JP2004219811A - 画像表示装置および画像表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、操作性のよい再生画像の角度回転機能を実現した画像表示装置および画像表示方法を提供することを課題とする。
【解決手段】表示属性テーブル参照手段4、画像処理手段5、画像表示手段7、表示時間監視手段8、表示画像更新手段9のループで、画像データファイル6に保持されたスライド表示の対象となる複数の画像データ(静止画像)を一定時間毎に切り替えて表示している際に、回転指示コマンド受付手段2がリモートコントローラ10から回転指示コマンドを受けると、表示属性テーブル更新手段3が現在表示している静止画像に対応する表示属性テーブル(TBL)に、その回転指示の内容(回転角度)を書き込み、このテーブル更新に伴い画像処理手段5が、その表示中の静止画像を回転処理する。画像表示手段7は画像処理手段5が回転処理した静止画像を表示画面に表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】表示属性テーブル参照手段4、画像処理手段5、画像表示手段7、表示時間監視手段8、表示画像更新手段9のループで、画像データファイル6に保持されたスライド表示の対象となる複数の画像データ(静止画像)を一定時間毎に切り替えて表示している際に、回転指示コマンド受付手段2がリモートコントローラ10から回転指示コマンドを受けると、表示属性テーブル更新手段3が現在表示している静止画像に対応する表示属性テーブル(TBL)に、その回転指示の内容(回転角度)を書き込み、このテーブル更新に伴い画像処理手段5が、その表示中の静止画像を回転処理する。画像表示手段7は画像処理手段5が回転処理した静止画像を表示画面に表示する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静止画像の表示機能をもつ情報処理装置に適用して好適な画像表示装置および画像表示方法に関する。
【0002】
また本発明は、例えばコンテンツデータをネットワークを介してクライアントに配信するコンテンツ配信機能を備えたホームサーバ等の機器に適用して好適な画像表示装置および画像表示方法に関する。
【0003】
【従来の技術】
近年、情報処理技術およびネットワーク技術の進展に伴い、家庭内のTV、オーディオ機器、などの電子機器同士を融合させるためのホームネットワークシステムの開発が進められている。
【0004】
ホームネットワークシステムにおいては、ホームサーバは、ネットワークを介してパーソナルコンピュータのようなクライアントに接続される。ホームサーバは、クライアントから再生要求されたコンテンツデータをネットワークを介してそのクライアントに配信する。
【0005】
これら画像を扱うシステムの表示機能として、ディジタルスチルカメラ等で撮影した静止画像を一定時間毎に切り替えて表示する、所謂スライドショー再生機能が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
しかしながら、従来のスライドショー再生機能は、予め設定された複数枚の静止画について、予め設定された表示属性での連続的な切り替え表示機能であった。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−295553公報(図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来のスライドショー再生機能は、予め設定された複数枚の静止画について、予め設定された表示属性での連続的な切り替え表示機能であることから、例えば横撮りと縦撮りが混在した複数の静止画を対象に再生を行った際、再生前に、予め縦撮り画像を横撮り画像に変換処理しておくか、若しくは、再生画像のうち、向きを変えたい画像それぞれについて、その都度、再生を一旦、中止して、変換処理を行う必要があった。このため、従来では、再生画像を所定角度回転させて表示させたい際に、その操作性が悪いという問題があった。
【0009】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、静止画像の表示機能を拡充できるとともに操作性のよい再生画像の編集機能を実現できる画像表示装置および画像表示方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画像の表示属性を設定する画像編集処理手段と、前記画像を前記画像編集処理手段で設定された表示属性に従い表示する画像表示制御手段とを具備した画像表示装置を特徴とするもので、例えば、前記画像表示制御手段が、複数の静止画像を一定時間毎に切り替えて表示し、前記画像編集処理手段が、前記画像表示制御手段により表示された画像について表示属性を設定し、その設定した表示属性を前記表示中の画像に反映することで、スライドショー再生に於いて任意画像の回転(横縦変換)等が可能となる。また、次回のスライドショー再生に於いて、今回設定した表示属性で(今回編集した)スライドショー再生が行えることから、画像再生機能を拡充できる。また、コンテンツデータをネットワークを介してクライアントに配信するコンテンツ配信手段を備えて、クライアントに配信する画像について前記表示属性を付加して配信することにより、編集された見易い画像を配信できる。また、前記操作入力手段を、回転指示ボタンを具備したリモートコントローラと、前記リモートコントローラの送信信号を受信し当該受信信号に従う指示コマンドを発行するリモートコントローラインタフェースとを具備して構成することで、只1回の簡単な操作で迅速に表示中の再生画像を回転(横縦変換)指示できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0012】
図1および図2は本発明に係る画像表示装置の概要を説明するための図であり、図1は機能構成図、図2は動作説明図である。
【0013】
通常は、表示属性テーブル参照手段4、画像処理手段5、画像表示手段7、表示時間監視手段8、表示画像更新手段9のループで、画像データファイル6に保持されたスライド表示の対象となる複数の画像データ(静止画像)が、設定順に、一定時間毎に切り替えて表示される。この際は、図2に示すオリジナル画像データ(静止画像)2aがそのままの向きで表示画面に表示される。
【0014】
このようにして複数の静止画像を一定時間毎に切り替えて表示している際に、回転指示コマンド受付手段2が、例えばリモートコントローラ10から回転指示コマンドを受ける(受信する)と、表示属性テーブル更新手段3が、現在表示している静止画像に対応する表示属性テーブル(TBL)に、その回転指示の内容(回転角度)を書き込み、表示属性テーブル(TBL)を更新する。
【0015】
画像処理手段5は、現在表示中の静止画像に対応する表示属性テーブル(TBL)が更新されると、その静止画像を表示属性テーブル(TBL)に設定された回転角度で回転処理する。画像表示手段7は画像処理手段5が回転処理した静止画像を表示画面に表示する。この際は、図2に示すオリジナル画像データ(静止画像)2bが回転指示に従う角度で回転されて(図では90度)表示画面に表示される。
【0016】
このようにして、複数の静止画像を一定時間毎に切り替えて表示している際に、回転指示を受けると、現在表示している静止画像に対応する表示属性テーブルが更新され、このテーブル更新に伴い、現在表示中の静止画像がリアルタイムで回転されて表示画面に表示される。これにより、複数の静止画像を一定時間毎に切り替えて表示している際(スライドショー再生の際)に、その処理モードを中断することなく、簡単な操作で容易に所望する任意のスライド表示対象画像を任意の角度で回転させることができる。また、その回転指示の内容を保持することによって、再度、スライド再生した際に、その保持した内容を再生表示画像に反映させることができる。
【0017】
ここで、上記した本発明の画像表示機能を実現した、より具現化した装置の構成例について以下に説明する。
【0018】
図3には、本発明の一実施形態に係る情報処理装置を用いたホームネットワークシステムの構成が示されている。
【0019】
このホームネットワークシステムは、ワイヤレスAV(オーディオ・ビデオ)ステーション101、TV(テレビジョン)受像機102、およびノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103,104、デスクトップタイプのパーソナルコンピュータ105等から構成されている。TV受像機102は受信機能(TVチューナ)を持たない、CRTディスプレイ、LCDパネル、プラズマディスプレイ等の各種モニタを適用できる。
【0020】
ワイヤレスAVステーション101はホームネットワークサーバとして機能する装置であり、例えば赤外線通信手段を用いたリモートコントローラ10により指示および制御が可能である。
【0021】
このワイヤレスAVステーション101は、TV等の放送番組データの視聴、およびインターネット閲覧等に関するサービスを、家庭内の無線または有線のネットワークを介してパーソナルコンピュータ103〜105などの各情報処理装置に提供する。
【0022】
ワイヤレスAVステーション101は、例えばISDN(Integrated Services Digital Network)、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、CATV(Cable TV)などの通信回線13を介して、インターネット12などの外部のグローバルネットワーク(外部ネットワーク)に接続されている。さらに、ワイヤレスAVステーション101は、ホームネットワークを構成する有線または無線のネットワークを介して、家庭内の各種情報処理装置に接続されている。
【0023】
パーソナルコンピュータ103〜105の各々は、ワイヤレスAVステーション101のクライアントとして機能する情報処理装置である。ノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103,104には無線通信デバイスが設けられており、これらノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103,104の各々はワイヤレスAVステーション101に無線通信ネットワーク(無線LAN)を介して接続することができる。さらに、パーソナルコンピュータ103,104は、有線通信ネットワーク(有線LAN)を介してワイヤレスAVステーション101に接続することもできる。デスクトップタイプのパーソナルコンピュータ105は有線通信ネットワーク(有線LAN)を介してワイヤレスAVステーション101に接続されている。
【0024】
ワイヤレスAVステーション101は、パーソナルコンピュータ103〜105それぞれをインターネット12に接続し、そしてインターネット12上のWEBサイトとパーソナルコンピュータ103〜105それぞれとの間のデータの送受信を行う。
【0025】
屋外に設置されたTV放送受信アンテナ111に接続されたアンテナケーブルは屋内に引き込まれている。そのアンテナケーブルにはTV受像機102とワイヤレスAVステーション101とが接続されている。放送局から送信される放送番組データはTV受像機102にて受信および再生できる他、ワイヤレスAVステーション101でも受信することができる。ワイヤレスAVステーション101は、受信した放送番組データを、無線LANまたは有線LANを介してノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103,104に無線で送信する。またワイヤレスAVステーション101は、受信した放送番組データを、有線LANを介してデスクトップタイプのパーソナルコンピュータ105に送信する。
【0026】
ワイヤレスAVステーション101によって提供される主な機能は次の通りである。
【0027】
・無線ルータ機能:
無線ルータ機能は、無線LANを介してワイヤレスAVステーション101と通信可能な各情報処理装置を、ワイヤレスでインターネット12に接続し、インターネット12上のWEBサイトと各情報処理装置との間のデータの送受信を行う機能である。ユーザは、無線LANを介してワイヤレスAVステーション101と接続可能なノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103または104を使用することにより、家庭内のどこからでもワイヤレスでインターネット閲覧を行うことができる。
【0028】
・TV機能:
TV機能は、無線LANまたは有線LANを介してワイヤレスAVステーション101に接続された各情報処理装置に対して、ワイヤレスAVステーション101で受信された放送番組データを送信する機能である。ユーザは、ノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103または104を用いることにより、家庭内のどこからでも現在放送中の放送番組データ(ライブ映像)を視聴することができる。
【0029】
・TV録画機能:
ワイヤレスAVステーション101には、放送番組データを記録するための大容量ストレージデバイスとして磁気ディスクドライブ装置(ハードディスクドライブ;HDD)が内蔵されている。ワイヤレスAVステーション101は、例えば現在放送中の放送番組データを情報処理装置にワイヤレスで送信しながら、その放送番組データを磁気ディスクドライブ装置にファイルとして記録することができる。また、ワイヤレスAVステーション101は、磁気ディスクドライブ装置に既に記録されている放送番組データ(録画映像)を情報処理装置にワイヤレスで送信しながら、現在放送中の別の放送番組データを受信してそれを磁気ディスクドライブ装置に記録することもでき、磁気ディスクドライブ装置に記録された放送番組データをTV受像機102に出力することもできる。また、放送番組データからピックアップした画像をスライドショー再生用画像として磁気ディスクドライブ装置に記録できる。
【0030】
・コンテンツサーバ機能
ワイヤレスAVステーション101は、各情報処理装置からのデータ取得要求に応じて、磁気ディスクドライブ装置にファイルとして記録された放送番組データ等の各種コンテンツを要求元の情報処理装置に送信することができる。
【0031】
・遠隔制御機能:
ワイヤレスAVステーション101のTV機能・TV録画機能等は、パーソナルコンピュータ103〜105のそれぞれから遠隔制御することが出来る。またワイヤレスAVステーション101を操作するための専用のリモコンユニットを用いて、ワイヤレスAVステーション101のTV機能・TV録画機能等を制御することも出来る。さらに、携帯電話やパーソナルコンピュータからインターネットを通じてワイヤレスAVステーション101を遠隔制御することもできる。
【0032】
・スライドショー再生機能:
ワイヤレスAVステーション101は、放送番組データからピックアップした画像、ディジタルスチルカメラで撮影した画像等をスライドショー再生用画像として磁気ディスクドライブ装置に蓄え、TV受像機102にスライドショー再生画像を表示することもできる。この際、ワイヤレスAVステーション101は、スライドショー再生中に於いて、例えばリモートコントローラ10から表示中の画像について回転指示を受けると、その回転指示に従い、表示中の画像を回転処理し、回転処理した画像を含んで複数の画像を一定時間毎に切り替えて表示する機能をもつ。このスライドショー再生機能については図4乃至図8を参照して後述する。
【0033】
次に、図4および図5を参照して、ワイヤレスAVステーション101の構成を説明する。
【0034】
図4に示されているように、ワイヤレスAVステーション101は、大別して3つコンポーネント、すなわち、チューナ/MPEG部21、CPU部31、および通信部41の3つコンポーネントから構成されている。
【0035】
これらチューナ/MPEG部21、CPU部31、および通信部41は、PCIバスなどのバス20にそれぞれ接続されている。さらに、バス20には、磁気ディスクドライブ装置(ハードディスクドライブ;HDD)51も接続されている。
【0036】
チューナ/MPEG部21は、放送番組データの受信処理、およびその受信した放送番組データを圧縮符号化するエンコード処理、さらには圧縮符号化されたTV放送番組データを復号するデコード処理などを実行する。
【0037】
このチューナ/MPEG部21には、図5に示すように、TVチューナ211、NTSC(National TV Standards Committee)デコーダ212、音声多重デコーダ213、オーディオA/Dコンバータ(オーディオADC)214、MPEG2エンコーダ215、RAM216、PCIバスインターフェース(PCI−IF)217、MPEG2デコーダ218、RAM219、オーディオD/Aコンバータ(オーディオDAC)220などが設けられている。
【0038】
TVチューナ211はTVアンテナコネクタ301を介してTVアンテナケーブルに接続されている。TVチューナ211は、パーソナルコンピュータ103〜105またはリモートコントローラ10から視聴要求(再生要求)されたチャネルの放送番組データを受信するデバイスであり、視聴要求に基づいて、TV放送信号の受信及びチャネル選択を行う。TVチューナ211によって受信された、あるチャネルのTV放送番組データは、NTSCデコーダ212に送られ、そこでビデオ信号(動画像)とオーディオ信号とに分離され、さらに必要に応じてデジタルデータへの変換処理が施される。
【0039】
NTSCデコーダ212はビデオ入力端子302にも接続されており、例えばDVD(Digital Versatile Disc)プレイヤやVCR(Video cassette Recorder)などの、外部のビデオ機器からビデオ信号を入力することもできる。TV放送番組データに重畳されている音声多重信号は音声多重デコーダ213で復調された後、オーディオA/Dコンバータ(オーディオADC)214に送られ、そこでデジタルデータに変換される。オーディオA/Dコンバータ(オーディオADC)214はオーディオ入力端子303にも接続されており、外部のビデオ・オーディオ機器からオーディオ信号を入力することもできる。
【0040】
MPEG2エンコーダ215は、入力されたビデオデータおよびオーディオデータをそれぞれ圧縮符号化するためのエンコード処理を実行する。このエンコード処理は、MPEG2の規格に従って実行される。RAM216は、MPEG2エンコーダ215がエンコード処理を行うための作業メモリとして用いられる。TVチューナ211によって受信された放送番組データはMPEG2エンコーダ215によってエンコードされ、これによってMPEG2ストリームに変換される。
【0041】
PCIバスインターフェース(PCI−IF)217はチューナ/MPEG部21をバス20に接続するインターフェースであり、チューナ/MPEG部21がバス20を介してCPU部31およびHDD51それぞれとの通信を行うために用いられる。PCIバスインターフェース(PCI−IF)217には、CPU部31がアクセス可能なレジスタ群が内蔵されており、TVチューナ211およびMPEG2エンコーダ215それぞれの動作は、CPU部31によってPCIバスインターフェース(PCI−IF)217のレジスタ群にセットされるコマンドに応じて制御される。
【0042】
MPEG2デコーダ218は、MPEG2形式にエンコードされた放送番組データをデコードする。RAM219は、MPEG2デコーダ218がデコード処理を行うための作業メモリとして用いられる。
【0043】
MPEG2デコーダ218によってデコードされたビデオデータはビデオ出力端子305を介してTV受像機102などに送られ、またMPEG2デコーダ218によってデコードされたオーディオデータは、必要に応じてオーディオD/Aコンバータ(オーディオDAC)220にてアナログ信号に変換された後に、オーディオ出力端子304から外部のオーディオ/ビデオ機器に出力される。
【0044】
CPU部31は、チューナ/MPEG部21のTVチューナ211、MPEG2エンコーダ215、およびMPEG2デコーダ218の制御を行うとともに、HDD51へのデータの書き込みおよびHDD51からのデータ読み出しの制御を行う。また、CPU部31は、通信部41との通信によって、パーソナルコンピュータ103〜105から送信されるTV視聴に関するコマンドを受信したり、パーソナルコンピュータ103〜105に送信すべき放送番組データのMPEG2ストリームを通信部41に送信する。
【0045】
CPU部31は、図4に示すように、CPU311と、CPU311のCPUバスとPCIバス20とを接続するバスブリッジ312と、主メモリ313とから構成されている。
【0046】
主メモリ313には、オペレーティングシステム(OS)、およびワイヤレスAVステーション機能を実現する各種のアプリケーションプログラムが格納される。この実施形態に於いては、スライドショー再生中に於いて、リモートコントローラ10から表示中の画像について回転指示を受けると、その回転指示に従い、表示中の画像を回転処理し、回転処理した画像を含んで複数の画像を一定時間毎に切り替えて表示するスライドショー再生機能を実現するスライドショー再生処理プログラムが格納される。このスライドショー再生処理プログラムに於ける処理手順は図6に示される。このスライドショー再生処理プログラムは、HDD51のコンテンツ保存領域に記録されたスライドショー再生画像に付随して設けられる表示属性テーブル(TBL)をリモートコントローラ10からの回転指示に従い書き換える、図1に示す回転指示コマンド受付手段2、および表示属性テーブル更新手段3の各機能を実現する処理機能と、HDD51に記憶された表示属性テーブル(TBL)を参照してスライドショー再生画像を表示する、表示属性テーブル参照手段4、画像処理手段5、画像表示手段7、表示時間監視手段8、および表示画像更新手段9の各機能を実現する処理機能とが含まれる。
【0047】
通信部41は、それ単独で無線LANルータとして動作可能な通信制御装置である。通信部41は、パーソナルコンピュータ103,104に無線接続可能に構成されており、また有線LANを介してパーソナルコンピュータ105にも接続されている。通信部41は、パーソナルコンピュータ103〜105の各々から送信される要求に応じて、それらパーソナルコンピュータ103〜105それぞれをインターネット12に接続し、そしてパーソナルコンピュータ103〜105それぞれとインターネット12との間のデータの送受信を行う。
【0048】
通信部41には、図5に示すように、制御プロセッサ411、RAM412、ROM413、ネットワークコントローラ414、2つのワイヤレスLANデバイス415,417、WANコネクタ501、およびLANコネクタ502などが設けられている。
【0049】
WAN(Wide Area Network)コネクタ501はインターネット12との間のデータの送受信に用いられるブロードバンド用端子であり、コネクタ501は例えばモデム等を介して通信回線13に接続される。LANコネクタ502は家庭内の有線LANに接続される。ネットワークコントローラ414は、WANコネクタ501を介したインターネット12との間のデータの送受信、およびLANコネクタ502を介した家庭内有線LANとの間のデータの送受信、を制御するネットワーク制御デバイスである。ワイヤレスLANデバイス415,417の各々は、無線LANを介してパーソナルコンピュータ103,104との間のデータの送受信を行う無線通信デバイスであり、対応するアンテナ416,417を介してパーソナルコンピュータ103,104それぞれと無線通信する。ワイヤレスLANデバイス415はIEEE802.11b規格に準拠した無線通信を実行するように構成されており、またワイヤレスLANデバイス417はIEEE802.11a規格に準拠した無線通信を実行するように構成されている。制御プロセッサ411は、ネットワークコントローラ414およびワイヤレスLANデバイス415,417を制御することにより、パーソナルコンピュータ103〜105それぞれとインターネット12との間のデータの送受信を制御する。
【0050】
さらに、ワイヤレスAVステーション101には、カードコントローラ61およびカードスロット62、EC/KBC63、リモートコントローラインタフェース(リモコンI/F)64、動作ステータス表示器(VFDパネル)65などが設けられている。カードコントローラ61は、ワイヤレスAVステーション101に設けられたカードスロット62に装着されたメモリカードに対するアクセスを制御する。カードコントローラ61は、メモリカードに記憶された静止画データやオーディオデータを読み取り、それをHDD51に記録する等に用いられる。
【0051】
EC/KBC63およびリモートコントローラインタフェース64は、リモートコントローラ10から赤外線信号等によって送信されるリモコンコードを受信するために用いられる。受信されたリモコンコードは、バス20を介してCPU部31に送られる。この実施形態では、スライドショー再生時に於いて、リモートコントローラ10から送信される回転指示コマンドを受付けて、CPU部31に通知する。CPU部31はこの通知を受けると、図6に示すような処理手順によるスライドショー再生処理プログラムを実行して、再生中の静止画像を回転制御する。
【0052】
HDD51は、放送番組データ、静止画データ、オーディオデータ等のさまざまなコンテンツを記録するために用いられる。この実施形態では、スライドショー再生用画像、およびそのスライドショー再生画像に付随する表示属性テーブル(TBL)が記憶される。この表示属性テーブル(TBL)は、スライドショー再生用画像をスライド再生している際に参照され、スライド再生中に於いて、リモートコントローラ10の回転指示に従い、その指示内容に更新される。
【0053】
CPU311は、HDD51に記録されたコンテンツをコンテンツデータベースとして管理する。コンテンツデータベースには、HDD51に記録されたコンテンツデータ毎に、例えば番組タイトル名、チャネル番号、曲名、ジャンル、アーティスト名等の付帯情報が記憶されている。CPU311は、情報処理装置またはリモートコントローラ10から送信されるコマンドに応じて、コンテンツデータベースの内容をTV受像機102の画面上または情報処理装置にコンテンツ一覧メニューとして提供する。ユーザは、コンテンツ一覧メニューを参照しながら希望するコンテンツデータを選択することができる。
【0054】
図6は上記CPU311により実行されるスライドショー再生処理プログラムの処理手順を示すフローチャートである。ここで、ステップS101の処理は図1に示す表示属性テーブル参照手段4の機能に相当し、ステップS102の処理は同じく画像処理手段5の機能に相当し、ステップS103の処理は同じく画像表示手段7の機能に相当し、ステップS104の処理は同じく回転指示コマンド受付手段2の機能に相当する。
【0055】
図7は上記TV受像機102の表示画面上でスライドショー再生画像を表示している際の表示画面構成例を示したもので、スライドショー再生時に於いて操作可能なリモートコントローラ10のボタンが機能とともに表示される。
【0056】
図8は上記リモートコントローラ10のボタン配置例を示したもので、上記図7に示した表示画面上のボタン機能表示との関係を符号81〜87で対応付けて示している。例えば、図7に示す表示画面上於いて「左回転」の指示機能が割り付けられたリモートコントローラ10のボタン81を1回操作することにより、表示中の画像を90度左回転する回転指示コマンドがリモートコントローラ10からリモートコントローラインタフェース64に受け付けられCPU311に通知される。また「右回転」の指示機能が割り付けられたリモートコントローラ10のボタン82を1回操作することにより、表示中の画像を90度右回転する回転指示コマンドがリモートコントローラ10からリモートコントローラインタフェース64に受け付けられCPU311に通知される。また「左回転」若しくは「右回転」の指示機能が割り付けられたリモートコントローラ10のボタン81若しくは82を2回操作することにより、表示中の画像を180度回転(上下反転)する回転指示コマンドがリモートコントローラ10からリモートコントローラインタフェース64に受け付けられCPU311に通知される。
【0057】
ここで、上記図3乃至図8を参照して本発明の実施形態に於けるスライドショー再生処理動作を説明する。
【0058】
ワイヤレスAVステーション101のHDD51が保持しているスライドショー再生用画像をTV受像機102の表示画面上に表示する際、ユーザはリモートコントローラ10の所定のボタン操作でスライドショー再生画像を特定し、再生開始ボタン85を押下操作して、スライドショーの再生開始を指示する。この再生開始ボタン85を押下操作に伴う指示コマンドはリモートコントローラインタフェース64、EC/KBC63、バス20を介してCPU311に通知される。
【0059】
CPU311は上記指示コマンドを受けると、主メモリ313に格納されたスライドショー再生処理プログラムを起動し、図6に示すようなスライドショー再生処理を実行する。
【0060】
この再生処理では、先ず、HDD51より、再生するスライドショー再生用画像と、そのスライドショー再生用画像に対応する表示属性テーブル(TBL)を読出し、表示属性テーブル(TBL)を参照して(図6ステップS101)、その内容に従う画像処理を行い(図6ステップS102)、TV受像機102の表示画面にスライド画像を表示する(図6ステップS103)。この際、リモートコントローラ10から指示コマンドが送信されていなければ(図6ステップS104、およびステップS105が共にNo)、設定時間経過毎に、スライド画像を切り替える(図6ステップS107、S108)。
【0061】
上記スライド画像の表示中に、例えばリモートコントローラ10の一時停止ボタン86が押下操作されると、リモートコントローラ10から、一時停止指示コマンドが送信される。CPU311はこの指示コマンドを受けると、再び再生開始ボタン85が押下操作されるまでの間、画像表示時間(設定時間)を計時するカウンタの動作を停止する(図6ステップS106,S107)。
【0062】
また上記スライド画像の表示中に、リモートコントローラ10から回転指示コマンドが送信されると、このコマンド受信に伴い、現在表示中のスライド画像に対応する表示属性テーブル(TBL)に、上記回転指示コマンドの指示に従う回転角度を書き込み、テーブルを更新する(図6ステップS105)。更に、このテーブル更新に伴い、上記表示中のスライド画像を上記更新内容に従い回転処理して、その回転処理したスライド画像を表示する(図6ステップS101〜S103)。
【0063】
このようにして、リモートコントローラ10から回転指示を受けると、現在表示しているスライド画像(静止画像)に対応する表示属性テーブル(TBL)を更新して、そのテーブル更新に伴い、現在表示中のスライド画像をリアルタイムで回転処理し表示画面に表示する。これにより、スライドショー再生の際に、そのスライドショー再生を中断することなく、簡単な操作で容易に所望する任意のスライド表示対象画像を任意の角度で回転させることができる。また、その回転指示の内容が表示属性テーブル(TBL)に保持されているので、再度書き換えが行われるまで、その指示した回転角度でスライド再生が行われる。また、ここで表示属性テーブル(TBL)に設定したスライドショー再生用画像は、TV受像機102だけでなく、通信部41を介して、ノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103,104、デスクトップタイプのパーソナルコンピュータ105等に配信でき、配信先のパーソナルコンピュータで上記同様のスライドショー再生を行うことができる。
【0064】
尚、上記した実施形態では、静止画像の表示属性として、横・縦変換等の回転のみをパラメータとした表示属性を例にとったが、例えば縦・横サイズ、コントラスト、色調、拡大倍率等、複数種の表示パラメータを設定して、これらの各パラメータを今回および次回のスライドショー再生に反映させることも可能である。
【0065】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、例えばスライドショー再生等の静止画表示機能をもつ情報処理装置に於いて、静止画の表示機能を拡充できるとともに操作性のよい再生画像の編集機能が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像表示装置の概要を説明するための機能構成図。
【図2】上記画像表示装置の概要を説明するための動作説明図。
【図3】本発明の実施形態に係るホームネットワークシステムの構成を示す図。
【図4】図3に示すホームネットワークシステムに設けられたサーバの構成を示すブロック図。
【図5】図3に示すホームネットワークシステムに設けられたサーバの構成を示すブロック図。
【図6】上記実施形態に於けるスライドショー再生処理プログラムの処理手順を示すフローチャート。
【図7】上記実施形態に於けるスライドショー再生時の表示画面構成例を示す図。
【図8】上記実施形態に於けるリモートコントローラ10のボタン配置例を示す図。
【符号の説明】
2…回転指示コマンド受付手段、3…表示属性テーブル更新手段、4…表示属性テーブル参照手段、5…画像処理手段、6…画像データファイル、7…画像表示手段、8…表示時間監視手段、9…表示画像更新手段、10…リモートコントローラ、11…TV放送受信アンテナ、12…インターネット、20…バス、21…チューナ/MPEG部、31…CPU部、41…通信部、51…HDD、63…EC/KBC、64…リモートコントローラインタフェース(リモコンI/F)、101…ワイヤレスAVステーション(サーバ)、102…TV(テレビジョン)受像機、103〜105…パーソナルコンピュータ、TBL…表示属性テーブル。
【発明の属する技術分野】
本発明は、静止画像の表示機能をもつ情報処理装置に適用して好適な画像表示装置および画像表示方法に関する。
【0002】
また本発明は、例えばコンテンツデータをネットワークを介してクライアントに配信するコンテンツ配信機能を備えたホームサーバ等の機器に適用して好適な画像表示装置および画像表示方法に関する。
【0003】
【従来の技術】
近年、情報処理技術およびネットワーク技術の進展に伴い、家庭内のTV、オーディオ機器、などの電子機器同士を融合させるためのホームネットワークシステムの開発が進められている。
【0004】
ホームネットワークシステムにおいては、ホームサーバは、ネットワークを介してパーソナルコンピュータのようなクライアントに接続される。ホームサーバは、クライアントから再生要求されたコンテンツデータをネットワークを介してそのクライアントに配信する。
【0005】
これら画像を扱うシステムの表示機能として、ディジタルスチルカメラ等で撮影した静止画像を一定時間毎に切り替えて表示する、所謂スライドショー再生機能が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
しかしながら、従来のスライドショー再生機能は、予め設定された複数枚の静止画について、予め設定された表示属性での連続的な切り替え表示機能であった。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−295553公報(図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来のスライドショー再生機能は、予め設定された複数枚の静止画について、予め設定された表示属性での連続的な切り替え表示機能であることから、例えば横撮りと縦撮りが混在した複数の静止画を対象に再生を行った際、再生前に、予め縦撮り画像を横撮り画像に変換処理しておくか、若しくは、再生画像のうち、向きを変えたい画像それぞれについて、その都度、再生を一旦、中止して、変換処理を行う必要があった。このため、従来では、再生画像を所定角度回転させて表示させたい際に、その操作性が悪いという問題があった。
【0009】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、静止画像の表示機能を拡充できるとともに操作性のよい再生画像の編集機能を実現できる画像表示装置および画像表示方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画像の表示属性を設定する画像編集処理手段と、前記画像を前記画像編集処理手段で設定された表示属性に従い表示する画像表示制御手段とを具備した画像表示装置を特徴とするもので、例えば、前記画像表示制御手段が、複数の静止画像を一定時間毎に切り替えて表示し、前記画像編集処理手段が、前記画像表示制御手段により表示された画像について表示属性を設定し、その設定した表示属性を前記表示中の画像に反映することで、スライドショー再生に於いて任意画像の回転(横縦変換)等が可能となる。また、次回のスライドショー再生に於いて、今回設定した表示属性で(今回編集した)スライドショー再生が行えることから、画像再生機能を拡充できる。また、コンテンツデータをネットワークを介してクライアントに配信するコンテンツ配信手段を備えて、クライアントに配信する画像について前記表示属性を付加して配信することにより、編集された見易い画像を配信できる。また、前記操作入力手段を、回転指示ボタンを具備したリモートコントローラと、前記リモートコントローラの送信信号を受信し当該受信信号に従う指示コマンドを発行するリモートコントローラインタフェースとを具備して構成することで、只1回の簡単な操作で迅速に表示中の再生画像を回転(横縦変換)指示できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0012】
図1および図2は本発明に係る画像表示装置の概要を説明するための図であり、図1は機能構成図、図2は動作説明図である。
【0013】
通常は、表示属性テーブル参照手段4、画像処理手段5、画像表示手段7、表示時間監視手段8、表示画像更新手段9のループで、画像データファイル6に保持されたスライド表示の対象となる複数の画像データ(静止画像)が、設定順に、一定時間毎に切り替えて表示される。この際は、図2に示すオリジナル画像データ(静止画像)2aがそのままの向きで表示画面に表示される。
【0014】
このようにして複数の静止画像を一定時間毎に切り替えて表示している際に、回転指示コマンド受付手段2が、例えばリモートコントローラ10から回転指示コマンドを受ける(受信する)と、表示属性テーブル更新手段3が、現在表示している静止画像に対応する表示属性テーブル(TBL)に、その回転指示の内容(回転角度)を書き込み、表示属性テーブル(TBL)を更新する。
【0015】
画像処理手段5は、現在表示中の静止画像に対応する表示属性テーブル(TBL)が更新されると、その静止画像を表示属性テーブル(TBL)に設定された回転角度で回転処理する。画像表示手段7は画像処理手段5が回転処理した静止画像を表示画面に表示する。この際は、図2に示すオリジナル画像データ(静止画像)2bが回転指示に従う角度で回転されて(図では90度)表示画面に表示される。
【0016】
このようにして、複数の静止画像を一定時間毎に切り替えて表示している際に、回転指示を受けると、現在表示している静止画像に対応する表示属性テーブルが更新され、このテーブル更新に伴い、現在表示中の静止画像がリアルタイムで回転されて表示画面に表示される。これにより、複数の静止画像を一定時間毎に切り替えて表示している際(スライドショー再生の際)に、その処理モードを中断することなく、簡単な操作で容易に所望する任意のスライド表示対象画像を任意の角度で回転させることができる。また、その回転指示の内容を保持することによって、再度、スライド再生した際に、その保持した内容を再生表示画像に反映させることができる。
【0017】
ここで、上記した本発明の画像表示機能を実現した、より具現化した装置の構成例について以下に説明する。
【0018】
図3には、本発明の一実施形態に係る情報処理装置を用いたホームネットワークシステムの構成が示されている。
【0019】
このホームネットワークシステムは、ワイヤレスAV(オーディオ・ビデオ)ステーション101、TV(テレビジョン)受像機102、およびノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103,104、デスクトップタイプのパーソナルコンピュータ105等から構成されている。TV受像機102は受信機能(TVチューナ)を持たない、CRTディスプレイ、LCDパネル、プラズマディスプレイ等の各種モニタを適用できる。
【0020】
ワイヤレスAVステーション101はホームネットワークサーバとして機能する装置であり、例えば赤外線通信手段を用いたリモートコントローラ10により指示および制御が可能である。
【0021】
このワイヤレスAVステーション101は、TV等の放送番組データの視聴、およびインターネット閲覧等に関するサービスを、家庭内の無線または有線のネットワークを介してパーソナルコンピュータ103〜105などの各情報処理装置に提供する。
【0022】
ワイヤレスAVステーション101は、例えばISDN(Integrated Services Digital Network)、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、CATV(Cable TV)などの通信回線13を介して、インターネット12などの外部のグローバルネットワーク(外部ネットワーク)に接続されている。さらに、ワイヤレスAVステーション101は、ホームネットワークを構成する有線または無線のネットワークを介して、家庭内の各種情報処理装置に接続されている。
【0023】
パーソナルコンピュータ103〜105の各々は、ワイヤレスAVステーション101のクライアントとして機能する情報処理装置である。ノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103,104には無線通信デバイスが設けられており、これらノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103,104の各々はワイヤレスAVステーション101に無線通信ネットワーク(無線LAN)を介して接続することができる。さらに、パーソナルコンピュータ103,104は、有線通信ネットワーク(有線LAN)を介してワイヤレスAVステーション101に接続することもできる。デスクトップタイプのパーソナルコンピュータ105は有線通信ネットワーク(有線LAN)を介してワイヤレスAVステーション101に接続されている。
【0024】
ワイヤレスAVステーション101は、パーソナルコンピュータ103〜105それぞれをインターネット12に接続し、そしてインターネット12上のWEBサイトとパーソナルコンピュータ103〜105それぞれとの間のデータの送受信を行う。
【0025】
屋外に設置されたTV放送受信アンテナ111に接続されたアンテナケーブルは屋内に引き込まれている。そのアンテナケーブルにはTV受像機102とワイヤレスAVステーション101とが接続されている。放送局から送信される放送番組データはTV受像機102にて受信および再生できる他、ワイヤレスAVステーション101でも受信することができる。ワイヤレスAVステーション101は、受信した放送番組データを、無線LANまたは有線LANを介してノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103,104に無線で送信する。またワイヤレスAVステーション101は、受信した放送番組データを、有線LANを介してデスクトップタイプのパーソナルコンピュータ105に送信する。
【0026】
ワイヤレスAVステーション101によって提供される主な機能は次の通りである。
【0027】
・無線ルータ機能:
無線ルータ機能は、無線LANを介してワイヤレスAVステーション101と通信可能な各情報処理装置を、ワイヤレスでインターネット12に接続し、インターネット12上のWEBサイトと各情報処理装置との間のデータの送受信を行う機能である。ユーザは、無線LANを介してワイヤレスAVステーション101と接続可能なノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103または104を使用することにより、家庭内のどこからでもワイヤレスでインターネット閲覧を行うことができる。
【0028】
・TV機能:
TV機能は、無線LANまたは有線LANを介してワイヤレスAVステーション101に接続された各情報処理装置に対して、ワイヤレスAVステーション101で受信された放送番組データを送信する機能である。ユーザは、ノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103または104を用いることにより、家庭内のどこからでも現在放送中の放送番組データ(ライブ映像)を視聴することができる。
【0029】
・TV録画機能:
ワイヤレスAVステーション101には、放送番組データを記録するための大容量ストレージデバイスとして磁気ディスクドライブ装置(ハードディスクドライブ;HDD)が内蔵されている。ワイヤレスAVステーション101は、例えば現在放送中の放送番組データを情報処理装置にワイヤレスで送信しながら、その放送番組データを磁気ディスクドライブ装置にファイルとして記録することができる。また、ワイヤレスAVステーション101は、磁気ディスクドライブ装置に既に記録されている放送番組データ(録画映像)を情報処理装置にワイヤレスで送信しながら、現在放送中の別の放送番組データを受信してそれを磁気ディスクドライブ装置に記録することもでき、磁気ディスクドライブ装置に記録された放送番組データをTV受像機102に出力することもできる。また、放送番組データからピックアップした画像をスライドショー再生用画像として磁気ディスクドライブ装置に記録できる。
【0030】
・コンテンツサーバ機能
ワイヤレスAVステーション101は、各情報処理装置からのデータ取得要求に応じて、磁気ディスクドライブ装置にファイルとして記録された放送番組データ等の各種コンテンツを要求元の情報処理装置に送信することができる。
【0031】
・遠隔制御機能:
ワイヤレスAVステーション101のTV機能・TV録画機能等は、パーソナルコンピュータ103〜105のそれぞれから遠隔制御することが出来る。またワイヤレスAVステーション101を操作するための専用のリモコンユニットを用いて、ワイヤレスAVステーション101のTV機能・TV録画機能等を制御することも出来る。さらに、携帯電話やパーソナルコンピュータからインターネットを通じてワイヤレスAVステーション101を遠隔制御することもできる。
【0032】
・スライドショー再生機能:
ワイヤレスAVステーション101は、放送番組データからピックアップした画像、ディジタルスチルカメラで撮影した画像等をスライドショー再生用画像として磁気ディスクドライブ装置に蓄え、TV受像機102にスライドショー再生画像を表示することもできる。この際、ワイヤレスAVステーション101は、スライドショー再生中に於いて、例えばリモートコントローラ10から表示中の画像について回転指示を受けると、その回転指示に従い、表示中の画像を回転処理し、回転処理した画像を含んで複数の画像を一定時間毎に切り替えて表示する機能をもつ。このスライドショー再生機能については図4乃至図8を参照して後述する。
【0033】
次に、図4および図5を参照して、ワイヤレスAVステーション101の構成を説明する。
【0034】
図4に示されているように、ワイヤレスAVステーション101は、大別して3つコンポーネント、すなわち、チューナ/MPEG部21、CPU部31、および通信部41の3つコンポーネントから構成されている。
【0035】
これらチューナ/MPEG部21、CPU部31、および通信部41は、PCIバスなどのバス20にそれぞれ接続されている。さらに、バス20には、磁気ディスクドライブ装置(ハードディスクドライブ;HDD)51も接続されている。
【0036】
チューナ/MPEG部21は、放送番組データの受信処理、およびその受信した放送番組データを圧縮符号化するエンコード処理、さらには圧縮符号化されたTV放送番組データを復号するデコード処理などを実行する。
【0037】
このチューナ/MPEG部21には、図5に示すように、TVチューナ211、NTSC(National TV Standards Committee)デコーダ212、音声多重デコーダ213、オーディオA/Dコンバータ(オーディオADC)214、MPEG2エンコーダ215、RAM216、PCIバスインターフェース(PCI−IF)217、MPEG2デコーダ218、RAM219、オーディオD/Aコンバータ(オーディオDAC)220などが設けられている。
【0038】
TVチューナ211はTVアンテナコネクタ301を介してTVアンテナケーブルに接続されている。TVチューナ211は、パーソナルコンピュータ103〜105またはリモートコントローラ10から視聴要求(再生要求)されたチャネルの放送番組データを受信するデバイスであり、視聴要求に基づいて、TV放送信号の受信及びチャネル選択を行う。TVチューナ211によって受信された、あるチャネルのTV放送番組データは、NTSCデコーダ212に送られ、そこでビデオ信号(動画像)とオーディオ信号とに分離され、さらに必要に応じてデジタルデータへの変換処理が施される。
【0039】
NTSCデコーダ212はビデオ入力端子302にも接続されており、例えばDVD(Digital Versatile Disc)プレイヤやVCR(Video cassette Recorder)などの、外部のビデオ機器からビデオ信号を入力することもできる。TV放送番組データに重畳されている音声多重信号は音声多重デコーダ213で復調された後、オーディオA/Dコンバータ(オーディオADC)214に送られ、そこでデジタルデータに変換される。オーディオA/Dコンバータ(オーディオADC)214はオーディオ入力端子303にも接続されており、外部のビデオ・オーディオ機器からオーディオ信号を入力することもできる。
【0040】
MPEG2エンコーダ215は、入力されたビデオデータおよびオーディオデータをそれぞれ圧縮符号化するためのエンコード処理を実行する。このエンコード処理は、MPEG2の規格に従って実行される。RAM216は、MPEG2エンコーダ215がエンコード処理を行うための作業メモリとして用いられる。TVチューナ211によって受信された放送番組データはMPEG2エンコーダ215によってエンコードされ、これによってMPEG2ストリームに変換される。
【0041】
PCIバスインターフェース(PCI−IF)217はチューナ/MPEG部21をバス20に接続するインターフェースであり、チューナ/MPEG部21がバス20を介してCPU部31およびHDD51それぞれとの通信を行うために用いられる。PCIバスインターフェース(PCI−IF)217には、CPU部31がアクセス可能なレジスタ群が内蔵されており、TVチューナ211およびMPEG2エンコーダ215それぞれの動作は、CPU部31によってPCIバスインターフェース(PCI−IF)217のレジスタ群にセットされるコマンドに応じて制御される。
【0042】
MPEG2デコーダ218は、MPEG2形式にエンコードされた放送番組データをデコードする。RAM219は、MPEG2デコーダ218がデコード処理を行うための作業メモリとして用いられる。
【0043】
MPEG2デコーダ218によってデコードされたビデオデータはビデオ出力端子305を介してTV受像機102などに送られ、またMPEG2デコーダ218によってデコードされたオーディオデータは、必要に応じてオーディオD/Aコンバータ(オーディオDAC)220にてアナログ信号に変換された後に、オーディオ出力端子304から外部のオーディオ/ビデオ機器に出力される。
【0044】
CPU部31は、チューナ/MPEG部21のTVチューナ211、MPEG2エンコーダ215、およびMPEG2デコーダ218の制御を行うとともに、HDD51へのデータの書き込みおよびHDD51からのデータ読み出しの制御を行う。また、CPU部31は、通信部41との通信によって、パーソナルコンピュータ103〜105から送信されるTV視聴に関するコマンドを受信したり、パーソナルコンピュータ103〜105に送信すべき放送番組データのMPEG2ストリームを通信部41に送信する。
【0045】
CPU部31は、図4に示すように、CPU311と、CPU311のCPUバスとPCIバス20とを接続するバスブリッジ312と、主メモリ313とから構成されている。
【0046】
主メモリ313には、オペレーティングシステム(OS)、およびワイヤレスAVステーション機能を実現する各種のアプリケーションプログラムが格納される。この実施形態に於いては、スライドショー再生中に於いて、リモートコントローラ10から表示中の画像について回転指示を受けると、その回転指示に従い、表示中の画像を回転処理し、回転処理した画像を含んで複数の画像を一定時間毎に切り替えて表示するスライドショー再生機能を実現するスライドショー再生処理プログラムが格納される。このスライドショー再生処理プログラムに於ける処理手順は図6に示される。このスライドショー再生処理プログラムは、HDD51のコンテンツ保存領域に記録されたスライドショー再生画像に付随して設けられる表示属性テーブル(TBL)をリモートコントローラ10からの回転指示に従い書き換える、図1に示す回転指示コマンド受付手段2、および表示属性テーブル更新手段3の各機能を実現する処理機能と、HDD51に記憶された表示属性テーブル(TBL)を参照してスライドショー再生画像を表示する、表示属性テーブル参照手段4、画像処理手段5、画像表示手段7、表示時間監視手段8、および表示画像更新手段9の各機能を実現する処理機能とが含まれる。
【0047】
通信部41は、それ単独で無線LANルータとして動作可能な通信制御装置である。通信部41は、パーソナルコンピュータ103,104に無線接続可能に構成されており、また有線LANを介してパーソナルコンピュータ105にも接続されている。通信部41は、パーソナルコンピュータ103〜105の各々から送信される要求に応じて、それらパーソナルコンピュータ103〜105それぞれをインターネット12に接続し、そしてパーソナルコンピュータ103〜105それぞれとインターネット12との間のデータの送受信を行う。
【0048】
通信部41には、図5に示すように、制御プロセッサ411、RAM412、ROM413、ネットワークコントローラ414、2つのワイヤレスLANデバイス415,417、WANコネクタ501、およびLANコネクタ502などが設けられている。
【0049】
WAN(Wide Area Network)コネクタ501はインターネット12との間のデータの送受信に用いられるブロードバンド用端子であり、コネクタ501は例えばモデム等を介して通信回線13に接続される。LANコネクタ502は家庭内の有線LANに接続される。ネットワークコントローラ414は、WANコネクタ501を介したインターネット12との間のデータの送受信、およびLANコネクタ502を介した家庭内有線LANとの間のデータの送受信、を制御するネットワーク制御デバイスである。ワイヤレスLANデバイス415,417の各々は、無線LANを介してパーソナルコンピュータ103,104との間のデータの送受信を行う無線通信デバイスであり、対応するアンテナ416,417を介してパーソナルコンピュータ103,104それぞれと無線通信する。ワイヤレスLANデバイス415はIEEE802.11b規格に準拠した無線通信を実行するように構成されており、またワイヤレスLANデバイス417はIEEE802.11a規格に準拠した無線通信を実行するように構成されている。制御プロセッサ411は、ネットワークコントローラ414およびワイヤレスLANデバイス415,417を制御することにより、パーソナルコンピュータ103〜105それぞれとインターネット12との間のデータの送受信を制御する。
【0050】
さらに、ワイヤレスAVステーション101には、カードコントローラ61およびカードスロット62、EC/KBC63、リモートコントローラインタフェース(リモコンI/F)64、動作ステータス表示器(VFDパネル)65などが設けられている。カードコントローラ61は、ワイヤレスAVステーション101に設けられたカードスロット62に装着されたメモリカードに対するアクセスを制御する。カードコントローラ61は、メモリカードに記憶された静止画データやオーディオデータを読み取り、それをHDD51に記録する等に用いられる。
【0051】
EC/KBC63およびリモートコントローラインタフェース64は、リモートコントローラ10から赤外線信号等によって送信されるリモコンコードを受信するために用いられる。受信されたリモコンコードは、バス20を介してCPU部31に送られる。この実施形態では、スライドショー再生時に於いて、リモートコントローラ10から送信される回転指示コマンドを受付けて、CPU部31に通知する。CPU部31はこの通知を受けると、図6に示すような処理手順によるスライドショー再生処理プログラムを実行して、再生中の静止画像を回転制御する。
【0052】
HDD51は、放送番組データ、静止画データ、オーディオデータ等のさまざまなコンテンツを記録するために用いられる。この実施形態では、スライドショー再生用画像、およびそのスライドショー再生画像に付随する表示属性テーブル(TBL)が記憶される。この表示属性テーブル(TBL)は、スライドショー再生用画像をスライド再生している際に参照され、スライド再生中に於いて、リモートコントローラ10の回転指示に従い、その指示内容に更新される。
【0053】
CPU311は、HDD51に記録されたコンテンツをコンテンツデータベースとして管理する。コンテンツデータベースには、HDD51に記録されたコンテンツデータ毎に、例えば番組タイトル名、チャネル番号、曲名、ジャンル、アーティスト名等の付帯情報が記憶されている。CPU311は、情報処理装置またはリモートコントローラ10から送信されるコマンドに応じて、コンテンツデータベースの内容をTV受像機102の画面上または情報処理装置にコンテンツ一覧メニューとして提供する。ユーザは、コンテンツ一覧メニューを参照しながら希望するコンテンツデータを選択することができる。
【0054】
図6は上記CPU311により実行されるスライドショー再生処理プログラムの処理手順を示すフローチャートである。ここで、ステップS101の処理は図1に示す表示属性テーブル参照手段4の機能に相当し、ステップS102の処理は同じく画像処理手段5の機能に相当し、ステップS103の処理は同じく画像表示手段7の機能に相当し、ステップS104の処理は同じく回転指示コマンド受付手段2の機能に相当する。
【0055】
図7は上記TV受像機102の表示画面上でスライドショー再生画像を表示している際の表示画面構成例を示したもので、スライドショー再生時に於いて操作可能なリモートコントローラ10のボタンが機能とともに表示される。
【0056】
図8は上記リモートコントローラ10のボタン配置例を示したもので、上記図7に示した表示画面上のボタン機能表示との関係を符号81〜87で対応付けて示している。例えば、図7に示す表示画面上於いて「左回転」の指示機能が割り付けられたリモートコントローラ10のボタン81を1回操作することにより、表示中の画像を90度左回転する回転指示コマンドがリモートコントローラ10からリモートコントローラインタフェース64に受け付けられCPU311に通知される。また「右回転」の指示機能が割り付けられたリモートコントローラ10のボタン82を1回操作することにより、表示中の画像を90度右回転する回転指示コマンドがリモートコントローラ10からリモートコントローラインタフェース64に受け付けられCPU311に通知される。また「左回転」若しくは「右回転」の指示機能が割り付けられたリモートコントローラ10のボタン81若しくは82を2回操作することにより、表示中の画像を180度回転(上下反転)する回転指示コマンドがリモートコントローラ10からリモートコントローラインタフェース64に受け付けられCPU311に通知される。
【0057】
ここで、上記図3乃至図8を参照して本発明の実施形態に於けるスライドショー再生処理動作を説明する。
【0058】
ワイヤレスAVステーション101のHDD51が保持しているスライドショー再生用画像をTV受像機102の表示画面上に表示する際、ユーザはリモートコントローラ10の所定のボタン操作でスライドショー再生画像を特定し、再生開始ボタン85を押下操作して、スライドショーの再生開始を指示する。この再生開始ボタン85を押下操作に伴う指示コマンドはリモートコントローラインタフェース64、EC/KBC63、バス20を介してCPU311に通知される。
【0059】
CPU311は上記指示コマンドを受けると、主メモリ313に格納されたスライドショー再生処理プログラムを起動し、図6に示すようなスライドショー再生処理を実行する。
【0060】
この再生処理では、先ず、HDD51より、再生するスライドショー再生用画像と、そのスライドショー再生用画像に対応する表示属性テーブル(TBL)を読出し、表示属性テーブル(TBL)を参照して(図6ステップS101)、その内容に従う画像処理を行い(図6ステップS102)、TV受像機102の表示画面にスライド画像を表示する(図6ステップS103)。この際、リモートコントローラ10から指示コマンドが送信されていなければ(図6ステップS104、およびステップS105が共にNo)、設定時間経過毎に、スライド画像を切り替える(図6ステップS107、S108)。
【0061】
上記スライド画像の表示中に、例えばリモートコントローラ10の一時停止ボタン86が押下操作されると、リモートコントローラ10から、一時停止指示コマンドが送信される。CPU311はこの指示コマンドを受けると、再び再生開始ボタン85が押下操作されるまでの間、画像表示時間(設定時間)を計時するカウンタの動作を停止する(図6ステップS106,S107)。
【0062】
また上記スライド画像の表示中に、リモートコントローラ10から回転指示コマンドが送信されると、このコマンド受信に伴い、現在表示中のスライド画像に対応する表示属性テーブル(TBL)に、上記回転指示コマンドの指示に従う回転角度を書き込み、テーブルを更新する(図6ステップS105)。更に、このテーブル更新に伴い、上記表示中のスライド画像を上記更新内容に従い回転処理して、その回転処理したスライド画像を表示する(図6ステップS101〜S103)。
【0063】
このようにして、リモートコントローラ10から回転指示を受けると、現在表示しているスライド画像(静止画像)に対応する表示属性テーブル(TBL)を更新して、そのテーブル更新に伴い、現在表示中のスライド画像をリアルタイムで回転処理し表示画面に表示する。これにより、スライドショー再生の際に、そのスライドショー再生を中断することなく、簡単な操作で容易に所望する任意のスライド表示対象画像を任意の角度で回転させることができる。また、その回転指示の内容が表示属性テーブル(TBL)に保持されているので、再度書き換えが行われるまで、その指示した回転角度でスライド再生が行われる。また、ここで表示属性テーブル(TBL)に設定したスライドショー再生用画像は、TV受像機102だけでなく、通信部41を介して、ノートブックタイプのパーソナルコンピュータ103,104、デスクトップタイプのパーソナルコンピュータ105等に配信でき、配信先のパーソナルコンピュータで上記同様のスライドショー再生を行うことができる。
【0064】
尚、上記した実施形態では、静止画像の表示属性として、横・縦変換等の回転のみをパラメータとした表示属性を例にとったが、例えば縦・横サイズ、コントラスト、色調、拡大倍率等、複数種の表示パラメータを設定して、これらの各パラメータを今回および次回のスライドショー再生に反映させることも可能である。
【0065】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、例えばスライドショー再生等の静止画表示機能をもつ情報処理装置に於いて、静止画の表示機能を拡充できるとともに操作性のよい再生画像の編集機能が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像表示装置の概要を説明するための機能構成図。
【図2】上記画像表示装置の概要を説明するための動作説明図。
【図3】本発明の実施形態に係るホームネットワークシステムの構成を示す図。
【図4】図3に示すホームネットワークシステムに設けられたサーバの構成を示すブロック図。
【図5】図3に示すホームネットワークシステムに設けられたサーバの構成を示すブロック図。
【図6】上記実施形態に於けるスライドショー再生処理プログラムの処理手順を示すフローチャート。
【図7】上記実施形態に於けるスライドショー再生時の表示画面構成例を示す図。
【図8】上記実施形態に於けるリモートコントローラ10のボタン配置例を示す図。
【符号の説明】
2…回転指示コマンド受付手段、3…表示属性テーブル更新手段、4…表示属性テーブル参照手段、5…画像処理手段、6…画像データファイル、7…画像表示手段、8…表示時間監視手段、9…表示画像更新手段、10…リモートコントローラ、11…TV放送受信アンテナ、12…インターネット、20…バス、21…チューナ/MPEG部、31…CPU部、41…通信部、51…HDD、63…EC/KBC、64…リモートコントローラインタフェース(リモコンI/F)、101…ワイヤレスAVステーション(サーバ)、102…TV(テレビジョン)受像機、103〜105…パーソナルコンピュータ、TBL…表示属性テーブル。
Claims (12)
- 画像の表示属性を設定する画像編集処理手段と、
前記画像を前記画像編集処理手段で設定された表示属性に従い表示する画像表示制御手段と
を具備したことを特徴とする画像表示装置。 - 前記画像表示制御手段は、複数の静止画像を一定時間毎に切り替えて表示する画像切替制御手段を具備する請求項1記載の画像表示装置。
- 前記画像の表示属性には、画像の回転パラメータを含む請求項1記載の画像表示装置。
- 前記画像編集処理手段は、前記画像表示制御手段により表示された画像について表示属性を設定し、その設定した表示属性を前記表示中の画像に反映する請求項1記載の画像表示装置。
- コンテンツデータをネットワークを介してクライアントに配信するコンテンツ配信手段を更に具備し、クライアントに配信する画像について前記表示属性を付加して配信することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 前記画像表示制御手段により表示された画像に対して回転を指示する操作入力手段をさらに具備し、
前記画像編集処理手段は、前記操作入力手段から指示された回転情報を前記表示画像の表示属性として設定する請求項1記載の画像処理装置。 - 前記操作入力手段は、回転指示ボタンを具備したリモートコントローラと、前記リモートコントローラの送信信号を受信し当該受信信号に従う指示コマンドを発行するリモートコントローラインタフェースとを具備する請求項6記載の画像表示装置。
- 前記リモートコントローラインタフェースは、前記リモートコントローラに設けられた回転指示ボタンの操作回数と、設定した単位回転角度とをもとに、回転角度を指定した指示コマンドを発行して回転指示を行う請求項7記載の画像処理装置。
- 前記リモートコントローラで指示可能なボタン操作のガイド情報を前記画像表示制御手段が表示する画像とともに表示する表示制御手段を具備した請求項7記載の画像処理装置。
- 画像の表示属性を設定するステップと、前記設定された表示属性に従う画像を表示するステップとを具備したことを特徴とする画像表示方法。
- 前記画像を表示するステップは、
複数の静止画像を一定時間毎に切り替えて表示する画像表示ステップと、
前記画像表示ステップにより表示中の画像について、前記画像の表示属性を設定するステップで設定された表示属性を受け付ける操作入力ステップと、
前記操作入力ステップで受け付けた表示属性に画像を回転するパラメータが含まれるとき、当該パラメータに従い前記表示中の画像を回転処理する画像処理ステップとを含み、
前記画像表示ステップは前記画像処理ステップで回転処理した画像を含んで複数の画像を一定時間毎に切り替えて表示することを特徴とする請求項10記載の画像表示方法。 - 画像の表示属性を設定するステップは、
回転指示ボタンを具備したワイヤレスリモートコントローラから送信された回転指示を受信するステップと、
前記画像を表示するステップで表示されている画像に、前記受信した回転指示に従うパラメータをもつ表示属性を設定するステップとを含む請求項10記載の画像表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003008148A JP2004219811A (ja) | 2003-01-16 | 2003-01-16 | 画像表示装置および画像表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003008148A JP2004219811A (ja) | 2003-01-16 | 2003-01-16 | 画像表示装置および画像表示方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004219811A true JP2004219811A (ja) | 2004-08-05 |
Family
ID=32898034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003008148A Pending JP2004219811A (ja) | 2003-01-16 | 2003-01-16 | 画像表示装置および画像表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004219811A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010104060A (ja) * | 2010-02-05 | 2010-05-06 | Fujifilm Corp | 電子アルバム表示システム、電子アルバム表示方法、及び電子アルバム表示プログラム |
-
2003
- 2003-01-16 JP JP2003008148A patent/JP2004219811A/ja active Pending
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