JP2004220168A - インターネット網を利用した環境設定システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通信端末1がインターネット網2を介してインターネットプロバイダ3に接続される。インターネットプロバイダ3には所定のOSとアプリケーションプログラムが登録されているとともに、利用者のデータを記憶する記憶部が設けられている。通信端末1の情報入力部から入力された情報に基づいてインターネットプロバイダ3における所望のOS、アプリケーションプログラム環境が選択され、選択されたOS、アプリケーションプログラム環境での通信端末1の利用を行わせる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
本発明は、インターネット網を利用した環境設定システムに関し、例えば、インターネットを利用したコンシューマーサービスを提供するためのインターネット網を利用した環境設定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
情報処理機器としての各種機器の発展は著しく、携帯性に優れた情報処理機器は、パソコンに限らずPDA等においてより一層の小型化、高速化が図られている。
【0003】
携帯型の情報処理機器としてパソコンを利用する場合を考えると、ユーザがパソコンを利用する環境は、各種の環境に及ぶようになっている。例えば、ユーザは、業務としてはパソコンを職場で主に使い、また業務時間以降は家庭での使用にならざるを得ず、更には業務時間であっても外出先での使用も頻繁に行われている。
【0004】
また、業務用としてのパソコンではない個人ユーザにあっても、場所や時間に限定されずあらゆる時間的、空間的環境での使用が要望されている。
【0005】
一方、無線LANやホットサービスの利用可能区域や場所の著しい拡張に伴い、ユーザの所有するパソコンに限定されない使用環境も日常的になっている。
【0006】
ユーザがパソコンを使用する態様、環境も種々あり、ワードプロセッサー、表計算、図形処理等、各種アプリケーションが使用される。従来は、ユーザが所持するパソコンに、かかるアプリケーションプログラムをインストールしておき、使用時に当該アプリケーションを立ち上げて使用している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のシステムは、次のような問題点または課題を有する。
【0008】
すなわち、パソコン使用環境の時間的及び空間的な著しい拡張に伴い、それぞれの環境においてもユーザ独自の設定したパソコン環境が得られることは利用性の面で重要である。従来は、かかるパソコン環境は、ユーザ自身が保有するパソコンを個々に必要な環境に設定することにより行わざるを得ず、インストール作業等の環境設定操作性が悪く、異なる場所で使用するためには当該パソコンを常時持ち運ばなくてはならない。
【0009】
加えて、ノートブック型パソコンやデスクトップ型パソコン、職場で使用するパソコン等、複数のパソコンがある場合には、それぞれのパソコンに環境設定をしなければならないばかりでなく、アプリケーションもそれぞれのパソコンにインストールする必要がある。この場合には、各パソコン毎に著作権絡みでアプリケーションソフトを複数本購入しなければならず、経費面でも問題がある。
【0010】
また、各パソコンのバージョンによっては、一方のパソコンでは利用可能であったアプリケーションデータが他方のパソコンでは利用できないケースもあった。
【0011】
更に、使用するパソコンは上記環境設定がなされた自己所有のパソコンに限られ、他人のパソコンを使用することはできず、更に、現在世界中に広がっている空港、ファーストフード、インターネットカフェ等、ホットサービス提供環境下での利用は不可能であった。
【0012】
本発明は、上述の事情に鑑みて為されたもので、その目的は、通信に必要な最小限の機能を持つ通信端末だけで時間的、空間的制約を受けずに通常のパソコン機能を実現できるインターネット網を利用した環境設定システムを提供することにある。
【0013】
より具体的には、本発明の目的は、インストール作業が全く不要で、空港、ファーストフード、インターネットカフェ等、インターネット利用可能環境が存在する限りいかなる場所でも利用が可能なインターネット網を利用した環境設定システムを提供することにある。
【0014】
本発明の他の目的は、アプリケーションがインストールされていない通信端末でも通常のパソコンと同様な動作環境を確保できるインターネット網を利用した環境設定システムを提供することにある。
【0015】
本発明の更に他の目的は、OS種類やOSバージョンに依存せず通信端末のみで通常のパソコンと同様な動作環境を確保できるインターネット網を利用した環境設定システムを提供することにある。
【0016】
本発明の他の目的は、自己所有のパソコンでなくても、自己所有のパソコンと同一の動作環境が得られるようにしたインターネット網を利用した環境設定システムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明によるインターネット網を利用した環境設定システムは、次のような特徴的な構成を採用している。
【0018】
(1)インターネット網へのアクセスが可能で、情報入力部と表示部を有する通信端末と、前記通信端末とインターネット網を介して接続され、所定のOSとアプリケーションプログラムが登録されているとともに、利用者のデータを記憶する記憶部を有するサーバとを備え、前記通信端末の情報入力部から入力された情報に基づいて前記サーバ側におけるOS、アプリケーションプログラム環境が選択され、選択されたOS、アプリケーションプログラム環境での前記通信端末による利用を行わせるインターネット網を利用した環境設定システム。
【0019】
(2)通信端末がインターネット網を介してインターネットプロバイダに接続され、前記インターネットプロバイダには所定のOSとアプリケーションプログラムが登録されているとともに、利用者のデータを記憶する記憶部が設けられ、前記通信端末の情報入力部から入力された情報に基づいて前記インターネットプロバイダにおける所望のOS、アプリケーションプログラム環境が選択され、前記選択されたOS、アプリケーションプログラム環境での前記通信端末の利用を行わせるインターネット網を利用した環境設定システム。
【0020】
(3)前記サーバまたはインターネットプロバイダから前記通信端末に送信される情報は、直前の情報との比較で変化のあった情報のみである上記(1)または(2)のインターネット網を利用した環境設定システム。
【0021】
(4)前記情報入力部から入力された情報は、前記インターネット網を介して前記サーバまたはインターネットプロバイダに送信され、前記サーバまたはインターネットプロバイダでは、受信した情報に対して前記選択されたアプリケーションプログラムに基づく処理を施し、処理済の情報を前記インターネット網を介して前記通信端末側に送信して、所定の情報を前記表示部に表示する上記(1)または(2)のインターネット網を利用した環境設定システム。
【0022】
(5)前記情報入力部はキーボードとマウスを有し、前記キーボードのキー情報と前記マウスの位置情報が前記情報入力部からの入力情報である上記(1)または(2)のインターネット網を利用した環境設定システム。
【0023】
(6)前記通信端末は、携帯端末である上記(1)または(2)のインターネット網を利用した環境設定システム。
【0024】
(7)利用者は、前記通信端末の操作により前記インターネット網を介して前記サーバまたはインターネットプロバイダにアクセスして前記利用者毎のデータが格納されているデータベースから自己のデータを読み出して利用する上記(1)または(2)のインターネット網を利用した環境設定システム。
【0025】
(8)前記サーバ側またはインターネットプロバイダ側で前記OSやアプリケーションプログラムの更新、管理を行う上記(1)または(2)のインターネット網を利用した環境設定システム。
【0026】
(9)前記サ−バまたはインターネットプロバイダでは、ウイルス対策が実行される上記(1)または(2)のインターネット網を利用した環境設定システム。
【0027】
(10)前記通信端末は、予めインターネット網へのアクセスを可能とする環境が設定されている場所で利用される上記(1)または(2)のインターネット網を利用した環境設定システム。
【0028】
(11)前記通信端末は、情報処理部としてインターネット網へのアクセス機能、情報入力機能及び表示機能を実行する処理部のみを有する上記(1)または(2)のインターネット網を利用した環境設定システム。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるインターネット網を利用した環境設定システムの好適実施形態例について添付図を参照しながら説明する。
【0030】
図1は本発明の一実施形態によるインターネット網を利用した環境設定システムのシステム構成図である。
【0031】
図1において、通信端末1は、インターネット網2を介してサーバ3に接続され、通信が為される。通信端末1は、基本的に、通信機能を有するものであれば良く、アプリケーションソフトやOSがインストールされている必要はなく、キーボードやマウス等の情報入力部11と、情報を表示する表示部12を備えていれば良い。通信端末1としては、Windows XP搭載パソコン1A、Windows 2000搭載パソコン1B、Windows 95搭載パソコン1C、Windows 98搭載パソコン1Dの他に、Windows CE搭載パソコン、Windows NT4.0搭載パソコン、Windows Base Terminal搭載パソコン、Windows Me搭載パソコン等があるが、これらに限定されるものではない。
【0032】
サーバ3は、例えば、インターネットプロバイダであり、通信端末1を利用するクライアントとしての利用者からの情報を受け、当該情報に対応する処理を実行して処理情報(文字情報、画像情報等)をインターネット網2を介してクライアント側の通信端末1に送出して、その表示部12に表示する。こうしてクライアントとしての通信端末1の利用者は、サーバ3との間で情報の授受を通信により行う。ここで、サーバ3での環境設定は、Windowsデスクトップ環境の設定とすることができる。サーバ3としてのインターネットプロバイダは、例えば、コンテンツサービス処理部3A、メールサービス処理部3B、アプリケーションサービス処理部3C、認証サービス処理部3D、ファイルサービス処理部3E、ユーザープロファイルサービス処理部3F、ターミナルサービス処理部3G等を備える。
【0033】
通信端末1とサーバ3間を結ぶインターネット網との通信は、電話回線、PHS(PIAFS)、ADSL、CATV、専用線、IP−VPN等により、それぞれの特性に応じた速度で行われる。
【0034】
利用者は、先ず、通信端末1を上記通信回線を介してインターネット網2にアクセスしてサーバ3に接続した後、通信端末1のキーボードやマウス等の情報入力部11を操作してID、パスワードを送出して、認証を受け、各種の処理、動作を実行する。情報入力部11のキーボードのキー情報やマウスの位置情報等が送出される。
【0035】
サーバ3としてのインターネットプロバイダでは、予め登録された利用者に関する各種情報がデータベースに格納されているとともに、各種OSプログラムが登録され、更に各種アプリケーションプログラムが格納されており、利用者へのWindowsデスクトップ環境の提供を可能とする。
【0036】
利用者は、通信端末1を操作することにより、インターネット網2を介してサーバ3に接続し、ID入力、パスワード入力を通して、本人確認、認証過程を経て、利用環境が整えられる。この状態で、利用者は、利用したい環境をキーボードからの情報入力により選択する。選択され得る環境は、任意に設定可能であるが、通常のホームページ検索等のインターネット環境、利用者の利用したいOSやアプリケーションソフト等があり、利用者のキーボード操作によって所望の環境が選択される。この選択は、利用者のキーボードを介して送出された情報をサーバ3が受け、受信情報に基づいてサーバ3側のデータベース等のメモリに格納されているプログラムを読み出すことにより行われ、当該環境が設定される。
【0037】
こうして、インターネット網2を介してサーバ3が接続され、選択された環境が設定され、サーバ3がCPUを有し、OSやアプリケーションがインストールされたパソコン本体として機能し、利用者は通信端末1側のキーボードやマウス等の情報入力部11と表示部12を利用することにより、あたかも1台の超高性能のパソコンを違和感なく利用する環境が得られる。すなわち、通信端末1のキーボード操作による入力情報がインターネット網2を介してサーバ3に送出され、サーバ3のCPUと選択されたOS及びアプリケーションプログラムにより処理され、処理後のデータがインターネット網2を介して利用者の通信端末1に送出され、表示部12に表示される。この表示を確認した利用者は、次の処理のための情報をキーボードやマウス等の情報入力部11から入力することにより、当該次の処理情報がインターネット網2を介して同様にサーバ3に送出され、選択されているOSとアプリケーションソフトに基づいて処理され、同様に通信端末1に送出される。
【0038】
上述本実施形態では、通信端末1には、本来の情報処理のためのCPUや、パソコンに搭載されるべきOSやアプリケーションプログラムのインストールが全く不要で、情報入力のためのキーボードやマウス等の情報入力部11と情報表示のための表示装置12とインターネットへのアクセスを可能とする通信機能だけがあれば良い。したがって、この通信端末は、パソコンであれば十分で、CPUの速度、記憶媒体の記憶容量、RAM、OSの種類やバージョン等は動作に支障をきたすことはなく、モバイル用途の携帯端末(PDA等)や携帯電話でもその機能を果たすことができる。
【0039】
特に、モバイル環境は、現状では通信速度がADSL、CATV、光ケーブル等の固定環境での通信速度(数Mbps〜数十Mbps)と比較すると、無線LANは別として数十Kbps程度で低速度であるため、通常の大容量データ通信では重い通信となり、高速な通信が困難である。
【0040】
これに対して、本発明では、格別な通信構成を採用しているため、高速性が維持される。これは次のような理由による。すなわち、従来のインターネット網を介した通信は、情報、データの授受が、サーバ側の処理とクライアント側の処理を経た相互通信により行われており、パケット通信に起因して通信環境によるデータ転送速度の低下も生ずることがあるため、サーバ側のCPUが超高速で実行されても、クライアント側の処理、CPUの動作の処理速度や内蔵メモリにおけるデータ読み取り/書き込み速度が高速でなければ、結局、総合的な高速処理特性が得られない。
【0041】
本発明は、通信端末1側では、キーボードからの情報入力機能と情報表示機能だけを実行しており、通常のパソコンによる処理とは根本的に異なり、CPUによるデータ処理やメモリへの書き込み、読み込み等の処理は実行していないので、それら処理に起因する動作速度の制約は存在しない。したがって、本発明によるシステムでは、基本的には、サーバ3側の処理速度が動作速度であり、従来と比較して高速動作特性が担保される。
【0042】
また、本発明では、サーバ3側から送出されるデータは、直前のデータと比較して差があるデータのみを送出する、いわゆる差分データ送信方式を採用している。その結果、サーバ3側からの送信データ量は従来と比較して大幅に削減される。このことは、特に画像データを取り扱う場合に顕著になる。すなわち、画像データのデータ量は一般に大容量であるが、フレーム周期間での画像の変化部分はそれほど多くなく、変化部分のみの画像データのみを送信するようにすれば、小容量データ送信、高速データ送信が可能となり、利用者にストレスを与えることがない。
【0043】
本発明の適用による高速動作特性が確保できたことを実証した実験例を図2に示す。図2には、動作速度がRAS64kbpsのPHSを用いて各種アプリケーションソフトの処理速度について、図示の如くアクションを実行したときに、従来のシステムと本発明を適用したシステムで必要とした時間(動作速度対応)が示されている。各種アプリケーションソフトとしては、メールシステムNotesメール、MS−Word、MS−Excel、MS−Power Point、ERPシステム(R/3)、ERPサブシステム(フォーキャストナビ)、ERPサブシステム(Power Play)、人事DB(Skill Market)、ISO品質・環境システムORCA、Web Cyber Manual(マニュアルシステム)、SFA Notes Sales Navi、文書管理システムWeb Visual Recallとした。図2から明らかなように、本発明を適用することにより20%前後から98%程度まで、平均的には60%も必要な処理時間が低減可能であることが確認された。
【0044】
サーバ3は、上記Windowsデスクトップ環境の提供だけでなく、電子メールサービス等、他の任意のサービスを提供することができる。この場合、電子メールやデータに含まれるウイルス対策もサーバ3側で一括して行えるため、常に最新のメール対策を実行できることになる。したがって、OSやアプリケーションソフト、そのバージョン等についても最新のプログラムをサーバ3側で一括的に登録しておけば、利用者は、ウイルスの心配をすることなく、常に最新バージョンのプログラムを利用できる。
【0045】
一方、利用者側の立場に立つと、上述のように、従来はパソコンを持ち運んだり、複数のパソコンを利用場所に設置しておく必要があり、また、各パソコンには共通のOSとアプリケーションソフトがインストールされていなければならないが、本発明では、インターネットへのアクセスが可能な通信端末だけがあれば、最新バージョンのアプリケーションソフトを利用できる。
【0046】
また、従来は、利用者が利用しているデータは携帯型の記憶媒体(FD、MO、CD−ROM,DVD等)に記憶させておき、他のパソコンを利用するときには当該携帯型記憶媒体を他のパソコンに装着してデータを再度読み込んで利用していたが、本発明では、利用後、処理済みのデータはインターネット網2を介してサーバ3側に送信してサーバ3側のデータベース(メモリ)に記憶しておくことができる。したがって、利用者は、適宜の場所で通信端末1を用いてサーバ3と通信接続することにより、サーバ3のデータベースから当該利用者のデータを読み出すことができるので、利用者は記憶媒体を持ち運ぶ必要がなく、利便性が格段に向上する。
【0047】
更に、利用者側で各パソコンへのインストールが不要で、且つプログラムの更新も必要なく、コスト面での効果もある。
【0048】
本発明は、コンシューマ向けだけでなく、企業ユーザに対するインターネットプロバイダのアウトソーシングサービスにも適用できる。つまり、大企業は自前のIT部門を持つが、中小の企業ではそういうわけにもいかない。そこで、本発明を用いたサービスをインターネットプロバイダが提供してくれれば、会社の他部門の人が作った資料等を参照したり、自分が作った資料を他人と共用したりする場合にも有益であり、アウトソーシングとしても好適である。
【0049】
以上、本発明のインターネット網を利用した環境設定システムの好適実施形態例を説明したが、これは単なる例示にすぎず、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること勿論である。
【0050】
【発明の効果】
上述の如く、本発明のインターネット網を利用した環境設定システムによれば、外出先、拠点、自宅等からワープして本拠(職場)のパソコンを利用している感覚での作業を可能とする環境設定が可能となる。すなわち、本発明では、通信に必要な最小限の機能を持つ通信端末だけで通常のパソコン機能を達成できるだけでなく、インストール作業が全く不要で、空港、ホテル、図書館、ファーストフード、インターネットカフェ等、インターネット利用可能環境が存在する限りいかなる場所でも利用が可能となる。その結果、各種のOSやアプリケーションプログラム等のインストール作業やバージョン更新作業が不要で、利用者にとってはそのための購入費用が不要となるという効果が得られる。
【0051】
また、アプリケーションがインストールされていない通信端末でも通常のパソコンと同様な動作環境を確保でき、OS種類やOSバージョンに依存せず通信端末のみで通常のパソコンと同様な動作環境を確保できる。更に、自己所有のパソコンではなくても利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるインターネット網を利用した環境設定システムのシステム構成図である。
【図2】本発明の適用による高速動作特性が確保されることを実証した実験例を示す図である。
【符号の説明】
1 通信端末
2 インターネット網
3 サーバ
11 情報入力部
12 表示部
Claims (11)
- インターネット網へのアクセスが可能で、情報入力部と表示部を有する通信端末と、前記通信端末とインターネット網を介して接続され、所定のOSとアプリケーションプログラムが登録されているとともに、利用者のデータを記憶する記憶部を有するサーバとを備え、前記通信端末の情報入力部から入力された情報に基づいて前記サーバ側におけるOS、アプリケーションプログラム環境が選択され、選択されたOS、アプリケーションプログラム環境での前記通信端末による利用を行わせることを特徴とするインターネット網を利用した環境設定システム。
- 通信端末がインターネット網を介してインターネットプロバイダに接続され、前記インターネットプロバイダには所定のOSとアプリケーションプログラムが登録されているとともに、利用者のデータを記憶する記憶部が設けられ、前記通信端末の情報入力部から入力された情報に基づいて前記インターネットプロバイダにおける所望のOS、アプリケーションプログラム環境が選択され、前記選択されたOS、アプリケーションプログラム環境での前記通信端末の利用を行わせることを特徴とするインターネット網を利用した環境設定システム。
- 前記サーバまたはインターネットプロバイダから前記通信端末に送信される情報は、直前の情報との比較で変化のあった情報のみであることを特徴とする請求項1または2に記載のインターネット網を利用した環境設定システム。
- 前記情報入力部から入力された情報は、前記インターネット網を介して前記サーバまたはインターネットプロバイダに送信され、前記サーバまたはインターネットプロバイダでは、受信した情報に対して前記選択されたアプリケーションプログラムに基づく処理を施し、処理済の情報を前記インターネット網を介して前記通信端末側に送信して、所定の情報を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1または2に記載のインターネット網を利用した環境設定システム。
- 前記情報入力部はキーボードとマウスを有し、前記キーボードのキー情報と前記マウスの位置情報が前記情報入力部からの入力情報であることを特徴とする請求項1または2に記載のインターネット網を利用した環境設定システム。
- 前記通信端末は、携帯端末であることを特徴とする請求項1または2に記載のインターネット網を利用した環境設定システム。
- 利用者は、前記通信端末の操作により前記インターネット網を介して前記サーバまたはインターネットプロバイダにアクセスして前記利用者毎のデータが格納されているデータベースから自己のデータを読み出して利用することを特徴とする請求項1または2に記載のインターネット網を利用した環境設定システム。
- 前記サーバ側またはインターネットプロバイダ側で前記OSやアプリケーションプログラムの更新、管理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載のインターネット網を利用した環境設定システム。
- 前記サ−バまたはインターネットプロバイダでは、ウイルス対策が実行されることを特徴とする請求項1または2に記載のインターネット網を利用した環境設定システム。
- 前記通信端末は、予めインターネット網へのアクセスを可能とする環境が設定されている場所で利用されることを特徴とする請求項1または2に記載のインターネット網を利用した環境設定システム。
- 前記通信端末は、情報処理部としてインターネット網へのアクセス機能、情報入力機能及び表示機能を実行する処理部のみを有する通信端末であることを特徴とする請求項1または2に記載のインターネット網を利用した環境設定システム。
Priority Applications (1)
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JP2003004429A JP2004220168A (ja) | 2003-01-10 | 2003-01-10 | インターネット網を利用した環境設定システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003004429A JP2004220168A (ja) | 2003-01-10 | 2003-01-10 | インターネット網を利用した環境設定システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=32895409
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1772216B1 (en) | 2004-07-23 | 2018-05-30 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | Surface coating cutting tool with coating film having intensity distribution of compression stress |
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2003
- 2003-01-10 JP JP2003004429A patent/JP2004220168A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1772216B1 (en) | 2004-07-23 | 2018-05-30 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | Surface coating cutting tool with coating film having intensity distribution of compression stress |
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