すように、前記出射側偏光板14をクロスダイクロイックプリズム122の一側面部122A(後面部122B、他側面部122C)に対面させ、前記各取付孔8102に前記取付突片62を挿入し、光変調素子ユニット10と一側面部122A(後面部122B、他側面部122C)との位置決めを行なった状態で、前記各取付孔8102と前記取付突片62の間の隙間に接着剤を充填して硬化させることで前記クロスダイクロイックプリズム122に取り付けられる。
【0049】
次に、光変調素子ユニット10および投射型表示装置100の作用、効果について説明する。
1)前記透過型光変調素子16の前記光入射面1602と前記入射側偏光板14との間に隙間D1が形成され、かつ、前記透過型光変調素子16の前記光出射面1604と前記出射側偏光板14との間に隙間D2が形成されているので、これら隙間D1、D2によって空気が流通するダクトが形成されることになる。したがって、透過型光変調素子16が光源104からの光束が入射されることにより、あるいは、透過型光変調素子16が駆動されることによってその温度が上昇しても、この熱は前記ダクトを流通する空気によって速やかに放熱される。
したがって、透過型光変調素子16の温度上昇を抑える上で有利となり、映像の品質を確保する上で有利となる。
また、図13(A)、(B)に示すように前記透過型光変調素子16を最上位から最下位までの任意の高さ位置に位置調節できるので、前記隙間D1、D2に流通する空気流による放熱効果が最も得られるように前記隙間D1とD2の比率を設定することができ、透過型光変調素子16の温度上昇を抑える上で有利となり、映像の品質を確保する上で有利となる。
2)前記光変調素子ユニット10では、前記透過型光変調素子16の光入射側の透過軸1608は前記内側取付部材80の基準面8206Aに対して平行し、光出射側の透過軸1610は前記内側取付部材80の基準面8206Aに対して直交し、前記入射側偏光板12の偏光軸1204は前記外側取付部材90の基準面9204Aに対して平行し、前記出射側偏光板14の偏光軸1404は前記外側取付部材90の基準面9204Aに対して直交している。
ここで、前記基準面8206A、9204は互いに平行しているので、前記入射側偏光板12の偏光軸1204と前記出射側偏光板14の偏光軸1404は互いに第1の所定角度として90度を形成することになり、かつ、前記液晶の光入射側の透過軸1608と入射側偏光板12の偏光軸1204は互いに平行し、かつ、前記液晶の光出射側の透過軸1610と前記出射側偏光板14の偏光軸1404は互いに平行することになる。
したがって、前記光変調素子ユニット10で形成される映像のコントラストを確保する上で最適な状態となるように、透過型光変調素子16の液晶の透過軸と入射側偏光板12の偏光軸と出射側偏光板14の偏光軸との相対的な位置合わせがなされるので、光変調素子ユニット10によって形成される映像の品質を向上させる上で有利となる。
また、前記透過型光変調素子16の液晶の透過軸と入射側偏光板12の偏光軸と出射側偏光板14の偏光軸との相対的な位置合わせが、透過型光変調素子16、入射側偏光板12、出射側偏光板14を2つの取付部材70に取着するのみで容易に行なうことができるので組み立てコストを削減する上で有利となる。
3)前記2つの内側取付部材80が熱伝導性を有する材料により形成され、これら内側取付部材80と透過型光変調素子16との間に確保した空間Kに熱伝導性を有するシーリング材52を充填したので、透過型光変調素子16の温度が上昇しても、この熱は前記シーリング材52を介して前記内側取付部材80に速やかに伝導され放熱される。
したがって、透過型光変調素子16の温度上昇を抑える上で有利となり、映像の品質を確保する上で有利となる。
4)透過型光変調素子16の両端の取付部材70は互いに切り離されているので、透過型光変調素子16は取付部材70との熱膨張差による影響を受けにくい。
したがって、透過型光変調素子16が、これを支持するための他の部材との熱膨張差による応力を受けて変形することが防止され、前記透過型光変調素子16に表示される映像に濃淡ムラが生じることがなく映像の品質を確保する上で有利となる。
5)前記光変調素子ユニット10は、前記入射側偏光板12、透過型光変調素子16、出射側偏光板14の対向する両辺部分がそれぞれ前記取付部材70に取着されることで一体的に構成されているので、光変調素子ユニット10を前記クロスダイクロイックプリズム122などの取付対象となる部材に取り付ける際には光変調素子ユニット10を位置決めして取り付ければよく、前記入射側偏光板12、透過型光変調素子16、出射側偏光板14のそれぞれを独立して位置決めする場合に比較して組み立てコストを削減する上で有利である。
【0050】
次に、第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態が第3の実施の形態と異なる点は、第1防塵ガラス22Aとしてサファイアからなる透明基板を用いた点である。
前記第2の実施の形態と同様に、サファイアは、冷却性能に優れているため、第1防塵ガラス22Aとしてサファイアからなる透明基板を用いることで透過型光変調素子16の温度上昇をより効果的に抑えることが期待できる。
しかしながら、サファイアは光学異方性を有しているため、サファイアからなる透明基板のC軸と前記透過型光変調素子16の液晶の透過軸1608、1610、入射側偏光板12の偏光軸1204、出射側偏光板14の偏光軸1604との相対的な位置関係を前記複屈折が生じないようにする必要がある。
以下、このような複屈折の発生を防止した前記光変調素子ユニットについて説明する。
【0051】
図15は第4の実施の形態の透過型光変調素子の分解斜視図、図16は同透過型光変調素子の断面正面図である。
図14に示すように、第4の実施の形態では、第1防塵ガラス22Aとしてサファイアからなる透明基板を用いる。
前記第1防塵ガラス22Aは、矩形板状に形成され、互いに対向する短辺2202部分の一方を基準辺2202Aとして該基準辺2202Aに対してそのC軸2204が平行または直交の一方をなすように構成されている。本実施の形態では、基準辺2202Aに対して前記C軸2204が平行をなすように構成されている。
前記光変調素子ユニット10を組み立てる際、透過型光変調素子16を構成する前記TFT基板18、対向基板20、第1防塵ガラス22A、第2防塵ガラス24のうち、第1防塵ガラス22Aを除いた前記TFT基板18、対向基板20、第2防塵ガラス24のみを重ねて接着し、見切り部材30を第2防塵ガラス24の下面に接着剤50により固定する。
【0052】
次に、図16に示すように、前記見切り部材30が取着され前記第1防塵ガラス22が取着されていない状態の透過型光変調素子16の基準辺1606Aを一方の内側取付部材80の収容凹部82に挿入し、前記基準面1802を前記基準面8206Aに当接させる。これにより、前記透過型光変調素子16の液晶の透過軸1602、1604はそれぞれ前記基準面8206Aに対して平行および直交をなすように位置決めされる。前記位置決めされた状態で、前記基準辺1606Aの端面箇所と前記基準面8206Aとにわたり接着剤を塗布する。
【0053】
次いで、前記第1防塵ガラス22Aを前記対向基板20の上面に載せ該第1防塵ガラス22Aの基準辺2202Aを前記基準面8206Aに当接させる。これにより、前記第1防塵ガラス22AのC軸2204はそれぞれ前記基準面8206Aに対して平行をなすように位置決めされる。前記位置決めされた状態で、前記第1防塵ガラス22Aの下面と前記対向基板20の上面との間に接着剤を塗布するとともに、前記基準辺2202Aの端面箇所と前記基準面8206Aとにわたり接着剤を塗布する。
そして、前記接着剤50を硬化させることにより、前記透過型光変調素子16を構成する第1、第2防塵ガラス22A、24、TFT基板18、対向基板20を一体的に構成すると同時に、前記透過型光変調素子16の基準辺1606A部分と一方の内側取付部材80とを接着固定する。
以下、第3の実施の形態と同様の手順で、前記透過型光変調素子16に対して他方の内側取付部材80を取付け、次いで前記入射側偏光板12、透過型光変調素子16、出射側偏光板14の対向する両辺部分をそれぞれ前記2つの外側取付部材80に取着することにより光変調素子ユニット10を組み立て、また、前記光変調素子ユニット10をクロスダイクロイックプリズム122へ取り付ける。
【0054】
このようにして構成された第4の実施の形態の光変調素子ユニット10および投射型表示装置100によれば、第3の実施の形態の作用効果に加えて次のような作用効果を奏することができる。
すなわち、前記光変調素子ユニット10では、前記第1防塵ガラス22AのC軸2204は前記取付部材40の基準面8206Aに対して平行し、前記入射側偏光板12の偏光軸1204は前記取付部材40の基準面4206Aに対して平行し、透過型光変調素子16の前記入射側偏光板12の偏光軸1202は前記取付部材40の基準面4406Aに対して平行している。
したがって、第1防塵ガラス22AのC軸2204と、入射側偏光板12の偏光軸1204と、出射側偏光板14の偏光軸1604と、前記透過型光変調素子16の液晶の透過軸1608とが何れも平行をなす位置関係となり、前記第1防塵ガラス22Aによる複屈折の発生を防止することができる。
これにより、熱伝導率の高いサファイアで構成された第1防塵ガラスによって透過型光変調素子16の放熱を効果的に行なうことができ、映像の品質を確保する上で有利となる。
また、前記第1防塵ガラス22AのC軸2204と入射側偏光板12の偏光軸1204と透過型光変調素子16の入射側の透過軸1608との相対的な位置合わせが、前記第1防塵ガラス22A、該前記第1防塵ガラス22Aを除く透過型光変調素子16、入射側偏光板12、出射側偏光板14を2つの取付部材40に取着するのみで容易に行なうことができるので組み立てコストを削減する上で有利となる。
なお、第1防塵ガラスとしてサファイアを用いる代りに、第2防塵ガラスとしてサファイアを用いていもよいし、第1、第2防塵ガラスの双方にサファイアを用いてもよい。
また、前記サファイアを用いた第1または第2防塵ガラスの基準辺を前記収容凹部82の基準面8206Aに当接することでC軸の位置決めを行なうのではなく、予め第1または第2防塵ガラスのC軸を透過型光変調素子16の液晶の透過軸に対して位置決めした状態で透過型光変調素子16を構成しておき、第1の実施の形態と同様に透過型光変調素子16の基準辺1606Aを基準面8206Aに当接することで前記偏光軸および前記透過軸とC軸との相対的な位置決めがなされるように構成してもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、組み立てコストを削減する上で有利な光変調ユニット及び投射型表示装置並びに光変調ユニットの組立方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の投射型表示装置の構成を示す構成図である。
【図2】第1の実施の形態の光変調素子ユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図3】光変調素子ユニットの組立状態を示す斜視図である。
【図4】取付部材の斜視図である。
【図5】光変調素子ユニットの断面正面図である。
【図6】光変調素子ユニットの取付状態を示す斜視図である。
【図7】取付部材の変形例を示す斜視図である。
【図8】第2の実施の形態の透過型光変調素子の分解斜視図である。
【図9】同透過型光変調素子の断面正面図である。
【図10】第3の実施の形態の光変調素子ユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図11】内側取付部材の斜視図である。
【図12】光変調素子ユニットの断面正面図である。
【図13】(A)は光変調素子ユニットの内側取付部材が最上位位置に位置した状態を示す図、(B)は光変調素子ユニットの内側取付部材が最下位位置に位置した状態を示す図である。
【図14】光変調素子ユニットの取付状態を示す斜視図である。
【図15】第4の実施の形態の透過型光変調素子の分解斜視図である。
【図16】同透過型光変調素子の断面正面図である。
【符号の説明】
100……投射型表示装置、10……光変調素子ユニット、12……入射側偏光板、14……出射側偏光板、16……透過型光変調素子、1602……光入射面、1604……光出射面、40……取付部材、70……取付部材、80……内側取付部材、90……外側取付部材。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a light modulation element unit and a projection display device.
[0002]
[Prior art]
2. Related Art There has been provided a projection display device that modulates light from a light source based on a video signal using a transmission-type light modulation element and projects the light-modulated light on a screen or the like to form an image ( Patent Document 1).
The transmission type light modulation element is configured by sealing liquid crystal between transparent substrates made of, for example, quartz glass, and performs image display by driving the liquid crystal based on the image signal. The light modulation is performed by transmitting light from a light source to a liquid crystal displaying an image to form an image of the image.
The transmission type light modulation element is fixed to a frame made of, for example, an aluminum material by an adhesive, positioned with respect to the optical member of the projection display device via the frame, and attached to the optical member side. I have.
Further, an incident side polarizing plate and an emitting side polarizing plate are provided on the incident side and the emitting side of the transmission type light modulation element, respectively, and these incident side polarizing plate and emitting side polarizing plate are provided on the optical member of the projection type display device. On the other hand, it is positioned separately from the transmission type light modulation element, and is attached to the optical member side.
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2000-180958 A
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a configuration in which the transmission type light modulation element, the incident side polarization plate and the emission side polarization plate are individually positioned and attached to the optical member side, the transmission type light modulation element, the incidence side polarization plate and The work of positioning the emission-side polarizing plates is troublesome and time-consuming, which is disadvantageous in reducing the assembly cost.
The present invention has been devised in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a light modulation unit and a projection display device that are advantageous in reducing assembly costs.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a light modulation element unit according to the present invention, wherein a light incident surface on which light is incident in one of the thickness directions is formed, and the light incident on the other in the thickness direction is formed. A rectangular plate-shaped transmission type light modulation element having a light emitting surface from which light is emitted, a rectangular plate-shaped incident side polarizing plate, a rectangular plate-shaped emitting side polarizing plate, and two mounting members, The incident side polarizing plate faces the light incident surface of the transmission type light modulation element with a gap, and the emission side polarization plate faces the light emission surface of the transmission type light modulation element with a gap. In this state, both sides of the incident-side polarizing plate, the transmission-type light modulation element, and the output-side polarizing plate are attached to the mounting member.
Further, the projection display device of the present invention forms an image by light-modulating light from a light source based on a video signal by a light modulation element unit, and projects the image formed by the light modulation element unit. In the projection display device, the light modulation element unit has a light incident surface on which light is incident on one side in a thickness direction and a light exit surface on which the incident light exits on the other side in the thickness direction. The formed rectangular plate-shaped transmission type light modulation element, a rectangular plate-shaped incident side polarization plate, a rectangular plate-shaped emission side polarization plate, and two mounting members, and the transmission type light modulation element In a state where the incident side polarizing plate faces the light incident surface with a gap, and the emitting side polarizing plate faces the light emitting surface of the transmission type light modulation element with a gap, these incident side polarization plates are arranged. Plate, transmission-type light modulator, and exit-side polarizing plate Wherein the side portions of the is attached to the mounting member, respectively.
Therefore, according to the light modulation element unit and the projection type display device of the present invention, the transmission type light modulation element, the incident-side polarizing plate and the output-side polarizing plate are positioned relative to each other by the mounting member, and before mounting on the optical member. , Can be pre-assembled.
[0006]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a configuration diagram showing the configuration of the projection display device according to the first embodiment of the present invention.
The projection display apparatus 100 has a
These three light
Each of the light
[0007]
Further, a light source 104, a
The light source 104 is formed of a high-luminance white lamp such as a halogen lamp. The light emitted from the light source 104 passes through the
The first
The red component light R reflected by the first
[0008]
The green component light G and the blue component light B transmitted through the first
The green component light G reflected by the second dichroic mirror 114B sequentially passes through the
[0009]
The blue component light B transmitted through the second
The blue component light B reflected by the
The first and
[0010]
The cross
The light beam emitted from the
That is, the
[0011]
2 is an exploded perspective view showing a configuration of the light modulation element unit, FIG. 3 is a perspective view showing an assembled state of the light modulation element unit, FIG. 4 is a perspective view of a mounting member, and FIG. 5 is a sectional front view of the light modulation element unit. FIG. 6 is a perspective view showing an attached state of the light modulation element unit.
As shown in FIG. 2, each of the light
Since the configurations of the light
As shown in FIG. 5, the transmission type
The
[0012]
The
The liquid crystal forms a video display area having a rectangular outline.
[0013]
The
[0014]
The
[0015]
Therefore, in the present embodiment, the upper surface of the
Further, the lower surface of the
The liquid crystal sealed between the
In the present embodiment, the
In the present embodiment, the
[0016]
As shown in FIG. 1, the
Then, the liquid crystal sealed between the
[0017]
As shown in FIG. 2, the parting
The entrance
The entrance
The exit
The parting
[0018]
The incident
The output
[0019]
As shown in FIGS. 2 and 4, the two mounting
As shown in FIGS. 2 and 5, the transmission type light modulation
[0020]
As shown in FIGS. 2 and 5, the incident side polarizing
The emission-side polarizing
Further, the bottom surfaces 4606, 4206, and 4406 of one of the two mounting
[0021]
As shown in FIGS. 2 and 5, mounting
At the center of the side wall of the mounting
In the present embodiment, the two mounting
[0022]
Next, the assembly of the light
First, as shown in FIG. 2, the
Then, the center of the
Next, the transmission type
In the state where the positioning is performed, the transmission type
As a result, as shown in FIG. 3, the transmission type
[0023]
Next, as shown in FIGS. 2 and 5, both sides of the incident-side
In the present embodiment, the
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
The
In this case, the
In the present embodiment, the lower side of the exit
Also, if the
Similarly, if the short side 1406 portion of the output
Accordingly, the incident-side
[0027]
Next, the space K is filled with a sealing
In the present embodiment, silicon rubber having thermal conductivity is used as the sealing
The light
[0028]
Next, attachment of the light
As shown in FIG. 6, the cross
The light
[0029]
Next, functions and effects of the light
1) In the light
Therefore, it is advantageous in suppressing a rise in the temperature of the transmissive
2) In the light
Here, since the
Since the reference planes 4606A, 4206A, and 4406A are also parallel to each other, the
Therefore, the transmission axis of the liquid crystal of the transmission-type
The relative alignment between the transmission axis of the liquid crystal of the transmission type
3) The two mounting
Therefore, it is advantageous in suppressing a rise in the temperature of the transmissive
4) Since the mounting
Therefore, the transmissive
5) The light
[0030]
FIG. 7 is a perspective view showing a modified example of the mounting
In the modified examples and other embodiments described below, the same members and portions as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals as those in the first embodiment, and the detailed description thereof will be given. Is omitted.
In this modified example, a
With this configuration, heat transmitted from the transmission type
[0031]
Next, a second embodiment will be described.
The second embodiment differs from the first embodiment in that a transparent substrate made of sapphire is used as the first dust-proof glass.
The sapphire has a thermal conductivity of 40 W / m · ° C., which is much higher than the thermal conductivity of general glass of 1 to 2 W / m · ° C., and is excellent in cooling performance. Therefore, by using a transparent substrate made of sapphire as the first dustproof glass, it can be expected that the temperature rise of the transmission type
However, since sapphire has optical anisotropy, it has the property that light transmitted through sapphire is birefringent. For this reason, when sapphire is used as the first dust-proof glass, it is necessary not to affect the polarization of light transmitted through the first dust-proof glass, that is, to prevent the birefringence from occurring.
Therefore, the relative axes of the C axis of the transparent substrate made of sapphire, the
Hereinafter, a second embodiment in which such birefringence is prevented will be described.
[0032]
FIG. 8 is an exploded perspective view of a transmission type light modulation element according to the second embodiment, and FIG. 9 is a sectional front view of the transmission type light modulation element.
As shown in FIG. 8, in the second embodiment, a transparent substrate made of sapphire is used as the first
The first
When assembling the light
[0033]
Next, as shown in FIG. 9, the
[0034]
Next, the first dust-
By curing the adhesive 50 applied as described above, the transmission-type
Hereinafter, the light
[0035]
According to the light
That is, in the light
Therefore, the
Thus, the first dust-proof glass made of sapphire having high thermal conductivity can effectively dissipate the heat of the transmissive
The relative positioning of the
Instead of using sapphire as the first dustproof glass, sapphire may be used as the second dustproof glass, or sapphire may be used for both the first and second dustproof glasses.
In addition, the reference side of the first or second dustproof glass using the sapphire is brought into contact with the
[0036]
Next, a third embodiment will be described.
The third embodiment differs from the first embodiment in that the two mounting members are each formed of an inner mounting member and an outer mounting member.
10 is an exploded perspective view showing the configuration of the light modulation element unit, FIG. 11 is a perspective view of the inner mounting member, FIG. 12 is a cross-sectional front view of the light modulation element unit, and FIG. FIG. 14B is a diagram illustrating a state where the member is located at the highest position, FIG. 14B is a diagram illustrating a state where the inner mounting member of the light modulation element unit is positioned at the lowest position, and FIG. 14 is a perspective view illustrating a state where the light modulation element unit is mounted. FIG.
[0037]
As shown in FIG. 10, each of the light
[0038]
The inner mounting
As shown in FIGS. 10 and 11, the housing
The
[0039]
As shown in FIGS. 10 and 11, a mounting
Further, two
In the present embodiment, the inner mounting
[0040]
Each of the outer mounting
The
The incident-side polarizing plate mounting
The
Then, the side wall 84 of the one inner mounting
In the present embodiment, the outer mounting
[0041]
Next, the assembly of the light
The attachment of the parting
[0042]
Next, as shown in FIG. 10 and FIG. 12, of the two
[0043]
Next, the other
Then, the other
In the present embodiment, the exit side parting of the parting
Next, the space K is filled with a sealing
In the present embodiment, silicon rubber having thermal conductivity is used as the sealing
[0044]
Next, as shown in FIGS. 10 and 12, the
[0045]
Next, as shown in FIGS. 10 and 12, the
[0046]
Next, of the two inner mounting
Then, the outer surface 84 of the other inner mounting
In this state, the other short side 1202 (the short side opposite to the
[0047]
Further, the other short side portion 1402 (the short side portion opposite to the
Thus, the incident-side
Then, the
Therefore, with the position of the transmissive
Thereby, as shown in FIG. 14, both short sides of the incident
The light
[0048]
The attachment of the light
[0049]
Next, functions and effects of the light
1) A gap D1 is formed between the
Therefore, it is advantageous in suppressing a rise in the temperature of the transmissive
Further, as shown in FIGS. 13A and 13B, the position of the transmission type
2) In the light
Here, since the
Therefore, the transmission axis of the liquid crystal of the transmission-type
The relative alignment between the transmission axis of the liquid crystal of the transmission type
3) The two inner mounting
Therefore, it is advantageous in suppressing a rise in the temperature of the transmissive
4) Since the mounting
Therefore, the transmissive
5) The light
[0050]
Next, a fourth embodiment will be described.
The fourth embodiment differs from the third embodiment in that a transparent substrate made of sapphire is used as the first
As in the second embodiment, sapphire has excellent cooling performance. Therefore, by using a transparent substrate made of sapphire as the first dust-
However, since sapphire has optical anisotropy, the C axis of the transparent substrate made of sapphire, the
Hereinafter, the light modulation element unit that prevents the occurrence of such birefringence will be described.
[0051]
FIG. 15 is an exploded perspective view of a transmission type light modulation element according to the fourth embodiment, and FIG. 16 is a sectional front view of the transmission type light modulation element.
As shown in FIG. 14, in the fourth embodiment, a transparent substrate made of sapphire is used as the first
The first
When assembling the light
[0052]
Next, as shown in FIG. 16, the
[0053]
Next, the first
Then, by curing the adhesive 50, the first and second
Hereinafter, in the same procedure as in the third embodiment, the other inner mounting
[0054]
According to the light
That is, in the light
Therefore, the
Thus, the first dust-proof glass made of sapphire having high thermal conductivity can effectively dissipate the heat of the transmissive
The relative positioning of the
Instead of using sapphire as the first dustproof glass, sapphire may be used as the second dustproof glass, or sapphire may be used for both the first and second dustproof glasses.
In addition, the reference side of the first or second dustproof glass using the sapphire is brought into contact with the
[0055]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to provide a light modulation unit, a projection display device, and a light modulation unit assembling method that are advantageous in reducing assembly costs.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing a configuration of a projection display device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view illustrating a configuration of a light modulation element unit according to the first embodiment.
FIG. 3 is a perspective view showing an assembled state of a light modulation element unit.
FIG. 4 is a perspective view of a mounting member.
FIG. 5 is a sectional front view of a light modulation element unit.
FIG. 6 is a perspective view showing an attached state of a light modulation element unit.
FIG. 7 is a perspective view showing a modification of the attachment member.
FIG. 8 is an exploded perspective view of a transmission type light modulation element according to a second embodiment.
FIG. 9 is a sectional front view of the transmission type light modulation element.
FIG. 10 is an exploded perspective view illustrating a configuration of a light modulation element unit according to a third embodiment.
FIG. 11 is a perspective view of an inner mounting member.
FIG. 12 is a sectional front view of a light modulation element unit.
13A is a diagram illustrating a state in which the inner mounting member of the light modulation element unit is located at the highest position, and FIG. 13B is a diagram illustrating a state in which the inner mounting member of the light modulation element unit is positioned at the lowest position. FIG.
FIG. 14 is a perspective view showing an attached state of a light modulation element unit.
FIG. 15 is an exploded perspective view of a transmission type light modulation element according to a fourth embodiment.
FIG. 16 is a sectional front view of the transmission type light modulation element.
[Explanation of symbols]
100 Projection-type display device, 10 Light-modulating element unit, 12 Input-side polarizing plate, 14 Output-side polarizing plate, 16 Transmission-type light modulation element, 1602 Light-incident surface, 1604 .. Light emitting surface, 40 mounting member, 70 mounting member, 80 inner mounting member, 90 outer mounting member.
Claims (10)
矩形板状の入射側偏光板と、
矩形板状の出射側偏光板と、
2つの取付部材とを備え、
前記透過型光変調素子の前記光入射面に前記入射側偏光板が隙間を空けて対向し、かつ、前記透過型光変調素子の前記光出射面に前記出射側偏光板が隙間を空けて対向した状態で、これら入射側偏光板、透過型光変調素子、出射側偏光板の両側の辺部分がそれぞれ前記取付部材に取着されている、
ことを特徴とする光変調素子ユニット。A rectangular plate-shaped transmission type light modulation element having a plate-like shape, a light incident surface on which light is incident on one side in a thickness direction, and a light exit surface on which the incident light is emitted is formed on the other side in the thickness direction. When,
A rectangular plate-shaped incident-side polarizing plate;
An output-side polarizing plate having a rectangular plate shape;
With two mounting members,
The incident-side polarizing plate faces the light incident surface of the transmission-type light modulation element with a gap, and the emission-side polarization plate faces the light emission surface of the transmission-type light modulation element with a gap. In this state, these incident-side polarizers, transmission-type light modulation elements, and side portions on both sides of the output-side polarizer are attached to the mounting members, respectively.
A light modulation element unit characterized by the above-mentioned.
前記光変調素子ユニットは、
板状を呈し厚さ方向の一方に光が入射する光入射面が形成され、厚さ方向の他方に前記入射した光が出射する光出射面が形成された矩形板状の透過型光変調素子と、
矩形板状の入射側偏光板と、
矩形板状の出射側偏光板と、
2つの取付部材とを備え、
前記透過型光変調素子の前記光入射面に前記入射側偏光板が隙間を空けて対向し、かつ、前記透過型光変調素子の前記光出射面に前記出射側偏光板が隙間を空けて対向した状態で、これら入射側偏光板、透過型光変調素子、出射側偏光板の両側の辺部分がそれぞれ前記取付部材に取着されている、
ことを特徴とする投射型表示装置。In a projection display device that forms an image by light-modulating light from a light source based on an image signal by a light modulation element unit and projects the image formed by the light modulation element unit,
The light modulation element unit,
A rectangular plate-shaped transmission type light modulation element having a plate-like shape, a light incident surface on which light is incident on one side in a thickness direction, and a light exit surface on which the incident light is emitted is formed on the other side in the thickness direction. When,
A rectangular plate-shaped incident-side polarizing plate;
An output-side polarizing plate having a rectangular plate shape;
With two mounting members,
The incident-side polarizing plate faces the light incident surface of the transmission-type light modulation element with a gap, and the emission-side polarization plate faces the light emission surface of the transmission-type light modulation element with a gap. In this state, these incident-side polarizers, transmission-type light modulation elements, and side portions on both sides of the output-side polarizer are attached to the mounting members, respectively.
A projection type display device characterized by the above-mentioned.
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2003
- 2003-01-23 JP JP2003014821A patent/JP2004226716A/en active Pending
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