JP2004222973A - 垂直式救助袋の収納投下装置 - Google Patents

垂直式救助袋の収納投下装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来、垂下式救助袋の収納投下装置において、救助袋が投下口より下方に位置するため、緊急時に一動作で救助袋を短時間に正確に垂下することは相当に難しく、且つ、相当の労力と時間を要し、動力で投下するには停電した場合に問題があり、また、下の階からでは投下操作するのが尚更難しい課題があった。
【解決手段】建物20の途中階の退避開口部21に相当する位置に沿って柔軟な救助袋1を建物上部構造に設けた垂下固定枠27から垂下し、前記退避開口部21に救助袋1の乗り込み口6が位置するようになした垂下式救助袋1を建物外壁23に臨んで設けた固定収納枠体31内に折り畳んで収納し、非常時に一動作で投下するようになした垂下式救助袋の収納投下装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、緊急避難時に建物の退避開口部に相当する位置から張り出させた袋取付枠から柔軟な救助袋を建物外壁面に沿って垂下し、救助袋の上端開口部、又は、途中階の退避開口部から救助袋の途中に設けた乗り込み口に乗り込んで退避するようになした退避装置の垂直式救助袋を折り畳んで収納し、非常時に一動作で垂下するようになした垂直式救助袋の収納投下装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、緊急避難時に、建物の途中階の退避開口部に相当する位置に沿って柔軟な救助袋を建物最上階に設けた袋取付枠から垂下し、前記退避開口部に救助袋の乗り込み口が位置するようになした垂直式救助袋を退避開口部の下方の室内に折り畳んで収納し、非常時にこれを、動力を用いて退避開口部から外に投下するようになした垂直式救助袋の収納投下装置は知られている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開昭53−64999号
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、緊急避難時に、救助袋を簡単に投下することができ、慣れない避難者が、如何に安全、迅速に、建物の避難開口部から救助袋の乗り込み口を経て救助袋内に入り込むことができるかということである。
従来、緊急時に救助袋を短時間に正確に垂下することは相当に難しく、且つ、収納された救助袋が投下口より下方に位置する場合には、相当の労力と時間を要し、動力で投下するには操作方法を知らない場合や停電した場合に問題があり、また、下の階から上階に収納した救助袋を投下する更に難しい課題があった(特許文献1参照)。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、特許請求の範囲の請求項1に記載のように、 建物外壁に臨んで設けた固定収納枠体内に、折り畳んだ救助袋を載置する載置台枠を建物外壁方向に向かって回転自在に設けると共に、載置台枠の後部に救助袋の上端部を垂下するための袋取付枠を回転自在に連結し、折り畳んだ救助袋の背後に位置して起立状態に収納し、救助袋の投下に伴って載置台枠と共に建物外壁に臨んで突出し救助袋を垂下するようになした垂直式救助袋の収納投下装置を提供するものである。
【0005】
本発明によれば、救助袋を収納した固定収納枠体が建物外壁に臨んで設けてあるから、載置台枠上に載置した折り畳んだ救助袋を固定枠体内から外方に押し出す一動作だけで、救助袋を建物外壁に沿って瞬時に投下することができると共に、救助袋の投下に伴って袋取付枠と載置台枠が同時に回転して固定収納枠体から外方に突出し、投下した救助袋をそのまま垂下することができる。
【0006】
また、本発明は、請求項2に記載のように、請求項1に記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、固定収納枠体内に、載置台枠を底部に、袋取付枠を背後に折り畳んだ状態で収納し、救助袋を上部から順次に載置台枠上に折り畳んで救助袋の下端部が最上部に位置するように収納し、投下時に、最上部の救助袋の下端部から順次に垂下するようになした垂直式救助袋の収納投下装置を提供するものである。
【0007】
本発明によれば、固定収納枠体内に救助袋を収納するときに、載置台枠を底部に、袋取付枠を背後に折り畳んだ状態で、救助袋を上部から順次に載置台枠上に折り畳んで救助袋の下端部が最上部に位置するように収納することにより、投下時に、最上部の救助袋の下端部から人手を加えずに下方に円滑に滑り落とすことができると共に、折り畳むときには、載置台上に救助袋の最上部を取り付けた袋取付枠を背後に位置せしめてそのまま載置台上に救助袋の最上部から順次に容易に円滑に折り畳んで収納することができる。
【0008】
また、本発明は、請求項3に記載のように、請求項1又は2に記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、固定収納枠体内に収納した救助袋に垂下用錘を設けてなる垂直式救助袋の収納投下装置を提供するものである。
本発明によれば、投下時に、垂下用錘を先に落下させることにより救助袋を円滑、容易且つ迅速に垂下することができる。
【0009】
また、本発明は、請求項4に記載のように、請求項1、2又は3に記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、固定収納枠体に、収納した救助袋を保持し収納状態に維持する取り付け帯体を設けると共に、取り付け帯体のにワンタッチ離脱連結部を設けてなる垂直式救助袋の収納投下装置を提供するものである。
本発明によれば、取り付け帯体により、固定収納枠体内に収納した救助袋を確実に保持し収納状態に維持することができると共に、取り付け帯体をワンタッチ離脱連結部をワンタッチで離脱することにより、救助袋を即座に垂下することができる。
【0010】
また、本発明は、請求項5に記載のように、請求項3又は4に記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、垂下用錘の支持具にワンタッチ離脱連結部を設けてなる垂直式救助袋の収納投下装置を提供するものである。
本発明によれば、垂下用錘を、ワンタッチ離脱連結部をワンタッチで離脱することにより、即座に垂下することができ、救助袋をワンタッチで簡単に垂下することができる。
【0011】
また、本発明は、請求項6に記載のように、請求項1乃至5のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、建物外壁面に沿って垂下した救助袋の上端開口部に袋取付枠が乗り込み口として開口する垂直式救助袋の収納投下装置を提供するものである。
本発明によれば、垂下した救助袋の上端開口部に袋取付枠体から乗り込んで避難することができるから、建物の屋上又は各階の退避開口部にそれぞれ固定収納枠体を設置することにより、どの階からも安全且つ迅速に退避することができる。
【0012】
また、本発明は、請求項7に記載のように、請求項4乃至6のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、ワンタッチ離脱連結部の離脱操作を行う収納解放用取っ手を固定収納枠体の背後に設けてなる垂直式救助袋の収納投下装置を提供するものである。
本発明によれば、固定収納枠体の背後でワンタッチ離脱連結部を離脱することができるから固定収納枠体を設けた階から、救助袋を投下して、そのまま袋取付枠体により垂下した救助袋の上端開口部から退避することができる。
【0013】
また、本発明は、請求項8に記載のように、請求項1乃至7のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、固定収納枠体内に、救助袋の上端開口部に乗り込むための立枠を袋取付枠と共に載置台枠の後部に対して回転自在に連結してなる垂直式救助袋の収納投下装置を提供するものである。
本発明によれば、救助袋の垂下と同時に、固定収納枠体内に収納していた救助袋の上端開口部に乗り込むための立枠を、袋取付枠と共に突出させ、避難者が救助袋上端開口部内に安全且つ容易に乗り込むことができる。
【0014】
また、本発明は、請求項9に記載のように、請求項1乃至8のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、建物の途中階の退避開口部に相当する位置に救助袋の乗り込み口が位置するようになした垂直式救助袋の収納投下装置を提供するものである。
本発明によれば、垂下した救助袋に途中階の退避開口部から乗り込んで避難することができるから、一個の救助袋により建物の屋上又は各階の退避開口部からも安全且つ迅速に退避することができる。
【0015】
また、本発明は、請求項10に記載のように、請求項4乃至9のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、ワンタッチ離脱連結部の離脱操作用の収納解放紐を各階の退避開口部に沿って垂下し、各階の退避開口部の付近に収納解放紐に連結した収納解放用取っ手を配設してなる垂直式救助袋の収納投下装置を提供するものである。
本発明によれば、ワンタッチ離脱連結部の離脱操作用の収納解放紐を各階に設けた収納解放用取っ手により離脱することができるから、各階の非常時に対応して救助袋を垂下することができる。
【0016】
また、本発明は、請求項11に記載のように、請求項1乃至10のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、救助袋内に螺旋状の滑走路を設けてなる垂直式救助袋の収納投下装置を提供するものである。
本発明によれば、避難者は、垂下した救助袋の上端開口部のみならず途中階の退避開口部からも袋内に乗り込んで、螺旋状の滑走路を降下することができる。
【0017】
また、本発明は、請求項12に記載のように、請求項1乃至11のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、建物の外壁に前記乗り込み口の垂下方向を規制する案内部材を設けると共に、前記乗り込み口の口枠部に前記案内部材に係合する案内部を設け、前記口枠部が前記退避開口部に位置するようになした垂直式救助袋の収納投下装置を提供するものである。
【0018】
本発明によれば、建物外壁に臨んで設けた固定収納枠体内に、折り畳んだ救助袋の乗り込み口の口枠部を建物の外壁に設けた案内部材に案内させることができるから、投下時に、救助袋を垂下するだけで、救助袋に設けた乗り込み口の口枠部の案内部が、建物の外壁に設けた案内部材に規制されて垂下し、垂下完了と同時に、乗り込み口が退避開口部に案内部材に規制されて確実に位置するから、緊急時に救助袋を瞬時に確実に設置することができ、強風等に対しても安定した状態で建物途中階の避難開口部に救助袋の乗り込み口を維持することができると共に、訓練を受けた者のみならず、慣れない避難者のいる火災等の緊急避難時の状況においても容易に避難することができる。
【0019】
また、本発明は、請求項13に記載のように、請求項12に記載の垂直式救助袋を有する退避装置において 、案内部材がロープ、ワイヤロープ、紐等の索部材からなると共に、案内部が案内部材に摺動自在に係合するパイプ又はリング等の摺動部材からなる垂直式救助袋の収納投下装置を提供するものである。
本発明によれば、ロープ、ワイヤロープ、紐等の索部材を建物の外壁に沿って垂下し、上下端部を支持して張設するだけで、直線的な案内部材を建物外壁に正確且つ簡単に設置することができると共に、案内部材に摺動自在に係合するパイプ又はリング等の摺動部材からなる案内部を索部材に摺動自在に通すだけで、口枠部を案内部材に確実に係合し摺動させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下図示する実施例に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1又は図2に記載の実施例の場合、救助袋1の筒状外装体4の上端部は、実施例の場合、建物20の屋上に固定された固定収納枠体31から突出した四角形状の袋取付枠27の4隅部に外周支持索5の上端部を一体に固定することによって、垂下されている。また、中央支持索3の上端部は袋取付枠27の適宜な枠部に弛んだ状態で固定され、袋取付枠部27の上部開口部から救助袋1内に乗り込めるように構成してある。
【0021】
袋取付枠27は、図1に記載のように、固定収納枠体31の前支柱32の下部に回転支軸33及び載置台枠34を介して取り付けてあり、吊り索28、29によりほぼ水平に支持されている。
載置台枠34は、図3、図4、図7(a)に記載のように、載置台部35がほぼ水平になるように回転支軸33を中心に折り畳まれており、その上に、筒状外装体4が上方部分から順次に折り畳まれて、積み重ねられ、最終的には、図5に記載のように、取り付け帯体40によって、前底枠部36と後部上枠37との間に収納状態を維持されている。
【0022】
筒状外装体4の最上部に折り畳まれた部分には、図6に記載のように、吊り紐46によって相当重量の砂袋等からなる垂下用錘45が落下自在に連結してあり、垂下用錘45が落下すると、それに連れて筒状外装体4が最上部に折り畳まれた部分から順次に落下し、その勢いで全ての筒状外装体4が図1又は図2に記載のように、落下するように構成してある。
【0023】
筒状外装体4の落下の最終段階において、袋取付枠27は、図7の(a)の矢標で記載のように、固定収納枠体31内で起立した状態から、筒状外装体4に引かれて載置台枠34を伴って回転支軸33を中心に旋回して、固定収納枠体31から外方に投げ出され、図7の(b)に示すように、水平を維持して支持されることとなる。救命袋収納状態における袋取付枠27の固定収納枠体31内での起立角度は、救命袋の垂下に伴って載置台枠34と共に固定収納枠体31の外方に投げ出すことが可能な角度の範囲内で適宜に設定することができる。なお、図において、38は底枠39に設けた台座で、載置台枠34に回転支軸33を中心に回転方向に傾斜角度を付けて落下時の回転の始動を容易にするものである。
取り付け帯体40の中間部には、ワンタッチ離脱連結部41が設けてあり、階下において、収納解放紐42を引くと、取り付け帯体40が離脱するように構成してある。
【0024】
ワンタッチ離脱連結部41の構成は、実施例の場合、図5又は図6に記載のように、収納解放紐42の端部に設けた二本のピンからなる接続端部43が、取り付け帯体40の連結孔部44と砂袋45の吊り紐46の支持リング部47に挿通しており、通常の取り付け帯体40と垂下用錘45の荷重だけでは離脱しないように設けてあり、非常時に、階下において、収納解放紐42を引くと、接続端部43の二本のピンが離脱して取り付け帯体40及び垂下用錘45が同時に離脱するように構成してある。
【0025】
なお、図示の実施例の場合、接続端部43の二本のピンの先端部には安全保持具48が嵌合し、ピンの抜け落ち防止用に設けてあるが、接続端部43の二本のピンだけで取り付け帯体40と垂下用錘45を離脱しないように保持し得る場合には不要である。
また、垂下用錘45だけを取り付け帯体40で支持しておき、ワンタッチ離脱連結部41の作動により、垂下用錘45だけが先に落下し、その直後に救助袋が垂下用錘45に引かれて落下を開始する構成にすることも勿論可能であり、また、その場合、垂下用錘45に落下用のばね部材のばね弾力を付与しておき、ワンタッチ離脱連結部41の作動により、ばね弾力により垂下用錘45が飛び込むように落下する構成にすることも可能である。
【0026】
また、この場合、取り付け帯体40及び垂下用錘45に個々にワンタッチ離脱連結部41を設け、一本の収納解放紐42により階下から同時に操作することができるように構成することも勿論可能である。また、収納した救助袋を箱体等のカバー体で覆う場合には、そのカバー体の開閉扉のロック解除レバー等を収納解放紐42で同時に解放するように構成することも勿論可能である。
収納解放紐42は、固定収納枠体31の前支柱32に設けたダブルローラ等からなるストップ機能付きガイド部材50によって案内されており、収納解放紐42に設けたストッパ49がダブルローラ等の間に係合して該紐42の落下や離脱を阻止するように設けてある。
【0027】
また、図示の実施例では、収納解放紐42は、ほぼ水平方向から垂直方向に屈曲して案内されているが、水平方向部分はワンタッチ離脱連結部41のピンの差し込み方向によっては、上向き又は下向きに傾斜することもあるが、この場合、ダブルローラ等からなる離脱防止機能付きガイド部材50によって案内されることにより、収納解放紐42が落下や離脱を阻止されている。また、収納解放紐42の垂直部分は、建物外壁23に固定して設けた案内管51内を挿通して、各階の退避開口部21に開口するように設けてある。54は案内管51を外壁23に固定する固定具である。
【0028】
52は各階の退避開口部21において開口する案内管51の操作開口部で、この開口部52において、収納解放紐42をワンタッチ離脱連結部41のピンを外すことができる適宜な長さだけ引くことができるように、収納解放用取っ手53が収納解放紐42に一体に固定してある。なお、救助取っ手53に復帰ばねにより原位置に復帰する復帰機構を付与しておけば、ワンタッチ離脱連結部41の復帰操作が容易になる。
【0029】
なお、ワンタッチ離脱連結部41の構成は、実施例の場合に限らず、例えば、接続端部43のピンをばね弾力に抗して取り付け帯体40及び垂下用錘45にロックしておき、そのロックを収納解放紐42を引くことにより解除すると、ばね弾力でピンが抜け落ちる機械的構成や電磁弁で作動する電気的構成のように、従来公知の種々の構成を採用することができる。
【0030】
また、図8乃至図10に記載の実施例の場合、本発明は、各階の開閉窓の開口部等からなる退避開口部に面して個々に設置し得る固定収納枠体31内に、救助袋1の上端開口部に乗り込むためのコ字形状の立枠55を袋取付枠27と共に載置台枠34の後部に対して回転自在に連結してなる垂直式救助袋の収納投下装置を提供するものである。
本発明によれば、救助袋1の垂下と同時に、固定収納枠体31内に収納していた救助袋1の上端開口部に乗り込むための立枠55を、載置台枠34及び袋取付枠27と共に各階の窓等に設けた退避開口部から突出させ、避難者が立枠55を通って袋取付枠26及び救助袋1の上端開口部内に安全且つ容易に乗り込むことができるように構成したものである。
【0031】
また、取り付け帯体40及び垂下用錘45に設けたワンタッチ離脱連結部41は、この実施例の場合には、固定収納枠体31の裏側又は裏側室内を含めた固定枠体31の背後に収納解放用の取っ手が設けてあり、この取っ手をにより収納解放紐42を引くと、取り付け帯体40や垂下用錘45が離脱して、救助袋が垂下するように構成してあり、避難者は、固定収納枠体31を設けた避難開口部から救助袋1の最上開口部に乗り込んでそのまま避難することができる。
また、図において、載置台枠34は先の実施例と同様に折り畳んだ救助袋1をほぼ水平に載置する載置台部35を一体に具備すると共に、吊り索29によりほぼ水平に支持されるように構成してある。また、56は立枠55の起立状態を維持する吊り索、57は立枠55と袋取付枠27の先端部を結ぶ袋取付枠27の吊り索である。
なお、先の実施例と同じ構成部分については同一の符号を付して示してあり、その説明は省略する。
【0032】
次に、本発明に係る救助袋1は、図12及び図13に記載のように、帯状をなす布地2の一側縁2aを強靱なロープ、ワイヤロープ、紐、ベルト等からなる中央支持索3に取り付け、他側縁2bを強靱且つ柔軟な筒状外装体4の内側に適宜な傾斜を持たせて縫い付け、更に、筒状外装体4の外側に強靱なロープ、ワイヤロープ、紐等からなる外周支持索5を取り付け、外周支持索5の上端部をそれぞれ建物上部の取り付け構造体に固定して筒状外装体4を建物外側に沿って垂下すると、筒状外装体4内に布地2の螺旋状の滑走路が形成され、建物の途中階の退避開口部に相対する位置の筒状外装体4の乗り込み口6から乗り込んだ降下者Aが滑走路に沿って安全に降下することができるように構成してある。
【0033】
この場合、筒状外装体4の半径を大幅に超える幅を有する布地2により幅の広い滑走路を形成することにより、柔軟且つ強靱な中央支持索3が筒状外装体4内で自在に移動することができ、これによって、袋内に入った避難者に対応して袋半径に対して大幅な滑走路が確保されて、袋半径に比して大きな滑走路を有する救助袋を構成することができる。
従って、中央支持索3は救助袋内で直径方向に自在に移動するように緩やかに設け、その上端は救助袋上端開口からの滑走路への乗り込み口の確保のために、救助袋上端開口に偏って取り付けることが好ましい。
【0034】
本発明に係る退避装置においては、実施例の場合、図14及び図15に記載のように、建物20に設けた退避開口部21に、筒状外装体4の乗り込み口6が合致するように、乗り込み口6に連通する口枠体7を一体に突設してある。
口枠体7は、筒状外装体4の乗り込み口6と建物との50cm以内程度の間隔を連結するものであり、袋体と同様な強靱な布地から成り、開口部8の開口枠9の上部両端部を吊り紐11により筒状外装体4の斜め上部に吊下固定することにより、口枠部7を維持するように構成してあり、従来は、開口枠9に設けた連結紐22を建物20の退避開口部21の連結部に連結していた。
【0035】
ここで、本発明に係る退避装置は、図1に記載のように、建物20の外壁23に前記乗り込み口6の垂下方向を規制する案内部材30を設けると共に、前記乗り込み口6の口枠体7に案内部材30に係合する案内部10を設け、口枠体7が前記退避開口部21に位置するように構成してある。
図示の実施例の場合、案内部材30は、ほぼ同一形状を有する口枠体7の開口部8と建物20の退避開口部21の両側に位置して、張設したロープ、ワイヤロープ、紐等の2本の索部材からなり、図1に記載のように、上端部を建物20の上部構造体である上部固定枠24に固定し、下端部を建物外壁23に固定した下部固定部材25に固定して張設するだけで、直線的な案内部材30を建物外壁23に正確且つ簡単に設置することができる。
【0036】
また、索部材からなる案内部材30は、口枠体7に設けたパイプ又はリング等の摺動部材からなる案内部10を貫通せしめることにより、案内部10を案内部材30に沿って簡単、確実に案内することができる。
図示の実施例の場合、案内部10は、口枠体7の開口部8を形成する開口枠9の下枠部に一体に固定したパイプ状の口枠部材12の両端部に一体に固定したパイプからなり、案内部材30に沿って上方から下方に移動する際に、口枠部材12を回転することなく建物外壁23に対して平行を維持して移動することができる。
【0037】
実施例の場合、口枠体7の開口枠9の下部の口枠部材12には、パイプ状の支持枠14が2本回転自在に設けてあり、口枠部材12の突出位置を正確に設定することができるように構成してある。また、開口枠9の上部の口枠部15にパイプ状の枠部材を設け、この口枠部15に支持枠14と同様にコ字状に支持枠16を回転自在に設けることもできる。
従って、図11に記載のように、口枠部材12に掛け金具13を突設し、これに対応して建物外壁23に掛止金具26を突設しておけば、口枠部9の掛け金具13が上方から降りてきてそのまま退避開口部21の掛止金具26に係合するから、これら掛け金具13と掛止金具26とからなる自動的な係合手段を口枠部9と退避開口部21にそれぞれ設けることによって、避難者は救助袋の垂下するだけで、何らの操作をすることなく、口枠部9を退避開口部21に固定的に連結することができる。
【0038】
なお、案内部10が1個のリングからなる場合には、口枠部材12は軸心回りで回転してしまうこととなり、掛け金具13を平行を維持して移動できない恐れがあるから、案内部10を口枠部材10を間に2個以上のリング等で案内する2点支持の構成にすることが好ましい。
なお、この場合、図11において、掛け金具13と掛止金具26とからなる係合手段を、口枠部9の右端部に設けてあるが、他の階の口枠部9と退避開口部21には、中央部又は左端よりにそれぞれ配設することによって、複数階の退避開口部21において、各階毎の係合手段の設置位置を変更したり、係合機構を変更することによって、係合手段が上の階の係合手段とは係合することがないから、複数階で口枠部9の係合手段と退避開口部21の係合手段が確実に係合することとなる。
【0039】
なお、口枠部9と退避開口部21の係合手段としては、実施例の掛け金具13と掛止金具26の形態に限らず、永久磁石のNS極の組み合わせや、面ファスナーのループと鈎の組み合わせ等を採用することにより、係合手段が上の階の係合手段とは係合することを防止し、複数階で口枠部9の係合手段と退避開口部21の係合手段が確実に係合するようにするもできることは勿論である。
この係合手段は、建物の階数が増大して、建物20の上部構造体である上部固定枠24と建物下部の外壁23に固定した下部固定部材25の間隔が増大して、ロープ等からなる案内部材30の長さが大きくなる場合、途中階における案内部材30の中間部の揺れ幅が増大するような場合に有効である。
なお、図では省略したが、係合手段としては、図示のものに限定されることなく従来公知の種々の手段を採用することができることは勿論である。
【0040】
また、案内部材30は建物外壁に固定的に設けておくものであるから、図示の実施例のように、ロープ等の索部材に限らず、T字断面形状の溝を有する案内レール等からなる案内部材30と、その案内レールの溝に嵌合するT字断面形状の滑車部材等からなる案内部10を採用することも勿論可能である。このように、案内部材と案内部には、カーテンレールと滑車のような従来公知の案内手段を採用することができる。この場合、建物外壁に設けた硬質の案内レールによって中間部でも揺れが生じないから、これに係合する案内部の係合摺動部材により口枠部をより確実に案内して、退避開口部21に係止させることができる。また、この場合、退避開口部21付近において案内レールを外壁部に固定することによって、案内部材30の揺れをほとんど無くし、前記係合手段を使用することなく、各階において、退避開口部21に口枠部9を固定的に設置することができる。
なお、図4に記載のように、案内部10は案内部材30に沿って下の階のものが上部に位置して筒状外装体4は畳まれ、口枠体7の折り畳み状態に対応して、支持枠14は口枠部材12の回りで回転して折り畳まれることとなる。
【0041】
【発明の効果】
以上の通り、本発明に係る垂直式救命袋の収納投下装置よれば、特許請求の範囲の請求項1に記載のように、建物外壁に臨んで設けた固定収納枠体内に、折り畳んだ救助袋を載置する載置台枠を建物外壁方向に向かって回転自在に設けると共に、載置台枠の後部に救助袋の上端部を垂下するための袋取付枠を回転自在に連結し、折り畳んだ救助袋の背後に位置して起立状態に収納し、救助袋の投下に伴って載置台枠と共に建物外壁に臨んで突出し救助袋を垂下するようになした構成を有することにより、救助袋を収納した固定収納枠体が建物外壁に臨んで設けてあるから、載置台枠上に載置した折り畳んだ救助袋を固定枠体内から外方に押し出す一動作だけで、救助袋を建物外壁に沿って瞬時に垂下することができると共に、救助袋の垂下に伴って袋取付枠と載置台枠が同時に回転して固定収納枠体から外方に突出し、投下した救助袋をそのまま垂下することができる効果がある。
【0042】
また、本発明は、請求項2に記載のように、請求項1に記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、固定収納枠体内に、載置台枠を底部に、袋取付枠を背後に折り畳んだ状態で収納し、救助袋を上部から順次に載置台枠上に折り畳んで救助袋の下端部が最上部に位置するように収納し、投下時に、最上部の救助袋の下端部から順次に垂下するようになした構成を有することにより、固定収納枠体内に救助袋を収納するときに、載置台枠を底部に、袋取付枠を背後に折り畳んだ状態で、救助袋を上部から順次に載置台枠上に折り畳んで救助袋の下端部が最上部に位置するように収納することにより、投下時に、最上部の救助袋の下端部から人手を加えずに下方に円滑に滑り落とすことができると共に、折り畳むときには、載置台上に救助袋の最上部を取り付けた袋取付枠を背後に位置せしめてそのまま載置台上に救助袋の最上部から順次に容易に円滑に折り畳んで収納することができる効果がある。
【0043】
また、本発明は、請求項3に記載のように、請求項1又は2に記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、固定収納枠体内に収納した救助袋に垂下用錘を設けてなる構成を有することにより、投下時に、垂下用錘を先に落下させることにより救助袋を円滑、容易且つ迅速に垂下することができる効果がある。
また、本発明は、請求項4に記載のように、請求項1、2又は3に記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、固定収納枠体に、収納した救助袋を保持し収納状態に維持する取り付け帯体を設けると共に、取り付け帯体のにワンタッチ離脱連結部を設けてなる構成を有することにより、取り付け帯体により、固定収納枠体内に収納した救助袋を確実に保持し収納状態に維持することができると共に、取り付け帯体をワンタッチ離脱連結部をワンタッチで離脱することにより、救助袋を即座に垂下することができる効果がある。
【0044】
また、本発明は、請求項5に記載のように、請求項3又は4に記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、垂下用錘の支持具にワンタッチ離脱連結部を設けてなる構成を有することにより、垂下用錘を、ワンタッチ離脱連結部をワンタッチで離脱することにより、即座に垂下することができ、救助袋を一動作で簡単に垂下することができる効果がある。
また、本発明は、請求項6に記載のように、請求項1乃至5のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、建物外壁面に沿って垂下した救助袋の上端開口部に袋取付枠が乗り込み口として開口する構成を有することにより、垂下した救助袋の上端開口部に袋取付枠体から乗り込んで避難することができるから、建物の屋上又は各階の退避開口部にそれぞれ固定収納枠体を設置することにより、どの階からも安全且つ迅速に退避することができる効果がある。
【0045】
また、本発明は、請求項7に記載のように、請求項4乃至6のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、ワンタッチ離脱連結部の離脱操作を行う収納解放用取っ手を固定収納枠体の背後に設けてなる構成を有することにより、固定収納枠体の背後でワンタッチ離脱連結部を離脱することができるから固定収納枠体を設けた階から、救助袋を投下して、そのまま袋取付枠体により垂下した救助袋の上端開口部から退避することができる効果がある。
また、本発明は、請求項8に記載のように、請求項1乃至7のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、固定収納枠体内に、救助袋の上端開口部に乗り込むための立枠を袋取付枠と共に載置台枠の後部に対して回転自在に連結してなる構成を有することにより、救助袋の垂下と同時に、固定収納枠体内に収納していた救助袋の上端開口部に乗り込むための立枠を、袋取付枠と共に突出させ、避難者が救助袋上端開口部内に安全且つ容易に乗り込むことができる効果がある。
【0046】
また、本発明は、請求項9に記載のように、請求項1乃至8のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、建物の途中階の退避開口部に相当する位置に救助袋の乗り込み口が位置するようになした構成を有することにより、垂下した救助袋に途中階の退避開口部から乗り込んで避難することができるから、一個の救助袋により建物の屋上又は他の階の退避開口部からも安全且つ迅速に退避することができる効果がある。
【0047】
また、本発明は、請求項10に記載のように、請求項4乃至9のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、ワンタッチ離脱連結部の離脱操作用の収納解放紐を各階の退避開口部に沿って垂下し、各階の退避開口部の付近に収納解放紐に連結した収納解放用取っ手を配設してなる構成を有することにより、ワンタッチ離脱連結部の離脱操作用の収納解放紐を各階に設けた収納解放用取っ手により離脱することができるから、各階の非常時に対応して救助袋を垂下することができる効果がある。
【0048】
また、本発明は、請求項11に記載のように、請求項1乃至10のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、救助袋内に螺旋状の滑走路を設けてなる構成を有することにより、避難者は、垂下した救助袋の上端開口部のみならず途中階の退避開口部からも袋内に乗り込んで、螺旋状の滑走路を降下することができる効果がある。
【0049】
また、本発明は、請求項12に記載のように、請求項1乃至11のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、建物の外壁に前記乗り込み口の垂下方向を規制する案内部材を設けると共に、前記乗り込み口の口枠部に前記案内部材に係合する案内部を設け、前記口枠部が前記退避開口部に位置するようになした構成を有することにより、建物外壁に臨んで設けた固定収納枠体内に、折り畳んだ救助袋の乗り込み口の口枠部を建物の外壁に設けた案内部材に案内させることができるから、投下時に、救助袋を垂下するだけで、救助袋に設けた乗り込み口の口枠部の案内部が、建物の外壁に設けた案内部材に規制されて垂下し、垂下完了と同時に、乗り込み口が退避開口部に案内部材に規制されて確実に位置するから、緊急時に救助袋を瞬時に確実に設置することができ、強風等に対しても安定した状態で建物途中階の避難開口部に救助袋の乗り込み口を維持することができると共に、訓練を受けた者のみならず、慣れない避難者のいる火災等の緊急避難時の状況においても容易に避難することができる効果がある。
【0050】
また、本発明は、請求項13に記載のように、請求項12に記載の垂直式救助袋を有する退避装置において 、案内部材がロープ、ワイヤロープ、紐等の索部材からなると共に、案内部が案内部材に摺動自在に係合するパイプ又はリング等の摺動部材からなる構成を有することにより、ロープ、ワイヤロープ、紐等の索部材を建物の外壁に沿って垂下し、上下端部を支持して張設するだけで、直線的な案内部材を建物外壁に正確且つ簡単に設置することができると共に、案内部材に摺動自在に係合するパイプ又はリング等の摺動部材からなる案内部を索部材に摺動自在に通すだけで、口枠部を案内部材に確実に係合し摺動させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例の全体の概略説明図。
【図2】その要部の概略拡大斜視図。
【図3】本発明装置の他の一実施例の全体の概略説明図。
【図4】その要部の拡大説明図。
【図5】その要部の拡大斜視図。
【図6】その要部の分解斜視図。
【図7】その要部の使用態様説明図。
【図8】本発明装置の他の一実施例の要部の概略拡大斜視図。
【図9】その要部の使用態様説明図。
【図10】その要部の使用態様説明図。
【図11】その他の要部の概略拡大斜視図。
【図12】その要部の分解斜視図。
【図13】その要部の使用態様説明図。
【図14】その要部の使用態様説明図。
【図15】その要部の拡大使用態様説明図。
【符号の説明】
1 救助袋
2 布地
3 中央支持索
4 筒状外装体
5 外周支持索
6 乗り込み口
7 口枠体
8 開口部
9 開口枠
10 案内部
11 吊り紐
12 口枠部材
13 掛け金具
14 支持枠
15 口枠部
16 支持枠
20 建物
21 退避開口部
22 連結紐
23 外壁
24 上部固定枠
25 下部固定部材
26 掛止金具
27 袋取付枠
28,29 吊り索
30 案内部材
31 固定収納枠体
32 前支柱
33 回転支軸
34 載置台枠
35 載置台部
36 前底枠部
37 後部上枠
38 台座
39 底枠
40 取り付け帯体
41 ワンタッチ離脱連結部
42 収納解放紐
43 接続端部
44 連結孔部
45 垂下用錘
46 吊り紐
47 支持リング部
48 安全保持具
49 ストッパ
50 ガイド部材
51 案内管
52 操作開口部
53 収納解放用取っ手
54 固定具
55 立枠
56 吊り索
57 吊り索

Claims (13)

  1. 建物外壁に臨んで設けた固定収納枠体内に、折り畳んだ救助袋を載置する載置台枠を建物外壁方向に向かって回転自在に設けると共に、載置台枠の後部に救助袋の上端部を垂下するための袋取付枠を回転自在に連結し、折り畳んだ救助袋の背後に位置して起立状態に収納し、救助袋の垂下に伴って載置台枠と共に建物外壁に臨んで突出し救助袋を垂下するようになした垂直式救助袋の収納投下装置。
  2. 請求項1に記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、固定収納枠体内に、載置台枠を底部に、袋取付枠を背後に折り畳んだ状態で収納し、救助袋を上部から順次に載置台枠上に折り畳んで救助袋の下端部が最上部に位置するように収納し、投下時に、最上部の救助袋の下端部から順次に垂下するようになした垂直式救助袋の収納投下装置。
  3. 請求項1又は2に記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、固定収納枠体内に収納した救助袋に垂下用錘を設けてなる垂直式救助袋の収納投下装置。
  4. 請求項1、2又は3に記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、固定収納枠体に、収納した救助袋を保持し収納状態に維持する取り付け帯体を設けると共に、取り付け帯体にワンタッチ離脱連結部を設けてなる垂直式救助袋の収納投下装置。
  5. 請求項3又は4に記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、垂下用錘の支持具にワンタッチ離脱連結部を設けてなる垂直式救助袋の収納投下装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、建物外壁面に沿って垂下した救助袋の上端開口部に袋取付枠が乗り込み口として開口する垂直式救助袋の収納投下装置。
  7. 請求項4乃至6のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、ワンタッチ離脱連結部の離脱操作を行う収納解放用取っ手を固定収納枠体の背後に設けてなる垂直式救助袋の収納投下装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、固定収納枠体内に、救助袋の上端開口部に乗り込むための立枠を袋取付枠と共に載置台枠の後部に対して回転自在に連結してなる垂直式救助袋の収納投下装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、建物の途中階の退避開口部に相当する位置に救助袋の乗り込み口が位置するようになした垂直式救助袋の収納投下装置。
  10. 請求項4乃至9のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、ワンタッチ離脱連結部の離脱操作用の収納解放紐を各階の退避開口部に沿って垂下し、各階の退避開口部の付近に収納解放紐に連結した収納解放用取っ手を配設してなる垂直式救助袋の収納投下装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、救助袋内に螺旋状の滑走路を設けてなる垂直式救助袋の収納投下装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載の垂直式救助袋の収納投下装置において、建物の外壁に前記乗り込み口の垂下方向を規制する案内部材を設けると共に、前記乗り込み口の口枠部に前記案内部材に係合する案内部を設け、前記口枠部が前記退避開口部に位置するようになした垂直式救助袋の収納投下装置。
  13. 請求項7に記載の垂直式救助袋の収納投下装置において 、案内部材がロープ、ワイヤロープ、紐等の索部材からなると共に、案内部が案内部材に摺動自在に係合するパイプ又はリング等の摺動部材からなる垂直式救助袋の収納投下装置。
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